定時制高校の学費はどのくらい?私立・公立、全日制・通信制との違いを紹介

高校の種類には、大きく分けて全日制定時制の2種類存在することをご存じですか。

どちらにも異なる特徴があり、生徒の学習スタイルに沿って特色ある高校が増えています。

なかでも、全日制に通っていると定時制高校のことはあまり知る機会がありませんよね。

定時制高校も、全日制と同様に学費を払って通いますが、金額は全日制に比べるとどのぐらい差があるのでしょうか。

また、通信制高校との違いについても知っておくと、高校選びに役立ちます。

さらに、定時制高校にも学費免除制度があるため、家計に少しでも役立てたい人にはおすすめの制度です。

なお、定時制高校の学費は全国一律なのでしょうか。

実は、地域によって違いがあります。

そこで、この記事では「定時制高校の学費はどのぐらい?」について
  • 1年間でかかる学費
  • 公立・私立定時制高校の学費の違い
  • 全日制と定時制の違い
  • 学費免除制度の活用方法
  • 全国の定時制高校の学費の平均
について解説していきます。

高校選択に定時制高校を視野に入れている人は、この記事を読んでさらに知識が深まると思います。

また、定時制以外の高校を考えている人にとっても、高校選択の幅を広げることに役立てていただけると思うのでぜひ最後までご覧ください。

内容をまとめると

  1. 定時制高校の学費の平均は、公立が約3万円、私立が約35万円
  2. 授業料以外にも、教科書代や交通費、給食がある学校では給食費も必要
  3. 定時制は、通信制とは違い週5~6日学校に登校する。最近では、夜間部に加えて昼間部を設けて全日制とほぼ同様の授業形態を持つ学校も多い
  4. 学費の支払いが困難で悩む生徒に向けて、国や都道府県でお金を支援する制度が整っている
  5. たとえば「高等学校等就学支援金制度」を活用すると、国から学費が支給される
  6. 定時制高校の学費を支払うのが難しくなったら、まずは国や都道府県の制度を積極的に活用しよう!
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定時制高校の1年間でかかる学費平均はいくらなのか

