高齢者にがん保険は必要か? がん保険が不要な場合や生命保険や医療保険の必要性も解説

がんは多くの人がかかる病気であり、がん保険に加入している人も少なくありませんが、高齢者にもがん保険は必要か気になっていますよね。

がん治療の技術は日進月歩で進化しており、それにつれて治療費も高額になるため、それらの高額な治療が保険で受けれるのかも心配です。

実は、一般の医療保険は日々進化するがん治療に対応できていないものもありますが、がん治療の先進技術にも対応しているのががん保険です。

そこで、この記事では
  • 高齢者にがん保険は必要か
  • 高齢者にがん保険が不要といわれる理由
  • 高齢者ががん保険に加入するときの注意点
  • 高齢者に生命保険・医療保険は必要か
について解説します。

保険は高額な医療費を補うのみならず、場合によっては保険金が生活費を補うものにもなります。

費用のために受診することができないとなると、老後の長い期間を快適に過ごすことができません。

快適な老後を過ごすために、この記事を読んでがん保険が必要かを考えてみましょう。

ぜひ最後までご覧ください。

内容をまとめると

  1. 高齢者も年代によって30%から60%の人ががん保険に加入している
  2. 高齢になってからがん保険に入ると、保険料が高いというデメリットも
  3. 高齢者でも2人に1人ががんになることを考えると高齢者にもがん保険は必要
  4. 高齢者ががん保険に入るときは、いくつかの注意すべき点がある
  5. 高齢になってがん保険に入るか迷っていれば、無料保険相談を利用するのがおすすめ
  6. 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒にがん保険が必要かどうか、必要ならば複数の保険を比較して入る保険を決められる
  7. いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう! 
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高齢者にがん保険は必要か? いらない?


医療保険はすべての病気を対象に保障されますが、がん保険は一般にがんだけが保障の対象になります。

そのような保障範囲が狭い保険がはたして必要か、さらに現役ではない高齢者にそのような保険が必要かを考えてみましょう。


そのために、この項では

  • 高齢者のがん保険の加入率
  • 高齢者のがん罹患率
  • 70歳以上の高齢者でもがん保険に入る必要性

について解説します。

高齢者のがん保険の加入率

高齢者にがん保険が必要かを、高齢者のがん保険への加入率から考えてみましょう。


公益財団法人生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年12月発行)からがん保険への加入率をまとめると、下のようになります。

世帯主年齢がん保険
加入率(%)
医療保険
加入率(%)
全体62.888.5
60歳~64歳66.491.3
65歳~69歳58.478.4
70歳~74歳60.486.3
75歳~79歳57.682.4
80歳~84歳44.875.4
85歳~89歳30.464.3
90歳以上50.062.5


表はかんぽ生命を除く民間のがん保険と医療保険の加入率です。


これからわかることは、がん保険加入率は前期高齢者では約60%の人が、後期高齢者では約50%の人ががん保険に加入していることがわかります。


かんぽ生命を含めるとこの数値はさらに高くなりますし、医療保険とがん保険の両方に加入している人も相当数います。

高齢者のがん罹患率

がんは今やだれもがなる可能性のある病気ですが、いったい高齢者ががんになる確率はどのくらいあるのでしょうか。

国立がんセンターが2020年にまとめた「最新がん統計」によるデータから年齢別、男女別に見てみると、
年齢男性女性
60歳66.1%44.1%
70歳63.6%38.5%
80歳56.6%29.5%
です。

