更新日:2021/05/01
インターナショナルスクールの学費は高い?無償化制度・安い学校ランキングを比較
- インターナショナルスクールとは?特徴や学費の相場
- 【東京・関東】エリアと【大阪・関西】エリア:スクールの学費を比較!
- インターナショナルスクールの学費:免除・無償化・補助制度はある?
- 子供をインターナショナルスクールに通わせるメリットとデメリット、口コミを紹介!
- まとめ:社会の国際化に対応できる!
内容をまとめると
- インターナショナルスクールの特徴は複数言語での生活と世界各国の子供との交流
- 独自の教育方針や設備があるため、学費は高くなる
- インターナショナルスクールにも適用される免除・無償化・補助制度がある
- インターナショナルスクールに通わせるメリットは英語力と国際的視野が身に付くこと
- デメリットは学費の高さと国内の制度にマッチしない場合があること
- 子供をインターナショナルスクールに通わせるお金の相談には、無料保険相談が対応している
- 今ならスマホ1台で無料オンライン相談できるので、お金のプロの話を聞いてみるとよい
目次を使って気になるところから読みましょう!
- インターナショナルスクールってどんな学校?なぜ学費が高いの?
- インターナショナルスクールの学費相場は?日本の学校との比較も
- インターナショナルスクールの学費内訳
- 【安い順】インターナショナルスクールの学費ランキング!
- 【東京・関東】インターナショナルスクールの学費を一覧で比較!
- 【大阪、関西】インターナショナルスクールの学費を一覧で比較!
- インターナショナルスクールの学費は高い!小学校など免除・無償化・補助制度はある?
- 子供をインターナショナルスクールに通わせるメリットとは?
- 子供をインターナショナルスクールに通わせるデメリットはある?
- 子供をインターナショナルスクール通わせた親の口コミを紹介!
- 参考:子供をインターナショナルスクールに通わせる親の年収はいくらくらい?
- まとめ:インターナショナルスクールの学費は比較的安い学校もある!
インターナショナルスクールってどんな学校?なぜ学費が高いの?
さて、インターナショナルスクールでは「グローバル感覚を育成できる」といわれている一方、「支払う学費が非常に高い」というイメージが強いです。
インターナショナルスクールとは、どのようなものなのでしょうか。
また、なぜ学校関係の費用が高くなってしまうのでしょうか。
この項では、
- インターナショナルスクールの特徴
- インターナショナルスクールの学費が高い理由
という点を解説していきます。
義務教育や高校相当のスクールと、保育園や幼稚園にあたるプリスクールについても述べていきます。
インターナショナルスクールに通わせるお金について、無料保険相談で話を聞いてみるといいでしょう。今ならスマホ1台で無料オンライン相談できるので、お金のプロの話を聞いてみてはいかがでしょうか。
インターナショナルスクールの特徴
インターナショナルスクールとは、元来、外国籍の児童を対象とする教育機関です。
国内における保育園または幼稚園にあたるプリスクールというものもあります。
双方とも、授業はもちろん、生活のほぼ全ての場面で英語やその他の言語を使用します。
学校教育法で定められた学校としては扱われないため、卒業後、場合により日本の義務教育を受けていないとされてしまうこともあります。
一方で、卒業資格によっては世界各国の大学への進学チャンスが得られるなど、特有の利点もあります。
学費が高い理由
インタナショナルスクールやプリスクールでは、一般的な教育機関よりも費用が高額になると言われています。
国内の制度上の学校ではないため、インターナショナルスクールには自治体からの助成金が出ません。
加えて、スクールごとに独自の教育環境を整えているため、費用を支払う項目が多くなってしまうのです。
プリスクールに関しても同様に日本の制度に則った機関ではないため、保育費の負担軽減措置を受けることができません。
こうした制度上の特徴も、費用が高くなる要因と考えられます。
インターナショナルスクールの学費相場は?日本の学校との比較も
