更新日:2021/09/22
保険の担当者はいらない? 勧誘や解約が断りにくいときの対処法とは
- 保険担当者がいらないと思われる理由
- 保険担当者が必要な理由
- しつこい保険屋の勧誘を断る方法
- 保険の早期解約へのペナルティ
- 保険を解約したい場合の対処法
内容をまとめると
- 保険の担当者は保険の見直しや保険金の請求のために必要
- 保険担当者がいらないと思う人はどんな人か
- しつこい保険担当者の勧誘を断る方法はコールセンターに連絡する
- 保険の解約を担当者に言いにくい場合にはコールセンターや本社窓口の利用をお勧め
- 保険担当者を変更するときのペナルティはない
- 早期解約は保険担当者にペナルティがある
- 早期解約をしたいのならクーリングオフ制度の活用をおすすめ
- 保険の分野は難しいので、保険のプロに相談するのがおすすめ
- 今ならスマホ一つで無料オンライン相談ができるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
保険の担当者はなぜいる?いらないという声も?
前述したネット保険など、担当者がいない場合は保険の種類を自分で選ぶ必要があります。
担当者が必要な理由①請求漏れが防げる
具体的に保険担当者が必要な理由を述べていきましょう。
生命保険会社は連絡がない限り入院や手術の事実を把握できません。各種特約をつけたからといって自動的に給付金が出るわけではないので安心はできないのです。
「そんなときには自分から保険会社に連絡するよ」という人もいるかもしれません。しかし、保険の仕組みは複雑で、しかも約款をすべて読破している人は稀でしょう。「こんなときにも保険請求ができるんだ。知らなかった」ということが起きるかもかもしれません。
ですが、わかってからでは後の祭り。あのとき請求していればと悔やんでも後からではもらえないケースも出てきます。
そんなときでも保険担当者と密に連絡しあっていれば、請求漏れを防げることがあります。
担当者が必要な理由②保険の見直しを相談できる
一般に保険は契約期間が長いのが普通です。保険に加入したときには独身であった人が結婚し、子どもが生まれているというように、契約期間の間にライフスタイルの変化が予想されます。
独身のときに「最低限の保障でいいや」と軽い気持ちで入った保険は、大切な家族を守るという立場になったときには保障が小さすぎるというデメリットも生じてしまいます。
また、ライフスタイルの変化によっていらない特約も出てくるかもしれません。そんなときに保険の見直しを相談できる担当者が頼りになるのです。長い付き合いの保険担当者はあなたのライフサイクル表を作成し、適切な保障内容の保険を提案してくれます。
保険は加入時の生活環境に合わせて加入していることがほとんどですので、年月の経過とともにいまのあなたにはそぐわなくなっています。
しかし、担当者がいなければ保険を見直したくても相談するところがわかりません。保険担当者は加入時だけでなく、そんな場合にも必要となるのです。
担当者がいらない理由①独身なので家にあげたくない
保険担当者がいらない理由として、「独身なので家にあげたくない」という意見があるようです。一人暮らしの家に知らない人をあげるのは抵抗があるというのです。そこで、Yahoo!知恵袋で調べてみると、保険担当者が夜に家に押しかけて困っているというコメントが意外に多くありました。
昼間いないからといって、夜の訪問は迷惑のなにものでもありません。特に女性の場合、男性の保険担当者に訪問されるのは嫌なものです。
その担当者が真面目な方であっても家への訪問は恐怖心を抱く女性もいます。周りから思いもかけない誤解を受けないとも限りません。そんな思いをするのなら保険担当者なんていらないと思っても仕方がないかもしれません。
担当者がいらない理由②解約したくなっても言いにくい
保険担当者がいらない理由として、解約したくてもできない、解約して欲しいとは言いにくいということを挙げている方も多いようです。
確かに保険担当者がいると、解約しにくいということがあります。しつこい勧誘に負けて加入したものの、毎月の保険料の多額さに呆然とすることもあるでしょう。
生命保険は不慮の事故や病気になったときにはありがたいものですが、平穏に暮らしているときは高い保険料に悩むものです。「あのとき入らなければ良かった」と思いつつ、毎月引かれる銀行の残高をイライラしながらみるのは辛いものです。
