ぴあがお届けする新着記事一覧 (892/924)
今年で10回目の開催を迎えるWOWOW「勝手に演劇大賞」。今年は10回目の開催を記念し、スペシャルトークイベントの開催が決定。さらに、『グリーン&ブラックス』出演の井上芳雄より、コメントが寄せられた。「勝手に演劇大賞」は、を演劇ファンからのWEB投票によって選出された作品・演出家・俳優を表彰する賞。投票期間は、本日11月1日から12月31日まで。「作品賞(ストレートプレイ部門/ミュージカル部門/2.5次元部門)」 「演出家賞」「女優賞」「男優賞」「新人賞」に分けられ、結果は2020年2月下旬、勝手に演劇大賞特設サイトにて発表される。10回目の開催を記念して開催されるトークイベントには、フリーアナウンサーの中井美穂と演劇ジャーナリストの徳永京子の登壇が決定。ゲストとともに今年の演劇と過去の演劇大賞を語る予定だ。本イベントの参加は同じく「勝手に演劇大賞」の特設サイトで11月29日まで受け付けられる。対象はWOWOW加入者で、定員は25組50名。また今回寄せられた井上芳雄のコメントは下記の通り。●井上芳雄コメント一番感動したミュージカルは、名古屋で観た劇団四季の『ノートルダムの鐘』でした。ストレートプレイですと、『ドライビング・ミス・デイジー』。名作とは聞いていましたが、初めて観ました。市村正親さんと草笛光子さん、堀部圭亮さんの3人芝居で素晴らしかったです。アメリカの翻訳劇ではありますが、どこの国の話というのは関係ない、人と人の話になっていて、シンプルではあるのですが素敵な作品でした。草笛さんをはじめベテランの皆さんの演技を観ていると、僕もお芝居を続けてこんな風になりたいという希望になりました。WOWOWオリジナルミュージカルコメディ福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』#3211月27日(水)夜11:00WOWOWライブ(毎月第4水曜日夜11:00 ※変更の場合あり)・勝手に演劇大賞2019投票期間:11月1日(金)〜12月31日(火)対象作品:2019年に国内で上演された全ての作品投票方法:勝手に演劇大賞特設サイトにて ※WOWOWのWEB会員登録が必要となります(登録無料)投票各賞:「作品賞(ストレートプレイ部門/ミュージカル部門/2.5次元部門)」「演出家賞」「女優賞」「男優賞」「新人賞」結果発表:2020年2月下旬 勝手に演劇大賞特設サイトにてプレゼント:カブキグラス 1名様 ※投票いただいた方の中から抽選でお送りいたします。勝手に演劇大賞特設サイト: ・勝手に演劇大賞2019 第10回記念スペシャルトークイベント日付:12月8日(日)開場:13:30 開始:14:00 終了16:00(予定)会場:都内某所(当選された方にのみお知らせします)人数:25組50名様(お一人でのご応募も可能です)登壇者:中井美穂、徳永京子ほか(予定)応募期間:11月1日(金)〜11月29日(金)
2019年11月01日音楽の都ウィーンから、世界最高峰のオーケストラがやってくる。「日本オーストリア友好150周年」のメモリアルイヤーとなる今年の来日公演を担うシェフは、ドイツの巨匠クリスティアン・ティーレマンと、南米出身の若手のホープ、アンドレス・オロスコ=エストラーダだ。ソリストとして参加する名手イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)の妙技とともに、伝統に裏打ちされた音楽の素晴らしさをこの機会に是非体験しておきたい。東京では、サントリーホールでのコンサートとともに、「日本オーストリア友好150周年」にちなんだ特別展覧会「音楽のある展覧会」がホテルオークラ東京 別館で開催される(11月2日〜17日)。こちらでは、ウィーン楽友協会アルヒーフ展「19世紀末ウィーンとニッポン」や、特別写真展「素顔のウィーン・フィル」など、音楽好き&ウィーン好きには見逃せない貴重な展示が体験できる。まさに“芸術の秋”ここに極まる。(c)Terry Linke●公演概要・11月5日(火)サントリーホール(クリスティアン・ティーレマン)・11月6日(水)ミューザ川崎シンフォニーホール(アンドレス・オロスコ=エストラーダ)・11月7日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール(クリスティアン・ティーレマン)・11月10日(日)フェスティバルホール(クリスティアン・ティーレマン)・11月11日(月)サントリーホール(クリスティアン・ティーレマン)・11月13日(水)サントリーホール(アンドレス・オロスコ=エストラーダ)・11月15日(金)サントリーホール(クリスティアン・ティーレマン)※イェフィム・ブロンフマンの出演は、11/6、11/13●クリスティアン・ティーレマン(指揮)ベルリン生まれ。ベルリン・ドイツ・オペラ、ミュンヘン・フィルの音楽総監督を歴任したのち、2012年よりシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者、13年にザルツブルク・イースター音楽祭の芸術監督に就任。15年からはバイロイト音楽祭の音楽監督を務める。ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトへボウ管、ロンドン響、シカゴ響をはじめ、世界中の主要オーケストラと共演を重ねている。またウィーン・フィルとは19年のニューイヤー・コンサートを指揮したほか、ベートーヴェン交響曲全曲録音を行うなど、密接な関係を築いている。ロンドン王立音楽院の名誉会員、15年にはリヒャルト・ワーグナー協会よりリヒャルト・ワーグナー賞を授与された。●アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)1977年コロンビア生まれ。ウィーン国立音楽大学で指揮を学び、2004年、ウィーン楽友協会で急遽指揮することとなったウィーン・トーンキュンストラー管の公演が「ウィーンの奇跡」と称賛され、一躍国際的注目を浴びる。その後、同楽団の首席指揮者、バスク国立管首席指揮者を歴任。14年にフランクフルト放送響音楽監督に就任。同時期に、ヒューストン響音楽監督に就任。15年よりロンドン・フィル首席客演指揮者を務める。現在までに、ウィーン・フィル、ミュンヘン・フィル、ゲヴァントハウス管、マーラー・チェンバー・オーケストラ、ロンドン響、フランス国立管など主要なオーケストラと共演を重ねている。●イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)旧ソ連タシュケント生まれ。イスラエルとアメリカでピアノを学び、その確かなテクニックと優れた解釈は高い評価を受けている。バレンボイム、ブロムシュテット、ムーティ、ゲルギエフ、ヤンソンスなどの指揮者、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、そしてウィーン・フィルをはじめとする世界中のオーケストラと共演を重ね、厚い信頼を得ている。1991年エイヴリー・フィッシャー賞を受賞。ソロ、室内楽、オーケストラとの共演によるCD、DVDも数多くリリースされており、97年にはエサ=ペッカ・サロネン指揮ロサンゼルス・フィルとの録音がグラミー賞を獲得。2015年にマンハッタン音楽学校より名誉博士号を授与された。●ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団(c)Lois Lammerhuberウィーン・フィルの歴史は、1842年、O. ニコライの指揮で行われたコンサートで幕を開ける。当初のコンサートは不定期であったが、1860年エッケルトの指揮で第1回の定期演奏会が開かれ、以来今日まで続けられている。常任指揮者は初代のニコライからエッケルト、デッソフ、リヒター、ヤーン、マーラー、ヘルメスベルガー、ヴァインガルトナー、フルトヴェングラー、クラウスと受け継がれ、1933年からは常任指揮者を置かず、客演指揮者によるコンサートを行っている。フルトヴェングラー、E. クライバー、ワルターなど20世紀のオーケストラの伝統を築いた巨匠たちをはじめ、ショルティ、アバド、C. クライバー、メータ、小澤征爾などの名指揮者が指揮台に立っている。1898~1901年音楽監督を務めたマーラーをはじめ、ワーグナー、ヴェルディ、ブルックナー、J. シュトラウスII世、ブラームス、R. シュトラウスなどが、時には指揮者またはソリストとして共演し、自らの作品を世に送り出した。
2019年11月01日『ぴあ』がセレクトする今が旬♡なイケメンに、今ハマっていることや恋愛のこと、お仕事観を聞いちゃいます!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()
