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7月18日、19日の全国映画動員ランキングは、西森博之の人気漫画をTVドラマに続いて映画化した『今日から俺は!!劇場版』(全国361館)が初登場で首位を飾った。主演はドラマ版に続き賀来賢人と伊藤健太郎。4週連続トップだったスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』(全国367館)は公開4週目は2位に。『もののけ姫』(全国367館)は3位、『風の谷のナウシカ』(全国367館)は4位にそれぞれ順位をひとつずつ下げた。そのほか新作では、重松清による同名小説を山田孝之で映画化した家族ドラマ『ステップ』(全国212館)が初登場7位に。諫山創による同名漫画原作のアニメ『進撃の巨人』のSeason1〜3までを再編集した劇場版アニメ『進撃の巨人 〜クロニクル〜』(全国69館)が初登場10位に入った。次週は『アルプススタンドのはしの方』『海底47m 古代マヤの死の迷宮』『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! 〜映画になってちょーだいします〜』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』『プラド美術館驚異のコレクション』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『今日から俺は!!劇場版』2位『千と千尋の神隠し』3位『もののけ姫』4位『風の谷のナウシカ』5位『私がモテてどうすんだ』6位『透明人間』7位『ステップ』8位『ドクター・ドリトル』9位『MOTHER マザー』10位『進撃の巨人 〜クロニクル〜』
2020年07月20日シャーリーズ・セロン主演の映画『オールド・ガード』がNetflixで大ヒットしている。同社の予測によると、最初の4週間で7,200万世帯がこの映画を見ることになるとのことだ。あくまで予測だが、そのとおりになった場合、今作はNetflixのオリジナル映画で史上6位のヒットとなる。上位5作は『タイラー・レイク -命の奪還-』『バードボックス』『スペンサー・コンフィデンシャル』『6 アンダーグラウンド』『マーダー・ミステリー』。文=猿渡由紀
2020年07月20日9月25日(金)に公開される映画『キングスマン:ファースト・エージェント』の日本版ビジュアルと特別ナレーション予告が公開された。世界最強のスパイ組織“キングスマン”という裏の顔を持った英国紳士が、超過激なスパイアクションを繰り広げる大人気シリーズ『キングスマン』。2015年からスタートしたこのシリーズは全世界を熱狂させ、日本でも多くの熱いファンから支持を集めている。今回公開されたのは、白を基調としたスタイリッシュな日本語版ビジュアル。これまでのシリーズを彷彿とさせる白地のポスターに、大きなゴールドの“キングスマン”シンボルマークが描かれている。前に立つのは、レイフ・ファインズ演じる気品溢れたオックスフォード公。その息子で、いかにも英国紳士らしいスーツで決めたコンラッド(ハリス・ディキンソン)、ふたりと共に戦うポリーやショーラが勢ぞろい。さらには、リス・エヴァンス演じる実在した“不死身の怪僧”ラスプーチンの姿も。シンプルながら「始まりも、超過激」というコピーが緊張感に満ちた物語を予感させる。さらに今回、日本版特別ナレーション予告も公開された。ナレーションを務めるのは、前2作で主人公・エグジーの日本語吹替を担当し、本シリーズでも人気の一役を担っている木村昴。自らの繁栄のために世界大戦を仕掛け、世界を意のままに操ろうと”目論む闇の狂団”へ立ち向かう初代キングスマンは、戦争を止めることができるのか。木村の声に乗せて、キングスマン誕生の物語を描く本作への期待が高まる。『キングスマン:ファースト・エージェント』9月25日(金)公開
2020年07月20日YOASOBIの新曲『たぶん』が本日7月20日(月)に配信された。小説を音楽にするユニット、YOASOBI。2019年11月に公開したデビュー曲『夜に駆ける』はストリーミングで1億回再生を突破、全世界のランキングであるSpotify「バイラルトップ50(グローバル)」では6位を獲得、TikTokの関連動画再生数は約3億回にのぼるなど、各所で熱い注目を集めている。そんな彼らの新曲『たぶん』は、2020年1⽉に「monogatary.com」で行われた新曲の原作⼩説を募集する「夜遊びコンテストvol.1」で⼤賞に輝いた『たぶん』(しなの・著)を原作とする、ある⼆⼈の”別れの朝”を描いた⾃⾝初となるミドルテンポナンバーとなっている。そして、本日20:00にはMVもプレミア公開される。映像は数々の⾃主制作アニメーションを⼿がけ、展⽰会での⼊賞経験もあるクリエーター・南條沙歩が担当。ikuraが原作の朗読を行ったティザー映像も公開中。ひとつの部屋の中で展開する原作の世界観を投影し、視聴者が自由に視点を変えて視聴できる360度映像であり、見応えある仕上がりとなっている。さらに、新曲『たぶん』のリリースを記念し、正式実装前となるTikTokのライブストリーミング機能「TikTok LIVE」を用いて、7月22日(水)20:00からTikTok LIVE「ikuraとおしゃべり」の開催が決定。事前にSNSで質問やリクエストを受け付けているので、こちらも要チェックだ。なお、YOASOBI楽曲の原作小説と関連作品をまとめた書籍『夜に駆ける YOASOBI小説集』(双葉社)が9月18日(金)に発売される。YOASOBIキービジュアルをあしらった通常版に加え、一部店舗では『夜に駆ける』『あの夢をなぞって』『たぶん』それぞれのミュージックビデオのクリエイターが今回のために特別にカバーイラストを描き下ろした3種類の限定版も販売。加えて、YOASOBIの今後の新曲の原作小説を募集する「夜遊びコンテストvol.2」がmonogatary.comと双葉社の共催という形にてスタートした。大賞作品はYOASOBIによる楽曲化、さらに双葉社による書籍化も確約される過去最大規模のコンテストとなるので、チャレンジしてみてはいかがだろうか。●YOASOBI『たぶん』7月20日(月)配信●YOASOBI『たぶん』MV公開日時:2020年7月20日(月)20:00〜●YOASOBI 「たぶん」 teaser●「たぶん」(しなの 著)●YOASOBI新曲「たぶん」リリース記念TikTok LIVE 「ikuraとおしゃべり」日時:2020年7月22日(水) 20:00〜●夜に駆ける YOASOBI小説集発売日:2020年9月18日(金)予定収録内容:『タナトスの誘惑』『夜に溶ける』(星野舞夜 著)『夢の雫と星の花』(いしき蒼太 著)『たぶん』(しなの 著)『世界の終わりと、さよならのうた』(水上下波 著)予価:1,350円+税判型:四六判上製出版社:双葉社※カバーデザインは変更になる可能性がございます。YOASOBI BOOK HP: ●「夜遊びコンテストvol.2」 -monogatary.com
2020年07月20日特別番組『「ゲーム・オブ・スローンズの日」記念!あの人が選ぶベストエピソード』が8月1日にスターチャンネルで放送される。ジョージ・R・R・マーティンの幻想小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作に、鉄の王座を巡って、7つの王国が繰り広げる覇権争いとそこに渦巻く愛憎劇を壮大なスケールで描き出す『ゲーム・オブ・スローンズ』。完結から1年を過ぎた今もなお、高い人気を保ち続けている。イギリスでの原作発売日にちなんで制定されたのが「ゲーム・オブ・スローンズの日」(8月1日)。この日に小島瑠璃子、☆Taku Takahashi(m-flo)、明石ガクト、真島ヒロ、丸屋九兵衛ら作品ファンを公言する各界の著名人5名がセレクトしたエピソードが一挙放送される。あわせて、5名それぞれの視点から見どころを語る特別番組もティリオン・ラニスター役を務める声優・森川智之のナレーションで放送予定だ。5名それぞれがどの様な視点で作品を楽しんでいるのか、気になる人はぜひ番組をチェックしてほしい。■番組詳細『「ゲーム・オブ・スローンズの日」記念!あの人が選ぶベストエピソード』放送日時:8月1日(土)10:30~ほか出演:小島瑠璃子、☆Taku Takahashi(m-flo)、明石ガクト、真島ヒロ、丸屋九兵衛ナレーション:森川智之各エピソード及び放送時間:8月1日(土)11:00~第一章:七王国戦記、第2話『王の道』(選者:明石ガクト)12:30~第三章:戦乱の嵐 -前編-、第4話『穢れなき軍団』(選者:小島瑠璃子)14:00~第五章:竜との舞踏、第10話『慈母の慈悲』(選者:真島ヒロ)16:00~第六章:冬の狂風、第9話『落とし子の戦い』(選者:丸屋九兵衛)17:30~第六章:冬の狂風、第10話『冬の狂風』(選者:☆Taku Takahashi(m-flo))
