11月1日(金)に全国公開される映画『ブラック校則』は、その名の通り、ブラックな校則と戦う学生たちの、恋と友情の青春ストーリーだ。この度、そんな理不尽な校則に苦しめられる女子生徒を救うため立ち上がった佐藤勝利(Sexy Zone)演じる小野田創楽(おのだ・そら)と、高橋海人(King & Prince)演じる月岡中弥(つきおか・ちゅうや)の写った場面写真が公開された。「男女は1m以上離れる」「下着は白のみ着用可」「学校で歌謡曲を歌ってはならない」「授業中のトイレは男子1分、女子3分以内」……などなど、生徒を必要以上に縛りつける校則が問題視されている昨今。そんな校則のある学校を舞台にした本作に登場するのが、クラスで一際存在感がなく、空気のような存在ながら、ある出会いから校則に「黙ってなんかいられない!」と立ち上がる創楽と、創楽の親友であり、いつも予測不能な行動で周囲を驚かせる中弥のふたりだ。校則に縛られているヒロインをモトーラ世理奈が演じ、脇を固める生徒たちには、田中樹(SixTONES/ジャニーズJr.)、箭内夢菜、堀田真由、葵揚、水沢林太郎ら、若手キャストが揃った。この度公開されたのは、創楽と中弥のふたりが、個性的なメッセージがペイントされた制服、そして奇抜なヘアースタイルで並ぶ、驚きのショット。いったいどんな経緯でこうなったのか。これは何らかの作戦なのか。謎が謎を呼ぶ場面写真となっている。この場面を含め、ふたりがブラック校則にどのような奇抜な方法で立ち向かっていくのかに注目したい。※高橋海人の「高」は、「はしごだか」が正式表記。『ブラック校則』11月1日(金)全国公開
2019年08月23日モテない独身ダメ男と、誰もが憧れる理想の上司、そしてイケメンでドSな後輩の三角関係をピュアに描いたラブコメディ『おっさんずラブ』。TVドラマとして放送され大いに話題をさらった本作が、『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』として本日より公開される。2018年4月クール(テレビ朝日系列/土曜23時枠・全7話)で放送されるやいなや、“はるたん”こと主人公の春田を巡って繰り広げられる“おっさん”同士の恋模様に笑いながらも、あまりのピュアな愛に心を打たれる視聴者が続出。SNSを中心に話題となり、オリコンのドラマ視聴者満足度ランキングや、読売新聞の民放連続ドラマ読者投票、Twitter“世界トレンド”などで、堂々の1位を記録し、大きな盛り上がりを見せていた。最終話放送終了後には、“おっさんずロス”の声も相次いだほどだ。そんなメインキャストの3人にはそれぞれ、“モテない独身ダメ男”・春田を田中圭、“誰もが憧れる理想の上司”・黒澤を吉田鋼太郎、“イケメンでドSな後輩”・牧凌太を林遣都が演じており、舞台となる天空不動産で“ピュアラブ”を巻き起こす。さらに劇場版の新キャストとして、数々の大ヒットドラマにて主演を務める沢村一樹が、天空不動産で新たに発足したプロジェクトチームのリーダーで、春田たちの前に立ちふさがる強敵・狸穴迅を演じる。そしてTVドラマ『半分、青い。』などの話題作に出演し、目覚しい活躍をみせる志尊淳が、春田が所属する天空不動産第二営業所に配属された陽気な新入社員・山田正義(ジャスティス)に扮する。主演の田中は新キャストの沢村について「沢村さんの大きな瞳に吸い込まれながら楽しく撮影をしています」と撮影当時に語っており、志尊については「東京第二営業所の仲間みたいな感じで、ひとつのシーンを皆で作る時も参加してくれるので、新キャストのような感覚はないです(笑)」と述べていた。田中いわく、「爆破あり、笑いあり、涙あり、そしてアクションありのスペクタクル超大作!」との本作。夏も終盤、前代未聞の五角関係で熱い恋の火花を散らす、“おっさんのラブ・バトルロワイアル”を、ぜひ劇場の大スクリーンでこそ味わいたい。『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』本日より全国公開
2019年08月23日8月23日(金)から9月1日(日)までの10日間、東京・お台場でドイツビールの祭典「お台場オクトーバーフェスト 2019」が開催される。オクトーバーフェストとは、毎年ドイツ・ミュンヘンで開催されている世界最大のビールの祭典。ミュンヘンでは、9月半ばから10月上旬に開催されており、毎年世界中から650万人が会場を訪れるという。そんな本場のドイツビールを日本でも楽しもうと、2003年、横浜にて初のオクトーバーフェストを開催し、今年で17年目を迎えるのがこの日本版「オクトーバーフェスト」だ。今では日本全国でオクトーバーフェストが開催されており、ドイツ樽生ビールの味を体験した来場者の驚きと感動は、年々ドイツビール愛好家を増やしている。会場には、ドイツビールはもちろん、本場のドイツ料理を販売するブース設置され、オクトーバーフェストバンドによるライブ演奏も行われてドイツビールの祭典を盛り上げる今年の夏を締めくくるイベントで、ドイツビールの美味しさ、オクトーバーフェストの楽しさを体験して、ドイツ文化に触れてみるのはいかが?
2019年08月23日第1作目から20年の時を経て、『マトリックス』がスクリーンによみがえることになった。監督・脚本を手がけるのは、ラナ・ウォシャウスキーだ。キアヌ・リーヴス、キャリー=アン・モスも出演する。製作、配給はワーナー・ブラザース。そのほかのキャスト、公開予定日などは明らかになっていない。『マトリックス』は1999年に公開され、新感覚のSFアクションとして世界中で大ヒットした。第2作目『マトリックス・リローデッド』と第3作目『マトリックス・レボリューションズ』は、いずれも2003年に公開。この3作は全世界で16億ドルを売り上げている。リーヴスの最新作は、10月日本公開予定の『ジョン・ウィック:パラベラム』だ。文=猿渡由紀
2019年08月22日高校野球の応援に続いて全国吹奏楽コンクールなどなど。夏は吹奏楽が大活躍する季節だ。この暑い夏の締めくくりに登場するのが、人気絶頂の新進吹奏楽団「ぱんだウインドオーケストラ」だ。吹奏楽への熱い思いを原動力に、2011年、東京・上野の東京藝術大学在学生を中心に結成されたこの楽団の名前は、同じ頃上野にやってきた2頭のパンダに由来する。メンバーは、卒業後に国内外のコンクールで入賞を果たし、プロの演奏家として各方面で活躍するなど、まさに次世代を担う新進気鋭の吹奏楽団だ。この話題の楽団を、今をときめく人気指揮者、山田和樹が指揮する公演が目前だ(8月27日/東京オペラシティコンサートホール)。実はこの顔合わせ、同楽団のデビューコンサート以来だというのだから興味深い。「ぱんだウインドオーケストラの黒幕指揮者」などといった声も聞こえる山田和樹とのコラボレーションやいかに(*山田和樹の出演は一部の楽曲のみ)。プログラムには、吹奏楽史に燦然と輝くJ.バーンズの「交響曲第3番」が予定されるなど、期待はいやが上にも高まるばかり。吹奏楽の熱い世界を体験する絶好のチャンス到来!◆公演概要8月27日(火)東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルぱんだウインドオーケストラ×山田和樹無限の音楽世界を体感せよ!!●山田和樹(指揮)第51回(2009年)ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくBBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。同年、ミシェル・プラッソンの代役でパリ管弦楽団を指揮し、すぐに再演が決定するなど、破竹の勢いで活動の場を広げている。2010年には小澤征爾の指名代役としてスイス国際音楽アカデミーで、2012年8月にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本でオネゲル作曲『火刑台上のジャンヌ・ダルク』を指揮。同8月にはサントリー芸術財団サマーフェスティバルでクセナキス作曲『オレステイア三部作』も指揮し、好評を博した。