オリンパスイメージングは、2月上旬発売を予定していた新製品の同社ミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M5 Mark II」、交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」の発売日を2月20日に決定した。価格はオープンで、推定市場価格はボディ単体が110,000円前後、14-150mm II レンズキットが160,000円前後、12-50mm EZ レンズキットが130,000円前後。「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6II」の希望小売価格は81,000円(税別)。3月31日までの期間中に、OM-D E-M5 Mark IIを予約・購入した人が対象となるキャンペーンも発表している。期間中に購入した応募者全員に、30mm幅のショルダーストラップ「CSS-P118」、焦点距離30mm相当(35mm判換算時)のボディーキャップレンズ「BCL-1580」、モンベルギフトカード5,000円分のうち、いずれかをプレゼントする。対象製品はOM-D E-M5 Mark IIのボディ単体、「14-150mm II レンズキット」、「12-50mm EZ レンズキット」の全カラーで、申込締め切りは4月7日。「OM-D E-M5 Mark II」はマイクロフォーサーズ規格に準拠したミラーレス一眼カメラ。2012年3月発表の従来モデル「OM-D E-M5」から、5軸VCM手ぶれ補正機能をさらに改良し、シャッタースピード5段分の補正性能まで強化した。主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズ、撮像素子が4/3型(17.3×13mm)・有効1,605万画素のLive MOSセンサー、対応感度がLOW(ISO100相当)~ISO25600、シャッター速度が1/8,000~60秒。本体サイズはW123.7×D44.5×H85mm、重量は本体のみで約417g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約469g。「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」は、2010年に発売された「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」の後継モデル。35mm判換算時において焦点距離28-300mmをカバーする高倍率10.7倍ズームレンズでありながら、レンズ最大径は約64mmでスリムさをキープしている。主な仕様は、焦点距離が14-150mm(35mm判換算で28-300mmの画角に相当)、開放絞りがF4.0-5.6、最小絞りがF22。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、フィルター径は58mm、本体サイズは最大径が63.5mm、全長が83mm、重量は約285g。
2015年02月13日オリンパスは、2月12日より横浜市・パシフィコ横浜で開催中の「CP+2015」にて、未発表チタンカラーの「OM-D E-M5 Mark II」や開発表明をしたばかりの魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」などを展示している。以下、同社ブースで撮影した写真を中心にレポートしていく。同社ブースのメインステージではオープンして間もなく、オリンパスイメージング 代表取締役社長 小川治男氏がカメラ事業について講演した。小川氏はカメラ事業の歩みから話を進め、初代オリンパスペンやOM-1といった名機を生み出していく流れの中で、自然と「小型軽量がオリンパスカメラのフィロソフィー」になっていったと紹介。OM-Dシリーズには、14の技術ロードマップがあり、レンズの軽量化や5軸手ぶれ補正からなる「圧倒的な機動性とテクノロジー」があらゆる束縛からの解放を約束するとした。また、創業80周年にあたる2016年は「記念モデルを投入したい」として、オリンパスのものづくりの精神を継続して、開発に取り組んでいくと力強く結んだ。○未発表チタンカラーの「OM-D E-M5 Mark II」など同社のブースは、2月5日に発表したばかりの「OM-D E-M5 Mark II」など、OM-Dシリーズのタッチ&トライコーナーを大きく中央に配置。同じく、2月5日発表の円筒型のレンズ交換式カメラ「AIR A01」のコーナーでは、実機に触れられるほか、3Dプリンターを使用したオプションパーツや超望遠キットを参考展示している。
2015年02月12日ソニーモバイルコミュニケーションズは10日(英国時間)、5インチAndroidスマートフォン「Xperia E4」を発表した。省電力機能を利用することで2日間のバッテリ使用が可能。2月中旬よりグローバル市場での発売が予定されている。発売国や価格についてはアナウンスされていない。「Xperia E4」は、500万画素のメインカメラや、CPUにMediaTek MT6582(クアッドコア、1.3GHz)、内蔵メモリ1GB、ストレージ8GBなどを搭載する、5インチのミドルレンジAndroidスマートフォン。省電力機能「Battery STAMINA Mode」によって2日間駆動するという容量2,300mAhのバッテリが最大の特徴となっている。デザイン面では、端末の角や端に丸みを持たせたデザインを採用。5インチという大きさながら、持ちやすさにも配慮されている。「Xperia E4」の主な仕様は次の通り。OSはAndroid 4.4.4。CPUは、MediaTek MT6582(クアッドコア、1.3GHz)。内蔵メモリは1GB。ストレージは8GB。外部ストレージはmicroSD(32GB)。ディスプレイ解像度は960×540ピクセル。サイズ/重量は、高さ約137mm×幅約74.6mm×厚さ約10.5mm/約144g。背面には500万画素、前面には200万画素のカメラを内蔵。バッテリ容量は2,300mAh。最大連続通話時間は約12時間43分。最大連続待受時間は約696時間。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。シングルSIMモデルとデュアルSIMモデルが用意。通信面では、3G(UMTS)、2G(GSM)をサポートする。そのほか、Bluetooth 4.1、GPS、Wi-Fiなどに対応している。なお、LTEはサポートしていない。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月12日アメリカのオーディオメーカー「ボーズ(Bose)」が、“MAKI-E(蒔絵)”と“SUMI(墨)”という日本の伝統的な色彩に着目した、日本のみの限定プレミアムモデルのノイズキャンセリング・ヘッドホン2種を3月10日(火)より発売スタートする。ボーズを代表する製品のひとつであるノイズ・キャンセリング・ヘッドホンは、同社が発明し、30年以上をかけて進化させてきたノイズキャンセリング・テクノロジーを搭載し、最高の消音性能を実現したアイテム。たとえば、街中や空港の雑踏の中で、信号機の音やアンアウンスといった必要な音源はちゃんと聞こえていながら、車の行き交う騒音や人々の話声といったノイズはしっかりと消して、騒音が激しい場所でもクリアなサウンドを楽しめる。ノイズキャンセリング機能は、ミュージックライフのクオリティを確実にランクアップさせてくれるマストアイテムのひとつだ。今回、日本限定・数量限定で発売されるジャパン・コンセプトモデルの2種は、日本の伝統的な色彩に着目したこれまでにないデザイン。奈良時代に始まったとされる日本を代表する漆工芸「蒔絵」からインスピレーションを得て、シックで洗練された佇まいを醸し出す漆黒をベースに、インナーヘッドバンドに配されたゴールドや、イヤーカップのマットな白銀色がアクセントになった「MAKI-E」。古くから筆記材料として使われてきた「墨」をモチーフに、墨の持つ独特の奥ゆかしい美しさを追求し、一切の華飾をそぎ落とし、黒の諧調の濃淡と、グロスとマットを組み合わせた質感のみで墨の持つ力と繊細さを表現したミニマルなデザインに仕上がった「SUMI」。日本の洗練された美意識を感じさせる本アイテムは、周囲に自慢できる限定感にあふれている。「MAKI-E」「SUMI」ともに価格は、43,200円。(text:Miwa Ogata)
2015年02月10日広告ソリューションやプロダクトの企画開発とサービス提供を行うフレイ・スリーは2月9日、iOS向け動画制作アプリ「1Roll for business」を通販・EC業界向けに特化し、「TVショッピング風動画」を簡単に制作できるEコマースプランの提供を3月1日より開始すると発表した。同アプリは、これまで、高いコストと長期の制作期間が必要とされていた動画制作の過程をテンプレート・簡略化し、低コスト・高品質な動画をその場で制作できるようにするもの。今回提供開始する「Eコマースプラン」では、コンテンツあたりの視聴時間が短い傾向にあるスマートフォンに合わせたテンプレートや編集効果などを採用し、短時間に構成することが可能だ。また、実際のCM監督がテンプレートを監修し撮影ガイドを作成したため、映像制作に詳しくない場合であっても、iPhoneで簡単に「TVショッピング風」の動画撮影ができる。
