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0歳から活躍上の子のときから愛用Chereine(シェレーヌ)のマザーズバッグ出産前からマザーズバッグを探すママも多いのでは?出産してもおしゃれは楽しみたいですもんね!それに、機能性だって同じくらい大事。思っていた感じと違うとならないためにも、ぜひ先輩ママの声を参考にしてもらいたいところ。一世を風靡した元JAMのメンバーで2児のママである亜美さんのセンス&シビアな視点の両方を満足させたChereineのマザーズバッグは要チェックです。《 紹介者 》FROM FIRST Museeプロデューサー春名亜美さん読者モデルユニット「JAM」の元メンバーで、現在はアパレルブランド「FROM FIRST Musée」のプロデューサーやママモデルとして活躍。プライベートでは4歳と1歳の男の子のママ。読者モデル時代から支持されるセンスの良さはそのままに、リアルなママ目線も加わったライフスタイルブログ(やインスタグラム(@amiharunaami)が人気です。]バッグの中で物が迷子!?上の子の妊娠がわかったとき、最初は闇雲に当時流行っていたブランドの大きめバッグを買ったんです。でも、実際に使い始めたら、使いづらくて。大失敗でした。使ってみてはじめて、どんな機能が欲しいかが明確にわかってきました。子どもが小さいうちは、とにかく荷物が多くなりますよね。それをただバッグに詰め込むと、バッグの中で物が迷子になるんです(笑)。パッと出したいのに出せない。それってかなりのストレスで。そこで、仕切りのあるマザーズバッグを探し、たどり着いたのがChereineのトートバッグでした。9個もあるポケットで整理整頓ミルクにおもちゃ、お菓子、オムツ、着替え……。9ポケット&ビッグポーチも付いていて、すべてがスッキリ仕分けできて、バッグの中の迷子問題も解決します。そして、ショルダーストラップ付きで斜め掛けができることも、このバッグを選んだ理由のひとつ。出産前までは、バッグで片手がふさがることなんて何とも思わなかったのですが、ママになってみて片手がふさがることがどれだけ困るか痛感しました。もういくつ手があっても足りない!みたいな状況になることが多々あるんです(笑)。そんなとき両手をしっかり使えたらという思いから、ショルダーストラップは私の中でマストな条件でした。パパも使えるデザインがおすすめデザインも大事だなと思います。マザーズバッグと呼ばれることが多いけど、我が家はパパがバッグを持つことも多くて。このキャンバストートなら、ユニセックスで使えてイマっぽいコーデにもしっくり馴染みます。留め具のところがレザー調になっているのも、さりげなくおしゃれで気に入っています。上の子のときからこのバッグを使っていますが、下の子が大きくなって荷物が減ったとしても、1泊2日程度の旅行なら使えるので、コスパもかなりいいなと思います。Text:Kyoko Isobe
2019年02月21日さて前回はアーユルヴェーダについてざっくりとお話ししましたが、今日は大切な次のステップ。「自分の体質を知ろう」ということ。同じものを、同じ空間で食べているのに、なぜかひとりだけ太ったり、肌荒れを起こしたり……。忘れてしまいがちですが、人はみんな、体質が違うからなのです。風・火・水。どのドーシャが強いかで、体質は決まる。アーユルヴェーダでは、風、火、水の3つの生命エネルギーのバランスでその人の体質が決まる、と考えます。このそれぞれの生命エネルギーのことをドーシャと呼びます。このドーシャバランスはそれぞれ皆違い、状況や季節などで大きく変わるのもよくあること。あなたのいまのドーシャバランスはどうですか?身体の見た目だけでなく、性格もあわせてチェックするのがドーシャなんです。自分のドーシャを調べてみましょう。さあ、चलो जाओ !!(ヒンドゥー語でレッツゴー的な意味らしいです)ドーシャバランス表数が多いところが、その方のドーシャ、ということになります。それではそれぞれの特徴をさらに詳しく説明しますね。ヴァータ(風のエネルギー)が強いあなたの特徴風のように機敏で快活移り気で中性的なナチュラルタイプ《 特徴 》好奇心に満ち、頭の回転が早く話題も豊富な社交家です。流行にも敏感、じっとしているのが苦手でそわそわした動作がクセの人も。歯並びが悪く肌や髪が乾燥しがち。突発的に不安になり緊張しやすいタイプ。〈 外見 〉高/低身長、痩せ型、乾燥肌/髪、鷲鼻、歯並びが悪い目は細めか小さめ、よく動く。爪ひび割れしやすい。〈 性格 〉想像力豊か、束縛嫌い、衝動買いが多い、トレンド好き、おしゃべり、行動力あり、そそっかしく忘れっぽい。〈 体質 〉寒さに弱く冷え性。食が細く不安定。精神状態によって食事を抜いたり、どか食いしたりする。睡眠は浅く、寝付きが悪い。音に敏感。怪我をしても治りが早い。《 トラブル傾向 》冷え性、頭痛、髪の傷み、抜け毛、耳鳴り、貧血、首・肩こり、便秘、不眠、関節痛、ネガティブ、疲れが取れない、神経疾患(脳卒中、パーキンソン病など)、循環器疾患(狭心症、高血圧、心筋梗塞)頑張りすぎてストレスを受けやすい。物忘れが多くあちこちにカラダをぶつけることも。《 対策 》凧の糸を手繰り寄せるように、安定を目指し、落ち着いて、ゆっくり温めることを意識しましょう。〈 おすすめの食べ物 〉甘いもの、酸っぱいもの、塩味のあるもの。ヴァータの特徴である軽く冷たいものは避けましょう。スープやシチューなど暖かく栄養たっぷりな料理がおすすめです。ナッツやオイルは良質なものをたっぷり食べて、消化力が弱いので生野菜は控えめに。スパイスもたっぷり使って、消化力アップや基礎体温上昇を目指しましょう。〈 おすすめの行動 〉規則正しい生活:生活リズムが狂うとヴァータは乱れやすくなります。いつもと同じ時間に起きて、食べるようにしましょう。〈 オイルマッサージ 〉特に温性の効果が高いごま油でのマッサージがおすすめです。リラックスし、体をいたわり、温めましょう。ピッタ(火のエネルギー)が強いあなたの特徴中肉中背で容姿端麗美意識高いゴージャス派《 特徴 》鋭い眼光で批判的。相手を打ち負かす強烈さ、優れた知性と行動力で自己実現が高いリーダー気質。頼ってくる人の面倒はとことん見るアネゴ肌。外見中肉中背、スタイルが良く関節が柔らかい。肌はキメが細かく、脂性肌の傾向。日焼けをしやすい。髪質は柔らかく細い。若ハゲ、若白髪傾向。均衡が取れた顔、鋭い目つき、ピンクの爪体質暑がり、丈夫。喉が渇きやすく、食欲旺盛。熟睡しやすく短時間睡眠。カラフルな夢。そばかす、ほくろ、ニキビ傾向。軟便気味。視覚が敏感性格リーダー気質で野心家。集中力、知性、勇気。自信家。情熱的で、機転が利く。優れた記憶力。競争を好む。完全主義、毒舌、皮肉家、高級品好む《 トラブル傾向 》口内炎、肌荒れ、湿疹、目の充血、痔など、体内に熱がたまり、血の熱が上がることで起きるトラブルが多いです。発熱や炎症、顔の部分的な赤み。下痢、多汗、胃痛、胸焼け。白髪、肝疾患、胃潰瘍、アルコール中毒、皮膚病。胃・十二指腸潰瘍、肝・胆・脾疾患、心筋梗塞精神的にはイライラ、批判的、怒り。傲慢になりやすいタイプ。満足できない、楽しくない。見栄っ張り、人の遅れが我慢できない。《 対策 》暑がりで汗っかき、熱がこもりがちなのでクールダウンを心がけましょう。頑張りすぎず、休むことを覚えるのも大切です。〈 おすすめの食べ物 〉甘いもの、苦いもの、渋いもの(もちろん分相応に)ピッタの特徴である熱々もの、刺激のあるもの、酸っぱいものは避けましょう。アルコールもピッタを上げてしまうので気をつけて。体に良いと言われているヨーグルトやお酢も、ピッタの人は少なめに。肌荒れの原因もこのピッタのせいなので、避けたほうがいいです。ニンニクやネギなど辛み、刺激のある野菜は避けて、ウリやゴーヤ、キャベツなど苦味、渋み、甘みのあるものをたくさん食べるようにしましょう。スパイスも体内の熱を高めるので、ニンニクや生姜は控えめに。クールダウンしてくれるミントやバジル、コリアンダーなどがオススメです。〈 おすすめの行動 〉適度な休息頑張りすぎてしまうのがピッタの特徴。明日やるべきことも今日中に終わらせようとしたり。きちんと休息をとって、一息つく習慣を持ちましょう。刺激のない生活:食べ物はもちろん、ホラー、戦争映画やディベート討論、スポーツ観戦など興奮するものは控えましょう。運動何かに挑戦するのが好きなピッタは、達成感のあるスポーツがおすすめ。人とすぐに競争したくなるので、一人で行う山登りやジョギング、水泳などがぴったりです。カパ(水のエネルギー)が強いあなたの特徴色白でふっくらとしたベビーフェイス。愛情豊かで安定的《 特徴 》行動も話し方もゆっくりで、愛情深いひと。争いを嫌うあまりに我慢してしまい、肉体的にも精神的にも、色々と溜め込んでしまうのも特長です。放っておくとすぐに停滞してしまい、動くことを嫌がり、変化を受け入れられないようになってしまいます。外見体格がいい、肌が厚く、ふくよか。がっしりとした骨格、色白。髪は太く多く、しっとり。大きな口、ふっくらした唇、睫毛が長く丸顔。大きな瞳。歯は大きく整っている。体質体力があり、湿気に弱い。食欲安定。ゆっくりとした食べ方。長く深い睡眠。寝起きが悪く、一日眠いことも。体重が増えやすく、脈はゆっくりで規則的。性格安定、思いやり、のんびり、忍耐。動作や話し方もゆっくり。新しいものや挑戦より現状のままを好む。覚えるのに時間がかかるが忘れない。愛情深く献身的、寛大さと穏やかさあり。情に弱く争いごとを避ける。《 トラブル傾向 》冷え、だるさ、眠さ。食欲減退。太る、むくむ。鼻炎、気管支疾患、糖尿病、引きこもり、ウツ、痰が多い、鼻水・鼻づまり、気管支疾患、喘息、鼻炎、糖尿病、関節炎、腫瘤性疾患精神的には執着心、頑固、貪欲、大雑把。収集癖が強くものが捨てられない。変化を嫌いチャレンジしようとなかなか思えない、など。《 対処法 》執着せず、留まらず、心身ともに刺激のある日々を心がけましょう。鼻うがいや乾布摩擦、いつもと違う道を歩くなど外的にも内的にも常に刺激を与え、同じところに留まらないよう心がけましょう。〈 おすすめの食べ物 〉辛いもの、苦いもの、渋いものカパの特徴である冷たいもの、重いものは避けましょう。甘いもの、揚げ物、ヨーグルトなどの乳製品は少なめに。食べ過ぎや食後の昼寝も、カパには大敵です。苦味と辛味のある野菜がおすすめです。ナス、アーティチョーク、アスパラガス、ビートの葉、苦瓜、ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、人参、カリフラワー、セロリ、コリアンダー、大根、ピーマン、などをなるべく火を通して。スパイスを効かせたグリルサラダが特におすすめ。乳製品や肉は消化が遅くなりがちなので、少量を少しずつ。ナッツも控えめに。刺激をくれるスパイスはたっぷりと。特にジンジャー、唐辛子、コリアンダーがおすすめ。〈 おすすめの行動 〉6時までの起床一日の中にもドーシャがあると言われています。朝の6時から10時までは、カパの時間。6時以降に目覚めると一日だるくなりがちです。睡眠時間も6時間程度と短めでも大丈夫。早起きを心がけましょう。軽めの食事カパの場合は朝食は抜いても構いません。多めに摂るなら昼に。夜もなるべく早い時間に、軽めを心がけましょう。刺激を与える朝日を浴びながらのランニング、乾布摩擦、鼻うがいなど。激しめの運動もおすすめです。そしてなるべく冷やさないように心がけましょう。いかがでしたか?これこれ、ワタシ!と思った方も多いのではないでしょうか。そして、人はこの3つのドーシャがいくつか混じりあっているのが普通。「ピッタとカパ、同じくらい特徴あるんでるけど!」という人は、自分のいまの悩みを見つめてみましょう。もし胃痛や肌荒れに悩んでいるのなら、今ピッタが強めになっているということ。便秘や冷えが気になるのなら、カパが強めに出ている証拠。抑えるためには、それぞれの特徴の逆のことをすればいいのです。気になるドーシャを抑えて、トラブル知らずに!例えばピッタは火のエネルギー。文字通り、熱くイライラ、キリキリしてしまうのが特徴です。それを抑えるためには、冷やしてリラックスすること。対処法のようにクールダウンさせてくれる食材を選ぶ、熱を冷ましてくれるココナツオイルでマッサージする、など、生活のなかでちょっとした工夫をするだけで、カラダはすぐに反応します。このドーシャの特徴を覚えれば、(風は風らしい特徴なので、意外と簡単に覚えられますよ)あ!あの人細くて歯並び悪くて言うことがいつも変わるのは、ヴァータだからだったんだ!といった人間関係にも大きく役立ちます。しょうがないですよね、その人が持ったドーシャなのですから。ヴァータの人には、ナッツでもあげてみましょう。自分を見つめて、ついでに人も見つめて、許しながらケアしていく。そんなアーユルヴェーダはとっても理論的。異国のおまじないではなく、現在の私たちにこそ役立つ知恵が満載です。次回は、この季節の悩み、花粉症のアーユルヴェーダ解決法をお伝えします!PROFILEARYURVIST ライフスタイルアドバイザー三野村なつめコピーライターとして数々のCM企画・制作に携わる一方でアーユルヴェーダと出会う。その奥深さと実践するとどんどん体調が良くなるところ(ここが大事)にハマり、南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「AYURIVST」やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。
2019年02月16日今回は、コスパ最強ブランドGUからお出かけにぴったりなガールズコーデをご紹介します。セットアップやワンピースで簡単にできちゃうコーデなので、何かとバタバタする朝のストレスを解消できるところも嬉しいですね!GIRLクルーネックニットカーデ NAVY ¥1,490+税 (※一部店舗のみ販売)/GIRLSジャンパースカートCL PINK ¥2,990+税(※一部店舗のみ販売)清楚なワンピースに薄手のカーディガンを羽織っていい子ちゃん風スタイルに。定番ワンツーコーデは素材選びで差をつけるのが鉄則です。ワンピースの生地は厚手でしっかりとしているので、フォーマルな場面でも使えそう!GIRLブラウス WHITE ¥1,490+税 (※一部店舗のみ販売)/GIRLSトレンチスカート BEIGE ¥1,490+税顔映え白ブラウスを落ち着いたブラウン系スカートに合わせて清楚系お出かけコーデの出来上がり。ウエストのリボンとボタンが印象的なトレンチ風のスカートがおしゃ見えポイント◎GIRLキャスケット BEIGE ¥990+税 /GIRLS裏起毛リップルボーダープルオーバー(長袖) GREEN ¥1,490+税/GIRLS裏起毛リップルボーダースカート GREEN ¥1,290+税淡いグリーンのワントーンコーデで爽やかに。セットアップは自然と統一感が出て、大人っぽいスタイルになります。コーデを考えなくてもOKなので1着持っておくと便利ですね。スウェット生地は伸縮性もバッチリなので、長時間でも楽に着ていられます。GIRLストライプキャミセットT(長袖) NAVY ¥1,490+税 /GIRLレースショートパンツ NAVY ¥1,290+税全体を紺色にまとめて、すっきりと引き締まった印象に。レイヤード風のトップスは、着るだけでウエストマークができてスタイルアップも叶っちゃいます。ショートパンツはフリル生地になっていて、トップスと素材違いなのがイマドキ♡Composition:Kana MatsumotoPhoto:Makoto MutoDesign:Hisako Ninomiya
2019年02月15日エッセイストのしまおまほさんが、今を生きるバラエティに富んだ子どもたちに出会い、話を聞き、限られた時間で彼らの本音を引っ張り出す。コドモ連載の第20回が始まります~。第20回ハジメくん(9歳)駅から待ち合わせのカフェまで歩いていると、わたしの横を自転車で走る親子が通り過ぎました。お母さんの自転車の後ろに乗っている男の子は真新しいオモチャを大事そうに抱えていました。「さては、サンタさんからのプレゼントだな」この日はクリスマスの翌日。プレゼントと片時も離れたくない!そんな様子でオモチャを抱えている子どもを何人か見かけました。カフェにつくと、自転車の後ろに乗っていたさっきの男の子が奥のテーブルで遊んでいます。インタビューするハジメくん(9)の弟のヒフミくん(5)でした。ハジメくんはお母さんとヒフミくんの後ろを走っていた自転車の男の子でした。手元にはやはりオモチャが。サンタさんからのプレゼント。まほ:それ、サンタさんから?ハジメ:うん。まほ:やっぱり。それは「スプラトゥーン」……かな?ハジメ:そう。まほ:ヒフミくんの銃みたいなオモチャは?ヒフミ「ルパンレンジャー」。まほ:あー、なんか知ってる。ウチの3歳8ヵ月の息子も、「ルパンレンジャー」をどこかで覚えてきました。同時に「パトレンジャー」とも言っていて、そういう番組が2つあるのかな?と思っていたら、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」って番組なんですね。日曜の朝に早く起きたためしがないので、一度も観たことはありませんが……。まほ:25日って火曜日だったよね?朝、お家に届いてたプレゼント……中身を見てから学校行ったの?ハジメ:ううん。母:「帰ってからじゃないとダメだよ」って言われてね。まほ:ガマンしたんだ。ハジメ:(うなずく)まほ:じゃあ、家にすぐ帰ったでしょ。ハジメ:ううん。遅かった。母:遅かったね。まほ:えーそうなんだ。わたしだったら一目散に家に帰るけどなあ。母:家と学校が5分の距離なんですけど、いつも30分以上かけて帰ってきてて。まほ:プレゼント忘れてたの?ハジメ:忘れてない。母:昨日は終業式だったからね。まほ:なるほどね。終業式の日って、友だちと別れがたかったりするもんね。荷物いっぱい抱えて帰った?ハジメ:金曜までに持って帰った。まほ:ヒフミくんは?保育園?幼稚園?行ったのかな。ヒフミ:ようちえん、ふゆやしゅみ。まほ:あ、じゃあヒフミくんはプレゼントの開封をガマンせずにすんだんだ。ちなみに。ウチのサンタは24日、振替休日の月曜日の朝にやってきました。保育園児は平日の朝に届いたプレゼントを帰るまでガマンするなんて、絶対できないですからね〜。サンタって気が利きますねえ。まほ:で、もらったのがスプラトゥーンのフィギュアなんだ。母:これをかざすと……。まほ:かざす?何を?母:「NintendoSwitch」(以下、Switch)のコントローラにかざすと、このキャラがゲームの中に出てくるんだよね?ハジメ:うん。まほ:うそ〜。そんな機能があるんだー。フィギュアをもらったのかと思ってた。好きなゲームのフィギュア集めてるなんて、9歳なのにずいぶん落ち着いた趣味だなと……。この子はなんて名前なの?ハジメ:「amiibo(アミーボ)」。まほ:アミーゴってキャラなんだー。ハジメ:ボ!アミーボ!まほ:アミー坊か〜。ハジメくんの家ではクリスマスの何日か前から窓際にサンタさん宛の手紙を置くことになっているそうです。いつの間にかその手紙はなくなり、クリスマスには手紙に書いたプレゼントが届くんだとか。大好きなゲームの時間のためにしていること。まほ:ゲームをする時間って決まってるの?ハジメ:本を……読んだ時間。まほ:へえ!自己申告?母:そうなんです。まほ:それが本当かどうかって……。ヒフミ:ねえ〜、ねえ〜。母:まあ、そこは追及しないことにしてます。まほ:どう?ハジメくん、ちゃんと読んでる?ハジメ:……。母:一応、そのルールには従ってる……よね?ハジメ:うん。でも……たまに、守らないことも少し、ある。ヒフミ:ふにゃ〜。まほ:ゲームするために本読んでるって感じ?ハジメ:(うなずく)母:最近は、「ゲームしたい!でも本読みたくない〜」って悶えてます。ヒフミ:ねえ〜。いつ終わる?ハジメ:でもさあ、計算ドリルやったりしてんじゃん!まほ:計算ドリルでも加算されるの?ハジメ:1枚15分。母:あまりにも、「読みたくない」って言うから……。まほ:ルールを設定する親も、大変だ〜。お察しします。ゲームは何が好き?ハジメ:最近は、「スマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ)」やってる!ヒフミ:カービィちゅかってる!グズってたヒフミくんが、急に元気になりました。ハジメくんも表情がパァっと明るくなり、声も大きくなっています。ヒフミ:カービィちゅよいよ。ピカチュウもちゅかってる!まほ:ゲーム、好きなんだね〜。母:お父さんが好きなのよね。Switchが発売になった時も、何度も抽選に外れて……。ハジメ:お父さんとふたりで並んで、ハーちゃんが当てたんだよ。