高齢者でも2人に1人が何らかのがんになる可能性があることがわかります。2人に1人とは、夫婦のどちらかががんに罹患する割合です。

ちなみに、生涯で何らかのがんに罹患する確率は2017年のデータでは

  • 男性65.5%
  • 女性50.2%

です。


これは2017年の統計ですが、今後寿命がさらに延び罹患率はさらに上がっていくものと考えられ、がん保険が必要かと考えたとき高齢者でも必要といえるでしょう。

70歳以上の高齢者でもがん保険に入る必要性

高齢者ががん保険に加入する目的は人によって違いはありますが、一般的には下記のようなものが考えられます。

  • 高額な治療も受けたい
  • 預貯金の減少を防ぎたい
  • 医療費で生活費が削られるのを防ぎたい


がん治療の中には公的健康保険の対象ではない先進医療などを受けたいという人も少なくはないでしょう。


年金により生活をしている人はがん治療費を預貯金で支払うことになりますが、そうなると将来の生活が不安になります。


預貯金を減らさないようにしようとすれば、がん治療費は生活費を切り詰めて捻出しなければなりません。


日本の公的医療保険は手厚いですが、がん治療のように長引く場合には自己負担額も相当な額になることが考えられます。


以上のことから高齢者にがん保険が必要かを考えたとき、快適な老後の生活を送るには、がん保険に入るべきではないでしょうか。

高齢者ががん保険は不要・無駄といわれている理由


がん保険は高齢者であっても必要であるという認識が一般的ですが、一方で高齢者にがん保険は不要・無駄という意見もあります。


高齢者にがん保険が不要・無駄という意見の主なものは

  • 保険料が他の年代より高い 
  • 公的な医療保障が充実している

です。


それぞれの理由を解説します。

掛け捨てであっても保険料が他の年代より高い

医療保険や生命保険は加入時の年齢とともに保険料が高くなります。


たとえば、ほけんROOMの「70代にがん保険は必要か?」からおすすめランキング上位のがん保険において、年齢と保険料の関係を抜粋すると

加入年齢A社B社
30歳2,027円2,870円
50歳5,028円6,990円
70歳12,754円
16,880円

のようになります。


上の表を見てわかるように、若いときにがん保険に加入すると保険料は安くて済みますが、高齢になってから加入すると相当な高額になります。


年金によって生活をしている人は月額1万円から2万円の保険料は負担となります。


高齢者にがん保険が必要かを考えたときに、このような高い保険料を払わなければいけないのであれば、公的医療保険だけでやむを得ないと考える人も少なくはないでしょう。

公的な医療保障が充実している

日本の社会保障制度は高齢者に手厚いと言われるように、公的医療保険も高齢者には充実した保険になっています。


現役並みの所得がある人を除くと、70歳になると医療費の患者負担は2割となり、75歳になると1割となります。


さらに高額療養費の制度では、世帯における1か月の医療費の上限は、一般所得の人で57,600円、低所得の人で24,600円から15,000円と決められています。


たとえば、70歳の人が費用100万円の治療を受けた場合を考えると、2割負担で20万円を負担しなければならないと思いがちです。


しかし、高額療養費制度があるため一般所得の人であれば、医療費は月57,600円ですむわけです。


このように医療保険が必要かどうかを考えてみると、公的医療保険だけで十分という人もいるでしょう。

70歳からの保険加入を検討したくなったら? 高齢者ががん保険を検討する際の注意点


保険商品は大きな買い物であるため、若い人にとっても慎重に検討したうえで契約をしなければなりません。

高齢者の場合には、より一層の慎重さが必要であり、ここではその注意点のうち

  • 現在の加入している保険を確認する
  • 高齢者への保険販売ルールが適用される年齢制限以下かどうか?
  • 保険料を支払えるか

について、解説します。

現在の加入している保険を確認する

先に見たように、高齢者たとえば70代になれば8割以上の人が何らかの保険に入っています。


そのうえに、新たにがん保険への加入を検討するならば、まず下のことを確認しましょう。

  • 保障内容
  • 保険期間
  • 保険料


保障内容については、重複がないことが大事です。また、必要な保障がどちらかの保険に入っていることも重要です。


保障期間については、終身にするか定期にするかが重要です。現在加入している保険が定期だからがん保険は終身にするなどの方法もあり得ます。


保険が終身であっても保険料は終身払いにする方法と一定期間に払い込んでしまう方法もあります。

高齢者への保険販売ルールが適用される年齢制限以下かどうか?

