化粧品事業を主とする資生堂は、20~30代の働いている女性511名を対象に、「肌あれ・ニキビ」に関する意識調査を実施。調査は、「『肌あれ・ニキビ』が気になり、コンディションの良い肌がなかなか安定して続かない」という悩みを持つ人を対象に行われた。調査期間は6月8日~12日。「あなたの『肌あれorニキビ』の原因は?」と尋ねたところ、実に2人に1人の人が「経済不安/将来不安(53.3%)」が原因と感じていること分かった。これは、女性の悩みの王道とも言える「ダイエット(43%)」を10ポイントも引き離している。また、「経済不安/将来不安」が『肌あれ・ニキビ』の原因であるにも関わらず、「『肌あれ・ニキビ』は仕事をやめない限りおさまらないと思う(40.1%)」という意識も。ファンデーションは肌に負担をかけていると思いながらも(「ニキビの敵は”ファンデーション”である(60.3%)」)、肌あれ・ニキビを「ファンデーションで隠す」ことで対処していることが明らかになった。「『経済不安/将来不安』を大きなストレスと感じる女性たちは、『仕事はやめられない!』という大前提のもと、肌あれやニキビあとにファンデーションを重ね、日々懸命に仕事に励み続けるという姿が浮き彫りになっている」と同社は分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月22日あらゆる角度からニキビレスのクリアな肌環境を目指すアテニアは、“大人ニキビ”特有の複雑な原因に着目し、あらゆる角度からニキビレスのクリアな肌環境を目指す、部分用集中美容液「メディチューン アクネスポッツ エッセンス」(医薬部外品)を、9月20日に発売する。*画像はニュースリリースより肌へのやさしさにこだわった「肌ストレスフリー」「メディチューン アクネスポッツ エッセンス」は、トラブルのもととなるアクネ菌の増殖を抑え、過剰な皮脂をコントロール、角層をケアして肌を健やかに保ち、ニキビのできにくいコンディションに整える薬用美容液。また、繰り返しニキビができる部分の気になる色ムラ・赤み・くすみに働きかけて、透明感のある明るい肌へ導く。軽やかなつけ心地のジェル状エッセンスで、“大人ニキビ”ができやすい揺らぎ肌でも安心して続けられるよう、肌へのやさしさにこだわり、一般的なニキビ対策に使われ刺激の原因にもなる成分などの配合を避け、「肌ストレスフリー」を実現したという。元の記事を読む
2012年09月19日突然ですが、みなさん日々のスキンケアはどうしてますか?スキンケアの方法は多岐に亘りますが、例によって学生の方なら思春期ニキビに悩んだり、女性の方ならメイクがノラないと気分が落ち込む。男性の方なら男性ホルモンの影響で皮脂肌に悩むことも多いのではないでしょうか。そんななかで、スキンケアのひとつに洗顔があります。洗顔はスキンケアの基本なだけに、まずはその基本を抑えることがキレイな肌を保つための最善の方法と言えるのではないでしょうか。これは男女共通する話題ですので、今回は洗顔にスポットを当ててニキビや肌荒れを防ぐための洗顔方法をご紹介していきましょう。■ずばり、ニキビや肌荒れを防ぐための洗顔方法って?1.まず、泡立てが肝心!洗顔料の形態は何でも構いませんが、固形せっけんやチューブ式の洗顔料の場合、顔を洗う際にはよく泡立てることが必要になってきます。その理由はみなさんご存じの通り、洗顔は泡で洗うことが何より肝心だからです。よく泡立てた泡は肌に密着しやすく、汚れを効果的に取りのぞけますので、できるだけキメの細かい泡を使ってくださいね。例によって、泡立てネットやスポンジを使うと泡立ちがいいので、まだお持ちのない方はぜひこの機会にお使いになってみてはいかがでしょうか。また、最近ではポンプ式の洗顔料がありますので、こちらは泡立てる手間がかからず便利ですよね。2.洗い方は優しく丁寧に!泡立てることができたら、次は洗い方です。ここで重要なことは、決してゴシゴシと強く擦らないこと。その理由は、あまり強く洗い過ぎてしまうと、肌に必要な皮脂や保湿成分まで取り除いてしまう可能性があるからです。いわば洗顔の仕方で、本来ならばキレイにする目的が反対に肌を傷つけてしまっては元も子もありませんよね。それを防ぐためにも、顔を洗う際には優しく丁寧に。よく泡立てた泡で顔をなでるようにして洗い上げましょう。特に皮脂がたまりやすい鼻の周りなどは、指の腹を使ってマッサージをするようになでるとより効果的に洗うことができますよ。3.すすぎ方にも要注意!洗顔が終わりましたら、最後はすすぎです。そして、ここでもひとつ気をつけなければならないことがあります。それは顔を洗う際に使った泡を残さずキレイに落としきること。でなければ、顔に残った洗顔料が原因で肌荒れを起こしてしまいます。また、洗い方同様に、あまりゴシゴシとすすいでしまっては肌を傷つけてしまいますので、顔をすすぐ際にも優しく丁寧を心がけて、どうかご自分の肌をねぎらってあげてくださいね。いかがだったでしょうか。どれも基本的なことで、みなさん少なからず聞いたことのある方法ではないでしょうか。キレイな肌を保つためには、日々の積み重ねが大切です。個人それぞれの肌の体質や状態に合わせながら、洗顔料はもちろん、洗顔方法も調節なさってくださいね。毎日欠かすことができない洗顔だけに、男女ともに正しい洗顔方法で健康な肌を手に入れましょう。(文/柚木深つばさ)
