固定費とは具体的に家計では何があてはまる? おすすめの固定費の見直し方法も解説!

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日々の支出を見直すことで、少しでも家計に余裕をもたせたい。このように考えている方は多いことでしょう。

たとえば結婚されている方なら、子どもの教育やマイホームの取得、さらには夫婦の老後など、将来必要となる資金を用意するため、家計の見直しは必須といえます。

しかし、一口に家計の見直しといっても何から手をつけたらよいのかわからないという方もいるかもしれません。

実は家計の見直しには決まった順序があります。いの一番にくるのが固定費の見直しです。固定費とは、一度見直すとその効果が長期にわたって続くといった特徴がある費用をいいます。固定費をどのように扱うのかによって、家計の見直し効果が変わるのです。

そこで、この記事では固定費について
  1. 意味と種類
  2. 節約の方法
  3. 見直しの注意点
  4. 参考となるブログの紹介
をお伝えします。

この記事を読んで頂ければ、家計を見直す際にきっとお役に立つと考えます。そのために、ぜひ最後までご覧ください。

内容をまとめると

  1. 固定費とは定期的に支出される費用のこと
  2. 家計に占める割合が大きいので、見直せばメリットも大きい
  3. そのためには固定費の基となる契約内容の見直しが必須
  4. それをせず、細かな節約を行うとストレスで見直しが挫折する可能性がある
  5. 効果的な家計の見直しにはプロの視点も必要
  6. 今なら、スマホ1つで無料相談できるので、これを機会に家計の悩みを解決しましょう!
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固定費とは?変動費との違い節約や家計簿を見直すならどちらから?


家計を見直すためには、家計簿の内容をチェックし、固定費を減らすことが一番効果的です。


家計はおおまかに固定費と変動費から成り立っています。固定費とは何もしなくても毎月定期的に支出される費用のことです。具体的には次の通りです。

  1. 光熱費(電気代、ガス代など)
  2. 通信費(電話代、スマホ代など)
  3. 住居費(住宅ローン、家賃など)


これに対して変動費とは利用する量によって変わる費用をいいます。例として次のものがあります。

  1. 食費
  2. 交際費
  3. 被服費
  4. 遊興費


変動費は、気づいたときに減らすことが可能ですが、固定費は違います。


固定費とは、定期的に支出される費用ですから、気づいたときすぐに減らすことはできません。しかし、一度見直せばその効果は長期間続きます。


固定費が家計に占める割合は大きいので、上手に見直すことができれば、家計への負担減らすことができるだけではなく、浮いたお金を貯蓄などに回すことができるのです。


家計の見直しには、まず固定費から行うことをおすすめします。

家計簿を見直すときに、覚えておきたい家計における固定費とは?一覧で解説


固定費とは既述の通り、収入から定期的に支出される費用をいいます。家計を見直す際には固定費とは何かを知っておくことが大切です。


固定費の費目を知るために必要なのは家計簿となります。家計簿には収入と支出が記載されるので、生活費のなかで固定費となるものを具体的に確認できるからです。


具体的には次の5つの項目ですので、下記で解説していきます。

  1. 光熱費
  2. 住居費
  3. 車の維持費
  4. 通信費
  5. 保険料

固定費①光熱費

光熱費には、電気代とガス代が入ります。そのうえで、光熱費を下げるためには次の2点に注目する必要があります。

  1. 光熱費の節約には会社やプランの選択が必要
  2. 光熱費の節約には使わない電気のスイッチを切るなど、こまめな対応が必要
このうち、光熱費の節約に効果的なのは1の会社やプランの選択です。基本料金の値段が違ってくるので、節約幅が大きくなります。

電力やガスの自由化によって料金も会社によって差ができています。また、電気だけ、もしくはガスだけという契約よりも両方をあわせたプランのほうが値引き幅が大きくなるプランもあるのです。

さらに、使用した電気料金に対してポイントやマイレージがたまったりするサービスを設けている会社もあります。

これらのサービスを比較検討することで基本料金を下げ、光熱費を節約することができます。

固定費②住居費

住居費として考えられるのは、家賃住宅ローンです。いずれも年収の20%から25%の間で収まるのが適正と考えられており、この金額を超えるようならば、節約を検討するのがよいでしょう。


