女性自身がお届けする新着記事一覧 (37/893)
いち早く制度化したのは宮城県です。2023年1月から、孫の誕生から2週間の間に「出産補助休暇」として2日間、1歳までに「育児参加休暇」として5日間、有給で休めます。もともとは父親である男性職員向けの制度を、対象を祖父母に広げ「孫休暇」としました。 2023年2月から導入したのは福島県郡山市です。孫の誕生から3週間の間に3日間、1歳までに5日間取得できます。制度開始から1年間で45人が取得し「娘家族をサポートできた」などと喜ぶ声があったといいます。2024年4月からは、神奈川県や岡山市でも導入が決まっています。岡山市では、誕生前後の3日間や1歳までの5日間に加え、孫の病気看護のため6歳までに年5日間、有給で休めます。さらに遠方で暮らすケースなど、3歳まで通算で6カ月間、無給ですが長期休暇が取れるなど、支援を拡大しました。自治体で孫育て休暇が増えるのは、定年年齢の引き上げが一因です。公務員は2023年度から2年ごとに定年年齢を1歳ずつ遅らせて、10年後の2032年度には65歳定年になります。65歳まで勤めると、在職中に孫の誕生を迎える方が増えるでしょう。岡山市の大森雅夫市長は導入の理由を「孫の育児支援のため離職する職員もいた。育児環境の整備とともに、優秀な職員を引き留めるため」と語っています。北斗晶さんも「おばあちゃん休暇」としてタレント活動休止 いっぽう、民間企業ではもっと早く、2006年に「孫誕生休暇」を第一生命保険が導入しました。孫誕生の際に3日間特別有給休暇が取得でき、通常の有休や土日を含めて9日間連続で休める制度は、当時画期的でした。その後、2015年4月から東邦銀行の「イクまご休暇」、2016年4月から精米機器メーカー、サタケの「イクじい・イクばあ休暇」など、さまざまな形で広がっています。また、2023年7月から、元女子プロレスラーの北斗晶さんが1カ月半「おばあちゃん休暇=おば休」と称してタレント活動を休んだことも話題になりました。孫の育児支援のための休業が浸透するきっかけになると思います。保育所に入れない待機児童は2千680人(2023年4月時点、こども家庭庁)。国は、ピーク時の10分の1に減少したと胸を張ります。ですが、希望する園には入れず自宅から遠い園に通っている、きょうだいが別々の園に通っているなど、育児世代にガマンを強いる実情はまだ残っています。ヘルスケア関連企業、カラダノートによる2023年5月の調査では、日々の家事育児を「ワンオペ」と答えた母親がなんと94%!父親の家事や育児参加はもちろん重要ですが、“子どもは社会の宝”。祖父母も、もっといえば近隣住民としても、支援したい。 孫育て休暇が広がって利用者が増え、“社会で育児”が当たり前の国になってほしいと思います。
2024年04月05日4月9日にスタートするドラマ『Destiny』(テレビ朝日系)の制作発表会見・試写会が、4日に都内で行われた。会場には主演の石原さとみ(37)や安藤政信(48)、宮澤エマ(35)ら豪華キャストが勢揃い。さらに、元日に交際が報じられたKAT-TUNの亀梨和也(38)と田中みな実(37)も登壇したのだ。「本作で共演する田中さんと亀梨さんですが、交際が報じられてから揃って公の場に登場するのは初めてです。2人は昨年9月発売の美容誌『MAQIA』での対談を機に、親交を深めたといいます。亀梨さんは石原さんの元恋人役を演じ、田中さんは亀梨さんに恋心を寄せる大学仲間という役どころです。双方の所属事務所も交際を否定しておらず、“ビッグカップル”の共演ドラマに注目が高まっています。いっぽう作品の主軸は、石原さんと亀梨さんの恋愛模様。もともと今回の記者会見に田中さんの登壇予定はなかったようですが、結果的に主要キャスト陣が勢揃いするかたちで共演することとなりました」(芸能関係者)会見では田中が披露したエピソードに、亀梨がツッコミを入れる場面も話題を呼んだ。ドラマのタイトルにちなんで「運命的な出会いは?」と質問された田中は、「6年前から飼い始めているワンちゃんとの出会いです」と回答。「長野での撮影中は会えなくってお預けしていたので、毎晩帰ってもいないし、朝起きていないから泣いちゃうんです」と語ると、亀梨は「オチがないな」とイジっていた。ドラマの盛り上げ役として存在感を放つ田中に、会見の様子を報じたネットニュースのコメント欄やSNSでは《マーケティングの一環だきっと》《おもしろいですね。令和の時代に、田中みな実さんだけ、昭和のような売り込み方》と好意的な声も。だがいっぽうで、主演の石原よりも目立っている状況に冷ややかな声も上がっている。《おうおう、ファンからしたらえぐいな》《ファンじゃないけど、交際が報じられた方とドラマで共演したうえにイチャついてるわけじゃないけど、それに近い感じの事を公然でされてこれが自分の推しだったら辛いかもしれない》《誰も得しない》
2024年04月05日「あなたと一緒に休暇を過ごしたい。休暇を一緒に過ごすためには、所属事務所の幹部と連絡を取ってほしい」滋賀県警木之本警察署の発表で、今年1月下旬、滋賀県長浜市に住む女性(44)が、韓流スター、2PMのイ・ジュノ(34)になりすました人物にSNSを通じ、約350万円も騙し取られる詐欺事件が起きていたことがわかった。女性はまず、InstagramのDMで、イ・ジュノをかたる人物から連絡を受け、その後、LINEを交換。「おはよう」「おやすみ」などのメッセージをやり取りするようになった。次に「一緒に休暇を過ごしたい」という甘い囁きとともに、事務所幹部との連絡を指示された。LINEに記された幹部のアドレスに連絡すると「休暇中無事に過ごせるように生命保険の費用などを支払わなければならない」と伝えられたため、指定された口座にネットバンキングで23万円を振り込んでしまった。その後、「休業証明書にスタンプを押すため」などさまざまな理由をつけられては何度も振り込んだ。約1カ月間で振込総額350万円にのぼったところで、女性が不審に感じて、消費者センターに相談して事態が発覚した。被害女性は「もともと2PMのファンで、イ・ジュノさんに会えると信じてしまった……」などと話しているという。■国際ロマンス詐欺の被害額は177億円以上!防犯アドバイザーの京師美佳さんが言う。「外国人を名乗り、SNSなど非対面での連絡手段で被害者と複数回やり取りすることで、被害者に親近感と恋愛感情を抱かせておいて、お金を騙し取る犯罪を『国際ロマンス詐欺』と呼んでいます」警察庁によれば、2023年の「ロマンス詐欺」の認知件数は1575件で被害額は約177億3千万円。また国民生活センターによれば、2023年度は2024年2月末までの11カ月間で863件もの相談件数が、全国の消費生活センターなどに寄せられている。2023年度(2024年2月末まで)の11カ月間の年代別相談件数では、女性の全357件中、30代が89、40代が118、50代が95件となっている。前述の韓流アイドル事件の手口は、そもそもSNSでスターと直接やり取りできるという段階で、「詐欺でしょ?」とわかりそうなものだが……。「InstagramやFacebook、TikTokなどの利用者は、承認欲求を満たしたい心理が働いている場合が多く、SNSに心のつながりを求めています。 マメに連絡し続けて、外の世界に目を向けさせない、疑いを抱かせないというのは、カルト宗教やDV男性のマインドコントロールに似ています」(京師さん、以下同)国際ロマンス詐欺の手口は共通項があり、その把握が、被害防止には重要だ。「国際ロマンス詐欺はイギリス人、アメリカ人、韓国人などを名乗ることが多いです。職業は紳士的に思える経営者、医者、軍人などが多く、狙われているターゲットは、圧倒的に年配女性です」犯人はつねにターゲットを狙っていて「旦那さんに先立たれて、資産がある女性」がマッチングアプリ、SNSでまず狙われるという。そして何気ない投稿でも、「食事したレストランや、愛犬がいるとか、旅行に多く行く、ドレスを着てパーティの写真を上げているなど富裕層と思われる人が、マークされます」マッチングアプリ、SNSから入り込み、その後多くはLINEなどに誘導される。「なぜLINEに誘導するかというと、犯人は信用させるためにプライベート写真なども送信しますが、それをネットで写真検索などされ、安易に正体がばれないようにするためです。 LINEなど個人ツールに限られてしまえば密室性は高まり『私だけを見てくれている』幸福感に包まれて、周囲がますます視野に入らなくなってしまう」■高収入のはずの彼が情に訴えてお金を要求2人だけの空間ができあがると、高収入で潤沢なはずの彼が、ビジネス上などの弱みを見せてくる。「たとえば《仕事はうまくいってるけれど、クライアントからの振り込みが滞っていて……》などと書いてきたりします。また、《君に会いに行きたい》という流れで《日本に行くお金を出せないか?》と言ってきます。この段階になると、投資に誘導されることが多い」とはいえ、うまい話には落とし穴があると思うものだが……。「騙されて入金してしまうのは、《今日中に振り込んでほしい》など期限を決めてくるから。制限をかけられると人間は判断力が鈍ります。また、家族や友人に相談する時間も与えないんです。《本当に信じて大丈夫なの?》と聞けば《そんなに信用されていないのか、僕はすごく悲しい》《僕がいま、お金を持っていないのがいけないんだよね》などと、情に訴えてきて、女性は自責の念にかられてしまいます」これらは、「すべて犯人のマニュアルにあると思う」と京師さん。そのうえでの最大の防御策とは、「知らない人はドロボーと思え!」だとズバリ。前出の木之本警察署の担当者は、「お金の要求があった場合には、すぐに警察に相談してください」と言う。一度も会ったことのない他人に財産を奪われないように。■事例12人の結婚後の資金を貯めるためにと暗号資産を送金させられたが、連絡が取れなくなった【出会い】マッチングアプリ自称、日本在住のワイン輸入業者の役員というイギリス人男性メッセージアプリで連絡を取るようになった。やり取り開始時から男性は私のことを「妻」と呼び、「結婚後に悠々自適な生活を送るために2人で資金を出しあって投資をしよう」と言われた。男性が指定した口座に合計130万円分の暗号資産を送った。相手に会うためにも必要だと思い、さらに40万円分を送った。しかし相手から「新型コロナに感染したから会えない」と連絡があった。(40歳代女性)■事例22人の将来のためと勧誘され投資したが、出金しようとすると保証金を要求された【出会い】マッチングアプリ自称、韓国人経営者、ファッションブランドでVIP待遇男性がアプリを退会し、無料会話アプリでやり取りする中で、「Baby」「妻」と呼ばれるようになった。将来のため、紹介する投資サイトで投資するよう説得された。銀行や消費者金融から借り入れて、合計約500万円投資。出金しようとしたら保証金180万円を要求された。(30歳代女性)■事例3「息子と日本で住む物件を一緒に買いたい」と5000万円を要求【出会い】FacebookからのDM自称、元パイロット「かわいい」「素敵ですね」と毎日言ってくれる。シングルファーザーで息子の写真が送られ「息子と日本で住みたい」と言われた。途中でLINEに誘導。「日本に住む物件を一緒に買いたい」と5000万円を要求された。(60歳代女性)■こんな人に気をつけて【相手の特徴】・自称外国人や外国在住経験のある日本人(イギリス人/アメリカ人/韓国人が多い)・職業は経営者/医者/軍人/パイロットなど・不自然な日本語・暗号資産やFXでもうけている・趣味は投資や資産運用【連絡の取り方】・マッチングアプリから早々にLINEなどのSNSへ変更を提案・SNSなどからDMが届く・まめな連絡・直接に会うことはない【投資の誘い文句】・投資に詳しい家族や親戚(知人)の言うとおりに投資をすればもうかる・結婚するなら金銭感覚の近い人がいいから、一緒に投資を運用しよう・結婚資金を貯めるために投資しよう・豊かな結婚生活のために投資は重要だよ