全部で20個あって、11番で当てたの。く じ引きで。母:ヨドバシに朝から並んでね……。まほ:なになに?抽選で当たったの?ハジメ:違う。買えたの。まほ:ああ、買う権利を抽選で得たのか。ヒフミ:ハーちゃんが当てたの!まほ:20個Switchがあって、11番を引いて当てたってこと?ハジメ:違う。20個あってー、11個めで買えたの。まほ:20個あるSwitchのうち、11番目に当たったのかなあ。ハジメ:うーん。まほ:違う?ハジメ:うーん。まほ:なんか違いそうだね。母:残り11個の時に買えたってこと?ハジメ:ああ、そう。それ。まほ:やっと答えにたどり着いた!Switch買えて、嬉しかった?ハジメ:うん!うれしかったー(ウットリ)。まほ:誰が一番最初にやったのかな?ハジメ:お父さん。まほ:友だち、羨ましがったでしょ。ハジメ:え、お母さんがいっぱい家にくるから言ったらダメって。まほ:内緒にしてたの?ハジメ:うん。まほ:え〜、自慢したくならなかった?ハジメ:うーん、言わなかった。でも、ひとりだけに言ったけど。まほ:羨ましがられなかった?ハジメ:だいじょぶだった。お母さんさあ、大げさなんだもん〜。ヒフミ:ふぇ〜まだ〜?まほ:最初にやったゲームは?ハジメ:DS。まほ:何歳の時?ハジメ:小1になるまでゲームはダメって言われててー、7歳の誕生日に買ってもらった。まほ:ハジメくんはさあ、「ファミリーコンピュータ」って知ってる?ハジメ:え、肌色と赤のやつ。まほ:そうそう(笑)。「スーパーマリオ」は、やったことある?ハジメ:あるけど、操作が難しかった。まほ:えー!そうなの?簡単すぎるくらいだと思うけど……。ハジメ:単純すぎて難しい。まほ:あー、「スプラトゥーン」や「スマブラ」に慣れているとそうかもね〜。ハジメ:3Dのマリオの方が好き。ヒフミ:ねえねえねえ〜まだ〜?誰にも言えなかった習い事。退屈そうだったヒフミくんは、迎えに来たお父さんに連れられて習い事のプールへ途中退席。あんなにグズっていたのに、店を出る時は「帰りたくない」とギャン泣きしていました……。ハジメ:ふぅ……。まほ:ヒフミくんはどんな子?ハジメ:ヤなやつ。まほ:でも、いないと寂しかったりするでしょ?ハジメ:まあね、ちょっとさみしい。まほ:でしょ?ハジメ:でもさあ、最初からいなかったらさみしくないのに。まほ:いやあ、それはそうなのかもしれないけどさあ。ハジメ:3人(親子)がよかった……。まほ:まー、そう言わずに……。普段、ハジメくんは5歳のヒフミくんのわがままにグッと我慢しているそう。「お兄ちゃんだから、弟に手をださない」と決めているそうなのです。まほ:習い事はしているの?ハジメ:テニス。まほ:珍しいんじゃない?どうして始めたのかな。ハジメ:……(お母さんを見る)。母:あ、わたしの……(笑)、わたしが……やらせたかったんです。まほ:そうなんですね!母:サンプラス選手が好きで……(照)。まほ:ふんふん。母:テニスの、孤独な感じも好きで。一人で考えて……強い子になれるんじゃないかって思って……。まほ:なるほど。テニス以外では習い事してない?母:えっと、前に……。ハジメ:(母を睨む)。母:やめよっか、ね。この話は……。ハジメくん、習い事に関してどうやら触れられたくない過去をもっているらしいのです。それは、軽いノリで聞けないくらいその場に気まずい雰囲気を漂わせるものでした。まほ:聞いてもいいのかな?ハジメ:……。ハジメくんを一瞬にして暗い気持ちにさせるある習い事。お母さんの念願だったそれを、2年半続けて辞めました。男の子なのにタイツをはくこと、発表会でお化粧しなければいけなかったこと……。友だちには絶対に言えない習い事だったそうです。母:踊っている最中は楽しそうにしていたんですけどね……。ハジメ:無理矢理はヤだ。母:今もやっていたことは誰にも言っていないんです。まほ:そうかー。ハジメ:「ヒー(ヒフミ)くんにもやらせる」って言ってたのにさ。まほ:それは、ハジメくんと一緒に通うのが前提だったんじゃない?ハジメ:それにさあ、ハーちゃんはさあ、小学校までゲーム我慢したのにさあ、ヒーくんはまだ幼稚園なのにSwitchもDSもやってる……。ヒーくんにもハーちゃんと同じ気持ちになってほしい。まほ:辛いねえ。お兄ちゃん。ハジメくん、習い事について記事にしてもいいけど、その場合このインタビューのことは友だちに内緒にするそうです。なので、習い事の具体名は伏せましたが……。でも、将来、ハジメくんがこの時の経験を発揮できる場面がきっとあると思います。2年半もやってたんだから、力になっていないはずがないです。ハーちゃんは、普通の男。まほ:女子とは仲良い?ハジメ:女子はキライ。まほ:仲良い友だちは?ハジメ:ゆうま、りょうき、えいすけ。まほ:どんな友だち?ハジメ:ゆうまはイイやつ。具合悪くなった時に保健室までお見舞いにきてくれる。まほ:ああ、それは優しいねえ。ハジメ:一番背が高いよ。まほ:そうなんだ。何センチ?ハジメ:126センチ。ゆうまは自分の弟がついてきても何も言わない。りょうきはゲームがうまい。えいすけはたまにカンチョーする。まほ:ハハハ……。ハジメくんは?ハジメ:ハーちゃんは……普通の男。まほ:(笑)。ハジメくんは、学校でも自分のこと「ハーちゃん」て言うの?ハジメ:いや「オレ」。まほ:だよね(笑)。「オレ」の発音は、「抹茶オレ」の「オレ」です。まほ:間違って「ハーちゃ……オレ」ってなんない?ハジメ:少しだけ。まほ:友だちからはなんて呼ばれてるの?ハジメ:「ハジメ」。まほ:女子からも?ハジメ:女子からは……「ハーちゃん」。まほ:ハーちゃんなんだ〜。ハジメ:うん……。まほ:ハジメくん、ピンクの服着てるけど、それは女子っぽいとか思わないの?ハジメ:昔はヤだったけどー、エグゼイドの影響で着るようになった。まほ:なるほど。「仮面ライダーエグゼイド」はショッキングピンクだったもんね。ハジメ:うん。かっこいい。男の子盛りのハジメくん。もし、大好きな仮面ライダーがあの習い事をやっていたら、続けられていたのかもしれないねえ。つづくPROFILEしまおまほMaho Shimao1978 年生まれ。エッセイスト、イラストレーター。主な著書に『ガールフレンド』『マイ・リトル・世田谷』(共にスペースシャワーブックス)などがある。Text・Illustration:Maho ShimaoComposition:Tomoko OgawaDesign:Shinji Nemoto
2019年02月14日0歳から活躍はじめてシューズにおすすめソックス一体型ベビーシューズ「Attipas」靴をはいて歩く。大人にとっては当たり前のことも、赤ちゃんたちにとってははじめて。当たり前なんてないんです! 靴をはくことに抵抗を感じる赤ちゃんは意外と多いみたい。よく道に子どもの靴が落ちていたりしませんか? きっと不快感から、ベビーカーに乗っている間に脱いでポイッとしちゃうんでしょうね。今回は、靴嫌いなお子さんをお持ちの方にもぜひ試していただきたいアイテム、ソックス一体型ベビーシューズAttipasです。《 紹介者 》FROM FIRST Museeプロデューサー春名亜美さん読者モデルユニット「JAM」の元メンバーで、現在はアパレルブランド「FROM FIRST Musée」のプロデューサーやママモデルとして活躍。プライベートでは4歳と1歳の男の子のママ。読者モデル時代から支持されるセンスの良さはそのままに、リアルなママ目線も加わったライフスタイルブログ(やインスタグラム(@amiharunaami)が人気です。靴嫌いな子にもおすすめ長男出産の際にお祝いでいただいたAttipasのソックス一体型ベビーシューズ。かなり愛用していました。次男のときも、もちろんはかせました。靴下と一体になっているので、はかせるのがとにかくラク! ちゃんと歩行のサポートになるよう設計されているそうで、子ども自身もはいていてストレスがないようです。「靴は嫌がるけど、これなら靴下みたいだからはいてくれるよ!」と、プレゼントしてくれたママ友が言っていたのですが、まさにその通りでした。まさかの川遊びで大活躍普段のお出掛け時ももちろんですが、たまたま出かけた先に、川遊びができるスポットがあって。そのときに、この靴が大活躍してくれたんです! しっかりとしたラバーソールのおかげで、川底の砂利も痛がりませんでした。しかも、隙間から砂利が入ってくるといったこともなく。ソックス部分から水も抜けるし。まさか、赤ちゃん用のウォーターシューズとして使えるなんて!とビックリしました。洗う際も、ざっと汚れを落としたあと、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えばOKなのでラクですよ!コーデに合わせてデザインを選べる最近では、出産祝いでお友達によくプレゼントします。デザインが豊富で、その子に合った一足が必ず見つかると思います。靴嫌いで、ポイッポイッとすぐに脱いでしまうお子さんに困っているママに、ぜひ一度試してもらいたいなと思います。Text:Kyoko Isobe
2019年02月13日好きなことを見つけて才能を伸ばしてほしい、優しい気持ちを持つ子になりますように……。我が子への希望は挙げればキリがないのが子育てですが、その中でもやっぱり一番は「元気に育ってほしい」ということではないでしょうか?そうした子の健康を願う親たちに人気のイベントが、今回紹介する「赤ちゃん抱っこ撮影会」です。こちら、日本相撲協会が主催する公式イベント。実は日本古来、力士に抱っこされた子は無病息災・健康に元気に育つと言われているんです。抽選で当選さえすれば気軽に参加できるので、相撲にはなじみがない方もぜひ体験してみて。相撲は日本古来の文化のひとつ。いつかは……と思いつつも子連れにはなかなかハードルが高いですよね。実は、子連れで気軽に参加できるイベントがあるんです。その名も「赤ちゃん抱っこ撮影会」、日本相撲協会が開催するファンサービス企画として年に6回、本場所の場所前に行われています。私は特に相撲ファンではないのですが……(笑)有名力士に会える!しかも娘を抱っこしてもらえるなんて縁起が良さそう!と、半ば衝動的にチケットを申し込んでみました。後から知ったのですが、日本では昔から強いお相撲さんに赤ん坊を抱っこしてもらうと「丈夫に元気に育つ」と言われているらしく、撮影会は人気のイベントだそう。リピーターも多く毎回チケットは争奪戦だとか。(運良く取れてラッキー!)そもそも「赤ちゃん抱っこ撮影会」が開催されるのは、年6回ある本場所の時期。重要なポイントとしては、撮影会だけのチケットではなく相撲観戦のマス席(4人1組)のチケットの特典としてついてくるものであるということ。そして名前こそ “赤ちゃん” と謳っていますが、3歳以下の幼児ならば抱っこしてもらえます。3歳以上になると残念ながら抱っこは無理ですが、力士と一緒に撮影することはできるそうなので、きょうだいで参加することもできますよ。注意点としては、観戦日と撮影会の日程は異なるということ。(通常、撮影会は場所前に開催されることが多いそう)申し込みの時点では第1~第3希望まで観戦日が選べる仕組みになっているので、そのタイミングで友人や家族に「一緒に行かない?」と声をかけておくのがおすすめです。当選したけれどメンバーが集まらない……という事態は避けたいですもんね。私は土日を第1、第2希望で申し込みましたがともに落選。第3希望で申し込んでいた平日が当選したので、やはり週末は競争率が高そうです。これが当選したチケットです。マス席鑑賞券と撮影会チケットは同封されています。力士たちの存在感ったら。堂々と歩く姿も素敵でした!いよいよ撮影会当日!JR両国駅から徒歩約1分。初めて足を踏み入れた国技館はかなり広〜い!さらに当日はピーカンで、雲ひとつ無い青空と会場内に設置された稀勢の里、白鵬、鶴竜の等身大パネルを見て「ついに生で力士を拝めるんだ!」と否応なしにテンションが上がりました!場所のない時期とはいえ当日は稽古があったのか数多くの力士が闊歩しており、さらにはそうした力士目当てのファン(20代〜70代と年齢層も幅広い!)もたくさんいて、それぞれが色紙にサインをもらっていたり、ツーショット撮影をお願いしていたり……。相撲人気をまざまざと実感。カッカッと雪駄を鳴らしながら颯爽と歩く力士たちは皆、自信に満ちあふれていて格好よく、彼らのファンになる気持ちもわかるわ〜と思いました。しかもファンからふいに声をかけられてもにこやかに対応されていて、強い上に優しいなんて素敵!!と胸の鼓動が高まりました。しばらくして友人とおちあい、いよいよ会場入りです。後の報道によると撮影会に参加したのは数百人。ゆえに中に入るのに予想以上に時間がかかったので、グズらないよう遊び道具は必須だなと思いました。残念ながら私はリサーチ不足で何も用意していなかったので、ひたすらお菓子とYoutubeでしのぎました。受付でチケット確認をすませたら、次にカードを引くんですが、なんといってもこの行程が重要!というのも、カードに記されている数字によって、我が子を抱っこする力士が決まるのです。私が行った一月場所の撮影会では横綱・白鵬、鶴竜、稀勢の里(この時点ではまだ引退していませんでした)、そして大関・豪栄道、高安、栃ノ心、そのほか貴景勝など計10名が参加していました。友達と「稀勢の里か白鵬だったら最高〜♡」と言い合いながら受付で「8」のカードを引いたものの、それが誰を指しているのかわからず、ひたすらドキドキしながら会場に入ります。ちなみに入り口にはベビーカー置き場があり、またオムツ替えスペースも完備されており、小さい赤ちゃんがいても安心して過ごせそうでしたよ。会場はかなり広い!普段はここに土俵があるのか……と思うとなんとも不思議な気持ちに。大勢の大人と報道陣を前にして娘&友人の子も心なしか緊張気味!長い廊下を歩き、ついに土俵入り(といっても撮影会では土俵がなかったんですが)!あまりの広さ&人の多さに面食らいつつ、係の人に誘導されてどんどん中へ進みます。会場の真ん中には各数字に分かれて力士が座り、参加者は自分が引いた数字の順路に並ぶ仕組みになっています。自分が引いた「8」のカードが誰を指すのか早く知りたい気持ちで前に進むも、なかなか見えず。目の前の列が数人程度になってもわかりませんでした。というのも、当日は一月場所に進退※ がかかっていた稀勢の里の声を拾おうと大勢のマスコミの人たちが取材にきていたんです。(人気者って大変……)※稀勢の里は昨年11月、横綱として87年ぶりに初日から4連敗で途中休場。横綱審議委員会(横審)で初の「激励」を決議されていました。この撮影会前日、休場中の稀勢の里が会見し、異例の事態に注目が集まっていました。その会見で稀勢の里は、相撲人生を懸けて一月場所初日を目指す意向を示し、出場こそしたもののその後一月場所をもって引退を発表。私は、「あわよくば横綱に抱っこしてもらいたいな〜」と失礼ながら思っていましたが結果は大関・栃ノ心でした!栃ノ心といえばジョージア出身の美男子。角界のニコラス・ケイジとも呼ばれているそうです。でもニコラスにはあまり似ていなかった気が(笑)。抱っこしてもらう力士がわかったところでいよいよ私達の番に!急いで係の人にカメラを渡し、椅子に座っている栃ノ心に子を預け、私達親は力士の隣にスタンバイ。栃ノ心に抱っこされた瞬間、友人の子はびっくりして大泣きしていましたが、さすがは一児の父。号泣する子どもに面食らうことなく、にこやかな笑顔で相手をしてくれました。そして撮影が開始して終了まではたったの2分程度!こんなチャンスはなかなかないので力士とコミュニケーションしたかったのですが、我が子を撮影に集中させることに必死でそれどころではなく(涙)。せめて「一月場所頑張ってください!」ぐらいは言いたかったな〜と少し後悔しています。撮影が終わり、少し余裕が出たので周りを見渡してみると栃ノ心の2つ隣はなんと白鵬が!本物の白鵬はオーラがものすごく神々しいほど。目尻を下げ優しいまなざしで赤ちゃんを抱っこしていた姿が印象的でした。ほかにも、先場所優勝を飾った貴景勝は子ども好きとして有名なだけありぐずって泣く子をあやしたり、撮影の合間にスマホをチェックする力士がいたり、普段テレビで見ている力士たちの素顔を間近で見られたことも貴重な体験でした。それにしても、10名もの力士が一堂に会する光景は圧巻でした。鬢付けの甘いココナッツの香りも忘れられません。ちなみに、子が1人の場合は力士が両手で抱え、2人の場合は両膝の上に座らせるパターンが多かったです。また、マス席での相撲観戦が前提のイベントということもあり、おばあちゃんやおじいちゃん+娘+孫で参加している人も多かったです。相撲好きのコア世代はやはりご年配なんですね!親孝行としての参加もアリだな〜と思いました。友人の子とあっけにとられた表情の娘。撮影会の様子はマスコミ陣に撮影されていました。移動する稀勢の里とその姿をとらえようとする撮影陣!という感じで撮影前の待ち時間は30分程度、撮影自体は2分ほど。初の赤ちゃん抱っこ撮影会はあっという間に終わりました!なんですが、撮影会が終わってもなんとなく名残惜しくて(笑)、会場内にあるハッキヨイ!せきトリくんの、ひよの山(日本相撲協会の公式キャラクター。作者はキャラクターデザイナーのにしづかかつゆきさん)の顔ハメパネルで撮影したり、フラフラと国技館内をお散歩。ひそかに国技館名物の「国技館焼き鳥」を買おうと狙っていましたが、場所中ではないということで売店はお休みでゲットできず(泣)。国技館ではちゃんこも焼き鳥も食べられませんでしたが、駅直結の商業施設「-両国-江戸 NOREN」の中に飲食店があるので、そこで食事を楽しめますよ。「-両国-江戸 NOREN」にはミニ土俵があったり相撲グッズが販売されているので、相撲モードに浸ることができます。栃ノ心の抱っこには緊張していたのに、顔ハメパネルは楽しかったらしく何度も顔を出していた娘。その笑顔、本番で発揮してほしかった!会場内には博物館もあり、行けばよかったと少し後悔。そんなこんなで初めて参加した赤ちゃん抱っこ撮影会は大満足で終えることができました。しかもこの話には続きがあり……。翌日のニュースで当日の様子が放送されていたそうで、図らずも我が子がテレビデビューしてしまいました(笑)早朝に放送されている日本テレビ系『Oha!4 NEWS LIVE』にチラッと映った、友人からメールで画像が届きました。この後、『情報ライブミヤネ屋』でも流れたそうです。(残念ながら両番組とも見逃しました)赤ちゃん抱っこ撮影会の情報《「赤ちゃん抱っこ撮影会」って? 》日本相撲協会が行うファンサービス企画のひとつ。ほかにも親方と記念撮影ができる入場券付きの「親方と記念撮影付4人マスC席」や、女性限定で人気親方がバラの花を一輪プレゼントしてくれる「レディースデー・バラの花付きイスB席」など、さまざまな企画があり参加できます。各場所によって異なるので、詳しくはHPをチェックしてみてください。《 赤ちゃん抱っこ撮影会 》関取と一緒に記念撮影ができる権利の付いたマスC席(4名人分)チケットです。料金は通常のマスC席と同じ(3万8000円税抜き)で大変お得。4歳以上の子供と大人は抱っこしてもらえませんが、赤ちゃん不在のグループでも撮影会に参加できます。授乳室やおむつ替えスペースもあるので、小さなお子さん連れのお父さん、お母さんも安心して参加できるはず。※撮影日と観戦日は日程が異なるので要注意!また、一緒に撮影する力士は、撮影当日に現地に決定します。◎チケット購入サイト本場所は三月場所/大阪、五月場所/東京、七月場所/名古屋九月場所/東京、十一月場所/福岡の計6回。近くにお住まいの方はぜひ参加してみてください。ちなみに…相撲関連ではそのほかにも「牧場で泣き相撲大会」春と秋の年2回、「成田ゆめ牧場」に千葉県にある相撲部屋(過去には「佐渡ヶ嶽部屋」や「阿武松部屋」)の現役力士が特別来場し、場内に設置された土俵にて泣き相撲大会を実施。力士さんに抱き上げられ、元気に泣く赤ちゃんの健やかな成長を祈願するイベント。(対象は生後6ヵ月くらいから24ヵ月くらいまでの首の据わった子ども、先着100名)牧場で泣き相撲大会「わんぱく相撲全国大会」こちらはハードルが高めですが、相撲に興味がある子どもにはおすすめ!小学4年生から6年生が対象で、日本国内200地区における(主催青年会議所主催)の予選大会から勝ち上がった小学生力士たちによる全国大会。東京・両国国技館で行われる、約4万人が参加する歴史ある大会です。小学生では最大規模の相撲大会なので、知っている人も多いかもしれませんね!わんぱく相撲全国大会Text&Composition:ShihoKodama
