2018年8月31日 14:00
「ありのまま自分を愛してほしい」というワガママ【トイアンナのしくじり恋愛】
こんにちは、トイアンナです。「ありのままの自分を愛してもらえる」という言葉の美しさ、素敵ですよね。私の嫌なところもひっくるめて愛してね、私も愛するからという取引は一見正当に見えますよね。
けれど「ありのままの自分を愛してよ」がすさまじいワガママであることを今、ひしひしと痛感しています。というのも私、いま2日間も風呂に入れておりません。仕事のスケジュールが急遽前倒しとなり、朝4時42分に原稿を書いています。肌はボロボロ、髪はバサバサ。この状態の自分を愛してくれだなんて、とてもじゃないけど言えません。
■愛は、ナマモノの自分をさらすことじゃない
「ありのままの自分」というのは、えげつないものです。風呂に入れない日もあれば、機嫌が悪すぎて当たり散らしてしまう日もあります。
若かりし頃に想像していた「ありのまま」は、せいぜい美しくない自分のことでした。まさか風呂に入れないという意味で物理的に汚い自分だとか、ストレスが溜まりすぎてカラオケで倒れるまで歌っている自分が生まれるなんて、思ってもみませんでした。
でも、10代の頃はそんな自分まで愛されたいと願ってしまった。とんでもないワガママでした。