家賃については次の方法があります。

  1. 契約の更新時に大家さんに減額交渉を行う
  2. 引越しを検討する
契約更新時に大家さんに減額交渉を行うのは、共用部分の劣化が激しいとか家賃が周辺と比べて高いなどの目に見える要因がないと、難しいといわれています。

これに対し、引越しならば最寄り駅からの距離、物件の築年数などの条件を比較検討することで家賃の減額が可能になります。

住宅ローンの節約方法は次の2点です。
  1. 繰り上げ返済
  2. 借り換え
繰り上げ返済とは住宅ローンの元金部分を毎月の返済とは別に支払うことで利息を減らし、節約につなげるというものです。

一方、住宅ローンの借り換えとは金利の安いローンに組み替えることをいいます。金利を安くすることで毎月の返済額を下げることができるのです。ただし、借り換えにあたっては融資手数料や抵当権抹消費用といった諸費用がかかります。

諸費用は元金の額によって変わり、たとえば2,000万円の場合には約50万円から60万円となります。

そのため、借り換えを検討する際には、次の条件をクリアしなければ節約分が諸費用を上回るおそれがあります。
  1. ローン残高が1,000万円以上
  2. 残りの返済期間が10年以上
  3. 借り換え後の金利差が1%以上
住宅ローンの節約については、繰り上げ返済、借り換えの別なく、事前に金融機関に相談することをおすすめします。

固定費③車の維持費

車をお持ちの方であれば、維持費の節約を検討しましょう。車の維持費としては次の4点があげられます。

  1. 保険料
  2. ガソリン代
  3. 駐車場代
  4. 車検費用

保険料

保険料では運転者の年齢条件や各種特約を再検討することが必要です。また、満期が近いのであれば、他の保険会社と保険料を比較することもよいでしょう。

ガソリン代

ガソリン代の節約には、セルフサービスのスタンドの利用やアプリを使って安いガソリンスタンドを検索するといった方法があります。また、スタンドによっては会員割引制度を設けているところがあり、そこの会員になるのもよいでしょう。

また、ガソリン代の節約に欠かせないのが車の燃費向上です。急発進急加速をしない、アイドリングストップの活用、タイヤの空気圧を適正化する、といった方法で燃費を向上させることでガソリン代を節約しましょう。

駐車場代

車の維持費のなかで駐車場代は大きな割合を占めます。対策としては、他に安い駐車場を探すことしかありません。場所が不便、舗装や設備の状態の悪い、といった条件で探してみましょう。

車検費用

定期的に発生する車検費用も節約の対象となります。もっとも安くできるのがユーザー車検です。ただし、車検を通すための知識と平日に車を陸運局に持ち込むことができる時間的余裕が必要となります。

そのため、車検を代行してくれる業者を比較検討して依頼するのがよいでしょう。

固定費④通信費

通信費にはスマホやインターネットの料金が入ります。なかでもスマホ料金で家族割を利用している場合、見直しによる節約効果は大きくなります。


スマホの節約方法には次の点があります。

  1. 契約プランの見直し
  2. オプションの見直し
  3. 格安SIMへの乗り換えを検討

契約プランの見直し

毎月使うデータ通信の容量や通話料金の設定、家族割の有無などの契約プランを見直すことが節約につながります。


オプションの見直し

留守番電話サービス、割込み通話サービスなど、スマホには様々なオプションがあります。契約時に必要と思って付けても、その後ほとんど利用しないものがある場合には、そのオプションを解約することで節約ができます。

格安SIMへの乗り換えを検討

ドコモ、au、ソフトバンクといった3大キャリアを利用している方は格安SIMに乗り換えることで通信費を大幅に引き下げることができます。

3大キャリアの通信料金がいずれも3,000円を超えるのに対して格安SIMの料金は600円から700円。この差は大きいのではないでしょうか。

ただし、格安SIMでは通信速度、通話の品質といった点で3大キャリアに劣る部分があるともいわれているので、その点は事前に確認することをおすすめします。

固定費⑤保険料

固定費として考えられる保険料には生命保険料と損害保険料の2つがあります。このうち、生命保険について公益財団法人生命保険文化センターが調査した平成30年度の世帯ごとの年間保険料を見ると、末子が高校生もしくは大学生の世帯の年間保険料は46.2万円となっています。


