看護学校・看護専門学校の学費・授業料は高い?4年間で平均いくら?入学金が払えない場合は?

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「看護学校の学費はいくらかかるの?」

「学費が安い看護学校を知りたい」


という方も多いでしょう。

将来看護師になりたい方や親御さんにとって、学費はとても気になる問題です。


意外にも、学校の雰囲気や学習内容などはしっかりリサーチしていても、学費の比較を行う方は少ないようです。 

後から後悔しないよう、しっかり平均学費まで調べておきたいところです。


また、学費を支払えない場合は免除制度などを利用することができます。

看護学校では、看護学校ならではの免除制度があることも合わせて解説します。


ここでは、 

  • 看護学校の学費相場平均はどれくらい?
  • 学費は何に使われているの?
  • 地域ごとの看護学校の学費を比較

以上のことを中心に解説していきます。


学費を自分で支払いながら勉強するとなると、かなり大きな負担となります。 

できるだけ安い学費にするためには、どの学校がいいのか平均学費を参考に探してみてくださいね。


ぜひ最後まで読んでみてください。

内容をまとめると

  1. 看護学校の学費は比較的高いところが多い
  2. 学費の差は、授業のカリキュラム内容や通う期間の違い
  3. 学費を安くしたいなら、できるだけ安い学校を選んだり、通う期間が短い大学などを選ぶ
  4. 奨学金制度や高等教育無償化制度などを活用して通うのもおすすめ
  5. 看護学校への進学にかかるお金について、無料保険相談でお金のプロに相談してみる
  6. 今ならスマホ1台で無料オンライン相談が簡単で便利

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看護学校の学費相場は平均いくら?大学・短大・専門学校で解説


看護学校の学費相場は、平均どれくらいなのでしょうか。学校の学費を知る前に、相場を知っておかなければ比較できませんよね。


大学、短期大学、専門学校の3つにわけた学費の相場を調査しました。国公立や私立、学ぶ内容によって差がありますが、あくまで平均を紹介していきます。


ここでは、

  • 1年間の学費相場について
  • 4年間の学費相場について
  • 差がある理由
以上のことを解説していくので、参考にしてみてください。

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1年間の学費相場

大学、短大、専門学校それぞれ1年に必要な学費相場を紹介します。大学などの学費は、初年度から2~3年度と、学費に差があります。


また、私立や公立、看護学校で習う内容などによっても差があります。ここでは、トータルした相場の1年間平均金額を解説します。

1年間の学費相場
大学約175万円
短大
約133万円
専門学校約83万円


私立や公立と分けずに紹介しましたが、やはり私立の看護大学が一番学費が高い傾向にあります。専門学校は比較的、学費が安いということがわかります。


やはり、専門学校と大学とでは習う内容に差があるためでしょうか。大学では看護以外の内容も学習しますが、専門学校では看護以外は学習しないことが多いようです。

4年間(短大、専門学校は3年間)の学費総額の相場

次に、大学、短大、専門学校に3~4年間通う場合の学費総額の相場を解説します。大学は4年ですが、短大や専門学校は3年のところがほとんどです。


支払い期間学費相場
大学:私立4年間約400~700万円
大学:公立4年間約250万円
短大:私立3年間約400万円
大学:公立3年間約250万円
専門学校:私立
3年間約60万円
専門学校:公立3年間約250万円

学校によって学費に差があるといっても、大学が一番高いです。大学の場合、私立と公立でかなりの差があります。


公立の場合、4年間で約250万円なのに対して私立だと約450~700万円となることを見ると、倍以上の学費が必要になることがわかりますね。

なぜ学費に差がでるのか

私立や公立、専門学校などに分類した学費を見てみると、かなり差があることがわかります。なぜ、これほどまでに学費に差があるのでしょうか。


1つ目の理由は、大学と専門学校、短大の通う期間です。大学は4年間なのに対し、専門学校や短大は3年間と1年短いです。


1年分の学費表から見ると、約92~42万円ほど専門学校や短大のほうが安くなります。


2つ目の理由は、カリキュラム内容の違いにあります。専門学校や短大と、大学を比較すると、大学のほうが資格を多く獲得できます。


看護大学には、一般教養科目というものがあり、看護以外の内容も一緒に学習できるため学費が高くなりがちです。


専門学校や短大は、病院の付属として設立されていることが多いです。これは、授業料を安くして看護師をできるだけ多く獲得したいという病院側の考えであることがわかります。


学費が安い学校は、競争率が高いのがデメリットですが、授業内容や看護師になるための資格などについては大学も専門学校も変わりません。

看護学校の学費は何に使われている?授業料以外にかかる費用も


看護学校の学費相場について理解できたところで、実際に支払った学費は何に使われているのでしょうか。


これは、大学の公式HPにも公開されている内容なので、受験する前に確認しておくと安心です。ここでは、学校ごとに入学金や授業料はどれくらい必要なのか例を挙げながら紹介します。


