人気ゲームを映画化した『アングリーバード』の日本公開を記念して、東京・銀座のソニービルで“アングリーバード展”が開催されている。その他の画像『アングリーバード』はフィンランド生まれのモバイルゲームで2009年にリリースされ、世界各地で大ヒットを記録している。映画は、ゲームに登場するキャラクターが登場するアニメーションで、怒りんぼうのレッド、お調子者のチャック、ビビりのボムが、いじわるなピッグ軍団に盗まれた大切なタマゴを取り返すために冒険を繰り広げる。イベント会場には、映画の制作過程を見られる展示や、記念撮影ができるエリア、さらにアングリーバードの世界を参加者がリアルに体験できるコーナーが登場。ソニーの触覚提示技術を駆使したもので、“飛べない鳥”のレッドが、巨大なパチンコを使って大空を飛ぶ劇中のシーンを参加者も体験できる。アングリーバード展10月30日(日)まで開催中※10月15日(土)を除く会場:東京・銀座 ソニービル 8F コミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)入場無料『アングリーバード』公開中
2016年10月04日「ぴあ」調査による2016年9月30日、10月1日のぴあ映画初日満足度ランキングは、豊洲新市場への移転も話題となっている築地市場で働く人々を追ったドキュメンタリー『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』がトップに輝いた。その他の画像本作は、80年の歴史を持つ築地市場の舞台裏に迫った作品。1年4カ月の長期に渡る取材により、仲卸業者の日々の営みや、彼らを取り巻く人間模様が築地の四季と共に紡がれる。映画には“知られざる築地”の姿がたくさん描かれており、出口調査では「築地全体での仕事の役割分担がわかりやすかった」「魚を獲る人、卸す人、料理する人。すべてのつながりが伝統を受け継いでいく。その流れが見えてきた」といった声が寄せられた。また、寿司屋経営者や料理人など“食”に関わる仕事をしている観客からも好評で、「築地の深い部分を見ることができた」「専門の人間でも気付かなかったような部分も描かれていた」などの声が聞かれた。さらに本作には、そこで働く人々の“想い”も丁寧に映し出されていたようで、観客からは「働く人の本音がきちんと描かれていた」「築地をいかに愛しているかが伝わり感動した」「ひとつひとつの言葉が深く響いてきた」「“築地”の情熱が伝わってきた」「職人としての意識とプライドが印象的。業界を盛り上げたいという職人の心意気に共感」といったコメントが集まった。なお、満足度ランキングは、イーサン・ホークが老ピアニスト、シーモア・バーンスタインにカメラを向けたドキュメンタリー『シーモアさんと、大人のための人生入門』が2位に、比嘉愛未、ミムラ、佐々木希が3姉妹に扮したヒューマン・ドラマ『カノン』が3位に入っている。(本ランキングは、9/30(金)、10/1(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』公開中
2016年10月03日2016年10月1日、2日の全国映画動員ランキングは、公開6週目の『君の名は。』(全国334館)が首位を守り、2位の『ハドソン川の奇跡』(全国334館)、3位の『映画 聲の形』(全国120館)も変わらず。その他の画像福山雅治が芸能スキャンダルを追うフリーカメラマンに扮する主演作『SCOOP!』(全国248館)は初登場4位に入った。新作では『アングリーバード』(全国298館)が初登場10位につけている。そのほか『シン・ゴジラ』(全国248館)が公開10週目で9位から7位に順位を上げた。次週は『グッドモーニングショー』『少女』『ジェイソン・ボーン』『HiGH&LOW THE RED RAIN』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『ハドソン川の奇跡』3位『映画 聲の形』4位『SCOOP!』5位『怒り』6位『闇金ウシジマくん Part3』7位『シン・ゴジラ』8位『四月は君の嘘』9位『真田十勇士』10位『アングリーバード』
2016年10月03日アンジェリーナ・ジョリーが、『Shoot Like a Girl』に主演交渉をしている。原作は、米空軍少佐メアリー・ジェニングス・ヘガーが書いたメモワール。その他の情報彼女は、アフガニスタンの紛争地区を救援ヘリコプターのパイロットとして訪れるが、彼女のヘリコプターは撃ち落とされてしまう。しかし、怪我をしつつも、彼女は救助すべき3人のアメリカ人と、自分のチームを見事、アメリカに連れ戻した。原作のメモワールは、来年5月、アメリカで発売予定。映画版の監督は、ジョリーの主演が決定してから決められるようだ。ジョリーの最新作は、監督、脚本、主演を兼任した『白い帽子の女』。その前の主演作は『マレフィセント』で、アクション物への出演は、久々となる。文:猿渡由紀
2016年10月03日歌手で俳優の福山雅治が10月1日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演作『SCOOP!』の初日舞台挨拶に出席した。駆けつけたファンから、ましゃ(福山の愛称)コールから飛ぶと「モテとるな、今日も」とご機嫌。自身の“スクープ”として、番組共演をきっかけに、黒柳徹子とメールアドレス交換したと明かした。初日舞台挨拶その他の写真福山演じる落ちぶれたフリーカメラマンが、新米記者とタッグを組み、一世一代のスクープを狙う。原作は1985年に公開された原田眞人監督作『盗写1/250秒』。舞台挨拶には福山をはじめ、二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー、大根仁監督が登壇した。13年公開の『そして父になる』以来の主演作である本作について、福山は「自信を持ってお届けできる映画」と誇らしげ。新米記者を演じた二階堂との共演を「僕がどんな芝居をしても、しっかり受け止めてくれて、自由に演じさせてくれた」と振り返ると、二階堂は「ガキンチョなのに、うれしいです。福山さんは大先輩ですし、『この方のために…』という思いで毎日現場に通っていたので」と感無量の面持ちだった。「ふだん撮られる側なので、撮る側を演じてリアリティが出せるか不安だった」と語るのは、雑誌の副編集長を演じた吉田。同じく副編集長役を務めた遠藤は、撮影中の肉離れを明かし「それでも上半身は撮れるだろうって、バギーに乗って走るシーンを撮影した」と舞台裏を語った。また、情報屋を演じるリリーは「ふだんの生活が活きた。あんなに下品じゃないですけど」と笑いを誘った。高校時代から『盗写1/250秒』の熱烈なファンだった大根監督は「設定は大きく変えた部分もあるが、結末だけは変えていない。