2020年07月20日矢沢永吉の「EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2019『ROCK MUST GO ON』」横浜アリーナ公演の映像の配信開始時間が、8月6日(木)20時に決定した。この映像は矢沢永吉の未公開のものを含む、未発売ライブ映像3本を有料配信する「3 BODY’S NIGHT(サンバディーズナイト)プロジェクト」の第2弾。2019年は矢沢永吉が古希を迎えたアニバーサリー・イヤーで、7月には自身初となる音楽フェス「ONE NIGHT SHOW 2019」を幕張メッセにて開催し、9月4日には7年ぶりのオリジナル・アルバム『いつか、その日が来る日まで...』をリリースしている。11月からスタートした「EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2019『ROCK MUST GO ON』」は中盤に喉の不調のため47年間のキャリアで初めて公演を中断。今回の配信映像は矢沢が不安と葛藤を乗り越え、超満員のオーディエンスを前に完全復活した感動のステージだ。セットリストは代表曲やバラードの名曲に加え、新アルバム収録曲まで網羅。現時点での矢沢永吉の最新のライブ映像をノーカットで見ることができるこの機会を逃す手はない。なお有料配信の収益の一部は新型コロナ感染症の治療や研究開発にあたる医療機関に寄付され、映像は8月9日の23:59までアーカイブ視聴が可能となっている。■配信概要「3 BODY’S NIGHT配信」第2弾『EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2019「ROCK MUST GO ON」』2019年12月4日横浜アリーナ公演(初公開作品/全曲ノーカット)配信日時:8月6日(木)開場19:00(配信媒体により異なる場合がございます)/開演20:00視聴価格:3,800円(税込)視聴チケット販売期間:受付日時:2020年7月20日(月) 4:00~8月8日(土) 23:59
2020年07月20日おとな向け映画ガイド今週は、おとなにこそ観てほしい3本をご紹介します。ぴあ編集部 坂口英明20/7/19(日)イラストレーション:高松啓二今週の新作本数は21本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。連休のため、23日から公開の作品もあります。うち全国100スクリーン規模以上で拡大公開されるのは『コンフィデンスマンJP プリンセス編』と『海底47m 古代マヤの死の迷宮』の2本。ミニシアター系が19本です。今回はその中から、おとなの皆さんにこそ観てほしい3本をご紹介します。『グランド・ジャーニー』渡り鳥たちと編隊を組んで、ハングライダーのような超軽量飛行機に乗った少年が、ノルウェー最北のラップランドからフランスへ、大空を渡っていく。実話をもとにした、夢のようなアドベンチャー・ムービーです。離婚した母と暮らす14歳の少年トマの夏休み。南仏の父の家に預けられ、WiFiもない環境にふてくされていたのですが、最初は超軽量飛行機への興味から、次第に父の計画に夢中になっていきます。気象学者で少々風変わりな父が熱中しているのは、絶滅危惧種の鳥に安全な「渡り」のルートを教え込もうというプロジェクト。『グース』というアメリカ映画がありました。あの設定と似ています。鳥は孵化したとき最初にみた動くものを親と思う、という習性を活かします。トマは親鳥の代わりとなり、やがて、GPSをつけた超軽量飛行機で、彼らを先導できるまでになります。少しずつ成長していくカリガネガンの雛たちが、またとんでもなくかわいらしいんです。トマが、父の書斎でみつけた『ニルスのふしぎな旅』を夢中で読むシーンがでてきます。妖怪に小人にされ、ガチョウの背中に乗ってガンたちと北をめざすというスウェーデンの児童文学。トマは、渡り鳥たちの中でちょと成長が遅い一羽に『ニルス…』にでてくる「アッカ」という名前をつけたり、自分のことを「ニルス」と名乗るシーンもでてきます。父親のキャラは、鳥類保護活動家でバードマンという愛称のクリスチャン・ムレクがモデルです。ムレクはドキュメンタリー『WATARIDORI』の制作にも関わり、この作品では脚本を執筆、飛行部分の監督も担当しています。ノルウェーの空から見下ろす雄大な森やフィヨルド。ガンたちと一体になって飛ぶトマの姿。このわくわくする映像には心踊ります。あの境界のない空を飛べたら、と夢見たことのあるあなたに、オススメします。『追龍』今、中国の国家安全法強行で世界が注目している香港。その60〜70年代は、古き良き時代、ではなく、警察と香港マフィアがつるんで汚職の限りを尽くした、驚くような暗黒の時代でした。これまで何度も映画化されたこともある、実在の人物をモデルにした、まさに実録犯罪ドラマの集大成。黒社会(香港マフィア)のボス、ン・シーホウ役にドニー・イェン、香港警察のリー・ロック役にアンディ・ラウ、現代の中国・香港映画を代表する二大スターが初共演した香港ノワールです。まるでEXILE TRIBEの『HIGH & LOW』のようなヤクザの出入りシーンから始まります。潮州の田舎からでてきたシーホウは、この騒ぎの中で腕っぷしを買われ名を売り、警察官のロックと出会います。お互いまだ見ぬ未来への野望で目が血走っていた頃。その後いくつもの修羅場で貸し借りを繰り返し、ふたりは不思議な友情を力に、それぞれの世界の「龍」となっていくのです。アクションシーンの舞台になるのが、実在した香港の九龍城砦。その再現は見事です。3万人以上が住む12階建ての崩れかけたような巨大ビルのなかは、スラム街のように入り組み、諸悪の温床だったといいます。当時の啓徳空港を発着する飛行機がビルすれすれをかすめていくなか、ダニ―・ハサウェイの『ザ・ゲットー』がバックに流れ、巨大な魔窟のなかをカメラが移動するシーンのかっこよさときたら…。監督は香港映画のベテラン、バリー・ウォンとジェイソン・クワン。2017年、今の騒ぎの前に製作された映画です。こういうアウトローたちの香港映画はこのあとどうなるのでしょうか。生死も貧富も天命次第、という孔子さんの言葉が映画のなかではでてきますが。『アルプススタンドのはしの方』おとな向け、とはいえないかもしれませんが、じんわり熱くなって、共感したくなる、今年の夏とびきりの青春映画と思います。夏の甲子園第一回戦です。公立高校、たぶん初出場。盛り上がるアルプススタンド。動員がかかって、やむなく「来た」またはワケありで、「はしの方」に座った、そんな4人の高校3年生が主人公です。ふて気味で観戦しているのは、演劇大会県予選出場をインフルエンザが原因で断念した演劇部の女子ふたり。その近くに座る元野球部の男子が、野球のルールも知らない彼女たちに声をかけます。そこに、成績優秀だけど、影のうすい帰宅部女子1名がからみます。悩み多き年頃、みなそれぞれに屈託を抱えていて、なかなか応援に熱が入りません。優勝候補を相手に勝てるはずのない試合、なんとか持ちこたえているのは、ピッチャーの園田君の活躍があるからです。4人の会話は園田君の話題が中心。が、試合の方も急展開!原作は全国高等学校演劇大会で最優秀賞を獲得した高校の名作戯曲。それをもとに、2019年に浅草九劇で舞台化されたもの。舞台とほぼ同じ出演者、脚本も同じく奥村徹也が担当、監督は、なんとピンク映画の世界では大人気の、城定(じょうじょう)秀夫です。一試合中のお話ですが、観戦スタンドとその裏の通路が舞台。撮影も甲子園よりややしょぼい地方の球場ですし、野球試合そのものは歓声と球音だけ。でもそれが、かえって効果的です。なるほどこれはアイデアです。妬み、思いやり、小さな挫折、憧れ、そして片想い……どこか思いあたる遠い日の記憶といいますか。はしっこの方の青春!を声援したい気分になります。首都圏は、7/24(金)から新宿・シネマカリテ他で公開。中部は、7/31(金)からイオンシネマ・ワンダー他で公開。関西は、7/24(金)から梅田ブルク7他で公開。
2020年07月19日9月4日(金)に公開される映画『人数の町』の新場面写真が公開された。本作は、河瀨直美監督を審査員長に迎えた2017年の第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から準グランプリに選ばれた作品。今最も勢いのある俳優・中村倫也が主演を務め、令和版『東京ラブストーリー』で赤名リカ役に抜擢された石橋静河、映画初出演となる『ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー』の立花恵理、『映像研には手を出すな!』の山中聡などが脇をかためる。監督・脚本は、松本人志出演の『バイトするならタウンワーク』のCMやMVなどを多数手がける荒木伸二が初の長編映画に挑戦した。物語の舞台は、衣食住が保証され、セックスで快楽を貪る毎日を送ることができ、出入りも自由だが、決して離れることはできない、という謎の“町”。中村倫也演じる借金で首の回らなくなった主人公・蒼山が、住人との交流を経て町の謎に迫っていく新感覚のディストピア・ミステリーとなっている。今回公開された新場面写真では、謎に包まれている町のお食事事情が明らかに。どうやらこの町には少しの労働=ステマで食事が支給されるシステムがある模様で、その一部を捉えたのが、蒼山の姿を写した2枚の新場面写真だ。1枚目の写真は、町のバスを使って新規オープンのハンバーガーショップに出向き、撮影した写真をSNSに投稿している様子。町の食堂のような場所を切り取った2枚目の写真には、電光掲示板が謎のメッセージを放つ空間に透明のケースが埋め込まれたテーブルが設置されている。蒼山はそこで真空パックされたタマゴサンドのようなものを手にしている。スマホに向かって何かを投稿し、目の前のケースの中から出てくる食事を貪る住人たち。「日本一、世界一、宇宙一。さいっっっっっっこう」果たしてこの言葉は何を意味するのか。細く設定された町のヒントはまた後日発表される。『人数の町』9月4日(金)新宿武蔵野館ほか、全国にて公開
