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アクション・エンターテインメント映画『ワイルド7』が公開され、丸の内ルーブルにて行われた上映後の舞台挨拶に主演の瑛太を筆頭に、共演の椎名桔平、丸山隆平(関ジャニ∞)、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実、深田恭子、中井貴一、そして原作者の望月三起也氏と羽住英一監督が登壇し、それぞれが初日を迎えた喜びと感謝を観客に伝えた。本作は、「週刊少年キング」で連載され、1972年にはTVドラマ化もされた、望月三起也の人気漫画が原作。警視庁によって犯罪者から結成された超法規的警察組織「ワイルド7」による“ワルが悪を裁く”活躍をダイナミックに描き出す。劇中、豪華キャストが迫力のバイク&ガンアクションを展開している。出演者がそれぞれに初日を迎えた喜びを満員の客席に向かって伝えると、上映後の興奮がまだ冷めやらぬ会場からは大きな拍手と声援が飛んだ。主演の飛葉役を演じた瑛太さんは「客席の熱気からいいものを感じます」とコメント。続けて、「原作のファンの方から『お前らほんとにワイルド7なのか?』と言われたりしましたが、かっこよくなっています!ぜひ観てほしい!」と仕上がりに太鼓判を押した。劇中、瑛太さんはスタントなしで(バイクテクニックの)ホイールスピン、ブレーキターンなど華麗なバイクアクションを披露している。セカイを演じた椎名さんは赤いジャケットで颯爽と登場し、劇中同様のダンディさを見せつけた。そして、「アクション映画として素晴らしい仕上がり。楽しんでいただけましたか?」と客席に呼びかけると大きな拍手が起こった。劇中、父親役で登場している椎名さんは「家族としての絆をしっかりつなげて広げていきたいな」と役柄に合わせたコメント。スマートに爆薬作りからバイク走行までこなすパイロウ役の丸山さんは初日を迎え、自身のブログでもファンに「よろしく!」と伝えたことを明かし、「上司と部下である草波とワイルド7のメンバーたちの心でつながっている部分が出ているラストシーンが好き」とお気に入りの場面を挙げていた。草波を演じた中井さんは「人は人にしか救われない。人は一人では生きていないと感じるだけで絆は出来ると思う」と作品のテーマでもある“絆”について深いメッセージを伝えた。本日、紅一点の深田さんは「この映画を観て、すごく感動してワイルド7のメンバーのファンになりました」とこの映画が男性だけのものでないことをアピールした。さらに、原作者の望月氏は「(漫画という)平面が、素晴らしい立体になった!」と興奮しながら監督を称賛し、自身がカメオ出演していることも明かした。さらに、25年前に新人だった椎名さんが「映画化されたらぜひ出演させてほしい」と嘆願していたことも明かし、「その約束が守ることができて良かった」と貴重なエピソードも披露していた。羽住監督は、女性客が大半を占めた客席に向かって、「作っているときから女性に観ていただけるかなと心配していました」と安堵の表情を浮かべつつ、「男性にも観てほしい!」と熱いアピールで締めくくった。フォトセッションでは今年の漢字に選ばれた“絆”の横断幕が客席に掲げられ、文字通り出演者と客席が1つの“絆”で結ばれた。性格も生まれ育った環境もバラバラな7人の男たちが「悪を倒す」という目的のもと、見事なチームワークの良さを見せ、一致団結する姿が、男同士の熱い絆と爽快感を感じさせてくれる。『ワイルド7』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:椎名桔平インタビュー「ただワイルドに攻めるだけじゃない」“大人”の男のアプローチ鈴木奈々、おバカキャラ全開!英語のクイズに珍解答披露『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス
2011年12月21日ミステリー小説界の巨匠アーサー・コナン・ドイルが生んだ世界一有名な名探偵を、イギリス出身の鬼才ガイ・リッチーが描く大ヒットシリーズ最新作『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』の予告編&ポスターがこのほど解禁となった。喧嘩も銃撃戦もやってのける、原作小説とは一味違ったアウトローな雰囲気漂うロバート・ダウニーJr.演じる肉体派のシャーロック・ホームズとジュード・ロウ演じる助手のワトソン医師の名コンビが、宿敵・モリアーティ教授の仕掛ける緻密な知能犯罪を追ってロンドン、パリ、ドイツ、スイスを駆けめぐる。今回届いたポスターには、不吉な影のビジュアルと共に「もう一人の天才、現る」という文字が大きく記されている。この“もう一人の天才”こそが、原作で“犯罪界のナポレオン”と呼ばれるモリアーティ教授である。この新たに現れた最強の敵を前にしたホームズについて、ロバートは「数か月間、ホームズはモリアーティ教授に病みつきだったんだ。その執着ぶりは傍目からもよく分かるよ。ホームズは全てを犠牲にしてモリアーティを追ってきたんだけど、正気まで投げうってしまったんじゃないかな(笑)」とその執心ぶりを明かす。さらに、劇中でのホームズ&ワトソンと同様に、プライベートでも親しい仲のロバートとジュードだが、「ジュードに対する僕の気持ちは、ワトソンに対するホームズの気持ちと一緒だよ。彼のことは兄弟のように思っているよ。これ以上に息の合う相棒はいないね」(ロバート)、「今回のストーリーでもホームズとワトソンの関係が軸になると知って嬉しかったよ」(ジュード)と互いに相思相愛ぶりを語っている。そんな2人の活躍がうかがえるこちらの予告編では、豪奢なパーティ、雪景色を疾走する機関車、そして事件現場に残された証拠の数々と、本作のヒントを散りばめた短い映像が次々と観る者の好奇心を掻き立てる。もちろん、本シリーズの最大の見どころのひとつでもあるホームズ&ワトソンの軽妙な掛け合いも健在!まずは、こちらの予告編からモリアーティ教授の仕掛けた壮大な陰謀に立ち向かう名コンビぶりを楽しんでみては?『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』は2012年3月10日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム 2012年3月10日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:ロバート・ダウニーJr.「ずっと作り続けたい」『シャーロック・ホームズ』3作目に意欲ロバート・ダウニーJr.、映画賞授賞式壇上でメル・ギブソンとの男の約束を果たすロンドンオリンピックに先駆け、この秋の映画は英国男子がアツイ?『シャーロック・ホームズ』新章の画像が解禁!3月に日本公開も決定ジュード・ロウ、イギリスの警察はメディアに情報をリークする、と不信感を表明
2011年12月21日加瀬亮のフィルモグラフィーの大半を占めるのは、映画のタイトル。その数60本以上。初めて友人の芝居を観たときの感動が彼の“演じる”スイッチを押し、現場製作スタッフ、(浅野忠信の)付き人を経て、2000年の映画『五条霊戦記』によって俳優・加瀬亮の名前はスクリーンに刻まれた。それから11年。ドラマやCMでも活躍中だが、ずっと映画に寄り添って生きてきた彼には、やはり俳優ではなく映画俳優という肩書きを添えたくなる。そんな彼が日本から世界へ──2006年のクリント・イーストウッド監督による『硫黄島からの手紙』に続いてのハリウッド長編映画出演となったのが、ガス・ヴァン・サント監督の最新作『永遠の僕たち』だ。『永遠の僕たち』は、死にとらわれた少年・イーノックと余命3か月の少女・アナベルのラブストーリー。加瀬さんは、イーノックの話し相手、特攻隊員の幽霊・ヒロシを演じている。「君の役を用意できそうなんだ。脚本を読んで感想を聞かせてくれないか?」というガス・ヴァン・サント監督からの1通のメールが出演のきっかけ。けれど、2人の出会いは7年前に遡る。「初めて監督と出会ったのは『エレファント』で来日したときでした。僕が『マイ・プライベート・アイダホ』が好きだって言っていたのを雑誌の編集の方が覚えていてくださって、対談を組んでくれたんです。監督の映画はほとんど観ていて、大好きな監督なのでそのときは緊張しすぎてあまり話せなかったんです。メールアドレスも教えてもらったのに、恐れ多くてメールもできなくて…。それでも、新しい映画を持って来日するたびに事務所に連絡をくれて、『今キャストのみんなと来日しているから遊びに来いよ、一緒に飯に行こう、自分は取材で忙しいからキャストをどこかに連れていってやってくれ』とか、声をかけてくれて、交流は続いていました。そして、今回の映画で初めて(僕のところに)メールが来て…。“とても良かったです”と、脚本の感想を送ると、じゃあオーディションを受けてくれって」。今回の撮影の舞台、監督の故郷・ポートランドへ向かうことに。映画はキャスティングで決まるという人もいるように、ヒロシ役は加瀬さん以外に考えられないほどのベストキャスティングと言えるだろう。しかも「えっ?」と意表を突く幽霊としてスクリーンにたたずむ。ガス・ヴァン・サント監督への賛辞はこうだ。「監督はまっすぐにくる(表現する)人ではないので(笑)、ベタなラブストーリーにはならないだろうなとは思っていたんですが、生きている人と同次元で幽霊を扱っているところは、さすがというか、監督らしいというか。ほかの映画でもあまり見たことがない、独特の設定ですよね。ほかの若い監督がこの映画を撮ったら、もっとドラマチックに描いて、きっとイタい映画になっていたと思う(苦笑)」。難病もの、生と死、恋愛…わざとらしい感傷映画に陥りやすいテーマであるのに、そこにたどり着かないのがガス・ヴァン・サント監督らしさ。なんとも言えない優しい気持ちが観客の心に流れるはず。それは監督自身が持っている優しさでもあり──「優しいけれど、ただ単純に優しいんじゃなく、いろいろなものを見て絶望を引き受けたうえでの優しさなんです。たとえば、『マイ・プライベート・アイダホ』は、最後ひどい目にあって路上で倒れているけれど、それでもニコちゃんマークが浮かび上がる、ああいう感じって心に突き刺さるんですよね。『永遠の僕たち』もそうですが、インディペンデントというか、パーソナルな部分から始まって最終的にパーソナルなところに届く、そういう作品が僕自身とても好きです」と語る加瀬さんの表情ももちろん優しい。とある理由で高校をドロップアウトし、生きることに背を向けたイーノック。彼が出会い恋をしたのは、余命3か月の難病に侵されていた可憐な少女・アナベル。演じるのは、昨年急逝した名優デニス・ホッパーの愛息ヘンリー・ホッパーと、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカだ。瑞々しい若者たちの恋愛をそっと見守るヒロシを演じることで「自分自身の過去の恋愛を思い出したりしました。でも、ヘンリーやミアと比べると僕はもうオジサンだなと(笑)。ちょっと引いて見ちゃっているところもありました」と、役柄同様に若き俳優たちを現場で見守っていた。その背景には、監督からの「3人仲良くしろよ」という指令があったそう。「とにかく、いろいろな話をしました。ヘンリーとは音楽の話から入って…パソコンを持って互いの部屋に行き来して、お前どんな音楽を聴いているんだ?とか。彼は日本の音楽も好きだったので、曲を交換したり、読んでいる本や好きな映画について…夜中まで話をしていましたね。いまもミアやヘンリーとも連絡をとっているけれど、彼らの家族も撮影現場に遊びに来たりしていて、実はミアの弟とも仲が良かったりします(笑)。『今日○○のライヴがあるから、みんなで行こうか?その前にこのシーンを片づけちゃおう』。みたいな、ほんとに境界のない、温かい現場でした」。また、“若さと死”というガス・ヴァン・サントの作家テーマに触れ、ヘンリーの父である名優デニス・ホッパーの死に触れることで、加瀬さんのなかで生と死の概念が変わった。「文字で表現すると誤解されてしまうかもしれないけれど、死は当たり前のことであるんだと考えるようになりました。この映画の撮影をしている間、デニス・ホッパーは闘病中で、撮影が終わった少し後に亡くなったんです。そういうことを抱えながら仕事をしていたヘンリーを僕はすぐそばで見ていたわけで。そのとき、漠然とした意味で、死は当たり前のことなんだ、そう思いました」。同じような感覚を『永遠の僕たち』を観た人は感じるだろう。死はごく自然のことであると。そして、哀しみの先に微笑みたくなる。そんな感動を求めるがゆえに、人は映画を観たくなり、俳優は表現したくなるのかもしれない。今年は『永遠の僕たち』のほかに『婚前特急』『東京オアシス』が公開、来年2012年は当たり役となった連続ドラマ『SPEC』の劇場版『SPEC~天~』と世界的巨匠アッバス・キアロスタミ監督の『THE END』(原題)が公開予定。今後どんな映画俳優の道を歩むのかも気になる。「もともと飽き性な性格なんです。だから、10年以上もこの仕事を続けていることに自分が一番驚いている。演じるのはもう嫌だっていう瞬間はたくさんあったけれど…それでも演じることを続けていられるのは、日常じゃない時間や場所に行くこと、日常で味わえない感覚を味わえること、それが自分にとっての面白さなのかもしれないです。映画を作ること演じることは一緒でも、人も場所も毎回変わる、10年前の僕と今の僕も当然違う、その時の等身大の自分から始めるしかなくて…。でも、決して難しいということではなく、まあ(今回は)セリフが英語じゃなかったらもっとやりやすかったですけど(笑)」。10年という軌跡を一瞬ふり返り、垣間見せた加瀬さんのやわらかな表情には、揺るぎない映画への愛が溢れていた。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)Stylist:Yuta Kaji/Hairmake:Yasushi Miyata■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:加瀬亮、ハリウッド進出第2弾!現場での仕事は、監督が飼う犬の散歩!?海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間