僕が当時感じた衝撃を与えたいなと思ったので」と念願の映画化にこめた思いを語っていた。『SCOOP!』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年10月01日“HiGH&LOW”プロジェクトの劇場版第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』のインターナショナルプレミアが9月29日(現地時間)に台湾で行われ、TAKAHIROと登坂広臣が登場。会場には1000人のファンが集まった。インターナショナルプレミア その他の写真本作は、ドラマ、映画、ライヴなど様々なジャンルで展開されるプロジェクト“HiGH&LOW”の映画最新作。幼い頃に両親を失い、かたい絆で結ばれてきた尊龍(斎藤)、雅貴(TAKAHIRO)、雨宮広斗(登坂)の雨宮兄弟の謎と運命に迫った新たなドラマがスクリーンに映し出される。ふたりが台湾を訪れるのは初で、空港にも彼らを出迎えるファンが集結。レッドカーペットに登場したTAKAHIROは「国の境を越えて皆さまに『HiGH&LOW』を期待していただいて嬉しく思っています」と語り、登坂は「HiGH&LOWで雨宮兄弟を演じ、色々なものを感じたのでこの感情をより多くの方々に伝えていければと思っております。兄弟の絆、家族の絆、アクションシーン見どころがたくさんありますので、ぜひ楽しんでいただければと思います」とコメント。その後に舞台あいさつでは観客から質問を受け付ける時間があり、「台湾へ留学に来ているのですが、寂しくて負けそうになることがあります」という声にTAKAHIROは「真面目なの苦手なの」と語って客席の笑いを誘うも、劇中のセリフを引用して「広斗の『壁だと思え。』を思い出してください!これがあれば大丈夫だと思います」とアドバイスをおくり、登坂は「家族友達は離れていても応援しているから。寂しくなったら僕らの曲を聴いてください!元気になります!」とエールをおくった。『HiGH&LOW THE RED RAIN』10月8日(土) 公開
2016年10月01日EXILEのTETSUYAが30日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた、ドキュメンタリー『EXILE UNIVERSITY ~あなたの夢はなんですか?~』の特別先行上映会の舞台挨拶に登壇し、「僕のガチなチャレンジ」とコメントした。同作は、2014年より3年間、「現代表現論」の客員教授として、淑徳大学人文学部表現学科の教壇に立ったTETSUYAの活動から、昨年行われた全7回にわたる講義の様子を中心に迫ったもの。特別先行上映会その他の写真EXILEの活動とはまた違うTETSUYAの姿を映し出す本作は、全国のユナイテッド・シネマ、シネプレックスにて順次上映予定。各回上映時にTETSUYA本人が登壇し、特別講義イベントを行う。上映前にTETSUYAがステージに姿を見せると、大きな拍手とともに黄色い歓声が。ステージから笑顔で客席を見渡したTETSUYAは「いつもと雰囲気が違うんですけど、みなさん、盛り上がってますか?」と声をかけ、まずは客席との距離を縮めた。「今年EXILEは15年アニバーサリーです。そういう年にこうした作品が作れて、ものすごく有難く思っています。これからこの作品が全国に広がっていくと思うと、すごくワクワクしています」と口を開いたTETSUYA。「もともとEXILEでいろいろとステージを踏んできて、年を重ねるごとにダンスに対して真摯に向き合いたくなり、『月刊EXILE』の中で、いろんな方にお会いして勉強させていただきました。そうしていくなかで大学に入学できないかという欲が沸いてきた時期もあったのですが、スケジュール的にも難しいなと思っていたとき、客員教授としてのお話しをいただいて、今回のような活動をすることができました。3年間のいい集大成が作れたなと思っています」と作品誕生の経緯に触れた。そして最後に「僕のガチなリアルなチャレンジ、挑戦をいいストーリーで切り取っていただいています。楽しんでもらって、何か持ち帰ってもらえたらなと思います」とメッセージを送った。第1回上映は11月13日(土)シネプレックス枚方にて実施取材・文・写真:望月ふみ
2016年10月01日10月15日(土)からTOHOシネマズ六本木ヒルズで“ドイツ映画祭2016 HORIZONTE”が開催される。近年製作されたドイツの最新作を上映するイベントで、桃井かおりが出演する『フクシマ・モナムール』がオープニングを飾る。その他の画像本映画祭は過去にも様々な会場で開催されており、ドイツ映画の新作を堪能できる催しとして好評を集めてきた。今年は7作品が上映され、多くの上映回で、舞台あいさつや、Q&Aの時間が設けられる。オープニングを飾る『フクシマ・モナムール』は、福島の帰還困難区域で暮らすことになったドイツ人女性と日本人女性の友情を描く作品。その他、名作を映画化した『アンネの日記』や、ナチス戦犯を追う検事長が主人公の『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』、クリスマスイヴを精神科の病棟で過ごすことになった患者たちと担当医のドラマ『クリスマスの伝説―4人の若き王子たち』、途上国開発援助の職についた主人公がある出会いを通じて予想外の状況に足を踏み入れていく様を描いた『閉ざされた部屋の嵐』、ドイツにやってきたレバノン難民の少年を描く『メテオール通り』、妊娠中の子が重大な病を抱えていることをしった主人公が赤ちゃんを産むか後期中絶するべきかを迫られる『24週間決断の時』が上映される。ドイツ映画祭2016 HORIZONTE会期:10月15日(土)~19日(水)会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
2016年09月30日ジョニー・デップが『Murder on the Orient Express』リメイク版に出演することになった。その他の情報監督と主演はケネス・ブラナー。一時はアンジェリーナ・ジョリーも出演する予定だったが、ジョリーは最近、降板した。ほかに、デイジー・リドリー、ミッシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、マイケル・ペーニャの出演も決まったようで、豪華キャストが固まりつつある。撮影は11月にロンドンで始まる。原作は、アガサ・クリスティによる1934年の推理小説。1974年の映画化作品『オリエント急行殺人事件』はシドニー・ルメットが監督、アフバート・フィニー、イングリット・バーグマン、アンソニー・パーキンス、ローレン・バコールらが出演した。バーグマンは今作でオスカー助演女優賞を受賞。ほかに5部門でノミネーションを果たしている。文:猿渡由紀
