2018年9月7日 21:30
【男から見た結婚のリアル】第26回 この人と結婚してよかったと心底思えた時
多くの人って、大人になったら「それはなぜなのだろう」という疑問を持たなくなるのか、持ったとしてもそういう疑問を上手に忘れてしまえるのか、僕から見たら「うまくオトナをしているように」見えます。
たとえば誕生日のお祝いについて。この歳になると、みんなそれなりにお金を持つようになるのか、高価なレストランでシャンパンを開けたり、どこかに旅行に行ったりしている写真がインスタに踊っているじゃないですか。それがいけないとかそういうことではなくて、それはそれでいいのだけれど、ぼくは心のどこかで「それは誕生を祝うことのほんの一部であって、根本的にはなにかもっと別のことをやる日が誕生日だろう」と常々思ってきました。
誕生日って「この世に生まれてきてくれてありがとう」と「1年無事に生きてこられておめでとう」の日だと僕は思っています。したがって誕生の根源を考慮したことをすべきだと思っていて、ではそれは具体的にはなにをすることなのだろう?と、ずっと考えていたのでした。
いや、今やっと、そういうことを考えてきたというのを言葉にできたのであって、それまでは漠然と「なぜ誕生日をことさら豪勢にお祝いをしなくちゃならないのだろう」