cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2186/2204)
映画『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』のクランクイン会見が19日(月)、東京・赤坂プリンスホテルの五色の間で行われ、主演の哀川翔が「死に物狂いでやります」と完全燃焼宣言した。主演・哀川さん、脚本・宮藤官九郎、三池崇史監督によるシマウマヒーロー、ゼブラーマンの活躍を描くアクションで、哀川さんの主演100作目記念作として製作された2004年公開の前作に続く6年ぶりの続編となる本作。今月24日(土)のクランクインを目前に、哀川さんは「みなさん、親戚でもないのに多数集まってくださりありがとうございます。撮影は始まってないですが、ピークを迎えています。このエネルギーをそのままぶつけて死ぬ気でがんばります」と発奮。ビデオレターで“出席”した宮藤さんから「3がやりたくないからじゃなく、ちゃんときれいに終わらせてほしい。ケガをしないでがんばってください」などと飄々とした調子でメッセージが送られると、三池監督は「すごい脚本を書いてきた。いいなぁ、脚本家って。書いて『ケガしないように』って無理ですよ」と苦笑いし、結末について「納得するか、怒るか、『なるほど』と思うか『バカヤロー』と思うかですね」とパワーアップした過激ぶりを解説。哀川さんは「前回は両足が肉離れになってしまったけど、改善法はいろいろあるし、50歳までもうちょっとですが大丈夫、死に物狂いでやりますよ」と意気込んだ。会見には、新加入の若手キャスト3人も出席。悪のヒロイン、ゼブラクイーンを演じる仲里依紗は「昨日、二十歳になり、なって早々に真っ黒(な役柄)にならないといけないので大丈夫かな?と思いますが、染まっちゃおうと思っています」。衣裳について司会者から、同じく三池監督の手による『ヤッターマン』のドロンジョ以上にセクシー? と質問が飛ぶと三池監督が「理想は“何も身に付けない”ですが、それじゃ公開できないので、じゃあこれぐらい付けとくか、みたいな」。役柄についても「日本映画史上最悪の女ですね」とドロンジョ越えを予告。仲さんは「最悪にならないといけないんですね。緊張しますが、がんばります」と笑顔。さらに、本作のために真っ白に染めた哀川さんのヘアについて感想を求められると「今日初めて哀川さんにお会いしましたが『王子様だ!』と思いました。光ってました。『かっこいいー!』って思っちゃって(笑)」と目をハートにしてみせた。さらにゼブラクイーンの側近・新実(にいみ)を演じる阿部力も「アクション作品に対応できるよう前からムエタイジムに通っていますが、今回、日本刀を初めて使います。いままで優しい感じの役ばかりでしたが今回は悪役ですし、気持ちよくバッサバッサと斬りたいと思います」と新境地にやる気十分。哀川さん扮する主人公が過ごすことになる、あるコミューンのリーダーを演じる井上正大は「前作を観させてもらい、最初は『こんなヒーロー、嫌だな…』と思いましたが、最終的にものすごいかっこいいと思って、哀川さんが僕の中のヒーローになりました」とこのシリーズにホレボレ。だが哀川さんからは「最初は嫌だなと思ったんだ…。俺もやだなと思ったよ」と軽く突っ込まれていた。哀川さんと三池監督は終始、軽妙なトークを展開。冒頭から三池監督は「そろそろ日本アカデミー賞でももらって文化人っぽくなって、過酷な現場から足を洗って…“目指せ崔洋一さん”ということで(笑)」と挨拶し、関係者、取材陣を爆笑させていた。『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』は2010年5月1日より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲 2010年GW、全国にて公開
2009年10月19日押井守監督の8年ぶりの実写長編作品『アサルトガールズ』の完成会見が10月19日(月)に都内で行われ、押井監督と共に、黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子の3人の主演女優陣が出席した。会見では、先日、歌舞伎役者の中村獅童さんとの交際が一部で報じられた黒木さんに、この件についての強引な質問が集中する一幕もあったが、黒木さんはクールな対応を見せた。共演を果たした3人の女優陣だが、撮影は別々に行われたため、こうして3人が揃って顔を合わせるのはこの日が初めて。黒木さんは、初めての押井監督の現場について「(CGが多用されているので)現場で何が起こってるのか分からず、付いていくのでいっぱいいっぱいでした(苦笑)。監督とはやっと少し分かり合えたかな、という頃に撮影が終わってしまったので、もっといっぱい話したかったです」と少し残念そうにふり返った。一部の報道陣からは、劇中で黒木さんが演じた戦う強い女性のキャラクターに絡めつつ、かなり強引に「(男性を)リードするタイプか?それとも引っ張ってほしいか?」、「年上の男性はOKか?」などと、交際のうわさに関するあからさまな質問が…。黒木さんは「何を言わせたいんでしょうか…?」と半ば呆れた表情を浮かべつつもクール。「私自身、強い女性に憧れます…というか私は強いですよ(笑)。(男性の)上に立ちたいという気持ちはないですが、同じ目線でいたいです」、「年齢は関係ないです。年上でも、年下でも全然…」と落ち着いた大人の対応を貫いた。さらに「つらい撮影で支えになった存在は?」と食らいつく報道陣にも「大島での撮影でしたので、宿で温泉に入ってました」とあっさり。佐伯さんは2度目の押井作品への参加となったが「前作(『真・女立喰師列伝』)では気を失いそうになりながら一人寂しく撮影に臨んでましたが、今回は仲間…仲間なのかな(笑)?…ができて心強く、楽しかったです。2人とも会ってみるとすごく素敵で、もっと(撮影中に)仲良くなりたかったです」と笑顔で語った。菊地さんの役柄は、監督が菊地さん本人を見てインスパイアされ、生み出したというキャラクター。劇中ではカラスを思わせる姿でダンスを披露しているが、この日は鮮やかな赤いドレスで登場。「監督の作品が好きで、付いて行きました」と笑顔で語り、このキャラクターが誕生したきっかけとなったヴェネチア国際映画祭でのエピソードを明かしてくれた。「『スカイクロラ』でヴェネチアに一緒に行って、夕ご飯前にサン・マルコ広場で待ち合わせをしたんです。でも私はその前にお酒を飲んで楽しくなって、広場で踊ってたんです。監督はそれを見てまして…。今回も『(ダンスは)サン・マルコのときの感じで』っていう指示があって、『振付けさんは?』って聞いたら『いや、自由にやって』と…(笑)」。押井監督は作品について「僕の作品にしては珍しく、明るいファンタジーに仕上がっています」と充実した表情。公開前にもかかわらず、すでにハリウッドからリメイクの打診が来ているそうだが「ハリウッドは何でも買いますからね、とりあえず。やりたければやればいいけど、出来ればこの3人を起用してほしいです」とあまり気に留めていない様子。『アサルトガールズ』は12月19日(土)よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開。『アサルトガールズ』公式サイト>■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント■関連記事:押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着黒木メイサ、英語アフレコに初挑戦巨大モンスター“スナクジラ”と戦う!黒木メイサと菊地凛子が女ハンター役で共演!押井守『アサルトガールズ』公開決定
2009年10月19日人気実力ともに日本の若手俳優を牽引する存在のひとり、小出恵介が野球部員として活躍した「ROOKIES」に続いて、今度は学生駅伝の頂点、箱根駅伝を目指して走る。主演映画『風が強く吹いている』で小出さんが演じるのは、素人ランナーばかりをまとめて、無謀と思われた駅伝に挑む陸上部のリーダー、ハイジ。小出さん自身の挑戦、仲間との“絆”について語ってくれた。同年代のキャスト、いい意味でのライバル心が力に「自分にはないことだらけなんですよ(笑)。あんなに僕は懐も広くないし、あんなに器がデカくないし、全員をこうやって受け止めるっていうのは出来ないし…自分の中のそういう部分を探して、必死でハイジに近づいたという感じでしたね」。ハイジというキャラクターについて聞くと謙遜する小出さん。それでも実際スクリーンに映るハイジは、まさにハマリ役と感じてしまうほど、誰もが信頼したくなるリーダーであり、チームのまとまりはリアリティがある。「男が集まってスポーツをするというのは、やっぱり『ROOKIES』もそうでしたが、ある種ドキュメンタリー的な要素がすごく出てきますね。みんな実際一緒に練習に励んだり、一緒につらい思いをしたりしているので。今回もすごく大変でしたけど、その分頑張れたという部分もありました。『アイツが頑張っているんだから、俺も頑張んなきゃ』っていう気持ちって、すごく大切ですよね。特に同年代ですし、いい意味でのライバル心もあり、そういうのが力になるんだなって改めて思いました」。もちろん、本作のキーは「走り」。「最後に走ってる姿で、観てる人が一緒に嬉しくなり、一緒に感動できなきゃダメだと思ったんです。実際に走るのは僕たちなので、ちゃんと走りを練習して、ちゃんと走る姿で感動を届けられなきゃなって思いました」と小出さんが話す通り、全員の見事な走りによって、観客はドラマに引き込まれていく。そのための練習はとにかくハードだった、とふり返る。「昨年の夏に最初の撮影があったのですが、その前にみんなで合宿をしました。白樺湖での高地トレーニング。朝から晩までずっと走りっぱなし。合宿以外ではみんなで集まって練習するときもあれば、スケジュールが合わないときは個人個人で練習することも。撮影中も朝や合間にみんなで走ったりしていましたね」。何か大きな一歩を踏むために走る特に冬の撮影は何よりもつらかったそう!「冬の朝の6時くらいから、すっごく寒いけどジョグして温めて、体作って、本番走って。で、また次の本番まで時間があるので、一回冷えた体をまた温めて…っていう、その繰り返しなんですよね。最後、体はボロボロになってました」。また、本作のもう一人の主役、天才ランナー・カケルを演じる林遣都さんとの掛け合いも大きな見どころだ。「林くん自身が一生懸命にカケルという人間と向き合っていたので、僕はもう安心しきっていました。彼はカケルをすごく頑張って、カケルになりきって真っ直ぐ向かってきますし、僕は割と受け止める立場の役だったんですけど、それをビシビシ感じるのは気持ち良くて、掛け合うのが楽しかったです。本当に一生懸命で真っ直ぐな俳優さんですね」。本作を通じて、「男が何かを背負って走ってる姿は美しい」ことが伝わるはず、とインタビューを熱い思いで締めくくる小出さん。実際に自身、いままでは「テレビがついていたら見る」レベルだった箱根駅伝に対して、見方が大きく変わったという。「この間、ある大学の合宿にお邪魔して見学をして、学生たちと話したんですが、僕が想像していたより何倍も走ることに懸けてる思いは強い。改めてカッコイイな、と思いました。(映画の中の)このメンバーもそうですが、走ることを生きがいとしてるわけじゃなくて、自分の人生の中で、何か大きな一歩を踏むために走ってる。それが感動につながるんですよね」。(photo:Yoshio Kumagai)小出恵介ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中特集 真っ直ぐな眼差しの先■関連作品:風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:あなたの人生を変えた出会いは?『風が強く吹いている』扇風機を5名様にプレゼント小出恵介、“絆”を強調!『風が強く吹いている』完成披露に富士山もお目見え目指すは箱根駅伝!『風が強く吹いている』試写会に50組100名様をご招待小出恵介がジャック・バウアーの声であのお兄さんを熱血指導!劇場マナー広告が完成走った!吐いた!小出恵介&林遣都、鍛え上げられたランナーの肉体美をアピール!