2012年08月19日健康食品・美容機器等の企画や製造販売を行っているドクターシーラボは、7月17日~19日、同社WEB会員の女性252名に対し、「虫刺され跡」「ニキビ跡」についてインターネット調査を実施した。「ニキビ跡が気になりますか?」という質問では、「とても気になる(18%)」、「気になる(29%)」を合わせ47%の人が「気になる」と回答。ニキビ跡ができた時期で1番多かったのは「1年以上前(63%)」で、年代別に見ると、「1年以上前」と回答した20代が56%、40代では73%に増加している。反対に「1日以上前」と回答した20代が22%なのに対し、40代ではゼロとなった。このことから、年齢を重ねるにつれ”ニキビ跡が消えにくくなる”傾向があることが分かる。また、「ニキビ跡」が気になる人にケア方法をきいたところ、1番多い回答は「特に何もしていない」で48%だった。その理由の1つとして、ニキビ跡をファンデーション等で隠す傾向があるようで、「跡ケア用商品などで跡を『改善する』ことを優先している(29%)」より、「ファンデーションやコンシーラーで跡を『隠す』ことを優先している(38%)」女性のほうが若干多かった。一方、「虫刺され跡」については、「とても気になる(16%)」「気になる(38%)」を合わせると、54%が「気になる」と回答。「虫刺され跡は、だいたいどのくらいで消えますか?」という質問で1番多かったのは「1週間以上(39%)」で、「ずっと消えない」と回答した女性も約5人に1人だった。年代別に見ると、「ずっと消えない」と回答した人は、20代ではゼロで、30代と40代はそれぞれ21%。「虫刺され跡」も年齢の影響が多いことが分かった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月23日突然できてしまった赤ニキビや肌荒れ。どうしても大事な約束があるから、うまくばれないように隠したいところ。ファンデーションで隠しても厚塗りになってしまい、メイクが濃くなったり逆に目立ってしまうことってありませんか? 肌荒れをメイクでうまく隠せるテクニックをご紹介♪ メイクの力で肌荒れやニキビをカバーするテクニックとは?1.肌に近い色の少し固めのコンシーラーを用意しましょう。筆に少しとったら、ニキビ全体を覆いかぶせるようにしっかりカバーしましょう。2.ニキビの周りが肌となじむように綿棒をつかってぼかしましょう。これを行うことで肌の凸凹をカバーしてくれます。3.ラメ感の少ないルースパウダーをたっぷりパフにのせて、カバーした部分を中心に優しくのせましょう。ラメ感のあるパウダーだと荒れている部分を余計目立たせることになるのでご注意を。4.その後、余分な粉をブラシでササッと優しく払いましょう。肌に赤みがあるときは、黄色のコントロールカラーをベースにすることで赤みを抑えてくれます。ぜひ使用してみましょう。あくまでもそれぞれのせる時は薄付きにつけることです。そして、極力コンシーラーをのせるのは肌に負担をかけてしまうので出来ればオススメしません。メイクは緊急テクとして利用するとして、スキンケアや食生活などで肌荒れを防止するケアを行うのが大切ですよ。困ったときには、このテクニックを駆使してみましょう。(平野宏枝)
2012年06月25日ニキビの予防・治療に関する啓発活動を行う「ニキビ治療推進委員会」は、紫外線や汗による肌への影響が懸念されるこれからの季節を前に、20代女性に対して「ニキビに関する調査」を実施した。インターネットによる事前調査で、首都圏在住の20代女性8,204名に「ニキビができたことはありますか?」と聞いたところ、ニキビができる人は「たまにできる」人まで含めると71%だった。さらに、「ニキビが同じような場所に繰り返しできたことはありますか?」との質問には、9割の女性が、全く同じ場所あるいは同じような場所にニキビが繰りかえしできたことがあると答えた。同じ場所に繰り返しできるニキビの原因のひとつが「隠れニキビ」。このニキビは赤く腫れるニキビの予備軍で、ごく小さな白や黒の毛穴のつまりのことを指す。アンケートに合わせ、事前調査回答者の中から無作為に抽出した104名の20代女性を、都内の会場に集めて皮膚科医が肌の診察を行ったところ、なんとほぼ全員にあたる97%の女性が「隠れニキビ」にかかっていることがわかった。9割の女性が「隠れニキビ」にかかっているという調査結果について、秋葉原スキンクリニックの堀内院長は、エアコンの効いた部屋やパソコンの熱などによる肌の乾燥、メイクをしたまま寝てしまう、ストレスによる肌の回復力の低下、使用している化粧品や薬が肌に合っていないなど、日常生活での要因が原因になっていると指摘する。「どのような時にニキビができますか?」という質問でも、「生理前」(57%)、「睡眠不足のとき」(53%)、「食生活が乱れたとき」(50%)、「仕事やプライベートでストレスを感じたとき」(49%)など、現代女性の多忙でストレスの多いライフスタイルが、肌に与える影響は大きいという結果が出た。「今までニキビができた時に、自分でお手入れを失敗してニキビが悪化した、もしくはニキビ痕が残ったことはありますか?」との質問には、63%の女性が「ある」と答えた。