2014年7月にはスイス・ロマンド管弦楽団15年ぶりとなる日本公演を、2016年にはバーミンガム市交響楽団日本公演を成功に導き、2015年~2017年には3年間全9回に渡る「山田和樹 マーラー・ツィクルス」を実施。2015年春にパリ管弦楽団と行ったオネゲル作曲オラトリオ『火刑台のジャンヌ・ダルク』も絶賛された。2017年2月にはベルリン・コーミッシェ・オーパーで『魔笛』を指揮し高い評価を得た。これまでに、パリ管弦楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、エーテボリ交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、トーン・キュンストラー管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団など各地の主要オーケストラで客演を重ねている。2014/2015年にはアメリカデビュー、2015/2016年にはオセアニアでデビューするなど、活動は世界各地に広がっている。バート・キッシンゲン音楽祭、モンペリエ音楽祭、マントン音楽祭、ブザンソン国際音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭など、ヨーロッパの音楽祭への出演も多数。日本国内の主要オーケストラに客演している。2016/17シーズンから、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2010年から2017年まで鮮烈なデビューを果たしたスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務めた。日本では、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者を務める他、東京混声合唱団音楽監督兼理事長、学生時代に創設した横浜シンフォニエッタの音楽監督としても活動している。2018年4月から読売日本交響楽団首席客演指揮者に就任。2018/2019シーズンからバーミンガム市交響楽団の首席客演指揮者に就任することが発表された。東京藝術大学指揮科で小林研一郎・松尾葉子の両氏に師事。2010年横浜文化賞文化・芸術奨励賞、2011年出光音楽賞受賞。2012年渡邉曉雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞受賞。2016年には実行委員会代表を務めた「柴田南雄生誕100 年・没後20年 記念演奏会」が平成28年度文化庁芸術祭大賞、2017年には「山田和樹マーラー・ツィクルス」などの成果に対して、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。著書に『山田和樹とオーケストラのとびらをひらく』(アリス館)。音楽の友に『私的音楽論考』を連載中。録音も積極的に行っており、ペンタトーン・クラシックスよりスイス・ロマンド管とのCDを、オクタヴィア・レコードよりチェコ・フィル、日本フィル、横浜シンフォニエッタ、仙台フィル等とのCDをリリース。東京混声合唱団とのCDも多数。メディアへの出演も多く、音楽を広く深く愉しもうとする姿勢は多くの共感を集めている。ベルリン在住。
2019年08月22日橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)と現在の日本酒界を牽引する気鋭酒蔵のひとつである松本酒造によるコラボレーション日本酒「守破離橘」の発売が発表された。パフォーマーとしてはもちろん、日本酒をライフワークとしながらここ数年様々な活動を通して造詣を深めてきた橘ケンチ。多くの実力派酒蔵や日本酒の現在を紡ぎ続けるキーパーソンとの対話を積み重ね、来る2020年に迎える所属事務所LDHによる6年に一度の一大イベント『LDH PERFECT YEAR 2020』を前に、現在も精力的に各地の酒蔵へと足を運んでいる。この度、共演を果たした松本酒造も日本酒はもちろん食文化を介して絆を深めてきた蔵元のひとつであり、「日本酒や食に対する考え方への共感はもちろん、世代も近く音楽的な共通点も多い松本酒造の杜氏・日出彦さんとは、いつか一緒に取組をしてみたいと出会った当初から考えていました」(橘ケンチ)との想いの元、守破離IDシリーズとしてボトルを形にした。守破離IDシリーズは、日本酒のアイデンティティ(ID)を表す重要なエレメンツのひとつである“お米”に特化、田んぼ別に醸した松本酒造を象徴する銘柄のひとつであり、「酒米の育った田んぼの環境を含めて存在証明を可能にした日本酒」となっている。「守破離橘」も兵庫県産の山田錦を使用、この作品のみに与えられた番地=「ID-597」を冠した。田んぼの環境によってそれぞれのお米自体が持つ異なる個性は造りにも反映されており、しっかりと味わいとして落とし込まれている。2月の麹造り、3月の搾りに加えて、ラベル・デザイン案に至るまで主要な工程を実際に蔵人とともに作業した上で、橘ケンチが日本文化に従事していく際のキーワードとなる“橘”の名称を改めて冠した「守破離橘」として完成した。さらに、橘ケンチプロデュースによる注目の新店舗LDH kitchen IZAKAYA AOBADAIがオープンされることが決定。日本酒とそばをテーマとした“NEO角打ち”を標榜しており、LDH kitchenによる新ブランドとして9月8日(日)にグランド・オープンを迎え、ソフト・オープンとなる8月27日(火)より他に先行して「守破離橘」の飲食提供が始まることとなっている。同店では、今後松本酒造の松本日出彦杜氏を招いて開催する「守破離橘」の酒の会も予定されているとのこと。また、「守破離橘」をどのような方法で堪能できるのかとの最も気になる点に関しては、前述のLDH kitchen IZAKAYA AOBADAIといったお店で順次始まる飲食提供に加えて、はせがわ酒店(東京)及び酒のやまもと(大阪)という名門酒販店2ショップにおいて9月8日(日)よりボトル販売もスタートする予定だ。●橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)コメント日本酒にハマッて最初に買ったお酒が松本酒造さんの澤屋まつもとSAIDOであり、当初からいつか一緒に取組ができたらとの想いを持っていました。そんな気持ちをお伝えしながらお会いする機会を重ねて、昨年いい田んぼが確保できたとのご連絡をいただき、今回の造りに入らせていただくことになりました。チーム一丸となった酒造りにひとりの蔵人として参加させていただくのは緊張感のあるものでしたが、でき上がったお酒は杜氏の日出彦さんから今季一番かもしれないとの太鼓判をいただくほど美味しく仕上がっています。昨年は飲食提供のみでしたが、今年からより多くの方々に手に取ってご家庭でも飲んでいただけるようになっています。IDシリーズとして別の番地とともに店頭に並びますので、松本酒造さんが目指されている田んぼ由来の日本酒という取組を体感してみてください。そして、日本酒の美味しさや奥深さに触れるきっかけの1本になれたらと望んでいます。また、この「守破離橘」のリリースと時を同じくして、新たに日本酒に注力するお店LDH kitchen IZAKAYA AOBADAIが生まれます。ここでの記念すべき第1回目の酒蔵の会が「守破離橘」の会になりますので、併せてご期待いただけたらと思います。●松本日出彦(松本酒造杜氏)コメント当蔵ではこのような形で造りに入っていただくコラボレーションはこれまで行っていませんでしたが、今回は私のDJの師匠でもある方との御縁も含めて実現いたしました。そんなコラボの肝となった兵庫県産山田錦はID-597になります。毎年使わせていただく田んぼが少しずつ増えている中で、とてもいい区画の田んぼがまとまってきました。その内のひとつのロットであり、ケンチさんにはいい場所を選んでいただけたと思います。酒造りも、ほぼすべての工程をやっていただきました。その上で、弊社スタッフもケンチさんに説明しながら従事することで、普段の仕事を言語化できるようになったことはありがたい経験になりました。実作業では動きが早く綺麗で仕事も丁寧であり、何よりも私が言葉で説明している内容を現場で体感していただいたことで、守破離の持つ日本酒に対する切り口を共有していただけたように思います。また、私は日本酒造りの中でチーム力を大切にしているのですが、ケンチさんもチームの一員だと思っています。完成した「守破離橘」をテイスティングしたところ、いい酸味と旨味が乗っていてかなり美味しいです。ぜひ多くの方にこの1本を堪能していただけたらと思います。■橘ケンチ×松本酒造コラボ日本酒「守破離橘」銘柄名:橘ケンチ×松本酒造コラボ日本酒「守破離橘」販売店1(東京):はせがわ酒店公式サイト: 販売店2(大阪):酒のやまもと公式サイト: 酒販店店頭価格:2700円(税抜)販売開始:2019年9月8日(日)予定※価格や開始時期他変更の可能性がありますので予めご了承ください※販売店舗含む詳細は各酒販店の公式HP等をご覧ください