2009年10月19日『山の郵便配達』など、美しい情緒深い映像で魅了する中国の名匠フォ・ジェンチイ監督の最新作『台北に舞う雪〜Snowfall in Taipei』。前日のグリーンカーペット・イベントに続き、10月18日(日)、コンペティション部門に出品中の本作の記者会見が行われ、フォ監督と主演のチェン・ボーリン、トン・ヤオ、トニー・ヤン、モー・ズーイーらアジアの若手人気俳優が一堂に会した。中国、台湾、日本、香港の4か国合作で、台湾近郊の町で出会った男女の淡い恋を描いた本作。フォ監督は国境を超えたタッグについて「同じ華人なので、言葉も食べる物も同じ、全く距離は感じなかった。みんなとても努力してくれて、あうんの呼吸でスムーズに撮影できました」と充実した様子で語った。監督と初めて組んだボーリンは「いままでで一番優しい監督。もしかしたら(主人公の心優しい青年)モウは若い頃の監督なのではないかと思いました」とコメント。さらにほかのキャストからも「とても童心があって、好奇心旺盛に接してくれた」(ヤオ)、「いつもみんなを誘っておいしい店に連れてってくれた」(トニー)と、監督の温かい人柄が明かされた。さらにズーイーから「なぜ、そんなにいい性格でいい映画を撮れるのか?」と賛辞を込めた質問が飛び出すと、監督は照れた様子で「褒めてくれるばかりでありがとう。役者は繊細だし、4人は可愛らしいのでとても怒ることはできない」と返し、「父親のように彼らを守ってきました」と笑みを見せた。キャスト陣も同世代とあって、すっかり打ち解けた仲の良い様子が終始伝わり、寡黙な音楽プロデューサーを演じたトムに至っては「僕も本当はみんなと遊びたかったが、染まらないようにするのが辛かった」とのこと。今回、中国からの参加となったヤオも「台湾の俳優さんと共演でき、監督からもたくさんのことを教わりました。自分にかなり近い素の部分を演技に活かせたと思います」と語り、チャン・ツィイー似と言われる美貌と存在感で、会場に華を添えた。さらに撮影のエピソードに話が及ぶと、キャスト陣からは口々に微笑ましいコメントが。特に話が尽きないのがフォ監督。撮影にあたり、本物の唐辛子を大量に何度も食べることになったボーリン、また真冬の外で見事な歌声を披露したヤンなど、それぞれの頑張りを無邪気に明かし、一同を和ませた。本作『台北に舞う雪〜Snowfall in Taipei』は同映画祭でワールドプレミアを開催したのち、2010年正月第2弾、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開される。東京国際映画祭2009特集■関連作品:台北に舞う雪〜Snowfall in Taipei 2010年正月第2弾、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開
2009年10月19日17日、ジョニー・デップがアメリカのMTV系列のケーブル・チャンネル「Spike TV」主催の「スクリーム・アワーズ2009」授賞式にプレゼンターとして出席、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズに授賞した。ジョニーの友人で、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』でジョニー扮するジャック・スパロウの父親も演じたキースが受賞したのは、ロック不滅賞(Rock Immortal Award)。ロサンゼルスのグリーク・シアターで行われた授賞式に登場したキースは「生きた伝説、というのも好きだったけど、不滅というのはもっといいね」とスピーチした。「スクリーム・アワーズ」はファンタジーやSF、ホラー作品を対象とした賞で、ジョニー自身も来年公開の『アリス・イン・ワンダーランド』で「最も公開が楽しみなファンタジー映画賞」の受賞者として登壇、ジェシカ・アルバから賞を受け取った。ほかには来年公開のマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の『シャッター アイランド』の特別プレビュー映像独占公開、テイラー・ロートナーによる『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のワールド・プレミア・フッテージ上映などもあった授賞式の模様は、全米で27日に放映予定だ。(text:Yuki Tominaga)写真は12月12日(土)より公開される『パブリック・エネミーズ』。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.シャッター アイランド 2010年、全国にて公開©2009 BY PARAMOUNT PICTURESニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:“片思いソングの女王”加藤ミリヤが『ニュームーン』イメージソングを書き下ろすジョニー・デップ、友人バンドのPV監督に挑戦恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼント矢口真里インタビュー乙女が『トワイライト』にハマるワケとは?新画像もチラリ…デップ版『アリス』何と7か月前に前売り発売開始!プレミア特典も
2009年10月19日昨夜、30分弱の完成前の特別映像が世界で初めて上映された『アバター』。一夜明けた10月18日(日)、サム・ワーシントン、シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナという3人の来日キャスト陣とプロデューサーのジョン・ランドが出席して記者会見が開かれた。いまだ多くが謎に包まれた本作について、当事者たちが口を開いた。現在もジェームズ・キャメロン監督の指揮の下、完成に向けて製作が続けられている本作。プロデューサーに対し、12月18日(金)の劇場公開に間に合うのか?という質問が出たが、「現在、編集の最終段階にあります。もちろん間に合いますよ!早く世界中の方々に観てもらいたくて、ワクワクしています」と自信たっぷりの答えが返ってきた。シガニーは、本作についてキャメロン監督の言葉を引用し「彼自身『この映画を14歳のときに観たかった』と言ってたわ。それから、『SFとは人間であることがどういうことかを認識させるメディア』ともね。この映画は“経験させる”映画よ」と笑顔で語った。サムは、12年前の東京国際映画祭での上映を皮切りに、歴史的な大ヒットを記録した『タイタニック』を生み出した偉大な監督の作品への出演にプレッシャーは?という問いにも「ないよ」とあっさり。「自分は役者として言われた通りのことをやってるだけ。僕は、ジム(=キャメロン)が作った世界の一部であることに誇りを持ってるんだ。だからプレッシャーなんてないよ」と力強く語った。ゾーイは、撮影の様子について「監督が指をパチンパチンと鳴らすときは、何かに刺激を受けたっていうサインなの。それを見たら、彼のスイッチが『ON』になって、興奮しているんだな、このまま続ければいいんだなって認識していたわ」と明かしてくれた。本作で監督が新たに導入した技術として注目を集めているのが、従来のモーションキャプチャ(体にセンサーをつけて俳優が動き、それを映像として取り込む技術)以上にさらに細かい感情の動きまでも感知するという“エモーション・キャプチャ”という手法。この技術を使っての撮影についてサムもゾーイも「開放的な感覚を味わった」と証言。「自分と相手しかいない状況で、演技の本質に戻ることができたんだ。あるシーンでは、バンジーに乗ろうとしてゴムのチキンみたいになってたんだ。これで金がもらえるなんて、ほとんど犯罪だと思ったよ」(サム)、「子供が持っている無限の想像力で作っていくという感覚だったわ」(ゾーイ)。また、ジャングルという舞台設定を考慮して、実際の熱帯雨林でリハーサルが行われたそうだが、そのときの様子についてサムは「ほぼ裸の状態で、耳と尻尾をつけて走り回ったんだ。何も知らない人に『何をしてるのか?』って尋ねられて『ジェームズ・キャメロンの新作映画だよ』って説明したんだけど『堕ちたもんだね…』って言われてしまったよ(苦笑)」と明かし、会場は笑いに包まれた。公開までおよそ2か月。いったい、どのような映像世界が届けられるのか?完成が待たれる『アバター』は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!
2009年10月18日映画祭大使を務める木村佳乃、グリーンアンバサダーのモデルの杏の揃っての登場で幕を開け、今年も国内外の数々の豪華女優陣による美しいファッション合戦が観客、報道陣一同を魅了した東京国際映画祭オープニング・イベント。ここでその華麗なるドレス・ファッションを一挙チェック!今年は、とりわけベージュや薄いピンクのフェミニンで女性らしい柔らかな印象のドレスが目立った。美貌を誇る中華系の女優陣の中では、日本でも人気の香港女優、ヴィッキー・チャオは大胆に背中を見せたドレスを清楚に着こなしていた。また、『わたし出すわ』の小雪は、ゴールドをあしらったシンプルなデザインで、抜群のプロポーションを披露。そして、鳩山由紀夫首相と並んでの登場となった宮沢りえは、シフォンを利かせた上品なベージュのドレスで、落ち着いた印象。また、ブラック&濃紺の大人びた雰囲気のドレスを着こなす女優陣もちらほら。黒のスパンコールに紺のミニスカートでかわいらしくまとめた井上真央や、胸元が印象的なドレスで美肌を効果的に見せた佐々木希。フレッシュな2人に対して、ハリウッドの大スターのシガニー・ウィーバー、そして鈴木京香もシックな装いで大人な女優の風格を漂わせていた。若手女優陣ではほかに、鮮やかなターコイズブルーのミニワンピにパープルのタイツで、作品の元気なイメージをアピールした長澤まさみ。白ワンピに大きなイヤリングで美脚を覗かせた戸田恵梨香なども華を添えた。さらに、際立っていたのが“赤”ファッション。映画のイメージカラーと合わせて、見事な赤の競演を見せつけた広末涼子、中谷美紀、木村多江の『ゼロの焦点』組は圧巻。『アバター』のゾーイ・サルダナも、その華奢な体でミニのフリルドレスを着こなし、チャーミングな笑顔をふりまいていた。そして、赤と言ったら忘れてはならないのが、アントニオ猪木のトレイドマーク、赤のスカーフ。この日ももちろん、首にしっかりと巻いて喝!さて、あなたのお好みはどのファッション?東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメントオーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR 天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!
