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「実は、『メガネをかけたほうがいいんじゃないか』って提案したんですよ。衣装や小道具について、自分からアイデアを出したのは初めて。演じる役柄に対し、(原作とは)違ったアプローチをしたかったので…。デビュー1~2年目だったら、言い出せなかったかもしれない」。俳優の松坂桃李が、松岡圭祐氏の人気ミステリー小説を原作にした『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』に出演した。驚異的な鑑定眼をもつ“万能鑑定家”凜田莉子(綾瀬はるか)とともに、40年ぶりとなる歴史的名画「モナ・リザ」の来日展に隠された巨大な陰謀を追う雑誌編集者・小笠原悠斗を演じている。「時代が進んでも、記者の仕事には地道でアナログな面がまだまだあるだろうし、きっと視力も弱いんじゃないかって。小笠原は入社して5年目という設定。でも、上司にはいつも怒られ、後輩に仕事を取られちゃうようなタイプなので、うだつが上がらない雰囲気も出したかったですし。ミステリーという軸がしっかりあるから、役作りで違う面白さが出せればいいなって」。劇中でかける“丸メガネ”には、こんなこだわりも…。「フレームが角ばっているとキツイ印象だし、黒縁だとおしゃれ過ぎ。その中間で、いい塩梅のメガネを見つけるのが意外と難しくて(笑)」。ちなみに原作版の小笠原は、性格こそ“ドジでお人よし”だが、ルックスは「ちょっとキレイ目なイメージ」(松坂さん)。ファンなら、原作通りの小笠原を演じる松坂さんも見てみたかったかも!?もちろん、メガネを含めた外見へのこだわりは、役作りの入り口に過ぎない。「何より事件を通して、記者としても人間としても成長する姿を表現したかった。小笠原って潜在的に行動力はあるんですが、無意識のうちにフタをしていたんだと思います。ところが抜群の鑑定眼と、膨大な知識をもった莉子と出会い、眠っていた記者魂が呼び覚まされた。彼女を通して『取材ってこんなに楽しいんだ』って気づくんですよ」。小笠原が入社5年目なら、松坂さんも俳優としてデビューを飾って丸5年が経過した。もちろん“うだつが上がらない”小笠原とは違って、数々の話題作で主演を務める、破竹の勢いはご存じの通り。そんな松坂さんが大切にしている信条とは?「常に『自分は発展途上』だと思うことで、向上心や物事への興味が沸いてくると思うんですよ。だからこそ、アンテナを張り続けて、周りから刺激を受け取らないと。人間って自分自身では変われない!閉鎖的にならず、精神的な窓口を広く持たないと、豊かな人間にはなれませんから。僕の場合は作品、そしてそれを作りあげる人たちの“出会い”が、自分を成長させてくれると思います」。本作では初タッグを組んだ綾瀬さん、『GANTZ』シリーズや『図書館戦争』など大掛かりなエンタメ演出に定評がある佐藤信介監督との“出会い”が、松坂さんに大いなるインスピレーションを与えている。「綾瀬さんとお会いして、最も印象に残ったのは、美術に対してすごく興味があるという点でした。現場では初音さん(共演する初音映莉子)ともども自由奔放で(笑)、佐藤監督はおふたりをまとめるのが大変だったかも…。僕はそれを『大変そう…』って見ている側でしたけどね(笑)」。「美を追求する作品だけに、佐藤監督のこだわりもすごかったですよ。ご本人の美的感覚もものすごく研ぎ澄まされていましたし。絵コンテを入念に描く方なので、正直、細かいところは細かいです。でも、自分がまるで絵画の一部として、額縁の中にいるような感覚を味わうことができた。これはすごく新鮮でしたね」。映画は日本映画史上初となるパリのルーヴル美術館でロケを敢行。“本物の芸術品”に囲まれた環境で、“本物の演技”が引き出された?「演じる以上はフィクションですけど、それを“本物”だと感じてもらうことがいまの理想です。そのために、脚本や現場が作り出すフィクションを、まずは自分が本物だと受け取らなければ…。そうしないとメッセージや感動は届けられない。俳優になって5年の僕が、“本物の演技”を語るなんて、あまりにおこがましいですが、いまはそんな気持ちで演技に向き合っています」。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- 2014年5月31日より全国東宝系にて公開(C) 2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会
2014年05月28日5月25日(現地時間)、第67回カンヌ国際映画祭が閉幕した。今年は最終日の25日が欧州議会の選挙にあたるため、24日に授賞式が行われ、25日に改めて「パルムドール(最高賞)」を受賞したヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の『ウィンター・スリープ』が上映されて幕を閉じる、という変則的な日程となった。しかし、「パルムドール」を獲ったジェイラン監督よりも、目立っていたのがトロフィーを渡したクエンティン・タランティーノ。レッドカーペットでユマ・サーマンと踊りまくっていたタランティーノは今回、新作の上映ではなく、閉幕作品『荒野の用心棒』50周年記念修復版のプレゼンター、および自身が20年前に「パルムドール」を受賞した『パルプ・フィクション』の20周年記念上映のためにカンヌにやってきた。『荒野の用心棒』は1964年に、イタリアのセルジオ・レオーネ監督による元祖マカロニ・ウェスタン(イタリアで製作された西部劇)であり金字塔。主演のクリント・イーストウッドは、タランティーノが「パルムドール」を受賞した第47回の審査委員長でもあり、タランティーノにとってはもっとも愛する映画の1本だという。公式会見で「一番好きな映画は『バトル・ロワイヤル』だと言っていませんでしたか?」と突っ込まれたタランティーノは、「『バトル・ロワイヤル』はこの20年間で最高の映画だ」と返答し、「『荒野の用心棒』はマカロニ・ウェスタンを生んだ作品というだけでなく、すべてのアクション映画の元祖なんだ」と力説した。今回はデジタル修復版での上映だが、タランティーノは「デジタル化は“映画の死”を意味すると思っている。デジタル上映を観るのは、家で大きなテレビを観ているのと変わらない」と発言。これはかなり波紋を呼び、翌日の新聞の見出しを飾っていた。また、『パルプ・フィクション』はビーチでの野外上映が無料で行われ、タランティーノはジョン・トラボルタとユマ・サーマンと共に舞台挨拶を行い、集まった観客たちは大歓声をあげていた。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年05月27日西島秀俊・主演のドラマ「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」で、謎多き記憶喪失の男・新谷を演じ、回を追うごとに視聴者を驚愕させている池松壮亮。2014年の年頭に“ネクスト・ブレイク男子”として紹介したとおり、門脇麦・共演の『愛の渦』、橋本愛・共演の『大人ドロップ』を始め今年の公開作はなんと8本にも及び、その卓越した確かな演技力と類いまれなる存在感で圧倒的な魅力を放っている。その池松さんは、5月24日(土)より公開となった『舟を編む』の石井裕也監督の最新作『ぼくたちの家族』では、妻夫木聡と兄弟役に。少年時代、妻夫木さんに「似ていると言われていた」だけに、初共演とは思えないほどの絶妙のケミストリーを醸し出している。60歳を過ぎ、物忘れが激しくなった母・玲子(原田美枝子)。だが、そんなことは誰でもあると、長男・浩介(妻夫木聡)も次男・俊平(池松壮亮)も父・克明(長塚京三)も全く気にしていなかった。だが、浩介の妻・深雪(黒川芽以)の妊娠が分かり、双方の家族で会食した席での出来事をきっかけに病院で検査を受けると、結果は「脳腫瘍」。しかも「余命1週間」と宣告されてしまう…。原作は、2008年に映画化もされた「ひゃくはち」の作家・早見和真の実体験を元にした同名小説。突然の母の病気で明らかになった、多額のローンに生活破綻…。病気のせいで、無垢な少女のように本音をさらけ出し始めた母が教えてくれたのは、“とっくにぶっ壊れていた家族”の姿だった。中学時代に引きこもっていたことへの負い目を感じてか、そんな家族を何とか引っ張っていこうとする兄・浩介役の妻夫木さんに対し、弟・俊平役の池松さんは、どこか斜に構えた態度。“家族の絆なんてくだらない”と微妙に家族と距離を置き、感じたままを口にしてしまう母の言動にも調子よくつき合っていく。浩介はそんな俊平の態度にも、ふがいのない父親にも、そして自分自身にもイライラしっぱなし。だが、あるときから、俊平を巻き込みつつ、浩介も変わり始めていくのだ。この2人、本作で見せるふとした表情は確かに「似ている」と思わせる瞬間があり、ともに早くから実力派として注目され、真摯に演技に向かう姿勢や独特の色気も含めて、“兄弟”というのが実にしっくりくる。キャスティングの際、石井監督も「2人の顔が同時に浮かんだ」というのもうなずける。生真面目な長男・浩介とは対照的に、俊平の周りを冷静に観察しながらの素直なお調子者ぶりは、「MOZU」で見せた狂気の殺戮者とはとても同一人物には思えないほど。こんな次男坊って、“いるいる”と思わせる、年相応のごく普通の青年そのもの。やがて、そんな池松さん演じる“ザ・次男坊”が、予想外の力を発揮し、大ピンチの家族をある展開へと導いていくキーパーソンとなっていることにも注目だ。妻夫木さんとは、同じく石井監督の『バンクーバーの朝日』(12月公開)でも共演し、高校まで続けていた野球を披露する池松さん。本作以降も、6月14日(土)には松山ケンイチ主演の『春を背負って』、榮倉奈々&加瀬亮共演の『わたしのハワイの歩きかた』が公開されるほか、夏には『愛の渦』の監督、三浦大輔(ポツドール)作・演出の舞台「母に欲す」にも参加する。さらには、市川由衣と濃厚なラブシーンを演じる青春文学の映画化『海を感じる時』(9月13日公開)、宮沢りえ演じる平凡な主婦の“快楽と転落”の元凶の年下男子役となる『紙の月』(11月公開)と、シリアスで官能的な役柄も控えているだけに、これからもますます目が離せない存在であることは間違いない。『ぼくたちの家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくたちの家族 2014年5月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013「ぼくたちの家族」製作委員会