インターナショナルスクールの学費の相場はどのくらいになるのでしょうか。
表を使って比較してみましょう。
学校種 | 平均学費額 |
---|---|
公立小学校 | 約10.5万円 |
私立小学校 | 約95.5万円 |
インターナショナルスクール | 約200万円 |
(学費=学校教育費+学校給食費)
公立小学校の10.5万円と比べてみると、インターナショナルスクールは約20倍の費用になるようです。
学費のほか、日本の学校とはどのような違いがあるのでしょう。
公立学校 | 私立学校 | インターナショナルスクール | |
---|---|---|---|
授業料 | 低額 | 公立の5倍程度 | 公立・私立より大幅に高額 |
学区 | 義務教育では指定あり | 学区の指定なし | 学区の指定なし |
学校生活 | 主に日本語で対応 | 学校によっては英語 | 主に英語で対応 |
種別 | 幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校 | 幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校 | 幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校 |
以上、主な項目に絞って比較しました。
インターナショナルスクールの学費内訳
それでは、気になるインターナショナルスクールの必要金額・内訳を表にしてみましょう。
内訳 | 目安金額 |
---|---|
志願料(受験料) | 2~5万円程度 |
入学金 | 約20~50万円 |
年間授業料 | 約100~250万円 |
施設使用料 | 約20~50万円 |
教材費 | 約20~50万円 |
その他 | 10~20万円 |
上記以外にも、スクールによっては運動会や遠足などの学校行事にも費用が掛かります。
また、日々のランチ代やスクールバス代、カリキュラムに必要な教材の代金などもあるようです。
特徴的なのは、学校への寄付金を求められることもあるという点。
ただし、多くの場合、寄付金の支払いは強制ではないようです。
インターナショナルスクールでは、各スクールに独自の教育理念を実践しているそうですので、それに合わせた施設を所有していることもあります。
そうなると、施設のメンテナンス代などの負担を求められることもあるようです。
【安い順】インターナショナルスクールの学費ランキング!
ここまでは、インターナショナルスクールの特徴や学費の内訳などについて述べてきました。
以下では学費の安いインターナショナルスクールを、
- 1位 インディア インターナショナルスクール・イン・ジャパン 東京校・横浜校
- 2位 インターナショナルスクール・オブ・長野
- 3位 ホライゾンジャパンインターナショナルスクール
のランキングにして解説します。
学校選びのご参考になさってください。
1位 インディア インターナショナルスクール・イン・ジャパン 東京校・横浜校
学費が最も安いのは、インディア インターナショナルスクール・イン・ジャパン 東京校・横浜校。
東京都と神奈川県で幼稚園から高校まで展開されています。
学費は以下、
学校種 | 学費金額 |
---|---|
プリスクール | 60万円 |
小学校 | 60万円 |
中学校 | 60万円 |
高校 | 120万円 |
両校ともに英語によって授業が進められ、インドにおいて高等教育を受けるために必要な「CBSE」(後期中等教育中央審議会)認可のカリキュラムを採用しているとのこと。
幼稚園では、「子どもには自分を育てる力」(自己教育力)が備わっているとするモンテッソーリ教育が行われているそうです。
東京校では卒業時に、国際的な修学資格である「国際バカロレア資格」を取得することができます。
一定成績を収めたうえでこの資格を取得すると、入試を免除する海外の大学もあるとのこと。
インディア インターナショナルスクール・イン・ジャパンは、国際的に評価の高いインド式カリキュラムをベースとした教育を実践しているようです。
2位 インターナショナルスクール・オブ・長野