2009年10月18日華やかに幕を開けた第22回東京国際映画祭(TIFF)。オープニング・イベント後には、『タイタニック』を手がけたジェームズ・キャメロンによる話題の最新3Dムービー、『アバター』のフッテージ特別上映会が開催され、グリーンカーペット・イベントに続いて鳩山由紀夫首相も出席。上映前には主演のサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーによる舞台挨拶も行われた。この日の上映は、完成作ではなく30分ほどの特別映像の上映となるが、完成前のフッテージ映像がTIFFで上映されるのは史上初めてのこと。12年前の1997年の東京国際映画祭で、これまた過去に例のない試みとして、本国アメリカよりも早いタイミングで、世界で初めてあの『タイタニック』が上映され、その後、歴史的な大ヒットを記録したとあって、今回の『アバター』上映会に対しても、本国の関係者たちも熱い視線を送っている模様。まず場内に3D映像で、現在、ロサンゼルスで本作の完成に向けて作業中で、今回は来日できなかったキャメロン監督のビデオメッセージが上映され、観客は3Dメガネを掛けてメッセージを受け取った。曰く「97年に『タイタニック』を上映したときの感動は忘れません!」。そして『アバター』については「冒険と魂の旅が待ち受けています!」と期待を煽った。続いて、キャスト陣が登場。ゾーイは覚えたての日本語で「ドウモ、アリガトウゴザイマス」とかわいく挨拶。サムは「オーストラリアなら、ひと言『グッダイ!』で決めるところですね(笑)。ご招待いただきありがとうございます」と笑顔で語った。そしてシガニーも日本語で「マタ、戻ッテ来レテ、Happyデス!」と挨拶。さらに、ここにはいないキャメロン監督について「ジェームズは、この素晴らしい物語を書き上げ、それを映像化するための技術までも作り上げました。この映画の全ての登場人物、生き物、植物のを彼が生み出したのです。この映画を作る過程でのジェームズは、日本語で言うところの“お菓子屋さんの中の子供”のようでした」と日本語を交えながら語り、惜しみない称賛を贈った。鳩山首相の目に、果たしてこの日の特別映像はどのように映ったのか、気になるところ…。珠玉のキャストと最新の映像を駆使し、現在も完成に向けた作業が進む『アバター』。公開は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!
2009年10月18日今年で22回目を迎える東京国際映画祭が10月17日(土)、東京・六本木ヒルズで華やかに開幕した。約270本もの作品が上映される、アジア最大級の映画の祭典。そのオープニングにふさわしく、各上映作品のキャストや監督等、総勢300人以上のゲストが映画ファンの大歓声を浴びる中グリーンカーペットを歩き、開幕に華を添えた。ゲストの先頭をきったのは、特別招待作品『アバター』のキャスト&スタッフ。ジェームズ・キャメロンが手がける3D超大作として大注目の本作、映画祭では完成前のスペシャル・プレゼンテーションという貴重なイベントのために、『ターミネーター4』で人気急上昇のサム・ワーシントン、ヒロイン役のゾーイ・サルダナ、そして『エイリアン4』以来11年ぶりの来日となる名女優シガニー・ウィーバーらが来日してくれた。サムは沿道からのサインに応えるファンサービスも見せるなど、ハリウッド俳優陣の登場に会場は一気に盛り上がった。もちろん、日本人俳優も多数集結。『天使の恋』で共演する佐々木希と谷原章介、『僕の初恋をキミに捧ぐ』で切ない恋を演じる井上真央と、ドラマにCMにひっぱりだこの岡田将生、『大洗にも星はふるなり』の山田孝之、戸田恵梨香ら人気の若手俳優たちが登場するたびに大歓声があがった。特に、広末涼子、中谷美紀、木村多江の3人の美人女優を揃えた『ゼロの焦点』チームは全員グリーンのカーペットに映える真っ赤なドレスに身を包み、視線を集めた。対照的に男ばかりのキャスト10名が並んだ『風が強く吹いている』チームは、小出恵介、林遣都はじめ陸上部10人全員が劇中同様のジャージ姿で登場し、この日一番の黄色い声援を浴びていた。トリを飾ったのは、映画祭のオープニング作品、『オーシャンズ』の面々。ジャック・ペラン&ジャック・クルーゾー監督に加えて、本作のナレーションで出産後の初の本格映画復帰を果たした宮沢りえ、そしてテーマソングを歌う平原綾香と藤澤ノリマサが登場し、宮沢さんは「未知なる世界は本当に素晴らしい」と本作の魅力を語った。さらに、鳩山由紀夫内閣総理大臣と幸夫人も応援に駆けつけ、先日の米国訪問各地では何度も『おくりびと』が話題になったことにも触れながら、「映画は政治以上に人々意識を変える力を持っている」と会場に呼びかけた。第22回東京国際映画祭は10月25日(日)まで、六本木ヒルズにて開催される。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!矢沢永吉が東京国際映画祭で舞台挨拶に登壇!世界のYAZAWA何語る?開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー
2009年10月17日日本映画初の実写長編3D映画となる『戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH』が、10月17日(土)に公開初日を迎え、柳楽優弥、蓮佛美沙子、勝地涼、前田愛、水野絵梨奈という主要キャスト陣と清水崇監督による舞台挨拶が行われた。歌舞伎役者の中村勘太郎さんとの挙式を10日後に控え、本作が独身最後の公開映画となった前田さんに、共演陣がお祝いの花束を手渡すというサプライズも!驚いた前田さんは、なんと3Dメガネを着けたままお礼のコメントを発しようとする一幕もあり、会場は大きな盛り上がりを見せた。主演の柳楽さんは、映画を観たばかりの観客に向かって「(劇中の)僕のこと分かりました?ふっくらしてたので(笑)、かなりつらいかなと思ったんですが、それはまぁ、役作りということで!」といきなり自虐的な挨拶。勝地さんからは、柳楽さんが怖がるときの反応が薄いとのツッコミが…。そんな柳楽さんが頑張って悲鳴を上げたというシーンについて「悲鳴を上げて、涙まで流したシーンがなくなってたんですが…」と監督に尋ねると、清水監督からは「あそこはカットしたの(笑)」と本人も知らなかった新事実が発覚!「ええーっ!?」とかなり驚いていた。さらに監督は「(柳楽さんは)悲鳴を上げるシーンの撮影の前は『ここは悲鳴を上げない方が…』とすごくアプローチしてきました(笑)。でも、そこは譲りませんでした」とニンマリ。蓮佛さんは現場の様子について「みんな、あまり積極的な方ではないので、控え室で紙きれに“好きな色はなんですか?”とか“好きな食べ物は何ですか?”と質問を書いて、それに答えていくっていうのをやって仲良くなっていきました」と内気なキャスト陣の内幕を明かしてくれた。勝地さんは「(戦慄迷宮内では)トイレに行くのも怖かったです。僕の子供時代の役の男の子に『ついて行ってやるよ』と言いながら、一緒にトイレに行って『何怖がってんだよー』と言いながら、本当は僕が一番怖がっていました」と自らのビビリぶりを告白し、会場は笑いに包まれた。水野さんは「勝地さんが錯乱して、戦慄迷宮内のいろんな部屋をフラフラと歩くシーンで、お化けのマネキンにぶつかるところがあるのですが、音に驚いて演技じゃなく本当にビックリしているので、私の素のリアクションをもう一度観て確認してみて下さい」としっかりアピール。前田さんは「白いコンタクトレンズを毎回つけなきゃいけなかったんですが、その度にお化け屋敷の洗面台に行くのが嫌で…。撮影が終わって1回コンタクトを外したのに、監督から『撮り直し!』と言われたときは、『コノヤロー』と思いました(笑)」と撮影の思い出を語った。そして、柳楽さんと蓮佛さんから花束を受け取ると「私事ですが、ありがとうございます」と嬉しそう。監督から何度もしつこく「おめでとう!」と言われると「もういいです!」と照れながらも喜びいっぱいの表情を浮かべていた。『戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH』は新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開中。■関連作品:戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH 2009年10月17日新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© ショック・ラビリンス・フィルム・コミッティ2009■関連記事:3連休は新感覚を先取り!『戦慄迷宮3D』見どころ凝縮のフッテージが無料で上映『戦慄迷宮3D』柳楽優弥インタビュー「お化け屋敷はM・キャリーに誘われてもノー」『戦慄迷宮3D』世界配給決定!柳楽優弥は映画祭よりも観光で海外に行きたい?清水崇ティーチイン付き!『戦慄迷宮』3D特別試写会に5組10名様をご招待清水崇、アジア代表でヴェネチア入りジャパニーズ3Dホラーに1,000人驚愕!
