2017年11月27日 19:00|ウーマンエキサイト

「結婚制度に反対」の彼。どうすれば“家族”になれる?

「結婚の事で折り合いがつかない」という内容の投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際3年の外国人の彼がいる、欧州在住のトピ主さん。お互いにアラサーで、近い将来子どもを持つことも望んでいるため、将来について話し合っているそうですが、意見が折り合いません。

「家族になる=結婚」と考えるトピ主さんに対し、彼は「紙の契約は必要ない」という考え。国による価値観の違いは承知の上で、「心の持ち方をどのように変えれば、わたしも彼も納得のいく『家族のかたち』が見えてくるのでしょうか」と問いかけています。

目次

・結婚の有無によって、待遇の差はない国にいるけれど…
・「平行線の話し合い」になる理由
・「離れられない二人」なら、いずれ答えが出るはず

「結婚制度に反対」の彼。どうすれば“家族”になれる?

©saladorec - stock.adobe.com


結婚の有無によって、待遇の差はない国にいるけれど…

現在2人が住んでいるのは、多様な恋愛・家族のかたちが受け入れられている国だとか。婚姻関係の有無に関わらず、子どもが差別を受けたり、受けられるサポートに違いが生じたり、ということは一切ないそうです。

その上で、やはり「法律結婚」を希望する理由として、「自分の親を安心させたい」「どちらの国に住むことになっても等しいサポートを受けたい」「結婚を通して家族になることを実感した上で、母親になる心の準備をしたい」などという理由をトピ主さんは挙げています。

一方の彼は、「家族=愛でつながっているもの」という考えで、「紙の契約でつながる関係になりたくない」「自分の中で結婚に対してもっとポジティブな考え方ができない限り、今はしたくない」と述べている――。

日本でも、最近は「事実婚」を選択するカップルがいたり、「非婚派」「嫌婚派」が増えていたりと、多様な価値観が広がってきています。決して国際結婚だけに限らない問題だと思いますので、一緒に考えていきましょう。

「平行線の話し合い」になる理由

平行線の話し合いに疲れてしまった……とのことですが、「平行線」というのは、お互いに自分の主張を曲げる気がないときに起こる現象です。片方が100%折れて相手側に合わせるか、もしくは、双方が相手側の意見に多少でも寄り添おうとしなければ、平行線は続くでしょう。

相手をより深く理解することで、折り合えるポイントが見えてくる場合もありますので、まずは「なぜそう考えるに至ったか」という理由を、お互いに話し合ってみてはいかがでしょうか。彼はどうして、愛のつながりだけで十分だと思うのか。しっかり理由を聞いてみましょう。

同様に、トピ主さんのほうも、「紙の契約」が重要だと思うのはなぜなのか。なぜ、出産前に絶対に結婚をしたいのかなどについて、きちんと伝える。お互いに愛する相手ですし、理由を深く聞いていけば、「そうだったのか」と理解できる部分もあり、「まあ、そういう考え方もあるのかもしれないな」くらいには納得できる部分が出てくる可能性もあるでしょう。

話し合いで重要なのは、「他人を理由にしないこと」。「親が結婚してと言っているから」「日本はそういうものだから」といった自分以外の根拠を理由にしていると、説得はうまくいきにくいです。

また、「心の奥にある感情や本音をきちんと伝えること」も肝心です。子どもができた後で逃げられるのではと心配しているわけではない……といった記述もありますが、トピ主さんはなぜ、「法律結婚をしないと、安心して子どもを産めない」と思ってしまうのでしょうか。推測ですが、やはり「不確かな関係のままでは先々不安だから」といった理由があるからではないでしょうか。言いにくいことでも、本音はきちんと伝えたほうが、相手の心も動かしやすいと思います。

「離れられない二人」なら、いずれ答えが出るはず

それでも、どうにも折り合わない場合はどうするか。彼と別れて、結婚を望んでいる別の相手を探す。彼と一緒にいても、「法律結婚をするまで子どもは持たない」と決める。子どもを産んだら法律結婚をすると約束する。法律結婚と事実婚の中間の制度(フランスの『PACS』など)を利用する……などが考えられます。

ただ、どんなに頭で考えても、男女の関係は測りきれない展開になることもしばしばです。感情が大きく動く出来事が起きて、急に180度意見が変わる……なんてことだってお互いにありえるでしょう。

そう考えれば、結局のところは「彼と一緒の人生を歩いていきたいのかどうか」という、この1点に帰結するような気もします。お互いに多少は譲歩しなければならない点があっても、他に代わりのない、掛け替えのない存在だと思えているのかどうか――。この点について双方の結論が出てくれば、二人なりの”家族の形”は自ずとできてくるようにも思います。

双方がそう決意しているならば、紙を提出しようとしまいと、一緒に人生を歩んでいくことになるでしょう。逆に、片方もしくは双方が「自分が思い描く関係性を、人生でどうしても叶えたい」と思うならば、今の相手にこだわる必要はない、ということになるでしょう。

しばらく少し離れて過ごし、それぞれに自分の心を見つめ直してみてはいかがでしょうか。その上で、「どうしても相手と一緒にいたい!」とお互いが確信できれば、一緒にいるための方法は、自然な流れのなかで、二人で決めていけると思います。
(外山ゆひら)

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