クリント・イーストウッド監督作『クライ・マッチョ』のBlu-ray&DVDのセル、レンタルが開始となった。それを記念したトークイベントが4月27日に行われ、水道橋博士と多田野曜平がゲストとして登場した。半世紀以上にわたり第一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝いたクリント・イーストウッド。監督デビューから50年、40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は、彼が監督・主演を務める新たなマスターピースである。トークイベントでは、イーストウッド作品の大ファンだという水道橋が『クライ・マッチョ』について「公開後すぐに見に行きました。クリント・イーストウッドを参拝しに行っているようなもんです」と熱烈なファンぶりをアピール。本作で監督と主演を務めるイーストウッドについて「監督・主演でいうと、映画史上最高齢ではないですか。完全に前人未踏のところをやってますので、クリント・イーストウッドの顔を拝めるだけでもありがたいという気持ちですね」と称えた。そんなイーストウッドが演じる元ロデオスターに加えて物語の中心となるのは、少年とその相棒の鶏。「動物と一緒に旅をするというのは、(チンパンジーが登場した)『ダーティファイター』のような感じだと思います。動物と子供に優しい、クリント・イーストウッド節がここでも炸裂しています」、「ロデオのチャンピオンだったという設定も、『ブロンコ・ビリー』と重なる気がしますね」と過去作品を振り返りながら、本作との共通点を挙げた。イーストウッドの印象について多田野は「個人的な感想を言えば、モテますよね(笑)。確かにかっこいいけどね。すごいです。まだまだ現役です」とコメント。また水道橋は本作が少年とのロードムービーであることから、イーストウッドが運転する場面が多く描かれていることについて触れ、「免許を返上していないことも驚きですよね。91歳で運転してるってどういうこと?」「(映画設定では年齢不詳だが)原作では39歳みたいです」と指摘。それに対し多田野は終始、驚きのリアクションをし、驚きを隠せない様子だった。加えて水道橋は「最初40年前に本作を映画化するという話があったときは、まだ自分には若すぎると断ったらしいです。一時この映画は、(アーノルド・)シュワルツェネッガーがやるはずだったそうですよ」と意外な裏話も披露した。『運び屋』より全編でのイーストウッドの吹き替えを担当している多田野。これまでイーストウッドの吹き替えをしていた山田康雄の代役として、追加収録パートを担当していたが今や全編を務めるようになった。「恐れ多いですよね。断る勇気もない。山田さんならどうやるのかなと想像して、徹底的に近づけるようにしています」と山田へのリスペクトの気持ちを込めて仕事に向き合っているという。かつての追加収録と全編収録の苦労の違いを聞かれると「部分的にやるのも全部やるのも苦労は同じかな。ただ追加収録の際はイーストウッドが40代である『ダーティハリー』の頃。(今のイーストウッドの年齢での吹き替えは)山田さんがまだ踏み入っていないところなんですよ」、「山田さんが吹き替えた、イーストウッドのヨレヨレのシーンを徹底的に参考にして想像しながらやっていますね」と過去作品を参考にして吹き替えに活かしていると語った。実際に吹替版を観た水道橋は「全然気が付かないです。日本人のイメージのクリント・イーストウッドの声っていうのを絶対に変えてはいけないと思われているんだなと感じました」と感想を述べた。最後に本作の見どころについて聞かれると、水道橋は「この人は何の映画を撮ったのか。どういう作品に出演したのか。そういうところを意識して欲しいと思います。本作は集大成なんです。イーストウッドの過去作品で、こんなシーンもあったなと脳裏をよぎりながら、思い出しながら老境を見る。だから共感できる作品なんだと思います」と熱弁。多田野は「イーストウッド節というか、それをヒントに作られた山田さん節というか、相手が子供だろうが動物だろうがウィットに富んだ会話を感じてもらいたいです」と作品をPRし、イベントを締めくくった。『クライ・マッチョ』Blu-ray&DVD発売中、デジタル配信中
2022年05月11日『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・フクナガ監督が、複数の女性から「不適切な性的誘惑」を告発された。きっかけは、女性が中絶する権利を認めた「ロー対ウェイド事件」の判決を覆すようなことを示唆する最高裁判所の草稿が、今月初めに流出したこと。この報道を受け、フクナガがインスタグラムのストーリーで「女性の権利を支持する」という姿勢を見せたのだ。これに過去の“被害者”たちが憤慨。声を上げたのだった。※以下には性暴力被害に関する記述がございます。ご注意ください。1人目は俳優でスケーターのラシェル・ヴィンバーグ(23、「ベティ/キッチン・スケーター」)。「この男の正体を暴くまであと少しだ。こいつは文字通り危険で最悪な人間。『私は女性を大切にします』とか言う。勝手に言ってろ。女のことなんてどうでもいいくせに」とフクナガを批判。2人はCMの仕事で出会った。フクナガは20歳以上の年の差を利用してラシェルが18歳になった直後から、恋愛関係になるよう圧力をかけたという。数年後に「完全に親密な関係」となり、ラシェルが21歳のときに彼から別れを告げられたとのこと。ラシェルはセラピーに通うようになり、PTSDとの診断を受けたと語っている。ラシェルに続いてフクナガによる被害を語ったのは、双子の俳優ハンナ&ケイリン・ローシュだ。ドラマシリーズ「マニアック」の現場で当時20歳のときにフクナガと出会った2人は、3年にわたってフクナガに追いかけられたという。2人の家まで押しかけてきたり、3人での性行為に誘ったり、「すべての当事者がOKなら近親相姦も受け入れられる」といった発言もしていたそうだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2022年05月11日マルチバースの扉が開き、歴代スパイダーマンとヴィランが集結した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。そのブルーレイ&DVDの発売に合わせ、本編の冒頭10分もの映像が特別公開された。本作は、トム・ホランドが主演を務める映画『スパイダーマン』の『ホーム』シリーズ第3弾。世界中に正体を知られてしまったピーター・パーカー/スパイダーマンの依頼を受けたドクター・ストレンジが、危険な呪文を唱えたことでマルチバースの扉が開き、過去シリーズに登場したヴィランたちが別次元から集結してピーターに襲い掛かるストーリーが描かれた。さらに、『スパイダーマンTM』からトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマンTM』からアンドリュー・ガーフィールドも登場し、歴代の3人のスパイダーマンによる奇跡の共闘も実現し、圧巻のストーリーが展開する。なお、本作をみんなで一緒に楽しむ同時視聴企画「マルチバース・ウォッチパーティー」が5月2日(火)19時より開催決定。美川憲一や狩野英孝、VTuberグループ「にじさんじ」所属のメンバーなど豪華ゲストが参加。本作の公式Twitterでの実況をはじめ、ゲスト陣のYouTubeチャンネルで一斉に同時開催される。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はデジタルセル&レンタル配信中。