失敗したお手入れの内容は「自分でつぶしてしまいニキビ痕が残った」が約60%と圧倒的に多い結果に。また「ニキビができた時、どのような対処をしていますか?」という質問にも「自分でつぶす(毛穴にたまった皮脂を押し出す)」女性が44%だった。堀内院長によると、うみを出せば炎症は早く落ち着くように思うかもしれないが、治った後の傷痕が永久に消えない状態になってしまう場合があるとのこと。ニキビが大きく腫れてきた場合は、皮膚を清潔に保ち、速やかに皮膚科で炎症を改善させる治療をすることが最善の方法。隠れニキビの治療を受けるべきとアドバイスしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日オルビス株式会社は、 大人ニキビ予防で人気のスキンケア「クリアシリーズ」から、シートマスクの 『クリアホワイトマスク』を2012年7月1日に新発売する。同商品は、大人ニキビ予防に力を発揮する、甘草由来の和漢植物エキスと、薬用美白成分「速攻性ビタミンC誘導体」を配合したシートマスク。ニキビ予防だけではなく、美白にも対応している。また、『スピードアプローチ処方』の採用により、美容液がたった5分でスピーディーに浸透。ひんやりと心地よく、みずみずしい使用感の美容液が素早く浸透し、透明感あふれるツルツルの美肌に導くという。同商品はシートにも徹底的にこだわっており、素材には旭化成せんい株式会社の「ベンリーゼ」を使用。手で触れるよりやさしくなめらかな感触のため、刺激が不安な肌にもおすすめとのこと。シートは、大人ニキビができやすいUゾーンまで包み込むあご下長めの形状となっている。「クリアホワイトマスク」は医薬部外品。価格は5枚入りで2,100円(税込)。オルビスオンラインショップ、または全国のオルビス・ザ・ショップで販売する。
2012年06月21日“ニキビや吹き出物に植物の力でアプローチする”オリジンズ(ORIGINS)は、“ニキビや吹き出物に植物の力でアプローチする”ニキビ肌用薬用ジェルローション「スポッツ リムーバー N」(10mL1,890円)を、6月1日より発売した。また、植物の力で皮脂バランスを整える「ゼロ オイル」から、部分用ローションの現品を含む、「ゼロ オイル スターター セット」(3,465円)も限定発売。炎症を抑えニキビの広がりを防ぎながら肌を整える「スポッツ リムーバー N」は、ニキビや吹き出物が気になる部分に直接つける、ニキビ肌用薬用ジェルローション。メイクの上からも使え、有効成分サリチル酸で炎症を抑え、キューカンバーエキスやアップルエキスなどの植物の力で、ニキビの広がりを防ぎながら肌を整えるという。「ゼロ オイル スターター セット」は、「ゼロ オイル」より、オイル バランス ローション 現品・18mL / クレンザー 30mL / 化粧水 50mL / モイスチャライザー 15mLをセットに。元の記事を読む
2012年06月02日アビエルタ株式会社は、同社が運営する女性のデリケート商材専門アンノンショップに、5月29日、「ニキビの基礎知識」を追加した。ニキビ・大人ニキビができる原因やケア方法などを紹介している。同社が運営するアンノンショップは、バストのケアや加齢臭対策、便秘や生理痛など、女性ならではのデリケートな悩みにフォーカスしたサイト。悩みに関する情報のほか、ケアのための対策商品も販売している。同サイトでは「お悩み情報」として、今までも生理痛やナチュラルコスメ、バストアップマッサージ等の情報を掲載しているが、このほど6月29日にニキビの基礎知識を追加した。同社によると、ニキビには大きく分けて、思春期のニキビと大人ニキビがあるという。思春期のニキビは成長過程でのホルモン変化によって起こるため、ホルモンが安定してくると次第に減ってくるが、大人のニキビは原因が一つとは限らない。過剰な皮脂分泌や食生活、ストレス、睡眠不足などさまざまな原因があるという。また、ニキビだと思っていたが実はそうではなく、「脂漏性皮膚炎」という皮膚の病気だったというケースもある。その他に、ニキビのもととなる「毛穴のつまり」についてもニキビの基礎知識では詳しく解説している。ファンデーションや日焼け止めが毛穴がつまる原因の一つであることや、そのケア方法なども紹介。また、市場に多く出回っているニキビ専用コスメについても解説されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日ピカイチは、同社が販売する背中ニキビケア商品「Jewel Rain(ジュエル・レイン)」の販売数が、過去最高となったと発表した。同社によると、Jewel Rainの今年4月度の販売数は、売り上げピークの昨年7月度比115%を達成。月度の売り上げは、毎年6~8月度がピークとなるが、この販売数を抑え、過去最高となった。同社がユーザーに行ったアンケートによると、「繰り返す背中ニキビに悩んでいる」という回答が全体の約38%となった。その結果をもとに同製品を販売。背中のニキビ専門のケア商品が市場にあまり出回っていないため、もともと悩んでいた人が購入に踏み切ったのではないかと同社は分析している。同製品は、美肌成分といわれるセラミド、オリゴヒアルロン酸を配合することで、外界からの刺激をブロックし、保湿効果が得られるとのこと。