2019年02月10日「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】周りに指摘されてますます気にしちゃいます……。同じ月齢の子に比べてバカでかい娘。はじめまして。4ヵ月の娘は母乳ミルク混合で育てており、同じくらいの月齢の子より身長も体重もかなり大きくて……成長曲線からもかなり外れています。健診では気にするなと言われましたが、近所の人にも「大きい赤ちゃんだね」と言われショック。親や周囲から指摘されすぎて気になっています。【小川さんからのアドバイス】他の子と比べてしまう=子どもの個性をつぶすこと。できるだけおおらかに見守りましょう。[ 画像が省略されました ]うちの子は逆で、とても小さかったんです。ミルクを飲む量が格段に少なくて、公園でまるまるした赤ちゃんを見ると不安で不安で。親になると、周りの人の「ちっちゃいね」「大きいね」といった何気ない一言にも軽いパニックになってしまうんですよね。だから気持ちはものすごくよくわかります。子どもが小さかった頃、私は育児雑誌を読み漁って、いろんな方法を試しては他の子と比べていました。哺乳瓶でミルクを飲まないことに悩んでいたときは、雑誌に「哺乳瓶の口を替えてみるといい」と載っているのを見て、さまざまなメーカーのものを買い揃えたことも。一通り試してみたけれど、結局うちの子は何も変わりませんでした。それで悟ったんです。子どもを比べてはいけないな、と。悩む気持ちはわかるけれども、右から左に受け流すことも必要かも。もちろんママ同士での、「あそこの小児科いいよ」「あのお店は赤ちゃん連れで入れるよ」といった役立つ情報は吸収すればいいけど、「あなたの子は◯◯よね」という話はシャットアウトしちゃいましょう。だってこの先、幼稚園、小学校、中学校……と、「どうしてみんなと同じことができないの?」と思ってしまう場面はたくさんあると思うんです。そのたびに比べていたら疲れちゃう。何よりそれは子どもの個性をつぶしてしまうことだと思うんです。「大きいね」と言われたら「大物なのよ」と笑って答えるくらいの度量でいたほうが、お子さんのためにも親御さんの心のためにもいいんじゃないかな。そういえば、幼児教室のお遊戯会でうちの子だけ壁の方を向いて泣いていたこともあったなあ。ほかの子は楽しそうに過ごしていたのに。そのときは「どうしてうちの子は……」と思ってしまいましたが、今となっては笑える思い出です。人と違うということは、小学校、中学校になるといじめの口実にされることも。その時、「人と比べるものじゃない。狭い世界でしか物事を見られないようではだめ。世界を広げればもっと楽しいことが待っている」と子どもに教えてあげられたらいいですね。そのためにはまずお母さんが大きな視野を持たないと。私も、かつての私にそう言いたいです。最近の小川さん公演中に節分を迎えたので、スタッフさんキャストみんなで恵方巻きをたべました‼PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。2019年2月~3月に東京・名古屋・大阪で上演される舞台『私のホストちゃんTHEPREMIUM』に “錦マミ” 役で出演!▼詳しくはこちらまでwww.hostchan.jp【東京公演に関するお問合せ】サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(全日10:00~18:00)【名古屋公演に関するお問合せ】中京テレビ事業:052-588-4477(平日10:00~17:00)【大阪公演に関するお問合せ】キョードーインフォメーション:0570-200-888(全日10:00~18:00)Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2019年02月09日キッズファッションもプチプラで流行が楽しめちゃう!と話題のGUから、春の最新アイテムを多数ご紹介していきます。この春はデニムオンデニムやネクタイなど、ちょっと背伸びしたオシャレコーデにもぜひ挑戦してみてくださいね。BOYSベースボールキャップ RED ¥990+税/デニムシャツ(長袖) RED ¥1,490+税/BOYSデニムイージーパンツ BLUE ¥1,290+税デニムオンデニムにポイントで赤キャップを被って、アメリカの男の子をイメージ。トレンドの赤小物で周りの子と差をつけちゃいましょう!着まわしやすいデニムアイテムは上下一着ずつ持っておくのが鉄則です◎マウンテンパーカー RED ¥1,990+税/ヘビーウェイトボーダークルーネックT WHITE ¥990+税/インディゴカットソージョガーパンツ BLUE ¥1,490+税ボーダートップスは爽やかかつ、着まわしにも最適なアイテム。袖だけ見せてインナーとしても使えるのでおすすめです。動きやすいジョグデニムパンツもよく動く男の子にはぴったりですね。BOYSオックスフォードシャツ BLUE ¥1,490+税/BOYSカラーイージーパンツ BLAK ¥1,290+税 /ネクタイ NAVY STAR ¥990+税水色シャツに黒パンツを合わせてキレイめお出かけコーデ。ちょっぴり小生意気なスタイルだけど、星型のネクタイが子供らしくて◎ネクタイは出来上がったものなので着け外しも楽チンです。Composition:Kana MatsumotoPhoto:Makoto MutoDesign:Hisako Ninomiya
2019年02月08日0歳から活躍外食時でも自宅でも便利Bibsters(ビブスター)の使い捨てスタイ離乳食がスタートすると欠かせないのが、スタイと呼ばれるよだれ掛け。布製のスタイはコストパフォーマンスはいいけど、その分洗う手間は避けられません。そんな理由から、先輩ママたちの間でもロングヒットとなっているのが、Bibstersの使い捨てスタイ。もともと、コストコのヒットアイテムとして火がつきましたが、その便利さから今では取り扱うネットショップも多く気軽に購入できます。《 紹介者 》FROM FIRST Museeプロデューサー春名亜美さん読者モデルユニット「JAM」の元メンバーで、現在はアパレルブランド「FROM FIRST Musée」のプロデューサーやママモデルとして活躍。プライベートでは4歳と1歳の男の子のママ。読者モデル時代から支持されるセンスの良さはそのままに、リアルなママ目線も加わったライフスタイルブログ(やインスタグラム(@amiharunaami)が人気です。外食&旅行のときのマストアイテムとにかく荷物が多い私。はじめての子育てのときは、要領がわからず “とりあえず” と御守り代わりに、あれもこれもとバッグに詰めていました。少しでも荷物を減らせたら……と、常に思っていたときに、コストコでこのBibstersを見つけて即買いしました。これは薄くてかさばらない上、持ち帰らなくてよいので外食の際のマストアイテムです。それに、旅行のときも必須ですね。使い切ってスーツケースの空いたスペースには、お土産を入れて帰れます!子どももイヤがらないつけ心地使い捨てなのに、食べこぼしをキャッチするポケットが付いていたり、防水加工がされていて丈夫なので、しっかり1食分もちます。よく、首の後ろで結んで止めるタイプのものがありますが、これはマジックテープになっていて、引っ張っても破れる心配もありません。子どもも結び目が首に当たらないからか、イヤがらずにつけてくれます。面倒なつけ置き洗いからも解放▼購入はこちらBibsters(ビブスター)このBibstersに出会うまでは、使い終わった布のスタイをジップロックに入れて持ち帰って、子どもが寝た後に夜な夜なつけ置き洗いをしていました。時間が経った食べこぼしの汚れって、なかなか落ちなくて。でも、これのおかげでそんな手間からも解放されました。子連れランチのたびにママ友に勧めていたら、気が付いたらママ友もみんな使うほど、私の周りでは大ヒットの育児アイテムとなっていました。お兄ちゃんも弟も、このBibstersのお世話になっています。Text:Kyoko Isobe
2019年02月07日思いがけない心の支え妊活をするレズビアン女性と出会い、とても強い衝撃を受けた私。動揺もしましたが、彼女との出会いから “子どもを持ちたい” と願うレズビアン女性について知るようになりました。よく一言で “レズビアンマザー” と括られますが、我が家のようなステップファミリーもあれば、カップルで子どもを迎える、(ノンケカップルで言うところの)初婚ファミリーもあります。このようにタイプが異なると、悩みも違うし、お互いのことを知らないものです。私がレズビアン女性の妊活の大変さについて、何も知らなかったように、血の繋がらない娘を育てる戸惑いを、彼女に共感してもらうのは難しいことなのです。自分と同じような家族を探したくて始めた「にじいろかぞく」ですが、そこに集まってきてくれるLGBTの家族というものが多様すぎて、自分と同じような家族になかなか出会わないのです。これにはちょっと焦っていました。そんな焦りを抱えていたのは、「にじいろかぞく」が想像よりもずっと肯定的な雰囲気で受け止めてもらえて、ホッとしていた時期でもありました。今から8年ほど前のことですが、世間のLGBTへの偏見は今よりもずっと色濃く、それに比例するようにLGBTコミュニティの内部でも、LGBTの人が子育てをすることに、戸惑いの空気が漂っていたのです。だから「子育てをするLGBTの集まり」なんていったら、バッシングを受けるんじゃないか?とドキドキしながらスタートしたのです。例えば、妊活をしていたレズビアン女性も、妊娠をとても喜んでくれた人がいた一方で、仲間内のレズビアン女性から「子どもが生まれたら、大人ばかりの場に子どもを連れて来てほしくない」と言われたそうです。その空気は、私もヒシヒシと感じていました。LGBTのイベントは、子どもを連れていけるような雰囲気ではなさそうだったし、子どもがいるなんて言ったら、ギョッとされたり、子どもは大丈夫なの?と心配されたり、さらには「前に男性と結婚してたのね」なんて冷たい反応もされたものです。世の中の偏見が減ると同時に、LGBTコミュニティ内に漂う緊張感も緩和されてきたように思います。こういうことって地続きなんですね。特に「にじいろかぞく」を歓迎してくれたのは、若い世代でした。「将来、自分は畳の上で死ぬことはない。誰にも看取られず、一人でのたれ死ぬ将来しか思い描けない」と、泣きながら打ち明けてくれた大学生に、「私、同性のパートナーと子育てをしてるんだよね」と言った時の、あの驚いた顔。今でも忘れられません。「子育てをするなんてこと、あるんですか!」と喜ぶその大学生に、これまで出会ったいろんな家族のこと、自分の家族のことを話せて、とてもうれしかったのです。自分たちのような家族の存在を、若い人が喜んでくれている。それは思いがけない支えになりました。さらには、ちょっとしたイベントや大学の授業で、同性カップルで子育てをしている様子を聞かせてほしいと、声を掛けていただくようになりました。最初は、本当に信じられませんでしたよ。一人ぼっちで作っていたホームページにも、連絡してくれる方が一人増え、二人増え、少しずつ仲間が増えていきました。妊活していた、例のレズビアンの友人にも子どもが生まれ、LGBTファミリーはもちろん、子どもを持ちたいと思っている若いカップルも遊びに来てくれるようになりました。そうすると「みんなで交流したい!」という声があがるようになりました。私はもともと下戸で、新宿2丁目にもなかなか縁がありませんでした。子どもがいて夜に出かけづらいので「できれば昼間、子どもを連れて集まれるようなことをしたい!」という、小さな野望を抱いていました。「子連れで楽しめて、みんなが気軽に交流できて……、そうだ!ピクニックがいい!」。このピクニックには、すっかり仲良くなった、前述の大学生も仲間たちと参加して、子どもたちの遊び相手になってくれました。そんな交流は、いつの間にか新聞の取材を受けるようにまでなっていました。徐々に会の“ような”形にはなり始めたものの、「会にしたい」とは長く言い出すことができませんでした。みんな子育てや妊活に忙しいし、なんといってもボランティアなわけです。「そんな面倒なこと、嫌だろうなぁ」と思って言い出せないまま、何かイベントをする時は手伝ってくれる仲間が、なんとなく固定化していきました。アメリカ(大使館)への道そんな頃でした。私が同性パートナーと子育てをしていることを知るゲイの友人と、くだらない話をしていたところ、彼がふと思い出したように「ねぇ、小野ちゃん。アメリカに研修に行くなんてどうよ?」と言ったのです。さして本気そうでもなかったし、子育てをするようになってから、私の狭い行動範囲はますます狭くなって、本当に半径数キロ以内で生活していました。海外どころか東京を出ることだってほとんどなくなっていて、アメリカに行くなど、あまりにも非現実的な話。だから「またぁ、夢を語ろう的なやつ?」と、気にも留めませんでした。それから数ヵ月後。その彼から「こないだ話した、アメリカの話。あれ、いけそう?」という連絡が来たのです。「ん?アメリカ?」と、すっかり忘れていた私に「ほら、こないだ話したじゃない。アメリカに研修に行く話!覚えてないの!? あの話に推薦しといたから、面接を受けてきて!」。へ?となる私に、彼は驚くべきことを言いました。なんと、アメリカの国務省が主催するIVLP(International Visitor Leadership Program)という研修プログラムに私を推薦したから、アメリカ大使館に行って面接を受けてこい、と言うのです!な、なんかえらいことになってる!?アメリカ大使館!?大使館なんて入ったこともないのに、しかも面接!?英語かな?英語だよね、大使館だもんね……。私の英語って、ディス・イズ・ア・ペン レベルなんだけど、面接受けられるの?っていうか、研修ってなに!?なんで私みたいなオバちゃんに、そんな大きすぎる話が!?っていうか、子どもは?仕事は?目を白黒させていると、間もなくアメリカ大使館の担当者から、面接の案内メールが届きました。覚悟を決めるしかありません。物々しい警備のアメリカ大使館に、一人で向かうことになりました。当日は、ものすごく厳しいセキュリティチェックで、アメリカ大使館の中に入るまでが、まず大変。アメリカ大使館に入るために横断歩道を渡るのでさえ、複数いる警備員に呼び止められるのです。「どちらに行かれますか?」、「どなたとお約束ですか?」といった具合。たかが数メートルの道を渡るのも大騒ぎ。横断歩道を渡ったら、今度は入り口のチェックでまた足止め。受付を通った後は、IDもケータイも全部預けなければなりません。大使館の中はもうアメリカそのもの。その雰囲気にがっつり飲み込まれました。職員に案内されて、部屋で待っていると、アメリカ人男性と日本人女性が現れました。堂々とした二人の様子に、こちらの緊張はピークです。まずは二人から、詳しい説明がありました。このIVLPというのは、アメリカ国務省が主催する、社会人向けの研修プログラムで、およそ3週間にわたり、アメリカ国内の企業やNPOを訪問し、視察するものだということ。研修テーマは多岐にわたり、私たちのチーム(どうやら複数の人間で視察に行くようでした)はHuman Rights、つまり“人権”がテーマであることも説明されました。あまりに珍しい状況に、緊張はピークであるものの、そもそもなぜ私なんかが呼ばれているのか全然分かりません。ただ、こんなところで面接を受けられているだけでも棚からぼた餅。通るはずもない面接だと思えば「まぁ、そんなに緊張することもないな」という気持ちが湧いてきました。こんな体験も、そうそうすることはないし、「ここは率直に話すまで」と思い、自分の家族のこと、LGBTファミリーについて思うこと、アメリカに行ったら知りたいことを話しました。一人でホームページを作っていた頃は、日本ではなかなか知ることのできないLGBTファミリーの情報に飢え、読めない英語を辞書を片手に、なんとか探しているような状態でした。アメリカに行けるようなチャンスがあるなら、LGBTファミリーについて聞きたいこと、知りたいことは山ほどあります。インターネットで見つけたLGBTファミリーの団体のこと。LGBTファミリーを扱った絵本が、いろいろあるらしいこと。さらには日本では入手できない、レズビアンのステップファミリーについての指南書があるらしいこと。LGBTファミリーのサマーキャンプがあるらしいこと。など、など、など。最後に、思い切ってこんな質問をしてみました。「なぜ、私のような専門家でもない普通の人間に、こんな面接のチャンスをくれたのか?」。すると、こう答えられたのです。「アメリカは今、同性婚で揺れています。この同性婚の問題は、家族の問題そのものです。ですから日本のLGBTファミリーの方に、今のアメリカの運動の様子を見てもらえたらと思って」。全米で同性婚が認められるようになったのが2015年6月のこと。その2年ほど前のことでした。(つづく)Composition:Yoshiyuki Shimazu
2019年02月02日新しい季節のスタートは、カラーにこだわってみましょう!まだ少し寒い日が続きますが、思い切って春色アイテムをコーデの主役に持ってきて。カラーを意識したファッションで、トレンド感もグッとUP!GU最新アイテムを使った女の子らしいカジュアルコーデを紹介していきます。GIRLキャスケット BEIGE ¥990+税/GIRLS裏起毛リブボーダースウェットワンピース(長袖) BLACK ¥1,690+税/ボーダーリブT OFF WHITE ¥990+税/GIRLエクストラストレッチカラーレギンスパンツ OLIVE ¥1,290+税黒ワンピにカーキのパンツを合わせてちょっぴりモードなコーディネート。ポイントにベージュの帽子で春感を演出すれば、一気に旬なコーデにシフトします。袖口はインナーのボーダーをチラ見せするとこなれ感も◎GIRLフリルカーディガン BORDER ¥1,490+税/K ヘビーウェイトボーダークルーネックT WHITE ¥990+税/GIRLデニムウエストリボンキュロット PINK ¥1,290+税華やかなパステルピンクのショートパンツで女の子らしさをアピール♡ベルト風のリボンがついていて高見え効果もバッチリ狙えます。ボーダートップスのレイヤードや、ウエストからふわっと広がるフリルでワンランク上のコーデを実現。GIRLSフリルスウェットプルオーバー(長袖)GREEN ¥990+税/GIRLチノウェストボタンショートパンツ BEIGE ¥1,290+税ベージュ×パステルカラーで今春のトレンドをしっかりキャッチ。パステルカラーの中でも甘さと大人っぽさを兼ね備えたグリーンは、着まわしに最適な万能カラーです。トップスは軽くインしてパンツのダブルボタンを見せるのが上級者テクニック。どちらも使いやすいアイテムなのでヘビロテ確実です!GIRLSシャギースリーブスウェットプルオーバー長袖 PINK ¥990+税/GIRLSボーダーリブT NAVY ¥990+税/GIRLSデニムサイドボタンスカート BLUE ¥1,290+税ピンクスウェットはバルーン袖がとってもキュート♡人目を引く映えカラーで注目の的になること間違いなし。首元と袖からボーダーをさりげなくチラ見せして今っぽい着こなしに。ボリュームのあるトップスとタイトなボトムでシルエットもすっきり見えます。上半身にバリュームを集めてバランス良いコーデの完成です。Composition:Kana MatsumotoPhoto:Makoto MutoDesign:Hisako Ninomiya
2019年02月01日6カ月〜活躍まるでマジック!一瞬で片づけ完了play&goのバッグ&マット片づけても片づけても、次から次に新たなおもちゃを出す子どもたち。ひたすら子どものあとを追って、片づけをして一日が終わるなんて日もありますよね。もっと効率的に片づけができたらと考えている方も多いのでは?しかも、おしゃれだったら言うことなしですよね。そんなおいしすぎるアイテムが……あるんです!海外で人気のお片づけバッグ&マット「play&go」。ぜひチェックしてみてください。《 紹介者 》ベビモニスタLIO&LUKAくんママベビモフの連載「着せ替えSNAP☆SNAP」で大人気だった双子のLIO&LUKAくんのママ。2018年、第3子となる男の子を出産。背伸びすることなく、子どもらしさを大事にした育児スタイルが共感を得ています。きっかけは海外のインスタフォロワーさん子どもが散らかす、私が片づける。良くも悪くも感覚がマヒしちゃって、そうすることが当たり前になっていたんです。でも、たまたまインスタでフォローしている海外の方が、「play&goのバッグ&マット」をアップしているのが目に止まって。こんな可愛い便利グッズがあるんだ!と、興奮しました。今でこそ、店舗で取り扱っているところもあるようですが、当時はネットでしか扱っているところがなくて。実物を見ないまま買うには少し高かったのですが、思い切って購入してみました。収納&マットの2in1▼購入はこちらplay&goのバッグ&マット巾着型になったバッグは、広げればそのままプレイマットとしても使えるんです。片づけるときは、両端の紐をキュッと引くだけ。広げてマットの上で遊べば、片づけもラクラク。当時、幼稚園児だった息子たちも、このくらいの片づけならお手のもの。自発的にキュッと片づけをしてくれるようになりました。おもちゃって、大小様々だったり複雑な形をしていたりで、箱のような形が決まった収納に収めるのって意外と大変なんですよね。その点、このplay&goのバッグ&マットなら入れる向きとかも考えず、本当に一瞬で片づけが完了します。おしゃれなデザインがいっぱいplay&goのバッグ&マットの魅力は機能性だけではありません。とにかく、デザインが可愛い!柄も豊富なので、どれにするかかなり迷いました。最近、末っ子のおもちゃも増えてきたので、彼専用のものも仲間入りしました。広げたときのこの白クマが可愛いなと。子どもらしいのにシックなデザインで、リビングに広げていてもインテリアの邪魔になりません。むしろ、おしゃれなアクセントになっています。Text:Kyoko Isobe
