公務員の共済組合は生命保険の代わりとしておすすめ?メリット・デメリットも解説

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生命保険の勧誘を受けたりすると、
「共済制度もあるけれど、さらに生命保険に入った方がよいのかな?」
などと悩んでしまいますよね。

でも、生命保険の検討をするにあたって、まずは共済制度から受けられる保障などを確認することが、無駄のない家計への近道といえます。

なぜなら、保険料は固定費の中で占める割合が高く、家計の負担になるコストになりやすいからです。

でも実は、自分が入っている公務員の共済制度のことを、あまりよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • 公務員の共済組合とは
  • 共済組合の保障
  • 公務員とその妻の生命保険の必要性
  • 共済制度のメリットとデメリット
  • 公務員の方におすすめの保険
以上の内容を中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ共済制度のしくみがわかり、家計を見直すきっかけとなると思いますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

内容をまとめると

  1. 共済組合とは、公務員私立学校職員が加入する社会保険組合で、医療に関する給付や年金などが給付される
  2. 共済組合のメリットは、保険料が比較的安いこと、幅広いリスクに対応していること、家族も被扶養者として加入できることなど
  3. デメリットはカスタマイズできないこと、共済貯金は共済組合が破綻した時に保護されないこと
  4. 公務員は共済組合があるので、ほとんどの場合生命保険に入る必要はなく、共済の保険でカバーできない自動車保険や火災保険などのみ加入すれば十分
  5. 公務員で、他に入るべき保険について確認したいときは無料保険相談がおすすめです!
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公務員の共済組合とは?


まず、共済組合とは何かを知る必要があります。


独自の制度ですので、多くの人は「とっつきにくい」「むずかしそう」といった印象をもっているかもしれません。


ですが、基本的なしくみを理解していないと、いざというときにどのような助けがあるのかもイメージしづらいものです。


そのため、ここでは
  • 共済組合の基本的なしくみ
  • 共済保険の保障内容
  • 民間の保険会社との違い
について説明していきます。

共済組合は公務員同士で支え合うための仕組み

共済組合は、公務員私立学校教職員が加入する社会保険組合のことをいいます。

組合員がそれぞれ一定の掛け金を支払い、病気や死亡などの人生におけるリスクや、老後の生活の保障など必要時に給付がなされます。

つまり、組合員同士が互いに助けあう相互共済のシステムとなっています。


また共済組合制度は、
  • 国家公務員共済組合法
  • 地方公務員等共済組合法
  • 私立学校教職員共済法

といった法律に基づき成り立っているのが特徴です。


組合員とその家族の生活を安定させ、福祉を充実することを目的につくられ、医療保険、年金基金の役割を担います。

共済組合は大きく分けて3種類

共済組合は、大きくわけて


  • 国家公務員共済組合
  • 各種地方公務員共済組合
  • 私立学校教職員共済

と3種類あります。


名前のとおりですが、国家公務員とその家族を対象とする「国家公務員共済組合」、地方公務員とその被扶養者が加入する「地方公務員共済組合」、私立学校の職員とその家族が対象の「私立学校教職員共済」となります。


それぞれの保険者数および加入者数(被保険者数)は下記のとおりです。

保険者数被保険者数(千人)被扶養者数(千人)
国家公務員共済組合201,0791,121
各種地方公務員共済組合642,8722,714
私立学校教職員共済1563349

※平成28年度末時点


国家公務員が加入する国家公務員共済組合の保険者数は、省庁ごとなどに分かれており全部で20組合です。

地方公務員の地方公務員共済組合は64組合存在します。


※詳しくは厚生労働省「医療保険に関する基礎資料」をご参照ください。

共済保険の保障は「短期給付」と「長期給付」

共済保険の保障には

  • 短期給付
  • 長期給付
があります。

短期給付は、病気やけが、出産や死亡などについておこなわれ、民間の健康保険にあたる内容です。

共済組合の組合員と家族は、病気にかかったりけがを負ってしまったときには、保険医療機関である病院などの窓口で組合員証を出すと(被扶養者は組合員被扶養者証)、基本的には3割の自己負担のみで診療を受けられます。

