ジェームズ・ガン監督がメガホンを取る『Superman(原題)』より、スーパーマンに扮したデヴィッド・コレンスウェットのファーストルック画像をSNSで初公開した。スーパーマンのスーツに身を包み、椅子に座ってやや険しい表情で赤いブーツを履くデヴィッド。スーツの胸元は汚れているように見える。果たして何を意味しているのだろうか。窓の外ではメトロポリスであろう街に危機が迫っていることがうかがえる。今年2月に撮影が始まった本作。3月にはスーパーマンスーツを着用しているデヴィッドの画像がインターネット上に流出したが、ガン監督はスレッズで細工されたフェイク画像であることを主張していた。ガン監督はこれまでにも様々なうわさについて語るプラットフォームとして、スレッズを愛用している。今回もファーストルック画像と共に、「これは撮影現場でジェス・ミリオによって撮影されたものです。完全にカメラで撮ったものです」と細工や修正なしの写真であることを強調している。『Superman』にはデヴィッドのほか、レイチェル・ブロズナハン(ロイス・レイン役)、ニコラス・ホルト(レックス・ルーサー役)らが出演する。2025年7月11日全米公開予定。(賀来比呂美)
2024年05月07日英国バレエ界を牽引する振付家デヴィッド・ビントレーによる3作品上演の公演『オール・ビントレー』が、スターダンサーズ・バレエ団主催で3月16日(土)・17日(日) に東京・新国立劇場 中劇場で開催される。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の芸術監督を24年間務め、英国のみならず世界の名だたるバレエ団に作品を提供しているビントレー。今回『オール・ビントレー』で上演される「The Dance House」は、中世ドイツの “死の舞踏”からインスピレーションを受け、親しい友人の死への哀歌としてビントレーが振り付けたバレエ。ビントレーは、本作のセットと衣裳のデザインを友人であるロバート・ハインデルに依頼。1995年にサンフランシスコ・バレエ団で初演され、日本での上演は今回が初となる。また、ビントレーがスターダンサーズ・バレエ団のために創り上げる世界初演作「雪女」も上演。ビントレーは英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団芸術監督を務める傍ら、2010年から14年には新国立劇場舞踊芸術監督を兼任。日本と英国を行き来する生活を送る中で、小泉八雲の物語『雪女』に出会い、その物語がストラヴィンスキーのバレエ『妖精の接吻』と似ていたことに驚いたという。そこから着想を得て、「雪女」のバレエ化を決定。雪女と巳之吉(みのきち)の間の恐ろしくも切ない出来事を描いたバレエだ。さらに、スコットランドの民族舞踊を取り入れた複雑なステップが特徴のビントレーの代表作「Flowers of the Forest」も上演。「Flowers of the Forest」は、2019年の吉田都引退公演でも披露され、日本ではスターダンサーズ・バレエ団のみが上演している作品となっている。「雪女」リハーサル映像<公演情報>スターダンサーズ・バレエ団公演『オール・ビントレー』スターダンサーズ・バレエ団公演『オール・ビントレー』告知画像【上演作品】「Flowers of the Forest」音楽:マルコム・アーノルド「Four Scottish Dances」、ベンジャミン・ブリテン「Scottish Ballad」美術:ジャン・ブレイク「The Dance House」(日本初演)音楽:ドミートリー・ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」美術:ロバート・ハインデルピアノ:小池ちとせトランペット:島田俊雄「雪女」(世界初演)音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー「妖精の接吻」美術:ディック・バード【出演】「雪女」雪女・お雪:渡辺恭子(3月16日)、塩谷綾菜(3月17日)巳之吉:池田武志(3月16日)、林田翔平(3月17日)他スターダンサーズ・バレエ団指揮:田中良和管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2024年3月16日(土)・17日(日) 14:00開演(13:15開場)※13:40~ 総監督 小山久美のプレトークを予定会場:東京・新国立劇場 中劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年01月31日シェイクスピア原作の「オセロー」、デヴィッド・テナント主演「善き人」などナショナル・シアター・ライブ人気作が、札幌、吉祥寺、大阪の映画館で上映されることになった。今回、公開が決定したのは、大ヒットミュージカル「ハミルトン」のジャイルズ・テレラ主演、シェイクスピア四大悲劇の1つ「オセロー」や、NTLive2023の最大ヒット作で人気俳優デヴィッド・テナントが主演するヒトラー時代の物語「善き人」。そして1968年アメリカ大統領選前のテレビ討論の実話を基にした舞台「ベスト・オブ・エネミーズ」。アメリカ大統領選を目の前にしたいまのタイミングに観ると、現在に通じるメディアと大統領選の様子も体感できる面白さがある。そして、大阪の扇町キネマでは、過去の名作からジョシュ・オコナーとジェシー・バックリーが共演して話題になった「ロミオとジュリエット」、名匠スティーヴン・ダルドリー演出、ビル・ナイ&キャリー・マリガン共演の「スカイライト」が上映。「オセロー」や「善き人」「ベスト・オブ・エネミーズ」は東京公開時に北海道エリアの方々から問い合わせも多くあり、いよいよ待望の公開となる。「オセロー」シェイクスピア原作の長年語り継がれる悲劇の代表作がクリント・ダイアーの演出と豪華キャストで登場。聡明で強気な性格の上院議員の娘デズデモーナと、白人世界の頂点に上り詰めた出自は奴隷制度の難民である男オセローが、人種を超えた愛に立ち向かう。秘密裏に結婚したデズデモーナとオセローは、共に新しい人生を歩むことを切望していたが、そんな2人を罠にかけようとする人物がいた…。「善き人」C・P・テルラーの名戯曲で人気俳優デヴィッド・テナント(TVシリーズ「ドクター・フー」など)が主演。世界が第二次世界大戦に直面する中、善良で知的なドイツ人教授ジョン・ハルダーは、想像を絶する結果をもたらす運動に巻き込まれていく。「ベスト・オブ・エネミーズ」多くの賞を受賞したジェームズ・グレアム作の「ベスト・オブ・エネミーズ」は1968年のアメリカを舞台に、保守vsリベラルの戦いをTV討論という形でエンターテイメントに仕立てた番組を描く。ウィリアム・F・バックリー(デヴィッド・ヘアウッド/ドラマ「HOMELAND」)と彼に反目する政治的ライバルのゴア・ヴィダル(ザカリー・クイント/映画『スタートレック』)のテレビ討論は、予想以上の反響を呼び、メディアの政治への関わり方を変えていく。2023年の現在に通じる社会の構造が、まさに1968年の物語の中に垣間見られる。「ロミオとジュリエット」コロナ禍で劇場が閉鎖される中、劇場の舞台だけでなく舞台裏も使い、上演予定だった「ロミオとジュリエット」を収録し、NTLive初の映画的な作品となった記念すべき1本。主演は若手No.1注目度のジェシー・バックリーとジョシュ・オコナーが共演を果たした話題作。ロミオとジュリエットは、全てを賭けて一緒になろうとした。反目する家族に反抗しながら、喜びと情熱の未来を追い求めていたが、周囲では暴力が勃発していた。この大胆な新作は、ナショナル・シアターの素晴らしい舞台裏に命を吹き込み、そこでは欲望、夢、運命がぶつかり合い、シェイクスピアのロマンチックな悲劇をまったく新しい方法で歌い上げている「スカイライト」1997年に緒形拳&若村麻由美の共演で日本初演された、デヴィッド・ヘアー作の3人芝居。「ザ・オーディエンス」のスティーヴン・ダルドリーが演出、名優ビル・ナイと若手実力派キャリー・マリガンが不倫関係にあった元恋人同士に扮する。人気デザイナー、ボブ・クロウリーが手掛けた舞台美術にも注目。<上映スケジュール>札幌シネマフロンティア2月16日(金)~2月22日(木)「オセロー」4月5日(金)~4月11日(木)「善き人」4月12日(金)~4月18日(木)「ベスト・オブ・エネミーズ」吉祥寺オデヲン2月16日(金)~2月22日(木)「オセロー」5月10日(金)~5月16日(木)「ベスト・オブ・エネミーズ」扇町キネマ2月23日(金・祝)~2月25日(日)「ロミオとジュリエット」・「スカイライト」(シネマカフェ編集部)■関連作品:NTLive ロミオとジュリエット 2022年1月28日より全国にて公開
2024年01月24日セレーナ・ゴメスが主演するリンダ・ロンシュタットの伝記映画の監督に、デヴィッド・O・ラッセルが就任したことが分かった。ラッセル監督はアカデミー賞において、『ザ・ファイター』で監督賞、『世界にひとつのプレイブック』で脚色賞と監督賞、『アメリカン・ハッスル』で脚本賞と監督賞と、これまで5度のノミネート歴がある。アメリカ西海岸を代表する稀代のシンガーのリンダ。主に70年代から80年代にかけて活躍し、「悪いあなた」、「夢はひとつだけ」など大ヒットを連発。グラミー賞を10度以上獲得している。2014年にはロックの殿堂入りを果たした。2011年に引退を発表。2013年にはパーキンソン病で歌うことができないと語っていたが、のちに進行性核上麻痺であることが判明したという。引退後は2013年に自伝「Simple Dreams: A Musical Memoir」を出版。2019年、この自伝に基づいたドキュメンタリー映画『リンダ・ロンシュタット サウンド・マイ・ヴォイス』が製作された。今作は同作のプロデューサーを務めたジェイ・キーチと、リンダのマネージャーのジョン・ボイランが製作を務める。リンダを演じるセレーナは、インスタグラムのストーリーズにリンダの自伝の画像を載せ、本作について報告した。(賀来比呂美)
2024年01月15日デヴィッド・クローネンバーグ監督作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』のBlu-ray&DVDが4月3日(水)に発売されることが分かった。『クラッシュ』、『イグジステンズ』、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』など数々の受賞歴と共に物議をかもしてきた映画作家デヴィッド・クローネンバーグが手掛けた本作は、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、退出者が続出したとも言われる賛否両論の問題作。主演は『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセン。自身のカラダから臓器を生み出すアーティスト・ソールを演じた。クローネンバーグとは『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、『イースタン・プロミス』、『危険なメソッド』に次いで4度目のタッグとなり、「世界で最もユニークな才能のあるフィルムメーカーであり、デヴィッドとの仕事なら何としてでも参加したかった。そして今回は、彼のこれまでの作品群の中で最も自伝的なストーリーで、デヴィッドの頭の中にある数々の先入観を繋ぎ合わせたような、特別な物語」とコメントを寄せている。さらに、ソールのパートナーのカプリースにはクローネンバーグとは本作で初めてのタッグとなる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のレア・セドゥ、2人を監視する政府機関のティムリンに『スペンサー ダイアナの決意』のクリステン・スチュワートという豪華キャストが揃った。クローネンバーグは1999年の時点でこの脚本を書いていたが、世に出すのに適切なタイミングだと確信できるまで、20年間温めていた。このタイミングで映画化に動き出した理由として監督は「世界中の人々が様々な社会問題を強く意識するようになった。例えば、海洋汚染により、現在あらゆる人の体の中にマイクロプラスチックが入り込んでしまっている。その状況を見て、この映画を作ることがこれまでになく説得力を持つ時だと実感したんだ」とふり返った。本作のテーマである「人類の進化についての黙想」とは、クローネンバーグが語る「人間の体と関連付けるという、以前から継続した私のテクノロジーに対する見解」に基づいた世界を描いており、過去作の延長線上に位置するともいえる作品である。この度発売が決定したBlu-ray&DVDには、「ビハインド・ザ・シーン」と題したメイキング映像や、豪華キャストのインタビュー映像など、ここでしか見ることのできない貴重な特典映像が収録される予定となっている。さらに、Amazonでご購入された方限定で、オリジナル缶バッジが特典として付く(なくなり次第終了)。デザイン等は近日公開される。『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』Blu-ray&DVDは4月3日(水)発売。(シネマカフェ編集部)■関連作品:クライムズ・オブ・ザ・フューチャー 8月18日(金)より新宿バルト9ほか全国公開© 2022 SPF (CRIMES) PRODUCTIONS INC. AND ARGONAUTS CRIMES PRODUCTIONS S.A.