ブルーレイ&DVDは発売中、5月3日(火・祝)にレンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年04月27日トム・ホランドがスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じるシリーズの第3弾『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のデジタルレンタル配信が本日4月13日(水)よりスタート。さらに、4月27日(水)のブルーレイ&DVD発売に先駆け、ブルーレイに収録される特典映像「NGシーン」の一部が公開された。本作は、トムが主演を務める映画『スパイダーマン』の『ホーム』シリーズ第3弾。ドクター・ストレンジによってマルチバースの扉が開かれ、過去シリーズに登場したヴィランたちが別次元から集結してピーターに襲い掛かるストーリーが描かれる。さらに、『スパイダーマン』からトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマン』からアンドリュー・ガーフィールドも登場し、歴代の3人のスパイダーマン/ピーター・パーカーによる奇跡の共闘も実現した。今回公開された映像では、トムやゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジェイコブ・バタロンはもちろん、トビー、アンドリューらのNGシーンが収められており、シリーズ3作目だけにいっそう和気あいあいとした撮影現場の雰囲気が見て取れ、トムが逆さ吊りになっているキャストにキスをしようとするなど、サム・ライミ監督版のオマージュと思われるようなシーンも。また、ドクター・ストレンジ役のベネディクトが雪の上に舞い降りようとして、何度も着地に失敗したり、アンドリューに背後から抱きしめられるトビーが状況に堪えきれず笑ってしまう場面など、クスっと笑えるシーンも満載だ。今回公開された映像のほかにもブルーレイ&DVDには、本編に隠された小ネタを紹介する「イースター・エッグ紹介」や、歴代スパイダーマンを演じたトム、トビー、アンドリューの3人の貴重なインタビュー、メイキング映像など、見どころ満載の特典映像が盛り沢山となっている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はデジタルレンタル配信中。ブルーレイ&DVDは4月27日(水)発売、5月3日(火・祝)にレンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年04月13日「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」の先行デジタル配信が4月1日(金)からスタートすることが決定した。世代を超えていまもなお、多くの人々を魅了し続けている「ハリー・ポッター 魔法ワールド」。「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」は、映画シリーズ第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開20周年を記念し、2022年1月1日に米HBO maxにて公開された、「ハリポタ」メンバーの感動の再会に立ち会える貴重なドキュメンタリーだ。ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントらお馴染みの仲間たちが、シリーズ終了後初めてホグワーツ魔法魔術学校で感動の再会を果たすほか、ゲイリー・オールドマン、ヘレナ・ボナム=カーター、レイフ・ファインズ、トム・フェルトン、クリス・コロンバス、アルフォンソ・キュアロンなど、豪華歴代キャスト・監督が続々登場。いまだからこそ話せる知られざる舞台裏、それぞれの思いが語り尽くされる。また、映画キャストと同様、本作のために声優陣も再集結。ハリー役の小野賢章、ハーマイオニー役の須藤祐実、ロン役の常盤祐貴をはじめ、オリジナル吹き替え声優たちによる日本語吹き替え版収録が実現した(※一部オリジナル声優ではない場合があります)。「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」は4月1日(金)字幕版、4月22日(金)吹替版先行デジタル配信開始。ブルーレイ&DVDは近日リリース日発表予定。(cinemacafe.net)
2022年03月20日ジバンシィが、クリエイティブディレクター マシュー・ M・ウィリアムズによる、2022年秋冬 ウィメンズ&メンズ レディ・トゥ・ウエア コレクションを3月7日4:00AM (現地時間 3月6日 20:00PM)に発表しました。「私は、多彩なアメリカ⼈とパリジャンの影響⼒、スポーツ、職⼈技の相乗効果によって⽣まれる、パワフルで洗練さを持ち合わせた⼥性らしさを⽣み出したかったのです。そんな⼥性の隣には、無頓着だがシックという天性の魅⼒を持つ同年代の男性が⽴ってる。ランウェイでは、⼆⼈ともが現実感に包まれています」̶マシュー・ M・ウィリアムズ、ジバンシィ クリエイティブディレクターオートクチュールのアトリエの感性を⽇々の服の原型にあてはめて、ジバンシィは今シーズン、フォーマルを⽇常着に最適化する⼀⽅で、⼀⾒すると普段着に⾒える服を格上げします。シルエットは、気楽であると同時に、記念⽇に着ることができ、装飾的でありながら実⽤的で、レイヤードでありながら直接的です。マシュー・ M・ウィリアムズのトレードマークである贅沢さと実⽤性のつながりを表しており、メンズとウィメンズの両⽅で、再び前⾯に打ち出されています。フォーマルであり、インフォーマルでもある、純粋で⼤胆な引き締まったシルエットで、シャープでオーダーメードの⼥性らしさが最優先されています。たとえ素材が⾼価でも、⾼価過ぎることはありません。つまり、ユベール・ド・ジバンシィの実⽤的な装飾という感性へのオマージュとして、擦り切れたデニムは、華やかなスパンコールとパールを受け⼊れます。ラッフルのウールドレスは、普段着を格上げし、イブニングに気楽さをもたらすような、華やかなカラーリングとネッティングを通して、スポーツと融合します。優雅であると同時に⼥性の⼒強さを秘めた、むき出しの肌が放つ光によって⾼められた圧倒的なドラマを表現しています。アウターウエアからヒントを得て、そして豊かなブラウン、グリーン、グレー、ブラックの実⽤的な⾊彩を取り⼊れることにより、デザイナーの⾊に対する感性は、優美で滑らかなオーダーメードのシルエットと、透け感があり⼿作業による繊細な刺繍が施された雑然としたラッフルドレスにも、慣例にとらわれない形で反映されています。ここには、ジバンシィのクラシシズムとラディカリズムが、レイヤードのボリュームと肌触りに関する遊び⼼の中に融合されています。洗いざらしのジャージーの普段着の親しみやすさが、新しくて複雑なレイヤードの厳格さと共に探究され、そこでは、グラフィックと4Dプリント刺繍という実験的試みが、前⾯に出されています。同時に、この姿勢は、クラシックな仕⽴て⽅とは対照的で、はっきりしたシングルまたはダブルの型が探究されていますが、ウールやフランネルの気楽さや軽さにより、優しい印象となっています。オーダーメードのワイドパンツとゆったりしたオーバーコートは、対照的な効果を発揮します。デニムは擦り切れていますが、コレクションに登場するダッチェスサテンと同様の重要さを持って実験的に使⽤され、取り扱われています。すべてがシルエットによって⼀体化されており、ロングラインで⼤きく広がった形か、ショートラインで引き締まった形になっています。着⽤者の実⽣活での動き、気楽さ、場所を際⽴たせる複雑なラッフル、ハンドスモッキング、プリーツによるカスケード品質が、柔らかい印象を与えます。