2015年02月10日2015年2月24日、マイナビでは「ECビジネスの最新事例から学ぶ!デジタルマーケティング戦略セミナー」を開催する。スマートフォンをはじめとするデバイスが普及・進化しつつある中、企業が生き残っていくために重要なことは何か、今、何に取り組むべきかなどが、具体的な事例も交えて紹介される予定だ。マーケティングや企画部門だけでなく、それらを支えるシステム管理部門の方、また、EC事業だけではなくリアル事業(営業、店舗など)でのオムニチャネル戦略に関心をお持ちの方にも、ぜひご参加いただきたい。本稿では、セミナーでオムニチャネル戦略について語るTIS株式会社の秋野隆氏と共に、基調講演として登壇予定のヤフー株式会社 ショッピングカンパニー営業本部 本部長 畑中基氏を訪ね、当日の講演概要やYahoo!ショッピングの現在、Eコマースの今後の展望などを伺った。○Eコマースの伸び代は、まだまだ大きい「セミナーでは日本のEコマース代表のお一人として、ヤフーさんがご登壇されるわけですが、ここ最近の市場の変化についてはどう捉えられていますか?」秋野氏のこの質問から、取材は始まった。「この10~20年の間で、オンラインショッピングは『普通のこと』になりました。Yahoo!ショッピング開始当初は、クレジットカードでの決済が20%程度でしたが、今では60~70%。カード決済への抵抗もなくなってきています。そうした状況の中で、ヤフーがどうあるべきかを踏まえて行ったのが、『eコマース革命』でした」2013年10月、「eコマース革命」と銘打って、Yahoo!ショッピングへの出店料、ロイヤリティなどを無料にすると発表してから、約1年と4ヶ月。昨年には個人出店の受付も開始し、ストア数は1万5,000から24万店以上に、商品点数も1.4億まで激増した。「『ヤフーに行けば世の中のすべての商品がある』という世界をつくれば、そこには人が集まり、流通が生まれ、市場もビジネスもどんどん拡大していく…今はその最初の段階、つまりストア数・商品数を増やして、地固めをしている状況です。統計の取り方にもよりますが、小売市場は130兆円あると言われています。オンラインでの取り扱いはそのわずか5%にすぎません。伸び代はまだまだあります」売上アップのためにシステム面で注力しているのが、ユーザーの閲覧履歴や購入履歴に基づいて商品を提案するレコメンド機能や、リターゲティング広告の精度向上だという。「例えば掃除機を買われた方に、また掃除機をお勧めする…というのではなく、例えば専用ゴミパックを提案できるよう、精度の向上につとめています。システムエンジニアもかなりの増員を行いました」○オンラインショップは、実店舗に近づいていく?今後、レコメンド機能や検索にまつわるテクノロジーが進化すれば、最終的には商品を探さなくてもいい時代が来ると畑中氏は語る。「お客様の好みやセンスにぴったりの服がレコメンドされるようになったり、ウォーターサーバ用の水のように、お客様が定期的に購入されているものについては、自動的にオーダーが入るようになったり、『欲しい』と思うものが的確に表示されるようになってくるでしょう。いかに"さりげなく"商品をプッシュできるかが、これからのEコマースの課題になるかもしれません」一方で畑中氏は、行動データの分析だけに頼ったビジネスは、無味乾燥なものになりかねないという見解も示す。「モノを売る仕事の喜びというのは、相手の求めていることを考え、それを提供できたときに『ありがとう』と言ってもらうこと、そこに根本があると考えています。テクノロジーの進化によって、間違った品をレコメンドしなくなるのは確かですが、そこには人と人との触れあいという要素はありません。Eコマースを"つまらないもの"にしないためには、デバイス画面を通してのやりとりの中に、なにがしかの温かみをプラスしていくことが必要になるのではないかと思います」Yahoo!ショッピングに登録しているストアでも、売上の好調なところに共通するのは、テンプレートによる対応をするのではなく、購入してくれた人のことを想像し、使用方法の説明や使い心地の確認など、丁寧にコミュニケーションをとっていることだという。また、以前、売り手と買い手がチャットできるシステムのトライアルを行ったところ、コンバージョンが高まるということも分かったという。「デジタルでのやりとりの中にも、"血の通った"コミュニケーションをとっていくことは重要になっていくでしょう」実店舗で顧客が体験すること、感じることを、デバイスを通していかに再現できるか、感じてもらえるかというのも、Eコマースが発展する重要な要素なのかもしれない。2月に行われるセミナーの基調講演では、日本市場が今後、どのように変化していくか、ヤフーがそれにどう対応し、Eコマースの活性化を図ろうとしているかなどが、畑中氏から具体的に語られる予定となっている。既に大きなビジネスを展開している企業にとっても、これからEコマースの拡充に踏み出そうとしている企業にとっても、大いに参考にできるものとなるはずだ。また、ECやWEBサイトの営業と実店舗、広告など、顧客との接点をフル活用したオムニチャネル型マーケティングについては、その分野のソリューションを提供しているTISの秋野隆氏が語ることになっている。こちらもぜひご期待いただきたい。同セミナーの詳細は以下の通りとなっている。タイトル:ECビジネスの最新事例から学ぶ!デジタルマーケティング戦略セミナー開催日程:2015年2月24日(火) 14:00(開場 13:30)~16:40定員:100名申し込み締切:2015年2月23日(月) 18:00参加費:無料開催会場:パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1主催:株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局協賛:TIS株式会社
2015年02月10日オンキヨーエンターテイメントテクノロジーは2月9日、ハイレゾ音源配信サービス「e-onkyo music」の海外展開をスタートした。海外向けのハイレゾ音源の配信サービスは、米・英・独の3カ国向けにスタートし、今後は楽曲を日々追加していく予定だ。平均価格は、アルバム1枚あたり15~20ドルで、単曲で購入した場合は3~4ドルとなる。米・英・独以外の国への展開は、状況を見ながら決めていくとのことだ。このたびの海外展開は、英7digital Limitedとの業務提携のもと行われる。サービスの名称は「onkyo music」で、配信されるコンテンツは日本国内版の「e-onkyo music」とは異なる。
2015年02月09日●SVGA/24bitカラー表示が可能な2D GDCを搭載したMCU「S6E2DHシリーズ」米国時間の2月2日、SpansionはHMI(Himan Machine Interface)向けにCortex-M4FベースのMCU2製品を発表した。この新製品に関する記者説明会が6日に都内で開催されたので、その内容をお届けしたい(Photo01)。Spansionは2020年のIoTには5つの柱があるとしており(Photo02)、そのうちの1つがHMIである。今回発表する製品は、そのHMIの中のVoiceとGraphicsをそれぞれ担う目的の製品となる。さすがにVoiceとGraphicsを両方担うのは無理(というか、現時点ではターゲットが異なる)であり、それぞれ別の製品という形になる(Photo03)。具体的に今回の製品のターゲットはこんな分野である(Photo04)。まず1つ目がグラフィックMCUである。名称は「S6E2DHシリーズ」とされる。このシリーズの特徴は、最大でSVGA(800×600pixel)、24bitカラーが表示可能な2D GDC(Graphics Display Controller)を搭載したCortex-M4F MCUである(Photo05)。こちらに搭載される2D GPUはご覧の通り非常に多くの機能を持つ(Photo06)。確認したところ、このGDCは、元々富士通が長らく自動車用や家庭向けなどに開発してきた「GDC」とルーツは同じであり、2Dのみにした上でMCU用に省電力化や機能の最適化を図ったものだそうである。内部構造はこんな感じ(Photo07)で、CPUコアとGDCが鎮座する形である。CPUコアはPhoto05にもあるようにCortex-M4Fの160MHz駆動で、Flash 384KB/SRAM 36KBが基本となる。これとは別に外付けSDRAM(これは66MHzのノーマルなSDRAMとの事)が接続可能で、色数あるいは画面サイズが大きくなって内蔵VRAMでは足りなくなった場合に利用される。この際には内蔵VRAMとSDRAMの両方が利用されるとの事だった。66MHzのSDRAMと内蔵の高速SRAMではだいぶアクセス速度が異なるが、そのあたりはGDCがうまく調整するとの話であった。またGDCはAlpha Brendingなどの機能を持つことからも判るように複数のレイヤが利用できる。