2014年05月27日映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』の試写会に主演の綾瀬はるかと共に出席した松坂桃李が、ファンのイメージとは違った自身の性格や内面について語り、観客を驚かせた。映画は綾瀬さん演じる天才鑑定士が、日本にやってくるダ・ヴィンチの絵画「モナ・リザ」を守るという任務を引き受けたことからある事件に巻き込まれていくさまを描き出す。松坂さんは偶然、綾瀬さんが演じる莉子が鑑定眼を発揮してある事件を解決するさまを目の当たりにし、彼女への取材を試みる週刊誌の記者・小笠原を演じている。小笠原は真面目だが気が弱く、週刊誌の記者としては上司からもなかなか認められない存在。松坂さんは小笠原との共通点を尋ねられると「僕も基本的にはうだつの上がらないタイプです(苦笑)。事務所ではいつも叱られて『すみません』と謝ってる感じなので、(演じるのは)難しくなかった」と明かす。一方で記者に向いているところは?という問いには「記者の仕事はひとりで調べものをしたりする、孤独な時間が多いと思うけど、僕もひとりが好き。そこは向いてるかも」と語る。だが「取材に行かないといけないけど、人見知りなので。様子をうかがいつつ、相手とのコミュニケーションで懐に入る第一歩が…」とコミュニケーションに難があり、やはり記者には向かないのでは?と自らを分析する。ちなみに綾瀬さんも実は人見知りだそうで、現場では互いに人見知りオーラを発動!「『あ、どうも…』という感じでした(笑)」(綾瀬さん)とのこと。心理テストでは、楽屋の4つの席のどこに座るかで“リーダーシップ”が問われたが、綾瀬さんがリーダー、副リーダーではないものの“聞き上手”のポジションを確保したのに対し、松坂さんは入り口に最も近い位置の席を選び、“気軽な感じで周りに合わせるポジション”と判定される。「侍戦隊シンケンジャー」のレッドまで演じたにもかかわらず、実はリーダータイプではないことが明らかに…。さらに心理鑑定士からは、それぞれの笑い方について、綾瀬さんが「目が先に笑い、その後で口が笑う。つまり自分が笑いたいところで笑っている」と判定されたのに対し、松坂さんは「口が先に笑うので、笑う“べき”ところで笑っている」とも。また、鑑定を聞くときの心理についても、綾瀬さんが自分と松坂さんの鑑定結果をどちらも同じような姿勢で聞いていたのに対し、松坂さんは自分の鑑定のときだけ、より興味深く聞いていたと指摘され、綾瀬さんから「おい(笑)!」とツッコまれ、苦笑を浮かべていた。『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は5月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- 2014年5月31日より全国東宝系にて公開(C) 2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会
2014年05月27日フジテレビが日本で初となる“水球”をモチーフとした青春ドラマ「水球ヤンキース」が、7月の“土ドラ”枠で放送されることが決定。さらに、連続ドラマ単独初主演となる「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔、共演に同グループの高木雄也、人気沸騰中の山崎賢人らイケメン男子たちの出演も発表された。本作の主人公は、時代の流れの中で失われつつある“男気”を心に秘める熱きヤンキー・稲葉尚弥。海外で育った尚弥は日本のヤンキー漫画に影響を受け、「気合」「根性」「男気」といったスピリットを己の血肉とし成長。高校3年の1年間を日本で過ごすため、帰国する。転校先は幼少期に憧れたヤンキーがいた高校(カス高)。「カス高に行き、てっぺんを取る!」と意気込む尚弥だが、憧れていたいわゆる熱きヤンキーは日本から姿を消し、そこにいたのはいわゆるマイルドヤンキーたち。絶望の最中に尚弥は、ひょんなことから“水球”と出会うのだった――。劇中で“水中の格闘技”と表される水球。呼吸が制限されるプール中で互いのゴールを奪い合う、激しいスポーツだ。出演するキャスト陣はリアルに水球を体現するべく、撮影に向けてトレーニングを開始するとのこと。これまでとは全く違う役作りも求められる役柄に、中島さんは「水球は並大抵の体力ではできないと聞いていますので体力作りに励み、今回のドラマを通してたくさんの事を身につけていきたいです。主演の実感はまだありませんが、これから、だんだん馴染んでいきたいと思います。経験豊富な先輩・嵐の二宮(和也)さんからの『自分らしくそのままやれば大丈夫だよ~』というアドバイスを参考にさせていただいて、みなさんに助けて頂きながら、仲間たちと頑張っていきたいです」と役どころに負けず劣らずのアツいコメントを寄せている。現在、中島さんと山崎さんが共に出演するドラマ「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(日本テレビ)ですでに体力面は万全か…と思いきや、さらに厳しいトレーニングを積んでいく様子。マイルドヤンキーの代表格で主人公・尚弥とぶつかりながらも、徐々に水球部の中心的存在になってゆく水球経験者役で出演する山崎さんも、「水球×ヤンキーのドラマ、斬新だな、と思いました。水球の試合は選手たちの動きがとても綺麗なので水球のシーンがどんな感じの映像になるのか楽しみです。早く撮影に挑みたいです。水泳とサッカーの経験があるので、自分の特技を活かしていきたいです。水球のシーンはブーメランパンツ姿なのでトレーニング・練習・筋トレを頑張って、体を絞りに絞りたいです!」と語る。主人公のライバルとなる名門私立の水球強豪校のキャプテン役を演じる高木さんは、「ヤンキー役は過去に演じた事があるので自信はありますが(笑)、水球は初めての挑戦です」と意外な自信を覗かせる。さらに、「水球のことを勉強するほどにこのドラマを通して多くの人に水球を知ってもらいたい!という気持ちが強くなりました。水球にしっかり取り組んで、その魅力をみなさんに伝えたいと思います。水球魂を見せます!」と相当な意気込みだ。この3名以外にも“ネクストブレイク”必至のイケメン水球軍団が出演予定とのこと。ドラマ「水球ヤンキース」のクランクインは6月を予定、フジテレビの7月クール・土ドラ枠にて毎週土曜23時10分~23時55分放送。(text:cinemacafe.net)
2014年05月27日佐藤健と渡部篤郎が親子役を演じる刑事ドラマとして注目を集めている「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~」(フジテレビ)。このほど、第18回東京ガールズコレクション 2014S/S(TGC)で「Miss TGC 2014グランプリ」を受賞した茨城県出身の高校生・池沢美緒が本作で女優デビューを果たすことが明らかとなった。池沢さんのドラマ出演は、3月に開催された第18回TGCでMiss TGC 2014グランプリを受賞した際の副賞。そんな彼女が初めての演技で挑むのは、“キャバクラ嬢”だ。先日、無事に撮影も終了し、5月27日(火)放送の第7話で初演技がお披露目される。池沢さんが登場するのは、前田瞳(忽那汐里)に冷たくされて落ち込む佐原夏輝(佐藤健)を見た島尾明村(渡部篤郎)が、捜査と偽ってキャバクラに連れて行くシーン。親子で訪れたキャバクラで、キャバ嬢・ユナ(小蜜)と池沢さん演じるミオが2人を挟んで接客するのだとか。撮影を終えた池沢さんは、「演技は初めてで、すごく緊張しました。昨日の夜もほとんど眠れませんでした…演技をしている自分を(モニターで)見られていないのですごく不安なんですが、とりあえず自分がやれることはしっかりできたと思うので、それは良かったと思ってます。現場のみなさんが緊張を和らげようとしてくれて、本当に感謝しています。でも、やっぱり初めてのことばかりで、終わったいまも緊張が残っている感じです」とふり返る。また、現場では「渡部さんからはアドバイスをいただきました。『もっと声を張った方がいいよ』とか、『もう少し自然に』とか、本当に勉強になりました。佐藤さんも話しかけてくださって、緊張をほぐそうとしてくれました。やりやすい環境を作ってくれました。『応援してるよ!』って言ってくださって泣きそうになるくらい嬉しかったです」と先輩たちからエールをもらったようだ。「話すことが苦手で、モデルの方が楽です(笑)」という池沢さん。TGC史上過去最多の応募数10,213通の中から頂点に立った彼女が、“夜の蝶”キャバ嬢役でどんな演技を見せてくれるのか?ドラマ「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~」は毎週(火)21時~21時54分、フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年05月26日『ミリオンダラー・ベイビー』、『クラッシュ』のポール・ハギスが、豪華キャストを迎えて贈る極上の愛のミステリー『サード・パーソン』。本作は、NY、ローマ、パリを舞台に3組の男女が織り成す、愛と信頼、そして裏切りの物語だ。今回注目したいのは、2002年『戦場のピアニスト』で、アカデミー賞「主演男優賞」に史上最年少で輝いた実力派エイドリアン・ブロディ。シリアスな演技で絶賛された彼だが、そのときの授賞式では舞い上がる気持ちを抑えきれず、プレゼンターのハル・ベリーにアツーいキスをするなど情熱的な一面も。その後もキャリアは順調。個性派俳優としてウディ・アレン、ピーター・ジャクソン、ウェス・アンダーソンら名立たる有名監督の作品に立て続けに出演し、作品ごとにまったく違った顔を見せている。本作でエイドリアン演じるのは、出張でローマに訪れたアメリカ人ビジネスマンのスコット。高級デザイナーズスーツに身を包み、“デキる男”風にニヒルな笑顔を浮かべているが、実はそれはうわべだけの姿。イタリアのファッションブランドからデザイン画を盗むことが仕事で、着ているスーツもただのコピー商品なのだ。イタリアのすべてを嫌悪し、早く帰国したがっている彼の目に入ったのは、“バー・アメリカーノ”の看板の文字。故郷アメリカのビールやハンバーガーを期待して店内に入るが、店員は英語を話せず、出されたのもぬるいビールという始末。しかし、そこに美しいロマ族の女性モニカ(モラン・アティアス)が現れ、一瞬にして目を奪われる。お互いの子どもの話で打ち解け、モニカが娘との再会を楽しみにしていることを知るが、彼女は1本の電話を受けて慌てて店を出て行ってしまった。スコットは彼女がバッグを忘れていったことに気づき追いかけるが、もうその姿はなかった。仕方なくバッグをバーに預けてホテルに戻るスコット。その後、モニカはバッグを受け取るが、そこに入っていたはずの金が消えていた。スコットは、それが密輸業者から娘を取り戻す金だったと聞き、彼女を助けたい衝動に駆られる。スコットはお金を用立て、モニカとともに治安の悪い危険地帯へと出発するが――。今回公開されたのは、そんなスコットとモニカのロマンティックなラブシーン。一瞬で心引かれ、彼女の助けになりたいと思うスコットと、自分に近づいてくる男性を信用できないモニカ。行動を共にするうちに恋愛感情が生まれつつあったが、お互いに一歩踏み出せない。お金も寝る場所もないモニカを放っておけないスコットは、自分の宿泊するホテルに呼ぶ。ホテル側はロマ族のモニカの宿泊を拒否するが、スコットは「彼女は僕の妻だ」と言い放って黙らせた。最初はソファーで寝ようとするスコットだが、結局はモニカの足側に頭を預けてベッドで横になる。「あなたは泥棒?」「いや、ビジネスマンさ」「初めて呼ばれたわ、“妻”って」とオトナの会話を楽しむ2人。そのうち会話が途切れ、お互いの感情を確かめるかのように、スコットはモニカに足に触れ、身も心も距離を縮めていく…。「ずっとポール・ハギスと仕事がしたかった」と話すエイドリアン。「彼には、僕が監督に求める知的で芸術的な繊細さがある。彼は経験も豊富だし、頭もよく、才能豊かな人だ。そんな彼の作品に出演できて嬉しい。僕は常に、心に語りかけてくる作品を探し求めていた。簡単に出合えるわけじゃないんだ。この作品では、俳優としてだけでなく、人間としても多くを学ぶことができた」と、ハギス監督を絶賛した。さらにモニカ役のモランは、2人のキャラクターを分析する。「モニカにとってスコットは、これまでの人生で出会ったどの男性とも違う。彼は彼女がずっと避けてきた問いを、遠慮なく投げかけてくるの。彼女には男性を信用しない理由があるし、スコットにはモニカと彼女の娘を助けずにはいられない秘密と理由がある。誰かを信頼するには、自分をさらけ出して、自分を守るために作った壁を取り払わなくてはいけないわ。モニカにとっては、肉体的に裸になるほうが簡単。心を開くことは挑戦なのよ」。果たしてスコットは、本当にモニカの傷ついた心を溶かすことができたのか。モニカの正体とは?超セクシーなエイドリアンのラブシーンを含め、人間の本質をえぐるハギスの最高傑作を劇場で堪能してほしい。『サード・パーソン』は6月20日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サード・パーソン 2014年6月20日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開(C) Corsan 2013 all rights reserved
