小説家・角田光代さんのエッセイ『恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。』には、女子の恋愛タイプは大きく分類すると“狩猟型”と“農耕型”の2種類に分けられるというエピソードが登場します。
狩猟型はその名の通りハンターみたいに好きな人にガンガン、アプローチしていくタイプ。一方、農耕型は好きな人から告白してもらえるように、せっせと土を耕して種をまき、水をやりながらチャンスが来るのを待つタイプ。
角田さんご自身は農耕型で「絶対に自分からは告白しない」「相手の話をよく聞く。すごいとほめつつ好みを分析する」「自分にも共通の趣味があるとあくまでさりげなく強調する」など、じわじわ攻める系のテクニックをいくつも持っているのだとか。
いかにも遊んでそう、という恋多き女のイメージからはほど遠いふんわりした雰囲気ながら、結婚前はほとんど彼氏が途切れたことがなかったと語る“彼氏体質”(恋愛体質ではなく)の彼女。さすがです。
対する狩猟型はどんな行動に出るかというと、後先考えずとにかく攻めていくと言います。しかも、知り合って間もない頃でも「この人!」と思ったら突き進んじゃうものだから、成功率はあまり高くないのだそう。