2016年09月30日『アメリカン・ビューティー』やドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のケヴィン・スペイシーが“ネコ”になっちゃった主人公を演じる、映画『メン・イン・キャット』の予告映像が公開になった。『メン・イン・ブラック』や『アダムス・ファミリー』などを手がけたバリー・ソネンフェルド監督が手がけるヒューマンコメディだ。公開された予告編映像本作の主人公は、仕事一筋で家庭をかえりみない傲慢な大企業の社長トム。ある日、娘のリクエストで渋々、苦手なネコを飼うが、思いもよらぬアクシデントでトムの意識はネコの体に移ってしまう。予告映像は、そんな突然ネコになってしまったトムの心情を、『サザエさん』のアナゴさんや『人志松本のすべらない話』でおなじみの若本規夫が解説しており、見た目は愛らしいのに、必死でネコらしくない行動を連発するトムの姿にクスリとしてしまう内容になっている。ネコとして、妻と娘に迎えられたトムの運命は? 社長不在の会社をのっとろうとする悪い社員にどう立ち向かうのか? トムは本来の姿を取り戻すことができるのか? いろいろな想像がふくらむ映像になっている。『メン・イン・キャット』11月25日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年09月30日『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXがリリースされたのを記念して、本作でスクリーンデビューを果たした“ブラックパンサー”の特別映像、俳優のチャドウィック・ボーズマンのインタビュー映像などが一挙に公開された。謎に包まれた男“ブラックパンサー”の正体とは?公開された特別映像本作は、キャプテン・アメリカ、アイアンマンやブラック・ウィドウらが所属する“アベンジャーズ”を国際的な政府機関の管理下に置くべきかでキャプテン・アメリカとアイアンマンが対立。意見の違いは新たに起こる事件や、勘違い、ボタンの掛け違いによって大きくなっていき、ついにチームは二手に分かれて対決せざるを得なくなってしまう。本作は基本的に、人気キャラクターがキャプテン・アメリカ、アイアンマンの“チーム”に所属して戦うが、その中で“第三者”として登場するのがブラックパンサーだ。マーベル映画を束ねる製作のケヴィン・ファイギは映像で「彼は基本的にどちら側でもない。視点が新鮮だ」と語る。ブラックパンサーの正体は、アフリカの小国ワカンダの王子ティ・チャラで、殺された父の復讐のために黒いスーツに身を包んで戦うことになった。身のこなしはしなやか、攻撃は鋭いが、王子としての高貴さもある人物を誰が演じるのか? ファイギは『42~世界を変えた男~』に主演して注目を集めたチャドウィック・ボーズマンにオファーを出した。インタビュー映像でボーズマンは「コミックに忠実であることをまず第一に考えた」と言い、その上で「コミックではまったく語られていない部分を表現したいと思った」と振り返る。ボーズマンの演技は共演者からも高い評価を集めており、アイアンマン役のロバート・ダウニーJr.は「チャドウィックは知的な堂々とした男だ」、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンは「彼が加わって、現場の士気も上がった」とコメント。スタッフ、キャストから絶大な信頼を集めたボーズマンの“ブラックパンサー”は観客やコミックのファンからも好評で、今後さらに活躍の場を増やすことになりそうだ。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』MovieNEX発売中デジタル配信中
2016年09月30日『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の新たな予告編が公開になった。魔法動物たちの登場シーンや壮大なアクションシーンをふんだんに盛り込んだ内容で、“ハリポタ”の世界観を引き継ぎながら、“ファンタビ”にしかない魅力が存分に発揮された内容になっている。『ファンタスティック・ビースト』/新映像本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。1926年のニューヨークで、ニュートの運んでいたトランクに入っていた魔法動物がカバンの外へ逃げ出したことから街はパニックになり、ニュートは騒動の収拾のために大冒険を繰り広げる。このほど公開になった映像は、新カット、新キャラクターが次々にお披露目去れる豪華なもので、まず目を奪われるのは個性豊かな魔法動物(ビースト)たちだ。日ごろは人間の目につかないところで暮らしている魔法動物たちは、姿、大きさ、表情、特徴がそれぞれ違い、愛らしいものもいれば、危険をもたらす凶暴な動物もいる。主人公のニュートは人間よりも魔法動物と行動している方が気楽な少し変わった人物で、予告編にも“少し風変わり”で、しかし憎めないニュートのキャラクターが伝わってくるシーンがふんだんに収録されている。少しドジな魔法動物学者の“小さな失敗”が、最終的にどこまで大きな“危機”を呼び込むのか? そんな状況をニュートはどう打開するのか? アクション、ファンタジー、ドラマなどあらゆる要素が凝縮された本作は今冬、大きな注目を集めそうだ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2016年09月29日『踊る大捜査線』シリーズの脚本を手がけた君塚良一が監督を務める新作『グッドモーニングショー』の公開を記念して、“スリーアミーゴス”が登場する、両作品のスペシャルコラボ映像が30日(金)にテレビ放送されることが発表になった。その他の画像映画『グッドモーニングショー』は、中井貴一演じるキャスター・澄田の災難だらけの1日を描くワイドショーを舞台にしたオリジナル・コメディ。スペシャルコラボ映像は、キャスターの澄田が、立てこもり事件発生を伝えているのを、現役をリタイアした神田元署長、秋山元副署長、袴田元課長ら“スリーアミーゴス”が、ゴルフ場のレストランで見ているテレビのワイドショーで知るという設定だという。4年ぶりに“スリーアミーゴス”として顔を合わせた北村総一朗(神田署長)、斉藤暁(秋山副署長)、小野武彦(袴田課長)は収録を振り返り、「本当に懐かしかったですね。4年前にそのまま戻ったような気分! 若返った気分です」(北村)、「仕事以外で3人が揃うこともなかなかなかったので、懐かしかったです」(小野)、「毎回『これが最後か』と思ってやってましたが、嬉しいです」(斉藤)と話し、「(また3人で)ぜひ恒例にしたいね」(小野)、「やるなら早めにやらないと」(斉藤)と今後の復活にも意欲をみせた。北村は『グッドモーニングショー』について、「脇役に僕ら3人を、ちょっと出して欲しかったね(笑)。しかし、中井さんという方は喜劇が本当に面白い。僕は観に行くけど、ぜひ皆さんにも観てもらいたいですね」とPRした。スペシャルコラボ映像は、9月30日(金)21時からのフジテレビ系・金曜プレミアム『ターミネーター4』の中で放送される。『グッドモーニングショー』10月8日(土)全国公開
