女性自身がお届けする新着記事一覧 (885/893)
「夫婦ゲンカばかりしていると嘆いていた60代の女性に、毎朝30分だけ、早く起きることをお勧めしました。先日、その夫婦にお会いしたら『半信半疑で実践したけど、不思議とケンカをしなくなりました』。ご主人も『こんなに妻が変わるなんて、驚いた』と話すんです。幸せは実践した人だけに訪れる。いいお手本です」 こう話すのは、曹洞宗徳雄山建功寺住職の枡野俊明さん。「禅の庭」のデザイナーとして、カナダ大使館など多くの庭園を手がけ、’06年には『ニューズウィーク日本版』の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれている。そんな枡野さんの新著が『幸運は、必ず朝に訪れる。』(秀和システム)。 では朝をどう過ごせば幸せがやってくるのか?いつもより30分早く起きたら、枡野さんが教える、次の幸運をもたらすための7つの作法を。作法はすべて10分を目安に行う。30分あれば、7つのうち、3つを行うことができる。3つを選ぶ基準は自分が苦手なこと。掃除が苦手なら掃除、体を動かすことが苦手なら散歩を選ぶようにする。 【作法1】玄関、トイレ、風呂場、その日決めた場所を掃除する 「掃除という行為自体が心身をすがすがしくするもの。禅の修行では『一掃除二信心』といわれるほどで、その場をきれいにすることは、自分の心についた塵や埃を払うことだからです。月曜はトイレ、火曜は玄関……と順にやっていけば1週間で家全体がきれいになります」 【作法2】新聞のコラムなどを書き写してみる 「新聞の1面下には各紙とも編集コラムが載っています。たとえば朝日新聞なら『天声人語』。これを毎朝、その日の分を心を込めてノートに書き写していく。写経と同じく心を静めるとともに、時世の知識も身につく。一石二鳥です」 【作法3】心を込めてお茶をいれる 「禅僧の朝はお茶をいれ、仏様にお供えすることから始まります。一口にお茶をいれるといっても、お湯を沸かし、急須に茶葉を入れ……ひとつひとつ丁寧にすることで心が落ち着いていきます。茶碗1杯分だけのお湯を急須に注ぎ、1分間、じっと待ったのち、茶碗に注ぐ。このとき、急須を揺すったりしてはいけません。とにかくじっくり最後の1滴まで茶碗にそそぎ、味わって飲む」 【作法4】椅子に座って坐禅をする 椅子は、できれば背もたれのないものを用意。椅子に向かって一礼してから座る。背筋を伸ばして、両足はこぶしひとつ入る間隔に開き、膝の角度は90度。太ももの上で両手で「法界定印」を作り、目は半眼に開けて、下斜め45度を見る。 「舌は軽く上あごにつけ、ふーと口から息を吐きだします。つづけて、上体をゆっくりと左右に揺らしながら、だんだん揺れ幅を狭くして、体が左右対称に安定する位置を探します。上体の位置が決まったら、ここからは腹式呼吸。鼻からゆっくりと息を最後まで吐きだして、吸います。これを10分間続けてください」 【作法5】観葉植物などの世話をする 「植物は自然の象徴。ぜひ一鉢、観葉植物を購入し、部屋で育ててみてください。仏教では自然とともに生きることを『共生(ともいき)』といい、これは、その実践です。枯れ葉を摘んだり、霧吹きで水をやったり、季節ごとに姿を変える植物と向き合うことから、命の移ろいを感じさせてもらえるはず」 【作法6】鏡でじっくり自分の顔を見る 「寝起きの素顔の自分を鏡に映し、『今日はこれからこういう予定です。本当に今日やるべきことでしょうか』と問いかけてみて。面倒なことを避けている自分に気づいたり、周囲の状況に負けそうな自分に『頑張れ』と気合いを入れることもできます。外見ではなく、内面を見つめるために鏡を使ってみてください」 【作法7】散歩をする 「体を動かすことも心身を整えるのに欠かせません。ラジオ体操でもいいのですが、自然と触れ合う『共生』も同時にできる散歩がおすすめ。10分間あれば、季節の移ろいを肌で感じながら、ゆっくり歩いても意外と遠くまで行ってこられます。『こんなところに花が』などと、自分自身と語らいながらの散歩は、心身を癒します」 最後に枡野さんはこう語る。 「幸運というのは春風のようなもの。誰にでも平等に吹いてきます。ただ、それをつかまえられるかどうかはその人次第。つかむためには準備が必要です。禅では『調身、調息、調心』を重んじます。自分自身を見つめ、心身と呼吸を整える。家事や仕事に追われ日々を過ごしている主婦が、こうした時間を持つとしたら、朝か夜。しかし夜は1日の疲れで心が汚れています。睡眠によって心身がリセットされている朝こそが、自分と向かい合うのに最もふさわしい時間です」
2017年03月15日この日の集合は朝6時。新垣結衣(28)がちょっと眠そうなのも無理はない。2月下旬の寒空の下、瑛太(34)とW主演の映画『ミックス。』の撮影は都内の高層ビル街の一画でおこなわれていた。 「卓球の混合ダブルスのパートナー役を務める瑛太とは息がピッタリ。ガッキーはけっして運動が得意なほうではないので、撮影の合間に一緒に練習をしています」(製作スタッフ) この映画は視聴率の低迷に苦しむフジテレビの製作。2017年の同局の威信はガッキーの小さな双肩にかけられた。 「ヒロインを務める人気シリーズ『コード・ブルー』の3作めを7月期の月9で放送する。『逃げ恥』を上回るヒット作にしたい」(同局編成関係者) 女優活動を本格的に始めた2006年ごろ、ガッキーをインタビューしたスポーツ紙の記者はこう語る。 『「お芝居は苦手。沖縄に帰りたい』と真面目な顔で言っていた。そんな彼女の 演技が一局の命運を握るようになるとは、感無量ですね」 早朝はまだ冷える。冷たい風が吹くと、ダウンコートのフードを被って、ギュッと耐えていたガッキー。頑張って!(週刊FLASH 2017年3月28日、4月4日号)
2017年03月15日『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の“ゆるカワ”ヒロインで大ブームを起こした新垣結衣(28)。3月10日には7月期に月9ドラマ「コード・ブルー」(フジテレビ系)が放送されると発表されるなど何かと話題だが、彼女が現在挑んでいるのは“逃げ恥”と180度違うスポーツ映画だという。 その映画とは、今秋公開予定の映画『ミックス。』。彼女は天才卓球少女だったアラサーOLを熱演。W主演の瑛太(34)と男女混合ペアを組み、卓球の全国大会に挑戦していくというストーリーだ。 そんな映画の撮影が、3月上旬に群馬県内の体育館で行われていた。早朝7時前に宿泊先のホテルからタクシーに乗り込み、ロケ地へ向かったガッキー。100名ほどのエキストラに囲まれ卓球シーンに臨んだが、そこでは“逃げ恥”のみくりを彷彿とさせる天使スマイルで周囲を虜にしていたという。 「たとえばスタッフがカメラテストで寄ってきたときに、彼女は突然スマッシュする素振りをして驚かそうとしていました。また瑛太さんとペアを組む場面で勢いあまって体が触れ合い、恥ずかしそうにする一幕も。そんなひとつひとつのしぐさに、周囲から『見ているだけで癒される……』という声があがっていました」(芸能関係者) いるだけで周囲を和ませるガッキーだが、実は撮影前から卓球の猛特訓をしていたようだ。 「運動が苦手な彼女は、クランクイン1カ月前から猛特訓をしていたみたいです。普通のスポーツ映画だと実技指導といえば、せいぜい2人ぐらい。でも今回は新垣さんの強い希望で4人も先生をつけたそうです」(前出・映画関係者) そんな特訓の成果を発揮するべく、彼女は現場でも“鬼ロケ奮闘”を見せていた。 「天井サーブを打つシーンでは、納得がいかないらしく何度もフォームを確認。スタッフと相談しながら何十回もやり直していました。サーブは足腰を酷使するため、身体にも負担がかかったのでしょう。膝にはサポーターを巻いていました」(前出・芸能関係者) 前日の夜にも、体育館の脇に横たわってトレーナーらしき女性から腰のマッサージを念入りに受ける姿が目撃されている。連日の過酷なロケにもかかわらず、彼女はいっさいめげることなく撮影を続けていたという。 「撮影が中断するたびにストレッチをしてもらっていましたが、再開するとすぐ笑顔で現場に戻っていました。今作ではなるべくCGを使わない意向だそうで、新垣さんもそうした監督の意向に応えようと必死。そんなひたむきさを見ているうちに、次第に現場のボルテージも上がってきていましたね」(映画スタッフ) 映画の制作発表で、新垣は「私は卓球未経験ですし、プロの方とは持ち方も構え方も打つ方向もすべて違うなと今は思います。それが身体に馴染むように、繰り返し練習するしかないと思っています」と意気込みを語っていた。 満身創痍ながらも卓球に燃える新生ガッキー、そんな真摯な姿勢が周囲を惹きつけるのかもしれない。