2011年12月21日昨年の東京国際映画祭にて最優秀監督賞と観客賞のW受賞を果たしてから1年、多くの支持と共感の声を集めた『サラの鍵』が先週末より公開され、満席続出の大ヒットスタートとなった。公開初日には、30代以上の女性や夫婦を中心に朝から長蛇の列をなし、急遽上映回数を増やすなどの対応が迫られる高稼働に。このほどシネマカフェには、本作の重要なシーンの一つである本編映像が特別に到着!そこで描かれるドラマとは…。主人公は、夫と娘とパリで暮らすアメリカ人女性ジャーナリストのジュリア。夫の祖父母から譲り受けたアパートのかつての住人が、1942年にパリで起きたユダヤ人迫害事件でアウシュビッツに送られたユダヤ人家族だったということを知った彼女は、何かに突き動かされるように、ユダヤ人一家の娘で脱獄した少女・サラのゆくえを追究していく――。今回届いた映像に映るのは、ジュリアの勤めるオフィス。彼女がパリのユダヤ人迫害事件について口を開くと、その事実を知らない若いメンバーは衝撃を隠せず、驚きの表情を浮かべる。これまで多くが語られることのなかったこの事実は、彼らと同様に観る者にも衝撃を与える。そしてシーンは一転し、1942年のパリに。サラを含むユダヤ人一家はヴェルディヴ(屋内競輪場)へと送られる…。10歳のサラの足跡をたどるうちに紐解かれていく、事件の裏にある秘密。そしてその哀しく切ない事実は、45歳で新しい命を宿したジュリアの人生に、ある変化をもたらす。サラの痛切な悲しみを全身で受け止めた彼女が見出した希望、そして決断とは――?本作と同じく銀座テアトルシネマにて2009年12月に公開され、最終興収1億円の大ヒットとなった『ヴィクトリア女王 世紀の愛』の動員と比較し約95.6%のスタートとなった本作。年末年始にかけての今後の伸びにも期待したいところ。『サラの鍵』は銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:サラの鍵 2011年12月17日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma■関連記事:人生の岐路に見る女性の力強さ、そして希望『サラの鍵』女性読者アンケート発表【シネマモード】傷ついても探求する、女の人生人生に迷うあなたに贈る『サラの鍵』過去の悲しみを光に変える『サラの鍵』試写会に10組20名様をご招待迷える時代に生きるすべての女性に贈る『サラの鍵』女性レビュアー限定試写会に25組50様ご招待
2011年12月21日『英雄の証明』のジェラルド・バトラーが新作のサーフィン映画の撮影中、大波に呑まれて溺れかけていたことが明らかになった。ジェラルドは18日(現地時間)、カリフォルニア州北部で新作『Of Men and Mavericks』(原題)を撮影中、突然の大波にさらわれ溺れかけていたところを安全パトロール中の男性によって救出されたという。ジェラルドは朦朧とした様子でスタンフォード・メディカル・センターに運ばれたが、幸い怪我は大したことはないという。スポーツ・チャンネルの「ESPN」の取材に、ジェラルドと一緒に撮影に参加していたサーファーの1人は「まず2つの波に襲われ、さらに4つか5つの波が頭上に押し寄せ、ジェラルドは岩だらけの水中に流された後にようやく水面上に顔を出した」と話している。同所は波の事故が起きやすい場所らしく、3月には同じ場所でプロ・サーファーのシオン・ミロソウキーが溺死している。ジェラルドの代理人は「ET Online」の取材に「彼は大丈夫です。それにしても恐ろしい。こんな恐ろしいことはないです。大事を取って検査のために入院しましたが、何の問題もなく、いまは退院しています」と語っている。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:英雄の証明 2012年2月25日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© Coriolanus Films Limited 2010
2011年12月21日2012年前期の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のスタジオ取材会が12月20日(火)、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、“朝ドラ”ヒロイン・梅子を演じる女優の堀北真希を始め、共演する高橋克実、南果歩、ミムラ、小出恵介、鶴見辰吾、倍賞美津子が出席した。連続テレビ小説の第86作目にあたる「梅ちゃん先生」。戦後復興期の東京・蒲田で、命と向き合う女性医師“梅ちゃん先生”の奮闘を描くオリジナル作品だ。優秀な姉・松子(ミムラさん)と兄・竹夫(小出さん)の下で「しょせん私は松竹梅の“梅”よ」とコンプレックスを抱える梅子が、やがて自信に目覚め、地域医療に生きようと決意する“前向きさ”が物語のテーマになっている。「梅ちゃんはみなさんが思っている以上にドジなので、激動の時代の中でちょっと取り残されちゃうんです。そんな梅ちゃんがどういう風に人生を歩むのか、ぜひ見てほしいですね」と堀北さん。一方、ミムラさんは「おっちょこちょいで失敗することもあるから、私たちもつい『もう、梅ちゃんたら』って。それでも自分を見放さず淡々と前を歩き続ける。その健気さに胸キュンしちゃう」と優しい眼差し。小出さんは「僕ら姉兄は、梅ちゃんのことをまるで相手にしないときもあって、まあひどい仕打ちなんですよ(笑)。それなのに、よく素直に育ったなって思います。心を込めてやっている(演じている)ことなので、僕のこと恨まないで」と梅ちゃん=堀北さんに平謝りだ。そんな3兄弟を育てるのが、高橋さん演じる梅子の父・建造と、南さん演じる梅子の母・芳子。「見どころは梅ちゃんの頑張り。そして堀北さんの頑張りですね。本当に粘り強い」(高橋さん)、「家族の中では忘れられがちな位置にいますが、芯の強さをメキメキ発揮する。ちょうど梅の木が育っていくようで、みなさんにも梅の花が咲くところを見てほしい」(南さん)と役柄そのままに、目を細めていた。鶴見さんは建造の弟で梅子の叔父にあたる立花陽造、倍賞さんは梅子の祖母・正枝を演じている。「梅ちゃんには真実を見抜く力がある」(鶴見さん)、「15分という放送時間の中で、少しずつ成長していく。素敵じゃないですか」(倍賞さん)とこちらも梅ちゃんにゾッコンの様子だ。そんな温かな家族に囲まれ、堀北さんも「ベタベタしているわけではなく、でもしっかり心の拠りどころになっている。家族がかけがえのない存在だと改めて感じていただければ」とアピールしていた。NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」は2012年4月2日(月)より全156回(予定)にて放送される。■関連作品:ALWAYS三丁目の夕日‘64 2012年1月21日より全国東宝系にて公開© 2012 「ALWAYS三丁目の夕日‘64」製作委員会■関連記事:妊娠9か月の小雪、深紅のドレスで登場!母になる実感「ひしひしと感じる」NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2011年12月20日2012年もすぐそこ、もう来年に向けて準備してるなんて、年々時間が経つのが早くなってきた気がするのは私だけでしょうか…?今年も様々な映画が私たちを楽しませてくれましたが、来る2012年もまた新たなムービー・イヤーになりそうですよ。今回はその中でも特に時間をかけて製作されている注目の映画2本をご紹介します。まず1本目は、トム・クルーズ主演の映画、と言っても『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』ではありません、彼が長い間トレーニングを積んできたミュージカル『The Rock of Ages』(原題)です。2006年に製作され2009年にブロードウェイでヒットしたミュージカルを原作にしている本作には、トムを筆頭にアレック・ボールドウィン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、メアリー・J・ブライジといった錚々たるハリウッド・スター、さらにリメイク版『フットルース』でヒロインを務めた若手注目女優、ジュリアン・ハフが出演。80年代半ば、田舎町からやってきた少女と若き青年がロサンゼルスで夢を追いかけていく姿を描いています。何と言っても見どころは“ロックンロール”の世界で、トムは誰もが憧れるカリスマ的ロックスター、ステイシー・ジャックスを演じています。また、ミュージカルはジャーニーにボン・ジョヴィ、スティクス、パット・ベネター、ポイズン、ツイスター・シスター、アジアなどなど、80年代の名曲の数々をフィーチャーしています。トムはというと、ロックスターを演じるにあたり、歌とダンスを猛特訓。実際の“ロックスター”のステージで訓練するために、友人のミュージシャンのステージに実際に上がっては一緒に数曲を歌うほどの念の入れようでした。物語は至ってシンプルで、ハリウッドでの成功を夢見てカンザスからロサンゼルスに上京してきた女の子が、そこで飛びぬけた存在のロッカーと出会ったことをきっかけにセックス、ドラッグ、ロックンロールの世界に巻き込まれていく姿を描きます。そしてやがて、(麻薬常用者やホームレスなどが多く集まる)ロサンゼルスのサンセット大通りの“浄化”と“健全な生活”を推進するドイツ人開発業者の手により、彼女たちの生活と住む場所は脅かされていきます。先日、本作の予告編がインターネット上で公開されたばかりですが、とても面白そうな内容でした。トムも見事にスーパー・ロックスターに成りきっていて素晴らしかったです!個人的にはこの映画、大ヒットするのではと思いますが、どうでしょう?全米では、2012年6月1日から劇場公開されます。さて、もう1本ご紹介したいのが、長い間待望されていた不朽の名作映画であり傑作小説のリメイク『The Great Gatsby』(原題)です。こちらもレオナルド・ディカプリオ、キャリー・マリガン、トビー・マグワイアというハリウッドきってのドリームチームを結成しています。監督は『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマンで、レオとは『ロミオ+ジュリエット』以来16年ぶりの再タッグとなります。レオはここ数か月、ニュージーランドとオーストラリアで本作の撮影に明け暮れていました(そして、撮影オフ時には数人の現地のブロンド美女と楽しんでいたよう)。とにかく映画用に作られた本作のセットは見事で、キャストもそれに負けず良いコンビネーションを見せているようです。こちらのセットの写真が先日インターネットで公開されていましたが、その美しいこと!知らない方のために補足すると、原作「グレート・ギャツビー」はアメリカの作家F・スコット・フィッツジェラルドが執筆し1925年に発行された小説で、第一次世界大戦後の1922年の春秋を舞台にしています。この名作は過去6回にもわたって、キャストを変えてリメイクされてきました。最初の映画化は1926年に製作されたサイレント映画ですが、最も有名なのは1974年製作のフランシス・フォード・コッポラ脚本、ミア・ファロー(デイジー・ブキャナン役)&ロバート・レッドフォード(ジェイ・ギャツビー役)競演の『華麗なるギャツビー』でしょう。今回の映画化では、レオがギャツビー役に、キャリーがデイジー役に、そしてトビーがニック・キャラウェイ役に扮します。2012年注目のこの2本、あなたは楽しみですか?(text:Lisle Wilkerson)© Newscom/AFLO© AFLO(原文)COMING UP IN 2012...Well, readers, can you believe that we are already headed into a new year??? Time just always seems to go faster and faster... or is it just me?I have a feeling that 2012 will be another big year in movies...we have some feature films coming out that have been in the making for a long time...such as the upcoming Tom Cruise film (and NO, I am NOT talking about "Mission Impossible-Ghost Protocol"). I am talking about the film that Tom Cruise has been training for quite a while now...the musical "The Rock of Ages". Now for all you readers that don’t know about this film, it is based on the 2006 musical that hit Broadway in 2009, and stars a who’s who in Hollywood, including Tom Cruise, Alec Baldwin, Catherine Zeta-Jones, Mary J. blige, and the latest darling in Hollywood, Julianne Hough (who was recently the lead actress in the remake of the 80’s classic, "Footloose")."The Rock of Ages" takes place in the mid-80’s and is the story of a smalltown girl and a young man who follow their dreams to Los Angeles. It is there that they get caught up in the world of "rock and roll". Tom Cruise plays the mega rock superstar, Stacee Jaxx, who everyone idolizes. The musical features some of the best music from the 80’s, including hits from Journey, Bon Jovi, Styx, Pat Benatar, Poison, Twister Sister, and Asia. How’s THAT for 80’s music???? haha...Anyway, Tom Cruise has been training, both in dancing, and singing in order to get ready for this role. In fact, while training for the role, Tom Cruise has been known to make appearances at some of his celebrity musician friends, sharing the stage with them for a number or two, in order to "get the rockstar stage training". The story is actually quite simple...it is about a smalltown girl from Kansas who arrives in Los Angeles, hoping to make big in Hollywood. She meets an aspiring rocker, and somehow they get entangled in the world of "sex drugs, and rock-n-roll", and they have to help defend the lifestyle and the world famous Sunset Strip