2016年09月29日ディズニーが製作配給するライブアクション版『ライオン・キング』の監督に、ジョン・ファヴローが決まった。ファヴローは最近、やはりディズニーが製作したライブアクション版『ジャングル・ブック』を大ヒットさせている。続編の企画も進んでおり、ファヴローは監督として続投する予定だ。その他の情報1994年に公開されたアニメ版『ライオン・キング』は、全世界で9億6700万ドルを売り上げる爆発的ヒットとなった。興行成績で見ると、『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』に次いで、史上3番目にヒットしたアニメとされているが、観客動員数で見ると、史上最高だ。サウンドトラックの売り上げは1500万枚で、アニメ映画としては史上最高記録。ライブアクション版でも、オリジナルの曲が使用される予定だという。公開日やキャストは未定。文:猿渡由紀
2016年09月29日アン・リー監督の最新作『BILLY LYNN’S LONG HALFTIME WALK』(全米公開2016年11月11日)の邦題が、『ビリー・リンの永遠の一日』に決まり、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの配給で、来年2月11日(土)に公開されることが発表になった。その他の情報アン・リー監督が『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の次に手がけるのは、戦場での姿がメディアに取り上げられ、19歳でイラク戦争の英雄になった青年ビリーの戦争体験と、心の葛藤を描くヒューマンドラマ。一夜にして“英雄”になったビリーがアメリカに一時帰国し、凱旋ツアーに駆り出される中で感じる違和感や、フラッシュバックする戦場での出来事を通して、9・11以降のアメリカ社会のあり方や、戦争とは何かを社会に問う作品になるという。原作はベン・ファウンテンの小説『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』。ビリー・リンを新鋭ジョー・アルウィンが演じるほか、クリステン・スチュワート、クリス・タッカー、ギャレット・ヘドランド、ヴィン・ディーゼル、スティーヴ・マーティンらが出演する。資料によると、戦地へ戻る前日、ビリーは感謝祭のアメリカン・フットボールのハーフタイムイベントに迎えられ、ハーフタイムショーの中で狂気=戦争の記憶が蘇る“ラスト12分”のシーンがあり、世界初の映像技術(120フレーム/秒)を駆使したアン・リー監督渾身の映像になっているという。本作は第54回ニューヨーク映画祭(9月30日~10月16日)への出品が決定しており、ワールドプレミアも開催される。これまで、同映画祭に出品されたアン・リー監督の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『グリーン・デスティニー』はアカデミー賞を受賞していることから、賞レースへ直結する映画祭としても注目が集まる。『ビリー・リンの永遠の一日』2017年2月11日(土・祝)全国公開
2016年09月29日俳優の坂上忍が米アニメ映画『アングリーバード』の日本語吹替え版で、主人公の“怒りんぼうのレッド”を演じている。日本一の怒れる俳優として白羽の矢が立ち「世間のイメージですかね(笑)。正直『やっぱり?』って思うし、怒りんぼうで照れ屋、それに天邪鬼なところはレッドに似ていると思いますよ。何より眉毛が似ている!」とまんざらでもない様子だ。その他の写真全世界で30億ダウンロードを記録する大ヒットゲームを映画化した本作。坂上演じるレッドが仲間と手を組み、突如平和な島に上陸したブタのピッグ軍団が奪った“たまご”を取り返すために、大冒険を繰り広げる。『怪盗グルーの月泥棒 3D』のプロデューサーであるジョン・コーエンが製作。『アナと雪の女王』でアニメーションを担当したクレイ・ケイティス監督が、長編監督デビューを飾る。「もし自分の声じゃなければ、感動で泣いていましたよ。それくらい心にグッと迫るものがある作品だと思いますね。お子さんが楽しんでくれるのはもちろん、僕ら大人が忘れかけている勇気と信頼を思い出せてくれる。これを見れば、心の歪みも矯正されるはずですよ」(坂上)俳優業に加えて、歯に衣着せぬ発言でバラエティでも大活躍。“空気を読む”風潮が強い時代だけに、賛否を巻き起こすこともあるが、「いいことも悪いことも、思ったことは言っちゃうタイプなので。僕は小さい頃から(俳優の)仕事をしていますが、ここ最近は現場で“怒る人”がずいぶん減ったなと思うんですよ。そういう流れに対しては、自分自身も違和感があり、悩んだ時期もあった」のだとか。タレントとして時代に合わせるのも仕事のうち。それでも「やっぱり、言うべきことは言わなくちゃと思うようにして。譲れないものがあると言えばカッコいいですけど、要は我慢がストレスになっちゃう(笑)。それに嘘や回りくどい発言、中途半端な遠慮は姑息な気がするんですよ。もちろん、真に受けて怒る人がいるのも承知していますけどね」と信念を貫く姿勢は、映画の主人公であるレッドにも共通している。「まあ、レッドはあのままでいいけど、僕の場合は年齢的に、もう少し大人にならないといけないですね」(坂上)『アングリーバード』10月1日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年09月29日東宝株式会社とワーナーブラザースジャパン合同会社の共同製作・配給による『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化が決定した。9月28日、都内で行われた製作発表会見で明らかになった。タイトルは『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。三池崇史監督がメガホンをとり、山崎賢人が主人公・東方仗助を演じる。荒木飛呂彦による連載開始から30周年を迎える2017年夏に公開される。その他の写真会見には三池監督と山崎に加えて、神木隆之介(広瀬康一役)、小松菜奈(山岸由花子役)、岡田将生(虹村形兆役)、真剣佑(虹村億泰役)、山田孝之(片桐安十郎役)、伊勢谷友介(空条承太郎役)、平野隆プロデューサー(TBS)、市川南取締役(東宝株式会社)、高橋雅美社長兼日本代表(ワーナーブラザースジャパン合同会社)が出席した。