2017年03月15日シングルパパ友というのがおりまして、時々、愚痴を言い合ったりしております。人間ですからね、愚痴の一つも出ます。同じ境遇だからこそ分かり合えることもありまして、彼に愚痴るのが一番しっくりするのです。向こうは会社員ですから、時間に束縛されない私をうらやましいと言います。彼は実家の近くに住んでいるので、いつも誰かが助けに駆けつけています。とくにお母さまが孫のためにいろいろとやりますので、私はお前の方がよっぽどうらやましい、と言い張っております。 そのパパ友が再婚することになりました。えええ、と驚いたのは私です。うらやましいを通りこして、寂しささえも滲んできます。だって、愚痴を聞いてくれる相手がいなくなるのですから。その上、今後しばらくは、のろけ話ばかり聞かされる羽目になりそうです。悔しいったらありゃしません。しかし、面白いのは相手の女性にも連れ子さんがいること。こういう家族をフランスでは複合家族と申します。離婚率が高いですから、結構いらっしゃいます。 彼はまじめで料理も上手、その上に子供にやさしいので、きっといいお父さんになるでしょう。しばらくは彼の動向をチェックし、自分の老後のための参考にしたいと思っております。はい。うらやましい限りですね。家族が増えることを子供たちは喜んでいるのだとか。とっても、いい話ですね。 さて、今日はフランス家庭料理の中でもポピュラーな料理、ポーピエットをご紹介します。渡仏したばかりの頃、お肉屋さんに行きますと、たこ糸で結ばれた球状の肉料理がケースの中にどんと並んでおりまして、美味そうなんですな。大変興味があり、ある日買って食べてみましたら、ハンバーグとも異なり、まじでおいしゅうございました。子牛肉のも鶏肉のもありますが、今回は豚肉で作ります。 材料2人分:豚フィレ肉200g(薄切り肉でもOK。その方が簡単。6枚くらい)、ベーコン4枚、牛豚合いびき肉100g、玉ねぎ半個、エシャロット1個、にんにく1かけら、マッシュルーム150g(50gをみじん切りに、残りは薄切り)。卵1個、オリーブオイル、小麦粉小さじ2、白ワイン、生クリーム、クミンパウダー、パセリ適宜、塩・こしょう、乾燥バジリコ少々。 まずタネを作ります。ハンバーグの要領です。フライパンでみじん切りのにんにくをオリーブオイルで炒め、弱火で香りを移します。そこにみじん切りの玉ねぎを入れ、色づいてきたら、みじん切りのマッシュルーム50gを入れ、しんなりするまで炒めます。それらを牛豚合いびき肉の入ったボウルに投入し混ぜ合わせます。卵の黄身を1つ、塩・こしょう、クミンパウダー、バジリコ、パセリなどをお好みで入れてスパイシーな味に。塩・こしょうはちょっと強めで。 次に、豚フィレ肉をラップで覆い、麺棒でとにかく薄くなるまで引き伸ばします。面倒な場合は薄切り肉、またはしゃぶしゃぶ用の豚肉をご使用ください。具材を包むので、フィレ肉であれば直径15㎝程度の円形に伸ばし、真ん中に具材を置き、包みます。薄切り肉であれば花びらみたいに中心を合わせ真ん中に具材を置き包みます。ベーコンで周囲を囲み、たこ糸で球体が壊れないように結びます。 オリーブオイルを多めに入れ、熱したテフロン加工のフライパン鍋で表面をよく焼きます。香ばしい焦げ目がついたら、一度取り出します。そこにエシャロットと薄切りにしたマッシュルームを入れ、小麦粉を絡めて炒め、白ワインを振りかけ、最後に生クリームと塩・こしょうで味を調えれば、ソースが出来ます。そこで取り出しておいた肉をフライパンに戻し、蓋をして、10分ほど蒸し焼きにしたら完成。タコ糸をはさみで切り、皿に盛ってください。ちょっとゴージャスな夕ご飯になりますよ。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2017年03月14日(写真:REX FEATURES/アフロ) 米国の人気ギャグアニメ『スポンジ・ボブ』の原作者であるステファン・ヒーレンバーグが筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていることをVariety誌を通じて公表した。 「私を知っている人なら、私がこれからも可能な限り『スポンジ・ボブ』を作り続けると思ってくれているでしょう。家族も私も、皆さんからの愛情と支援に心から感謝しています。しばらくはプライバシーを尊重してくださるようお願い致します」 そう声明を発表したヒーレンバーグは現在55歳。元々海洋生物学者であり、海兵隊向けの研究所などで教鞭を執っていたが、海の生き物をわかりやすく解説するためにマンガを描いたことをきっかけにアニメーターに転向。子ども向けケーブルテレビチャンネル「ニコロデオン」で職を得て、1994年にスポンジボブの製作を開始した。1999年からテレビシリーズの放映が始まると、シュールな設定とギャグセンスで爆発的な人気を博し、老若男女を虜にした。映画も二作品が公開され、いずれもヒットを記録している。 日本でも放送され、グッズの売り上げも衰えを知らない。今や世界全体で数十億ドルを稼ぎ出すドル箱コンテンツとなった『スポンジ・ボブ』は、ひとえにヒーレンバーグの海洋生物への愛情があったからこそ誕生したキャラクターだ。 アイス・バケツ・チャレンジでその名を広く知られるようになったALSは、運動ニューロンが冒される難病。徐々に全身の筋力が衰え、末期には呼吸筋が障害されることで自力での呼吸が困難になり、呼吸不全で死に至るケースが多い。進行性であり、症状の改善は見込めないため、QOLの維持が重要とされる。 関係者によると、ヒーレンバーグの進行度はまだ初期だという。 ニコロデオンは功労者の悲報を受け、「ステファン・ヒーレンバーグは何百万人ものファンに喜びを届けてくれる素晴らしいクリエイターです。私たちはステファンと彼の家族をサポートしていきます」と声明を発表している。
2017年03月14日『筒香の水平打ち』 「侍の4番」といえば、相当な重圧がかかるポジションだが、筒香嘉智は、その重圧をむしろ楽しんでいる。1次ラウンドを終えて、打率3割6分4厘、2本塁打、5打点。MVPに輝いたことがそれを物語っている。リラックスにひと役買っているのが中田翔だ。 「筒香は代表入りを喜んでいたが、プレー以上に楽しみにしていたのが中田との再会。中田は筒香を弟のように可愛がっている。中田が『腹痛くて下痢が止まらねえんだよ』と言えば、『やめてくださいよ、練習中に』と、まるで掛け合い漫才のようです」(担当記者A) 筒香が飛躍したひとつの要因として挙げられるのが、「聞く耳を持っている」こと。 豪州戦で本塁打を放つ前にこんなことがあった。守備についた筒香に青木宣親が、「差し込まれている。始動を早く」とアドバイス。すると、次の打席に入る前にものすごい素振りを見せ、「アドバイスはこれやなあ」と納得顔。直後に豪快な一発を放った。 「あれだけの成績を残していても素直に聞くし、青木を質問攻めにするなど探究心旺盛。また、長距離砲という共通点がある中田や山田哲人とのバッティング談義を日課にしている」(同前) そんな筒香の最近の口癖といえば、「メジャーに行きてぇ~!!」。 「彼のメジャー志向はかなり強い。メジャー帰りの記者を見つけると、『聞き魔』になって盛り上がる。2015年オフにドミニカのウインターリーグに参加したが、メジャーの動くボールを意識しての挑戦だった。 近しい人に『将来的には絶対行きたい』と語っているが、まずは横浜を優勝させることと、条件を設定している」(スポーツ紙デスク) そんな筒香選手の打撃フォームを、スポーツ選手の3次元動作を分析する「フェアプレイ・データ」に解析してもらった。 「いちばんのポイントは、ボールを上から叩くのではなく、地面に対して水平にスイングしていること。この最大のメリットは、メジャーの投手が多投するムービングファストボールに対応できることです。 メジャーでは、縦に落ちるフォークやスプリットを投げる投手が少なく、直球系で少し変化する球を投げる投手が多い。多少横に変化しても、バットを水平にスイングすれば対応できるわけです。 また、彼は重心を左足に置いたまま腰の回転でスイングするので、ミートポイントが後ろになる。前でさばく打者よりも、ボールを長く見ることができます。これはメジャー仕様の打法です。メジャーに移籍しても活躍が期待できます」 (週刊FLASH 2017年3月28日、4月4日号)
2017年03月14日第116飯「ナスのキャビア」■材料米ナス2本(約600g)オリーブオイル<A>にんにく2片(みじん切り)オリーブオイル大さじ3レモン汁大さじ1イタリアンパセリ大さじ1(みじん切り)塩胡椒 ■作り方①ナスを縦半分に切り火が通りやすいように切り口に格子状の切り目を入れ、オリーブオイルをたっぷりかける。 ②220℃に熱したオーブンに1のナスを切り口を上にして入れ、20~30分柔らかくなるまでしっかりと火を通す。 ③スプーンでナスの中身を取り出し、Aを加えフォークの背でナスがトロッとするまでよく潰し塩胡椒で味を整える。
2017年03月14日ドラマ『カルテット』(TBS系)が、3月21日の放送でついに最終回を迎える。主役の高橋一生(36)は、理屈っぽいビオラ奏者。どこか切ない役どころを見事に演じきり、女性の間で大ブレークしている。その人気ぶりは“ポスト星野源(35)”と呼ばれるほどだ。 これまでの地道な努力が実って人気俳優の座を射止めた高橋。しかしその人気が生まれた背景には、過酷な試練を乗り越えてきたつらい過去があった。 子役として8歳でデビューしてから19年。なかなか芽が出なかった高橋。だが07年、大河ドラマ『風林火山』と『医龍2』出演がきっかけで注目の若手俳優の1人に。翌08年には連続ドラマ2本、映画1本、舞台3本と引っ張りだこだったのだが――。 「病魔が高橋さんを襲ったのは、そのころ。彼にはずっと鼻の右側にデキモノがありました。彼はそれが気になって08年秋に病院に行ったそうです。そしたら『すぐに手術して腫瘍を摘出する必要があります』と深刻な診断が。鼻の内側ではなく表面からメスを入れる手術だったため、傷痕が残ってしまう可能性も指摘されたそうです」(演劇関係者) “役者生命”に関わる手術だけに、相当な葛藤があったことだろう。しかし予断を許さない状態だったため、高橋は苦渋の決断を強いられたという。 「09年に摘出手術をうけたそうです。手術は無事成功したそうですから安心したとか。でも、鼻に大きい手術痕が残ってしまって……」(前出・演劇関係者) 役者としての成功が目前に近づいていた高橋は人生の岐路に立たされていた。 「手術直後は、今よりも傷痕が目立っていたそうです。病気が完治するのかという不安を抱えての半年間の闘病生活。まだこれからの俳優としては、絶望してもおかしくない状況だったと思います」(前出・演劇関係者) よほど大変な手術だったのだろう。術後8年経った今でも高橋の鼻には傷痕が残っている。 「写真だと修整しているからか分からないのですが、テレビなどの映像は修正ができないので傷痕が分かります。事務所は写真掲載に気をつかいリタッチすることも。話題になった『an・an』のグラビアは手術痕が隠れるような角度の写真ばかりでした」(芸能関係者) 再発の不安と鼻の手術痕。だが手術から半年後、仕事を徐々に取り戻していった。手術をした09年には10月に『ガス人間第一号』という舞台の仕事が1本しか入っていなかったが、10年3月にはドラマ『SOIL』で復帰できるほど鼻の傷痕も目立たなくなっていった。 「手術後はじめての仕事は舞台でした。テレビや映画になるとどうしても顔がアップになり傷痕が見えてしまいますが、舞台なら観客が遠いから平気だという理由です。早すぎる復帰に『まだゆっくり休んだほうがいいんじゃないか』と、みんな彼の体調を心配していました。でも、彼の回復力は凄まじいものでした。一見ナイーブに見えますが、精神的にも強い人なんだと感心しましたね」(前出・演劇関係者) 復帰後はどんどん仕事が増え、そしていまや、大河ドラマ『直虎』の準主役を張るまでに。病を乗り越えた高橋に芽生えたのは“不屈の役者魂”だった。