2024年04月05日3年ぶりの連続ドラマ復帰作で検事役に挑戦。出産後初のドラマ撮影は「不安と緊張を感じた」と語るが、乗り越えた先に見えたものとは?■話題のサスペンスラブストーリー、母になって新たな気持ちで挑む!「出産後初の仕事は、映画の撮影でした。そのときはもう、久しぶりに現場に戻ることにナーバスになってしまって、吐きそうなほど緊張したんです。今回は、それを一度乗り越えた後でしたが、スケジュール的に育児との両立ができるのだろうか、と不安はありました。でも、クランクインしたら、そんな気持ちは一瞬でなくなって……」4月9日から放送される新ドラマ『Destiny』(テレビ朝日系・毎週火曜21時~※初回拡大スペシャル)で主演を務める石原さとみ(37)。連続ドラマへの出演は、実に3年ぶり。物語は、大学の法学部に通う主人公が4人の仲間と出会い、恋に、友情に、とキャンパスライフを謳歌する場面から始まる。「撮影初日は、5人のキャストが勢ぞろいして、もっとも仲がよかった時代からの撮影でした。30代中盤の役者がそろいもそろって大学生を演じるわけですから、最初は『フィルターをかけてほしい』と冗談を言っていたくらい(笑)。でも、みんなで頑張って鼓舞し合いながらできたので、すぐに打ち解けられましたし、役の感情に入り込むことができました。青春のキラキラした瞬間とか、“このときが自分にとって宝物のような時間だった”と回想できる、素敵なシーンがたくさん撮れたと思います。長野の自然のなかでのロケは、私の緊張をほぐし、開放的な気持ちにしてくれました」念願の検事になって6年。消息不明だった同級生が現れ、再び過去と向き合う主人公。初恋相手を演じるのは、今回、初共演となる亀梨和也だ。「共演者のなかで、いちばん長く一緒に過ごさせていただきました。とても気さくで、自分からコミュニケーションを取ってくださる方なので、自然に素直になれる。それってすごくありがたいことで、無理に取り繕ったり、頑張ったりしないで済むんです。味方がそばにいてくれるような安心感のなかで、お芝居ができたように思います」結婚、そして出産と、自身のライフステージが大きく変化したなかでの女優業への本格復帰は、すぐに決断できたのだろうか。「仕事ができる状態になるまで、映画の撮影を待っていただいたような形だったので、復帰の時期は決まっていたんです。だから、決断というほどのことはなく、やりたくて仕方のない、夢のような作品に向けて動いていたという感じで。復帰に向けて、育児の面ではいろいろな準備をしました。ただ実際、仕事モードに突入すると、当然、理想と現実は違っていて。プライベートと撮影の両立に悩む部分はありましたけど、みなさんに助けていただいて乗り越えられました」
2024年04月05日女性お笑いコンビの「尼神インター」が3月末を持って解散した。これにより、ボケ担当の誠子(35)は吉本興業を退所しフリーに。ツッコミ担当だった渚(39)は引き続き吉本興業に所属し活動を続けるという。尼神インターはここ最近、コンビでの出演がほぼない状態で、それぞれのSNSに相方が登場することもなかった。解散理由については明言されていないが、誠子は解散後の活動として「これからは枠にとらわれずに、私らしく輝きたい」と話している。それがお笑いなのか、それ以外の活動を指すのかは具体的にされていない。解散の理由については、憶測の域を出ないものの、一部では数年前から続く、誠子の美意識の変化も関係しているのではないかといった声も上がる。しかし、女性のライフスタイルや働き方に詳しい、コラムニストでキャリアコンサルタントのおおしまりえ氏は、「美意識の問題というより、年齢から来る働き方への気持ちの変化もあるのではないか」と話す。その理由を聞いた。■尼神インターの解散は美意識向上によるブスいじりへの抵抗感なのか?この春は、和牛に続き尼神インターと、知名度のあるコンビの解散が続いています。一昔前であれば、芸人としての活動方法は劇場や地方営業といった事務所主体のものに限定されていました。しかし、今はSNSや動画配信などチャネルの多様化により、活動方法も広がってコンビ解散の敷居も下がっているように思います。尼神インターの解散について、一部では誠子さんが美意識に目覚めたことで、お笑いへの熱量が冷めたのではなかといった憶測がありますが、個人的には他の理由もあるような気がしてなりません。そもそも現在は、尼神インターに限らず、お笑い芸人としての活動よりも、俳優や配信者、作家などを主軸として活動する芸人さんも数多くいます。彼らのように、コンビを解散するのではなく、開店休業状態にして個人でやりたい方面を突き詰めていくことは十分に可能です。また誠子さんは2020年公開のインタビューで、容姿いじりについて、嫌だといった気持ちにはなっていないとインタビューで語っています。一貫してお客様を笑顔にするのが目標と語っており、昨今の容姿いじりに対する変化にも、柔軟に対応していこうという気持ちがあったようです。ではどんな理由が他にあるのか考えると、憶測の域を出ませんが、お二人の年齢が、“仕事の節目”を感じさせる時期に差し掛かっていることはあるのかもしれません。■30代後半女性が直面する、働き方と自分らしさの両立への葛藤現在、渚さんは39歳。誠子さんは35歳です。必ずしも年齢で人生が区切られるわけではありませんが、女性のキャリア面談などをしていると、30代後半~40代前半頃になると、経験のある人ほど仕事に対する向き合い方を一旦考え直し、中にはキャリアを踏まえた転職を変える人がいます。なぜこの年代かというと、1つは30代後半という年齢が、体力や健康面の変化も相まって、40代を見据えて働き方や生き方を整え治そうという発想にいきつきやすいからです。アラフォーという年代は、20代で出産をした人であれば、子供が受験に差し掛かる時期。30代で出産した人は、ちょうど子育てに寄り添いながらの働き方を模索する時期でしょう。独身者やDINKSといった子を持たない人生を歩む女性の、スキルの面で円熟味を感じ、働き方について考える時期です。話を戻すと、渚さんと誠子さんはまさにこの世代に当てはまるだけでなく、コンビとしても活動が17年。関西でのブレイク後上京してからも約7年が経っており、若手の域は脱しているかと思います。近年は活動方針の違いもありましたし、尼神インターらしい容姿いじりなども、ルッキズムの影響で難しくなっていました。コンビを開店休業状態にしてそれぞれ活動をしていたわけですが、40代を前に中途半端は卒業し、「自分の働き方を作り直す」と決めても、別におかしいとは思いません。現在はお笑いに限らず、流行の流れがとてつもなく早くなっています。昨年ブレイクした芸人さんが、気づけばテレビで見かけないといったことはよくあります。尼神インターの解散を受け、ある芸人さんが東京で活動することの競争率の高さについて言及しているのを見かけましたが、東京に限らず、現在はエンターテインメント自体の競争率や消化スピードが早まりすぎているのかもしれません。そんな激流から、ある意味尼神インターは降りた形となるわけですが、一般的に「新しいモノは、スペースを空けたら入ってくる」なんて言います。解散し作られた2人の空きは、どんなモノで埋まっていくのか、それが誠子さんの言う「自分らしさ」であることを、祈っています。(文:おおしまりえ)
2024年04月05日市川團十郎(46)が4月4日、5月2日から始まる歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」の取材会に出席した。昼の部で上演される「極付幡隨長兵衛」の長兵衛役は、’13年2月に亡くなった父の十二代目市川團十郎さんから最後に教わった役柄だったという。取材会では父が亡くなる直前の’12年12月に本演目の稽古を撮影したDVDを見てもらったエピソードや、長女の市川ぼたんちゃん(12)と長男の市川新之助くん(11)と一緒にマレーシアとバリ島の旅行を楽しんだことを語っていた。だがそのいっぽうで、要領を得ない質問をする記者を團十郎自ら注意する一幕もあった。ある記者から「團十郎さんが1人で会見をするのは本当に久しぶりなんじゃないですか?」と投げかけられ、「いや、そんなことないですね」と即否定した團十郎。記者が「なんとなく、こっちの思い違いかもしれませんけど……」と続けると、「思い違いだね」とツッコミ。それでも記者が「いつもお子さんが2人(会見に)いるっていう印象があるんですけど」と粘ると、「横(にいる記者)に聞いて?」と促していた。その後も、この記者による質問は続き、「團菊祭の中で、悪役をやるじゃないですか?もう、ご自分の持ち……」と呂律が回っていない様子に、團十郎は「大丈夫ですか?」「敵役ね」とフォローしながら回答。記者が「これはもう悪役って分かってて、前からやってるお仕事ですか?」と続けると、驚いたように再び「大丈夫ですか?」と苦笑いだった。そして團十郎が「仁木弾正のこと言ってんの?」と汲み取るように返すと、記者は「そう」と相槌を打った。本公演の夜の部で上演される「伽羅先代萩」では、仁木弾正を演じる團十郎。この役柄の説明を踏まえた上で、記者にこう投げかけていた。「仁木弾正っていうのは悪役というよりも、国盗りというか。悪役の中でも最上級に品格のある部類に属する役柄なので。本当は刃傷対決というものがあるんですけども、刃傷対決は今回はせずに御殿床下というところで、本当にわずかな時間の中で存在というものを示すということはかなり大変だろうと思っていまして。歌舞伎の役と個人とは全く関係ないので。そこら辺はどういう意図で、そういうお話をしているのかちょっと僕には分からないですけど。何を求めているか逆に言っていただければ、それを答えようかなと」しかし記者は「基本的にはね、なんか主役っていうのは悪役やらないじゃないですか。歌舞伎の世界ですけど、時々ありますよね」と、理解していない様子。すると團十郎は、丁寧な口調でこう諭したのだった。「あの、ちょっと勉強不足で。仁木弾正とは代々の團十郎がやっている演目ですし、逆に言うと、もっと短い『荒獅子男之助』を今度右團次さんがやるのも、九代目團十郎が主にやっていたお役。(中略)代々の團十郎がやってますし、どういうことを言ってんの?」最後は「(記者の質問が)分からなかった。ごめんなさい」と、詫びていた團十郎。終始おだやかな口調で対応しつつ、丁寧に記者に説明した“神対応”にネットやSNSでは称賛の声が上がっている。《團十郎さんよく我慢して偉いと思う》《記者の質問の意図が不明確すぎて、なにか聞きたいことが他にあったんじゃないかと最後まで心配してあげるの優しいな》
