更新日:2021/05/30
【他ランキング上位】一時払い外貨建て保険を比較! おすすめ保険商品の保障内容などを解説!
- ランキング上位商品の紹介
- 目的別のおすすめ商品の比較
- 契約に際しての注意点
- リスクの正しい認識
- 新型コロナの影響
内容をまとめると
- 一時払い外貨建て保険は為替リスクがあるものの貯蓄性が魅力
- 新型コロナの影響を受けた為替リスクの増加によって取り扱いを中止している保険会社もある
- 為替リスクを前提に資産形成目的に応じた商品を選ぶことが必要
- 自分にベストな一時払い外貨建て保険を選ぶには、無料保険相談の利用がおすすめ
- 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
おすすめの外貨建て保険を知りたい方は、おすすめ外貨建て保険ランキングをご覧ください!
目次を使って気になるところから読みましょう!
2020年他ランキング上位のおすすめの一時払い外貨建て保険
まず初めにランキング上位のおすすめ一時払い外貨建て保険を紹介します。ただ、ジブラルタ生命の「一時払米国ドル建終身保険」は現在取り扱いを中止しています。
保険会社 | 保険商品名 |
---|---|
ソニー生命 | 「米ドル建一時払終身」 |
住友生命 | 「ふるは~とJロードグローバルⅡ」 |
ジブラルタ生命 | 「一時払米国ドル建終身保険」現在取り扱い中止 |
解約返戻率の高さならソニー生命「米ドル建一時払終身」
ソニー生命「米ドル建一時払終身」は一時、取り扱いを中止していましたが、2020年12月から販売を再開しました。
この保険の特徴は次の通りです。
- 加入後15年は1年ごとに死亡保険金額が高くなる
- 15年以降は死亡保険金額が固定し、なくなるまで続く
- 利率が固定しているので、市場の動向に左右されない
- 解約返戻金が事前にわかるので、資金計画を立てる際に有利
- 医師の診断や告知が必要ないので、入りやすい
- 死亡保険金は全部もしくは一部を最長10年間据え置くことができ、その間ドル建てで運用される(円での運用はできない)
- 保険料と保険金額は同じで、最高1万米ドル~日本円に換算して3億円までとなる
- 米ドル建て保険なので、死亡保険金や解約返戻金を円で受け取るときに場合によっては元本割れのリスクがある
- 解約遍歴金については、契約後10年以内に解約した場合、元本割れとなる
為替リスクを緩和したいなら住友生命「ふるは~とJロードグローバルⅡ」
住友生命の「ふるは~とJロードグローバルⅡ」は為替リスクを緩和したい方におすすめの商品です。
特徴は次の2点です。
- 解約返戻金が目標額に達したら円建てに変換できる
- 死亡保険金の保障額を円で最低保障できる
解約返戻金が目標額に達したら円建てに変換できる
保障名 | 内容 |
---|---|
死亡保障額 (契約後2年間) | 一時払い保険料相当額、積立金相当額、解約返戻金相当額 のうちもっとも高い金額 |
死亡保障額 (契約後2年間経過以降) | 基本保険金額または解約返戻金相当額のうち高い金額 |
契約可能年齢 | 30歳~90歳 |
指定通貨 | 米ドル・豪ドル・円 |
最低一時払い保険料 | 10,000米ドル・10,000豪ドル・100万円 |
告知方法 | 職業告知のみ |
保険期間 | 終身 |
老後への備えが確りしているジブラルタ生命「一時払米国ドル建終身保険」
目的別おすすめの一時払い外貨建て保険を比較
ここからは目的別におすすめできる一時払い外貨建て保険を比較します。ここで紹介する商品は次の3種類です。
- 相続対策に : 住友生命「ふるは~とJロードグローバルⅡ」
- 資産運用対策に : 明治安田生命「5年ごと利差配当付一時払特別養老保険」
- 将来の金利上昇を見越した資産運用に : メットライフ生命「サニーガーデンEX」
相続対策として加入するなら住友生命「ふるは~とJロードグローバルⅡ」
住友生命「ふるは~とJロードグローバルⅡ」には既述のように次の特徴があります。
- 解約返戻金が目標額に達したら円建てに変換できる
- 死亡保険金の保障額を円で最低保障できる
資産運用商品として加入するなら明治安田生命「5年ごと利差配当付一時払特別養老保険」
明治安田生命「5年ごと利差配当付一時払特別養老保険」には次の特徴があり、資産運用に適しています。
- 保険期間は10年間だが、その間の死亡保険金、解約返戻金の額を抑えることで満期返戻金を多くしている
- 死亡保険金、解約返戻金、満期返戻金は米ドルで支払われる
- 満期返戻金は米ドルで10年間据え置くことができる
保障名 | 内容 |
---|---|
保障期間 | 10年間 |
払込方法 | 一時払いのみ |
契約可能年齢 | 契約者 :20歳~85歳 被保険者:0歳~85歳 |
指定通貨 | 米ドル・豪ドル・円 |
最低保険料 | 2万米ドル 2万豪ドル 200万円 |
告知方法 | 職業告知のみ |
老後や死亡への備えならジブラルタ生命「一時払米国ドル建終身保険」
将来の金利上昇に期待するならメットライフ生命「サニーガーデンEX」
明治安田生命「5年ごと利差配当付一時払特別養老保険」と同じく資産運用に重点を置いているのがメットライフ生命の「サニーガーデンEX」。
商品の種類は次の3コースです。
- 定期支払コース
- 目標設定付定期支払コース
- 積立金増加コース
一時払い外貨建て保険は危険?トラブルになることも多い?