2019年11月01日Little Glee Monsterが11月1日、国立代々木競技場第一体育館で全国ツアー「Little Glee Monster 5th Celebration Tour 2019 ~MONSTER GROOVE PARTY~」の追加公演を行う。平均年齢20歳、それでいて実力派の歌唱力を武器に人気を不動のものにしたLittle Glee Monster。最新シングル曲『ECHO』は「NHKラグビーワールドカップ2019」の主題歌にも抜擢され、聴く機会が多かったではないだろうか。「Little Glee Monster 5th Celebration Tour 2019 ~MONSTER GROOVE PARTY~」はグループのメジャーデビュー5周年を祝う全国ツアー。8月の昭和女子大学 人見記念講堂でのステージを皮切りにスタートし、全国11都市の全公演でソールドアウトを記録した。これを受けて決定したのが本日の追加公演。前もって決定していた2日、3日の公演と合わせて、改修工事を終えた国立代々木競技場第一体育館のこけら落とし3デイズ公演となる。記念すべき機会をぜひ目撃してほしい。■公演情報「Little Glee Monster 5th Celebration Tour 2019 ~MONSTER GROOVE PARTY~」日時:11月1日(金)開場18:00/開演19:00場所:国立代々木競技場第一体育館
2019年11月01日AIが11月1日、大阪・フェスティバルホールで「AI 20周年記念プレミアムライブ with ゴスペル聖歌隊」を開催する。数々多くの名曲を世に出してきたAI。彼女は今年11月に20周年イヤーを迎える。それに伴い11月6日にはニューアルバム『感謝!!!!! -Thank you for 20 years NEW & BEST-』の発売も控えている。「AI 20周年記念プレミアムライブ with ゴスペル聖歌隊」もアニバーサリーを記念した公演だ。本日を起点に東京、大阪、名古屋、愛知、兵庫をめぐる予定になっている。ステージは本場アメリカから来日する聖歌隊を迎えてのものになり、豪華なパフォーマンスになるだろう。ゴスペルはAIが歌手を志した原点。彼女の20周年を祝うライブでこれ以上の演出はない。本日もパワフルな歌声に勇気づけられる夜になることだろう。■公演情報「AI 20周年記念プレミアムライブ with ゴスペル聖歌隊」日時:11月1日(金)開場18:00/開演19:00場所:大阪・フェスティバルホール
2019年11月01日歌舞伎座の11月公演『吉例顔見世大歌舞伎』が、本日11月1日から25日(月)まで開催される。昼の部は『研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)』『関三奴(せきさんやっこ)』『梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)』の3本。『研辰の討たれ』の舞台設定は江戸時代だが、作られたのは大正時代。江戸時代には最高の美徳とされていた敵討ちを、20世紀の感覚で問い直す異色作となっている。主人公・守山辰次(松本幸四郎)は仲間のことを告げ口したり「死にたくない」と逃げ回るような卑怯で鼻持ちならない男なのだが、人間的でどこか憎めない。コミカルな場面も多く、敵仇討ちロードムービーのようにしても楽しめる。『関三奴』は纏を操るふたりの奴(中村芝翫、尾上松緑)のダイナミックな舞踊。通称『髪結新三(かみゆいしんざ)』として知られる『梅雨小袖昔八丈』は河竹黙阿弥の名作で、小悪党・新三(尾上菊五郎)の切れ味鋭い啖呵がみどころだが、そんな威勢のよい新三なのに、一方で長屋の家主(市川左團次)の老獪さには丸め込まれてしまう市井の力関係も面白い。夜の部は『鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)』から『菊畑』『連獅子』『市松小僧の女(いちまつこぞうのおんな)』。『菊畑』は、一般家庭出身の中村梅丸が中村梅玉の芸養子となり初代中村莟玉(かんぎょく)を襲名する披露狂言となっている。源氏再興を目論む吉岡鬼三太(梅玉)が智恵内と名乗って奴に身をやつし、鬼一法眼(芝翫)の屋敷に潜入。同じく奴虎蔵となった牛若丸(梅丸改め莟玉)と共に、鬼一が秘蔵する兵法書「六韜三略」を手に入れようと画策する。主要な人物がそれぞれ「実は」「実は」の二重構造を持ち合わせる設定の中、美しく菊が咲き揃う中で互いの本心を探り合う緊迫の一幕。敵の虎蔵を愛してしまった鬼一法眼の娘・皆鶴姫(中村魁春)の嘆きが痛々しい。『連獅子』は勇壮な毛振りで有名。親獅子を松本幸四郎、仔獅子を市川染五郎と、実際の父子で演じる。中村時蔵、中村鴈治郎らによる『市松小僧の女』は時代小説の大家・池波正太郎の作で、42年ぶりの上演となる。文:仲野マリ
2019年11月01日Sexy Zoneの佐藤勝利が映画単独初主演し、King & Princeの高橋海人が映画初出演する『ブラック校則』が本日より公開。「“ブラックな校則”に黙ってなんかいられない!」と立ち上がる高校生の姿を描いた、恋と友情の青春ストーリーだ。数年前、大阪のある高校で起きた“髪染め強要問題”。生まれつきの髪色を、黒く染めるよう強要されたことが裁判にまで発展したこの出来事をきっかけに、若者たちを縛り付ける理不尽な校則・“ブラック校則”が数多く存在することが知られるようになった。“男女は1メートル以上離れる”、“下着は白のみ着用可”、“寒くてもマフラー、タイツは使用禁止”、“ペットボトルの持ち込み禁止”、“授業中のトイレは男子1分、女子3分以内”……など。10年ほど前に高校生だった筆者も、非常に苦しめられた記憶があるが、これが現在も存在するというのだから恐ろしい。生徒たちを必要以上に縛り付けるこれらの校則は、本当に必要なのだろうか?物語は、ある朝の高校の登校風景から始まる。登校する生徒たちは皆、同じような髪形、同じ制服、同じカバン、同じ靴で、個性のカケラもない。彼らは髪形、服装、行動に至るまで、厳しすぎる規律を重んじる“ブラック校則”のもとで学生生活を送っているのだ。そんな無個性集団の中で一際存在が空気のような高校2年生の小野田創楽は、クラスの最底辺で、最低の青春を生きていた。一方、同じクラスの親友・月岡中弥は、教室の空気を読まず、いつも予測不能な行動で周囲を驚かせ、創楽とは正反対の男子だ。そんなふたりには気になる女子生徒がいた。彼女は学校に馴染めず、髪を黒く染めることに反発し不登校気味なのだ。生まれ持った美しい栗色の髪の彼女に恋心を抱く創楽……。そして、“ブラック校則”と戦おうと、創楽と中弥は決意する。主人公の創楽役には、ドラマや舞台、バラエティなど幅広いフィールドで活躍している佐藤が、そして、創楽の親友・中弥役には、昨年CDデビューも果たし、人気急上昇中のKing & Princeのメンバーの高橋海人が扮する。今最も注目を浴びるふたりがどんな化学反応を見せるのか、目が離せない共演作が誕生することになりそうだ。創楽と中弥が“ブラック校則”に立ち向かうきっかけとなる女子生徒役を、『少女邂逅』や『おいしい家族』、そして『風の電話』などの公開作が控えるモトーラ世理奈が演じる。そのほか、『少年たち』の田中樹、『HiGH&LOW THE WORST』などの箭内夢菜、『超・少年探偵団NEO Beginning』『108 海馬五郎の復讐と冒険』など引っ張りだこの存在の堀田真由が出演。光石研、でんでん、薬師丸ひろ子らベテラン俳優陣が脇を固めている。本作のメガホンを取るのは、数々のテレビドラマの演出を手がけ、『いちごの唄』で映画監督デビューした新鋭・菅原伸太郎。また本作のオリジナル脚本を手がけるのは、漫画『セトウツミ』などで若者の日常を抜群のセンスで描きながらも、緻密に練られたストーリーがエンタテインメントとしても楽しめると定評のある此元和津也だ。プロデューサーは、TVドラマ『野ブタ。をプロデュース』など、多数のドラマを世に送り出してきた河野英裕が務める。亀梨和也と山下智久が共演し話題を呼んだ『野ブタ。をプロデュース』といえば、平成を代表する伝説の青春ドラマと言えそうだが、今作『ブラック校則』は“令和版『野ブタ。をプロデュース』”となるのか。ぜひとも劇場で確認したい。『ブラック校則』本日より公開※高橋海人の「高」の正式な表記は「はしごだか」