2017年03月14日ドラマ『カルテット』(TBS系)での高い演技力と独特の魅力で、大ブレークしている高橋一生(36)。その人気ぶりは“ポスト星野源(35)”と呼ばれるほどだ。 地道な努力が実り、人気俳優の座を射止めた高橋。だがその背景には過酷な試練を乗り越えてきたつらい過去があった。07年の大河ドラマ『風林火山』と『医龍2』の出演がきっかけで注目の若手俳優の1人に。翌08年には連続ドラマ2本、映画1本、舞台3本と引っ張りだこの活躍だったのだが、そのころ彼を病魔が襲っていたという。 演劇関係者によると、高橋は鼻の右側にあったデキモノが気になり08年秋に病院へ。そこで告げられたのは『すぐ手術して腫瘍を摘出する必要がある』という深刻な診断。さらに傷痕が残ってしまう可能性も指摘されるなど“役者生命”に関わる手術だったというのだ。 しかし予断を許さない状態だったため、高橋は09年に摘出手術を決断。手術は無事成功したものの、鼻に大きい手術痕が残ってしまったという。病気が完治するのかという不安を抱えての半年間の闘病生活。そんな“苦悶の日々”を支えたのは、4人の弟の存在だった。 「実は高橋さんは5人兄弟の長男。母親が2度離婚し、再婚を繰り返したことで、3人の父親がいます。そんな複雑な家庭環境のなか、家族を支えてきたのが高橋さんだったのです。弟たちの父親代わりも務めていましたから、高橋さんは常に『自分が病に倒れるわけにはいかない!』と思って生きてきたのでしょうね」(前出・演劇関係者) 復帰後はどんどん仕事が増え、そしていまや、大河ドラマ『直虎』の準主役を張るまでになった。また「高橋さんが、今のブレイクぶりをいちばん見せたいのは、天国にいるおばあさんでしょうね」と語るのは、高橋家をよく知る知人だ。 「高橋さんの両親はすでにどちらも他界しているのですが、彼は離婚を繰り返すお母さんのことが大嫌いだったそうで……。彼は幼い頃からおばあさんに育てられたのです」 小学校時代の高橋は、人と話すのが苦手な大人しい少年だったという。 「彼の引っ込み思案を心配したおばあさんが、彼を児童劇団に入れたんです。そのおかげでいまがあるわけですから、高橋さんはおばあさんには感謝してもしきれない気持ちなのでしょう」(前出・知人) 高橋は愛する祖母についてこう語っている。 《すでに他界した祖母は、ドラマや映画が大好きだった。僕が子どもの頃、毎週土曜日は祖母の家に行き、夜遅くまで一緒にビデオを観て過ごしました。祖母が僕を劇団に入れたのは、自分が好きな映画やドラマに孫が出演したら嬉しいという気持ちがあったからかも》(『婦人公論』09年10月7日号) 天国の祖母は、病気を乗り越え役者として花開いた自慢の孫をどれほど誇りに思っていることだろう。
2017年03月14日この人って、実はものすごく武闘派で苦労人だ! 元こりん星の「りんごももか姫」こと小倉優子さん(33)を見ていると、ついそんな言葉が口をついて出ます。 元祖不思議系アイドルとして人気者になったゆうこりん。こりん星の姫という設定が印象的ですが、彼女の芸能人としての遍歴は山あり谷あり深い谷あり。苦労と努力の連続のようにみえます。 デビュー当時は「こりん星からいちごの馬車に乗ってきた」と言い切ってバラエティで人気を博しましたが、その後はこりん星キャラに悩んだようす。株やゴルフを始めてみたり、焼き肉店を始めてみたり、こりん星はキャラ作りだったことを暴露してみたりと葛藤がうかがえます。 極めつきは所属事務所との契約解除問題が浮上し、裁判に発展したこと。泥沼の末にゆうこりんは移籍し、菊池勲さん(46)と結婚しました。芸能人とはいえ、何という苦労と努力。そして、気の強さを感じさせる人生でしょう。 しかし、まだまだ彼女のアップダウンな人生は続きます。結婚当時は「マメで優しくてラブラブ」とテレビで散々のろけまくっていた美容師の夫が、ゆうこりんの第2子妊娠中に事務所後輩と不倫。後輩は即事務所を解雇となりましたが、夫との夫婦関係は一転してしまうのです。 そして不倫発覚から半年、離婚が成立します。ゆうこりんは「臆測だけが独り歩きしてしまい全く事実にない事が報道され」と週刊誌報道に反論していますが、さすがの彼女も苛立ちや悲しみを隠せないのかもしれません。 ロリータフェイスと華奢なボディからは想像できないほど、苦労と気の強さがにじみ出ている彼女の経歴。現在は「ほんわかママ」として、おっとり可愛らしくて料理上手なキャラを確立しています。しかしこの離婚を機に、その少し残る嘘くさい可愛らしさもやめてしまえばいいんじゃないかと思います。 なぜならキュートな見た目の背後から、数々のトラブルを乗り越えた“肝っ玉母ちゃん”のニオイがプンプンするではないですか。キャラ迷走も事務所トラブルも離婚騒動も乗り越え、シングルマザーとなったゆうこりん。彼女のことを誰が「ほんわかママ」と思うでしょう。実際はものすごく切れ者で、ものすごく苦労人で、ものすごく肝が据わっているはずです。 せっかくならこの離婚を再スタートとして、ニッコリ笑顔で「夫はクソ男でしたね!」くらい切れ味抜群のコメントを言ってくれたほうがいい。それでこそ、「毒舌キュートなママ」という新しいキャラが手に入ると思います。 しかもラッキーなことに「肝っ玉母ちゃん」的なポジション、実は現在空席です。元プロレスラーでタレントの北斗晶さん(49)が元々は肝っ玉キャラだったものの、彼女も闘病生活が続いていたため万全とは言えないでしょう。 こんなにもママタレがいるのに「はっきり本音が言える好感度が高くて強いママ」が実はいないのです。 苦労アピールはいけませんが、漏れ出すくらいの毒はもう隠さなくてもいいと思う。離婚をきっかけに自分を偽ることをやめ、しがらみから自由となって新たに活躍することを願うのみです。
2017年03月14日東京・世田谷区内の住宅地を、茶のコートに帽子とマスクという格好で、犬を2匹、散歩させる女性がいた。さとう珠緒(44)だ。 勝訴で終わったものの前の所属事務所から裁判を起こされるなど、この数年トラブルに苦しめられてきた彼女。13年に報じられたお笑い芸人の森一弥(43)との熱愛も、その翌年にさとう自身がマスコミに破局を宣言した。その後の本誌の直撃にも「(恋人とかは)全然。私ももうババアなんで(笑)。そんなに欲張りません」と自虐的に答えていたが――。 「いや、じつは彼女と森くんは別れてませんよ。それどころか、すでに同棲中で“事実婚”状態と聞いています」(芸能プロ関係者) その言葉どおり、さとうの自宅マンションから仕事に向かう森が姿を見せたのは、その1時間ほど後のこと。 もともと『エネルギー』というお笑いコンビを組んで活躍していた森だが、昨年3月に解散。現在はピン芸人として活動している。高校時代、レスリングの都大会で優勝した経験のある“肉体派芸人”の森は、がっちりした体格。俳優業に力を入れ、3月末からの舞台『凪のバッキャロー!』の稽古に向かうところのようだ。 いったい、あの“破局宣言”は何だったのか――。 「彼女はいくつになってもアイドル。ファンも男性がほとんどですから、仕事上のことを考えて“破局”と公表したそうです。森さんも彼女の仕事のためならと否定しませんでした」(前出・芸能プロ関係者) さとうのマンションから出てきた森を直撃した。 ――さとうさんとの熱愛は続いておられたんですね。 「はははー(笑)。何とも言えないですよ」 森はそう濁して、照れ笑い。 ――このマンションから稽古場に行くということは、同棲されているんですよね? 「まあ、そうですね、その……。相手があることなんで、ちゃんとしたことが言えないんです。すみません!」 ――そんな隠されなくても。 「いやー、たしかにそうなんですが……。お時間を取らせてしまって、すみません」 そう言うと、深々とお辞儀をして駅方面へ消えて行った。 森の所属事務所は「プライベートは本人に任せています」と回答。さとうの所属事務所は「何人かいるボーイフレンドに、犬の世話を頼むことがあり、森さんもたまたま家に遊びに来ていたようです。同棲はありません」と答えた。 誠実な彼氏をゲットして、「ぷんぷん!」どころか「るんるん♪」な毎日を送っているようだ――。
2017年03月14日ダイアナ妃の恋人、ジェームズ・ヒューイット氏(Sunday Nightの動画より) 元騎兵連隊将校のジェームズ・ヒューイット(58)という男性が今、英国中の注目を集めている。「ハリー王子の本当の父親ではないか」と噂されているのだ。 ヒューイット氏はテレビ番組「Sunday Night」に出演。「あなたはハリーの父親ですか?」という直球の質問に対し、「ない。あり得ない」と一刀両断し、ハリー王子の生物学的父親である可能性を否定した。しかし、故ダイアナ妃も生前に認めていた不倫関係について改めて口を開いた。 1986年、ヒューイット氏は故ダイアナ皇太子妃の乗馬のインストラクターに任ぜられた。二人が道ならぬ恋に落ちたのはその直後だったという。その頃、すでに皇太子夫妻の仲は冷え切っていた。チャールズ皇太子は現夫人のカミラとの交際を公然と再開し、ダイアナ妃の待つケンジントン宮殿へ帰ることはほとんどなかった。ダイアナ妃はデヴォンにあるヒューイット氏の農場に通い、逢瀬を重ねていた。 「僕が料理をして、彼女が食器を洗うんだ。夕食の時間はとてもなごやかで、笑いが絶えなかったよ」とヒューイット氏は約30年前の不倫の恋を振り返る。 二人の関係は5年に渡り続いたが、子どもをもうけることはなかった。ダイアナ妃の元執事ポール・バレルも、二人が会ったのはハリー王子が幼児になってからだったと証言している。 1991年、ヒューイット氏が湾岸戦争に従軍したのをきっかけに関係は終了。翌年にはチャールズ皇太子とダイアナ妃は別居し、1996年に離婚が成立した。ダイアナ妃が非業の死を遂げるのはその1年後だ。 ヒューイット氏は今も未婚で子どももおらず、ダイアナ妃の思い出が詰まった農場の家で母親と暮らしているという。