長期給付は、基礎年金の上積み部分の3種類の年金(老齢・障害・遺族)と、退職等年金給付がそれにあたります。

組合員が退職したとき、障害等級に該当するような状態になったとき、あるいは死亡したときなどに、組合員とその家族がその後も安定した生活を送れるように給付されるものです。

民間の保険会社と共済組合は何が違うのか

民間の保険会社と共済組合の違いとしては、
  • 加入者の対象範囲
  • 営利目的か否か
  • 根拠となる法律
などがあげられます。

まず、民間の保険会社の保険は基本的には日本に住んでいれば誰でも加入することができますが、共済組合は公務員私立学校などに勤務する人とその家族にかぎられます。

また民間の保険会社は営利を目的にしていますが、共済組合制度は非営利(ただし積極的に公益を目的としているとまではいかない)の位置づけです。

根拠となる法律も、民間の保険会社は「保険業法」ですが、
  • 国家公務員共済組合であれば「国家公務員共済組合法
  • 各種地方公務員共済組合であれば「地方公務員等共済組合法」
に基づいている点が異なります。

公務員の共済組合は生命保険の代わりになる?


ここまで共済組合制度について解説してきましたが、そろそろ「公務員の共済組合は生命保険の代わりになるか?」という本題にはいっていきましょう。


ここでは、公務員の共済組合が生命保険の代わりになるかについて

  • 基本的には十分カバーできる(生命保険の代わりになる)
  • 公務員における民間の生命保険の考え方
  • 生命保険がいらないケース
以上のことを説明していきます。

結論:理由がない限りは共済保険で十分

生命保険は、被保険者の死亡時に遺された遺族に保険金が支払われる保険です。

生命保険を検討するときには、それぞれの家庭において「遺族が生活するにあたって足りない分を補てんする金額」である「必要保障額」を計算する必要があります。

結論からいうと特別な理由がないかぎり、共済組合の被保険者において生命保険は不要といえるでしょう。

なぜなら、すでにある公的保障の遺族年金と貯金、そして共働きのケースは配偶者の収入で、遺族が生活するための必要なお金はある程度カバーできると考えられるからです。


残された家族は遺族厚生年金(※2015年9月30日以前は遺族共済年金)が、18歳の誕生日がきてから最初の3月31日を迎えていない、またそれよりも小さな子どもがいる場合はさらに遺族基礎年金が受け取れます。


さらに加入組合によって詳細は異なりますが、一定金額を積み立てることで会員同士の相互扶助を行う組織である互助会から、死亡弔慰金や遺児育英資金給付金なども支給されます。

共済保険では補えない保障を民間保険でカバーするのが基本

さきほどの結論の根拠として、具体的な事例を見てみましょう。


亡くなった夫の平均月収が40万円、残されたのが妻と子ども1人として

  • 遺族基礎年金は100万円程度 
  • 遺族厚生年金は老齢厚生年金×3/4相当で、このケースでは50万円程度
となり、遺族厚生年金と遺族基礎年金をあわせると年額としては約150万円、月額にすると約12.5万円です。

上記の遺族年金と貯蓄、妻が働いている場合はその収入も合わせてもまだ心もとないというケースに限り、民間の生命保険を検討すればよいのではないでしょうか。

ただしそれも、先に述べた「必要保障額」相当分についてのみで良いはずです。

生命保険が不要な公務員の例

生命保険の必要性について、結論としては不要だということを述べてきましたが、公務員とひとくくりにいっても、それぞれの家族構成や貯蓄額などによって状況は異なってきます。