東宝×ワーナーの大手2社による共同配給について、平野プロデューサーは「日本で最も配給力がある東宝さん、そして世界中で愛される原作だけに洋画邦画を両方手がけるワーナーさんの両社にお願いすべく、交渉を重ねてきた」と経緯を説明し、「30年前にジョジョが漫画の新しい幕開けだったように、今回の試みが映画配給の新しい幕開けになれば。一ファンとしてどんな作品になるか楽しみにしている」と期待を寄せた。また、シリーズ化については「まずは(今回映画化する原作の)4部を完結させたい。そのためには、あと数作は必要」と構想を語った。一方、東宝の市川氏は「ジョジョといえば、誰もが一度は実写化を考え、そして実現できなかった最後の原作。来年夏のナンバー1はもちろん、2017年のナンバー1作品に育てたい」。ワーナーの高橋氏は「2社が長所を生かし、力を合わせて、新しい1ページを開けるような素晴らしい作品にしたい」とそれぞれ抱負を語った。数々の話題作を手がけてきた三池監督は、「オファーをいただき、3日間眠れなかった。これを作ってしまったら、今後何を作ればいいのか…。そう思える作品にしなければいけない。日本映画を全部リセットされるよう、力の限り頑張りたい」と武者震い。スペイン、カタルーニャ地方のシッチェスやバルセロナなどで撮影が行われる予定で、「ここに住みたいなと思える雰囲気があった」と語った。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』2017年夏公開取材・文・写真:内田 涼
2016年09月28日佐藤勝利(Sexy Zone)と橋本環奈のW主演で、人気小説を実写化する映画『ハルチカ』のティザービジュアルと特報映像が解禁された。本作は、高校で再会した幼なじみのふたりが、吹奏楽部に入り音楽を通して成長していく姿を描く青春映画で、特報映像には佐藤と橋本が猛練習して撮影に挑んだホルンとフルートの演奏シーンも登場する。その他の画像佐藤と橋本が演じるのは、ちょっぴり頼りないが気の優しいハルタと、真っ直ぐで負けん気の強いチカ。入学式で運命的な再会を果たしたふたりは、吹奏楽部に入りコンクール出場という目標に向かって、ひたむきに突き進んで行く。映画は、初野晴の小説『ハルチカ』シリーズをベースにしたオリジナルストーリーになっており、脚本と監督を務める市井昌秀は「原作がもつ数ある魅力的な要素から、“心に痛みを持つ人たちがそれぞれの居場所を取り戻す”という要素に焦点を当てることで登場人物を丁寧に描き、吹奏楽のもつ意味を重ねながら、オリジナルストーリーとして生まれ変わらせました。もう一つの『ハルチカ』が一人でも多くの皆様の心に届くことを切に願っております」と語る。原作者の初野は「高校生を題材にした小説を書くとき、ノスタルジーと成長以外の何があるのかを意識して書きます。それを踏まえたうえで、市井監督との初顔合わせのとき、『ハルタとチカと草壁先生が出ていれば何をやってもいいです。その代わり原作者と原作のファンに映画の尺に合った完全新作を見せてください』とお願いしました」と明かし、このほど、顧問の草壁を小出恵介が演じることが明らかになった。ティザービジュアルには、「恋じゃない。けど…友達より、トクベツ」というキャッチコピーがあり、公式サイトで公開された特報映像では、ふたりがさまざまな経験の中で飛躍し、ときに挫折を味わう中で、自分の中に芽生えた“恋より前の、まっすぐな想い”に気づいていく様が映し出されている。初野は「劇場版では原作になかったチカの挫折とリカバーが描かれます。そのリカバーに映画ならではの面白さが詰まっています。監督の作家性が色濃く出ているシーンも多々あり、スクリーンに登場する高校生たちは地面から数ミリ浮遊して生きていました。完全新作のハルチカ、ご期待ください」と太鼓判を押している。『ハルチカ』2017年3月4日(土)全国ロードショー
2016年09月28日ヴィオラ・デイヴィスが、犯罪映画『Widows』に出演することになった。監督は『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックィーン。脚本はマックィーンと、『ゴーン・ガール』の原作と脚本を書いたギリアン・フリンが共同執筆する。その他の情報映画は、1983年にイギリスで放映されたテレビのミニシリーズのリメイク。4人の強盗犯が、犯罪に失敗して死んだ後、彼らの未亡人たちが、残された仕事を終わらせようとする物語だ。デイヴィスの最新作は、現在公開中の『スーサイド・スクワッド』。次回作は、年末に北米公開される『Fences』。共演はデンゼル・ワシントンで、ワシントンは監督も兼任する。デイヴィスとワシントンが共演したブロードウェイ舞台劇の映画化で、オスカー狙いと位置づけされている。文:猿渡由紀
2016年09月28日昨年6月のスペシャルドラマ放送を皮切りに、配信も好調だった『THE LAST COP/ラストコップ』が映画化され、2017年ゴールデンウィークに公開されることがわかった。9月27日、都内で行われた新ドラマ第1話の完成披露イベントで発表され、駆けつけたファンは大歓声をあげていた。その他の写真昨年のSPドラマ放送直後、民放初の試みとなる「Hulu」での6週連続ドラマ配信を経て、今年10月からは地上波での連続ドラマ放送がスタートする『THE LAST COP/ラストコップ』。30年間の昏睡状態から目覚めた熱血刑事と、現代風の草食男子刑事がバディを組んで、さまざまな事件を解決する。イベントには“迷コンビ”を演じる唐沢寿明(京極浩介役)と窪田正孝(望月亮太役)をはじめ、共演する佐々木希(鈴木結衣役)、黒川智花(柏木サオリ役)、竹内涼真(若山省吾役)、藤木直人(松浦聡役)、和久井映見(鈴木加奈子役)が出席。かつて京極が現役だった1980年代にちなみ、当時の流行を取り入れたファッションに身を包んで、舞台に上がった。今回の映画化決定に、唐沢は「本当にやるのかなって、不安でいっぱい。僕の知り合いで(ドラマを)見ているって連絡くれる人がいないし、本当に支持されているんですかね?」と戸惑いも。それでもドラマの現場では、アドリブを連発しているといい「きっと映画は、寸劇状態」と唐沢節で笑いを誘った。一方、窪田は「アクションや笑いはもちろんですが、涙やラブもある。とても幅が広い作品ですし、とりあえず、犯人逮捕という刑事の仕事をしたいです」と意気込み。10月から始まるドラマについては、「窪田くんがかなりパワーアップしていて、僕の言うことを聞きません。亮太は崩壊します」(唐沢)、「この一年で何があったのか…。草食系だった亮太が、京極化していて、だいぶタメ口になっています」(窪田)とアピールした。ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』10月8日(土)21時~日本テレビにて放送スタート映画『THE LAST COP/ラストコップ』2017年ゴールデンウィーク公開取材・文・写真:内田 涼