2019年08月22日学ラン姿でダンス、生演奏、人形劇、映像、コントを展開する男性のみのダンス集団、コンドルズ。1996年の立ち上げ以来、世界30カ国以上で公演を行い、国内外で高い評価を得てきた。グループとしての活躍はもとより、2017年に芸術選奨を受賞した主宰の近藤良平を筆頭に、“オフロスキー”としてお茶の間にも広く知られる一方で2.5次元舞台などの演出も多数手がける小林顕作(今回は声のみの出演)、自身もダンスカンパニーを率いながら外部作品への振付での参加も目立つスズキ拓朗、同じく平原慎太郎(今回は映像のみの出演)……と、近年はメンバー個々の活躍も目覚ましい。そんなコンドルズによる令和最初の全国ツアー『Don’t Stop Me Now』が、本日8月22日に世田谷パブリックシアターで開幕する東京公演を皮切りにスタート。「粗にして野だが卑ではない男たちの情熱全開!」な、「性別年齢国籍不問の超痛快無比ダンス作品」になるとのことで、前衛的で難解なイメージもあるコンテンポラリー・ダンスとは一線を画す、間口の広い舞台を今回も届けてくれそうだ。東京公演の後、福岡、広島、富山、兵庫、徳島、大分で公演を行う。文:町田麻子
2019年08月22日FANTASTICS from EXILE TRIBEが8月21日に、ニューシングル『Dear Destiny』をリリースした。FANTASTICS from EXILE TRIBEは2016年に結成され、昨年12月にシングル『OVER DRIVE』でメジャーデビュー。今年4月には『Flying Fish』を発売し、オリコン週間ランキングで2位を獲得した。さらに10月から12都市17公演となる、初のホールツアー『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』が予定されている。新作のタイトル曲『Dear Destiny』は“運命”をテーマとした歌詞と、切ないファルセットで歌われるサビが印象的なバラード。ミュージックビデオは仕草や表情、目線にまでこだわったメンバーのダンスが堪能できる。振り付けはメンバーの澤本夏輝が担当によるもの。他にも高校野球の都道府県別大会テーマソングである『Every moment』と『ターミナル』も収録されている。前作の爽やかさとはまた違った新しいグループの一面を見ることができる1枚だ。■リリース情報『Dear Destiny』FANTASTICS from EXILE TRIBE8月21日発売【収録内容】◆CD1.Dear Destiny2.Every moment3.ターミナル4.Dear Destiny (Instrumental)5.Every moment (Instrumental)6.ターミナル (Instrumental)[Special bonus track]・Flying Fish (English Version)※2形態共通◆DVD・Dear Destiny(Music Video)※CD+DVD形態のみ
2019年08月22日パナソニック汐留美術館にて9月23日(月・祝)まで開催されている『マイセン動物園展』。ドイツの名窯、マイセン磁器製作所による動物をモチーフにした作品約120点が集結している。ヨーロッパで初めて硬質磁器の製造に成功したマイセン。高級洋食器として知られるマイセンだが、その技術力の高さは彫像作品によくあらわれている。同展は、マイセンの中でもテーマを「動物」に絞り、動物彫刻から壺や皿に描かれた動物まで、リアルでありながらかわいらしい動物たちの作品を、全4章構成で紹介する。第1章「神話と寓話の中の動物」では、人間を風刺したユーモラスな《猿の楽団》や、地・水・火・風の四大元素を表した《人物像水注「四大元素の寓意」》など、神話と寓話をモチーフにした作品を紹介。第2章「器に表された動物」では、器にたくさんの小花彫刻を貼り付けた《スノーボール》シリーズ作品を中心に、第3章「アール・ヌーヴォーの動物」では、柔らかい色合いで表現された犬や猫、ペンギンたち、そして第4章「マックス・エッサーの動物」では、モデラーとして活躍した彫刻家、エッサーによる《カワウソ》《ライネケのキツネ》など動物彫刻の傑作が展示されている。同展に出品されている約120点のうち約9割が初出品で、そのほとんどが個人蔵のものなので次回の公開は未定とのこと。この貴重な機会に、時代を超えて人々を魅了するマイセンの豊かな表現力と造形力を堪能してほしい。【関連リンク】 パナソニック汐留美術館( )ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー《人物像水注「四大元素の寓意」》1820〜1920年頃個人蔵ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー、ぺーター・ライニッケ《猿の楽団》1820〜1920年頃個人蔵エーリッヒ・オスカー・ヘーゼル《二匹のフレンチブルドッグ》1924〜1934年頃J’s collectionオットー・ピルツ《二匹の猫》1934〜1940年頃個人蔵「アーサー・ランゲ《カモとカエル》1901〜1923年頃J’s collection《ライネケのキツネ》マックス・エッサー1924〜1934年頃個人蔵《カワウソ》マックス・エッサー1927年個人蔵《果実をくわえたオオハシ》パウル・ヴァルター1924〜1934年頃個人蔵
2019年08月22日エミー賞歴代最多受賞を誇る海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の製作総指揮を務めるデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが来日。累計発行部数4500万部を超える人気コミック『キングダム』の原作者で、『ゲーム・オブ・スローンズ』の大ファンだという原泰久氏との対談が実現した。ジョージ・R・R・マーティンの幻想小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作に、鉄の王座を巡って、7つの王国が繰り広げる覇権争いとそこに渦巻く愛憎劇を壮大なスケールで描き出す『ゲーム・オブ・スローンズ』は今年5月、最終章(シーズン8)の最終回“鉄の玉座”をもって、完結を迎えた。「僕らにとっては、シリーズそのものが家族のような存在。昨年、最終章の撮影が始まると、いろんな別れを体験することになり、やはり悲しい気持ちになりました。この名残惜しさは一生続くでしょうね」(ベニオフ)、「この10年間は365日、ノンストップで働き続ける濃密な日々でした。その分、すばらしい環境で仕事ができる喜びをかみしめる時間はなくて……。今こそ、その喜びを噛みしめつつ、未来に目を向けるときだと思います」(ワイス)そんなクリエイター陣の言葉に、原氏も「毎回ドキドキしながら、楽しんで、早く次週になれと楽しみでしたが、もう続きが観られないのは、やはり悲しい気持ち」と大いにうなずく。