チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (8/342)
人気カバーアルバムの続編「COVERMIND II」をリリースし、現在全国ツアー中のfox capture plan。ツアー後半戦の再開を待ちきれない皆さんに彼らから、未公開映像が届いた。コロナ禍真っただ中に公開された、バンド結成10周年ドキュメンタリーの最後に企画され、完成していながらお蔵入りしてしまっていた未公開映像「fcpスペシャルクイズ」をYouTube特別無料公開!!fox capture plan チケット情報8月13日から、毎週日曜日公開となる全3回。メンバーのパーソナルの部分に迫ったセルフクイズ企画!MCの火災報知器 小林和之氏(太田プロ)と共に4人で繰り広げる爆笑、迷走なスペシャル映像をお楽しみください。なお、先日発表された年末スペシャルライブ「Year End Special 2023」12月28日(木)品川インターシティホールのオフィシャルHP二次先行が8月28日(月)23:59まで受付中。■8月13日(日)19:00公開fcpスペシャルクイズ<第一弾>■8月20日(日)19:00公開fcpスペシャルクイズ<第二弾>■8月27日(日)19:00公開fcpスペシャルクイズ<第三弾>※公開URLは随時発表
2023年08月14日8月9日(水)に予定されていた『第73回高知市納涼花火大会』は、台風接近のため延期となり、8月13日(日)に開催される。打ち上げ時間は、20:00から21:00までと変更はない。現在ご購入済みの観覧チケットは、13日に利用できるとのこと。『第73回高知市納涼花火大会』チケット情報今大会では、スターマインや仕掛け花火など約4000発が打ち上げられる。4年ぶりに復活予定の中四国最大級「ナイアガラ」や、フィナーレを飾る「超特大ワイド&ロングスターマイン」は必見!会場には、マス席、パイプ椅子席、テーブル席、カメラ席など、様々な有料観覧席が設置される。数ある花火大会の中でも、観覧席から打ち上げ場所が非常に近く、臨場感を味わえるのが特徴だ。ぜひお好みの観覧席から夏の風物詩を楽しんでほしい。観覧チケットは発売中。
2023年08月11日世界最高峰のサーカス・エンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユによる『ダイハツ アレグリア -新たなる光-』日本公演の来場者数が、8月10日(木)の大阪公演で60万人を突破した。『シルク・ドゥ・ソレイユ ダイハツ アレグリア -新たなる光- 大阪公演』チケット情報60万人突破を記念し、カンテレ山本大貴アナウンサーと「アレグリアおうえん隊」を務めるガチャピンとムックが大阪公演のステージに登場し、60万人目の来場者となったお客様に公演グッズを詰め合わせた記念品を贈呈した。「ダイハツ アレグリア-新たなる光-」大阪公演は10月15日(日)まで森ノ宮ビッグトップにて感動上演中。チケットは発売中。【ガチャピン(アレグリアおうえん隊長)】『来場者60万人突破おめでとうございます!僕もパワー・トラックに挑戦して、とっても難しかったんだけどアーティストのみんなが応援してくれてなんとかかっこよくできたんだよね!やっぱりアレグリアのパフォーマンスはすごすぎるよね!まだまだ夏休みは続くからみんなでアレグリアの感動のパフォーマンスを観に来てほしいなー!』【ムック(アレグリアおうえん副隊長)】『こんなに沢山の方にアレグリアにお越しいただいたなんて!おうえん隊冥利に尽きますねぇ~。大迫力のアクロバットはもちろん、私はミュージシャンの生演奏にも注目して欲しいですぞ!毎日あついですがビッグトップの中は涼しくて、とっても快適!この夏最高のエンターテインメントですぞ~。』【60万人目の来場者となった結城さんご家族(東京都)】『東京でチケットが売り切れだったので大阪まで観に来ました。パフォーマンスがダイナミックでとても楽しめました。夏休みの良い思い出になりました!』
2023年08月11日市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台『九月博多座大歌舞伎』。約3年ぶりの博多座登場となる團十郎に、襲名後の心境や公演の見どころなどを聞いた。昼の部は、歌舞伎十八番の内『矢の根(やのね)』、『外郎売(ういろううり)』、『景清(かげきよ)』、夜の部は『鞘當(さやあて)』、『口上(こうじょう) 』、歌舞伎十八番の内『暫(しばらく)』と、昼夜ともに豪華な演目が揃う。團十郎は『景清』の悪七兵衛景清、そして『暫』の鎌倉権五郎を務める。昼の部の『景清』は團十郎が海老蔵時代に景清を主人公として再構成した『壽三升景清』の中の作品。津軽三味線奏者・上妻宏光が参加することも話題だ。「技術・世界観ともにずば抜けた音楽家である上妻さんの参加で、より広がる『景清』の世界観を楽しんで頂きたい」と自信を覗かせる。一方、夜の部『暫』は、1999年の博多座開場以来、上演が待たれていた演目。今回、團十郎襲名披露興行というまたとない機会で博多座初上演が実現する。「市川團十郎は、江戸時代から続く大きな名跡(みょうせき)。その襲名披露の舞台で、『暫』を演じられることを非常に嬉しく思います。荒事の精神の元となっている“わらべの心で演ずる” ということが追求される演目で、幕外の引込み(まくそとのひっこみ)も見どころです」。父親である十二代目團十郎からは、2m以上ある太刀の扱い方などを細かく教え込まれたそう。「團十郎の名跡を相続することがどのようなものかは、とても言葉で表現できません。言葉で言い表せない部分を舞台の上でいかに形にしていくかが大事。また、長い歴史のなかで歌舞伎が時代とともに変化してきたように、古典を継承するだけでなく、現代に対する歌舞伎ということも考えないといけないと思います」と襲名への思いを真摯に語った。また、八代目市川新之助の初舞台については「東京以外でこんなに大きな役を長くやるのは初めてなので本人も大変だと思うが、技術的なことを細かく言うよりものびのびと楽しく演じてほしい」と師匠、そして親として優しい笑顔で語り、「團十郎の襲名、新之助の初舞台は、次いつあるかわかりません。この機会をお見逃しなく、ぜひ博多座に足をお運びください」と締めくくった。『九月博多座大歌舞伎』は9月1日(金)~17日(日) 福岡・博多座にて上演。チケットは発売中。
2023年08月10日ドイツを拠点に活躍する本格派ピアニスト、河村尚子とアレクサンドル・メルニコフ。ちょっと思いがけない顔合わせで、この11月、初めてのデュオ・リサイタルがひらかれる。東京芸術劇場コンサートホールの響きのよい空間で、2人のピアニストが向き合うシリーズ「VS」の第7弾にして、外国籍の演奏家が登場する初めての機会だ。「サーシャ・メルニコフとは10年以上知り合いですけれど、共演するのは初めてですし、本当に大スーパースターだから。すごく優しい、いい人なんですよ。でも、ロシア人らしく、口では本当に厳しいことを言う。つねに真剣に、作曲家の意図を理解し、それを表現しようとしている人だと思います」と河村尚子は言う。シューベルト晩年の「幻想曲」で始まり、ドビュッシー自身の4手連弾版による交響詩「海」、ラフマニノフの2台ピアノ版「交響的舞曲」へと時代を進む多彩なブログラム。シューベルトの音楽は近年集中して取り組んでいるが、オーケストラでも名高い2曲は、河村尚子にとって新たな挑戦となる。「シューベルトは掘り下げてきて、また違う顔がみえてきたし。『幻想曲』はすごくシンフォニックで、2手では弾ききれないことがたくさん詰まっていると思うんです。ドビュッシーとラフマニノフはメルニコフが提案してくれました。オーケストラの曲を弾くのは私も好きなので、うれしいなと思って。あまりコンサートでは採り上げていませんが、ドビュッシーは大好きなんです。音を弾くとともに色彩が空気に広がって、なんて素敵なんだろうって。ラフマニノフは聴いていて面白いし、かっこいいし、じーんとくるし。彼の和声がやっぱり私はとても好きなんですね」。ピアニストどうし、それぞれの視点でみつめる作曲家の世界が対話する場でもある。「3人の作曲家にもっている意見や感情が、きっと私とメルニコフでは異なってもいるでしょう。思いが違っていて全然かまわないし、その表現の違いを私は彼から聞きたいと思うんですよ。10月にベルリンでリハーサルをするので、そこで思う存分話して、意見を交わしていければと。いろいろ学びたいですし、コンサートがどういうふうになるのか、すごく楽しみです」。芸劇リサイタル・シリーズ 「VS」 Vol.7 河村尚子×アレクサンドル・メルニコフnoの公演情報はこちら取材・文青澤隆明(音楽評論)