2024年01月07日30年にわたり保管してきた未公開映像とともに、その人生と才能に焦点を当てるドキュメンタリー『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』が、1月8日(月・祝)と1月10日(水)の2日限定で上映されることが分かった。2023年3月24日に公開され、IMAXシアターを中心に満席が続出した本作。監督のブレット・モーゲンは「IMAX音楽体験」という着想から本作の製作をスタートしており、IMAXで上映されることを念頭に置き、映画の構成、音響設計に徹底的にこだわり抜いた。また本作を「デヴィッド・ボウイそのもの」と監督が明言する通り、迫力のライブもさることながらデヴィッド・ボウイの精神世界を体感する映画として仕上げており、大スクリーンでデヴィッド・ボウイを浴びる圧倒的な映画体験からIMAX上映は大好評を博した。復活上映されるのはデヴィッド・ボウイの誕生日となる1月8日(月・祝)、そして命日となった1月10日(水)の2日。TOHOシネマズ日比谷とTOHOシネマズなんばの2劇場にてIMAX上映される。生誕77年となるこの日にデヴィッド・ボウイに想いを馳せながら名曲の数々を体感できる貴重な機会となる。さらに各劇場全ての上映回に非売品のプレスシートを全員にプレゼント。また、TOHOシネマズ日比谷では1月8日(月・祝)のみ、タレントのハリー杉山と音楽パーソナリティの奥浜レイラによるトークショーが実施される。『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』は1月8日(月・祝)と1月10日(水)、TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズなんばにてIMAX限定上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム 2023年3月24日より、IMAX®️ / 2Dで全国公開ⓒ2022 STARMAN PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年12月25日ライアン・ゴズリング主演のデヴィッド・リーチ監督最新作『THE FALL GUY』が『フォールガイ』の邦題で2024年夏に全国公開されることが決定した。大けがを負い一線を退いていたスタントマン、コルト・シーバース。ひょんなことからハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになったコルトは、そこで監督を務める元カノのジョディ・モレノと再会。ジョディに未練たっぷりのコルトは、彼女の気を引こうとアツいスタントを連発する。そんな中、幾度となく命がけのスタントダブルを請け負うも、過去にあっさりクビを切られた因縁の主役俳優のトム・ライダーが突然失踪してしまう。これを機にジョディとの復縁と一流のスタントマンとしてのキャリアの復活を狙うコルトは、トムの行方を追う羽目になるが、思いもよらぬ事件に巻き込まれていく。デヴィッド・リーチ (C) Photo by Neilson Barnard/Getty Images『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)、そして日本の新幹線を舞台に、殺し屋たちのデンジャラスなバトルを描いた『ブレット・トレイン』(22)など、斬新かつスタイリッシュなアクションで、世界中のアクションファンを魅了し続けているデヴィッド・リーチ監督。自身が設立し、ハリウッドのアクションのトップランナーである製作集団87ノース・プロダクションズを率いて贈る本作は、スタント技術を詰め込んだ、リアリティ溢れるアクション満載、数々のハリウッドアクション大作で自身もスタントマンとして活躍していたデヴィッド・リーチ監督にとって、本領発揮の作品である。監督ならではのテンションの高いぶっ飛んだアクションと、ウィットにとんだユーモアが詰め込まれており、『ジョン・ウィック』シリーズほか、これまで数々のメガヒット作品を世に送り出してきた監督の集大成といっても過言ではない。ライアン・ゴズリング-(C)Getty Imagesスタントマンのコルトを演じるのは、アカデミー賞作品『ラ・ラ・ランド』(16)や、『ブレードランナー 2049』(17)、そして『バービー』(23)のケン役も記憶に新しいライアン・ゴズリング。コメディからドラマ、アクションなど様々なジャンルで活躍するライアンによるド派手なアクションは見応え十分だ。エミリー・ブラント (C) Getty Imagesそしてコルトが愛する元カノであり、劇中映画の監督を務めるジョディを演じるのは『クワイエット・プレイス』シリーズや『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)のエミリー・ブラント。現実世界の危険に身を投じていくコルトの物語も然ることながら、ジョディとコルトの恋の行方も気になるところ。アーロン・テイラー=ジョンソンそのほか、失踪してしまう世界的アクションスターのトム・ライダーを演じるアーロン・テイラー=ジョンソン(『ブレット・トレイン』)や、コルトの撮影仲間のダンを演じるウィンストン・デューク(『ブラックパンサー』)など、いま注目のハリウッド俳優たちが集結した。常に危険と隣り合わせのスタントマンのコルトが巻き込まれる、ハリウッドの罠。果たしてコルトは自らのスタント技術でこの危機を切り抜けることができるのか?元スタントマン監督が生み出す、想像を遥かに超えたリアルで危険度MAXなアクションに注目だ。『フォールガイ』は2024年夏、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年12月22日『ファンタスティック・ビースト』シリーズのデヴィッド・イェーツ監督が、同シリーズの続編製作が「棚上げ状態」であることを「Total Film Magazine」に明かした。「(『ファンタスティック・ビースト』シリーズを)これまでに3本作ってきました。最後の1本はパンデミック中ということもあり、すごく楽しかったけれどもつらくもありました。ワクチンがまだない時に撮影していたんですよ。ありがたいことにだれも病気になりませんでしたが、非常に細かい規則が定められていました」とコロナ禍の映画製作についてふり返った。その最後の1本とは2022年に公開された『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のことで、イェーツ監督が「私たちみんなが誇りに思っている」作品だという。「あの作品が世界で公開された時、ちょっと立ち止まって小休止を取り、ゆっくりしようということになったんです」と語っている。『ファンタスティック・ビースト』シリーズは、ずいぶん前から全5部作と報じられていたが、これに対してイェーツ監督は「私たちのほぼ全員にとって驚きでした」という。「ジョー(原作者で脚本担当のJ・K・ローリング)がプレス試写会で自発的に口にしたことであり、誰も『5本ある』とは言っていませんでしたし、私たちはとにかく1本目に力を注いでいました。いつかは(製作に)戻ってくるとは思いますが、ジョーとも(プロデューサーの)デヴィッド・ヘイマンとも、ワーナー・ブラザースとも(続編の)話はしていませんね。ですからちょっと休んでいるんです」と4作目以降については製作に着手していないことを明らかにした。(賀来比呂美)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 2022年4月8日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
2023年10月27日「グッド・オーメンズ」から「スター・ウォーズ:アソーカ」まで、多彩な活躍が続くデヴィッド・テナントが主演するナショナル・シアター・ライブ「善き人」の本編から、デヴィッドの場面写真が到着した。本作は、C・P・テルラーの名戯曲を、英国でも人気演出家のドミニク・クックが演出し、ハロルド・ピンター劇場で撮影された舞台。主演に人気俳優デヴィッド・テナントを迎え、ナチスがヨーロッパを席巻する中で、ドイツで慎ましく大学教授として働いていたハルダー博士が、社会の流れに沿う形でナチスに加わったことから人生が自分の意志とは関係なく予期せぬ方向へ進んでいくドラマ。今回解禁された写真では、妻役や生徒役など何役も兼ねるシャロン・スモールとのシーン(どちらの写真もハルダー博士と妻の場面)と、彼自身が自分の置かれた立場を思い悩む様子のシーンがお披露目。「Financial Times」からは星5つの評価と共に、「デイヴィッド・テナントは、魅力的で、ウィットに富み、人間味にあふれている」と絶賛されたその演技に注目だ。NTLive「善き人」は10月20日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋ほかにて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月03日「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でジム・ホッパーを演じているデヴィッド・ハーバーが、同作のシーズン5(最終章)についてポッドキャスト「Happy Sad Confused」に語った。シーズン5の脚本は、脚本家たちがストライキを始める前に受け取っていたというデヴィッド。エンディングについて読み終えたわけではないというが、「なにが起こるか知っている。私たちがどこへ向かうかはわかっている。すごく、すごく感動的なんだ。それが、私が使いたい言葉だ」と、感動的な締めくくりを匂わせた。現在、ハリウッドでは俳優たちもストライキ中。「撮影にはしばらく時間がかかる。だって、まだ始められてもいないから、大変だろうね。でもそんなものだ。(現場に)戻るのが楽しみ。大胆で素晴らしい方法で幕を閉じたい」と語っている。また、初期からの主要キャラであるイレブン(ミリー・ボビー・ブラウン)、ホッパー、ジョイス(ウィノナ・ライダー)、ウィル(ノア・シュナップ)、マイク(フィン・ウルフハード)が「報われる」とも話した。ファンはSNSで「どうかハッピーエンドで」「だれかが犠牲になってしまうのだろうか」「早く撮影ができるようになりますように」などとコメントしている。(賀来比呂美)
2023年08月18日デヴィッド・クローネンバーグ監督最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』の本編映像が公開された。『クラッシュ』『イグジステンズ』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』など数々の受賞歴とともに物議を醸してきたクローネンバーグ。『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、“人類の進化についての黙想”がテーマで、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されると退出者が続出した賛否両論の問題作だ。このたび公開されたのは、ヴィゴ・モーテンセン演じるソールの“新たな臓器”の内診の様子。“加速進化症候群”のアーティスト、ソールは、自身の内部に新たな臓器の誕生を感じ、パートナーのカプリース(レア・セドゥ)が診察することに。スコープを覗いてソールの内部を診察するカプリースは「まったく新しい臓器よ。見たことがない」と告げ、ふたりは新たな臓器の誕生を静かに喜ぶ。そして、臓器にタトゥーを施すという新たなショーのアイデアを思いつく――。痛みの感覚を失うように進化し、新たな臓器を生み出す“加速進化症候群”の人間まで現れた人類。そんな近未来を舞台に、クローネンバーグ監督は独特の世界観で人類の進化について描き、「技術の進歩は、人間の身体と意志の延長であるという考えを、常に多くの映画で表現してきました。テクノロジーは非人間的で、宇宙から来た刺激的なものと考える人もいましたが、私は棍棒にしろ弓矢にしろ斧にしろ銃にしろ核兵器にしろ、常に人間の身体や手から生まれたものだと考えています。電話だって人間の声があってこその技術です。テクノロジーは人間の延長線上にあり、さらには刺激的で破壊的で創造的な私たちを映し出す鏡です。本作では進化によって試される人間のあり方についても描いています」と人類の進化とテクノロジーの相関性を語り、本作のテーマのひとつであると語っている。映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』本編映像<作品情報>映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』8月18日(金) 公開公式サイト: SPF (CRIMES) PRODUCTIONS INC. AND ARGONAUTS CRIMES PRODUCTIONS S.A.(C)Serendipity Point Films 2021