高齢者は個人差があるものの判断力思考力記憶力などが徐々に衰えていく傾向にあり、高額商品を買う際にトラブルになることも珍しくありません。


金融庁は「保険会社向けの総合的な監督指針」を設けており、それを受けて生命保険協会は「高齢者向けの生命保険サービスに関するガイドライン」を設定しています。


さらに、各保険会社はそれぞれ独自に高齢者向けのガイドラインを決めています。


ガイドラインの内容を金融庁の「保険会社向けの総合的な監督指針」から抜粋して引用すると、保険会社が70歳もしくは75歳以上などの高齢者に保険を売るときは

  • 親族などの同席を求める
  • 複数の担当者が面談する
  • 複数回の説明機会を設ける
  • 契約後に担当者以外のものが、直接顧客に契約内容の確認をする

などを行うように規定されています。


したがって、身近の70歳もしくは75歳以上の人が保険契約をするときには、ガイドラインに沿った協力をしましょう。


特に、80歳以上の高齢者が保険契約をしようとしているときは、家族などが積極的に関与して、トラブルを未然に防ぐことが必要です。

加入時に保険料を支払えるか

高齢者にがん保険が必要かを考えたときに、いちばん気になることはやはり保険料でしょう。


高齢者の家計の収入は年金のみという家庭がほとんどで、支出の用途もきっちりと決まっていることが多いでしょう。


そのような場合に、新たな保険に加入すれば保険料が家計を圧迫することは明らかです。


さらに、高齢になってから保険に加入すると若い人に比べて保険料が高くなっています。


したがって、高齢になってから保険に加入するときは、加入時に保険料が払えるかどうかをしっかり検討することが必要です。

がん保険以外にも生命保険や医療保険は高齢者に必要か?


最近、高齢者向けの生命保険や医療保険が盛んにテレビで宣伝されているのを見かけます。


先に見たように、9割近い人が何らかの保険に加入しており、高齢者が新たに生命保険や医療保険に加入することが必要なのでしょうか。


何らかの保険には入っているものの、適切な見直しがなされていない場合もあるでしょう。


いよいよこれから保険が必要になる年齢を迎えて、現在の保障の範囲保障の額に不足がないかが重要です。


現在の保障に不足がある場合には、新規に保険に加入することをおすすめします。


そこで、この項では高齢者にとってのがん保険以外に保険が必要かを

  • 生命保険
  • 医療保険

に分けて考えてみます。

生命保険(死亡保険)の場合

高齢者に生命保険が必要かを検討するときは、その目的を明確にすることが重要です。


目的を明確にするとは、死亡保険金をだれのために、何のために残すのかということです。


死亡保険金を残す理由は

  • 残された家族、特に配偶者の生活費
  • 葬儀費用
  • 墓や戒名の費用

などが考えられます。


配偶者の一方が亡くなって遺族年金などで生活ができないのであれば、預貯金の取り崩しか生命保険が必要になるでしょう。


最近は葬儀費用も随分と安くなりましたが、自身が数百万円の葬儀を希望しており、それだけの預貯金もない場合には生命保険で準備することができます。


墓や戒名にどのくらいの費用がかかるのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。


状況によりますが、数百万円が必要なケースも珍しくなく、そのような場合も生命保険で準備をすれば確実です。

医療保険の場合

高齢者になれば病気にかかりやすく、受診する確率も高く頻度も多くなります。


そのため日本の公的医療保険制度は高齢者には手厚いものとなっており、医療費の窓口負担や1か月の医療費の負担限度額が若い人よりも安くなっています。


とはいうものの公的医療保険の対象でない費用もあり、たとえばそれには

  • 差額ベッド代
  • 先進医療費
  • 一部のがん治療費

などがあります。


また、1か月の入院の自己負担額が高額療養費制度で約6万円ですんだとしても、入院が何か月も続けば高額な医療費となります。


このように公的医療保険の対象でない治療などを希望したり、入院が長引くなどの場合に備えたいという人には、医療保険は有効な備えになります。

まとめ:高齢者のがん保険は必要かは慎重に!


高齢者にがん保険は必要か、がん保険が不要な場合や生命保険や医療保険の必要な場合を解説しましたが、いかがでしたか。


今回の記事のポイントは

  • 高齢者でも2人に1人ががんにかかるため、がん保険は必要である
  • 高齢者にがん保険が不要という意見は、保険料が高い、公的医療保険があるなど
  • 新規に保険加入するときは、いま加入している保険の確認保険料が払えるかを検討する
  • 場合によっては生命保険や医療保険も必要になる

でした。


高齢者が保険に加入するときは、年金から保険料を捻出しなければならないことや判断力などが衰えているかもしれないことなどから、よりいっそうの慎重さが必要です。


高齢になってがん保険に加入しようかと迷っている人は、マネーキャリア相談に相談することをおすすめします。


保険のプロが、あなたに保険が必要かどうかの助言や複数のなかからおすすめの保険を提示してくれます。

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