低分子オリゴヒアルロン酸が肌の深層部分を、高分子オリゴヒアルロン酸が肌の表面部分をキープするという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日女性の永遠の悩みといえば、ニキビやシミ、そばかす。とくにニキビには思春期の苦い思い出もあるはず。しかし、このニキビ、やっかいなのは大人になってからも続くんです!大人になってからできるニキビは口まわりにできることが多い、と感じたことはありませんか?いわゆる大人ニキビといわれるもので、思春期のニキビとの違いを「私のクリニック目白」の平田雅子先生に解説してもらいました。(以下、平田雅子先生)口のまわりできるニキビは、いわゆる「大人のニキビ」ね。Tゾーンにできる思春期のニキビとは違って、大人ニキビは口のまわりやあごなどのUゾーンにできることが多いわ。成長ホルモンの影響で皮脂分泌が過剰になってできる思春期のニキビに比べて、大人ニキビには複雑な要因がからんでいるの。一度できると治りにくく、ニキビあとからシミになることもあるのできちんと対策が必要よ。使っている化粧品が合っていないことや、洗顔料が肌に合っていないこと、胃腸が弱っていたり、ストレスがたまっていたりすることでも、大人ニキビができやすいわ。食生活の影響も大きくて、糖分や脂質の摂取が多く、ビタミンB群が不足することもニキビができる要因のひとつ。女性の場合は、生理周期でもニキビができやすい時期があるの。排卵後から月経開始時の中間にあたる黄体期には、黄体ホルモンの分泌量が増え、この時期にはニキビができやすいのよ。大人ニキビは、普段の生活や食生活などに原因が隠れているはず。心身の状態をしっかり見つめ直して、バリア機能が低下して敏感に傾きがちな肌に負担をかけないよう、低刺激なスキンケアに見直しをはかりましょう。なかなか治らないようなら、皮膚科か婦人科に相談してみてね。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年04月17日22日、虎の門病院皮膚科部長の林伸和医師を中心にニキビの予防・治療に関する啓発活動を行う「ニキビ治療推進委員会」が発足され、同日、同委員会が主催する「女性のためのニキビ対策セミナー」が開催された。まずは、林医師より、女性の悩みの一つである「隠れニキビ」と「近年のニキビ治療」についての講演があった。それによると、赤く炎症を起こす前の白いニキビを隠れニキビと呼んでいるが、その段階で治療を行う人は少ないという。林伸和医師が実施した調査(N=793)によると、ニキビ患者がニキビにどう対応するかという質問に対しては、「薬局で薬を買う(254人)」がもっとも多く、次に「肌の手入れ(247人)」、「自分でつぶす(184人)」となっており、「何もしていない」と回答した人は、159人にものぼった。また、日本人は海外と比較しても病院で治療をする割合が少ない。ニキビ患者を100とした場合、病院で実際に受診している割合は、フランス41%、イタリア39%、韓国29%、アメリカ23%、ドイツ20%なのに対して、日本は19%と相対的に低くなっている。林医師は「近年のニキビ治療法は、抗生物質とアダパレンという薬を処方する治療法が確立しています。これらは処方が必要ですので薬局で自分では購入できません。なので、病院、中でも皮膚科に来ていただき、治療していたきたい」と話した。さらに、セミナーの最後には、林医師や、同委員会で秋葉原スキンクリニック院長の堀内祐紀医師、美容ジャーナリストの小田ユイコ氏らによるトークセッションが行われた。ニキビを悪化させない方法は?と聞かれ、堀内医師は「ごしごし洗顔するのはニキビを悪化させますし、1日何度も洗うのも良くないので、1日2回程度に洗顔はとどめるようにしてください」とアドバイスし、小田氏は「化粧や洗顔はこすらずにふんわりとしてください。さらに女性の方は化粧で使うスポンジだけでなく、ブラシも洗いましょう」と述べた。セミナーの最後に林医師は「『洗顔すればするほどニキビはよくなる』、『チョコレートを食べるとニキビになる』、『ニキビができていたらメイクはできない』など不確かな情報がネットや口コミでニキビ患者の方に伝わっています。正しい情報をこの委員会を通じて発信していきたい」と締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日20代から30代前半の女性を悩ませる大人ニキビの改善・治療の推進を目的として、2012年3月22日に「ニキビ治療推進委員会」が発足。ニキビの専門家である皮膚科医や美容ジャーナリストが集まり、ニキビの効果的な予防法・治療法、そして、治療中の過ごし方などの情報発信を行っていく。メディアセミナーとして、虎の門病院 皮膚科部長の林伸和医師による、「女性を悩ませる“隠れニキビ”と近年のニキビ治療の実態」講演が行われた。大人の女性を悩ませる、あごや首、口元から頬などのフェイスラインにできやすい、大人ニキビ。思春期にはほとんどなく、20代から30代前半の女性に多く見られる症状だ。メカニズムは思春期にできるニキビと同じ、だが、ストレスや不規則な生活、睡眠不足など、原因は多岐にわたり、月経前に悪化することが多く、乾燥肌にもできやすいといった特徴が見られる。そんな大人ニキビの始まりは、一見すると、あまり気にならない小さく白いポツポツ。