チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (73/342)
大阪を拠点に活動するシンガーソングライターのairlie(エアリー)。現在25歳の彼女は、これまで数多くの自主企画イベントを開催し、さまざまなジャンルのバンドやシンガーソングライターと共演してきた。【チケット情報はこちら】昨年10月には、『Night&Loop』や『革命の前兆』など全4曲を収録したE.P.『Days』をリリース。「愛や恋、虚無感や反骨心、諦めや悩みといったふと浮かんでは消える日々の中に潜む気持ちたちを切り取って、忘れないように歌にしています。曲を聴いて共感してほしいというよりは、それぞれの日々を思い出すきっかけになってもらえると嬉しいです」と思いを語る。2020年2月21日には、四谷天窓(東京都新宿区)で、『Days』のリリースを記念したツアーファイナルを行う。収録曲を中心に、音源化していない曲なども織り交ぜた「特別感のあるセットリスト」を考えているという。「ひとりの“ぼく”という人の、今を感じてもらえるようなストーリーを見せたい」と話す。また、今回ゲスト出演する、さのめいみ。と稲見繭(afloat storage)については「空間を引き込む力を持っているアーティストだと思っています。声、歌詞、佇まい、どれも素晴らしいです。そういう空気を一緒に感じてほしいです」。そもそもairlieが音楽を始めたのは、中学3年生の頃。当時大好きだったバンドのライブを初めて見た時に直感した。「ライブハウスの一番後ろからステージを見ているとき、根拠もなく直感的に『同じステージに立つんだ』と思いました。それまではただ音楽を聴くことが好きで、曲を作ったことも、作ろうとしたこともなかった」と話す。その大好きだったバンドというのは、NICO Touches the Walls(2019年活動終了)。airlie自身「間違いなく影響を受けている」と語る。そのほか、バックストリート・ボーイズやヴァネッサ・カールトンなど、昔から繰り返し聴いている洋楽にも影響を受けているという。普段の曲作りは、ギターを弾きながらメロディーと歌詞を同時に作るスタイルで、「”こういう曲を書こう”というよりは、ギターを弾いているうちに“こういう曲が書きたかったんだ”と気づく感じ。なので、ギターを弾くときは基本的にボイスメモをまわしたまま」と明かす。これからどんなアーティストになりたいのか尋ねると、airlieは「これからというより、ここ数年変わっていないことなんですが、ずっと『まっすぐ』歌っていたいです。負けず嫌いで理想が高い“ぼく”ですが、踏みしめる一歩一歩は確かなものだと思い続けているので、それをおもしろいと思ってもらえたら嬉しい。あとは、聴いて頂いている皆さんが各々思うように受け取ってもらえたらと思います」と答えた。公演は2月21日(金)、東京・四谷天窓 にて。チケットぴあにてチケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2020年02月03日昨年春の大阪、金沢、松本公演を経て、いよいよ東京、福岡での上演が迫った。劇団の座付き作家である中島かずきによる完全新作で、“奥州三代の盛衰”といまだ多くの謎を残す“源義経黄金伝説”をモチーフに、歌、殺陣、笑いなどが怒涛のごとく繰り広げられる冒険時代活劇。福岡で行なわれた記者会見には、主演の生田斗真をはじめ、中山優馬、藤原さくらが登壇。作品に対する意気込みを語った。【チケット情報はこちら】正義感が強く、情に厚い正直者、けれど、ちょっとおバカな一面を持つ偽義経・奥華玄久郎国衡(おうがのげんくろうくにひら)を演じる生田は「年々、スケールも大きく、バリエーションも豊富に進化していく新感線の中で、今もっともお客さまが観たいと思う、そして最も(主宰・演出家の)いのうえ(ひでのり)さんが演りたいと思う作品のカタチになっている。“史上最多”と言われる立ち回りも見どころのひとつで、年齢を重ねた劇団員の皆さんが動けなくなって来たぶん(笑)、俺が背負って行かなきゃなという思いも強く感じてますね」と意気込んだ。そんな国衡の弟で、生真面目な性格の奥華次郎泰衡(おうがのじろうやすひら)を演るのは、舞台経験も豊富な中山。意外にも新感線への参加は初で「いのうえさんを筆頭に、稽古場で皆さんがゲラゲラ笑いながら(芝居を)作っていたことに驚きました(笑)。お客さまを楽しませるには、まず自分たちから。そんなずっと変わらないものがあるからこそ、ここまで大きくなったんだと実感しました」。そんな場所で座長を務める生田についても「同じ事務所の先輩であるという以上に、ひとりの役者として本当に尊敬している存在」と仰ぎ見る。「しっかりと稽古をして、皆さんにいいものを届けたいですね」と力強く語った。また、この作品が初舞台となったシンガー・ソングライターの藤原は、物語のキーとなる“歌うたい”の静歌(しずか)を演じる。「今回は地元・福岡の舞台に立てるということで、とても光栄に思ってます。役としては少し難しい部分もありますが、歌を歌う場面が多く、そのどれもが素敵な曲ばかりなのでとても楽しみにしています」と期待を寄せた。いよいよクライマックスへと向けて走り出す、極上のエンターテインメント時代劇。「劇場に足を運んでくださる方、ひとりひとりの心に残る作品になれば。楽しみにしていてください!」(生田)福岡公演は4月4日(土)から28日(火)まで博多座にて上演。チケットは2月1日(土)午前11時~5日(水)午前11時まで抽選先行を受付。2月8日(土)午前10時より一般発売。その他、東京・TBS赤坂ACTシアターにて2月15日(土)~3月24日(火)まで上演。取材・文:なかしまさおり
2020年02月03日つかこうへい没後10年を偲ぶ「つかこうへい演劇祭」の第一弾『飛龍伝 2020』が1月29日(水)のプレビュー公演を皮切りに開幕。それに先駆け公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には主演の菅井友香(欅坂46)、石田明(NON STYLE)、味方良介が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、つかこうへいが1973年に発表した作品で、学生運動真っただ中の時代を舞台に、全共闘40万人を束ねる委員長・神林美智子(菅井)を中心に、革命と夢と現実、愛を描いていく。演出は岡村俊一。取材で菅井は「偉大なつかさんの作品に、つかさんが亡くなられて10年、そして2020年というタイミングでこうして挑戦させていただけることを誇りに思います。つかさんが伝えたかったことを、舞台を通して伝えられればと思っています」と語る。そんな座長・菅井の姿を石田は「成長がすごい。正直、最初はどうなることかと思いましたが、今は声も出るようになったし、感情の振れ幅もどんどん広くなった。幕が開いてからもさらに良くなるんじゃないかと思います」、味方も「多くを語るわけではないけれど、自分がきちんとやることで周りを惹きつける座長。“神林美智子がいる”ということを見せてくれる素晴らしい女優さんです。僕も最初はどうなることかと思ったのですが(笑)、今の姿を見られて嬉しい。(カンパニーの)みんなが菅井さんのことを大好きだと思います」と共に絶賛。菅井は「この未熟すぎる座長を皆さんがサポートしてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。絶大に信頼できる方々と出会えて嬉しいです」と明かす。開幕を前に「僕はできる限りのことをやるだけ。つかさんに届くようなお芝居ができたら。面白いものにしたいなと思います」(石田)、「つかさんの作品は何作かやらせていただいているのですが、つかさんに会えなかったという悔しさがある。その悔しさをバネに、自分ができること、できる以上のことをやって、この作品を後世に伝えていけるようにがんばります」(味方)、「新たな挑戦がすごくたくさんある舞台。つかさんが伝えたかったことを、世代を超えて皆さんにお届けする使命があると思うので、精一杯努めたいです」(菅井)とそれぞれ語った本作。ゲネプロで見せられた、明日の世界を夢見て希望を持って生きること、愛すること、信じることに命懸けで向き合う学生そして機動隊の姿、そしてそれを全力で演じる役者たちの姿は、どこか胸倉をつかまれているような感覚にさえ陥る強さがあった。それは劇場でしか体感できないもの。ぜひ足を運んでほしい。公演は2月12日(水)まで東京・新国立劇場 中劇場、2月22日(土)から24日(月・祝)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。