2016年09月27日人気ゲームをハリウッドが映画化した3Dアニメーション『アングリーバード』。すでに世界各国で大ヒットを記録している同作を引っさげ、プロデューサーのジョン・コーエン氏が来日し、取材に応じた。「長編アニメの現場は今や、クオリティと興行の両面で最高潮に達している」と瞳を輝かせるコーエン氏は、日本のアニメも大好きだといい「今回登場するベイビーバードのフォルムは、トトロの影響を感じてもらえるはずだよ」と明かした。その他の画像怒りんぼうのレッド、お喋りでお調子者のチャック、体は大きいが小心者のボムの3匹が、いじわるなブタたちに盗まれた大切な“たまご”を取り返すために大冒険を繰り広げる本作。見どころはゲームの映画化という枠を超えて、誰もが楽しめる感情あふれるエンターテインメント作に仕上がった点だ。「原作になったゲームは、比較的シンプルな設定なので、映画にする際の自由度が高く、オリジナルの要素を盛り込みやすかった。何より力を入れたのはキャラクターだね。魅力的であるのはもちろん、どこか欠点や短所があって、きっと周りにいる誰かを思い出すはず。そんな不完全な登場人物が…、今回は鳥だけど(笑)疑似家族として、友情と信頼を築く姿は、私が製作した『怪盗グルーの月泥棒 3D』に似ているし、本来ヒーローにはなれない彼らが、一致団結することでミッションを遂行するという展開も気に入っている」本作や『怪盗グルーの月泥棒 3D』に加えて、『アイス・エイジ』『ロボッツ』といったヒット作、アニメと実写の融合に挑んだ『アルビン/歌うシマリス3兄弟』『イースターラビットのキャンディ工場』など野心的な作品を生み出し続けるコーエン氏。最近では『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』も手がけ、大きな話題を集めたばかりだ。「次のプロジェクトとして、『ガーフィールド』の映画化を進めている。過去にも映画化されているけど、正直出来は良くなかった。今回はオリジナルを尊重した良質な作品を目指しているよ。それに『アングリーバード』の続編も始動したばかりだ。今はアイデアを出し合う段階だけど、とにかく楽しいよ。それって面白い作品が生まれる兆候だからね。まずは日本の皆さんに『アングリーバード』を楽しんでほしいし、きっと続編も楽しみに思ってもらえるんじゃないかな」『アングリーバード』10月1日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年09月27日綾野剛が熊切和嘉監督の新作映画『武曲 MUKOKU』で主演を務めることが発表になった。本作は、藤沢周の小説『武曲』を原作にしたこれまでにない斬新な“決闘映画”になるといい、主人公と宿命の対決をする高校生を村上虹郎が演じる。その他の情報舞台は古都・鎌倉。剣道五段の腕前を持ちながら、ある出来事をきっかけにアルコール漬けの自堕落な生活を送っている主人公・矢田部研吾(やたべ・けんご)の前に、父と同じ“天性の剣士”が現れる。研吾と高校生の羽田融は、剣道八段の僧侶、光邑師範のもとで、人間として、剣士としての精進を積んでいくが、やがてふたりは対決する運命にあった。「熊切組に参加させて頂くこと、大変光栄です。念願でしたから。『また必ず熊切組の現場に立ちたい』と『夏の終り』を経て今日まで、その気持ちは揺らがず、秘めた確信として心に宿していました」という綾野は、本作のスタッフについて「撮影の近藤龍人さん、照明・藤井勇さん、録音・小川武さん、美術・井上心平さん、そして『そこのみにて光輝く』でご一緒させて頂いた高田亮さんの脚本を熟読できる喜びを噛み締め、血の味がする『武曲』を体感しました」と厚い信頼を寄せる。本作は、“師匠と弟子”“父と子”の物語でもあるといい、「師の教えを守り、教えを破り、教えから離れる。研吾にとって『守破離』とはどういう事なのか。師であると同時に『父』という輪郭に苛まれながら、彼はどう自身の生を取り戻し、生き直すのか。九死を想い、一生を諦めた『武曲』が織り成す、愛と再生の物語。熊切組のために、何者にでもなり、何者にでも無くなる。その覚悟を胸に、私は今日まで培った全ての感情を注ぎ尽くします」と意気込みを語る。村上は「デビュー当時から熱望していた熊切組への参加、本当に嬉しいオファーでした。融という役は、もし他の方が演じていたら絶対に嫉妬する役、それくらい掻き立てられるものがありました。(綾野さん演じる)矢田部研吾にライバル心を持つ融は、主人公に想いを寄せるという意味では、この作品の中で“ヒロイン”だと思っています」とコメント。天性の腕を持ち、“ラップ好きの高校生”という役については「原作を読んだ時、(『武曲』というタイトルにあるように)“武士”と“音楽”が混ざるとき、“侍の文化”と“現代人の感覚”がどう折り重なるか、を描いているところが好きだったのですが、そんな原作を超えていけるような映画にしたいです」と話している。熊切監督は「狂気的なまでに肉体と精神を追い込んだ綾野剛と、天賦の才でのびやかに躍動する村上虹郎。二人をはじめ、最高のキャスト、スタッフと共に、日々、圧倒的な映画を目指して格闘しております」とコメントを寄せている。映画は現在、神奈川県鎌倉市にて撮影中で、2017年に公開される。『武曲 MUKOKU』2017年 全国ロードショー
2016年09月27日遠藤周作の小説『沈黙』をマーティン・スコセッシが映画化する『沈黙-サイレンス-』の北米公開日が、12月23日に決まった。最初は限定公開で、1月に拡大規模の公開となる。その他の情報このパターンは、オスカー狙いと思われる作品がよく使うもので、北米配給権をもつパラマウントは、完成作を見て、自信をもったのだろうと想像される。最近のヴェネツィア、テリュライド、トロント映画祭で、『ラ・ラ・ランド(原題)』『Manchester by the Sea』『ライオン(原題)』など、すでにいくつかオスカー有力候補と呼ばれる作品が出てきているが、最後までまだ何が出てくるかわからないということだ。『沈黙』を映画化する話は長年あり、一時はダニエル・ディ・ルイスも出演に興味を示したことがある。ようやく実現した今作には、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、浅野忠信、加瀬亮などが出演する。『沈黙-サイレンス-』2017年全国ロードショー文:猿渡由紀
