ディズニー映画『シンデレラ』の日本語吹替え版でシンデレラと王子の声を演じた高畑充希と城田優が4月8日(水)、来日中のリリー・ジェームズとケネス・ブラナー監督を迎えてのジャパンプレミアに出席。ファンの歓声を浴びた。高畑さんと城田さんは一緒の車でレッドカーペットの手前まで乗り付けたが、まずは城田さんが先に降りて、すぐさま反対側に回りドアを開け、高畑さんの手を取って優しくエスコート。2人の姿がステージ上の大スクリーンに映し出されると「かわいい!」「かっこいい」とため息まじりの歓声がわき起こる。ステージ上には『シンデレラ』ではおなじみの大階段が用意され、リリーはブラナー監督に、そして高畑さんは城田さんに手を取ってもらい、階段を降りてステージへと歩みを進める。高畑さんは「夢みたいです!レッドカーペットを歩くのも初めてでしたが、音楽と共に映画の中の世界に入ったようで幸せです」と喜びをかみしめるように語る。城田さんも「僕たちは声だけですが、この作品に参加することができて嬉しい。一緒にレッドカーペットを歩けて、夢のような時間をありがとうございます」と感謝の思いを口にした。ステージ中央に2人のシンデレラがドレス姿で並ぶという光景はなんとも壮観!城田“王子”は、初めて対面したリリーに「美しいです!」とうっとり。「(アフレコでは高畑さんの)声を聴いて、(リリーの)顔を見ていて、2人の合わせ技で…(笑)。2人が僕にとってはシンデレラなので嬉しいです」とWシンデレラを前にメロメロだった。ブラナー監督からは2人の演技に加え、世界で唯一となるデュエットバージョンの主題歌に対して「アリガトウゴザイマス」と日本語で感謝の言葉が述べられたが、城田さんは「もったいないお言葉です!」と恐縮しきり。公開を観客を前に「大切な人と見てください!」と映画をアピールした。『シンデレラ』は4月25日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月09日「アンガ―マネジメント」という言葉をきいたことがあるだろうか。アンガ―とは「怒り」、マネジメントとは「管理」を表し、自分の怒りを適切に管理することを示す。今や、企業の研修や小学校での授業にまで広がっているというアンガ―マネジメントについて、日本アンガーマネジメント協会 代表理事の安藤俊介さんにお話を伺った。○「怒らない」ではなく、「怒ることと怒らないことの線を引く」――アンガーマネジメントとは一体どういうものなのでしょうか?アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた、怒りと上手につきあうための心理教育、心理トレーニングと言われています。怒らないことが目的ではなくて、「怒ることと怒らないことの線引きができるようになる」ことが目的です。我々って実は怒っても後悔するし、怒らなくても後悔する。それを繰り返しているんですね。「怒らなきゃよかったな」「やっぱり言っときゃよかった」、どちらにしても後悔してしまう。なので、怒らなくてもいいことは怒らないようにしよう、怒らなきゃいけないときは怒るようにしよう、線引きができるようになるというのがマネジメントの意味です。――怒らない方法を学ぶのかと思っていましたそう思われる方もけっこういらっしゃるのですが、人間には喜怒哀楽があり自然な感情のひとつですから、それ自体が悪いわけではないんですね。――適切な場面を見極めるのが大切なんですねあとは怒るにしても適切な表現をしておくことが大切です。――その場面は普遍的なものですか?仕事の場合であれば、怒らなければいけないのは「決められたルールを守らなかったとき」ですよね。逆にやってはいけないのは「ラインが曖昧な怒り方」です。例えばサラリーマンがいたとして、ある日は部下が10時に来ても怒らない、ある日は9時55分に来ても「お前は遅い」と怒る。そうなると、相手はどうして怒られているのかわからなくなります。怒る基準をいつも動かしているのは失敗なんです。ラインを決めておいて、そこから外れたら怒る、ということが大切です。――最初に示しておくんですか?本当は最初に決めておいた方がいいですね。我々はいつも三重丸で説明します。一番中心は自分と考え方がまったく同じ。2番目は自分の考えとはちょっと違うけど許してもいいライン。一番外側、3番目の丸は許せないラインです。多くの人は、相手が10時に来たことに対して、ある日は許すことができます。ということは(2)なんですよ。ところが、許せない日もあります。これは(3)になってしまっているんです。でも、他の人からはその違いが見えない。だから、(2)のラインをなるべく安定させましょうというのが考え方なんです。その線引きをどうするかというと「後悔」が鍵となります。怒って後悔するなら怒らなくていいし、怒らなければ後悔するなら、怒るところなんです。――そうなると、失敗してみないとわからない部分もありそうですね…本当は毎日失敗しているんですよ。――毎日の後悔の中から、線を見つけるとそうですね、努力しておくということですね。※第2回「すぐ怒る人は怒られ弱い」は1月23日更新予定です。<プロフィール<日本アンガ―マネジメント協会日本アンガーマネジメント協会は、ニューヨークに本部をおく「ナショナルアンガーマネジメント協会」の日本支部。教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどに日々奮闘している。また、アンガーマネジメントのトレーナーの育成にも力をいれている。
2015年01月21日