一時払い外貨建て保険にはメリットがある反面、元本割れとなる可能性などのデメリットもあります。そのため、仕組みを理解しないままに契約してしまい、あとになってトラブルとなることが多いようです。
具体的には次の通りとなります。
- 為替手数料の発生
- 為替リスクの存在
- コロナ禍での低金利により以前ほどのリターンはない
外貨に投資するための為替手数料がかかることに注意!
円を外貨に換えたり、外貨を円に換えたりするときには為替手数料がかかります。為替手数料は決まっている額ではなく、その日の為替相場に左右されるものです。そのため、一時払い外貨建て保険を含めた外貨建ての金融商品を利用する際には為替手数料がいくらになるのか注意することが必要です。
為替手数料自体は保険料のなかにあらかじめ組み込まれているので、契約者が直接負担するものではありません。しかし、ドル建てで運用してきた積立金を円建てに換えて受け取る際には、そのときどきの為替手数料が死亡保険金や解約返戻金などから差し引かれることとなります。
そのため、実際に受け取る解約返戻金や満期保険金などがイメージ通りなのか否かを事前に確認することをおすすめします。
円高になったら円建ての保険金額が目減りするリスクもある
円高になると円建てで受け取る死亡保険金や解約返戻金が目減りする可能性があります。円高になると、もとの相場よりも円が安くなるからです。これを為替リスクと呼んでいます。
例として、為替相場を1ドル=100円とします。10円円高になるとこの為替相場は1ドル=90円。円に換算したときにこの差額分だけ損をすることとなります。
具体的には、1ドル=100円ならば円に換算して1,000万円もらえるはずだった保険金が、1ドル=90円になると900万円に目減りしてしまうわけです。
これが為替リスクになります。
外貨建て保険では外貨で運用することで高い利回りを得ることができます。しかしそれを円に換えて受け取るときにこのようなリスクが発生する可能性があるのです。
金利低下により、以前ほどは高金利の恩恵は受けられない!
現在、新型コロナの影響によって各国ともに金利が低くなってきています。そのため外貨建て保険の魅力の1つだった高い金利による恩恵が受けられなくなりました。
主な外貨建て保険が指定通貨としている米ドル、豪ドルともに以前のような高金利のメリットはなくなったといえるでしょう。
ただし先述したように豪ドルについては豪州の景気回復の期待もあるため、注意してみていくことも必要となります。
一時払い外貨建て保険はリスクも認識して加入を!
一時払い外貨建て保険には既述のようなリスクがあり、契約の際には十分な注意が必要です。だからといって加入を検討しなくても良いという保険ではありません。
一番の気がかりは元本保証がされないという点です。しかし他の外貨建て金融商品、たとえばFXとか外債とかいった商品にも同じことがいえます。すなわち元本割れのリスクはありますが、それを認識したうえであれば貯蓄性が期待できる商品と考えてよいのではないでしょうか。
一時払い外貨建て保険は新型コロナの影響を受けている?
一時払い外貨建て保険は新型コロナの影響を受けています。
一番の影響は新型コロナによる経済的ダメージを抑えるために各国が金利を下げていることです。これによってこれまで高い金利で運用されてきた外貨建て金融商品の利率が下がりました。また、円高が進んでいることにより為替リスクが高まっています。
そのため、保険会社によっては一時払い外貨建て保険の取り扱いを中止するところも現れました。
ただし、この傾向は外貨建て金融商品全般にいえることであり、保険商品のみに見られるものではありません。
おすすめ一時払い外貨建て保険! トラブルを避けたいなら無料保険相談を活用
おすすめの一時払い外貨建て保険について解説してきました。
今回の記事のポイントは、
- 一時払い外貨建て保険は目的によって選ぶのがおすすめ
- 一時払い外貨建て保険を選ぶ際には為替リスクに注意
- 新型コロナの影響により、以前よりも契約には注意が必要