2023年07月23日ジョン・デヴィッド・ワシントンと渡辺謙らが共演、AIを創り出す“創世者”をめぐるSFアクション超大作『ザ・クリエイター/創世者』が9月29日(金)に世界同時公開されることが決定。特報映像&ティザーポスターが解禁となった。AIの目覚しい進化やその利便性とともに、その危険性が注目を集めるいま、本作の舞台は、そんな私たちに待ち受けているかもしれない…いまから50年後の未来。そこでは、人類を守るために作られたはずのAIが、ロサンゼルスで核爆発を引き起こしていた。以来10年もの間、人類とAIとの壮絶な戦いが続く中、高度なAI兵器を生み出した“創世者”暗殺のミッションが下された。敵地へ潜入した退役軍人のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、“クリエイター”の居場所を突き止めるが、そこにいたのは少女の姿をした半分機械のヒューマノイド(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)だった――。今回解禁された特報映像では、人間とAIによる壮絶な戦いに加え、主人公のジョシュアとヒューマノイドである少女が心を通わせていく様子が、壮大な世界観と驚異的なビジュアルで描かれている。未来を賭けてAIとの戦い挑んでいく人間たちから、勝利への強い意志や執念が伝わってくる。しかし、ヒューマノイドである少女を見つけたジョシュアは、自分に与えられた使命との葛藤を抱えながらも、父親のような心優しい一面も垣間見られる。本作で2人の運命がどのように描かれていくのか。また、映像内で流れる「エアロスミス」の代表ナンバーでもある「ドリーム・オン」が印象的。これはAIとの激しい戦いの中でも、“夢が叶うまで、夢を見続けよう”と主人公たちを鼓舞するような選曲となっており、これが何を意味するのか気になるところ。そして、映像の中でもひと際目を引くのが、後頭部から耳にかけて機械となっている渡辺謙演じる謎のヒューマノイドの姿。少女と似たつくりのヒューマノイドになっていることからも、ストーリーに大きく関わってくることが予想される。さらに、映像の中には、少女が待つ建物の扉に記された日本語の注意書きや、未来の新宿や渋谷と思われる日本の街並みを映し出しているシーンも見られ、物語の中で日本がどのような場所として描かれているのかという点も目が離せない。主演はデンゼル・ワシントンの息子で『TENET テネット』の主人公・名もなき男を演じ日本でも話題となったジョン・デヴィッド・ワシントン。『ラストサムライ』や『インセプション』、『GODZILLA ゴジラ』などに主要キャラクターとして出演するなど、ハリウッドで活躍する渡辺謙に加え、『エターナルズ』のジェンマ・チャン、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でオスカーを獲得したアリソン・ジャネイなど、人気実力を兼ね備えた精鋭たちが出演。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や『GODZILLA ゴジラ』でメガホンをとったギャレス・エドワーズが監督・脚本を手掛けている。『ザ・クリエイター/創世者』は9月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年06月09日「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のデヴィッド・ハーバーと、「キリング・イヴ/Killing Eve」のジョディ・カマーが、ゲーム「アローン・イン・ザ・ダーク」のメインキャラクターを務めることが明らかになった。同ゲームは1992年に発売された同名ゲームのリメイク版で、ジャンルはサバイバルホラー。開発元の「THQ Nordic」によると、対応プラットフォームはPC、PlayStation 5、Xbox Series X|S。デヴィッドは私立探偵のエドワード・カーンビー役、ジョディはエミリー・ハートウッド役で、プレイヤーはどちらかのキャラクターを選択できる。どちらのキャラクターも同じイベントを体験するが、それぞれが環境に対して異なる反応を示したり、ストーリーにわずかな違いが出るそうだ。周りのキャラクターの2人への対応も変化するという。開発者は「ぜひ2回以上プレイすることをお勧めする」と語っている。数日前には、ゲームの新映像が公開された。そこで聞き、見ることのできるデヴィッドとジョディの声とキャラクターが、ゲームファンに「すごくイイ!」「これは期待できる!」と大好評だ。「アローン・イン・ザ・ダーク」は過去に実写映画化もされ、2005年公開の第1作ではクリスチャン・スレーター、2008年公開の第2作ではリック・ユーンがエドワード役を演じた。(賀来比呂美)
2023年05月31日映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』が2023年8月18日(金)より全国公開される。監督は、デヴィッド・クローネンバーグ。舞台は進化し続けた人類が生きる“近未来”製作に20年以上を費やしたという映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』のテーマは、“人類の進化についての黙想”。劇中では、人工的な環境に適応するよう進化し続けた人類が生きる“近未来”を舞台にした物語が描かれる。その世界では、生物学的構造の変容し、痛みの感覚も無いのだという。主演はヴィゴ・モーテンセンソール…ヴィゴ・モーテンセン“加速進化症候群”のアーティスト。自身のカラダから臓器を摘出するショーを披露している。政府が設立した人類の誤った進化と暴走を監視するための機関“臓器登録所”に強い関心を持っている。カプリース…レア・セドゥソールのパートナー。ショーでは、ソールが体内に生み出す新たな臓器にタトゥーを施し、摘出する係を担当している。これにより世間の注目の的になっていた。『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』では、体にメスが入れる過激な姿などが物議を醸し出しそう。ティムリン…クリステン・スチュワート二人を監視する政府機関。政府は人類の進化を監視するため“臓器登録所”を設立した。主演を務めるのは、第91回アカデミー賞作品賞『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセン。主人公のパートナー役は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のレア・セドゥが演じる。デヴィッド・クローネンバーグ監督の問題作映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、『クラッシュ』『イグジステンズ』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』など数々の受賞歴と共に物議を醸してきた映画作家デヴィッド・クローネンバーグが監督・脚本を務めた作品。第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、退出者が続出した賛否両論の問題作だ。映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』あらすじ舞台は、生物学的構造の変容を遂げ、痛みの感覚も消えた人類が暮らす近未来。アーティスト・ソールが体内に生み出す新たな臓器に、カプリースがタトゥーを施し摘出するショーは、チケットが完売するほど⼈気を呼んでいた。そんなある日、彼のもとに、生前、プラスチックを食べていたという遺体が持ち込まれる……。カラダから⽣み出されるのは、希望か︖ 罪か︖【作品詳細】映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』公開日:2023年8月18日(金)監督:デヴィッド・クローネンバーグ脚本:デヴィッド・クローネンバーグ出演:ヴィゴ・モーテンセン、レア・セドゥ、クリステン・スチュワート原題:Crimes of the Future配給:クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES
2023年04月27日リリー・アレンが、トーク番組「The Jonathan Ross Show」に出演。2020年に結婚したデヴィッド・ハーバートとのなれそめを明かした。2人が出会ったのは、セレブ御用達のデートアプリ「Raya」。「デートアプリを使ってみたのは初めてだった。画面をスクロールして、デヴィッドのプロフィールにたどり着いた。それで、「Accept(受け入れる)」をタップして。彼のことは知らなかった。リアリティー番組にでも出演している警察官かと思った。警察官の制服を着ていたから」と話すリリー。デヴィッドがプロフィール写真に使用していたのは、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で演じている警察署長ジム・ホッパーのスチール写真だったというのだ。しかし、リリーは「ストレンジャー・シングスを観たことがなかった」ことから、デヴィッドのことを知らなかったそうだ。本気で恋人を探すというよりは、「休日のちょっとした楽しみ」のために「Raya」を使い始めたというリリーは、「彼に(実際に)会ってみて、深い関係になるとは思わなかった。彼は『ブラック・ウィドウ』の撮影でここ(イギリス)に来ていて、2、3か月しか滞在しない予定だったから。でもうまくいっちゃった」と語った。リリーは過去、アルコール&薬物依存症に苦しんだことを公にしているが、2019年7月にアルコール摂取したのを最後にこの4年間禁酒&クリーンな状態をキープできているという。「不思議な感じ。人生が一変した」「新しい夫と、アメリカで人生に向き合っている」と前向きだ。(賀来比呂美)