2023年08月09日東京ドーム巨人戦では、毎回スペシャルゲストが登場する金曜日限定のスペシャルライブ「2023 FRIDAY NIGHT FEVER」を開催中。7月28日(金)は、“手相芸人”島田秀平、“事故物件すみます芸人”松原タニシに加え、舞台「呪怨 THE LIVE」から飛び出してきた“怨霊”伽椰子が乱入し、恐怖と笑いで球場を満たした。人気ホラーシリーズ「呪怨」で、世界中の人々を恐怖に陥れてきた伽椰子だが、この日はどうやら読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズの一戦を楽しみにしていたようで、1回裏が終わり、メインビジョンにジャイアンツのタオルを持って前のめりに観戦する5人の伽椰子が映し出されると、客席から一斉にどよめきが。この日巨人は好調な打線を見せていたため、伽椰子たちも徐々に盛り上がりを増していき、6回が始まる頃には5人で乾杯。その異様な光景に周囲の人たちは、恐る恐るカメラを向けたり、一緒に記念撮影をするなど、釘付けになっている様子だった。伽椰子の怨念の力もあってか、試合は11対5と巨人が快勝。試合後に行われた島田と松原のトークライブでは、まず島田が「霊感があるかどうか手相でわかる」と、2つの手相を紹介。続けて「霊感がない方にも見える心霊写真」と、メインビジョンに異様な写真が映し出され、客席が一斉にざわめく。さらに、「野球選手の間で非常に有名な話」と、とある球場が心霊スポットだという情報も明かした。事故物件に住んでいる松原は、「家に帰ったらラップ音が4回鳴る」現象を、「パン・パン・パン・パン、お・か・え・りって言ってるのかな」など笑いも交えたトークを展開。しかし、「とある方から幽霊の声を入手した」と、その音声を流し、再び球場内を恐怖のどん底に陥れた。2人の見事なトークが終了すると、いきなりそこへ伽椰子たちが乱入。島田と松原に襲い掛かり「やばいやばい!」「怖い!!」と会場はパニックに。その後、MCからのアドバイスのおかげで伽椰子たちはサーッと退散。ところが、観客からの大きな拍手に1人の伽椰子が思わず手を振り返し、島田と松原はビックリ。「ちょっと! もう1回出て来て!」と呼び出しをくらってしまった伽椰子が再び登場すると、観客から「伽椰子コール」が沸き起こったため、伽椰子はまたも手を振り、心なしか満足げな様子で去っていった。舞台「呪怨 THE LIVE」は8月12日(土)から20日(日)まで、東京・こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて上演。読売ジャイアンツは、リーグ優勝・日本一に向け、リーグ後半戦の熱い戦いを繰り広げている。どちらも、チケットはチケットぴあにて販売中。取材・文:粟村香織
2023年08月07日「ジャングル・ブック」で知られるノーベル文学賞作家のラドヤード・キプリングが、第一次世界大戦中に書いた詩を名優デイヴィッド・ヘイグが戯曲化し、舞台化、さらに映像化もされた『My Boy Jack』が上村聡史の演出で上演される。一家の厳格な父であり、近視ゆえに軍に入隊できない息子を人脈を使ってねじ込むラドヤードを眞島秀和が演じる。健康な肉体を持つ者は戦地に行くべしという理想を掲げ、妻や姉の反対を振り切り、誇りを持って息子のジョン(ジャック)を戦地へと送り出すラドヤード。だが、西部戦線へと出征したジョンは戦地で消息不明となり…。ラドヤードについて眞島は「最初に台本を読んだ時は、相当な“堅物(かたぶつ)”という印象だったんですが、映画を観たら、愛国心があり、家の名誉も重んじるんだけど、父として息子への愛情を持っている人物であり、時代が彼にそうさせた部分があるのかなと感じました」と語る。ラドヤードが戦争中にしたためた『My Boy Jack』という詩は、声高に戦争が悪いと言うでもなく、「息子を返せ」と叫ぶでもなく、荒れ狂う時代の中で、なすすべもなくいる者のやり場のない憤りや嘆きがつづられる。劇中、息子が行方不明との報に接したラドヤードが「たとえ死んだとしても、それは最高の瞬間だったかもしれない。生き残るよりも良かったかもしれない」という意味のセリフを口にするシーンがある。いったい、どんな思いで彼はこの言葉を口にしたのか。「そう思うしかなかったということなのか…? 戦争の怖さってそういう部分にあるのかもしれません。戦地で殺し合いをする中で“名誉”というものが生まれてしまう怖さですよね。母親は、そんな父とは全く違う思いで息子を見ていますが、一家の長として、そうあらねばならない――そこに縛られているのかなと」当時の一家の主としてふるまうラドヤードのセリフからは、60代に近いような貫禄や重みが感じられるが、実際には戦時中は40代後半から50代であり、現在の眞島とさほど変わらない。現代とは異なる「あの時代の人間の密度の濃さ、骨太さを稽古を重ねていく中で身に着けたい」と語る眞島。一方で「もし、彼がもっと歳を重ねていたら、そこまで無理して戦地に息子を送らなかったんじゃないかとも思います」とも。苦悩と葛藤を内に抱えた父親像をどんな形で舞台上で表現してくれるのか楽しみだ。『My Boy Jack』は10月7日(土)より紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演。取材・文:黒豆直樹スタイリスト:増井芳江ヘアメイク:佐伯憂香
2023年08月07日テキサス州オースティンで行われている音楽を中心としたフェスティバル・SXSW(south by southwest)をモデルに大阪ならではのアイデアを盛り込みながら、毎年秋に大阪ミナミエリア一帯にて開催してきたショーケース・ライヴ・フェスティバル 『FM802 MINAMI WHEEL』。「Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL 2023 25th ANNIVERSARY」 チケット情報今年も、10月7日(土)・8日(日)・9日(月・祝)の3日間にわたり、ミナミエリア一帯のライブハウス20会場以上に400組以上のアーティストが集結して開催。第一弾出演アーティスト120組と日割りが一挙発表された。ミナミの街全体が一大MUSIC PARKと化す『MINAMI WHEEL』は今年で25回目の開催。まだ見ぬアーティストとの新しい出会い、大好きなアーティストのライブをハシゴして回る楽しみ、ほかにもいろいろとパワーアップしていて、今年のミナホは一味違う!全券種、8月9日(水)23:59までオフィシャル一次先行抽選受付中。また、ただいま、BIG STEP大階段ステージで行われる『MINAMI WHEEL』のフリーイベント『LIVE FLASH!』に出演するアーティストを募集中!