2019年11月01日劇団EXILEの佐藤寛太主演で、福岡県大牟田市に実在する動物福祉に特化した動物園を舞台にしたヒューマンドラマ『いのちスケッチ』の完成披露試写会が東京・築地の聖路加国際大学日野原ホールで開催。佐藤をはじめ、共演の藤本泉、瀬木直貴監督が舞台挨拶に登壇した。漫画家になる夢に挫折し帰郷し、街の小さな動物園で働き始めた亮太の成長を描く本作。劇中に“延命動物園”として登場する大牟田市動物園は、動物の心身の健康のための「環境エンリッチメント」に力を入れて、世界的注目を集めている。大牟田の人々の協力を得て完成した本作だが、佐藤は「青年会の方がいつも車を出してくださり、(宿に)帰るとお母さんたちが炊き出しをしてくださって、毎日、人の温かさに触れていました」と感謝を口にする。藤本は「郷土料理のだご汁(※小麦粉の麺と肉や野菜を煮た料理)が温かくて染みわたりました」と振り返り、佐藤は「カレーを何度も作っていただいたんですが、各家庭で味が違ってウキウキしました」と笑顔で語った。園長役の武田鉄矢をはじめ「バラエティ豊かで、飼育員チームだけでもキャラが濃かった!」(佐藤)という個性豊かな面々が顏を揃えており、瀬木監督は「人間のほうが猛獣でしたね(笑)。キャストのみなさんが動物園のようで……」と明かす。佐藤は武田とのエピソードとして「CMに出てらっしゃる、ギネス記録のカップ麺を召し上がってて、『(炊き出しだけでなく)それ食べるんかい!』と心の中で突っ込んでました(笑)」と語り会場は笑いに包まれた。これまで、様々な地域に移り住み、実際に生活を送った上で映画を撮るという手法を続けてきた瀬木監督。「非効率的な制作ですが……」と自虐的に語りつつ「地域を映画を撮る場合、その魅力を発信することにつながるけど、一方でその地域の課題にどのような処方箋を出していくか? というのも大事。(大牟田市は)高齢化や人口減少、石炭の街ということでの公害や事故のイメージもあったけど、実は出生率は全国の2倍あって、子供は生まれてるんです。ファミリー層をつなぎとめるには何がいいか? 動物園しかない」とこの一風変わった動物園を舞台に映画を撮ろうと決めた経緯を明かした。また、漫画家志望の役を演じた佐藤は、動物の飼育に加えて絵も勉強を重ねたそうで、劇中に登場するいくつかの絵は佐藤が描いたものであり、絵を描いてるシーンも吹替なしで佐藤が実際に描いていることが明かされた。取材・文・写真:黒豆直樹『いのちスケッチ』11月15日(金)より全国公開(11月8日より福岡県先行公開)
2019年10月31日子供たちを次々と血祭りに上げる邪悪なピエロ、ペニーワイズ。小学校のはみ出し者グループ“ルーザーズ”はその夏、“それ(IT)”と戦い、からくも勝利した。全世界で7億ドルを上回る大ヒットを記録し、ホラー映画の歴史を塗り替えた『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』。スティーヴン・キングの大長編小説にはまだ続きがあり、その第2章、『IT/イットTHE END“それ”が見えたら、終わり。』が公開される。監督は前作の功労者アンディ・ムスキエティ。製作は彼の姉バルバラ・ムスキエティ。原作者スティーヴン・キングも絶賛する本作のお楽しみポイントを、ふたりに語ってもらった。第1章が“子供編”とするなら、第2章の本作は“大人編”。あれから27年、大人になり都会で暮らしていたルーザーズたちが、故郷に残っていたメンバーのひとりから連絡をもらい帰ってくる。“それ”がまた現れたからだ。「第1章では、子供の純粋さを描きたかったから子供時代だけに絞ったんだが、第2章では大人編と子供編を交互に描くと最初から決めていた。彼らは子供時代のトラウマに出会わなきゃいけないし、それが原作どおりでもあるからね」(アンディ)「原作どおり」なのはその構成だけではない。原作は出版当初、“モンスター小説”と呼ばれたほどモンスターが登場するのだが、本作はそれもしっかり踏襲している。ただし、そのモンスターは原作がミイラ男や狼男などのユニバーサルホラーのキャラクターも登場していたのに対し、映画はほとんどがオリジナルなのだ。「原作の子供時代は50年代。当時のモンスターと言えばユニバーサルホラーが定番だったんだけど、映画の子供たちが生きているのは80年代。その時代だったらミイラ男はないだろうと考えオリジナルにしたんだ。でも、どんなものでもいいというわけじゃない。ルーザーズのひとりひとりが抱えるトラウマを象徴するようなモンスターにしたんだ」(アンディ)その中で原作者キングがこだわったのがアメリカの民話に登場する巨人、ポール・バニヤンの等身大の像。「私たちの最初の脚本では、大人になったリッチーがその像と対峙するだけだったんだけど、スティーヴン(・キング)の“リスト”には、“子供時代のリッチーにも会わせてもらいたい”と書かれていたの」(バルバラ)「で、そのとおりにしたんだ。結果、とても良かったと思っている。ちなみに、そのリストは、“原作者によるチェックポイント”ではなくて、“ファンのお願いリスト”のようだったんだけどね(笑)」(アンディ)このエピソードからも伝わるように、キングは本シリーズをとても気に入っている。各メディアやSNSなどで讃辞を発信し続けているくらいだ。「とてもうれしいし名誉なことだよ。僕たちも今回、かなり早い段階でスティーヴンに脚本を見せたんだが、非常に気に入ってくれて、大好きだと言ってくれたんだ」(アンディ)そのキング、本作ではカメオ出演している。「アンディがスティーヴンに提案したのよ。彼はとても喜んでくれて、孫を連れ、ロケ地だったトロントの郊外にある小さな町にやってきた。撮影はほんの数時間で終わったのだけれど、彼は3日間も私たちと一緒にいて、映画作りを楽しんでいたの」(バルバラ)本作にはキングの他にもグザヴィエ・ドランや監督のピーター・ボグダノヴィッチ(『ペーパー・ムーン』)らがカメオ出演し、さらにはさまざまな映画のオマージュも!そのひとつはジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』。有名なクリーチャー、“スパイダー・ヘッド”と同じようなモンスターが登場するのだ。「僕はカーペンターが大好きで、とりわけ『遊星からの物体X』は最高だと思っている。そのモンスター、最初はオマージュのつもりじゃなかったんだ。でも、ソイツと対峙するビル(・ヘイダー)が「おいおい、こりゃあ『遊星からの物体X』じゃないか!」と言い出し、「だったらセリフも同じにしようぜ」となって同じ(You’ve got to be fucking kidding)にしちゃったんだよ(笑)」(アンディ)もうひとつ、大きなオマージュはスタンリー・キューブリックの『シャイニング』。とはいえ、キングはキューブリック版を気に入ってないことで知られているのだが。「そう、以前はね。でもスティーヴンも、さすがに時間が経って、映画と小説は違うことをしっかり理解するようになったし『シャイニング』に対しても大らかになった。最近は、映画化のOKを出したら潔く手放しているようだよ。僕はあのシーンを、世界中の『シャイニング』ファンのために撮ったんだ。みんな、喜んでくれるとうれしいよ」(アンディ)が、みんながもっとも喜ぶのはそのラストの方かもしれない。キングの原作とは異なる、映画だけのオリジナルなエンディングが待っている。「もちろん、原作のエンディングを使うことも考えた。でも、あれでは、それまで命をかけて闘ってきたルーザーズが悲しすぎると思って今回のバージョンにしたんだ。スティーヴンはこの変更を快く受け入れてくれた。それどころか、とても喜んでくれたくらいだった」(アンディ)2時間49分のその最後には、美しいエンディングが待っているということ。つまり、ホラー映画の歴史を塗り替えたシリーズの“THE END"にふさわしい出来栄えになっているということだ。取材・文:渡辺麻紀『IT/イットTHE END“それ”が見えたら、終わり。』11月1日(金)より全国公開
2019年10月31日ニコラス・ケイジが『Wally’s Wonderland』に主演することになった。インディーズのB級スリラー映画で、ケイジはプロデューサーも兼任する。彼の役は清掃員。ある夜、遊園地で一夜を過ごすことになった彼が、そこで恐ろしい体験をするという物語だそうだ。撮影は年明けにスタートの予定。ケイジは、最近、ウィレム・デフォーと共演する『Siberia』、アクションファンタジー『Jiu Jitsu』、アクションホラー『Prisoners of the Ghostland』などを撮り終えている。いずれもインディーズで、公開日は決まっていない。文=猿渡由紀