2020年07月18日BiSHのアイナ・ジ・エンドが、Mighty CrownのMASTA SimonとSAMI-Tに対して「私の(大阪時代の)ダンスの先生ぐらいの年齢なんですよ」と言うと、ふたりは大笑いした。1991年に結成された横浜のレゲエ・キングのMighty Crownと、2015年に結成された「楽器を持たないパンクバンド」のBiSH。そんな年代も音楽性も異なる2組が出演するのが、2020年7月21日に開催される「KM MUSIC 35th Anniversary Hi-KiCKS LIVE AT THE STREAM」だ。ケーエムミュージックの35周年イベントとして、同社のイベンター・佐藤裕介と縁の深いアーティストを招いてライヴ「KM MUSIC 35thAnniversary “Hi-KiCKS”」を当初は開催する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、無観客配信ライヴ「KM MUSIC 35th Anniversary Hi-KiCKS LIVE AT THE STREAM」に形を変えて開催することになった。今回は、Mighty CrownのMasta SimonとSami-T、BiSHのアイナ・ジ・エンドとセントチヒロ・チッチ、そして佐藤裕介を迎えて、ジャンルを越えてロックフェスに出演し、「現場」にこだわってきた2組に、配信ライヴに向けた意気込みを語ってもらった。●“アウェイ”を乗り越えて得た強さ佐藤裕介(以下、佐藤):初めて行ったクラウン(Mighty Crown)の現場は、横浜八景島シーパラダイスでやった「横浜レゲエ祭2003」だったな、まだ俺が小僧のとき。地獄みたいな日だったことしか覚えてない(笑)。Masta Simon(以下、Simon):あの頃はチームみんな初めてのことばかりで、お客さんの並ばせ方もわからなくて。炎天下で朝早くから並んじゃって、みんな熱中症で倒れていっちゃって。佐藤:日本の音楽フェス自体が黎明期だったからね。Sami-T:そういう意味で、ケーエムミュージックと一緒に育ってきた感はすごい強いよね。※チケットぴあ「PIA LIVE STREAM」にて販売となります。●配信に関する注意事項ご購入前に必ずチケットぴあ「PIA LIVE STREAM」オフィシャルサイトをご確認ください。
2020年07月18日新型コロナウイルスの影響で公開が延期になっていた映画『劇場』が7月17日、東京・渋谷のユーロスペースをはじめ全国18スクリーンで封切り。加えて、Amazon Prime Videoでの全世界独占配信がスタートした。同日、主演の山崎賢人とメガホンをとった行定勲監督が、都内で行われた初日リモート舞台挨拶イベントに出席し、映画公開への思いを明かした。又吉直樹が芥川賞受賞作「火花」より前に書き始めた恋愛小説を映画化。前衛的な作風が災いし、主宰する劇団の開店休業が続く脚本家兼演出家の永田(山崎)が、理想と現実のジレンマと苦闘する。映画には山崎をはじめ、女優になる夢を抱き上京したヒロイン役の松岡茉優、寛一郎、伊藤沙莉、三浦誠己、浅香航大らが出演している。当初の予定に比べ、公開規模は縮小されたが、それでも山崎は「“劇場”で見てほしい作品なので、こういう風に初日を迎えられてうれしい。足を運んでいただき、ありがとうございます」と喜びと感謝の声。全世界での同時配信については「こういう時期だからこそ、こういう試みになった。世界中の皆さんに伝わっていけばいいとポジティブに捉えられれば。(コロナ禍の影響を)肯定できるきっかけになれば」と前向きに答えていた。行定監督も「映画館でかけられる(上映できる)喜びをかみしめております。2020年7月17日、新作が公開されたことを一生忘れないと思います。感謝感激です」と万感の思い。さらに「ユーロスペースに大きな看板が飾ってあって、経験のない鳥肌、感動を覚えました。今まで当たり前だと思っていたことが、今思えば奇跡的で、すばらしいことだった」としみじみ語った。「信条としては、完成した作品を映画館に届けたい」としつつも、「選択肢があるというのもいいんじゃないかと。こういうコロナ禍で、まだ劇場に足が向かない人もいるはず」と配信にも理解を示していた。イベントには現在、ドラマの撮影中だという共演者の松岡からビデオレターが届き、「大人たちが悩んで、導き出した答えが単館上映と配信という新しい試み。行定監督にも葛藤や苦悩があったと思いますが、海外にいる皆さんも、同じ日に(本作を)見てもらえるのは、すごくいいこと」と声を弾ませ、「私たちも映画の世界を元気にできるよう頑張りますから、『日本の映画の未来は明るいぞ』という姿を見ていただけるとうれしいです」とアピールしていた。取材・文・写真=内田 涼『劇場』公開中&Amazon Prime Video独占配信中
2020年07月17日HYDEが、テレビ朝日のスペシャル音楽配信LIVE「LIVE EX」へ出演することが決定した。「LIVE EX」は、通常の音楽LIVEの開催が困難となっている状況の中、音楽を届けるために何かできることをしたいという想いから、テレビ朝日が届けるスペシャル音楽LIVE。今回が記念すべき第1回目となり、出演者はHYDEの他にBLUE ENCOUNT。フロント・アクトとしてASH DA HEROも出演する。「LIVE EX」の模様は、テレ朝動画にて生配信、CSテレ朝チャンネル1にて放送される。コロナ禍の中、LIVEは行っていなかったHYDEにとって、去年末幕張で行われた「COUNTDOWN JAPAN 19/20」に出演して以来約7カ月ぶりのHYDEソロのLIVEとなる。また、配信LIVE中の1曲が、7月24日に放送される「ミュージックステーション 3時間半スペシャル」に生中継される。■「LIVE EX」概要出演アーティスト:HYDE/BLUE ENCOUNT/ASH DA HERO(FRONT ACT)配信スケジュール:17:30~ASH DA HERO(FRONT ACT)18:10頃BLUE ENCOUNT19:10頃HYDE※ミュージックステーション生中継あり※スケジュールは変更となる可能性がございます。予め、ご了承ください。●テレ朝動画7月24日(金・祝)17:30から配信開始予定TICKET:\3,500(税込)●購入者限定特別企画当日はテレ朝動画でのLIVE配信に加え、“HYDE”のパフォーマンス中に、ご購入者の中から抽選で会場内のLEDにお顔を投影いたします。無観客のLIVE会場でパフォーマンスする“HYDE”と一緒に盛り上がろう!詳しくはイベントオフィシャルHPをご確認ください。●CSテレ朝チャンネル1LIVE EX 『HYDE』スペシャル対バン+独占コメント7月24日(金・祝)よる10:00~深夜0:00視聴方法:
2020年07月17日never young beach が、初の有料配信ライブ「The Pentagon Session @ Setagaya Studio」の開催を発表した。今回開催される「The Pentagon Session」は、一癖も二癖もあるnever young beach流ライブ配信プログラム。映像作家Pennackyが監督が務め、never young beachと共にこれまで見たことのないライブ体験を演出する。配信は7月24日(金)20:00よりスタート。ライブ配信終了後にはメンバー4人によるトークライブ生配信も予定している。さらに、never young beachのOFFICIAL STOREも近日オープン予定。そちらも合わせてチェックしてほしい。■never young beach「The Pentagon Session @ Setagaya Studio」【出演】never young beach、田中ヤコブ(a.k.a 家主)【日時】7月24日(金)20:00 開演/21:00 トークライブ開始【チケット】2000円(税込) ※別途各種手数料がかかります。【注意事項】・トークライブは7月24日のみとなりアーカイブでご覧いただくことはできませんので、ご注意ください。・チケット購入者は配信終了後3日間(7月27日23:59終了予定)アーカイブでご覧いただけます。・3日間のアーカイブはライブ映像のみとなります。・電子チケット販売プラットフォーム、ZAIKOへの登録が必要となります。・配信のURLは購入したZAIKOアカウントのみで閲覧可能です。・チケットのご記入前に、記載の注意事項をよくお読みいただき、配信ライブ視聴に適したインターネット 環境・推奨環境をお持ちかどうか必ずご確認ください。・途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、生配信中は巻き戻しての再生はできません。