受験勉強を一生懸命に頑張って、希望する高校に進学する喜びは人一倍だと思います。


高校生活は、人生のなかでも貴重な経験ができる時期なので、入学前からわくわくしますよね。


なお、高校に通うには学費がかかるため、受験の際には親御さんとしっかり話し合うことも大切です。


なかでも、定時制高校を選ぶ人は学費面に心配があると思います。


この学費ですが、1年間に平均いくらぐらいかかるのでしょうか。


下記では、

  • 1年間の学費
  • 学費以外の費用
について解説していきます。

定時制高校の1年間の学費

定時制高校の1年間の学費は、だいたいいくらぐらいなのでしょうか。


結論から述べると、下記のとおり

  • 公立 約3万円
  • 私立 約35万円
であることがわかります。

このように、同じ定時制高校でも公立と私立では学費に大きな開きがあります。

公立の方が安く、私立の方が大きな金額であると覚えておきましょう。

また、学費の内訳としては、
  • 入学料
  • 授業料
  • 施設設備費
が基本的な費用です。

授業料や施設設備費は、学校生活を送るうえで大切なお金なので、学校を維持するための適切な金額が徴収されます。

また、学校生活で一番お金がかかるのは、公立私立問わず1年時です。

これは、入学料が加わるため上の学年よりも多くのお金を支払わなければならないからです。

公立と私立のどちらに通うのかを決める際には、学費の観点から考えてみるのも一つの案です。

定時制高校の学費以外の費用

定時制高校の学費以外の費用には、

  • 教科書代
  • 交通費
  • 給食費(給食がある学校)
が挙げられます。

地域によっては、家の近くに定時制高校が存在しない場合もありますよね。

遠方の学校に通う際には、公共交通機関を利用する交通費がかかります。

また、学校によっては給食が出ることもあるため、それに伴う費用も発生します。

給食費は学校によってさまざまですが、平均5,000円代の学校が多い傾向です。

このように、学費の他にも必要なお金が出るため、1年間で考えると出費が大きくなるように思われるかもしれません。

しかし、後にご紹介する学費免除制度などもあるため、上手に活用していきましょう。

公立定時制高校の学費は私立定時制高校の学費より安い

上記でも触れましたが、公立定時制高校の学費は私立定時制高校の学費よりも安い傾向が見られます。


年間の学費を表でまとめると、

学費
公立約3万円
私立約35万円

となり、私立の方が約10倍学費が高いことがわかりますね。


上記は平均額なので、もちろん学校によって差が発生します。


全日制高校の場合でも、公立と私立では年間の学費に約10倍以上の差が見られるため、目安としておきましょう。


下記では、公立と私立の定時制高校の学費について具体的に解説していきます。

公立の定時制高校の学費

一般的な公立の定時制高校の学費は年間3万円程度です。


たとえば、東京都の公立定時制高校の年間の学費は32,400円と定められています。


全国的にも上記の金額が一般的であるため、公立学校への進学を考える人は目安にしてみてください。


東京都では、32,400円を2回に分けて納入します。


私立学校と比べても割安で、比較的学校に通いやすい範囲の金額であることがわかりますね。


国が進める高等学校授業料の無償化の政策によって、公立定時制高校の学費も軽減されています。


学費の他にも、交通費や給食費がかかる場合があるため、家計の負担を抑えることができますね。

私立の定時制高校の学費

私立定時制高校の年間の学費は、一般的に約35万円です。


下記では、東京都の私立定時制高校である駿台学園高等学校の学費を例に挙げて表にまとめました。

種類学費
入学金80,000円
授業料(年額)144,000円
施設設備費80,000円
  諸費用 14,000円
諸会費16,600円
初年度学費合計334,600円

このように、初年度の学費だけでも公立とは約10倍の差があることがわかるでしょう。


私立学校は、施設設備費や諸費用を独自に徴収しており、公立よりも大きなお金がかかります。


しかし、私立は学校によって学費に差が見られるので、平均金額よりも低い場合もあります。

入学金や教科書代はいくらぐらいかかる?学費以外でかかる費用

高校に入学すると、学費以外にもさまざまな費用がかかります。


これは定時制高校でも同様で、学校生活に必要なものを買うためのお金を準備しておかなければなりません。


なお、高校になると遠方の学校へ通学する人も多いと思います。


その場合は、別途交通費がかかりますよね。


また、定時制高校とはいえ、最近では給食がある学校も増えています。


中学校までと同様に、給食費がかかる場合もあるので入学前に知っておきたいところです。


下記では、定時制高校の学費以外の費用について解説していきます。

学費以外の費用の一覧

定時制高校の学費以外の費用として、

  • 教科書代
  • 制服代
  • 体操服、上履きなど学校生活に必要な費用
  • 交通費
  • 修学旅行積立金(学校による)
  • 給食費(学校による)
などが挙げられます。

とくに1年生は、学校生活に必要な教材を買い揃えなくてはならないため最もお金がかかります。

ちなみに、費用の平均ですが、
  • 教科書代 約5万円
  • 制服代 約10万円
  • 体操服、上履きなど学校生活に必要な費用 約5万円
  • 交通費 約1万円(1ヶ月分)
  • 修学旅行積立金 約1万円(1ヶ月分)
  • 給食費 約2,000円~5,000円
が一般的です。

この金額に加えて、毎月の交通費や、学校によっては修学旅行積立金が必要となります。

なお、学校によっては制服がない場合もあるため、人によってかかる費用が異なることを覚えておきましょう。

給食のある学校は学費とは別に給食費がかかる

最近では、給食を提供する定時制高校が増えてきました。


栄養バランスのある食事を、学校で友人たちと食べられることは嬉しいですよね。


給食のある学校に通う場合は、学費とは別に給食費がかかることを覚えておきましょう。


それでは、定時制高校の給食費はどのぐらいかかるのでしょうか。


兵庫県の「学校給食実施状況」を参考に表でまとめてみました。

学校平均月額年間給食予定日数
尼崎市立琴ノ浦・城内高等学校5,454円150日
県立湊川高等学校2,100円167日
西宮香風高等学校2,800円154日
姫路北高等学校3,700円166日