ユベール・ド・ジバンシィのオートクチュールアーカイブからのエレメントが、今⽇の時点まで修正を加えながら歩んできたコレクションに区切りを加えています。ここでは、ハードウエアがジュエリーとなり、パールがスタッズとなります。パールは、実⽤性と、⼿作業でビーズが付けられた服の贅沢さを取り込み、それらがあちこちに散りばめられたジュエリーとバッグで表現されています。アーカイブから新たに創造した、その他のものは、再加⼯した1955年のオセロットプリントです。過度に染めることにより、現代の形に変化し、メンズ・アウターウエアとして⽣まれ変わりました。ブラックのアザミの刺繍は、ガチョウの⽻根から実際に⼿作業で時間をかけて作られ、ジュエリーや靴にも使われています。パールと並んで、アザミはコレクションのモチーフであり、プリントにも⽤いられています。レザーアクセサリーは、コレクションを導く役割を果たし、ラグジュアリーで実⽤的なアウターウエア、パンツ、スカート、さらに服の下の滑らかなセカンドスキンとして、ジバンシィのトレードマークであるストレッチブーツなどに使われます。そうすることで、⽂字通り、シルエットがより着⽤者の魅⼒を⾼めます。新しいバッグはソフトで柔軟性が増した構造になっています。ブランドのパドロックが付いたNew HoboまたはKennyの最新版、そして、新しいプロポーションで実験的な試みでもある柔らかいキルトで作られた4Gバッグがあります。Kennyバッグの特別な仕上げは、⽇常を違った⽅法で格上げします。⼀⽅、TK 360スニーカーは、全体が編み込まれた、その⾰命的な形により、すべての⼈に履きやすさ、そして進化し、成⻑し、変化し、着⽤する感性を与え、毎⽇を急進的な場所にします。今シーズン、TK 360は、よりグラフィックなラインを取り⼊れ、よりスポーティーな雰囲気になりました
2022年03月09日スタイリスト・亘つぐみが手掛けるボディウェア・ブランド「トゥ(TW)」のアイテムが、ネペンテス ウーマン 東京にて2022年3月5日(土)・6日(日)に、ネペンテス ウーマン 大阪にて2022年3月12日(土)・13日(日)に期間限定販売される。ボディウェア・ブランド「トゥ」期間限定ストアトゥは、ファッション誌やCM、人気ドラマなどのスタイリングを手掛ける亘つぐみが、2021年春にローンチしたボディウェア・ブランド。シンプルかつ大胆なカッティングを施したタンクトップやボディスーツ、アンダーウェアなどを展開している。2021年に続き、今回はネペンテス ウーマン 東京・大阪の2店舗にてトゥが期間限定ストアを開催。普段はオンライン販売を中心とするトゥのアイテムを、春夏新作から定番アイテムまで幅広く店頭展開する機会となっている。ニットドレスやカーディガン、ボディスーツなどを販売店頭では、重ね着に使えるニットドレスや、ゆったりとしたオーバーサイズのニットカーディガン、背中がざっくりと開いたセンシュアルなデザインのボディスーツ、メッシュコットンのタンクトップ・レギンスなどが登場。また、ミニマルなデザインのフーディーやスウェットなど、リラクシングな雰囲気のアイテムも揃う。【詳細】「トゥ」期間限定ストア・ネペンテス ウーマン 東京開催期間:2022年3月5日(土)・6日(日)住所:東京都渋谷区神宮前5-42-5 村田ビル1FTEL:03-5962-7721・ネペンテス ウーマン 大阪開催期間:2022年3月12日(土)・13日(日)住所:大阪府大阪市西区京町堀1-15-9TEL:06-6147-5586■アイテム例・カーディガン 16,000円・ニットドレス 18,000円・ボディスーツ 11,000円・タンクトップ 7,500円・レギンス 9,500円
2022年03月05日3月2日(水)にブルーレイ&DVDがリリースされるシリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』より、メイキング映像が解禁された。今回解禁された映像はボーナスブルーレイに収録されている本邦初公開となる序盤のカーチェイスシーンのメイキングの一部。この重要なシーンのロケ地に選ばれたのは、世界遺産に登録されているイタリアの街“マテーラ”。このマテーラはサッシと呼ばれる洞窟住居群が連なっており、美しい景観を持つ風光明媚な街。一方で、狭い道や階段が縦横に複雑に入り組んだ街路がひしめいておりアクションにはかなり不向きな場所だ。しかし、本作のアクションチームはこの特徴的な景観を生かし、石畳の階段や坂で車輪を滑らせ迫力あるアクションシーンを生みだした。そしてスタント監修のオリヴィエ・シュニーデルは、スピードにもとことんこだわったと言う。「撮影から6ヶ月かけてもシーンを進化させていった」とかなりの力を入れた様子だ。さらに映像の最後では本作で最後のボンド役を務め上げたダニエル・クレイグ自身が難易度の高いアクションに取り組む様子も収められている。なおこの解禁映像は2月28日(月)より東京メトロ日比谷線銀座駅のコンコースジャックに伴い柱20本のサイネージ<55面>でも同時公開される。本邦初公開メイキング映像以外にも、本作のスタイリッシュな映像が多数放映される。(放映期間:2/28(月)~3/6(日)5時~24時※終日放映)またUHDディスクには、ダニエル・クレイグのボンド役としての15年間の軌跡を描くドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドとして」(約47分)が特典収録されている。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ブルーレイ&DVDは3月2日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2022年02月28日『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のBlu-ray&DVDが3月2日(水)にリリースされる。それに先駆けて、本作のメイキング映像が公開された。ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後となる本作は世界各国で大ヒット。コロナ禍以降公開のハリウッド映画で世界累計興行収入第1位となり、日本でもシリーズ史上最高のオープニング成績を記録している。クレイグは『007 / カジノ・ロワイヤル』で6代目ボンドに就任し、『007 / スカイフォール』の世界興収がシリーズ第1位作品に。歴代最長15年間・5作目で卒業を迎えた。さらに恋人マドレーヌ役レア・セドゥ、MI-6の兵器開発担当主任Q役ベン・ウィショーをはじめ、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライト、クリストフ・ヴァルツ、レイフ・ファインズらが脇を固める。さらに『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリー役で「アカデミー賞」主演男優賞を受賞したラミ・マレックが悪役に挑み、冷酷な敵サフィンの抱える闇を見事に体現。監督はボンド史上初の米国人監督キャリー・ジョージ・フクナガ。『ファースト・マン』や『ラ・ラ・ランド』のリヌス・サンドグレンによる撮影技術も圧巻で、アクションシーンにおける長回しなどカメラワークにも息を飲む。物語は一線を退いていたボンドが旧友の助けに応じて復帰するところから始まる。過去との決別、恋人マドレーヌとの新たな関係の行方は。そして、今度の敵は人類にとって脅威となる最凶の悪。劇中ではボンドがジャマイカからノルウェー、スコットランド、MI-6の本拠地ロンドン、イタリア・マテーラと世界を駆け、圧巻のアクションや数々の秘密兵器、迫力のカーチェイスを展開する。