2024年04月05日大切な我が子です。可能な限り綺麗な言葉だけをかけて暮らしてきたつもり。それは現実を見せないだとか、甘やかすのとはわけが違います。心ない言葉を浴びせられるなんて経験はしないですむならその方がいい。心ない言葉をかける方がどうかしているのです。そういう行動をとってしまう背景には、自分も同じような言葉をかけられてきたという経験の連鎖があると思っています。しかしそれを説明することは難しく、こうして時間をかけて文字に起こしている今だって、うまく伝わるかどうか自信がありません。ただただ我が子に対して口汚い言葉を使わないよう気をつけるくらいのことしかできない私とは打って変わって夫のこの全方向に優しい説明……これを幼い時から教えてもらえる人生がもはや羨ましい。
2024年04月05日《支えてくださる方々がたくさんいますし、現場の仲間意識が強く、一つの良い作品を作るという同じ目的に向かっているので、絆もどんどん深まっている気がしています》(「Meiji NOW」)3月28日に配信されたWebメディアのインタビューで、’24年度前期の連続テレビ小説『虎に翼』の撮影現場での充実ぶりを明かしたのは、伊藤沙莉(29)。同作で伊藤は、日本初の女性弁護士となった三淵嘉子氏をモデルにした主人公・猪爪寅子を演じている。過去に何度も朝ドラのオーディションに落ち、「朝ドラはコンプレックスだった」と告白している伊藤。そんな彼女が理想とするヒロイン像があるという。’23年2月、『虎に翼』の制作発表会見で、伊藤が出演した’17年度前期の朝ドラ『ひよっこ』の話になり、同作で主人公を務めていた有村架純(31)についてこうコメントしていた。「有村さんはいつも穏やかで優しく、凜としていてヒロインそのものでした。そして役柄はもちろん、有村さんご自身もとてもすてきな方。有村さんのように、皆さんが支えたい、応援したいと思うヒロインを目指したい」伊藤には気軽に相談できる朝ドラヒロイン経験者の友人も……。「’19年のドラマ『これは経費で落ちません!』で共演した多部未華子さん(35)です。多部さんは礼儀正しく、地に足がついている伊藤さんのことを大変気に入ったようで、LINEでは伊藤さんをピン留めして上位に表示していて、いつでも反応できるようにしているそうです。昨年の正月には多部さんから『ご飯に行きたい』と電話がかかってきたこともあるそうで、’09年度前期の朝ドラで主演を務めている“先輩”は親身になって伊藤さんの悩みを聞いてくれることでしょう」(芸能関係者)■「西田さんに見せても恥ずかしくない演技を」9歳のときに子役としてドラマデビューし、学校で“売れない子役”とあだ名が付けられる苦節を経て、朝ドラで主人公を演じるまで“出世”した伊藤。ここに至るまでに、先輩や後輩、友人など20人仲間たちと関わり、磨かれてきた。伊藤が大きな影響を受けた一人が、大親友の松岡茉優(29)だ。「松岡さんと’12年の映画『悪の教典』の撮影で意気投合して以降、仲がいいそうです。伊藤さんは役者として松岡さんに嫉妬し、刺激をもらってきたそうです。同世代だと、松岡さんのほかにも、吉岡里帆さん(31)や元Sexy Zoneの中島健人さん(30)とも、若いころから苦楽を共にしてきていて、親交が深いといいます」(スポーツ紙記者)役者の階段を一歩ずつ上っている伊藤。そんな彼女が憧れていた女優がいる。「樹木希林さん(享年75)です。伊藤さんが高校生のときに映画『悪人』での希林さんの演技を見て、その圧倒的な表現力に衝撃を受けたのだとか。共演を目標に芝居を学んできましたが、’18年に希林さんが急逝。訃報を聞いた伊藤さんはひとり大泣きしたそうです」(前出・芸能関係者)尊敬する希林さんのほかにもう一人、伊藤が“一度は共演したい”と願う俳優が――。’23年5月に配信されたインターネットラジオ番組『伊藤沙莉のsaireek channel』で、こう語っている。「西田敏行さんはもう 本当に必ずご共演させていただきたいという感じで、もう夢ですね。これは。西田さんにもその旨は伝えまして」伊藤と西田敏行(76)の関係を映像制作関係者が明かす。「西田さんが映像で伊藤さんの演技を見て、女優として気に入り、メールで連絡を取り合うようになったそうです。人伝いに連絡先を交換しており、テレビ局などですれ違ったこともないため、対面したことはないそうです。ときどき西田さんのほうから、《つくしんぼ、春を見つけました》といった内容のメールが届くと伊藤さんが話していました。現在、伊藤さんは“西田さんに見せても恥ずかしくない演技をできるようになること”が女優業のモチベーションのひとつだといいます」老若男女問わず、交友関係が広く人たらしな伊藤だが、これほどまでに人に好かれる理由とは……。前出の芸能関係者はこう推察する。「子役時代から数々の現場を経てきた伊藤さんの演技は、役者仲間にも高く評価されています。黒木瞳さん(63)、山田孝之さん(40)、千葉雄大さん(35)が製作に携わったそれぞれの映画にキャスティングされるほどです。伊藤さんが自身のことを“人見知り”と称しているように、誰とでも仲よくなる陽気な人柄ではありませんが、どんな人とでもフラットに接していて、好感を持たれやすいのでしょう」’24年3月に発売された『虎に翼』のガイド本で伊藤は、《少し大げさかもしれませんが、何かと闘っている人にとって、今日や明日を生きる支えになるような作品になるといいなと思っています》と意気込んでいた。幼いころから演技を磨いてきた彼女にとって朝ドラの撮影に臨む際に、相談できる20人の存在は、“虎に翼”なことだろう――。
2024年04月05日4月1日からスタートしたNHK連続テレビ小説『虎に翼』。ヒロイン・伊藤沙莉(29)の好演が光るなか、もう一人、話題を呼んでいる“朝ドラヒロイン”が。NHK BSで再放送している00年の朝ドラ『オードリー』でヒロインを務めた岡本綾(41)だ。00年に放送された『オードリー』は、京都・太秦を舞台とし、戦後の映画やテレビの歴史とともに、ヒロイン・美月(岡本)が映画監督になるまでを描いた作品。今回が初めての再放送だ。「『オードリー』には当時はまだ無名だった堺雅人さん(50)や佐々木蔵之介さん(56)が出演し、知名度を全国区に広めたきっかけとなりました。また、ヒロインの恋人役を長嶋一茂さん(58)が、ヒロインの養母の幼少期を当時子役だった戸田恵梨香さん(35)が演じるなど、バラエティに富んだ共演者も見どころです」(テレビ誌ライター)現在でも活躍する俳優陣が脇を固めたが、ヒロインの岡本はすでに“引退状態”となっている。「07年、『女優として内から引き出すものがなくなり表現者としての限界を感じている』として所属事務所を退社。芸能活動を無期限で休養しており、15年以上公の場に姿を現していません」(テレビ局関係者)関係各所も岡本とは“音信不通”だという。「たとえばテレビ局が番組を再放送する際には基本的には出演者の許諾が必要になります。連絡が取れない出演者がいた場合には、『映像コンテンツ権利処理機構』という団体がその出演者を探すために、ホームページに“探しています”という旨を掲載することがありますが、14年、岡本さんも“探しています”と掲載されたのです。このときは、大河ドラマ『元禄繚乱』(99年)の再放送のために岡本さんの許諾を得る必要があったようです。また、NHKが『なつぞら』(19年)で朝ドラが100作目を迎えたことを記念して歴代ヒロインからコメントをもらおうとした際には、岡本さんの元マネージャーでさえも連絡を取ることができなかったといいます」(前出・テレビ局関係者)行方不明も同然の岡本だが、22年の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で、“劇中劇”として『オードリー』が登場。わずか2分ほどだったが、岡本が画面に大きく映し出されたことで話題になった。『カムカム』に続き今回『オードリー』が再放送に至ったということは、NHKがついに岡本と連絡を取ることができたということなのかーー。本誌の取材に対し、NHKはこう回答した。「番組の編成については、自主的な編集判断に基づいて、その都度、総合的に判断しています。詳細についてはお答えしていません」ある芸能関係者は言う。「最後に所属していた事務所がOKを出せば、出演者本人の許諾がなくても再放送ができるのではないでしょうか。現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』は大石静さんが脚本を手がけましたが、『オードリー』も大石さんの脚本です。話題性が強いことから、NHKはこのタイミングで『オードリー』を再放送したかったのでしょう」『オードリー』の再放送を、岡本もどこかで見ているのだろうか――。
2024年04月05日4月1日、国内最高齢のジャイアントパンダ、タンタン(旦旦)が死亡したことが分かった。タンタンは’00年、4歳のときに神戸市立王子動物園に来園。阪神・淡路大震災で被災した市民を元気づける存在となり、「神戸のお嬢さま」の愛称で20年以上愛され続けてきた。昨年9月には28歳の誕生日を迎え、人間の年齢に換算すると100歳相当の高齢となっていた。タンタンの死によって、現在、日本にいるジャイアントパンダは8頭となった。これまでに全37頭のパンダが日本で暮らしてきたが、どのパンダもタンタンのように多くの人々に愛され、記憶に刻まれている。そこで、本誌は20代~60代の500人にアンケートを実施し、「好きな歴代パンダ」について調査を行った。第3位に選ばれたのはランラン(蘭蘭)。’72年、日中国交正常化を記念して中国から上野動物園に贈呈され、日本中に大フィーバーを巻き起こした。日本に初めてやって来たパンダということもあり、印象に残っている人が多かったようだ。《初めて見たパンダだから》《日本に初めて来たパンダ2頭。子供だったし田舎に住んでいたけど、ニュースやポスターで知っていたから。この頃からパンダのぬいぐるみが売られ始めたし、実際家にもありました。何年後かに初めて東京に行って並んで見ました。だから忘れられない》《ニュースで何度か見て、とても愛くるしく知り合いにお土産を貰ったから》続いて第2位はカンカン(康康)。’72年、ランランと一緒に上野動物園に来園。公開初日には見物客が約6万人、その後も毎日平均1万5千人以上が訪れたというだけあって、実際に見に行った人のコメントも多く寄せられた。《上野動物園に行って実際に並んで見たことがあるから》《一期生は特別。記憶に残っている》《初来園の時に、今は亡き母に手を引かれて観に行った。その時はチラッとしか観れず、人混みばかりが印象にあるが、今となっては懐かしい思い出です》そして、第1位に輝いたのはシャンシャン(香香)。’17年、リーリー(力力)とシンシン(真真)の子供として上野動物園で生まれると、爆発的な人気でアイドル的存在となり、その経済効果は500億円以上とも言われていた。’23年に中国へ返還されたが、今もなおファンに愛され続けている。《愛嬌があり可愛い》《上野で誕生して、その成長を見守ってきたので他のパンダ以上に情が沸いてくる》《とにかく顔がかわいい。シャンシャンを見て初めてパンダがかわいいと思ったくらい。美人さんだということが誰の目にもわかる。名前もかわいい》