以上より、平均2,000円代~5,000円代が給食費の目安です。


なお、給食の予定日数は150日~160日前後とほとんど変わりません。

定時制高校と全日制高校は学習制度が違う

ここからは、定時制高校とその他の学校との違いを説明していきます。


まずは全日制高校との比較です。


全日制高校は、3学年制度であり順調に進級要件を満たすことで、原則3年で卒業していきます。


これに対して、定時制高校は3年以上在籍して74単位の取得が卒業要件です。


文字にしてみると同じように見えるものの、実は明確な違いがあるのです。


以下で詳しく解説していくので、それぞれの種別の特徴を捉えて学校の理解を深めましょう。

全日制高校は「学年制」が主流

全日制高校の修業年数は3年間の「学年制」が主流です。


毎週5~6日学校に通い、進級要件を満たすことで次の学年に進級可能です。


なお、この間には夏休みと冬休み、年度末休みが設けられています。


一般的な公立中学校と同じような方針だと思っていてください。


また、途中での転入学は、学期末や年度末など学校ごとに定められた時期に行われます。


基本的な要件を満たすと、3年間で修業年数を終えて3年生の3月に卒業をする形式です。


全日制高校は、学年が上がるごとに将来の進路別にクラス編成がされることがみられます。


クラス替えが行われるタイミングは、多くの学校で4月の進級時です。


このような学年制をとることで、年度ごとメリハリをつけた生活が送れることが全日制高校の特徴です。

定時制高校は「3年または4年以上の在籍かつ、単位制」が主流

定時制高校は、3年または4年以上の在籍かつ単位制であることが主流です。


少し難しいかもしれませんが、定時制高校の卒業要件として

  • 3年以上在籍している
  • 74単位取得している
ことが挙げられます。

全日制の場合、原則3年で卒業していくスタイルが一般的です。

しかし、定時制は必ずしも3年で卒業を目指すのではなく、場合によっては4年以上通学している生徒もみられます。

働きながら学ぶ生徒であれば、約4年かけて単位を取得していく人も多いです。

加えて、定時制は学期ごとの試験を受けて単位を取得し、卒業までに74単位取ることが求められます。

この点は、大学の授業と似ている部分です

また、全日制はほぼ同じ年の生徒が集まっていますが、定時制は学校に通えなかった社会人や主婦が学んでいて世代幅が広いことも独自の特徴です。

定時制高校と通信制高校は登校スタイルが違う

定時制高校と比較されやすい学校種別に、通信制高校が挙げられます。


どちらも全日制とは違い、修業年数を3年と決められていない点が似ていますよね。


しかし、両者には通学スタイルに関して明確な違いがあります。


定時制高校は週5~6日学校に登校しなければならないものの、通信制高校は必ずしも通学しなければならないわけではなく、家での通信学習が主流です。


このように考えると、両者は似て非なるものだとわかりますね。


下記では、定時制と通信制の違いをさらに詳しく解説していきます。

定時制高校は「週5日登校」が主流

先程も触れましたが、定時制高校は基本的には学校に登校して授業を受けるスタイルです。


登校日数は、週5~6日が一般的です。


これは、全日制高校と同じ通学スタイルをとることがわかるでしょう。


ただし、全日制では一日中授業を受けるものの、定時制では一日の決められた範囲内の時間に登校して授業を受ける点が異なります。


定時制の授業時間帯については、後程説明していきます。


毎日学校に通わなければならないため、仕事と上手に両立させていくところも定時制の難しい部分です。


しかし、毎日学校で同級生と顔を合わせることで、自然と授業に前向きになれるメリットもあります。


このように、仲間と勉強をする楽しさを味わうことも、登校することの魅力です。

通信制高校は授業のときだけ登校する「スクーリング」が主流

これに対して、通信制高校は基本的には自宅学習がメインで、時々学校で授業を受けるスタイルです。


これを「スクーリング」と呼びます。


スクーリングの回数は、月2回程度であることが主流です。


基本的には自宅でレポート作成をすることとなりますが、自宅だけでは補えない部分を学校で授業するイメージを持ってください。


このように、学校に通う回数も少なく、自宅で一人で勉強をすることが多いのが通信制高校の特徴です。


なお、通信制高校にもさまざまな種類があり、大学進学を目指すコースや美容などの専門的な分野を学ぶコースもあります。


また、生徒も何らかの事情で高校に通えなかった人や、芸能活動をしていて空いた時間に自由な通学スタイルで勉強したい人が通っています。