2020年01月31日ストーリー性のある演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創り上げるエンタテインメント集団「梅棒」による第10回公演『OFF THE WALL』が、2020年2月6日(木)から、こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都渋谷区)で上演される。【チケット情報はこちら】2001年に日本大学芸術学部のダンスサークル『BAKUの会(現:Dance Company BAKU)』内で、同期の男子6人によって結成された、梅棒。09年にストリートダンス界最大のコンテスト『JAPAN DANCE DELIGHT vol.16』で特別賞を受賞し、12年に国内最大の振付作品コンテスト『Legend Tokyo chapter.2』で最優秀作品賞とオーディエンス賞を同時受賞。以降、活動の中心を劇場公演に移し、18年度は2万5000人超の動員を記録している、いま注目の集団だ。今回の『OFF THE WALL』は、梅棒のメンバー11人のみが出演する完全新作。どんな舞台になるのか、開幕まで約2週間となった1月下旬、都内で行われている稽古を見学させてもらった。すでに建て込み(大道具が設置されている状態)があり、本番の舞台さながらの稽古。この日は、冒頭に迫力満点のダンスナンバーを全員で踊ってから稽古がスタート。稽古場の熱量が一気に高まった。そして、オープニングから順番に、転換のタイミングや動線を入念にチェックしていた。J-POPに合わせたダンスでストーリーを表現する彼らにとって、振付はもちろんだが、同時にこうした地道な確認作業も重要になってくるのだろう。出演者の全員が梅棒のメンバーということもあって、チームワークはばっちり。伊藤今人が総合演出を務めているが、メンバーはいい意味でフラットな関係性で、それぞれへの尊敬の念が感じられる。稽古のテンポも非常によく、無駄な時間がない印象を受けた。今回使用する楽曲は、昭和の名曲から、誰もが一度は聞いたことがあるであろう人気アイドルグループのあの曲など、カーテンコールも含め20曲以上。どんなストーリーが繰り広げられるのか見学をした段階では全貌は分からなかったが、「梅棒メンバーによる最もバカバカしく暑苦しい、原点的革新的エンターテインメント」と掲げている通り、“梅棒らしさ”全開の舞台になることは間違いなさそうだ。公演は2月16日(日)まで。出演は、伊藤今人、梅澤裕介、飯野高拓、鶴野輝一、遠山晶司、遠藤誠、塩野拓矢、櫻井竜彦、楢木和也、天野一輝、野田裕貴。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2020年01月31日梅田スカイビル空中庭園展望台では、2月1日(土)~14日(金)にかけて、「空中庭園 Valentine 2020」と題したバレンタインイベントを開催し、期間中は館内の装飾やイベント、バレンタイン限定メニューの販売などさまざまな仕掛けでバレンタインの夜をロマンティックに盛り上げる。「梅田スカイビル 空中庭園展望台 入場引換券」チケット情報40階屋内展望フロアでは、日本各地で継続的に開催されている人気キャンドルイベント「100万人のキャンドルナイト」がLEDキャンドルを使用したスタイルでフロアに特別展示される。無数のキャンドルで包まれた幻想的な空間と大阪の夜景の特別なコラボレーションをカップルで楽しもう。また、「空中庭園Valentine 2020」が照らす大阪の素敵なバレンタインの夜をさらに盛り上げる企画として、追手門学院大学で毎年開催されるキャンドルナイトをはじめ、キャンドルアートイベントに参加してきた学生たちとのコラボレーションが実現。「空中庭園Valentine 2020」のためにキャンドルアートユニット「トライ△フォロー」を結成し、学生たちが考えたキャンドルによるフォトスポットやオブジェを展示する。40階入口のフォトスポットには、運命の赤い糸がキャンドルで浮かび上がるデコレーションで、カップルでバレンタインを楽しむためにふさわしい仕掛けが登場する。その他、2019年に初登場となったバレンタイン限定のオリジナルメッセージカードが今年も登場。期間中、来場者全員にプレゼントされ、専用ペンでメッセージを書くと屋上「ルミ・スカイ・ウォーク」で浮かび上がる仕掛けに。空に浮かぶカフェ「cafe SKY 40」では、バレンタインしか味わうことのできない限定メニューが登場し、ゆっくりくつろぐこともできる。この冬は、天空のキャンドルナイトに包まれながら思い出に残るバレンタインの夜を過ごそう。
2020年01月31日30年以上連載される人気ボクシング漫画の舞台化『リアルファイティング「はじめの一歩」The Glorious Stage!!』が、 1月31日(金)から2月9日(日)まで品川プリンスホテル ステラボールで上演される。リング上のボクシングバトルにより、ボクサー達の情熱、戦い、葛藤が浮かび上がる。その稽古場にひと足早く伺った。【チケット情報はこちら】この日は、主人公・幕之内一歩(後藤恭路)と、「浪速のロッキー」の異名を持つ千堂武士(松田凌)の試合シーン。青のグローブの後藤と、赤のグローブの松田が、互いの動きを合わせ何度も確認する。ファイトコーディネイトを担当する冨田昌則が、『はじめの一歩』の漫画を片手に動きを指導する。松田が撃てば、後藤が大きく後ろに下がる。実際にヒットしてはいないので、攻撃された方の反応が大きければその衝撃は大きく見える。後藤は原作の大ファンでシュートボクシングの経験を持つ。筋肉と滑らかさのある身体が、リング上でしなやかに動く。本作が本格的なデビュー作となる後藤。緊張感がありつつも落ち着いた様子は、一歩の穏やかな闘志と重なる。対する松田のキレのあるパンチと、稽古に向かう前のめりの姿勢は、勝つことを熱望する千堂の鋭さをと思わせる。衣裳もメイクも整っていないけれど、すでに漫画から出てきたような佇まいだ。ふたりの息を合わせるための動き合わせが、ここから2時間行われた……その間、一歩と千堂の試合を見守るほかのキャスト達は、同じく奮闘するリング上の後藤と松田を真剣に見つめる。時には、セリフの確認を一緒におこなったり、スマホでふたりの動きを撮影して本人達に見せることも。リング上のふたりだけで創っているわけではない。舞台上のすべての人がそのシーンを創っている。その舞台横では、一歩の永遠のライバル・宮田一郎役の滝澤諒が鏡の前でシャドウボクシングをしていたり、衣裳スタッフや音響スタッフなどが作品のために真剣に働いている。一歩と千堂のシーン以外でも、キャラクターによって動きのクセが異なる試合シーンが本舞台の見どころのひとつだ。それぞれの性格がよく出たボクシングの振りに音楽が重なり、垣間見える人間ドラマが試合の臨場感を盛り上げる。原作の森川ジョージは「登場人物全員が主人公です」と言っているそう。実際のボクシングも同じですべての人に役割があり、会場の熱気が完成する。ここに観客が入って試合のゴング……もとい、開演のブザーが鳴るのが待ち遠しい。取材・文・撮影:河野桃子
2020年01月31日話し込むほどに、とてもよい音楽家だと感じさせる人だ。ヴァイオリニストの山根一仁が2月、埼玉、静岡、京都、そして東京をめぐるリサイタルを開く。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番《春》とフランクのヴァイオリン・ソナタを核に、シュニトケの《古い様式による組曲》、ストラヴィンスキーの《イタリア組曲》というプログラム(順不同)。【チケット情報はこちら】ベートーヴェンやロシア音楽は、彼の音楽との関わりの原点のような作品でもあるのだそう。「2~3歳の頃、音楽に興味を持ったきっかけが、家にあったプロコフィエフの《ピーターと狼》のバレエのビデオ。そして4歳でヴァイオリンを始めたきっかけが、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番。その後も、(ロシアの大ヴァイオリニストである)オイストラフ門下のオレグ・クリサ先生に教えていただいていたので、ロシア音楽にはずっと親近感を持っています」ベートーヴェンに夢中になったのも、音楽好きのご両親が録り溜めていたビデオがきっかけ。「小学1年生の頃、カルロス・クライバーが1986年に東京で指揮した交響曲第4&7番にハマりました。とくにティンパニ。親にスコアを買ってもらって、学校から帰ると毎日、菜箸で座布団を叩いてました(笑)」共演は同い年のピアニスト小林海都。昨秋、ミュンヘンの山根の自宅で、プログラムを相談しながら、いろんな曲を弾きまくった。「とにかく、ただ音楽に触れているような楽しい時間でした。海都くんは、互いに意見をぶつけることを楽しめる、大好きな相手です。ぶつける時間を取れること自体が大切で、効率を求めればぶつからない。でも妥協が生まれ始めたら、それは絶対にいい音楽につながりませんから。ふたりでこのプログラムを演奏できることが楽しみだし、全部の曲が、“僕ら”にすごく合っている。いい4曲が選べたかなと思っています」演奏家でも、作曲家・作品でも、表現者の人間性が強く出ていることに惹かれると話す。たとえばヴァイオリンのギドン・グレーメルや先述のクライバーの唯一無二の個性。「彼らは自分を出しきりながらも音楽を尊重しています。クレーメルが、『美しさを求めたことはない』というようなことを過去に話しているのですが、もちろん、彼は美しい音でも弾くんですけど、それは音楽を求めた結果だということなんですね。音楽の中の美しさを見つけるのが音楽家の仕事であって、美しさを求めたらダメなんです。音楽の中には、汚い部分、くさい部分もあります。それを出せる音楽家になりたいと思っています」「つねに音楽に正しくあれ」これが、現在ミュンヘンで師事するクリストフ・ポッペンの教えだという。演奏はもちろん、音楽を語ることにも、飾ることなく真摯に誠実に向き合う山根は、まさにそれを体現している。もちろん「正しさ」はひとつではないだろう。2月のリサイタルは、彼の現在の解答を示してくれるはずだ。取材・文:宮本明