2019年01月31日今月の人。Illustration:Hidemi Ito音楽家/文筆家寺尾紗穂さん1981年、東京都生まれ。大学時代に結成したバンド“Thousands Birdies’ Legs”でボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年、ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム『御身』を発表。大林宣彦監督作品『転校生 さよならあなた』、安藤桃子監督作品『0.5ミリ』(安藤サクラ主演)の主題歌を担当したほか、CM、エッセイの分野でも活躍中。2010年よりビッグイシューサポートライブ『りんりんふぇす』を主催。2019年まで10年続けることを目標に取り組んでいる。2017年に最新アルバム『たよりないもののために』を発表。坂口恭平バンドや、あだち麗三郎、伊賀航と組んだトリオバンド“冬にわかれて”でも活動中。著書に『男装のエトランゼ 評伝 川島芳子』(文春新書)、『愛し、日々』(天然文庫)、『原発労働者』(講談社現代新書)、『南洋と私』(リトルモア)、『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』(集英社)、『彗星の孤独』(スタンド・ブックス)など。2018年より朝日新聞書評委員。主人公が悪いヤツという設定が好き!さんざん悪いことをしても、最後には受け止めてくれる存在がいる幸せ『あくたれラルフ』作:ジャック・ガントス絵:ニコール・ルーベル訳:いしいももこ¥1500/童話館出版セイラが飼っているネコのラルフは、とてもあくたれ。毎日いろいろな悪さをしては、セイラだけじゃなく、お父さんやお母さんもこまらせています。それでも、セイラはラルフが大好き。そんなある日、家族みんなでサーカスを観に行きました。しかし、そこでも、あくたれのかぎりをつくしたラルフは、とうとうサーカスに置き去りにされることに……。「主人公のラルフがめちゃくちゃ悪さをするところが、おもしろいんですよね。子どもなら、ちょっとやってみたいことを好き放題やっているので、見ていて気持ちいい(笑)。小さい頃に読んだときは、絵のカラフルな感じにすごく惹かれました。特に好きなのは、ゴミ捨て場で一夜を過ごしたラルフが“なまごみねつ”にかかってしまったシーン。“なまごみねつ” っていうネーミングが絶妙で、うちの子どもたちも、ここで必ず笑っていました(笑)「大きな愛を持ちなさい」という温かいメッセージをもらえる絵本ミュージシャンとして、また原発労働者や日本統治時代の南洋諸島を知るために取材し本を書く作家として、ジャンルやテーマを越え、自由に表現活動を続けている寺尾紗穂さん。いわゆる表舞台には出てこない人たち、ひとりひとりの多様な声に耳を傾けてきた彼女のスタンスは、実は子どもの頃から変わっていない。「もともと主役にはあんまり興味がなくて。学芸会でも、幼稚園のときの『オズの魔法使い』では、西の悪い魔女役でしたし、小学2年生のときは山姥の役をやっているんです。どちらも自分から立候補して(笑)」物語でも、どこか社会になじめないような、風変わりなところのあるキャラクターに惹かれてしまう。そんな寺尾さんにとって、子どもの頃から家で読んでいた『あくたれラルフ』は、まさに好みの絵本だった。主人公のネコが、とにかく悪さばかりする悪いヤツなのだ。「世の中には『悪いことをしていたら、悪い結果になって当たり前だよ』という話が多く語られていると思うんですけど、この話は逆なんです。とにかくラルフの飼い主である女の子、セイラの愛が大きいんですよね。いい子だから好きというのではなく、ラルフがどんなに悪さをしても『大好き』と言ってくれる。セイラだけじゃなく、一度はラルフのことを『サーカスに置いていく』と言ったパパも『おまえがいなくてさびしかったよ』と言って、家に迎え入れてくれる。悪いことばっかりしていた人でも、ハッピーエンドになれるんだよ、っていう救いがあるんです。ラルフみたいな感じの子って、今だと、じっとしていられないとか、ちょっと発達障害っぽい子に通ずる部分があると思うんです。でもそれって、当人の問題って距離をとるのではなくて、まわりがどう接するかが大事なんですよね。また、大人になって読めば『社会から一度はずれちゃった人をどうするのか?』という問題ともつながっている話だと感じられる。この絵本からは『すごく大きな愛を持ちなさい』って言われている気がします」絵本に出てくる歌を歌う場面はピアノを弾きながら、実際に歌って現在、小5、小3、小2の三姉妹のお母さんでもある寺尾さん。お子さんたちがもっと小さい頃は、たいてい3人一緒に、絵本の読み聞かせをしていた。最近は絵本を読み聞かせる機会はだいぶ少なくなったものの、一番下のお子さんは、今もたまに「読んで」と言って、寝る前に絵本を持ってくることがある。「絵本って、歌を歌うシーンがけっこうありますよね。たとえば『ぐるんぱのようちえん』だと、幼稚園を開いたぐるんぱが、ピアノを弾いて歌う場面が出てくるんですが、その歌詞の部分は、私も自分で歌にしていました。メロディもなんとなく定まってきて。子どもたちからも『あれ歌って』とリクエストされて、歌っていましたね。Illustration:Kashiwai以前、隠岐諸島の海士町の図書館で開いたライブでは、長い歌詞が出てくる『だれをのせるの、ユニコーン?』という絵本の読み聞かせをしたこともありました。図書館のスタッフの方に朗読をしてもらって、エレクトリックピアノがあったので、歌の部分はピアノでBGMをつけて、私が歌って。もともと娘たちに作って歌ってあげていた作品でした。音楽って記憶に残るので、うちの子どもたちが大人になっても、私が作ったメロディは何となく覚えているんじゃないかなと思いますね」深みのある色調の美しい絵の世界母が読んでくれた時間も良き思い出寺尾さん自身が小さい頃、お母さんに読んでもらった思い出の絵本は『ラ・タ・タ・タム− ちいさな機関車のふしぎな物語 − 』。ヨーロッパの名画をしのばせるような美しい絵は、子どもから大人まで、読むものの心に静かに訴えかける力を秘めている。「この絵本の英語版を母が持っていたんです。それで、物語の流れを私に教えつつ、母なりに訳しながら読んでくれたんですね。文字のない見開きページの場面は、色の感じも、不思議な風景もすごく印象に残っていて。大人になってから、ふと思い出して、母に『あの絵って、なんの絵本だったっけ?』って聞いたくらい。母に『この絵本よ』ってその絵本をもらって、今度は私が子どもたちに読んでいました」母から娘へ、そしてまたその子どもたちへ。三世代にわたって、読み継がれていく大切な絵本は、母と子の絆を自然に結びつけてくれる存在だ。「絵本は親子で読むものですよね。絵本を子どもに贈るっていうのは、ただ物をあげて終わりではない。自分が読んであげる、その一緒に過ごす “時間” を含めて与えることだなと、あるとき気づいたんです。親と子どもで、一緒の時間が生まれるきっかけ。子どもへのプレゼントとして、それはなかなかいいものだなと思っています」【寺尾紗穂さん、これもオススメ】画集のような感覚で味わえる丹念に描きこまれた幻想的な絵『ラ・タ・タ・タム−ちいさな機関車のふしぎな物語−』文:ペーター・ニクル絵:ビネッテ・シュレーダー訳:矢川澄子¥1800/岩波書店機関車が大好きな発明家のチッポケ・マチアスは、ある日、ちいさな白い機関車を完成させました。しかし、ちいさな機関車を気に入った工場長は、自宅の庭園に飾るために、マチアスから機関車を取り上げてしまいます。がっかりして町を出て行ったマチアス。彼の後を追って、ちいさな機関車のふしぎな旅が始まります――。ドイツ人の絵本作家ビネッテ・シュレーダーが絵を、彼女の夫である法律家のペーター・ニクルが物語を書いた絵本。「絵がとてもきれいなので、小さい頃はストーリーよりも、画集みたいな感覚でよく見ていました。ずっと記憶に残るような印象的な風景の絵がいくつもあって、その世界に入り込むという感じですね。色調が美しい幻想的な絵で、ユーモラスなのに、ちょっと怖さも感じられる。ちいさな機関車が工場長の家から逃げ出して、山をぐるぐるとまわりながら越えて走っていくシーンでは、ずっと続く線路を迷路みたいに指で追うのも好きでした」自分を生かせる場所が必ずある!じんわり勇気をもらえる一冊『ぐるんぱのようちえん』作:西内ミナミ絵:堀内誠一¥900/福音館書店ぐるんぱはひとりぼっちの大きなゾウです。ビスケット屋さん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。ぐるんぱは、いろいろな仕事場で一生懸命に働きますが、いつも作るものが大きすぎて失敗ばかり。そんなとき、ぐるんぱは、子どもがたくさんいるお母さんに出会います。子どもたちの世話を頼まれたぐるんぱが開いた幼稚園は、子どもたちを喜ばせ、大成功するのでした。時代を超えて愛され続ける、初版1966年のロングセラー絵本。「ひとりぼっちで、さびしくて、ちょっとのけ者にされていたゾウの主人公が、働きに出て修業をする。自分の体が大きすぎるせいで、行く先々でズレたものを作っちゃうんですが、『それを生かせる場所があるんだよ』というメッセージが伝わってくるお話です。私は食いしん坊だったので、一番好きなページは、ぐるんぱが大きなビスケットを作る場面。ぐるんぱが開いた幼稚園に行って、このビスケットを食べたいなと思っていました(笑)」自分を受け入れて生きていくこと斬新なテーマに取り組んだ意欲作Illustration:Kashiwaiひとりぼっちのおおかみが「け」という、含みのある台詞をつぶやきながら、仲間を探して町をさまよっています。「おれに似た子はいないかな?」。うさぎ、やぎ、ぶた、しか……いろいろな動物たちがいますが、どこへ行っても、おおかみは満足することができません。仲間に入りたいようで、入りたくないのです。とうとう、おばけがたくさんいる墓場までやってきたおおかみですが、はたして仲間を見つけることができるのでしょうか?『やっぱりおおかみ』作・絵:佐々木マキ¥900/福音館書店「これも居場所探しの話ですね。最後におおかみが、自分は乗らないまま、気球をつないでいた綱をはずして、気球を空に放すんです。気球は別世界に連れて行ってくれるかもしれない乗り物ですよね。つまり現実逃避しない、自分はここで生きていくという意思表示であって。究極ですよね、この悟りは。子どもの頃は絵柄に惹かれていましたが、大人になって読み返すと、すごく深いことを描いていると気づかされる。大事な絵本ですね」Illustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年01月31日3歳〜活躍手抜きして料理上手に!?久原本家の「茅乃舎だし」いまや、仕事と育児の両立が当たり前のようになってきました。でも、ママだってスーパーマンじゃありません。全部を完璧にこなすなんて無理。とはいえ、我が子を思う気持ちはいつだってあります。そんなママの気持ちに応えてくれる「茅乃舎だし」。手を抜きつつ、ワンランク上の味を大好きな家族に出せたら。そんな一挙両得なアイテムです。《 紹介者 》ベビモニスタLIO&LUKAくんママベビモフの連載「着せ替えSNAP☆SNAP」で大人気だった双子のLIO&LUKAくんのママ。2018年、第3子となる男の子を出産。背伸びすることなく、子どもらしさを大事にした育児スタイルが共感を得ています。料理が苦手な私の救世主料理好きのママ友が教えてくれた「茅乃舎だし」。有名なので、知っている方も多いかと思いますが、本当に便利! 手間のかかるだし取りをしなくて済むなんて感激です。料理にはそんなに自信がない私ですが、日々のお味噌汁の味が格段にUPしました。「茅乃舎だし」を使ったレシピはネットで調べればいっぱい出てくるので、料理の幅も広がります。時短だけじゃない!納得の質仕事もですが、下の子が生まれて、より時間に限りができてしまって。少しでも日々の家事を時短できたらって、ママなら誰しもが望むことだと思います。でも、ただ単に時短できればなんでもいいってわけにはいかないのがママですよね(笑)。口に入るものは尚更、安全性にも敏感になりがち。その点、このだしは国産原料を使用。かつ、化学調味料も保存料も無添加。安心して使えます。できたゆとりで親子時間を楽しむ▼購入はこちら茅乃舎だし最近ハマっているのが、チャーハン。だしの袋を破って、一緒に炒めるだけ。たったそれだけで、美味しいチャーハンができます。離乳食にも使えるらしいので、今後は離乳食レシピも挑戦しようと思っています。手抜きというと良いイメージがないかもしれませんが、家事を効率よくこなすことって大事だと思います。仕事と家事で、1日の大半が終わってしまう中、子どもとの時間をどう創るか。そのために、優秀な調味料や時短家電などは賢く取り入れていきたいなと。Text:Kyoko Isobe
2019年01月24日「ママのためのアーユルヴェーダ」短期連載、はじまります!出産し、子育てを始めると、以前は気にならなかったカラダにまつわるあれこれが気になる人も多いはず。たとえば肩こりや腰痛。いままでは、ちょっと気になれば気楽にマッサージや整体に行けたけれど、子どもがいるとそうもいかないですよね。たとえば寝付きの悪さ。子どもがいつ起きるか気になったり、寒くないか暑くないか心配になって夜ぐっすり眠れないということもあるはず。そういうことが積み重なって、全体的にいつもなんとなく疲れている、ということはありませんか?すぐ病院へ!というわけにいかないのもまた、ママたちの悩みのひとつですよね。その不調・未病を事前に防ぐために日々簡単にできることを、アーユルヴェーダをベースにしたボディケアグッズや、レシピ本を開発しているライフスタイルアドバイザー三野村なつめさんに短期集中連載でご紹介いただきます!これを読んで体質改善して、病院知らずな健康ママに♡こんにちは、はじめまして。今回からアーユルヴェーダについてお伝えします、三野村なつめと申します。アーユルヴェーダをいかに幅広く伝えていくか、が私のテーマなので、こんな機会をいただいてとても嬉しいです。アーユルヴェーダは、これから絶対!来ますから。と、アーユルヴェーダを連呼してきましたが、アーユルヴェーダって、なんなのでしょう?今日はここからお話ししたいと思います。病院に行ってないからといって健康だとは限らないアーユルヴェーダをWikipediaで調べると、世界三大伝統医学のひとつ、と出てきます。そう、5千年も前にインドで生まれ、その中には、数千年前には内科や小児科、さらには、アンチエイジング科まであった、れっきとした医療。現代でもインドやスリランカでは、アーユルヴェーダ大学や国立の病院もあるんですよ。では、いまの医療となにが違うの?というと、健康になるために、ライフスタイルのなかで手軽に実践できることがたくさんあること。だるさ、冷え、頭痛、むくみ、便秘、肌荒れ、胃痛……見逃しがちだけれど、気になる不調ってたくさんありますよね。病院に行くほどではない、日常生活での不調を解決する方法が見つかるんです。たとえば、白湯。原料は水だけなのに、便秘、低体温、胃痛、風邪まで解消してくれる驚きの飲み物なんです。作り方や飲み方は、今度紹介しますね。実はアーユルヴェーダでは、病院に行ってないからといって、健康とは呼びません。例えば、私も毎朝決まった時間に便通が出ないのですが、アーユルヴェーダ的にいうと、悲しいですが私も健康ではない状態なんです。そういうちょっとした事に目を向けて、病気になる前にセルフケアをしよう、ということなんです。自分を見つめる。そこから健康ははじまる。そのために、最も大切なこと。アーユルヴェーダでは、まずは「自分自身を知りなさい」と教えてくれます。あたり前で忘れてしまいがちですが、同じ場所にいても風邪をひくひと。同じものを食べても太らないひと……ひとはそれぞれ体質が違うのです。あなたの体質を知れば、(なぜ私は太りやすいの?)といった原因が分かり、どうしたらいいのかも分かるんです。そして、さらにすごいところは“精神状態までも体質ごとに違う”、ということ。怒りっぽかったり、物忘れがひどかったりするのも、体質なんです。それを知ることができれば、ひととの付き合い方も、そして何より自分との付き合い方もとてもラクになりますよ。自分がどんな不調になりやすいか、どんな精神状態が多いのか、一度じっくり見つめてみることが、とても大切。ヨガやプチ断食も実は、アーユルヴェーダなんです実は、いままでアーユルヴェーダの美容法は大きなムーブメントをたくさん起こしてきました。「ヨガ」や「オイルプリング」、「デトックス」、「プチ断食」などもアーユルヴェーダから生まれたんです。あんまり知られてないけれど。数千年前に仏教とともに日本へ渡ってきたアーユルヴェーダの教えは、気づかないうちに私たちの日常にもたくさん入ってきているんですよ。さっき出てきた白湯だって、おばあちゃんの飲み物って感じでなじみがありますよね。アーユルヴェーダは、インドの額にオイルを垂らすエステだけではありません。5千年前から伝わる普遍的なものだからこそ、現代の私たちの生活にも取り入れやすく、フィットします。これから少しずつ知って、自分をラクにケアできるようになりましょう。次回はあなたの体質を知る方法をお伝えします!ARYURVIST ライフスタイルアドバイザー三野村なつめコピーライターとして数々のCM企画・制作に携わる一方でアーユルヴェーダと出会う。その奥深さと実践するとどんどん体調が良くなるところ(ここが大事)にハマり、南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「AYURIVST」やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。
2019年01月21日生後すぐ〜活躍細くて柔らかい子どもの髪に『タングルティーザー』のブラシ《 紹介者 》ライター小和野薫子さんViViをはじめ女性ファッション誌のライターとして活躍されている小和野薫子さん。5歳の男の子と3歳の女の子のママ。いいものを見つける感度の高さは、育児アイテムにも生かされています。2人目だし!と余裕でいた長女の育児。でも、その子、その子でぶつかる問題は違うもの(涙)。長男のときはなかった長女のヘアケア問題に直面した小和野さんを救ってくれたものとは?鳥の巣状態でブラッシングはお手上げ生後すぐから、ぐんぐんと髪が伸びた我が子たち。特に長女は、お座りすらできない寝返り期の時点で、後頭部の髪の毛は絡まり鳥の巣状態。ほぐそうと櫛で梳かそうもんなら、痛さで大泣き。もう完全にお手上げで放置していました(笑)。そんな娘の髪を見かねた先輩ママに教えてもらったのが、タングルティーザーのブラシ。子どものために買うには少しお値段がしますが、思い切って娘の好きなキティちゃん柄をネットでポチり!「あのブラシ持ってきて」と実母も絶賛寝返り期以来、絡まりを解消できていなかった長女の髪。それが、このブラシを使ってたった5分でさらさらに!1年半ぶりのさらさらヘアとの再会は、まるで魔法のようでした。実母は、私以上に感動していました。実家に長女を預けるたびに、「髪の毛をちゃんと梳かしてあげなさい」「もう切りなさい」って母から言われていて。誰よりも娘の髪を気にかけていた実母。いまでは、長女を預けるときに必ずこのブラシも持参します。娘自身もこのブラシだと痛くないようで嫌がりません。ブラシ効果で時短という棚ぼたも!▼購入はこちらタングルティーザー 日本公式サイトこのブラシに出会うまでは、絡まった髪をなんとかほぐしやすくするために、シャンプー後にトリートメントもしていました。シャンプーでさえ嫌がるのに、そのうえトリートメントまで。毎晩、泣きわめく娘とお風呂場で格闘。それが、このブラシで絡まりを解消してからは、髪もボディソープでOKに。今では毎晩の格闘が嘘のようです。さらには時短にもなって!時間と心にゆとりができたおかげで、夜の時間を穏やかに過ごせることができ、寝つきも良くなった気がします。Text:Kyoko Isobe