夜間高校だけではない、定時制高校の授業時間帯

定時制高校には、昼間は働き夜に学校に通うイメージを持っている人が多いと思います。


実は、夜間以外にも朝や昼に通うコースがあることをご存じですか。


これは、定時制高校を希望する生徒のなかに、家庭の事情や不登校によって全日制に通えない人が増加している背景があります。


朝や昼から開校しているコースは、一日平均5~6時間の授業を受けるため、全日制高校とほぼ同様の通学スタイルです。


この場合、全日制と同じく3年間での卒業を目指せるため、現役での大学合格も十分視野に入れられるのです。


また、従来通り夜間コースも多くの学校で設けています。


夜間コースの場合は、夜4時間授業を受けていくため、平均4年間で卒業する人がほとんどです。

学費が高い、支払いがむずしいなら「学費免除制度」を使おう

定時制高校に通う際に、何らかの事情で途中で学費を支払うことが難しくなってしまう場合が想定できます。


お金を払えず学校に通うことが難しくなると、退学を考えてしまうかもしれませんね。


しかし「学費免除制度」を活用して退学を回避する方法があります。


学費免除制度にもさまざまな種類があり、条件を満たすことによって制度を活用でき、学費を免除されて高校に通い続けられるのです。


万が一困った際には、学費免除制度の活用を考えてみることをおすすめします。


制度の概要については、下記で詳しく解説していきます。

高等学校等就学支援金制度

学費免除制度の一つに「高等学校等就学支援金制度」が挙げられます。


これは。高校の種別問わず、高校に通う所得等要件を満たす世帯の生徒に対して国から学費が支給される制度です。


在学要件は、国公私立問わず

  • 高等学校(全日制、定時制、通信制)※専攻科・別科を除く
  • 中等教育学校の後期課程 ※専攻科・別科を除く 
  • 特別支援学校の高等部 
  • 高等専門学校(第1学年から第3学年まで) 
  • 専修学校の高等課程 
  • 専修学校の一般課程(高等学校入学資格者を入所資格とする国家資格者の養成施設) 
  • 各種学校
と、幅広く定められています。


なお「高等学校等就学支援金制度」の取得要件は、

  • 課税標準額(課税所得額)× 6% - 市町村民税の調整控除額で計算される算定基準額が30万4,200円 (算出基準額)未満 
  • 年収910万円未満で、両親のどちらか一方が働き、高校生一人(16歳以上)、中学生一人の子供がいる世帯
であり、上記に当てはまれば申請可能です。

実際に受給を受けるには、4月に入学した学校へ書類を提出することとなります。

また、支給額については「文部科学省」に掲載がありますので、参考にしてみてください。

各都道府県でも独自の学費支援制度がある

「高等学校等就学支援金制度」は国の支援制度ですが、各都道府県にも独自の学費支援制度があります。


東京都


東京都は、下記の支援制度を設けています。
  • 「高等学校等就学支援金事業」→都立高校に通う生徒向け
  • 「私立高等学校等授業料軽減助成金事業」→私立高校に通う生徒向け

具体的に両者の支給額を述べると、「高等学校等就学支援金事業」では、最大36ヶ月にわたって国が授業料を支援する制度で定時制であれば、月額2,700円、年間32,400円が支給されます。

また「私立高等学校等授業料軽減助成金事業」は、定時制で最大46万1千円まで授業料が軽減されます。

大阪府


大阪府では、私立高校に通う生徒に向けた「授業料支援補助金」を支給しています。

これは、学費と学費以外のお金に対してそれぞれ支援される内容です。

高校に通うには、学費以外にもお金がかかるのでこの分について補助がおりるのです。

受給するには、保護者の所得要件や、生徒が学校に在籍していることなどの要件を満たすことが条件です。

【首都圏】東京・大阪の公立定時制高校の平均学費一覧

ここからは、首都圏の公立定時制高校の平均学費をまとめてみました。


東京都・大阪府の公立定時制高校で1年間にかかる学費の平均金額は、ともに年額32,400円です。


都心部では、定時制高校の学費が一緒なので、ほぼ同様の出費がかかることがわかりますね。


それでは、各地域内の定時制高校を比較して、授業料以外の費用を合わせるとどのぐらいお金がかかるのか下記で解説していきます。

東京都立定時制高校の学費

最初に、東京都立定時制高校の学費をご紹介します。


今回ご紹介する高校は

  • 都立稔ヶ丘高等学校(中野区)
  • 都立農芸高等学校(杉並区)
  • 都立福生高等学校(福生市)です。
上記3校の1年時における学費を下記表にまとめました。