グラフィックMCUの場合、最低でも5つのレイヤが利用でき、最大どこまでかは「メモリサイズに依存する」そうだ。また外部FlashあるいはSiPの形で接続されるQuad SPI Flashは先に説明した様にイメージ格納用である。ここに表示すべき画像を圧縮して格納しておき、利用時にはGDCが自動的に伸長してVRAMに展開するといった使い方になる。ちなみにSiPのパッケージは今のところ2MBのもののみ展開しているが、シリーズとしてはこれがハイエンドで、例えば4MBのものとかは考えていないとの事で、逆に今後はもう少し小容量のものをラインアップする可能性があるそうだ。またSiPパッケージ+外部HyperFlashという構成は考えていないとの事だ。ところでPhoto07を見直すと、液晶のタッチセンサはI2C/SPI、キーパッドはGPIOといった形で接続されるが、これを例えば(一緒の会社となった)CypressのCapSenseの様な容量式タッチセンサで接続する案は? と確認したところ、TFTパネルの90%にはすでにタッチセンシング用のコントローラが内蔵されているので、これとI2C/SPIで繋げば十分、という返事がかえってきた。会場では実際に、複数の画像の重ね合わせなどを含む動作デモが行われた(Photo08)。●100語以上の言葉を認識可能なMCU2つ目の製品がボイス制御MCUである(Photo09)。こちらはそのもので、複数の言語を認識するMCUである。具体的には100語以上の言葉をテキストファイルの形で定義して格納しておく(Photo10)と、それを認識して結果を返してくれる。もちろん用意されるのは音声の認識までなので、その先はアプリケーション次第ということになる。会場ではマイク入力でコマンドを認識すると、その結果をPCに送り、PCの側にリモコン機能を実装する形でTVを操作するデモが行われた(Photo11)。Photo12が内部構成であるが、動作周波数は160MHzないし200MHzということでやや高速である。さて、肝となるのがCPUの中にある「ASR(Automatic Speech Regognition)」であるが、これはハードウェアではなくソフトウェアである。核になる技術は、同社が2012年に発表したAcoustic Coprocessorである。これはNuance Communicationsをベースにしたものだが、今回の技術もこの延長線上にある。ただし同社はあれから実装の最適化をずっと進めていった結果、Cortex-M4ベースのMCUの50%程度の処理負荷で同等の音声認識機能を実装できるようになった、という話だそうだ。ちなみに音声辞書は0.5MB程度で済んでおり、Acoustic Coprocessorの世代で必要とされた2MBから大幅に削減が出来ている。また50%の処理負荷に関しては、CPUコアだけでなくDSPユニットもフル活用しているとのことだ。逆にFPUは(内蔵はしているものの)音声認識では特に利用しないという話で、むしろ先にでたグラフィックMCUで映像処理にFPUが多用されるとの事だった。ちなみに環境ノイズの有無とかしゃべり方(特にイントネーションの違い)などには処理負荷はほとんど影響しないそうである。面白いのはDual Flash Bankであるが、辞書が0.5MB程度なのでこれにプログラムを含めても1MBあれば十分である。最初は160/200MHz駆動に0waitで間に合わせるために、Interleave的な使い方をするのかと思ったのだが、確認したところそういう使い方はしない(Flash Accessは平均1~2waitが入るそうだ)との事。これはWi-Fiなどを経由したOver-the-Air Firmware Updateに対応したもので、片方のバンクをアクセスしながら、もう片方のバンクをUpdateし、完了したらそのままon-the-flyで切り替えといった事もできるとしている。またCodecが外付けとされたのは、とりあえず汎用的に利用してもらう(特定用途向けMCUではない)ために、あえてCodecは内蔵しなかったという話であるが、将来的に特定用途向けのニーズが強くなった場合は内蔵することもありえる、との話だった。どちらの製品も現在はサンプル出荷中であり、1万個発注時の価格はグラフィック制御MCU(S6E2DHシリーズ)が5.05ドルから、ボイス制御MCU(S6E2CCxxFシリーズ/MB9BF568Fシリーズ)が6.95ドルからとされる。また開発キットとしてはFM4 Graphics MCU Starter Kit、FM4 Voice Command Starter Kitともに3月から提供予定とされる。ついでにもう少し先の話も。同社はすでにCortex-M7のライセンスを受けており、すでにロードマップにも記載されている(Photo13)が、登場時期は「今年の後半にアナウンスを予定している」という話であった。さて、今回の2製品は90nmプロセスでの製造となるが、既に同社は40nmのeCT(embedded Charge Trap)の技術をモノにしており、2013年末にはこれをUMCに提供する事を発表しているので、普通に考えればCortex-M7ベースのFM7はUMCの40nmプロセスを使っての製造となると思われ、Handa氏もこれを肯定した。実際、氏は今年中に40nmを利用した製品の製造が始まるとしている。90nm→40nmというのは結構大きなジャンプであり、普通は中間ノード(65nmあるいは55nm)を挟みそうなものだが、氏によれば自動車向けMCUは55nmを利用するものの、汎用品は直接40nmに以降するようだ。理由は明確には述べて下さらなかったが、55nmのEmbedded FlashはすでにMatureな技術であり、複数社がこれを利用してMCUの開発を手がけている(自動車向けでは結構なメーカーがすでに55nmプロセスを使った製品の出荷あるいはサンプリングを行っている)から、ここでの差別化は難しい。ところが40nmは今のところ利用できるFabが限られており(UMCはすでに可能とされるが、TSMCはまだ開発中)、なので先行者利益を得やすいというあたりにアドバンテージがあると想定しているのではないかと思われる。またCypressの製品との統合に関しては「今まさにやり始めたところで、まだ答えるには早すぎる」ということ。それでも「数カ月後には何らかのロードマップが発表できるかもしれない」との事であった。
2015年02月09日キーサイト・テクノロジーは2月6日、1/f雑音測定システムの第4世代品「E4727A 1/fノイズ・RTN測定システム」を発売した。1/f雑音やランダムテレグラフ雑音(RTN:Random Telegraph Noise)などの、低い周波数で支配的になる雑音の大きさを測定するシステムである。1/f雑音は、周波数(f)にほぼ反比例してエネルギー密度が増加する雑音を指す。電子機器や電子回路ユニット、半導体集積回路、半導体素子、抵抗器などはすべて、1/f雑音を発生する。そもそもは真空管の電流雑音として1/f雑音は見つかった。このため1/f雑音の歴史は非常に長い。最近では低雑音MOS FETやCMOSイメージセンサ、低雑音アンプ、パワーデバイスなどで問題となっている。ランダムテレグラフ雑音(RTN)は主にMOS FETのチャンネル領域で発生する。半導体製造技術の微細化によって近年、注目を集めるようになった。電流が2つの値を行き来する、あるいはしきい電圧が2つの値を行き来するという、離散的な変動を伴う雑音である。キーサイトは15年以上も前から、1/f雑音やRTNなどの低周波雑音を測定するシステムを開発、市販してきた。100Hz以下の低い周波数領域で雑音のような微小な信号を測定することは、容易ではない。測定システムの構成は複雑で大掛かりになりがちである。従来品である第3世代の「E4725A」では、1.6mもの高さがあるラックマウントシステムや測定治具などで低周波雑音の測定システムを構成していた。第4世代品の「E4727A」では測定システムを大幅に小型化するとともに、測定性能を格段に向上させた。測定システムは作業机の上に構築できる。そして測定周波数範囲とバイアス電圧範囲を大きく拡大した。測定の下限となる周波数は0.03Hzである。従来品の下限は1Hzだった。最近ではデジタルカメラの手ブレ補正用センサーで1Hz未満の周波数領域を測定する需要があることなどに応えた。バイアス電圧は最大で200Vである。従来品は最大50Vだった。最近では自動車のエレクトロニクス化などで高耐圧パワーデバイスを測定する需要が高まっていることに応えた。そして測定限界を大きく左右する、測定システム自体の雑音を大きく下げた。雑音フロアは-183dBV2/Hzである。従来品の雑音フロアは-177dBV2/Hzだった。新製品(E4727A)のコーナー周波数は20Hzである。従来品のコーナー周波数は10kHzだった。雑音フロアとコーナー周波数が下がったことで、従来は測定が難しかった、抵抗器の低周波雑音特性を測定できるようになったという。さらに、これがたぶん最も重要なのだが、新製品では測定時間を大幅に短縮した。新製品の測定時間は、下限が1Hzのときに約40秒である。従来品の測定時間は、下限が1Hzのときに約2分(約120秒)。およそ3分の1に短くなった。例えば、シリコンウェハに作り込まれた数多くのダイの低周波雑音特性を測定する場合、検査コストを大きく削減することを期待できる。測定システムの構成では、入力端子用モジュール、出力端子用モジュール、基板バイアス用モジュールを新たに開発し、被測定デバイスの近傍に配置できるようにした。各モジュールと半導体デバイス・アナライザの間はケルビン三重同軸(トライアキシャル)ケーブルで接続してあるので、環境雑音の影響を受けない。さらにはモジュールを被測定デバイスの近傍に置くことで、被測定デバイスとモジュールを接続するケーブルを短くし、環境雑音の影響を抑えた。またモジュール本体は三重の電磁シールドが施されており、環境雑音の影響を受けない。そして各モジュールの底部には磁石が組み込まれており、レバーの操作によって磁石の効果をオン/オフできる。作業机の表面が鉄製の場合には磁石を効かせることで、モジュールの機械的振動やガタつきなどを抑えられる。「E4727A」の価格(税抜き)は約2,500万円から。納期は約3週間からである。