学費が安いインターナショナルスクール第2位は、インターナショナルスクール・オブ・長野。
長野県内で松本市と長野市にて3キャンパスを展開するインターナショナルスクールです。
学費は以下、
学校種 | 学費金額 |
---|---|
プリスクール | 90万円 |
小学校 | 120万円 |
中学校 | ー |
高校 | ー |
となっています。(※インターナショナルスクールは「高校」と表記)
松本市にある島内キャンパスでは幼稚園にあたるプレスクールと、小学校にあたる小中学部を開設。
松本市の南松本キャンパスと長野市の長野キャンパスではプレスクールのみを開設しています。
日本語による学習と英語による学習をバランスよく行うことで、両方の文化に対応できる子どもの育成を目指しているそうです。
国際バカロレア認定校であり、「世界で学ぶことのできる国際人」の育成を目指しているとのこと。
社会の国際化によって多言語や多文化に触れる機会が増加している近年の日本で、「未来の社会を想定した上での学び」を提供しようと理念を掲げて運営されているのだそうです。
3位 ホライゾンジャパンインターナショナルスクール
第3位は、ホライゾンジャパンインターナショナルスクール。
神奈川県横浜市にて、小学校、中学校、高校のあるメインキャンパスと幼稚部を展開しています。
学費は以下、
学校種 | 学費金額 |
---|---|
プリスクール | 160万円 |
小学校 | 175万円 |
中学校 | 190万円以上 |
高校 | 190万円以上 |
となっています。(※インターナショナルスクールは「高校」と表記)
1年生から10年生(高校1年生相当)まではイギリスのケンブリッジのカリキュラムを採用。
11年生(高校2年生相当)からは国際バカロレアのディプロマ資格取得を目指した学習を行うとのこと。
ディプロマ資格は16歳~19歳を対象に、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験に合格するよって得られる資格です。
成績によっては海外の大学への進学が可能です。
ホライゾンジャパンインターナショナルスクールは理数系に力を入れているそうで、数学や物理・化学などの教科をはじめ、近年注目のプログラミングやロボティクスにも積極的に取り組んでいるとか。
【東京・関東】インターナショナルスクールの学費を一覧で比較!
ここで、東京・関東エリアのインターナショナルスクールを5校ピックアップし、学費を比較してみましょう。
学校選びのご参考になさってください。
学校名 | 幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高校 |
---|---|---|---|---|
東京ウエストインターナショナルスクール | ー | 152万円 | 152万円 | 152万円 |
クリスチャン・アカデミー・ジャパン | 154万円 | 174万円 | 193万円 | 207万円 |
カナディアン・インターナショナルスクール | 185万円 | 200万円 | 235万円 | 250万円 |
つくばインターナショナルスクール | 130万円 | 130万円 | 154万円 | 178万円 |
横浜インターナショナルスクール | 259万円 | 269万円 | 269万円 | 269万円 |
東京ウエストインターナショナルスクールでは、「ハンズオン(体験学習)教育」という学習形態を採用しているそうです。
クリスチャン・アカデミー・ジャパンは、キリスト教系学校を期限とする歴史ある学校で、北米式カリキュラムを採用しているとのことです。
カナディアン・インターナショナルスクールは、高校3年生の一部課程に、大学で必要になる課程を取り入れているため、高校卒業から大学進学への連携に配慮されているとのこと。
つくばインターナショナルスクールはログハウスを連想させる校舎を持ち、通常のカリキュラムに加え、放課後に行われる学習活動も用意されているそうです。
横浜インターナショナルスクールは、神奈川県横浜市にて少人数クラスを編成し、個人にあったプログラムを実践しているとのこと。
【大阪、関西】インターナショナルスクールの学費を一覧で比較!