2020年01月31日宝塚歌劇団・雪組全国ツアー公演『炎のボレロ』『Music Revolution! -New Spirit-』が5月2日(土)から5月26日(火)まで上演される。彩風咲奈に話を聞いた。【チケット情報はこちら】今回の演目のひとつ『炎のボレロ』(作/柴田侑宏・演出/中村暁)は、1988年に星組の日向薫主演で上演され好評を博した作品を、32年振りに全国ツアー版として再演。舞台は1860年代フランス傀儡政権下のメキシコ。政府に抵抗して領地や財産を奪われ、家族をも失った青年貴族が、復讐の為そして祖国を取り戻す為に共和派の仲間達と共に立ち上がる姿を敵方の令嬢との恋を交えて描いた情熱的なミュージカル作品。彩風は「1988年の公演を映像で観て、まず、日向薫さんや紫苑ゆうさん、麻路さきさんといった男役の方々の格好良さに感動しました。台詞が美しく、ダンスシーンが多いのも見応えがありました。ヒロインとふたりで歌うシーンも多いので、宝塚らしいロマンスも見ていただけると思います。私は柴田先生の作品が大好きなので、身が引き締まる思いです」と語る。もうひとつの演目『Music Revolution!-New Spirit-』(作・演出/中村一徳)は、世界各地の人々の生活の中で生み出され、育まれてきた「音楽」──ジャズ、ロック、ラテン、ポップス、クラシック…「音楽」には様々なジャンルがあるが、本作品ではその中での代表的なジャンルの「音楽」の起源から今日に至るまでの発展をテーマに「音楽」の持つ美しさと素晴らしさをダイナミックに届ける。伸びやかなダンスが魅力である彩風咲奈を中心に、2019年全国ツアー版よりリニューアルした形で新たな魂を吹き込み生まれ変わる。彩風は「いろいろなダンスと歌があり、演じる側もお客様も楽しめるところが魅力のショーだと思います。今回、“-New Spirit-”というタイトルが新しく付き、中村先生も前回と演出を変更したいと仰っていたので、また新たに楽しんでいただけると思いますし、どんな内容になるか私も楽しみです」と明かす。今回の雪組全国ツアー、中でも埼玉の大宮は彩風にとって初めての場所。これを機に初めて観劇するという人にも「緊張せずに来て下さい!」とやさしく誘う。「“宝塚だから”といって畏まらずに、すぐそこにある夢の世界を楽しんでいただけたらと思います。全国ツアーでは、お越しくださったお客様全員で会場一体となって盛り上がっていただけたら嬉しいです」撮影:宝塚歌劇団事務所
2020年01月31日講談社「モーニング」で不定期連載されている、大ヒット歴史漫画「チェーザレ 破壊の創造者」(作:惣領冬実、監修:原基晶、講談社刊)が2020年4月、明治座(東京都中央区)にてミュージカル化される。15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台に、欧州統一の夢を抱きながら32歳の若さで亡くなった、軍人であり政治家のチェーザレ・ボルジアの人生を描く。今回、主人公のチェーザレ役を演じる中川晃教に、作品の見どころや意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】年明け早々からミュージカル『フランケンシュタイン』に出演し、多忙を極める中川だが、合間を縫って、この『チェーザレ』の製作発表会見や取材のための予習は決して怠らない真面目さを見せる。「どんな風にお客様に喜んでいただけるのか。まだ稽古も始まっていないが、今ある台本や、(物語の背景となる)膨大な歴史の時間の中に、身を投じている。なかなか寝つけない夜もあるが、そんな時間も楽しい」と笑う。本作が上演される明治座では、1873年の創業以来、初となるオーケストラピットが稼働し、正統派ミュージカルとして新たな作品が作り上げられることになる。中川は「この作品は、いろいろな意味で、ターニングポイントになるのかなと思う」と語る。ひとつ目のターニングポイントは、日本のミュージカル界において。中川自身はこれまでミュージカルに出演する中で、「オリジナルミュージカルを作っていかないといけない。流行に乗るだけではなくて、確かなものを残していかなくてはいけない。ミュージカルが浸透していけば浸透していくほど、その価値というものを考えるようになった」という。本作が取り扱うのは、決して分かりやすい題材ではないが、現代の社会情勢と重ね合わせることができる部分もあるといい、「日本のミュージカル界に爪痕を残せる作品になるのではないか」と話す。そして、本作が中川の転機ともなりうることを示唆する。来年がデビュー20周年となる中川は、今回、座長という立場になる。「座長は、どんと構えつつも、気を使う立場。共演者の方々は錚々たるメンバーで、それぞれのフィールドで頑張っておられる方ばかり。ひとつの作品で巡り会えるのは奇跡みたいなこと。その信じあえる仲間たちと一緒に、枠にはまらない、チェーザレを演じたい」と意気込んだ。脚本は荻田浩一、演出は小山ゆうな、音楽は島健。その他の出演者は、宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)/松田凌、平野良、井澤勇貴、鈴木勝吾/山崎大輝、風間由次郎、近藤頌利(劇団Patch)、木戸邑弥/藤岡正明/今拓哉、丘山晴己、横山だいすけ/岡幸二郎/別所哲也ほか。日程は4月13日(月)~5月11日(月)明治座にて。チケットぴあにて二次先行受付中。取材・文:五月女菜穂
2020年01月31日3月12日(木)~29日(日) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズとして上演されるオリジナル演出版ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演。このたび、20周年記念ツアーとしての本作の来日公演は、今年が最後になることが発表された。【チケット情報はこちら】2016年に「レント」生誕20周年を記念して立ち上げられた20周年記念ツアー(以下本ツアー)は、アメリカ国内各地をはじめ、カナダや中国などで上演。日本での本ツアーの来日公演は、2016年、2018年に行われ、今年3月の公演で3度目となる。2016年以前には2009年を最後に来日公演が実現しなかったため、2016年時は7年ぶりの来日公演となり多くの反響を呼んだ。本ツアーのアメリカ国内ツアーは2021年まで行われる予定(開催地などの詳細はツアー公式HPで随時発表される)だが、日本での上演は2020年3月に行われる来日公演が最後となる。また、2021年以降のツアー公演の立ち上げは現状発表されていない。「レント」のブロードウェイでの上演は12年に及ぶロングランを経て2008年に閉幕しているため、ニューヨークへ渡航しても観劇することはできない。「レント」を観ることができる貴重な今回の来日公演。ラストチャンスをお見逃しなく。チケットはぴあで販売中。<ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演の歴史>2000年「レント」初来日公演が実現(会場:文京シビックホール)2004年「レント」来日公演(会場:東京厚生年金会館/フェスティバルホール)2006年「レント」来日公演(会場:東京厚生年金会館/愛知県勤労会館/大阪厚生年金会館大ホール)2007年「レント」来日公演(会場:東京国際フォーラムホールC/大阪厚生年金会館 芸術ホール)2009年「レント」来日公演(会場:赤坂ACTシアター)2016年「レント」来日公演(会場:東京国際フォーラムホールC)※20周年記念ツアー2018年「レント」来日公演(会場:東急シアターオーブ)※20周年記念ツアー2020年3月「レント」来日公演(会場:東京建物BRILLIA HALL)※20周年記念ツアー※ブロードウェイでは2008年9月に12年のロングラン公演を経て閉幕
2020年01月31日『ウィキッド』『ピピン』などの人気ミュージカル作品を世に送り出してきた偉大な音楽家 “スティーブン・シュワルツ”。彼の多彩な世界観を、米ブロードウェイ、英ウエストエンドなどで活躍する世界的なミュージカルスターと日本の実力派が、圧倒的な歌唱力でお届けするミュージカルコンサート「ディファイング・グラビティ・コンサート in TOKYO」が、ついに日本に初上陸。6月3日(水)、4日(木)に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催。【チケット情報はこちら】キャストはいずれも、人気、実力共に世界で第一線級のスターたち。『ミス・サイゴン』でキム役を熱演したフィリピン出身の歌姫ジョアンナ・アンピル、同作の25周年記念公演にクリス役で出演して注目を集めたアリスター・ブラマー、『ウィキッド』10周年記念公演でグリンダ役を演じたスージー・メイザース、ウエストエンド、ブロードウェイなど数多くの舞台で“緑の魔女”エルファバ役を演じてきたレイチェル・タッカー、多くの海外スターとも共演経験のある実力派の海宝直人、そしてスペシャルゲストには、ローレンス・オリヴィエ賞受賞女優のルーシー・ヘンシャルが出演。さらにはシークレットゲストも予定している。2016年にシュワルツ氏本人も出演して豪シドニーで開催されて以来、再演が望まれていた公演が装いも新たに、東京で実現する。本日1月30日(木)昼12:00からスタートしたチケットぴあ独占先行は2月10日(月)23:59まで先着受付中。■ディファイング・グラビティ・コンサート in TOKYO~ピピンからウィキッドまで スティーブン・シュワルツの世界~日時:6月3日(水)19:00開演/6月4日(木)13:00開演※開場は各公演1時間前を予定会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京都)出演:ジョアンナ・アンピル、アリスター・ブラマー、海宝直人、スージー・メイザース、レイチェル・タッカー、ルーシー・ヘンシャル(スペシャルゲスト) and シークレットゲスト予定作品:『ウィキッド』『ピピン』『ノートルダムの鐘』『ポカホンタス』『プリンス・オブ・エジプト』『魔法にかけられて』『ベイカーズ・ワイフ』『ゴッドスペル』…and more