2024年04月05日4月3日、歌手の中森明菜(58)がYouTubeを更新し、’98年のヒット曲『TATTOO』のJAZZバージョンを歌唱する動画を公開。最新の“明菜の姿”に注目が集まっている。’14年の紅白歌合戦への出演を最後にメディアから遠ざかっていた明菜だが、’22年8月に個人事務所を設立し、Twitter(現X)で再始動に向けて動き出したことを公表。’22年12月には公式ファンクラブを再始動させた。’23年12月、YouTubeチャンネルを開設して、『北ウイング-CLASSIC-』を歌うモノクロの映像を投稿し、約9年ぶりに歌唱姿を披露。’24年5月1日の42周年となるデビュー記念日に、『ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~ COMPLETE BOX』の発売を予定している明菜は、同日に向けて、4月3日から毎週水曜日にセルフカバーの最新動画をYouTubeで公開していくという。明菜は今回の動画に、ポニーテールの髪形にグレーのニット姿で登場すると、伸びのあるハスキーな美声を震わせた。真剣に歌っているシーンが多かった『北ウイング』の歌唱映像から“激変”し、『TATTOO』では音楽にのり、ダンスをするなど楽しむ余裕も垣間見え、動画の最後にはダブルピースも飛び出した。SNS上では、歌姫の元気な姿を喜ぶ声が多数あがっていた。《最後の明菜ちゃんの笑顔ピースが可愛すぎてハート射抜かれました》《明菜さんもノリノリで楽しく歌われていますね》《元気そうで何よりです》
2024年04月04日ガーナで、63歳の宗教指導者が12歳の少女と結婚し物議を醸している。MODERN GHANAなどが報じている。3月24日、首都アクラのヌングア地区で先住民の精神的指導者であるヌウモ・ボルケテイ・ラウェ・ツル33世が12歳の少女と盛大な結婚式を挙げた。数多くの地域住民が披露宴に参加し、ソーシャルメディアで写真を共有すると、ガーナ国内のみならず世界中から「違法な児童婚だ」と反発の声が上がった。ガーナでは1998年に児童婚が法律で禁じられたが、今回問題となった結婚は“先住民によるただの伝統儀式”であり、本来の結婚には当たらないとツル氏側は反論。しかし、ソーシャルメディアに投稿された動画には、参列者が少女に「妻としての心構え」を説いたり、「夫を性的に誘惑するためにはこの香水を使いなさい」などとアドバイスする様子が映っており、“単なる儀式”では済まされないと批判が集まっていた。BBCによると、騒動が明るみに出てすぐに警察が介入し、少女を社会福祉局で保護したという。ガーナでは、女性の婚姻可能年齢は18歳と定められているが、出生証明書が発行されない一部地域では、すべての児童婚を把握することは困難だとユニセフは指摘している。地元ニュースサイトTIMES NOWは「少女は6歳からこの役割(花嫁)を果たす準備をしてきた」と報じており、古くから存在するコミュニティの因習による児童婚はいまだに根絶できていないようだ。
2024年04月04日《このたびは、多くの皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした》4月4日、Xにこう綴ったのは福本大晴(24)を名乗る人物。昨年12月30日、関西ジュニア・Aぇ!groupを突如脱退し、波紋を広げていた。5月にCDデビューが決定しているAぇ!group。その一員だった福本は昨年12月30日にSMILE-UP.公式サイトを通じて“電撃契約解除”が伝えられた。「Aぇ!groupは関西ジュニアを牽引する年長グループで、福本さんは“ジャニーズ初の国公立大学に現役合格”の肩書を武器にクイズ番組などで活躍してきました。デビュー間近と囁かれてきた人気メンバーだけに、突然の脱退・退所はファンに大きな衝撃を与えました」(スポーツ紙記者)注目されていたのはその退所理由。公式サイト上では《コンプライアンス違反》とされていたが、《当該関係者の方々のプライバシーを考慮し、公表を控えさせていただきます》と、“コンプラ違反”の詳細は明かされなかったのだ。「1月に放送された情報バラエティ番組では、Aぇ!groupのメンバー・佐野晶哉さん(22)が福本さんの契約解除に触れましたが、『発表したこと以上の深いこと、情報を知らない状態なので』といい、メンバーでさえ事情を把握していないという驚きの事実が明らかになりました」(前出・スポーツ紙記者)2月にAぇ!groupが生配信を行った際には、プロデュースを手掛けたSUPER EIGHTの横山裕(42)が福本の名前を挙げ、「ここにあなたがいないのは正直悔しくて悲しいです」と涙ながらに語る場面が。「福本さんの退所の理由が《当該関係者の方々のプライバシーを考慮》と明かされていないだけに、“第三者を巻き込んだトラブルを起こしたのではないか”という見方がファンの間で広がっていました。しかし先輩である横山さんが福本さんについて公に福本さんについて話したため、退所の真相にはより一層疑問が深まることとなりました」(前出・スポーツ紙関係者)電撃退所から約3ヵ月。福本本人とみられるアカウントが登場し、気になるのはやはり退所の真相だが……。「福本さんとみられるXのアカウントでは、《本来であれば、以前の事務所を退所するきっかけとなった出来事について、直接私の口から、ファンの皆さま、関係者の皆さまに対し、お詫びし、説明差し上げるべきだと思います》としています。しかし、《当該関係者の方々のプライバシーの観点とご意向により、具体的な説明は控えさせていただきます》と、綴られたのは当初と同じ内容のみでした」(前出・スポーツ紙記者)退所の真相にはさらに謎が深まることに。SNS上では《大晴、本当の理由は教えてくれんのか?みんなが傷つくんか?君のファンはまだ信じられないらしいで!》《大晴の退所理由は本当に墓まで持っていくつもりなのだろうか》《このまま理由は明かされないのかなでも大晴くんが悪いことをしたのは事実だろうからなぁ》
2024年04月04日《この度、映像制作会社SIGNAL181をデイヴボイル氏と共に設立する事を発表致します。忍びの家で出会ったデイヴという戦友と共に、誰にも縛られない、自由なクリエイティブをしていきます》4月3日、自身のインスタグラムを更新した賀来賢人(34)。賀来は映画監督デイヴ・ボイル氏と共同で映像制作会社を設立すると発表した。投稿にはデイヴ氏の《私たちが作るストーリーを皆様にシェアするのが待ちきれません》というコメントも紹介されており、今後は二人で新たな作品を創作していくと見られる。賀来がデイヴ氏とタッグを組んだNetflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』は、非英語作品のNetflix全世界ランキング(24年2月19日~2月25日)で1位を獲得。さらに、“翔平効果”で大きな話題を呼んだ。「『忍びの家』は現代に残る忍者一家を描いた完全オリジナルストーリーです。大谷翔平選手(29)が3月7日発売の『Number』の独占インタビューで、奥さんと一緒に観ていたドラマとして名前を挙げ、Xでも『忍びの家』がトレンド入りしました」(スポーツ紙記者)同作の原案、共同プロデューサーも務めた賀来。作品誕生のきっかけは家族でのお出かけだった。「賀来さんは子どもが折り紙の手裏剣で遊んでいたのを見て、家族で忍者のテーマパークを訪れ、『忍者は日本のヒーローだ』との着想を得たと語っています。コロナ禍の20年、自らNetflixに企画書を持ち込むと、シーズン3まで想定された英語版の企画の骨子が戻ってきて、プロジェクトがスタートしたそうです」(前出・スポーツ紙記者)賀来は撮影が始まるまでの2年間、役作りのために大幅な肉体改造をしたと明かしている。《20kgくらい体重を増やしてから10kg絞ったんです。一時は、若手レスラーかよってくらいデカかったんですよ(笑)》(『GQ』22年10月18日)一度体を大きくした後、筋肉は残し、脂肪だけを落として“動ける体”を作り上げた。「『忍びの家』は刀を使った戦闘や高い塀を軽々と登るシーンなどアクションが多い作品です。賀来さんは体を鍛えた理由を『僕が動けなかったら、現場を止めてしまうから』と話していたそうです」(前出・スポーツ紙記者)妻の榮倉奈々(36)が賀来の肉体作りをサポートしたそうだ。「賀来さんは元々偏食で、体も鍛えていませんでしたが、ストイックな榮倉さんのスパルタ指導を受け、意識が変わったようです。なんでも賀来さんは厳しく言われたほうが発奮するタイプだそうで……。今回も、アスリートフードマイスターの資格を持つ榮倉さんが食事と運動のメニューを考案し、徹底させたと聞いています。賀来さんは多いときは毎日ジムに通い、一日8回食事を摂っていたそうです。自宅では朝起きてすぐ懸垂20回×3セットをこなし、朝食でステーキを200g食べていたとか」(前出・スポーツ紙記者)榮倉と同じアスリートフードマイスターの内藤知香氏に、賀来のボディメイクについて聞いた。「増量で重要なのはエネルギー源となる炭水化物を多く食べること。効果的に栄養素を摂るため、食事回数を増やし、補食でおにぎりなどを取り入れるのは効果的です。一方、減量期は筋肉を維持するために肉類で良質なタンパク質をしっかり摂取する必要があり、ステーキは最適ですね」大谷夫妻も夢中になった賀来の「忍者BODY」は榮倉の“ドS指導”で作られていた。
2024年04月04日4月3日、福原愛(35)の元夫である卓球五輪台湾代表の江宏傑(35)がInstagramに自身の子供たちの写真をアップ。姉弟の仲睦まじい写真だが、ネットで物議を醸している。’16年に結婚し’17年に長女、’19年に長男が誕生した江と福原。しかし、夫婦トラブルなどが報じられたのちに’21年7月に離婚を発表した。姉弟の親権は、江と福原が2人で持つ共同親権という形をとっていたが、’22年7月に福原が長男だけを連れて日本へ帰国。江は福原の連れ去りを刑事告訴していたが、今年3月にようやく和解が成立したとアナウンスされた。そして現在、長男は江とともに台湾で暮らしている。そんななか江は4月3日、Instagramを更新。5歳になった長男の誕生日を祝福する投稿を行ない、「安全に健やかに育ちますように」を意味する中国語も綴っている。さらに姉と弟が誕生日ケーキの前でキスを交わす写真もアップした。一時は離れて暮らしていた姉弟。そのため、2人の仲睦まじい姿にコメント欄では《きょうだい一緒に暮らせるようになり本当によかった!》《きょうだいは、離れたら行けません!皆んな長い時間 我慢した分、楽しく生活してくださいね》《姉弟、共にがいいね》《姉弟再会出来て良かった》と喜ぶ声が。いっぽうでSNSに投稿されたのが“姉弟のキス写真”だったことに、違和感を覚える人たちもいるようだ。ネットでは、この写真を選んだ江に対しこのような指摘が寄せられている。《え、何この写真。。。これは、文化の違いなの?世代の違いなの?うちの姉弟でこれやったら、私、注意するかも。。。》《ごめん子供達がほっぺにキスなら微笑ましいんだけど、姉弟で唇にキスした写真はどうかと思ってしまった》《仲がいいのはわかりますが、兄妹でキスしたとしても、これを載せる父親の心境、到底理解出来ません》《わざわざこんな写真載せなくても良いのでは》