次に大阪・関西エリアのインターナショナルスクールを5校ピックアップし、学費を比較してみましょう。
学校選びのご参考になさってください。
学校名 | 幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高校 |
---|---|---|---|---|
大阪YMCAインターナショナルスクール | 125万円 | 132万円 | 144万円 | 174万円 |
神戸ドイツ学院DSKインターナショナル | 139万円 | 139万円 | ― | ― |
関西国際学園 | コースによる | 268万円 | 296万円 | 296万円 |
アブロードインターナショナルスクール大阪 | 135万円 | 111万円 | ー | ー |
聖ミカエル インターナショナルスクール | 161万円 | 177万円 | ー | ー |
(学費=授業料+維持費・教材費など。入学金は含まない。参考は各校公式サイト。)
大阪YMCAインターナショナルスクールは1882年に起源を持つ歴史ある学校。
保育園・幼稚園から高校までを展開し、柔軟な思考を持てる子供の育成に力を入れているそうです。
神戸ドイツ学院DSKインターナショナルは、ドイツ語と英語を中心として1人3言語での教育を実践する学校です。
関西国際学園は大阪、神戸、兵庫のほか、関東にもキャンパスを持つ大きな学校です。
著名な脳学者を顧問とし、「グローバルな視点を持った日本人」を育てる理念を掲げています。
アブロードインターナショナルスクール大阪は子供の学びのペースや個性を重要視したカリキュラムを実践しているようです。
聖ミカエルインターナショナルスクールは英国スタイルの初等教育を実践する学校。
多様性を重んじる方針を取っているとのことです。
インターナショナルスクールかかるお金について、無料保険相談でお金のプロの話を聞いてみるといいでしょう。今ならスマホ1台で無料オンライン相談できるので、気軽に相談できます。
インターナショナルスクールの学費は高い!小学校など免除・無償化・補助制度はある?
国際化が進む社会の中で、インターナショナルスクールへの進学も、お子さんの選択肢に加えたいと考える保護者の方もいることでしょう。
しかし、気になるのは学費の高さですよね。
そこでこの項では、学費の免除・無償化・補助に関する制度について解説します。
現在、利用可能な制度は、
- 幼児教育無償化制度
- 高校授業料無償化・修学支援金支給制度
まず、2019年10月からはじまった幼児教育無償化制度について。
この制度は、条件を満たした場合、インターナショナルスクールにも適用されます。
その条件は、
- 認可保育所に入ることができなかった場合の代替措置として、インターナショナルスクールなどの認可外保育施設を利用する
というものです。
ただし、完全に無償化されるわけではなく、上限付きとなっています。
次に、高校授業料無償化・修学支援金支給制度についてです。
この制度は、高校生を対象とし、公立高校の授業料無償化や私立高校に就業支援金を支給して、家庭の経済的負担を軽減するものになります。
対象は文部科学省の認定する学校に限られ、補助金額は利用者の年収によって変わります。
くわしくは文部科学省のホームページでご確認ください。
残念ながら小学校の無償化制度はまだ整っていません。
子供をインターナショナルスクールに通わせるメリットとは?
さて、ここまでの記事でインターナショナルスクールの概要や学費に関連する事柄について、ご理解いただけたことと思います。
ここからは、実際にインターナショナルスクールに通った際のメリットについて、
- メリット①子供のうちに英語力が身に付く
- メリット②グローバルな視野が身に付く
- メリット③様々な国の子供と交流ができる
- メリット④海外の一流大学へ進学できる可能性が広がる
という点に着目して解説します。
ご検討の際の、参考になさってください。
メリット①子供のうちに英語力が身に付く
1つ目のメリットは、幼いころから英語力が身に付くという点です。
インターナショナルスクールやプリスクールでは、授業を含めた生活のほぼ全てで英語が使用されます。
スクールによっては、英語だけではなく、ドイツ語やフランス語など他の言語も使用するようです。
生活の中で長い時間を他国の言語に触れているわけですから、自然と語学力が身に付いていくのは当然のことと言えるかもしれません。
日本語しか知らなかった子供が途中入学した場合、最初の頃に苦労があるようです。
早い段階で入学するほど、言葉で苦労する期間は短くなる傾向にあるとのこと。
メリット②グローバルな視野が身に付く
次のメリットは、グローバルな視点を持てるようになることです。
よく聞くグローバルという言葉ですが、「世界規模の」という意味を持っていて、多角的で全体的な様子を表しています。
日本国内だけを考えると、子供に世界的な視野を持たせるような環境を整えるのは、難しいと言えるでしょう。