2020年07月17日2001年から3年に1度開催されている現代アートの国際展、ヨコハマトリエンナーレ。7回目となる『ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」 』が7月17日(金)に開幕し、10月11日(日)まで横浜美術館とプロット48を主会場に開催されている。ヨコハマトリエンナーレ( )横浜美術館会場内岩間朝子《貝塚》2020年キム・ユンチョル《クロマ》2020年インゲラ・イルマン《ジャイアント・ホグウィード》2016年(2020年再制作)ツェリン・シェルパ《54の智慧と慈悲》2013年オスカー・サンティラン《宇宙工芸船(金星)》2018年
2020年07月17日10月24日(土)よりBunkamuraシアターコクーンにて上演が決定しているCOCOON PRODUCTION 2020『フリムンシスターズ』のメインビジュアルと、作・演出の松尾スズキ、出演の長澤まさみ、秋山菜津子、阿部サダヲのコメントが公開された。2000年のミュージカル『キレイー神様と待ち合わせした女ー』で登場をして以来、シアターコクーンの空間で、人間の弱く繊細な部分を剥き出しに描く作品を演出してきた松尾スズキ。本作『フリムンシスターズ』はシアターコクーンでは4年半ぶり、シアターコクーン芸術監督に就任後初の書下ろしとなる。物語の主人公は、故郷・沖縄での忌まわしい過去を記憶から消し去り東京の西新宿で暮らす女。彼女はそこで、絶不調のミュージカル女優、女優の親友のゲイ、自殺願望を持つ青年、さらには足の不自由な女優の妹、謎のバスタオルおじさん、激しめのオカマなど“狂った人間=フリムン” と出会う。そんな個性豊かなキャラクターを演じる全キャストが公開された。まずは『キングダム』や『MOTHER マザー』など、新たな境地に挑み続ける長澤まさみ。今年女優デビュー20周年を迎える彼女が満を持してシアターコクーンに初登場する。そして、松尾スズキが監督・脚本・主演を務めた映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』で主人公の友人役として存在感を放った秋山菜津子。2017年松尾が上演台本・演出を務めた『キャバレー』以来の共演を果たす2人が女同士の友情物語を体現する。また、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の主演をはじめ、多くの話題作に出演する大人計画の看板俳優・阿部サダヲ。同じく大人計画の俳優で、大河ドラマ『いだてん』や『あなたの番です』などに出演する皆川猿時、近年舞台でも精力的に活躍する栗原類、オクイシュージなど、松尾作品の常連ともいえる豪華俳優陣に加え、村杉蝉之介、池津祥子、猫背椿、笠松はる、篠原悠伸、山口航太、羽田夜市、笹岡征矢、香月彩里、丹羽麻由美、河合優実、片岡正二郎、と総勢18名の個性豊かなキャストが集結し、松尾スズキが演出する世界観を彩る。●作・演出:松尾スズキ コメント実は、女同士の友情を描いた話が昔から好きで。それで今回は長澤さんと秋山さんとのバディものにしようと思いついたんです。でも二人組だけでは淋しい気がして、阿部のオネエと女優の秋山さんとそのファンの長澤さんという三人組の物語になりました。当初の予定では“音楽劇”を作るはずが、自粛期間にあまりにも時間があったもので歌詞や構成を考える時間がたっぷりあったことから“ミュージカル”としての新作、ということになりました(笑)。●長澤まさみ コメントまた松尾さん独特の世界観を味わえると思うと、嬉しさが込み上げてきます。しかも今回は、友情の物語になるそうで、それも楽しみです。尊敬する先輩方に囲まれてきっと幸せな時間になるんだろうなと、お稽古が楽しみです。シアターコクーンは初めての劇場ですが、舞台観劇で度々訪れている馴染みのあるところなので伸び伸びとやれたらと思います。●秋山菜津子 コメント松尾さんの新作の舞台に出るのは久しぶりですし、しかもシアターコクーンの芸術監督になってから初の新作ということですし、大変光栄で有難いです。今回演じる役は、以前、松尾さんが監督された映画に出演させていただいたときに演じた役柄に通ずるところもあるようで、楽しみです。そこにどのくらいミュージカルの要素が絡んでくるんでしょうね。まずは台本を読むこと、そして稽古場でみなさんに直接会ってお稽古することが今から楽しみで仕方ありません。●阿部サダヲ コメントまず、久しぶりにお客さんの前に立てることが、本当に嬉しいです!そして僕にとっては2016年『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』以来の新作!長澤まさみさんと秋山菜津子さんと僕の3人の女の友情物語ですって…女の!?…楽しみです!COCOON PRODUCTION 2020『フリムンシスターズ』●東京公演日時:2020年10月24日(土)~11月23日(月・祝)場所:Bunkamuraシアターコクーン●大阪公演2020年11月28日(土)~12月6日(日)場所:オリックス劇場
2020年07月17日Netflix映画『オールド・ガード』の撮影の裏側を捉えた、シャーリーズ・セロンのアクショントレーニング映像が公開された。『オールド・ガード』は第88回アカデミー賞で最多6部門を受賞した注目作で、現在はNetflixで独占配信中。このなかで主演を務めたシャーリーズ・セロンは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の戦士フュリオサ役で壮絶なアクションを魅せ、美貌と演技力で世界を虜にしたことも記憶に新しい。今作でも彼女は柔道・合気道・シラット・カリ・中国武術・洪家拳・太極拳・テコンドー・グレコローマン型レスリング・パンクラチオン・居合道・剣道など、数えきれないほどの世界中の武術を取り入れたアクションに挑戦。SNSでも「キレッキレのアクション!」、「シャーリーズ姐さんかっこいい」など話題沸騰中で、すでに続編を熱望する声も上がっていた。公開されたアクショントレーニング映像には、肉弾戦や銃・剣を使った接近戦、特殊な両刃斧を駆使したアクションシーンが生まれるまでの、シャーリーズとスタッフたちによる壮絶なトレーニングの様子が記録されている。「この訓練は忘れられない経験になったわ」と語るシャーリーズのプロ意識と制作陣のリアルにこだわる熱い想いをぜひチェックしてほしい。Netflix映画『オールド・ガード』独占配信中
2020年07月17日映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の公開に先駆けた特別番組「27時間ぐらいテレビ」が7月23日の17時半頃からYouTubeで生配信される。美しきコンフィデンスウーマン・主役のダー子役に長澤まさみ、真面目で小心者の若きコンフィデンスマン・ボクちゃん役に東出昌大、百戦錬磨のコンフィデンスマン・リチャード役に小日向文世が扮し、劇場版第1弾として公開された『コンフィデンスマンJP ロマンス編』は、興行収入29.4億円もの大ヒットを記録。続編となる『コンフィデンスマンJP プリンセス編』はマレーシアにある“伝説の島”・ランカウイ島での海外ロケで撮影され、豪華キャストが莫大なる遺産を狙い、史上最大のコンゲームを繰り広げる。「27時間ぐらいテレビ」はメインMCの小手伸也、瀧川英次とゲストが「ロマンス編」地上波放送時のエピソードを生解説するなど、盛りだくさんの内容となる。ゲストには長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、織田梨沙、白濱亜嵐、関水渚、古川雄大、古沢良太(脚本)、田中亮(監督)、fox capture plan(音楽)、Official髭男dism(主題歌)が名を連ねており、目が離せない。なお番組中はハッシュタグ「#コンフィデンスマン27」を付けたTwitterでの質問も取り上げられる予定だ。■番組詳細『コンフィデンスマンJP プリンセス編』27時間ぐらいテレビ配信日時:7月18日(土)17:30頃からYouTubeプレミア生配信視聴可能日時:7月19日(日)20:00(予定)配信URL: (YouTube東宝Movieチャンネル内)