ここでは、特に民間の生命保険が不要な公務員のケースを考えていきます。


具体的には

  • 独身である
  • 共働きで子どもがいない
  • 十分な資産がある
といったケースがあてはまると考えられます。

独身の場合に不要なのは、生命保険は残された遺族の生活のための保険だからです。

独身でも葬式代ぐらいは残したいと考える方もいるかもしれませんが、これまでの貯金をあてるなどすればよいのではないでしょうか。

独身であれば生命保険に毎月1万円も支払うのではなく、そのお金をつみたてNISAやiDeCoに回した方が将来の備えになるはずです。

また、生命保険の「必要保障額」は、一般的に子ども(末子)誕生時が最大で、子ども(末子)が独立すると学費や養育費が0になるためガクンと少なくなるとされています。

そのため子どもがいない場合も必要性は低く、さらに夫婦共働きであれば残されたパートナーの収入もありますので、わざわざ民間の生命保険に入る理由はないのではないでしょうか。

遺族年金と資産だけで遺族が不自由なく暮らせるような、十分な資産がある場合も、共済組合制度の公的保障だけで事足りることでしょう。

公務員の共済組合にはどんなメリットがあるの?


公務員の共済制度に加入していれば、多くの場合で生命保険を検討する必要性は低く、加入するとしても必要最低限の保障でよいということをお伝えしてきました。


充実している公務員の共済制度ですが、メリットデメリットについても気になりますよね。


ここではまず、共済組合のメリットとして

  • 保険料が比較的安い
  • さまざまなリスクに対応している
ということについて、解説していきます。

共済組合のメリット①:非営利ではないので保険料(掛金)が安い

共済組合の保険料の計算式を見てみましょう。


共済会の保険料は

被保険者(組合員)の標準報酬月額×その年度の保険料率

で計算します。


共済組合の事業はいくつかありますが、保険料は共済組合のそれぞれの事業

  • 長期給付事業
  • 短期給付事業
  • 福祉・保険事業

ごとに別々に計算されます。


国家公務員と地方公務員の長期給付の保険料率は、2018年9月以後は民間企業勤めの一般のサラリーマンである厚生年金第1号被保険者と同じ、18.3%で固定されました。


一方、いわゆる健康保険にあたる短期給付の保険料率(平均)は下記のようになっております。


健康保険組合
協会けんぽ国家公務員共済組合地方公務員共済組合
平均保険料率8.31%10.0%8.20%9.36%


※参考:首相官邸医療保険制度関係資料(PDF)

健康保険組合については平成24年度、国家公務員共済組合および地方公務員共済組合については平成25年度のデータによる


従業員数700名以上の企業が設立することのできる健康保険組合や、中小企業を中心とした協会けんぽに比べ、特に国家公務員共済組合保険料率が低く設定されているのがわかります。


地方公務員共済組合は大企業による健康保険組合よりはやや高いものの、やはり協会けんぽよりは低い保険料率となっています。


このことから、公務員は民間企業に勤める一般の被保険者よりも優遇されている傾向にあるといってよさそうです。

共済組合のメリット②:幅広いリスクに対応している

ここまでお伝えしてきたとおり、共済組合(連合会)には短期給付と長期給付があります。


短期給付からはいわゆる健康保険、長期給付からは年金(老齢・障害・遺族・退職)が支給されます。


つまり、共済組合という組織は、病気になったときや出産したときに必要な保障を受けられるだけでなく、退職したり障害をおったり、死亡したときにも必要な給付をおこない、組合員とその家族の生活をリスクから守ってくれるのです。


そういった意味で、幅広いリスクに対応している保険といえるでしょう。

共済組合のメリット③:家族を扶養に入れられる

医療の分野である短期給付において、共済組合は主に市町村が運営主体となっている国民健康保険に比べて、有利な面があります。

国民健康保険には被扶養者という概念がないため、各人が国民健康保険に加入しなければならず、世帯人数が多くなるほど保険料の総額が高くなってしまいます。

しかし、健康保険や協会けんぽと同様に、共済組合も家族を被扶養者として各種の療養の給付などを受けることが可能です。

被扶養者の範囲は、主に次のようになります。
  1. 日本国内に住所を有し、主に組合員の収入によって生計を維持されている配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟など
  2. 組合員(被保険者)と同一の世帯に属する3親等内の1.以外の者