『ゲーム・オブ・スローンズ』の魅力は「誰が主人公か分からない。そんな脚本の作りがものすごく斬新で、予想を裏切る展開の連続」だと言い、「第一章である主要人物が死んだとき“君が主人公じゃないのか”って(笑)。それで心をつかまれて。群像劇だが混乱がなく、どのキャラクターのドラマも良く計算されている」と分析した。紀元前中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政(後の秦の始皇帝)の数奇な運命をダイナミックに描く『キングダム』。今年4月に実写映画が公開され、国内興収56億円を記録。現時点で、今年公開された実写邦画No.1ヒットとなっている。「実は脚本を練る段階から、スタッフの皆さんに『ゲーム・オブ・スローンズ』を観ておいてくださいと伝えた。架空だけど、歴史劇としての説得力を生み出す参考にしてほしくて」(原氏)鼎談の席では、『キングダム』の予告編も上映され、「群衆シーンの撮影が大変だったことは容易に想像できます。特に馬を使ったシーンは大変です。ビジュアルも精緻に作り込まれているし、俳優たちの表情も豊かですね。いくら予算を投じても、観客が登場人物に感情移入できなければ、意味がありませんから」(ベニオフ)、「美術、衣装を含めて、映像がすばらしい。視覚的に雄弁なので、楽しむのに字幕はいらないですね。個人的には、楊端和のマスクが気に入っています。あれを着けて、現場を指揮すれば、みんな言うことを聞いてくれそうですね(笑)」(ワイス)と語り、実写版『キングダム』の世界観に魅了されていた。『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』Blu-ray&DVD は10月2日レンタル開始、12月4日発売映画『キングダム』Blu-ray&DVDは11月6日発売&レンタル開始、デジタル版は10月9日より順次先行配信取材・文:内田涼
2019年08月21日『007』シリーズ25作目のタイトルが、『No Time to Die』と発表された。これはオフィシャルツイッターアカウントが明らかにしたもの。今作はダニエル・クレイグがボンドを演じる最後の映画だ。悪役は『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが演じるが、『007 スペクター』に登場したクリストフ・ヴァルツもまた出演するらしい。ほかにラッシャーナ・リンチ、アナ・デ・アルマスなどが新しく参加する。監督は『ジェーン・エア』『ビースト・オブ・ノー・ネーション』のキャリー・ジョージ・フクナガで、アメリカ公開は来年4月8日。イギリスではひと足早く4月3日に公開される予定だ。文=猿渡由紀
2019年08月21日今年で旗揚げ20周年を迎えた劇団桟敷童子の新作『堕落ビト』が、8月23日、東京・サンモールスタジオにて開幕する。制作業務を含めた舞台作り全般を劇団員総出で行う桟敷童子の作品は、郷愁とミステリアスな匂いが混在した吸引力あるストーリー、俳優たちが放つ実直なエネルギーなどが熱く支持され、多くのファンを獲得してきた。その魅力の最たるものが舞台美術である。近年の上演拠点は、すみだパークスタジオ倉。活気あふれる劇団員に促されて一歩中に入れば、早くも劇空間に埋もれるがごとく、手作りの大掛かりなセットに圧倒されることになる。今回はその“倉”を離れて、小劇場サンモールスタジオに初登場。さらにこれまで迎えてきた客演を入れず、劇団員のみで立ち上げる舞台と聞いて、20年を振り返る特別な思いが込められていると推察。その胸の内を、劇団代表で作・演出・美術を手がける東憲司に聞いた。「20年ももつとは思わなかったんですけどね(笑)。仲間9人で旗揚げしたんですけど、その時のメンバーで今残っているのは5人だけ。ちょうど3年前くらいに、長く在籍していた中堅の劇団員がバタバタとやめてしまって……。ここ何年かの傾向として、僕は負のエネルギーに支配されているところがあるんですよ。だから暗い話しか思いつかなくて」それでタイトルが『堕落ビト』。「まず題名が暗い。話の内容も暗いんです」と、言葉はどんどん雲行きアヤしくトーンダウンしていきながらも、ご本人は終始、柔和な笑顔だ。そして20周年の喜びはどこへやら、「これからどうなるんだ!?って思うんです。劇団を続けている人は、本当にすごいなあ〜」と率直な不安を繰り返す。劇作に対してとことん誠実で、控えめで、心配性!?な人柄を前に、頬が緩んだ。でも、騙されちゃいけない。この慎ましい人が生み出すドラマチックな物語に、何度胸をエグられてきたことか。「今回の物語は、あまり有名ではないですが本当に起こった事件を下敷きにしているんです。昔、九州大学の学生が起こした“死の堕胎事件”といって……。僕がそれを知ったのは20年も前のことなんですが、なぜかずっと心に残っていて」舞台は、戦後間もない日本。“落ちこぼれ倶楽部”と称して集う3人の大学院生が引き起こした悲劇、そこから新たに大きくうねり出す人間模様が描かれる。「どうして良識のある、エリートと呼ばれる人たちが、こんな愚かなことをやったのか。その事件に対して僕がずっと謎に思っていたことから、このお話が生まれました。大悪党は出てこないけど、小悪な人ばかりが出てくる物語ですね。20周年の今年は新作を3本、春と冬は“倉”でやるので、真ん中の夏公演は少し劇団の原点に戻ると言いますか、アングラっぽいのをやってみようかなと。本当に暗い話ですけど、それでも最後は、このお話なりの希望を見せたいと思っています」その“希望”を視覚化する強力なブレーンが、劇団公演で初めて美術スタッフとして迎え入れる舞台美術家の竹邊奈津子だ。東が昨夏の外部公演『死と乙女』(サンモールスタジオにて上演)で演出を任された際に、美術を担当したのが竹邊だった。「僕も一緒にやるんですが、僕はだいたい物量主義で、どんどんやっちゃえ!ってタイプなんですけど(笑)、彼女は僕と違って、非常に繊細なセンスを持っている方です。竹邊さんと相談して、アッと驚くような、希望の装置を作りたいと思っていますね。非常に楽しみです」よかった。劇場は変わっても、桟敷童子の真骨頂であるクライマックスの、“観客をアッと言わせる大仕掛け”は今回も期待できそうだ。演劇の醍醐味を存分に味わわせてくれる桟敷童子の世界は、20年を経て、またその先へと続いていく。そんな希望を勝手に感じていたところ、また東が頭を抱えてつぶやき始めた。「ああ〜、これからどうなるんだろう、いつまで続けられるんだろう!? って本当に思いますね。“これがいい”と思ってやっていることが、“これでいいや”になったらどうしよう……と思うんです」そこに危機感を持つからこそ、彼の世界観を信じられる。この夏は、桟敷童子の原点を確かめに、地下の小劇場へ降りていこう。取材・文:上野紀子
2019年08月21日「シンフォニー」という言葉を「交響曲」と翻訳したのは、かの文豪・森鴎外だ。これは意外と知られていないが、森鴎外の素晴らしいセンスが光る名翻訳だと言えそうだ。翻って「現代音楽」という言葉を生み出したのはいったい誰なのだろう?こちらは「前者と違ってどうにも堅苦しいし近寄りがたい」、と感じている方もきっと少なくないのではないだろうか。確かに「現代音楽」と呼ばれる作品には実験的で親しみにくい作品が多いことは事実だ。しかしそれをひとつにくくって「現代音楽」としてしまうことにはやや抵抗がある。最近では「同時代音楽」と呼ばれることも多くなってきた「現代音楽」に改めて目を向けてみようではないか。そこにはきっと、今までに体験したことのない“新たな音楽“が息づいている。その「現代音楽」の“今”を真正面から体験できるイベントが、サントリーホール「サマーフェスティバル2019」だ(8月23日〜31日/サントリーホール)。中でも注目すべきは、今年のメインプログラムであるジョージ・ベンジャミンのオペラ『リトゥン・オン・スキン』だろう。古今東西のオペラを知り尽くす大野和士(指揮)がこの日のために用意した作品だけに期待は高まる。「耳が覚める!頭に響く!圧倒的ナナメウエ音楽フェス」というキャッチコピーも伊達じゃない。未知との体験が目前だ!