2018年09月28日今月のこありっぱー佐藤リッキー佐藤リッキー/プロジェクトデザイナー合同会社「Yello」代表。ファッションからインテリアまで、そして発案から企画、演出まで、ジャンルを越えたさまざまなプロジェクトで東京をデザイン。:@rikkisatoそこは、息子と僕の興味が一致した場所僕らがオーストラリアを訪れたのは3年前、息子が4歳の時。目的地は「カバリタビーチ」。バイロンベイとゴールドコーストの間(ややバイロン寄り)に位置する、とてつもなくローカルで、とてつもなく美しいビーチです。その頃手がけていたプロジェクトの参考にしたいデザインホテルの場所が、オーストラリア。そういえば、息子が見たいと言っていたグローワーム(光る虫)が生息するのはオーストラリアだったような……と調べると、奇跡的にエリアが近い。これはきたな!と(笑)。当時のオーストラリアは、僕的にムーブメントを感じていた場所。話題の料理店もオーストラリア発のものが多かったし、大好きなレストランのシェフもオーストラリアで修業をされていたり。なにやら匂うぞ、あの大陸……と、ちょうど思っていた頃だったんですよ(笑)。だんだん牌(パイ)が集まってきて、最後に息子のグローワームでどん!と揃った感じ。まさに一石二鳥、いや三鳥?“呼ばれている”と都合よく解釈して(笑)、すぐに計画を立てました。オーストラリア、はっきり言って最高でした写真は朝のカバリタビーチ。偶然が重なり訪れたオーストラリアですが、本当に行ってよかった(物価が高い以外は……笑)。とにかくフレンドリーで、フリーダム。特に僕らが滞在したあたりは、もともとヒッピーたちが住み着いて発展したという歴史もあり、空気が極上にゆるい。現地の人たちの5人に1人は裸足でスーパーにも行っちゃってました。それが日常なんです。オーガニックが自然に根付いている感じも好きでした。生活がオーガニックと密着していて、地産地消がリアルに感じられて。ナチュラルさに嘘がなくて、すごく心地よかった。これは、バイロンベイにある「the farm」というオーガニックレストラン。横にある畑で採れた野菜を使った料理を提供してくれて、本当に美味しいお店なんですが、子連れでも全然大丈夫。むしろウェルカム。子どもだって美味しいものを食べたいだろうし、食べさせてあげたい。大人と同じクオリティのものを食する経験を、自然にできるのがオーストラリアでした。子どもに対してフレンドリーに接してくれるのは、やっぱり気持ちがいいですね。幸せになります。まずは息子の興味を満たしてから旅のタスクは最初からはあまり決めない派。現地で楽しいことをどんどん見つけちゃうので。忙しくなりすぎるのは本意じゃないし、“やりたかったことができなかった” という思いはしたくない。アンハッピーになることは全力で避けます。だから、“絶対にこなさなくてはいけないこと” は最初の方に。今回の旅でいうと息子のグローワームの鑑賞!これだけは絶対に完遂しなくてはいけないタスク(笑)。子どもがいるので、宿だけは確実に予約しておきます。最初に泊まったのが、この一棟借りのロッジ。グローワームが棲む洞窟のすぐ近くに建つロッジで、すごく雰囲気のいい宿でした。調べるのは得意なんです。ツアーで旅をしなくなってから早20年。嗅覚もかなり鍛えられました。宿もハズすことはほぼないですね(笑)。そしてこれが本題の光る虫、グローワーム。写真では伝わりにくいのですが、相当キレイでした。百科事典大好きっ子で、このグローワームが紹介されている付録のDVDは、擦り切れるほど観ている息子。実物のグローワームを目の当たりにし、相当満足した様子。親冥利につきる瞬間でしたね。子どもが喜ぶ顔っていいです、やっぱり。そして、僕の目的地はここデザインサイトで見つけて以来、目をつけていた「Halcyon House(ハルシオンハウス)」へピットイン。外観はモーテルで、内装はホテル。そのコントラストに惹かれました。高級リゾートなのに、肩肘張らない感じがすごく心地いい。リノベーションって、新しいものを建てるよりも空気感のいいものができるんだなあと再確認。ブルーを基調にしたインテリアが特徴。日本にはないパターン使いなど、参考になります。完全に、仕事目線(笑)。地元の新鮮な食材を使った朝ごはんも、本当に美味しかった。そして子連れ旅で大事なのが、プール。プールは大事です。プールさえあればなんとかなると言ってもいい(笑)。子どもにとっては、ホテルのインテリアが素敵であるか否かなんてことは実はどうでもよく、大事なのは楽しく遊べること。でも僕は別行動はしたくない。家族で一緒に動きたい。僕が一人で自由に動くことで、妻に負担をかけることになってしまうし。だから、大人の欲求と子どもの欲求が両方満たされる宿を選ぶこと、そういう旅程にすること。それは我が家の絶対ルールだったりします。みんながハッピーであることが一番。息子がいつもと変わらず過ごせるようにオーストラリアは日本と時差がほぼないので、大人も子どももラク。子連れ旅の目的地としては至適です。子どもは無理をさせると不機嫌になり、結果面倒なことが増えるので(笑)、なるべくノンストレスに。ホテルの目の前のビーチには、キレイな貝殻がたくさん。息子はずーっとそれを集めて遊んでいました。いわゆる “お宝探し”。子どもなら誰もが大好きなヤツです。ネックレスにしたり、そのいくつかは持ち帰り額装し、家に飾っています。 いい思い出です。何を持っていくかも重要で、この時はキックスケーターをチョイス。大正解でした。広くて自由なオーストラリアは、どこでも好きに乗ってOK。そんな場所は日本ではなかなかないので。遊び道具であることはもちろん、移動ツールにもなる(僕が押すんです・笑)。時間を楽しく彩ってくれるという点でも有効でした。あとは、ママさえいれば息子は全部OK(笑)。普段は本当に忙しく働く妻なので、旅の間はできるだけのんびり過ごせるように。息子との時間を持てるように。それは旅をプランニングするうえでものすごく意識します。それが家族全員のハッピーにつながることでもあるので(ひいては自分のハッピーにも)、手は抜かないですね(笑)。旅の思い出は、ムービーにオススメなのが、旅で撮った動画を一本のムービーにまとめること。旅の思い出を帰国後にもう一回追体験するのって、実は幸せな作業です。息子もたまに「どこどこへ行った時の見せてー」と言ってきます。思い出がクリアになる点でも、ムービー化はすごくいいです。僕は特に難しいアプリは使いません。iPhoneにデフォルトで入っている「iMovie」内のフォーマットを活用しています。行った先々で、30秒ぐらいずつ撮影しておけば素材になるので、それを簡単につないで1分程度の動画にするだけ。僕らは年に1〜2回は旅をするので、動画もだいぶ増えてきました。たまに見直しては「ちゃんとやってるな、家族」って1人満足しています(笑)。Composition&Text:Urara Takahashi
2018年09月26日世の中に数あるSNSの中から『ママパパがおもしろい! 』 を基準に、赤ちゃん本部長でおなじみ㈱モアイの営業部3人組がインスタグラム、ツイッター、ブログから、気になるアカウントをピックアップ。子育ての役に立ったり、息抜きになったり、とにかく可愛かったり、面白かったり……。おすすめ子育てSNSをお届けします!坂井部長坂井です。こう見えて、アートやカルチャーなどに興味をもったりしております。手前味噌ではございますが、皆さまと共有したいものをご紹介できればと思っております!天野課長どうも天野です。「ぷぷぷ」と笑える、子育ての息抜きになれるようなアカウントを独断と偏見でご紹介します!西浦西浦です!本部長と娘のハルミの育児をする中で、僕自身参考にさせて頂いてるアカウントさんをご紹介できればなと、思っております!今週のBABYPICKSゆるふわ昆虫図鑑Twitter : @64zukanInstagram : 64zukan天野課長じゅえき太郎さんの昆虫や爬虫類の日常をゆるーく描いた漫画。彼らのコミュニティで起こる日常が、どこか人間味溢れていて、腑に落ちない何かに、とても共感してしまいます。じゅえき太郎さんの作り出す、独特の間と表情豊かな昆虫たちが、たまらなくクセになる漫画です!また、夏には蝉、秋にはスズムシが登場したりして、季節も感じることもできるのも素敵です。天野課長の気になるPOSTブブInstagram : booboo.piyo天野課長分かりやすくガッカリしたり、喜んだりする娘・ガク子ちゃんの感情の移り変わりが、見ていて飽きません(笑)。たまに覗かせる、渋めの表情がたまらなく可愛い!にぎやかな子煩悩っぷりを発揮してるパパも魅力的な存在です(笑)。天野課長の気になるPOSTたぬきケーキめぐりInstagram : tanukicake_meguriBlog : たぬきケーキのあるとこめぐり坂井部長皆さまは「たぬきケーキ」をご存知でしょうか?私は初めて目にしたケーキなのですが、昔ながらのケーキ屋さんでは、ショートケーキと並んで、当たり前に売られていたそうです。「たぬ吉くん」「チョコタヌキ」「ポンちゃん」といった様々な名前で現れるたぬきケーキ。そして捕獲されたたぬきケーキは、顔の観察から入り、フォークで真っ二つにされたのち、食されます。皆さまも発見した際は、是非ご賞味ください!坂井部長の気になるPOSTつぶみとほにゅ7mTwitter : @tbys141122西浦つぶみさんが描く、ほんわかしたイラストにとっても癒される育児漫画。その中で、「完母」にこだわることをやめた記事がありました。「完母」とは完全母乳のこと。粉ミルクは使わず、母乳のみで授乳する、ということだそうです。同僚のママさんでも、なかなか母乳がでずに悩んでる方がいました。僕もまだまだ育児真っ最中、悩む事もありますが、前向きなつぶみさんの投稿に強く励まされてます!西浦の気になるPOST西浦今週は読者のみなさまから、教えて頂いたアカウントもご紹介しております!引き続き皆さまの気になるアカウントをお待ちしております!「気になるアカウント」募集中!あなたが日常で楽しみにみているアカウントを教えてください。気になるアカウントを教えて下さい。
2018年09月25日目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が虐待をうけて亡くなった事件を発端に、犬山紙子さんのつぶやきから始まった、子どもの虐待をなくそうという呼びかけ「#こどものいのちはこどものもの」。共に活動をする、ミュージシャンの坂本美雨さんと犬山さんに、子どもを産んでからの思いや、子どもがいるいないにかかわらず、社会に生きるひとりの人間として、「#わたしたちでもできること」とは何かを語ってもらった。ー子どもがいない人にとっても、公共の場で躾とは思えない親の子どもへの態度を見てしまったときに、どうにかしたいけどどうすべきかわからないという課題があると思うのですが、お二人はどうお考えですか?犬山:私も友達から、出先でそういうことに遭遇した場合、どうすればいいのかという相談を受けたりします。「189」に連絡を、ということは随分広まってはいるけれど、その場で電話をしてもどこの誰だかわからないし、彼らの後をつけるわけにもいかないしって。坂本:日本においては、特に難しいですよね。アメリカだったら、「Hey?,Are you OK?」みたいにそこに突っこんでグイグイいける明るさ、コミュニケーション力、ある意味KY力がある。だから、私たちもちょっとずつスキルを上げていかなくちゃいけない。犬山:確かに、パッと自然に入っていけるといいな。坂本:もともとアメリカには虐待や子どもへの接し方に対して周りの目が厳しいという地盤があって、あまりに親の子どもに対する当たりが強すぎると、社会的に「Hey hey」と言ってもいいみたいな環境だからこそ言いやすいというのもあるだろうけど。日本は、人の子育てには口出しをしないのが決めごとみたいになってる。でも、少し前の時代なら「ちょっと、お母さん」と口を挟むおばさんもいたわけで、それはそれでよかったんだと思う。言われた本人は「えっ」と思うかもしれないけど、怖がりすぎてもいけないし、怖がられないようなコミュニケーションスキルを鍛えていくべき。犬山:コミュニケーションって、親身になれるかどうかが肝だと思う。「そんな格好させてたら駄目でしょ!」という感じで上から目線で怒ってくる人に対しては、私は「No」と言いたいんですよ。家にはそれぞれの事情があるから。でも、明らかにお母さんも困っていて子どものせいで辛い思いをしていそうであれば、「お母さん大丈夫かな」と親身に寄り添いながら話しかけにいくこと。なかなか難しいけど、そういう姿勢で話しかけることが大事だなと。「駄目でしょう!」じゃなくて「大丈夫ですか?何かできることはありますか?」って。うざがられても。坂本:その場の空気をいい意味で乱すというか、張り詰めた空気を乱す役割をやってみるとかね。犬山:エッセイストの紫原明子さんがやっている「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」にはステッカーがあって、貼っていると、「赤ちゃんが大好き。全然泣いてもいいよ!」という表明になる。実際に声をかけるのは難しくても、ひとつ前の段階で見えるところにステッカーを貼るくらいならできると思うんです。それを受けて美雨さんが「赤ちゃん抱っこしたい」ステッカーを作ろうと(笑)。坂本:マタニティマークみたいな感じで、どこででももらえるようにしたくて。ちょっと荷物が多いとか、赤ちゃんを抱っこしていて、電車の中で「どうしよう?」というときあるじゃないですか。そんなときに、「お手伝いしましょうか」と言いやすいように。言われたお母さんも構えないように、ステッカーがあればなって。犬山:声をかけられないという気持ちは滅茶苦茶わかるし、それが大多数だもんね。私もそうだったし。男の人はそのことで余計に悩んでいるんですよね。男だから、子どもに声をかけたら通報されるかもしれないとか。でも、だったら何もしないよりは折衷案というか、ひとつ、優しい空気を出してみよう。公共の場を優しくしていこうというのは、私たちにもできることですよね。坂本:いっぱいいっぱいのときは周りの人が普通にしているだけでもマイナスに思えちゃうから、むしろ周りがプラスにしていかないといけないんですよ。それはみんなが、どんな立場の人でも努力できることだと思うんです。今回本当に思ったのは、助けが必要な人は助けを求めに来れないことがほとんどだということ。だから、助けが必要な人を私たちが探し当てなきゃいけない。それをするにはどうしたらいいんだろう?ということをずっと考えている。ちょっと余裕のある人は手を差し伸べるようにする。そうやって能動的に動いていかないと。犬山:そこで、何かしたいけど勇気もないし何をすればいいかわからないという人に流行らせたいハッシュタグが、「#わたしたちでもできること」なんです。私たちができる作業は、ハードルを下げていくことだから。「児童虐待問題に取り組みます!」とマザー・テレサのように私生活もなげうって子どものために何かやるとなるとハードルが高すぎるけれど、「赤ちゃんが泣いていたら変な顔をしてあげる」とTwitterでつぶやくだけでもいいんです。それだけで優しい空気がタイムラインに流れるから。坂本:親だけの問題じゃなくて、社会に暮らすいろんな年代のみんなが関われることが大事だよね。みんながそれをしていけば、社会全体の意識の底上げになる。国に予算を付けてもらうことも大事だけど、社会の基盤がないと、どれだけ予算が付いて児童相談所が増えても、根本は解決しないから。犬山:本当に。目の前の低いハードルを一度越えられたら、これもできるかもって思えるかもしれないから、一回アクションを起こすことが大切ですよね。坂本:たとえば、自分の体験の中にひとつでも例ができたら、次もできるような気がするかもしれない。高校生の男の子とかでも、電車で小さい子に変な顔をして笑ってくれたという成功体験があれば、またやってみようとか、ベビーカーにスペースを譲ろうと思うかもしれない。私も産むまでは、妊娠している人や赤ちゃんがいる人って、閉ざしていたつもりはなくても目に入ってこなかったことがあったけど、自分の置かれた環境や行動によって視野というのは自然とどんどん広がっていくものだから、みんなでそうやっていくことが必要なんだと思う。犬山:そういう成功体験が増えていったらすごくいいよね。ハッシュタグを付けてつぶやくだけでもいいし、記事をシェアするだけでもいいし、いっぱいいっぱいの友達の話を否定せずに聞くだけでもいい。それも実はひとつのアクションだから。ーみんなで育てるという意識で、行動をしていくことが大切なんですね。今後、「#こどものいのちはこどものもの」は、どういう活動をしていくのでしょうか?犬山:こないだ国が対策案を出してきたんですが、しっかりそれが為されるのか、さらにそのためにはもっとこうしたほうがいいという改善点はあるのかとか、国に対する働きかけはしていかねばと。もちろん素人なので、専門家のいろんな立場の人に話を聞いてそれをシェアするのが、今の私たちにできることですけど。それを偉い人が見てくれたら、さらに議論が深まるだろうし、理想を言えば、いろんな立場の方のいい知見が重なって、よりいい仕組みができればいいなと思うし、それに対する監視みたいなことは引き続きやっていきたいですね。勉強、取材、拡散、草の根運動も。坂本:あとは、「つなげる」ことも私たちの役割の一つかなと思います。企業や起業家、いわゆる資産がある人にも、何かをやりたいと思っている人はけっこういて、そういう人たちに会いにいって、今どこかお金を必要としているところに投資したいとか、こういうプロジェクトのアイデアはあるから援助を受けたいというように、与えられるところと必要としているところをつなげることもこれからできそう。ーそうなると、もうひとつのメディアですよね。在り方としては。坂本:そうですね。例えば、このプロジェクトを始めたときにアートディレクターの千原徹也君が「何かやりたい」と言ってくれて、「ロゴを考えてほしい」とお願いしたら、事務所全員で相談して5パターンくらい出してくれて、いいものが出来上がってきた。企業とアートディレクターをつなげて、広告スペースで活動を宣伝することもできるかもしれないし、お金が発生しないところでできることもあるし、お金を持っている人に提供してもらうこともできるなとは思ってます。こないだ児童養護施設に見学に行ったら、「改築したいけどお金が足りない」と言っていて。クラウドファンディングの「CAMPFIRE」を勧めたら、「1回やってみたんですけど……」と明らかにそういうことが得意ではなさそうで。そこでファンタジスタさくらださんが「CAMPFIRE」代表の家入一真さんに会いに行ったときにそのことを相談したら、施設を見に来てくれることになって。たとえば「CAMPFIRE」の中から一人、養護施設に派遣して、一からやり方を教えてもらうということがお金を発生させずにできたら、得意じゃない人たちも学べる。そういう事例がひとつできたら、全国でもやりやすくなると思って。ー寄付する窓口が明確になれば、アクションも起こしやすいですしね。坂本:そう。クラウドファンディングがいいなと思ったのは、みんなのちょっとずつが集まってくるから、寄付した人もそれがどうなっていくのかが気になって、後々までやっぱり関わっていくんですよね。その後の関わりで視野が広がっていくのも大事だから、クラウドファンディングは使っていきたいなと。その1アクションによって、ちょっとずつ見えてなかったことが目に入ってくる可能性を秘めていると思う。ー最後に、子どものいなかった頃の自分と比べて、現在は、素敵な自分でいられていると思いますか?坂本:私は、やっぱり子どもと向き合って初めて出てくる自分もいて、以前と比べていやな部分もいっぱい発見していますね。キャパは広げざるを得ないというか、何とかできるようになってるかもしれないけど、だからといって自分が素敵って思えるかは別かな。でもそういう自分と向き合っていますね。犬山:独身の方でも素敵だと思えるように進化する人もそうじゃない人もいるし、子どもがいても自分のことを好きになる方向に行く人とそうじゃない人がいますよね。私はなるべく環境を整えようと思っていて。そうしたら、これまで問題だと思っていた怒りっぽいところを直そうというアクションにつながった。これがもし孤立してて追い詰められていたら、たぶん逆の方向にいっていたかなという気がする。