2017年03月13日「『奪い愛、冬』を見て今回の映画も見に来てくれる人は、たぶん脳内パニックが起きちゃうと思うので、康太のことは一回リセットしてから見てください(笑)」 そう話すのは、『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)で嫉妬の余り自分を見失ってしまう青年・康太を好演した三浦翔平(28)。このドラマは「康太が壊れていくのが、怖いけど面白くて仕方なかった」「ツッコミどころが満載」と、視聴者をくぎ付けにして最終回を迎えた。 そんな康太を演じた三浦だが、公開間近の映画『ひるなかの流星』では、180度違う爽やかな高校教師・獅子尾を演じ、胸キュンシーンも披露する。 「康太は嫉妬丸出しでしたが、獅子尾は嫉妬を表に出さず見守るタイプ。真逆な役柄です。僕自身はどちらにも近くない。気持ちを抑えすぎることはないし、嫉妬することもほどほどにあると思います」 三浦は自身の恋愛観をこう語る。 「そもそも女の人と付き合っても、心のどこかでは絶対、信用してないような自分がいるかもしれないですね。最近は女の人が浮気をすることも多いみたいで、そんな寂しい風潮のせいなのかな」
2017年03月13日春の足音が聞こえ始めるや、すでに「服の入れ替えが面倒……」なんて思っているそこのアナタ。今年はクリーニング代を節約してみませんか?洗濯できないと思いがちな冬モノも、コツさえ守ればおうちで洗えるのです! 「冬モノの衣類でも、素材ごとの洗い方さえきちんと把握しておけば、基本的に家で洗えることが多いです。ニットやダウン(羽毛)など、動物性繊維を使ったデリケートな素材の多い冬モノも、オシャレ着専用の中性洗剤を購入しておけば、ほとんどの場合に使えます」 そう語るのは、2,000人以上の主婦や芸能人に洗濯の秘訣をアドバイスしてきた“洗濯王子”こと中村祐一さん。冬モノを家で洗えば、クリーニング代が浮き、家計も助かると言う。 「家族分の冬モノをすべてクリーニングに出したら、すぐに1万円を超えてしまいます。衣服の購入額よりクリーニング代がかかるなら洗わないという方も多いですが、ワンシーズンで捨ててしまうなんてもったいない。普段着など、工夫すれば自宅でも洗えるものは、自分で洗ってコストをかけない。そして、状態を維持して長く愛用したいアイテムはプロのクリーニングに出すというように、メリハリをつけるのがおススメです」 そこで、王子が“冬モノ洗濯・3つのポイント”を教えてくれた。 【1】“オシャレ着専用”の中性洗剤で「スポンジ洗い」または「押し洗い」! ダウン、コート、ジャケットなどのアウターは「スポンジ洗い」。形崩れが気になるジャケットなどは、脱水をせず、ビチョビチョのまま干すと、水分の重みでシワになりにくい。ウール素材は「押し洗い」。ウールは繊維が絡んで硬くなったり、形崩れもしやすいため、ネットに入れてなるべく動かさずに洗う。 【2】必ず素材を確認! レーヨン、キュプラ、シルク、アセテート、テンセルなどは水に弱く、縮みやすく、シワになりやすい。洗うときには、水に濡らす時間を短くしよう(目安は1〜2分)。アンゴラ、カシミヤ、モヘアなどは、洗うことで油分が落ちて風合いが損なわれるため、元の素材に近い羊の油「ラノリンオイル」で油分をプラスすると◎。混合素材の場合は、いちばんデリケートな素材に合わせるのが鉄則!! 【3】「家庭での洗濯禁止」マークでも洗える!? 「家庭での洗濯禁止」マークがついていても、素材それぞれの注意事項を守れば、多少の崩れはあったとしても洗濯はできる。ただし、形を少しでも崩したくないもの、多少でも縮んでは困るもの、高級品などは、ドライクリーニングに出そう。 また。「今洗わなくても、いつでも洗える」と冬モノを放置する人も多いが、王子はその危険性を指摘する。 「動物性繊維を使っている衣類は、気温が高くなると虫に食われたりカビが生えたりする可能性が高いんです。シーズンが終わったら、なるべく早く汚れを落としましょう」 暖かくなったらスグ、洗濯王子直伝の「冬モノおうちクリーニング」にトライして、賢くお金を浮かそう。
2017年03月13日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「バカにされたり、笑われることが平気な小2の息子。教室でウケると図に乗って、いつも先生に叱られています。このまま笑われることをなんとも思わない大人になりそうで心配です……」(ゆっちママさん・41・パート・栃木県) 【A】「『笑われた』と思うより、『笑ってくれた』と思えばいい」(蛭子能収) これはまったく問題ありませんね。ひょうきんな子どもで人気者なんでしょう。オレも、あなたの息子のように、人に笑われるのが好きな小学生でした。授業中でも、オレがなんか言ったりするとウケたりして。それで調子に乗ってしまい、最後には、先生に廊下に立たされていました。今でも笑われることをなんとも思っていません。 それどころか、笑われることが好きですね。いじめとかでないかぎり、相手が笑ってくれると、こっちも楽しくなりますからね。だから、笑われたというよりも、笑ってくれていると、思えばいいんですよ。 今は、人に笑われることが難しいですよ。この前も、松本伊代さんと早見優さんが、線路の中に立ち入ったことで謝罪していました。たしかに、あの人たちがやったことはマズイことかもしれないけど、あそこまでたたかれることですかね。あら探ししている人たちがいっぱいいるから、笑われるか炎上するかは紙一重。実はオレも、人に笑ってもらうために気を使っているんですよ。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年03月13日タレントの加藤紗里(26)が13日放送のフジテレビ系『バイキング』に出演し、一部週刊誌で“新恋人と1泊10万円のホテルに宿泊した”と報じられた件について「お付き合いはしてないです」と否定した。 楽屋を直撃した番組スタッフに対し、加藤は記事を読みながら「すごく仲良さそうでカップルぽくな~い?」とはしゃぎつつも、「お付き合いはしてないです。お友達」とコメント。つづけて「沙里、男の人と歩いてたら、手組んじゃうの」と掲載された親密そうな写真については日常茶飯事であると説明した。 相手の男性は元ホストで、現在は大阪でホストクラブを経営する通称・ニャンニャ(34)さん。ニャンニャさんもスクープされた現場で直撃取材を受け、「お付き合いはしていません。僕の方からアプローチはしたが、泊まってません」と交際を否定。しかし、「おっぱいでかい子は大好きです。もし機会があれば」と加藤に好意を持っていることを明かした。 加藤はこの日、ツイッターでも「みんな紗里に新恋人がってニュースがショックすぎて嘘だ…って現実逃避してるんだ(中略)でも大丈夫友達とゆーっくりお茶飲んでただけだから」と言及している。 一方、ネットでは「興味ない」「死ぬほどどうでもいい」と冷ややかな声が上がっている。
2017年03月13日「日本一のおんせん県おおいた」は、温泉で遊べる遊園地「別府市・湯〜園地計画」やシンクロならぬ「シンフロ」などの面白PR動画が話題。 そんな大分県で昔から愛用されている家庭薬が「血ノ池軟膏」。おどろおどろしい真っ赤な見た目に、他県民としては触れるのをためらう……のも無理はない。なにせこれ“地獄生まれ”。産地は1300年以上前から存在する別府市の「血の池地獄」。 ここ、一言で言えば「赤い熱泥の池」。火山帯地下の高温高圧で生じた殺菌成分を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積して池一面が赤く染まる。深さ30メートル以上、温度は78度。明治時代から熱泥の皮膚症状への活用の記録が残り、第二次世界大戦時には傷兵が薬の代わりに泥を取りにきていたそう。「だまされたち思うち、効くけん使うちみて!」。 「今日アメリカ日帰り〜」の一言は、実はどじょう養殖日本一を誇る、県内宇佐市に出かけた日の大分県民の鉄板ネタ(笑)。宇佐=USAというわけで、地元市民による、その名称を思いっ切り楽しむちゃめっ気たっぷりな地域作りが盛ん。 「国道沿いの「WELCOME TO USA」の看板や駅名標、はては山の上まで、さまざまな場所でアメリカンな看板が設置され、SNSでも盛り上がる。「USAへいっぺん来ちみて〜」。
2017年03月13日「今週の勝負」は、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が10万円からスタートした元手に、毎週株にチャレンジ。毎週の収支を掲載し、儲けを積み立てて、めた坊が厳選した相当額のグルメ便を読者にプレゼントする企画だ。 頑張って目標額の5,000円を目指す! 最近、自宅近所の大学で入学試験があり、街はたくさんの受験生であふれていた。めた坊も大学受験のとき、昼ごはんに“カツサンド”を食べたけど、本当は消化に悪いからあまり試験日には向いていないと、後で知ったな……などと思いながら、予備校の株を買うことを思いついた。 10万円以下でチャレンジできる銘柄を探していると見つけたのが「秀英予備校」。静岡県を中心に展開していて、業界で初めて東証一部に上場したそう。株価は480円前後、485円で200株、9万7,000円を投資した。 今週こそは目標の5,000円の積み立てを達成したいと意気込んで株価をチェックしていると490円まで値上がりしたので売却。1,000円のプラスで終了、積立額が5,200円に!久しぶりにプレゼントできる! 早速、デパ地下で品物を探してみると、以前もプレゼントしたことがあるグルメ便が季節ごとに掲載内容を変えているという宣伝を見つけた。当選した人に好きな賞品を選んでもらうのもいいなと思いセレクト。今回は「ごっつお便」(5,000円相当分)をプレゼントすることができた! 【今週の収支報告】買:97,000円/売:98,000円/収支:+1,000円/積:5,200円 【めた坊チェック】ほんとうに長い道のりだったけど、ようやく目標額の5,000円を積み立てることができた!