area, from German land developers who have decided that they want to "clean up" the area and introduce "clean living". The trailer for the film, which was just leaked on the internet, is pretty interesting. And Tom Cruise seems to REALLY take on the whole rock superstar roll brilliantly!!! I have a feeling that this film will be a huge hit! It will be hitting theaters here in the US June 1, 2012.Another film that is due to hit theaters next year is the long-awaited remake of the classic film and book, "The Great Gatsby", featuring a Hollywood dream team of Leonardo DiCaprio, Carey Mulligan, and Tobey McGuire. And the film is being directed by Moulin Rouge’s Baz Luhrmann, who is being reunited with DiCaprio after working together on the remake of another classic film "Rome + Juliet" 16 years ago. Leonardo has been busy filming "The Great Gatsby" in New Zealand/Australia for the past couple months (and during his off time has been seen running around with quite a few of the local "hot blondes" ).Anyway, it seems that the chemistry on the set of the film is pretty incredible and the cast are all getting along very well. The first pictures from the set have come up online, and things are definitely looking pretty good! Now for those of you that don’t know..."The Great Gatsby" is based on a novel by great American author F. Scott Fitzgerald, which was published in 1925. The novel takes place right after the first World War, from spring to the fall season of 1922. This film has been done SIX times already, all by different casts, of course. The original film was shot in 1926 as a silent movie. And probably the most famous one was done in 1974, with the script written by Francis Ford Coppolla, Mia Farrow as Daisy Buchanan, and Robert Redford as Gatsby. For this film, Jay Gatsby will be played by Leonardo DiCaprio, Daisy Buchanan by Carey Mulligan, and Nick Carraway by Tobey McGuire. What do you think? Are you excited about these two films?■関連作品:The Rock of Ages (原題)
2011年12月20日イケメン俳優として人気を集めるジョシュ・デュアメルを主演に迎え、華やかでゴージャスな高級ホテルのカジノの知られざる裏側を描き、全米で大ヒットを記録した人気TVドラマ「ラスベガス」が来年3月よりDVDリリースされることがこのほど決定した。高級リゾートホテルの華やかなカジノの裏側には、日夜、不正や犯罪を暴くエリート監視チームが存在する。最新鋭の監視システムを駆使して、ギャンブラーの不正を暴いていくチームの面々。世界中から訪れる様々な変わり者やワケありゲストたちが引き起こす事件を解決していく!放送当時、テンポの良いストーリー展開とスタイリッシュな演出が幅広い層の視聴者に支持されていた本作。ジョシュが演じるのは、カジノの安全を守るべく奮闘するエリート監視チームの一員、元海兵隊でラスベガス出身のダニー・マッコイ。近年では、大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の全作に出演、さらにロバート・デ・ニーロやザック・エフロンなど豪華ハリウッドスター競演作でまもなく公開される『ニューイヤーズ・イブ』にも豪華面々の一人として大抜擢された、遅咲きのイケメン俳優ジョシュ・デュアメルだが、そんな彼の人気に火をつけた出世作が、本作、「ラスベガス」であるのはご存じだろうか。さらに、本作の出演をきっかけに仕事だけでなく、プライベートでもジョシュは幸運を手にしている。人気音楽グループ「ブラック・アイド・ピーズ」のメインヴォーカルでファッション・アイコンとしてもカリスマ的な人気を集めるファーギーを妻に持つジョシュ。先日もニューヨークで行われた『ニューイヤーズ・イブ』のプレミアイベントに仲良く揃って出席していた彼らだが、2人の出会いのきっかけとなったのが本作での共演なのである。公私ともに幸せを掴んだジョシュの人生を変えたとも言える「ラスベガス」。ハリウッド街道を歩む彼の魅力をここでチェックしてみては?「ラスベガス」DVD<レンタル>Vol.1~12(全23話)2012年3月2日(金)レンタル開始<セル>「ラスベガス Vol.1」[DVD]価格:1,490円(税込)「ラスベガス DVDコレクターズBOX(Vol.2~12+特典DISC)」価格:17,640円(税込)発売日:2012年3月2日(金)発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン© 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.ラスベガス [海外TVドラマ]© 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連記事:『ニューイヤーズ・イブ』アビゲイル・ブレスリン「大晦日はのんびりTVを見るわ」ザック・エフロン“ふぞろいの靴下”をお茶目に弁解、母性本能をくすぐるザック・エフロン、久々の来日でファンに「恋しかったよ!」リー・ミッシェル、「glee」仲間と鑑賞!『ニューイヤーズ・イブ』プレミア開催ザック・エフロン、新作『ニューイヤーズ・イブ』を引っさげ来日決定!
2011年12月20日この男の凄みはどこから来るのか?インタビュールームに現れたときも椎名桔平の体からは相手を窒息させるような圧倒的なオーラがみなぎっていた。かと思えば、イスに座った瞬間、「お茶いかがですか?」とフワリと優しい笑顔を浮かべて場の空気を一変させる。俳優という生き物が持つ、相手をぐいぐいと自分の領域に引きずり込んでいく不思議な力を見せつけられた感じだ。7人ものワルがずらりと並んだ映画『ワイルド7』でも椎名さんは多くの言葉を発することなく、ほかのメンバーとはまた一味違った存在感でセカイという男の物語を語っている。その心の内にどんな思いが――?映画の公開を前に話を聞いた。凶悪犯罪に対抗すべく極秘裏に組織された元犯罪者による超法規的組織“ワイルド7”。悪をもって悪を制すという斬新な設定で、原作漫画は1960年代から70年代にかけて人々を熱狂させた。64年生まれの椎名さんもそんな読者のひとり。「こういうタッチの漫画って当時はあんまりなかったですね。バイクに乗って、スタイルのいい美女が登場してとにかくシャレてた。大人になったらこういうかっこいい大人になりたいって子供ながらに思ってました」と懐かしそうにふり返る。実は、椎名さんと原作者の望月三起也には意外な接点が…。「先生が作ったサッカーチームでJリーグが始まる以前から活動している“ザ・ミイラ”という芸能人チームがあるんですが、僕はそこに20代前半の学生の頃から参加してるんです。当時もたまに『ワイルド7』の話が出て、『映画化したらキミが飛葉(※本作では瑛太が演じている主人公)をやればいいじゃないか』なんておっしゃっていただいたり(笑)。それから四半世紀を経てこうして映画化されて、その中のメンバーをやらせていただけるというのは本当に感慨深いです」。「いまの時代にあの原作をどう映画化するのか興味があった」と椎名さん。『海猿』シリーズの羽住英一郎監督によるこれまでの邦画のスケールを超えた大迫力のアクションの数々が目を引くが、一方で羽住監督が趣向を凝らして作り上げた“映画的技法”についても称賛を贈る。「2時間で描く中で、ワイルド7が直面する事件と彼らの存在意義といった部分をどういうバランスで集約させるかというのは難しいところ。そこを監督は絶妙のバランスで構成していると思います。それは説明の一部を省くということでもあるんだけど、映画というものの良さは説明せずに観る人に想像してもらうところ。あえてメンバーの関係性や彼らが背負っているものをここで説明しないことが彼らをミステリアスな存在に仕立てているんです。『ここまで説明しなくていいのかな?』と思いながら演じていた部分もあったけど、なかなかどうして、それぐらいがちょうど良かった。映画の特性を生かした作品になってると思います。その中で僕が演じたセカイは、いま最も希薄になっている“家族愛”といった部分を描く大事なパートを担ってたので、ただワイルドに攻めるだけじゃない側面を意識しながら存在するというところで、楽しませてもらいました」。ワルたちを揃えたワイルド7の中で、椎名さんが演じたセカイは“大人”として飛葉(瑛太)やパイロウ(丸山隆平)といった若いメンバーを少し後ろから見守るような立ち位置にいるキャラクター。30代の頃のやんちゃで尖った役柄を好演していた椎名さんの姿に衝撃を受けたファンは、ある種の感慨を抱くのではないだろうか?「まあ僕も47ですからね」と静かに笑みを浮かべ、こんな思いを語ってくれた。「確かに僕自身の変遷で言うと、俳優としてスタートした頃からやんちゃでファナティックと言えるような役が多かったし、そういう役を喜んでやっている自分がいました。でも年齢を重ねる中で、サッカーで言うなら前線でシュートを決めるポジションから、ちょっと引いて全体や流れを見るような役回りも増えてきた。そういう役割を担うようになって初めて、そういうポジションを務めることの重要性にも気づかされるようになったというのはありますね。ただ、自分が変わったというわけでもないですね。これまでも真面目なサラリーマンからおバカなコメディの役までやってきたし、そういう中でいろんな見方ができるようになってきた。元々『自分はこういう役だけでひたすらその世界を突き進む』という意識は毛頭なかったし、いろんなジャンルでいろんな役柄をこなして、その一つ一つが“何か”になって自分のバランスを作ってるんだなと思います」。「若いときは四十幾つなんてずいぶん大人で何でも分かってると思ってたけど、実際に自分がその年齢になってみて、いまだに第一線で現役バリバリで活躍されている先輩を見ると、まだまだだなって日々思わされますよ」。そう語るこの男の目はかつての“尖った”30代の頃と変わらない。その一方で年齢を重ねたことで、確実に意識の片隅には自分より若い世代や映画界の“これから”についての思いも…。「もちろん『まだまだです』と言ってても、いつまでやれるか分からない年齢になってきましたからね(笑)。これまで素晴らしい輝きを見せる先輩たちを数多く見てきたけど、役者が最も良い輝きを放つ時期というのは決して長いわけじゃないと思うんです。そういう芝居がどういうものかって口では表しにくいけど、本当に役として存在する気迫とでも言うのかな…。僕もそういう役が回ってきたときにそうありたいし、それをお客さんや若い世代に見てもらって『そういうアプローチもあるんだ』と受け止めてもらえるように継承していかなくちゃいけないだろうとも思う。そういう先輩たちが遺してくれた作品を時間があるときにふと見直すとすごいなと思うし、『お前、慣れてきてるんじゃないか?』と自分を見直すきっかけになりますよ。良い映画は観る人に問いかけてきますね」。道はまだ続いている。その熱と共に男がそこに刻みつけてきた思いを受け止めてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:鈴木奈々、おバカキャラ全開!英語のクイズに珍解答披露『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待
2011年12月20日トム・クルーズが先週、ドイツを極秘訪問。米軍の負傷兵たちに面会していたことが明らかになった。トムと『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の共演者、ポーラ・パットンは11日、ドイツ南西部のラントシュトゥールにある米軍慰問協会(United Service Organisations)の施設をおしのびで訪れ、負傷した兵士たちとその家族に面会した後、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の特別上映を行った。トムは「クリスマスの季節だし、彼らが僕たちの国のため、世界のために活動してくれていることに感謝しています。彼らを訪ねて、直接お礼を言いたかった。実現できて、とても光栄です」と語った。ポーラも「彼らは本物のヒーロー。私は映画で英雄のフリをしているだけです。彼らの勇気と激務に心を打たれました。訪問して、いろいろ考えさせられ、人生が変わりました」と語った。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:トムに負けない!『ミッション:インポッシブル』女たちの壮絶バトル映像が到着シリーズ唯一の昇進?サイモン・ペッグ「腹筋のためにもよかったと感謝してるよ」トム・クルーズ、ドバイでも「日本のツアーは素晴らしかった」の親日家アピールブラッド・バード監督『ミッション・インポッシブル』に見る、スパイアクション“愛”トム・クルーズ、日本のライトノベル人気作の映画化に主演か?