2024年04月04日4月4日、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(51)がXを更新。失言続きの静岡県知事・川勝平太氏(75)について私見を述べた。川勝知事は4月1日、県庁の新規採用職員向けの訓示で「県庁はシンクタンクだ。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」と発言。「職業差別だ」として批判が殺到していた。翌2日に開かれた会見では、この発言の真意について「職種が違うということを言っただけ」とし、この発言を報じた『読売新聞』の伝え方が悪いとコメント。そして突如、6月の議会をもって辞職することを発表し、現場の大混乱を招いた。これらの反応を受けてか、川勝知事は3日に辞職会見を決行。発言について謝罪したものの、「言葉のあや、あるいは不十分な表現が、針小棒大な形で批判に結びついた」と撤回はしなかった。そして辞職の理由については、差別発言ではなく「私はリニアの問題は、大きな区切りを迎えたと思っています。ここで仕事が一段落したということで、辞表を提出することになった理由であります」と、説明。川勝知事は’17年以降、リニア中央新幹線の静岡工区の着工について反対する姿勢を貫いており、3月29日にはJR東海が当初予定していた’27年の開業を断念する方針を発表していた。堀江氏は、川勝氏の会見内容を伝えるニュース記事を引用し《邪魔して満足って事なのか。ほんと迷惑だな》と投稿。コメント欄にも堀江氏の私見に賛同する声が寄せられていた。《任務完了したんですね、、、》《図らずも与えられた最大任務はリニア妨害だったということが露呈した1日でありました》《川勝さんのポリシーとして正しいことをしたと思われてるのだと思うのですが、本当に残念です》《結果として静岡県のためになっているのであれば良いですが、ちゃんと評価する必要がありますね…》
2024年04月04日今年に入って、猛スピードで広がる致死性の強い感染症。聞けば、どこにでもある常在菌が悪さをするという。放置すれば、手や足がどんどん壊死する病気とは――。「発症後の致死率が30%と、きわめて高い“人食いバクテリア”ともいわれる、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の感染が、今年に入って拡大しています。国立感染症研究所によると、1月から3月21日までの11週間の患者報告数が517件となり、過去最多となった昨年同時期に比べて約3倍に増加しているのです。さらに東京都の発表でも、’23年の都内患者報告数141件の半数を超える88人の感染者が、わずか2カ月半ほどの間に報告されていることから、急遽、医療マニュアルの改訂も進められているそうです」(医療ジャーナリスト)命にも関わる人食いバクテリアについて、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さんが解説する。「主な原因菌となるのは、A群溶血性レンサ球菌といって、溶連菌の一種です。溶連菌といえば非常にポピュラーな病気で、子供がかかりやすく、咽頭炎を引き起こすことが特徴なんです。しかし大人が感染した場合、ごくまれに、筋肉などに菌が入り込み、劇症型溶血性レンサ球菌感染症を発症する可能性があります。しかし、なぜ劇症化するのか、まだそのメカニズムは解明されていません」■発症したら48時間以内に死亡のハイリスク初期症状は、発熱や悪寒、頻脈、下痢、嘔吐など、インフルエンザ症状と似ているが、その後、急激に症状が悪化するという。「はじめは四肢の先端部分から軽い痛みや赤い発疹がでてきます。そこから急激に病状が進行。手足が腫れ上がり、1時間に1cmというスピードで壊死していきます。壊死した部分から、さらに菌が全身に回り、わずか数時間で重篤化します」(以下、上さん)そして肝臓や腎臓、肺など、多臓器不全状態になり、発症後、半日から48時間ほどで亡くなってしまうという。「仮に一命を取り留めても、壊死してしまった部分は切断するしかありません。私自身も先日、左上腕が腫れて強い痛みを訴える患者の家族の相談に乗りました。救急外来を勧めましたが、後になってご家族に聞くと『あと数時間遅れたら命が危なかった』とのことでした。とにかく症状が出たら、一刻も早く医療機関を受診することが重要です」もっとも気になるのが、’23年、東京都で感染者141人のうち42人が死亡したように、その致死率の高さだ。子供よりも30歳以上の大人のほうが死亡リスクが高いともいわれている。1月に発表された国立感染症研究所のレポートでは、50歳未満の致死率が、’20年は12・8%、’21年は9.1%、’22年は12・1%、’23年1?6月は15・4%だったが、’23年7月以降は30・9%と急上昇している。「同レポートでは、病原性や感染力が高まった株が、国内に流入している可能性を指摘しています。あくまでも単純計算ですが――。現在、昨年の患者報告数の3倍のペースで増加しているので、仮にこのペースが継続すれば、最悪、今年の患者数は約3千人となり、致死率3割で計算すると死亡者が1千人近くになります」流行の要因として考えられるのは、コロナによる感染対策で、免疫力が低下していることだ。「さらに、コロナ感染によっても免疫力が低下するというレポートもあります。アメリカの研究チームが、小児のRSウイルスの感染状況を調査したところ、コロナ既往の小児は、コロナ既往がない小児に比べ感染リスクが1.4倍と高かった。ワシントン大学でも、コロナによる感染リスクについて同様の見解を示す論文を発表しています」 うつらないための感染対策は傷口と飛沫に注意 誰もが感染対策を怠ってはならないのだが、感染経路は不明であることも多い。ある研究調査では、傷口や皮膚からの接触感染が35%、喉や鼻などの粘膜からの飛沫感染が20%で、残りの約半数は感染経路が不明だという結果だった。「飛沫感染対策として、咳エチケット、手洗いやうがいなどは怠らないようにしましょう。傷口から感染する可能性もあるので、足のけがなどには気をつけ、清潔にすること。 また、人食いバクテリアの原因菌である溶連菌に感染した場合も、しっかりと治療することが大事です。通常の感染症なら5日ほどの抗菌剤を処方しますが、溶連菌は体内に残りやすいのが特徴なので、10日ほど処方します。急性糸球体腎炎やリウマチ熱などの合併症を起こすリスクがあるので、処方された抗菌剤服用を途中でやめず、しっかりと飲み切ってください」コロナやインフルエンザの流行に続き、はしかや人食いバクテリアも急増している今、日々の感染対策が求められている。
2024年04月04日「熱演のおかげで虹が!」小雨が降る3月下旬。茨城県でロケに臨んでいたのは木村拓哉(51)。4月スタートの主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)の撮影だ。「木村さんが演じるのは、大手ゼネコンに所属する設計者。橋づくりに情熱を注ぐも、刑務所に収容され、再生の道を模索するというストーリーです」(制作関係者)テレ朝開局65周年を記念して制作される今作だが、クランクインまでは紆余曲折があった。「当初は報道キャスターという役柄でドラマの企画が進められていたそうです。ところが昨年に旧ジャニーズ問題が噴出。“このタイミングで木村さんがドラマで報道を扱うのはいかがなものか”と、この企画は頓挫したのです」(芸能関係者)その後も、作品の決定は一筋縄ではいかなかった。「木村さんは近年、“脱キムタク”を作品選びの基準にしています。『教場』シリーズ(フジテレビ系)で白髪ヘアを披露したのも、これまでの木村さんのイメージを覆す作品に挑戦したいからという理由なのです。今回のドラマにあたってテレ朝はさまざまな脚本を提案しましたが、木村さんの“脱キムタク”のハードルはとても高くてなかなか納得してもらえず……。ようやく頷いてもらえたのが『Believe』でした」(前出・制作関係者)確かに、囚人服姿の木村は新鮮そのもの。これなら木村のお眼鏡にもかなうに違いない。これで安心して撮影に臨めるかと思いきや、ドタバタはまだ続く。「3月1日にクランクインする予定だったのですが、実際には3週間ほど先送りになったのです。というのも、木村さん主演の『グランメゾン東京』(TBS系)のスペシャルドラマの撮影が長引いたから。『グランメゾン』はフランス・パリで撮影だったので、『Believe』のクランクイン数日前まで木村さんはパリにいました。共演者は突如撮影スケジュールが変更になり、困惑していたそう。『Believe』の初回放送は4月25日なので、ギリギリのスケジュールです」(前出・制作関係者)まさかのミスも指摘されていた。「当初木村さんの役柄は“建築士”と発表されていましたが、『橋の建設に携わるのはより専門性の高い“技術士”ではないか?』という声がインターネット上で相次ぐことに。のちに、番組公式サイトでは“建築士”から“設計者”に変更されていました」(前出・芸能関係者)波乱の幕開けとなった今作だが、『Believe』の成功のために木村なりの策を練っている。「オンエアの直前まで、出演者やドラマの内容をできる限り伏せたいと木村さんは考えていたそうです。昨年大ヒットしたドラマ『VIVANT』(TBS系)に触発されたのかもしれません。木村さんが昨年声優を務めたアニメ映画『君たちはどう生きるか』も、公開まで声優などの情報を一切出しませんでした。それでも高く評価され、アカデミー賞も受賞。こうした“前例”をまねすれば、『Believe』も話題を呼ぶんじゃないかという狙いだったようです」(前出・制作関係者)旧ジャニーズ事務所の新会社・STARTO ENTERTAINMENTは今月から本格始動。木村がドラマに意気込む背景には、この事務所問題も関係しているという。「旧ジャニーズ問題を受け、岡田准一さん(43)や二宮和也さん(40)など俳優としての活動が多かった面々の退所が続きました。事務所の威厳を保つため、どうにか今回のドラマを成功させなければと木村さんも苦闘しているようです」(前出・芸能関係者)そのためか、冒頭のロケで木村は終始真剣な表情を崩さなかった。「気温10度と肌寒い日でしたが、屋根のある場所で雨がやむのを待つ間も木村さんはコートを着ずに待っていました。脱ぎ着する時間も惜しんで、円滑に撮影を進めたいのでしょう」(前出・制作関係者)『Believe』では、木村主演の人気シリーズ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の制作チームが再集結している。クランクインに際し木村は、《お互いの熱量を知り合えている、慣れ親しんだ力強いスタッフと一緒なので、僕の心は豊か》とコメントしているが……。「木村さんがテレ朝のドラマに主演するのは『未来への10カウント』以来2年ぶりですが、このドラマは視聴率1桁の回もあるなど好評には至りませんでした。それだけにスタッフには“今回こそは失敗できない”と、かなりのプレッシャーがかかっています。士気を高く保ってほしいので、撮影現場でも木村さんの周りには常に3~4人のスタッフがいてサポートを欠かしません。クランクイン当日は雨やひょうが降るほどの荒天でしたが夕方には虹が出て、スタッフ一同『木村さんの熱演のおかげだ!』と声をそろえていました」(前出・制作関係者)「脱キムタク」を志向するも消せない“俺オーラ”に、もっとも悩んでいるのは木村本人かもしれない。