共済組合の被扶養者となると、

  • 保険料の支払わなくてよい
  • 被扶養者の疾病に対しても短期給付が受けとれる
  • 扶養手当が支給される

などのメリットがあります。


特に扶養手当については、一般の企業であっても規約で決められていればもらえますが、公務員の場合は法律でしっかりと定められているので確実に受けとることができ、お得な制度といえるでしょう。


具体的な扶養手当の支給額(国家公務員)は

  • 配偶者13,000円
  • その他6,500円(※配偶者がいない場合、親族の被扶養者1人目が11,000円になる特例あり)

となります。


地方公務員の扶養手当についても、組合によって異なるものの、国家公務員とほぼ同じ水準のようです。



公務員の共済組合のデメリットとは?


共済組合の制度は幅広く保障されるなどのメリットをみてきましたが、デメリットはあるのでしょうか?


そう多くはないですが、民間の制度の方が充実している点もあります。


共済組合制度のデメリットとして、

  • カスタマイズができない
  • 共済貯金においてペイオフが適用されない
という点について、下記で解説していきます。

共済組合のデメリット①:カスタマイズ手段がない

共済組合の保障は、
  • 医療であれば健康保険とほぼ同じ内容+α
  • 年金であれば厚生年金の内容
となっています。

その一方、民間の生命保険は
  • 子どもが生まれたら死亡保障額を増やす
  • 自身の健康状態をふまえて医療の特約をつける
など、それぞれカスタマイズすることができます。

しかし、共済組合ではそういったカスタマイズは不可能であり、ライフステージに応じた柔軟な見直しができない点がデメリットといえるかもしれません。

共済組合のデメリット②:共済貯金などを運用する組合が破綻すると保障が受けられない

共済組合の事業には、短期給付・長期給付事業に加えて「福祉・保健事業」があり、
そのうちの一つが、「組合員からの掛金を運用し、その運用益を還元する」貯金事業です。

積立金額は1,000円単位で設定できるので、積みたては毎月少しずつすることも、ボーナス時にまとめてすることもでき、使い勝手のよい制度といえます。

しかし、この貯金事業を利用して多額のお金を積みたてているときに、共済組合が破綻してしまったら、せっかく貯めたお金は保障されることなく失うことになります。

なぜなら、預金保険制度に加盟している金融機関に預金している場合には自動的に保険契約が成立することになっており、金融機関が破綻してしまっても、ペイオフなどにより資産が保護されるのですが、共済組合は預金保険制度の金融機関にはあてはまらないからです。

資金の約9割を安全性が担保された国債地方債権などで運用されているとはいえ、ペイオフで保護されないデメリットは認識しておいた方がよいでしょう。

公務員の妻は生命保険に入った方がいい?


公務員の夫の扶養に入っている妻は、生命保険に加入する必要性があるでしょうか?


組合員が亡くなったときにはまず、遺族基礎年金に加えて長期給付から遺族厚生年金が支給されます。


前の項でも述べましたが、夫の平均月収が40万円で子が1人いる妻の場合、遺族基礎年金と遺族厚生年金をあわせて月額12.5万円程度です。


遺族年金の額に、貯金や妻自身の収入などをあわせた金額と、残された家族が生活していくのに必要な金額の差額が「必要保障額」です。

必要保障額が限りなく0に近ければ民間の生命保険に入る必要はありません


なお、住宅ローンを借りるときにはほとんどの場合、団体信用生命保険に入ることが要件になっており、契約者が亡くなってしまったときにはローンの残額に対する保険がおりるため、住居費については考えなくてもよいケースが多いでしょう。


また生命保険に入るとしても、やたらと多くの保障をつけるのではなく、必要保障額相当で十分だと考えられます。

参考:生命保険以外で公務員が入ったほうがいい保険とは?