2011年12月20日AKB48が「FUN OF THE YEAR 2011」を受賞し、12月19日(月)、都内ホテルで開催された「有馬記念プレミアム・レセプションパーティ」で授賞式が行われ、前田敦子、大島優子、柏木由紀、篠田麻里子らが出席した。この1年で世の中の人々を最も楽しませ、喜ばせ、感動させた個人や団体に対して中山馬主協会から贈られる賞で、東日本大震災における復興支援の活動が高く評価される形でAKB48の受賞が決まった。この日は、来賓として政界から鹿野道彦農相らも出席。今週末25日(日)に開催となるグランプリレース「有馬記念」で騎乗予定の騎手や出走馬の調教師が一人ずつ紹介されたのち、AKBの面々は壇上へ。競馬番組に出演するなどメンバーの中でも随一の競馬ファンとして知られる篠田さんは、鹿野農相から盾を受け取り「これからも日本を元気にしていきたいです」と満面の笑み。大島さんも「今年は日本を元気にしたいという思いで活動してきましたが、みなさんに共感いただいて、こうして素晴らしい賞をいただけたことを光栄に思います」と感謝の思いを口にした。G1・6勝のブエナビスタに昨年の覇者ヴィクトワールピサなど、有力馬が集う有馬記念について、篠田さんは「来週の生放送まで言うなと言われてます」と予想は明かさず。それでも「ブエナビスタは普段は大人しいけど本番に強いあっちゃん。ヴィクトワールピサの前向きな精神は大島優子に似てる(笑)」とメンバーを出走馬に例えるリップサービスも。この日は16名で「ヘビーローテーション」と10月にリリースした復興支援ソング「風は吹いている」を披露し、会場は大きな拍手に包まれた。■関連作品:苦役列車 2012年以降、公開■関連記事:AKB48・前田敦子、芥川賞受賞の文学映画にヒロイン役で参加決定!芥川賞受賞作「苦役列車」、山下敦弘監督×森山未來×高良健吾で早くも映画化
2011年12月20日クリスマスを過ぎれば、2011年ももうすぐ終わり。今年一年をふり返り、来る新しい一年に向けて思いを馳せる一日、大晦日が訪れる。誰にとっても特別な一日を題材に、大切な人との絆を取り戻そうとする男女の物語を描いたロマンティック・ドラマ『ニューイヤーズ・イブ』。本作の公開を記念して、シネマカフェでは年末に向けて、魅力的なキャストたちと監督のインタビューをお届け!第1弾のゲストは、弱冠10歳でオスカーにノミネート(『リトル・ミス・サンシャイン』)を果たしてから早5年、見違えるように美しく成長した姿を魅せるアビゲイル・ブレスリン。サラ・ジェシカ・パーカーとの親子役で、青春真っ盛りの15歳の少女を等身大で演じている。実は、監督のゲイリー・マーシャルとはこれが3度目のタッグという彼女は、監督とは気心の知れた関係のよう。「マーシャル監督との仕事は大好きよ。彼は本当に温かくて楽しい人なの。私にとってはおじいちゃんみたいな存在。彼の撮影現場はいつだってすごく楽しい。今回は電話がかかってきて、『この映画に興味があるか?』と聞かれたの。私は『もちろんよ!』と即答したわ。『バレンタインデー』も大好きだったし、ゲイリーのことも大好き。オファーされてすごくハッピーだったわ」。今回演じたヘイリーは、シングルマザーのケイト(サラ・ジェシカ)と2人で暮らす15歳。大晦日の夜はN.Y.タイムズスクエアのカウントダウンを見ながら、想いを寄せるセスと初キスをしたいと願う姿は何とも愛おしい。「ヘイリーは、ママが思うより自分は大人だと思っている。もっと独立させてほしいと思っているの。でもママはなかなかそうさせてくれない。ヘイリーは自分でニューイヤーズ・イブを楽しみたいと思っているの。その気持ちは分からなくないわ。15歳なんだから、もう大人なんだから、と感じているのよ。そこは理解できるし、演じていて楽しかったわ」。ヘイリーでなくても、一度は煌びやかな街・ニューヨークで一年の終わりを祝ってみたいと願う人も少なくないはず。実際にこの街で暮らしているというアビゲイルは、「いろんな街のカケラが町のあちこちにあるところ」がこの街の魅力と語るが、大晦日の過ごし方はというと、ヘイリーとは理想が異なる様子。「私たち家族は、いつも家でこの夜を過ごすの。家でディナーを食べながら、テレビでタイムズスクエアの中継を見るわ。(今年も)タイムズスクエアには行かないわ。家にいて、のんびりしながらテレビで見るの」。そんな飾らない素顔を垣間見せる彼女にとって、今年は女優として飛躍の一年になったに違いない。恋愛モノである本作然り、『ランゴ』ではアニメの声優に挑戦、さらに今年10月に全米公開された『Janie Jones』(原題)では歌声も披露している。「私はとてもラッキー。毎年がいい年だったけど、今年もまた楽しい一年だったわ。『Janie Jones』では、歌を歌えることに興奮したわ。実は、映画の話が来る前に、おもしろ半分で歌のレッスンを何度か受けていたの。映画の話が来たのは、偶然だったのよ。歌いたいなんて、それまで思っていなかったけど、そのおかげでもっとレッスンをしようという気になった。そしてその影響で、自分のバンドを結成することになったの。『CABB』という名前よ。映画にインスピレーションを受けて生まれたの。いまアルバムをレコーディングしているところなんだけど、なるべく早くリリースしたいと思っているわ」。演技のみならず、映画を通してまた一歩、新たなフィールドに飛び出したアビゲイルだが、その口から語られる、女優としての今後の目標は「良い女優になりたい。才能のある人、尊敬する俳優が大勢いる中で、自分も将来、良い女優になりたい。それに、良い人間にもなりたい」と至ってシンプルだ。そんな彼女に、最後に大晦日に向けて、2012年の目標を聞いてみた。「毎年同じなの。“爪を噛むのをやめる”というのがそれ。来年こそ守れるかな(笑)」。© AFLO■関連作品:ランゴ 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 Paramount Pictures. All Rights Reserved.ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ザック・エフロン“ふぞろいの靴下”をお茶目に弁解、母性本能をくすぐるザック・エフロン、久々の来日でファンに「恋しかったよ!」リー・ミッシェル、「glee」仲間と鑑賞!『ニューイヤーズ・イブ』プレミア開催ザック・エフロン、新作『ニューイヤーズ・イブ』を引っさげ来日決定!“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位
2011年12月19日韓国映画史上最大規模となる製作費25億円を投じたヒューマン戦争ドラマ『マイウェイ 12,000キロの真実』がついに完成し、12月19日(月)、都内ホテルで報告会見が行われた。出席したのは、オダギリジョー、チャン・ドンゴン、そしてファン・ビンビンという日韓中を代表する豪華なキャスト陣。さらに『ブラザーフッド』以来7年ぶりのメガホンを取ったカン・ジェギュ監督も加わり、まさにアジアが誇る才能が結集した本作をアピールした。史上最大の作戦と言われる“ノルマンディー上陸作戦”終了後、ドイツ軍の軍服に身を包んだ東洋人が発見された。日本、ソ連、ドイツの軍服を着てアジアからノルマンディーを戦い抜くことになった数奇な運命。その裏には、オリンピック出場という共通の夢を追いながら、戦争によって引き裂かれた二人の男の友情ドラマがあった。オダギリさんは夢を捨て、絶対的な愛国心を持つ軍人としての道を選ぶ長谷川辰雄役。ドンゴンは日本軍として最前線に強制徴用されながらも、マラソン選手への夢を抱き続けるキム・ジュンシクを演じた。「2人のシーンは想像しただけで、男の自分も魅力的に感じた。戦争を描いた映画だが、女性のみなさんにも必ず楽しんでもらえるはず」とジェギュ監督は語る。一方、空前のスケールで製作された本作で、体当たりの演技に挑んだキャスト陣はといえば、「とにかくきつかったですね。本物の戦車が行き交う撮影なんて経験したことないですし、想像を絶する…ひどい現場でした」(オダギリさん)、「ジェギュ監督とは『ブラザーフッド』以来です。撮影前は当時の経験を活かし、共演するみなさんにアドバイスしようと思っていましたが、あまりのスケールの大きさに、私の経験談も役には立ちませんでした」(ドンゴン)と男性陣も震え上がる(!?)壮絶な体験だったようだ。紅一点のビンビンは、日本軍への復讐に燃える凄腕スナイパーという役どころで「射撃やアクションの訓練に明け暮れ、女性扱いしてもらえなかった」と思わず本音をもらし、撮影をふり返った。それだけに、オダギリさんは「とにかく観てほしい。見どころですか?1つのシーンだけを挙げることはできないし、見どころは書かなくて結構です」と自信満々。ドンゴンも日本語で「その通りです」と胸を張る。ビンビンは当初、戦争映画への出演に躊躇もあったようだが「人間同士の愛と触れ合い、互いを思いあう心が描かれているのが、この映画の大切な点です」といまでは誇らしげな表情。2012年の幕開けを飾るにふさわしい超大作を、キャスト陣の熱意と誇り、そして苦闘を感じながらスクリーンで体感したい。『マイウェイ 12,000キロの真実』は、2012年1月14日(土)より全国にて公開。■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK PLANET, ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:KARA・ニコルがオダギリ、チャン・ドンゴン競演作で映画デビュー!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第21回)あなたの理想のコンビ俳優は?オダギリジョー、共演したチャン・ドンゴンは「韓国の高倉健さん」オダギリ&ドンゴン、苛酷な“戦場”を語る『マイウェイ』メイキング映像が到着!【シネマモード】「派手」でなく「華やか」にファン・ビンビンの“上品”テクニック
2011年12月19日映画『ワイルド7』の宣伝隊長に、おバカキャラで現在TVに引っ張りだこのモデル・鈴木奈々が就任。12月18日(日)に行われた本作の公開記念イベントに登場し、いつものおバカキャラ全開で作品をアピールした。望月三起也の人気漫画を映画化した本作。7人の元犯罪者たちによる超法規的組織“ワイルド7”が国家をも敵に回し、愛する者を守るべく戦いに挑む。巨大なアドトレーラーと共に、この日は撮影で実際に主演の瑛太や丸山隆平(関ジャニ∞)らが使用したバイクも登場。ギャル風にアレンジした真っ黒なバイクスーツでワイルドに決め、バイクの後ろに乗って登場した鈴木さんは「バイクの後ろに乗るのは初めてだったから緊張したけど楽しかったです」と満面の笑みを浮かべた。TVなどでたびたび話題に上るうわさの彼は「バイクが大好きでビッグスクーターに乗ってます」(鈴木さん)とのこと。これまで彼氏のビッグスクーターで2人乗りをしたことはなかったそうで「ヤキモチ焼いちゃうかもしれない」とも。ちなみに、映画の中で鈴木さんが一番かっこいいと思ったのは、椎名桔平演じるセカイ。「男らしくて感動しました!」と大絶賛だったが、そのうわさの彼氏は椎名さんとは「全然似てない。見た目、草食系ですもん。私は、見た目は草食系で中身は肉食の“ロールキャベツ男子”が好き!私の彼はまさにロールキャベツです」とのろけていた。さらに、“ワイルド7”を英語で書くと?とクイズを出題されると、期待通りに(?)「Yldo sev7」と珍解答を披露。「何となくニュアンス分かりますよね?読めますよね?」とへこたれることなく笑顔を浮かべていた。『ワイルド7』は12月21日(水)より全国にて公開。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待関ジャニ丸山、金色シャツのタキシードで登場映画初出演でワイルドな魅力を発揮?