2024年04月04日「誰もが、大谷翔平選手の元通訳、水原一平さんのような“ギャンブル依存症”になる可能性があります。仕事は真面目で、家ではいいお父さんなのに、ある日多額の借金があることがわかって家族が相談に来られるケースがとても多い」そう警鐘を鳴らすのは、「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子さん。米・ドジャースの大谷翔平選手(29)の専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題により、注目される“ギャンブル依存症”。報道によると、水原氏は賭博による約450万ドル(約6億8千万円)もの借金を、大谷選手の口座から無断で賭博業者に送金していたという。日本でも、大阪府と米・カジノ事業者が2030年の開業をめどに、カジノを含む統合型リゾート施設の建設を進めていることが問題に。「ギャンブル依存症は、普通の病気と同じ。本人がどれだけ気をつけていても、一度ギャンブルを味わうと、誰もが依存症になる可能性があるんです」(田中さん)そもそも現在、日本国内にはどれくらいのギャンブル依存症患者がいるのか。ギャンブル依存症で精神科外来を受診している患者は、2016年の1千821人から、2019年には3千527人と増加している。しかし、「潜在的にはもっと多い」と指摘するのは、「大阪府ギャンブル等依存症対策推進会議」委員で司法書士の新川眞一さん。「厚労省が実施した調査では、約320万人程度のギャンブル依存症疑いの方がいると考えられています」(新川さん)厚生労働省が2021年に実施した調査によると、ギャンブル依存症が疑われる国民は、18歳~75歳未満で約2.2%(男性3.7%/女性0.7%)。国勢調査のデータに当てはめると、約320万人のギャンブル依存症が疑われる人がいる計算となるのだ。「とくに、コロナ禍の2021年以降は、スマホひとつで全国の公営競技に賭けられる“オンラインギャンブル”が主流になりました。その結果、競輪や競馬、オートレースなどの売り上げは2割以上伸びています。裏を返せば、ギャンブル依存症患者が増えている可能性があるということです」(新川さん)オンラインギャンブルとは、スマホから公営競技のサイトにアクセスして行うネット賭博のこと。賭け金は、ネット銀行からの引き落としやPayPayなどで手軽に決済でき、提携しているローン会社から借金までできるのだ。前出の田中さんや新川さんの元には、「オンラインギャンブルにはまった夫や子供の依存症を治したい」という女性からの相談が多く寄せられるという。「大学生の息子さんから、〈財布を落とした〉とか〈家賃が払えない〉などと、しょっちゅう送金の依頼があるので、〈仕送りもしているのにおかしい〉と問い詰めたら、じつはオンラインギャンブルで多額の借金をしていたというケースがありました」(田中さん)また、新川さんも、「息子がオンラインギャンブルで作った借金の返済に、親の退職金1千万円を充てたケースもある」と話し、こう続ける。「相談に来られたのは、60代後半のご夫婦と、同居している30代の息子さんでした。彼のネット銀行の通帳を見ると、日々オンライン賭博事業者への送金があり、多いときは1日で10万円を超える賭け金が送金されていました」やがてローンにまで手を出すようになり、借金は雪だるま式に膨らんでいったという。■オンラインで大阪のカジノにアクセスできる可能性がさらに問題なのが、こうしたギャンブル依存症患者が、大阪にカジノが開設されることによって激増する可能性があることだ。「2021年に大阪府・市が提出した区域整備計画では、カジノの年間利用者数はのべ約1千600万人と記されています。うち、日本人が約1千万人。かりに、この計画どおり約1千万人の日本人がカジノを利用した場合、〈約2%がギャンブル依存症になる〉と、カジノ事業者も認めています。つまり、年間20万人の依存症患者が生まれる可能性があるのです」(新川さん)田中さんも、こう懸念を示す。「出張で大阪を訪れたビジネスマンが、接待でカジノを利用するケースもあるでしょう。たまたまビギナーズラックで勝ったら、地元に戻っても、〈またカジノがしたい〉と思うようになります。そのときアクセスするのは“オンラインカジノ”。そうやって、カジノ依存症患者が増えていくのです」さらに、こんな恐ろしいシナリオも進んでいる……。「海外のカジノ場は、オンラインとの併用が主流です。今後日本でも法改正をして大阪のカジノにオンラインでアクセスできるようにする可能性は高い。実際、いま大阪で開発を進めている米・カジノ事業者は、オンラインカジノ事業者の買収を進めており、その機会を虎視眈々と狙っています」(新川さん)大阪府の吉村洋文知事は、ギャンブル依存症対策として、〈入場回数の制限(7日間で3回、28日で10日)〉〈入場料1回6千円〉〈本人や家族などからの申し出による利用制限〉などを挙げているが……。「対策している“ふり”にすぎません。1週間で3回と言うが、カジノは24時間営業。夜中の0時に入って、同日の午後11時59分に退出するパターンを1日おきに3回繰り返せば、ほぼ1週間入り浸ることができます。本人や家族からの申し出による利用制限があっても、強制力はありませんから入場を拒むことはできないでしょう。本気で対策するなら、日本人の利用は禁止すべきです。韓国では、一カ所をのぞいて韓国人の入場を禁じています」(新川さん)ギャンブルに溺れ“水原化”する日本人を増やさないためには、抜本的な対策が望まれる。
2024年04月04日《はじめまして バイオリニストの末延麻裕子です》3月13日の誕生日にインスタグラムを開設したのは、羽生結弦(29)の元妻でバイオリニストの末延麻裕子さん(37)。羽生との電撃結婚の前に、末延さんはSNSのアカウントやホームページを削除して実質引退状態となっていた。しかし、二人の結婚生活はわずか105日間で終止符を打ち、離婚を機に末延さんはバイオリニストとしての活動を再開している。プロフィール欄に《アナログ人間》《趣味 料理》などと書かれた新しいアカウントで、末延さんがフォローしている相手は現在21人。ライブで共演経験のある相川七瀬や友近扮する水谷千重子ら芸能人のほか、バイオリニスト、美容家などで占められている。そのたった21人のなかに人気ヘアメイクアップアーティスト・小田切ヒロ氏が含まれていることで、一部の羽生ファンの間に波紋が広がっているという。「羽生さんがアンバサダーを務めているコーセーのスキンケアブランド『雪肌精みやび』の広告で、昨夏に公開されたキービジュアルのヘア&メイクを担当したのが小田切氏なんです。当時の羽生さんと小田切氏のタッグには“猛暑を吹き飛ばす圧倒的な美”とファンから絶賛のコメントが寄せられました。羽生ファンにとっては名の知れた人物なだけに、《羽生君にまだ未練ありそう?》《匂わせでやってるの?それとも無意識?》などと深読みをするファンが出てきています。末延さんは元々、SNSでコスメを紹介していたほど美容に関心が高い方なので、単なる偶然だとは思いますけどね……」(広告代理店関係者)インスタグラムには、今週末に故郷・山口県でソロコンサートを開くことも告知されている。 “羽生元妻”という肩書を世間が忘れるほど、末延さんが美容家兼バイオリニストとして活躍する日も近いかもしれない。
2024年04月03日25年以上にわたり、子供たちに愛され続けている人気アニメ『おじゃる丸』(NHK Eテレ)。4月から第27シリーズの放送が始まり、大河ドラマ『光る君へ』(NHK)とコラボするなど盛り上がりを見せている。本作の主人公は、千年前のヘイアンチョウの妖精界から現代に、「エンマ大王のシャク」を手にしてやってきた坂ノ上おじゃる丸。エンマ大王から逃げ回るうちにたどり着いた町で小学生のカズマと出会い、家に居候することに。賑やかなキャラクターたちが登場するほのぼのストーリーだ。新シリーズが始まるにあたり、工藤静香(53)が歌唱する楽曲『丸』がエンディングテーマに決定した。5人組バンド・wacciの橋口洋平(40)が作詞作曲を手がけ、ポジティブな歌詞とノリの良いメロディが特徴的だ。エンディングのアニメーションにはキャラクターの「うすいさちよ」が工藤の代表曲『嵐の素顔』の振り付けを披露しており、ラストには工藤本人のキャラクターも登場している。そんな工藤は2日放送の『うたコン』(NHK)に出演し、ヒット曲『MUGO・ん…色っぽい』だけでなく『丸』も披露。会場にはおじゃる丸も駆け付け、「静香の歌声、まろも大好きでおじゃる」と絶賛していた。そして出演後に工藤は、おじゃる丸との2ショットをInstagramに投稿。《息継ぎをミスしたらout と判明笑「じいじもばあばも丸!」がギリ歌えてよかったです。生おじゃる丸も可愛かったです》と、感想を綴っていた。トップアイドルとして一世を風靡し、いまも第一線で活躍する工藤。だが、おじゃる丸との“異色コラボ”は視聴者を驚かせたようだ。ネットでは、《工藤静香は刺さる世代には刺さる。おじゃる丸(制作陣)やってくれるぜ》《めちゃくちゃ良い曲だったな》と絶賛する声が。いっぽう“イメージとかけ離れている”と困惑した人もいたようで、こんな声も上がっている。《おじゃるちゃんから最も遠い存在の気がする》《おじゃる丸のテーマソングならもっと子供が知ってて喜ぶ様な人にすれば良いのに》《「おじゃる丸」って子供向けだと思ってたけど違うのかな。方向転換図ってるとか?》「オープニングテーマは第1シリーズから、現在も北島三郎さん(87)が歌唱を担当しています。いっぽうエンディングテーマは初期の頃はキャラクターの声優さんが歌唱することが多かったのですが、2010年代半ばにはTHE COLLECTORSや在日ファンク、クレイジーケンバンドなど人気バンドが起用されたことも。最近ではフワちゃんや椎名林檎さん(45)、山崎育三郎さん(38)など、バラエティに富んだ人選が目立っています。子供たちとは離れた世代の工藤さんが起用されたことに、意表を突かれた人が多かったということでしょう」(テレビ局関係者)おじゃる丸とのコラボを機に、子供たちのファンも増えるだろうか?