月になおすと38,500円。ここに火災保険、自動車保険等の保険料が加わるので、負担額は決して少ないとはいえません。


そこで、求められるのが保険に加入する目的を再度明確にすることです。生命保険、損害保険ともに必要な保障が何かをはっきりさせて、不要なものは省くことで、保険料の節約につなげるのです。


たとえば、生命保険の場合、子どもが成長する間だけ保障を厚くしたいのであれば、その期間に応じた収入保障保険に加入すれば、保険料は定期保険よりも割安となります。


また、損害保険なら、ありがちなのが保険契約の重複。特に個人賠償責任保険は火災保険、自動車保険などほとんどの契約に特約として付保されているため、この点を見直すことで全体の保険料を下げることができます。


保険は会社ごとに様々なタイプがあり、必要な保障と保険料とのバランスを検討することで保険料の節約につなげることができるのです。

固定費を下げる・節約する方法


家計を見直すための方法についていくつか解説してきました。それらをまとめると次のようになります。

  1. 家計の見直しは固定費から始めるのが効果的
  2. 固定費には通信費、光熱費、住居費、車の維持費がある
  3. 固定費は契約そのものを変更することで、より削減幅を大きくできる。
固定費を契約内容そのものから見直して削減した金額は、以後、ずっと続いていきます。そのため、スマホの使用時間を短くしたり、電気のプラグの抜き差しに気を使うなどの細かな節約をしなくてもすむので、メリットが大きくなるのです。

固定費を見直す上での注意点


固定費を見直す上で注意したいのは、ストレスをためない、ということです。


固定費の削減、といわれてすぐに思いつくのは、たとえば、電気代の節約のため、こまめに電気を消したり、使わない電源プラグを抜いたりといったことではないでしょうか。


しかし、このようなやり方は習慣づけることができればよいのですが、そうならないときにはストレスの原因となるおそれがあります。ストレスがたまれば、節約生活は長続きせず、結果として固定費の見直しができない状態に陥りかねません。


そこで細かな節約をする代わりに、通信費や保険料の契約形態を見直すことで固定費を基から下げることが重要になるのです。特に一人暮らしの方は、他に気を使う必要がないので検討してみることをおすすめします。

固定費の見直し・削減を行っているおすすめのブログ


ここでは、固定費の見直しや削減方法について書いているおすすめのブログを紹介いたします。


家計の見直しをするやり方のヒントを短くまとめてあるのが、


「キナリノ」


です。固定費についての簡単な解説と削減のためのワンポイントアドバイスが掲載されており、家計見直しの入門編といったブログとなります。


家計の見直しによく使われる家計簿について知りたい方には、


エネチェンジの「初心者向き!家計簿の項目(費目)の分類方法 シンプルで簡単な例を解説」


の記事をおすすめします。


固定費、変動費、それぞれに該当する費目の解説だけではなく、その応用方法についても紹介されていて、家計簿初心者に親切なブログです。


さらに、家計簿の管理をエクセルを使ってしてみたい、という方には、


「ロゴログ お金が貯まるエクセル家計簿を無料公開中」


がおすすめ。


エクセル画面を表示しながら、項目の入力などをわかりやすく解説しているブログです。



この他にも、固定費削減を解説したブログはいくつもあるので、興味のある方は検索をしてみるのもよいでしょう。

まとめ:固定費とは一定額が定期的に支出される費用!家計の見直しは固定費から!


固定費について解説してきました。


今回の記事のポイントは、

  1. 家計の見直しには固定費の削減が必須
  2. 固定費とは定期的に支出される一定額の費用
  3. 固定費の見直しはストレスのかからないやり方がベスト
  4. 固定費の見直し方法はネットで検索するのもおすすめ
です。

固定費とは黙っていても定期的にかかってくる費用のこと。家計の見直しには必須の項目ですが、光熱費や通信費などの契約内容そのものを変えることで支出を大きく減らせる費用です。

ストレスなく固定費を減らすことで、家計の改善に結びつけていきましょう。

なお、自分だけでは家計の見直しに自信がもてないという方はFPによる無料の相談を利用する方法もありますので、検討してみることをおすすめします。

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