2020年07月17日新型コロナが猛威をふるうアメリカで、ハリウッドスターが協力するマスクの使用を訴える「Mask Up America」キャンペーンが始まった。ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモ、トライベッカ映画祭創設者のロバート・デ・ニーロとジェーン・ローゼンタールが立ち上げた公共広告の計画で、現在は2種類の30秒スポットが放映されている。それらでは、モーガン・フリーマンとジェフリー・ライトが、それぞれナレーションを務めた。これからデビューするスポットには、スペイン語のものもあるそうだ。制作されたスポットは8種類。ほかにアンソニー・マッキー、ジェイミー・フォックス、ジョン・レグイザモ、エレン・ポンペオ、キャスリン・ビグローらがかかわっている。文=猿渡由紀
2020年07月17日UNISON SQUARE GARDENが7月15日、初の有料生配信ライブ「USG 2020 "LIVE (in the) HOUSE"」を開催した。uP!!!で独占配信されたこのライブは、事前に行われた演奏楽曲リクエスト企画の1位~30位をもとに構成。代表曲からレア曲、さらに9月30日(水)リリースのニュー・アルバム「Patrick Vegee」収録曲も披露され、UNISON SQUARE GARDENの魅力が凝縮された内容となった。ライブ開始の10分前に、ドラム、ギター、ベースをチェックする音が聴こえてきた。本番直前の興奮が伝わるなか、20時ちょうどにライブがスタート。まずはステージに置かれた3人の機材が映し出され、おなじみの入場SE(イズミカワソラの「絵の具」)が流れる。次にステージ袖でスタンバイしているメンバーの姿をカメラが捉え、鈴木貴雄(Dr/Cho)、田淵智也(Ba/Cho)、斎藤宏介(V/G)が順でステージに移動。それぞれ定位置につくと、というフレーズから、1曲目の「mix juiceのいうとおり」へ。楽しそうな笑顔で鮮烈なビートを生み出す鈴木、自由に動き回りながら緻密なベースラインを描く田淵、キレのいいギターフレーズと起伏に富んだメロディを放つ斎藤。普段のライブとまったく変わらないーーそして、“3人で音を出すことが嬉しくてしょうがない”という気持ちが伝わるーーメンバーの姿がそこにあった。それぞれの表情をアップで映し出す映像も、配信ライブの醍醐味だ。さらに2曲目の「オトノバ中間試験」、3曲目の「桜のあと(all quartets lead to the?)」を披露。オープニングはやや緊張が感じられたが、曲を重ねるごとにUNISONSQUARE GARDEN特有の個性的なアンサンブル、そして、ロックバンドとしての強さと高性能ポップネスを併せ持った音楽が広がっていく。ステージ全体を捉えた絵、メンバー個々の表情や手元もふんだんに映され、リアルなライブ以上に細かい部分まで楽しむことができた。「MCなし!UNISON SQUARE GARDENです!」(斎藤)という短すぎる挨拶に導かれた「きみのもとへ」の後も、リクエストの上位に入った楽曲が次々と演奏された。ホーンセクションの音を交えた華やかなポップチューン「君の瞳に恋してない」、ユニゾンの本格的なブレイクを導いた代表曲「オリオンをなぞる」、という歌詞が真っ直ぐに飛び込んできた「I wanna believe、夜を行く」(派手にスティックを回す鈴木、さらに激しく動きまわる田淵のステージングもカッコイイ!)、斎藤の弾き語りから始まった「スカースデイル」、洗練されたコード構成と叙情的なメロディが印象的だった「静謐甘美秋暮抒情」、そして、切なさ、焦燥感をたたえたサウンドとというワードが心を揺らす「mouth to mouse(sent you)」。個性(“癖”というだろう)と技術を併せ持った3人のプレイヤーが織り成すサウンド、多彩な解釈が可能な歌詞の世界、ポップとロックを奇跡的なバランスで凝縮した音楽性。ユニゾンを構成するあらゆる要素が、生々しい臨場感とともに画面から真っ直ぐに伝わってくる。後半はリクエスト1位「Phantom Joke」や、初披露「弥生町ロンリープラネット」を演奏!鈴木のドラムソロ(ヘッドベルトでカメラを装着。“鈴木目線”の映像も挿入)から、ライブは後半へ。まずはインスト・セッションからリクエスト1位の「Phantom Joke」、ファンキーなベースライン、エッジの効いたギターフレーズ、骨太なドラムのグルーヴが絡み合い、きわめて刺激的な音像が生み出される。さらにポップな解放感を演出した「to the CIDER ROAD」、パンキッシュな手触りのライブアンセム「場違いハミングバード」、そして、ヒット曲「シュガーソングとビターステップ」でライブはついにクライマックスに突入。間奏パートで斎藤と田淵が向き合って演奏した「箱庭ロック・ショー」、斎藤がオフマイク気味にというフレーズを歌った「フルカラープログラム」を放ち、カメラが会場(東京・NHKホール)全体を映し出しながら“ライブ本編”はエンディングを迎えた。「これでライブはおしまいです。ここまで見てくださったみなさんに、ちょっとしたご報告があります」(斎藤)と、ニュー・アルバム「Patrick Vegee」を9月30日にリリースすることを発表。そしてアルバムに収められる「弥生町ロンリープラネット」を初披露した。最後の“春が来る”というフレーズに導かれるように、「春が来てぼくら」のイントロがはじまる。というラインは、失われてしまった今年の春への思い、そして、この先の未来に対する希望をしっかりと描き出していたと思う。メンバー3人の姿を並べた映像、真摯に(そして楽しそうに)楽曲を響かせるシーンも強く心に残った。8月22日(土)には2度目の生配信ライブ「USG 2020 "LIVE(in the)HOUSE 2"」も決定。リクエスト投票結果の31位から70位をもとにしたセットリストで行われる予定だ。ニュー・アルバム「Patrick Vegee」を含め、UNISON SQUARE GARDENはここからさらに充実した活動に突入することになりそうだ。Text:森朋之Photographer:Viola Kam (V’z Twinkle)UNISON SQUARE GARDENLIVE(in the)HOUSE1.mix juiceのいうとおり2.オトノバ中間試験3.桜のあと(all quartets lead to the?)4.きみのもとへ5.君の瞳に恋してない6.オリオンをなぞる7.I wanna believe、夜を行く8.スカースデイル9.静謐甘美秋暮抒情10.mouse to mouse(sent you)11.ドラムソロ12.Phantom Joke13.to the CIDER ROAD14.場違いハミングバード15.シュガーソングとビターステップ16.箱庭ロック・ショー17.フルカラープログラム18.弥生町ロンリープラネット(新曲)19.春が来てぼくら
2020年07月17日京都を拠点に活躍する劇団・ヨーロッパ企画が初めて長編映画を製作した。『ドロステのはてで僕ら』は2分後の未来がわかる物語。モニターのなかの自分と、モニターを見ている自分によって、現在、過去、未来がひとつの空間に現出するというワンダーな出来事を、ビルの1階、2階、5階を使ってワンカメ長回しで撮影した。俳優たちに漲る緊張感によってこれがただならぬ事態であることが伝わってくる。2分後の自分に出会ってしまった主人公カトウを演じる土佐和成はヨーロッパ企画の劇団員、彼がひそかに想う女性・メグミを演じる朝倉あきはヨーロッパ企画作品に初参加。ふたりはこの新感覚な映画にどう立ち向かったのか。ーー2分後の未来がわかるというユニークなアイデアのSF作品に出演したおふたりはSF映画はお好きですか。朝倉あき(以下、朝倉):SFには詳しくはないですが、『スター・ウォーズ』世代なので、宇宙を舞台にした映画は好きです。土佐和成(以下、土佐):『スター・ウォーズ』世代なんですか。朝倉:小学生の頃、エピソード1、2、3をやっていて好きで見ていました。最近観た『メッセージ』(2017)という宇宙を舞台にしたハリウッド映画は本当に面白かったですよ。土佐:僕は宇宙的な話はあまり得意じゃないんですが、時間ものは好きで、とりわけ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』先輩は好きです。『ドロステのはてで僕ら』からしたらあれは“時間もの”の直属の“先輩”ですから(笑)。ただ、『ドロステ』は時空をかけてはいないんですよね。登場人物が未来や過去に行くわけではなく、僕らは“現在”に存在するだけで、モニターごしに未来の自分が見えるという仕掛けなんです。朝倉:未来といってもたった2分後なんですよね(笑)。土佐:2分後が向かい合わせのモニターにいくつも連なっていく……と考えるとちょっと気が遠くなりそうな世界ですよね。脚本を書いた上田誠のSF的な世界をこれまでも演じてきた僕ですが、これまで以上に振りきった脚本にびっくりしました。これを上田はひとりで考えてひとりで書いたんだ、と思ったら彼の脳がちょっと心配になるくらい(笑)。それと同時に、これを映像化できたらとんでもない作品になるだろうという期待感が芽生え、どんなに大変な撮影でもやり抜こうと気合が入りました。朝倉:台本のほかにサブテキストがありましたよね。