2015年02月09日オリンパスイメージングは2月5日、同社のミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M5 MarkII」の購入者を対象としたプレゼントキャンペーンを開始した。3月31日までの期間中に、OM-D E-M5 MarkIIを予約・購入した人が対象となるキャンペーン。期間中に購入した応募者全員に、30mm幅のショルダーストラップ「CSS-P118」、焦点距離30mm相当(35mm判換算時)のボディーキャップレンズ「BCL-1580」、モンベルギフトカード5,000円分の3景品のうち、いずれかをプレゼントする。対象製品はOM-D E-M5 MarkIIのボディ単体、「14-150mm II レンズキット」、「12-50mm EZ レンズキット」の全カラーで、申込締め切りは4月7日まで。また、OM-D E-M5 MarkIIとあわせて「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を購入した人には10,000円を郵便為替証書にてキャッシュバックする。OM-D E-M5 MarkIIはマイクロフォーサーズ規格に準拠したミラーレス一眼カメラ。2012年3月発表の従来モデル「OM-D E-M5」から、5軸VCM手ぶれ補正機能に磨きをかけ、シャッタースピード5段分の補正性能にまで強化した。発売は2月下旬。価格はオープンで、推定市場価格はボディ単体が110,000円前後、14-150mm II レンズキットが160,000円前後、12-50mm EZ レンズキットが130,000円前後だ(いずれも税別)。
2015年02月09日オヤイデ電気(小柳出電気商会)は2月6日、「FiiO」ブランドのUSB DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ「E17K」を発表した。発売は2月13日。価格はオープンで、推定市場価格は24,000円前後(税別)。E17Kは、USB DACを搭載したポータブルヘッドホンアンプ「E17」と「E07K」の後継モデル。スクロールホイールを新たに搭載し、メニュー操作をスムーズに行える。TREBLE/BASSをそれぞれ10段階でレベル調整可能だ。DACチップにはテキサス・インスツルメンツ社製のPCM5102、アンプにはOPA1642とLMH6643を採用。USB接続では96kHz/32bitまでのPCMファイル、2.8MHzまでのDSDファイルの再生に対応する。また、SPDIFでは最大192kHz/24bitまでの再生が可能だ。適合するヘッドホンのインピーダンスは16Ω~300Ω(推奨インピーダンスは16Ω~150Ω)。出力は、16Ω負荷時で160mW、32Ω負荷時で200mW、300Ω負荷時で60mWとなっている。入出力端子として同軸デジタル音声入力×1、microUSBポート×1、ヘッドホン出力×1、ライン入出力×1を装備する。内蔵バッテリーの容量は1,500mAhで、最大約15時間の連続駆動が可能だ。約3.5時間(5V/1Aで充電を行った場合)でフル充電される。本体サイズはW62.2×D12.8×H104.1mmで、質量は110g。
2015年02月06日富士フイルムは5日、デジタルカメラ「Xシリーズ」の新製品として、レンズ交換式ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A2」(以下、X-A2)を発表した。コンパクトボディにAPS-Cサイズセンサーを搭載し、高性能フジノンレンズ、画像処理エンジンとの組み合わせで高画質を実現した「Xシリーズ」のエントリーモデルとなる。ボディカラーは、シルバー、ブラウン、ホワイトの3色をラインナップ。ボディ単体での販売のほか、2種類のレンズキットが用意される。ひとつは35mm判換算で広角24mm相当から中望遠76mm相当までの小型・軽量な標準ズームレンズ「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」を同梱したレンズキット。もうひとつは、標準ズームレンズ「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」に加えて、76mm相当から350mm相当までをカバーする望遠ズームレンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」も同梱したダブルズームレンズキットだ。いずれのレンズも、フォーカスレンズの軽量化と高精度モーターの採用により、高速かつ静かなAFを実現。光学式手ブレ補正機能を搭載しており、静止画、動画ともに手持ち撮影時の手ブレを軽減する。ボディ単体、各レンズキットとも価格はオープンで、2月26日から発売する。推定市場価格は、ボディ単体が50,000前後、標準ズームレンズキットが60,000円前後、標準ズームレンズ+望遠ズームレンズのダブルズームレンズキットが70,000円前後の見込み。X-A2のボディ外形寸法は、W116.9×H66.5×D40.4mm。重量は約350gだ(付属バッテリー、メモリーカード含む)。○回転モニター+瞳AF+美しい肌色階調表現で最高の「自分撮り」をX-A2は、AF性能を大幅向上。人間の瞳を自動で検出し、瞳だけにピントを合わせる「瞳AF」や、接写時に自動的にマクロモードに切り替わる「オートマクロAF」、ピントが合っているエリアを自動的に最大9点表示する「マルチターゲット オートエリアAF」を搭載した。約92万ドットの3.0型 TFTカラー液晶モニターには、175度の回転チルト式液晶をXシリーズで初めて搭載。この液晶モニターを回転させると自動で「瞳AF」がONになり、スムーズに自分撮りが可能だ。Xシリーズの美しい肌色の階調表現を生かした撮影を楽しめる。マクロ撮影や望遠撮影が可能なレンズキットも用意される。標準ズームレンズ「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」との組み合わせでは、最短撮影距離15cmでの近距離・マクロ撮影が可能。また、望遠ズームレンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」との組み合わせでは、約3.5段の光学式手ブレ補正機能により、望遠時や夜景シーンなどでも手ブレを効果的に抑制する。多彩な色再現や階調表現が可能なフィルムシミュレーションには、好評の「クラシッククローム」を搭載。深みのある色合いと豊かな陰影の写真表現を用いて、卓越した写真画質と多彩な絵作りが可能だ。撮像素子は1,630万画素のAPS-Cサイズセンサー。画像処理エンジン「EXRプロセッサー II」とのコンビネーションで、温かみのある人肌、抜けるような空の青色、鮮やかな夕日の赤色など、富士フイルム独自の美しい色再現を実現。さまざまなシーンを見たままに美しくとらえ、描き出す。撮影感度は、常用領域ISO200からISO6400。動作レスポンスも高速で、シャッタータイムラグ0.05秒、撮影間隔0.4秒、起動時間0.5秒を実現した。2つのコマンドダイヤルを搭載したことにより、絞り・シャッタースピード・露出設定などを片手ですばやく調整できる。また、省電力設計により、1回の充電で約410枚の撮影が可能だ。そのほか、トイカメラ、ミニチュア、ダイナミックトーン、ポップカラー、ソフトフォーカス、ハイキー、ローキー、パートカラーという8種類のフィルター効果から表現を選べる「アドバンストフィルター」機能や、多重露出撮影機能を搭載している。動画は、1,920×1,080ドット(フルHD)/30fpsの撮影に対応。「フィルムシミュレーション」の色彩や、大型センサーとレンズの明るさを生かした美しいボケ味などが動画でも表現できる。また、iOS用/Android用の専用アプリ「FUJIFILM Camera Application」(無料)を利用して、写真や動画をスマートフォンやタブレットに転送できる。カメラ内の写真や動画をスマートフォン上で閲覧して選択し、取り込むことも可能だ。画像をカメラから直接、スマートフォン用プリンターの"スマホ de チェキ"「instax SHARE SP-1」に送信すれば、チェキプリントが行える。もちろんWi-Fi接続にも対応。カメラ内のデータを簡単にパソコンにバックアップできる。