2009年10月17日ミュージシャン、作家としても活躍する辻仁成が6年ぶりにメガホンを握り、今年の東京国際映画コンペティションの唯一の邦画作品として送り出す『ACACIA』。主演に映画初出演となるアントニオ猪木を迎えたことが注目を集めているが、映画は猪木の存在感だけに頼ることのない、優しく繊細な物語に仕上がっている。猪木が演じるのは心優しき元プロレスラーの大魔神。かつては妻も子もある身だったのだが、うまく愛情を伝えられないまま息子を亡くし、それが原因で妻とも離婚、いまは老人たちの暮らす団地で用心棒をしている。そんな彼の家に、母親が恋人の元に奔ったためにひとりぼっちになった少年が転がり込んでくる。2人の交流を中心に、辻監督が自らを反映させたとおぼしき、少年の実の父親ではあるが、いまは別の家庭を持ち妻と娘たちに囲まれて暮らすケースワーカーの男(北村一輝)の存在を交えつつ物語は進む。それぞれ異なる形で我が子を失った男たち。ずばり、物語の中心にあるのは、揺れ動きつつも確かに存在する“父の愛”である。そもそも父性とは何なのか?人はいつ、どうやって“父親”になるのか?とかく言われることだが、自分がお腹を痛めて子供を産む母親と比べ、世の父親はどうにも自分が父親であるという自覚が足りない…らしい。映画の中でも、少年を大魔神に押し付けて立ち去ろうとする母親(坂井真紀)ですら少年が見せるちょっとした表情の違いに敏感に言及するのに対し、ケースワーカーの父は当初、少年を見かけても、それが自分の子だと分からなかったりする。一方で「あの子のことを考えない日はない」という彼の言葉もまた真実なのだろう。失って初めて知ったかけがえのない存在を噛みしめつつ、心の隙間を何とか埋めようとする不器用な男たちの姿が心を打つ。つい先頃公開を迎えた『私の中のあなた』でキャメロン・ディアス扮する母親やまもなく公開の韓国映画『母なる証明』のキム・ヘジャが演じた母が見せるのが我が子への“絶対的な”愛だとすれば、この映画で示されるのは父親の、戸惑い悩みつつ、というどこか頼りない愛である。終盤にケースワーカーの父が、息子との距離を縮めるために打って出る、大魔神仕込みのまさに“体当たり”の最後の手段には思わず笑ってしまうが、同時にこの父子のやり取りを見ていて、子供を持つ父親もそうでない人も、そして母親である人もうらやましく感じるのではないだろうか?東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!矢沢永吉が東京国際映画祭で舞台挨拶に登壇!世界のYAZAWA何語る?開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー
2009年10月17日ビッグスターになる夢をあきらめきれず、戦い続ける50代のオヤジバンドマンの姿を追ったドキュメンタリー『アンヴィル!夢を諦めきれなかった男たち』にTOKIOの長瀬智也が思わず男泣き!「このドキュメンタリー映画を見て、目から透明の液体が溢れ出た」という熱いメッセージが本作に向けて届けられた。キアヌ・リーヴスが“世界応援団長”に就任したことも話題を集めたほか、国内国外を問わず、著名人から絶賛のコメントが寄せられている本作。メタリカ、スレイヤー、アンスラックスら、第一線で活躍する人気バンドに多大なる影響を与えたバンド、アンヴィル。だが、当の彼らだけはスターダムにのし上がることなく、地元でしがない仕事をしながら、いまだ名声と富を獲得する夢を捨てずに活動を続けている。彼らのうだつの上がらない生活、しかし、どんな苦境に立たされても楽観的に現実を乗り越えようとする姿と、友情、絆、半ば愛想を尽かしながらも彼らを見守りサポートしてきた家族やファンたちの姿が映し出される。長瀬さんは「よくわからないが、このドキュメンタリー映画を見、目から透明の液体があふれ出た。自分にもバンドの人間として、男として共感できるモノが少なからずあったからだと思う」。「大事な物がたくさん詰まっている作品」と、ひとりの表現者として、アンヴィルに対し賛辞を寄せている。さらに、愚直なまでに自分を貫き通す彼らを「レジェンドです!」と絶賛しつつ「笑えました」とも。ロックスターを夢見て活動するオヤジたちの熱い姿が長瀬さんの琴線に触れたようだ。『アンヴィル!夢を諦めきれなかった男たち』は10月24日(土)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:アンヴィル!夢を諦めきれなかった男たち 2009年10月24日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Ross Halfin /ANVIL! THE STORY OF ANVIL, © Brent J. Craig/ANVIL! THE STORY OF ANVIL
2009年10月17日1991年度の「このミステリーがすごい!」第1位を獲得した「行きずりの街」(志水辰夫著・新潮文庫刊)が仲村トオルと小西真奈美を主演に迎えて映画化されることが決定した。かつては教職にあったが、卒業した教え子との結婚をスキャンダルのように扱われ、高校を追われ、離婚にまで追い込まれた主人公・波多野。現在は郷里で塾の講師をしていたが、東京で音信不通となった教え子を捜すべく、再び東京に足を踏み入れる。この失踪事件の背後に、かつて自分を学園から追放した男たちがいることに気づいた波多野は、捜査のためにあるバーへ。そこで、かつての妻・雅子と12年ぶりに再会する。失われた時を取り戻そうとする2人。そして、彼女の助けもあって波多野は徐々に事件の核心へと近づいていく…。メガホンを握るのは、人間の持つ泥臭さや感情を浮き彫りにする演出で『魂萌え!』、『カメレオン』、『闇の子供たち』と近年も話題作を次々と世に送り出している阪本順治。企画者には、仲村さんの映画デビュー作である『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズの生みの親であり、松田優作作品や、「あぶない刑事」シリーズなど、数々の話題作をものしてきた黒澤満が名を連ねている。波多野役の仲村さんは「(製作プロダクションである)セントラル・アーツは別名“黒澤(満)撮影所”というか、ここは僕にとっては“実家”のようなところ。ここに、いったい何人の恩人と呼べる人がいるんだろう、と改めて思う日々です。役者としてド素人だった僕は、この人たちに『許してもらい』、『誤魔化してもらい』ながら仕事をし、いままで何とか生き延びてきたんだなと実感してます。でも、役者を始めて24年、来年は25年目を迎えるので、『もうガキじゃないんだぞ』という緊張感もあります。これからも多くの質の高い仕事をすることが、ふるさとへの、恩人の方たちへの恩返しになるんじゃないかと…と感慨に浸ってしまうわけにもいかないので(笑)、とにかく、この作品の日々の現場を、目の前にあることを頑張っていこうと思ってます」と並々ならぬ決意を語る。波多野のかつての教え子であり、別れた妻でもある雅子を演じる小西さんは「阪本順治監督は、以前からお仕事をご一緒したかった監督だったので、真摯な気持ちで臨みたいと思いました。阪本監督は、役者の感情や温度を大切に撮影して下さいますし、仲村トオルさんはそれを大きく受け止めて下さるので、毎シーン良いものが出来ていることを感じています」と手応えを明かす。「しっとりとした、それでいてハードな」作品に仕上げたいと語る阪本監督。66万部を売り上げた傑作ミステリーをどのように描き出すのか?失われた時間と、自らの誇りを取り戻すための男の孤独な闘いはどこへ向かうのか――?『行きずりの街』は10月末にクランクアップ予定。2010年秋、全国にて公開。■関連作品:行きずりの街 2010年秋、全国にて公開© 「行きずりの街」製作委員会
2009年10月17日最近、帽子が気になります。かぶるためではなく、他人がかぶっている帽子が。特に男子。ベースボールキャップをかぶっている人は珍しくないけれど、食事をするときでもかぶったままの人がいます。若いお父さんにも多いのだけれど、あれっていかがなものなのでしょう?一度かぶってしまうと、髪型が崩れてしまって、もう人前では脱げないということもあるのでしょうが、やはり違和感が。食事のときぐらい、脱げばいいのにと言いたくなります。日本人にとって、帽子に関するマナーはどうなっているのでしょう。そこで思い出したのが、映画『幸せはシャンソニア劇場から』。1936年のフランスを舞台にしたこの作品には、帽子をかぶった男子、女子が登場します。帽子がいまよりもっと親しまれていた時代の話です。こんなかぶり方も、あんなかぶり方も素敵だなといろいろ参考に。ただ、もし真似をするなら、やはりマナーは知っておきたいもの。女性なら、ちょこんと頭に乗せる小さいタイプは、フォーマルなアイテムとして認識されているので、食事の席でもそのままでOK。よく、皇室、王室の方々がかぶってらっしゃるあのタイプなら、ということですね。でも、男性の帽子は全てきちんとした席では脱がなければなりません。映画の中でも、男子は挨拶の際に必ず脱いで頭を傾けています。どうしてそうしなければならないのかは、どうやら軍隊のならわしに由来しているようです。屋内では帽子は脱ぐのが基本。さらに、“脱ぐべき”状況は、教会に入ったとき、儀式のとき、国歌斉唱のとき、そして食事のときとされています。そもそも日本には帽子の文化がなかったわけですから、それがエチケットだと言われても、ピンとこないかもしれません。でも、それが決まりごとだから守らなければならないのではなく、問題は周囲に与える“違和感”。食事時に、屋外でもないのに帽子をかぶって、サングラスをしていたら、何だか不思議。そもそも帽子も、サングラスも必要に応じて身につけていたアイテムですから、それがファッション性を帯びた時点で、エチケットも事実上消滅するのかもしれません。昔の常識も、いまは無意味ということは多いのも事実。でも、違和感はおしゃれの最大の敵。あのEXILEだって、天皇陛下のご即位20年をお祝いする奉祝曲の前にはサングラスを脱いだわけですし。やはり、時と場合というものを考えるのは大事なことなのです。それに、帽子を脱ぐ仕草はとっても色っぽいと思いませんか?さっと脱いで挨拶をする、脱いだ後にちょっと髪を掻き揚げる…うーん、なかなかです。男性の帽子愛好家のみなさん、明日からこの技でちょいとフェロモンを振りまいてみてはいかがですか?(text:June Makiguchi)■関連作品:幸せはシャンソニア劇場から 2009年9月5日よりシネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© Cos Aelenei■関連記事:オドレイの初々しさは必見「ブリリア ショートショートシアター」招待券を3組6名様プレゼント『幸せはシャンソニア劇場から』監督来日映画の中で描かれたパリは実は…監督Q&A付き『幸せはシャンソニア劇場から』試写会に5組10名様をご招待
2009年10月16日白土三平の伝説的漫画を実写映画化したアクション大作『カムイ外伝』。10月15日(木)、本作の大ヒットを記念して、崔洋一監督と主演の松山ケンイチ、共演の森山開次、坂口征夫による舞台挨拶が行われた。コンテンポラリー・ダンサーとして世界で活躍する森山さんと、総合格闘家として活躍する坂口さん。崔監督が“男祭り”と呼ぶこの顔ぶれでの舞台挨拶はこれが初めてだったが、さっそく灼熱の沖縄での撮影話に花が咲いた。特に、坂口さんのまっすぐで天然な素顔を、監督も松山さんも話したくてしょうがない様子。劇中の“サメ殺し”のシーンでは、「坂口さんが(サメと見立てた)サンドバッグと一生懸命格闘しているのを見て、どうリアクションしていいか分からなかった…」と松山さん。崔監督は、「蹴りを入れられたら死にそうと思ってたが、心の熱いストロングマンだった」と称賛を浴びせた。一方、森山さんが劇中で見せている見事な舞いは、実はほとんど即席によるものだったそうだが、本人は「カムイに因んだ『忍』の文字を表現した。撮影を忘れて楽しんで踊れた」と充実した表情でコメント。松山さんも「ただ呆然とするだけだった」と圧倒されたその舞いを壇上で披露すると、盛大な拍手が沸き起こった。これに触発されてか、松山さんも負けじと坂口さんと一緒に我流の「忍」の舞いを披露すると、ファンは歓声を上げ、監督は「カムイブラザーズの結成!」とご満悦の表情を見せた。さらに、監督はこのたび本作がドバイ国際映画祭とロッテルダム国際映画祭への正式出品が決定したことを発表。先日上映されたトロント国際映画祭では、松山さんは「会場が一つになって映画を楽しんでいて、自分も楽しめた」と明かしたが、今後の各国での反応はいかに?新たな門出を前に、あらためて「薄れることなくずっと残っていく、とても特別な映画」と観客にアピールした。『カムイ外伝』は丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開中。■関連作品:カムイ外伝 2009年9月19日より丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開© 2009「カムイ外伝」製作委員会■関連記事:松ケン、意味深コメントと公私充実の笑顔『カムイ外伝』初日松ケン&小雪、熱愛コメントはなくも類似メッセージを呼びかけ【どちらを観る?】愛か自由か?松ケン『カムイ外伝』VS小栗旬『TAJOMARU』松山ケンイチ『カムイ外伝』インタビュー 孤高のヒーロー誕生の陰にあった挫折、恐怖ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!