現在、過去、未来の関係性が図解入りで示されていて。サブテキストがある作品は初めてでした。でも逆に、図解を見ると混乱してしまったんですよ(笑)土佐:わかる!(笑)台本を読んでわかったつもりになって、サブテキストを見たら、あれ?って混乱してしまうので、僕は、サブテキストは参考にとどめました。朝倉:土佐さんもそうで良かった(笑)。私も科学的な理論のことは真っ先に考えることを放棄しまして(笑)。一視聴者として台本を読み進めていったら、脚本が面白くて、自然と理論も頭に入ってきたんです。土佐:僕らは台本を確実に演じればいいんですよね。でもモニターの中の2分後の未来の自分と、それを見ている今の自分、さらに過去の自分をカメラ長回しで撮影する場面は緊張しました。モニターのなかの自分と自然に会話しないといけなくて、映像のなかの僕のセリフにちょっとでもぶつかったらNGですから。また、すべての動きを2分でやるという縛りもあって、上田さん自らタイムキーパーをやって、「そこは絶対に2分やな」とこだわっていた。完成するまでは、あの2分の大切さを僕はそこまでわかってなかったんですよね。朝倉:厳密に2分じゃなくてもいいんじゃないかなと思いますよね。でも、出来上がったものを見たら2分縛りが効いてました。決められた枠のなかに生の芝居が合わさったときにどうなるか、上田さんは見たかったんだなぁとできたものを見てわかりました。上田さんは、「高校野球みたいな気持ちでした」とおっしゃってましたね。ほんとうに皆さん、一丸となっていました。私はヨーロッパ企画の作品に初めて参加しましたが、息がぴったり合っているし、こんなに大変なことを淡々と「OK、OK」とスムースに進めていてかっこいいなあと思いました。土佐:いや、実はみんな、内心は、すごいことに挑んでいるって大興奮していたと思いますよ(笑)。朝倉:カメラとマイクと俳優が一体になってワンカメで撮るとき、そこに小道具を仕込むスタッフもいて、忍者のように動き回ってましたね。大変でしたが楽しかったです。土佐:かなりスポーティーに動き回るシーンがありました。なかなかタイミングが合わず22テイクぐらい撮ったことも。途中でどうしていいかわからなくなって山口淳太監督の頭がショートして止まっちゃったんですよね(笑)。ーーひとつのビルの1階、2階、5階を使って7日間で撮影されたそうですね。土佐:ロケ場所のカフェは、ヨーロッパ企画の稽古場兼事務所の近くで、普段から使わせてもらっていて、朝倉さんが演じたメグミさんが働いている床屋さんも、上田が子供の頃から髪を切りに行っているところなんです。あのビルありきで『ドロステ』は生まれました。カフェは昼間は営業しているので、終業時間を待って夜から朝まで撮るという毎日でした。僕が演じたカトウが住んでいる部屋と同じ階や上の階には住んでいる方がいて、撮影が夜なので、あまりにうるさくしてしまったときは、菓子折を持って挨拶に行きました。あのビルの方々には本当に感謝しています(笑)。朝倉:カトウの住んでいる部屋に初めて入った時、共演者の藤谷理子ちゃんたちと「家賃聞きました⁉京都二条駅駅前でめっちゃ良くないですか⁉」と盛り上がりました(笑)。土佐:今、京都では、映画を見終わってから、このカフェに行って、ご飯を食べて、映画の話しをして……という流れがあるみたいで。それはすごく嬉しいですね。聖地巡礼として京都旅行の際は立ち寄っていただければ。ーー朝倉さんはヨーロッパ企画の舞台にも出てみたいですか?朝倉:出たいです。土佐:ほんとに⁉出てくれます?朝倉:出たいんですよ!でも怖い……。土佐:なんも怖くないでしょ!これだけ大変な映画を一緒にやったんですから。どんな舞台よりも今回の撮影がよっぽど大変じゃなかったですか?(笑)朝倉:私は『サマータイムマシン・ブルース』のメイキングを見て、めっちゃ怖いなと思って。土佐:何でですか?(笑)朝倉:今回の映画でもそうでしたが、ヨーロッパ企画の方々はすごく自然にやっているように見えるんですよ。何度も同じ芝居を繰り返しているようには見えず、あまりにも自然なので、私にはそこまで芝居を自分の中に落とし込める自信がなくて……。土佐:『サマータイムマシン・ブルース』は何度も再演をしているからじゃないかな。それに、舞台は1カ月ぐらい稽古する時間があるから大丈夫ですよ。朝倉:そうですよね。やれる機会があるならやってみたいです。土佐:僕たちも、朝倉さんのまだ世に出てない面白さを引き出せる自信も割と出てきているので。朝倉:思いきってぶつかってみたいです(笑)。土佐:ぶつかりましょう!(笑)ーー最後に映画をご覧になる方にメッセージをお願いします。土佐:劇団ヨーロッパ企画が初めて挑んだ長編映画です。劇場にお芝居を観に行くことはなかなかハードルが高いかもしれませんが、映画だったら演劇よりライトに僕らヨーロッパ企画のことを見ていただけるんじゃないかなと思っていて。ヨーロッパ企画を知らない方にも見ていただきたいですし、すでに僕たちのことを応援してくださっている方々には映像の僕たちを見ていただきたいと思っています。朝倉:本当に何度見ても面白い発見がある作品だと思うので、自分だったら2分後や2分前にこういう風にしていたなということを想像してもらいながら、このトリックをじっくり味わっていただきたいです。取材・文=木俣冬写真=池村隆司ヘアメイク:野中真紀子スタイリング:嶋岡隆(Office Shimarl)『ドロステのはてで僕ら』全国順次公開中
2020年07月17日岩井俊二監督が初めて中国でメガホンをとった『チィファの手紙』の公開日が9月11日(金)に決定。この度、本作の予告編と本ビジュアルがあわせて公開された。『チィファの手紙』は、1月に公開された岩井俊二監督最新作『ラストレター』と同じく、自身の小説『ラストレター』を原作に岩井監督が中国で描くもうひとつの“ラストレター”といえる作品。中国でも人気を誇る岩井監督のもとに、中国四大女優のひとりである主演のジョウ・シュンをはじめ、中国の豪華キャストが集結。岩井監督はプロデュース、脚本、編集、音楽も兼ね、プロデューサーにはアジア映画業界の巨匠ピーター・チャンが名を連ねている。2018年に中国で公開されると、中国映画として当週の興行ランキング1位を獲得した。中国のアカデミー賞とされる第55回金馬奨では、最優秀主演女優賞・助演女優賞・脚本賞の3部門でノミネートを達成している。この度解禁された予告編は、姉チィナンが亡くなり、その死を告げる ため参加した同窓会で、ジョウ・シュン演じるチィファが中学時代の憧れの相手チャンと再会するシーンから始まる。そして「中学時代に憧れの人がいたんです。でもその人、私の姉が好きで」と語るチィファとともに、「手紙」を通して浮かび上がるそれぞれの初恋の記憶が、 現代と過去ふたつの世代を繋いで描かれていく。また、同時に公開された本ビジュアルでは、ティザービジュアルと同様に記された「初恋、めぐるー」というコピーと共に、チィファの俯いた横顔が映された一枚。あどけなさの残る若き日の姉チィナンの横顔をとらえたティザービジュアルとは対照的に、チィファはどこか 切なげな表情を見せている。『チィファの手紙』9月11日(金)公開
2020年07月17日8月14日(金)に公開される映画『弱虫ペダル』のシーンを切り取った新場面写真が公開された。累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画『弱虫ペダル』を実写映画化。主演をKing & Princeの永瀬廉が務める本作は、自転車競技部に入部した主人公・小野田坂道が仲間と共にロードレースに挑む姿を描いたスポーツ青春ドラマだ。共演には、伊藤健太郎や橋本環奈、東龍汰、竜星涼、栁俊太郎、菅原健、井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)など個性豊かな俳優陣が集結。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の三木康一郎が監督を務める。この度、永瀬廉演じる小野田坂道が秋葉原をママチャリで疾走する場面写真が解禁された。アニメ好きで週に一度は秋葉原に通うという坂道が、お小遣いを節約するために地元・千葉から片道45kmの道のりをママチャリで走るというシーン。先日開催されたキックオフイベントでもママチャリで秋葉原に登場した永瀬が話題となったが、劇中では映画オリジナル版のヒメヒメソングを披露している場面でもある。King & Princeとして活躍するこれまでのイメージとは異なるこのシーンについて、永瀬は「『ヒメヒメ♪』と歌うシーンが何回もありましたが、一般の通行人の方たちの前でも大声で歌いながら自転車で走るのは、本当に恥ずかしかったです。でも、思いっきり大声で歌っているうちに、気が付いたら自然とテンションが上がっていました」とコメント。永瀬のファンにとっても必見のシーンであることは間違いない。映画『弱虫ペダル』8月14日(金)公開