2015年02月05日オリンパスイメージングは2月5日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII」を発表した。発売は2月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は、ボディ単体が110,000円前後、14-150mm II レンズキットが160,000円前後、12-50mm EZ レンズキットが130,000円前後。本体カラーはブラックとシルバーの2種類を用意する。名機「OLYMPUS OM」シリーズの系譜にあたるミラーレス一眼カメラとして人気を博してきた「OM-D E-M5」(2012年3月発売)の後継機「OM-D E-M5 MarkII」が登場した。5軸VCM手ぶれ補正機能に磨きをかけ、シャッタースピード5段分の補正性能にまで強化。シネマ品質の動画を手持ちで撮影できる「OM-D MOVIE」を特長とする。小型軽量かつ防塵防滴のボディコンセプトは健在で、OM-D E-M5 MarkIIでは新たにマイナス10度の環境でも使用できる耐低温性能も備えた。前作E-M5で課題となっていた操作ボタンのクリック感やグリップの厚みを改善するなど、操作性の向上も図っている。そのほか、バリアングル液晶(3型)やWi-Fi機能の搭載、同梱されるフラッシュがバウンス可能な「FL-LM3」となったことも前作からの進化点だ。EVF(電子ビューファインダー)は上位機「E-M1」と同じ236万ドット、倍率1.48倍のものを採用。撮影タイムラグに関しては前作E-M5から45%短縮し、世界最短を実現。連写性能も最大10コマ/秒、RAW撮影時で5コマ/秒に向上した。また、1/8000秒の高速メカニカルシャッターも使用可能となった。新機能の「40Mハイレゾショット」では、有効1,605万画素のCMOSセンサーを0.5ピクセル単位で高速に動かしながら撮影し、4,000万画素相当の高解像度写真を合成する。OM-D E-M5 MarkIIの主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズ、撮像素子が4/3型(17.3×13mm)・有効1,605万画素のLive MOSセンサー、対応感度がLOW(ISO100相当)~ISO25600、シャッター速度が1/8,000~60秒。本体サイズはW123.7×D44.5×H85mm、重量は本体のみで約417g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約469gとなっている。
2015年02月05日この連載は、ECの現場で支援するコンサルタントが「最新の業界基礎知識」をお伝えするものです。ECのことを一から学びたい新人担当者はもちろん、「売上げアップ」の課題を持つ担当者も、取り組みのヒントを見付けることができると思います。第1回目は、楽天市場やAmazonなど各モールの特長を踏まえつつ、日本のEC市場の最新基礎知識を学んでいきましょう。○100人のうち、98人を捨てますか?皆さんは、ネットで買い物をするとき、どのサイトで商品を探しますか? 先日開催したセミナーで聞いたところ、100人中50人が楽天市場、48人がAmazon、2人がGoogleと答えました。この数字は、現在の状況を的確に表していると思います。ネットで買い物をするとき、Googleで商品を探すユーザーは、本当に少なくなりました。その理由は、各モールがユーザーをうまく囲い込んでいること。楽天市場にはスーパーポイントが、Amazonにはアマゾンプライムがあり、各ユーザーにとっては、それぞれのモールで購入したほうが特典が受けられたりなどのお得感があります。しかも、モールには、レビュー機能など買い物を後押ししてくれる情報がたくさんあります。一方、Googleは「白いシャツを買いたい」と思って検索しても、あまりいい答えが返ってきません。それならば、値段まで教えてくれて、在庫までも分かるモールで買ったほうが、良いわけです。今の日本のEC市場で成功するには、モールを外すということはありえない行為だと断言できます。モールに出店せず、独自ドメイン店だけで運営するのは、先のセミナー参加者で言えば、100人中98人を捨て、2人を相手に商売をするようなものです。これからECの運営を行う場合も、すでにECの運営を行っている場合も、「モールへの出店は必須だ」と認識してください。○世界的に見ても珍しい「楽天市場の存在」では、どのモールを選ぶべきなのでしょうか。日本にはさまざまなモールがありますが、まず外せないのが日本最大の売上げを誇る楽天市場です。2013年の楽天の国内EC流通総額は約1兆7334億円で、小売EC市場の約3割を占めています。楽天市場は、世界的に見ても珍しい存在です。なぜかといえば、Amazonに負けていないからです。GoogleがYahoo!JAPANを凌駕したように、Facebookがmixiを凌駕したように、海外のサービスによって、日本の多くのサービスは駆逐されてきました。Amazonも世界中で、各国のサービスを駆逐してきました。日本では、そのAmazonに対し、楽天市場はどっしり渡り合って負けていません。Amazonは、常に仮想敵を作り、その敵の売上げを徹底的に奪う戦略でシェアを伸ばしてきました。ここ数年、日本のAmazonの仮想敵は楽天市場です。同社は、楽天市場の一大イベントとなるスーパーセールに似たセールを世界で初めて日本で開催するなど、猛攻勢をかけています。しかし、それでも楽天市場は日本のモール界のトップに君臨し続けています。こんなに市場規模の大きいモールに出店しないのは、EC市場を目の前に敵前逃亡しているようなものです。必ず出店すべきです。○品番型商品だけじゃない! 本気のAmazon楽天市場の対抗馬となるのは、やはりAmazonです。今後、さらに猛攻勢をかけて、確実に楽天市場のシェアを奪っていくことが予想されます。Amazonの強みは2つあります。1つは、Amazon自体も販売を行っていることです。楽天市場に出店しているショップが、例えば、ミネラルウォーターを最安値で販売していると、Amazonは、直接メーカーから仕入れその最安値を下回る値段で売ります。楽天市場は自ら販売することができないため、Amazonより最安値を付けるためには出店する店舗に頼むしかありません。こうしてAmazonは、入口商品を作ることでユーザーの流入を誘い込み、モール全体を活性化させています。そして、2つ目の強みはスピードです。アメリカでは1時間後に届くサービスも開始し、どこよりも負けないスピードを実現しています。さて、これまでのAmazonは、品番型商品の取扱量を増やそうと、主に大手店舗の出店に力を入れてきました。しかし、ここにきて、楽天市場が強みとするノンブランド商品の取扱量を増やすべく、中小店舗にも積極的に門戸を広げ始めました。例えば、1クリック2円~の「スポンサープロダクト」の開始があります。従来のAmazonでの広告が100万円~だったことを考えると、中小店舗はかなり広告が出しやすくなったと思います。また、「Aプラス」というサービスを開始し、詳しい商品紹介が可能になりました。これも中小店舗がノンブランド商品を売るための布石といえます。このようにAmazonは、日本EC市場のトップシェアを獲得するために本気を出しています。楽天市場との差はまだありますが、両方のモールに出店し、今後、EC市場がどう変化しても、動じない体制を整えておく姿勢が大切です。○Yahoo!ショッピングやDeNAショッピング、ポンパレモールも面白い存在にこのほか、日本にはYahoo!ショッピングやポンパレモール、DeNAショッピングなどがあります。どれも、どんぐりの背比べといった感じですが、完全無料化に踏み切ったYahoo!ショッピングは2014年、楽天市場を出店数で上回るなど少し勢いが出てきました。Yahoo!JAPAN全体がスマートフォンに注力する中、最適化したモールを作り上げることができれば、面白い存在になるかもしれません。楽天市場もAmazonもスマートフォンの完成度は高くないですし、出店料が無料なため、出店してマイナスなことは何もありません。日本EC市場は、今後もモールがけん引していくことは間違いないでしょう。その中で、どのモールに出店し、どのような攻め方をするか。それは、EC担当者の腕にかかっています。次回以降では、その戦略について、さらに詳しく紹介していきます。○執筆者紹介いつも.創業以来、EC支援に特化して事業を行い、のべ7200社の支援実績を持つ。ECの成功に必要な集客や制作、販売、システム、コンサルティングをすべて自社スタッフがワンストップで提供する。支援対象は、自社サイトや楽天市場、ヤフーショッピング、ポンパレモール、DeNA、Amazon、紙通販、実店舗まで。米国最大のECイベント「IRCE」の公式パートナーとして、世界最先端のEC情報の提供も行う。公式Webサイトはこちら。