2014年05月23日2008年直木賞受賞の桜庭一樹によるベストセラー小説を、俳優活動25周年を迎えた浅野忠信とヴェネチア国際映画祭「マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)」を受賞した二階堂ふみを主演に迎えて映画化した『私の男』。オホーツク海の果てなく閉ざされた流氷が象徴するような、“育ててくれた父”と“引き取られた娘”との禁断の愛がテーマの本作のみならず、いま、“タブー愛”のあり方に迫った作品が続々と公開されている。ふり返れば、平凡な主婦と中年カメラマンの4日間だけの濃密な愛を描いた『マディソン郡の橋』(’95/クリント・イーストウッド監督)や、戦争で傷を負った男と人妻との愛を描いた『イングリッシュ・ペイシェント』(’96/アンソニー・ミンゲラ監督)など不倫愛を始めとする“タブー愛”をテーマにした作品は、そのセンセーショナルな内容にも関わらず、鮮烈な印象を与える傑作が数多く存在する。現在公開中の『とらわれて夏』では、シングルマザーに扮したケイト・ウィンスレットが逃亡犯(ジョシュ・ブローリン)と出会い、許されないとは知りながらも愛を取り戻していく様を描き、ケイトは2014年ゴールデン・グローブ賞「主演女優賞」にノミネートされた。また、アカデミー賞脚本家のクリストファー・ハンプトンがノーベル文学賞作家ドリス・レッシングの小説「グランド・マザーズ」を脚色した『美しい絵の崩壊』(5月31日公開)では、人生の円熟期に突入した親友同士の女性(ナオミ・ワッツ&ロビン・ライト)が、互いに相手の10代の息子と一線を越えてしまうという衝撃の“タブー愛”を描き出している。そして『私の男』では、遠縁の親戚の男・腐野淳悟と、震災孤児となり男に引取られた娘・花という設定に、浅野さんと二階堂さんが文字どおり身も心もさらけ出す迫真の演技で挑み、男女における最大の“タブー愛”を真正面から問いかけてくる。2人が放つ濃密な空気と官能美を映し出すのは、『海炭市叙景』『夏の終り』など国内外で高く評価される、北海道出身の熊切和嘉監督。本作では、花の幼少時代を16mmフィルム、流氷が着岸した町での日々を35mmフィルム、花が成人する東京での日々をデジタルと、撮影機材を使い分けており、極限的な映像美で観る者を魅了する。さらに、大島渚監督の『愛のコリーダ』(’76)で世界を挑発した藤竜也が2人のキーパーソンとして出演しており、モラルの象徴として登場することも興味深い。そんな新旧・最高のキャストが贈る本作は、先日、第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決まったばかり。本作が描く最大の “タブー愛”は、世界を挑発する1本となるのだろうか、注目だ。『私の男』は6月14日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。『とらわれて夏』は全国にて公開中。『美しい絵の崩壊』は5月31日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、横浜ブルク13 ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:とらわれて夏 2014年5月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.美しい絵の崩壊 2014年5月31日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2012 HOPSCOTCH FEATURES PTY LTD, THE GRANDMOTHERS PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SCREEN NSW, CINE-@, MON VOISIN PRODUCTIONS, GAUMONT, FRANCE 2 CINEMA.
2014年05月23日福士蒼汰&川口春奈という最旬若手キャストを迎え、累計600万部を突破した“恋愛バイブル”コミックを映画化した『好きっていいなよ。』。このほど女性を中心に支持を集めている、ファッション誌「ViVi」専属モデルの八木アリサが、本作で映画デビューを飾ることが明らかとなった。16歳の橘めい(川口さん)は友達も彼氏もつくらず、学校ではいつも独り。だが、学校一のイケメン・黒沢大和(福士さん)から突然、一方的に“友だち宣言”をされる。優しく一途な想いを秘めた大和とたくさんの“初めて”を経験して、めいの世界は一気に色づき始めるのだが――。本作が映画初出演となった八木さんが演じるのは、人気ファッション誌の表紙を飾る人気モデル・北川めぐみ。自身にも共通するこの役どころについて、八木さんは「モデルであるということや、性格的にも共感することも多かったです。雑誌撮影のシーンは私がいつもしている『ViVi』撮影そのままなので、あまり覗くことのできないリアルな撮影風景を見ることができるかと思います」と撮影当時をふり返っている。普段モデルとして活躍している八木さんにとって、新たな挑戦となった本作。モデルの仕事との違いについて「現場の雰囲気や撮影の方法も全然違いますし、自分が表現することも違うので、すごく勉強になりました」と新しい挑戦に大いに刺激を受けた様子。さらに今回、八木さん演じるめぐみが、福士さん演じる大和と出会う劇中シーンを収めた写真やメイキング写真の一部も初公開!モデルと女優――2つの顔で魅了するキュートな八木アリサに注目してみて。『好きっていいなよ。』は7月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:好きっていいなよ。 2014年7月12日より全国にて公開(C) 2014「好きっていいなよ。」製作委員会
2014年05月23日東京スカイツリーが5月22日(水)に開業2周年を迎え、スカイツリーをテーマに一般からエピソードを募集して撮影されたショートフィルム『ソラノネ』が完成。同日、地上350mの展望台にて披露上映が行われ、主演の川島海荷らが出席した。本作はアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF&ASIA)のスカイツリーを運営する「東武タワースカイツリー株式会社」が共同で、一般から応募したスカイツリーにまつわるエピソードを原作に制作。母が突然、家からいなくなったのをきっかけにバラバラだった家族がもう一度自分たちの繋がりについて考えるさまが描き出される。この日は主演で一家の次女を演じた川島海荷に加え、父親役の近藤芳正、母親役の鈴木砂羽、長女役の志保、長男役の札内幸太、祖母役の藤田弓子、中茎強監督、そして500を超える応募の中から自身のエピソードが見事に本作の原作に採用された松延晋さん、さらにSSFF&ASIAの代表を務める別所哲也、映画祭アンバサダーのLiLiCoも出席した。川島さんは撮影で展望台に昇ったのがスカイツリー初体験だったそうで、「最初に昇ったときは曇ってて、(撮影が)中止になったんです。真っ白でまるで景色が見えず、2回目への期待が高まったんですが、2回目は期待を超える景色が見られました!」と満足そうにふり返る。作品を観て「家族に会いたくなった」とも。自身の家族とのエピソードを尋ねられると「最近、母の日のために母とちょっと高価なイタリアンランチを食べて、サプライズで『おかあさんありがとう』と書いたプレートを用意してもらったんです。そういうことができるようになった自分がいて良かったです」と笑顔を見せた。鈴木さんは「昔は『こんな大きな娘いないし!』と思ってたけど、最近は『可愛いな』と思う。違和感がなくなってきました」と母親役がしっくりくるようになったよう。一方で、自身の家族とのエピソードに関しては、上京した父親と食事をし、ホテルまで送って別れの際に再会を約束して抱擁を交わしたところ「ツイッターで『鈴木砂羽、酔っぱらって男性とハグ』って書かれた」と明かし、「そっくりだから親子って分かるでしょ(苦笑)!」と嘆いていた。監督は本作について「(松延さんの)エピソードが素晴らしかった!」と称賛し、特に映画の中で、スカイツリーから景色を見ながら近藤さんと鈴木さんが寄り添うシーンを「キュンと来ました」と見どころとして強調。松延さんはこの日、地上350メートルの展望台でキャスト陣と初めて顔を合わせ「ビックリです」と緊張気味。「キャストのみなさんが素晴らし過ぎて現実とは違うんですが」と言いつつも、自身のエピソードが映画化されたことを喜んでいた。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」は5月30日(金)より開催。映画祭期間中、本作も上映される。(text:cinemacafe.net)
2014年05月22日5月17日(現地時間)、第67回カンヌ国際映画祭でジョン・ウー監督の最新作『THE CROSSING』(中国語題名:太平輪)のPR会見がマジェスティックホテルで開かれ、主演の金城武、長澤まさみ、チャン・ツィイー、韓国の女優ソン・ヘギョ、中国の俳優ホアン・シャオミン、トン・ダーウェイ、ワン・チェンユンらが出席した。中国版『タイタニック』と呼ばれるこの作品は、1949年に上海から台湾へ向かう旅客船、太平輪号が沈没し、1,000人以上の犠牲者を出した海難事件をもとに、戦争で引き裂かれた3組の男女の過酷な運命を、日本、中国、韓国のスターを集めて描く超大作。『男たちの挽歌』『レッドクリフ』など男くさいアクション映画で知られるウー監督は、2年前に咽頭がんを患い、本作が復帰作となる。「病気を知ったとき、私はいままでまだ完璧な映画を1本も撮っていない。このまま死んだらものすごく後悔すると思いました。幸い治療が成功し、この映画を撮ることを決意しました。私はロマンチックな人間なんです。アクションだけではなくラブストーリーも撮れるということをお見せしますよ」と本作に対する並々ならぬ意気込みを語った。金城さんは、「ジョン・ウー監督は撮影中、1カット撮るごとに僕たち俳優陣にお礼を言うんです。監督ではなく、僕たちが監督に対してお礼を言わなくてはいけないのに」とウー監督への感謝の気持ちを語った。金城さんの恋人役を演じる長澤さんは、海外の記者200人を前にやや緊張した様子ながら「ジョン・ウー監督は『君も家族の一員になったと思い、安心して映画に参加してくださいね』と言ってくださり、本当に太陽のような存在でした」と語った。さらに、「金城さんのことは子どもの頃から見ていたので、まさか共演できるとは思いませんでした」と語ると、金城さんは照れ笑い。さらにソン・ヘギョと、金城さんと同世代のワン・チュンユンまで「子どもの頃から金城さんを見ていました」と続けたため、会場は大きな笑いに包まれた。本作は『レッドクリフ』同様に2部作、さらにジョン・ウー初の3D作品として撮影が現在も続いており、中国ではこの年末の目玉作品となっている。第67回カンヌ国際映画祭は5月25日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年05月22日ケイト・ブランシェットを主演に迎えたウディ・アレン監督作『ブルージャスミン』。ケイトという実力派美人女優を得て、その“怪演”により、現代をよりいっそうシニカルに、でも的確にとらえた傑作が誕生しました。ケイトが演じるのは、訳あって人生のどん底に堕ちた、元セレブリティのジャスミン。