源氏と出会う前、六条御息所は東宮妃(皇太子の妻)でした。
その経歴から、ただ"頭がいい"だけではなく教養、詩や音楽のセンス、そして男性を楽しませるトーク術にも長けていたことが想像できます。
物語や詩について語り合ったり、共に音楽を奏でたり。
そんな、若い姫君には真似できない平安時代流"大人のデート"で六条御息所は源氏を虜にしたのです。
デキる男を楽しませる、六条御息所的"知的な女"とは
【源氏物語に学ぶ愛され力④見守る女〜紫の上〜】でも書いたように、源氏はただイケメンなだけではありません。
聡明で、さらには様々な才能に満ち溢れた"デキる男"です。
そんな彼を容姿やセックス以外でも虜にした六条御息所。
彼女は源氏だけでなく、東宮からも寵愛されていました。
2人の"デキる男"を虜にした彼女の"知的さ"。
それに欠かせないものは"教養"、そして"トーク術"です。どんなに美しい女性でも、会話のキャッチボールが出来なければすぐに飽きられてしまいます。
話していて楽しい、また会いたいと思わせるには相手の話をちゃんと理解し、それに反応出来なくてはなりません。
これは現代のハイスペック男性にも同じことが言えます。