2018年8月2日 21:00
彼にたくさん愛してほしいなら、愛してほしいと思ってはならない
と感じているのなら、その”与えているもの”の正体は「愛」ではなく、ただの「好意」です。
■好意は返ってくることがあるが、愛は返ってくるものではない
人間には「好意の返報性」という法則が働くので、与えられた好意には(それが純粋な気持ちから来ていない見せかけの好意であっても)返さなきゃという心理が働きます。
実際に、経験上「与えれば返ってくる」と思っている人も多いと思います。(例えばバレンタインデーのチョコに対するホワイトデーのお返しとか)
しかしその法則は「愛」には通用しません。なぜなら「愛」は、与えた側にも“与えた”という認識がないので、与えられた側も“与えられた”と気づかないために、返しようがないのです。
ですから、冒頭の彼女のように「返ってくることを期待している」時点で、本当に愛し合うことなんてできないのです。
もちろん、あとあとになって「あの時あの人がしてくれたことは愛ゆえのものだった」と気づくことはありますが、本人にそれを伝えても「そんなことしたっけ?」と覚えていないことがほとんどです。
■ただし、見返りを求める努力は悪いものではない
周囲から「愛し合っている」と思われている行為は、本人たちからすれば「愛?そんなこと考えたことない。