赤く盛り上がったり、腫れた状態になる前の、この状態がお肌の大敵“隠れニキビ”だ。20代女性の3割以上がこの、隠れニキビの状態にあり、赤いニキビに移行する可能性は大。赤いニキビになってからの治療だと、繰り返しできてしまったり、跡が残ってしまったりということもある。まちがった洗顔やケアで、症状が悪化してからの受診も目立つ。だから「まだ大丈夫」あるいは「自分でケアできる」と思わずに、早期に皮膚科を受診し、治療することが重要。最近では、飲み薬や塗り薬も進化し、隠れニキビの治療を継続することで、再発も予防できるということだ。自己流のケアでは繰り返すことも多いニキビ。ほとんどが、保険適用の診療だから、気軽に医師に相談してみては。左から、美容ジャーナリストの小田ユイコさん、皮膚科・美容皮膚科「秋葉原スキンクリニック」院長の堀内祐紀医師、虎の門病院 皮膚科部長の林伸和医師。林氏コメント「現状、初期のニキビで受診する方はほとんどいませんが、自己流のケアや洗顔のしすぎで悪化する場合も多いので、ぜひ早期に皮膚科での治療を始めてください。ニキビは皮膚の病気ですから、保険も適用されます。また、ニキビを髪や厚塗りのファンデーションで隠すのはいけませんが、ノンコメドジェニックの化粧品でスキンケアをきちんとして、ポイントメイクを工夫すれば、メイクだって楽しめますよ」堀内氏コメント「働く女性に多く見られる、大人ニキビ。まずは、肌や頬に手を触れないで過ごして欲しいですね。正しい洗顔方法なら、朝と晩、1日2回で十分です。摩擦に気をつけ、洗顔だけでなくタオルでも、コシゴシこするのはNG。また、通院のメリットは、一緒にがんばれること。治癒に時間がかかる方もいらっしゃいますが、本人が気づいていないサイクルや原因を見つけ、アドバイスできることもありますので、まずは受診してみてください」小田氏コメント「基本の洗顔は、洗顔料をよくあわ立てて、肌をこすらずに泡の力で洗顔してください。よく、すすぐことも重要です。ファンデーションのスポンジやメイクブラシのお手入れも忘れずに。指でファンデーションをつけるなら、手をまずよく洗いましょう。メイクは、ファンデーションの厚塗りは避け、目や唇のポイントメイクで印象的な自分を演出して」
2012年03月28日ポツンとひとつできただけでも、鏡を見るのが憂うつになるニキビ。なかなか直らない大人ニキビに悩む人も多いのではないでしょうか?治っても同じ場所に繰り返しできてしまう、という場合も多いようですが、ニキビができる場所によって原因が違うそう。美肌作りに関する著書も多い、女性専門クリニック「私のクリニック目白」の平田雅子院長にお聞きしました。(以下、平田雅子先生)ところかまわず出ると思われているニキビだけれど、ニキビが出る場所によって、厳密ではないけれど問題の傾向がわかります。●おでこニキビ……比較的若い女性に多いのだけれど、シャンプーやリンスのすすぎ残しや、前髪の汚れが付着して炎症を起こしている可能性があります。ニキビの炎症が治まるまで髪の毛が顔にくっつかないヘアスタイルを心がけましょう。また、大人であれば睡眠不足や偏食、ストレスやホルモンの乱れによるものが考えられます。生活習慣を一度見直してみては?●鼻ニキビ…実は、鼻は皮脂が活発に分泌される割には、ニキビが出にくい場所だと言われています。それは比較的毛穴が大きく皮脂の詰まりが少ないせい。それにもかかわらずニキビが出るのは、鼻を頻繁に触るくせによる汚れ、あるいは、厚いファンデーションや紫外線による刺激でターンオーバーが乱れ、毛穴が詰まっているせいかもしれません。鼻ニキビができた時は、とにかく清潔にして手で触らないこと。炎症が治まるまでは薄化粧に切り替え、食事も刺激性の強いものや、ナッツ類や脂っこいもの、甘いものはほどほどにしておきましょう。●Tゾーンニキビ…皮脂が最も多く分泌されるのがTゾーン。思春期ニキビの典型的ゾーンだけれど、大人になって出てくる場合は、顔ダニの繁殖も疑ってみましょう。顔ダニは皮脂を食べてくれる友好的な部分もある反面、増え過ぎると炎症を拡大させるもとに。顔ダニを敵にしないためには、肌を清潔に保つことはもちろんだけど、肌の免疫力を下げないことが大事です。副腎皮質ホルモン剤、いわゆるステロイド剤を常用したり、睡眠不足や偏食が多いと免疫力は急降下するので要注意。ステロイド剤を使っている場合は、皮膚科に相談してください。●ほおニキビ…男性ホルモンの影響で、男のコに多いのがほおニキビです。でも、女性がここにできる場合、胃腸が荒れていたり、便秘や肝機能障害の可能性、さらに、糖質や脂質の取り過ぎが疑われます。また、ストレスが多い場合も出やすくなります。サイドの髪の毛が肌に触れている場合も。●口まわりのニキビ…まっ先に頭に浮かぶのは、胃腸トラブルやビタミン不足。最近、食べ過ぎたりしていませんか?脂っこいものや甘いものをやたら食べていないでしょうか?胃腸の疲れは体の疲れにつながります。栄養バランスに気をつけ、十分な睡眠をとりましょう。●あごニキビ…生理前になると、あごにニキビができるという声が多く聞かれます。この時期は、男性ホルモンの分泌が増えて肌の新陳代謝が崩れ、ニキビの原因に。また、メイクの洗い残しや寝不足、過剰なストレス、それに体の冷えも原因だと言われています。忙しい時期だからこそ、一日の終わりにゆっくりお風呂に入り、メイクもストレスもすっきり洗い流しましょう。