2020年01月30日劇作家・演出家の倉持裕が、江戸川乱歩の短編8本を巧みな構成で舞台化した『お勢登場』(2017年)から3年。今春、最新作『お勢、断行』が上演される。倉持の手により、再び稀代の悪女・お勢が舞台に蘇ることとなった。【チケット情報はこちら】倉持は執筆の動機についてこう話す。「やはり、お勢というヒロインが魅力的だったことに尽きるかなと。悪いやつだけれど色っぽいし、これは乱歩自身も言ってるんですけど、悪いことをひらめいて実行するまでにスピード感があるんですよね。そして犯罪の後も悪びれず、完全に演じきる。そこがカッコいいなと」今作でお勢を演じるのは、倉持作品2作目の登場となる倉科カナ。「見た目がきれいで可愛いんですけど、ニヤニヤしてる印象があって。それが悪女にいい」と倉持に言われた倉科は、「ニヤニヤしててよかったです」と苦笑しながらも、「倉持さんの作品に出てくる女性はただ“きれいですよー”というだけではなく、多面的で見ていて共感できる。そういうところが好きなのかも」と倉持作品の魅力について語る。後妻の女主人・園役を演じるのは、倉持の人気シリーズ『鎌塚氏、舞い散る』(2019年)にも出演していた大空ゆうひ。『鎌塚氏~』に引き続きの“女主人”役だが「同じ女主人でも、性格も作品の世界観も違う。ここまで違う作品で2作続けて倉持さんの演出を受けられるのが、今すごく楽しみです」と意気込みは十分。「大空さんには強いものを感じるんでしょうね(笑)。でも逆に、こういう役ができる俳優さんは貴重です」と倉持も太鼓判を押す。倉持作品に初参加となる上白石萌歌は、謀略に巻き込まれていく資産家の娘・晶を演じる。「周りが悪い人ばかりの中で、ひとり被害者というか受け身の役。これから歳を重ねていったらまた違う印象になるんでしょうけど、今の萌歌さんには似合うと思った」と倉持。元々倉持作品が好きだったという上白石は、姉の萌音が出演していた『火星の二人』を2回も観に行ったとか。「倉持さんの舞台の面白さは、1回ではすべてをわかりきれないところだったり、言葉の巧みさだったり。どの作品も見たあとに少し冷ややかな風が吹く感じが魅力的。『火星~』のときは姉に台本を借りて、結末を読んでからまた観に行きました(笑)」とファン心理を覗かせ、稽古開始が待ちきれない様子。『お勢、断行』では、“お勢”というキャラクターを用いた完全新作に挑戦する倉持。「乱歩ファンに楽しんでもらえるかが心配です(笑)」と冗談交じりに倉持は語るが、乱歩の時代や世界観でしか描けないものがここにあるのは確か。お勢と、彼女をめぐる“悪人”たちの新たな活躍を心待ちにしようではないか。公演は2月28日(金)から3月11日(水)まで東京・世田谷パブリックシアターで上演。(愛知・島根・兵庫・香川・長野にてツアー公演あり)取材・文:川口有紀
2020年01月30日3月12日(木)~29日(日) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズとして上演されるオリジナル演出版ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演。同公演において、バレンタイン期間限定でペアチケットの販売が行われることが決定した。【チケット情報はこちら】―NO DAY BUT TODAY (今日という日は今日しかない)「レント」はニューヨークのイーストヴィレッジを舞台に、AIDSや貧困、孤独に悩みながらも「未来も過去もない。大切なのは今、この瞬間なんだ」と躍動するイーストヴィレッジの若者たちの鮮烈な姿を描いた感動作。ピューリッツァー賞、トニー賞、オビー賞など各賞を総なめにし、世界中にレントヘッズと呼ばれる熱狂的ファンを生んで、伝説のミュージカルと呼ばれるブロードウェイの名作だ。バレンタインデー限定のこの特別な企画を利用して、大切な人や仲間と一緒にこの感動を生体験してほしい。ペアチケットはぴあで販売中。<バレンタイン期間限定ペアチケット>対象公演:平日公演(ただし、3/12(木)・13(金)公演を除く)料金:S席ペア割 25000円(税込)販売期間:1月30日(木)12:00~2月14日(金)23:59
2020年01月30日歌舞伎上演400年の歴史を持つ京都・南座が、今、ニューヨークなどで注目の“イマーシブシアター”と呼ぶ新たなスタイルの演劇を開催中だ。それが、イマーシブシアター『サクラヒメ』~「桜姫東文章」より~。南座1階の観客席を取り払い、客席エリアと舞台面を同じ高さにして一体化、2階3階をも含む広い空間を使って大胆に繰り広げるエンタテインメントだ。1月24日に開幕した初日、2階席下手(舞台に向かって左側)から体験した。イマーシブシアター『サクラヒメ』 ~「桜姫東文章」より~チケット情報その昔、決められた結婚に異を唱え、自らの想い人と心中した白菊。のちに花魁・サクラヒメとして転生した彼女が、前世の愛しい相手との再会を願い、見つけ出すという物語で、歌舞伎の『桜姫東文章』をもとにした新作だ。サクラヒメの前に現れる5人の男たちの中から運命の人を選ぶのは観客。そのため、物語は5種類のマルチエンディングが用意されている。1階は移動型体験エリア。1階入場者は荷物を預け、黒い法被を身に着けて“都人”となり、江戸の町を歩きながら物語の中に入り込む。2階・3階の客席エリアで着席観賞する観客は、“雲上人”となって物語を俯瞰し、運命の人を裁決(投票)する権利を持つ。刺激的な幕開きに続き、華やかな花魁道中から物語が始まる。“都人”たちはその見物客となり、また、博打場を訪れたり、剣術指南やお座敷遊びに参加したり。目当ての出演者を間近で追う“都人”たちは、最初はとまどいながらも徐々に慣れ、目を輝かせながら回遊する。廻り舞台やせり上がりなど、南座の舞台機構を駆使して魅せる歌や踊り、アクション。ふたつの新たなステージは部屋のしつらえとなり、1階のそこかしこでサクラヒメの愛を求める5人の男たちがさまざまな得意技を披露する。また2階も4か所の特設場所でタップを踏んだり、歌を歌ったり。2階から1階へハシゴで降りるなど、劇場空間を縦横無尽に駆け巡る。“都人”も“雲上人”も、豪快な連続バック宙や高難度の多彩なダンス、迫力のタップに見とれているヒマはない。上下左右に手前に奥、観どころ満載! 実力ある若い出演者を配したエンタテインメントの世界を、物語のうねりの中で立体的に見せながら、結末まで引っ張っていく。そして最後に“雲上人”が投票用紙を掲げる。選ばれし運命の人は…!?どこで観ても参加型、どこで観ても楽しめる、このイマーシブシアター。“都人”はハイヒールを避け、動きやすい服装がオススメだ。同時多発的に行われる盛りだくさんのパフォーマンスをすべて観るには、1度ならず2度、3度、視点を変えて楽しみたい。公演は2月4日(火)まで、京都・南座にて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2020年01月30日多くのファンに愛される「炎のコバケン」。指揮者の小林研一郎が4月に満80歳(傘寿)を迎える。これを祝う記念プロジェクト「マエストロ小林研一郎80th祝祭演奏会」についての会見が開かれ、マエストロ自ら意気込みや抱負を語った(1月28日・東京文化会館内)。【チケット情報はこちら】小林は会見冒頭、今年の大相撲初場所で33歳にして初優勝を果たした徳勝龍の「もう33歳ではなく、まだ33歳」という発言を引き、「私も同じ気持ち。80歳を迎え、そこからまたもうひとつ輝く世界、80歳の階段を登りつめたときに見える景色に期待しながら、そしてオーケストラという、とてつもない才能の集団の方々に、何か新しい光のようなものを(示す)、そのために作曲家の行間のうちを相当勉強しなければならないと思っています」と、変わらぬ真摯さで音楽に向き合う姿勢を語った。プロジェクトは3つのコンサート企画から構成され、すでに昨年9月、「VOL.1 ハンガリー放送交響楽団 日本公演」でスタートしている。そしていよいよ80歳イヤーの今年開催されるのが、4月のサントリーホールでの「VOL.2 チャイコフスキー交響曲 全曲チクルス」(管弦楽:日本フィル)と、11月の東京芸術劇場での「VOL.3 ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団 日本ツアー」。チャイコフスキーは小林が得意とする作曲家のひとり。最近では2013~2015年にロンドン・フィルとスタジオ録音した交響曲全集が大きな話題となった。小林が「命綱」と形容する強い絆で結ばれた日本フィルとともに演奏する今回は、5日間にわたって、もちろん《マンフレッド交響曲》も含めて全曲を網羅する完全版。公演2日目の4月9日が80歳のバースデー当日だ。チャイコフスキーは今年生誕180年なので「80年」つながりでもある。「チャイコフスキーの持っているペシミスティックな、あるいは救いようのない苦しみの世界。その苦しみの大叙事詩をお見せできたら、今までとまったく違うチャイコフスキー観が生まれるかもしれない」と小林。ハンガリー国立フィルとの共演歴も長い。1974年、小林が世界へ羽ばたくきっかけとなったブダペスト国際指揮者コンクールのホスト・オーケストラだったから(当時「ハンガリー国立交響楽団」)、すでに45年以上の付き合いだ。「彼らと新しいことをやる時には、なぜかいつもこの曲」というマーラーの交響曲第2番《復活》(ソプラノ:市原愛、アルト:山下牧子、合唱:東京音楽大学)や、ベートーヴェンの交響曲第7番などを演奏する。「炎のコバケン」という呼び名には恥じらいを感じるという小林。燃え上がるのではなく、自身は冷静に、むしろ炎に水をかけているのだと、独特の言い方で表現したが、いずれにしても「老いては益々壮(さか)んなるべし」。そのベースの炎の勢いは、80歳を迎えてなお、まったく衰えることはなさそうだ。取材・文:宮本明