具体的に解説していく内容としては、

  • 入学金や授業料について
  • その他にかかる費用にはどんなものがあるのか
以上について紹介していきます。

入学金・授業料

ここでは、東京都と千葉県、神奈川県にある学校から入学金と授業料がどれくらい必要なのか解説します。


専門学校「東京女子医科大学看護専門学校」

金額(初年度)
入学金200,000円
授業料400,000円

公立大学「千葉県立保健医療大学」

金額(初年度)
入学金282,000円(千葉県在住)
授業料535,800円
参考:千葉県立保健医療大学

公立短期大学「川崎市立看護短期大学」

金額(初年度)
入学金84,600円(川崎市の住民)
授業料390,000円
参考:川崎市立看護短期大学

入学金は、人件費、設備の維持管理費として利用されることが多いです。授業料は、講師の方の人件費などになります。

この3つの学校の学費を比較しても、やはり専門学校が一番安く済みますね。大学では大学ならではの良さもあるため、一概には言えませんが学費重視なら専門学校がいいでしょう。

その他にかかる費用

大学や専門学校などに行く場合、入学金と授業料以外にも必要な費用があります。


具体的には、

  • 施設整備費用
  • テキスト購入費用(4年分)
  • 実習時の教材(血圧器や聴診器など)
  • 白衣費用
  • 制服費用
  • 学生保険費用
  • 各実習場所へ行くための交通費
などが必要となります。

また、学生とはいえ実習時に病院で実際に患者さんと向き合う機会があります。そのため、各種ワクチン接種は欠かせません。

神奈川県にある「たまプラーザ看護学校」という専門学校を例に、どれくらいの費用が必要なのか見てみましょう。

必要費用
入学金200,000円
授業料350,000円
施設設備費90,000円
実習演習費750,000円
1年次合計
1,230,000円 
授業料
350,000円
施設設備費90,000円
実習演習費750,000円
2年次・3年次年間合計1,030,000円
各種ワクチン費用約85,000円
白衣費用約10,000円
教科書費用約130,000円


ワクチンや白衣、教科書などの費用は、おおよその目安を記載しています。入学金や授業料以外にも、様々な費用が必要なことがわかります。

特にワクチン費用については、意外とぬかりがちなのでチェックしておいた方がいいですね。

【関東・関西】看護学校の学費を一覧表で比較


関東と関西にある看護学校の学費を一覧で比較してみました。


まず、関東地方の紹介する看護学校はこちらです。


  1. たかさき・ナイチンゲール学院
  2. 葵会柏看護専門学校
  3. 専門学校 日本医科学大学校
  4. 北里大学看護専門学校
  5. 東京医薬専門学校(2022年新設予定)
  6. 神奈川衛生学園専門学校
  7. 国際医療福祉大学 塩谷看護専門学校
  8. アール医療福祉門学校
  9. 博慈会高等看護学院
  10. 江戸川看護専門学校


次に、関西地方の紹介する看護学校はこちらです。


  1. 奈良県病院協会看護専門学校
  2. 京都中央看護保健大学校
  3. 奈良県医師会看護専門学校
  4. 和歌山看護専門学校
  5. 南海福祉看護専門学校
  6. 大阪医療看護専門学校
  7. 大阪保健福祉専門学校
  8. 関西看護専門学校
  9. 関西学研医療福祉学院
  10. ハートランドしぎさん看護専門学校

ぜひ、学費を比較して進学時の参考にしてみてください。

【関東】看護学校の学費一覧

関東の看護学校学費一覧を紹介します。

学校名入学金学費平均
たかさき・ナイチンゲール学院300,000円2,700,000円
葵会柏看護専門学校200,000円2,040,000円
専門学校 日本医科学大学校100,000円1,260,000円
北里大学看護専門学校250,000円2,832,000円
東京医薬専門学校(2022年新設予定)100,000円約1,000,000円
神奈川衛生学園専門学校‎300,000円3,150,000円
国際医療福祉大学 塩谷看護専門学校200,000円1,500,000円
アール医療福祉門学校(4年制)300,000円5,200,000円
博慈会高等看護学院300,000円
 1,800,000円
江戸川看護専門学校300,000円2,100,000円

3年、4年制とで学費に差があることがわかります。入学金については、300,000円納める看護学校が多いですね。


看護学校独自の奨学金制度などを作っているところもあり、比較的入学しやすいと思います。

【関西】看護学校の学費一覧

次に、関西の看護学校学費を一覧で紹介します。


学校名入学金学費平均
奈良県病院協会看護専門学校250,000円2,650,000円
京都中央看護保健大学校(4年制) 200,000円1,968,000円
奈良県医師会看護専門学校250,000円2,244,000円
和歌山看護専門学校400,000円1,620,000円
南海福祉看護専門学校400,000円2,970,000円
大阪医療看護専門学校100,000円3,150,000円
 大阪保健福祉専門学校100,000円4,200,000円
関西看護専門学校250,000円2,150,000円
関西学研医療福祉学院(4年制)250,000円1,500,000円
ハートランドしぎさん看護専門学校100,000円
4,680,000円


入学金と学費の平均を見てみると、関西学研医療福祉学院は比較的安いように感じます。


関西でも関東でもあまり学費に大きな差があるというわけではなさそうです。基本的には3年大学を紹介しましたが、中には4年制の大学も紹介しています。


4年制の場合、授業料が4年分になるので当たり前ですがやはり少し高額になってしまいます。どうしても4年制の大学へ行きたい!というわけではないなら、3年制の大学を検討すると安く済ませることができますね。


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学費の安い看護学校ランキング!