2023年03月31日石丸幹二と柿澤勇人がWキャストを務めるミュージカル『ジキル&ハイド』が、3月28日(火) まで東京国際フォーラム ホールCにて上演中だ。2001年の日本初演から8度目の上演となる今回の公演では、鹿賀丈史の跡を継ぎ4度目のタイトルロールを演じる石丸幹二が有終の美を飾り、そして新生ジキル / ハイドとして柿澤勇人がそのバトンを受け取り、ミュージカル界屈指の難役にWキャストとして挑む。演出は、日本初演より本作を手掛けてきた山田和也が務める。ジキル役:柿澤勇人ジキルとハイドの間で揺れ動きながらも破滅的な運命を辿る娼婦のルーシー役に、『メリー・ポピンズ』のタイトルロールを演じた笹本玲奈と、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で、退団後も抜群の歌唱力を武器に目覚ましい活躍を続ける真彩希帆。そしてジキルの婚約者で彼を一途に信じ、支え続けるエマ役に、本作でグランドミュージカル初出演となるDream Amiと、乃木坂46在籍時からその演技力・歌唱力に定評があり、卒業後も多くのミュージカルで着実なステップアップを見せる桜井玲香が演じる。左から)ルーシー役:真彩希帆エマ役:桜井玲香左から)エマ役:Dream Amiルーシー役:笹本玲奈そのほか、ジキルの親友でストーリーテラーでもある弁護士アターソン役は、『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャン役をはじめ確かな歌唱力で数多くのミュージカルに出演してきた石井一孝と、『リトルマーメイド』エリック役で日本オリジナルキャストを務めた上川一哉。エマに想いを寄せ、ジキルと対立するストライド役に、2011年の石丸版初演より同役を演じるベテラン畠中洋。研究にのめり込んでいくジキルを心配しながらも支える執事プール役を、紀伊国屋演劇賞や読売演劇賞に名を連ねる佐藤誓。そしてエマの父親で病院の理事であるダンヴァース卿を栗原英雄、と日本ミュージカル界屈指の強力な布陣が集結した。左から)ジキル役:石丸幹二アターソン役:石井一孝上演時間は25分の休憩を含む約2時間55分。東京公演は3月28日(火) まで上演。その後、4月8日(土)・9日(日) 愛知・愛知県芸術劇場大ホール、4月15日(土)・16日(日) 山形・やまぎん県民ホール、4月20日(木)から23日(日) にかけて大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。<コメント>■山田和也(演出)ブロードウェイで『ジキル&ハイド』を観劇したのは1998年、日本版の初演は2001年でした。それから自分でも驚くような年月が流れたのですが、つい昨日のことのように感じる時もあったりします。気がつけば「私の演出家生活の中でもっとも長くつき合っている作品」になっているのですが、だからと言って今さら気負うということもなく……。いつも通り、平常心です。今回で8度目の上演になるのですが、上演の度に新たな発見や気づきのある作品です。特に今回は「初参加となるキャスト」が多いので、その分「新しい解釈」「新しい表現」が稽古中にも随所に見られて、とてもスリリングな体験でした。物語前半の「ジキルと(その友人の)アターソンの友情」を今まで以上にしっかりと描いてみたくなったのですが、その結果その先のストーリーの見え方が変わったり……。新たな発見のひとつです。初演以来20年を経ても色褪せることのない……どころか一段と輝きを増す『ジキル&ハイド』。その魅力を「ぜひ全身で」浴びにいらしてください。劇場でお待ちしています。■石丸幹二(ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役)私にとりまして最後の『ジキル&ハイド』、幕が開くのが楽しみです。今回でラストとなる稽古では、過去10年のアルバムを繰るような思いになるのかと思って臨みましたが、実際は、今回はこうしよう、といった新たなチャレンジが噴出。加えて、『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演しながらの稽古でしたので、自分への課題をクリアするのに精いっぱい。まだまだ感慨に浸る余裕はないようです。5年前の前回のジキルは色に例えるとグレーからスタートしましたが、今回は冒頭、真っ白でいたいと思います。それが理事会で受けた衝撃やダンヴァース邸での人々とのやりとりによって、自分の中の黒いものが滲み出していく。徐々にグレーが増したところで〈時が来た〉を迎える、そんな作り方になったかな。歳を重ねたことにより、人間のさまざまな側面についてのストックも増えたはず。存分に出し切りたいと思います。この10年、真摯に向き合ってきました。私にとってのラストステージは、新たなキャストを多く迎え、さらに新鮮味が増し、魅力に溢れています。お楽しみください。■柿澤勇人(ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役)今回が僕にとって初めての挑戦となります。『ジキル&ハイド』は既に繰り返し上演されている作品ではありますが、稽古の中では自分なりの解釈やアイデアを提案させていただいたりと、役者としてとても楽しい時間でした。演出の山田和也さんをはじめ、スタッフの皆さんに感謝しています。この作品はとてつもなくエネルギーを要するフランク・ワイルドホーンさんのミュージカルナンバーがありますので、その素晴らしさも物語と併せてお伝えしなければならないという課題に日々、向き合った稽古の時間でもありました。そして、これほどまでに身体と心、そして喉を酷使するとは、思ってもいませんでした。初演の鹿賀丈史さん、2代目の石丸幹二さんがこの作品をお1人で務められていたことが、今でも信じられません。人間の二面性を体現するということが、それほど果てしない道なんだと感じています。そして、その先に見えるものが何なのか、今はまだ僕もわかっていませんが、それを楽しみに、自身の実験が成功するよう、日々頑張りたいと思います!劇場でお待ちしております。<公演情報>ミュージカル『ジキル&ハイド』『ジキル&ハイド』ビジュアル【東京公演】2023年3月11日(土)~3月28日(火)会場:東京国際フォーラム ホールC【愛知公演】2023年4月8日(土)・9日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホール【山形公演】2023年4月15日(土)・16日(日)会場:やまぎん県民ホール【大阪公演】2023年4月20日(木)~4月23日(日)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報はこちら:
2023年03月23日アン・ハサウェイとミカエラ・コール(『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』)が、A24×デヴィッド・ロウリー監督(『ピーター・パン&ウェンディ』)の最新作に主演することが明らかになった。タイトルは『Mother Mary(原題)』で、ジャンルは「壮大なポップ・メロドラマ」。架空のミュージシャン(アン)と、アイコニックなファッションデザイナー(ミカエラ)の関係について描くという。ミュージシャンが主人公となるだけに、使用する音楽にもこだわりが見られそうだ。ジャック・アントノフ、チャーリー・XCXがオリジナル曲を提供する。脚本はロウリー監督が執筆。ロウリー監督がA24とタッグを組むのは初めてではなく、『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』『グリーン・ナイト』でも監督・脚本・編集を務めている。今作では同2作の製作と担当したトビー・ハルブルックス、ジェームズ・M・ジョンストンらと共に製作陣にも名を連ねる。A24は世界配給を担当する。ミカエラは、自身のレイプ被害体験に基づき製作・主演・脚本を手掛けたドラマ「I May Destroy You(原題)」が高く評価され、2021年にエミー賞を受賞した。劇作家、詩人、作家、監督といったマルチな才能を持っている。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』では、ワカンダの国王親衛隊「ドーラ・ミラージュ」の上級リーダー・アネカを演じた。(賀来比呂美)
2023年03月22日現代において最も影響力のあるアーティストである、“伝説のロック・スター”デヴィッド・ボウイの人生と才能に焦点を当てる『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』が3月24日(金)よりIMAX(R)・Dolby Atomos同時上映で公開される。30年にわたり人知れずボウイが保管していたアーカイブから選りすぐった未公開映像と「スターマン」「チェンジズ」「スペイス・オディティ」「月世界の白昼夢」など40曲にわたるボウイの名曲で構成する珠玉のドキュメンタリー映画。観客はボウイの音楽、クリエイティブ、精神の旅路を追体験でき、全編にわたりボウイのモノローグで導かれる。先日、第95回アカデミー賞で作品賞を含む7部門を獲得し、話題をを呼ぶ『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の予告編でも「Time」が使用されるなど、彼の音楽はいまなお愛され続けている。もちろん劇中歌として使用されることも多く、その音楽の力も相まって忘れられない名シーンを生み出している。今回は、デヴィッド・ボウイ財団初の認定ドキュメンタリー映画となる本作の公開を記念して、ボウイの楽曲を使用した名作をシーンとともに紹介する!♪ヒーローズ×『ウォールフラワー』2012年/アメリカ/スティーブン・チョボウスキー監督小説家になることを夢見る16歳のチャーリーは、高校に馴染めず“壁の花(Wallflower)”のようにひっそりと息をひそめて暮らしていた。そんなある日、上級生の陽気なパトリックとその妹で奔放なサムに出会い、生活が一変。初めて友情や恋を知る。しかし、ある出来事をきっかけに3人の関係性は思わぬ方向へと進んでいき…。親睦を深めたパーティの帰り道、カーラジオから偶然流れた曲が「ヒーローズ/Heroes」。デヴィッド・ボウイを知らない3人だったが、「完璧な曲!」とサムはトンネルの中で荷台に乗って両手を広げる。チャーリーたちの青春を象徴する美しい名シーン。♪スターマン×『オデッセイ』2015年/アメリカ/リドリー・スコット監督火星での探査中、嵐に巻き込まれ、宇宙服を損傷させたワトニー。仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測されるワトニーを置いて火星を去ってしまう。しかし、奇跡的に一命を取り留めた彼は、通信が取れず、食料もついえそうな状況で、4年後となる次の探査船が来るまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく。通信機能が回復し、NASAの方でもようやく実現性のあるミッションが立ち上がるタイミングでかかるのが「スターマン/Starman」。“スターマンが空で待っていて、僕らに会いたがっている”と歌う本楽曲は、映画のために書き下ろされたかのように物語とマッチした。♪スペイス・オディティ×『LIFE!』2013年/アメリカ/ベン・スティラー監督雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ。想いを寄せる女性と会話もできないほどに臆病者の彼は、空想に耽ることが唯一の楽しみだった。そんなある日、ウォルターは廃刊となる「LIFE」最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気づく。ためらいながらもウォルターは、カメラマンを探す旅に出かけるが…。ウォルターが一大決心をする際にかかるのが「スペイス・オディティ/Space Oddity」。意中の人であるシェリルの弾き語りで曲がスタートし、その歌声に誘われるようにウォルターはいまにも離陸しようとするヘリに飛び乗る。デヴィッド・ボウイの楽曲がウォルターの勇気ある一歩を後押し。♪キャット・ピープル×『イングロリアス・バスターズ』2009年/アメリカ/クエンティン・タランティーノ監督1944年、ナチス占領下のパリ。ナチスに家族を殺されたショシャナはユダヤ人であることを偽りながら映画館を営んでいた。ある日、その映画館でプロパガンダ映画「国家の誇り」を上映する話が持ち上がる。ショシャナはナチス高官が集まるプレミア上映会を復讐の絶好の機会と捉え、念密な計画を企てる。一方、アルド・レイン中尉率いる連合軍の極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」も、ヒトラー暗殺のために映画館への潜入を試みていた…。いよいよ上映の当日。復讐に“燃える”ショシャナの一連のシーンを盛り立てるのが「キャット・ピープル/Cat People(Putting Out Fire)」。