2019年10月31日2020年5月2日(土)から5月4日(月・祝)のゴールデンウィークの3日間、世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2020」(以下LFJ)を開催することが発表された。LFJ日本上陸15周年を迎える記念すべき2020年のテーマは、生誕250周年を迎える「Beethoven― ベートーヴェン」。LFJならではのユニークで発見に満ちたプログラムに期待したい。LFJ東京の歴史は2005年の「ベートーヴェンと仲間たち」で開幕。当時日本では、朝から晩まで複数会場でコンサートを開催するLFJのようなクラシック音楽祭のスタイルは前例がなかったにもかかわらず、結果的には多くの人々から驚きと感動を持って受け入れられ、以来LFJには、3万人以上のアーティストが参加し、計5510公演を開催。延べ約866万人の聴衆を巻き込む大イベントとして定着した。LFJ2020は、初回の驚きや興奮をそのままに、新しいベートーヴェンに出会える日本最大のベートーヴェン・フェスを目指すという。●アーティスティック・ディレクタールネ・マルタンが語る2020年のテーマ「Beethoven―ベートーヴェン」2020年のラ・フォル・ジュルネでは、偉大なる作曲家ベートーヴェンの生誕250周年を記念して、交響曲やピアノ協奏曲、ピアノ三重奏曲、ピアノソナタなど傑作の数々をお届けします。また、彼の知られざる作品や、ジャズや電子音楽も含めた19~20世紀の作曲家たちによるベートーヴェンへのオマージュ作品など、ラ・フォル・ジュルネならではの独創的なプログラムの数々もご紹介します。ベートーヴェンの作品はヒューマニズムにあふれ、人類愛と思いやりを今もなお人々の心に届けるという意味においても、音楽史上唯一無二の存在です。ベートーヴェン自身、彼の音楽の目指すところを、このように記していたではないでしょうか。「心より出で、願わくば再び心に至らんことを」-「ミサ・ソレムニス」楽譜に添えられた言葉2020年は、5月1日(金)にホールAで前夜祭としてガラ・コンサートを予定。本期間中には聴衆参加型プログラムとして「みんなで第九」を行います。詳細は12月下旬に発表いたしますのでお楽しみに!■催事名 : ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2020■テーマ : Beethoven ― ベートーヴェン■開催日程 :前夜祭 2020年5月1日(金)本期間 2020年5月2日(土)~5月4日(月・祝)■会場 :東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町エリア 他■LFJチケット販売サイト先行発売開始 : 2020年2月中旬(予定)■チケット一般発売開始 : 2020年3月中旬(予定)■公演数 : 約327公演/有料公演約127公演(前夜祭含)、無料公演 約200公演■主催 : ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2020運営委員会(株式会社KAJIMOTO/株式会社東京国際フォーラム/三菱地所株式会社)■企画制作 : CREA/KAJIMOTO■公式サイト: ●ラ・フォル・ジュルネとは「ラ・フォル・ジュルネ」は、1995年フランス西部の港町ナントで「クラシックの民主化」を掲げて誕生したクラシック音楽祭。世界中からアーティストが集い、一流の演奏を、1公演約45分、低料金で、朝から晩まで繰り広げます。日本では、2005年から毎年ゴールデンウィークに開催。有料公演のほか、誰でも気軽に演奏を楽しめる地上広場でのコンサートなどのオープンプログラム、有料公演チケット(及び半券)の提示で参加できる数々のイベント(コンサート、子ども向けプログラム、マスタークラス、講演会など※)が行われ、子どもから大人まで楽しめます。また、音楽祭期間中は、丸の内などの周辺エリアでもミニコンサートが行われ、街中が音楽一色に包まれます。※一部プログラムは事前配布整理券が必要です
2019年10月31日世界的な大ヒットを記録した『ぼくの好きな先生』や『パリ・ルーブル美術館の秘密』、『音のない世界で』などで知られるフランスのニコラ・フィリベール監督。フレデリック・ワイズマンらと並ぶドキュメンタリー映画界の世界的巨匠である彼は、寡作ながらこれまでに数々の傑作ドキュメンタリーを生み出してきた。今回の新作『人生、ただいま修行中』は、実に11年ぶりの日本公開作品。来日した彼が今回の作品について語るとともに、これまでのキャリアを振り返った。そこにカメラがあるとは思えない。まるで、その人を温かく包み込むかのような眼差しで、その人物の普段着の姿を収めてきたフィリベール監督。そんな彼の温かな眼差しによるカメラが見つめたのは、パリ郊外にあるクロワ・サンシモン看護学校だった。看護師を目指す若者たちに密着取材するに至るきっかけは自身の体験にあったと明かす。「2016年1月のこと、わたしは塞栓症で救急救命室に運ばれました。その後、集中治療室に移り、幸い一命をとりとめました。それで回復したとき、思ったのです。『医療関係のみなさん、特に献身的にサポートしてくださった看護師のみなさんに敬意を表したい』と。その気持ちがこの映画を作ることにつながっていきました」学校で学ぶ生徒たちは、年齢も性別も国籍も出身地も宗教もさまざま。フィリベール監督は、マネキンを相手にしての訓練から、実際に患者さんを相手にしての実習まで、生徒たちの研修の日々をつぶさに見つめている。そして、初めて患者さんを前にして戸惑いと緊張、生徒間でのおどけた様子など、生徒ひとりひとりのさまざまな表情を収録。そうしたシーンで編み上げられた作品は、生徒たちの肖像を浮かび上がらせると同時に彼らが右も左もわからないひよっこから、一人前の看護師へと成長していく過程が見事に収められている。「医療というのは命の最前線とでもいうべき現場。さまざまな困難があることが容易に想像できます。その世界に飛び込んだ彼らのファーストステップをつぶさに見つめることに徹しました」通常ならば、撮られたくないと思われる、指導官と生徒の面談の場面。そこも記録することに成功している。「指導官から厳しい意見が飛び交いますし、生徒のほうからも不平不満を漏らすことや今後の不安の言葉が出る。できれば表に出したくない、本音が吐露される場所ですから、撮影を断られてもおかしくないところでした。でも、彼らはカメラが入ることを快諾してくれたんです。いまはもう感謝の言葉しかありません」では、フィリベール監督が、今回の看護師を目指す若者たちと同じころ。見習い時代ともいえる助監督時代はどんなことを考えていたのだろう。「そのときから変わらず、今もまだまだわたしは修行中と思っています(笑)。自分が映画を撮り続けている理由のひとつは、自分自身がまだ修行の身で『いろいろなことを学びたい』と思っているからといっていい。もちろん多くの経験を積んで、それによっていろいろな知識が増えてはいます。ただ、そうした長年の経験によるテクニックやノウハウを土台に、ある種の馴れをもって映画を作りたくない。まだ、何か自分は学ぶべきことがあるんじゃないか。世界に対して、社会に対して、自分に対して学ぶべきことが無限にある。そうした好奇心が次回作への原動力や意欲になっているんです」その上で、近年のドキュメンタリー作品の作り方にこう疑問を呈す。「いまの映画学校では、たいがい講師たちは、生徒にきちんと下調べをして完璧に準備を整えて臨むようアドバイスする。事前にロケをきっちりして、ある程度、撮るところを決めて、自分で常に現場をコントロールして撮れと。僕も学生に教えることがあるんだけど、まったく逆のことを言います。なぜなら、自分はまったく逆だから(笑)。まず、わたしは最初から先入観をもって現場に入ることはない。たとえば今回なら看護師を目指す生徒といって、もちろんそこで自分なりにイメージをすることはあるんだけど、『こういう人物や職業だ』といった決めつけや固定観念はもたない。まっさらな状態で、どんな発見があるんだろうという気持ちでその現場に入っていきます。いまはドキュメンタリー作家でも、あらかじめおおまかなシナリオを書いて、それを映像として再現しようとする人が多い。僕は自分の食指が動くというかな。現場に身を置いて、『これを撮りたい』と自分の気持ちが動かないと嫌なんだ。撮りながら、なにを発見して、学ぶことができるのかがとても大切だと思っている。若い人たちがドキュメンタリーを撮ろうとすると、だいたいはテレビのプロデューサーが横から入ってきてね(苦笑)。まず、どういった内容になるのか企画書を求められる。事前に内容を把握しておきたいのがテレビ局だからね。となるとそれに沿った映像を撮ることに終始してしまう。僕は、日常に起きる突発的なことを取り込むことこそがドキュメンタリーの醍醐味だと考えている。だから、翌日に何を撮るかはノー・プラン。事前に決めることはないんだ」25年前の作品『動物、動物たち』から自らカメラを回し撮影するスタイルをとっているが、撮影で大切にしていることも同じだという。「相手に対して、わたしからこうしてくれああしてくれといったリクエストや押し付けをすることは一切ない。