2011年12月19日スカーレット・ヨハンソンにまたしても新しい恋のうわさが流れている。お相手はイギリス人のギタリスト、ダン・スカイウィザード・ホワイトだ。「Sunday Mirror」紙によると、2人はスカーレットが新作『Under The Skin』(原題)の撮影でイギリス滞在中に知人の紹介で知り合い、すぐに意気投合。スカーレットはダンのバンド「トライブス」の音楽も気に入っているという。関係者は「2人はデートするようになって数週間。ダンはものすごく幸せそうです。もっとも、スカーレットと付き合えるようになってそう思わない男はいないでしょう。スカーレットは人気者だし、ダンのバンドも売り出し中で、超多忙な2人ですから、この先どうなるかはわかりませんが」と語っている。スカーレットは1年前にライアン・レイノルズと別居し、今年7月に離婚が成立。多忙によるすれ違いが破局の理由だったと言われている。その後はショーン・ペンと短期間同居したり、ブラッドリー・クーパー、ジャスティン・ティンバーレイク、キーラン・カルキンにジョゼフ・ゴードン=レヴィットとのデートが目撃されていた。(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:We Bought a Zoo (原題) 2012年6月、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開■関連記事:スカーレット・ヨハンソン、ライアン・レイノルズとの結婚&離婚に「後悔はない」
2011年12月19日これまでにも時代と共にスクリーンから数々のヒーローが誕生してきたが2012年、またひとり新たな男がヒーローの系譜に名を連ねることになる。ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品となる映画『ジョン・カーター』のタイトルロール。およそ100年前に発表された小説で、あの『スター・ウォーズ』や『アバタ―』にも多大な影響を与えたと言われる「火星シリーズ」の主人公で、“元祖ヒーロー”とも言える存在なのだ。2010年代の期待の新ヒーローとして、100年の時を経てスクリーンで躍動することになったジョン・カーターの魅力とは――?ここでは2000年代以降のディズニー映画のヒーロー&ヒロインの系譜をふり返りつつ、彼らと比較しながらジョン・カーターの魅力に迫っていきたい。21世紀のヒーローを考える上で、キーワードとなるのが“非正統派”と内面の“屈折”。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズと言えば2003年に公開された第1作以降、常にヒットを記録してきたディズニーの人気シリーズ。これまでに4作が作られてきたが、このシリーズの最大のヒーローであるジャック・スパロウは、従来の“正義の味方”から一線を画した存在である。それまでイケメンではあるが『シザーハンズ』に代表されるような個性派俳優としての側面が目立ったジョニー・デップを世界中で愛されるスターに押し上げたのも本シリーズ。一匹狼で自由気まま、時にヒーローらしからぬ振る舞いも。従来で言えばオーランド・ブルーム演じるウィルの方が正統派のイケメンで愛する者のために戦うといったヒーロータイプなのだが、ジョニー演じるユーモアと一筋縄ではいかない屈折した内面を持ったジャックは、新時代のヒーローとして世界的な人気を獲得することになった。『パイレーツ』シリーズの第1作から3年後に公開された、世界的児童文学を映画化した『ナルニア国物語』シリーズに登場するペベンシー兄弟も、上記のような21世紀型のヒーローの資質を受け継いでいると言える。戦争中に田舎に疎開してきた4人の兄妹がナルニア国へと迷い込み、そこで国と民を守るべく戦うのだが、そもそも彼らはごくごく普通に育った兄妹。そんな彼らがライオンのアスランに導かれて国を救うヒーローとしての資質を開花させていく。それぞれ全く異なる性格と個性を持っている点も兄弟ならではだが、特に注目すべきは彼らの心の“弱さ”。時に周囲に嫉妬し、仲間を裏切るなど、ヒーロー像とかけ離れた人間的な姿は観る者に“等身大のヒーロー”を印象づけた。そして2010年に大ヒットを記録した『アリス・イン・ワンダーランド』では、ミア・ワシコウスカ演じる主人公のアリスが「不思議の国のアリス」のイメージを超えた、男たちにも負けない不屈の闘志で“戦うヒロイン”を体現した。突然の結婚話に戸惑い、現実から逃げてワンダーランドに迷い込んだ“か弱い”アリス。周囲の期待と喧騒に戸惑う姿はヒロインというよりもお姫様だが、そんな彼女がジョニー・デップ演じるマッドハッタ―らに導かれる中で少女から大人へと成長を遂げ、戦士へと変身していくさまは強い共感を呼んだ。それぞれに特別な強さを持ちつつも、それが絶対的なパワーではなく、幾度となくピンチに陥りつつも、魅力的な周囲の仲間たちに寄り添われ、支えられながらヒーローになっていくという部分も上記の3作品に共通している。翻ってジョン・カーターが持つヒーローの資質とは?やはり彼もまた、上記のヒーロー&ヒロインたちと同じく屈折した内面や揺れ動く心情を抱えているが、そのねじれ具合や挫折の大きさは彼らの比ではない。カーターが生きたのは南北戦争の時代。彼は大尉として戦線に参加し、華々しい戦果を挙げるのだが、一方で守るべき妻子を死なせてしまうという心の傷を抱えているのだ。特に映画の前半で映し出される、自暴自棄の彼の姿からはヒーローの“ヒ”の字も想像できない。その後、生きる意味を失い、彼がひょんなことから未知の惑星“バルスーム”へと飛ばされ、そこで星と民を守るための戦いに巻き込まれていくのだが、かつて愛する者を失ったというトラウマがあるからこそ、二度と同じ思いを味わいたくないと考える彼の戦いは凄まじい。ちなみに彼が戦う相手は全宇宙の支配を目論む“マタイ・シャン”。惑星バルスームの重力が地球よりも軽いことから、カーターは驚くべき身体能力とパワーを身に着け、自分よりも巨大な敵に勇敢に立ち向かっていく。こうした強大な敵に立ち向かっていくというのは、21世紀以前の古き良き時代のヒーロー像と重なる部分であると言えそう。このほど解禁された特報映像でも、筋骨隆々のジョン・カーターが縦横無尽に駆け回り、敵を叩きのめす姿が描かれる。屈折した内面を抱えつつも超人的なパワーで勇敢に戦う男――。ジョン・カーターは2000年以降のヒーロー像とそれ以前の正統派ヒーローの系譜をそれぞれに受け継いだ、2010年代型の新たなヒーローと言えるのかも?先日、来日を果たしたプロデューサーのジム・モリスは「彼(カーター)は登場時、打ちひしがれていて、最初から完全無欠のヒーローであるわけではありません。戦い、自尊心を取り戻していく中で徐々にヒーローとなる過程を踏んでいくわけです。その一方で彼には、自己犠牲の精神や正義のためにひるまずに相手に立ち向かうといったそもそものヒーローの資質が備わっているのです」と新たなタイプのヒーロー像について明かしている。そのジョン・カーターを演じるのは、次世代のハリウッドを背負うスターとして期待を一身に集めるカナダ出身の30歳、テイラー・キッチュ。彼もまた単なるイケメンにあらず!ドラマ「Friday Night Lights」で自らのアイデンティティを見出そうと葛藤しつつも酒におぼれていく青年役を好演したのを皮切りにハリウッド大作『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』では人気キャラクターのガンビット役で存在感を示し、エンターテインメント作品の中でもどこか内面の深さをうかがわせる役どころを見事に演じており、今回のカーター役にはうってつけとも言える。本作で新時代の“ヒーロー”を体現することで、先述の『パイレーツ』シリーズのジョニー・デップ同様、世界中で大ブレイクする可能性も!これまでのヒーローたちと比較しつつ、新時代のスターによる新たなヒーローを楽しんでみては?『ジョン・カーター』は2012年4月13日(金)より2D・3D公開。『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』3Dスーパー・セット(4枚組/デジタルコピー & e-move付き)価格:6,090円(税込)発売中『アリス・イン・ワンダーランド』3Dセット価格:4,935円(税込)発売中『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』ブルーレイ価格:2,500円(税込)発売中発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン© Disney■関連作品:ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 2006年3月4日より全国にて公開THE CHRONICLES OF NARNIAアリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney■関連記事:未知なる惑星“バルスーム”の姿が明らかに『ジョン・カーター』最新映像が解禁!ブレイク必至の次世代スター、テイラー・キッチュ来日!ジョニーファンも9割以上が納得!ジャック・スパロウに通ずるランゴって?『パイレーツ・オブ・カリビアン』オリジナルダイアリーを5名様にプレゼント【ハリウッドより愛をこめて】アメリカ経済危機も、映画市場はシリーズ作品で好調!?
2011年12月19日ハリウッド随一のセクシー俳優、コリン・ファレルが不死身の力を誇る最狂のヴァンパイアを演じる、3Dホラー・エンターテインメント『フライトナイト/恐怖の夜』の応援隊長に、このほど人気お笑いコンビのオードリーが就任!来年の公開に先駆けて、2人が出演するおもしろTVCM映像がこのほど到着した。1985年に公開され、ホラー&SFドラマ・映画界での最高名誉とされる「サターン・アワード」で最優秀ホラー賞を受賞した傑作ホラー映画を、新たなキャスト&スタッフと最新鋭の3D映像で甦らせたリメイク作。美女の生き血を吸い尽くすヴァンパイア・ジェリー(コリン・ファレル)と、彼女を守るべく彼に闘いを挑む高校生・チャーリー(アントン・イェルチン)の壮絶バトルが繰り出される。年末のOAに先駆けて今回公開となった本作のCM映像は、「恐怖の夜」というサブタイトルに相応しく、深夜0時過ぎからの撮影となった。コリン扮する最狂ヴァンパイアにちなんで、春日さんは顔面白メイクで牙を着け“春日ヴァンパイア”に変身。相方の若林さんに襲いかかるや、おなじみ「トゥース!」をヴァンパイア風にアレンジした「血ぃ~吸う~!」を披露する。この新しい合言葉と共に、公開に向けて“ヴァンパイア旋風”を巻き起こす?『フライトナイト/恐怖の夜』は2012年1月7日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集:2012年最初のきもだめしにGO!『フライトナイト/恐怖の夜』■関連作品:フライトナイト/恐怖の夜 2012年1月7日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.■関連記事:あなたがヴァンパイアなら、“噛みつきたい”のは?『フライトナイト』投稿受付中コリン・ファレルの“怒り”炸裂!『フライトナイト』衝撃の本編映像到着
2011年12月19日世界30か国で翻訳されたジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説を原作に、9.11で父親を亡くした9歳の少年・オスカーが最愛の父が遺したメッセージを探す旅を描いた、喪失と再生の物語『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。全米公開を前に、12月15日(現地時間)、映画の舞台にもなっているニューヨークにて、本作のプレミアが開催され、主演のトーマス・ホーンにトム・ハンクス、サンドラ・ブロックら出演陣とスティーヴン・ダルドリー監督が出席した。10年前の9月11日、ニューヨークで起きた悲劇を題材に、ある日突然、愛する者を奪われ、遺された者たちはどう生きるのかを見つめた本作。『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』『愛を読むひと』の名匠スティーヴン・ダルドリー監督のもと、9.11で命を落とす父親役にトム・ハンクス、悲しみから立ち直れないでいる母親役にサンドラ・ブロックのオスカー俳優の初タッグが実現した。オスカー俳優たちと肩を並べ、堂々の名演技で話題を集めているのが、主人公のオスカー少年役で映画デビューを果たしたトーマス・ホーン。ダルドリー監督は「本当にファンタスティックだった。とっても才能があって、撮影期間中も“素晴らしい”の一言だった。彼のおかげで随分撮影も楽しかったし、彼とサンドラのシーンは感情表現が難しかったけれど、いいものになったと充実感を感じているよ」とその類稀なる才能に称賛を贈る。日本では来年2月に公開を控えるが、監督は「早く日本に行きたくてたまらない。日本は大好きさ。2月にお会いできるのが楽しみです」と来日をほのめかすコメント。秘蔵っ子トーマスくんも「日本のマンガは読まないけれど、日本食はとっても好きなんだ。いつか絶対に行きたいな!」と初来日に期待を寄せた。