2009年10月16日いよいよ開幕する第22回東京国際映画祭のオープニングを飾る海洋ドキュメンタリー『オーシャンズ』のテーマソングを平原綾香と藤澤ノリマサが担当することが決定。10月15日(木)、ベートーヴェンの「悲愴」をモチーフにしたこのテーマソングの公開レコーディングが行われた。デビュー曲の「Jupiter」に、自身が出演したドラマに使用された「ノクターン」など、クラシックのカバーの第一人者として高い評価を受ける平原さんと、ポップスとオペラを融合させた“ポップ・オペラ”という独自のスタイルで人気急上昇中の藤澤さん。共にデュエットは初挑戦となるが、この日のレコーディングでは息の合った様子で力強くテーマソングを歌い上げた。ちなみに、こちらの楽曲のタイトルはいまだ正式に決定していないが、2人によると「sailing my life」が有力とのこと。レコーディングを終えて、平原さんと藤澤さんは「気持ちよかったです」と共に笑顔を浮かべた。作詞は2人で行ったと言うが、その方法がなんとも独特。平原さんによると「交換日記のように(笑)、まず私が1行目を書いてメールで送って、というふうなやり取りの中で生まれました」とのこと。初挑戦となったデュエットについても平原さんは「1+1が無限の可能性を秘めている」、藤澤さんは「互いの声を聞きながら歌うのが醍醐味。結構自分は“Going my way”な性格なので(笑)、人の声を聞くという勉強になりました」と語るように大きな収穫となったようだ。映画に話が及ぶと俄然、興奮した様子で平原さんは「タコがすごいんです!ヒラヒラしてて」と熱弁。藤澤さんも「サメがでかい!」と子供のような表情でその魅力を語ってくれた。「レコーディング中に互いを熱い視線で見つめあいながら歌っていたが…」という報道陣の言葉に平原さんは笑顔…であっさりとマスコミが期待するような関係性を否定。「私の方が年下なんですが、ノリマサくんの方が年下のような気持ちになるんですよ、かわいらしいので」と満面の笑顔で語ると、藤澤さんは「ムカつきますねー。よろしく頼みますよ、“先輩”!」と返した。17日(土)に開幕する東京国際映画祭では、平原さんはジャック・ぺラン監督やナレーションを務める宮沢りえと共に、オープニングのグリーンカーペットを歩く予定。『オーシャンズ』の劇場公開は2010年1月22日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催オーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR■関連記事:矢沢永吉が東京国際映画祭で舞台挨拶に登壇!世界のYAZAWA何語る?開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー宮沢りえ、出産後初の本格映画復帰『オーシャンズ』のナビゲーターに大抜擢!是枝監督、真田広之登壇東京国際映画祭「映画人の視点」招待券を10組20名様にプレゼント
2009年10月16日まもなく開幕する第22回東京国際映画祭に、還暦を迎えた“ロックの帝王”矢沢永吉が参戦することが分かった。30年にわたって日本のロックシーンを牽引してきた矢沢さんの姿を追ったドキュメンタリー『E.YAZAWA ROCK』が、特別招待作品として10月21日(水)、ワールドプレミア上映される。これに合わせて開催される舞台挨拶に矢沢さん本人が登壇することが急遽決定した。国際映画祭、そして映画の舞台挨拶に矢沢さんが参加するのはこれが初めて。60歳を迎えた今年、映画の公開に加えて4年ぶりのアルバム発売に2年ぶりの全国ツアーの開催と、ますます加速するYAZAWAが、海外のプレスも集まる映画祭の舞台で何を語るのか――?『E.YAZAWA ROCK』矢沢永吉舞台挨拶は10月21日(水)15:50頃からTOHOシネマズ 六本木スクリーン7にて開催。また、本作の劇場公開は11月21日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※舞台挨拶の詳細、当日券の情報については東京国際映画祭公式サイト、および映画公式サイトにて。東京国際映画祭2009特集東京国際映画祭2009公式サイト『E.YAZAWA ROCK』公式サイト■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催E.YAZAWA ROCK 2009年11月21日より全国東映系にて公開©映画「ROCK」製作委員会■関連記事:平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー是枝監督、真田広之登壇東京国際映画祭「映画人の視点」招待券を10組20名様にプレゼントアントニオ猪木×辻仁成、わが子への思い語る東京国際映画祭ラインナップ会見
2009年10月16日キアヌ・リーヴスの故郷・カナダで、幼なじみを自称する47歳の女性が彼の子供を産んだと主張し法外な額の養育費支払いを求めて訴訟を起こしているが、事実無根を主張するキアヌが先日DNA検査を受け、女性の子供たちの父親でないことが証明された。この女性は、キアヌとは長年秘かに付き合いを続けていたと主張、当初は既に成人している4人の子供全員がキアヌの子供と話していたが、その後、4人のうちの少なくとも1人、と主張を変えている。そのうえで、月15万ドルの養育費を1988年から遡って支払うこと、月300万ドルの配偶者扶養費を2006年から支払うことを求めていた。だが、キアヌはこの女性のことを知りもしないと語っている。キアヌの弁護士はこの結果をもとに、裁判所に訴訟の棄却を申し立てる予定だというが、女性は検査結果に疑いを持っているようで、いまも「彼(キアヌ)が父親です」と主張し続けている。(text:Yuki Tominaga)先月15日、ロビン・ライト・ペンらと共にトロント国際映画祭に参加した際のキアヌ。© AFLO
2009年10月16日世界中で2,000万部を突破する大ベストセラーとなった絵本を実写映画化した『かいじゅうたちのいるところ』のキャラクターバナーが解禁され、主人公の少年・マックスと愛らしい(?)7匹の“かいじゅう”たちの姿が明らかになった。モーリス・センダックによって1964年に出版された原作絵本を『マルコヴィッチの穴』のスパイク・ジョーンズが独特のビジュアルセンスで実写化した本作。母親とケンカをして家を飛び出した少年・マックスが、気がつくとボートに乗って海に漕ぎ出していて、やがてたどり着いた島で不思議なかいじゅうたちに出会う、という物語が描かれる。映画ではかいじゅう1匹ずつに名前がついており、今回のビジュアル解禁と共にそれぞれのかいじゅうの性格も明らかに。キャロルはみんなのリーダー的な存在で、K.Wはメスのかいじゅうで何かとキャロルに反抗する。皮肉屋のジュディスと最年長のアイラは夫婦関係で、ヤギのような容貌のアレクサンダーは7匹の中で最年少。鳥のようなかいじゅう、ダグラスはキャロルの有能な右腕で、ブルは無口。それぞれかいじゅうだけに、当然のことながら人間離れした風貌なのに、目がどことなく優しく“人間っぽさ”を感じさせるところは、さすがスパイク・ジョーンズ!かいじゅうたちが長い間、欲しくてたまらなかったのは、自分たちを導いてくれる王様の存在。見たことのない小さな男の子に驚きつつも、かいじゅうたちはマックスを自分たちの王様にする。マックスは誰もが幸せになれる場所を創り出すと約束するが、王国を支配することがそんなに易しいことではなく、かいじゅうたちとの関係も思ったよりずっと複雑だということに気づく…。と、大人が聞いてもハッとさせられるような物語の展開も楽しみなところ。出版から映画の公開まで45年!アメリカではいよいよ今週16日から公開されるが、果たして日本ではどのように受け入れられるか?『かいじゅうたちのいるところ』は2010年1月、全国にて公開。こちらのかいじゅうたちの画像は『かいじゅうたちのいるところ』作品情報ページでもご覧いただけます。■関連作品:かいじゅうたちのいるところ 2010年1月、全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.■関連記事:ついに完成!『かいじゅうたちのいるところ』N.Y.プレミアにトム・ハンクスら出席キモかわいい?“かいじゅう”がお目見え『かいじゅうたちのいるところ』来年公開
2009年10月15日行定勲の指揮の下、藤原竜也に小出恵介、香里奈ら旬の俳優陣を配し、同じマンションの一室に暮らす男女の日常が少しずつ歪んでゆくさまを描いた『パレード』。日本での公開に先駆けて10月14日(水)、韓国で開催中の釜山国際映画祭にて本作のワールドプレミア上映が行われ、行定監督と主演の藤原さんに加え、原作者の吉田修一が揃って登壇し、一足早く韓国の映画ファンに映画をアピールした。同映画祭の常連でもある行定監督を筆頭に、『デスノート』シリーズなどで熱い支持を受ける藤原さんに、著書のほとんどが韓国で翻訳されている吉田さんと、韓国での知名度と期待値が高い3人ということもあり、12日から3日にわたり行われた本作の上映会では、約500人収容の会場チケットが即完売となる大盛況ぶり。登壇前日に大量のお酒で歓迎されたという藤原さんは、笑顔で「日本で非常に大変な思いをして出来た作品なので、上映できてうれしいです」と挨拶した。映画化の話以前から、8年来の親交があるという行定監督と吉田さん。監督曰く「同じ九州出身で、同じタイミングで上京し、同時代を生きている。同じ東京の捉え方、(東京に対する)皮膚感を持っていた」というのが本作。今回の映画化に関しては吉田さんから一任されたそうで、「吉田さんに言われたのは、原作(小説)を読んでテーマを抽出するのが監督の仕事、という言葉。ある意味、吉田さんからの挑戦状だったと思います」とふり返った。一方、藤原さんは先ほどの「大変な思い」について突っ込まれると、「行定監督は、自分、スタッフが納得するまで1カットも決して妥協しない方です。以前から強烈に行定監督と仕事がしたかったので、光栄でした。一瞬たりとも気を抜かない監督についていけました」とコメント。これに対し、監督は「藤原くんは身体力、演技力がとても優れた俳優。しかし今回は、そのほとんどを抑制したので大変だったと思う。その抑制した演技で何ともない青年を演じることにより、効果的なラストシーンが出来上がった」と称賛の言葉を贈った。また、吉田さんからも「犯罪が絡む映画ではありますが、演者の品格、色気がすごくうまく表現出来ている」との太鼓判が。最後に、行定監督から「一見、青春映画に見えますが、僕は恐怖の映画だと思っている。その恐さが何かをスクリーンで確認してください」と呼びかけ、会場の熱気は最高潮に至った。『パレード』は2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:パレード 2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:林遣都が金髪の男娼に挑戦!吉田修一原作『パレード』画像初公開小出恵介らの姿も