2020年07月17日新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全公演を中止していた宝塚歌劇団が、7月17日から、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で、31日からは、東京・有楽町の東京宝塚劇場でも、いよいよ公演を再開する。宝塚大劇場で上演されるのは、本来なら3月13日に開幕するはずだった花組公演、ミュージカル浪漫『はいからさんが通る』。この作品は、花組新トップスターの柚香光(ゆずかれい)と、昨年から引き続きトップ娘役を務める華優希(はなゆうき)が、トップ就任前の2017年に上演して大好評だったもので、新トップコンビの本拠地お披露目公演として再演される予定だったが、4ヶ月遅れでようやく初日を迎えることになった。これに合わせ、宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」では、当日特別番組を放送し、番組内で初日のフィナーレからカーテンコールまでを生中継する。さらに翌18日の公演と9月5日の千秋楽が、動画配信サービス「タカラヅカ・オン・デマンド」で、初めて全編ライブ配信されることも発表された。また、恒例となった千秋楽ライブ中継も、全国各地の映画館で上映される。感染防止対策で、座席を前後左右空け、最前列を販売しないなど、観客を通常の半数以下に減らしたため、チケットが手に入らず涙を呑んだ多くのファンにとっては、嬉しいサービスになるだろう。宝塚大劇場公演後、中断していた星組公演も7月31日より再開東京宝塚劇場では、3月27日から上演するはずだった星組の『眩耀(げんよう)の谷~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』が、同じく4カ月遅れで初日の幕を開ける。こちらも新トップコンビ、礼真琴(れいまこと)と舞空瞳(まいそらひとみ)の東京お披露目公演で、3月9日に宝塚大劇場公演が閉幕してから、東京での再開が待たれていた。この公演も、31日の初日当日、スカイステージで再開特別番組を放送し、その中でフィナーレからカーテンコールまでを生中継。さらに翌8月1日の公演と9月20日の千秋楽には、タカラヅカ・オン・デマンドで全編ライブ配信が実施される。映画館での千秋楽ライブ中継も行なわれる予定だ。宝塚歌劇ではこのほか、宙組トップの真風涼帆主演『FLYING SAPA -フライング サパ-』が、8月1日に大阪の梅田芸術劇場メインホール、9月6日に東京の日生劇場で、雪組トップ望海風斗のコンサート『NOW! ZOOM ME!!』が、9月11日に宝塚大劇場、26日に東京宝塚劇場でそれぞれ上演されるなど、中止を余儀なくされた公演の再開が、8月以降続々と決まっている。文:原田順子
2020年07月17日作家・秦建日子の最新作『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』の映画化作品『サイレント・トーキョー』が、12月4日(金)に公開される。この度、特報映像と、ティザービジュアルが初公開された。『サイレント・トーキョー』は、クリスマス・イブの東京で突如起こった連続爆破テロ事件を描いたクライムサスペンス。事件に巻き込まれていく登場人物たちの思惑を複数の視点で描いていく。出演は、犯人とおぼしき人物・朝比奈仁を演じる佐藤浩市ほか、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼ら。この度公開されたティザービジュアルでは、煌びやかなクリスマス・イブの渋谷で燃え上がるクリスマスツリーという、衝撃の光景が。「東京へ、愛をこめて」というシニカルなコピーとともに、「クリスマス」からも想像される平和で幸せな日常に連続爆破テロという非日常が突如降りかかる本作を象徴するビジュアルとなった。また、特報映像では、不審なバッグを振りかざしながら脅迫する朝比奈仁の驚愕のシーンが切り取られた。石田扮する事件に巻き込まれた主婦・山口アイコは、井之脇演じる爆破予告のタレコミをもとに取材に駆けつけたテレビ局の契約社員・来栖公太の手を引き危機迫る表情で逃げ惑い、未曾有の連続爆破テロを追う刑事の世田志乃夫を西島、世田とバディを組む刑事・泉大輝を勝地が演じる姿が確認できる。そしてクリスマス・イブに沸き立つ群衆の中で訝しげな表情を浮かべながらひとりカメラをまわす、中村演じるIT企業家・須永基樹、広瀬演じる犯行予告現場に偶然居合わせてしまった会社員・高梨真奈美も登場。映像の最後には、「これは、戦争だ」という犯行文が映し出される。さらに、新進気鋭の国際派アーティスト・Awichがカバーする本作のエンディングソング「Happy X-mas (War Is Over)」が、特報映像のなかで初公開された。『サイレント・トーキョー』12月4日(金)公開
2020年07月17日映画関連4団体で構成されている「映画館に行こう!」が映画館で上映している『NO MORE映画泥棒』の新CMを製作。本日7月17日(金)より公開される映画『今日から俺は!!』にて上映がスタートする。2007年8月30日から施行された「映画盗撮防止法」を広く告知・浸透させるため、映画の上映前にキャンペーンCMの上映と、劇場内でのキャンペーンポスターを掲出している「映画館に行こう!」実行委員会。前回のキャンペーンCM映像の製作からは6年近く経ち、ダウンロード刑事罰化が浸透したことや、外国人の映画鑑賞者の増加に伴い、新CMの製作に至った。また、英語・中国語・韓国語の3カ国語字幕の視認性を高める事に加え、「G」「PG12」「R15+」「R18+」の4つの映倫のレーティングをよりよく知ってもらい、映画は安全・安心に鑑賞できることを強くアピールしたいという意図もあるとのこと。前回の逮捕後、獄中で罪滅ぼしにと始めた映画業界を盛り上げるためのTwitterなどの功績が認められ、早期釈放されたカメラ男。しかし映画への愛が強すぎるあまり、またしても映画館で盗撮しようとしてしまったところ、常に監視を怠らないパトランプ男が発見、バトルが再燃する。これまでにないスピード感とスケールで描かれるシリーズ5作目は、1作目からCMを手がける『映画刀剣乱舞』の耶雲哉治監督が演出した。カメラ男の後ろ姿がダンス姿以外では今回初登場。前作に続き、ポップコーン男とジュース男も一瞬出演している。さらに、今回初めてカメラ男が屋外でハリウッド映画さながらアクションを披露。カメラ男は「今回こそは!と、トレーニングにトレーニングを重ねた私の身のこなしにご期待ください!」とコメントを発表している。<コメント>●カメラ男今回こそは!と、トレーニングにトレーニングを重ねた私の身のこなしにご期待ください!●パトランプ男何度も捕まっている懲りないカメラ男の事はすべてお見通しです。映画泥棒は絶対に逃がしません!『NO MORE映画泥棒』新CM7月17日(金)公開『今日から俺は!!劇場版』にて上映開始※「映画館に行こう!」実行委員会は、日本映画製作者連盟、外国映画輸入配給協会、モーションピクチャー・アソシエーション(MPA)、そして全国興行生活衛生同業組合連合会の4団体で構成されており、映画人口2億人を目標に、「夫婦50割引」や「映画盗撮防止キャンペーン」など様々な施策を展開しております。
2020年07月17日コミック原作のラブコメディ映画『私がモテてどうすんだ』が、7月10日(金)より公開されている。この度、劇中に登場するオリジナルアニメ主題歌をPENICILLINのHAKUEIが歌うスペシャル映像が公開された。『私がモテてどうすんだ』は、自分の恋よりもイケメンたちのカップリングに萌える妄想大好き女子が、ある日激ヤセして超絶美少女になり、学校のスーパーイケメン4人から、突然モテまくってしまうというストーリー。出演は、スーパーイケメン4人組に『HiGH & LOW THE WORST』の吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』の神尾楓珠、 『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の伊藤あさひ、 『仮面ライダージオウ』の奥野壮(男劇団 青山表参道X) と、若手俳優が集結。ヒロインを二人一役で演じるのは、E-girlsの山口乃々華と、『美食探偵 明智五郎』の富田望生。この度公開された映像は、劇中オリジナルアニメ『ミラージュ・サーガ』の書き下ろし主題歌楽「KURENAI」のスペシャルMV。恋愛興味ナシだったのに、突如イケメンたちからモテてしまい戸惑うヒロインの芹沼花依は、妄想とBLとアニメをこよなく愛するヲタク女子。そんな花依の“推しキャラ”シオンが活躍する劇中オリジナルアニメ『ミラージュ・サーガ』の主題歌を手掛けたのは、本作のメガホンをとった平沼紀久監督と親交の深いヴィジュアル系バンドPENICILLINのボーカルHAKUEI。本楽曲は当初、映画の劇伴を制作したANOTHERと平沼監督で曲を作ったものの、劇中オリジナルアニメ『ミラージュ・サーガ』の情報が少なかったためサビ部分のみの予定だったが、サビしかないことをレコーディングで知ったHAKUEIが残念に思い、ANOTHERと一緒に”勝手に”フル尺バージョンを制作。しかし今度は歌詞が足りないので、平沼監督に相談。だがここでもアニメの情報がないためフル尺の歌詞開発を諦めかけていたが、紆余曲折ありつつようやく曲が完成した。情報を”くれない”、資料も”くれない”。制作に困難を極めた主題歌「KURENAI」のスペシャルMVでは、冒頭どこか見覚えのある有名映画のオマージュしつつ「KURENAI」誕生の経緯を説明。その後、“推しキャラ”に夢中になって熱狂するヒロイン花依の熱狂する様子と数々のヲタ活シーンともに、HAKUEIの熱唱する姿が映し出されている。『私がモテてどうすんだ』公開中