2017年03月13日話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、「都内で楽しめる梅」対決だ! ■東京都文京区「湯島天神」 最初に向かったのは「湯島天神」。学問の神様で知られる菅原道真公を祭る、有名な天満宮。道真公は梅が大好きで、道真公を祭る神社の神紋は梅、境内には梅の木があるのが特徴なのだとか。 訪問して驚いたのは絵馬の数。合格祈願の絵馬が幾重にもなっていて圧巻。さすが学問の神様と思いきや、勝運や縁結びにもご利益があるそう!境内には300本の梅が植えられていて、ちょうど見ごろを迎えていた。白、桃色と美しく咲く梅を見て春を感じる。 花を眺めると心が豊かになるのはなぜだろう、と思っていたところに目に入ってきた牛の座像。なんでも牛は道真公に縁の深い動物で、こちらにあるのは「撫で牛」と呼ばれるもの。自分の体の悪いところと同じところを撫でると除病のご利益があるとのこと。 学業、健康、勝運、縁結びと、足を運ぶだけで運気が上がりそうなパワースポット。最後にお守り(500円)を購入し、すがすがしい気持ちになれた! ■東京都新宿区「新宿御苑」 つぎに向かったのは「新宿御苑」。大都会の中にある広大な国民公園に、梅の木が300本ほどある。とにかく広いので梅の観賞スポットを事前にチェック。レストラン前と、茶室周辺あたりが梅スポットとのこと。 梅を見ながらランチをしようとレストラン「ゆりのき」へ入った。こちらの料理は新宿御苑ゆかりの食材を使っているのが特徴。園内のハーブを使ったドライカレー(セット・1,000円)を食べながら梅の花を堪能する。 苑内には茶室もあり、お茶を楽しんだあとに梅を眺めるという過ごし方も。売店には江戸時代、ここに屋敷を構えていた高遠藩主・内藤家が栽培していたという「内藤とうがらし」の加工品が販売されていた。当時、この屋敷で唐辛子が栽培されていて蕎麦の薬味に使われていたそう。 歴史を感じながら梅スポットを堪能できた! 【めた坊ジャッジ】梅の観賞はともに楽しめたけど、唐辛子は初めて知った。今回はウンチクが決め手で新宿御苑の勝利だ!
2017年03月13日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(25)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【霊に、ツッコミを入れたくなりました】 この冬遭遇した中で、印象に残っている霊の話を。 ある日、ライブの出番の前に、劇場近くのドラッグストアに飲み物を買いに行ったんです。そうしたら店内に40代くらいの女の人がいて。ずーっと風邪薬を選んでいるんですよ。 そのときは特に何も思わなかったんですが、数時間後に出番終わりで再度立ち寄ったら、まだ同じように風邪薬を選んでいて。 それで「ああ、幽霊だったのか」と気が付きました。と同時に、「いやいや、幽霊なのに風邪薬かーい!」って、コントみたい、とか思ったりして。ちょっと面白かったです。 でも、僕は霊を見慣れているからそんなふうに冷静に見てしまう部分があるんですが、よくよく考えると悲しい光景です。 風邪薬を買いに来たときに事故にあったりして自分が死んだのに気づいていないのかもしれないし、もしかしたら子どもに飲ませるための風邪薬を選んでいたのかもしれないし……。 僕は霊と会話することはできないので、どんな事情があるかは、想像するしかありません。 でも、そんなにずっと風邪薬を選んでいるって、よっぽどそこに思い入れがあるんじゃないかな。いろいろ思いを巡らしたら、ちょっと切ない気持ちになってしまいました。
2017年03月13日『女性自身』編集部制作のジャニーズ事務所公認『Kis-My-Ft2 2017.4-2018.3 CALENDAR』(光文社刊)が3月9日発売。完成品をさっそく本人たちにお届けすると、できたてホヤホヤのカレンダーを眺めながら、7人が撮影で訪れた奄美大島の思い出を語ってくれました! 千賀健永(以下・千賀)「奄美のガジュマルの木、大っきかったね。そのあと宮田がガジュマルのマネをした写真を待ち受けにしたりしてた」 宮田俊哉(以下・宮田)「“みやマル”ね。パワースポット的な効果あった?」 千賀「いまのところないかな……。もう待ち受け変えたし」 玉森裕太(以下・玉森)「僕は空き時間のサップ(ボードに立ってパドルを漕ぐマリンスポーツ)が楽しかった。一生懸命ウミガメを探してさ。宮田が遅くてね」 宮田「落ちたら怖いからさ」 玉森「超安全運転だったもんね。でもその時間がよかった」 二階堂高嗣(以下・二階堂)「海に潜れたりもしたしな〜」 藤ヶ谷太輔(以下・藤ヶ谷)「あ、俺、星を見てて、流れ星を4回くらい見た」 玉森「見たね」 ほかのメンバー「えッ!」 藤ヶ谷「速すぎて願いごとはできなかったけどね」 北山宏光(以下・北山)「撮影しながら地元の居酒屋で食事したのも印象に残った。気になるメニュー全部頼んだ気がする(笑)」 千賀「ご飯、おいしかったな。食べすぎでむくんじゃって、初日と最終日で俺の顔が違う。それも見どころ(笑)\ 玉森「あれなんだっけ?奄美の名物のやつ……」 千賀「鶏飯?」 北山「俺、それ食べてないや」 二階堂「いや、ミツ食べてたよ」 北山「え?食べてた?」 宮田「食べてたよ。俺、一口もらったもん」 玉森「休憩中の過ごし方とかも個性が出てて面白いなと思った。ベンチで寝る人、読書する人、しゃべっている人……。みんな素が出てた」 二階堂「本当に撮影してんの?ってくらいのびのびできたよね。また行きたい!」 藤ヶ谷「(付録で)100の質問に答えたのも、あの場だから素で答えられていると思う」 横尾渉「昔されたことのある質問もあるけど、いまの考えで話してるから、過去とは言ってることが変わってるよね」 北山「昔からのファンでも知らないような顔、新しいキスマイが載ってるのかな」 玉森「写真もいましか撮れない、いまの俺らの素顔だね」
2017年03月13日俳優・松田龍平(33)が3月12日、自身のインスタグラムに妻の太田莉菜(29)の写真を投稿したことがはやくも話題になっている。 松田夫妻といえば、2月に別居が発覚したばかり。太田が若手俳優と不倫関係に陥り、松田と愛娘を捨てて家を飛び出したという別居に至るまでの経緯が『女性セブン』に報じられている。一部では松田が離婚の意志を固めた、という噂もささやかれているのだが――。 「松田さんは今でも『きっと戻ってきてくれる』と信じてやまないそうです。世間では不倫の末に家を出ていった太田さんがバッシングされていますが、彼は『ちゃんと繋ぎ止められなかった自分も悪かった』と周囲に漏らしているんだとか。太田さんが不倫していたことが事実なら、彼は本当に寛容ですよね」 インスタグラムでは、彼はこんなコメントとともに愛妻の写真をアップしている。 《僕の大切な人であり、逞しい母です。#太田莉菜》 さまざまな疑惑を払拭する投稿だけに、投稿からわずか数時間で「いいね!」は2万件超。コメント欄には松田にむけた応援メッセージが殺到している。 《へんな噂なんて気にしないでくださいね!素敵です!》《この写真のチョイスからして大切さが伝わってきます》《本当に素敵な心の持ち主。いつもときめかせてもらっていますよー応援しています》《素敵な夫婦》《相思相愛、いつまでもリスペクトしあえる夫婦であってほしい》 夫婦の幸せを祈るばかり――。
2017年03月12日タレントの西川史子(45)が3月12日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、お笑いコンビ・NONSTYLEの井上裕介(37)についてコメントした。 昨年12月、井上は乗用車を運転中にタクシーに衝突し、運転手に全治2週間のけがをさせたうえで走り去ったとして書類送検となった。事故後は活動を自粛していたが、3月6日に起訴猶予処分が確定。井上は処分確定の翌日に涙を流しながら謝罪会見を行った。 井上は以前から西川史子主催の“西川会”のメンバーとして知られ、西川とは親交があった。司会の田中裕二(52)が西川に、「井上君のことは、“西川会”の後輩として可愛がっていたでしょう?」と話を振ると、西川は目を潤ませながら次のように話した。 「謹慎中も会見前も(井上から)連絡をもらって、ずっと見ていたんですけど、あれは泣きすぎかなと。ブサイクは泣いちゃいけないんですよね。汚いでしょ。それで、これからどういうふうに戻っていくのか……。あの子、本当にいい子なんですけど、馬鹿なんですよね。だから、計算ができないんですよ。かわいそうだけど、もうちょっと謹慎したほうがいいかもしれないですね」 続けて西川が「3カ月まったく家を出ていないから、視野が狭くなっている」と心配すると、井上と親交があるタレントのアンミカ(44)も「そういう部分はあると思うんですよ。(井上から届いた)LINEはすごくスッキリ。『反省をただ胸に刻んで生きていきたい』『ちゃんとみなさんに何かをお返ししたい』と言っていた」と井上を擁護した。