ー自分の心や環境を整えるって、お母さんじゃなくても根本的に大切なことですよね。犬山:大人になればひとりで生きれて当たり前、みたいな風潮をまずぶち壊さないと難しいかなと。社会でひとりで生きれる人って、絶対いないから。自立って、自分で稼げて食えて何でもできてという意味だと受け取られているけど、私は実はそうじゃないと思っていて。自立って、人に助けてほしいときにSOSが出せて、逆に人が助けてほしいときに手を差し出せることなのかなと思うんですよ。それが前提にあると、助けを呼べると思うんだけど、自立しなきゃってなるとできないから辛くなる。そうすると他人に対しても厳しくなっちゃう。ひとりでも何でもできなくて当たり前という感覚が大事なのかなと。坂本:私、自分の価値観だけで子どもを育てるとなったら怖すぎて絶対無理。犬山:一緒。わかる。いろんな大人に関わってほしい。坂本:自分に自信はないけど、自分の好きな人に対してはすごく自信がある。この人のことは本当にオススメできますっていう人が周りにけっこういるから、私が間違っていることもあるから、そういう大人たちと子どもが接して生きていってくれればいいし、いい人の影響を受けてみんなに育ててもらってくださいって思ってるんです。最初から一人で育てることは諦めているというか。犬山:いや素晴らしい。合い言葉は、できなくて当たり前(笑)。そもそも超人でも無理だと思うよ。そういう意識を、自然と広げていきたいですね。Photo:Toru DaimonText:Tomoko OgawaPROFILE犬山紙子Kamiko Inuyama1981年生まれ。コラムニスト、イラストエッセイスト。著書に『負け美女 ルックスが仇になる』(マガジンハウス)、『地雷手帖嫌われ女子50の秘密』(文春文庫)、『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)ほか多数。2017年に女児を出産し、育児体験者への取材記録や自身の出産体験記を収録した『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)を刊行。現在は「SPA!」「anan」「steady.」「文學界」「読売新聞」などで連載中。坂本美雨Miu Sakamotoミュージシャン。東京 / ニューヨーク育ち。1997年、Ryuichi Sakamoto featuring Sister M名義での「The Other Side of Love」でデビュー。音楽活動に加え、ナレーションや執筆、またTOKYO FM他JFN全国ネット「ディアフレンズ」のパーソナリティを担当。大の愛猫家であり、動物愛護活動にも力を注ぐ。2015年に娘を出産。2016年3月、かねてから親交のあった聖歌隊「CANTUS(カントゥス)」と、アンドリュー・ロイド・ウェイバーのレクイエム「pie jesu」を、坂本美雨 with CANTUS名義にて、配信限定リリースし、6月、同じくCANTUSとミニアルバム「Sing with me 」をリリース。同年12月、坂本美雨with CANTUS名義にてフルアルバム「Sing with me Ⅱ」をリリース。ソロ活動に加え、シンガーソングライターのおおはた雄一とのユニット「おお雨(おおはた雄一+坂本美雨)」として多くの音楽フェス等に出演中。
2018年09月24日秋のGUキッズはますますパワーアップして登場!今週のGUは、ガールズアウターに続いて、特におすすめしたいボーイズアウターをご紹介します。Kナカワタ フーディブルゾンBLACK / ¥3,990+税Kナカワタ フーディブルゾンOLIVE / ¥3,990+税このクオリティでこの価格は本当にすごい。ダブルフェイスのファー付だから、これ一枚で冬も乗り切れそうなテンションBOYS シングルライダースジャケットBLACK / ¥2,990+税※一部店舗のみ販売小生意気なライダースもこの価格なら気軽にトライできそう。たまには遊び心のあるアイテムでハッピーになるのもいいよね。K ウラボアフルジップパーカBLUE / ¥1,990+税K ウラボアフルジップパーカRED / ¥990+税K ウラボアフルジップパーカBROWN / ¥1,490+税よく動きよく汗をかく男の子には、裏ボアのパーカーってすごい優秀アイテム。色バリも豊富だからお気に入りカラーを見つけてね。もちろん男女兼用です。K ウラキモウスウェットPO(L)カレッジBLUE / ¥1,490+税K ウラキモウスウェットPO(L)カレッジRED / ¥1,490+税GUのカレッジスウェットは、お父さんとお母さん用もあるので、親子コーデができちゃいます。今年は旬のロゴアイテムをがんがん取り入れて、キャッチーに過ごしたい!Composition:Kana MatsumotoPhoto:Makoto MutoDesign:Hisako Ninomiya
2018年09月24日目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が虐待をうけて亡くなった事件を発端に、犬山紙子さんのつぶやきから始まった、子どもの虐待をなくそうという呼びかけ「#こどものいのちはこどものもの」。共に活動をする、ミュージシャンの坂本美雨さんと犬山さんに、子どもを産んでからの思いや、子どもがいるいないにぜきかかわらず、社会に生きるひとりの人間として、「#わたしたちでもできること」とは何かを語ってもらった。ー結愛ちゃんのニュースの以前から、お二人は子どもの虐待について気になっていたことがあったんでしょうか?坂本:私はすごくありました。子どもを産んで数ヵ月後くらいからは、幼児虐待のニュースがあるとすごく気になるようになって、ひとりで落ち込んでいたし、ずっと考えてしまうことが続いていました。犬山:私もそうでした。坂本:ね。それでアルバムを作るときに、どうして虐待するようになっちゃうんだろうかとすごく考えて、例えば子育てに行き詰まったときに生活の中に歌が当たり前にあったら気が紛れるというか、その場の空気が変わったりするなと実体験から思ったんですね。歌で人を癒やすということではなくて、歌の効能は肉体的にもあって、声を出すだけで筋肉が和らぐし、酸素が循環するだけでも変わる。それはもう物理的に。子どもにとってもお母さんにとっても良い効果があるはずだと。だから、聞いてもらうだけではなくもっとみんなにも歌ってほしくて、坂本美雨 with CANTUSというプロジェクトで聖歌隊と一緒にほぼ人間の声だけのアルバムを作りました。そして子連れウェルカムなライブをやりました。犬山:私も、子どもを産む前から、動物虐待と子どもの虐待のニュースは自分に子どもがいなくてもキツくて、キツイなぁと思いながらもひとりでどうにかできる問題でもないから、自分はしないようにしようくらいの気持ちでいたんです。それが、子どもを産んだら、どうにかしたいという気持ちが強くなったのと、子どもに胸を張れる大人でいたいという気持ちが生まれて。でも自分に自信がそこまであるかと言われたら、なかったんですよ。仕事は生き生きやっているし、頑張っているし、自分なりに愛せる著書も出しているけど、虐待問題に見て見ぬふりをしている自分だと胸を張れない。寝る前に夫と二人で最終的に何かやれたらいいねと話していて。ーそれは、母として?人として?犬山:そうですね、人としてです。それで、自分たちは何に心を痛めていて、何の力になれるんだろうね、いつか虐待について取り組めたらいいよねとふんわりとした話はずっとしていたんです。でも、いつかアクションを起こしたいと思っていても、仕事と子育ての両立で大変だからまだできないなと思いながら、ニュースを聞く度にしんどいなと。何もしていないことがしんどくなってくるという感覚だったので、結愛ちゃんの事件で、もちろん子どものためでもあるんだけど、自分のために何か動きたいなという感じでした。坂本:溢れたという感じ。それで、紙子ちゃんが「#こどものいのちはこどものもの」をTwitterで始めて、お誘いではなくて、こういうことを始めてみたという報告をInstagramのDMにくれたんだよね。それが来た瞬間、「やった!」と思って。犬山:即レス!坂本:「一緒にやろう!」とすぐに飛びついて。嬉しかった。犬山:私が『私、子ども欲しいかもしれない。』という本を出したとき、子育ての先輩として、美雨さんに話を聞きに行って。もともと動物愛護の活動をされていることもあったし、美雨さんから慈愛を感じていたので、声をかけました。坂本:確かLINEグループを作ったのが6月11日くらいで、そこからやり取りが始まったんだよね。犬山:実は私から連絡したのは美雨さんだけで、記事を読んでTwitterでつぶやいてくれた人たちに、私からLINEで「つぶやいてくれてありがとう。みんなでできたらいいなって思っています」と伝えたら、全員即レスで「やろう」と返事をくれて。みんな、同じように思ってたんだなと。ーみんなで集まって始まったわけじゃなかったんですね。犬山:そうですね。集まったのは2回くらいかな。厚生労働省に行く、とかみんなで動くこともあるんですけど、個々の活動がけっこう多いかな。坂本:多いね。始めた頃は自分たちのスタイルが定まっていなかったんですが、最初は、フローレンスの駒崎弘樹さんの「なくそう!子どもの虐待プロジェクト2018」の署名活動の共同発起人となって、署名集めをしました。その後、自分たちはどうしていこうかとなったときに、それぞれの得意分野も自分たちのネットワークも違うし、一人ひとりがこの問題に対して経験・知識不足で、それぞれが勉強しなきゃいけないという状況もあって、それぞれの近しいところでこの分野のリサーチをしたり、話ができそうな媒体を探してと、個々の活動が始まったんじゃないかな。犬山:うん。まとまっていないと動けないという感じではないですよね。坂本:みんなそれぞれのアイデアがあって、興味がありそうな人がいたら「一緒に行く?」というのがLINEグループに投げかけられて、スケジュールが合う人で行くという感じですね。それと、今は、とにかく虐待問題についての勉強。乳児園や児童養護施設を訪れて、職員の方々のお話を聞かせていただいています。あとは、すでに長くこの問題に取り組んでこられた方々も多くいらっしゃるので、その方々にお話を聞くなど、引きつづき勉強をしたいなと思っています。ーこれまでの活動で、現状の問題点や改善されるべき点について学びはありました?犬山:死ぬほどあって、調べれば調べるほどどんどん出てくる。その中で見えてきたのは、これをやれば虐待がなくなるということは絶対にないということと、まず親のケアが超大事ということ。そのうえで私たちが厚労省に出した提案書は、親に対する根本治療と子どもへの対症療法の二つに分かれていて、どちらもめちゃくちゃ大事なんです。坂本:命が危険な子どもは今このタイミングにもいるからね。犬山:そうなんです。対症療法として、そういう子たちを保護する仕組みを整えてほしい。具体的には、一時保護所が満員だから保護できないということがないようにしてほしいし、専門的な知識を持った児童福祉司さんがひとりで120人もの子どもを抱えているという状況は改善すべき。でも、それ以上に大事なのは、なぜ虐待をしてしまうのか、どうすればしなくなるのかということを丁寧に話していくことだと思います。学びを通して見えてきたのは、孤立の問題。実は、親自身は虐待を躾と思っていたり、子どもが憎くてしているわけではなかったり、親なりのSOSだったりするということ。坂本:徐々に麻痺するものだと思うんですよ。最初は、ちょっとしたきっかけで、だんだん暴力にも慣れてきて、だんだん蝕まれていく。「はい、一線を越えました」というところがないからこそ、親もだんだんよくないサイクルにハマってしまうんじゃないかなと。ー自分に起こる可能性はない、とは断言できないということですよね。坂本:うん、絶対にないとは言えないし、紙一重だなって。まず、赤ちゃんと向き合ったときに、それだけでいっぱいいっぱいになるというのも事実で、そのときに私が経済的に困窮していたら、全然違う精神状態だったと思う。それに、旦那が浮気していたら……とか、産休が取れなくてやり甲斐のある仕事を全部失っていたら……とか。もしかしたら、この子のせいだと思ってしまうかもしれない。今、私は恵まれているけど、ちょっとした環境の変化で感じ方は全然違うよね。犬山:私も、運がいいだけだと思ってる。私は子どもを叩きたいとは全く思わないけれど、それは夫も私も健康で、仕事ができていて、保育園にもギリギリセーフで入れて、人に支えてもらえる土壌が運良くあったから。だから、子どものことを可愛いと思いながらも、ひとつでも欠けていたとしたら、人ひとりの命が自分にかかっているというプレッシャーが人をおかしくするということはわかる。坂本:本当に、そうなんだよね。犬山:私は、20歳のときに母の介護をやっていて、人に頼らなきゃいけないというのが身に染みたんです。そのときは私も滅茶苦茶で、当時付き合っていた彼氏に対してモラハラみたいなことをして最低だったんです。でも、人の手を借りない限りは追い詰められる。誰かのために動くとはそういうことなんだなとそのとき感じて。今はすごい人に頼っていて、子どもに対して虐待する気持ちは全然起きないんですけど、そうなってしまう気持ちはわかります。あと、実際そういう声がすごく届くんですよね。だから、ひとりで背負ったら虐待をしてしまう、くらいに考えてもいいものだと思っています。虐待するのが異常ではなくて、そうならないように対策をしましょうね、国も自治体も企業もケアしてくださいね、みんなで力を合わせてやっていこうね、っていうことなのかなと。ー「#こどものいのちはこどものもの」は、ソーシャルメディアを介して広がっていて、SNSは自分の鏡じゃないですが、見栄を張ることもできるけど、本当の声を届けることもできますよね。SNSだから一気に多くに届いたということは実感されていますか?犬山:自分が思っていることをダイレクトに国に届けるにあたって、ハードルがすごく低くなっていることはとてもいいと思う。SNSがなかった時代は、実際に署名を集めるという地道な作業をしなきゃいけなかった。それはすごく尊い行為だし、署名は今でもすごく大切なものだけど、いっぱいいっぱいの人にとっては、書いたり配ったりという活動をするハードルがそこそこ高いと思うんですよ。でも、それでも何かを言いたい、何かをやりたいという人に対してソーシャルメディアはマッチしているなと。さらには、ハッシュタグというものがあると、情報が集約されて可視化されるから、よりわかりやすい。ハッシュダグを付けないでツイートしてもたくさんリツイートされたら目に届くかもしれない。簡単に数の力を集められる仕組みだと思います。坂本:まさに。犬山:見えざる意見が明るみに出て、しっかり国や議員に届くということは大切だと思う。これまで専門分野の人たちしか知らなかったり、言えなかったりした問題に対して、今回の結愛ちゃんの事件は、子どもがいるいないにかかわらず、本当に幅広い年代の男女が心を痛めた。そういうきっかけがあって、今回SNSによって幅広い人たちが発言するようになったことは、裾野が広がったように感じますね。Photo:Toru DaimonText:Tomoko OgawaPROFILE犬山紙子Kamiko Inuyama1981年生まれ。コラムニスト、イラストエッセイスト。著書に『負け美女 ルックスが仇になる』(マガジンハウス)、『地雷手帖嫌われ女子50の秘密』(文春文庫)、『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)ほか多数。2017年に女児を出産し、育児体験者への取材記録や自身の出産体験記を収録した『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)を刊行。現在は「SPA!」「anan」「steady.」「文學界」「読売新聞」などで連載中。坂本美雨Miu Sakamotoミュージシャン。東京 / ニューヨーク育ち。1997年、Ryuichi Sakamoto featuring Sister M名義での「The Other Side of Love」でデビュー。音楽活動に加え、ナレーションや執筆、またTOKYO FM他JFN全国ネット「ディアフレンズ」のパーソナリティを担当。大の愛猫家であり、動物愛護活動にも力を注ぐ。2015年に娘を出産。2016年3月、かねてから親交のあった聖歌隊「CANTUS(カントゥス)」と、アンドリュー・ロイド・ウェイバーのレクイエム「pie jesu」を、坂本美雨 with CANTUS名義にて、配信限定リリースし、6月、同じくCANTUSとミニアルバム「Sing with me 」をリリース。同年12月、坂本美雨with CANTUS名義にてフルアルバム「Sing with me Ⅱ」をリリース。ソロ活動に加え、シンガーソングライターのおおはた雄一とのユニット「おお雨(おおはた雄一+坂本美雨)」として多くの音楽フェス等に出演中。
2018年09月23日今月の人。脳研究者・薬学博士池谷裕二さん1970年、静岡県生まれ。1998年、東京大学大学院薬学系研究科で薬学博士号取得。2002~2005年コロンビア大学客員研究員を経て、2014年より同学部教授。専門分野は大脳生理学。特に海馬の研究を通じて、脳の健康について探求している。文部科学大臣表彰 若手科学者賞(2008年)、日本学術振興会賞(2013年)、日本学士院学術奨励賞(2013年)などを受賞。著書に『記憶力を強くする』、『進化しすぎた脳』、『受験脳の作り方』、『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』、『脳には妙なクセがある』など多数。「ぱぴぷぺぽ」の音とカラフルな色と形の世界に赤ちゃんも大はしゃぎ!『ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ』絵・おかざきけんじろう文・谷川俊太郎¥1200/クレヨンハウス谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」シリーズ。多彩な創作活動を展開するアーティスト、おかざきけんじろうさんの絵を見て、谷川俊太郎さんが文を書きました。「ぱぴぷぺぽ」の音に合わせて、ヘンテコなものたちがあっちこっちに……。赤ちゃんと一緒にパパ、ママも心地よい言葉のストレッチができます。読み聞かせのときは、大きく口を開けて、大きな声で読むのがポイント。「初めて手に取ったのは、長女が生まれて半年くらい経ったとき。ストーリーはなく、ただ“ぱぴぷぺぽ”の音と、原色っぽい色と形の抽象画で構成されているんですよ。この音と光!人間の原点というか、魂に直接触れちゃうようなイメージですね。赤ちゃんでもめちゃめちゃ反応します。たぶん500回じゃすまないくらい読んだので、うちの絵本はボロボロです。最初は読むのが大変だったけど、もう見なくてもぜんぶ言えちゃうくらい(笑)」音に敏感な詩人ならではのセンス読めばポーンと心地よく胸に入ってくる「私は絵本好きだという印象があるんでしょうね。まだ子どもがいない時から、学生さんが『先生、これ誕生日プレゼントです』って、よく絵本をプレゼントしてくれたんですよ。だから、むしろ大人になってから知った絵本が多いです。絵本って、もちろん子どもが読むのもいいけど、大人も楽しい。物語のように起承転結もいらないし、伏線を回収しなくてもいい。それって絵本だけに許された自由なんだと思います」脳研究者として、長年、さまざまな研究を続けるかたわら、脳について最先端の知見を老若男女、世界に向けて分かりやすく伝えている池谷裕二さん。私生活では現在5歳半の長女、2歳半の次女がいる、子育て真っ最中のパパでもある。「子どもがもっとちっちゃかった頃は、大脳生理学的に考えて、絵本を選んでいました。インパクトのある音や色が使われているなど、フィルターなく、子どもの脳にストレートにポンと届くもの。それ以外に、ひらがなだけで構成されているかどうかもチェックしていましたね。字を覚え始めの頃って、カタカナは読めないですから」まずは親が実際に声に出して読んだときに、子どもの耳にどう響くかが大事。その点、詩人の谷川俊太郎さんによる「あかちゃんから絵本」シリーズはさすがの完成度。中でも、池谷さんが一番好きなのが『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』だ。「もともと谷川俊太郎さんの詩が好きで、『二十億光年の孤独』などの詩集は家の本棚に並んでいます。読むたびに、谷川さんの言葉のセンスって素敵だなと思っていたところに、この絵本。もはや言葉ですらない、音のセンスなんですよ。