2020年01月30日5月5日(火・祝)より赤坂ACTシアターで上演される「赤坂大歌舞伎」の製作発表会見が都内で行われ、主演の中村獅童、中村勘九郎、中村七之助が登壇した。約3年ぶりの6度目となる今回は、三大怪談噺のひとつと呼ばれ、明治25年に歌舞伎化されこれまで何度も公演されてきた人気の演目『怪談 牡丹燈籠』を上演。脚本と演出に昨年放送されたテレビドラマ版でも脚本・演出を手掛けた源孝志をむかえ、原作落語にある人間模様の面白さを再発掘し、新たな解釈も加えた新作に挑む。【チケット情報はこちら】二役演じる獅童は「赤坂大歌舞伎の出演は7年ぶりとなるが、気心の知れた仲間との共演が非常に楽しみ。」自身の役どころについては、「放蕩野郎と小悪党」と話し、「今の時代の新たな『怪談 牡丹燈籠』お見せしたい。稽古の流れによってそれぞれのキャラクターが変わることもあるので、人間の欲というところに共感していただけるよう、あまり決めつけないで自分なりに工夫して役を作っていきたい」と意気込んだ。同じく二役演じる勘九郎は「2013年に3人(中村獅童、中村勘九郎、中村七之助)でやった時に、赤坂大歌舞伎はいろんな方向にいけると確信した。3人なら怖いものはない」と話し、「(演じる)新三郎は、ドラマでは七之助が演じていた役なので、参考にしながら役作りをしていきたい。」と笑わせながら、「『牡丹燈籠』は怪談だけでなく男女の因果因縁、敵討ち、親との師弟の関係も含まれているので、どのように膨らんでいくかを楽しんで頂きたい」と語った。異なる三役の女役を演じる七之助は「演じがいがある。きっと早替わりになると思う。プロジェクションマッピング等デジタルが発展している中、歌舞伎の早替わりは、走って着替えて、メイク変えてと原始的で体力勝負。」と話し、「ドラマ出演時に、深いところまで描いてる素晴らしい作品だなと思い、歌舞伎にしたら面白いのではないかと話していたら、こんなに早く決まった。自分が言い出しっぺのため良い作品にしなきゃと思っている。」と述べた。3年前に初めて赤坂歌舞伎を観劇したという源は、「赤坂大歌舞伎ではここまで新しいことが出来るのかと感じた。今回の作品でも、歌舞伎のかっこいい所を生かし、ある意味挑戦的な演出をしたい。」と語り、「今は七之助(演じるお露)をどうやって焦がれ死にさせようかと考えている。」とニヤリとした。公演は、5月5日(火・祝)~5月24日(日)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。2月1日(土)より、チケットぴあにて、いち早プレリザーブ受付開始。
2020年01月29日ライブイベント『cabaret misono』が、2月29日(土)・3月1日(日)に大阪・味園 ユニバースで開催される。cabaret misono」チケット情報『cabaret misono』はイベントの企画・主催を行うEdenhall Inc.が同会場で実施する対バン企画。2月29日の昼に開催される『cabaret misono”2』にはukka、天晴れ!原宿、26時のマスカレイド、29日の夜に開催される『cabaret misono‐lila‐』には二丁目の魁カミングアウト、眉村ちあきが出演。3月1日の『cabaret misono”3』はukka、二丁目の魁カミングアウト、眉村に加え、大阪☆春夏秋冬、フィロソフィーのダンスが出演者に名を連ねる。チケットぴあでは2月2日(日)23:59までチケットの先行抽選申し込みを受付中。一般販売は2月8日(土)12:00にスタートする。
2020年01月29日森新太郎が演出を手掛けた『メアリ・スチュアート』が1月27日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。イングランドの正当な王位継承権をもつスコットランド女王メアリ・スチュアート。彼女の存在を恐れ、幽閉したイングランド女王エリザベス一世。二人の女王の対立と、彼女たちを取り巻く人々の人間ドラマを描いた本作。初日を終えた演出の森と出演者からコメントが到着した。◆森新太郎[演出]「役者はもちろん、劇場を含めスタッフ全員が私の粘りに根気強く付き合ってくれて、実は今日、幕が開く2時間前にやっとラストシーンがつくれたんです。今回の舞台セットは伽藍洞なむき出しの劇場、役者の熱量がほんの少しでも落ちたりすると、もう一瞬にして観るものがなくなってしまうとまで言えるような、綱渡りの芝居。初日の客席からは笑いが起こり、ほっとしましたね。物音ひとつ立てずに耳を傾けてくださる瞬間もちゃんとお客さんから頂くことができましたし、非常にいい状態で客席と舞台が一体となった初日だったと思います。自分の演出作品のなかでも、ここまでそぎ落としてお客さんの想像力に委ねるような芝居もなかなかないので、ぜひ観てもらいたいなと心底思っています」◆長谷川京子[メアリ・スチュアート役]「舞台はお客さんが入って完成するものなんだなって、今日すごく実感しました。客席の場所によってはお客さんととても距離が近いところまで踏み込んでいくので、自分の息づかいとかちょっとした目の動きとかまでも大事にしなきゃいけない。今回は熱量がすごく大事な舞台なので、その熱量を味わって欲しいなと思います。ステージに特に何か装飾があるわけでもないスタイリッシュなこの世界観の中で、ライブで人間が体でぶつかり合う、エネルギーのぶつかり合いみたいなものを見てもらいたいです」◆シルビア・グラブ[エリザベス女王役]「本番では思っていなかったところで客席から笑いがおきたり意外な反応があって、いろんな発見がありました。これからお客さんと一緒にもっとこの作品を育てていきたいと思います。古典劇で、200年前に書かれていて、題材的にもちょっと難しいのかなって思っている人達は多いかもしれないけど、誰でも楽しめる作品だと思います。気難しい気持ちじゃなく、フランクな気持ちで観に来てくれたらすごく嬉しい」共演は、レスター伯ロバート・ダドリーを吉田栄作、サー・エドワード・モーティマーを三浦涼介が演じるほか、総勢17名の出演者がスリリングで無常な人間ドラマを立ち上げる。公演は2月16日(日)まで世田谷パブリックシアターで上演。チケット発売中。
2020年01月29日アンドリュー・ロイド=ウェバーの名作ミュージカル『サンセット大通り』。今春、日本で3度目の上演が決定し、その開幕を前にキャストの安蘭けい、平方元基をゲストに招いた、スペシャルトークショーが実施された。【チケット情報はこちら】約200名のファンが集う中、ジョー・ギリス役の平方が『Sunset Boulevard』を歌いながら登場。その切なく力強い歌声に、客席からは思わずため息が漏れる。そして今度はノーマ・デズモンド役の安蘭が、往年の大女優らしい、煌びやかな衣裳を身にまとって登場。「お待たせしました。私がノーマです。とうこ(※安蘭の愛称)じゃありません」と、愛嬌たっぷりにファンへと声をかける。司会者からまず「作品に臨む心境」を聞かれた安蘭は、「前回は元基とペアだったんですけど、今回は松下優也くんが相手になるので、また違うものになりそうです」と答えると、すかさず平方が「最初それを聞いた時、ノーマの気持ちになって嫉妬に狂いそうだった!」と告白。「このふたりの並びも今日で最後かも…」との司会者の言葉に、安蘭も「ね、最後ですよね」と追い打ちをかける。すると平方が「えっ、今日は僕を傷つける会なの?」と返し、会場はドッと笑いに包まれた。「お互いから見たノーマ、ジョーの魅力は?」というファンからの質問には、「とうこさんの無理をしていない姿というか、女優として楽しんでいる姿がすごくノーマと重なって。かわいらしいラストとかもすごく好きでした」と平方。一方の安蘭は、「前回私は2度目、元基は初めてでしたけど、“僕はこう思うんだ”っていうものを新たにたくさん持ち込んでくれて。稽古がすごく楽しかったですし、そうやって役をつくっていく元基のスタンスが、本当に素敵だと思いました」と絶賛する。そんな安蘭の言葉に平方は、「ちゃんと覚えておかないと!2度と褒めてもらえないかもしれないから」と照れ笑いを浮かべた。その後、「これであなたもサンセット大通り博士!?超マニアッククイズ」や、ふたりのサイン入りグッズなどが当たる抽選会も実施。なかなかないファンとの交流に、ふたりとも終始笑顔だった。さらに今度は安蘭が『As If We Never Said Good Bye』で、美しくドラマチックな歌声を披露。本番への期待が大いに高まる中、「全身全霊で丁寧に頑張っていきたいと思います」と平方が、「気持ちを新たに、素敵な『サンセット大通り』をつくり上げたいです」と安蘭が抱負を述べ、約1時間に及ぶイベントは幕を閉じた。公演は3月14日(土)から29日(日)まで、東京国際フォーラム ホールCにて。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2020年01月29日客席からの人気投票でその日のナンバーワンホストが決まる“リアル指名システム”を導入するなど、斬新なシステムで舞台の新境地を見せた舞台「私のホストちゃん」。