多文化や多言語に広く触れる機会が少ないからです。
インターナショナルスクールでは、欧米に限らず、幅広くいろいろな国の子供たちと過ごす時間を持つことができます。
このことは、子供たちがグローバルな視野を持つために、大切な要素と言えるでしょう。
メリット③様々な国の子供と交流ができる
3つ目に、子供が世界各国から集まった様々な国の子供と交流ができる点があげられます。
日本国内で、複数の国から来た人々と、長い期間の交流を持つことは難しいことです。
インターナショナルスクールには、欧米にとどまらず、様々な国にルーツを持った子供たちが通っています。
スクールに通っていると、自然に他国文化を持つ子供たちと触れ合うことができ、友達を作ることもできるでしょう。
インターネットが発達した現代では、ITツールを利用して海外の人々と交流することができます。
しかし、学校で毎日の生活を共にすることと比べることはできません。
メリット④海外の一流大学へ進学できる可能性が広がる
4つ目のメリットは、海外の一流大学に進学するチャンスが広がるということです。
インターナショナルスクールには、国際バカロレア資格の取得が可能な学校があります。
国際バカロレアとは、スイスにある非営利団体のことで、この団体の認定する教育プログラムや大学入学資格の名前でもあります。
特に国際バカロレア資格ディプロマ・プログラム(DP)は、16歳~19歳を対象とした2年間のカリキュラムを持っており、履修をして最終試験に合格すると資格認定となります。
この資格を取得することで、海外の大学への入学資格を得ることができ、場合によっては大学の単位認定にもなるそうです。
これは、インターナショナルスクールならではの強みと言えるかもしれません。
子供をインターナショナルスクールに通わせるデメリットはある?
インターナショナルスクールに通うメリットを理解していただいたところで、デメリットにも目を向けていきしょう。
内容としては、
- デメリット①日本の公立・私立学校と比べて学費が高い
- デメリット②国内の大学へ進学する場合不利になる
- デメリット③将来の就職などへ活かせないこともある
となります。
インターナショナルスクールに限らず、学校選びは、子供の将来にとって大切なこと。
デメリットもしっかりと認識した上でのご検討をなさってください。
デメリット①日本の公立・私立学校と比べて学費が高い
1つ目のデメリットは、やはり学費が高いことです。
保護者の皆様にとって、学校の方針やカリキュラムの内容と同じく、最大の関心ごとの1つではないでしょうか。
インターナショナルスクールの学費については前述のとおり、国内の一般的な学校に比べて、かなり高いものになっています。
例えば、年間学費200万円のインターナショナルスクールで、中学校1年生から高校3年生までを過ごすとなると、少なくとも1,200万円が必要になります。
また、学費以外にも施設維持費や学校行事などで追加の費用がかかります。
子供が2人であれば、倍の金額が必要となり、非常に高額な投資になっていくでしょう。
子供の教育にかかるお金について知りたいなら、無料保険相談で話を聞いてみるといいでしょう。今ならスマホ1台で無料オンライン相談できるので、簡単に悩みが解消されます。
デメリット②国内の大学へ進学する場合不利になる
2つ目のデメリットとして、国内の大学への進学に不利になる可能性がある点があげられます。
インターナショナルスクールの多くは、日本国内での大学入試を想定した学習を行っていません。
いわゆる入試対策については、自分自身で解決するしかないということです。
この点から、国内の大学に進学する場合、他の学校に通う子供たちに比べて不利になることもあります。
筆記試験の成績によらない、アドミッション・オフィス(AO)入試を実施する大学であれば、入試の条件は変わりません。
しかし、AO入試は実施している大学が限られるため、希望の進路に合わない場合もあります。
早めの対策が必要になることもありますので、注意が必要です。
デメリット③将来の就職などへ活かせないこともある
4つ目のデメリットは、インターナショナルスクールでの経験が将来に活かせない可能性もあるという点です。
インターなりょなるスクールを卒業すると、海外の大学へ進学することが可能になります。
しかし、海外の一流大学を出たあとで就職することになった場合は、必ずしも有利になるとは言えません。
まず、海外で就職する場合は就労ビザが必要になります。
職業経験のない新卒者が、アメリカやイギリスなどの先進国で卒業直後に就労ビザを取得するのは難しいと言われています。
では、日本国内での就職する場合はどうでしょうか。
よほど理解のある企業でない限り、新卒者は採用後に同じ新入社員として扱われます。
希望する進路や将来像によっては、国際的な経験が活かせない場合もあることを考えておかなければいけませんね。
子供をインターナショナルスクール通わせた親の口コミを紹介!