2019年08月21日.md-mainTitleArea .md-tieup__sns {background-color: #fff;}.dcinemaWrap__link { margin-top: 16px; padding: 0 20px;}.dcinemaWrap__link__btn { width: 48%; display: inline-block; margin: 0px calc(1% - 1px); border: 1px solid rgb(0, 112, 192); border-radius: 5px; background-color: rgb(0, 112, 192); box-sizing: border-box;}.dcinemaWrap__link__btn.btn__grayOut { background-color: #777; border: 1px solid #777;}.dcinemaWrap__link__btn p { font-size: 1.4rem; background-color: rgb(0, 112, 192); padding: 6px 0; text-align: center; margin-top: 0;}.dcinemaWrap__link__btn.btn__grayOut p { background-color: #777;}.dcinemaWrap__link__btn p a { color: white !important; display: block; width:100%; height: 100%;}.md-gallery__thumbnail:first-child:nth-last-child(2):before, .md-gallery__thumbnail:first-child:nth-last-child(2) ~ .md-gallery__thumbnail:before {padding-top: 66%;} 公式サイト()公式Facebook()公式Twitter()公開中の映画『ライオン・キング』は圧倒的な映像や心に響くドラマも魅力的だが、劇中の音楽もアニメーション版、ミュージカル版を超える完成度で注目を集めている。映画音楽界の巨匠ハンス・ジマー(『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ダークナイト』)や大スター、エルトン・ジョンらが集結して生まれた『ライオン・キング』の音楽は“超実写版”でどのように進化したのだろうか?世界を魅了し続ける名曲たちが映画館に鳴り響く!導入 ()第1回 ()第2回 ()第3回 ()第4回
2019年08月21日ディズニー・クラッシック・アニメーションの金字塔として、半世紀以上世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』。そこに隠されていた愛の物語を描いた実写作品『マレフィセント』の続編となる『マレフィセント2』が、10月18日(金)に日米同時公開される。この度、アニメーション版『眠れる森の美女』でオーロラが着ていた印象深いドレスが今回の作品にも登場することが分かった。あわせて、ドレスを身にまとったオーロラ姫の画像も公開された。エル・ファニング演じるオーロラ姫が着ていたドレスは、アニメーション版『眠れる森の美女』では、マレフィセントの呪いが解けてフィリップ王子とダンスするシーンで登場。かねてよりオーロラ姫をイメージするキーアイテムとなっている。この度公開された画像では、淡く美しいピンク色にバージョンアップしたドレス姿の、美しいオーロラ姫が確認できる。このピンクドレス、じつはファニングの強い希望によって登場することになったそう。彼女は、「私たっての希望で『眠れる森の美女』の誰もが知るピンクのドレスを登場させたかったの。アニメーションで描かれたデザインに強くインスパイアされていて、とてもお気に入りよ」と明かしている。衣装を担当したエレン・マイロニックも「今回のピンクのドレスは、私たちも今まで見たことないほど美しくて本当に大好きなデザインになったわ。『眠れる森の美女』に登場したドレスのデザインに少しアレンジを加えて、ピンク色を少し薄くしてチュールに刺しゅうを施したの。襟の形は元のドレスの形と同じで、ファニングの華奢で美しいデコルテがキレイに見えるようなデザインになっているのよ」とデザインのこだわりを明かしている。『マレフィセント2』10月18日(金)公開
2019年08月21日第62回岸田國士戯曲賞を受賞した神里雄大/岡崎藝術座『バルパライソの長い坂をくだる話』がゲーテ・インスティトゥート東京 東京ドイツ文化センターで本日8月21日より上演される。2017年11月、KYOTO EXPERIMENTの初演以来約2年ぶりの再演となり、東京では初の上演だ。神里自身が文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてアルゼンチンに11カ月滞在し、南米各地を訪ねたなかで出会った3人のアルゼンチン俳優、ダンサー、そして日系移民をルーツに持つブラジルのダンサーの4人が、スペイン語で物語を紡いでいく。観客は日本語もしくは英語の字幕でその意味を追う。神里は再演に向け、ブエノスアイレスに滞在し稽古を重ねている。神里は言う。「今回、ブエノスアイレスの演劇人に稽古を公開したんですが、役者たちは初めて自分の言葉が理解できる人に向けて演じたので、緊張もしたしモチベーションも上がっているみたいです」家族の遺灰を海に撒きに来た人、太平洋を越えた昔の人、沖縄で戦没者の骨を発掘する人……。神里が集めたさまざまな物語を日本語で立ち上げ、スペイン語に訳して上演した。「もともとスペイン語に翻訳される前提でつくった作品です。日本語の状態ではこの戯曲は、文字で読んだほうがわかりやすいかもしれない。けれどスペイン語で上演された場合、おそらくは観た方がわかるものになっているんじゃないか、と思うんです」神里はペルーで生まれたものの、スペイン語のネイティブではない。だから、役者たちの演技に対して細やかな演出をつけることは容易ではない。「ニュアンスとか間の取り方とか、日本語ならある程度伝えられることも、わからない。それに役者たちも、“こうしてほしい”と言っても彼らが納得しないことはやらないんですよ。だから、コントロールするのではなく、細かいことは役者に委ねているんです」けれどもその、一見ままならない状況こそが、いま神里自身が目指す演出家としての居方につながっているのだという。「最近とくに、演出家があまり前に出ない方がいいのかもしれないと思っていて。今までは細かな演出をつけることによって、実際に演じる人間の意見をないがしろにしていたのかもしれないという気持ちがあります。道は作るし、“こういう方向に向かっていくんですよ”という話はいくらでもするけれど、運転をするのはあくまでも役者。“ここでスピードを緩める”とか“左車線に寄る”とかは彼らに任せるべきだと、今作を通じて思ったんです」南米を舞台にした、実際に見聞きしたことをステージに乗せて紡ぐ演劇。題材も役者の選び方も上演のかたちも、いまの日本の演劇界には似たものがほぼ見つからない、独自の道を歩んでいる。「興味のあることをやろうと思ったら、僕にとって身近だったのが南米だった。僕にとっては近いし、行きやすい場所だった。スペイン語にも興味があったし。それを東京や日本の、自分の身の回りだけを見ていたら確かに誰もやっていない。僕のやっていることや扱う題材がどこまで興味を持たれているのだろうとしんどい気持ちになることもあります。でも、日本の外を見てみたら決して僕のやっていることは珍しくもないし、真新しくもない。移民のことや“慣れ親しんでいる場所ではないところに人が行って、そこで何かが起こる”みたいなことって、いっぱいやられていることなんですよ。だからこれからも、僕は僕が興味のあることをやっていけばいいのかなあ、と思っています」取材・文:釣木文恵
2019年08月21日TEAM SHACHIとフレンズが、8月21日に東京キネマ倶楽部にて「SHACHI-EN vol.1〜夏のSAYにしてフレンズとわたしフィーバー〜」を開催する。TEAM SHACHIは、秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈の4名によるアイドルグループ。ももいろクローバーZ・私立恵比寿中学に続く姉妹グループとして“チームしゃちほこ”として2012年にデビュー。2018年から覆面の6人組ブラスセクション“ブラス民”を加え、現在のTEAM SHACHIへ改名となった。フレンズはえみそん(Vo)、ひろせひろせ(MC,Key)、長島涼平(Ba)、三浦太郎(Gt)、関口塁(Dr)の5人で結成。キャッチーなシティポップサウンドと、メリハリある男女ツインボーカルを持ち味としたサウンドは、“神泉系バンド”を自称する彼らのイメージを的確に表現している。先日発売された『iをyou』はテレビ東京系で放映されたドラマ『きのう何食べた?』のエンディングテーマとなり、話題となった。この2組による、ジャンルを超えたアツいステージが期待できる本イベント。真夏の夜をより彩る素敵なパフォーマンスを体感しに行こう。■公演情報「SHACHI-EN vol.1〜夏のSAYにしてフレンズとわたしフィーバー〜」日時:8月21日(水)開場:18:00/開始 19:00場所:東京キネマ倶楽部出演:TEAM SHACHI / フレンズ