2013年に初めて舞台化されて以降、これまで6本のシリーズ作品が上演された。そして1月30日(木)より、“本気の終幕”と謳うシリーズの集大成、舞台「私のホストちゃん THE LAST LIVE」~最後まで愛をナメんなよ!~が開幕。都内某日、キャストたちが稽古に臨む様子を取材した。【チケット情報はこちら】今作は従来の公演ではなく、これまでパフォーマンスされた楽曲などを歌とダンスで魅せるライブパートがメイン。昨年上演された「私のホストちゃん THE PREMIUM」出演メンバーを中心に、シリーズ2作目に登場した松岡 充も伝説のホストとして出演する。取材時に行われたのは、心星役のソンジェを中心にしたパフォーマンスブロックの稽古。まず振り付けのEBATOより、前日までの稽古を踏まえての変更点が言い渡されると、そのまま音合わせへ。キャストたちは変更点も柔軟に対応して自身の中に落とし込んでいく。バラード曲では、柔らかく伸びやかな歌声を響かせるソンジェ。歌詞の言葉ひとつひとつを丁寧に表現する姿が印象に残った。音合わせが終わり、少し時間が空くごとにソンジェはすぐさま歌詞カードを手に、実際に歌いながら曲を確認。気になったのか、高音のフレーズを何度も繰り返して音をたしかめる場面も。真剣な表情で歌を確認する一方で、キャッチーな振り付けをキャスト同士で楽しげに練習するなど、和やかな表情も見せた。今回の稽古時、松岡は不在。全員でのパフォーマンス楽曲では、松岡の立ち位置や動きも細かく確認しながら稽古が進められた。全30曲を超える披露することもあって、キャスト全員が真剣な表情で1曲ごとの音や振り確認に臨んでいた。舞台初日には、舞台「ホストちゃん」の楽曲をまとめたベストアルバムも発売。公演ではアルバムに収録されているすべての楽曲が披露されるという。舞台「私のホストちゃん THE LAST LIVE」~最後まで愛をナメんなよ!~は、1月30日(木)から2月2日(日)まで東京・日本青年館ホールにて。その後、名古屋、大阪を周り、特別公演として東京・豊洲でも上演される。荒木宏文や染谷俊之など、これまでに出演したキャストがゲストとして限定復活する上演日も。チケットは発売中。取材・文:渡邉千智
2020年01月29日「天才」と呼ばれるピアニストは数多くいるが、今第一線で活躍している日本人で真っ先に名前が挙がるひとりがこの人ではないだろうか。――上原彩子による「2020年デビュー20周年に向けて」と題するコンサートの第1弾が、2月と3月に大阪と東京で開かれる。プログラムは、上原が敬愛するふたりの天才作曲家モーツァルトとチャイコフスキーの作品を集めたもの。【チケット情報はこちら】「ふたりとも出発点にオペラ、歌というものがあります。モーツァルトの時代にはイタリア・オペラが主流でしたし、チャイコフスキーもロシアに入ってきたイタリア・オペラに影響を受けて、そこから独自の音楽を創り上げた人。今回のプログラムは、そんな同じところから出発したふたりの音楽の、それでもやはり際立つ違いを聴いていただけるような曲目を選びました」チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で女性として、そして日本人として初めての第1位を獲得してから今年で18年。当初の「彗星のように登場した天才ピアニスト」のイメージはそのままに、近年はより豊かな表現を獲得してきているようにみえる。そのひとつが、今回取り上げるモーツァルトだ。「それまでロシアものを中心に演奏してきたので、初めてモーツァルトを勉強し始めた時には、そのシンプルさに戸惑いました。古楽器の先生に指導を受けてから、俄然面白くなってきたんです。古楽器は音色の変化がつけやすく、より細かい表現が可能です。ただそれをそのままモダン楽器でやっても上手くいかない。古楽器で学んだことをどうモダン楽器の演奏に活かせるのか。今回はその課題に取り組んだ成果を少しでもお聴かせできればと思っています」一方、チャイコフスキーは子どもの頃から親しんできた作曲家。「若い頃は交響曲『悲愴』に代表されるような暗さに惹かれていた」という上原だが、徐々に暗さだけでなく、明るさや切なさといった要素を見出すようになったという。「意外に思われるかもしれませんが、チャイコフスキーの魅力はシンプルで純粋なところだと思っています。特に小品にその魅力が溢れていますが、そんなチャイコフスキーを演奏する際にもっとも気をつけているのは、音色のコントロールです。これは(十代の頃から師事していた)ヴェラ・ゴルノスタエヴァ先生から教えられたことなのですが、ただ大きい音、迫力のある音を出すのではなく、音色の変化やバランスでスケール感を出す。それがロシア・ピアニスズムの真髄なんです」18年の間には、結婚・出産も経験した上原。子育て中はピアノどころではなかったそうだが、心の中にピアノ以外の場所ができたことで、逆に音楽にはふくよかな肉付きがついた。「天才」は次のステージに上がろうとしているのかもしれない。今回のコンサートでは、そんな上原彩子の「今」を存分に味わうことができるにちがいない。公演は2月1日(土)に大阪・いずみホール、3月25日(水)に東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルにて開催。取材・文:室田尚子
2020年01月28日公園の豊かな緑に抱かれたホールへと続く道から、物語は始まっていた。藤井フミヤの今年初のツアー「PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2020 藤井フミヤ meets 西本智実」が幕を開けたのは、千葉県松戸市の「森のホール21」。遠方から駆けつけたファンも多く、会場が近づくにつれて膨らんだ期待が場内を包み込んだ。【チケット情報はこちら】前奏曲にアレンジされた『Another Orion』が西本智実の指揮棒から流れ出すと、観客の胸の高鳴りも頂点に達した。黒一色のタキシード風の衣装をまとった藤井は、そんな空気を全身で受け止め、静かにマイクの前に立った。表情は少し硬い。ビルボードクラシックスでのツアーも4回目を数える藤井をしても、西本智実との共演は特別なステージだ。「やや緊張しています」。冒頭の3曲を歌え終えると、藤井は率直にそう口にし、会場の空気を解きほぐした。「ショートムービーを見るような気持ちで聴いてほしい」と語りかけた藤井の狙い通り、すぐに伸びを取り戻した藤井の声に弦の音が柔らかく寄り添い、ドラマチックなストーリーが展開された。3年ぶりにリリースしたアルバム『フジイロック』収録の新曲『フラワー』から、“鉄板”の『TRUE LOVE』、令和も平和な時代でありますように、との願いを込め選曲したという『鎮守の里』まで。それぞれのナンバーを丁寧に歌い込む姿に吸い込まれるかのように、観客の表情が和らぎ、楽曲の世界に入り込んでいく。西本が芸術監督を務めるイルミナートフィルハーモニーオーケストラとの息もぴったりだ。圧巻は最終曲の「夜明けのブレス」。曲の途中、西本がオケの音を最小限に絞ると、藤井はマイクを離れ、生の声で歌い出した。情感あふれる肉声に涙を抑えきれなくなった客席は、最後の音が消えた瞬間、1拍の静寂を置いて、うねるような拍手で熱演を讃えた。ドラマはしかし、まだエピローグを迎えてはいなかった。アンコールに応え、再びステージに現れた楽団が奏で出したのは、クラシックの王道、歌劇『トゥーランドット』の劇中曲『誰も寝てはならぬ』だ。プッチーニの名曲をアレンジしたメロディーに藤井の詞を乗せ、現代のアリアを誕生させた。トゥーランドット姫とカラフのストーリーを下地に、壮大な愛を歌い上げた藤井に、満席の客がスタンディングオベーションを惜しみなく送り続けた。“せっかくだから、オペラのアリアをアレンジしてみては”と藤井に勧めたという西本との軽妙なやり取りも、アンコールでのサプライズとなった。クラシックとポップス、ふたつの世界でトップを走り続けるふたりが編んだ美しい物語の余韻は、森から街へと帰る観客たちを包み込み、響き続けたに違いない。ツアーは今後、東京(2月5日(水)、13日(木)、3月3日(火)、4日(水))、大阪(2月9日(日))、西宮(3月8日(日))と、森を出て都会へと繰り出す。それぞれの地でどんな物語が紡ぎ出されるか、今から楽しみだ。チケットはぴあにて発売中。取材・文:上杉恵子
2020年01月28日選手も観客もワンチームで熱く燃えたラグビーワールドカップの開幕式で、『連獅子』の勇壮な毛振りを披露した市川右團次・市川右近親子。「獅子は我が子を谷底に落とし、這い上がってきた子だけを育てる」という中国の故事に習った、歌舞伎界屈指の人気舞踊だ。2分半の抜粋編ながら、その本質を踏まえた親子舞踊で、父・右團次の懸命な指導のもと9歳で見事に踊りぬいた息子・右近。これをきっかけに初の親子共演ツアーが決定した。演目は、右團次の弟子たちが踊る江戸時代の廓の雰囲気を描いた舞踊『吉原雀』、市川九團次と大谷廣松が連れ舞う歌舞伎舞踊の名作のひとつ『二人椀久』、そして『連獅子』と、それぞれ違う魅力を持った歌舞伎舞踊を3演目用意し、全国10ヵ所を巡演する。「近頃、親バカで通っています(笑)」とうれしそうな右團次が、「伝統芸能 華の舞」について語った。「伝統芸能 華の舞」チケット情報ワールドカップの開幕式での『連獅子』は「2019年の我々親子最大のトピックスで、永遠の思い出です。当然のごとく、ラグビーファンになりました」と笑顔の右團次。ラグビーW杯公式マスコット・レンジーは、『連獅子』をモチーフにしたもの。親子で『連獅子』をと、右團次・右近に白羽の矢が立った。右近は右團次が46歳の時に授かった最初の子で長男。「『連獅子』を早くやりたいなと思っておりました。ただ、せがれはまだ9歳ですから、ちょっと無理かなと思ったんですが、親子で勤めさせていただき、『連獅子』の本質を全世界に発信しようと懸命に指導しました。せがれもついてきてくれて、堂々と踊っていました。それで、『これはイケそうやな』と(笑)。かくなる上はたくさんの人たちにその姿を見ていただきたいなと思っていたところ、このような機会をいただき本当にありがたいと思っています」。演目については「華やかな『吉原雀』は右團次の一門の三名、ワンチームで。華麗でちょっと幽玄な『二人椀久』は、九團次さんと廣松さんに頑張っていただく(笑)。そして『連獅子』。同じ歌舞伎舞踊でありながら、全部色目が違うのはおもしろいと思います」。見どころは、右近初となるフルバージョンの『連獅子』だ。「前半は狂言師として登場してストーリーテラー的な役目を務め、後半は獅子の精になって勇壮な毛振りをご覧いただく。親子でありながら、話の語り部にならないといけない前半が非常に難しい。今回、せがれができるかどうかと思いながらやってしまうのは、ひょっとすると谷から突き落とすようなところがあるかもしれないですね。懸命に指導して、谷からあがってきてくれるよう祈っています」。取材・文:高橋晴代