2016年09月27日2009年に解散したオアシスのドキュメンタリー映画『オアシス:スーパーソニック』が12月に日本公開されることが決定した。リアムとノエルのギャラガー兄弟が映画の製作総指揮に名を連ねた作品で、バンド結成から、25万人を動員した1996年のネブワースでの公演までの軌跡を描く。その他の情報映画は、1991年のバンドの結成から描かれるそうで、伝説的なファーストアルバム『Definitely Maybe』のリリースと大ヒット、続いてリリースされた名盤『(What’s the Story) Morning Glory?』の驚異的な売り上げ記録とファンの熱狂を追いながら、25万人を集めたネブワース公演の成功、そして後にバンド崩壊を引き起こした“回復不可能な兄弟間のヒビ”を描き出す。『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』『AMY エイミー』のアシフ・カパディアが兄弟と共に製作総指揮を務め、『グアンタナモ、僕達が見た真実』のマット・ホワイトクロスが監督を務める。ホワイトクロス監督は「本作で私が意図することは、バンドの核心を掴むこと、そしてリアム&ノエル・ギャラガーの強烈な関係性を前面に押し出すことです。なぜならその切迫した衝突関係こそが、このバンドを魅力的にしている要素だからです」と説明。「本作は彼らの音楽に関する映画です。壮大で快楽的、肯定的でメランコリック、そして時代を超越した彼らの楽曲に関する映画です。ワンダーウォール、シャンペン・スーパーノヴァ、ロックンロール・スター、ドント・ルック・バック・イン・アンガー。これらすべての忘れがたい名曲が勢ぞろいします。今こそ、世界中の人々が失ったものを思い出す時です。オアシスは永遠です」と力強く宣言している。映画は、ライヴ映像だけでなく、バンドメンバーの新たなインタビューや貴重な記録映像、写真、証言から作成したアニメーションなどで構成されるそうで、これまでの映像や雑誌記事では明かされなかったドラマや物語が描かれるようだ。『オアシス:スーパーソニック』12月24日(土) 角川シネマ有楽町ほか全国公開
2016年09月27日ディズニー/ピクサーの映画『ファインディング・ドリー』のブルーレイやDVDなどが収録されたMovieNEXが、早くも11月にリリースされることが決定し、ボーナス映像の一部が公開になった。劇中に登場する“ピクサー好き必見のシーン”が収録されている。公開されたボーナス映像『ファインディング・ドリー』は、ニモの親友で、忘れんぼうのドリーが幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うために旅立ち、人間の世界を舞台に冒険しながら、家族と自身の謎に迫る姿を描いた作品。日本でも今夏に公開され、大ヒットを記録。ドリー、ニモ、マーリン、クラッシュなどおなじみのキャラクターだけでなく、新たに登場したタコのハンク、ジンベエザメのデスティニーなども人気を博した。このほど公開になったボーナス映像は劇中に登場する“ピクサー映画おなじみのアイテム”について解説したもの。ピクサー作品には、ピザプラネットのトラックや、星のマークが印象的なルクソーボール、“A113”の文字など、“楽しい仕掛け”がいくつか存在するが、映像では『…ドリー』での登場シーンを解説。映画館ではドリーやニモの冒険に夢中で思わず見逃してしまった場面も、MovieNEXでは何度も戻って確認することができる。また、MovieNEXにはオリジナル短編や、メイキング、未公開シーン、CGエラー映像集などが収録される予定。さらに、11月15日(火)から対象商品を購入して応募すると、来年春に東京ディズニーシーに誕生する、新アトラクション『ニモ&フレンズ・シーライダー』のプレビューに抽選で50組100名が招待されるキャンペーンもスタートする。『ファインディング・ドリー』11月15日(火) 先行デジタル配信開始11月22日(火) MovieNEX 発売
2016年09月27日「ぴあ」調査による2016年9月22日、24日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ダ・ヴィンチ・コード』のロン・ハワード監督が手掛けたドキュメンタリー『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』がトップに輝いた。その他の画像『ザ・ビートルズ…』は、1960年代に活躍したイギリスのロックバンド、ビートルズの全盛期を、多数のライブ映像と関係者へのインタビューを交えて描いた作品。バンドのリヴァプール時代から、1963年のワールドツアー、メンバー4人が観客の前で最後に演奏した1966年8月の公演までを映し出す。劇場には昔からのビートルズファンだけでなく、彼らの全盛期を知らない若者たちも多数来場。「お父さんに誘われて来た」という13歳の男の子からは、「時系列でビートルズのライブを見れてよかった。この歌のときにはこんな出来事があった、という背景もわかった。ビートルズは不滅!と感じた」と熱いコメントが寄せられた。そのほかにも「ビートルズの歴史の流れがわかりやすかった」(21歳)、「全盛期を目の当たりにして興奮が伝わり、当時の熱狂ぶりに驚いた。知らなくても楽しめると思う」(28歳)、「音楽映画として素晴らしい出来。彼らの生き様からまさにロックンロール・バンドだと思わされた」(43歳)などの声も上がっており、若い世代でも楽しめる作品になっているようだ。もちろん、ビートルズ全盛期を知る世代からも熱烈な感想が寄せられ「今の時代を見直すきっかけにもなったし、そういったメッセージ性を含んだ作品だと思う」(67歳)などの声が聞かれた。なお、満足度ランキングは、人気アニメの最新シリーズ第3作『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』が2位に、紛争地帯で夢をかなえようとする少年を実話を基に描く『歌声にのった少年』が3位に入っている。(本ランキングは、9/22(木)、23(金)、24(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』公開中