2024年04月03日《今日は辛すぎて人生初の救急車》4月2日、Instagramのストーリーでこう明かしたのはタレントのGENKING.だ。《腰から下の皮膚がヒリヒリして(例えると火傷(やけど)して皮が全部めくれた位痛いの)肌に服が触れるだけで激痛なの。外傷などは全くなく、見た目は綺麗》と綴ったGENKING.は、こう続けた。《2週間前に熱が出てそこから関節の痛みと皮膚がヒリヒリしだして今朝からしびれと痛みが加わって辛い 先週から病院も何件も回って血液検査も何回もしても異常が見当たらなく原因不明なんだけどそんなはずが無い位痛くて泣けちゃう程痛いですロキソニンも飲みすぎて効かなくてこれ以上飲むと胃潰瘍になるからって今日から禁止されて原因がわからないから薬もきちんとしたのがなくて本当に痛くて辛いから困ってます》原因不明の激痛に悩まされることとなったGENKING.。次の投稿では整形外科やペインクリニック、大学病院の神経内科を受診する予定だと明かしていた。そんななか3日、病名がついに判明したようだ。GENKING.は再びストーリーを更新し、《これから精密検査をするけどおそらく線維筋痛症との診断》と報告した。線維筋痛症とは身体に痛みをきたす原因不明の慢性疾患のことで、激しい運動やストレス、天候などの外的要因によって悪化することが多いとされている病だ。そしてGENKING.はストーリーで「線維筋痛症は、真面目で頑張り屋の人がなりやすい」「自分を犠牲にしてでも周りの期待に応えようとしたり、自分を押し殺すがあまり、自分のネガティブな感情がわからない人もいる」という解説を紹介し、《全部当てはまりすぎてびっくり》と投稿。さらに「強いストレスを受けていながらも、真面目な性格から上手く逃げ道を作れない。それでもストレスには無自覚で、抑圧したストレスが蓄積されるとやがて身体症状として表面化する」という説明について、《昔なった突発性難聴と原因が似てるから私はストレスに弱いんだな》と記している。病名にたどり着くことができたGENKING.。早く症状が回復することを願うばかりだ。
2024年04月03日職業差別と取れる発言をしたことで渦中の人となった静岡県の川勝平太知事(75)。再び、その言動が物議を醸している。4月1日、静岡県庁での新規採用職員向けの訓示で「うそ偽りを言わないことが大切。言葉遣いが大切です」と心構えを述べた後に「県庁はシンクタンクだ。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」と発言した川勝知事。農業や畜産業、製造業を“知性が低い”とするような物言いに「職業差別だ」との声が相次いだ。しかし、川勝知事は2日に開いた会見で「職種が違うということを言っただけ」として、「(発言の)全体の趣旨を見てほしい」などの言い訳を連発。さらに「メディアのハラスメントが横行していることを憂いております」などといい、『読売新聞』の記者が1日の川勝知事の発言をそのまま読み上げて「これを聞いた県民から、県の広報課に対して『農業や畜産に携わる人の知性が低いということですか。驕った考えですね』という声が多数届いているそうです」と伝えた際にも「それは読売新聞の報道のせいだと思っています」と反論。また『読売新聞』の記者が「昨日知事が言われた発言をそのまま切り取ることなく、お伝えした上で県民の方はそのように取られた」というと、川勝知事は「いや、切り取られたんだと思いますね」「脈略から外れてるんじゃないですか?」と述べた。そして、今後の対応を問われた際、こう述べた。「こういう風潮が弥漫していることに対しましては、憂いをもっております。どうしたらいいのかなと思いまして、よく考えたんですけれども、準備もありますからね。6月の議会をもってこの職を辞そうと思っております。以上です」突然の“逆ギレ辞意表明”に現場は大混乱。記者らから怒号に似た呼びかけも起こったが、川勝知事はそれらに応じることはなく会見を後にした。言い訳を連発した上に、突然辞任を発表した川勝知事。その会見内容にネットでは《川勝、逆ギレ辞意表明か。酷い記者会見だったな》《この人完全にやばい》と非難が殺到する事態にーー。また電撃辞任に対して、Xでは《は?ここから逆ギレ辞職というパターンがあるの??大人が!?》《逆ギレ辞職とは…》《川勝知事まじでヤバい人やん…あの発言はさすがに切り取りとか関係ないやろ。怖すぎて怒りとかない。ヤバい人を見てるって感覚でしかない。はよ辞めてくれ。怖いから》と呆れる声も上がっている。さらに、川勝知事の電撃辞任宣言を疑う声も上がっている。川勝知事は’21年10月、参院補選の応援演説で、対立候補の地盤だった御殿場市について「あちらはコシヒカリしかない」「飯だけ食って、それで農業だと思っている」と発言。猛批判を浴びた上に、県は11月に辞職勧告決議を可決。しかし川勝知事は辞職を否定し、12月分の給与などを返上するとしていた。ところが’23年7月に給与が返上されていなかったことが判明し、その際、川勝知事は「熟慮した結果、発言に対するけじめは知事として職責を果たすことだと思い至った。今は諸課題に全身全霊で取り組む」とNHKの取材に対して答えていた。そのため、今回の電撃辞任についてもXでは《完全に辞めるまで信用出来ない川勝》《川勝は実際に辞任するまでは信じられないw》《まあ川勝さんの場合、本当に辞めるまで信じられないが…》と疑う声も相次いでいる。
2024年04月03日「すべての女性が、いきいきと、自ら選んだ道を歩んでいけるよう力を尽くすことを、改めてお誓いいたします」3月8日、国際女性デーに合わせ、こんな力強いメッセージを送った岸田文雄首相(66)。だが、独り暮らしの高齢女性の多くは“自ら選んだ道”を歩めないほどの危機にひんしている。ニッセイ基礎研究所の准主任研究員の坊美生子さんはこう語る。「独り暮らしの高齢女性が急増しています。2020年の国勢調査では、高齢女性の単独世帯は約441万世帯もありました。国立社会保障・人口問題研究所は、2040年にはこれが540万世帯まで増えると予想しています」独り暮らしの高齢女性が急増しているなか、東京都立大学子ども・若者貧困研究センターの阿部彩教授が1月25日に発表したレポート「相対的貧困率の動向(2022年調査update)」は多くの人に衝撃を与えた。貧困問題を研究している、神奈川県立保健福祉大学准教授の吉中季子さんが解説する。「阿部先生の調査によると、65歳以上単独世帯の相対的貧困率は、男性が30%なのに対して、女性は44.1%だったとのことです。相対的貧困率とは、全世帯員を考慮して計算した可処分所得(手取り)の中央値の半分である貧困線に至らない人の割合のこと。厚生労働省によると2021年の貧困線は127万円。つまり、65歳以上の独り暮らしの女性の2人に1人近くが、年間の可処分所得が127万円未満ということになります」多くの独り暮らしの高齢女性が月11万円に満たない収入で、生活を送っているのだ。京都府に住む66歳のA子さんも、そんな女性のひとりだ。「元夫は高給取りのサラリーマンでしたが、40代のときに夫が不倫したことが原因で離婚に踏み切りました。それからは、養育費とパート収入で何とか生活していましたが、子供が大学を卒業し、養育費がなくなったことで生活が一変。困窮するようになりました。昨年、ようやく年金生活に入ったのですが、夫の厚生年金の一部を受け取れる“年金分割”は微々たるもの。基礎年金を合わせて月8万円ほどしかありません。マンションの管理費が払えなくなって、安いアパートに引っ越すことに。今後はマンションを売って手にしたお金を取り崩しながら生活していくほかありません」■夫の死後に妻が生活保護になった例もなぜ、独り暮らしの高齢女性は貧困に陥りやすいのだろうか。前出の吉中さんはこう語る。「高齢夫婦の場合、働きに出ていた夫に厚生年金が上乗せされ、家庭を任された専業主婦は基礎年金のみというケースが多いです。夫婦でいれば生活できますが、単身になると、途端に女性は年金額が少なくなってしまいます。さらに、働いていたとしても、男女間の不平等な賃金格差や労働環境が年金額に影響を与えます。その結果、“年金加入状況の成績結果”があらわれる65歳を境に、女性の貧困率が高まるのです」だが、“成績結果”は人によって異なる。厚労省のデータによると、未婚女性の年金の平均受給額は月11万9000円ほどなのに対し、離婚した女性は月8万9000円ほどだ。一方、夫と死別した女性は月12万1000円。前出の阿部教授の調査によると、65歳以上の女性の婚姻状況別の貧困率は、未婚が43.1%、離婚が43.6%、死別が32%だった。ただし、これは子供や親と同居している世帯を含む、独居に限らない数値。独り暮らし女性に限れば、数値はもっと高くなるとみられる。一方、既婚女性の貧困率は13.5%だ。具体的に見てみよう。未婚の高齢女性は、自分で働いて生計を立ててきた場合が多いが、現役時の働き方によって、年金の受給額は異なる。非正規労働者やフリーランスとして働いてきた人は、現在、月額6万6250円が満額(67歳以下)の国民年金(基礎年金)だけしか受給できないことが多い。一方、正社員や公務員として働いてきた人は、基礎年金に加え、現役時の収入に応じた厚生年金の比例報酬部分を受給することができる。しかし、前述のように、日本は男女間の賃金格差が大きい。OECD(経済協力開発機構)のデータによると、日本の男女間の賃金格差は21.3%と、世界平均11.9%の約2倍もある。仮に厚生年金を受給していても、貧困に陥らないとは限らないのだ。離婚した場合、前出のA子さんのように“年金分割”が受けられるが、ファイナンシャルプランナーで夫婦問題コンサルタントの寺門美和子さんはこう指摘する。「年金分割とは、婚姻関係があった期間、夫が納めた厚生年金の一部を、離婚後も受け取れる制度です。しかし、みなさんが期待しているほど多くはありません。平均月3万円といわれており、どんなに多い人でも5万円くらいで、家賃にも満たない額なのです」さらに、離婚から2年以内に手続きを行わないといけないが、制度を知らずに手続きを怠り、もらいそびれる人も多いという。婚姻状況別貧困率でもっとも低かったのは夫と死別した高齢女性。夫が厚生年金の受給者だった場合、死別後も妻は基礎年金とは別に、夫の厚生年金の比例報酬部分の4分の3を受け取れる、遺族厚生年金の制度があるためとみられる。しかし、夫が自営業やフリーランスで国民年金のみの受給だった場合は悲惨だ。国民年金だけの人にはこのような制度がないからだ。「厚生年金がない自営業の夫に先立たれた別の女性は、基礎年金が月3万5000円ほどだったため、夫の死後、生活保護を受けました。最後は施設で亡くなりましたが、葬式も質素なものしかできませんでした」(前出・寺門さん)2017年の厚労省の資料によると、夫と死別した65歳以上の女性で遺族厚生年金がある場合の年金の平均受給額は月13万7000円だったのに対し、遺族厚生年金がない場合は6万6千円と、半分以下になってしまう。しかし、遺族厚生年金にも“落とし穴”があると寺門さんは言う。「ある女性は、自分も働いていて厚生年金に加入していました。サラリーマン経験のある夫を亡くした際、自分の老齢厚生年金のほうがわずかに高かった。年金は“一人一年金”の原則があり、その女性は自分の厚生年金のほうを受給することにしたのですが……。お互い月13万~14万円の年金をもらい合計30万円弱で生活していたので、夫の死後、収入は半減したのです」■物価上昇で増加する貧困“独り暮らし女性”今後、独り暮らし女性の生活苦は改善するどころか、ますますひどくなっていく公算が大きい。「もともと、物価や賃金が上昇すれば、年金額も同じように上昇していたのですが、マクロ経済スライドという制度が導入され、年金受給額の上昇は抑制されています。物価が上がれば上がるほど、年金の価値は目減りしていくのです」(経済部記者)ますます貧困リスクが高まるなか、もっとも重要なのは働くことだと、寺門さんは力説する。「令和時代に老後生活を支えるのは、WPP(Wは就労延長、2つのPは私的年金と公的年金)の3本柱。まずは働き、離婚や死別しても自立できるようにすることが重要です。現在、厚生年金の適用拡大により、パート主婦でも厚生年金に加入できるチャンスが増えています。年金保険料を納める分、手取りは少なくなりますが、将来の年金を上乗せできます。そして働いて得たお金の一部をNISAやiDeCoに回し、将来に備えることもできます」年金の繰下げ受給をして年金額を増やすことも要検討だ。「夫より長生きする可能性の高い妻は、70歳まで繰り下げて、年金額を42%増やすことも、死別対策になります」(前出・寺門さん)おひとりさま貧困に陥らないように、今からできる準備を怠らないことだ。