そもそも映画『キャット・ピープル』(82)の主題歌として発表されたこの曲は、タランティーノ監督の選曲により再び映画を彩った。♪モダン・ラブ×『汚れた血』1986年/フランス/レオス・カラックス監督愛のないセックスによって感染する、まだ治療法がわからない病「STBO」が蔓延する近未来のパリ。青年アレックスは亡くなった父の友人マルクから製薬会社が開発した特効薬を盗む話を持ちかけられる。アレックスは、マルクにつれ添うアンナに魅かれしぶしぶ承諾するが…。「モダン・ラブ/Modern Love」がかかるのは、アレックスが夜道を疾走するシーン。音楽に合わせ躍動するアレックス役のドニ・ラヴァンを長回しで捉えた、この有名なシーンは後世にも影響を与え、ノア・バームバック監督も『フランシス・ハ』(12)でグレタ・ガーウィグを走らせオマージュを捧げている。『デヴィッド・ボウイムーンエイジ・デイドリーム』は3月24日(金)よりIMAX(R)/Dolby Atmos同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDウォールフラワー 2013年11月22日よりTOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.LIFE! 2014年3月19日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム 2023年3月24日より、IMAX®️ / 2Dで全国公開ⓒ2022 STARMAN PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年03月19日ミュージカル『ジキル&ハイド』の公開ゲネプロが11日に東京・東京国際フォーラム ホールCで行われ、石丸幹二、笹本玲奈、Dream Ami、石井一孝らが登場した。同作はR.Lスティーブンソンによる小説のミュージカル化作。19世紀のロンドンを舞台とし、医師・科学者のヘンリー・ジキル(石丸幹二/柿澤勇人)が、「人間の善と悪の両極端の性格を分離する」という研究のもと作り上げた薬を自ら飲むことで、エドワード・ハイドという残忍な人格が生まれ、一つの身体に宿った二つの魂が死闘を繰り広げることとなる。2012、2016、2018年に引き続き、今回の4演目にしてファイナルとなる石丸幹二と、今回の2023年より新たに参加する柿澤勇人を迎え、11日より開幕。さらにジキルとハイド、双方と関わっていくこととなる娼婦ルーシー(笹本玲奈/真彩希帆)、ジキルの婚約者エマ(Dream Ami/桜井玲香)、エマの父親であるダンヴァース卿(栗原英雄)、病院の秘書官のストライド(畠中洋)、ジキルの執事プール(佐藤誓)らが出演する。東京公演は東京国際フォーラム ホールC にて3月11日~3月28日、名古屋公演は愛知県芸術劇場 大ホール にて4月8日〜9日、山形公演はやまぎん県民ホールにて4月15日〜16日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて4月20日~23日。○石丸幹二 コメント私にとりまして最後の『ジキル&ハイド』、幕が開くのが楽しみです。今回でラストとなる稽古では、過去10年のアルバムを繰るような思いになるのかと思って臨みましたが、実際は、今回はこうしよう、といった新たなチャレンジが噴出。加えて、『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演しながらの稽古でしたので、自分への課題をクリアするのに精いっぱい。まだまだ感慨に浸る余裕はないようです。5年前の前回のジキルは色に例えるとグレーからスタートしましたが、今回は冒頭、真っ白でいたいと思います。それが理事会で受けた衝撃やダンヴァース邸での人々とのやりとりによって、自分の中の黒いものが滲み出していく。徐々にグレーが増したところで「時が来た」を迎える、そんな作り方になったかな。歳を重ねたことにより、人間のさまざまな側面についてのストックも増えたはず。存分に出し切りたいと思います。この10年、真摯に向き合ってきました。私にとってのラストステージは、新たなキャストを多く迎え、さらに新鮮味が増し、魅力に溢れています。お楽しみください。○柿澤勇人 コメント今回が僕にとって初めての挑戦となります。『ジキル&ハイド』は既に繰り返し上演されている作品ではありますが、稽古の中では自分なりの解釈やアイデアを提案させていただいたりと、役者としてとても楽しい時間でした。演出の山田和也さんをはじめ、スタッフの皆さんに感謝しています。この作品はとてつもなくエネルギーを要するフランク・ワイルドホーンさんのミュージカルナンバーがありますので、その素晴らしさも物語と併せてお伝えしなければならないという課題に日々、向き合った稽古の時間でもありました。そして、これほどまでに身体と心、そして喉を酷使するとは、思ってもいませんでした。初演の鹿賀丈史さん、2代目の石丸幹二さんがこの作品をお1人で務められていたことが、今でも信じられません。人間の二面性を体現するということが、それほど果てしない道なんだと感じています。そして、その先に見えるものが何なのか、今はまだ僕もわかっていませんが、それを楽しみに、自身の実験が成功するよう、日々頑張りたいと思います!劇場でお待ちしております。○演出:山田和也 コメントブロードウェイで『ジキル&ハイド』を観劇したのは1998年、日本版の初演は2001年でした。それから自分でも驚くような年月が流れたのですが、つい昨日のことのように感じる時もあったりします。気がつけば「私の演出家生活の中でもっとも長くつき合っている作品」になっているのですが、だからと言って今さら気負うということもなく……。いつも通り、平常心です。今回で8度目の上演になるのですが、上演の度に新たな発見や気づきのある作品です。特に今回は「初参加となるキャスト」が多いので、その分「新しい解釈」「新しい表現」 が稽古中にも随所に見られて、とてもスリリングな体験でした。物語前半の「ジキルと(その友人の)アターソンの友情」を今まで以上にしっかりと描いてみたくなったのですが、その結果その先のストーリーの見え方が変わったり……。新たな発見のひとつです。初演以来20年を経ても色褪せることのない……どころか一段と輝きを増す『ジキル&ハイド』。その魅力を「ぜひ全身で」浴びにいらしてください。劇場でお待ちしています。
2023年03月14日「グッド・オーメンズ」の名コンビ、デヴィッド・テナントとマイケル・シーンが本人役で出演した英BBC製作の傑作コメディドラマシリーズの第3弾「ステージド3俺たちの舞台、もうおしまい!?」(原題:Staged Series 3)。その字幕版が3月13日(月)より「スターチャンネルEX」にて独占日本初配信が決定。「BS10スターチャンネル」でも4月10日(月)より放送、また、シーズン3の放送を記念して4月2日(日)にシーズン1全話無料放送も決定した。2021年、コロナ禍でロックダウンに見舞われたロンドンで、延期になった舞台劇の役者たちが、インターネットでオンライン・リハーサルをやろうと奮闘したシーズン1。その模様の一部始終を番組にしてイギリスで大ヒットしたことから、その「アメリカ版」を制作することになり、キャスティングをめぐって大騒動を繰り広げた、シーズン2。そして2022年、コロナ禍が収束に向かいつつある中、さらなる続編の制作が順調に始動することになったかに見えたが……。役者デヴィッド&マイケルvs脚本家サイモンのバトルが勃発、双方の歯車がかみ合わないまま、事態は二転三転。果たして、シーズン3はいかなる結末を迎えることになるのか?シーズン3でも、デヴィッド・テナント&マイケル・シーンが本人役で出演。現実とも演技ともつかないドキュメンタリー風のドタバタ劇で話題をさらった、英国式ウィットに富んだ唯一無二のオフビート・ドラマとしてお届け。シーズン3では、デヴィッドはなぜか東京のホテルに滞在中。「新しいことをやろう」と提案したサイモンだが、デヴィッドとマイケルは不信感を募らせる。やがて自ら脚本を書き始めた2人に取材カメラが密着、その模様は“リアリティ・ショー”の様相を呈していくが――。この度、シーズン3製作決定時のデヴィッド&マイケルたちの反応を撮影した、大爆笑必至の特別映像が解禁。オンライン上で「BBCが『ステージド3』の製作を打診してきた」と監督・脚本のサイモンに告げられた出演者陣。喜ぶサイモンとは裏腹に、訝しげな表情のデヴィッドとマイケル。彼らの言い分では、「『ステージド』は製作が“ロックダウン”前に決定していたはず」という陰謀説がネットに書き込まれているという…!本人たちもその説を疑問に思っているらしい。「再び自宅に缶詰状態になった日にシーズン2の製作が決まった」や「不吉の前兆であるコメディをもう1シーズン製作するだと?」「またロックダウンになるのか?」「BBCは何を知っている?」など息ぴったりに大騒ぎの2人。本作にまつわる現実の噂なども全てを笑いに変えてしまうキレッキレのユーモアに笑いが止まらない。本作は「モキュメンタリー作品(=疑似ドキュメンタリー)」であり、デヴィッド&マイケルが繰り広げる、演技ともアドリブともつかない(脚本は一応あるよう)“痴話喧嘩”の数々に爆笑必至。新シーズンもパワーアップした凸凹コンビから、悲喜こもごもの奮闘と笑いが届けられる。(text:cinemacafe.net)
2023年02月21日新作Netflix映画『The Killer』(原題)の公開が控えるデヴィッド・フィンチャー監督の全作品を網羅した初のコンプリートブックが発売。ポン・ジュノ監督が序文を寄せている。本書籍は、『エイリアン3』から『Mank/マンク』まで、フィンチャー監督による全11本の長編映画および、ヒットドラマシリーズ「マインドハンター」を充実の図版とともに論じたファン待望の決定版(限定2,000部)。また、マドンナの「ヴォーグ」、「ローリング・ストーンズ」の「ラヴ・イズ・ストロング」ほか、ミュージック・ビデオやコマーシャル監督時代の作品も論じる。さらに、『ファイト・クラブ』『ソーシャル・ネットワーク』などで組んできた撮影監督ジェフ・クローネンウェス、「マインドハンター」でFBI特別捜査官ビル・テンチ役を演じている俳優ホルト・マッキャラニーなど、フィンチャー作品の共同制作者たちのインタビューも併録。テイクを何度も重ねる“完璧主義者”といわれる監督の真意と実像に迫っていく。序文:ポン・ジュノフィンチャー作品は「直線的」なタイプの映画の限界を超え、カミソリの刃のような正確さで私たちの目と心を切り裂く「デヴィッド・フィンチャーマインドゲーム」は2月17日(金)発売予定。定価:本体4,500円+税発行元:DU BOOKS発売元:株式会社ディスクユニオン(text:cinemacafe.net)