2019年08月21日織田信長の影武者3人が、敵を欺こうとしのぎを削るオリジナル時代劇『3人の信長』の完成披露試写会が8月20日、都内で行われ、“信長”を演じるEXILE TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳が舞台挨拶に立った。「自分こそが本物だ」と主張する信長の影武者たちと、あだ討ちに燃える元今川軍の侍たちが翻弄し、翻弄される謀略合戦を繰り広げる本作。時代劇映画に初挑戦したTAKAHIROは「誰もが知る戦国武将ですからね。プレッシャーもありましたが、楽しそうな世界観ですし、ワクワクしました」と手応えは十分。「今回、映画で演じたことで、さらに信長の人となりに興味が湧きましたし、出会えてうれしいキャラクターです」と話していた。同じく信長を演じる市原も「本(台本)が面白かったので、すぐ現場入りしたかったですね。3人の俳優が1人の人物を演じるなんて、前代未聞ですから」とユニークな発想に胸躍らせ、「常識を覆す、でも王道のエンターテインメントとして楽しんでもらえる」と自信のコメント。岡田は「不思議でしたよね。三者三様の信長ですけど、共通点もあって面白さが伝わると思います」と語った。舞台挨拶には共演する高嶋政宏、前田公輝、坂東希、渡辺啓監督が同席。時代劇経験が豊富なベテラン、高嶋は「影武者が3人も登場する時代劇は、いまだかつてないですよ!黒澤明監督の『影武者』だって1人でしょ?」とやはり、ストーリーの面白さに驚かされた様子。「3人(TAKAHIRO、市原、岡田)の息もぴったりで。本格時代劇ですが、笑える作品になった」と太鼓判を押した。また、TAKAHIROの“座長ぶり”について「なんと、現場にクレープ屋一軒差し入れしてくれたんですよ!」と報告。この発言に、当のTAKAHIROは「島根の山奥で撮影でしたから、お店もないし、暑いなかスケジュールも大変だったので…。2回くらいですかね?太っ腹なので(笑)、覚えていない」と話していた。『3人の信長』9月20日(金)全国で公開
2019年08月20日『美女と野獣』のダン・スティーヴンスが、『Eurovision』に出演することになった。歌のコンテストを舞台にしたコメディで、スティーヴンスの役はロシアからの出場者だ。ほかに、アイスランドからの出場者として、ウィル・フェレル、レイチェル・マクアダムスが出演する。フェレルはプロデューサーと脚本家も兼任。監督は、マクアダムス、フェレルが出演した『Wedding Crashers(日本未公開)』のデビッド・ドブキンだ。Netflixが製作、世界配信を手がける。スティーヴンスの次回作は、9月にアメリカで公開されるSF映画『Lucy in the Sky』。共演はナタリー・ポートマン、ジョン・ハムだ。文=猿渡由紀
2019年08月20日大スター、エルトン・ジョンの半生を題材にした映画『ロケットマン』が23日(金)から公開になる。まだ元気に活動している“現役”のミュージシャンの若い頃を一体、誰が演じるのか? プロデューサーを務めたマシュー・ヴォーンは、自分が監督した『キングスマン』で主演を務めたタロン・エガートンを第一候補に挙げた。エガートンは演技力があって、歌唱力もあり、作品への情熱があった。さらにエガートンは笑顔で振り返る。「僕とエルトンは似ている部分があるんだよ。すごくタフなんだけど……モロくて繊細なところがね」『ユア・ソング(僕の歌は君の歌)』『土曜の夜は僕の生きがい』『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』などヒット曲を次々に発表した現役最高のポップスターのひとり、エルトン・ジョン。大きなメガネとド派手な衣装、圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了する彼のステージは圧巻だ。しかし、その半生は苦しさや哀しみ、痛みに満ちあふれていた。本作は彼の名曲の数々を新たなアレンジ&解釈で織り交ぜながら、成功、地位、名誉、記録、金……“愛”以外のすべてを得た男の狂乱の日々が描かれる。エガートンは英国ウェールズで育ち、王立演劇学校で演技を学んだ秀才だ。ちなみに彼が入学のオーディションで歌った曲は『ユア・ソング』だった。ヴォーンの推薦を受け、エルトン本人からも認められたエガートンは、数々のフッテージや楽曲に触れるだけでなくエルトン本人に会って役を掴んでいったという。「エルトンはメロディをつくる天才で、エネルギッシュなパフォーマンスができて、観客を楽しませる視覚的な感性も鋭い。自分をどう見せればいいのか本当によく理解しているんだ。だからみんなが彼を“ロックスター”と呼ぶんだろうね。ステージを降りた彼は面白くて愉快な人なんだけど、同時に繊細な部分もある。ステージでパフォーマンスした後に『今日のステージはうまくできていたかな? 大丈夫だった?』って僕に聞いたりするんだ。あのエルトン・ジョンがだよ! でも、そんな繊細さを持ち合わせているところも、彼が芸術家だってことなんだろうね」そこでエガートンは気づいた。「そう。僕とエルトンは似ている部分があるんだよ。すごくタフなんだけど……モロくて繊細なところがね(笑)。もちろん僕はエルトンみたいな天才じゃないよ! でも僕もエルトンも自分を見せたがりで(笑)、ステージでは堂々としているけど、そこから降りると不安になったり、モロさを見せてしまうことがあるんだよ」エルトン・ジョンも自分とエガートンが似たタイプだと気づいていたのかもしれない。彼はエガートンが“自分”を演じるにあたり、あえて「自分のマネをしないでほしい」とリクエストしたという。「監督もそれを望んでいたし、僕もモノマネはしたくなかった。『ロケットマン』はありきたりな自伝映画じゃないから、歌を通じて描かれる感情だったり、彼の人間的な弱さをしっかりと描くために、僕自身のパーソナル部分も隠さずに露(あら)わになる必要があった。その結果、僕とエルトンの要素が融合したものになったと思う」劇中の楽曲はすべてエガートンが歌い、ビートルズの新リミックスでもおなじみのジャイルズ・マーティンが新たにアレンジを施した。ここで歌われるのは“懐かしのメロディ”ではない。スクリーンを生きる主人公エルトン・ジョンの感情がムキ出しになった生々しい楽曲群だ。「正直に言うと、演じている時は少し心配だったよ。お客さんが“まったくエルトン・ジョンに似てないじゃないか!”って言うんじゃないかってね。でも完成した映画を多くの人が受け入れてくれた。やっぱり単なるモノマネやコピーでは薄っぺらくなってしまうからダメなんだ。観客に共感してもらえるような人物を演じることが最も大事なことだと思う」ちなみに言っておくと、劇中のエガートンとエルトン本人の見た目はかなり似ている。体型や髪型、メガネ、衣装までが完璧に再現されており、ファンなら思わずニヤリとするはずだ。しかし、それは現実のエルトンのコピーではない。スクリーンにいるのは、エルトン・ジョンとタロン・エガートンがふたりで生み出した唯一無二の“成功と狂乱の日々をおくる孤独なスター”だ。「僕はエルトン本人に会って、彼のことを大好きになったからこそ、彼の派手な部分だけじゃなくて、繊細だったり、モロい部分をちゃんと演じて観客に伝えたいと思ったんだ」『ロケットマン』8月23日(金) 全国ロードショー
2019年08月20日脚本の背景を丁寧にたどり、血肉の通った人間像を描き出す手腕で、数多の演劇賞を受賞している演出家・鈴木裕美。彼女が日本女子大在学中に劇作家の飯島早苗らと旗揚げした劇団「自転車キンクリート」は、1980~90年代の小劇場ブームを牽引したことで知られる。中でも1993年に初演された『絢爛とか爛漫とか』は、4人の小説家の春夏秋冬を通して、笑いの中にも普遍的な人生の命題を浮き彫りにする名作。26年間、多くのカンパニーで演じられてきた本作が、本日8月20日、東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて、いよいよ初演演出の鈴木の手で幕を開ける。舞台は昭和初期の東京、純和風住宅の一室だ。この部屋の住人で、処女作のあと2作目が書けずに悩んでいる小説家・古賀(安西慎太郎)と、批評家志望の泉(鈴木勝大)、耽美小説家の加藤(川原一馬)、さらに破天荒な小説が売れ始めている諸岡(加治将樹)がことあるごとに集い、軽口をたたき合いながら物語は進む。友情や恋を楽しむ一方で、理想と現実の間で悩み、己の道を模索する4人。誰にでも覚えのある、ほろ苦くてどこか温かい日々が、美しい四季の中で展開してゆく。1993年の初演から26年、女性4人が演じる『~モダンガール版』を追加してオリジナルの男性版『~モダンボーイ版』と併せて上演された1998年からでも21年ぶりに本作の演出を手がける鈴木。改めて初演の思い出を聞いてみると、「この作品は脚本の飯島が“書きたいことがある”と言って持ってきたんです」との答えが返ってきた。「当時の自転車キンクリートは、テーマやモチーフを飯島と私で考えながらつくっていたんですけど、この作品は別でしたね。そういう意味では主人公の古賀はもちろん、他の登場人物にも飯島自身の心情を託したところはあると思います」と鈴木は話す。「ただ、魂の叫びをそのまま書いたものではなくて、一個の作品として成立させるというのは、意識していると思います。あるクリエイターの言葉で、“ケガをして血が出ているところを見て見て!”というのは子供の、素人の表現で、こう治しましたよ、とかさぶたを見せるのが大人の、プロの表現だというのがあるんです。