2023年08月04日田尾下哲が脚本・演出を手がける朗読劇シリーズの最新作『革命への行進曲(マーチ)~モーツァルト VS 検閲官~』が、8月1日(火)、TOKYO FMホールで開幕した。その初日の模様をレポートする。舞台は1785年のウィーン。宮廷検閲官のヘーゲリンは、オペラ『フィガロの結婚』の担当検閲官を命じられる。『フィガロの結婚』が、君主に対する臣下の不敬を描いた作品にも関わらず、オペラ版の創作が進められたのは、その作曲家が皇帝ヨーゼフ二世の寵愛を受けるモーツァルトであるがゆえ。それでもヘーゲリンは徹底的に言葉による検閲を行うが、モーツァルトはその要求を柔軟に受け入れていき……。中央に作品を象徴するかのような1台のグランドピアノが据えられ、その前には5本のマイクスタンド。初日のこの日は、山口智広、神尾晋一郎、中澤まさとも、竹内栄治、小澤亜李がキャストとして名を連ねた。近年動きやSEなどを多用した朗読劇も多いが、本作の作りは非常にシンプル。その分、劇世界に深みとリアリティを持たせるためには演者の高いスキルは欠かせないが、この5人にその心配は不要だったようだ。物語としては、検閲官と創作者の攻防を描く人間ドラマ。と同時に、モーツァルトという作曲家の才能について改めて感嘆させられるドラマでもある。言葉の検閲だけに止まらず、音楽を学び、楽譜までも検閲することにしたヘーゲリン。だが軽々とその上をいく天才モーツァルトに対し、それまで芸術とは無縁だった彼がこうつぶやくのだ。「モーツァルトの天才に、目眩がしそうだ」と。ヘーゲリン役の山口は、厳格な検閲官という役どころを、抑揚を抑え、少し硬さのある声で表現。そこにヘーゲリンという男の、仕事に対する信念や自信を伺わせる(だからこそ後半への変化が活きてくる)。その真逆をいくのが、神尾演じるモーツァルト。彼の音楽が讃えるのは、フランス革命のスローガンともなった「自由・平等・友愛」。だがそれは彼自身を表現した言葉とも言え、神尾の明るく、茶目っ気があり、生命力あふれる声は、まさにモーツァルトそのものだった。また親モーツァルト派のスヴィーテン男爵を中澤が、『フィガロの結婚』の台本作家のダ・ポンテを竹内が好演。さらにルイーザ、ピアニスト、ヘーゲリンの秘書を演じた小澤含め、複数の役を担当するこの3人の演じ分けも楽しい。さらに本作には全42人もの声優が日替わりで参加しており、その組み合わせの違いも大きな魅力となっている。【公演情報】朗読劇「革命への行進曲」~モーツァルトVS検閲官公演期間:8月1日(火)~8月6日(日) TOKYO FMホール※8月4日(金)19:00公演、8月5日(土)19:00公演は配信あり取材・文:野上瑠美子
2023年08月03日ジャズ作曲家・指揮者の挾間美帆がプロデュースする「ネオ・シンフォニック・ジャズ at 芸劇」が、今年も「東京JAZZ」とのコラボで開催される[8月25日(金)東京芸術劇場コンサートホール]。曲目には現代ジャズの旗手カマシ・ワシントンの作品がある一方で、スティーヴ・ライヒや坂本龍一ら、「え?ジャズ?」と驚く名前も並ぶ。「ジャズというのがそもそも、さまざまな音楽の要素をどんどん吸収し、発展し続けている音楽。そのジャズの要素を、いち早く取り込んで自分の音楽を発信していった人たちの作品を集めたプログラムです。ゲスト・アーティストのBIGYUKIさんが最初、『武満徹を演奏してみたい』と言うんですよ。武満さんの作品を聴いてインスパイアされた。ジャズだと思ったって。私はアカデミックな現代音楽の勉強もしてきたため難しく考えがちで、そういう気持ちで武満を楽しむことがなかなかできない。すごく斬新な思考回路で(笑)、じゃぁスティーヴ・ライヒもいいかなと思いました」BIGYUKIは、ブラック・ミュージック最前線のニューヨークで確固たるポジションで活躍する日本人キーボード奏者。このコンサートの重要なキーパーソンだ。「頼もしいお兄ちゃんみたいな、すごく優しい人なのですが、ニューヨークでプレイヤーとしてここまでのキャリアを積むのは容易なことではありません。刺激をもらえる存在です。BIGYUKIさんの《LTWRK(ライトワーク)》は、もともと全部打ち込みで作られた作品なのですが、彼の案で、電子楽器なしでやります。オリジナルとは全然違うアプローチ。私の中では今回の目玉です」さらにサックス奏者のパトリック・バートリー、ラッパーのAwichと、各分野のトップランナーたちがゲスト参加する。「三人とも、作品にソウルを宿らせることができる強力なゲスト。カマシ・ワシントンじゃないサックス奏者がカマシの作品を演奏するなら、パトリック以外に考えられません。Awichのラップのリリックが持つ説得力は、ちょっと真似できるものではありません。オーケストラも、サポートするとかいう次元でなく、一緒に爆発するような楽譜を書きたいと思っています」現代音楽からヒップホップ、新世代ジャズまで、多彩な音楽が融合する。おりしも、9月発売の挾間の新譜は『ビヨンド・オービット』。まさに軌道(=orbit)もジャンルも超える、わくわくする一夜。(宮本明)
2023年08月03日舞台『刀剣乱舞』シリーズや『おそ松さん on STAGE』シリーズをはじめ、ドラマや映画でも躍進著しい俳優・和田雅成が、舞台『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』で主演を務めることになった。土田英生(MONO)の作・演出による同名舞台の再演。「心地良い会話のテンポとやり取り、ここにしか無い世界観に夢中になりました。現時点でまだ自分が理解出来ていない所が多々あると思うので、ゆっくりと確実に、この世界に浸かっていきたいと思います」と意気込みを語っている。1997年に初演され、2005年には宮田慶子演出、相葉雅紀主演にて、2012年には土田自らの演出で決定版が上演された『燕のいる駅』。劇中では、埋立地に位置するテーマパークの最寄り駅“日本村四番”を舞台にした会話劇が展開。2023年版では、土田が脚本を大幅にブラッシュアップし、自身の演出で上演する。駅を舞台に、たわいもない会話が繰り広げられる一方で、来るはずの電車が一向に来なかったり、空には奇妙な形の雲が浮かんだりと、次第にストーリーは不穏な空気に包まれていく。「確かに会話はリアルなんですけど、じゃあ、突然現れる“雲”って本当に存在するのかなって。そういうリアルと非リアルを掛け合わせた作品だなという印象で、それってすごく演劇として成立しているなって。会話の中にいろんなヒントが散りばめられているし、お客様に余白を残す部分がたくさんあるのも魅力的」(和田)。和田が演じるのは、駅員・高島啓治。「何を考えているか、分からない部分が多い人物なんですよ。もしかしたら、すべてを見抜いているんじゃないかとも思いますし、そのあたりは稽古に入って、土田さんとお話してみないと。(再演なので)どれくらい高島という人物を、自分の色に寄せていいのかも含めて、皆さんと作っていきたい。だから、今から稽古がすごく楽しみですね」と期待を寄せる。『風都探偵 The STAGE』を皮切りに、今年は『ダブル』や8月開幕のミュージカル『ヴィンチェンツォ』と主演舞台が相次いで上演されているが、本人は「本当にたまたまで。自分と役柄が合っていて、それが主演だっただけで、普段から『主演をやりたい!』という気持ちはまったくないですね」と冷静な姿勢。もちろん「求められているというのは、本当にありがたいこと」と充実した日々に、喜びをかみしめ「今は自分の思いを、役に乗せて、訴えかけることがすごく大切だと思っていて。演劇は小さな種かもしれませんが、お客様に何かいい影響を与えられればいいですね」とさらなる飛躍を誓った。
2023年08月03日8月11日(金・祝)から15日(火)まで開催される、徳島市の夏の風物詩「阿波おどり」(※8月11日(金・祝)は前夜祭)。12日(土)から15日(火)までの期間、屋外の有料演舞場に「AWAODORI hospitality seat」が登場する。藍場浜演舞場にはプレミアム桟敷席を設置。4人がけのソファ席で、解説を聞きながら踊りと食事を楽しむことができる。また、南内町演舞場には、通常の観覧席に比べ、ゆとりのあるスペースでゆっくりと迫力ある阿波おどりを正面から鑑賞できる特別観覧席を設置。特別観覧席のチケット購入者には、特典として阿波おどり公式Tシャツがプレゼントされる。プレミアム桟敷席、特別観覧席のチケットは、8月2日(水)11:00から4日(金)11:00までチケットぴあにて特別受付。その他の有料観覧席も発売中。■「AWAODORI hospitality seat プレミアム桟敷席」実施期間:8月12日(土)~15日(火)開催場所:藍場浜演舞場価格:20万円/人(税込)※1公演あたり全20席(4人ソファ席×5テーブル)・食事・踊り連解説付き・2名から購入可■「AWAODORI hospitality seat 特別観覧席」実施期間:8月12日(土)~15日(火)開催場所:南内町演舞場価格:15000円/人(税込)※1公演あたり全80席予定・食事や解説は付帯しません・1名から購入可