2023年02月17日クリスチャン・ベイル、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンら豪華キャストで贈るクライム・ミステリー『アムステルダム』が2月8日(水)にブルーレイ+DVDセットと4K UHDで発売。この度、その特典のインタビュー映像が解禁となった。歴史を変える巨大な陰謀に巻き込まれた男女3人を豪華キャストで描いた本作。この度解禁するのは、新作映画『バビロン』や実写版『バービー』などでいま最も注目を集める女優の1人であるマーゴット・ロビーの魅力について、デヴィッド・O・ラッセル監督やジョン・デヴィッド・ワシントンが語るインタビュー映像。監督曰く、マーゴットは純真で今回演じたキャラクター「ヴァレリー」と重なるところも多いと話す。彼女のキャラクターは、この時代の偉大な芸術家や旅行家から発想を得ており、のちに未到の作品を生むような気質の女性をイメージして創られたという。マーゴットは監督の独特のキャラ創りについてもコメントしており、映像内ではマーゴットが監督と親しげにやり取りするシーンも。まさに「鬼才」である監督に絶大な信頼を置き、4年かけて話し合いながら役柄を創り上げたことがうかがえ、そんな2人の「ヴァレリー」の役作りにおけるこだわりを見ることのできる映像となった。また、彼女の恋人「ハロルド」役を演じたジョン・デヴィッドは、「マーゴットは、ハロルドがあきらめかけた自由の象徴を彼女が演じた」とコメント、マーゴットが演じたヴァレリーに惹かれた理由に言及している。『アムステルダム』はデジタル配信中、2月8日(水)よりブルーレイ+DVDセット、4K UHDが発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アムステルダム 2022年10月28日より全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年01月22日2023年3月より上演されるミュージカル『ジキル&ハイド』の製作発表記者会見が12月20日、都内で行われ、主演のヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役の石丸幹二と柿澤勇人が出席。共演の笹本玲奈、真彩希帆、Dream Ami、桜井玲香、石井一孝、上川一哉、畠中洋、栗原英雄、演出の山田和也と共に登壇した。前列左から)演出の山田和也、出演のDream Ami、笹本玲奈、石丸幹二、柿澤勇人、真彩希帆、桜井玲香後列左から)上川一哉、石井一孝、栗原英雄、畠中洋ミュージカル『ジキル&ハイド』は、19世紀のロンドンを舞台に「人間の善と悪の両極端の性格を分離できれば、人間のあらゆる悪を制御し、最終的には消し去る事ができる」という仮説を立て、開発した薬で人体実験を試みようとするジキル博士と、彼を取り巻く人々の運命を描いた恐ろしくも美しい物語。2001年に鹿賀丈史主演で日本初演、そのパワフルな楽曲とスリリングな物語が話題を呼び、2003年・2005年・2007年と絶え間なく再演を重ねるほどの人気作に。石丸は2012年よりジキル役を務め、2016年の再演、2018年の再再演を経て今回が4度目の主演。そのバトンを引き継ぐ柿澤を新たに迎え、初演以来初めてジキル役Wキャストとなる2023年版で有終の美を飾る。ミュージカル『ジキル&ハイド』より、「時が来た」を披露する石丸幹二と柿澤勇人会見冒頭では石丸と柿澤が劇中歌「時が来た」を歌唱披露。力強く美しい歌声で歌い上げ、公募によるオーディエンスも参加する会場を一気に“ジキハイ”ムードに。会見では、日本初演以来、四半世紀近くに渡り上演されている本作について、山田が「準備を始めたのは20世紀だったんだなとびっくりしました。長い生命力を持った作品に携われたこと。そのご恩にまず感謝しています」と感慨深く語り、前回(2018年)から5年近く経っているが、「自分の意識のなかではついこないだのように感じています。それくらいインパクトのある作品」と石丸も熱い想いをのぞかせ「この役をやるにあたっては非情に体力が必要背筋をだということを思い出しました。カッキ―(柿澤)に負けないように、私も体力をつけて臨みたいと思います」と背筋を伸ばす。山田和也石丸幹二初演の鹿賀バージョンと石丸バージョンの両方を観ているという柿澤は、「大スターたちがやる役だと思っていたので若造の僕がやるとは思っていなかった」と恐縮しながらも「若輩者なりにがむしゃらに、皆さんの刺激を受けながら、そして石丸さんのいいところ、素敵なところを沢山盗ませてもらって、なんとか新しいジキル&ハイドがつくれたら」と意気込む。柿澤勇人ジキルとハイドの間で揺れ動きながらも破滅的な運命を辿る娼婦のルーシー役は、2012年より石丸と共に出演している笹本と、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で、退団後も数々のミュージカルに出演、本作には今回が初参加となる真彩のWキャスト。2012・16年はエマ役、2018年にルーシー役を務めた笹本は、「ふたつの違う世界からヘンリーとハイドをみて、本当にこの作品にかける想いというのは今までにないくらい大切な作品になってきました。この作品は心も疲れてしまう作品なので、身体と心の健康を保ちながらカンパニーと一緒にまとめていけたら」と語る。笹本玲奈主演の柿澤とは現在上演中のミュージカル『東京ラブストーリー』で永尾完治役と赤名リカ役で共演しており、司会から稽古に向けて楽しみなことを聞かれると「カッキ―が(『東京ラブストーリー』とは全く違う役柄なので、いったいどのように豹変するのか本当に楽しみにしています」と期待を寄せる。真彩希帆本作の大きな魅力のひとつでもあるフランク・ワイルドホーンの楽曲に挑戦するのが楽しみと語る真彩は「チャレンジすることがいっぱいあるので筋力づくり、声帯づくりを稽古場から聞けるんじゃないか」と胸を膨らませた。石丸から「フランクが肉食獣になれって言ってたよ」とアドバイスされると「私野菜が好きなんですけど……」と返し場内を沸かす場面も。ジキルの婚約者で彼を一途に信じ、支え続けるエマ役は共に新キャスト。本作がグランドミュージカル初挑戦となる歌手でダンサーのDream Amiと、元乃木坂46で卒業後も多くのミュージカルで着実なステップアップを見せる桜井玲香がWキャストで務める。「長年愛されるこの作品と超実力者の皆さんに囲まれて、私も今までに感じたことのない新しい自分を発見できるんじゃないかな、といまからすごくワクワクしております」(Dream Ami)、「色々なものを吸収し学びながら、エマと言う力強くそして愛情深い女性をしっかりと信念をもって演じられたら」(桜井)とコメント。Dream Ami桜井玲香歌と芝居と音楽が一体となった一級のエンタテインメントジキルの親友でストーリーテラーでもある弁護士のアターソン役は、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役をはじめ確かな歌唱力で数多くのミュージカルに出演してきた石井と、『リトルマーメイド』エリック役で日本オリジナルキャストを務めるなど実力と人気を兼ね備える上川が、こちらも共に新キャストとして挑む。石井一孝本作への出演を熱望し、「ジキルの実験室のフラスコ役でもいいから出たいと思っていた」という石井は、「日本初演前から(オーストラリアのミュージカル俳優)アンソニー・ワーロウが歌うコンセプト版CDを海外から取り寄せてまで聴いていた。それくらい好きな作品」と愛情たっぷり。ジキルを演じる柿澤とは20歳近く年の差があるため、「おじさんに見えないように、なんとか若々しさを存分に出して、カッキ―(ジキル)の親友にみえるように頑張りたいと思います」と意気込み、上川も「(劇団四季在籍時以来)久しぶりに再会したカッキ―と一緒にできること、本当に嬉しく思っております。初参加なので全力で作品にぶつかっていきたいと思います」と喜びも交えて語る。上川一哉「歌と芝居と音楽が一体となった一級のエンタテインメントだと思うので、どうぞ皆さん楽しみにしていてください」と力強く語るのは、エマに想いを寄せ、ジキルと対立するストライド役として、石丸版の初演から本作を支えるベテラン畠中。畠中洋そして石丸・柿澤・上川と同様劇団四季出身で、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での柿澤との共演も記憶に新しい栗原は、エマの父親で病院の理事であるダンヴァース卿を新キャストとして務める。「善というのが実は悪であり、悪というものが善になる。そういったところを追及して、この物語の時代と現代をうまくリンクさせていきたい」と想像を膨らませる。栗原英雄主演の石丸と柿澤について、山田は「期待以上の事をみせてくださるおふたりなので、体力が続く限り、表現の果てまでいっていただけると嬉しい」と真摯に語りつつも「毎回稽古場で石丸さんのセクシーさ、エロティックさをどうやってお客様に届けるかということでスタッフがすごく頭を悩ませている」と明かし「今までの“ジキハイ”史上、最もエロティックにやっていただけたら」とリクエスト。石丸は「ちょっと透かし絵的なエロティックさを見せていきましょうか」と返し、柿澤も「山田さんに『ちょっと柿澤それ、みんなドン引いちゃうからやめて』と言われるまでやりたいと思います」と応戦。劇団四季では石丸が退団する2007年に柿澤が養成所に入所したため共演の機会はなかったが、「憧れの存在。共演できるとは思っていなかった」(柿澤)、「これからの四季を背負っていく人間が入ってきたんだなという思いで注目していた」(石丸)と当時の印象を語る。時を経て、Wキャストとしてタイトルロールを演じるふたりが率いる2023年版ミュージカル『ジキル&ハイド』に期待が高まる。ミュージカル『ジキル&ハイド』は、2023年3月11日(土)~28日(火) 東京国際フォーラム ホールCにて上演。その後愛知・山形・大阪にて上演を予定している。<公演情報>ミュージカル『ジキル&ハイド』【東京公演】2023年3月11日(土)~3月28日(火)会場:東京国際フォーラム ホールC※追加公演として、3月23日(木)18時公演が決定。1月21日(土)よりチケット前売り開始予定【愛知公演】2023年4月8日(土)・9日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホール【山形公演】2023年4月15日(土)・16日(日)会場:やまぎん県民ホール【大阪公演】2023年4月20日(木)~4月23日(日)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報はこちら:
2022年12月21日デヴィッド・ハーバー主演のリアルサンタ・アクションエンターテインメント『Violent Night』が、邦題『バイオレント・ナイト』として2023年2月3日(金)より全国公開されることが決定。併せて、予告映像とポスタービジュアルが解禁された。世界的大ヒットドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のホッパー署長で大ブレイクしたデヴィッド・ハーバーが子どもたちにプレゼントを届けに来て強奪計画に巻き込まれるという不運なサンタクロース役を務め、ワイルドでメタボ体形・大酒呑みにも関わらずピュアなハートを持つ、風刺の効いた聖人サンタクロースを好演。また緻密で横暴な武装集団を率いるリーダー・スクルージ役は、名バイプレーヤーのジョン・レグイザモが演じる。この度解禁された予告映像は、物欲主義な子どもたちに嫌気がさし、場末のバーで呑んだくれるサンタクロース(デヴィッド・ハーバー)が、プレゼントを届けるためトナカイの引くソリでクリスマスの空を駆け巡るシーンから始まる。しかし、とある富豪ファミリーが盛大にパーティーを開いていた大豪邸の敷地には黒い影。「史上最悪のイブにしてやる」というスクルージ(ジョン・レグイザモ)の指令とともに、スノーモービルの武装集団が突入を開始し、地下の金庫に眠る3億ドル強奪を目的に大富豪ファミリーを人質にし、豪邸を完全に支配する。そんなこととは露知らず、この大豪邸に降り立ち、プレゼントを置いて帰ろうとするサンタだったが、運悪く武装集団の一味と鉢合わせ。プレゼントを届ける能力は高いが戦闘力ゼロの“リアル”サンタは、無我夢中で辺りにあったクリスマスオーナメントを駆使して反撃に出る。「あのサンタは何者だ?」と困惑するスクルージ。人質の少女とつながったトランシーバーで「サンタがマジにやって来たぜ」と戦闘モードにスイッチが入った様子のサンタクロース。畳みかけるド派手なアクションシーンに、本編への期待も高まる予告映像に仕上がっている。また併せて解禁された日本版ポスタービジュアルでは、“リアル”サンタクロースに扮したデヴィッド・ハーバーが、火のついたキャンディーケインをくわえ不敵な笑みを魅せるインパクト大なビジュアルに、「この映画が聖夜(サイレント・ナイト)をブッ壊す」と挑発的なコピーが躍動する。まさに、リアルサンタ・アクションエンターテインメントの名にふさわしいポスタービジュアルとなっている。『バイオレント・ナイト』は2023年2月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイオレント・ナイト 2023年2月3日より全国にて公開© 2022 Universal Studios. All Rights Reserved.