『ここをまずは撮影して、次はここを押さえる』みたいな撮影プランもない。一番大切にしているのは、彼らが発信してくれるものをきちんとキャッチすること。彼らが発信してくれるものを、見逃さずにきちんととらえられることに僕は集中している。いつでもキャッチできるようスタンバイの状況に常に自分の精神を置いているよ。あとはやはり、被写体との信頼関係が大切。きちんとした信頼関係を築いた上で、彼らがこれはとってもいいよと受け入れたものをありがたく撮らせていただく。そういう姿勢で常に臨んでいるつもりです」監督デビューをして40年以上が経過した。このキャリアもある意味、疑っているという。「志は常に高く、自分に対して厳しくありたい。だから、長いキャリアであり、そのキャリアによって培われた自信であり、それによって持ったノウハウといったこと。これに自分が甘んじてしまうことをわたしはすごく警戒しています。これまでのキャリアに胡坐をかいて撮るようなことだけは絶対にしたくない。常に新人のような状況に自分の身を置きたい。へんなノウハウや経験によって、苦手なことからうまく回避してはいけない。むしろ、そういう苦手なことに自ら飛び込んで、克服しないといけないと思っています。初心を忘れないでいたい。だから、わたしの映画作りは一生修行中と思っています」『人生、ただいま修行中』11月1日(金) 新宿武蔵野館ほか全国順次公開取材・文・写真:水上賢治
2019年10月31日子どものための映画祭「キネコ国際映画祭」が明日から開幕する。本映画祭では国内外の24か国・54作品が集まり、作品の審査も子どもたちが行う。キネコ国際映画祭は子どもたちがスクリーンで映画を楽しめる恒例行事で、今年で27回目を迎える。プログラムは年齢別に組まれているため、言葉をまだ完全におぼえていない小さな子どもが楽しめる作品もあれば、観たあとに親と一緒に内容について話し合ったり、考えさせられるような作品も。4日(月)には字幕ナシで『スーパーパワー・ドッグス』をIMAX上映するプログラムも予定されている。また野外映画上映やミュージックライブ、気球体験、クイズ大会など、家族そろって、友達と一緒に参加できる催しも多数用意されている。毎年、会場は子どもたちでにぎわっており、小さな子どもが思わず泣きだしたり、大声をあげてしまっても周囲がそれを受け入れて、会場がより楽しいムードになることも。日ごろはあまり映画館に足を運べない、まだ一度も映画館に行ったことのない子どもが“映画館デビュー”を果たすのにも適したイベントになっている。なお、スマートフォンアプリ「ぴあ」をダウンロードして、アプリ内で表示できる“マルぴ“マークを映画祭期間中に子玉川ライズ中央広場インフォメーション&チケットカウンターに提示すると、先着100人に「キネコ国際映画祭」特製クリアファイルがプレゼントされる。27th キネコ国際映画祭11月1日(金)から11月5日(火)まで公式ホームページ:会場:109 シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、二子玉川公園、二子玉川ライズ ガレリア・二子玉川ライズ 中央広場
2019年10月31日織田裕二が強い正義感と厚い人情で銀行の不正と戦う銀行員・野崎修平を演じた『連続ドラマW 監査役 野崎修平』の続編、『連続ドラマW 頭取 野崎修平』が、2020年1月19日(日)夜10時からWOWOWで(全5話・第1話無料)放送することが決定。この度、小澤征悦、風間俊介ほか新キャストが明らかになった原作・周良貨、漫画・能田茂による同名経済漫画をドラマ化。前作は、経営悪化したおおぞら銀行の頭取に再任した野崎が、頭取の座を狙う役員たちから失脚を企てられる中、銀行を再生させようと自分の正義を信じて奮闘するという内容だった。本作では、織田が演じる野崎が、荒廃したおおぞら銀行を救うべく“頭取”としてカムバックを果たし、社会に貢献できる理想的な銀行づくりを目指して改革に乗り出す。野崎が去った後、おおぞら銀行を常務として支えていた立川祥子役は、前作に引き続き松嶋菜々子が演じる。小澤が演じる、新キャラクターの京極春樹は、京極元頭取の息子で取締役。財務省主計局のエリート官僚だったが、自ら望んでアメリカの銀行に転職。その後、おおぞら銀行に役員として入り、頭取の座を奪い返すため祥子とともに野崎と対立していく。風間が演じるのは、おおぞら銀行融資部に務める石原俊之役。 石原は頭取として戻ってきた野崎の事を良く思っていなかったが、野崎から託されたミッションを遂行していくうちに考えが変わり、銀行再生の一役を担う。このふたり以外にも新キャストとして、おおぞら銀行が取引する日雲商事の戦略室・音川真由美役を泉里香、頭取秘書の富永真役を渡辺翔太(Snow Man/ジャニーズJr.)、金融庁の主席検査官・紅梅勇治郎役を野間口徹、日雲商事の取締役・塩田正康役を相島一之、日雲商事の戦略室室長・村上哲也役の宮川一朗太らの出演も決定した。また、前作に引き続き、元おおぞら銀行員で企業のリスクマネジメントをする会社を起業したIRMの社長・武田真吾役を岸谷五朗、元頭取・京極雅彦役を古谷一行、野崎との対決に敗れて収監されている総会屋の東都政策研究室総帥・海藤義己役を宇梶剛士、野崎を慕う秘書・吉野美保役を瀧本美織、藤岡長沼支店調査役・坂本正義役を駿河太郎、野崎を敵視する法人営業部長・西條進役を三浦誠己、経営コンサルタント・沖田浩二役を小林且弥、毎朝新聞記者・柏木竜馬役を小市慢太郎、野崎の妻・志穂役の西田尚美ら、豪華な出演陣が続投する。WOWOW『連続ドラマW 頭取 野崎修平』2020年1月19日(日)夜10時から(全5話・第1話無料放送)
2019年10月31日社会現象を巻き起こしたディズニーの大ヒット作品『アナと雪の女王』待望の最新作、『アナと雪の女王2』が11月22日(金)公開を迎える。この度、アナとエルサの母親イドゥナ役の日本版声優に、洋画アニメーションの吹替は初となる吉田羊が務めることが決定した。イドゥナは、今は亡きアナとエルサの母親で、アレンデール王国の元王妃。前作で船の事故により命を落としてしまったと語られていたが、本作では回想シーンで登場。幼いアナとエルサに子守歌を歌うことが明らかとなっている。「なぜ私だけ魔法が使えるの?」という幼いエルサの問いかけに、イドゥナは「いつか答えが分かるわ」と話しており、前作では明かされなかった“エルサの力の秘密”を知る重要なキャラクターとなる。アナとエルサの姉妹を優しく見守る母親でありながら、アレンデール王国の王妃という、気品にあふれた一面も持ち合わせている難しい役どころに挑戦する吉田は、舞台や映画、ドラマなど幅広いジャンルでさまざまなキャラクターを演じ分け、高い歌唱力を持ち合わせていることから起用され、オーディションに合格した。自身も『アナ雪』の大ファンであることを公言している吉田は、声優決定を聞いたときの気持ちを「オーディションの合格通知をいただいたときは、びっくりしすぎて“ウソ!?”と言ってしまいました(笑)。ディズニーの作品はまさに夢の世界で、まさか自分がその世界の住人になれるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです」と歓喜のコメントを寄せている。また、実際にアフレコをしてみて、「声の強弱やキャラクター同士の距離感を意識して演じました。アレンデール王国の王妃という気品や気高さを意識して演じさせていただいたので、“私の声には聞こえないね”という風に言っていただけたら成功かなと思っています」と語っている。『アナと雪の女王2』11月22日(金)全国公開
2019年10月31日エラ・メイ(Ella Mai)が本日10月31日、大阪・なんばHATCHから来日公演「ELLA MAI – THE DEBUT JAPAN TOUR 2019」をスタートさせる。エラ・メイはUK出身のR&Bシンガー。2019年の第61回グラミー賞で『Boo’d Up』が主要部門の最優秀楽曲賞を含む計2部門にノミネートされ、最優秀R&B楽曲賞を受賞した。最近もエド・シーラン『Put It All On Me』への客演、アリアナ・グランデ「Sweetener World Tour」のヨーロッパ公演に帯同するなど話題を欠くことがない。名実ともにシーンの最前線にいるアーティストのひとりだ。本日のステージは、その彼女にとって記念すべき初の来日公演。多くのファンが待っていた瞬間でもある。11月1日には東京・国際フォーラムホールAでの公演も控えており、この2日間にどんなパフォーマンスを見せるのかが注目されている。時代を象徴する、ソウルフルな歌声をぜひ体験してほしい。■公演情報「ELLA MAI – THE DEBUT JAPAN TOUR 2019」10月31日(木)なんばHATCH開場18:30/開演19:3011月1日(金)東京国際フォーラムホールA開場18:30/開演19:30