ニューヨーク社交界の華とも謳われた彼女ですが、実業家の夫に裏切られ、それを機に華麗なる生活が崩壊。サンフランシスコで庶民生活を送る妹・ジンジャーの家に転がり込むことになるのです。セレブ生活が崩壊してもなお、移動には飛行機のファーストクラスを使い、「エルメス(HERMES)」のスカーフを巻いたバーキンを手に、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のトランクを積み上げて、「シャネル(CHANEL)」のジャケットを羽織るエレガントな彼女は、まさに誰もが思い描く成功者そのもの。でも、内情を知れば、その妙に豪華なアイテムたちが、彼女にとってなけなしの全財産であり、過去への執着の象徴だとすぐに分かるのです。豪華な生活の名残を感じさせるハイブランドのアイテムは、“元セレブ”となったジャスミンが、何が何でも手放したくなかった必要最小限のものなのでしょう。住むことのできなくなった夢のような邸宅から、お気に入りの定番アイテム、上質でベーシックなアイテムだけを持ち出し、日常的に着まわすジャスミン。確かにファッションの参考にはなりますが、でも、ちょっと待て。実はそこにこそ、ジャスミンの凋落ぶりと潜在意識が強調されているのです。クローゼットのスペースに限りがある庶民にとって、着回し術は毎日を生き抜く大切な知恵。“本当におしゃれな人とは着まわし上手”とか “一週間コレだけでコーディネート”などという特集が女性誌でも頻繁に組まれています。いつも同じオフィスに出勤するOLたちにとってみれば、少ないアイテムでいかに衣装持ちだと思わせるかが勝負。誰だって、いつも同じものを着ていると思われたくなどありません。だから、コーディネートで印象を変える工夫を凝らすわけなのです。でも考えてみれば、セレブは着まわしなんて上手じゃなくてもいいはず。彼らの中には、取り替え、引き換えに、ファッションを楽しんでいる人も少なくありません。1度着たら、その服を処分するという人もいるとか。持っているだけでPRになるほどの有名人なら、買わずともブランドから贈り物として最新作が届いちゃったりするのですから、“着るものがない!”などと言って、悩むことなどないはず。セレブリティとして優雅な生活の中で磨いたと思われるファッションセンスを武器に、庶民生活の中でも、「シャネル」のジャケットを愛用し、バーキンを持ち歩くジャスミンの根性には恐れ入ります。でもそこで表現されているのは、自分が置かれた現実に直面することを避け、心をニューヨークに残したままという、往生際の悪さ。ジャスミンという名前に秘められた真実を知ればなおのこと、場違いなまでに「シャネル」、「エルメス」を愛用するこだわりに、返り咲きを狙う女の、切なくもしぶとい本音が垣間見えるのです。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブルージャスミン 2014年5月10日より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋 ほか全国にて公開(C) 2013 Gravier Productions, Inc.
2014年05月21日『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソン監督が、最先端VFXでローマ帝国最大の悲劇といわれるヴェスヴィオ火山噴火を背景に、若き男女の真実の愛を描く映画『ポンペイ』。本作でグラディエーター(剣闘士)役として映画初主演を果たした新鋭の“英国男子”キット・ハリントンが、壮絶な役作りで肉体改造し、見事に6分割された腹直筋を披露していることが分かった。時は西暦79年――。ローマ帝国に一族を虐殺されたケルト人騎馬族の生き残り、マイロ(キット・ハリントン)は、無敵のグラディエーターへと成長していた。ある日、マイロはポンペイの有力者の娘、カッシア(エミリー・ブラウニング)の馬を助けたことから、2人は身分の差を超えて恋に落ちる。カッシアはローマからやってきた上院議員コルヴス(キーファー・サザーランド)に、ポンペイの平和と引き換えに婚姻を迫られていた。だが、8月24日、ヴェスヴィオ火山はまさに大噴火を迎えようとしていた…。本作で、ケルト人騎馬族の生き残りから奴隷となり、グラディエーターとしてポンペイに連れてこられる主人公・マイロを演じるのが、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞した大ヒットドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・スノウ役で脚光を浴びたキット・ハリントン。本作が映画初主演となるキットは、世界的ブランド「ジミー・チュウ(JIMMYCHOO)」の2014年秋冬の広告キャンペーンモデルに起用され、つい先日も、第67回カンヌ国際映画祭にドリームワークス製作のアニメーション『ヒックとドラゴン』の続編を引っさげ、オスカー女優のケイト・ブランシェットらと出席したばかり。いま、ハリウッドが最も熱い視線を送る若手俳優のひとりだ。劇中でグラディエーターと呼ばれる剣闘士役を演じたキットは、アンダーソン監督も認めた才能の持ち主。本作では役柄に見合った身体をつくり上げるため、過酷な食事制限とトレーニングを実施したという。7割が食事制限、3割が体を鍛えるためのトレーニングというプログラムを実践したキットは、「セットで撮影していないときは、ジムでトレーニングだ。撮影が始まる前の8週間は、役に備えて体を鍛えていた。1日のスケジュールは、朝ジムで1時間トレーニング、それから、セットで撮影、昼食、ジムでトレーニング、またセットで撮影、1日の撮影が終わると、またジムに行く。だいたいそんな感じだった」と語る。「それが週に6日、4か月間も続いたんだ。そんな生活は不自然きわまりないよね。肉体的にぐったり疲れるから、精神的にも疲れかねない。これが一番きつかったよ」と、壮絶な撮影漬けの日々をふり返った。「ゲーム・オブ・スローンズ」出演でその名を知られるようになり、長期間の撮影には慣れていたものの、火砕流に埋もれたポンペイの街を巨大セットで再現した本作の撮影は、かなり精神的にもキツいものだったようだ。しかし、努力の甲斐あって、映画の中で彼が見せる肉体美は、“芸術レベル”といっても過言ではないほど完璧に仕上がった。特にキット演じるマイロが初登場するシーンは、瞬き厳禁!「本当はこれ、CGなんじゃないの?」と疑いたくなってしまうくらいの、グラディエーターのよろい姿から覗く6分割の腹直筋には目が釘付けになること間違いなし。上腕二頭筋も、まるで太ももかと見間違えるほどに鍛え上げられている。無表情で雨に打たれながら無慈悲な戦いに挑むその姿は、まさに水も滴る筋肉男子。ポスト“オーランド・ブルーム”といわれているが、本作でキットは多くの女性たちの心をとらえることになりそうだ。『ポンペイ』は6月7日(土)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ポンペイ 2014年6月7日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2014 CONSTANTIN FILM INTERNATIONAL GMBH AND IMPACT PICTURES (POMPEII) INC
2014年05月21日イスラエルのガリラヤ地方に古来より伝わる伝統製法でつくられているラグジュアリーなハーブソープ「ガミラシークレット」。日本上陸以来、根強い人気を誇る同ブランドから、夏に気になる毛穴の黒ずみや肌のテカリのためのスペシャルケアができる「ガミラシークレット 泡パックセット」が、6月20日(金)より数量限定にて2,484円にて発売される。イスラエル北部のガリラヤ地方に住むガミラ・ジアーという女性が、独学で得た知識を集結し完成させたレシピをもとに、「汚れを落とすため」の石けんとは一線を画し、「肌のバランスを整える」という考え方でハンドメイドされている石鹸は、保湿効果に優れ、なめらかで優しい洗い心地が特徴。新発売となる「ガミラシークレット 泡パックセット」は、ガミラシークレットのソープに、簡単に密度の高いもっちりした泡を作ることができる、トウモロコシ由来の繊維で作った泡立てネットがセットになっている。レギュラーフレーバーの中でも、特に夏におすすめなのが爽やかなスペアミントの香り。清涼感のあるフレッシュなミントの香りが肌のテカりや引き締めにも作用すると言われており、すっきりとした肌を洗い上げながらも、ソープに含まれる植物の栄養成分でしっかり保湿し、うるおいとなめらかな素肌へ導いてくれる。夏は特にお肌に疲れがたまりがちに。ガミラシークレットの贅沢な泡パックで、心も肌もクリアに保ちたい。(text:Miwa Ogata)
2014年05月21日「忘れられない作品になりました」――。劇場公開からおよそ半年が過ぎて、主演女優と原作者は揃ってそんな言葉で作品への想いを口にする。人気漫画家・いくえみ綾の作品の初の映像化として、長澤まさみ×岡田将生主演で昨年秋に劇場公開された『潔く柔く きよくやわく』。長澤さんといくえみさんは、映画公開時にも共にメディアの取材を受けるなどしてきたが、本作のブルーレイ&DVDが発売に際し、異例とも言える再度の対談が実現!改めて本作の魅力について語り合った。いくえみ作品の中でもひと際高い人気を誇り、異なる人々を主人公にした連作集となっている「潔く柔く」のカンナ編と禄編を最終章を中心に映画化。高校時代に幼なじみを亡くしたカンナと小学生の時に自分を慕う少女を事故で失った禄が互いに支え合いながら過去を見つめ、再生へと歩み出すさまを優しく描き出す。ブルーレイ&DVDの特典には長澤さんといくえみさん、そして畠山直人プロデューサーによるオーディオコメンタリーが加えられる。繰り返しになるが、ブルーレイ&DVDのリリースに際して原作者と主演女優が再度顔を合わせ、作品について語る機会を持つというのは非常に珍しいこと。この作品に特別な想い、また単に主演女優と原作者という関係を超えた互いへの信頼と親愛、尊敬をうかがわせる。劇場公開時、長澤さんは映画を観た周囲の人々から、いつも以上に好意的な感想が多く寄せられたという。「結構、いろんな方に褒めていただけて、すごく嬉しい作品でしたね。ある方からは『単なる恋愛映画だと思ってバカにしてた部分があったけど、すごくよかった』と言っていただけて。実際、恋愛部分だけでなく、人間の成長の物語を丁寧に描けた作品だったなと思います。今回、改めて見ても2時間をいい意味で長く感じられたし、カンナと禄の成長を描ききったボリュームと濃さを感じましたね」。いくえみさんは、改めて作品を鑑賞し「映像がやっぱりすごくキレイですよね」と映画ならではの魅力を語る。「コメンタリーでプロデューサーも仰ってましたが、撮影する場所を選び抜いているからこそですよね。落ち着いてじっくり鑑賞して、カンナや禄の服装にも目が行きました。添い寝をするシーンで禄はシマシマのパーカーを着てたのか!とか(笑)。(美術や装飾の)細部までじっくりと凝って作ってくださったんだなというのを実感しました」。撮影の思い出を尋ねると、長澤さんは、高校時代の回想シーンに登場する幼なじみのハルタを演じた高良健吾の存在に触れ、こう語る。「高良くんとは同い年なんです。実は私自身、同い年の俳優さんと共演する機会というのはあまりなくて、特に同級生の幼なじみという関係の役柄ということもあって、すごく刺激を受けましたね。高良くんは漫画そのままでハルタにぴったりだと思ってたので、目の前にハルタがいるって感じたし、自分と同じように頑張っている同い年の俳優さんと共演できたのはすごく嬉しいし、いい経験になりました」。映画はおよそ2時間。