果たしてクレイグ版ボンドの結末はいかに。本作のBlu-ray&DVDはボーナスブルーレイが付いた3枚組。「4K Ultra HD+Blu-ray」の4K UHDには、約47分のドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドとして」も収録される豪華な仕様だ。今回公開された映像はブルーレイ+DVDのボーナスブルーレイに収録されている特典映像の一部。本邦初公開となる観客の心を一気に掴む序盤のカーチェイスシーンのメイキング映像となる。このシーンのロケ地に選ばれたのが世界遺産に登録されているイタリアの街・マテーラ。この地は「サッシ」と呼ばれる洞窟住居群が連なっており、美しい景観である一方、狭い道や階段が縦横に通り複雑に入り組んだ街路がひしめくアクションにはかなり不向きな場所だ。しかし、本作のアクションチームはこの特徴的な景観を生かし石畳の階段や坂を滑らせる迫力あるアクションシーンを生み出した。スタント監修のオリヴィエ・シュニーデルは「撮影から6カ月かけてシーンを進化させていった!」とスピードにもこだわったという映像へのこだわりを明かしている。なお、この映像は2月28日から3月6日までの5時~24時、東京メトロ・日比谷線銀座駅のコンコースジャックに伴い柱20本のサイネージ「55面」でも同時公開。メイキング映像以外にも、本作のスタイリッシュな映像を多数放映予定だ。■リリース情報『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』Blu-ray+DVD(ボーナスブルーレイ付)3月2日(水)発売 4,980円(税込)『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』4K Ultra HD+Blu-ray(ボーナスブルーレイ付)3月2日(水)発売 6,980円(税込)<ボーナスブルーレイ・収録内容>マテーラでの撮影 / リアルを追求したアクション / 世界を駆けるボンド / 『007』のデザイン<4K UHD・収録特典映像>マテーラでの撮影 / リアルを追求したアクション / 世界を駆けるボンド / 『007』のデザイン / 「ジェームズ・ボンドとして」
2022年02月28日トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、日本における2月7日(月)までの累計興行収入が36億7620万360円となり、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を抜いてコロナ禍におけるハリウッド映画の興行収入No.1を達成(※コロナ禍=2020年1月からとする)。累計動員は242万1,177人となった。なお、2月6日(日)までの全米では累計興行収入7億4885万8932ドル(約861億円)となり、全米累計興行収入の歴代4位に。全米以外の海外では、累計興行収入が10億2700万ドル(約1181億円)、全米および海外の成績を合計した全世界累計興行収入は17億7585万8932ドル(約2042億円)となり、全世界累計興行収入の歴代6位まで上昇している。(※2月8日付Box Office Mojo調べ、1ドル=115円換算、2月8日現在)。これまでも公開されるたびに社会現象を巻き起こしてきた「スパイダーマン」シリーズ。ついに3部作<最終章>となる本作にはリピーターも数多く訪れている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年02月08日大ヒットゲームシリーズ「バイオハザード」の映画化最新作『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』より、ゲーム版で有名なキャラクター、リサ・トレヴァーが登場する本編映像が解禁となった。本作でも重要な役柄となるリサ・トレヴァーは、初代「バイオハザード」のリメイク版で初登場し、攻撃力の高さと生命力の強さでプレイヤーを苦戦させたゲームファンの間ではお馴染みのキャラクター。アンブレラ社によって人体実験を繰り返され異様な姿に変えられてしまった人物で、皮で紡ぎ合わせた人間のお面のような被り物をしている。その被り物からは右目しか見えず、顔の全貌は明らかになっていない。昔はワンピースだったのか、いまではボロボロとなってしまった布をまとい、痣だらけの手には枷をはめられている。今回解禁となったのは、そんなリサ・トレヴァーが登場する本編映像。ゾンビに追われラクーン市警(R.P.D.)から養護施設に移動してきたレオン・S・ケネディ(アヴァン・ジョーギア)、クレア(カヤ・スコデラリオ)、ブライアン・アイアンズ署長(ドナル・ローグ)。レオンは天井にある蛍光灯が揺れているのを訝しげに見ていたが、ドアの向こうに怪しい人影を見つけ、慌てて銃を向ける。ゆっくり顔を向けるリサ。その異様な姿にレオンは皆に声をかける。するとリサは人差し指を口の前に立てて、静かに「シー」とささやく…。監督、脚本を担当したヨハネス・ロバーツは、リサ・トレヴァーについて「この映画で描いたキャラクターの中で最も魅力的だった一人」と話す。アンブレラ社の実験の被害者で、孤児でもあるリサの風貌を、監督は「すごく不気味」と表現する。「彼女は人間の皮膚でできた仮面をかぶっていて、ぼろきれや古い服を着ている。両手は木の板で合わされている。見た人が思わず動揺してしまうような姿をしたキャラクターなんだ」と解説。「これまでの映画には出てこなかったキャラクター。彼女は、オリジナル版のゲームで、僕が一番興味をひかれたキャラクターの1人だった。怖さと同時に、何かとても痛ましいものを感じて、心に残るんだ。それをこの映画でも表現したいと思った。ひどく苦しんでいるキャラクターに、命と人間性を加えたかった。観客の反応が楽しみだよ」と、ワクワクした様子で語った。物語のカギを握る哀しき悪役リサ・トレヴァー。劇中で明らかになるその全貌に注目したい。『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 2022年1月28日より全国にて公開
2022年01月24日『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』より、本編映像とともに映し出されるレオン・S・ケネディ役アヴァン・ジョーギアとヨハネス・ロバーツ監督のインタビュー映像が到着した。全世界で大ヒットのサバイバル・アクションゲーム「バイオハザード」シリーズ。本作はその映画化の原点を描く新章。サメ映画の新たな境地をひらいた『海底47m』シリーズのヨハネス・ロバーツが監督を務め、最初のゲームの設定だった1998年を舞台に、ゲームのファンも待ち望む作品を作り上げた。解禁となったインタビューでヨハネス・ロバーツ監督は、主人公クレアと共に戦うレオンについて「本作は始まりの物語なので、レオン・ケネディも初々しい。今では立派なヒーローだが『バイオハザード2』では、オタクっぽくてやる気もなかった」とゲームのレオンについて言及。そして「映画で登場するレオンを生かすにはキャスティングが重要だった。ゲームキャラと外見ではなく、中身が似ている俳優を探した」と、ゲームを崇拝する監督だからこそのこだわりを語り、アヴァンが演じたレオンについては「物語が進めば進むほど、ゲームのレオンに見えてくる」と大絶賛。その後、見上げた天井からリッカーが落ちてくるというゲーム画面から、一転、映画の本編映像に切り替わる。リアルなリッカーに拳銃を向け「えっと…もしもし?」と声をかけてしまう気弱なレオンが映し出され、ゲームとの相違を楽しめる映像となっている。また、アヴァン・ジョーギアは「本作はゲームファン納得の再現度だよ」と自信をのぞかせる。次々に襲い掛かってくる不可解な出来事に、新人警察官レオン・S・ケネディはどう立ち向かっていくのか…? ゲームファンをもうならせるそのストーリーと映像だけでなく、キャラクターたちの“原点”にも注目したい。『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 2022年1月28日より全国にて公開