2019年10月31日ティム・バートン監督による同名のヒット映画(2003年)がアンドリュー・リッパ(『アダムス・ファミリー』)の音楽によりミュージカル化され、日本では2017年に白井晃の演出によって初演された『ビッグ・フィッシュ』。日生劇場を感動の涙で満たした作品が、客席数の少ないシアタークリエへと会場を移し、明日11月1日(金)に再演の幕を開ける。出演者を12名に絞り、初演の空間を凝縮した形で再現する“12 chairs version”だ。主人公は、自らの体験談を大げさに語り、聞く人を魅了するのが得意なエドワード・ブルーム。息子のウィルは、幼い頃こそ父の語る奇想天外な話が大好きだったが、大人になるにつれて作り話にしか思えず素直に聞けなくなっていた。親子の溝が深まっていたある日、母サンドラからエドワードが倒れたとの知らせを受けたウィルは、身重の妻ジョセフィーンとともに両親の家へ。病床でも変わらずかつての冒険談を語るエドワードだったが、ウィルはやがて、そんな父が本当に伝えたいことを知ることになる……。エドワード役の川平慈英、ウィル役の浦井健治、サンドラ役の霧矢大夢、ジョセフィーン役の夢咲ねねをはじめ、メインキャストは全員が初演のまま。6月に行われた取材会に出席した4人と白井は、あふれる作品愛と再演できる喜び、そして川平がいかに役にぴったりで魅力的かを口をそろえて語った。ファンはもちろん、当事者からも惜しみない愛を注がれる『ビッグ・フィッシュ』と川平エドワード、観ておいて損はないだろう。11月1日(金)から28日(木)まで東京・シアタークリエ、12月7日(土)・8日(日)に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール、12月12日(木)から15日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演される。文:町田麻子
2019年10月31日大阪屈指のクラシック専用ホール「いずみホール」が、2020年4月に名称を変更。新名称は「住友生命いずみホール」となることが発表された。1990年に「住友生命保険相互会社の60周年」記念事業として、ホテル・ニューオータニ大阪の向かい側にオープンした「いずみホール」は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地として有名な「ウィーン楽友協会大ホール」の音響を理想とした、くつ箱に似た立方体の"シューボックス型"で、天井から壁、床、椅子、さらにシャンデリアまで音響効果を考慮して緻密に設計された、821席のコンサートホールだ。残響時間はクラシックの室内楽にふさわしい1.8~2秒。明るくやわらかな音色が特長の、フランス・ケーニッヒ社製のパイプオルガン、ベートーヴェンと同時代の1820年代のナネッテ・シュトライヒャー製フォルテピアノなど、特色ある楽器を備えている。また、2006年2月には、音響、照明などのコンピューター制御機器のほか、シートの布やロビーの絨毯、壁紙の張り替えなどの改修を実施。年間270~280日という高い稼働率を誇り、そのうち30を超える自主公演が行われている。2020年は「いずみホール」設立30周年、さらには福祉文化財団設立60周年を迎えることから、記念すべき年にホール名を「住友生命いずみホール」へ改称し、新たな歴史を歩みだす。
2019年10月30日本日、10月30日に23歳の誕生日を迎えた佐藤勝利。Sexy Zoneとして見せるアイドルの姿とはまた異なる、俳優としても着実にステップアップしてきた。そんな佐藤の2年振りの主演作、かつ初の映画単独主演となった映画『ブラック校則』から、誕生日を記念して新場面写真が公開された。『ブラック校則』は、映画、ドラマ、Huluも並行して放送・配信される一大プロジェクト。この3メディアすべての撮影を約2カ月で敢行したという。「(佐藤が演じる)創楽は内向的で自信がなく、枠からは見出すことができないキャラクター。クライマックスのシーンまで“じっと我慢する芝居”をしてね、と伝えていた」と河野英裕プロデューサーは撮影時の様子について語る。一方、高橋海人(King & Prince)扮する親友・中弥は、自由なキャラクターであることから「高橋がアドリブをしても、佐藤はじっと我慢する芝居をしなければならなかった」とも。本人の口からも「大変です……」という言葉が溢れることもあったという。そんなじっと我慢していた思いを一気に爆発させるクライマックスシーンが、本作の見どころ。公開前のマスコミ向け試写会でも絶賛の声が相次いでいる。また、先日行なわれた完成披露試写会では「(初単独主演の作品が)『ブラック校則』でよかったなと思う。学校のことだけじゃなく、社会の理不尽なことも描かれているので、高校生だけじゃなく大人も楽しめる作品になっている。余白がある映画だと思う」と熱く語った佐藤。公開された新場面写真からもうかがえる強い眼差しに、今後の躍進への期待が高まる。また、11月1日(金)の映画公開に先駆けて、すでにドラマ、Huluで展開中の本作。反響に応えて無料配信サービス『TVer』『日テレTADA』では、ドラマ『ブラック校則』第1話~第3話を特別に配信。11月4日(月)まで視聴可能となっている。※高橋海人の「高」は「はしごだか」が正式表記。『ブラック校則』11月1日(金)より全国公開
2019年10月30日イクメン。そんな言葉がまだ世に浸透していなかった2002年、大阪の劇団ランニングシアターダッシュ(2005年解散)の企画公演で上演された『ボクのサンキュウ』。女優の岡部尚子が初めて作・演出を手がけたこの作品は、男性が育児に奮闘する姿をコミカルに描き、これまで“体育会系の青春もの”を上演してきた同劇団の異色作として反響を得るものに。その後も、岡部が立ち上げた劇団「空晴」などで繰り返し上演されてきたが、今回、新たな改訂版としてプロデュース公演で上演される。舞台は男性社員寮「希望荘」。男であると噂される女性オーナーや頑固者の管理人、寮母ならぬ寮父(?)らと、さまざまな年齢の独身男性が暮らしている。彼らはそれぞれに、恋人や母親、友達、義兄らとの悩みを抱えていた。ある日、希望荘に置かれたカゴの中に、赤ちゃん、ではなく赤ちゃんの人形が。とある提案から、住人たちはその赤ちゃんの人形をお世話することに。慣れない育児、初めての育児経験は、彼らの悩みや思いに変化をもたらしていき……。今回の上演ではタイトルに句点「。」が付くが、「これで一旦終わる今現在の最終形態という意味合いを含ませました」と岡部。さらに、女性の視点も加えた改訂版とするため、空晴『おしまいのしるし』(2015年)にも出演した小川菜摘を唯一の女性キャストとして迎える。「すぐに浮かびました。母性と女、両方を兼ね備えた魅力をお持ちで、この作品に加わる紅一点にはピッタリです」。ほかゲストには、浅野彰一、國藤剛志、守谷日和、平田裕一郎、T-MAX、なだぎ武が参加。初演から17年。世の中の“イクメン”に対する考えが変化してきたように、厚みも深みも増した舞台を見せてくれそうだ。空晴プロデュース『ボクのサンキュウ。』は、本日10月30日から11月5日(火)まで大阪・HEP HALL、11月8日(金)から10日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!で上演される。文:伊藤由紀子
2019年10月30日柳家喬太郎が11月1日(金)から東京・下北沢のザ・スズナリで落語会を行う。『ザ・きょんスズ』と題した同劇場での落語会はこれが初めてではなく、2013年には4日間計5ステージにわたって開催されて話題を呼んだが、落語家生活30周年を記念する今回は、そのスケールに驚かされる。じつに30日間30ステージにわたって30席の異なる演目を披露し、春風亭昇太、千葉雅子らゲストが日替りで駆け付け、歴史的イベントを盛り上げる。『柳家喬太郎 落語家生活30周年記念落語会 ザ・きょんスズ30』は、ザ・スズナリにて11月1日(金)から30日(土)まで。喬太郎の演目と日替りゲストは下記のとおり。11/119:00『井戸の茶碗』他柳亭左龍 柳家喬之助11/214:00『ぺたりこん』他三遊亭圓丈11/219:00『おせつ徳三郎』他三遊亭歌武蔵11/314:00『午後の保健室』他柳家喬志郎 柳家小傳次 柳家さん助11/414:00『心眼』他桂文三11/519:00『赤いへや』他橘家文蔵 柳家小せん11/6休演日11/719:00『ハワイの雪』他柳亭市馬11/819:00『文七元結』他玉川奈々福11/914:00『双蝶々』他三増紋之助11/919:00『路地裏の伝説』他林家たい平11/1014:00『死神』他笑福亭松喬11/11休演日11/1219:00『錦木検校』他柳家小平太柳家小志ん11/1314:00『按摩の炬燵』他柳家権太楼11/1419:00『ハンバーグができるまで』他春風亭昇太11/1519:00『棄て犬』他神田愛山11/1614:00『錦の舞衣』ダーク広和11/1619:00『本当は怖い松竹梅』他三遊亭兼好11/1714:00『鬼背参り』他一龍斎貞橘一龍斎貞寿11/18休演日11/1919:00『熱海土産温泉利書』ゲスト無し11/2014:00『母恋いくらげ』他林家正蔵11/2119:00『秘密のレッスン』他入船亭扇辰林家彦いち11/2219:00『純情日記横浜篇』他林家正楽11/2314:00『宮戸川』他神田茜11/2319:00『結石移動症』他三遊亭白鳥金原亭馬遊11/2414:00『八月下旬』他柳家小満ん11/25休演日11/2619:00『うどんや』他柳家花緑11/2714:00『マイノリ』他千葉雅子11/2819:00古典ネタ下ろし他林家二楽11/2919:00『歌う井戸の茶碗』他寒空はだか11/3014:00『道灌』他柳家さん喬