さらに、3.11の東日本大震災の際にいち早く義援金を寄付した事でも知られる、サンドラ・ブロックも「日本のみなさん、愛しています」と日本のファンへメッセージを贈ってくれた。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は2012年2月18日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 2012年2月18日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2011年12月19日俳優の西島秀俊が12月17日(土)、イラン出身の名匠アミール・ナデリ監督がメガホンをとる主演作『CUT』の初日舞台挨拶を東京・シネマート新宿で行った。西島さんは本作で、借金返済のために“殴られ屋”になる映画監督を演じ「撮影が進むうちに、どんどんハードになっていき『今日も無事にいいシーンが撮れますように』と祈る毎日だった」とふり返る。一方、ナデリ監督は「西島さんの勇気と才能、ハートがあったから完成できた作品。きっとみなさんが知らない西島さんが見られるはずです。ちなみに、いまは西島さんのボディガードをやっています(笑)」と、西島さんがボディガードを演じる主演ドラマ「僕とスターの99日」(フジテレビ)を引き合いに、客席を笑いに包んだ。ヤクザの世界で生きる兄からの資金援助を受け、前衛的なインディペンデント映画を撮る秀二(西島さん)は、兄の死をきっかけに、莫大な借金を返そうとヤクザ事務所で“殴られ屋”を始めることに。殴られる痛みを映画への愛に変え、試練に耐える秀二をめぐるヒューマンドラマが重厚なタッチで描かれる。西島さんとナデリ監督の出会いは、2005年の「東京フィルメックス」だと言い、「一目で常人ではないと分かる、ものすごいエネルギーを放っていた。運命的なものを感じた」(西島さん)、「会った瞬間、長い時間待ち望んでいた出会いだと直感した。私を信頼してくれた西島さんに感謝したい」(ナデリ監督)。それでも当初は、西島さんも「あまりに前衛的な内容なので、映画にするのは難しいと感じた」のだとか。後押ししたのは「不可能を可能にするんだ」という監督の言葉だったそうで、「僕自身も挑戦したかった。こうして初日を迎えたこの瞬間は一生忘れない」と誇らしげな表情を浮かべていた。映画、ひいては芸術を守るために命を賭ける男のドラマ。本編には映画史を彩る名作へのオマージュが約100作分含まれており、「これを機会に、過去の名作に触れてほしい。いまは、特に若い世代がハリウッド大作に洗脳されている傾向にあるが、それだけが映画じゃないと知ってほしいのです」(ナデリ監督)。さらに「観客の感情を操り、お金もうけするのは簡単なこと。私はもっと誠実な映画作りをし、観客との体験の共有を目指しています。インディペンデント映画が存続するためには、みなさんの応援が必要なのです」と主人公さながらに、熱っぽく訴え。名作タイトルが描かれたクッキー100枚をプレゼントされ、子供のように大はしゃぎだった(クッキーは監督の大好物なのだとか)。西島さんも「もっと上映館が増えて、いつかシネコンでこの作品の舞台挨拶をするのが一番の夢」とアピール。より多くの人に、アート映画やインディペンデント作品を観てほしいというナデリ監督の思いを援護し、同じ映画人として“共闘”を誓っていた。『CUT』はシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CUT 2011年12月17日、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開(C) CUT LLC2011
2011年12月19日3Dアニメーション映画『フレンズ もののけ島のナキ』が12月17日(土)に公開を迎え、声優を務めたSMAPの香取慎吾、山寺宏一、YOU、阿部サダヲ、子役の新堂結菜に山崎貴&八木竜一両監督が舞台挨拶に登壇した。また、本作が12月29日(木)より韓国で220スクリーン規模で公開されることも明らかになった。浜田廣介の名作童話「泣いた赤おに」を原案に、ひょんなことから人間の子供・コタケの面倒を見ることになった人間嫌いで乱暴者の赤鬼のナキが、コタケとの触れ合いの中で変化していくさまを描く。キャスト陣はそれぞれキャラクターのイメージに合わせた色のサンタの衣裳で登場。赤いサンタの香取さんは、ナキの声を織り交ぜつつ公開を迎えた喜びを語った。もしも香取さんからコタケにクリスマスプレゼントを贈るなら?と聞かれ「来年のSMAPのコンサートのチケット」と答えると、会場からは「いいなぁ」とリアルに羨む声も。また物語にちなんで「香取さんにとって鬼のように怖い存在は?」という問いには「つよぽん?吾郎ちゃん、中居くん…木村くんも怖くはないか…」とSMAPのメンバーの名をブツブツとつぶやきつつ「お客さんですかね。完成したものを観てもらうまで、『面白かった』と言ってもらうまで怖いです」と素直な心情を吐露。プロ意識の高さを垣間見せた。一方、YOUさんは同じ「怖いものは?」という問いに「ダウンタウンさんです」と即答。リアルな答えに会場は笑いに包まれた。コタケの声を演じた結菜ちゃんはもうすぐ6歳の幼稚園児。映画を観た観客の中にはコタケの声優は男の子だと思っていた人も多かったようで、黄色いサンタの衣裳に身を包んだ結菜ちゃんが姿を現すと「かわいい!」と歓声が飛んだ。結菜ちゃんは劇中さながらに“ナキ”香取さんのサポートを受けて「今日は観に来てくれてありがとうございます」と堂々の挨拶。客席は温かい空気に包まれた。ちなみに、韓国における220スクリーンでの公開は、日本での350スクリーンにも相当。韓国の10スクリーンに1つの割合で上映されることになるという。阿部さんは「何だか僕の手に負えないことになってきまして…」とビビり気味?現在、北米やヨーロッパでの公開に関しても話が進められているそうだが、山崎監督は「先日もロスで『アイス・エイジ』や『怪盗グルーの月泥棒』のプロデューサーと話したんですが、すごく褒めてもらって『行けるよ、お前ら』という感じでした」と手応えをつかんでいる様子。香取さんは「僕の韓国の“フレンズ”のチャン・グンソクにも観てほしい!」と意気込んでいた。『フレンズ もののけ島のナキ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:フレンズ もののけ島のナキ 2011年12月17日より全国東宝系にて公開© 2011「friends もののけ島のナキ」製作委員会■関連記事:MISIAから被災地の子供たちにクリスマスプレゼント!『フレンズ』主題歌を初披露大迫力の3Dアニメにもご注目『friends もののけ島のナキ』試写会に5組10名様ご招待女性誌のインタビューの答えは嘘?YOUの衝撃告白に香取慎吾も驚愕!こども店長、香取慎吾の怖い話で「夜、眠れなかった」香取慎吾、主演3Dアニメの収録で服を脱ぎ捨てての熱演!?
2011年12月19日俳優の加瀬亮が12月16日(金)、都内で開催されたハリウッド出演第2弾『永遠の僕たち』の特別試写会に出席した。メガホンをとるのは『ミルク』、『パラノイドパーク』などで国際的な評価を得るガス・ヴァン・サント監督。彼が暮らすアメリカ・オレゴン州のポートランドで、2009年11月から約2か月弱の撮影が行われた。加瀬さんが演じるのは、交通事故によって両親を失い臨死体験をした少年・イーノック(ヘンリー・ホッパー)の唯一の友人である日本人青年のヒロシ。ただし、ヒロシは第二次世界大戦で戦死した特攻隊員というユニークな設定だ。物語は“死”に取り憑かれたイーノックと、不治の病に冒された少女・アナベル(ミア・ワシコウスカ)が織り成す儚いロマンスを幻想的なタッチで描く。2人を優しく見守るヒロシ=加瀬さんの眼差しが作品に不思議な余韻を残す。「現場はいい意味で“ゆるい”雰囲気でしたね。共演した2人も明るくオープンだから、僕自身、リラックスできました」(加瀬さん)。撮影中にサンクスギビング(感謝祭)の休暇があったそうで、「ずっと(ポートランドに)滞在していましたが、何もすることなくて(笑)。だから、監督の家に遊びに行ったり、監督が飼ってる犬の散歩をしたり。サンクスギビングなので、監督がターキーを焼いてくれました」と現地では、加瀬さん流のマイペースな時間を過ごしたようだ。以前からサント監督の大ファンだったと明かし、数年前の雑誌対談をきっかけに「来日するたびに、食事に誘ってもらったりしていた」。本作への出演は、シナリオが添付されたメールが始まりだったそうで「読んだ感想を送ったら、オーディションに呼ばれた」のだとか。サント監督の魅力は「どんなに否定的な状況でも、必ず最後には“肯定”するところ」だと言い、「今回は監督自身がとても楽しんでいるように見えた。きっとまた違ったスタイルに挑戦した作品だと思うし、たくさんの遊び心が散りばめられている」と見どころを語っていた。『永遠の僕たち』は12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開。■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開■関連記事:海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす加瀬亮が死を語り、若い2人を導く!『永遠の僕たち』ポスター&予告編解禁加瀬亮が出演するガス・ヴァン・サント作品が東京国際映画祭でお披露目!
2011年12月16日『さらば、わが愛覇王別姫』でその名を世界に知らしめ、数々の“愛”を美しき映像と共に描いてきた中国の巨匠、チェン・カイコー監督の最新作『運命の子』がまもなく公開される。約2,600年前の中国・春秋時代、晋の国を舞台に、ただ一人残された趙一族の子をめぐる愛憎渦巻く「命」の物語。その中で、揺るぎない強さと愛を示す“母”を演じた絶世の美女ファン・ビンビンと監督のコメント映像が届いた。敵対する武官の謀略により、300人を皆殺しにされた趙一族。ただ一人残された赤子、程勃(のちの趙武)の命を守るため、母・荘姫(ファン・ビンビン)は自らの命を犠牲にし、医師・程嬰の腕の中に我が子を託す。「この子が大きくなっても、仇が誰なのか教えないで」とは、彼女が最後に残した言葉。だが、赤子の命と引き換えに妻子の命を奪われた程嬰は、孤児となった程勃の“父”となり、仇への復讐を誓う――。「知性と勇気を兼ね備えていて、冷静。とても偉大な女性」と、自身が演じた荘姫を憧れの眼差しで語るファン・ビンビン。夫である趙氏を含め凄まじい覇権争いを繰り広げる男たちの中で、圧倒的な潔さを見せ付ける彼女と彼女の下した決断を「もし私だったらとても出来ないと思う」とも。これに対して、監督は「女性が必死になったときの迫力にはすごいものがある。あのときの彼女(ファン・ビンビン)がまさにそうだった」と彼女が体現した“母親”像に圧倒されたことを明かす。前作『新少林寺/SHAOLIN』や来年の公開を控える『マイウェイ12,000キロの真実』など、壮絶な時代を生きる女性の悲哀、そして強さを叙情たっぷりに演じてみせる彼女だが、その圧倒的な存在感は美貌だけでなく、内に秘めた芯の強さからくるものなのだろう。本作では決して出番は多くないが、「本気で立ち向かっていく、リアルさを出したかった」との想いを込めた演技が観る者をたちまち引き込んでいく。そんな彼女に「ひとりの母親を演じてほしい」と託したチェン・カイコー監督の口から語られる彼女の魅力とは?こちらの映像で映し出される撮影の様子とあわせて、彼女の魅力をぜひ再発見してみては。『運命の子』は12月23日(金・祝)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:運命の子 2011年12月23日よりBunkamuraル・シネマにて公開© Shanghai Film Group Co., Ltd. Shanghai Film Studio/TIK FILMS/Stellar Mega Films Co., Ltd. /21 Century Shengkai Film■関連記事:チェン・カイコー監督が日中友好アピールSMAP北京公演にも足を運んだことを告白【シネマモード】「派手」でなく「華やか」にファン・ビンビンの“上品”テクニック
2011年12月16日『天然コケッコー』、『マイ・バック・ページ』など独特の世界感で多くの支持を集める山下敦弘監督が同名芥川賞小説を原作にメガホンを取る『苦役列車』に、国民的アイドルグループ「AKB48」の“あっちゃん”こと前田敦子が参加することがこのほど明らかとなった。これを受けて、以前から「山下敦弘監督の大ファンだった」と豪語する前田さんの歓喜のコメントも到着!自身の波乱万丈な人生を基に私小説を書き続ける西村賢太が、第144回芥川賞を受賞した同名小説を原作にした本作。中卒で日当5,500円の日雇い労働でその日暮らしをする19歳の青年・貫多が、希望に満ちた同年代の人々に対して嫉妬や葛藤を抱き、酒と風俗に溺れていくもふとしたきっかけで作家の道を目指していく姿を描き出す。主演に『モテキ』での演技が記憶に新しい森山未來、共演に高良健吾の参加がつい先日されたばかりだが、今回明らかとなった前田さんの抜擢に驚く人も多いはず。“酒”“風俗”“息苦しさ”“孤独”といったワードが並ぶ本作に、いまをときめく国民的アイドルを投入するというキャスティングは、さすが山下監督といったところ?前田さんが今回演じるのは、森山さん扮する主人公・貫多がほのかな恋心を寄せるヒロイン・康子。原作には登場しないオリジナル・キャラクターとして描かれる。本作への参加が決定したことについて、前田さんは「今年はいろんな作品をやらせていただいたので、もう演技のお仕事はないと思っていたんです。まさか、(今年)最後にこんなにやりたいものが舞い込んでくるなんて…。すぐに『やらせて、やらせて』ってお願いしちゃいました。本当に、幸せなお仕事です!」と大興奮。一方、この異色キャスティングの采配をふるった山下監督は「AKB48の中でも“ナゾな部分がある子”というところが、何か未知なるものが生まれるのでは、と興味が沸いて起用させていただきました。森山君ら共演者とも女優・前田敦子としての挑戦になるんじゃないかと思っています」と、前田さんの未だ見ぬ可能性にかけつつ、何やら企みがあるといった様子。11月下旬にクランクインした『苦役列車』の撮影は、年内のクランクアップを目指して順調に進んでいるとのこと。アイドルから女優へ、本作は前田さんにとっての新境地となりそうだが、果たしてどんな仕上がりになるのか?『苦役列車』は2012年、公開予定。■関連作品:苦役列車 2012年以降、公開■関連記事:芥川賞受賞作「苦役列車」、山下敦弘監督×森山未來×高良健吾で早くも映画化