2009年10月15日ブース役のデイビッド・ボレアナズに続き、「BONES」恋バナ捜査に応じてくれたのはアンジェラ・モンテネグロ役のミカエラ・コンリン。ブレナンの親友であり、ジェファソニアン法医学研究所の似顔絵アーティスト兼プログラマーでもあるアンジェラの登場です。自由を愛し、人生を楽しもうとするアンジェラは、人付き合いが苦手なブレナンの良きアドバイザー。ブレナンとブースの絆をいち早く見抜き、ふたりの関係を一番近くで見守ってきたのもアンジェラです。また、ポジティブな性格ゆえか欲望を隠さず、恋に奔放で積極的。そんなアンジェラがシーズン2で同僚のホッジンズとシリアスな恋愛関係に発展し、紆余曲折の末に結婚を決意したのはちょっとしたサプライズでした。しかし、その後彼女自身も忘れていた(!)結婚歴が発覚し、結婚は延期に…。アンジェラとホッジンズは結局どうなってしまうのか?の答えがシーズン4冒頭で出されます。「アンジェラはホッジンズと関係を築いたことで、すごく成長したと思う。シリーズが始まった当初、アンジェラは男性関係に関して自由過ぎるほどだったでしょう?それが同僚に恋をすることで、いい方に変化したの。もし仮に、その恋が上手くいかないとしてもね。時にアンジェラは恋に迷走することもあるけれど、私は彼女に誰と一緒にいたいのかを見極めてもらいたい。最後に彼女と一緒にいるのは誰か、私も楽しみにしているわ」。華麗な恋愛遍歴を持つアンジェラとは対照的に、ミカエラには長年の恋人がいるのだそう。「ものすご〜く長い間(笑)、真剣にお付き合いしてきた相手がいるの。だから、私の恋はアンジェラと正反対ね。でも、私はアンジェラのオープンな恋愛が好きだし、彼女の好きになる人が好き。人種や性別に関係なく、魅力を感じたり、好きになった人なら誰とでもデートするアンジェラを演じるのがすごく楽しいわ」。このコメントから察せられるように、シーズン4のアンジェラには彼女らしい相手とも言える新恋人が出現!?クリエイターのハート・ハンソン曰く、「アンジェラと新恋人のエピソードは、面白くて楽しいものになるかなと思って考えた」のだそうです。その一方、アンジェラは自身の奔放な恋愛スタンスを見つめ直し、禁欲生活を実施!こちらも楽しい展開になっています。「とにかくクレイジーな性欲を持つアンジェラは(笑)、Dr.スイーツ(シーズン3から登場したFBIの精神科医)の勧めに従って禁欲の誓いを立てるの。少しクールダウンするのね。実生活の私は彼女ほど大胆にセックスを追求するタイプではないから、禁欲中のアンジェラを演じるのはチャレンジだった。楽しかったし、多くを学んだけれどね(笑)」。新恋人から禁欲まで、シーズン4も忙しそうなアンジェラですが、となると、ホッジンズとの関係はどうなってしまうのでしょう?「実は私自身、『BONES』を犯罪捜査目当てで観ているわけでは全くないの。ブレナンとブースがいつ寝るのか、アンジェラが誰と寝るのかにしか興味がないわ(笑)。だから、視聴者の皆さんには今後もぜひ、アンジェラとホッジンズの関係のゆくえに注目してほしいわね」。次回はうわさのホッジンズ役、T・J・サインが登場。ミカエラとはまた違った“証言”が聞けるかも?(text:Hikaru Watanabe)DVD「BONES−骨は語る−シーズン4」Vol.1〜3レンタルリリース中発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント© 2009 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:BONESボーンズ [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.122「BONES」恋バナ!捜査ファイル第2回シネマカフェ的海外ドラマvol.121「BONES」恋バナ!捜査ファイル第1回事件の鍵は骨!「BONES─骨は語る─」の美人捜査官、エミリー・デシャネル骨だけが真相を知る!ドラマ「BONES」特製マグカップを3名様にプレゼント
2009年10月15日一流ファッション誌の記者を夢見るレベッカ、25歳。最大の趣味であり、ストレス解消法は“お買いもの”!そんな彼女が、大好きな“お買いもの”をきっかけにキャリアアップ、そして新たな恋に奮闘する姿を描いた、女子のためのビタミン・ムービー『お買いもの中毒な私!』がブルーレイ&DVDとなって登場する。本作を応援するファッショニスタ代表にこのたび抜擢されたのが、モデルや女優、歌手として活躍する山田優。この発売を記念して、本作の見どころについてたっぷりと語ってもらった。個人差はあるにせよ、元来お買いもの好きの女子なら、共感できるお買いものシーンが満載の本作。山田さんも「何かと理由をつけて買いものをします(笑)」と笑顔で言い切る。「一番最近だと、H&Mで思う存分買い物をしてきました。高いものを買うと罪悪感というか、大丈夫かなという不安感があるんですけど、H&Mだといっぱい買っても大丈夫という余裕があるから、幸せな気分で帰れるんです。お買いものをするときは、自分の身体に合ってるか、これから何度も着るものか、買って満足じゃなくて自分の持っているものとコーディネートできるものかどうか、ちゃんとシミュレーションしてから買うようにしています。でもたまに失敗もしてますね(笑)」。そんな山田さんが、DVDならではの本作の楽しみ方としておススメするのが「洋服を一時停止で見て!」との鑑賞法。カリスマデザイナーのパトリシア・フィールドが手がける、ビビッドでキュートなファッションは女子にとっては見逃せないチェック・ポイントだ。「重ね着の具合もよく見えますし、難しい色使いのコーディネートを自分の服でもやってみるのも楽しいと思いますよ。個人的には、ガーデニング誌の編集部のシーンでレベッカが着ている、ストライプのシャツにジャケットを羽織ってブローチを合わせたファッションは、秋からでもすぐに使えると思います」。ところで、好きな食べ物は「ご飯」、好きなファッションは「ハードロック系」、美の秘訣は「無駄に動き回ること」と言う山田さん。元気で自然体な美しさを放つ姿が、どこかレベッカと似ているかも?「私も『やりたい!』とか『こうしたい!』と思うことはとことん突き進んでいくタイプですね。ただ、引っ込み思案なところもあるので、レベッカがすごく羨ましいなと思います。あと、この子と会話していたらすごく面白いだろうし、自分にもああいうユーモアがあれば…。短所も前向きだって書けるくらい前向きなところは似ているかもしれませんね(笑)。だから、誰かに怒られても『そっか、そこが悪かったのか。オッケー、次から頑張ろう!』とすぐに言ってしまうので、そこはいけないなとは思うんですけど(笑)」。ピンチこそ、最大のチャンス。どんなことにもへこたれないレベッカは、持ち前のユーモアとポジティブ精神で数々のピンチを乗り越え、人生のターニングポイントを迎えていく。山田さんは、さらに続ける。「私の場合、モデルのスカウトがなければいまの自分はなかったと思いますし、一番のターニングポイントだと思います。CanCamの仕事で初めてもらったお給料を全部使って買った指輪はいまでも思い出の買いものですね。それから女優の仕事も全く未知の世界だったので、初めてのときはすごい挑戦でした。でもこの仕事は、毎回が挑戦なので、毎日毎日新しいものが待っているという感じです。だから、この作品を観ても、落ち込んでる場合じゃない、前に進まなきゃという気分になります」。「夢に迷ってたり、何していいか分からないという人も、何か始めようかなという気分になれる作品」。そう語る本作について、最後にDVDならではの見どころをもう一つ話してくれた。「1回目に観たときは、お買いものの描写や恋愛に目がいってたんですけど、2回目はほかのサクセスストーリーに目がいくようになりますね。私は、2、3回目に観たときに家族愛の部分にグッときました。レベッカの親友のファッションなどもすごくかわいいので、観れば観るほど見どころは増えますよ」。ちなみに、いま一番したい“お買いもの”はというと…「バイク!これから大型バイクの免許を取りにいくんですよ」と張り切って答えてくれた山田さん。自分らしく、前向きに輝けるレディを目指す女子のみなさんも、ぜひ『お買いもの中毒な私!』をチェック!『お買いもの中毒な私!』ブルーレイ価格:4,935円(税込)『お買いもの中毒な私!』DVD価格:3,990円(税込)発売日:2009年10月21日(水)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント※ブルーレイ&DVD同時レンタル開始衣装協力:NINEスタイリスト:亘つぐみヘアメイク:高橋里帆「あなたの幸せを応援するDVDキャンペーン」特集■関連作品:お買いもの中毒な私! 2009年5月30日より全国にて公開© Touchstone Pictures and Jerry Bruckheimer, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:観ればハッピー!DVD発売記念『お買いもの中毒な私!』試写会に30組60名様ご招待お洒落のカリスマ、パトリシア・フィールドが伝授するファッション・ポイントを大公開あなたの“中毒”は何?『お買いもの中毒な私!』の重要アイテム、グリーン・スカーフを2名様にプレゼント「シンデレラ気分」山田優、王子様と左手薬指用の指輪のお買いもの予定は…?山田優による舞台挨拶付き『お買いもの中毒な私!』試写会に5組10名様をご招待