2019年10月30日CHEMISTRYが本日10月30日、神戸国際会館こくさいホールで「CHEMISTRY LIVE TOUR 2019 『CHEMISTRY〜Still Walking〜』」の兵庫公演を行う。2017年に約5年間の活動休止から復活した、堂珍嘉邦と川畑要によるユニット・CHEMISTRY。今年9月についに7年半ぶりとなるニューアルバム『CHEMISTRY』をリリースし、フレッシュな活動を続けている。「CHEMISTRY LIVE TOUR 2019 『CHEMISTRY〜Still Walking〜』」は、そんな新作アルバムを引っさげた全国ツアーだ。東京・愛知・大阪などをめぐる全24公演中、現在6日の日程を終えた。本日は公演7日目のステージ。久しぶりの新曲を武器に彼らがどんなパフォーマンスを見せてくれるのかに期待しよう。ぜひ現場で今のCHEMISTRYを目撃してほしい。■公演情報「CHEMISTRY LIVE TOUR 2019 『CHEMISTRY〜Still Walking〜』」兵庫公演日時:10月30日(水)開場17:45/開演18:30場所:神戸国際会館こくさいホール
2019年10月30日「夜景サミット」は、全国の夜景観光活性化に尽力する行政、民間企業が一堂に会する場として2009年から日本各地で開催しており、第11回目となる今年は10月18日、静岡のしずぎんホール ユーフォニアを会場とし、東海エリアでは初開催となった。開催地を代表して静岡市長・田辺信宏氏の開会宣言の後、主催の(一社)夜景観光コンベンション・ビューロー代表理事・丸々もとお氏が挨拶。続けて、静岡市 観光・国際交流課の主査・鈴木新一郎氏が、静岡夜景の可能性をテーマに、市内の夜景スポットの魅力と今後の取り組みを語った。次に「夜景観光のケーススタディ」として、全国の行政・団体・民間企業から選出した夜景資源活用事例について、4つの団体がプレゼンテーションを行った。「江ノ島電鉄株式会社」は江の島灯篭、湘南キャンドルなど江の島・鎌倉エリアの夜景観光の取り組みを紹介。「岳南電車株式会社・一般社団法人フジパク」は電車を使った様々なイベントを、「日本郵政株式会社」は夜景・イルミ・花火を題材にした日本の夜景シリーズの切手を取り上げ、最後は世界新三大夜景認定の「長崎市」がこれまでの取り組みと長崎夜景の進化について発表した。後半は2019年度「日本夜景遺産」新規認定授与式を実施。全国5542名の夜景鑑賞士及び自治体・事業者による全国約100カ所以上のエントリーの中から、事務局の基準に基づく調査、夜景マイスター(夜景鑑賞士検定1級の有資格者)による投票、各管理団体への確認申請等を経て、全国から新たに8カ所が認定を受けた。※計8カ所の認定地は夜景遺産4分類別に以下の通り▼自然夜景遺産・日立市かみね公園(茨城)・梶原山公園(静岡)・鷲羽山スカイライン(岡山)▼施設型夜景遺産・みはらしの丘 みたまの湯 のっぷいの館(山梨)・清水エスパルス ドリームプラザ 観覧車「ドリームスカイ」(静岡)▼ライトアップ夜景遺産・高松港玉藻防波堤灯台(香川)・東南植物楽園 ひかりの散歩道(沖縄)▼歴史文化夜景遺産・全国花火競技大会 大曲の花火(秋田)そして「特別企画」では、2020東京オリンピック・パラリンピックに向け、日本の象徴である富士山を取り巻く美しい夜景を国内外に広くPRするため、新たな認定ブランド「富士三大夜景」の立ち上げを発表。その認定授与式も行われた。※全3カ所の認定地は以下の通り・新倉山浅間公園(山梨)・日本平(静岡)・江ノ島展望灯台(神奈川)最後は来年度の夜景サミット開催地・青森県むつ市の宮下宗一郎市長が市の魅力と次回に向けての意気込みを語り、2019年度のサミットは閉幕した。■「夜景サミット2019 in 静岡」(第11回日本夜景サミット)主催一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー、静岡市共催日本平観光組合後援公益財団法人 するが企画観光局特別協賛日本平ホテル協賛ハウステンボス、あしかがフラワーパーク、江の島「湘南の宝石」東京ドイツ村、伊豆ぐらんぱる公園、スキージャム勝山さがみ湖イルミリオン、六本木ヒルズ「東京シティビュー」スパークリングライツ、サンシャイン60展望台
2019年10月29日カリフォルニアで猛威をふるっている山火事の影響を受けて、現地時間28日に予定されていた『ターミネーター:ニュー・フェイト』のプレミアが中止になった。プレミアが行われるはずだったチャイニーズ・シアターのあるハリウッドまでは火の手が及んでいないが、業界人が多く住むブレントウッド地区を含むL.A.の北西部では、緊急避難命令が出ている。『ターミネーター:ニュー・フェイト』に出演するアーノルド・シュワルツェネッガーも避難した。パラマウント・ピクチャーズは、プレミアパーティで提供するはずだった食事を、赤十字に寄付すると発表している。『ターミネーター:ニュー・フェイト』11月8日(金)より全国公開文=猿渡由紀
2019年10月29日“20世紀最大のクラシックイベント”と謳われた「三大テノール」の1人ホセ・カレーラスが来日する。一斉を風靡した3人のうち、パヴァロッティはすでに鬼籍に入り、ドミンゴも指揮活動に比重を移しつつある現在、第一線のテノール歌手として活躍する唯一の存在がカレーラスだ。スペインのバルセロナに生まれたカレーラスは、1958年に子役として大劇場でデビューをはたしているだけに、そのキャリアの長さは驚異的だ。すでに60年以上に渡ってステージに立ち続け、途中、白血病に倒れるというアクシデントもありながらそれを克服して更に前へと進んだ精神力と体力は半端ではない。リサイタルのレパートリーは、バロックから現代音楽やミュージカル・ナンバーなどなど600曲以上と幅広い。今回のステージではその中から何が選ばれるのか想像するのも楽しい限りだ。今や伝説の域に入りつつあるスーパー・テノールの歌声に浸る幸福な時間を味わいたい。●公演概要11月2日(土)サントリーホール大ホール11月10日(日)堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺)大ホール●ホセ・カレーラス〈テノール〉 Jose Carreras, Tenorオペラと共にリサイタル活動にも意欲的で、ニューヨークのカーネギー・ホール、エイヴリー・フィッシャー・ホール、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホール、バービカン・ホール、ロイヤル・アルバート・ホール、パリのサル・プレイエル、ウィーンのムジークフェラインザール、コンツェルトハウス、ベルリンのフィルハーモニーザール、東京のサントリーホール、NHKホール、ザルツブルクの祝祭大劇場、ミュンヘンのヘルクレスザール、バルセロナのカタロニア音楽堂、マドリードの王立劇場、ローマのアカデミア・サンタ・チェチーリア等、世界的な舞台で美声を聴かせ、リサイタルのレパートリーはバロックから現代音楽まで600曲以上の幅広いジャンルを誇っている。レコーディングは150以上に及び、オペラ全曲では50作品、オラトリオ、ポピュラーとクラシックのリサイタル盤が傑出している。また世界中のゴールド及びプラチナ・ディスクを数多く受賞している。テレビ、映画、ビデオ等映像のオペラ・シーンにも登場、《ラ・ボエーム》、《十字軍のロンバルディア人》、《アンドレア・シェニエ》、《トゥーランドット》、《カルメン》、ヴェルディの《レクイエム》、《ドン・カルロ》、《運命の力》、《スティッフェリオ》、《フェドーラ》、《イェルサレム》等の作品で主役を演じた。