2024年04月03日4月1日、スペシャルドラマ『GTOリバイバル』(フジテレビ系)が放送された。‘98年に一世を風靡した大ヒット作品の復活ということで、世間は大いに盛り上がった。実は、伝説の教師「グレート・ティーチャー・オニヅカ」こと鬼塚英吉を演じた、主演の反町隆史(50)は、これまで何度も復活のオファーを断り続けてきたそうだ。ただ、ある映画がきっかけで、今回の特別ドラマを実現することになったという。「ちょうどトム・クルーズが『トップガン マーヴェリック』を久しぶりに復活させた時で、なんでこの人はたくさん代表作がある中で『トップガン』を今復活させたのかなって正直思ったんです。その時に、作品の内容もそうなんですけども、俳優としてのトム・クルーズの生き様に共感できたんです。すごいことだなって(中略)。過去にお話を頂いた時は、“今はちょっと…”となりましたが、“今だったらできるな”って自分の中でつながったんですよね」(「クランクイン!」‘24年3月31日配信)『トップガンマーベリック』は、人気映画『トップガン』の36年ぶりの続編だ。『GTO』の歴史と重なる部分もあったのだろう。また、今回のリバイバルドラマには、窪塚洋介(44)、小栗旬(41)ら、当時生徒役だった豪華俳優陣も駆けつけたが――。「実は当時、いまや彼らに並ぶ人気俳優たちも“チョイ役”として出演していたんですよ。連続ドラマには、駆け出しの頃の玉木宏さん(44)が登場。脇役で役名すらなかったそうですよ。さらに、劇場版『GTO』には高校生役で妻夫木聡さん(43)も出ていました」“続編”では、また誰かがサプライズ出演するのだろうか。
2024年04月03日3月末をもって中島健人(30)が卒業し、4月から改名し、新体制となった「Sexy Zone」改め「timelesz」。1日に行った生配信内で、新メンバー募集オーディションを行うことを発表したのだが、ファンの間で波紋が広がっている。配信内で、新メンバーを募集する意図について「これまで以上の景色を見たい」と述べた菊池風磨(29)。発案したのは菊池と明かした上で、佐藤勝利(27)は「最初に提案してくれたのは風磨くんだけど、そこが矢面に立って欲しくないという気持ちが僕たちはある。3人で決めたことだから」と総意であることを強調。松島聡(26)も「ファンのみなさんに楽しいエンタメを届けられるかということを考えての決断」と3人揃って前向きな姿勢を見せた。しかし、新メンバー募集に複雑な思いを持つファンも多かったよう。明けた2日、菊池がInstagramのストーリーにある「質問箱」機能を使い《なんでも答えます。なんでもください》とファンから質問を募集したところ、厳しいコメントが寄せられる事態となってしまった。菊池は早速《新メンバー入っても3人しか応援できない》というコメントをピックアップし、《そのお気持ちになるのも、正直、普通だと思います》と返信。続けて、新メンバーを募集するオーディション番組を開催する意図について、こう綴った。《ただ、オーディション番組として、ドキュメンタリーで追うことによって、彼らの志と想いが伝わればと思います。そんな志と想いを強く持った仲間を探しています。認めてもらうことは甘くないことは百も承知で、認めてもらう努力を私もしていきます》さらに《新メンバー加入をどうしても受け入れられなくて離れそうなファンに対してはどういう気持ち?》と踏み込んだコメントにも、《それでもついてきてほしいです。そのために向き合います》と決意を表明。その後も元メンバーである中島やマリウス葉に対しどう説明したのか、一般募集するにあたってジュニアへの影響はどう考えているかなど、その後も率直な質問に次々に答え続けた菊池。なかには厳しいコメントをしたとみられる人からの《言い過ぎましたごめんなさい》との謝罪もあり、それに対し《良いんです!チョイスしてるのもこれもまた私ですので!きっとあなたと同じことを思っている方もいらっしゃるはずです。なのでむしろ、ありがとうございます。本当に気にしないでくださいね》とフォローする場面もあった。続けて《今日、さらに私に限ってはどんなお言葉も頂戴します》と覚悟を述べたうえで、《ただ、他のメンバーに対してや、ファンの方同士ではどうか穏便にお願いします!》と配慮する姿も見せた。この菊池の真摯な姿勢に、ファンからは驚きと賞賛の声が寄せられている。《風磨くんのストーリーすごい昨日の今日で質問箱やるなんて絶対そういうコメントがくるとわかってるだろうに、どんなコメントにも凄く誠意を持って答えてて、回答全てに優しさと覚悟を感じる》《風磨くんのインスタのストーリー見てる。ブラスはもちろんだけどネガティブなコメントにも1つ1つ丁寧に誠意を持って答えてるのすごいな。たぶんキツイ言葉もあるだろうに、ファンと直接向き合おうとする彼の本気と覚悟を感じてる》《風磨くんの質問箱見て相当な覚悟なんだなと。自分の思いを言葉にするって大事だなと改めて》
2024年04月02日2026年放送のNHK大河ドラマが『豊臣兄弟!』に決定し、仲野太賀(31)が主演を務めることになった。仲野といえば父親が俳優の中野英雄(59)で二世俳優として知られているが、実は芸能界に“もう一人の父”がいるという。「太賀くんのお父様と柳葉敏郎さん(63)は親交が深く、家族ぐるみの仲だそうです。柳葉さんは太賀くんが生まれた時から可愛がっているそうで、太賀くんは柳葉さんを『第二の父』として慕っていると聞きました」(仲野の知人)仲野と柳葉は2020年公開の映画『泣く子はいねぇが』で共演を果たしている。同作は柳葉の地元・秋田県が舞台で伝統行事「ナマハゲ」をテーマにした映画で、公開記念の舞台挨拶で仲野は柳葉との関係性を次のように語った。「毎年、正月は“柳葉詣”というか、新年の挨拶で会っては泣かされていました(笑)。秋田にとってのナマハゲは、僕にとっての柳葉さん。対面するだけで震えるような身近な存在。(柳葉が演じた)夏井が(仲野が演じた)たすくの父親代わりという役であったことも、感慨深いものがありました」一方、柳葉も仲野と共演できた喜びを明かしている。「彼の主演作で共にできたこと。両親も喜んでいるとは思うけれど、自分も胸がいっぱいだったし、役でもその気持ちを表現できる間柄の設定だったので、現場で温かい空間の中で過ごすことができた」しかし、そんな第二の父に仲野が困っている部分もあるという。「以前、『おかべろ』(カンテレ)という番組に柳葉さんが出演した際、村上ショージさんが『酒を飲んでいる柳葉には近づくな』と明石家さんまさんから忠告されたことを明かしていました。柳葉さんの酒癖の悪さは芸能界でも有名で、飲みの席で後輩俳優の頭をたたきながら説教をしていたこともあったとか。仲野さんも小さい頃はベロベロになった柳葉さんに“ダル絡み”されていたんじゃないでしょうか」(制作関係者)仲野の大河主演が決まってから、柳葉は周囲にこんなことを漏らしているとか……。「『豊臣兄弟!』の発表会見で仲野さんは『太賀が大河と……シャレになってしまって申し訳ない』と冗談交じりに挨拶をしました。それを聞いた柳葉さんは仕事仲間に『あれは俺が昔から言ってたんだ!言い始めたのは俺だよ!』と言っているそうです。嬉しさあまってのことだとは思うのですが、仲野さんは少し困惑しているかもしれませんね」(前出・制作関係者)可愛がっていた息子のような存在が、大河の主演俳優にまで成長したことが嬉しくて仕方がないようだ。
2024年04月02日米フロリダ州ラブレで3月27日朝、公立小学校が緊急封鎖された。警察当局は「学校職員と協力し、すぐに状況を調査し解決した」とのみ発表し、何が起こったのか明らかにしてこなかったが、この小学校に通う10歳の少年2人が逮捕されていたことがわかった。NBC2などが伝えている。封鎖された日、学校でカルロス・サントス・マドリッド被告(10)のリュックサックから弾薬が発見された。聞き取り調査の結果、2月初旬に保安官代理の息子であるジェイデン・ディエゴ・エスコベド被告(10)が、マドリッド被告に自身の父親の銃を300ドル(約45000円)で売り渡していたことがわかったという。警察がマドリッド被告の自宅を捜索したところ、物置の中からエスコベド被告から買った銃とマリファナ74グラムが見つかった。ヘンドリー郡保安官事務所の発表によると少年は2人とも逮捕され、エスコベド被告は未成年者への銃器売買、未成年者による銃の不法所持、銃器の窃盗の罪で起訴された。また、マドリッド被告もエスコベド被告の銃器窃盗以外の2つの罪状に加え、学校敷地内における銃の不法所持、20グラムを超えるマリファナの所持で起訴されている。
2024年04月02日4月1日、Sexy Zoneが新グループ名「timelesz」をYouTubeなどの生配信で発表した。新メンバー募集オーディションを開催することも明らかになり、4月2日には菊池風磨(29)がInstagramでファンからの疑問の声に答えた。3月31日をもって中島健人(30)がグループを脱退し、3人での活動がスタートするtimelesz。4月1日の生配信で菊池は、「これまでSexy Zoneを応援してくださった方と、これまで以上の景色を見たいと強く思った上で、この決断に至りました」と、メンバー増員の理由を語った。「新メンバーを決めるオーディションの詳細発表や応募の開始は5月を予定しているとのことで、公式サイトには《日本で活動可能な18歳から30歳までの男性》《芸能プロダクション等の芸能活動を行う団体に所属をしていない方(ジュニアは応募可)》などと大まかな応募資格が掲載されています」(スポーツ紙記者)菊池は生配信で「飛躍を目指したい」「この飛躍には大改革が必要」と前向きな思いを語ったが、ファンの思いは複雑なようだ。「11年、Sexy Zoneは菊池さん、佐藤勝利さん(27)、松島聡さん(26)に加え、中島さんと22年末をもって芸能界を引退した元メンバー・マリウス葉さん(24)の5人でデビューしました。この4月から心機一転改名したとはいえ、5人で作り上げたグループに突然新たなメンバーが増えるということを受け入れがたいファンは多いようです」(スポーツ紙記者)そうしたファンの心中を察してか、菊池は2日に自身のInstagramのストーリーズを更新。《なんでも答えます。なんでもください》とファンから質問を募集したのだ。「ファンからは《新メンバー入っても3人しか応援できない。》と率直な声が寄せられ、菊池さんは《そのお気持ちになるのも、正直、普通だと思います。》と受け止めるような回答をしていました。《3人じゃなくなるのやっぱ寂しい》というファンに対しては、《その気持ちもいたいほどわかります!突然でごめんなさい。それでも、諦めきれない想いがあります。》と応じていました」(前出・スポーツ紙記者)なかにはファンの攻撃的な意見もあった。「《健人くん、マリウスの代わりではないよね?》《ケンティーとかマリウスの気持ちとかって考えた?》と辛らつな意見もありました。菊池さんは《代わりは誰にも務まりません》《もちろん考えていますし、説明も直接しています》と冷静に返答。また、《新メンバー加入をどうしても受け入れられなくて離れそうなファンに対してはどういう気持ち?》というファンも。《それでもついてきてほしいです》と菊池さんは気丈に回答していました」(前出・スポーツ紙記者)それでも増員に反対する声は非常に多いようで、X上でも《新メンバーとかいらない。3人でいいやん。納得いかない、無理ー、》《事務所やめて自分たちで会社やればいいんじゃないの?新メンバーを一般から募集は頭おかしい》と心ない声が。反対意見を目の当たりにした菊池に対し、Instagramでは《元気だして菊池》といったエールも。増員が彼らにとって良い結果になってほしいが……。
2024年04月02日4月1日、『GTOリバイバル』(フジテレビ系)が放送。26年ぶりに反町隆史(50)が演じる鬼塚英吉が復活したとあって、大きな注目を集めている。『GTO』は’98年に放送されていたドラマで、元暴走族の高校教師・鬼塚が、学校内で起きるいじめや問題に立ち向かっていく物語。今回放送されたリバイバル編は、現実同様に前作から20数年経った設定になっており、40代後半から50歳になった鬼塚が令和の高校生が抱える問題に立ち向かうという内容だった。今作には98年のドラマに生徒役として出演していたキャストも登場。当時10代で中心的な生徒を演じていた池内博之(47)・山崎裕太(43)・窪塚洋介(44)・小栗旬(41)らが揃って出演し、大人になって鬼塚と再会するシーンを好演した。池内らだけでなく、’99年に制作された映画版『GTO』には当時新人の妻夫木聡(43)が出演するなど、今では売れっ子となった俳優らが生徒役で出演していたことでも有名だ。実は、今回のリバイバル編には登場していないものの、実は’98年のドラマ本編にも端役として玉木宏(44)が端役として出演していた。玉木が演じたのは、ドラマ10話に登場した他校の生徒役。玉木の出演はわずかで役名もなかったため、作中に自分の名前で出演していた。今回玉木の出演がなかったことについて、『GTO』プロデューサー・安藤和久氏(61)氏は『週刊文春』のインタビューにこう答えている。「98年の時は、本当に少し出ていただいた感じなんですよね。2時間という制約の中で、二十数年後の鬼塚との関係性を作りづらいキャラクターというのもあり、今回はレギュラー出演していただいた方に絞らせてもらいました。でも、ぜひまた機会があれば出ていただきたいですね」『GTO』に出演するキャストは、鬼塚だけでなく生徒たちもまたグレートだったようだ。
2024年04月02日