2009年10月15日名だたる映画監督たちに愛され、数々の名作が誕生してきた夢の舞台、ニューヨーク。世界各国の監督とハリウッド・スターが集結し、それぞれのこの街への想いを映画にした、オムニバス・ラブストーリー『ニューヨーク、アイ ラブ ユー』(原題)の待望の日本公開が、2010年2月に決定!さらに、迫る10月16日(金)の全米公開に先駆けて、本作のキービジュアルが解禁となった。文化や流行の発信地であり、人種のるつぼのニューヨークを舞台に、出会いや別れ、様々な「愛」の物語を紡ぎだす本作は、パリの街を舞台に映画化され2007年に日本でも公開された『パリ、ジュテーム』にインスパイアされる形で製作された。ニューヨークと言えば、これまで夢や栄光、成功を追い求める映画の舞台として描かれてきたが、9・11以降は、人と人との繋がりが叫ばれる風潮の中で、人間味あふれる人々が出会う新たな町として描かれてきた。今回、監督それぞれの目に映る街の景色が、どんな映像や物語に反映されているのか楽しみなところ。ナタリー・ポートマンの初映画監督&脚本でも話題を集める本作だが、日本からも岩井俊二、ほかにイヴァン・アタル(『フレンチなしあわせのみつけ方』)、アレン・ヒューズ(『フロム・ヘル』)、ブレット・ラトナー(「プリズン・ブレイク」製作総指揮)など多彩な顔ぶれが世界各国から集結。キャスト陣には、岩井監督作にオーランド・ブルームとクリスティーナ・リッチが、そのほかヘイデン・クリステンセン、シャイア・ラブーフ、アンディ・ガルシアなど錚々たる俳優陣がそろった。10篇にわたるオムニバス形式で、初恋や痛みを伴う愛、つかの間の愛、忘れられない愛、拒まれる愛、そして永遠に続く愛まで、様々な形の愛が描かれる。『ニューヨーク、アイ ラブ ユー』(原題)は2010年2月、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。■関連作品:ニューヨーク、アイ ラブ ユー (原題) 2010年2月、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開■関連記事:オーランド・ブルームがユニセフ親善大使に。水の大切さを訴えるオーランド・ブルームのハリウッドの自宅に空き巣!被害額は50万ドル?スカーレット・ヨハンソン、ドルチェ&ガッバーナの顔でミラノ・コレクションに登場
2009年10月15日今年で3回目を迎える「字幕翻訳コンクール」(神田外語グループ主催)の授賞式が10月11日(日)に都内で開催された。審査委員長を務める映画字幕翻訳者の戸田奈津子とタレントのLiLiCoによるトークイベントなども行われ、会場は大きな盛り上がりを見せた。戸田さんは映画字幕、LiLiCoさんは映画コメンテーターとして同じ映画業界の仕事に携わりながらもじっくり話をするのは初めてという2人。戸田さんからはトム・クルーズにジョニー・デップ、ブラッド・ピットなどなど、ハリウッドの超大物スターとの仕事にまつわる数々のエピソードが明かされ、会場は興味津々で聞き入っていた。LiLiCoさんは「リチャード・ギアから話を聞きだすのが難しいんですが、今度インタビューする機会があったら『戸田さんと仲良しです』って言っていいですか?」と懇願。戸田さんは「いいわよ」と笑顔で応じていた。第2部では、LiLiCoさんの翻訳による英語字幕を戸田さんが採点。今回のコンクールの課題にも使われた『ナイトミュージアム2』の3シーンを戸田さんが解説したが、「意味が違うでしょ!」、「何でリンカーンのセリフが大阪弁なの(笑)!?」と遠慮なく鋭いツッコミを入れる戸田さんにLiLiCoさんはタジタジになる一幕も。LiLiCoさんは「いつか(母国である)スウェーデン映画の字幕を作りたいと思っているのですが、こんなにも壁があるんですね!でも頑張ります」と決意を新たにしていた。ちなみに今回のコンクールで27,322件もの応募作品の中から最優秀賞を受賞したのは14歳の中学生、山本さおりさん。戸田さんは「中学生だからといって差をつけたわけではありません。本当に立派な翻訳で、後で中学生と知ってびっくりしました」と称賛の言葉を贈った。壇上で表彰された山本さんは「字数制限や(劇中に登場する)リンカーンの役柄を考えるのが難しかったですが、映画が好きなので楽しんでやることが出来ました。最優秀賞をいただけるなんて全く思ってなかったのでびっくりです」と喜びを語った。戸田さんは今回のコンクールを総括し「入賞作はあのまま劇場で使えるレベルだと思います。キャリアを形成するのが厳しい時代ですが、語学や映画に興味がある方は夢をあきらめずに頑張ってほしい。若い人には、基本を勉強してくださいと言いたいですね」と語り、これから映画字幕を志す人々に激励の言葉を贈った。字幕翻訳コンクール特集映画字幕コンクール公式サイト■関連作品:ナイト ミュージアム2 2009年8月12日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:大ヒットアドベンチャー第二弾!『ナイト ミュージアム2』試写会に15組30名様をご招待「日本語字幕翻訳コンクール」開催記念『ナイトミュージアム2』劇場鑑賞券を50組100名様にプレゼント『ナイトミュージアム2』ワールド・プレミアに出席のベン・スティラーは教育熱心
2009年10月15日全米で16日から公開の『かいじゅうたちのいるところ』のニューヨーク・プレミアが13日、リンカーン・センターのアリス・タリー・ホールにて行われ、スパイク・ジョーンズ監督や主演のマックス・レコーズをはじめ、キャスリーン・キーナー、ジェームズ・ガンドルフィーニらキャストが出席した。世界中の子供たちから愛されているモーリス・センダック原作の絵本を実写映画化したもので、御歳81歳のセンダックも杖をつきながら出席、12歳の主演男優、マックスを笑顔で讚えた。会場には、キャサリン・オハラやフォレスト・ウィッテカーら、その他のキャスト、プロデューサーを務めたトム・ハンクスの姿もあった。『かいじゅうたちのいるところ』は、オオカミの着ぐるみを着てイタズラをした罰に夕食抜きで寝室で過ごすはめになった少年が、森や野原に変貌した自室で「かいじゅうたち」の王様になり、思う存分遊ぶという物語。アニマトロニクスやCGも駆使し、2006年から撮影を始め、ポストプロダクションに2年4か月費やした力作で、日本公開は来年1月を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:かいじゅうたちのいるところ 2010年1月、全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.■関連記事:かいじゅうたちの画像解禁!あなたはどのタイプ?各かいじゅうの性格も明らかにキモかわいい?“かいじゅう”がお目見え『かいじゅうたちのいるところ』来年公開
2009年10月15日長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』をはじめ、『殺人の追憶』、『グエムル−漢江の怪物−』など、新作を発表するたびに話題を集めてきた韓国の若き巨匠ポン・ジュノ。「完璧な構成」と評される彼の映画の魅力は本国にとどまることなく、その才能は日本でも高い評価を得ている。そんなポン・ジュノ監督の新作『母なる証明』は、愛する息子のためならたとえ火の中水の中──母の愛が描かれるヒューマン・ドラマだ。“母”は女手ひとつで育てた一人息子・トジュンのことが心配で仕方ない。純粋無垢に育った彼の身を案じ、食事のときも、彼が遊んでいるときも、頭の中は常にトジュンで埋め尽くされている。それってあまりにも過保護なのでは…と、正直親バカを感じる瞬間もあるが、それは冒頭のみ。トジュンがある事件に巻き込まれ、容疑者として逮捕され、我が子の無実を証明するために“母”自ら犯人探しを始める姿に、たまらなく胸が締めつけられる。また、ポン・ジュノ監督の新作としてだけでなく、ウォンビンの兵役後初となる復帰作としても話題に。純粋無垢な青年を演じ役者としてのターニング・ポイントとなったウォンビンの演技力も確かに見どころ。しかし、主人公はあくまでも“母”。韓国四天王のひとりとして絶大な人気を誇るウォンビンをクローズアップするのではなく、敢えて60代のベテラン女優キム・ヘジャを主役に据え、スリリングなサスペンスを描き出す──それはストーリーに自信がなければできないこと。キム・ヘジャを知らない人にとっては、一見地味な映画として映るかもしれないが、そう感じている人ほど期待が高くない分作品にのめり込み、ラスト30分に驚愕するだろう。(text:Rie Shintani)■関連作品:母なる証明 2009年10月31日よりシネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国にて公開©2009 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント【カンヌ現地レポ 04】スクリーン復帰のウォンビン、拍手喝采に涙!