2020年07月16日80年代のコメディ映画『フレッチ/殺人方程式』がリメイクされることになった。主演とプロデューサーを兼任するのはジョン・ハム。『スーパーバッド童貞ウォーズ』のグレッグ・モットーラが監督をする。今回は原作のミステリー小説の2冊目に焦点を当てるらしい。オリジナルの『フレッチ〜』は、チェヴィー・チェイス主演、マイケル・リッチー監督で製作され、アメリカでスマッシュヒットした。ハムの最近作は、クリント・イーストウッド監督の『リチャード・ジュエル』。次回作は『トップガンマーヴェリック』。文=猿渡由紀
2020年07月16日8月14日(金)Netflixで全世界独占配信される映画『プロジェクト・パワー』の予告編とキービジュアルが公開された。本作は、『アメイジング・スパイダーマン2』『ジャンゴ繋がれざる者』のジェイミー・フォックスと、『ダークナイトライジング』『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが共演するスペクタクルアクション。たった5分間だけ、超人的なスーパーパワーを得られる謎の薬が街中で広まり、その力を使った凶悪な犯罪も起き始めたアメリカ・ニューオリンズを舞台に、不良だが街を愛する地元警官と、過去に娘を奪われたことで復讐を誓う元傭兵、売人の少女が街の平和のために立ち上がる。地元警官を演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン2』でスパイダーマンの敵エレクトロを熱演し、レイ・チャールズの伝記映画『Ray/レイ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したジェイミー・フォックス。元傭兵役には『(500)日のサマー』で人気を博したジョセフ・ゴードン=レヴィット、売人の少女役にはドラマ『DEUCE/ポルノストリートin NY』などに出演するドミニク・フィッシュバックら豪華キャストが名を連ねる。監督はハリウッド実写版ロックマン『Mega Man(原題)』でも監督を務める予定の、ヘンリー・ジュースト&アリエル・シュルマン。同じく『Mega Man』に起用された新鋭マットソン・トムリンが脚本を務めている。解禁となった予告編では、謎の薬を飲んだ人たちがスーパーパワーを発揮するアクションシーンが映し出される。超スピードの移動能力や身体を透明化できる能力、全身が炎に包まれる能力、銃弾すら跳ね返す皮膚になる能力などを持った人たちが登場。その裏に潜む謎の組織が企む、“人間の進化”という謎に満ちた計画の全貌とは一体何なのか。映画『プロジェクト・パワー』8月14日、NetFlixにて全世界独占配信
2020年07月16日大切なものを失った人たちの”10年間“の足跡を描いた、山田孝之主演の感動作『ステップ』が、7月17日(金)より全国公開する。この度、微笑ましくも切ない“子育てシーン”映像が公開された。山田が演じるのは、妻に先立たれた男性・健一。娘の美紀と再出発を決意した健一は、仕事と育児の両立に悩みながら、親として少しずつ成長。突然の生活の変化の中、悲しみや不安を抱えながらも、一歩一歩をゆっくり歩んでいく家族の姿を映し出していく。健一や美紀を温かく見守る登場人物には、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈などの俳優陣が結集し、物語を彩る。監督は『虹色デイズ』、『笑う招き猫』、『大人ドロップ』などを手掛けた飯塚健。原作は『流星ワゴン』など大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた作家・重松清。そして、秦基博が映画のために書き下ろした『在る』が主題歌となった。本作の大きな見どころのひとつが、幅広い演技力で知られる山田が演じる、“普通”の父親像。この度解禁された映像では、会社での仕事を終えた健一が、保育園から連れ帰った美紀に食事をさせ、絵本を読んで寝かしつけるという、日常の育児シーンが展開。なかなかご飯を食べてくれない美紀に、優しく声を掛けながら根気よく一口ずつご飯を食べさせたり、穏やかな口調で絵本を読み聞かせ、眠った美紀のおでこにそっとキスをしたり……という、幼い娘に優しく寄り添う父親の姿が映し出されている。さらに、美紀が眠った後は、妻の遺影を眺めながらひとり黙ってグラスを傾け、もの悲しい表情を浮かべている……かと思いきや、いつの間にかそのまま眠ってしまい、洗濯機の「ピー」というブザーの音で目が覚める健一の姿も見られる。『ステップ』7月17日(金)より全国公開
2020年07月16日7月の音楽界は、相次ぐ大物の訃報によって悲しみに包まれている。20世紀を代表する映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ(1928-2020)と、ジャズテイストのクラシックによって一斉を風靡したロシアのコンポーザー・ピアニスト、ニコライ・カプースチン(1937-2020)がこの世を去ったのだ。“イタリア製西部劇”マカロニウエスタンの代表作『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』の奇抜な音楽から、世界中が涙した『ニュー・シネマ・パラダイス』や『海の上のピアニスト』などのセンチメンタルなメロディによって、映画界に一時代を築いたモリコーネは、その生涯に400本以上の映画音楽を手掛けたと言われている。日本との関係も深く、自作自演による来日公演を行なったほか、2003年のNHK大河ドラマ『武蔵MUSASHI』の音楽を担当したことも記憶に残る。ニコライ・カプースチン一方のカプースチンは、2000年に発売された旧ソ連時代のアルバムによって日本に紹介された遅咲きのアーティストだ。圧倒的な超絶技巧を駆使したジャズテイストの音楽は、ピアノファンを魅了。クラシック界に新風をもたらしたことが思い出される。新型コロナ感染拡大の影響によって自宅で過ごすことが長くなった今日このごろ。2人の作曲家が遺した素晴らしい作品の数々に改めて注目してみたい。
2020年07月16日工藤遥が、11月6日(金)に全国公開される映画『461個のおべんとう』に出演することが決定した。本作は、TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美による感動のお弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)を映画化したヒューマンドラマ。ミュージシャンでありながら息子のためにお弁当を作り続けることを決意する、シングルファザーの主人公・鈴本一樹を井ノ原快彦、一樹の息子・鈴本虹輝を関西ジャニーズJr.で人気沸騰中のユニット「なにわ男子」に所属の道枝駿佑が演じる。監督は『キセキーあの日のソビトー』や『泣くな赤鬼』の兼重淳。「高校3年間毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校にいく」という約束を交わした一樹と虹輝、ふたりの親子の絆を描く。今回新キャストとして発表された工藤遥は、「モーニング娘。」で 2011年から6年間中心メンバーとして活動し、現在はテレビドラマや映画で大活躍中。トレードマークともいえるショートカットから一転、美しいロングストレートの髪をなびかせ、高校の男子生徒たちが憧れるマドンナ・柏木礼奈を演じる。道枝が演じる虹輝は、劇中で礼奈に恋心を抱く。ある生徒が礼奈に振られた理由が「太ってるから」だったと聞き、虹輝はダイエットを決意。このことが、一樹の毎日のお弁当作りにも影響が及んでいくとのことだ。そんな重要な役に起用された工藤は、本作について「ぶつかっても、遠く離れても、繋げてくれる、そんな温かい親子の物語を見て、家族に会いたくなる作品です」とコメントしている。●工藤遥(柏木礼奈役)コメント台本を読んで真っ先に、登場人物は誰かを想う良い人ばかりの温かいお話だと思いました。撮影中は、兼重監督の鼻歌に対するツッコミと笑い声が飛び交う、とっても明るく楽しい現場でした!461個という想像を超える数のお弁当一つ一つにエピソードと思い出が詰まっていて、私も母の顔と作ってもらったお弁当を思い出しました。ぶつかっても、遠く離れても、繋げてくれる、そんな温かい親子の物語を見て、家族に会いたくなる作品です。映画『461個のおべんとう』11月6日(金)公開
2020年07月16日