2015年02月05日マッドキャッツは3日、最大30キーの同時押しに対応した茶軸メカニカルキーボード「S.T.R.I.K.E. TE Tournament Edition Mechanical Gaming Keyboard」の新色として、ブラック / ホワイト / レッドの3色を発表した。2月13日より発売する。価格は15,984円。Kailh製の茶軸メカニカルキーを備えるゲーミングキーボード。スイッチの耐久性が5,000万回と高く、アンチゴースト機能により最大30キーの同時入力に対応する。各キーにはバックライトが装備され、輝度を5段階で調整可能だ。使用頻度の高いキーだけを明るく設定することもできる。マクロキーは左上部に7個、矢印キー付近に5個の合計12個を装備。モードを切り替えることによって、最大36個のコマンドを実行できる。専用ユーティリティ「Mad Catz App」を使えば、最大255個のキーストロークコマンドを登録できる。そのほか主な仕様は、キー配列が英語109キー、キーピッチが19mm、キーストロークが4mm、押下圧が45g。インタフェースはUSB。本体サイズはW490×D255×H48mm、重量は約1580g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8。
2015年02月04日ミニストップはこのたび、ギフティが運営するギフトサービス「e-gift System」を2月4日より導入し、商品をギフトとして贈るソーシャルサービス「MINISTOP e-GIFT」を開始する。ギフトを贈る側は、「MINISTOP e-GIFTサイト」から、LINEやFacebook、メール等を通して、プレゼントの二次元バーコード(QRコード)を送信することで、商品ギフトの引換券とメッセージを送付することができる。一方、受取側は、都合のいいときに店舗を訪れ、受信したQRコードを「MINISTOP Loppi」にかざしてギフト券を発行し、レジで対象商品と引き換えることで、受け取ることが可能だ。支払いは、MINISTOP e-GIFTサイト内でのクレジットカードか携帯キャリア決済となるため、店頭に出向いて支払う必要はない。また、受け取ったギフト引換券には有効期限があるほか、一部販売していない店舗や時間帯もある。
2015年02月04日ダイワコーポレーションはこのほど、eコマース事業者向けの新サービスとして、1キログラム以内の軽量商品を全国一律料金で配送できる「ECパケット」の提供を開始した。同サービスは、サイズが34センチ×25センチ(A4大)以内、厚さ3センチ以内であれば、商品の梱包から配達までを含め1出荷当たり350円で配送する。キャンペーン企画の発送や、定期的に顧客に配送する商品などに適しており、従来の"メール便と宅配便の間"に位置する小回りの利く配送プランとなっているという。梱包資材にはオリジナルのデザインを使用できるほか、追跡バーコード(判取りなし)が付属するため、到着確認を行うことも可能。送り状の発行から配送までを全て代行し、利用の際に発送(出荷)データを入稿すると、同社のシステムが送り状・納品書を発行し、ピッキングから梱包までを行って配達する仕組みとなっている。年間500個以上から利用でき、利用形態に応じた料金プランも用意する。生もの、こわれもの等は取り扱い不可。日祝休日も配達し、概ね差出日の翌日~翌々日に配送する。また、受注管理システムに関しては、Amazonや楽天市場などのモールにも対応し、顧客の独自システムにも対応可能となっている。今後は、顧客ごとに異なる配送箱のデザインやパッケージへの広告導入といった取り組みも進めていくとしている。
2015年02月03日ネットギアジャパンは2月2日、VLAN、QoS機能を標準装備した、タップ型のギガビット8ポート クリックスイッチ 「GSS108E」と、ギガビット16ポート クリックスイッチ「GSS116E」を、2月9日より販売開始すると発表した。価格は「GSS108E」が16,200円、「GSS116E」が25,920円。ネットギアのクリックスイッチは、アンマネージプラス・スイッチに、柔軟な設置手段を追加した、タップ型のLANスイッチ製品。クリックスイッチ・シリーズは、VLAN、QoS、ポートミラーリング、ループ検知、ブロードキャスト制御、リンクアグリゲーション(リンクアグリゲーションはGSS116Eのみ対応)など、多くのオフィスネットワーク環境で最も利用される機能を追加している。また、クリックスイッチ・シリーズには、簡単な設定ユーティリティが用意されている。「GSS108E」、「GSS116E」は、ProSAFE Plusユーティリティを使用して、VLAN、QoS、ポートミラーリングなどの設定を行うことができ、さらに、IPアドレスの設定も行うことができるので、管理機能を持たないスイッチと置き換えることで死活監視を行える。そのほか、「GSS108E」には、USBポート2つ装備しており、スマートフォンやタブレットなどモバイル機器の充電を行うことができる。
2015年02月03日「EXILE」の妹分である「E-girls」の石井杏奈が主演を務める映画『ガールズ・ステップ』。この度、実写版『魔女の宅急便』で映画デビューを果たし、第57回ブルーリボン賞・新人賞を受賞した小芝風花が本作に出演していることが明らかになった。本作は、『L・DK』や『海月姫』を手がけた川村泰祐監督の最新作。物語のテーマは「ダンスを通して自らの殻を破る」。学校で“ジミーズ”と呼ばれる、地味で目立たないメンバーの一員として扱われている愛海(小芝風花)が、あずさ(石井杏奈)や、同じくジミーズと呼ばれ、夢も自信もなく学校生活を送っていた葉月(小野花梨)や環(秋月三佳)、美香(上原実矩)らとの出会いからダンスの楽しさに目覚め、踊ることで自らの殻を破り、キラキラ輝く青春を手に入れていく――。今回出演が決定した小芝さんは、出会い系サイトで知り合った男性と付き合い、やがて大きな問題を抱えていく愛海を演じる。とある理由から廃部寸前まで離れ離れになってしまった部員たちが再び心を通わすきっかけをつくるキーパーソンでもあるのだ。本作が映画出演2作目となる小芝さんは「一つ一つ丁寧に、一生懸命演じたいなと思っているので、監督を含めスタッフのみなさん、共演者のみなさんと力を合わせて、『良い映画にするぞー!』という気持ちでのぞみました」と語り、役柄についても「私は“片瀬愛海”という役なのですが、台本を頂いてから『愛海はこんな話し方かなぁ?』『こんな仕草をするのかなぁ?』とたくさん考えて、監督と話し合いながら演じるので、普段の高校生生活とは全然ちがいました!」と自身で試行錯誤しながら挑んだようだ。また本作に出演するにあたり必須となるのがダンス。小芝さんは今回初めて本格的にダンスレッスンを受けたようで、「ダンスに慣れていなかったので、ダンスを頑張ろう!と思うと演技ができなくて、演技を頑張らなくちゃ!と思うとフリが分からなくなってました。そのとき先生に、『何も考えなくても曲が流れた体が動くようになるまで何度も踊って!』と言われて、みんなでとにかくたくさん練習しました。1日4時間ほぼ毎日練習ですごくキツかったのですが、そのおかげで5人の絆が深まったと思います」と語った。本作には、石井さん、小芝さんのほかにドラマ「鈴木先生」や現在放送中の「学校のカイダン」に出演する小野花梨、『近キョリ恋愛』「デート~恋とはどんなものかしら~」の秋月三佳、3月に公開を控える実写版『暗殺教室』の上原実矩が出演する。『ガールズ・ステップ』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日アユートは、Astell&Kernブランドのハイエンド・ネットワークオーディオプレーヤー「AK500N」の受注を2月13日から開始する。直販サイト「アキハバラe市場」での価格は1TBモデルが1,690,000円、2TBモデルが1,840,000円(いずれも税込)。2014年12月の発表当初において、2015年1月とされていた受注開始時期がこのたび正式に決定した。AK500Nは、Astell&Kernブランドとして初めての据え置き型プレーヤー。1TBもしくは2TBのSSDを搭載しており、そこに保存した音楽ファイルを再生する。リッピング専用のCDドライブも装備している。リッピング時のファイル形式はWAVとFLAC。最大でDSD128(5.6MHz)のネイティブ再生ができるほか、PCMファイルをDSD64(2.8MHz)にリアルタイム変換することも可能だ。PCMファイルは最大384kHz/32bitまで対応するが、ネイティブ再生では192kHz/24bitまでとなる。デジタル入出力は、AES/EBU、同軸、光、BNC。アナログ出力はRCAとXLRだ。アナログ出力は、ボリューム固定とボリューム可変用にそれぞれ別の端子を装備している。USB DAC用のType Bポートと、外部ストレージ用のType Aポートを持つ。容量10,400mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、約7時間駆動する。据え置き型であるがバッテリー駆動を採用したのは、電源ラインからのノイズ混入とスイッチングノイズからのアイソレーションを図るため。音楽を再生していないときや、内蔵バッテリーの残量が5%を切ると、ACアダプターからの充電がスタートする仕様となっている。サイズはW214×D238×H243mm、重量は11.4kg。カラーはブラックとシルバー。