この作品がある種エンタテインメント作品に成り得ているのは、そういうところかもしれないですね」と振り返る。毎年4~5本の作品を演出し、そのどれもが高い評価を得るなど精力的に活動を続けている鈴木だが、本作にはやはり特別な想いがあるという。「たくさんの作品に携わってきましたが、この作品に関しては不思議なことに、古賀や泉、加藤、諸岡は“会ったことがある人”という感覚なんです。だから今回新しい俳優さんたちとやる稽古場は、旧知の友人が新しい肉体を得て生まれ変わったかのようで、“また会えた”という気持ちなんですよね」と笑う鈴木。キャストについて問うと、「4人とも“他の仕事もできたけど、たまたま役者をやっている”のではなく、“この世に〈演じる〉という仕事があってよかったよね”と感じる人たち。そういう人じゃないとこの作品の役は演じられないと思っていました。稽古が終盤を迎えた今も、それは間違っていなかったなと感じています」また演出に関しては、「初演のつもりで」向き合っていると鈴木は言う。「むしろ初演より、戯曲に忠実にやっていますね。初演当時の小劇場演劇華やかなりし頃は、アドリブを差し挟んで、役者と役の線引きが曖昧なほうが、お客様に、より“真実”を感じていただけたという実感があります。でも今は、役の後ろに役者さんがぴったり寄り添うことで、お客様に“真実”が伝わると感じます。だから今回は戯曲に描かれていることを深く掘っていくことで、役者4人の魅力を際立たせるアプローチをしているところですね」創作で苦悩する傍ら、“フロイライン”をナンパするために策を練ったり、みんなでダンスホールに繰り出したりと、男子ならではのにぎやかなシーンも魅力だ。「男性の、まっすぐで純情で、かわいらしいところ……愛すべき“おバカ”なところも楽しんでいただきたいと思います。女性はもちろん、幅広い世代の男性にもぜひ観ていただきたい」と意気込む。「登場人物は小説家だけど、“オレは才能がないんだ”とか“アイツのほうが上手い”なんていう感情は、きっとどなたでも感じたことがあると思うので。まぁ、俳優さんは、だいたいそう感じてますけども(笑)」と、辛口ながらもコメントには愛情がこもる。“真実”はいつも甘くはないが、ウィットと知性で着陸するのが鈴木演出の妙味。たくさんの観客に愛されてきた本作を、改めてじっくりと味わいたい。取材・文:佐藤さくら
2019年08月20日BUMP OF CHICKENが本日8月20日と21日に新木場STUDIO COASTにて「TOUR 2019 aurora ark」を開催する。BUMP OF CHICKENは、藤原基央(Vo/Gt)、増川弘明(Gt)、直井由文(Ba)、升秀夫Dr)からなる4人組ロックバンド。1994年に結成し、2000年にメジャーデビューを果たした。2001年3月に発売された2ndシングル『天体観測』をはじめとして、独特の歌詞の世界観と力強いながらも感傷的で胸を突くメロディで日本のロックシーンにおいて、絶大な人気を獲得している。先日7月10日に約3年5カ月ぶり、通算9枚目となるフルアルバムとなる『aurora arc』をリリース。このアルバムには『月虹』『記念撮影』『望遠のマーチ』をはじめとした数々のタイアップソングだけでなく、BUMP OF CHICKENだからこそ生み出す事ができるストーリー性豊かな楽曲が多数収録されており、ファンだけでなく、数々のメディアでも“名盤”と呼ばれるほどの評価を得ている。本ツアーではアルバム収録の新曲だけでなく、過去の名曲が多数披露されることも予測される。来年のメジャーデビュー20周年イヤーに向けての、大きな架け橋となりそうだ。■公演情報BUMP OF CHICKEN「TOUR 2019 aurora ark」日時:8月20日 開場18:00/開演19:008月21日 開場18:00/開演19:00場所:新木場STUDIO COAST
2019年08月20日「ぴあ」調査による2019年8月16日、17日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督、三吉彩花主演の『ダンスウィズミー』が第1位になった。上映後の出口調査では「今すぐにでも踊りたいです!」など熱いコメントが殺到。ラストの“爽快感”が好評を集めているようだ。本作は、本当はミュージカルが苦手なのに睡眠術によって音楽を聞くと勝手に踊りだしてしまう身体になった主人公が、ところかまわず歌って踊ってしまうことで巻き起こす騒動を描くミュージカルコメディ。観客からは「みんなが歌って踊って、観ているこっちも楽しい気持ちになれた!」「主人公とその友達が明るくて観ていて元気が出てきた!」などの声が寄せられた。注目は、日本で上映される機会の少ないセルビア映画『鉄道運転士の花束』。不慮の事故を避けられない運命にある鉄道運転士の不運と人生を描き、モスクワ映画祭など各国の映画祭で多数の賞を受賞したブラックコメディだ。東京・新宿のシネマカリテで行った調査では「鉄道運転士と事故をよくある描き方ではなく、逆の見方で描いていてユニークだと思った」「ブラックユーモアがたくさん詰まっていて面白かった」「この国の映画はまったく知らないが、素晴らしい俳優がたくさんいるんだなと思った」「とぼけた笑いと非常に美しいセットデザインに心奪われた」などの感想が集まり、満足度ランキングで3位になった。(本ランキングは、8/16(金)、17(土)、に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年08月19日8月17日、18日の全国映画動員ランキングは、公開2週目の『ライオン・キング』(全国374館)が先週2位から首位にランクアップした。公開5週目の『天気の子』(全国359館)は先週3位から2位に順位を上げた。公開2週目の『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』(全国353館)は先週1位から3位になった。公開6週目の『トイ・ストーリー4』(全国373館)、公開3週目の『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(全国347館)、公開4週目の『ペット2』(全国365館)は先週と変わらず、4位、5位、6位になった。また公開4週目の『アルキメデスの大戦』(全国344館)は先週8位から7位に、公開6週目の『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(全国369館)は先週9位から8位に順位をあげた。『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』の矢口史靖監督によるミュージカルコメディ『ダンスウィズミー』(全国304館)は初登場10位。公開11週目の『アラジン』(全国351館)先週と変わらず11位につけている。次週は『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』『ジョアン・ジルベルトを探して』『ドッグマン』『二ノ国』『ロケットマン』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ライオン・キング』2位『天気の子』3位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』4位『トイ・ストーリー4』5位『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』6位『ペット2』7位『アルキメデスの大戦』8位『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』9位『ドラゴンクエストユア・ストーリー』10位『ダンスウィズミー』
2019年08月19日『ジョン・ウィック』シリーズを監督してきたチャド・スタエルスキが、マーゴット・ロビー主演の『Birds of Prey』に関わることになった。映画はすでに撮影を終えているが、アクションシーンをパワーアップするために行われる追加撮影を担当するようだ。スタエルスキはスタントマン出身で、『マトリックス』を含む数多くの作品で長い経験を積んでいる。彼はスタントマンの会社も経営しており、『Birds of Prey』には最初から関わっていた。『Birds of Prey』の監督は、アジア系女性の新人キャシー・ヤン。ロビーはプロデューサーも兼任する。映画は『スーサイド・スクワッド』のスピンオフ。ユアン・マクレガー、メアリー・エリザベス・ウィンステッドも出演する。文=猿渡由紀