しかし、担当者に解約を言い出すのはかなり勇気が入ります。保険担当者が友人とか親戚のおばさんなどの知り合いならばなおのこと言い出せませんね。そんなときに保険担当者はいらないと強く思うに違いありません。
担当者がいらない理由③勧誘がうざい
保険担当者のなかには対面するたびに勧誘してくる担当者がいます。また、新しい保険商品が出るたびに勧誘してきます。以前に加入した保険の転換を勧められたりします。
断っても「転換すれば保険料が安くなります」とか「いまの時流にあった保険に加入することをおすすめします」となかなか引き下がってくれません。そのため、勧誘がうざい、保険屋との対面が面倒と思う人も多いのです。保険の担当者がいらないと思う瞬間ですね。
保険の担当者もノルマがありますので、必死に勧めてくるのでしょう。ですが、たびたび勧誘されては「うざい」と思うのも無理はないですね。保険担当者なんていらないと思うのも当然かもしれません。
保険の担当者の勧誘がめんどくさい・訪問が迷惑という場合の対処法
保険屋さんの勧誘がしつこくて困るときがあります。「そろそろ保険に入りませんか」「あなたにぴったりの保険があるのよ」と職場はおろか、家にまで押しかけてくる保険担当者がいます。断ってもどこまでも食い下がる生命保険の訪問に迷惑な思いをしている人は多いですね。
職場訪問で昼休みに否応なくやってくる生命保険の勧誘は避けることもできません。面識のない保険担当者ならまだしも、友人や親戚がつてを求めてやってくるのは義理を感じてなかなか断れないものです。
友人でも保険屋さんになった途端に自宅に訪問されるのが嫌だと感じる人が大部分ではないでしょうか。断ろうと頭では決めているのに断るタイミングが見つからなくて困ってしまいますね。
そこで、保険担当者の勧誘がめんどくさい、訪問が迷惑と感じた場合の対処法をご紹介します。
対処法①コールセンターに連絡する
しつこい保険の勧誘に悩んでいるのはあなただけではありません。断っても断っても食い下がってくる強者の保険担当者にはコールセンターに電話をするのも一つの手です。
保険担当者に直接断りを言いにくい場合はコールセンターに電話をして対処してもらいましょう。悪質な勧誘ならばコールセンターから各支部に連絡が入り、調査してもらえます。
悪質な勧誘でなくてもあなたを悩ませているのは事実です。「勧誘がしつこいので困っています」と苦情をコールセンターに申し立てれば所属の支部に連絡が入り、勧誘が止まるでしょう。
すでに保険に加入している場合には保険担当者を変更するといった方法も取ってくれます。
ただ、あまり頻繁にコールセンターを利用するとその後の保険の維持に影響がでる場合もあるので、最終手段と捉えておくといいかもしれません。
対処法②「手が離せないので」と断る
対処法③保険屋が家に来るのが嫌いだとはっきり伝える
生命保険などの保険屋さんが家に来るのが迷惑だと感じているのなら、はっきり断るのも良い方法です。保険に入る意志がないことをはっきり伝えましょう。
「そのうちにね」「今、余裕がないから」と曖昧な断り方をすると、先方に期待を持たれてしまいます。もう一押しすれば契約してもらえるだろうと、かえって訪問回数が増えるきらいがあります。保険屋さんもノルマがあるので必死なのです。
断りにくいからといって曖昧な返事をせず、はっきり断ることで勧誘の手から逃げることができるのです。
それでも保険担当者はあの手この手であなたに興味のある保険を紹介してくるでしょう。そんな場合にも「保険に入るつもりはない。保険はいらない」とはっきり断り続ければ、やがて見込みなしとみて引き下がってくれるはずです。
保険の担当者を変更するとペナルティは?嫌がらせされたりしない?
保険は加入してすぐに終わるものではありません。一生涯の保障など、大抵の場合期間が長いのが普通です。必然的に保険担当者とも長い付き合いになります。
気にいらない担当者とは付き合いたくないというのが本音でしょう。しかし、保険担当者を変更すると何かペナルティがあるのでしょうか。
答えはノーです。契約者には特に不利なことはありません。その点については気にしなくても大丈夫です。
保険担当者にも変更したペナルティはありませんが、新規契約の保険ですと歩合が入らないということがあります。そのため担当者の翌月の給料が下がってしまうことになります。
しかし、担当を決めるのは契約者です。保険をいらないと思っているわけではなく、継続したいのなら担当を変えることも大切です。嫌がらせなどはありませんので安心して担当者変更を申し出てみてください。
保険を解約すると保険の担当者にペナルティはあるのか?