2023年08月02日明智小五郎、金田一耕助と並ぶ“日本三大名探偵”のひとりとされる神津恭介を主人公にした高木彬光の人気推理小説シリーズの一編を舞台化した『呪縛の家』の記者発表会が都内で開催され、主演の林一敬(ジャニーズJr.)をはじめ、濱田龍臣、手島麗央(ジャニーズJr.)、入山杏奈、内海光司、演出の野坂実が出席した。世界の名作ミステリーを舞台化するプロジェクト「ノサカラボ」の一環として制作される本作。東大医学部法医学教室に所属する神津(林)と高校からの同級生である松下(濱田)のコンビが奥武蔵野の村を舞台に起こる連続殺人事件の謎に挑む。二度目の舞台主演となる林は「吐きそうなほど緊張しています」と明かしつつ「今回は先輩(内海)も後輩(手島)もいますし、成長した姿を見せられたら」と意気込む。“天才”と称される神津だが、本人は「そんな役を僕がやっていいのか? という気持ちです。頭の回転の速さは(自身とは)真逆なので、演技でどう見せられるか…?」と語る。そんな林に会見中、たびたびツッコミを入れていたのが先輩の内海。「(林に)セリフが多いし、大変だねと言ったら『僕は、一度覚えたら絶対に忘れないんで』と言っていました」と明かす。林は内海を「お父さんみたいな感じです。『パパ』と呼びたいくらい(笑)」と頼りにしていた。神津の助手・松下を演じる濱田は「潤滑油のような役どころ。緊迫した事件の中で、ちょっと気が抜けるようなキャラクターになれば」と語る。林とはこの日が初対面だったが「面白い。リスとか小動物を見ている感じ(笑)」と語り、演出の野坂は2人のコンビについて「日本版のシャーロック・ホームズとワトソンになりうる」と期待を寄せていた。入山はメキシコと日本の二拠点で活動をしており、この舞台のために帰国。片岡鶴太郎が演じる卜部舜斎の孫娘を演じるが「本当のおじいちゃんと孫みたいな関係性になれたらと思っています。(片岡に)『ヨガのお腹見せて』とか言って、仲良くなれたら」と語っていた。本作の上演に合わせ、池袋で謎解きイベントが行われることになっており、この日は出演陣が謎解きに挑戦したが、ここで名推理を見せていたのは入山。林は“名探偵”ぶりを見せられず、内海から「探偵らしいことひとつもやってないじゃねーか(笑)!」とツッコミを浴びていた。ノサカラボ 神津恭介シリーズ『呪縛の家』は8月26日(土)より東京、9月16日(土)より福岡、9月21日(木)より大阪にて上演。取材・文:黒豆直樹
2023年08月02日『となりのトトロ』『天空の城ラピュタ』など、スタジオジブリの映画で長く愛されている楽曲を歌う井上あずみと娘のゆーゆ。またテレビアニメ『ポケットモンスター』の主人公サトシを26年務め、オープニングテーマの【めざせ!ポケモンマスター】を歌う松本梨香。この3人が大阪交響楽団の演奏でアニメソングの名曲の数々を披露するオーケストラコンサートが、初めて兵庫県立芸術文化センターに登場する。「大阪交響楽団 夏休みアニメソング・オーケストラコンサート」 チケット情報指揮はドイツを拠点に国内外で活躍する齋藤友香理。トークやクイズコーナーも織り交ぜ、ジブリやポケモンの歌を親子で一緒に歌える楽しい夏休みの企画だ。【となりのトトロ】を35年間歌い続け、今年歌手デビュー40周年となる井上あずみが来阪、歌とコンサートへの思いを語った。『となりのトトロ』と言うだけで、すぐに歌が口をつくテーマ曲。あの透き通った歌声が井上あずみだ。海外でも多くコンサートを開催してきたが「みなさん映画やDVDで『トトロ』をご存じで、トットロ、トットロって歌ってくださるんです」と笑顔で。1986年にスタジオジブリ作品『天空の城ラピュタ』の挿入歌【君をのせて】に抜擢されて以降、『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』などにも参加。「ずっと歌い続けて行ける曲に巡り合って、40年コンサートを続けて来られたのはすごいこと。大事にしていきたいです」。今回は初めての会場で、大阪交響楽団、指揮者の齋藤とも初共演、さらにプライベートでも仲良しの松本梨香とオーケストラのコンサート共演は初めてで「めちゃめちゃ楽しみです」と喜ぶ。今回のコンサートで最初に母娘で歌う曲は『となりのトトロ』から【さんぽ】。「ここでみんなが大きな声で歌ってくれたら、つかみはOKみたいな感じの曲です(笑)」。声出し禁止だったコロナ禍を経て「この曲の子供たちの大きな声で、あぁ、日常が戻って来たんだなとわかります」。今回、特に聴いてほしい曲がある。まずは『天空の城ラピュタ』より久石譲作曲の【君をのせて】。「オーケストラ用に作られた曲なので、フルオーケストラだと大迫力になると思います」。もう1曲は【ビリーブ】。アニメの曲ではないが、小学校の卒業式などでよく歌われ、大人になってから聴くと歌詞が心にしみる。「今回は、小さなお子さんにフルオーケストラの迫力を知ってもらえるいい機会だと思います。クイズコーナーはお客様にも参加していただける構成なので、みんなで歌いに行く!みたいな感じで楽しんでいただけたら。夏休みの思い出の1ページになるようなコンサートにしたいと思っています」。公演は、8月11日(金・祝)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールにて。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2023年08月01日世界中にファンをもつ人気ファンタジー小説『精霊の守り人』(上橋菜穂子作)が、日生劇場開場60周年記念公演として舞台化。皇子を守る用心棒バルサには明日海りおと梅田彩佳がWキャストで扮し、壮大な世界観はそのままに、音楽劇としてよみがえる。7月27日(木)、東京・日生劇場でゲネプロと取材会が行われた。凄腕の短槍使いバルサは、ひょんなことから新ヨゴ皇国の皇子チャグム(黒川想矢/込江大牙とWキャスト)の用心棒を務めることに。チャグムは恵みの雨をもたらす精霊の卵を宿しており、卵がかえらなければ干ばつに襲われてしまうという。バルサは幼なじみのタンダ(村井良大/山崎樹範とWキャスト)、呪術師トロガイ(雛形あきこ)と共に、魔物や帝の刺客からチャグムを守ろうとするが……。ゲネプロでのバルサ役・明日海(以下同)は、仲間を思いやり、温かい笑顔で皇子を守る用心棒を好演。短槍を携えて戦うシーンでは、一転して厳しい表情と鮮やかなアクションで見せ、バルサの人となりを陰影豊かに演じた。タンダ役の村井も、バルサを大切に想っている様子を繊細に表現。時に三枚目ぶりを交えつつ、物語を頼もしく引っ張る。チャグム役の黒川は瑞々しい役づくりで、運命に巻き込まれる幼い皇子に説得力をもたせた。その他、帝に仕えるジンを演じる渡部秀は、大柄な体躯と明瞭な声にジンの真っ直ぐな性格を感じさせ、後半の展開につなげる。星読博士のシュガ役・水石亜飛夢の葛藤する様子はジンと好対照で、2人のナンバーも見どころだ。その楽曲や歌、劇伴まで、音楽はすべて生演奏。美しい旋律が“守り人”ならではの深遠なストーリーを盛り上げていた。取材会では、「みんな健康でこの日を迎えられたことが幸せ。心を込めて演じていきたい」と話した明日海。ファミリー向け・学校向け公演が予定されていることもあり、梅田は「観た方に少しでも多くのものを持ち帰ってもらえれば」と意気込む。「観客が入って完成するのが“舞台”。反応が楽しみ」(村井)、「Wキャストの村井さんを見ていて、本当に面白い作品だな!と」(山崎)、「ぜひ素敵な音楽の生演奏にも注目して」(渡部)、「観ている方に何か夢を提示できたら」(水石)と、口々に抱負を語った出演者たち。怪しい呪術師トロガイに扮する雛形が「お子さんが悪いことをしたら、お母さんは『トロガイが来るよ!』と言ってください」と笑わせ、取材会は和やかな空気で終了した。取材・文:藤野さくら