●首ニキビ…エアコンを使用する時期になると出てくるのが首ニキビ。エアコンの効いた室内で長時間過ごしていると、肌の新陳代謝、ホルモンバランスが乱れやすくなります。ホルモンバランスの乱れは肩こりを引き起こしやすくなります。そうなるとますます悪循環に。首にニキビが出た場合は、生活習慣、生活環境の見直しが必要です。ニキビのできる場所別に説明しましたが、原因はひとつではなく、いくつもが重なりあっていることが多いものです。食事、運動、睡眠、入浴など、もう一度生活スタイルを見つめ直してみてください。特に、食事は大事。ニキビが治まるまでは脂っこいもの、甘いもの、刺激の強いものは控え、皮膚の炎症を抑えるビタミンB2、B6を積極的に取るようにしましょう。ビタミンB2はお肉のレバーやウナギ、青ノリ、ワカメ、煎茶(せんちゃ)や抹茶に多く含まれ、ビタミンB6はマグロやカツオ、銀杏、ピスタチオ、ニンニクなどに多く含まれています。ただし、消化にも気を配ってメニューを考えてね。食べ過ぎ、早食いは厳禁です。それでも、なかなか改善が見られない場合は、皮膚科の専門医に相談してください。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年03月10日生活リズムが不規則だし食生活も乱れている今日この頃なんて思う方。その上、睡眠もろくにとれてないせいで顔には大人ニキビといわれる吹き出物に悩まされている方。このようなニキビは、体内のホルモンバランスや生活環境やストレスが原因なのでなかなかすぐに改善できないことが多いです。だからといって薬に頼るのは嫌だし……。そんな方には、是非「漢方」を生活に取り入れていただきたいのです。■漢方薬ってなに?漢方薬というのは、基本的には体内のバランスをとって自分自身がもっている自然治癒力を高めるといことがポイントとなります。要は、無理やり治すのではなく自分の体に合わせてゆっくり改善させていくというイメージです。上記のような大人ニキビに対して、ホルモンバランスを整える効果があるものや、皮膚自体の免疫力を高めるものがあります。また大人ニキビに共通していえる体質なのが、冷え性や血行不良の方です。このような体質だとさらに頭痛や肩こり、生理痛が伴い血行が悪くなる悪循環なのです。この体質を改善させることが最優先です。実際、大人ニキビの治療でよく使われる漢方薬はこちらです。●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)……冷え性でむくみやすい体質の方にオススメです。●清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)……額など皮脂の多い部分にニキビができやすい方に。このようにタイプにあった漢方薬はたくさんあります。薬局やドラッグストアにも漢方薬を手軽に購入することもできるので薬剤師さんに相談するか、もしくは漢方薬を扱う専門の病院に相談されることをオススメします。体の中が原因なのであれば、外からではなく中からケアしていくことが大切ですよ。(平野宏枝)
2012年02月13日トータルでニキビケアができるようラインを強化クラシエホームプロダクツは、基礎化粧品ブランド「肌美精」の「大人のニキビ」シリーズから、「肌美精大人のニキビ薬用美白クリーム」(医薬部外品50gオープンプライス)を、3月5日に発売する。「肌美精大人のニキビ」シリーズは、「石鹸」、「化粧水」、「シートマスク」が発売中で、今回、仕上げに使える「保湿クリーム」が加わり、トータルでニキビケアができるようラインが強化される。*画像はニュースリリースより「ニキビ予防」、「ニキビ跡ケア」、「美白」、「うるおい」の4つの機能「肌美精大人のニキビ薬用美白クリーム」は、「ニキビ予防」、「ニキビ跡ケア」、「美白」、「うるおい」の4つの機能を備えた仕上げクリーム。アクネ菌を繁殖させる元となる「油分」を大幅にカット。肌表面をたっぷりの水分で覆う新技術「水のマスク効果」で配合成分をしっかり閉じ込め、肌の角質層の深部まで成分を浸透させ、大人のニキビを予防し、ニキビ跡ケアもしながら、うるおいのある、すべすべの白肌へ導くという。元の記事を読む
2012年02月08日あれ?いつの間にか吹き出物ができてる…。なんていう悩みを抱えた方って多いと思います。ついつい気になって触ってしまったりしちゃいますよね。それはタブーです!一番良くないのは、触ったりつぶしたりしてはいけないこと。触ったりつぶしてしまうことで雑菌が入って化膿しやすくなって痕が残りやすくなってしまいます。■気をつける3つのルールとは?1.肌に触れるものは清潔にファンデーションで使うスポンジやパフなど直肌に触れてしまうものは清潔に保ちましょう。また枕などの寝具も素肌に触れるものなのでまめに洗濯をしましょうね。2.シャンプーやリンスのすすぎはしっかり行う首やあごや額などにできやすい方は、すすぎ残しのシャンプーなども原因とされます。すすぐ際には十分に時間をかけて洗い流しましょう。3.前髪がかかったり整髪料がつかないように髪の毛が触れると毛穴を刺激して悪化することがあります。ヘアスタイルに気を配ったりまとめるなどしましょう。これからの時期はタートルネックなどの服も首周りを刺激する可能性があるので気をつけましょうね。