2011年12月16日凶悪な犯罪者を討つべく、選び抜かれた元犯罪者7人が活躍する『ワイルド7』。極秘ミッションを遂行する超法規的武装集団、通称“ワイルド7”のリーダーにして、決して癒えることのない心の傷を抱えて生きる男・飛葉大陸を演じた瑛太は、まさに“ワイルド”なアクションヒーローと化した充足感に包まれながらも、いつもと変わらぬ穏やかな口調で「凶悪な犯罪者がいて、警察がどうすることもできず、“あのヒーローに頼むしかない!”となったときに僕が出てくるっていうところからしてチャレンジな映画でしょ?」と笑う。『ワイルド7』の原作は、1969~79年にわたって「週刊少年キング」に連載された望月三起也の人気コミック。その主人公を演じるにあたり、瑛太さんは「(監督の)羽住さんからは『原作にとらわれず、瑛太自身が台本の中にいる飛葉と向き合って楽しんでほしい』と言われました」とふり返る。「ただ、北九州の広い施設を借りて撮影していたとき、トイレに入ったら掃除のおば様が『あなた、飛葉ちゃんになってるわよ!』と声をかけてくださったんですよ。原作のファンだそうなので、そのおば様の期待だけは裏切らずに飛葉になれたのかなって思っています(笑)」。監督の言葉に従い、台本と向き合った瑛太さんがたどり着いた“飛葉像”は「確信めいたことを言ってはいるけど、絶対的なものがあるわけじゃなく、どこか偏っているところもある人間」だそう。「周りの人間とは違うという意識や思想みたいなものをはっきり持っている人間なんじゃないかなと思いましたね。また、愛する人間を失った過去から強い自責の念を持っていて、そこが一番のポイントでもある。7人とも元犯罪者という状況ではあるけれど、犯罪を犯したことに対してはもちろん、ワイルド7に入っていることに対してすらも、飛葉は“本当にこれでいいのか?”という気持ちや喪失感みたいなものを抱えているんだと思います」。そんな飛葉の活躍を描くにあたって欠かせないのが、バイクライディングあり、ガンファイトありのアクションに次ぐアクション!自身もバイク好きだという瑛太さんだが、「アクションレッスンの帰り道には、バイクの運転がちょっとだけ荒くなっている自分がいたかも」とこっそり告白。また、『銀色のシーズン』でもタッグを組み、「羽住さんの現場なら、撮影は絶対に楽しいものになるだろうなと確信していました」と語るほど固い信頼関係で結ばれた羽住英一郎監督とは、ガンファイトのシーンでこんなやりとりがあったのだとか…。「相手がどこにどう撃ってくるかの説明は監督が現場でしてくれるんですけど、だんだん説明に細かさがなくなってきて…。たぶん一種の演出だったとは思うんですけど、想像以上に破片が近くに飛んでくる回数が増えてきたんですよ。僕のリアルな反応を見るために監督が悪戯で仕掛けたんじゃないかと思っているんですけど…、ちょっと怖かったです」。また、「格好よく見せようとか、そういったことを考えないようにしていても、『ワイルド7』みたいな世界観の中に入ると知らず知らずのうちに格好つけている自分がいますね。実際に格好がついていたかどうかは分からないけど、カットがかかったときに“俺、なんか格好つけてたな”って(笑)」とも明かす瑛太さん。そこで、改めて“ワイルド”なる一語を定義してもらうと…?「アーノルド・シュワルツェネッガーみたいな感じですかね。Tシャツは常にパンパンに張っていて、お寿司とかはあまり食べず焼肉ばかり。しかも、カルビを3人前以上頼むような…。あと、何かトラブルが起きたときでも冷静に対応できて、すぐに相手を殴っちゃうような人ではなく、“やめろよ!”と止める側の人。僕にそれができるかは…、まあ気分によります(笑)」。ちなみに、ワイルド7が犯罪者を退治するように、瑛太さん自身が退治したいものは「お金を入れても機能しないコインパーキング」だそう。そんな瑛太さんの可愛らしい(?)“ワイルド話”をよそに、ワイルド7の戦いは生死をかけた男たちのサバイバルへと発展していく。「今の時代の男って男気や男臭さをどこか失ってしまった部分がある気もするんですけど、そんな人たちがワイルド7の男たちを見て、“男同士っていいな”とか、“俺たちもバイクで旅にでも出てみるか”と思ってくれたら嬉しいですね。逆に女性の方は…。女性のことは分からないですけど(笑)、“男同士って格好いいな”と思ってくれるかなあ…。どんな反応が来るかは分からないけど、だからこそ公開が楽しみです」。「僕はラストシーンが好きですね。終盤に撮影したシーンだし、ワイルド7のみんなで集まるのも最後だったので楽しかったです。仕事を忘れそうになりました」と言い、楽しかった撮影に思いを馳せる表情からは作品に対する深い愛が読み取れる。ならば、続編にも思いを馳せてみませんか?「僕としてはぜひやりたいですね。例えば、犯罪者に立ち向かうためのアクション練習を仲間たちと一緒にアジトで取り組んでいるような、日常のワイルド7も描かれるといいな。あとは、(ワイルド7を追う新聞記者役の)要潤さんを“ワイルド8”としてチームに引き入れたいです。要潤さん、ワイルドっぽい男性だと思うので(笑)、ぜひ加わってほしいですね」。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待関ジャニ丸山、金色シャツのタキシードで登場映画初出演でワイルドな魅力を発揮?ワイルドな瑛太にキュン!『ワイルド7』カップル限定試写会に30組60名様ご招待
2011年12月16日全世界で累計14億ドル以上の興行収入を記録するスパイ・アクションシリーズ待望の最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』。トム・クルーズの命懸けのノースタント・アクションが注目を集める本作だが、このほど、そんなトムに負けず劣らずのアクションを交わす女同士の壮絶なキャット・ファイトを収めた本編映像の一部がシネマカフェに到着!クレムリン爆破の罪を着せられ、国家や組織の後ろ盾を失ったイーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFチームが、何者かに奪われた核発射コードの情報を取り戻すべく世界中を疾走する。今回、届いた映像で憎悪渦巻く激しいバトルを繰り出すのはこのふたり。昨年のオスカーを賑わせた『プレシャス』での好演で脚光を浴びたポーラ・パットンが演じるIMFチームの紅一点であり、「男性に負けず荒々しく、何事にも立ち向かっていく女性」(本人談)のジェーン。そして、そのジェーンの最愛の恋人の命を奪った女、“冷徹な殺し屋”サビーヌ・モロー(レア・セドゥー)である。ここでは男たちの血がたぎるような熱い闘いとはまた違った、背筋も凍るような肉弾戦が繰り広げられる。タックルに肘打ち、服が破れるのも構わず殴り合うといったガチンコの戦いを見せる美女2人。もちろん、撮影はノースタントで行われたのだが、驚くなかれ、このときポーラは子供を出産してからたった5か月。出産後、毎日4時間のトレーニングを行ったという“母”の肉体美にもご注目いただきたい。そして、デビュー後たった5年で先輩女優に真っ向からぶつかっていったモロー役のレア・ゼドゥーの度胸も見事。『イングロリアス・バスターズ』や『ロビン・フッド』など話題作への出演が続いているフランス映画界きっての新星、レアも今後に期待したい女優のひとりである。そんなスーパー女優たちが繰り広げる壮絶キャット・ファイトをぜひご覧あれ!『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は全国にて公開中。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集「不可能を超える男が、戻ってくる!」■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:シリーズ唯一の昇進?サイモン・ペッグ「腹筋のためにもよかったと感謝してるよ」トム・クルーズ、ドバイでも「日本のツアーは素晴らしかった」の親日家アピールブラッド・バード監督『ミッション・インポッシブル』に見る、スパイアクション“愛”トム・クルーズ、日本のライトノベル人気作の映画化に主演か?トム・クルーズ、布袋寅泰の生演奏に「アメイジング!」連発
2011年12月16日1985年にホラー映画界に旋風を巻き起こし、カルト的人気を集めた傑作を、ハリウッドの若手注目俳優アントン・イェルチンとハリウッド随一のセクシー男優、コリン・ファレルを迎えて甦らせた、3Dホラー・バトル・ムービー『フライトナイト/恐怖の夜』が、2012年最初の“きもだめし”映画として日本に上陸する。シネマカフェでは、これを記念して、本作で描かれる“ヴァンパイア”にちなんで、オリジナル投稿企画を実施中!アントン演じる主人公の青年・チャーリーは、学校一の美女・エイミーをゲットし、順風満帆な高校生活を送っていた。だがある日、彼の隣に危険すぎる男が引っ越してくる。その男の正体は、人間の“血”を糧に生きる最強のヴァンパイア。やがてジェリーの魔の手は、恋人のエイミーにまで忍び寄り…。見事に鍛え抜かれたワイルドな肉体をもち、セクシーで気さくなジェリーに、隣人の美女やエイミー、さらには母親まで彼に好感を抱くようになるのだが、彼の放つ甘美な魅力はもちろん、“エサ”を射止めるための罠。その罠に引っかかってしまった女性の運命は…、映画を観てからのお楽しみ。ジェリー然り、本作以外にもこれまで数々のイケメン・ヴァンパイアが映画やTVで描かれてきたが、いくらイケメンとは言え、ヴァンパイアに噛みつかれた後の顛末を想像すると…、出来ることならヴァンパイアには狙われたくないもの…。では逆の立場で、もしあなた自身がヴァンパイアだったら?今回、シネマカフェで実施する投稿企画のお題はズバリ、「あなたがもしヴァンパイアだったら、噛みつきたいのは誰?」。劇中のアントンのような“萌える”男性でも、ヴァンパイアに自ら変身させたい美男子でも、理由は何でもOK。理由とあわせてぜひ投稿にチャレンジ!『フライトナイト/恐怖の夜』は2012年1月7日(土)より全国にて3D/2D公開。※ご投稿はシネマカフェ『フライトナイト/恐怖の夜』特集ページよりお願いいたします。特集:2012年最初のきもだめしにGO!『フライトナイト/恐怖の夜』■関連作品:フライトナイト/恐怖の夜 2012年1月7日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.■関連記事:コリン・ファレルの“怒り”炸裂!『フライトナイト』衝撃の本編映像到着
2011年12月16日『スター・ウォーズ』、『アバター』が多大な影響を受けたと言われるエドガー・ライス・バローズの伝説的SF小説を、100年の時を超えて映画化した注目のスペクタクル巨編『ジョン・カーター』。ウォルト・ディズニー生誕110周年にあたる2012年を飾る本作のダイナミックな世界観をいち早く楽しめる特報映像が解禁となった。滅亡の危機に瀕した神秘の惑星“バルスーム”を舞台に、愛する妻と娘を失い心に傷を負った地球の男、ジョン・カーターの驚異の戦いを描いたファンタジー・アドベンチャー超大作。監督を務めるのは、ディズニー/ピクサー作品『ファインディング・ニモ』、『ウォーリー』といった傑作アニメーションを手がけ、これが初の実写映画監督となるアンドリュー・スタントン。甘いマスクで女性の心を虜にする注目の実力派俳優、テイラー・キッチュを主演に迎え、元祖ヒーローとも言うべきジョン・カーターが戦いを通して生きる希望を見出していく姿を描き出す。まだまだ謎に包まれた本作の全貌だが、今回解禁となった映像では、その想像を超える壮大な世界観と鍛え上げた肉体で戦うジョン・カーターことキッチュの圧倒的なアクションシーンがお目見えに。冒頭では、スタントン監督自らがこちらのナビゲートをしてくれている。少年時代から夢見ていたという世界をどのような映像に仕上げているのか?期待は高まるばかりだが、まずはこちらの映像でその世界観を体験してみて。『ジョン・カーター』は2012年4月13日(金)より2D・3D公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney■関連記事:ブレイク必至の次世代スター、テイラー・キッチュ来日!