2023年08月01日国内外で活躍するジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子が企画と原案を担当し、真琴つばさら宝塚歌劇OGが出演する、初のコラボレーション『ALL THAT ZZJAALL THAT ZZKA(オール・ザット・ズージャ/オール・ザット・ズカ)』。出演者から真琴のほか姿月あさと、湖月わたる、風花舞、そして昨年退団したばかりの天寿光希と晴音アキに本作への意気込みを聞いた。「ジャズの“扉”は開けられても“その先”に進むのが難しいと感じていたところだったので、出演できて嬉しい」と微笑むのは、昨年ジャズを歌うアルバムをリリースしたばかりの真琴だ。姿月も「自分のコンサートでジャズを歌うことは多いのですが、OG公演でシャンソンなどではなく、ジャズだけっていうのはなかなか無いですよね。それだけに、このメンバーでの共演が楽しみです」と話す。一方、ジャズダンスの魅力を「解放感」と表現するのは湖月。「そこにハマってたくさん踊ってきましたが、ジャズの歌のほうはまだまだ挑戦中。本作を通してさらに勉強できたら」と意気込む。「“ジャズ”と聞いて一番印象深いのは、歌劇団に在団中、NY公演(1992年)で踊ったベニー・グッドマン」という風花は、「今回は歌が多いので緊張しますが、寺井さんとご一緒できるのが何より嬉しい」と笑顔を見せる。さらに、意外にも在団中はジャズに触れる機会が少なかったという天寿は「他の組でジャズのシーンがあるとワクワクして観ていました(笑)。憧れの先輩たちからたくさん吸収したいです」と気合い充分。晴音もうなずきながら、「“宝塚とジャズ”ってたくさんの名場面が残っていますよね。退団後はジャズを勉強したいと思っていたので、出演できて夢のよう」と喜ぶ。2人とも在団中は“エトワール”(フィナーレでの独唱)経験者だけに、強力な助っ人となりそうだ。選曲については、「真琴さんたちと『せっかくだからハードルの高い曲に挑戦してみたいですよね』と相談しました」と茶目っ気たっぷりに明かす湖月。「まさかの選曲です」(姿月)、「女性同士でのデュエットも」(真琴)など、気になる発言が飛び出した。「宝塚歌劇出身者の声って独特だなと思うんですよ。そういう声を持った人たちが“ジャズ”という枠で歌ったときに新しいハーモニーが生まれる。ぜひ楽しみにしていてください」と語る真琴。「寺井尚子カルテット」の生演奏と、真琴らのパフォーマンスが融合して贈る新たなステージ。その開幕を楽しみに待ちたい。取材・文:藤野さくら【公演情報】ALL THAT ZZJA ALL THAT ZZKA東京:9/22(金)~9/24(日) 日本青年館ホール大阪:9/29(金)~10/1(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2023年08月01日asamicro(アサミクロ)主催のダンスカンパニー、egg lifeの新作公演『海におはぎを投げる日』が、9月23日(土・祝)・24日(日)の2日間、兵庫県豊岡市の竹野子ども体験村にて上演される。egg life 新作公演【海におはぎを投げる日】 チケット情報本作はasamicroの祖母の人生に焦点をあて、抽象的な振付とエネルギッシュな動きで展開するダンス作品。昭和初期のとある漁業町には1年に1度、漁師たちの業務安全を祈願して海におはぎを投げる風習が存在した。どこまでも広がる海を見つめ最も個人的な希望を祈り、願い、大きくて豊かな孤独がここにはあった――。TAIKI、山中芽衣、北川結といった実力派ダンサーと、シンガーソングライター/ビートメイカー・小畑仁を迎え、美術家・日原聖子による作品とともに《豊岡演劇祭 2023》にて初演を迎える。2020年に演劇やダンスを中心とした舞台芸術フェスティバルとして始まった《豊岡演劇祭》。海を題材にした本作では、豊岡市竹野の持つ魅力ある海を背景に、ダイナミックにそして時に静寂に個々の祈りや身体を見つめてみる。海風のある自然の劇場でぜひ観劇してほしい。チケットは、8月1日(火)昼12:00より一般発売開始。
2023年08月01日世界最高峰のサーカス・エンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユによる『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』大阪公演にて、8月9日(水)から11日(金・祝)までの全4公演において“山の日キャンペーン”を開催。「シルク・ドゥ・ソレイユ ダイハツ アレグリア -新たなる光- 大阪公演」 チケット情報“山の日キャンペーン”では期間中の公演に来場した方全員へ、本キャンペーン限定の『アレグリア アレ・クリアうちわ』がプレゼントされる。是非この機会に、家族や友人と一緒に『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』を楽しんでほしい。大阪公演は、10月15日(日)まで森ノ宮ビッグトップで感動上演中。チケットは発売中。【アレグリア-新たなる光- ストーリー】王を失くし、かつての輝きを失った王国。保守的な古い秩序と変化・希望を求める若い世代との間で勢力争いに揺れ動いている。かつて王に仕えていた道化師が不器用ながらにも王位を継承したかのように振舞う。力のバランスを変えようと若者たちが街の中から立ち上がり、やがて彼らの国に光と調和をもたらす…。あの『アレグリア』の旋律はそのままに、超絶技巧のアクロバットと、シルクならではの奥深いストーリー展開が観るもの全てを希望に満ち溢れた歓喜の物語へと誘います。【シルク・ドゥ・ソレイユ概要】シルク・ドゥ・ソレイユ、それは世界が認めるエンターテインメント集団。1984年カナダ・ケベックで誕生して以来、世界6大陸、70か国450都市以上で2.15億人もの人々を魅了し、世界中から高い評価を得ています。シルク・ドゥ・ソレイユが世代、国境を越え愛され続けているのは、人間の持てる能力の限界まで追求したパフォーマンスと、生演奏、照明、舞台美術、衣装、振付にいたる全てにこだわり、それらを融合させた芸術性の高さにあります。そして作品に込められたコンセプト、ストーリー性も観客の心をつかんで離しません。シルク・ドゥ・ソレイユとフジテレビのタッグでは1992年『ファシナシオン』、1994年『サルティンバンコ』、1996年『アレグリア』、2000年『サルティンバンコ2000』、2003年『キダム』、2004年『アレグリア2』、2007年『ドラリオン』、2009年『コルテオ』、2011年『クーザ』、2013年『マイケル・ジャクソン ザ・イモータル ワールドツアー』、2014年『オーヴォ』、2016年『トーテム』、そして2018年『キュリオス』までの13作品で1,400万人以上もの方にご覧いただいています。
2023年07月31日大島真寿美の同名小説を舞台化した、asatte produce『ピエタ』が、7月27日(木)、東京・本多劇場で開幕。そのゲネプロの模様をレポートする。舞台は18世紀のヴェネツィア。ピエタ慈善院に仕えるエミーリアのもと、かつての音楽の師で、作曲家のヴィヴァルディの訃報が届く。そして同じくピエタで彼に学んだヴェロニカのもとを訪ねたエミーリアは、ある探し物を頼まれて……。本作のプロデューサーであり、エミーリア役として出演もしている小泉今日子念願の企画がついに実現。五線譜をイメージさせる、曲線の美しいセット。向島ゆり子が音楽監督を務める、生演奏の心地よい音色。そして白ベースの衣裳をまとった、8人の女性の演者たち。幕開けに広がるその静謐で清らかな空気に、観る者は一瞬にして『ピエタ』という作品世界へと引き込まれていく。物語の始まりは1枚の楽譜。貴族の未亡人であるヴェロニカは、かつてその裏面に詩を書き綴ったヴィヴァルディの楽譜を探して欲しいと、幼馴染のエミーリアに依頼する。その楽譜探しがエミーリアにもたらしたのは、決して懐かしい人との再会だけではない。思いもよらないコルティジャーナ(=高級娼婦)・クラウディアとの出会い。そして常にその影には、ヴィヴァルディの存在が。1枚の楽譜探しの旅は、いつの間にかヴィヴァルディの足跡を辿る旅へ。そしてヴィヴァルディという糸は、エミーリアからクラウディア、さらにヴェロニカをも結びつけ、そこに不思議な友情を芽生えさせていく。エミーリア役の小泉は、全体を繋ぐ抑えた演技の中、愛する者への邂逅シーンで見せた切ない表情が印象的。ヴェロニカ役の石田ひかりは、凛とした佇まいが貴族そのものだが、意外な友情で結ばれたクラウディアとのやり取りは、まるでおしゃべりを楽しむ少女のよう。クラウディア役の峯村リエは、スッとした立ち姿と落ち着いた声に、経験豊富なコルティジャーナとしての知性を滲ませた。またプリマドンナのジロー嬢役の橋本朗子とヴィヴァルディの愛弟子アンナ・マリーナ役の会田桃子は、それぞれ現役のソプラノ歌手とヴァイオリニスト。劇中の歌唱や演奏はもちろんふたりが担い、そこに演奏者ふたりの音が重なる。これは、ヴィヴァルディの音楽に引き寄せられた女性たちの物語。そこに生の音楽は欠かすことが出来ず、作品を何倍にも豊かに、美しく彩っていた。そして本作はこんな台詞で幕を閉じる。「娘たち、よりよく生きよ」と。それは18世紀から届いた、現代を生きる“娘たち”への優しい応援歌に思えた。取材・文:野上瑠美子