2022年12月02日デヴィッド・ボウイ初の公式認定ドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』が、2023年3月24日(金)にIMAX / 2Dで全国公開される。“伝説のロック・スター”デヴィッド・ボウイ、初の公認ドキュメンタリー『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』は、“伝説のロック・スター”デヴィッド・ボウイの人生と才能に光を当てるドキュメンタリー映画。デヴィッド・ボウイ財団唯一の公式認定ドキュメンタリー作品であり、30年にわたり人知れずボウイ自身が保管していたアーカイブから選りすぐった未公開映像と、名曲の数々を通じてデヴィッド・ボウイの音楽やクリエイティビティ、精神の旅路を追体験することができる。「スターマン」など名曲40曲&迫力ライブも劇中には、「スターマン」「チェンジズ」「スペイス・オディティ」「月世界の白昼夢」など、40曲にわたる珠玉の名曲が登場。デヴィッド・ボウイの迫力あふれるライブも交えつつ、圧倒的な映像美によってデヴィッド・ボウイの軌跡を辿る“超体感型”ミュージック・オデッセイだ。映像には、開演1日半前からライブ会場に押し寄せ、デヴィッド・ボウイの登場を待ちわびるファンの姿や、デヴィッド・ボウイが披露する軽快なダンスに観客が沸き上がる様子なども映し出されている。尚、全編にわたってデヴィッド・ボウイ本人がナレーションを行っている。監督はブレット・モーゲン、2年かけて映像を厳選監督は、ブレット・モーゲン。これまでに、映画プロデューサー、ロバート・エヴァンスのドキュメンタリー映画『くたばれ!ハリウッド』や、伝説のロックバンド、ニルヴァーナのカート・コバーンのドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』を手掛けた名手だ。ブレット・モーゲンは映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』の制作にあたり、デヴィッド・ボウイ財団が保有する膨大な映像全てに目を通したという。そのために2年もの歳月を費やし、貴重な映像を厳選した。音響は『ボヘミアン・ラプソディ』のポール・マッセイまた、音楽プロデュースを務めるのは、デヴィッド・ボウイをはじめT・REXやTHE YELLOW MONKEYらの楽曲もプロデュースしてきた敏腕プロデューサー、トニー・ヴィスコンティ。さらに、音響は、クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞を受賞した音響技術者ポール・マッセイが担当するなど、制作陣も豪華な顔ぶれが集結している。【詳細】映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』公開日:2023年3月24日(金) IMAX / 2D 全国公開監督・脚本:ブレット・モーゲン編集・製作:ブレット・モーゲン音楽:トニー・ヴィスコンティ音響:ポール・マッセイ出演:デヴィッド・ボウイ配給:パルコ ユニバーサル映画2022年/ドイツ・アメリカ/カラー/スコープサイズ/英語/原題:MOONAGE DAYDREAM/135分/字幕:石田泰子/字幕監修:大鷹俊一
2022年11月11日「グッド・オーメンズ」「ステージド 俺たちの舞台」などで知られる英国の国民的俳優デヴィッド・テナント主演の新作ドラマ「80日間世界一周」。この度、主人公フィリアス・フォッグを演じ、先日「ドクター・フー」特別番組でのカムバックのニュースも話題となったデヴィッドの撮影現場での特別インタビューが到着。海外ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」にも出演した俳優で息子のタイ・テナントとの初共演について語った。「80日間世界一周」はイギリスBBCほか世界各国で放送され、大ヒットを記録したアドベンチャー大作ドラマ。早くもシーズン2への更新が決定している。裕福だが意気地なしの英国紳士フィリアス・フォッグと、頭脳明晰なフランス人従者パスパルトゥー、そして勝気な駆け出しジャーナリスト、アビゲイル・フィックスの3人組が、トラブルに巻き込まれ、喧嘩をしながら、波乱万丈の世界旅行に挑む物語。製作費約66億円を投じた美しく壮大な世界各地の映像は必見で、音楽は『DUNE/デューン 砂の惑星』のハンス・ジマーが担当した。解禁となったインタビュー映像では、「『80日間世界一周』の象徴的なアイテム」という気球の工房セットをはじめ、本作の精巧な美術に触れ作品の魅力についてコメント。また、息子タイ・テナントとの初共演を「家族として初めての経験」と語り、「本作でタイは悪党の役を演じている。第8話では、私たちが格闘するシーンもある」と告白した。現在20歳のタイ・テナントは「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚である「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」で少年期のエイゴン・ターガリエンを演じ、狂気と耽美さを秘めた演技が世界中の話題になったばかり。注目のヤングスターが、11月4日(金)より配信の最終話(第8話)で待望の父子初共演。ニューヨークのダークなギャングを演じ、父デヴィッドと対決する。撮影後デヴィッドは息子との共演について「すごく楽しくて素晴らしい経験だった」とコメントを寄せている。いよいよ最終話では、3人が無事クリスマス・イブにロンドンに戻れるのかにも注目だ。海外ドラマ「80日間世界一周」は11月4日(金)よりスターチャンネルEXにて全話配信スタート(全8話)。(text:cinemacafe.net)
2022年11月04日2023年3月から4月に上演されるミュージカル『ジキル&ハイド』のメインビジュアルとツアースケジュールの詳細が公開された。2001年の日本初演から上演を重ねてきた本作。初代の鹿賀丈史からタイトルロールを引き継ぎ、10年以上にわたって主演を務めてきた2代目の石丸幹二は今回で有終の美を飾る。そのバトンを3代目の柿澤勇人に繋ぎ、本公演は両名によるWキャスト体制で上演される。ジキルとハイドの間で揺れ動きながらも破滅的な運命を辿る娼婦のルーシー役は、笹本玲奈と真彩希帆、そしてジキルの婚約者で彼を一途に信じ、支え続けるエマ役はDream Amiと桜井玲香が演じる。またジキルの親友でストーリーテラーでもある弁護士アターソン役で石井一孝と上川一哉、エマに想いを寄せ、ジキルと対立するストライド役で畠中洋、研究にのめり込んでいくジキルを心配しながらも支える執事プール役で佐藤誓、そしてエマの父親で病院の理事であるダンヴァース・カルー卿役で栗原英雄が出演する。公開されたビジュアルは、ジキル/ハイド、ルーシー、エマを演じる6名のキャストが本番同様の衣裳などを身に纏い、19世紀のロンドンを舞台に繰り広げられる戦慄の物語が浮かぶ重厚感のある1枚となっている。さらに、石丸幹二、柿澤勇人、笹本玲奈、真彩希帆、Dream Ami、桜井玲香からのコメント動画が到着した。『ジキル&ハイド』は、2023年3月11日から28日に東京・東京国際フォーラム ホールCで上演後、ツアー公演として4月8日・9日に愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、4月15日・16日に山形・やまぎん県民ホール、4月20日から23日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。石丸幹二(ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド Wキャスト) コメント動画柿澤勇人(ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド Wキャスト) コメント動画笹本玲奈(ルーシー・ハリス Wキャスト) コメント動画真彩希帆(ルーシー・ハリス Wキャスト) コメント動画Dream Ami(エマ・カルー Wキャスト) コメント動画桜井玲香(エマ・カルー Wキャスト) コメント動画<公演情報>ミュージカル『ジキル&ハイド』原作:R.L.スティーヴンソン音楽:フランク・ワイルドホーン脚本・詞:レスリー・ブリカッス演出:山田和也上演時間:約3時間(休憩あり)【キャスト】ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:石丸幹二、柿澤勇人(Wキャスト)ルーシー・ハリス:笹本玲奈、真彩希帆(Wキャスト)エマ・カルー:Dream Ami、桜井玲香(Wキャスト)ジョン・アターソン:石井一孝、上川一哉(Wキャスト)サイモン・ストライド:畠中洋執事 プール:佐藤誓ダンヴァース・カルー卿:栗原英雄宮川浩、川口竜也、伊藤俊彦、松之木天辺、塩田朋子麻田キョウヤ、岡施孜、上條駿、川島大典彩橋みゆ、真記子、町屋美咲、松永トモカ、三木麻衣子、玲実くれあ(五十音順)スウィング:川口大地、舩山智香子【東京公演】期間:2023年3月11日(土)~3月28日(火)会場:東京国際フォーラム ホールC【名古屋公演】期間:2023年4月8日(土)・9日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホールお問い合わせ:キョードー東海TEL:052-972-7466(平日12:00~18:00 / 土 10:00~13:00)※日曜・祝日は休業【山形公演】期間:2023年4月15日(土)・16日(日)時間:13:00会場:やまぎん県民ホールお問い合わせ:キョードー東北TEL:022-217-7788(平日13:00~16:00 / 土曜日10:00~12:00 ※祝日を除く)【大阪公演】期間:2023年4月20日(木) ~23日(日)会場:梅田芸術劇場メインホールお問い合わせ:梅田芸術劇場TEL:06-6377-3800(10:00~18:00)【東京公演チケット販売スケジュール】■ホリプロステージプレミアム会員抽選先行:11月10日(木) 11:00~16日(水) 23:59※ホリプロステージ・東宝ナビザーブ会員限定貸切公演は抽選のお取り扱いがございません。