これまで、公務員における生命保険の検討の必要性についてご説明してきましたが、生命保険以外の保険で、入った方がよいとされる保険はあるのでしょうか?


結論からいうと、共済組合の保険でカバーできない内容のみ、検討すべきだといえます。


ここでは、

  • 公務員が入った方がよい保険についての考え方
  • 公務員の方におすすめする保険
について、説明していきます。

共済保険だけではカバーできない保障についてのみ加入を検討する

保険料は固定費の中でも金額が大きくなりがちで、家計への負担になりやすいものです。


予測できないリスクを恐れ、ついついたくさんの保障をつけてしまう方もいると思いますが、すでに加入している共済制度の保障内容と重複するような、もったいない保険の入り方は避けるべきです。


共済組合の保険ではカバーしきれない内容についてのみ、民間の保険に加入するのが効率的です。


たとえば生命保険であれば、何度か出てきている「必要保障額」相当の保障で十分です。


その他、具体的な「必要性が高い可能性がある保険」については次の項でご説明します。

公務員の方に加入検討をおすすめしたい保険を紹介

公務員の場合、共済制度と重複してしまうような保険に入る必要がないことはここまでご説明してきたとおりです。


死亡保険は死亡率が低い60歳までであればほぼいりませんし、収入保障保険などは配偶者が専業主婦(夫)だと必要になる可能性が高いですが、公務員に多い共働きのケースではあまり必要ありません。


ですが、共済の保険ではカバーしきれない項目もいくつか存在し、具体的には

  • 自動車保険(任意保険)
  • 火災保険
  • 地震保険
などがそれにあたります。

自動車保険の任意保険は、自動車をもっている場合は必ず入ったほうがよいでしょう。

「自賠責保険には入ってるから、それで十分でしょ?」
と思う方もいるかもしれませんが、自賠責保険は人身被害者を救済する目的のものなので、加害者に求められる法律上の損害賠償責任のうち、保障されるのは「対人」のみです。

つまり、相手の車の損傷に対する「対物」については保障がないので、自力で賠償しなければならない可能性が高くなります。

「対人」の賠償額についても、上限が「3,000万円」と決まっているため、自分がひこおこした事故によって相手が死亡してしまったような場合でもそれ以上は出ることはありません。

以上のことをふまえると、公務員の場合も自動車を運転する限り、自動車の任意保険は必ず入るべきです。

また、万が一の自然災害に備えて火災保険や地震保険への加入もおすすめします。

火災保険は火事だけではなく、近年被害がめだつ台風にも対応しているので、台風の多い地域の方は検討の余地があります。

被災者生活再建制度で国から支給される額は、最大でも300万円です。

ですが、大地震が起きたときには住宅ローンや新しい家の住居費など、数千万円にも及ぶことも考えられます。

日本が地震大国であることをふまえると、地震保険へはぜひ加入すべきではないでしょうか。

公務員の方にとって生命保険は必ず必要とは限らない


今回は、公務員の生命保険の必要性などについて解説してきました。


最後に主なポイントをまとめてみます。


  • 公務員は民間の生命保険に入る必要はあまりない
  • 共済制度は比較的保険料が安く、幅広いリスクに対応している
  • 医療保険へは扶養者も加入することができる
  • 共済制度のデメリットとしては、民間のものに比べてカスタマイズ性が低いことや、共済貯金がペイオフの対象にならないことなどがある
  • 共済制度ではカバーされない、自動車、火災、地震といった保険を検討するのがおすすめ
不測の事態に備えようとあれもこれもと保険に加入する前に、すでに保障を受けられる共済制度の内容を理解することが重要です。

もらうことができる共済保険をフル活用して、それでもまだ足りないと思われる部分のみ、民間の保険を検討することが賢い保険の活用方法ではないでしょうか。

このほかにも知っておきたい保険に関する記事を多数掲載していますので、ぜひご覧ください。

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