2015年01月30日リンクスインターナショナルは30日、PLEXTOR製のPCI Express 2.0 x2対応SSD「M6e Black Edition PCIe Series SSD」シリーズを発表した。128GB / 256GB / 512GBの3モデルを用意し、2月7日から発売する。店頭予想価格は、128GBモデルが20,630円前後、256GBモデルが34,370円前後、512GBモデルが62,620円前後。各モデルとも、コントローラに「Marvell 88SS9183」、NANDフラッシュメモリに東芝製の19nm Toggle NANDを採用。DDR3キャッシュメモリの容量は、128GBモデルが256MB、256GBモデルが512MB、512GBモデルが1024MBだ。AHCI互換を備え、OS標準のAHCIドライバで動作する。UEFIブートとBIOSブートをサポートしており、OSの起動ストレージとして利用可能だ。各モデルの主要パフォーマンスは下表の通り。本体にはヒートシンクカバーを設けており、継続的なストレージアクセスで熱を持つ場合でも効率的な廃熱を行う。温度上昇による各チップの性能低下を抑制し、長寿命化にも貢献する。そのほか、外部SATA電源コネクタ(接続は必須ではない)、アクセスLED用ピンヘッダを備えている。SSD RAMキャッシュ機能の「PlexTurbo 2.0」を搭載し、主に3つの機能で構成される。「Performance Boost」はアクセス頻度に応じてデータを自動検出し、最適なキャッシュパターンを適用。「Safe Power Loss」は、停電や意図しないシステムダウンからキャッシュデータを保護し、「Life Extension Mechanism」は独自アルゴリズムでSSDの劣化を抑制する。また、TRIM、S.M.A.R.T.、NCQ、AES 256bit暗号化といった機能もサポート。フォームファクタはPCI Expressで、x4スロット、x8スロット、x16スロットで使用できる。本体サイズはW180.98×L121.04×H22.39mm、重量は最大180g。対応OSは、64bit版のWindows 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2008 / 2012 / 2012 R2、Linux系。セキュアイレースやS.M.A.R.T.情報取得といった機能を持つソフトウェア「Plextor SSD ユーティリティ」が付属する。
2015年01月30日ユニットコムは29日、同社が運営するパソコン工房WEB通販サイトのビジネスPCブランド「iiyama Biz」より、プロセッサにIntel Xeon E3-1231 v3をした1Uサーバ「bz-RX1330M1」シリーズの発売を開始した。エントリー構成での価格は税別129,980円から。「bz-RX1330M1」シリーズは、中規模のネットワーク構築やWebサーバ用途を想定した1Uサーバ。富士通のPCサーバ「PRIMERGY」をベースとして、ユニットコムが独自の仕様や構成を取り入れたカスタムモデルとなる。エントリー構成「bz-RX1330M1-X-SVE」の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1231 v3(3.4GHz)、チップセットがIntel C226、メモリがDDR3L-1600 4GB(4GB×1)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがMatrox G200e(オンボード)、光学ドライブがDVDスリムドライブ、電源が300W 80PLUS GOLD。OSがなし。本構成での価格は税別129,980円から。その上位構成「bz-RX1330M1-X-SVH」の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1231 v3(3.4GHz)、チップセットがIntel C226、メモリがDDR3L-1600 ECC Unbuffered 8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD×2(RAID 0もしくはRAID 1を選択できる) + 500GB SATA HDD、グラフィックスがMatrox G200e(オンボード)、光学ドライブがDVDスリムドライブ、電源が300W 80PLUS GOLD。OSがなし。本構成での価格は税別187,980円から。最上位構成「bz-RX1330M1-X-SVS」の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1231 v3(3.4GHz)、チップセットがIntel C226、メモリがDDR3L-1600 ECC Unbuffered 16GB(8GB×2)、ストレージが2TB SATA HDD×4(RAID 0+1)、グラフィックスがMatrox G200e(オンボード)、光学ドライブがDVDスリムドライブ、電源が300W 80PLUS GOLD。OSがなし。本構成での価格は税別230,906円から。
2015年01月29日イー・ガーディアンはこのたび、ECモール事業者やECサイト向けサービス事業者などを対象に、人工知能型画像認識システムROKA SOLUTIONを利用した「模倣品画像検知システム」を開発し、提供を開始した。同システムは、大量の画像・動画データを目視により分類後、教師データとしてコアエンジンに学習させる一方、実際の対象画像・動画をシステムに判定させ、正しく判定できるかを数値で評価し、間違っていれば自動学習するという作業を繰り返すことで判別精度をあげていくもの。システムによる自動判定なので、0.3秒/枚という速度で判定結果を得ることができる。
2015年01月29日ロジクールは27日、小規模から中規模の会議に適した法人向けのWebカメラ「ロジクール カンファレンスカム コネクト(型番:CC2000e)」を発表した。2015年春に発売の予定。価格はオープン。6名程度までの会議に適したWebカメラ。カールツァイス製ガラスレンズを搭載しており、細部までクリアな映像を表示する。4倍のデジタルズーム機能を備えるほか、90度の広い視野角で会議室の全景をカバー。本機をHDMI経由でモニターと接続しておくことで、WindowsやAndroidの画面をワイヤレスでミラーリング表示することができる。スピーカーフォンとしての利用も可能で、エコーやノイズを抑制し360度に広がる音声を出力する。音声の到達距離は約3.6mまで。バッテリ駆動とACアダプタ駆動に対応し、バッテリ駆動時間はTV会議時で約3時間、スピーカーフォン時で約15時間となっている。インタフェースはUSBでリモコンが付属。対応TV会議システムは、CiscoJabber、WebEx、Citrix GoToMeeting、Blue Jeans、Google Hangouts、Lifesize、MicrosoftR Lync、Skype、Vidyo、Zoomなど。
2015年01月28日D2Cは1月23日、同社が提供するeラーニングソリューション「ALFLearning(アルフラーニング)」において、iOS/Android専用のスマートフォンアプリの提供を開始したと発表した。アプリは、スマートフォンでeラーニングを受講するために最適化されたツール。受講者は、アプリ上からALFLearningに保存された動画の中から視聴したい動画を検索/再生し、eラーニングを受講できる。また、リアルタイムに講師の授業を閲覧する「Live授業」、電子書籍ドキュメントを共有する「図書館」、受講者が撮影した写真や動画を提出する「課題」など、多彩な機能を搭載する。さらに、学習の理解度を確認するための「テスト」機能を新たに実装。動画や資料、テキストを組み合わせて簡単に問題をアプリ上から作成できる。ALFLearningの料金は、初期費用が10万円、ビデオ授業が5万5000円~、ライブ授業が10万円~となっている。
2015年01月27日リンクスインターナショナルは23日、Antec製のE-ATX対応フルタワー型PCケース「Antec Performance One Series P380」を発表した。2月7日より発売する。店頭予想価格は35,490円前後。拡張性 / 静音性 / 冷却性能に優れたE-ATX対応フルタワーケース。上面と前面には4mm厚の高剛性アルミニウムパネルを使用し流体解析されたスリットを搭載。これにより無駄のないエアフローで冷却性を高めている。遮音パネルはスチールとポリカーボネートを採用した2層構造で音漏れを防止。サイドパネルは内部を確認できるアクリルウインドウ仕様となっている。標準搭載ファンは回転数を2段階で調整でき、上面に140mm×2基、背面に120mm×1基を搭載。オプションで前面と上面に140mm×2基 もしくは120mm×3基、背面に120mm×1基を搭載できる。前面と電源ユニット部にはダストフィルタも装備。オプションファンの増設がしやすいよう電源分配ボードも用意されている。搭載ベイ数は内部3.5 / 2.5インチベイ×8基。フロントパネルの内側には増設用の5.25インチスリムベイ×1基も備える。主な仕様は、拡張スロット数が9基、拡張カードスペースが最大465mmまで、CPUクーラーの高さは最大180mmまで、電源の奥行きは200mmまでに対応。外部インタフェース類はUSB 3.0×2基、USB 2.0×2基、オーディオ入出力。本体サイズはW223.6×D557×H555mm、重量は約12kg。対応フォームファクタはSSI CEB / E-ATX / ATX / マイクロATX / Mini-ITX。