13巻にわたる原作の様々なシーンを抽出し構成しており、時に原作のカットを忠実に再現したシーンもあれば、設定などを変更したシーンもあるが、いくえみさんは「変更はあっても、登場人物たちの気持ちが繋がってるんです」と称賛を送る。「原作通りという意味で好きなのはバーのマスター(田山涼成)とのやりとりですかね(笑)。カンナと禄が夕焼けを見つめるシーンは、原作とは少し違うシチュエーションですがすごく好きです。原作を描いていて、なんだか型通りのシーンになってしまった気がして、あとからカンナに涙を加えたんです。映画ではそれを長澤さんがその通りに演じてくださってすごく印象的な場面になりましたね」。そして、話題はいくえみ作品に描かれる読者をキュンキュンさせる“いくえみ男子”に。長澤さんは「お肌がつるっとして石けんの香りがしそうな感じ(笑)。清潔感があるんですよね」などいくえみ男子について力説する。「オシャレではあるけど、オシャレ過ぎない。アースカラーが似合いそうな(笑)。王子様ではないんですよ。汗をかいたら汗の匂いはするんだけど…。やっぱりそんな人はなかなかいないので、女の子の理想なんですよ」。ちなみに、いくえみさん自身は巷の“いくえみ男子”なる言葉も知らず「編集さんに教えてもらってググったらありました(笑)」とのこと。では、禄やハルタなど、魅力的な男子キャラクターたちはどのようにして誕生したのか?「普通に顔を描いて髪型を決めて…そうしたら何となく物語に合わせて動いてくれる感じで『どうやって作る』という風でもないんですよ。漫画家さんによっては『この人のクローゼットはこんな感じで、身長、血液型は…』と決める方もいらっしゃいますが、私はあまり考えたことがないですね。まず設定があって、キャラクターができて、そこからストーリーが展開していく感じですね」。一方で、長澤さんは女性キャラの魅力についても言及。「女性は少し不幸好きというか(笑)、どこか救われない女の子たちが少しずつ変わっていくという印象ですね。女性は“母性”を持っている生き物だから、自分が幸せになるためにだけに生きているわけではないんだなと思います。先生の作品を読むと、女性が強いってそういうことかな?男の人にはおそらく抱えきれないであろう大きなものを受けて立っているのが女の子たちなのかなと思います」。ちなみに「もしもカンナ以外のキャラクターを演じるなら?」という問いに、長澤さんは「百加(ももか/カンナの親友)をやりたかったんですよ。ちょっと女を捨てている感じだけど、中身はすごく乙女なところがカワイイ!」と明かす。さらに「潔く柔く」以外で映像化してほしい作品を尋ねると昨年連載を終えたばかりの「プリンシパル」(全7巻)を挙げる。こちらも女子高生の主人公をはじめ、魅力的な女性キャラクターたちが登場するが演じてみたいのは…?と水を向けると「高校生役はもう大丈夫です(笑)。私はカンナというすごい役をやらせていただいたので。映像化されたのを見る側で」とのこと…。制服の高校生から社会人まで、カンナの変化と成長を演じきった経験が、長澤さんにとっての本作を特別なものにした。「15歳から23歳までの8年という幅、その過程を丁寧に感じながら表現できた気がしています。いまだからこそできた、いまじゃなかったら若い頃の気持ちも分からなかったかもしれないなと。経験の数だけでなく年齢を重ねることって大事なんだなと感じられたし、落ち着いて青春を見られる部分もあり、良い経験をさせてもらいました」。いくえみさんも原作の連載終了から3年を経て、自身の作品が映像化されたことへの喜びを改めて語る。「『潔く柔く』は私の作品の中でも最も長い連載作品で、決して長い作品は得意じゃないんですが(笑)、オムニバスという形だからこそこれだけ続けてこれたんだと思います。その作品をこういう形で映画にしていただけたのは、やっぱりすごく嬉しいです。映画を通じて、いままで私の作品を知らなかった方にも触れていただける機会にもなり、改めて大切な作品になりました」。再び、2人がヒロインと原作者という立場で交わる日が来ることを楽しみに待ちたい!(text:cinemacafe.net)■関連作品:潔く柔くきよくやわく 2013年10月26日より全国東宝系にて公開(C) 2013「潔く柔く」製作委員会(C) いくえみ綾/集英社
2014年05月21日『弾丸ランナー』でデビューするや、立て続けに発表した『ポストマン・ブルース』『アンラッキー・モンキー』で圧倒的な人気を博し、独特のスタイルを描いた作風が国内外の映画祭で高く評価され続けるSABU監督の最新作『天の茶助』。このほど主人公に松山ケンイチほか豪華キャストが出演していることが明らかとなった。天界――。そこでは大勢の脚本家たちが、地上で生きる人々の“人生のシナリオ”を書いている。天界でお茶汲みを担当している茶助は、とある脚本家が担当するユリに好意を抱く。ところが、ユリが交通事故で死ぬ運命にあることを知った茶助は、彼女を救いたい一心で天界を抜け出し地上に降り立つことに…。主演に抜擢された松山さんは、SABU監督と『うさぎドロップ』以来2回目のタッグ。ヒロイン・ユリ役には、『高校デビュー』『愛と誠』やNHK「あまちゃん」にも出演し、いま最も注目される若手女優、大野いとが演じる。またSABU組常連キャストでもある大杉漣、寺島進が集結するほか、実力派俳優である伊勢谷友介のSABU組初参加。さらにファッション雑誌「ViVi」でモデルを務める玉城ティナが本作で映画デビューを果たす。茶助役の松山さんは「またSABUさんと一緒に仕事ができる事をとても嬉しく思っています。強さと優しさと可愛さを兼ね備えた役なので、全て表現できる様に突っ走りたいと思います」とコメント。SABU監督は「出来たら凄いけど何やかんや難しいだろうと思っていたのに、松山ケンイチ君の『やります』の一言と オフィス北野の市山さん(プロデューサー)の『やりますよ』の二つ返事に驚愕。間もなく撮影開始です。全編沖縄ロケ。沖縄の凄い協力と凄い応援。凄い映画になります」と意気込みを語った。沖縄県の全面バックアップの下、今夏クランクインへ向けて準備を進めている本作。制作はオフィス北野が手がけ、松竹/オフィス北野の共同配給作品として2015年に全国公開を予定している。(text:cinemacafe.net)
2014年05月21日1947年の創業以来、ライフスタイルをより豊かにするタオル作りを提案してきたタオルメーカー内野株式会社は、薬剤師兼内外美容研究家で“予約の取れないセラピスト”としても知られる早野実希子氏と共同開発した「美しくなれるタオル “Touch me beautiful”」シリーズを6月6日(金)より販売開始する。日本で最初の“ブランドタオル”を誕生させた実績のあるUCHINO(ウチノ)は、これまでもタオルの素材開発や製造技術を研究するだけでなく、ライフスタイルにおけるさまざまな付加価値をプラスして、ユニークなタオルシリーズを展開してきた。今回発表された「美しくなれるタオル “Touch me beautiful”」シリーズは、そのネーミングの通り、すべての人が持つ潜在的な“美しさ”を引き出す魔法の感触をもち、ヘアタオルやフェイスタオル、アイマスク、ケープなど全身の各部位に特化したアイテムを日常の使用シーンに合わせて開発された全10種類のアイテムをラインナップ。すべてのアイテムには、シルクが使用された贅沢なシリーズとなっている。10アイテムを提案したシリーズ共同開発者の早野氏は、薬剤師として西洋医学を学び、また東洋医学と漢方に対する幅広い知識を持ちながら、ボディとマインドの内外美容を提唱するサロン「ABSOLU HERBEEN(アプソリュハービン)」を設立。顧客には国内外の著名人を抱え、2013年には、英国・ロンドンにて英国王室御用達の名医など世界トップクラスのスペシャリスト達と並び、アジア人施術者として唯一召喚されているというスゴ腕の持ち主だ。そんな早野氏が提唱するのは、「生活の様々なシーンでシルクタオルを活用し、常に肌を磨く」、「女性ホルモンにあわせて必要なケアを意識する」、「身体は常に温かく」などといった美のメソッドを盛り込んだ、“シルクボディになれる 24Hours 早野実希子式・美しくなれる7か条”。それぞれのアイテムには、早野氏のセルフ美容へのこだわりが細やかに反映されている。たとえば、シルクと綿の無撚糸と綿100%の無撚糸で作られたリバーシブルのヘアタオルは、インバスで蒸しタオルをするときに頭をくるみやすくするため、タオルの両端を留めやすく加工してあったり、頭皮マッサージもできるよう、シルクと綿の平織仕様にしていたり。また、タオルミトンは、半身浴や入浴後のほかほかのボディを優しくマッサージするためのアイテムで、ガーゼとパイルのリバーシブルになっていて、角質ケアにも効果的。肌露出の増える夏に向かって、「美しくなれるタオル」で日常のセルフケアに、早野式“美”の新習慣を取り入れてみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2014年05月19日5月16日(現地時間)、第67回カンヌ国際映画祭でドリームワークス製作のアニメーション『ヒックとドラゴン2』(原題:HOW TO TRAIN YOUR DRAGON 2)が招待上映され、声優をつとめたケイト・ブランシェットが記者会見に登壇。デルポソのユニークな今年『ブルージャスミン』でアカデミー賞「主演女優賞」を受賞した、名実ともに大女優のケイトに富んだ応答に、会見場は笑いに包まれた。ケイトが演じたのは、主人公・ヒックの母親。バングラデシュから来たという記者に「ぜひバングラデシュに来てください。ご招待します。あなたはバングラデシュでものすごく人気があるんですよ」と言われたケイトは、「もちろん。電話番号をあとで教えてあげる。あなたのドラゴンを教育してあげるわよ(TRAIN YOUR DRAGON)」と艶然と微笑み、「あら、この映画は子どもも観るんだったわね」と付け加えると、場内は笑いの渦に包まれた。“ドラゴン”には、俗語でセクシーな意味合いがあるのだ。会見には、前作に引き続き主人公の見習いバイキングのヒックを演じるジェイ・バルチェルや、アメリカ・フェレーラ(『アグリー・ベティ』)、キット・ハリントン(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ジャイモン・フンスー、ディーン・デュボア監督、ドリームワークスを率いるジェフリー・カッツェンバーグが出席した。一方、夜のレッドカーペットでは、アメリカ・フェレーラのふくらんだドレスの裾に男が頭を突っ込むという、とんでもない事件が発生。最初に不審者の存在に気づいたケイト・ブランシェットが男を引き離し、すぐにガードマンに取り押さえられ、逮捕された。男はウクライナのお騒がせレポーターと知られており、以前にもレオナルド・ディカプリオに抱きつくなどの騒動を起こしている。アメリカにとって初めてのカンヌのレッドカーペットがとんだことになってしまった。第67回カンヌ国際映画祭は5月25日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年05月19日東京ディズニーリゾートを泊りがけで満喫するためのお得な宿泊プラン、「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」に、夏休みの期間限定で、主に小学生たちへ向けた3種類のキッズ向けスペシャルプランが登場!5月15日(木)11時、販売をスタートする。今回登場する3種の新プランは、子どもたちが東京ディズニーリゾートのアトラクションキャストやカストーディアル(清掃)キャストのコスチュームを着てキャスト体験をするものや、子どもたちだけで東京ディズニーランドのトムソーヤ島を探検するなど、このバケーションパッケージでしか体験できない特別な内容のプランが満載!いつもとは違った特別な体験の数々で、夏休みの楽しい想い出に確実になるスペシャルプランの誕生だ。■夏休みキッズスペシャル!