2017年03月12日連続テレビ小説『べっぴんさん』の23週は、「あいを継ぐもの」。すみれ(芳根京子)・紀夫(永山絢斗)夫婦と君枝(土村芳)・昭一(平岡祐太)夫婦は、さくら(井頭愛海)と健太郎(古川雄輝)の結婚を受け入れようとするが、一人息子と一人娘の結婚のため、家の継承問題でこじれてしまう。さくらと健太郎は、両親たちの考えが古いと主張するが聞いてもらえない。さらに健太郎は坂東家に婿に入っても構わないと言い出すと、「聞きたくないわ!」と言葉を遮る君枝。店を後にする。 すみれ夫婦は義兄の潔(高良健吾)とゆり(蓮佛美沙子)の家を訪ね、坂東家の存続について相談する。「僕としては、娘の代で五十八さんから引き継いだ坂東の名を終わらせるなんてことはとてもじゃないができません」と紀夫。その言葉を聞いたゆりは、坂東家の長女である自分が潔のもとに嫁いだせいで家のことをすみれに押し付けてしまったと謝る。 「何言うてるの。私は紀夫さんに出会って、幸せになることができた。よかったなあって心から思ってるのよ」とすみれ。帰宅した紀夫は、坂東の家を継がないのであれば、健太郎との結婚は白紙だとさくらに告げるのだった。 翌日、勝二(田中要次)と龍一(森永悠希)の世界料理の店ですみれ夫妻が食事をしていると、潔が訪ねてくる。さくらのことを心配する潔は、自分がゆりと結婚したときのことを話して聞かせる。潔の父・正蔵(名倉潤)も、すみれとゆりの父・五十八(生瀬勝久)も、最後は子供たちの幸せを優先してくれたと振り返り、紀夫を婿に出した経験を持つ実父・田中五郎(堀内正美)に一度会ってみたらどうだろうかと提案する。 潔のアドバイスを受けて、五郎を家に招いた紀夫。自分を坂東家に婿養子に出したときのことを聞きたいと話を切り出すと、五郎は「いくつになっても、一番嬉しいのは子供が幸せなことだからな」と言い、さらに紀夫の初恋の人がすみれだと知っていて、2人がうまくいくように祈って結婚させたと打ち明ける。 親の思いを初めて知って驚き、照れる紀夫。さくらが結婚したいと言っているが、坂東家を守るためにさくらに婿を取りたいと相談する。すると「家を継ぐというのは何なのだろうか?」と五郎。大事な息子の紀夫の名字が変わっても、今、生きている。それは、これまで命をつないでくれたご先祖様がいるから。「長い長い歴史の中、何事も形を変えていく。それでも、想いだけは、想いというのは形を変えて引き継がれていくもんじゃないのかと語るのだった。 その晩、紀夫は、棚に飾られた家族写真を見ながら五郎の言葉を思い返す。「もう坂東営業部という名前はないけど、お義父さんの信念や思いはオライオンにある。もちろん僕らの中にもとすみれに告げる紀夫。翌日、すみれたち夫婦は君枝と昭一と会い、さくらが村田家に入ることを許す。そしてさくらに、坂東家は五十八とはな(菅野美穂)の頑張りが坂東家の始まりなのだと話して聞かし「おじいさまとおばあさまの思いだけは引き継いでね」と微笑むすみれ。 すみれたちは、さくらと健太郎の結婚の報告と仲人を依頼するため、大急百貨店の大島社長(伊武雅刀)の元を訪れる。仲人を快諾した大島との会話の流れから、さくらの名前の由来をすみれと紀夫に聞く健太郎。すみれは、ゆりと自分の母の名が「はな」だったため、2人娘は花の名前を付けてもらったと説明する。「お母さんのように、そのまたお母さんのように、美しく花咲く人生を送って欲しい。そんな想いを込めて、さくらと名付けた」と紀夫。 こうしてさくらと健太郎の結婚式を無事終え、帰宅したすみれたち。一人娘を嫁に出し、寂しく感じていると、そこにさくらと健太郎がやってくる。「私たち、今日からこっちでお世話になっていい?」とさくら。村田家に住むと職場と家が一緒で、健太郎はそれが長年嫌だったと説明する。顔を見合わせ微笑むすみれと紀夫。2人きりの生活になると思っていた矢先に娘夫妻との同居と、思わぬ展開に驚きつつも、嬉しく感じるのだった 昭和48年の春。さくらと健太郎の結婚から3年の時がたった。さくらは子どもを身ごもり、健太郎は武(中島広稀)の後を引き継いでキアリスの開発宣伝部長に昇進することに。本店を任された健太郎は、大手商社社長の古門(西岡徳馬)から「成長のスピードが重要」という助言を受け、売り上げを上げるためキアリスを大きく変えようと奔走する。「大事なのはスピード。普通の人が10年かけてやることを、自分は1年でやる。これを機に僕は、自分の力を試したいんや」とさくらに宣言するのだった。 キアリスの本店のリニューアルを健太郎に任せるすみれたち。リニューアル後の店内を見学すると、店の最前列の棚にキャラクターがプリントされたTシャツや大人の女性向けのストッキングなどディスプレイされているのを見て戸惑う。「これって、キアリスかな?」とすみれ。戸惑いを隠せないすみれたちに、健太郎は「これからのキアリスです」と自信満々に語る。 キアリスを急成長させたいと奔走する健太郎は、さくらが生まれてくる我が子を思って生み出したキアリスの新キャラクター「サミーちゃん」を利用しようと考える。さくらはライセンスビジネスのために作ったキャラクターではないと反対。話を聞いていたすみれも、焦らずもっと時間をかけるべきだと諭すが、健太郎は今の時代に合ってないと聞き入れない。「会社を大事に思う気持ちはどの社員にも負けてないと思ってる」と健太郎。 そんな折、潔は社員たちから、オライオンが契約しようと思っていた路面店を栄輔(松下優也)の会社「エイス」がことこどく契約していると聞く。栄輔が日本中にショップを展開しようと躍起になっていることを知り、言い知れぬ不安を感じる潔。東京にいる栄輔の元に向かう。 一方、突然、現れた潔に驚く栄輔。居ても立ってもいられず駆けつけたという潔の真意が理解できない。「膨らみ続けた風船は、いつかは爆発する。今のやり方を続けたら、お前は爆発するぞ」と忠告する潔。その言葉はきちんと心に留めておくと答える栄輔だったが、立ち去る潔を見つめるその表情からは笑顔が消える。 それからしばらくして、臨月を迎えたさくらは無事に女の子を出産する。孫の誕生に喜ぶすみれたち。健太郎が生まれてきた我が子につけた名は「藍」。この時期に咲く可憐な花で、藍色は、やすらぎを与えるからだと名前の由来を説明する健太郎。「周りの人に安らぎを与える優しい女の子になってほしいと思って。 健太郎による拡大が進むキアリス。店の真ん中にはサミーちゃんグッズが置かれ、創業以来の看板商品だった肌着は店の奥の棚に置かれている。ある日、すみれは偶然キアリスが変わってしまったと嘆く女性客の声を耳にする。一方、娘を出産したさくらだったが、孫を溺愛する君枝が度々家を訪ねてくるようになり、悩まされる。その不満を健太郎に相談しているうちに夫婦仲にも亀裂が生じてしまう。 そんな折、「レリビィ」にキアリスのメンバーと家族が集まり、紀夫の8ミリカメラの上映会が開かれる。藍の姿を見ながら、自分たちが子育てをしていたころを思い出すすみれたち。明美がさくらにおしめの使い方を教える様子を見ながら、すみれにあるアイデアが浮かぶ。「残せないかな?こうして知識を映像に。そしたら、もっともっとこう分かりやすく、いろんな人に伝えられるんやないかな。良子や明美も「わくわくする」と、映像版のキアリスガイドに心を躍らせるのだった。 11月になると、オイルショックによって日本の経済は大混乱に陥った。すみれや紀夫は、キアリスの経営拡大に対し、今こそ慎重姿勢をとるべきだと訴えるが、健太郎だけは、守りに入ることに反論を続ける。そこにすみれはこう切り出す。「今、必要なものは赤ちゃんのものだ」と。そして、こんな状況でも赤ちゃんを笑顔にしてあげたいし、お母さんたちの気持ちに寄り添ってあげてほしいと説く。「それがキアリスの基本やもの」と良子。経営陣の意見にすぐに同意した健太郎だったが、その口からは「需要」「供給」と経営用語しか出てこない。うつむき悲しい表情のすみれたち。 いっぽう一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった栄輔のエイスは、売り上げが下がり始めたことを理由に古門から見放され、資金繰りに失敗してしまう。KADOCHOを後にする栄輔に玉井(土平ドンペイ)が声をかける。「ボロボロの時代に拾ってもろて、こんな立派にしてもろて、あんたには感謝してる。そやけど、一緒に泥船に乗って沈むことはできん」と。エイスはついに破綻し、社長の栄輔も行方をくらませる。 ある日、ゆりの家を訪ねる紀夫とすみれ。そこに、憔悴した栄輔の姿を見て驚く。「ばったり大阪で会ってな」と栄輔をかくまっていたことを明かす潔。会社更生法を申請して、それをもって会社をもう一度立て直すと言う栄輔に「意味がない」と制する。「自己破産してゼロになるんや。そこから自由な発想をして一から始めるんや」と潔。身を寄せる場所を失った栄輔に、自分の家にいたらいいと言って楽しそうに笑う。「また一緒なんて、闇市のころみたい。懐かしいわ」とゆり。そんな2人を見つめ、栄輔は目を潤ませるのだった。 第24週の『べっぴんさん』は、エイスが倒産し、家も仕事も失った栄輔(松下優也)は、潔(高良健吾)とゆり(蓮佛美沙子)の家に居候の身となっていた。一方、エイス倒産のニュースを受け、キアリス・社長の紀夫(永山絢斗)は、これまでの積極的な経営から、慎重な方向に舵を切ろうとしていた。しかし、開発宣伝部の部長となった健太郎(古川雄輝)はその方針に反対。議論が進まない中で、すみれ(芳根京子)が突然、「創業の思いを次世代に引き継ぐための映画を作ろう」と提案し、キアリスの映画作りが始まることに。龍一(森永悠希)に紹介されたプロカメラマン・亀田(上地雄輔)の助けを借りて、内容や役割分担が決められていく。