2015年01月23日マウスコンピューターは23日、オンラインゲーム「LEAGUE OF LEGENDS」のプロリーグ「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2015」(LJL2015)への協賛を記念したゲーミングデスクトップPC「e-sports SQUAREモデル」を発売した。標準構成時の直販価格は税別144,800円から。「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2015」は、オンラインゲーム「LEAGUE OF LEGENDS」における日本国内初のプロリーグで、1月24日に開催し、6つのチームが賞金をかけて争う。マウスコンピューターでは、ゲーミングPCブランド「G-Tune」、液晶ディスプレイブランド「iiyama」の両ブランドでリーグに協賛している。「e-sports SQUAREモデル」は、リーグの開幕戦が行われる「e-sports SQUARE AKIHABARA」に導入されたモデルで、主な仕様はCPUがIntel Core i7-4790K (4.0GHz)、チップセットがIntel Z97 Express、メモリがPC3-12800 8GB、ストレージが2T SATA3 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 Update 64bit。本構成で価格は税別144,800円から。また、iiyamaブランドの24型フルHDで144Hz駆動に対応したゲーミングディスプレイ「ProLite GB2488HSU」とのセットモデルも用意。価格は税別169,800円から。
2015年01月23日サードウェーブデジノスは22日、NVIDIA GeForce GTX 960を搭載したゲーミングPC「GALLERIA XT」と「GALLERIA XT-E」を発表した。PCショップ「ドスパラ」を通じて販売する。価格(税別)は「GALLERIA XT」が126,980円、「GALLERIA XT-E」が189,980円。○GALLERIA XT「GALLERIA XT」は、、NVIDIA GeForce GTX 960を搭載するデスクトップPC。CPUにIntel Core i7-4790を搭載し、3Dゲームを快適にプレイできる処理能力とグラフィック性能を提供する。本体はガレリア専用KTケースで、OSはWindows 8.1 UpdateやWindows 7 Professionalなどを選択可能。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790(3.60GHz)、チップセットがIntel H97 Express、メモリがPC3-12800 8GB (4GB×2、最大32GB)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960(2GB)、ストレージが2TB SATA6Gb/s HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が500W 80PLUS BRONZE認証。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×6、USB 2.0×4、HDMI×1、DVI×2、DisplayPort×1、マイク入力 / ライン入力 / ライン出力など。本体サイズはW207×D520.7×H450.2mm、重量は約13.9kg。○GALLERIA XT-E「GALLERIA XT-E」は、CPUにIntel Core i7-5820Kを搭載するハイスペックモデル。外観は「GALLERIA XT」と同じだが、内蔵しているパーツはより上位のものでまとめられている。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5820K(3.30GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがPC4-17000 16GB (4GB×4、最大64GB)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960(2GB)、ストレージが2TB SATA6Gb/s HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が700W 80PLUS BRONZE認証。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×10、USB 2.0×2、HDMI×1、DVI×2、DisplayPort×1、マイク入力 / ライン入力 / ライン出力など。本体サイズはW207×D520.7×H450.2mm、重量は約13.9kg。
2015年01月23日玄人志向は22日、NVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 960」を搭載したグラフィックスカード「GF-GTX960-E2G/OC/SHORT」「GF-GTX960-E2GB/OC/SHORT-GA」を発表した。どちらも23日に発売し、店頭予想価格は税別26,980円前後。「NVIDIA GeForce GTX 960」は、第2世代Maxwellアーキテクチャをベースとしたミドルレンジのデスクトップ向けGPU。より緻密な表現を可能とする「Dynamic Super Resolution(DSR)」や、高品質ながら低負荷のアンチエイリアス処理「Multi Frame sampled Anti-Aliasing(MFAA)」、「グローバル・イルミネーション」の負荷を軽減する「VXGI」(VoXel Gloval Illmination)といった「NVIDIA GeForce GTX 980」や「NVIDIA GeForce GTX 970」で導入された技術にも対応する。○GF-GTX960-E2G/OC/SHORT3本のヒートパイプと2連ファンを組み合わせた独自クーラーを採用したグラフィックスカード。動作クロックをリファレンススペックのベース:1,126MHz、ブースト:1,178MHzから、ベース:1,165MHz、ブースト:1,228MHzにオーバークロックしている。主な仕様は、CUDAコア数が1,024基、ベースクロックが1,126MHz、ブーストクロックが1,228MHz、メモリクロックが7,010MHz、メモリは128bit接続のGDDR5 2GB。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。出力端子はHDMI×1、DVI-I×1、DisplayPort×3。TDPは120W、補助電源は6ピン×1。本体サイズはW193×D111.2×H38.6mm。○GF-GTX960-E2G/OC/SHORTGF-GTX960-E2G/OC/SHORTは、上記GF-GTX960-E2G/OC/SHORTにPC版「メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ」のゲームクーポンが付属した台数限定モデル。主な仕様はGF-GTX960-E2G/OC/SHORTと同等となる。
2015年01月23日独ハイブリスソフトウェア(ハイブリス)は1月21日、フォレスター・リサーチが発行したB2Cコマース分野に関する最新レポート「The Forrester Wave:B2C Commerce Suites, Q1 2015(2015年1月13日付)」において、B2Cコマース・スイート分野の「リーダー」に認定された。同レポートによると、単にeコマース・プラットフォームのみを求めている企業はほとんどなく、eビジネスにおいて、オムニチャネルの高度なフルフィルメント・ツールやオンライン・マーチャンダイジング・ツールに対するニーズが高まっていると分析。こうした企業では、コアなコマース機能やオーダー管理システム(OMS)、エクスペリエンス管理、製品情報管理(PIM)からなるコマース・テクノロジー・スイートの購入が進んでいるという。また、ハイブリスに関しては、SAPによる買収以降の12カ月間で大きく成長したと説明。こうした機運の背景として、ハイブリス・プラットフォームのコアな価値提案が買収後も維持されたことや、SAPのグローバルな基盤により、アジア太平洋などの新興市場においての機運が著しく高まったことなどをあげた。
2015年01月22日