2022年01月23日クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務める、監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』が現在公開中。この度、監督に密着したスペシャルメイキング映像が到着した。名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞に輝くイーストウッド監督40作目となる本作は、落ちぶれた元ロデオスターと少年の旅を通して“人生とは何か”を描く。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な強さとは何かを温かく、時にユーモラスに、時に切なく語りかける。コロナ禍の中、ニューメキシコで撮影が敢行された本作。映像は、ロケ地に用意された「CLINT EASTWOOD DIRECTOR」と刻印されたディレクターズ・チェアからスタート。「ラフォがあっちへ歩いていくからこっちから撮れるよ」と手をかざした監督に、「素晴らしい絵が撮れそうだ」とスタッフ。カウボーイハットでカメラモニターを見つめるイーストウッド監督、馬に優しく触れる場面や、マグカップを手にした主人公マイクを演じている撮影シーンが続く。そして、ニューメキシコの大自然をロングショットで撮影しようとする監督が、スタッフと共にアングルを確認する姿でメイキング映像は終了する。『クライ・マッチョ』SPメイキング映像これまで、最新作が全米公開を迎えると、その直後に次に控える新たなプロジェクトが発表されてきたイーストウッド監督。しかし今回は、新作の発表はなく、本人が取材に応じたのもアメリカの限られた数媒体だけで、プロモーションにも一切顔を出していない。イーストウッド監督を心の師と仰ぐ李相日監督は「『ミリオンダラー・ベイビー』の”その後”を観ているような感慨が湧く。全てを失い失踪した男が、この作品では背中を曲げ愛する人とゆったりと踊る。温もりこそ、人生の終着点なのかもしれない」と語る。またファンからも「クリント・イーストウッドはいつも大切なことを教えてくれる」「これまで撮り続けてきたイーストウッドだからこその回顧的目線と哀愁に浸った」「これで終わりでは無い!まだまだやる!という気概があった」など熱いメッセージが発信され続けている。『クライ・マッチョ』は新宿ピカデリーほかにて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年01月22日1月14日より日本で公開され、大ヒット中のクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』から、撮影中のイーストウッド監督の様子を捉えたメイキング映像が公開された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。本作は、喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。今回、公開された映像は、ロケ地に用意された「CLINT EASTWOOD DIRECTOR」と刻印されたディレクターズ・チェアから始まる。イーストウッドが今こそ撮るべき映画だと確信した『クライ・マッチョ』は、コロナ禍の中ニューメキシコで撮影が敢行された。「ラフォがあっちへ歩いていくからこっちから撮れるよ」と手をかざしたイーストウッドに「素晴らしい絵が撮れそうだ」とスタッフが応じる。カウボーイハットでカメラモニターを見つめる彼の傍らのスタッフはマスクを着用している。さらに馬に優しく触れる場面やマグカップを手にした主人公マイクを演じている撮影シーンが続く。そして、ニューメキシコの大自然をロングショットで撮影しようとするイーストウッドが撮影スタッフとアングルを確認する姿が映し出される。そのまなざしが見つめる先には何があるのか。これまで最新作が全米公開を迎えると、その直後に次に控える新たなプロジェクトが発表されてきたイーストウッドだが、今回は新作の発表はなく、本人が取材に応じたのもアメリカの限られた数媒体だけのみ、プロモーションにも一切顔を出していない。そんな中で、今回の映像は、撮影中の彼の様子がわかる貴重なものとなっている。『クライ・マッチョ』公開中
2022年01月22日1月14日(金)より日本で公開され、大ヒット中のクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』。この度、本作よりイーストウッドが演じるマイクがと少年ラフォが出会う新たな本編映像が公開された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。今回公開された本編映像は、マイクが探していた少年・ラフォを見つけ出す、初めての出会いを果たした場面。恩人の息子を探して彼らの家を訪れたマイクは、母親から息子はここではなくストリートで生きていると告げられる。マイクは警察にガサ入れされたメキシコの闘鶏場に足を踏み入れる。「出てきたまえ。俺は家族の友人だ」と呼びかけるも場内からは何の反応もない。誰も居ないと思った矢先、闘鶏用のニワトリが物陰から飛び出してくる。しかめっ面でニワトリを捕まえたマイクは「悪いチキン、暴れるな」と瞬く間に手懐ける。マイクは「よし。くそガキ出てこい。5まで数え、チキンの首を折る。いいな?」と手荒なやり方でラフォを挑発し、カウントを始めると「雄鶏を返せ!」と怒りをみなぎらせたラフォが姿を現す。「話が先だ。ラフォ」と呼びかけるマイクに、少年は「名前知ってるの?なぜここが?」と複雑な表情を浮かべる。「お母さんから居場所を聞いたからだ」というマイクの返答に、ラフォは「俺を買ったのかよ」と言い捨てる。男遊びが盛んな母の元、劣悪な環境で育ったラフォは、闘鶏の“マッチョ”とストリートで生きてきた。誰も信用できないと心に決めた彼は、突然現れたマイクに敵対心をむき出しにする。一方のマイクも、恩義がある元雇い主の依頼だから受けた仕事だが、ひねくれた若造になめられる筋合いはない。まさに“最悪”の出会いの後、マイクが運転するピックアップトラックでアメリカ国境を目指す旅を始める。勇気、希望、友情、そして愛…。ここまで数々の人生を描いてきたイーストウッドが描く真の”強さ”とは。旅を続ける映画人・イーストウッドが『クライ・マッチョ』に込めた想いを、映画館の大スクリーンで受けとめてほしい。『クライ・マッチョ』公開中