2023年07月31日『ビッグ・フィッシュ』などで知られるアンドリュー・リッパが、初めて手がけたミュージカル『ジョン&ジェン』。1幕ではジョンとジェン姉弟の、2幕ではジョンとジェン親子の絆と葛藤を描く。その日本初演が決定。劇団四季などを経て、世界を舞台に活躍中の市川洋二郎が、演出・翻訳・訳詞・ムーブメントを担う。そこで市川に現段階の構想を訊いた。本作の上演は、2016年ごろからの念願だったと切り出す市川。「ふたり芝居のミュージカルってそう多くないですし、テーマがとても深くていい話だったので、どうにかやりたいと思っていました。そんな中、2021年にロンドンで上演された改訂版を観たら、ベトナム戦争からイラク戦争を絡めた話に変わっていて。同じ時代を生きる僕たちにとても響きやすい、より身近な話になっていたので、ぜひ改訂版で上演したいと思ったんです」そこで市川は直接アンドリュー・リッパに連絡し、改訂版での上演が実現。Wキャストによる4人の俳優には、森崎ウィン、田代万里生、新妻聖子、濱田めぐみと、市川が信頼する実力派が顔を並べた。「ひとりの女性の人生を大きなうねりの中で描き切る本作では、濱田さんの繊細な芝居の作り方はすごく生きてくると思います。一方新妻さんはジェンと同い年ですし、お子さんのこともあり、ものすごくリアルにジェンを捉えてくださるんじゃないかと。そしてしっかり技術的に固めてくる万里生さんと、初々しいウィンくん。その対比がまた面白いものになりそうです」本作の大きな特徴が、姉のジェン役は6歳の少女から人生の問題に直面する母親までと、ひとりの人生を演じ切るのに対し、ジョン役は1幕では弟を、2幕では息子とふたりの人生を演じるという点。「1幕で人生のいろんな苦しさを経験し、そこから2幕が始まるジェンのジャーニーという構造も面白いですし、輪廻転生のように、2幕でもう一度生き直すジョンの視点というのも面白い。ただ結局生きていく上で負った傷と向き合うには、トライアンドエラーを繰り返していくしかない。そんなことをお客さんには感じていただければと思います」さらに市川の大きな強みは、翻訳・訳詞も担えること。「僕が訳詞で大事にしているのが“一音一文字”。作曲家が書いた音楽の形は、変えるべきではないと思っていて。それに日本語って音の数で言えば情報量が少ないと思われがちですが、それは言葉自体に漂っている“香り”みたいなもので埋めることが出来る。そんな力が日本語にはあると思っています」東京公演は12月9日(土)~12月24日(日)よみうり大手町ホールにて、大阪公演は12月26日(火)~12月28日(木)新歌舞伎座にて。取材・文:野上瑠美子
2023年07月31日2023年でダイビルは100周年を迎えます!100周年記念のお得な「ダイビル共通利用券」を期間・数量限定で販売!販売価格は7,000円(1,000円チケット×10枚1セットで総額10,000分の共通利用券としてご利用頂けます)。「ダイビル共通利用券」の情報はこちら8月1日(火)10:00より発売開始。チケットぴあで「ぴあチケット」を購入された方は、コンビニエンスストア(セブン-イレブン・ファミリーマート)で発券のうえ、ダイビル本館1Fの「アマデウスストーリーウィズダルマイヤー」「ワインストアワッシーズ中之島店」にてダイビル共通利用券に引き換えてください。利用期間は2023年8月1日(火)から2024年2月29日(木)まで。■ダイビル共通利用券「GoToダイビル100」【利用期間】2023年8月1日(火)から2024年2月29日(木)【引き換え場所】ダイビル本館1F「アマデウスストーリーウィズダルマイヤー」営業時間:平日11:00~18:00、土日祝11:00~19:00定休日:水曜ダイビル本館1F「ワインストアワッシーズ中之島店」営業時間:12:00~19:00定休日:日・祝【販売価格】7,000円(1,000円チケット×10枚1セットで総額10,000分の共通利用券としてご利用頂けます)【対象店舗一覧】●ダイビル本館(大阪市北区中之島3-6-32)PARIS‐h(ブーランジュリ・パティスリー)クイントカント(リストランテ)アマデウスストーリーウィズダルマイヤー(カフェ&ショップ)ワインストア・ワッシーズ(ワインストア)ドノスティア(スペインバル)チャンチ ダイビル本館本店(韓国料理)ブーチック(洋食・喫茶)旧ヤム邸 中之島洋館(カレー・スパイス料理)ブリリアンスプラス(ジュエリー)セブンイレブン●中之島ダイビル(大阪市北区中之島3-3-23)丸福珈琲店(カフェ・レストラン)聖庵(天然酵母造り パンの店)五感(パティスリー)レスレストン(シャツ専門店)サトウ花店(生花)ノガラッツァ(フレンチイタリアン)世界一暇なラーメン屋(ラーメン屋)ばかや(やきとり)レストラン ヴァリエ(フレンチ)贔屓屋(居酒屋)中之島穂の河(日本料理)与太郎(天ぷら・鯛めし)御馥(四川料理)パセミヤ(ワインとお好み焼き)築港麺工房(うどん) ※ディナーのみセブンイレブン●新ダイビル(大阪市北区堂島浜1-2-1)ラチェルバ(イタリアン)キャトルラパン(フレンチ)寿司処 黒杉(寿司)ル シュクレクール(ブーランジュリ)懐食 清水(日本料理)食堂 たのし(居酒屋)
2023年07月31日バレエの殿堂、パリ・オペラ座バレエトップダンサーたちによる公演『ル・グラン・ガラ2023~マチュー・ガニオとドロテ・ジルベールからの贈りもの~』が7月30日(日)に愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(月)~8月3日(木)に東京文化会館 大ホール、8月5日(土)に大阪・フェスティバルホールで上演される。世界の頂点に燦然と輝くパリ・オペラ座バレエの中でも、格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演『ル・グラン・ガラ』。2018年1月に第1回公演、翌2019年7月に第2回公演が行われ、今回は4年ぶりの開催。円熟期を迎え、演技やテクニックに磨きがかかるマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長となるほか、シュツットガルト・バレエ団プリンシパルのフリーデマン・フォーゲルも参加する。来日したばかりのドロテは「日本が大好きなので、再び日本を訪れることができて嬉しいです。今回は家族も一緒で、特に娘は初来日。公演が終わったら観光も楽しみたいです」と来日を喜ぶ。今回、プログラムはAとBがあり、公演回によって演目が異なる。ドロテによれば「私が踊るのは演劇的な表現力を要する作品が中心。出演者は年齢もキャリアも積んでいるエトワールなので、各々が踊りたい/チャレンジしたいと思う演目を組み入れました」。自身が楽しみにしている演目は「あえて言うなら『うたかたの恋マイヤーリング』。昨年オペラ座にレパートリー入りした新作で、もう一度踊れることが嬉しいです。割と激しい作品で、キャラクターも個性的なので、日本のお客様は驚かれるかもしれませんけれど」と笑う。2007年11月にバレエ団の顔とも言うべきエトワールに任命されて以降、一線で活躍してきた彼女は「私は舞台に立つときに、目の前にいる人のために踊る。観客数も国籍も関係なく、とにかく観てくださる方に向けて」と話す。ベストを尽くすために「柔軟性や体のライン、つま先を伸ばすこと……そんな自分の小さい頃からの弱点をどんなときも気をつけています。そしてこれまでのいろいろな経験を生かした踊りも心がけていますね」。観客へのメッセージとして、ドロテは「ぜひ大勢の方に観に来てほしいです。私たちもたくさん感動をお届けしますから、観ている間は日常の心配事などをどうか一瞬でも忘れていただきたい。作品を通して、皆さんを旅に誘いたいと思います」と話した。取材・文:五月女菜穂