2011年12月16日第69回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが15日、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルでジェラルド・バトラー、ウッディ・ハレルソン、ソフィア・ヴェルガラらによって発表された。今年カンヌ国際映画祭でも評判を呼んだモノクロのサイレント作品『アーティスト』がミュージカル・コメディ部門の作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞など最多6部門にノミネートされ、次いで『ファミリー・ツリー』、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』が5部門で候補となったほか、アンジェリーナ・ジョリーの初監督作『The Land Of Blood and Honey』(原題)が外国語映画部門で候補に入った。注目はドラマ部門の主演男優賞候補の顔ぶれ。ジョージ・クルーニー(『ファミリー・ツリー』)、レオナルド・ディカプリオ(『J・エドガー』)、ブラッド・ピット(『マネーボール』)というハリウッドの頂点に立つスター3人が揃い、そこに実力派のライアン・ゴズリング(『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』)とマイケル・ファスベンダー(『SHAME −シェイム−』)が加わる。ちなみにライアンの主演作でドラマ部門作品賞候補になった『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』はジョージの監督作。ライアンは『ラブ・アゲイン』でミュージカル・コメディ部門の主演男優賞候補でもある。ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞候補にジョディ・フォスターとケイト・ウィンスレット(『おとなのけんか』)、シャーリーズ・セロン(『ヤング≒アダルト』)のオスカー受賞女優が顔を揃えているのも話題だ。ハリウッド外国人映画記者協会会員の投票によって決まるゴールデン・グローブ賞で人気の高いクリント・イーストウッド監督の『J・エドガー』は作品賞、監督賞とも候補にならず、ドラマ部門作品賞で『戦火の馬』がノミネートされたスティーヴン・スピルバーグは監督部門で候補入りは果たせなかった。代わりに健闘が目立ったのはこれまでの賞レースであまり目立つことのなかったウディ・アレン監督の『Midnight In Paris』(原題)。作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門で候補となっている。アカデミー賞のゆくえを占う前哨戦のハイライトでもあるゴールデン・グローブ賞授賞式は2012年1月15日(現地時間)にロサンゼルスで開催予定。主なノミネーション結果は以下の通り。<ドラマ部門>作品賞(ドラマ部門)『ファミリー・ツリー』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』『ヒューゴの不思議な発明』『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』『マネーボール』『戦火の馬』主演女優賞(ドラマ部門)グレン・クローズ(『アルバート・ノッブス』)ヴィオラ・デイヴィス(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)ルーニー・マーラ(『ドラゴン・タトゥーの女』)メリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)ティルダ・スウィントン(『少年は残酷な弓を射る』)主演男優賞(ドラマ部門)ジョージ・クルーニー(『ファミリー・ツリー』)ブラッド・ピット(『マネーボール』)ライアン・ゴズリング(『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』)マイケル・ファスベンダー(『SHAME −シェイム−』)レオナルド・ディカプリオ(『J・エドガー』)<ミュージカル・コメディ部門>作品賞(ミュージカル・コメディ部門)『50/50 フィフティ・フィフティ』『アーティスト』『Bridesmaids』(原題)『Midnight In Paris』(原題)『マリリン 7日間の恋』主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジョディ・フォスター(『おとなのけんか』)シャーリーズ・セロン(『ヤング≒アダルト』)クリステン・ウィグ(『Bridesmaids』<原題>)ミシェル・ウィリアムズ(『マリリン 7日間の恋』)ケイト・ウィンスレット(『おとなのけんか』)主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジャン・デュジャルダン (『アーティスト』)ブレンダン・グリーソン( 『The Guard』<原題>)ジョセフ・ゴードン=レヴィット(『50/50 フィフティ・フィフティ』)ライアン・ゴズリング(『ラブ・アゲイン』)オーウェン・ウィルソン(『Midnight In Paris』<原題>)助演女優賞ベレニス・ベジョ(『アーティスト』)ジェシカ・チャステイン(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)ジャネット・マクティア(『アルバート・ノッブス』)オクタヴィア・スペンサー(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)シェイリーン・ウッドリー(『ファミリー・ツリー』)助演男優賞ケネス・ブラナー(『マリリン 7日間の恋』)アルバート・ブルックス(『ドライヴ』)ジョナ・ヒル(『マネーボール』)クリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』)ヴィゴ・モーテンセン(『A Dangerous Method』<原題>)監督賞ウディ・アレン(『Midnight In Paris』<原題>)ジョージ・クルーニー(『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』)ミシェル・アザナヴィシウス(『アーティスト』)アレクサンダー・ペイン(『ファミリー・ツリー』)マーティン・スコセッシ(『ヒューゴの不思議な発明』)脚本賞ウディ・アレン(『Midnight In Paris』<原題>)ジョージ・クルーニー&グラント・ヘスロヴ&ボウ・ウィリモン(『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』)ミシェル・アザナヴィシウス(『アーティスト』)アレクサンダー・ペイン&ナット・ファクソン&ジム・ラッシュ(『ファミリー・ツリー』)スティーヴン・ザイリアン&アーロン・ソーキン(『マネーボール』)アニメーション賞『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』『長ぐつをはいたネコ』『カーズ2』『ランゴ』『アーサー・クリスマスの大冒険』外国語作品賞『The Flowers of War』(英題/中国)『In the Land of Blood and Honey』(アメリカ)『別離』(イラン)『The Skin I Live In』(英題/スペイン)『少年と自転車』(ベルギー/フランス/イタリア)(text:Yuki Tominaga)■関連作品:第69回ゴールデン・グローブ賞 [アワード] 2011年12月15日(現地時間)にノミネート発表、2012年1月17日に授賞式開催。ファミリー・ツリー 2012年4月GW、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Foxスーパー・チューズデー~正義を売った日~ 2012年3月31日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Ides Film Holdings, LLC ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.ヒューゴの不思議な発明 2012年3月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開戦火の馬 2012年3月2日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.アルバート・ノッブス© Morrison Films / Chrysalis Films 2011 マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.J・エドガー 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.ドラゴン・タトゥーの女 2012年2月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilmSHAME−シェイム− 2012年3月、シネクイント、シネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Instituteマリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.ヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.おとなのけんか 2012年2月18日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開50/50 フィフティ・フィフティ 2011年12月1日よりTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 IWC Productions,LLC■関連記事:“希望”への想いを込めてスピルバーグ最新作『戦火の馬』予告編&ポスター公開これがレオ様!?悲願のオスカー獲得を狙う、究極の“変身後”を公開M・スコセッシ監督、次回作は遠藤周作の「沈黙」映画化とラジオ・インタビューで明言スピルバーグ「希望は必ず見つかる」とエール!『戦火の馬』ワールド・プレミア開催「私のお兄ちゃんだったら…」『50/50』アナ・ケンドリック、監督にゾッコン?
2011年12月16日累計発行部数360万部突破の人気コミックを実写映画化した『アフロ田中』の完成披露試写会が12月15日(木)、都内で行われ、巨大アフロヘアの主人公を演じる松田翔太、共演の佐々木希、堤下敦(インパルス)、田中圭、遠藤要、原幹恵、メガホンを取る松居大悟監督が舞台挨拶に立った。モテない、サエない24歳の田中広(松田さん)が、かつての仲間たち(堤下さん、田中さん、遠藤さん)と交わした「誰かが結婚するときは、必ず彼女を連れていこう」という“イタイ”約束を果たすため、安アパートの隣室に越してきたパーフェクト美女・亜矢(佐々木さん)に妄想まみれの猛アタックを仕掛けるラブコメディ。のりつけ雅春の同名シリーズ漫画が、まさかの豪華キャストで実写化された。もともと原作の大ファンだという松田さんも、出演オファー当初は「まさか」と絶句したのだとか。それでも「撮影しながら、アフロがしっくりきたし、体の一部になっていた」といまやアフロ田中と一心同体だ。松居監督(26歳)とは同い年で「せっかくだから、撮影前に食事をしたんです。そしたら頼んだビールが来る前に『おれ、童貞なんだ』って監督が告白してきて(笑)。田中も童貞って設定だし、これは成功すると信頼感が沸いた」と公の場でまさかの暴露。これには、隣で話に聞き入っていた佐々木さんもたまらず爆笑!一方、当の松居監督は「ウソついてもしょうがない。童貞だし」と完全なる開き直りで、舞台挨拶を大いに盛り上げた。さらに「ナルシストでブサイクという役柄は、自分そのままなので役作りは必要なかった」(堤下さん)、「劇中では僕が『田中』って呼びかけるシーンが多い。田中が田中を呼んでるんです(笑)。そのためだけにキャスティングされたんじゃないかと…」(田中さん)、「世界一純粋な男たちが、世界一バカなことをやってる映画」(遠藤さん)と映画同様、舞台挨拶も完全に男子校のノリだ。一方、ヒロインを演じる佐々木さんは「可愛らしい。面白い動きをするので、笑いをこらえるのに必死だった」と“アフロ田中”との共演をふり返り、合コンで出会うセクシー美女役の原さんも「田中みたいにウジウジしているのも可愛い。個人的には引っ込み思案なので、ほどほどにガツガツしている方がいいですけどね」とダメな田中を擁護した。最後に、松田さんは「田中広、そして松田翔太の恥ずかしい部分をこれ以上ないほどさらけ出した」と先ほどの“暴露”を申し訳なく思ったのか、自身も恥部をさらしたとコメント。「ぜひ暖かい目で見守ってください」とアピールしていた。『アフロ田中』は2012年2月18日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アフロ田中 2012年 2月18日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012のりつけ雅春・小学館/「アフロ田中」製作委員会■関連記事:監督&キャスト登壇!『アフロ田中』完成披露試写会に15組30名様ご招待松田翔太が衝撃の巨大アフロ姿を披露!松田翔太がアフロに?人気漫画「アフロ田中」実写化!佐々木希がヒロイン役に
2011年12月15日NHKのBS時代劇で人気を博したドラマを3Dでスクリーンに蘇らせた『劇場版テンペスト3D』のプレミア試写会が12月15日(木)に開催。物語の舞台である琉球の首里城をイメージしたレッドカーペットを仲間由紀恵と共演の塚本高史がファンの歓声に応えながら歩いた。累計100万部を超えた池上永一のベストセラーを原作にした本作。日本と中国、そして欧米列強のはざまで揺れ動く19世紀の琉球王国で、女に生まれながらも男性として生き、王国の独立国家としての地位を築くべく奔走する主人公の波乱の人生を描き出す。この日のイベントのために、会場の新宿ピカデリーは世界遺産でもある首里城に大変身!大階段には真っ赤なカーペットが敷かれ、映画さながらに琉球や清国の伝統衣裳に身を包んだ人々が登場し、女性たちは伝統の琉球舞踊を披露した。沖縄の職人による紅型和服で登場した仲間さんは、伝統舞踊を目の当たりにし「美しいですね」とニッコリ。「美しい自然や首里城を堪能してほしいです」と映画をアピールした。この日は、日本の未来を担う大学生や小学生の“記者”たちが登壇陣に質問!小学生記者から“男役”の演技について聞かれた仲間さんは「難しかったのは声のトーンですね。動きもいかつい感じで男っぽく動くようにしました。塚本さんや男性の方とお芝居するときの、“男”として接してくれる感じは新鮮で楽しかったです」と明かした。塚本さんは沖縄に対する思いの変化を尋ねられ「元々、僕は沖縄が大好きなんですが、歴史を知って、いまは沖縄が日本にあることが当然だけど、もし沖縄がなかったら、いまこうして平和に暮らしていなかったんだということを感じました。この作品で学んだことがたくさんあります」と語った。撮影は実際に首里城で行われたが、塚本さんは「ドラマの撮影で中に入ったのは『テンペスト』が初めて。役者は目に見えるものを自分の中に染み込ませて演じていくことしかできませんが、本物を使わせてもらえることで、その当時に生きていた人に近づけたかなと思います」と真摯に語った。城内での撮影は、観光客のために開門される前の明け方に行われたそうだが、吉村芳之監督は「8時までに撮影を終えて30分くらいで片付けて出ていかないといけないので、3時とか4時に起きて準備し、太陽が昇るとすぐに撮影をしました。一度、ペリーが城に入るシーンで、撮影が延びて、観光客が入ってきたことがありました。修学旅行の学生たちが『ペリーがいる!』と言ってました。すごく良い旅行になったと思います(笑)」と撮影時のエピソードを明かした。また、大学生の記者から、自身が演じた寧温(ねいおん)が持つ、現代にも通じる魅力を尋ねられた仲間さんは「何かを守りたいという意志。どんなことが押し寄せて来ても、あきらめずに突き進んでいく寧温のような人が近くにいたら、感化されて『私ももっと頑張ろう』と思える。強い信念を持った人がみんなを引っ張っていくのだと思います」と若者たちへの思いを込めて語った。『劇場版テンペスト3D』は2012年1月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:劇場版テンペスト3D 2012年1月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011「劇場版テンペスト3D」製作委員会■関連記事:谷原章介、共演した仲間由紀恵に「好き」とマジ告白?
2011年12月15日