2009年10月14日いま、全米わずか12館から公開スタートした、1本のホラー映画がこの映画大国を震撼させている。全米各紙、評論化がこぞって“映画史に残るホラー映画”との太鼓判を押す『パラノーマル・アクティビティ』(原題)。10月9日からの週末興行収入において、159館という小規模の公開で“脅威”的な全米第5位という成績を記録し、社会現象を巻き起こしている。平凡な若いカップルが暮らす家を舞台に、彼らを襲う得体の知れない恐怖を描いたホラー作品。手がけるのは、これが初メガホンとなるイスラエル出身の新鋭監督オレン・ペリ。無名の俳優たちを起用し、1万6,000ドル(約144万円)という低予算ながら、昨年のAFM(アメリカン・フィルム・マーケット)にてその質の高さから各国の映画バイヤーたちの話題をさらい、セールス開始3日間で総制作費の3万倍のセールスという驚くべき数字を残した。そして9月25日から30日にかけて12館でレイトショー限定公開をスタートさせた本作は、上映希望の反響の大きさから10月1日からは公開規模を33館に、さらに9日からは159館にまで拡大させ、並みいるハリウッド大作を抑え、堂々の第5位を記録。週末だけで790万ドルの興行収入を記録し、200館以下の上映規模の作品としては、1987年の『プラトーン』(174館で390万ドル)の記録を塗り替え、堂々の歴代1位を獲得した。一般の人々の映画満足度を計る映画批評サイト「ロッテン・トマト」での満足度94%(10月7日時点)を裏づけるデータはまだまだ。昨年大ヒットを記録した『ダークナイト』のオープニング週末の1館あたりの平均興行収入3万6,283ドルを遥かに凌ぐ、脅威的なシアターアベレージ4万9,379ドルを記録。公開規模の拡大とともに口コミも広がり、各館の平均興行収入が倍増という類を見ないヒットを見せている。10月16日からは1,000館での拡大公開も決定し、この快進撃がどこまで続くのか注目の『パラノーマル・アクティビティ』(原題)。日本での公開は2010年、全国の劇場にて。※日本語版公式サイトは16日(金)オープン!■関連作品:パラノーマル・アクティビティ (原題) 2010年公開
2009年10月14日映画『東のエデン』の新ビジュアルを使用した新たなポスターが完成!あわせて、11月28日(土)より公開される『東のエデン劇場版IThe King of Eden』の主題歌がTVシリーズ版のエンディングも担当したschool food punishmentの歌う「light prayer」に決定した。TVシリーズで人気を博し、その続編という形で『東のエデン劇場版IThe King of Eden』、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』と2章に分けて公開される本作。これに先駆け、先日よりTVシリーズの再編集版として『東のエデン 総集編Air Communication』が限定上映され、初日には立ち見客が出るほどの異例のヒットを記録している。このたび発表されたポスターには「滝沢朗とは何者なのか?」という文字が躍り、「はちみつとクローバー」などでおなじみの羽海野チカのデザインによる滝沢が微笑みかける。ズバリ、この滝沢の失踪の秘密こそが今度の劇場版の大きなテーマのひとつ。TV版の最終回で再び記憶を消し、姿を消した滝沢はどこへ向かったのか?「俺はずっと、君と一緒に旅した場所にいます」というメッセージの意味は?少女・咲は滝沢を探しにニューヨークへ。そして、日本を救う新たな戦いがいま、幕を開ける――。TV版のエンディングテーマに続いて、神山健治監督直々の指名を受けて『劇場版I』の主題歌を担当することになったschool food punishmentは本作の脚本を読んで、「light prayer」を書き下ろした。ボーカル&ギターの内村友美は「“何が待ち受けていても、目の前で起こることに立ち向かう、その先にしか未来はないし、どんな理不尽な世界でも、それを受け止めた先に、自分にとっての楽園はある”という思いを込めて『light prayer』という曲を作りました。私が感じたイメージが、映画の世界観を少しでも広げることが出来たら嬉しいです」と曲に込めた思いを明かす。「light prayer」は11月25日(水)に発売される。また今後、物語にも登場した“聖地”豊洲の劇場、ユナイテッド・シネマ豊洲では“東のエデン Cafe”が、さらに吉祥寺パルコでは“PARCO CITY×東のエデン プレミアムショップ”がオープン(近日詳細を発表予定)するなど、公開までまだまだ話題を集めそう!『東のエデン劇場版IThe King of Eden』は11月28日(土)より、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』は2010年1月9日(土)よりテアトル新宿テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:東のエデン劇場版IThe King of Eden 2009年11月28日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開東のエデン劇場版IIParadise Lost 2010年1月9日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開
2009年10月14日オスカー候補になったあの『バベル』への出演以降、菊地凛子の活躍は世界へ広がっている。ライアン・ジョンソン監督、エイドリアン・ブロディ共演の『The Brothers Bloom』、イザベル・コイシェ監督の『Map of the sounds of Tokyo』、マイケル・ハフストローム監督、渡辺謙共演の『Shanghai』、村上春樹のベストセラーを映画化するトラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』──待機作のいずれも海外の監督との仕事だ。そして、国際女優として一歩、また一歩、前進していく彼女が新たに興味を示したのは、第77回アカデミー賞で脚本賞に輝いたアメリカ映画の名作『サイドウェイ』を日本人キャスト、外国人スタッフ、オール海外ロケで作った異色の日本映画である。「タフになるために作品を選んでいきたい」「海外だからという理由で作品を選んでいるわけではないんです。ただ、自分ができないなと思うものや、怖くてイヤだなと思うような演技に挑戦したい時期なんですよね。海外の作品は海外であるだけで大変な思いがあるから…タフになるために国内外問わずそういう作品を選んでいきたい。でも、個人的には日本食が好きなので、撮影が終わって美味しいものが食べられる日本が本当は一番いいんですけどね(笑)」と、穏やかな口調、やわらかな物腰で話すが、その志はかなり高い。今回の『サイドウェイズ』でももちろん挑戦はあった。彼女が演じるミナ・パーカーという役は、生まれも育ちもアメリカという設定。流暢な英語とたどたどしい日本語を会話に混ぜ込む演技は「すっごく大変でしたね」とふり返るが、そんな苦労を微塵も感じさせない演技はさすがだ。さらに、言葉だけでなく細かな動きも研究したのだという。「向こうの人の独特な動きがあるので、撮影現場にいたミナっぽい女性の動きを参考にしたり、ハーフの友達に『このセリフ言ってみて』と微妙なアクセントを聞いたりしました。難しい役柄ではあったけれど、ミナは前向きで明るい女の子。痛みや辛さがない分、楽しかったですね」。「大変だったけれど、楽しかった」と笑顔を見せる背景には、小日向文世、生瀬勝久、鈴木京香という実力ある俳優が共演陣に揃っていたこと、やり甲斐のある環境だったことも挙げられるだろう。「ほんとに。日本映画でこれだけ有名な俳優さんと仕事をするのは久々だったので、最初はちょっと緊張しましたけど、小日向さんが笑うとみんながフワ〜っとして心地いい気分になったり、生瀬さんは役柄通り英語もすぐに覚えて積極的に話していたし、京香さんはマイペースに生きている面倒見のいいお姉さんという感じで、すごくいい現場でした」。撮影は約1か月間カリフォルニアで行われ、「時間があるときはみんなでご飯を食べに行ったりしました」と、キャラクター同様に密な関係を築けたと語る。「毎日美味しいワインが飲めて、いい現場!」特に共演が多かった生瀬さんについては、彼のアドリブ力に「新鮮な気持ちになれた」と驚きを隠さない。「生瀬さんのアドリブはすごいんです。セリフは一緒なのに毎回動きとかちょっとしたことを変えてくる。『この人、すごいなぁ』って思っていました」。中でも笑えるのは、大介とミナの喧嘩シーンだ。「生瀬さんがお兄ちゃん的な優しい方だったので、遠慮なくブッていこうと思ってブッたら赤くなっちゃって。あっ、でも(打つ瞬間は)本当のフライパンじゃないですよ。あのシーンを本物のフライパンを使っていたら殺しかねないですからね(笑)」と、撮影時のエピソードを語ってくれた。「洋酒全般は何でも飲みますね」という菊地さん。今回の撮影を通してカリフォルニア・ワインの美味しさを知り「毎日美味しいワインが飲めて、いい現場でした!」と幸せな笑顔を見せる。そして、“菊地凛子”流の映画『サイドウェイズ』の見方をこう提案する。「この映画を観るとワインを飲みたくなると思うんです。だから、ワイン好きな人は夕方頃に映画を観て、その後に1本のワインを誰かと開ける…そういうのもひとつの見方かなって思います。あと、ナパ・バレーはワイナリー以外何もないところですけど、観たらナパに行きたくなる人、多いと思いますよ」。(text:Rie Shintani/photo:Hirarock/stylist:Yuta Kaji/hair & makeup:Yasushi Miyata)■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:菊地凛子&鈴木京香、仲良くぶどう柄でペアルック?『サイドウェイズ』舞台挨拶菊地凛子、流暢な英語で「ワイン大好き」『サイドウェイズ』、本場ナパで大盛況舞台挨拶&生演奏付き!『サイドウェイズ』プレミア試写会に25組50名様ご招待ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!
2009年10月14日直木賞作家・桐野夏生のベストセラー「東京島」(新潮社刊)が、木村多江を主演に迎えて映画化されることが分かった。無人島に漂着した22人の男とたった1人の女の織りなすドラマを描いた本作。谷崎潤一郎賞を受賞した原作の発行時には、極限状態であぶりだされる人間の本質を描いた物語が、30代の女性を中心に大いに話題を呼んだ。男たちがいつしか“東京島”と呼ぶようになるこの無人島で唯一の女性であり、この特殊な状況の中でどこにでもいる主婦から新たな自分へと変貌を遂げていく清子を、『ぐるりのこと。』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した木村多江が演じる。本能をむき出しにし、直感と行動力で困難に立ち向かっていく清子の姿は閉塞した現代社会に、これまでにないヒロイン像として映るに違いない。メガホンを握るのは『おかえり』でベルリン国際映画祭の最優秀新人監督賞をはじめ、数々の映画賞を受賞し、その後も『0093 女王陛下の草刈正雄』など異色の作品を世に送り出している篠崎誠。共演には福士誠治、柄本佑、木村了、鶴見辰吾など実力派の俳優陣が顔を揃える。映画はつい先日クランクインしたばかり。鹿児島県沖永良部島、および徳之島にてスタッフ、キャスト総勢120名、40日間にわたる撮影が現在も進行中。人間の“生”を露わにした、これまでに類を見ないエンターテイメントがまもなく誕生する!『東京島』の公開は2010年、全国の劇場にて。■関連作品:東京島 2010年、全国にて公開
2009年10月14日