パピプペポだけで、こんなに表現できちゃうんだ!という感動。この作品自体が絵本というより、芸術ですね」最初のうちは噛まずに読むのが難しい。でも、何度も繰り返し読んでいるうちに、いつしかリズムよく、なめらかに読めるようになる。この爽快感ときたら!「子どものためというより、結局、私が好きなんですよ。子どもがいないときも、私ひとりで読んでいますもん(笑)。スラスラ読んでいると、気持ちが明るくなってきます。長女は今、妹に絵本を読んであげるのが好きで、この絵本も読み聞かせしているんですけど、やっぱりまだうまく読めず、悪戦苦闘しています(笑)」魅力的な絵本はいつだってイマジネーションを刺激してくれるこのところ、池谷さんの家の本棚に増えつつあるのが、ヨシタケシンスケさんの絵本。きっかけは、昨年出版されたヨシタケさんの育児マンガ『ヨチヨチ父—とまどう日々』を読んだことだった。「もうウケましたね。こんなおもしろい絵本作家さんが最近いらっしゃるんだと。その後、ヨシタケさんの絵本をたくさん買ったんですが、僕の中で自然に感覚がフィットするのが『なつみはなんにでもなれる』です。読み手のイマジネーションを刺激するというのは、絵本にとってすごく大切なことだと思っていて。この絵本の主人公の女の子のように、物マネ遊びをするって、まさにイマジネーションの世界に入ることなんです。何かの特徴を見つけて、工夫しながらマネして、相手に伝えようとする。そもそも“学ぶ”という言葉は“まねぶ”つまりマネをするというのが語源なんです。模倣することで、私たちは何でも学んでいく。だから、子どもの物マネって、学びの原点なんですよ」両手をウサギの長い耳に見立てて、うさぎのマネをするのだって、立派なイマジネーション。あらゆる動物の中で、自発的に他の動物の物マネをするのは人間だけなのだ。「反論もあるんですよ。たとえば『九官鳥だってマネしているじゃん』って。でも、あれは意味も分からず、音をコピーしているだけ。マネっていうのは違うんです。もっと広くて、ふくらみがある。マネすることによって、そこから発展していくものがいくらでもある、というのが本当のマネなんです」柔軟な視点を持つために常識をくずすことを子どもに教えたい池谷さん自身が影響を受けたメッセージ絵本として忘れられないのが、2001年に発行され、大ベストセラーになった『世界がもし100人の村だったら』。池谷さんが奥様と結婚する前、誕生日プレゼントに贈った思い出の本でもある。「妻とつきあい始めたのが、ちょうど2001年だったんです(笑)。世界を100人の村にたとえて、比較することで、日本がこんなに特殊な国なんだということが分かってハッとしましたね。当時は若造で粋がって、自分では視点をたくさん持っているつもりだったんだけど、これを読んだら、自分は何も知らなかったんだなぁと。反省するとともに、もうちょっと謙虚に生きなきゃいけないな、そもそも常識って何だろう?などと、いろいろ考えさせられました。私が本を書くときは、常識をくずすことをひとつの目標にしているんですが、そういうスタイルの原点になっています」池谷さんが自身の著書を通して伝えたいことは、やはり親として、子どもたちに伝えたいことともダイレクトにつながっている。「子どもって、何かものを見たときは『こうだね』って、すぐ言っちゃいますよね。そのときに『でも、そういう見方だけじゃなくて、こういう見方もあるよね』と、常に教えるようにしています。『君から見ればそうだけど、相手から見たら、こう感じるかもしれないよね』とか。そうやって、親子で会話するときに『あなたが信じている世界が正しいとはかぎらないよ』と伝えることを、長女が2~3歳の頃からずーっとやってきました。これがいいことか悪いことかは分かりません。だって、子どもだって、信念が必要でしょう。それをいきなり壊しているわけですからね。でもその声かけによって、娘は今、パッと何かを考えたときに、それに飛びつかないで、これってああかもしれない、こうかもしれないって、考えるクセがついています。まさにヨシタケシンスケさんの『りんごかもしれない』と一緒ですよ。だから、もしかすると変な性格になっちゃっている可能性もあるんだけど(笑)、娘が将来、柔軟な視点を持つために、すごく大切なことだと思うんです」[ 池谷さん、これもオススメ ]子どもの物マネは〝学び〟の原点子どもと親、それぞれの目線に共感『なつみはなんにでもなれる』作・絵ヨシタケシンスケ¥1000/PHP研究所人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんがおくる、くりかえしが楽しいマネっこ絵本。なつみは「すごくいいことおもいついたよ!」と、お母さんのところにやってきました。そして、「なんのマネをしているか、あてるゲームだよ!」と問題を出します。毛布にくるまったり、手をグルグル回したり、いろいろなやり方で何かのマネをしていきますが、お母さんはなかなか当てられなくて……。親子のほのぼのとしたやりとりも見どころです。「子どもがごっこ遊びをする日常のシーンを描いた絵本ですが、初めて読んだときに大爆笑しました。最後まで、まともに読めなかった。笑っちゃって。女の子が一生懸命、アサリの物マネをする場面の可愛さなんて、もう(笑)。親から見ても、あぁ、子どもって、確かにこう!って、共感できる楽しさがありますね。長女は最近、毎日のようにこの絵本を読んでいます。それで妻のところに行って『これなーんだ?』ってやるんですよ(笑)」ラララン ロロロン♪心をつかむフレーズこんな魔法みたいな服があったら最高!『わたしのワンピース』作作・にしまきかやこ¥1100/こぐま社空からフワフワと落ちてきた真っ白い布で、うさぎさんがワンピースを作りました。出来上がったワンピースを着て、お花畑を散歩していると、ワンピースはいつしか花模様に。雨が降ってきたら、水玉模様に……。場面が変わるたびに、次々と柄が変わっていきます。1969年の発行以来、世代を超えて愛され続けているファンタジー絵本の名作。「うちの子はふたりとも女の子で、ワンピースが大好きなんですよ。この絵本のワンピースはさらに柄がどんどん変わっていくんですから、最高ですよね。一方、私がこの絵本に惹かれるのは、ララランロロロンという音の連続。読むと、頭から取れなくなっちゃう。特に意味はなくても、心をグッとつかむ力があるのがいいなぁって。作者が一文字一文字、練りに練った音のリズムと、豊かなイマジネーションの両方を兼ね備えた絵本ですね」子どもの想像力を刺激して、聴く力を育てる親子で聴きながら会話もはずむオーディオブック『お話、きかせて!聴く絵本 むかしばなし ベスト100』¥2700/パンローリング日本のお話からは『ももたろう』や『かぐや姫』、外国のお話からは『大きなカブ』や『三匹のこぶた』。イソップ、グリム、アンデルセンの三大童話も含め、本当に子どもに聴かせたい有名な昔話を集めて、100話にまとめました。子どもが集中して聴けるように、お話は1話5~10分程度。耳で聴くことで記憶に残りやすく、きれいな日本語を自然と学べます。「今、長女は〝耳で聴く絵本〟にハマっています。シリーズになっていて、500話くらい集めているところです。移動中の車の中や、夜寝る前の寝室で、毎日ずっと聴いているほど大好き。私も娘と添い寝しているので、一緒に聴いているうちに、世界中の昔話にすっかり詳しくなっちゃいました(笑)。娘も真剣に聴きながら、見たこともない昔の情景を子どもなりにちゃんと想像しているみたいです。『マッチ売りの少女』に出てくる『マッチって何?』と娘に聞かれたときは、後日、実物を手に入れて、目の前で火を点けてあげました」Illustration:Yuka HiiragiText:Keiko IshizukaComposition:Shiho Kodama
2018年09月22日“ 100年に一人の逸材 ” という華麗なるキャッチコピーをもつ新日本プロレスのエース、棚橋弘至さん。デビューから早20年、幅広い層のファンを熱狂させ続けている大人気プロレスラーは、私生活では女の子と男の子、2児のパパでもある。年間約150試合という、多忙な中でも子育てに奮闘する日々の姿が評価され、2016年には第35回イエロー・リボン賞(ベスト・ファーザー)を受賞。このたび、大ヒット絵本を実写映画化した『パパはわるものチャンピオン』で初主演を果たした彼に、家族のこと、子育てのこと、プロレスへの想いについて話をうかがった。海外遠征に行く前にもらった子どもからの手紙に涙試合のとき、奥さんがかける言葉とは……「プロレスが好きだとか、プロレスをもっといろんな人に知ってもらいたいという初期衝動は今も昔も変わらないんです。ただ、若い頃は『かっこよく見られたい』とか『強くなってモテたい』とか、どこか自分のためにやっているみたいなところがあった。それが、家族ができてからは、自然と『ファンに盛り上がってほしい。楽しんでほしい』という気持ちに変わっていって。人は自分のためじゃなくて、誰かのために……って思ったときのほうがすごく力が出るんだ、と実感できたのは大きな変化でしたね」親の仕事は9時から5時までの定時のものばかりとはかぎらない。どんなに子どもと一緒にいたくても、仕事で長く家を空けなければならない場合もたくさんある。「子どもたちが幼い頃は仕事が9割で、とにかく家にいない父親だったんです。まず試合があって、そのオフの間は地方をまわってプロモーションをやって、海外遠征もあったので。家に帰るたびに『あれ?子どもがもう立って歩いている!』、『あ、もうしゃべるんだ!』っていう状況はさみしかったですね。あるとき、海外遠征に行く前に嫁さんが『ふたりがパパにお手紙書いたよ~』って、娘と息子の手紙をパッと渡してくれて。たどたどしい文字で “ パパがんばってね ” “ ケガしないでね ” って書いてあるのを見たときは、ちょっと泣きましたね。いつも家にいないのに、自分のことを思ってくれているんだなぁと思って嬉しかった。その手紙は今でも宝物として大切に取ってあります」数ある格闘技の中でも、とりわけプロレスは何でもありのハードなもの。ケガに対する恐怖心などは、どのように乗り越えていくのだろうか。「プロとして、試合中に自分の命を守るというのは、最低限、それを身につけたうえでデビューしているので、そのあたり心配はないんです。でも、やっぱりアクシデントなど、防ぎきれない部分はどうしてもある。僕も実際にいろんなケガをしてきたけど、自分では『こういう仕事をやっているんだから仕方ない』っていう開き直りがあったんですね。でも、うちの嫁さんは、僕が試合で家を出るときによく『危ないことしないでね』って言うんですよ。プロレスラーに危ないことしないで、って……。う~ん、これから危ないことをしに行くんだけどなぁって、最初は思っていたんですけど。それは『自分の足で歩いて帰ってきなさいよ』という意味なのかなぁと思うようになりました。確かに試合の後、病院にかつぎこまれて家に帰れないっていうのは、プロの技術以前のことだと思うので。試合終了までじゃなくて、家に帰るまでがプロレスラー、ですね(笑)」夫の身を誰よりも案じながら、それをできるだけ表には出さず、夫がいない間の子育てを一手に担う。プロレスラーの妻には強い精神力が必要だ。「地方巡業やプロモーション、海外遠征……本当にプロレスっていうのは家を空けることが多いので。嫁さんが家をしっかり守ってくれている、ということに心から感謝しています。世のパパさんたちも、丸一日、子どもの世話って、なかなかできないですよね。2時間、3時間はかわいいんですけど、それ以上になると『ママ、早く帰ってきて~』ってなっちゃう(笑)。あと、ら、家の中では仕事の話はしないんです。嫁さんも僕の仕事に対して察しすぎない。自然体でいられるのはいいですね」いつも朗らかな母、無口だけど涙もろい父つらい時期も両親の愛情が心の支えになったプロレスラーと聞いて誰もが思い浮かべる、こわもてのイメージとは反対に、棚橋さんは優しい笑顔が似合う人。「生まれてから一度も疲れたことがない」という名言に象徴されるように、とことんポジティブな陽性のキャラクターが、観る者に元気を与えてくれる。「僕の母がすごくよく笑う人なんです。だから、うちのきょうだいは、みんなよく笑う子どもに育ちました。大人になった今でも笑うことが多いし、苦しいなと思っても、顔だけは笑っていられる。僕、子どもの幼稚園の送り迎えをしていたときに気づいたんですけど、パパやママがよく笑う家庭の子どもは、やっぱりいつもニコニコしているんですよ。逆に親御さんがムスッとした表情をしがちだと、子どもも何となくムスッとしちゃう気がするんです。家族って似てくるのかなぁ、というのは感じましたね」よく笑う一方で、涙もろいのも棚橋さんの特徴。主演映画『パパはわるものチャンピオン』のクランクアップのときも号泣してしまった。「最後の挨拶では、映画の撮影中の思い出がブワッとあふれてきて。子役の寺田心くんがしっかりした挨拶をした後に、僕が涙でしゃべれなくなるっていう……。昔、プロレス仲間にも言われました。『棚橋くんってさ、試合に勝っても負けても泣くよね』って(笑)。涙もろいところは、実は父ちゃんゆずりなんですよ。子どもの頃、テレビの金曜ロードショーでやっていた『ハチ公物語』を家族みんなで観ていたとき、たまたまパッと後ろを振り返ったら、父がボロボロ泣いていて(笑)。ふだんは無口で、怒ると怖い父ちゃんだったので、子ども心にビックリした覚えがあります」おしゃべりではないけれど、子どもたちのことをいつもよく見ていて、ここぞというときにエネルギーのある言葉をかけてくれたのもお父さん。「たとえば、僕が中学生のとき、高校受験でどの学校を受けるべきか悩んでいたことがあって。そうしたら、ある日、父が『ちょっと高校でも見に行くか?』と言って、夜、車で学校に連れて行ってくれたんです。それで『いいか、ひろし。勉強っていうのはな、学校の名前でやるんじゃない。どこに行っても、勉強するのはおまえだからな』って。その言葉はすごく心に残っていますね」棚橋さんが大学を卒業して、プロレスラーを職業にすると決めたとき、両親からは特に賛成も反対もなかった。「ただ、父は『息子がプロレスラーになりたいって言っているんだけど、どう思う?』って、いろんな人に相談していたらしくて。プロレスラーなんて、めずらしいじゃないですか。周囲はおもしろがって『おぉー、いいねぇ。やれよ、やれよ』みたいな反応だったのが、つらかったと後に言っていましたね。悲しくて涙が出たって。どこかで反対してほしかったんじゃないかな」それでも、新日本プロレスに入門するため、新幹線に乗って上京する日には、ちゃんと見送りにきてくれた。「駅で『どうせやるんだったら、日本一になれ』っていう父の言葉で送り出されて。その言葉を心の支えに、すごく苦しいときも耐え抜いてきました。だから10年後、初めてプロレス大賞MVPを受賞したときは、真っ先に父に電話したんですよ。『父ちゃん!MVPもらったよ! 日本一になったよ!』って。でも、ちょうど午後3時くらいだったので『あ、今、仕事中だから後にして』って言われちゃって。そっけなかったですね(笑)」家にいるときは全力で子どもと向き合う!プロレスの真髄には子育てに通じる部分があるふだんは仕事で全国を飛び回っているぶん、家にいるときは、子どもの習い事の送り迎え、お風呂、絵本の読み聞かせ、洗濯など、できるかぎりのことをやってきたという棚橋さん。「子育てする上で心がけているのは、親の気分で怒らないこと。たとえば、トイレに入っているときに、子どもにいたずらで電気をパチンと消されても『このヤロ~』って冗談まじりのリアクションできる。なのに、考え事をしていたり、イライラしているときに同じことをされると、ムカッとして怒っちゃったりする(苦笑)。でもそうすると、子どもにしてみたら、あれ?って。やっていいことと悪いことの判断基準があいまいになりますよね。だから、子どもを迷わせないためにも、気分で怒らないって、すごく大事だなと思います」もうひとつ、棚橋さんが大切にしているのは「母親をぜったいに悪者にしない」こと。「うちはお母さんに怒られた子どもをフォローするのは僕、みたいなところがあるんですね。そういうとき、落ち込んでいる子どもに『コンビニでも行って、お菓子買おうぜ』って声をかけ、歩きながら、なんでママが怒ったのかを分かりやすく説明する。『いやー、さっきのママはひどいよなぁ』みたいに子ども側に立ってママを批判すると、ママが悪者になってしまうので、ママをフォローしながら、ママの本当の気持ちをきちんと伝える。それがベスト・ファーザーの役目ですね(笑)」現在、長女は中3、長男は中1になった。子育てにおけるひとつの時代が終わり、次のステージに進んだところだ。「親として子どもにしてあげられることってたくさんありそうで、実は少ないんですよ。親ができることは、子どもの夢の選択肢を狭めないこと。将来、どんな方向にでも進めるように『勉強もやっておけよ』、『部活もがんばれ』って、選択肢を狭めないための環境を作ってあげることが親の愛情だと思います。夢だったプロレスラーになった自分からしてみれば、子どもがやりたい仕事に就いてくれたら、それが何よりも嬉しいです。人間って、好きなことに全力で向かっていく過程の中で、いろんなものを身につけていくと思うので」学生時代からずっとプロレスを続けてきて、今のプロレス人気の立て役者ともいえる存在になった棚橋さんにとって、プロレスの一番の魅力とは?「プロレスって、人生の縮図みたいなところがあって。やられているほうに声援が集まるんです。人生、いいときばっかりじゃないけど、悪いときばっかりでもないぜ。だから、がんばっていこうぜ、っていうメッセージを試合にこめる。勝つこともあるし、もちろん負けることもあります。でも、その試合までに過ごした時間、試合の中で勝とうとして戦った過程も大事なんですよね。結果だけ見せられても、おもしろくないんです。どういう気持ちで戦い抜いたか。生き様というか、人間としてのエネルギーが問われる。僕の子どもたちも、これから受験もあるし、就職もあるし、挫折ももちろん経験するでしょう。でも、それらをぜんぶ含めて、彼らがどういうふうに生きていくかっていう過程を見ていってあげたいなと思います」映画出演の話に、家族は僕の演技力を心配できれば家族みんなで劇場に観に行きたい9月21日公開の棚橋さんの初主演映画『パパはわるものチャンピオン』は、プロレスラーという一見、特殊な職業を扱っていながら、どんな仕事をしている人も深く共感できる普遍性のある感動作。「プロレスのおもしろさをいろんな人に届けたいなという想いでこれまでやってきて。プロレスというジャンルを飛び越えて、活動の場が広がっているのは僕が望んでいたことなんですけど……さすがに映画の主演の話がくるとは思っていなかったですね(笑)。今、41歳。これだけ報われているレスラーもいないなと思います。本当に幸せです」彼が演じるのは、かつてプロレスの世界でトップまで上りつめながら、ケガのためにすべてを失い、後にマスクをかぶった悪役レスラーとして復活した男という役どころ。「僕はヒールの経験こそないものの、今回の役と同じくらいブーイングを受けていた時代があるんですよ。なので、悪役をやることに関しては、実は免疫があったんです。この映画の脚本を初めて読んだときは、大村孝志という主人公と棚橋弘至というレスラーがすごく重なって見えました。かつてのエースで、でもケガで苦しんで、さらに若い選手が台頭してきて……っていうのが、まんま棚橋だなと思いながら、現在進行形で演じました」妻役は木村佳乃さん、9歳の息子役は天才子役と絶賛される寺田心くん。まさに棚橋さんのために作られたと言っても過言ではない作品テーマに、最高のキャスティング。今回の映画のオファーを聞いたご家族は、さぞかし喜んだのでは、と思いきや……。「心配していましたね。特に嫁さんは『大丈夫?あなたの演技で?』って(笑)。僕、これまでに時代劇や映画『仮面ライダー』に出演したことはあるんですけど、本格的なお芝居は今回が初めてだったんです。ましてや主演だし、セリフは長いし。タイミングが合えば、家族みんなで劇場に観に行こうかなと思っています。え?周囲に気づかれないかって?大丈夫。僕、髪の毛がロングでバサーッとなっていないプライベートでは、棚橋だって、全然気づかれないんですよ(笑)」PROFILE棚橋弘至Hiroshi Tanahashi1976年、岐阜県生まれ。立命館大学法学部卒業。大学時代からアマチュアレスリングを始め、1998年2月に新日本プロレスの入門テストに合格。1999年に大学を卒業し、新日本へ入門。同年10月、後楽園ホールでの真壁伸也(現・刀義)戦でデビューを果たす。日本人離れした肉体で、団体最高峰のベルト、IWGPヘビー級王座に何度も君臨。2009年、プロレス大賞MVPを受賞する。また、バラエティ番組、映画、ドラマへの出演や、執筆業など幅広いジャンルで活躍。著書に『全力で生きる技術』、『棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか』、『疲れない男・棚橋弘至が教える! 史上最強のメンタル・タフネス どんなことにもびくともしない「心」が手に入る』などがある。『パパはわるものチャンピオン』9月21日(金)より全国ロードショーかつて人気も実力も兼ね備えたエースレスラーだった大村孝志は、膝に大けがを負って、試合から長期離脱してしまう。それから10年、孝志はマスクをつけた悪役レスラーとなり、客席からブーイングを浴びる日々を送っていた。小さな美容院を営む妻は変わらず応援してくれているが、孝志は自分の仕事のことを9歳になった息子・祥太にどうしても打ち明けることができない。そんなある日、孝志はすべてを知ってしまった祥太に「悪者のパパなんて大嫌いだ」と言われてしまう……。父と息子の絆に胸が熱くなる感動の物語。監督・脚本:藤村享平出演:棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗、大泉洋(特別出演)、大谷亮平、寺脇康文原作絵本はこちら!成長過程の子どもが親の仕事を理解することの意味カッコ悪くても、嫌われ者でも、やっぱりパパが大好き!『パパのしごとはわるものです』作:板橋雅弘絵:吉田尚令¥1300/岩崎書店)パパの仕事をこっそり調べに行くと、なんと悪者レスラーだった。覆面をかぶった怖い姿で、試合中、ずるいことばかりして、最後は正義の味方にコテンパンにやられてしまうパパ。観客は大喜び。パパのそんな姿、見たくなかった!でも……。『パパはわるものチャンピオン』作:板橋雅弘絵:吉田尚令¥1300/岩崎書店ぼくのパパの仕事は悪者レスラー。パパがめずらしく「今日は観にきてほしい」と言うので、一緒に行くと、そこはタイトルマッチの会場でした。悪のかぎりをつくして勝利するパパ。ぼくは嬉しかったけど、複雑な気持ちに……。Photo:Toru DaimonText:Keiko Ishizuka
