そして、こうも思いました。
「どうしてこんな嘘をつかなきゃいけないんだろう」って。私だってそんな嘘、つきたくなかったんですよね。
■抜け目のない網になってない?
中国のことわざに、「人々の生活を苦しくしておきながら、生活苦から盗みを働いた人を罰するのは、あらかじめ網を張っておくようなものだ」みたいなものがあるのですが、あなたがもしも恋人に嘘をついてしまったことがあるのなら、この言葉がしっくりくるように感じるかもしれません。
初めから守れっこない束縛や、理不尽なルール。
例えば彼が元カノと内緒で連絡をしたとき、それは実は本当の事務連絡だったのかもしれません。いくら「何があっても返信しないで」と言われてても、実際例えば「あれ返してもらっていい?」「久しぶり。元気?」とか連絡が来たら、よほど別れ際に嫌な思いをしたのでない限りは、さすがに完ムシというのはできないというのが人情かもしれません。
また、飲み会でも、LINEでも、なんでも、「『嘘つかないで』って、正直に話したらどうせダメって言うから嘘付くしかなかったんじゃん」ということもあるのかもしれません。また単純に「本当に何もないからこそ、心配させないようにあえて言わない」