生命保険の担当者が友人や親戚の場合には、内心保険などいらないと思っても義理で加入ししてしまうことがあります。が、納得して入ったわけではないので、こういう場合は解約につながるケースが多いのです。
しかし、保険担当者が知り合いだとその後のことが気になりますね。保険を解約すると相手にペナルティが科されて迷惑になるのではないかと不安がよぎります。
ですが、ご安心ください。加入して2年経った保険なら担当者に迷惑はかかりません。営業成績にも特にペナルティは科されませんので、相手に迷惑がかかるというとはありません。
もちろん、契約者であるあなたにもペナルティは科されません。
ただ、保障がなくなったり、解約返戻金がもらえないなどの損失はあります。解約の際にはそれらのことをよく考えて行いましょう。
契約期間1ヵ月?早期解約の場合ペナルティがあることも
加入してまだ2年経っていないと、保険担当者にペナルティが科されることがあります。
早期解約の保険に担当者がペナルティを科されるのは、不適切な営業をしたと判断されるためです。
ペナルティとは保険を獲得した時に歩合やボーナスなどをもらっていればその分を返還するなど給料面でのペナルティです。また、営業成績や人事評価にも影響を及ぼすこともあります。
生命保険を1ヶ月で解約するなど早期の解約になればなるほど、保険担当者の営業姿勢を問われます。給料面でのペナルティだけではなく、会社における担当者の信用にもつながります。
もちろん、保険を解約するのは契約者の自由ですが、保険担当者のことを考えれば生命保険を1ヶ月で解約するのは避けてあげた方が良いですね。
クーリングオフ制度を利用しよう
知り合いの保険担当者に泣き落としでいらない保険に入ったのはいいけれど、その後に来る多額の保険料が生活費を圧迫し、困ったという方も多いのではないでしょうか。
どうせ義理で入ったいらない保険だからいっそのこと解約してしまおうと思うかもしれません。しかし、前述のように早期解約には保険担当者にペナルティが科されてしまいます。それでは保険に加入したことがかえって担当者に対して仇をなすことになってしまうのです。
保険担当者に迷惑をかけたくないが、やはり保険は解約したいと悩んでいるのなら、クーリングオフ制度を利用しましょう。クーリングオフとは、契約から8日以内に書面で解約の申し出をすることです。
保険担当者へのペナルティは契約成立後に解約した場合に科されるのですが、クーリングオフでは契約が成立していないことになります。初めから契約していないことになるので担当者へのペナルティは科されることはありません。
少しは気まずい思いも緩和されるというものです。
生命保険の解約を担当者に言いにくいという場合の対処法
保険を解約したいと思っても、保険担当者が友人や親戚などの知り合いの場合はなかなか言い出しにくいものです。まして生命保険を1ヶ月で解約するなど早期の解約はとても言い出せません。
クーリングオフ制度を利用しても窓口となるのはやはり保険担当者です。保険担当者との人間関係が濃ければ濃いほど解約を申し出るには気まずい思いをしてしまいます。
しかし、月日が経てばクーリングオフもできなくなり、保険期間が始まってしまいます。毎月の保険料の支払い義務も発生します。契約したときには保険料を払えると思っていても、いざ保険に入ってみると、思った以上に生活費を圧迫してしまうということがあります。
保険担当者との人間関係も大切ですが、日々の生活の方が重要です。保険料を支払えないと思ったら毎月の支出を少なくするためにも即解約しましょう。保険担当者に気まずくて言えないときには担当者を介さない二つの方法をご紹介します。
コールセンターや本社の窓口で手続きをする
保険担当者に直接解約を伝えにくい場合には、コールセンターや本社の窓口で手続きをする方法があります。
コールセンターに電話で解約の旨を伝えれば、引き止められることもなく、解約に必要な書類を郵送してくれます。あなたは郵送された書類に必要事項を書き込み、返送すれば良いのです。
解約の理由を聞かれることもあるでしょうが、スムーズに解約できる方法です。
また、支社や本社の窓口に出向いて解約する場合にも、必要書類や本人確認書類などを持参すればそれほど時間もかからずに解約することができます。
いずれの場合にも保険担当者に連絡するという煩わしさを感じずに解約できるので、気まずい思いをしなくてすみます。
会社によってはネットで解約できる
会社によってはネットで解約できることもあります。始めに保険会社のWEBサービスに登録しておく必要がありますが、一度登録しておくとネットで各種変更届ができるようになります。
解約についてもネットで申し込みができるようになります。ネットだと24時間いつでも対応可能なので、仕事などでコールセンターに電話する暇がない人や、本社窓口に出向くことができない人でも解約手続きができるという利点があります。
ただし、いずれの方法でも保険担当者に内緒で解約できるということではありません。担当者に連絡が行くということは覚えておきましょう。
まとめ:保険屋さんがニガテな方も、対処法はあります!
保険屋さんがうざい、めんどくさいと思っているあなた、保険屋さんがニガテでも対処法はあります。
- 迷惑な保険の勧誘にはコールセンターに連絡する
- 「手が離せないので」と断る
- はっきり保険に入る意思がないと断る
- いらない保険に入ってしまったらクーリングオフ制度を利用する
- 解約が気まずくて言えない場合はコールセンターや本社窓口に解約の旨を伝える
- 会社によってはネットで簡単に解約できる
保険のことで困ったら以上の方法で解決しましょう。
義理で加入してしまったいらない保険はいつでも解約できます。ただ、勧誘のしつこさに負けて加入したのはいいけれど保険料が払えないという場合はすぐにクーリングオフをしたほうがあなたのためにも保険担当者のためにも良い方法です。
加入して2年以上経った保険は担当者へのペナルティもなく解約しやすいのですが、契約者にはせっかくの保障がなくなる、解約返戻金が少なくなるなどの実質的な損失がある場合があります。
また、一度解約してしまったら2度と同じ保険には加入できません。保険の解約はこれらのことを考えた上に慎重に決めましょう。