2016年09月26日第29回東京国際映画祭(10月25日~11月3日開催)のラインナップ発表記者会見が9月26日、都内で行われた。就任4年目を迎えた同映画祭のディレクター・ジェネラル、椎名保氏は「作品重視の映画祭」をコンセプトに、「国内外へ向けた映画の情報発信基地」「クリエイターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージを作る」「未来の映像作家・映画ファンの創出」「誰もが参加したくなる映画祭」という4つの軸を掲げた映画祭運営を説明した。その他の画像会見にはコンペティション部門に出品される『アズミハルコは行方不明』に主演する蒼井優と松居大悟監督、同部門出品の『雪女』に主演する青木崇高、アニメーション特集『映画監督 細田守の世界』より細田守監督が出席した。東京国際映画祭には初参加となる蒼井は、「主人公なのに、行方不明。これはラクかもしれないと思ったんですが、意外と出番が多くて(笑)、やはり甘いものじゃないね」と笑いを誘い、松居監督は「同世代の蒼井さんと、今までにない日本映画が作れればと思った。(コンペに選出されて)うれしくて泣いてしまった」と感激しきりだった。また、細田監督は「こうした特集上映は初めてのことで、とても光栄」と語り、「ずっとアニメ映画にこだわり、何を描けるのか考え続けてきた。まだ描けていない何かが描けるんじゃないか、という大きな可能性を何とか到達しようとやってきたし、今後もそのつもり」と長年のキャリアに思いをはせていた。コンペティション部門国際審査委員を務めるのは、審査委員長のジャン=ジャック・ベネックス(映画監督/脚本家/プロデューサー)をはじめ、平山秀幸(映画監督)、ヴァレリオ・マスタンドレア(俳優)、ニコール・ロックリン(プロデューサー)、メイベル・チャン(映画監督)。女優の黒木華が映画祭の顔である“フェスティバル・ミューズ”に起用された。第29回東京国際映画祭は10月25日から六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか都内の各劇場および施設・ホールで開催。メリル・ストリープ、ヒュー・グラントが共演する『マダム・フローレンス!夢見るふたり』がオープニングを飾り、松山ケンイチが実在の天才棋士を演じる『聖の青春』がクロージング作品として上映される。『第29回東京国際映画祭』10月25日(火)からまで11月3日(木)までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて開催取材・文・写真:内田 涼
2016年09月26日2016年9月24日、25日の全国映画動員ランキングは、『君の名は。』(全国299館)が首位を守った。9月22日(木)までの28日間で、累計は観客動員774万1214人、興行収入100億7899万9000円をあげており、週末にどのくらい記録を伸ばしたのか注目が集まる。その他の画像/動員ランキングクリント・イーストウッド監督が、2009年にマンハッタン上空で起きた航空機事故を題材にした『ハドソン川の奇跡』(全国334館)は初登場2位。3位は『映画 聲の形』(全国120館)になり、新作では『闇金ウシジマくん Part3』(全国184館)が初登場4位。『真田十勇士』(全国321館)が初登場7位につけている。次週は『アングリーバード』『CUTIE HONEY -TEARS-』『高慢と偏見とゾンビ』『SCOOP!』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『ハドソン川の奇跡』3位『映画 聲の形』4位『闇金ウシジマくん Part3』5位『怒り』6位『四月は君の嘘』7位『真田十勇士』8位『スーサイド・スクワッド』9位『シン・ゴジラ』10位『超高速!参勤交代 リターンズ』
2016年09月26日ジュリア・ロバーツが『Framed』に主演することになった。南カリフォルニアで実際に起こった事件を描く実話もので、ロバーツは、小学校でPTAの会長を務めるママを演じる。その他の情報ケリー・ピーターズ(ロバーツ)が注意を払っているべきだった時、ある男の子がうっかり学校の外に出てしまい、数分ほど戻れなくなるという出来事が起こる。そのことに激怒した男の子の両親、イースター夫妻は、ピーターズに嫌がらせをしたり、民事裁判を起こそうとしたりする。それがエスカレートし、ある時、ピーターズの車にマリファナやほかのドラッグを置いて、彼女が逮捕されるように仕掛ける。最終的に、犯人はイースター夫妻の仕業だったことがわかり、夫妻は逮捕されている。ロバーツの最新作は、ジョディ・フォスター監督の『マネーモンスター』。次回作『Wonder』では、『ルーム』の子役ジェイコブ・トレンブレイの母親役を演じる。文:猿渡由紀
2016年09月26日第38回PFFぴあフィルムフェスティバルが閉幕し、23日にPFFアワード表彰式が行われた。映画祭期間中は、483本の応募作の中から入選を果たした20作品が東京都国立近代美術館フィルムセンターにて上映され、好評を博した。表彰式にはミュージシャン/アーティストの野田洋次郎、荻上直子監督、沖田修一監督、遠藤日登思映画プロデューサー、編集者の佐渡島庸平が最終審査員として出席。グランプリほか各賞を発表した。PFFアワード2016受賞結果グランプリに輝いたのは小松孝監督の『食卓』。遠藤プロデューサーが発表し、「すごくそっけなく、身近な題材を撮っているようでいて、実はとても緻密に丁寧に作られている映画だと感じました」と講評。各賞発表の最後に名前を呼ばれた小松監督は、驚いたといった表情で壇上にあがり、「他の方の受賞結果を聞きながら『もうダメだ~』と友達にLINEをしてて、ビックリしました(笑)。今35歳ですが、映画界にしたら若いのかなと思いつつ、これからも精進して、世界の大きな映画祭に羽ばたいていけたらと思っています」と喜びを語った(『食卓』はバンクーバー映画祭への招待が決定済み)。現在、爆発ヒット中の『君の名は。』で主題歌を務めている野田は総評を次のように述べた。「物を作る同士として関わりたいと思って参加しました。もっともっとはみ出る作品があってもよかったなと。映画の体をなしてなくても。僕も音楽を作っていて、楽器や環境、設備をよくしていけば精度はあがるけれど、本当にお客さんが感じたいのはそこじゃないんですよね。映画だったら最終的に画面に収まるわけですが、そこからどれだけのものがはみ出ているか。僕自身、思いを込めれば込めるほど、絶対にそこから何かこぼれ落ちて、届いてくれるものがあると思って作っています。みなさんのたぎる思いも、どんどんこぼれ出てほしいと思っています」。ほかの審査員もそれぞれにコメントした。「僕の時代も今は技術が伴っているんだからと言われましたが、今の監督のほうがプレッシャーに感じているかもしれません。面白い作品がたくさんあって、いろいろな思いを感じました」(沖田)、「作り切るということ自体がすごく難しいことだと思います。応募された全ての作品、作り切ったことがすごい才能だし、作り続けるモチベーションを保つことはすごく大変。それができるかどうかです」(佐渡島)、「15年前にここで賞をいただきました。本当に映画が撮りたくて撮りたくて。15年経った今も、昨日も今日も明日も毎日映画を撮りたいと思っています。続けてください」(荻上)、「会場で20作品拝見しました。席の周りに監督やスタッフがいて、そのエネルギーにすごく疲れましたが、非常に貴重な体験ができました」(遠藤)。取材・文・写真:望月ふみ
2016年09月24日