2017年03月12日「仮に僕がファイナルステージに勝ち上がっていたとしても、アキラ100%さんには勝てなかったと思います。自信に満ちたオーラが出まくっていましたから。もちろん、舞台裏ではちゃんと服着てましたよ(笑)」 そう語るのは、自身も『R-1』の決勝の舞台に出場した三浦マイルド(39)。2月28日、お盆で股間を隠す、見えそうで見えない“究極の裸芸”で、ピン芸人日本一を決める『R-1 ぐらんぷり2017』を制したアキラ100%(42)。優勝後の会見でも、お盆を股間に当てながら、「(今後も)正直服は着たくないです。できればいけるところまで裸でいきたい!」と、裸芸を貫くことを宣言。賞金500万円のボードを手に、満面の笑みを浮かべていた。 今年の大会は、史上最多となる3,792人がエントリー。予選を勝ち抜き、決勝の舞台まで残った芸人はたったの9人。そこに準決勝で敗退した30人による敗者復活戦が行われ、上位3人が復活枠で決勝に加わり、計12人で15代目の栄冠を競った。 予選を勝ち抜き、決勝に進出するだけでも至難を極めるこの大会。その決勝の舞台は、全国で生放送されるだけに、舞台裏はかなりピリピリとした緊張感に包まれていたのでは−−。 今大会、最有力優勝候補として予想されていたのは、現在キャリアウーマンネタでバラエティ番組にひっぱりだこのブルゾンちえみ(26)。しかし、本番では緊張のあまりネタが飛び、ファーストステージでまさかの敗退……。三浦マイルドは、本番前のブルゾンちえみの様子をこう語る。 「彼女は、しっかり弁当を食べてはって、“腹の据わったコやな〜”と感心して見てたんです。でもきっと緊張して、少しはビビってたと思うんです。同じく女性の出場者の横澤夏子さんや石出奈々子さんは、緊張しているのが見ていてもわかったんです。でも、ブルゾンちえみさんはそういう雰囲気を表に出さない。本番直前まで、何度も何度も繰り返し練習していた姿が印象に残っています」 なにやらブルゾンちえみは、同じく出場者のゆりやんレトリィバァ(26)と並んでお弁当を食べていた様子。もしかしたら、“ぽっちゃり”体形のゆりやんと張り合っちゃってお弁当を食べすぎたことが予選敗退の原因!?
2017年03月12日「3年前、初めて『ミス・サイゴン』を見て、雷に打たれちゃったのよ。俺が長年やってきたスタイルや、ロックで表現したかったものが全部詰まってるんだから。エンジニアが歌う『アメリカン・ドリーム』には心底びっくり。完璧じゃないし愉快な面もあるエンジニアはまさに俺だよな。と思って」 そう語るのは、ロックのハードなイメージとは裏腹に、カッコつけない話が楽しいダイアモンド☆ユカイ(54)。昨年、ミュージカル『ミス・サイゴン』でエンジニアを好演。芸歴30年、オーディションを受けて得た大役だった。オーディションまで1年かけてダンスの自主練習。ビデオを何度もコマ送りで見ながら、動きを身につけた。 「舞台での踊りもお芝居もほとんど素人でしょ。おまけに何を習得するにも人の10倍の時間がかかるタイプだし」 地道な練習を積んで、晴れて帝国劇場のステージのど真ん中に立った。 初めてのミュージカルを終えるや、次の大舞台が待っていた。上演中のブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト!ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』だ。舞台を原作のローマから江戸に移し、終始、抱腹絶倒の物語。自由を夢見る丁稚(片岡愛之助)が住む薬問屋と、澤野屋(ダイアモンド ユカイ)が営む芸者の置屋、子どもを捜して放浪中の男の留守宅で起きる出来事のドタバタ喜劇である。 「演出が宮本亜門さんなんで台本も読まずに引き受けた(笑)。時代劇の稽古だから浴衣で、って。持ってないから、亡くなった親父のを借りたんだ。帯の締め方がわかんなくてYouTubeを見ながら四苦八苦。愛之助さんが教えてくれて助かったよ。今回の収穫は着物のたたみ方と帯の締め方。燃えたぎる欲望があってサムシングがつかめれば、50を過ぎてもできないことはない」 今月、55歳の誕生日を迎え、ロックな精神で初めての喜劇に挑戦中!!
2017年03月12日先月中旬、茨城県にある動物愛護のNPO法人「しっぽのなかま」のシェルターを訪れたのは、放送作家の藤村晃子さん(43)。今月9日に神奈川県横浜市にオープンする保護猫カフェに保護するための猫をこの日、藤村さんは引き取りに来ていた。 藤村さんが本誌に登場するのは、今回が初めてではない。本誌は昨年6月、「シリーズ人間」で藤村さんを紹介している。 ’15年8月に生まれた藤村さんの長男・夏海くんは「18トリソミー」という染色体異常による難病を抱えていた。医師から「1歳の誕生日を迎えられる可能性は10%」という非情な宣告を受けての育児だった。それでも1年前、本誌の取材を受けた藤村さんは「いまがいちばん幸せです」と笑顔で話していた。 ところが、昨年7月5日。入院中だった夏海ちゃんの容体が急変。駆けつけた藤村さんの目の前で息を引き取った。18トリソミーの子どもに比較的多いとされる突然死だった。悲しみが癒えなかった藤村さん。だが、知り合いの僧侶がかけた、「お母さんが、自分の夢に向かって懸命に生きる姿こそ、息子さんにとっていちばんの供養になるんですよ」という言葉が転機なった。前を向くことを決めた藤村さん。愛する息子の死から3カ月がたっていた。 昨年12月。保護猫カフェの開業資金の一部をインターネットのクラウドファンディングで募ったところ、多くの資金が藤村さんのもとに寄せられた。そのなかには以前から親交のある芸能人や著名人も。 「寄付してくださるだけじゃなく、なかには、ご自分のSNSでファンの方々に広く拡散してくれた方もいました。また、なっちゃん(夏海ちゃん)のことも知ったうえで『ずっと応援してました。亡くなった息子さんのためにも、必ず成功させて』って手を差し伸べてくださった方もいました」(藤村さん・以下同) こうして今月9日、「保護猫の家*ARIGATO」はオープンする。猫たちは、日本動物虐待防止協会が、個人ボランティアや動物愛護団体から譲り受けたもの。基本的にはカフェのすべての猫が、希望者へ譲渡可能だ。 「譲渡希望の方には面接をさせていただいて、そのうえで1週間ほどのトライアル期間を設けさせていただきます。ちゃんと責任を持って終生、大事に飼っていただけると判断した方に、お譲りしたいと思います」 通常、猫カフェは猫と触れ合うための空間に重点をおいているため、カフェ部分は手狭になるところも少なくない。だが、藤村さんの運営する「保護猫の家*ARIGATO」は、カフェスペースがかなり広く設計されている。 「そうなんです。ただ、猫と遊ぶためだけじゃなくて、猫のこと、動物愛護のことを学べる場所にしていきたいと思ってるんです。愛護動物虐待防止管理士の講習会も開きたいと思っています」 ゆくゆくは、藤村さんと親交があり、かつ動物愛護に関心の高い芸能人の講演会なども開きたいという。 「何よりやりたいと思っているのが、地域の小学生たちを招いての勉強会なんです」 動物虐待が、DVや凶悪犯罪の前触れになることが多いと通説になっている欧米では、幼少時から動物愛護や動物福祉を学ぶ機会がたくさんある、と藤村さん。 「でも、日本の学校では、動物虐待や殺処分について学ぶ機会は、残念ながらほぼゼロです。大人でも、動物福祉や動物愛護法を知らない人がほとんど。犬や猫の殺処分をなくし、さらには人間への暴力もなくす一助になると思います」 小さな子どもたちと接することで、夏海ちゃんを思い出してつらくなったりはしないのだろうか。 「たしかに町でベビーカーを押すママを見ると羨ましかったり、いま、なっちゃんが生きてたらって考えちゃうこともある。でも、たとえ短くても、なっちゃんと過ごした時間のなかで得たものを大事にしたかった。障害のある子に対して、社会にはまだまだ偏見を持っている人がいます。軽々しく動物を捨てる人もいます。だから、子どもたちに、小さな命、か弱い命に優しい人になってほしいと心から思っているんです。それがいつか、なっちゃんのような子に対する偏見を社会からなくすことにもつながると、私は信じているんです」