もちろんこれだけではなく、元の原因を断つことが大切です。一つの原因にこだわらすぎず、その他にも原因は考えられます。例えばホルモンバランスの乱れだったり、睡眠不足や栄養不足など。したがって多方向からケアしていくように意識していきましょう。長期的に治らない方は、自己流ではなく医師の正しいアドバイスを受けることをオススメいたしますよ。---------------------------------------ビューティーコーディネーター 平野宏枝セミナー講師、美容ライター、美容コンサルタント、読者モデルなどで活躍中。積極的にメイクボランティア活動も行う。独自の小顔マッサージ、 ファンデーションを使わないツヤ肌立体ベースメイクなど、好評なオリジナルセミナーを都内中心に行い、女性の美サポートに力を注ぐ。 Blogはこちら Facebookはこちら ---------------------------------------
2011年10月31日「クリアモイストチャージジェル」新発売へ悩みが複雑な大人の乾燥性ニキビ。またできちゃった…と鏡を見てがっかりした経験をもつ人も少なくないのではないだろうか。そんないやなニキビを徹底予防するアイテムがオルビスから登場だ。アイテム名は「クリアモイストチャージジェル」。10月1日より発売開始される。「クリアモイストチャージジェル」は、ニキビや肌荒れを防ぐ薬用の高保湿ジェルだ。100%オイルカットでできており、新処方「ACケアネットシステム」を採用しているという。朝晩のスキンケアで美肌を手に!この新処方で、0.1ミクロンのきわめて細かな網目状のネットが、含まれる有効成分や保湿成分を逃がすことなく、つけた肌にしっかりキープ。じっくりと浸透させていくから、高い効果が望めるそうだ。乾燥性ニキビの主要な原因は、“乾燥、角層の肥厚、ニキビによる肌荒れ、肌のバリア機能低下”の4つといわれている。この4点をジェルで徹底的にケア。さらに紫外線や乾燥などのダメージから肌をガードして、バリア機能を助け、肌本来が持つ美しさを引き出して、美肌を守ってくれるという。べたつき感もなく、さらっとした付け心地で使いやすいのもマル。毛穴を防ぐこともないから、毛穴詰まりの心配もない。日々のスキンケアに取り入れれば、乾燥性ニキビの悩みとはさよならできそう。要因も複雑で頑固な大人ニキビに悩むあなたには、スペシャルなアイテムとなりそうだ。元の記事を読む
2011年09月26日目が届きにくい背中のニキビ株式会社ピカイチでは、背中専用のニキビ専用ジェル『Jewel Rain(ジュエル・レイン)』の販売人数が、2011年7月現在3万人を突破したと発表しました。背中のニキビやシミの跡、意外と自分では気がつきにくいのですが、他人からは見られているというのをご存知でしたか?これから夏まっさかり。露出も増えてきますが、背中のケアをしっかりしているという方は少ないのでは。しかし男性は意外と背中を見ていることが同社のアンケートからも判明。なんと20代男性の75.4%、30代男性の78.1%が、恋人の体のニキビを気にしているとの結果が出ているそうです。過去にできた、ニキビ痕のケアも大丈夫『Jewel Rain』は、低分子オリゴヒアルロン酸がお肌の奥まで浸透し、高分子ヒアルロン酸が、表面の角質層を潤すというダブルの効果でお肌のケアをしてくれます。また、長年できたニキビ痕やシミ、そばかす対策にも効果的とのこと。すでに黒ずんでしまったニキビ痕でも、このジェルを使用しているうちに、すぐにはわからなかったけれど、いつの間にか目立たなくなっていたという方も多くいらっしゃるそうです。より深刻化する前に、これからのケアに、ぜひ一度お試しになってみてはいかがでしょうか。詳細については以下サイトよりご覧ください。背中用ニキビ専用ジェル『Jewel Rain』◇集中ケアプラン(毎月の定期コース)初回割引につき5,980円のところ、初回分を4,980円◇その都度買い8,900円編集部吉沢元の記事を読む
2011年07月07日就職、転職、引っ越しなどで環境が変わったときや、残業が続いて忙しすぎる、社会不安が大きいような状況のとき、ひどく肌が荒れる、ニキビが急増したなどという経験はありませんか。ストレスと大人ニキビの関係ついて、皮膚科専門医で小林皮フ科クリニックの小林照明院長にお話をうかがいました。■大人ニキビの原因とは大人ニキビとはそもそも、どうしてできるのでしょうか?小林先生は、こう説明します。「大人ニキビも思春期ニキビも、できるメカニズムは同じです。思春期のころから、男性も女性も、男性ホルモンが増えてきたり、ホルモンバランスが乱れやすくなります。また皮膚が定期的に入れ替わる「角化」のリズムも乱れやすくなります。『ホルモンバランスの乱れ』による皮脂の過剰分泌と『「角化」のリズムの乱れ』による毛穴の閉鎖が進むとニキビが生まれやすくなり、さらにニキビ菌が増えやすくなります。ニキビ菌は毛穴にたまった皮脂を栄養にして増えていき、その結果、毛穴の壁が破れて炎症がさらに拡大し、赤みが強くなったり膿(うみ)を持つような状態に進んでいくことも多いのです」■ニキビそのものがストレスになる大人ニキビができるのには、ストレスがかかわっているのでしょうか?