2023年07月28日夏休み。子供たちのオペラデビューにぴったりの作品が上演される[8月5日(土)6日(日)東京芸術劇場シアターイースト]。昨年ルクセンブルクで初演されたばかりの《アトランティス・コード》。演出を手がけるのは、ドイツを拠点に活躍する菅尾友。タイトルは「アトランティスの暗号」の意。しかし本作は、1万年前に海中に沈んだ伝説の島を描いたSFアドヴェンチャーではない。母子の成長の物語。「お母さんと息子の関係が中心で、そこにファンタジーの要素が入り込んできます。少年の成長。それを通してお母さんも学ぶという、非常に面白い物語です。音楽は現代的な音で書かれていますが、それが違和感なく、感情や物語のシチュエーションがすごくよくわかるように作られています」ドイツ人の作曲家フランク・シュヴェマーと台本作家ミヒャエル・フロヴィンのコンビによる作品。「10年ほど前に、彼らの《ロビン・フッド》という子供向けの作品を一緒にやって衝撃を受けました。巧みな言葉遊びと、その言葉に密接して書かれた音楽の面白さ。二人と一緒に作った新作の《アトランティス・コード》を、ぜひ日本の子供たちにも楽しんでもらいたいと思っていました」言葉遊びを感じてもらうためには日本語翻訳が必須となる。日本語台本も菅尾が手がけた。「難問でした(笑)。さいわい作曲家と作家と近い関係で、彼らが何を目指しているのかはわかっているので、ドイツ語を直訳するだけではなく、日本の感覚に置き換えて意訳したり、別の面白い方法を考えて。ミヒャエルも、東京の地名に変えた日本用に改訂した台本を書いてくれました」ルクセンブルクの初演も菅尾が演出しているが、今回はそれとは別の新プロダクション。「カラフルで楽しい強い舞台。大人たちも本当に楽しめると思います」母と二人、貧しく暮らす少年は、読み書きに軽い障害があって苦労している。ある日アトランティス島の謎が書かれた本と出会った彼は、本の力で現れた不思議なアトランティスの住人との交流の中で、文字を読めるようになり、失われた島の謎を読み解こうとする。謎が明らかになると、人類によって再び滅ぼされてしまうと心配する不思議な生き物。一方、本を売れば金持ちになれると目論む母親。思いは三者三様だ。少年を反中洋介(テノール)、母親を柳原由香(ソプラノ)、不思議な世界の生き物を宮地江奈(ソプラノ)が演じる。5人編成の小オーケストラ。指揮は齋藤友香理。(宮本明)
2023年07月28日高橋克実が主演し、浜中文一、寺西拓人、富田靖子、斉藤由貴らが出演する奏劇 vol.3「メトロノーム・デュエット」が7月26日(水)より東京・よみうり大手町ホールで上演される。初日に先駆けて公開ゲネプロ、及び取材会が行われた。『奏劇』は、「MOTHER マザー」「レッドクリフ」の音楽手掛けた日本を代表する作曲家・岩代太郎が、新たなフィールドでのクリエーションを行いたいという想いのもと発案されたプロジェクト。シリーズ第3弾となる本作、物語の舞台はある国立の芸術大学。音楽学部の教授である山脇(高橋)は、校医兼カウンセラーの真中(富田)のサポート役として学生の相談を受けている。しかし山脇に悩みを相談した学生の記憶が無くなる、情緒不安定になるといったことが起こる中、山脇が今も思いを寄せる初恋の人・村田(斉藤)が再会したことで物語は大きく動いていく、ミステリータッチの新作だ。ゲネプロ後の取材会では、出演者5名、岩城、脚本・演出の山田能龍が登壇。ゲネプロを終えての感想を聞かれると、岩城は「早くも三回目ですが、感慨深い。ようやく志している奏劇の片鱗が見え始めました」と話す。山田は「生演奏、リーディングが一体というのは、言うは易しですが、稽古場からタイトな中でやってきて、この形をゲネプロまで見られました。手ごたえを感じています」と自信を見せた。主人公・山脇を演じる高橋はここ数日でミュージシャンらと合わせ、調整を重ねていると話し「本は持っているけど、持っているのに間違えるという罠があります」と笑わせた。山脇に相談をする学生・林を演じた浜中は「難しいと思いながらやっています。太郎さんの(演奏の)良いアクセントが入るとき、しゃべりそうになるのを避けながらやっていかなきゃというのを発見しました」とコメント。役者のセリフに合わせて生演奏される本作ならではといえるだろう。山脇をある結末へ導く村田を演じた斉藤は、約70分の本作について「作品の世界観が濃密に集約された中、メッセージ性の強いものをお届け、表現するというのを考えました。本が手元にあると甘えてしまう部分でもあるので、中途半端に終わらないように気を付けたいなと思います(斉藤)」。本作について高橋は「新しい感覚のライブ」と表現。「演劇単体でも、演奏するのもライブですが、両方同時に進行していくのは中々見たことがない。朗読劇とは言っていますが、その日その日で二度と同じことのないステージになると思います」と語った。公演は8月2日(水)まで。
2023年07月28日日本で最も長い歴史を持つ交響吹奏楽団「オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ(Shion)」が、創立100周年を記念して、CMや映画でも有名なカール・オルフ「カルミナ・ブラーナ」の吹奏楽バージョンに挑む。祝100周年!オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ 特別演奏会「カルミナ・ブラーナ」 チケット情報「おお、フォルトゥーナ(運命の女神よ)!」。一度聴いたら忘れられないド迫力の合唱で始まり、力強いリズムの繰り返しで命の喜びを歌う「カルミナ・ブラーナ」が、オーケストラを吹奏楽に替えたフルバージョンで上演される機会はめったにない。合唱と児童合唱、3人のソロ歌手、2台ピアノと打楽器群は原曲のまま、吹奏楽ならではの圧倒的な輝かしさを体験できる。Shionは1923(大正12)年、元陸軍第四師団軍楽隊の有志が「大阪市音楽隊」として結成した。大阪市民に愛されて洋楽普及に貢献し、「大阪市音楽団」へ改称。2014年に民営化し、現在の名前に。吹奏楽コンクール課題曲の参考演奏や、選抜高校野球大会の入場行進曲収録も担当している。指揮を務める大植英次は、小・中・高校時代に吹奏楽に打ち込み、打楽器、トロンボーン、フルート、ホルンに親しんだブラス・ファンでもある。「Shionはブラスアンサンブルの頂点に立つ団体。仲間意識がタイトで固有のサウンドを持った、大阪の宝、日本の宝」と語る。曲目はほかに吹奏楽コンでおなじみの「大阪俗謡による幻想曲」、「ダフニスとクロエ」。吹奏楽・合唱に打ち込む子供たちにもお勧めしたい、必聴のコンサートだ。《第61回大阪国際フェスティバル2023》祝100周年!オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ 特別演奏会「カルミナ・ブラーナ」チケット発売中Pコード:239-024■開催日時9月2日(土) 15:00開演(14:00開場)■会場フェスティバルホール(大阪市北区中之島2-3-18)■出演者吹奏楽:オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ指揮:大植英次合唱:大阪フィルハーモニー合唱団、岸和田市少年少女合唱団独唱:老田裕子(ソプラノ)、清水徹太郎(テノール)、青山貴(バリトン)■曲目オルフ:「カルミナ・ブラーナ」(吹奏楽編曲版/マス・キレス編)大栗裕:大阪俗謡による幻想曲ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲(吹奏楽編曲版/佐藤正人編)※バルコニーBOX席、学生席は取り扱いなし。未就学児童は入場不可。