2017年03月12日’11年3月11日の東日本大震災当日に被災地で生まれた子どもたちが、4月から小学校へ通う。本誌は、憧れだったランドセルを手に入学式を待ち望む、被災地で生まれた新小学1年生を取材した。 ■星山琉菜ちゃん(’11年3月11日18時49分・福島県双葉郡生まれ) 「このランドセルのお気に入りはねえ、ハートがいっぱいなとこ。ほら、見て見て、こんなとこにもハートだよ」 真新しいピンクのランドセルで、おしゃまなポーズを決めるのは、あの日、福島第一原発からわずか2キロという病院で産声をあげた琉菜ちゃん。余震が続くなかの帝王切開手術だった。翌朝、「原発が危ない!」との急報で、迫り来る放射能物質から逃れるように母・真弓さん(36)、父・晃一さん(39)と福島市内の病院へ避難。 「バスが揺れるたびおなかの傷に激痛が。ミルクが飲めず火がついたように泣く琉菜を抱っこして長時間の移動は本当につらかった」(真弓さん) その赤ちゃんが、この春からは小学生だ。「もうあれから6年ですね〜」としみじみ当時を振り返る両親。その視線の先には元気いっぱいの愛娘。「小学校入ったらね、足し算やりたい。私、お勉強大好きだからー」(琉菜ちゃん)。■大久保真弥くん(’11年3月11日23時44分・宮城県塩釜市生まれ) 「ランドセルに入れるものはね、ふでばこ!ノート!あとはお菓子かな?」と顔をクシャッとさせて笑う真弥くんは、ヤンチャ4人兄弟の3番目。洋服はお兄ちゃんのお下がりが多いけど、ランドセルだけはピッカピカだ。6年前のあのとき、母・真貴さん(35)は定期検診へ。いつもは車で行っていたが、あの日だけは運動のために歩いていた。真貴さんが振り返る。 「地震の後、真弥の兄たちがいる海沿いの家に走っていました。でも、不通だった携帯が鳴り、夫から“高台にいろ”と。車だったら、この子もろとも津波に流されていたかもしれません」 避難所で産気づき生まれた真弥くんが小学生に!そんな真弥くんからママにプレゼント。「この前、真弥からお兄ちゃんに代筆してもらった手紙をもらいました。“津波のときに守ってくれてありがとう”と書いていたんです」(真貴さん)。 ■大町云櫻くん(’11年3月11日16時04分・宮城県仙台市生まれ) 「オレ、小学校に上がるの嫌だな。だって先生怖そうだもん」と、少し不安顔の云櫻(いっさ)くん。だけど、新しいランドセルを背負うとうれしそうに駆けだした。 「分娩室で大きな揺れがきたときは“もう産むのやめる!”と叫んでいました。あの震災では友人を亡くしたし、そのあとも、物資不足や放射能など不安だらけ。今でも雪が降ると思い出してしまいます。でも“いっくん”の笑顔に支えられてきました」と母・左嘉絵さん(40)。お肉が大好きで「お肉以外で、好きなのはステーキと焼き肉!」と……、そんなおちゃめな云櫻くんの言動が、家族を笑顔にしてくれている。自動車が大好きで、見ただけで、メーカーと車種名まで答えられる。 「いっくんは、地震の日に生まれたことを知っているようで、“オレが生まれたときに、いっぱい人が死んだんでしょう”と話していました。だから、優しくて、人の気持ちがわかる人になろうねと話しました」(左嘉絵さん) 春にはピカピカの1年生の元気な声が、被災地から聞こえてくる。
2017年03月11日「めっちゃモテてますよ!なんて、言ってみたいなあ(笑)。実際は全然です。最近は街中で、『あ、御嶽海だ』なんて言われることもありますけど、モテはしないですね。バレンタインもちょっとは期待してたんですけど……、結局チョコは6個だけ。やっぱ俺はモテないんだと、ガックリきましたね」 期待の若手として注目度急上昇中の御嶽海(24・出羽海)だが、陽気な性格とトーク力の高さでも知られている。 「気分転換はカラオケです。よく歌うのは玉置浩二さん。ちょっと古めですけどね。好みの女性は、目がぱっちりしてて鼻筋がすーっと通ってて、そういうはっきりした顔立ちですね」 場所直前、軽快なトークとは裏腹に、ハートはメラメラと燃えている。 「やっぱり気合が入りますよ、三役は。初日から横綱や大関と対戦すると思うんですが、相手も序盤はまだ探り探りくるはず。そこがカギですよね」 一月場所は二つの金星を含む11勝を挙げ、技能賞を獲得。三月場所は昨年の十一月場所以来、2度めの小結として迎える。 「金星はめっちゃ嬉しいですよ。座布団が舞うあの瞬間。テレビでしか見たことなかったのがナマですからね。それに、座布団が飛ぶのは結びの一番だけでしょ。それを2回(日馬富士戦、鶴竜戦)もやれた。なかなかない経験ですよね」 一月場所では、二日目から3日連続で横綱戦、結びの一番に登場した。平幕力士の3日連続の結びは異例であり、協会の期待の大きさの証明ともいえる。 「あれで3連敗してたら、『なんだアイツは』ってなっちゃうからね。でも、白鵬関はそんな簡単に勝たせてくれなかった。3回とも、全部立合いが違いますから。さすが大横綱です」 世代交代が進むなかでも中心的存在。ほかにもホープと期待される正代(25)、遠藤(26)、北勝富士(24)、宇良(24)、大翔丸(25)は、いずれも大学出身。現在42人いる幕内力士のうち大学出身は10人で、モンゴル出身力士(10人)に並ぶ一大勢力となっている。 「やっぱり気になる存在ですよ。学生時代から対戦してきたし、番付では自分のほうが上にいたいという気持ちは強くなりますね。世代交代といわれてますが、当然自分たちも、『次は俺たちの時代だ』という気持ちはあります。『大学出てるくせに……』と周囲から言われないように、話し方や言葉遣いを気をつけるようにはしています」 (週刊FLASH 2017年3月21日号)
2017年03月11日’11年3月11日。東日本大震災を境に、東北の人々の生活は大きく変わった。厚生労働省の調査によれば、’15年9月の時点で、ひとり親になった18歳未満の子ども(震災遺児)は1,538人。そして両親ともに失った子ども(震災孤児)は244人。あしなが育英会東北事務所の富樫康生さんはこう語る。 「“親族里親”というのですが、震災で両親を失った児童のほとんどが祖父母や親のきょうだいに引き取られました。環境の変化に戸惑う子どもたちもいます。祖父母が引き取った場合、年々高齢になる保護者が、思春期を迎える子どもをどう育てていくかということも課題になっています」 仙台市で生まれ育ち、岩手県陸前高田市の祖父母宅に引き取られた熊谷海音さん(13)も、大きな環境の変化にさらされた。小学1年生で被災し、両親と姉の家族全員を失ったのだ。しかし海音さんは歌が上手で、小学生時代は復興支援イベントで独唱するなど大活躍。 その姿はテレビ番組でも取り上げられ、「涙を見せない」「弱音を吐かない」「元気で明るい」と、評判だった。それでも祖母の熊谷隆子さん(76)には心配がある。 「海音はいまでも1人では2階の自分の部屋へ行けないんです。1人でいると津波を思い出して怖くなるって……。だからいつも居間で、私と2人で寝るんです」(隆子さん) 昨年、祖父の廉さんが75歳で他界。海音さんは、隆子さんと2人暮らしになった。 「おじいちゃんが亡くなったときはショックだったみたいです。ただ同じころに、作文コンクールで入選して、ハワイに行くことになって……」(隆子さん) 震災で大切な人を失った18歳以下の子どもたちが対象のコンテストで、海音さんは《(仙台の)友達とずっと仲良しでいられるように》と、書いた。いつもは涙を見せない海音さんだが、長期休みのたびに会いに行く仙台の友達と別れて、帰るときだけは必ず泣いてしまう。 《「またすぐ会えるから」とメールがくるたびドキッとする。もう会えなくなってしまわないかと、不安になるから》 まだ13歳なのに大切な人との別れを何度も経験した海音さん。明るい笑顔の根っこに消えない悲しみの種がある。昨年3月、2泊3日のハワイ旅行で海音さんは、新しい目標をつかんで帰ってきた。《高校で留学する》。自分でそう書いた目標の紙を、居間の壁に貼っている。 海音さんは、記者の目をしっかりと見て、「オーストリアに行って、歌の勉強をしたいの」と、夢を語ってくれた。 海音さんと同じ陸前高田市立第一中学校に通う及川佳紀くん(15)、晴翔くん(13)は、震災直後から本誌が見守ってきた兄弟だ。白砂青松の名勝「高田松原」で知られた陸前高田市も大津波で大きな被害を受けた。黒い壁となって襲いかかった津波は、自宅にいた兄弟の両親をのみ込んだ。 母方の祖父母に引き取られた及川兄弟は仮設住宅で暮らしていたが、今回、現地を訪ねてみると、昨年7月から入居が始まった県営災害公営住宅に引っ越したことがわかった。 持病が悪化し、避難直後から入院していた祖父は、2年前に亡くなっていた。いまでは祖母・村上五百子さん(74)と兄弟の3人暮らし。仏壇にほほ笑む両親の遺影が飾られていた。大切な行事がある日の朝は、佳紀くんも晴翔くんも、両親に手を合わせてから出かけるそうだ。県立高校の入学試験を間近に控えた佳紀くんは高校受験真っただ中。 「私の前では、兄弟げんかもしないんですよね。おなかがすいたら、兄弟で食事を作って食べていることも。特に佳紀はなんでも作れる。シチューや唐揚げはおいしいですよ。私が教えたわけではないんですけど」(五百子さん) 給食のない日も、「ばあちゃん。休んでていいぞ。俺が作るよ」と、自分でお弁当を作って、中学校のサッカー部の練習や試合に行く。勉強の合間に飲み物を取りにきた佳紀くんに1つだけ質問した。 「将来の夢ですか?自動車関係の仕事につくことです。車の免許を早く取りたいです」(佳紀くん) 車があれば祖母の買い物も楽になる。そんなことを考えていそうな表情だった。
2017年03月11日