貸切公演先着先行:11月19日(土) 9:00~12月12日(月) 23:59先着先行:11月26日(土) 9:00~12月12日(月) 23:59■ホリプロステージ無料会員貸切公演先着先行:11月19日(土) 11:00~12月12日(月) 23:59先着先行:11月26日(土) 11:00~12月12日(月) 23:59■一般発売:12月14日(水) 11:00■Yシート(20歳以下限定)12月15日(木) 17:00~21日(水) 23:59注意事項はこちら:東京公演キャスト出演スケジュール:東京公演座席表:【東京公演チケット料金】S席:14,000円A席:9,000円B席:5,000円Yシート:2,000円 ※20歳以下対象・当日引換券・要証明書・12月15日(木) より枚数限定販売※未就学児入場不可【東京公演イベント情報】公演終了後、お座席にてお待ちください。準備が整い次第、イベントを開始させていただきます■ホリプロステージ・東宝ナビザーブ会員限定貸切公演※ホリプロステージプレミアム会員(有料)・ホリプロステージ会員(無料)、 東宝ナビザーブ会員(無料)限定の公演となります。対象日:2023年3月18日(土) 17:30特典:・本編終了後、柿澤勇人・真彩希帆・Dream Amiからのご挨拶・来場者全員プレゼント:ステッカー(非売品)■アフタートーク3月16日(木) 13:00 登壇者:柿澤勇人・上川一哉・栗原英雄3月17日(金) 13:00 登壇者:笹本玲奈・桜井玲香・石井一孝■抽選会対象公演にご来場のお客様の中から抽選で、オリジナルグッズ(非売品)をプレゼント。3月18日(土) 12:30 抽選会:笹本玲奈・上川一哉・畠中洋3月23日(木) 13:00 抽選会:真彩希帆・桜井玲香・畠中洋※受け取り方法、当選人数などは当日劇場にてお知らせいたします■舞台デモンストレーションイベント3月24日(金) 13:00(所要時間20分を予定)スペシャルゲスト:石井一孝※舞台の裏側を舞台監督による解説付きで実際に舞台装置を動かしながらご紹介いたします。※対象公演回のチケットをお持ちのすべての皆様にご参加いただけます。関連リンク公式HP:ホリプロステージ 公演公式サイト::
2022年11月04日2023年3月に東京国際フォーラム ホールCにて上演されるミュージカル『ジキル&ハイド』の東京公演スケジュールとキャスト出演スケジュールが決定し、Wキャストで主演を務める石丸幹二と柿澤勇人の先行イメージビジュアルが公開された。2001年の初演より繰り返し再演を重ね、今回で8度目の上演となるミュージカル『ジキル&ハイド』。本公演では、初代の鹿賀丈史からタイトルロールを引き継ぎ、10年以上にわたって主演を務めてきた2代目の石丸幹二が有終の美を飾る。また、そのバトンを引き継ぐ3代目の柿澤勇人も出演するWキャスト体制で上演される。柿澤勇人 先行イメージビジュアル東京公演は、2023年3月11日(土) から3月28日(火) にわたって有楽町・東京国際フォーラム ホールCにて上演。その後、4月に愛知、山形、大阪公演が予定されている。チケットに関する詳細は後日発表される。<公演情報>ミュージカル『ジキル&ハイド』『ジキル&ハイド』ビジュアル【東京公演】期間:2023年3月11日(土)~3月28日(火)会場:東京国際フォーラム ホールC上演時間:約3時間(休憩あり)※4月ツアー公演あり(愛知、 山形、 大阪公演 ほか)■キャスト出演スケジュール【スタッフ】音楽:フランク・ワイルドホーン脚本・詞:レスリー・ブリカッス演出:山田和也上演台本・詞:高平哲郎【キャスト】ヘンリー・ジキル / エドワード・ハイド:石丸幹二 / 柿澤勇人(Wキャスト)ルーシー・ハリス:笹本玲奈 / 真彩希帆(Wキャスト)エマ・カルー:Dream Ami / 桜井玲香(Wキャスト)ジョン・アターソン:石井一孝 / 上川一哉(Wキャスト)サイモン・ストライド:畠中 洋執事プール:佐藤 誓ダンヴァース・カルー卿:栗原英雄宮川 浩 / 川口竜也 / 伊藤俊彦 / 松之木天辺 / 塩田朋子麻田キョウヤ / 岡 施孜 / 上條 駿 / 川島大典彩橋みゆ / 真記子 / 町屋美咲 / 松永トモカ / 三木麻衣子 / 玲実くれあ(五十音順)スウィング:川口大地 / 舩山智香子公式HP:公式Twitter:
2022年10月07日10月28日(金)に公開となる、デヴィッド・O・ラッセル監督の7年ぶりの新作『アムステルダム』のワールドプレミアが、現地時間9月18日、米ニューヨークにて行われた。本作は世界の歴史を変えた衝撃的な陰謀の裏側を描いた、ありえないけど“ほぼ実話”な物語。1930年代のニューヨークを舞台に、かつてアムステルダムで出会った看護師(マーゴット・ロビー)、医師(クリスチャン・ベール)、弁護士(ジョン・デヴィッド・ワシントン)の3人の親友がある殺人事件の容疑者となり、思いがけず全世界に渦巻く巨大な陰謀へと巻き込まれていく模様が描かれる。ワールドプレミアの会場には、ポスタービジュアルでも印象的な太陽のシンボルをあしらったグリーンカーペットが設置。そこに“世界の歴史を変えてしまう衝撃的な陰謀”に巻き込まれる親友を演じたクリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンをはじめ、ラミ・マレック、ロバート・デ・ニーロらオスカー受賞歴を持つ豪華なキャスト・スタッフ陣が一堂に集結した。さらには本作のエンドソングとエグゼクティブ・プロデューサーを務めた「グラミー賞」受賞ラッパーのドレイクも登場し、会場は大盛況となる。白いレースのドレスに身を包んでカーペットに登場したマーゴット・ロビーは「素晴らしいキャストで、自分は幸運に恵まれていると思います。ずっと共演したいと思ってきた俳優さんたちを網羅したリストそのものの様で、それがこの映画でひとつの作品として実現したのは、あり得ないぐらい嬉しいことでした」と興奮ぎみ。ロビーの恋人役を演じたジョン・デヴィッド・ワシントンは「この映画のテーマは“愛”であり、“交友すること”、“友情を持つこと”。そしてそういったことがどの時代に生きても、とても大切なことなんだ、ということですね。人間同士のつながりはとても強力なものだということです」と深いテーマについて明かした。またラミ・マレックは「とても大変な仕事だったが、同時に、あんな素晴らしいスタッフと毎日を共にできるというのは神様からの贈り物のような時間でもあったね」と刺激的な撮影現場を振り返りつつ、「希望に満ちた映画だと思っています」とコメント。さらに『世界にひとつのプレイブック』から『ジョイ』まで、3作連続でラッセル監督作品に出演し、本作が4度目のタッグとなる名優のロバート・デ・ニーロは「ラッセル監督は特別で、彼が僕に出演してほしいと思う時は、可能ならいつだって彼の映画に出演したい思える監督なんだ。彼が監督する作品は、どれも特別なものになるからね」と深い友情を明かす。さらに「歴史は繰り返している。今、まさに世界はこの映画と同じ状況になっている」と現代へ繋がるメッセージが含まれていることを明かした。そしてラッセル監督は「この映画は、私とクリスチャン・ベールで5年の歳月をかけて作り上げてきました。そこにマーゴットやジョンなど素晴らしいキャストが加わってくれた。陰謀と殺人の物語ではありますが、その対極にある愛と友情、そしてロマンスの物語でもあります」と解説。これまで手掛けてきた過去作については「すべて“アウトサイダー”を描く映画、厳しい状況に立たされながらも瞳には煌めきを宿した人たちを描く映画になっている」と振り返りつつ「人生を愛している気持ちがあれば、人は友人を大切に思い、互いに忠実であり、様々な試練の中にも何かの素敵な“魔法”を見出すことが出来る」と想いを明かした。最後にラッセル監督は会場に集まった観客に向けて「この夢を現実にしてくれた、ひとりひとりに私は感謝の気持ちでいっぱいです。楽しい映画ですから、ぜひこの映画を楽しんでください」と感謝を伝え、大盛況のうちにワールドプレミアは幕を閉じた。『アムステルダム』10月28日(金)公開
2022年09月20日「グッド・オーメンズ」や「ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム!」のデヴィッド・テナントが主演する新作ドラマ「80日間世界一周」。早くもシーズン2への更新が決定した本作から、本予告映像と場面写真が解禁となった。本作は、ジュール・ヴェルヌの空想冒険小説「八十日間世界一周」を未だかつてない新解釈で大胆にアレンジ。主人公の裕福だが意気地なしの英国紳士と、フランス人従者、そして駆け出しジャーナリストの3人組がトラブルに巻き込まれ、喧嘩をしながらも、80日で世界一周を成し遂げるために、あらゆる手段を駆使して前に進む。製作費約66億円を投じ、各国でのロケ撮影、最新VFX映像でスケール豊かに、臨場感たっぷりに描かれる壮大で愉快な旅は、ハラハラドキドキの連続。音楽は『DUNE/デューン 砂の惑星』のハンス・ジマーが担当している。主演を務めるデヴィッド・テナントは、SFドラマ「ドクター・フー」でイギリスの国民的スターとなり、マーベルの「ジェシカ・ジョーンズ」のヴィラン役でも存在感を放ち、近年はニール・ゲイマン原作の「グッド・オーメンズ」に主演。この夏にも、同じくゲイマンのDCコミックスをドラマ化した「サンドマン」に声優としてゲスト出演するなど、世界的人気はうなぎのぼり。本作でも、あざといぐらいに愛らしいかと思えば、キメるとこはキメるデヴィッドの魅力満載のハマり役となっている。イギリスから一度も出たことがないフィリアス・フォッグ(デヴィッド・テナント)は80日間で世界一周をするという無謀な賭けをし、従者パスパルトゥー(イブラヒム・コーマ)とジャーナリストのフィックス(レオニー・ベネシュ)と共に旅立つ。今回解禁された本予告映像では、身分も性格も違う3人が様々なトラブルに巻き込まれながら、熱気球から蒸気機関車、汽船、馬車、人力車、そしてラクダまで、ありとあらゆる乗り物を駆使し冒険を繰り広げるシーンがハンス・ジマーのテーマ曲にのせて盛り込まれている。「80日間世界一周」(全8話)は9月16日(金)よりスターチャンネルEXにて配信開始。10月6日(木)より毎週木曜23時~ほかBS10スターチャンネルにて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年09月08日