「グランドサーキット・レースウェイ」キャスト体験付き2DAYS対象:7歳以上の小学生期間:7月19日(土)~8月30日(土)宿泊ホテル:東京ディズニーランドホテル<内容>アトラクション「グランドサーキット・レースウェイ」のコスチュームに着替えたお子さまたちが、キッズ・ピットクルーとなって、保護者が乗ったレースカーに「レッツゴー!」の合図を出したり、アトラクションの入口でゲストへあいさつをしたりなど、キャスト体験ができるプランです。■夏休みキッズスペシャル!キッズナイト・アドベンチャー“島にかくされた宝の鍵”付き2DAYS対象:7歳以上の小学生期間:7月19日(土)~8月31日(日)宿泊ホテル:ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーランドホテル<内容>普段は入ることができない夜のトムソーヤ島で繰り広げる、お子さまたちだけのナイトツアーが付いたプランです。お子さまはお揃いのバンダナを頭に巻き、トムソーヤ島で「伝説の宝箱」の鍵を探す冒険をします。■夏休みキッズスペシャル!「カストーディアル・キッズ!」体験付き2DAYS対象:4歳以上~小学生期間:7月18日(金)~8月30日(土)宿泊ホテル:ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ<内容>東京ディズニーシーで、カストーディアルキャストの白いコスチュームに着替えたお子さまたちが、スイーピング(ほうきで掃く作業)をはじめとする、カストーディアルキャストの仕事を体験ができるプランです。また、この「夏休みキッズスペシャル!」各プランの申込みをすると、東京ディズニーリゾートでの体験はもちろん、入園前のわくわくした気持ちや、退園後から帰宅するまでに起きた楽しい出来事なども書ける「ディズニーサマーバケーションブック」が付いてくるとのこと。子どもたちの成長記録にもなるので、夏休みの体験が思い出深いものになること違いない!※詳細は、「東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト」をご覧ください。※写真はすべてイメージです。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2014年05月17日シリーズ最新作『トランスフォーマーロストエイジ』の公開にも期待が集まる「トランスフォーマー」の誕生30周年記念イベントが5月16日(金)深夜、東京・トイザらス池袋サンシャインシティ店で開催され、実寸大のオプティマスプライムが駆けつけた(!?)「トランスフォーマー セレブレーション 2014」と題されたこの日のイベント。そこでお披露目されたのが、人気キャラクターである初代“コンボイ”(映画ではオプティマスプライム)の実寸大の胸像を載せた大型トレーラーだ。その迫力に、深夜にも関わらず集結したファン470人は大熱狂していた。この日は全世界に先駆け、『トランスフォーマーロストエイジ』の関連グッズが発売されたほか、タカラトミーの玩具開発者によるサイン会やファンミーティングも実施!世界初披露となるオプティマスプライムの2メーフィギュアや、映画に初登場する“ダイナボット”と一緒に写真が撮れるフォトスポットも設けられた。また、声優の玄田哲章がシリーズ最新作『トランスフォーマーロストエイジ』の日本語吹き替え版で、オプティマスプライムを演じることが発表されると、ファンは大喜びしていた。日本のおもちゃから派生し、現在ではマイケル・ベイ監督×スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による大ヒットSFアクションとして、世界中で愛される『トランスフォーマー』のシリーズ第4作。前作までのキャストを一新し、マーク・ウォールバーグら新たなキャラクターが人類滅亡のピンチを前に、トランスフォーマーとの友好的な絆を試される。俳優の渡辺謙が声優として、正義のトランスフォーマーであるオートボットのドリフトを演じることも発表されたばかりだ。8月9日(土)からは、パシフィコ横浜(展示ホールB・C)にて「トランスフォーマー博 TRANSFORMERS EXPO」の開催も決定。7~9m級のトランスフォーマー像や、映画に登場した実車の展示、また巨大ジオラマやプロジェクションマッピングも予定されている。また、この日のイベントでは12月に放送される「ロボット日本一決定戦!リアルロボットバトル」(日本テレビ)に、オプティマスプライムが2mの戦闘ロボとして参戦することも電撃発表された。『トランスフォーマーロストエイジ』は8月8日(金)より全国にて公開。(内田涼(cinema名義))■関連作品:トランスフォーマーロストエイジ 2014年8月8日より全国にて公開(C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年05月17日映画館がディスコのように盛り上がる“マサラディスコ上映”が好評の、ボリウッド発の青春ミュージカル映画『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』。先日、タイプがまるで正反対のイケメン2人に心揺れるヒロインという、王道の“三角関係”恋愛映画としても取り上げたばかりだが、実はいま、本作を観賞した“お目の高い”女子たちの多くは、長身イケメン&筋肉男子たちのライバルを超えた友情にも心奪われているらしい。セレブが数多く通う名門・聖テレーザ学園では、毎年、全生徒が「スチューデント・オブ・ザ・イヤー」を目指して競い合うコンテストが行われていた。今年の優勝を有力視されているのは、財閥の御曹司ロハン(ヴァルン・ダワン)。だが、ある日、奨学金を獲得した頭脳明晰、スポーツ万能、ダンスもキレキレの転校生・アビ(シド・マルホトラ)が現れる。何かと対立するロハンとアビは、次第に良きライバルとして認め合うようになるのだが…。常に自信に満ちあふれて強気、ギターもうまく、彼女は学園のマドンナと、あらゆるものを持ちながら、ロックスターを目指していることを父親から反対されている、おぼっちゃまのロハン。そして、両親は亡く貧しい出自で上昇志向は誰よりも強いのに、ナイスガイでスポーツマンのアビ。そんな2人はともに、歌って踊っても、泳がせても、サッカーをやらせても絵になる、ファンタジーの世界から抜け出てきたようなイケメン男子だ。最初はぶつかることが多かったものの、ふとしたきっかけから、2人はお互いを尊敬し合う親友同士に。しかし、あまりの仲のよさに何かとつるんではベタベタ。「キスする気か?」「ハグも勘弁だ」という掛け合いを繰り返しては、じゃれ合っている。そんな2人の姿に、Twitter上では「合言葉のように繰り返す、キスとハグのくだりが可愛すぎ」、「隙あらばイケメンが脱ぎ、筋肉が躍動する。そしてヒロインを愛するイケメンが、きゃっきゃウフフと(イケメン同士でw)いちゃつく」と、ボディタッチ多めの2人のブロマンスに注目度高め。何より、「ステキ亀腹男子2人のシズル感溢れるシーン満載」「イケメンのレベルもハリウッド級でもう大興奮w ダンスもキレッキレ」、「あの美しい太ももが見れたのでもう概ね満足です」、「なにより俳優陣の肉体美。フィギュアスケートみるなら女子より断然男子!という人にお勧め!」、「主役2人の筋肉美を思う存分堪能できて眼福」と、ロハン役のヴァルンとアビ役のシドの筋肉美からは目が離せなかった様子で、特にアジアNO.1の美ボディの持ち主と言われているシドには、「特に平井堅似(!)のイケメンが出色」という声も。「イケメン系声優に吹き替えさせて、一度地上波で流したら、日本の女性をごっそりインド映画ファンに転ばせるだけの破壊力があるでしょう」と言うファンもいる、本作の“真の実力”。ぜひ、あなたもその目で確かめてみては?『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』はシネマライズほか全国にて順次公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! 2014年5月3日よりシネマライズほか全国にて公開(C) 2012 EROS INTERNATIONAL MEDIA LIMITED
2014年05月16日アンジェリーナ・ジョリーの主演最新作にして、ディズニーアニメ「眠れる森の美女」に隠されていた、“禁断の呪い”が生んだ究極の愛の物語を描く『マレフィセント』。このほど、綾瀬はるかや吉高由里子のものまねで知られるタレントの福田彩乃が、本作にも登場する3人の妖精役でディズニー映画に初挑戦することが判明。しかも、ものまねで培った技術を駆使し、年齢も性格もバラバラな、3人の妖精の声をひとりで演じ分けることが分かった。本作の主人公は、『眠れる森の美女』のヒロイン、オーロラ姫(エル・ファニング)に“永遠の眠り”の呪いをかけた、邪悪な妖精マレフィセント。つらい少女時代と、波乱多き半生をお送りながらも、多くの女性から憧れの眼差しを受け続けているアンジーが、ディズニー映画初出演にして、これ以上のないほどのハマり役で謎多き“ディズニー史上最強の悪役”を熱演する。そんな本作で福田さんが扮するのは、オーロラ姫の世話をする3人の妖精、ノットグラス(赤)、フィリットル(水色)、シスルウィット(黄色)。オーロラ姫の父・ステファン王に仕え、オーロラ姫が16歳になるまで森の小屋で育てる役目を仰せつかるが、家事や子育てはむしろ苦手?すぐに何かと騒動を巻き起こすという役どころだ。ディズニー史上初の1人3役という荒業に挑戦することになった福田さんは、幅広いものまねで磨いた技術を駆使し、早いテンポで畳み掛けるようなセリフ回しで3役を見事に演じ分けた。さらに、自身のレパートリーから、ノットグラス=YOU、フリットル=美輪明宏、シスルウィット=絢香と、それぞれのキャラクターに合わせた“ものまねバージョン”のアフレコを披露する一幕もあったという。『眠れる森の美女』は女性の憧れと断言する福田さんは、「あんな風に王子様のキスで目覚めてみたいなって、みんなが一度は思ったことがあると思います。だって普通、キスじゃ目覚めないですよね?(笑)。これが“ディズニー”だから素敵なんですよね」と言うほどアニメのファン。1人3役というのは難しいチャレンジとなったはずだが、「名前や年齢、性格、顔、声。とにかく覚えることや作り込むところが多かったので、まずは一番目についた3人の妖精それぞれの赤・青・黄色の衣装のイメージから役作りに入りました」と語る。「台本には3色で色分けをして、『赤色はノットグラス、リーダー的存在、低い声、最年長』『黄色はシスルウィット、天然、自分の声』『青色はフリットル、感情の起伏が激しい、高い声』と瞬時に切り替える練習をしたり、アフレコの日は3色の折り紙を持参し、『今日は赤色のノットグラス』と、赤色の折り紙を壁に貼って役作りをしていました」と、その苦労を明かしてくれた。主演を演じたアンジーの印象に対しては、「かっこいい!スタイルが良い!唇がセクシー!目がきれい!」と絶賛。だが、アンジーの生い立ちを知り、「彼女が内に秘めているものは、マレフィセントが内に秘めているものと少し似ているのかな」と思うようになったそう。「マレフィセントってアンジェリーナ・ジョリーさんそのものなのかなって、そんな印象を受けました」とも話している。先日、「監督業に専念する」と近い将来に女優業を引退する考えを改めて表明していたアンジーだが、本作には間違いなく、並々ならぬ思いが込められていると言えそうだ。『マレフィセント』は7月5日(土)より全国にて2D/3D公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:マレフィセント 2014年7月5日より全国にて公開(C) 2014 Disney Enterprises, Inc.