2022年01月19日『007』シリーズ最新作で、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後の作品『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のブルーレイ&DVDが、3月2日(水)よりリリース決定。4K Ultra HD+ブルーレイの4K UHDにはさらに約47分のドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドとして」が収録される。『007/カジノ・ロワイヤル』で6代目ボンドに就任し、『007/スカイフォール』の世界興収がシリーズNo.1作品に。歴代最長となる15年、5作目の本作で卒業となるダニエル版ボンド役が壮大かつエモーショナルな形でフィナーレを迎える。前作のラストから一線を退いていたボンドが旧友の助けに応じて復帰。過去との決別、恋人マドレーヌとの新たな関係。そして、今度の敵は人類にとって脅威となる最凶の悪…。ボンドはジャマイカから、ノルウェー、スコットランド、MI-6の本拠地ロンドン、イタリア・マテーラと世界を駆ける。圧巻のアクション、数々の秘密兵器、迫力のカーチェイス。その結末も必見となっている。そんな本作は、コロナ禍以降公開のハリウッド映画で世界累計興行収入第1位に。日本では『007』シリーズ史上最高のオープニング成績を記録、国内興行収入ランキング初登場第1位を記録した。ダニエル版ボンドの最後の敵を演じるのは『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレック。冷酷な敵サフィンの抱える闇を見事に体現した。恋人マドレーヌ役レア・セドゥ、MI-6の兵器開発担当主任Q役ベン・ウィショーをはじめ、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライト、クリストフ・ヴァルツ、レイフ・ファインズらが続投。監督はボンド史上初の米国人監督キャリー・ジョージ・フクナガ。『ファースト・マン』『ラ・ラ・ランド』のリヌス・サンドグレンによる撮影技術も圧巻で、アクションシーンにおける長回しなどカメラワークにも息をのむ。また、ボンドと敵、両方にとって最愛の人物となるレア・セドゥ演じるマドレーヌ、ラシャーナ・リンチ演じる00(ダブルオー)エージェントのノーミ、アナ・デ・アルマス演じるキューバのCIA諜報員パロマ…。本作では、自分の道を切り拓いていく勇敢なボンドウーマンたちの存在が注目を浴びている。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はブルーレイ+DVDは3月2日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2022年01月17日『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のBlu-ray&DVDが3月2日(水)にリリースされることが決定した。ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後となる本作は世界各国で大ヒット。コロナ禍以降公開のハリウッド映画で世界累計興行収入第1位となり、日本でもシリーズ史上最高のオープニング成績を記録している。クレイグは『007/カジノ・ロワイヤル』で6代目ボンドに就任し、『007/スカイフォール』の世界興収がシリーズ第1位作品に。歴代最長15年間・5作目で卒業を迎えた。さらに恋人マドレーヌ役レア・セドゥ、MI-6の兵器開発担当主任Q役ベン・ウィショーをはじめ、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライト、クリストフ・ヴァルツ、レイフ・ファインズらが脇を固める。さらに『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリー役で「アカデミー賞」主演男優賞を受賞したラミ・マレックが悪役に挑み、冷酷な敵サフィンの抱える闇を見事に体現。監督はボンド史上初の米国人監督キャリー・ジョージ・フクナガ。『ファースト・マン』『ラ・ラ・ランド』のリヌス・サンドグレンによる撮影技術も圧巻で、アクションシーンにおける長回しなどカメラワークにも息を飲む。物語は一線を退いていたボンドが旧友の助けに応じて復帰するところから始まる。過去との決別、恋人マドレーヌとの新たな関係の行方は。そして、今度の敵は人類にとって脅威となる最凶の悪。劇中ではボンドがジャマイカからノルウェー、スコットランド、MI-6の本拠地ロンドン、イタリア・マテーラと世界を駆け、圧巻のアクションや数々の秘密兵器、迫力のカーチェイスを展開する。果たしてクレイグ版ボンドの結末はいかに。そして主題歌はシリーズ歴代最年少のビリー・アイリッシュ『No Time To Die』。『ドクター・ノオ』や『女王陛下の007』へのオマージュが音楽やビジュアルに込められ、熱烈な007ファンを熱狂させたことも記憶に新しい。シリーズ進化の象徴としての次世代トップアーティストの起用は、大成功を収めたといえるだろう。発表となったBlu-ray&DVDはボーナスブルーレイが付いた3枚組。「4K Ultra HD+Blu-ray」の4K UHDには、約47分のドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドとして」も収録される豪華な仕様だ。■リリース情報『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』Blu-ray+DVD(ボーナスブルーレイ付)3月2日(水)発売4,980円(税込)『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』4K Ultra HD+Blu-ray(ボーナスブルーレイ付)3月2日(水)発売6,980円(税込)<ボーナスブルーレイ・収録内容>マテーラでの撮影 / リアルを追求したアクション / 世界を駆けるボンド / 『007』のデザイン<4K UHD・収録特典映像>マテーラでの撮影 / リアルを追求したアクション / 世界を駆けるボンド / 『007』のデザイン / 「ジェームズ・ボンドとして」
2022年01月17日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』が1月14日(金)より日本公開される。この度、本作より新たな本編映像が解禁された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。今回解禁された本編映像は、旅の途中で立ち寄ったダイナーでのワンシーン。息子の行方を追う母親が放った追っ手に捕らえられたラフォを助けるために、マイクが相手に立ち向かう瞬間がとらえられている。共に旅をするふたりだが、親の愛を知らないラフォは警戒心が強く、決して心を開こうとしない。しかし、「もはや強くない」と自分の弱さを隠そうとしないマイクを信頼し、尊敬の念を抱き始めていた。一足先に外に出たラフォに続いて店を出たマイクの目には、母が放った追っ手に羽交い締めにされた少年の姿が。身動きが取れず「助けて!マイク!」と叫び必死に手を伸ばすラフォ。もはやマッチョではないと感じるマイクは、それでも前に進む。ひるむことなく近づいたマイクは、悠然と「何のマネだ?」と睨みを利かせる。「うせろジジイ!お前の子じゃない。手出しするな。お前に関係ない」と暴言を吐く男に、ラフォの相棒“マッチョ”(ニワトリ)が飛び掛かる。その一瞬の隙を突いてマイクは“拳”を振り上げる。もはや強くないことを認めるマイクと親の愛を知らないラフォは、アメリカ国境への旅を通して固い絆で結ばれていく。その先にはふたりの人生を大きく変える岐路が待ち受けていた。いよいよ公開となる本作への期待がさらに高まる内容と言えるだろう。この映像をチェックして、ぜひ劇場に足を運んでほしい。『クライ・マッチョ』1月14日(金)日本公開