ここまで、インターナショナルスクールの特徴や学費の比較、メリットとデメリットについてお伝えしました。
それでは、実際にインターナショナルスクールに子供を通わせている保護者の方の口コミをみてみましょう。
以下に、
- 通わせてよかったという口コミ
- 通わせて後悔したという口コミ
の2点をあげていきます。
よかったという口コミ
後悔したという口コミ
子供がインターナショナルスクールの雰囲気に耐えられず、途中で退学してしまいました。全く英語が分からないのに入学させてしまって無理があったかなと思いました。学費も高いですし、英語を喋れるようになるという目的なら他に方法もありました。
単純に「子供に英語を好きになってほしい」という理由だけでインターナショナルスクールを選ぶのは間違っていたのかなと思います。(クラウドワークスより)
参考:子供をインターナショナルスクールに通わせる親の年収はいくらくらい?
さて、ここまでにもインターナショナルスクールの学費についてはお伝えしてきています。
では、その学費から逆算して、子供をインターナショナルスクールに通わせる親の年収について考えてみましょう。
インターナショナルスクールの小学校に通った場合、年間費用の平均は200万円ほどになります。
そこに家庭としての生活費が関わってきます。
夫婦2人に子供1人として、最低限の生活費だけを考えると、
- スクール学費 200万円
- 住宅費 20万円×12ヶ月=240万円
- 自動車等ローン 40万円
- 食費 60万円
- 保険等 60万円
- 水道光熱費 30万円
- 通信費 30万円
- 衣料等雑費 120万円
のようになり、合計で780万円となります。
ここに社会保険等を考えると、年収は少なく見ても1,000万円は必要になるようですね。
実際に、子供をインターナショナルスクールに通わせている保護者の職業は、開業医や上場企業の社員、会社経営者などが多いとのこと。
ただし、幼稚園や学校の費用に関しては、助成制度も多くあります。
最終的には、家計のやりくり次第と言えるのかもしれません。
まとめ:インターナショナルスクールの学費は比較的安い学校もある!
この記事では、インターナショナルスクールの特徴や学費内訳を中心に、メリットやデメリットなど幅広くお伝えしましたが、いかがでしたか。
内容をまとめると、
- インターナショナルスクールの特徴は複数言語での生活と世界各国から集まった子供と交流できること
- 独自の教育方針や設備があるため、学費は高くなってしまう
- インターナショナルスクールにも適用される免除・無償化・補助制度がある
- インターナショナルスクールに通わせるメリットは英語力が身に付くことと国際的な視野が身に付くこと
- インターナショナルスクールに通わせるデメリットは学費の高さと国内の制度にマッチしない場合があること
となります。
インターナショナルスクールは国際的な視野を養い、海外へ進出するチャンスを得やすい一方、気になるのは学費の高さ。
しかし、学校を選べば学費の安いところも少なくありません。
また、国や自治体の就学支援制度を使えば、負担を軽減できる可能性もあります。
学校選びは子供の将来にとって大切なこと。
ご家庭でも十分に検討し、よりよい判断をなさってください。