数々の国際的な栄誉に浴しており、米国テレビ芸術科学アカデミーのエミー賞、パリ・アカデミーのディスク大賞、ルイジ・イッリカ賞、1991年グラミー賞、コヴェント・ガーデン王立歌劇場での《スティッフェリオ》の演技に対するサー・ロウレンス・オリヴィエ賞、ウィーン国立歌劇場の終身名誉会員及び宮廷歌手の称号、ロンドン王立音楽院の名誉会員、ニューヨーク・スパニッシュ・インスティテュートのゴールド・メダル、ウィーン市のゴールド・メダル、スペイン王寄贈の芸術メダル、バルセロナ市及びカタルーニャ自治政府のゴールド・メダル、1991年度プリンス・オブ・アストゥーリアス賞、フランス共和国芸術勲章、イタリア共和国上級騎士大勲章、オーストリア共和国大勲章等を授与されたほかユネスコ親善大使に選ばれ、1996年にはアルバート・シュヴァイツァー賞を授与されている。また、バルセロナ大学、英国ラフバラ及びシェフィールド大学、モスクワのメレデレイェフ大学、もっとも最近ではエディンバラのネイピア大学の名誉博士号を授与されており、欧州医学会議の名誉会員、欧州腫瘍医学会議の名誉後援者、白血病支援団体の名誉会員に名を連ねている。カタロニア臓器移植財団ゴールド・メダル、オランダのスティッチティング・デイ・バイ・デイ財団のダイアモンド・チューリップ賞、バイエルン州政府名誉メダル、聖ボニファティウス病院研究財団1996年度国際賞を授与されている。またフリアン・ガヤーレ国際歌唱コンクール及びロンドン・アーツ・オーケストラの名誉会長に就任している。2000年11月3日、メンズ・ワールド・デイの第1回ソーシャル・アウォードを授与された。映画“RomanzaFinal”ではフリアン・ガヤーレを演じた。またカレーラスのビデオ『ライフ・ストーリー』は1993年度のエミー賞を受賞している。1992年にはバルセロナ・オリンピックの音楽監督を務めた。1990年ローマ、1994年ロサンゼルス、1998年パリ、2002年横浜でプラシド・ドミンゴと故ルチアーノ・パヴァロッティと共に「三大テノールの競演」を開催、全世界の20億以上の観衆を魅了した。この特別なイベントはオペラ界に空前の衝撃を与えた。1988年以来、カレーラスは音楽家としての活動と共に『ホセ・カレーラス国際白血病財団』の活動に全精力と情熱を捧げている。この財団はバルセロナで設立され、スイス、ドイツに支部を置いている。ホセ・カレーラスが重要なライフ・ワークのひとつとしているのが、今年30年を迎えたこの財団の活動である。
2019年10月29日世代を超えて愛され続ける名作を、ディズニーが実写映画化し、大ヒットを記録した『アラジン』が、MovieNEX(4,200円+税)が発売中、デジタル配信中だ。この度、MovieNEXで楽しめるボーナス・コンテンツの中から、特殊な撮影と編集が施された、アラジンが街中を駆け抜ける『一足お先に』のシーンの舞台裏を、監督のガイ・リッチーが解説するボーナス映像が公開された。公開された映像では、『一足お先に』のシーンがどのように作られたのか、その意外な方法が明かされている。本作の監督を務めた、リッチーの作品といえば、流れるようにスピーディなカメラワークや、センスが光るスタイリッシュな演出が魅力のひとつ。本作でもその特徴的な技術を様々なシーンに取り入れている。とくに、アラジンがアグラバーの街を傭兵に追われながら歌うシーンは、36コマのスローモーションと、18コマのファストモーション(いわゆる早回し)が効果的に使用され、“ガイ・リッチーらしさ”が存分に発揮されている。そして、よりアクションシーンに新鮮味をもたせるため、狭い路地や屋根の上を走ったり飛んだり、縦横無尽に走り抜けるアラジン役のメナ・マスードのウエストにはGoProカメラが装着。アラジン目線からの映像を加えることで、より臨場感も演出されている。リッチーは、マスードが歌うこの曲は、映像完成後に収録されたといい、その録音方法も特殊であると解説。通常再生すると早回しになるスローモーションでは“速く”、遅くなるファストモーションでは“遅く”、テンポを変えて録音したと振り返り、その様子をリッチー自らが再現している。マスードは、そんなリッチーの撮影方法や演出に、「監督とディズニー映画は相性がいい」と太鼓判を押す。そんなリッチー監督の特徴が凝縮された『アラジン』を、MovieNEXで本編と一緒に楽しんでほしい。『アラジン』デジタル配信中MovieNEX(4,200円+税)発売中実写版とアニメーション版の両方を豪華デジパック仕様に収めたセット商品『アラジン MovieNEXコレクション(期間限定)』(8,000円+税)、アニメーション版をより高画質・高音質で楽しめる『アラジン 4K UHD』(5,800円+税)同時発売
2019年10月29日ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングが、2013年に発表した『シャイニング』の続編小説を基に、ユアン・マクレガーが幼い頃壮絶な惨劇を生き延びて大人になったダニーを演じる映画『ドクター・スリープ』が、11月29日(金)に日本公開される。この度、ダニーを演じたマクレガーのコメントが到着。40年前の惨劇のトラウマを抱えたダニーが、『ドクター・スリープ』でトラウマを克服しようと葛藤する役どころや、少女アブラとの“新たな出会い”、ジャック・ニコルソンの有名なシーンについて語った。「演じる僕の立場から言うと、ダニーがどん底のところから始まるところがすごく好きだ。彼はボロボロの状態で、人生で最悪の時にいるんだよ」と、マクレガーは幼少期のトラウマを抱えて成長し、人を避けるように暮らしているダニーの役柄に惹かれたと語る。「彼はどん底からから立ち直ろうとしている。そんな中彼は、自分の持つ特別な力“シャイニング”を他人の手助けをするために使おうと考える」という。ホスピスで働き始めたダニーは、シャイニングで人々を安らかに見送ることから、「ドクター・スリープ」と呼ばれるようになる。自分を取り戻し始めた彼は、特別な力で児童連続失踪事件を目撃した少女アブラと出会い、人生が大きく動き出す。(c)2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved40年間引きずっているトラウマを克服しようとするダニーについて、「彼を苦しめる“呪われたホテル”の悪魔は、いわばメタファーだ。僕らを恐れさせるものは、自分の中にある。自分が嫌う自分の部分なんだよ。自分が過去にやったこと、恥だと思っていること。そういうものを、人はできるだけ見ないようにするものだ。取り払うには向き合って、時間をかけるしかない。そうやって取り除いてしまえば、もうずっと抱えていなくていいんだ」と、自分自身から逃げるように引っ越したダニーの心の内側を推察し、役作りを進めたという。そして、『シャイニング』でダニーの父を演じたジャック・ニコルソンが“破壊されたドア”越しに覗き込む有名な「あのシーン」と同じ構図で撮影した場面について、「注意深くやらないとなと思っていた。あのシーンは本当に有名だけど、それを実際にやる僕としては、あまり重い意味を持たせたくなかった。当時ダニーはそこにいなかったから、僕はあのシーンをあくまで普通にやろうとした」と、クールな演技を心掛けたことを告白している。『ドクター・スリープ』11月29日(金)全国ロードショー
2019年10月29日毎年秋に池袋周辺で開催されること4年目、今年は「出会う。変わる。世界。」をテーマに国内外の多彩な舞台芸術作品を上演中の東京芸術祭。本日10月29日より東京芸術劇場で開催される、東京芸術祭ワールドコンペティション2019は、そんな今年のテーマを象徴する新たな取り組みだ。芸術祭総合ディレクターの宮城聰とコンペティションディレクターの横山義志曰く、「“優れた作品”って、どういうことなのか」を「観客のみなさんと一緒に考え」、「舞台芸術を評価する“尺度”を新たに生み出して」いく試みとのこと。次代を担う世界の表現者たちの作品を、審査員長のジュリエット・ビノシュ、副審査員長の夏木マリをはじめとする審査員が公開で審査する。対象となるのは、中国の戴陳連による影絵芝居『紫気東来ービッグ・ナッシング』、オーストラリアのシドニー・チェンバー・オペラによる言葉のないオペラ『ハウリング・ガールズ』、スペインのエル・コンデ・デ・トリフィエルによる演劇『可能性は風景の前で姿を消す』、ブルキナファソのシャルル・ノムウェンデ・ティアンドルベオゴによるフィジカル・シアター『たびたび罪を犯しました』、チリのボノボによる演劇『汝、愛せよ』、そして日本のdracomによる演劇『ソコナイ図』の6作品。各公演は有料だが、それぞれの推薦人によるプレゼンテーション及びトーク、そして審査会と授賞式には無料かつ予約なしで入場できる。新たな“尺度”が生まれる瞬間に立ち会ってみるのも一興だ。文:町田麻子
2019年10月29日