2022年01月14日ソニー(Sony)から、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』とのコラボレーションによる限定デザインのヘッドフォンやウォークマンが登場。全ての製品は受注生産で、2022年1月11日(火)より全国のソニー直営店などで予約を受け付ける。『スパイダーマン』最新作の公開を記念したコラボレーショントム・ホランド主演による『スパイダーマン』シリーズ待望の最新作として、2022年1月7日(金)に封切られたばかりの映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。今回は同作の公開を記念して、スパイダーマンのモチーフを落とし込んだヘッドフォン・イヤホン・ウォークマンの3アイテムが展開される。ヘッドホン「WH-1000XM4」最初に紹介するヘッドホンは「WH-1000XM4」をベースモデルに採用。完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能、AI技術によって高音質化とリスニング環境の最適化を行うスマート機能を搭載した、ソニーを代表する人気モデルだ。今回の限定モデルでは、本体のスライダー部分に映画の作品ロゴを、ハウジング部分にスパイダーマンの顔と蜘蛛をモチーフにした2種類のグラフィックを刻印。本体カラーはブラックとプラチナシルバー2種類で、好みのハウジング刻印とカラーを組み合わせて全4パターンが選べる。イヤホン「WF-1000XM4」「WH-1000XM4」同様に、完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を誇るワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」からも限定モデルがラインナップ。こちらは充電ケースに映画の作品ロゴを、本体の左右に選べる2種類のグラフィックを刻印。カラーはブラックとプラチナシルバーの2色展開だ。ウォークマン「NW-A105」最後に紹介するウォークマンは、Apple MusicやSpotify、YouTubeなどのストリーミングサービスをハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)相当の高音質で楽しめる「NW-A105」。ヘッドフォンとイヤホンにも使用されている2種類の刻印と、ブルー・ブラック・レッドの3種類の本体カラーを組み合わせた、全6パターンの組み合わせが用意されている。商品情報『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』コレクション注文受付期間:2022年1月11日(火)10:00〜2022年3月31日(木)10:00注文受付店舗:ソニーの直営店「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」、ソニーのインターネット直販サイト「ソニーストア」、全国のe-ソニーショップ※「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」ではサンプルを展示。商品価格:・「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM4」45,500円・「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM4」34,500円・「ウォークマン NW-A105」36,700円©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月14日1月8日、9日の全国映画動員ランキングは、トム・ホランドが主演を務めるシリーズ第3弾『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が初登場で首位スタートをきった。シリーズ第3弾は、正体が明かされ生活が一変してしまったピーターが、ドクター・ストレンジと手を組み、マルチバースや未知の敵に立ち向かう姿を描く。監督はジョン・ワッツ。共演は、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイら。先週トップの『劇場版 呪術廻戦 0』は公開3週目は2位にダウン。12月24日〜1月3日までの11日間の興行成績は、観客動員567万1,950人、興行収入77億1,408万4,650円を記録する好調ぶり。続いて、公開2週目の『99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE』が3位に入った。公開4週目の『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』、公開5週目の『あなたの番です 劇場版』、公開7週目の『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』はそれぞれ順位を上げている。そのほか、日本放送開始55年を記念して特別版を劇場で上映する『日本語劇場版 サンダーバード55/GOGO』が初登場9位に入った。1965年にイギリスで、翌年66年には日本でも放送が開始され、特撮人形劇の最高峰として今なお人気の高い『サンダーバード』。その中でも、放送当時には音声ドラマとして書かれた脚本を基に、イギリスでクラウドファンディングで製作された3つのエピソードを日本用に独自に編集した特別版を上映する。日本版の構成を担当したのは、樋口真嗣。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』次週は『アイム・ユア・マン恋人はアンドロイド』『クライ・マッチョ』『コンフィデンスマンJP英雄編』『シチリアを征服したクマ王国の物語』『スティルウォーター』『ハウス・オブ・グッチ』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』2位『劇場版 呪術廻戦 0』3位『99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE』4位『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』5位『あなたの番です 劇場版』6位『キングスマン:ファースト・エージェント』7位『マトリックス レザレクションズ』8位『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』9位『日本語劇場版 サンダーバード55/GOGO』10位『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
2022年01月11日シリーズのキャストが再集結した特別番組「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」がU-NEXTにて独占見放題配信されることが決定した。本作では、ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター役)、ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー役)、エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー役)はじめ、「ハリー・ポッター」シリーズのキャスト・スタッフが、シリーズ終了後初の再会を果たした。シリーズ第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開から20周年を祝し、新たなインタビューやキャストの対談、製作陣による考察、原作者のJ・K・ローリングによるコメントなどを通して、いままで明かされることのなかったシリーズ制作の舞台裏に迫る。