2018年09月20日秋のGUキッズはますますパワーアップして登場!今週のGUは特におすすめしたいアウターをご紹介します。GIRLSマウンテンパーカBEIGE / ¥2,490+税 (※一部店舗のみ販売)雨や汚れに強いマウンテンパーカーは一枚あると重宝しそう。ベージュ×金色のボタンが高級感のあるデザインに見せてくれます。GIRLSフェイクファースリーブブルゾンPINK / ¥2,990+税袖のふわっとしたフェイクファーが一際目を引くブルゾン。あえてピンク色を選らんで女の子らしさ強調。GIRLSトレンチコートNAVY / ¥3,990+税 (※一部店舗のみ販売)BEIGE / ¥3,990+税 (※一部店舗のみ販売)学校の行事やおでかけ、様々なシーンで活躍しそうな大人顔負けのトレンチコートは少し大き目を選んで長く使いたいくらいしっかりとした作りです。Composition:Kana MatsumotoPhoto:Makoto MutoDesign:Hisako Ninomiya
2018年09月17日©All rights reserved仕事と子育て、夫婦の関係に悩んでいる多忙なパパ、ママの胸に響く感動ドラマ世代を超えて世界中で愛され続けている『くまのプーさん』を、ディズニーが初の実写映画化!主演の大人になったクリストファー・ロビン役に、英国のスター俳優、ユアン・マクレガーを迎え、少年クリストファー・ロビンとプーの別れから何十年も経過した時代を舞台に、新たな感動の物語を紡ぎ出しました。寄宿学校へ入学するため、少年クリストファー・ロビンが、親友のぬいぐるみ、くまのプーや仲間たちに別れを告げてから数十年。成長して恋に落ち、結婚して子供が生まれるが、家族との時間も十分にとれないまま、ロンドンで毎日働きづめの日々を過ごしている彼が、プーとの奇跡の再会によって、忘れかけていた〝本当に大切なもの〟を思い出していく――。©All rights reserved大人になって、社会の荒波にもまれるにつれ、子どもの頃の純粋さを失ってしまった主人公という設定は、映画ではわりと描かれることが多いのですが、本作はそれとはちょっと違います。本作で描かれているのは、会社では中間管理職として重い責任を負うクリストファー・ロビンが、毎日ひたすら仕事に追われることで、否応なしに生まれてしまった夫婦間のイラ立ちやすれ違いの悲しさ。そして親と子どものディスコミュニケーションのせつなさ。おそらく妻は家庭を守り、夫は外で稼ぐというスタイルが多かったはずの戦後間もない時代を背景にしているにも関わらず、主人公が抱える悩みはすごく現代的で、今、まさに仕事と家庭のバランスに悩む人たちの胸に響く内容になっているのです。何もしないことて、すばらしい!プーさんの名言にささくれた心が癒される©All rights reserved妊娠中、夫であるクリストファー・ロビンが戦場に行ってしまった妻イヴリンは、育児の一番大変な時期をワンオペで乗り越え、さらに自分らしく働き始める自立した芯の強い女性。一人娘のマデリンはすでに寄宿学校に入学する年齢になっているので、イヴリンは何もクリストファー・ロビンに「育児や家事を手伝ってほしい」と要求しているわけではありません。また、名門校に合格したマデリンを誇りに思うクリストファー・ロビンには、実は娘が父に喜んでほしいという思いだけで必死に受験勉強をしてきたことが分かりません。とにかく劇中、マデリンの行動が、終始一貫して「父を喜ばせたい」という想いに突き動かされていることに、胸がグッとしめつけられます。観客側にしてみたら、クリストファー・ロビンが妻と娘を何よりも大切にしていることは疑いようもない事実なのに、共に過ごす時間やコミュニケーションが少ないと、その想いが相手に伝わらなくなってしまうこと。子どもはどんなときでも、ただただ親に愛されたいと全身で願っていること。パパ、ママ、子ども、誰が見ても、登場人物たちそれぞれのリアルな心情に共感し、思わず胸がチクッとしてしまうはず。来日時、ユアンも好きだと言っていた「〝何もしないこと〟をする」というプーの名言も、リフレインのように何度も登場。特に何もしない時間を、家族や大切な人たちとのんびり一緒に過ごすのが、どんなにすばらしいことか。生産性がないことに罪悪感を抱いてしまいがちな現代人にこそ、ぜひ観てほしい、素敵なメッセージがたくさんつまった映画です。プーと大人になった僕©2018 Disney Enterprises, Inc.9月14日(金)全国ロードショー監督:マーク・フォスター『ネバーランド』、『007/慰めの報酬』出演:ユアン・マクレガー『スター・ウォーズ』シリーズヘイリー・アトウェル『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アドベンジャー』ウォルト・ディズニー・ジャパンの公式サイト:Keiko Ishizuka
2018年09月13日世の中に数あるSNSの中から『ママパパがおもしろい! 』 を基準に、赤ちゃん本部長でおなじみ㈱モアイの営業部3人組がインスタグラム、ツイッター、ブログから、気になるアカウントをピックアップ。子育ての役に立ったり、息抜きになったり、とにかく可愛かったり、面白かったり……。おすすめ子育てSNSをお届けします!坂井部長坂井です。こう見えて、アートやカルチャーなどに興味をもったりしております。手前味噌ではございますが、皆さまと共有したいものをご紹介できればと思っております!天野課長どうも天野です。「ぷぷぷ」と笑える、子育ての息抜きになれるようなアカウントを独断と偏見でご紹介します!西浦西浦です!本部長と娘のハルミの育児をする中で、僕自身参考にさせて頂いてるアカウントさんをご紹介できればなと、思っております!今週のBABYPICKSyukotunInstagram : yukotun3636西浦猫のニベアちゃんとコウサクくんの仲良しコンビのご紹介。無理矢理抱っこされようが、思いっきりぎゅーっとされようが、コウサクくんの溢れんばかりの愛をただただ、じーっと受け止めるニベア。包容力、高めです。たまに助けを求めるような視線を感じるのは、気のせいでしょうか。(笑)西浦の気になるPOSTプクティInstagram : pukutymaTwitter : @Pukutyma天野課長擬人化ならぬ、擬猫化したママさんが、表情豊かに奮闘する育児日記。時に「やりっぱなし夫」問題に直面したり、時に明け方ごきげんになってしまった息子くんを眠気と闘いながらもあやしたり。そんなプクティさんに共感するママさん続出中!天野課長の気になるPOSTvaloInstagram : mekkoja_valo坂井部長密かに人気を集めてる「パンアート」。食パンをキャンバスに、様々な食材を用いて描きます。中でもvaloさんの生み出すパンアートは、繊細な中にも、遊び心がつまっていて、色と素材の絶妙なバランスがたまりません。まるで素敵なカーテンのテキスタイルを見ているような、valoさんのセンス溢れるアカウントです。坂井部長の気になるPOSTモチコInstagram : mochicodiaryBlog : かぞくばか天野課長娘のイチコちゃんと息子の二太郎くんを愛でまくる、明るくチャーミングなお母さま。ほんわか漫画だと思って覗いてみると、ここ最近の4歳児・イチコちゃんの世界観は目を見張るものがあります……!中でも、気になるPOSTのアイスで乾杯のコールは最高です(笑)今から会社の飲み会が楽しみで仕方ありません!天野課長の気になるPOST西浦今週は読者のみなさまから、教えて頂いたアカウントもご紹介しております!引き続き皆さまの気になるアカウントをお待ちしております!「気になるアカウント」募集中!あなたが日常で楽しみにみているアカウントを教えてください。気になるアカウントを教えて下さい。
2018年09月11日秋のGUキッズはますますパワーアップして登場!今週のGUは特におすすめしたいアイテムをコーディネート式で紹介します。K ウラボアフルジップパーカNATURAL / ¥1,990+税BOYS ワッフルTBLACK / ¥990+税BOYS ウラキモウ デニムイージーパンツBLUE / ¥1,490+税BOYS キャンバススニーカーBLACK / ¥1,490+税※一部店舗のみ販売デニムやパーカーは裏起毛なので冬も活躍!インナーのワッフル素材がこなれ感◎BOYS テーラード ジャケットCLNAVY / ¥2,990+税※一部店舗のみ販売BOYS ロゴプリントTOFF WHITE / ¥990+税※一部店舗のみ販売BOYS チェックイージーパンツNAVY / ¥1,490+税※一部店舗のみ販売BOYS ハイカットスニーカーOFF WHITE / ¥1,990+税※一部店舗のみ販売ちょっとおでかけやお呼ばれに。パンツはジャージー×チェック柄になっているので、ジャケットを脱いでもオシャレっぽさはバッチリです。BOYS オックスフォード シャツCLLIGHT BLUE / ¥1,490+税※一部店舗のみ販売BOYS スウェットイージーハーフパンツBROWN / ¥1,290+税BOYS ハイカットスニーカーBLACK / ¥1,990+税※一部店舗のみ販売シャツとハーフパンツのシンプルな着こなし。シャツがしっかりとした作りなので高見えは抜群です。今すぐ着れる秋スタイルです。Composition:Kana MatsumotoPhoto:Makoto MutoDesign:Hisako Ninomiya
2018年09月10日子どもたちの肌に関する知っておきたいマジメなことから、皮膚科の先生にはなんとなく聞きにくいキッズビューティに関することまで。女性誌やTVなどでも大活躍の美容皮膚科医、髙瀬聡子先生が回答してくれます!答えてくれたのは……髙瀬聡子先生ウォブクリニック中目黒総院長。皮膚科医、美容皮膚科医。自身もふたりのお子さんを育てる先輩ママとしての経験も踏まえ、皮膚科学会での見解なども盛り込みつつ、回答してくれました。Q. 幼稚園児や保育園児のスキンケアって意外とわからない。どうすればいいの?0歳からのエイジングケアという発想で誕生。敏感なキッズにもOKの精油を慎重に選び天然由来成分99%以上で、完成。キッズたちの心にまでアプローチ。左から)ベビー&キッズ スキン ピュアソープ 80g ¥2800、同 ミルキーエマルジョン 150ml ¥3500、同 UVミルク SPF30・ PA+++ 50g ¥3500(11/7発売)/THREE(0120-898-003)A. 繊細だからこそUVケアはマスト。落とすケアも忘れずに。夏はプール、秋には運動会に向けての練習が毎日あったり。そもそも天気がよければ毎日外遊びが基本。日光を浴びることはカラダにとってメリットも多いですが、強い紫外線は肌にダメージを与える可能性大。とくにまだ皮脂腺が発達しておらず、バリア機能が弱いキッズたちには刺激になりやすいのです。だから、日差しの強い季節はとくにUVケアはマストです。子どもには、ノンケミカルなど刺激の少ないUVケアが◎。ベビー&キッズ用が安心です。また、ぜひ意識して欲しいのが、毎日、きちんと洗って落とすということ。オフがおろそかだと、またそれが刺激になって新たなトラブルに繋がります。ちなみに、顔やカラダを洗う洗浄料は、皮脂腺が発達し、バリア機能がオトナの状態に近づく小学校の中学年ぐらいまでは、ベビー&キッズ用がオススメです。そして、保湿もぜひ。実は顔は皮脂腺が発達しているので、顔の保湿必要がないお子さんもいますが、カラダは皮脂腺が少ないため、保湿をしてあげたほうがベター。シンプル処方で刺激の少ない保湿ミルクなどを選びましょう。Q. レジャーやリゾート、運動会などで赤くほてるほど日焼けしてます。どうしてあげればいい?左)赤ちゃんの肌や敏感肌にもOKの温泉水100%スプレー。ほてった肌を鎮める効果も。アベンヌ ウオーター 150g ¥1500(編集部調べ)/ピエール ファーブル ジャポン(0120-171-760)右)赤ちゃんの肌に使える安全性が認められた綿100%コットン。肌あたりがふわふわとやさしい。フェイシャルコットン L(ソフト) 120枚 ¥380/アルビオン(0120-114-225)A. まずはオトナと同じで冷やすこと。水コットンパックもオススメです。赤くほてっているのは軽いヤケド状態。ここできちんと鎮めておかないと炎症がひどくなり、さまざまなトラブルを引き起こすことに。子どもはなかなかじっとしていないので難しいですが、冷水を含ませて絞ったタオルなどをあてて、熱がとれるまでしっかりとクーリングするのが◎。腕や脚などであれば、冷たいシャワーをやさしくかけてあげるのもありです。注意したいのが保冷剤や氷を使って冷やすとき。クーリング効果は高いのですが、直接あてると肌にくっついてしまい、はがすときに皮がむけてしまうなんてことも。必ずタオルなどでくるんであてるようにしましょう。また、赤くほてっているときは、肌はもちろん、カラダも脱水している可能性あり。水やスポーツドリンクなどでこまめに水分を補給するようにしましょう。ちなみに赤みやほてりがひどい場合は、本格的にヤケドしている可能性も。この場合は、皮膚科を受診するようにしてください。ほてりや赤みがおさまったら、今度は肌にも水分補給を。オススメはコットンがひたひたになるぐらい温泉水ミストなどをたっぷりと含ませて、肌にぺたっとはりつけてパック。水分を補いながら、やさしくクーリングする効果も狙えます。もし温泉水ミストがなければ、ミネラルウォーターでもOK。無添加や低刺激性の化粧水を含ませるのもありです。では、シートマスクでもいいのでは?と思うかもしれませんが、あまりオススメはできません。保存料などが含まれている可能性があり、それが子どもの肌にとっては刺激になることがあるからです。いろいろ入っていないシンプルな処方のもので水分を補い、その後、普段、使っているマイルドなミルクを重ねてあげればOKです。Q. 3歳ぐらいから口紅を塗りたがるオシャマガールたち。どんな口紅ならOK?100%天然由来原料を使用。唇を潤しながら保護し、荒れも予防。ほんのり淡く発色し、つるぷるの唇に。左から)ナチュラグラッセ トリートメント リップオイル 01、同02 各¥2300/ネイチャーズウェイ(ナチュラグラッセ)(0120-060802)A. なめることも想定して、ナチュラルでオフしやすいものを。ママのメイクを見て“私もやりたい!”ってなりますよね。実際、キッズ用のコスメも今は充実していますが、キッズ用かどうかというより、もしなめたり、食べてしまっても安心なもの、という基準でセレクトを。そういう意味では顔料が少ない方が◎。オフするときの刺激を考えても、ナチュラル系で薄づきのものを選ぶのがいいでしょう。また、七五三や結婚式へのお呼ばれなどで濃いめのリップを使ったときは、クレンジングミルクなどをたっぷりと使い、唇をこすらないようにクルクルしてやさしくオフしましょう。Q. 鼻下の産毛が濃くてヒゲみたいに見えて……。剃ってもOKなものですか?1秒間に約100回という高速の音波振動で、剃るときの抵抗を少なくした顔用カミソリ。キッズのやわらかな産毛もしっかりキャッチ。bi-hada ompa(ビハダ オンパ)ホルダー 替刃1個付き オープン価格/貝印(0120-016-410)A. 剃ってもOKですが、毛流れにそって。アフターケアの保湿もマストです。ひげや産毛が濃いという悩みもよく聞きますが、おとなしくしていられるなら、剃るのもありです。そるときは、ミルクなどをぬってすべりをよくしてあげて、毛流れに沿って剃るようにしましょう。剃ったら濃くなるかも、と心配する方もいらっしゃいますが、濃くはなりません。ただし、産毛と一緒に顔の表面の潤いもとられてしまうので、きちんと保湿をする必要があります。また、剃るとしても1~2週間に1度ぐらいを目安に。皮膚科学会でも話題になるのが、子どものレーザー脱毛。小学校低学年の症例も報告されています。究極をいえばありですが、まだ成長期の途中なので、永久に生えてこない状態にするのはムリ。効率は悪いといえます。ただ、やはり子どもでもレーザー脱毛は痛いので、怖い思いをする子も。肌に対するダメージも少なからずあるので、その点を考えても、剃ってあげるほうがいいと思います。もし、レーザー脱毛をやるなら、効率面、子どもの負担、どちらを考えても、成長期が終わった後のほうがいいでしょう。Photos:Yasuhiro ItoLettering:Saori Kasai(Instagram : @_lil.something_)Composition&Text:Hiromi Narasaki
2018年09月09日今はSNSという便利なものがあるので、家にいながらいろんな人と交流できるのが良いですよね。でも、我が子と同月齢の子の発達が早いと「えっ、もうできるの!? うちの子はまだできないのに…」と焦ったり、きれいに片付いた室内や手の込んだカラフルな離乳食を見て「同じようにできない自分は、なんてダメなんだろう…」と落ち込んだり。だけど、よく考えてみたら、みんな「頑張った」「できた」から、SNSにアップするんですよね。私だって、我が子が何かできるようになったら嬉しくて自慢したいですもん(笑)だから、できないことを気にすることはないんです。私なんて乳出しっぱなしのまま寝てたり、穴の空いたパジャマを着続けたり、それに基本的にいつもすっぴんだし、人見知りで家に引きこもってるし、家の中は物だらけで散らかってるし。インスタ映えとは無縁の生活を送っていますが、子どもたちが元気に育ってくれれば、それで良し♪マォInstagram :maoppachi.baby
2018年09月08日わたしにできること…それは、町のおしゃべりおばさんになること。虐待には色々な背景があると思うけれど、愛を持って懸命に子育てしてるママだって孤独や疲労や不安が溜まって虐待に繋がるケースも…。私自身、初めての子育てでワンオペ育児の私は家にこもりがちで今思うと軽い育児ノイローゼ気味に…泣き止まない娘を前に「どうか泣き止んでください、、、お願いします」と土下座した記憶があります。今思うと笑い話ですが、当の本人はマジの本気…そんな折、児童館でママ達と何気ないおしゃべりや育児の話をして、帰りに久々に外でランチをした日、とても心がほぐれ普段の自分を取り戻すきっかけになりました。日頃から信号待ちなどで出会った小さい子を連れたママにたまにしゃべりかけたりします。軽く声を交わすくらいですが、私の心がほぐれたように、もしかしたらそのママの心もほぐれてくれてる?かもしれない。そう信じて、これからも積極的におしゃべりしていきたいと思います。これが ”わたしにできること” です。けろよんInstagram : keroyondialy
2018年09月07日