高校名学費(年)
稔ヶ丘高等学校
214,004円
農芸高等学校135,340円
福生高等学校(給食あり)66,000円
福生高等学校(給食なし)140,800円
なお、稔ヶ丘高等学校と農芸高等学校は給食費が含まれています。

福生高等学校に関しては、給食の有無が分かれており、コースによって学費に差があります。

このように、学費以外に生徒会費やPTA会費、給食費などを合わせると上記の金額が1年間に徴収されます。

大阪府立定時制高校の学費

次に、大阪府立定時制高校の学費をご紹介します。


ご紹介する学校は、

  • 府立堺工科高等学校(堺市)
  • 府立三国丘高等学校(堺市)
  • 府立和泉総合高等学校(和泉市)
です。

上記3校の1年時の学費は、下記表のとおりです。

高校名学費(年)
堺工科高等学校72,530円
三国丘高等学校41,480円
和泉総合高等学校108,480円
全体的に見ると、東京都立の定時制よりも学費が安いことがわかるでしょう。

諸費用としては、東京と同様に生徒会費や学年費、修学旅行積立金などがかかります。

東京と大阪のどちらにも言えることは、学費を払えなくて困った場合には、費用を免除できる制度を活用することです。

各都道府県では、独自の政策を行っているため、万が一の際には利用しながら学校に通うことも考えておきましょう。

【参考】全国公立定時制高校の学費

全国各地の定時制高校の学費は、どのぐらいなのでしょうか。


基本的に、定時制高校の年間の学費は32,400円と定めている都道府県が多く見られます。


なお、単位制課程の場合は、1単位ごとにお金を支払うケースも存在します。


1単位の金額は、都道府県によって1,000円を超えるところと超えないところがあるので、まちまちだと考えてください。


下記では、

  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 宮城県
  • 千葉県
  • 栃木県
  • 愛知県
  • 福岡県
の公立定時制高校の学費について解説していきます。

神奈川県立定時制高校の学費

神奈川県立定時制高校の学費は、下記のように定められています。

授業料入学検定料入学料
金額32,400円(年額)950円2,100円

このように、授業料を年額で徴収しています。


この金額に、必要な諸費用が加えられていきますが、神奈川県の公立定時制高校ではどのぐらいのお金を納入するのでしょうか。


下記では、

  • 県立希望ケ丘高等学校(横浜市)
  • 県立伊勢原高等学校(伊勢原市)
の1年時に納入する金額を比較してみました。

高校名学費(年)
希望ケ丘高等学校約10万円
伊勢原高等学校約10万円
このように、神奈川県の公立定時制高校では、授業料と諸費用を合わせて約10万円が必要であることがわかったと思います。