2014年05月16日ショコラティエ・エ・キャラメリエ「アンリ・ルルー」の夏の新作は、キャラメル ムゥをプティサイズのタルトに仕上げた「タルトレット・オ・キャラメル」が新登場。夏にぴったりの爽やかな柑橘系や旬のフレーバーを取り揃えて、6月3日(火)~8月14日(木)まで、伊勢丹新宿本店と三越伊勢丹グループオンライン(5月28日(水)から販売)にて販売される。「タルトレット・オ・キャラメル」は、加塩バターをたっぷりと使い、ゲランドの塩と刻んだアーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツを練り込んだスペシャリテのキャラメル ムゥ「C.B.S.(セー・ベー・エス)」や、爽やかなライムの果汁をふんだんに使用した酸味が特徴の「シトロン・ヴェール」、そして甘酸っぱさと豊かな果実味を感じさせる「フランボワーズ」、南国のトロピカルなムードを漂わせる「ピナコラーダ」の4種をセットにした。タルトのサクッとした食感に、口の中でやさしくとろけるキャラメル ムゥのなめらかさが絶妙。爽やかさの中にも奥深さある素材感と、濃厚な食べ応えを覚えるスイーツに仕上がった。フレーバー4種各4個入りで3,456円(税込)。各7個入りで5,616円(税込)。夏のティータイムのお供に、また御礼の品やおもたせなど、夏のギフトとしても喜ばれる。(text:Miwa Ogata)
2014年05月15日フランスのプレミアムカジュアルブランド「LACOSTE(ラコステ)」が、日本上陸50周年を記念し、世界に誇れる才能をもち新時代へ挑む「美しい」アーティストをアワードする「LACOSTE BEAUTIFUL AWARDS featuring LESLIE KEE」の授与式を開催した。ラコステは、写真家レスリー・キー氏と共に、「LIFE IS A BEAUTIFUL SPORT」キャンペーンのコンセプト、情熱、勇気、そしてフランスならではのjoie de vivre(生きる歓び)を最も表現しているアーティスト、俳優、モデル、文化人から10名を選出。アワード受賞者には平岡祐太(俳優)、森本千絵(コミュニケーションディレクター)、玉置浩二(アーティスト)、西島千博(バレエダンサー)、レスリー・キー(写真家)、松岡モナ(モデル)、エリイ(Chim↑Pom)(現代美術作家)、古畑新之(俳優)、石田純一(俳優)、ヨンア(モデル)が選ばれた。この10人をレスリー・キー氏が撮り下ろしたオリジナル写真集「SUPER LACOSTEPHOTOGRAPHED BY LESLIE KEE」がリリースとなり、さらに、写真展「SUPER LACOSTE EXHIBITION」も期間限定で開催される。オリジナル写真集、「SUPER LACOSTEPHOTOGRAPHED BY LESLIE KEE」には、ラコステの象徴である、ポロシャツを着たモノクロのポートレートと、新作の2014年Spring SummerCollectionに身を包んだカラー写真で構成されている。受賞者の年齢が16歳から60歳という多様性を表現するとともに、ラコステブランドにおけるスタイルの幅広さも象徴するものとなっている。本写真集は、5月19日(月)より一部のラコステ ブティックにて2万円以上(税抜)お買い上げの方に、先着順でプレゼントされる。(※数量限定の為、なくなり次第終了となる)写真展「SUPER LACOSTE EXHIBITION」は、LACOSTE 渋谷店にて5月14日(水)~19日(月)11:30~20:30の期間、LACOSTE なんばパークス店 及び3Fイベントスペースにて、5月20日(火)~25日(日)11:30~20:30の期間、そして、LACOSTE日比谷店にて、5月29日(木)~6月1日(日)11:30~20:00の期間にそれぞれ開催となる。(text:Miwa Ogata)
2014年05月14日全4巻で700万部という驚異的な発行部数を誇る、紡木たく原作の伝説的少女コミックを、『ソラニン』『陽だまりの彼女』などを手がけた恋愛映画の名手・三木孝浩監督が実写映画化した『ホットロード』。先日、能年玲奈演じる主人公・和希の母親役を木村佳乃が務めることが発表され話題を呼んだが、このほど、ついにすべての主要キャストが解禁!「三代目J Soul Brothers」の登坂広臣が演じる春山と能年さん演じる和希のカップルに大きな影響を与える、暴走族のリーダー・トオル役に鈴木亮平、その恋人役に太田莉菜が抜擢された。亡き父親の写真が1枚もない家で、ママ(木村佳乃)と暮らす14歳の少女・宮市和希(能年玲奈)。自分が望まれて生まれてきた子どもではないことに心を痛めていた。ママには自分より大事な恋人・鈴木(小澤征悦)がいるのだ。ある日、和希は親友の絵里(竹富聖花)に誘われるまま、夜の湘南で“Nights(ナイツ)”という不良チームの春山洋志(登坂広臣)と出会う。和希は春山が身を置く世界に安らぎや戸惑いを覚えながら、急速に春山に惹かれてゆき、春山もまた、寂しさを抱えながら生きる和希の純粋さに惹かれていく。だが、春山がNightsの新リーダーとなったことで、敵対するチームとの抗争に巻き込まれていき…。本作は、1986年から翌年まで「別冊マーガレット」で連載され、時代を超えて、いまなお読み継がれている不朽のコミックの映画化。原作者・紡木さんが、能年さんの“和希”と登坂さんの“春山”、どちらが欠けても実現はなかったと語っているほど、この2人の新鋭の存在が映画化を後押しした。そんな2人を取り囲む今回発表のキャスト陣には、若手からベテランまで個性豊かな面々が揃った。春山にNightsのリーダーを引き継がせようとする玉美トオル役には、園子温・監督作『TOKYO TRIBE』、実写版『ガッチャマン』など目覚ましい活躍を見せる鈴木さん、その恋人・宏子役には現在、NHKで放送中の「ロング・グッドバイ」にも出演する太田さんが抜擢。春山と和希の関係に多大なる影響を及ぼしていく“先輩”カップルだ。また、Nightsのメンバーには『MONSTERZモンスターズ』の落合モトキ、『ライヴ』の山田裕貴。和希が通う中学校の先生役に鷲尾真知子と利重剛。医者役に野間口徹。そして、春山の母親役を松田美由紀が務めている。2人の純愛だけでなく、母と娘、そして家族の愛を見つめた物語でもある本作。尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」が奏でる原作の世界観が、これらのキャスト陣でどう表されているのか、ますます目が離せなくなりそうだ。『ホットロード』は8月16日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ホットロード 2014年8月16日より全国にて公開(C) 2014「ホットロード」製作委員会 (C) 紡木たく/集英社
2014年05月13日ハリウッドの映画業界で、トム・クルーズほどキャリアのアドバイザーにふさわしい人物はいないかもしれない。少なくともザック・エフロンはそう考えているようだ。2010年の『きみがくれた未来』以来、ヒット作に恵まれていない現状をよしとしていないザックは、ハリウッドきっての国際的スターにアドバイスを求めたと米エンタメ情報サイト「eonline」が報じている。「アドバイスの内容を詳しく話すことはできないけれど、それは単刀直入で、常識にあふれたものだったよ」と、TV映画「ハイスクール・ミュージカル」(’06)で大ブレイクし、いまは26歳になったザックは語った。「問題は、自分が誰であり、何をもたらすことができるのか、とりわけ、それらをきちんと自分が理解しているかどうかだと思う。自分がいまいる位置をしっかり自覚して、自分が将来、なりたいと目指すものに向かって、ステップを上っていくことが大切なんだ」。ザックは「ハイスクール・ミュージカル」以降、様々なジャンルの映画に挑戦したが、それがある程度裏目に出てしまったことも分かっており、「次から次へと映画に出演したことで、完全に燃え尽きてしまったんだ」と米エンタメ情報誌「The Hollywood Reporter」のインタビューに答えている。当然、ザックのメンターとなったトムも、ザックと同じような経験をしているだろう。1986年のインタビューで24歳だったトムは「過去何年もの間、僕の持っているものといったら、ベッドと机と椅子だけだったんだ。仕事の間はホテルに缶詰めになり、仕事と仕事の間にアパートに戻る。僕のライフスタイルは、それはみじめなものだった。不思議なもので、(ヒット作が出て)権力を手にすると、やりたいことが出来るようになる。仕事は選び放題になるけれど、一年のうち半年やそれ以上は仕事をしないんだ。次に何をするのが適切かを熟考したいからね。僕のものの考え方と価値観はずっと変わらない。みんな僕のことをあちこちと動かそうとするけれど、ライフスタイルを変えたくないんだ」と語っている。また「誤解しないでほしいんだけれど、僕は自分でありたいからね。でも周りにはあまりに多くの情報があふれている。だからその中から何をすべきか選ぶのに時間を費やすよ。チャリティーや慈善事業、仕事のオファー、要望なんかをね。それから、僕はあまり大勢の人たちと仕事をしたくないんだ。僕と仕事してくれる人たちを本当に信頼しているし、彼らとだけ一緒にいて、アイディアを聞き、連絡を取り合っている。今の僕にとってのチャレンジは、ただ人生をまとめるってことだよ」とも答えている。ちょうど『卒業白書』(’83)『トップガン』(’86)の大ヒットで一躍スターダムに上り詰めたばかりの頃のトムのこれらの言葉を聞けば、ザックが正しいメンターを選んだことが分かるようだ。(text:Mieko Nakaarai)