2023年07月27日学生も夏休みになり、家族やグループでお出かけプランを練っている人も多いのでは。でも気になるのは熱中症も心配な屋外の暑さ。そんな時はエアコンの効いた屋内イベントがおすすめ。涼しい館内で、アートの映像体験をゆっくり堪能できる話題の美術展を紹介。「Immersive Museum OSAKA」 チケット情報大阪・堂島リバーフォーラムで開催中の『Immersive Museum OSAKA』は、芸術作品の世界に入り込むイマーシブ(没入)体験型ミュージアム。印象派を代表する巨匠8名の名画約80点が、特別な音響に包まれながら壁面や床に大迫力の画面で映し出される。居心地のよい会場内ではクッションに寝転がったり、歩き回ったりなど自由に過ごすことができる。1回の投影は約30分だが時間制限もないので、好きなだけ滞在できるのも魅力だ。また会場内にはカフェコーナーもあり、作品にちなんだオリジナルメニューなどが楽しめる。『Immersive Museum OSAKA』は9月6日(水)まで開催。大阪のランドマーク・梅田スカイビル27階にある「絹谷幸二 天空美術館」でも大迫力の絵の中に飛び込む3D映像体験ができる。高さ約3m、幅14mの大型ラウンドスクリーンの中に、花びらが舞い散る大阪城や目の前まで迫る龍や風神・雷神などが、音楽とともに立体映像として目の前に広がる。その没入感と躍動感は言葉では表せないほど新鮮な体験になるはず。メインの展示室では3D映像に登場する色彩豊かな絵画や立体作品が鑑賞できるほか、文化勲章受章画家・絹谷幸二の若き日のヴェネツィア留学での体験の記憶を描いた特別展『ヴェネツィア祝歌』が12月10日(日)まで開催されている。また、館内には大阪の絶景とともにオリジナルドリンクやフードが楽しめる「天空カフェ」があるので、眺望とアートの余韻を楽しむくつろぎスポットとしてもおすすめだ。チケットぴあでは、『Immersive Museum OSAKA』と『絹谷幸二 天空美術館』の入場料がセットになったスペシャルチケット『天空美術館も見られる入場券』を、夏休み特別企画として販売中。8月31日(木)までの期間内に、各会場で利用できるお得なセット内容。この機会に涼しい館内でアートをゆっくり楽しんでみては。取材・文・撮影(「天空美術館」を除く)/滝野利喜雄
2023年07月26日体験型「恐竜」ライブエンターテインメント ディノアライブ「DINO SAFARI」が、この夏パワーアップ!8月10日(木)から27日(日)に、初のアリーナツアー公演『DINO SAFARI GIGANT』が横浜、仙台、大阪にて開催される。「DINO SAFARI GIGANT」 チケット情報開催に先立ち、オフィシャルサポーターである新日本プロレス所属の鷹木信悟選手と高橋ヒロム選手が出演するギガントムービーがオフィシャルWEBサイトにて公開された!本動画では鷹木信悟選手と高橋ヒロム選手が全長8.2mのギガノトサウルスに遭遇!2人より遥かに大きいギガノトサウルス。猛威を振るうなか、タッチロープにあの恐竜が現れ、世紀の一戦に!!アリーナ公演の魅力が伝わる迫力のある動画となっている。ぜひご覧ください。公演のチケットは発売中。オフィシャルWEBサイト
2023年07月26日ミュージカル『天翔ける風に』が2023年9月29日(金)から東京芸術劇場 プレイハウスほかで上演される。出演する屋良朝幸と原嘉孝はそれぞれ人気舞台へのオファーが絶えない二人だが、意外にも舞台共演は今回が初めてだ。「ずっと共演したいと言い続けてきました」と原は思いを語り、「全身からエネルギーがあふれているというか、こちらも楽しくなるようなパフォーマンスをされますよね。こうなりたいと思う先輩の一人です!」と屋良を評する。一方の屋良は「実はプライベートで会う仲」と明かし、「初めて見たとき、面白いやついるなぁと。(原さんの)お芝居は見ているんですけど、歌ったり、踊っていたりする姿はそんなに知らない。今回はせっかくの機会だし、いろいろゆっくり話せたら」。舞台は幕末。原が「僕、歴史に本当に詳しくなくて......」と不安げにつぶやくと、屋良は「俺も全然分からない。一緒に勉強しよう」と笑う。いわゆる“和物”テイストの舞台が初めてだという屋良は「以前出演した舞台で日舞を少し踊って、先生に『君は日本の心がないね』と言われて(笑)。今回は自分の経験してきたダンススタイルとは違うパフォーマンスもあるかもしれないし、また新たな引き出しをつくるチャレンジができたら」と意気込んだ。原にとっても本作は“挑戦”が詰まっている。「血気盛んな役で、声を張り上げたりするでしょう。声の出し方やケアの方法などをいろいろ先輩方から学ぼうと思っています」。コロナ禍も終わりが見えてきた。屋良は「初日が開けて、千秋楽を迎えることが当たり前でないことを改めて感じた日々。どうやってその日のお客さんに楽しんでいただけるか、何をどう伝えるかをより考えるようになりました。確かに大変な時期だったけど、そういう風に思えたのはよかったかな」。原は「配信公演などはコロナ禍で生まれた新しい楽しみ方だと思うんですけど、それでもやっぱり生で観ていただきたい。早くコロナ禍が終わって、少しでも多くのお客さんに舞台を楽しんでほしいです」と語った。東京公演は10月9日(月・祝)まで。そのほか地方公演が予定されている。取材・文:五月女菜穂
2023年07月26日8月11日(金・祝)から15日(火)まで開催される、徳島市の夏の風物詩「阿波おどり」。今夏から、有料演舞場のチケット価格設定において、ダイナミックプライシング(価格変動制)が導入されている。「阿波おどり」 チケット情報価格変動制の対象となるのは、有料演舞場(南内町演舞場・藍場浜演舞場)で行われる、13日(日)《2部》・14日(月)《1部・2部》・15日(火)《1部・2部》の各公演。プレミアム桟敷席と南内町特別観覧席については全公演対象外となる。過去の販売実績や日々の販売状況に応じてAIが価格を自動調整して算出し、100円単位で変更される。チケットをご購入いただく際は、最新の価格をご確認の上、お買い求めください。前夜祭やその他の有料観覧席も発売中。世界に誇る「阿波おどり」を体感しに、ぜひ足を運んでほしい。■「阿波おどり」▼8月12日(土)~15日(火)※8月11日(金・祝)は前夜祭前夜祭(アスティとくしま)▼8月11日(金・祝)第1部 12:00/第2部 15:30/第3部 19:00選抜阿波おどり(あわぎんホール)▼8月12日(土)~15日(火)第1部 11:00/第2部 13:30/第3部 16:00有料演舞場(南内町演舞場・藍場浜演舞場)▼8月12日(土)~15日(火)第1部 18:00~19:40/第2部 20:20~22:00無料演舞場(両国本町・新町橋)おどり広場等(新町橋東・両国橋南・アミコドーム・シビックセンターさくらホール)阿波おどり公式ホームページダイナミックプライシング(変動料金制)とは
2023年07月25日演歌ひとすじの大御所・水谷千重子が、またもや芸能生活50周年! 2年ぶり2度目となる博多座で『水谷千重子50周年記念公演』を行なう。公演に先立ち、千重子と二葉ファミリーの御崎進が来福。“豪華で濃密な”公演の見どころを語った。「第一部のお芝居で笑って泣いて感動して、第二部の歌謡ショーでは豪華アーティストとのジョイン! 往年のヒット曲からオリジナルソングまでを楽しんで頂けます」と語るのは水谷。「本格的な殺陣が見もの」と言う第一部『大江戸混戦物語ニンジャーゾーン』には、常連役者YOU、バッファロー吾郎Aらに加え、的場浩司、山崎銀之丞らが初参戦。ずん、ハリセンボン、ガンバレル―ヤがトリプルキャストとして日替わりで出演する。「芸人の皆様の登場シーンではアドリブを笑いを引きだしつつ、シリアスな場面では、とにかく緊張感を持って臨んでいます」と座長の貫禄をみせる。第二部の『千重子オンステージ』には、スターダスト☆レビューの根本要、水森かおり、PUFFY、二葉ファミリーの八公太郎、六条たかや、倉たけしが参加。そしてこの日も留学先の二デーン共和国から駆けつけた(と言う)御崎進が、帰国後初のパフォーマンスを見せることも話題だ。「千重子先生の50周年記念公演という席に呼んで頂いたことに感謝します」と息を切らせながら挨拶した御崎。のっけから会見の司会者が実は元カノだった!?という設定で会場を笑いの渦に巻き込み、さらには会見で発言した言葉からインスピレーションを受け、次々と二人で名曲を誕生(フルコーラス披露)させたりと、既にここでも会見なのかショーなのか?の濃密な時間。「進ちゃんは、会場とお客様の空気を一瞬で変えるカリスマ的存在。進ちゃんのオリジナリティは誰にもまねられない」と語る水谷だが、その圧倒的存在感はまさに天晴。博多座でもどんな化学反応を見せてくれるのか楽しみだ。そしてなんと、千重子との長年にわたる確執と30年越しの和解も話題となった浜ローズと、芸能生活76年の大物演歌歌手・萬みきおの博多座参加も追加で決定!千重子と浜ローズとのオリジナルデュエットソング、そして千重子の新曲も博多座で初披露と話題満載だ。千重子自身「毎日何が飛び出すかわからない」と語る『水谷千重子50周年記念公演』。千重子と豪華スターたちとの濃厚なステージに連日目が離せない!公演は7月27日(木)~8月6日(日)博多座にて。チケットは発売中!
2023年07月25日