小林先生は、「『季節の変わり目』、『脂っこいモノを食べた』、『便秘』、『不摂生な生活』、『睡眠不足』などのストレスがかかるとホルモンのバランスが崩れます。その崩れが皮脂の分泌を高めることになって、先ほどのニキビができるメカニズムに結びつくわけです。当然、ニキビは発生しやすくなります」と言います。たしかに、生活環境の変化や社会不安な状況は、睡眠不足や疲労、ストレスに直結します。「それがニキビを生む一因になっています。また、ニキビそのものがストレスになることもあるわけです。放っておくと、シミになる、赤みがとれない、肌が隆起や陥没したりするなど、ニキビあとに悩むことはよくあるんです。それらのストレスを取り除くためにも、皮フ科医は、まずはニキビケアのポイントや、正しいスキンケアの方法を指導します」(小林先生)■大人ニキビはあとに残りやすいではここで、小林先生に「自分でできるスキンケア」を教えていただきましょう。1 1日2回以上、次の正しい洗顔を行います。特に、汗をかいたらすぐに洗顔を。気温が高い夏は皮脂と汗が混じってニキビを悪化させるので注意してください。<洗顔法>(1)蒸しタオルで毛穴を開かせておくと、毛穴の奥の汚れや皮脂が出やすくなります。(2)36℃~40℃の人肌程度のぬるま湯で顔を素洗いします。(3)石けんをよく泡立てて、泡で皮脂や汚れを包んで乳化させ、泡といっしょに落とします。その際、人さし指と中指の腹で円を描くようにして、次の順に力を入れずに軽くマッサージします。額→こめかみ→まゆ→鼻→目のまわり→ほお→口のまわり→あご→首すじ泡をころがすイメージで洗いましょう。肌に負担をかけないために、ごしごしとこするなど力を入れないようにします。(4)最後の洗い流しが重要です。こめかみ、あご、首すじに石けんを残さないようにたっぷりのお湯で繰り返し、流しましょう。(5)人さし指で、鼻の横、ほお、額を下から上へなぞり、さらっと指がすべる感じであればOK。ぬるっとして指に脂分が残る感じがしたら、まだ洗い足りない証拠です。再度その部分を泡で洗ってからよくすすぎましょう。(6)柔らかいタオルで、肌の上から軽く抑えるようにふきます。<ガーゼ洗顔法>皮脂の多い部分や、白ニキビ、黒ニキビにはガーゼを使った洗顔を行います。「ガーゼの布を利き手の人さし指に一重に巻き、指先のガーゼにニキビ用の石けんをつけてよく泡立てます。ニキビ部分をその泡で、力を入れずに、円を描くように洗ってください。直線で洗うと汚れがとれないし刺激が強いので、かえって肌に負担になることもあります」と小林先生。この方法は、症状の改善が見られたら毎日は行わずに週に2~3回だけにして、上の洗顔法だけを1日2回行うようにします。ガーゼ洗顔をしすぎると皮膚が刺激を受け、皮脂の分泌が盛んになってしまうことがあるからです。この方法は、断水下などで水が貴重なときにも応用が利きます。ガーゼやコットンに水を適量含ませて、円を描くように顔をなぞります。なぞる順番は、上の<洗顔法>の(3)に習ってください。2 ストレスをためない生活を心がける。就寝前に趣味の時間を持つなどして、リラックスタイムをつくる。3 夜ふかし、睡眠不足は大敵。4 食事は1日3回、分量の比率として、朝が3、昼が2、夜が1の割合が理想。夜9時以降の食事は避ける。5 ヘアスタイルに注意。前髪で額を隠したり、ほおやあごに毛先がかかったりすると肌を刺激してニキビを悪化させる原因になります。6 ほおづえをつくクセをやめる。手がほおにつく部分のニキビが悪化します。オフィスのデスクや部屋のソファなど、ほおづえをしやすい場所の近くに鏡を置いてチェックするというような工夫をしてください。7 日やけに注意。日やけをすると皮膚の角化が高まってニキビを悪化させます。帽子や日傘は必須です。8 ニキビを指でつぶしたり、こすったりしないようにします。ニキビあとが残る原因になります。薬を塗っておくと触らなくなるはずですが、とにかく触れないことが重要です。「当たり前のことのようですが、これらを丹念に行うことがニキビ予防、またニキビあとの予防につながるんです」と言う小林先生。皮膚科へ行くタイミングについて尋ねると、「ニキビあとを残さずに治すには、赤くなってきたり膿(う)んだりする前の段階で行くことです。目安としては、顔全体に10個ほどのニキビができて正しい洗顔をしても2週間以上消えない場合などです。診断の上、適切な処方薬や化粧品を指導します。一番の注意点は、大人ニキビは、ストレスフルな生活を送っている人の場合、なかなか完治せず、あとを残してしまうということです。早めに皮フ科に行くことで予防できることが多いのです。大人ニキビにかかわらず、ストレスでかぶれる、ひどいクマ、くすみなどの肌荒れを起こした場合、ひとりで鏡を見て悩んでいるよりも、皮膚科へ相談するほうが解決は早いでしょう」とアドバイスします。ニキビ、肌荒れは悪化すると人前に出たくなくなることもあります。正しいスキンケアに取り組んで、きれいになることで心の内にもアプローチをかけていく。これが肌のトラブル解消への近道のようです。監修:小林照明氏。皮膚科専門医。医学博士。小林皮フ科クリニック・皮フとビタミン研究所(院長。(阪河朝美/ユンブル)【関連リンク】【コラム】大人ニキビができる原因【コラム】大人ニキビの予防法6つ【コラム】乾燥?枕?意外に知られていなかったニキビの原因を追求
2011年04月23日