2020年01月27日毎年、海外の著名な指揮者やオーケストラの豪華共演を実現する『東芝グランドコンサート』。39回目となる2020年は、次世代を牽引する34歳の若きマエストロ、サントゥ=マティアス・ロウヴァリが、スウェーデンの名門エーテボリ交響楽団と至高の音楽を紡ぐ。ロウヴァリ指揮での演奏は日本初演となり、さらに、ソリストには世界的ヴァイオリニスト、三浦文彰の出演が決定した。公演に先駆け、楽団の本拠地エーテボリを訪ね、今回披露するショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」を早々に手合わせしてきたという三浦。会見で楽団の印象と公演への意気込みを語った。「東芝グランドコンサート2020」チケット情報「現地で僕が一番驚いたのは、コンビの相性がすごくいいこと。オーケストラは指揮者のロウヴァリさんが大好きで、彼も楽団のみんなが大好き。ロウヴァリさんとは初対面でしたが、僕の楽屋を“ヤッホー!”と訪ねてくれて、とても明るい感じの方だなと(笑)。才能溢れる音楽作りが刺激的で、彼とは今後他のオーケストラでも一緒にやっていくんじゃないかな。一緒に演奏していてとても楽しかったです」と振り返る。このショスタコーヴィチの協奏曲は、三浦が小学生の頃、登下校中に愛聴していた一枚。初演を担った巨匠ダヴィッド・オイストラフのレコーディング盤を聴き込み、17歳で初めて演奏して以来レパートリーとなった。「ショスタコーヴィチはプロコフィエフと並ぶすばらしい作曲家。表現が制限された旧ソ連という難しい時代を生きた人で、実はいろんな作品を残している。ソナタ、室内楽などいろいろ演奏してきましたが音楽が深いですね。ロシアの本当の美しさや皮肉っぽさ、いろんな背景を感じて考えさせられる」。とりわけヴァイオリン協奏曲第1番は、4楽章制で40分以上の大作。変化に富んだ構成が聴きどころと語る。「例えば、第3楽章はすごく暗いところをドシドシ重苦しい気持ちで歩くところから始まって、続くカデンツァは急にひとりで演奏するソリストの見せ場。そこからフィナーレまではお祭りっぽく活発な感じになっていく。それぞれの楽章に全部違うキャラクターが詰まっているのが魅力です。今回はいま大注目のサントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮とエーテボリ交響楽団の演奏を聴ける貴重な機会。彼らも気合い十分に来ると思うので、僕自身ソリストとして演奏できることをうれしく思います。ぜひ多くの方に聴きに来ていただきたいなと思います」。公演は2月29日(土)に兵庫県立芸術文化センターにて<プログラムA>、3月8日(日)に東京・サントリーホールにて<プログラムB>を上演。その他、全8都市でツアー開催。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2020年01月27日1月26日に音楽イベント「JFL presents LIVE FOR THE NEXT」がZepp Fukuokaで行われた。【公演情報はこちら】ひらり(オープニングアクト)、iriのライブに続き、この日のメインアクトAIが登場。バンドメンバー、シンガー3人を従えたAIを、2階席のオーディエンスも立って彼女を迎える。オープニング曲『Welcome To My City』から6曲連続でまさに一気呵成に会場をAIの世界へと引き込む。その間の『Killing Me Softly With His Song』では本場のシンガー顔負けの歌声を披露し、さらに『Billie Jean』ではムーンウォークなどのダンスでオーディエンスを盛り上げる。そのパワーたるや圧巻。MCで一息つきながらも、最前列にいた3人の子どもを持つというママをステージに上げて『ママへ』をプレゼントするサプライズへ。ステージ中央の椅子に座り、一時主役となったママは、AIたちから捧げられた歌声に涙する。その光景にオーディエンスももらい泣き。そして、今年の「JFL presents FOR THE NEXT」のテーマソングである『Baby You Can Cry』を熱唱する。ゴスペルや愛するアーティストへのリスペクトを込め、安室奈美恵さんの『Baby Don’t Cry』をサンプリングしたAIの最新曲。友への思いや人とのつながりをAIらしい言葉で表現している。この曲から『LAST WORDS(最終宣告)』や『Wavin’ Flag』などの懐かしい曲、名曲『Story』、そして映画『AI崩壊』の主題歌であり最新シングルとなる『僕らを待つ場所』など8曲を怒涛の勢いで歌う。本編ラストは彼女の音楽への向き合い方を綴った『Music Is My Life』でステージを去る。すぐさまアンコールの声がオーディエンスから上がる。アンコールの『VOICE』でバンドメンバーを紹介し、この夜を締めくくったのは「誰もがまだか?」と待っていた『ハピネス』。聴いた人の笑顔をつなぎ、優しい気持ちにさせてくれる。このイベントツアーにふさわしい曲を歌い、「ありがとう!」の言葉を残してAIはステージを降りた。3人のディーバがそれぞれのカラーで彩った今宵のステージ。音楽が、歌が持つパワー、そして時代を超えて伝えていきたいものを教えてくれたライブだった。「JFL presents LIVE FOR THE NEXT supported by 日本セーフティー」はこの後、大阪、名古屋、札幌と続き、東京でファイナルを迎える。AIをメインアクトにして作り出されるこの幸せな空間と時間を、ぜひ体験してほしい。「JFL presents LIVE FOR THE NEXT」、大阪、愛知、北海道、東京公演のチケットは発売中。取材・文:荒木英喜
2020年01月27日2020年劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつね めいかいにうたう)』が2月から東京と福岡で上演される。その記者会見が行われ、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのり、主演の生田斗真、りょう、中山優馬、藤原さくら、粟根まこと、早乙女友貴、山内圭哉、三宅弘城、橋本さとしが出席した。【チケット情報はこちら】本作は、偽物説や影武者説などさまざまなドラマティックな謎を抱えた“源義経”をモチーフに、中島が書き下ろした“いのうえ歌舞伎”の完全新作。昨年3月から4月までの大阪・金沢・松本公演を上演し、今回の東京・福岡公演にて旗揚げ39周年を記念した「39(サンキュー)興行」の締めくくりとする。まず中島が本作について「生田くんが高校生の頃に出会って以来ずっと書き下ろしでやりたいと思っていました。それで今回結局バカな役になってしまい、あいすまんと思いながら(笑)、でもとても魅力的な役です」と話し、昨年の上演を「想像以上に光に満ちた舞台になったなと思いました。役者が板の上に立つことでこういうカタチになるんだと改めて実感しました。不思議な舞台でした」と明かす。いのうえは「今回は気合いが入って詰め込み過ぎて、歴代の作品でも一番立ち回りが多い芝居になってしまいました…(笑)。若手にがんばってもらおうと、階段や八百屋舞台(手前に向かって斜面がついた舞台)でつくったら、2幕でことのほか、うちの“おじいさん”たちが走り回らなくてはならい展開になりまして(笑)。今回いろいろ削ったので、10分くらい短くなると思います」と、2020年版は新たな変化がありそうだ。いのうえが注目してほしいのは唯一の新キャスト三宅弘城。昨年橋本じゅんが演じた役を演じる。生田は本作について「いのうえさんがつくりたい劇団☆新感線であり、お客様が観たい劇団☆新感線のお芝居ができたと思っています。いのうえ歌舞伎でしか見られないスペクタクルです」と語り、りょうは座長・生田を「本当に頼りになります。バカとは言いませんが(笑)、とてもチャーミングな方。そこが大きな魅力です」と語る。劇団☆新感線初出演の中山は「最初はビビっていたのですが、稽古場で皆さんがゲラゲラ笑いながらつくっている姿を見て安心しました。稽古に行くのが楽しいです」と笑顔。本作が初舞台の藤原は「この作品は歌が鍵になっているのですが、今回は新しい曲が増えてますので、精一杯歌わせていただきます!」と意気込んだ。会見での笑顔の多さからカンパニーの雰囲気が垣間見えた本作は、2月15日(土)から3月24日(火)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて、4月4日(土)から28日(火)まで福岡・博多座にて。チケットぴあでは東京公演の立見券を販売中。取材・文:中川實穗