2019年08月19日独特のアニメーション作品で世界にその名が知られるミシェル・オスロ監督。最新作『ディリリとパリの時間旅行』もオスロ監督ならではの一風変わったアニメ手法と世界へのメッセージが込められた物語からなるオリジナルな1作となった。フランスの鬼才にその制作について訊く。まず、新作に入る前に前作にしてオスロ監督にとって初の長編作品となった『キリクと魔女』の大成功について聞くと、苦笑いしながらこう秘話を明かしてくれた。「僕自身は作家として、すごく誠実にとても正直にモノづくりをすることを信条にしている。その想いが想像以上に多くの観客に届いたことはとてもうれしく思っているよ。ただ、そこへたどり着く道は決して楽ではなかった。作品はストーリーについても描く手法にしても、作品の根底に流れるテーマにしても、すべて自分の意思で“これでいきたい”と思ったものばかりで構成されている。ただ、それらがことごとく反対にあっていたんだ。タイトルの『キリクと魔女』も単純すぎるといわれたし、物語もシンプルすぎると。ハリウッド的な観点で言うと、もう少し波乱万丈の展開があれば世界に売れるじゃないかといわれたよ。もっとオーソドックスな今どきのアニメーション映画を作れともいわれた。絶対に世界でうけないからアフリカを舞台になんかするなとも言われた。とにかくプロデューサーには不評だったんだ。僕自身が原画を書くんだけど、それを見て、これは動画にできないし、映画になんかならないともいわれた。毎日、プロデューサーのクレームと戦っていたよ(苦笑)」こんな指摘も受けたという。「赤ん坊の男の子は性器を出しちゃダメ、ちゃんと隠さないとと(笑)。大人の女性はちゃんと胸を隠せといわれたんですよ。僕は小さいころ、アフリカで暮らしたことがある。そこでは、子どもたちは裸ん坊で暮らしていた。僕にとってはきわめてノーマルなことで、『キリクと魔女』はその経験が基になっている。幼少時代にみたアフリカの営みは、ほんとうに人間たちが人間らしく気持ちよく生活を営んでいて、誰もがみな善良で好意的に暮らしていた。僕は子どもながらに、そういう生活と人々にある種の美しさを見て感動していた。だから、そのとき、僕がアフリカでみた人であったり、風景をそのままアニメに映し出したかった。それを恥ずかしく思うなんてどうかしているよ。あと、出産シーンに関しても問題視された。これはアフリカの民話にもとづいているんだけど、その民話の大胆な発想と生命の誕生の瞬間に感銘を受けて、ぜひ取り入れたいと思ったんだ。でも、このシーンが入ると英語圏では年齢制限が入ってまたセールスにかかわるから、外したほうがいいというんだ。このときももう批難の嵐で、プロデューサーに“破産させるのか”ともいわれた。でも、僕は一切譲らなかった。もしかしたらプロデューサーのリクエストに応えられない自分はプロとはいえないのかもしれない。でも、そんな映画ビジネスのプロフェッショナルじゃない、素人考えの作者が作った作品が世界中に気に入ってもらえたんです。映画はわからないですよ(笑)」実績もつくって今回の制作はさぞ順調と思いきや、そうでもなかったようだ。「今回の作品のオープニングショットを見てくれればわかるんだけど、女性が胸を出しているシーンがある。プロデューサーに言われたよ。“また胸を出したな”と(笑)。今回はディレクターズ・カット版を作るの許すから、レーティングにひっかからない胸を隠したアメリカ版バージョンを作ってくれといわれてね。それには応じた。さっき確認したら、日本ではオリジナルのバージョンとのこと。僕としてはそのほうがもちろんうれしいよ」今回の物語は19世紀末から20世紀初頭、世界中からさまざまな才能がパリに集ったベル・エポック時代が背景。そうなった理由をこう明かす。「最初に描きたいと思ったのは、いまだに世界で蔓延している女性の蔑視です。女性や少女を不当に扱う、虐げる男たちの愚かさを今描かねばならないと思いました。ベル・エポックという時代を選んだのも、そこにあります。この時代のパリはまったく閉鎖的な社会ではなかった。世界にオープンで、いろいろな国からさまざまなタイプのアーティストを受け入れていた。同時にベル・エポックという時代は、女性たちが社会進出してきた時代でもあったのです。当時、女性を優遇するような法律はひとつもありませんでしたけど、初めて大学生に進学する女性が出て、それに多くの女性たちが続きました。教師は男の仕事でしたけど、女性も進出するようになった。医者や弁護士、タクシーの運転手など、男の仕事とされてきたものにどんどん女性のパイオニアが生まれた。そして最初の国際的女性スターといわれるのが、作品中にも登場する。サラ・ベルナール。ベル・エポックのパリは、僕が言いたいことをみたしてくれる世界だったんです」主人公はニューカレドニアからパリへやってきた少女ディリリ。あることで彼女は男性支配団と名乗る謎の集団から追われる身に。最初の友人オレルと行動をともにする中、ディリリはさまざまな人々と出会う。「小説家のマルセル・プルーストや彫刻家のオーギュスト・ロダンなど、さまざまな文化人、その道のエキスパートたちが登場します。これほどの人物たちがひとつの街にいたことはほかにないのではないでしょうか。彼らはいずれも自ら努力をして何かを生み出して自分たちの才能を開花させている。そして、彼らの存在や作品はのちの社会でシェアされ、なんらかいい影響を及ぼしている。そのことを伝えたかったのです」それは、アートの力及びアートの存在意義がこういうところにこそあるんだと示しているようにも映る。「もちろんわたしはアートの力を信じています。そのメッセージが込められていることも確かです。ただ、わたしはそれだけではなく、たとえば医学の分野の進歩、自動車の発明なども作品内に盛り込んでいます。それはそうした優秀なエンジニアの力も大きな力になることを伝えたかったんだ。文明の発展は、使い方を間違わなければ悪に抵抗する大きな力になる。だから、それを生み出す名もなき技術者や専門家にもエールを送りたいと思ったんだ」そうした骨太の物語が用意されている一方で、アニメーション映像もいい意味で遊び心とチャレンジがいっぱい。場面によってはCGを使えば、自分が撮影したパリの風景写真をバックにしたりと、変幻自在、様々な組み合わせがなされている。「僕がものすごいテクノロジーを駆使して作ったように思われるかもしれないんだけど、全然違う。僕自身が写真をとって、その上に僕が絵を描いただけ。シンプルなんだよ(笑)」そう笑顔でおどけるオスロ監督。70代半ばを迎えたとは思えないほど、老練になることもなく豊かなイマジネーションを発揮するアニメ界の巨匠の新たなアニメーション世界に注目を。『ディリリとパリの時間旅行』8月24日(土) YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー取材・文:水上賢治(C)2018 NORD-OUEST FILMS - STUDIO O - ARTE FRANCE CINEMA - MARS FILMS - WILD BUNCH - MAC GUFFLIGNE - ARTEMIS PRODUCTIONS - SENATOR FILM PRODUKTION
2019年08月19日なんとも猫好きにはたまらない、その名も「ねこがかわいいだけ展」が渋谷・ヒカリエにて8月15日(木)より開催されている。この「ねこがかわいいだけ展」は可愛い猫の写真を愛でる写真&グッズ展となっており、写真やグッズクリエーターの作品はもとより、全国から応募された“たまらん”猫写真が公開されている。また会場ではオリジナルグッズをはじめ、猫好き垂涎の全国から集めた猫に関するグッズが販売されるという。東京は渋谷ヒカリエにて2019年8月15日(木)から9月10日(火)、大阪はナレッジキャピタル イベントラボで7月20日(土)から9月17日(火)、仙台は仙台フォーラスで7月20日(土)から9月1日(日)まで、新潟は万代シルバーホテルビルで7月20日(土)から9月8日(日)、長崎は佐世保市博物館島瀬美術センターで7月24日(水)から9月1日(日)まで、横浜は横浜駅前アソビルで9月14日(土)から10月14日(月・祝)まで、静岡は松坂屋静岡店で10月19日(土)から11月10日(日)まで開催。夏休みの最後に、お近くの会場でぜひ猫の可愛さにとろかされてほしい。「ねこがかわいいだけ展」・東京場所:渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1期間:2019年8月15日(木)〜9月10日(火)
2019年08月19日2017年3月に豊洲に誕生した、“舞台を客席が”ではなく“客席を舞台が”取り囲むという新発想の円形劇場、IHIステージアラウンド東京。しかもこの客席が360°回転するため、舞台にはいくつものセットを同時に建て込んでおくことができ、客席のほうを動かすことでセット転換の時間なしに場面の移り変わりを表現することができる。つまり観客は、動く客席に座るというアトラクション気分を楽しむとともに、物語がかつてないスピードとスケールで展開される斬新な演劇を体験できるというわけだ。これまでに劇団☆新感線による大規模な舞台作品や、香取慎吾の個展も開催されてきたこの劇場で、本日8月19日にプレビュー公演をスタートさせるのが『ウエスト・サイド・ストーリー』。1957年にブロードウェイで初演されて以来、実に60年以上にわたって世界各地で上演され続けている、レナード・バーンスタイン作曲によるあの名作『ウエスト・サイド・ストーリー』である。日本人スタッフ・キャストによる上演も盛んな作品だが、今回お目見えするのはデイヴィッド・セイント演出、フリオ・モンヘ振付による来日キャスト版。作品に長く携わってきた彼らが新たに創る、世界初演の“360°シアター版”だ。クリエイティブ陣には、『パリのアメリカ人』『ウォー・ホース~戦火の馬~』など数々の名作を手がけてきた映像制作チーム「59プロダクションズ」も名を連ねており、期待が高まるところ。なお、同劇場ではこの公演の後、同じ演出による日本人キャスト版『ウエスト・サイド・ストーリー』の上演も予定されている。新感線による作品群と同様、7か月にわたる公演期間を3つの“シーズン”に分け、キャストを総入れ替えして上演するという大規模なプロジェクト。その上メインの役どころは各シーズンそれぞれWキャストとなるようで、この来日公演も含めて全キャスト制覇を達成したら、終わる頃には大変な『ウエスト・サイド・ストーリー』博士になれそうだ。文:町田麻子
2019年08月19日