2014年05月09日桜庭一樹の直木賞受賞作を原作に、浅野忠信と二階堂ふみのW主演で贈る、熊切和嘉監督の最新作『私の男』。主役の浅野さんは昨年、俳優生活25周年を迎えており、現在出演中の名作ハードボイルド小説のドラマ化「ロング・グッドバイ」でも、渋カッコイイ!と多くの人を魅了している。そんな浅野さんの魅力に迫った。NHK「ロング・グッドバイ」の孤高の探偵役が、意外にも連続ドラマ初主演となった浅野さん。先月ドラマがスタートすると、ネット上では「存在感がすげえwww」「無言の演技が凄い」「表情だけで魅せる。ほれぼれするほどのいい男っぷり」と、絶賛の声が多数上がった。また、演技力の評価に加え「スーツの着こなしもすごくいい」「浅野忠信のスーツ姿みるだけでも価値ある。コート着てるとなおかっこいい」と、50年代ファッションの着こなしも注目の的になっている。一方、『私の男』では、10歳で震災孤児となった花(二階堂ふみ)と、若くして花の養父となる遠縁の腐野淳悟(浅野忠信)、寄り添うようにして生きてきた2人の、禁断の愛を描いている。映像化が難しいと言われた本作に「感覚で淳悟を演じるしかない」という覚悟で挑んだ浅野さんは、質素な身なりで憂いと影を帯びながらも、どこか優雅な男、淳悟としての風貌にこだわった。「衣装やメイクには常に気を遣っていました。俳優にとって一番身近にあるものなので、衣装合わせなどで意見を取り入れていただいたりしました。淳悟の性格上、彼は同じものを長く着るタイプだと思ったので、ロングコートやシャツなど、質感や色のトーンに統一感が出るようにしてもらいました」と、撮影時をふり返る。本作には、「いままでのキャリアをぶつけるのにこれ以上のものはなく、自分にしかできない役」と、観客も期待する意気込みで挑んでいる浅野さん。近年、『マイティ・ソー』シリーズほか数々のハリウッド映画に出演し、日本を代表する俳優のひとりとなったが、特にこの2作では「イケメン」と一言では片づけられない、唯一無二の雰囲気がたっぷり。その姿は、青山真治監督『Helpless』、岩井俊二監督『PiCNiC』、石井克人監督『鮫肌男と桃尻女』、大島渚監督『御法度』など、1990年代~2000年前半に日本映画で出演していたころをどこか思い起こさせる。俳優生活25年のキャリアに加え、40歳となったその佇まいでいっそう魅力を増している浅野さんの姿を、こちらの予告編映像からも確かめてみて。『私の男』は6月14日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(松雪範子(cinema名義))■関連作品:私の男 2014年6月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014「私の男」製作委員会
2014年05月09日永山絢斗を主演にAV業界の裏側を描く、WOWOWの連続ドラマW「モザイクジャパン」。このほど“AVは、天国も地獄も見せてくれる。”というキャッチコピーに相応しく、嬉し苦しいといった表情で永山さんが女性7人のセクシーな美脚に埋もれる、本作のポスター・ビジュアルが公開された。東京の証券会社をリストラされた常末理市(永山絢斗)は、地元に帰郷。両親の勧めで、田舎町には不釣合いなモダンな自社ビルを持つ「(株)GALAXYZ」への再就職を果たした。若き社長・九井良明(高橋一生)が率いるGALAXYZグループは、何とアダルトビデオを中心にさまざまな事業を手がける新鋭企業。職場には短すぎるスカートの制服を着た美女があちこちに…。理市はその中で一際純粋さを放っている木内桃子(ハマカワフミエ)が気になり出す。だが、彼女たちは実は全員AV女優で、就業中もオフィス内やトイレなどいたるところで“絡み”の撮影が行なわれていた。理市は、このセックス産業で潤う田舎町で、破滅・成功・絶望・快楽のすべてを経験していくことに――。今回のポスター撮影は、都内スタジオで7人の女性モデルを起用して行われた。14本の女性たちの手や脚が絡まり合う中に永山絢斗さんが埋まったところを、真上から撮影するという一発撮り形式で行われ、完成した絵はまさに“欲望の渦”に飲み込まれていくかのような仕上がりとなっている。アートディレクションを担当したのは、連続ドラマW「私という運命について」やNHKの連続ドラマ小説「あまちゃん」のポスターデザインなども手がけた吉良進太郎氏(GINYU FORCE)。撮影を担当したのは、広告やファッション写真界の第1人者・下村一喜氏だ。今回の撮影について、永山さんは「クランクインをする前のポスター撮りでした。当日現場に行って女性たちが裸にガウンを着ているのをみて、『いよいよドラマが始まるんだな』と緊張で胃の奥のほうがキュッとなりました。でもそのおかげでいいスタートをきれた気がしています」と当時をふり返っている。また、本作の“AV女優”役には新鋭女優・ハマカワフミエや『白ゆき姫殺人事件』にも出演中の実力派・宮地真緒らが出演しており、女優たちの体当たりの演技にも注目だ。連続ドラマW「モザイクジャパン」(R15+指定相当)は5月18日(日)より毎週日曜23:00~放送。(text:cinemacafe.net)
2014年05月09日ハリウッドの若き才能ジェイソン・ライトマン監督が、オスカー女優のケイト・ウィンスレットと6月に公開を控えるハリウッド版『オールド・ボーイ』主演のジョシュ・ブローリンを迎え、障害を乗り越えて純愛を貫こうとする男女の姿を、13歳の少年の視線を通して映し出したラブストーリー『とらわれて夏』(現在公開中)。『きみに読む物語』『マディソン郡の橋』に次ぐ、“許されない愛”を激しく静かに描いた本作は、既婚・未婚を問わず30~50代の幅広い女性客の胸を揺さぶり、感動の声が広がっている。物語の始まりは、9月初めのレイバー・デイ(労働者の日)。母として、女として、過去の悲しい出来事で心に傷を負い、人を愛することを封印してしまったシングルマザーのアデル(ケイト・ウィンスレット)は、13歳の息子ヘンリー(ガトリン・グリフィス)が偶然出会った脱獄犯のフランク(ジョシュ・ブローリン)に強要され、彼を自宅に匿うことに。だが、決して危害は加えないと約束したフランクは、家や車を修理し、料理をふるまい、ヘンリーに野球を教える。罪を犯したはずのフランクもまた、その辛く悲しい不運な人生に流されてきたのだ。共に過ごす夏の5日間の中で、そっと触れ合う手と手、すべてを許し合う眼差しから、大人の男女は静かに、けれど情熱的に恋に落ちていく…。そんなフランクとアデルの“禁断の恋”について、ケイトは「アデルとフランクが非日常的な状況の中で引かれ合う過程が好きよ。2人は極めて自然に引かれ合っていくの。彼らは長い間孤独に生きてきたわ。アデルは外の世界を拒み、フランクは服役していた。でも2人とも心では幸せを望んでいたのよ。愛する人と一緒に幸せに生きることをね」と語る。「同じものを求めている2人の人間が、非日常的な状況で出会った、これは強烈だわ。彼らの間には絆が芽生え、ラブストーリーが展開する。濡れ場はなく、キスシーンすら少ないわ。でも2人の愛は必然であると分かるの。実に見事なストーリー展開だわ。意外性を突いているわね」。こうケイトが話すように、本作には大胆な「濡れ場」はなく、キスシーンもわずか。にも関わらず、官能的で激しく静かな愛が確かに映し出されている。さらに、お互いに人生と愛を取り戻し、幸せな時を取り戻したかのように思えた2人の間には、フランクが“脱獄犯”であるという事実から、冒頭から漂っていた緊張感がラストに向かって次第に加速していく。観客たちは、この目には見えないが官能的な“許されない愛”の高揚感と、“脱獄犯と過ごす日々”の緊張感という、2つの違ったドキドキを味わうこととなり、その結末を見届けたときには、涙が堰を切ったようにあふれ出すという。ともに過した濃密な時間の中で、ケイト演じる母・アデル、脱獄犯・フランク、そして息子・ヘンリーの3人は人生を変えるため、それぞれが決断を下す。悲しみに囚われた者たちの人生が動き出す“大人の純愛”を、母の日に母娘2代で語り合ってみては?『とらわれて夏』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:とらわれて夏 2014年5月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年05月09日アメリカでトップシェアを誇る知育玩具のリーディングカンパニー「Kids II」が、世界初となるブランド イン ショップを恵比寿三越(B1F・Elfa内)に4月25日(金)オープン。日本でも大人気のBright Starts(ブライトスターツ)やOball(オーボール)を始めとする、全7ブランドをフルラインナップし、ベビーはもちろんのこと、パパとママとファミリーで楽しめるショップとして、さまざまな情報を発信していく。オシャレなママドルがTVなどで活躍したり、妊活で子どもを持ちたいと願う夫婦に注目が集まる中、知育玩具・ベービーグッズ市場はますます賑やかだ。Kids IIブランドの知育玩具とベビーグッズは、0か月の新生児から3歳までの幼児を対象にした商品を世界中で展開しているグローバルブランド。日本では、同ショップ以外に、全国のトイザらス・ベビーザラす・西松屋などのベビー・知育玩具店および、イオン、ヨドバシカメラ、ビッグカメラなどの玩具取扱店で展開している。安全性と快適性を備えたKids IIの創造性溢れる様々な知育玩具。英語と日本語のバイリンガル機能や遊びにスポーツ要素を取り入れたジム、触覚で感性を養う、音や振動など赤ちゃんの興味をひく仕掛け満載の玩具が、基礎的成長に必要な知育につなげる。また、ママの利便性も考慮されながら、インテリアにも合わせやすいデザイン性重視のベビーグッズが揃う。このオープニングを記念して、4月26日(土)には人気キャスターの内田恭子とタレントで元格闘家の高田延彦によるスペシャルトークショーが開催された。また、世界中で人気の知育玩具「Baby Einstein」と特許認定された独自の制作方法により、生まれる前に赤ちゃんがお腹の中で聴いているママの心臓のビートに近い音信で安心させ、寝かしつけに役立つハイハイレコーズの人気CD「ほ~ら、泣きやんだ」とのコラボレーション・ミニア ルバムも制作。同店にてKids IIの商品を総額3,000円(税込)以上のお買い上げでプレゼントされる。(先着順無くなり次第、終了)お洒落でトレンド感度の高いパパとママたち注目のこれからの新たな子育ての価値観、トレンドをキャッチすることができる同店。プレママから、小さなお子様連れのファミリー必見のショップの誕生だ。(text:Miwa Ogata)
2014年05月08日