2020年01月27日「水谷千重子キーポンシャイニング歌謡祭2020」が4月26日(日)東京・国際フォーラムホールAを皮切りに、全国6会場で開催されることが決定した。【チケット情報はこちら】今年4回目を迎える「水谷千重子キーポンシャイニング歌謡祭」とは、芸能生活50周年を迎え、“演歌とJ-POPの架け橋”として今なお走り続ける水谷千重子が、その歴史の中でゆかりのあるアーティストとともに、ミュージックシーンを更に盛り上げる為に開催する、歌と笑いと涙が満載の一大スペクタクルリサイタルショー。昨年は明治座公演があり開催されなかったが、今年満を持して、過去最大規模で開催される。現在、チケットぴあでは、最速先行抽選を実施中。受付は2月2日(日)午後11時59分まで。■水谷千重子キーポンシャイニング歌謡祭20204月26日(日)東京国際フォーラムホールA(東京都) 開場17:30/開演18:305月10日(日)神戸国際会議場(兵庫県) 開場17:15/開演18:005月13日(水)福岡サンパレスホテル&ホール(福岡県)開場17:45/開演18:305月17日(日)広島文化学園HBGホール(広島県) 開場16:15/開演17:005月19日(火)松山市民会館(愛媛県)開場17:45/開演18:305月26日(火)名古屋国際会議場センチュリーホール(愛知県) 開場17:45/開演18:30出演:水谷千重子ゲストアーティスト※ゲストアーティストは後日発表致します!料金:全席指定 8,200円
2020年01月27日WOWOWオリジナルドラマと舞台が連動した初のプロジェクト『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン』。ドラマの第1話がYouTubeで無料配信された1月某日、完全オリジナルのリアル謎解きゲーム「WASA 火星移住計画適性試験」が実施され、併せて舞台版にも出演する三浦翔平、崎山つばさ、須賀健太によるトークショーが開催された。【チケット情報はこちら】実在する火星移住計画から着想を得た本作は、性別も年齢も職業もバラバラな24人が、4人ひと組となり、6つのラボに分かれて火星での共同生活に挑むというシチュエーションコメディ。さらに舞台では、それぞれ別のラボにいた三浦、崎山、須賀に、矢本悠馬を加えた4人が新たに共同生活を始める。ドラマの脚本と舞台の演出・脚本を務めるのは、数々のヒット作を手がける鈴木おさむ。ドラマはすでに収録済みとのことで、その感想を聞かれた三浦は「まず4時間くらい稽古をして、そこから丸2日間カメラを回しっぱなしにするという舞台寄りのつくり方をしました。だから終わったあとはもうぐったりでしたね」と苦笑いを浮かべる。崎山は「共演者が皆さん初めましてだったので、積極的にいろいろお話するようにしました」と、現場でのエピソードを明かした。すると三浦が「そもそも僕らも初めましてですよね?」とふたりを見ると、すかさず須賀から「初めましてじゃないでしょ!」とひと言。「一緒に舞台(=劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season月』)やってるでしょ!あの半年間忘れたんですか?」と食らいつくも、再び三浦は「初めましてだよ」とニヤリ。すでに息もぴったりのふたりのやり取りに、会場から大きな笑いが起こる。さらにドラマの1話は配信済みであることに触れ、「これが面白かったらWOWOWに入ろうと思いますけど、もしダメだったら…」と三浦が口を開くと、1話に出演している崎山から、「怖い、怖い!怖すぎます!」と焦りのツッコミが。さらに崎山は司会者から注目ポイントを聞かれるも、「…どこですか?」と三浦と須賀に逆質問。「1話ずつちょっとずつ伏線が張ってあって、それが最終的には舞台にもつながっているんですよね」との三浦の答えに、崎山が「です!」と続けると、またもや会場は笑いに包まれた。また「火星に行ってみたい?」という質問には、「3日くらいなら行きたいです」と崎山。すると須賀が「えっ、行くのに半年かかるんですよ?3泊1年って逆に嫌だわ!」とツッコミ、さらに三浦も「観光気分?」と笑った。チケットの一般発売に先駆けて、現在プリセールを実施中。取材・文:野上瑠美子
2020年01月25日世界的文豪、ヴィクトル・ユゴーの代表作「ノートルダム・ド・パリ」に発想を得て、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作した荘厳なミュージカル、劇団四季による『ノートルダムの鐘』が福岡で上演決定。【チケット情報はこちら】音楽は、ディズニーの長編アニメーション版に基づき、「陽ざしの中へ」「世界の頂上で」など、作曲アラン・メンケン、作詞スティーヴン・シュワルツの名コンビによる美しい楽曲揃い。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭・フロロー、同警備隊長・フィーバス、ジプシーの娘・エスメラルダの4人が織りなす深く美しい愛の物語。“大人がハマる”、ディズニーの新たな側面が楽しめる話題作に出演予定のカジモド役のひとり・飯田達郎、エスメラルダ役のひとり・松山育恵が本作の魅力を語ってくれた。飯田は台本を読んだ時から、カジモドを「なんとも美しい役」と思ったそう。「醜いと蔑まれながらも純粋で。その人生すべてに涙が出ました。実際稽古しながらも感動して(笑)。“こんないい作品に携さわれるなんて幸せだね”とキャスト同士で話しながら、日々作品と向き合っています」。対する松山は初見で大泣きしたそう。「最初観てあまりに感動して。次の日にまた観に行って(笑)。本当に涙が止まらなかった。この作品に出たい!と思って、ひたすら練習。エスメラルダとして出演できて、心から幸せです!」とにかくこの作品が大好き!と、笑顔で語るふたり。ストーリーや楽曲の良さはもちろん、その演出にも注目して欲しいと続ける。「舞台上には大きな鐘と厳粛で重厚なノートルダム大聖堂が現れます。そして大きなセットをほとんど登場人物が動かす様も圧巻ですよ。また、台本のト書きと呼ばれる部分を役者が伝えながら芝居するのですが、これは15世紀の芝居のスタイル。15世紀末が舞台のこの作品に、同じ時代の芝居のスタイルが取り入れられている。これも面白い試みだと思います」(飯田)「演じる役者によって雰囲気が全く変わるのもこの作品の特徴でしょうか。演出家のスコット(・シュワルツ)さんが“自由に”と言ってくださる方で。劇団四季の場合、キャストが変わっていくので、毎回新鮮でサプライズが待っている感じです」(松山)様々な出来事から人間の光と闇を描き出し、物語終盤で観客はある問いを投げかけられる。その答えは…。「自分は何者なのか?と試されているようです。神様に心を覗かれるというか。その感覚はぜひとも劇場で味わって頂きたいですね」(飯田)荘厳な鐘の音とクワイヤ(聖歌隊)の透き通った歌声を聴きながら、私たちはいったい何を感じるのだろうか。観終わったら、また最初から観たくなる。そんな衝撃と感動をぜひとも体感してみたい。福岡公演は、2月17日(月)からキャナルシティ劇場で上演。チケットは5月6日(水・祝)公演分まで発売中。5月9日(土)以降の公演は2月22日(土)10時より発売。
2020年01月24日3月12日(木)~29日(日) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズとして上演されるオリジナル演出版ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演。明日1月25日はレントの作者、ジョナサン・ラーソンの命日を前に、来日直前企画第1弾として、ハッシュタグ「#RENT愛」寄せ書きキャンペーンの開催が決定した。【チケット情報はこちら】「レント」の脚本・作曲・作詞の全てを手掛けた天才クリエイターであるジョナサンは、24年前の1月25日未明に35歳という若さで急逝。それはオフ・ブロードウェイプレビュー公演の初日前夜の出来事だった。その後「レント」は驚異的な大ヒットを記録し、トニー賞、オビー賞、ピューリッツァー賞など様々な賞を総なめ。レントヘッズと呼ばれる熱狂的ファンを世界中に生み、2008年に閉幕するまで12年間に渡るロングラン公演を行って伝説のミュージカルとなった。直前企画第1弾は、ハッシュタグ「 #RENT愛 」をつけてRENTへのメッセージをSNSで投稿すると、寄せられたメッセージは寄せ書き形式で公演プログラムに掲載される可能性があるという、誰でも参加できるSNSハッシュタグキャンペーン。公演グッズの必須アイテムである公式プログラムに、あなたのメッセージが掲載されるかも。RENTへの愛を込めてキャンペーンへ参加し、来日公演を盛り上げよう。公演のチケットはぴあにて販売中。<寄せ書きキャンペーン応募方法>Twitter、Facebook、InstagramのいずれかのSNSでハッシュタグ「 #RENT愛 」をつけて・「レント」来日公演へのメッセージ・「レント」に対する想い・「レント」との出会いの思い出などをご投稿。選ばれたメッセージは、公演プログラムの寄せ書きページに掲載される。応募〆切は2020年2月16日(日)23:59まで。※詳しくは、公式HPを参照
2020年01月24日