学費の安い看護学校ランキングを紹介します。


まずは、関東のランキングはこちらです。

  1. 茨城県立中央看護専門学校
  2. 茨城県立つくば看護専門学校
  3. 船橋市立看護専門学校
入学金と学費の平均金額はこちらです。

学校名入学金学費平均
茨城県立中央看護専門学校5,650円333,600円
茨城県立つくば看護専門学校 5,650円500,400円
船橋市立看護専門学校30,000円540,000円
先ほど、様々な関東の看護学校の費用を紹介しました。そちらの表をみるとわかるように、入学金がとにかく安いですよね。

授業料もかなり安くて驚きました。専門学校ということもありますが、学費の平均金額がここまで安いと、家計も助かります。

次に関西のランキングを紹介します。
  1. 愛仁会看護助産専門学校
  2. 大阪労災看護専門学校
  3. 大阪済生会中津看護専門学校
入学金と学費平均金額は以下の通りです。
学校名入学金学費平均
愛仁会看護助産専門学校250,000円900,000円
大阪労災看護専門学校180,000円1,020,000円
大阪済生会中津看護専門学校300,000円828,000円
入学金と学費の平均を見てみると、愛仁会看護助産専門学校が一番安いですね。

関東と関西を比較すると、関西の看護学校のほうが比較的高いことがわかります。安い看護学校を探すなら、関東が向いているようです。

看護学校の学費・入学金が払えない!無償化や免除制度、補助制度はある?   


看護学校の学費は、決して安いものではありません。もし、学費が支払えない場合はどうすればいいのでしょうか。


現在、学費についての制度としては以下のようなものがあります。

  1. 奨学金制度
  2. 高等教育無償化制度
  3. 特待生制度
この3つの制度について、詳しく解説してきます。上手く利用して、学校で学習できるチャンスをつかみましょう。

①奨学金制度

今回は、入学金と学費の平均金額を主に紹介してきました。ですが、実際には教科書や白衣代、生活費など様々な出費があることでしょう。


できるだけ学費の安い看護学校を選択するのもいいですが、奨学金制度をうまく使うことで勉強に集中できるのではないでしょうか。


奨学金制度とは、学費全額免除・半額免除など様々なものがあります。また、利用するためには受験前に申請しておく必要があることもあります。


その中でも注目してもらいたいのが、看護奨学金です。看護奨学金は、一定期間病院で働くことで、返済が免除される特別な奨学金制度です。


奨学金を借りるのは良いけど、返済が大変という声をよく耳にします。奨学金制度を利用する場合は、高校生の内から資料請求などを行い、保護者とよく話し合いをしておきましょう。

②高等教育無償化制度

2020年4月から高等教育無償化制度が始まりました。残念ながらすべての大学や専門学校に当てはまるわけではありません。


ですが、大学・短期大学は1043校(全体の97.1%)、高等専門学校は57校(全体の100%)、専門学校は1688校(全体の62.2%)が対象となっているので、利用できる可能性は十分にあります。


所得などの条件を満たしていれば、申請を行うことで利用できます。ただ、減免されるのは入学金と授業料だけです。


設備費用や生活費、実習費用などは実費になってしまうので注意しておきましょう。

③特待生制度

特待生制度とは、成績が優れている方の学費を減免、免除してくれる制度です。中学校や高校でも特待生制度がありますが、大学にももちろん特待生制度は存在します。


大学によって名称が変わったり、条件や期間などが変わります。奨学金制度とはちがい、ローンを組まずに免除という形で学校に入学できるのはとても嬉しいですよね。


特待生制度を狙って、勉強に励んでいる方も多いと思います。特待生制度に該当する生徒を決める方法は、大学によって異なります。


大半が、入学試験の成績や在学中の試験での成績がキーワードになります。


看護学校への進学にかかるお金について心配があるなら、無料保険相談でお金のプロに相談してみるといいでしょう。今ならスマホ1台で無料オンライン相談ができるので、すぐに悩みは解消できます。

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まとめ:看護学校の学費は高いけど、安く抑える方法がある!

看護学校の学費について解説してきましたが、いかがでしたか?


この記事のポイントは、

  • 看護学校の学費は比較的高いところが多い
  • 学費の差は、授業のカリキュラム内容が違っていたり、通う期間にある
  • 学費を安くしたいなら、できるだけ安い学校を選んだり、通う期間が短くて済む大学などを選ぶ
  • 奨学金制度や高等教育無償化制度などをうまく活用して、学校に通うのもおすすめ!
でした。

看護学校の学費は、安いところと高いところとで大きく差が出ましたね。一覧表を見てみるとわかるように、やはり通う期間が長ければ長いほど、学費が高くなります。

入学金や授業料だけでなく、他にも必要な出費がありますので、資料請求などを行ってしっかり確認しておきましょう。

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