主に、教科書代や学年費にかかる部分が授業料に加えられます。

埼玉県立定時制高校の学費

埼玉県立定時制高校の学費は、下記のように定められています。

授業料入学料
単位制課程1,750円(1単位につき)2,100円
単位制課程以外32,400円(年額)2,100円

このように、埼玉県では単位制の場合は1単位ごと、それ以外の場合は年額で授業料を徴収する仕組みです。


これを踏まえて、埼玉県の公立定時制高校の学費をさらに詳しくまとめてみます。


下記では、

  • 県立春日部高等学校(春日部市)
  • 県立久喜高等学校(久喜市)
の1年時の納入金を比較してみます。

高校名学費(年)
春日部高等学校約13万円
久喜高等学校約15万円
内訳として、この2校は給食を提供しているため給食費がかかります。

また、学年費や教科書代、PTA会費などを含めると目安としては上記の金額が徴収されます。

宮城県立定時制高校の学費

宮城県立定時制高校の学費は、下記のように定められています。

授業料入学金手数料
科目履修生1,750円(1単位につき)0円0円
科目履修生以外32,400円(年額)2,100円950円

科目履修生とは、定時制高校において特定の科目を履修する生徒のことです。


宮城県でも、単位ごとの科目履修生とそれ以外の生徒で学費が異なります。


続いて、宮城県の公立定時制高校の具体的な学費例を調べてみました。


登米市にある県佐沼高等学校では、1年時に納める学費は約135,000円です。


内訳として、授業料に加えてPTAや生徒会費などの諸会費と、学級費や給食費、修学旅行積立金などが追加されます。


学校に必要なお金が加わると、1年目から大きなお金がかかりますね。

千葉県立定時制高校の学費

千葉県立定時制高校の学費は、下記のように定められています。

授業料入学検査料入学料
金額1,740円(1単位あたり)950円2,100円

このように、千葉県では1単位あたりの金額を授業料として支払う仕組みです。


その他、諸費用を加えるとどのぐらいのお金が必要なのでしょうか。


下記では、

  • 県立東金高等学校(東金市)
  • 県立生浜高等学校(千葉市)
の1年時にかかる納入金を比較してみました。

高校名学費(年)
東金高等学校約17万円
生浜高等学校約10万円
千葉県の公立定時制高校の学費は、修学旅行や給食の有無によって授業料に開きがあります。

なお、県では授業料の払込が困難になった生徒のために、奨学金貸付制度や授業料の減免制度を整備しています。

栃木県立定時制高校の学費

栃木県立定時制高校の学費は、下記のように定められています。

授業料入学料入学考査料
履修期間が1年の科目140円(1単位あたり/月額)2,100円950円
履修期間が6月の科目280円(1単位あたり/月額)2,100円950円

栃木県では、履修期間の長さによって授業料が異なります。


下記では、宇都宮市の県立宇都宮工業高等学校の1年時の学費を例に、表でまとめてみました。

項目学費
入学時に支払う費用40,000円
毎月支払う費用
(5月~2月)
10,000円
合計約14万円

入学時に必要な費用には、入学料に加えて4月分の給食費、諸会費、行事積立金などが含まれます。


また、栃木県修学奨励費貸与制度を利用することにより、月額15,000円が貸与されます。

愛知県立定時制高校の学費

愛知県立定時制高校の学費は、下記のように定められています。

単位数授業料入学料
14単位まで22,800円2,100円
15単位以上19単位まで27,600円2,100円
20単位以上32,400円2,100円

愛知県では、単位数ごとに授業料に差があります。


最高で20単位以上取得していると、平均的な32,400円の学費を支払うこととなるのです。


下記では、一宮市にある県立一宮高等学校の1年時にかかる学費を例に、表でまとめてみました。

項目学費
年度当初納入金50,000万円
毎月の納入金
(5月以降)
10,700円
合計約17万円

なお、就学支援金を受けられる対象となると、学費が軽減されます。


また、次年度以降はさらに学費が減ります。

福岡県立定時制高校の学費

福岡県立定時制高校の学費は、下記のように定められています。

授業料入学料
単位制以外2,600円(月)2,000円
履修期間が1年の科目130円(月)2,000円
履修期間が6月の科目260円(月)2,000円

福岡県においては、全国の定時制高校の授業料と入学料の平均よりも若干低い傾向がみられます。


下記では、

  • 県立筑紫中央高校(大野城市)
  • 県立福島高等学校(八女市)
の1年時にかかる学費を例に表で比較してみました。

高校名学費(年)
筑紫中央高等学校約148,000円
福島高等学校約125,000円
学年費や給食費などの諸経費を合わせると、全国平均と同じぐらいのお金が必要であることがわかります。

なお、福岡県では県独自の高校生等奨学給付金制度を設けて、授業料以外の教育費を支援しています。

まとめ:定時制高校の学費に不安な方は専門家に相談しよう

この記事では「定時制高校の学費はどのぐらい?」について解説していきましたが、いかがでしたか。


記事の要点は、

  • 定時制高校の学費は、公立よりも私立の方が高い
  • 学費以外にも、給食費や教科書代などの諸費用がかかる
  • 学費の支払いが困難な場合は、国の「高等学校等就学支援金制度」や地域の制度を活用して学費支援を受ける方法がある
  • 各都道府県の定時制高校における初年度の納入金は、約10万円代が一般的
の4点です。

かつての定時制高校は、働きながら夜間で学ぶ生徒が大半でしたが、最近では全日制と同様に昼間部を設ける学校が増えています。

なお、かかる学費も年々増加傾向にあるため、支払いが難しくなった場合には国や地域の制度を活用したり、専門家に相談してみましょう。

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