ホグワーツの主要な面々はもちろん、ヘレナ・ボナム=カーター、ロビー・コルトレーン、レイフ・ファインズ、ジェイソン・アイザックス、ゲイリー・オールドマン、トム・フェルトン、オリバー・フェルプス、マーク・ウィリアムズ、ボニー・ライト、アルフレッド・イーノック、イアン・ハート、トビー・ジョーンズ、マシュー・ルイス、イヴァナ・リンチ、そしてプロデューサーのデヴィッド・ハイマン、またシリーズ監督を務めたクリス・コロンバス、アルフォンソ・キュアロン、マイク・ニューウェル、デヴィッド・イェーツらも登場。シリーズの出演者、スタッフも大集結したファン垂涎の記念番組だ。ワーナー・ブラザース アンスクリプテッド・テレビジョンとワーナー・ホライズン共同製作で、スタジオツアーロンドン -メイキング・オブ ハリー・ポッターにて撮影。ケイシー・パターソン・エンターテインメントのケイシー・パターソン(「A West Wing ll Vote」)とパルス・フィルムズ(『ビースティ・ボーイズ・ストーリー』)が製作総指揮を務める。「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」(日本語字幕版)は1月8日(土)より、U-NEXTにて見放題で独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年01月07日待望のトム・ホランド主演『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がついに本日1月7日(金)に公開。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で共闘したはずのスパイダーマンとドクター・ストレンジが、まさかの迫力の対決を繰り広げる本編映像が解禁された。全米累計興行収入歴代TOP10入り、全世界累計興行収入でも『ブラックパンサー』を超えて歴代12位に浮上する記録的ヒットとなっている本作。ドクター・ストレンジが唱えた危険な呪文により、マルチバースの扉が開いてしまい、このユニバースにドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった過去シリーズに登場した強敵たちを呼び寄せてしまった。今回解禁された本編映像では、そのマルチバースのカギを握る謎の箱をめぐって、2人のヒーローによるバトルが繰り広げられる!ドクター・ストレンジから箱を奪ったスパイダーマンだが、ドクター・ストレンジが支配する仮想次元であるミラー・ディメンションに閉じ込められてしまう。ビルは歪み、電車は宙を走り、デパートは幾何学模様に…。まさにハリウッドの最新技術を駆使した驚異の超次元バトルが展開。敵であるはずの歴代ヴィランたちを「送り返したら死ぬ」とスパイダーマンが訴える意味とは…!?ついにマルチバースの扉が開いたことにより、“彼らの存在がこのユニバースを危うくする”として、ストレンジがヴィランたちを元のユニバースに戻すべくピーター、彼女のMJ、親友のネッドの3人に危険を訴えるが、その後さらなる混乱が引き起こされていく。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月07日トム・ホランドが主演を務める映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が明日から公開になる。スパイダーマンはこれまで様々なかたちで映像化されてきたが、本シリーズの最大の特徴は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にスパイダーマンが参入したことだろう。製作を務めたケヴィン・ファイギとエイミー・パスカルは長い時間をかけて、これまでにないスパイダーマン映画を作り上げてきた。サム・ライミ監督が三部作を発表し、その後にマーク・ウェブ監督が2作品を公開した後、スパイダーマンはアイアンマンやキャプテン・アメリカらが活躍するMCUに参入することになった。2015年にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとマーベル・スタジオがパートナーシップを結ぶことが発表になると大きな話題になったが、マーベル・スタジオを束ねるケヴィン・ファイギはその際に“ふたつのアイデア”を提案したと振り返る。「ひとつはスパイダーマンの年齢をもっと若くして、高校生活に入ったばかりで、パワーを持っていることに対処しながら高校生活を楽しんでいる物語を描くこと。もうひとつは、より広いマーベル・ユニバースを舞台にすることで、そこに他のヒーローがいることでした」新生スパイダーマンは、ヒーロー集団アベンジャーズに分裂の危機が訪れた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に登場し、2017年に『スパイダーマン: ホームカミング』で主演デビュー。製作陣は新鋭のジョン・ワッツ監督を抜擢し、これまでにないスパイダーマン映画を目指した。「ジョンが参加した時、彼はジョン・ヒューズの映画のようにやりたいと言ったの」とエイミー・パスカルは説明する。ジョン・ヒューズは『ブレックファスト・クラブ』や『フェリスはある朝突然に』など数々の青春コメディを手がけた監督だ。「それが最初から一貫したアイデアだった。ジョンは地に足のついた感性をもたらしてくれる。私たちがセットを検討していると、彼はいつも“だめだよ、もっと落として”って言うの。それは大きすぎる。贅沢すぎる。それはピーターの世界ではない。もし君がピーター・パーカーだとしたら、そんな風ではないだろう、と。彼は常に世界が地に足の着いたものであることを確認しているの。映画の舞台をMCUの周辺に設定するというのは、すべてジョンの感性によるものよ」これまでも主人公ピーター・パーカーは良き隣人だったが、本シリーズになってさらに身近な存在になった。彼はスパイダーマンとして活動しているのに、クラスに好きな子がいると集中できなくなるし、親友に正体が早々にバレるし、ついにはスパイダーマンであることを放棄して旅行に出掛けてしまったりもする。しかし、2本の映画が公開され、その結末ではピーター・パーカーがスパイダーマンであることが全世界に知れ渡ってしまう。シリーズ最大のピンチだ。「脚本家のエリック・ソマーズ、クリス・マッケナ、監督のジョン・ワッツ、そしてエイミー・パスカルと一緒に座って、ブレインストーミングを始めた。次に何が起こるのか? 『ファー・フロム・ホーム』で彼の正体が明らかになったという事実から逃げたくないと思っていたし、それが常に出発点だった。ピーターはMCUの中でこの問題をなかったことにするために何ができるのか? そこで僕らは、彼がドクター・ストレンジのことを知っていると気がついた。ドクター・ストレンジに頼めば、魔法のようにすべてを解決してくれたり、時間を戻してくれたり、呪文を唱えて人生が元通りになるようなことをしてくれるかもしれない。ドクター・ストレンジは確かに忘却の魔術を持っているが、ピーターは全員には忘れて欲しくはないのだと言う。メイおばさんにも、ハッピーにも、MJにも、ネッドにも知っていてもらいたい。我々のユニバースでは、ピーターはひとりではない。彼には心強い仲間がいて、それを失いたくはないんだ」(ファイギ)ピーターが迷う中、あるトラブルが発生し、多次元(マルチバース)の扉が開かれ、みんながピーターことを忘れるどころか、逆に様々な世界からスパイダーマンを知る悪役たちが出現してしまう。「みんながスパイダーマンの正体を知ってしまった時に見せる反応は、アイアンマンの時とは正反対なのよ」とパスカルは言う。「正体がわかったら、みんながもっと自分のことを愛してくれるだろうと思い描いていた夢は、ピーターにとっては正反対になってしまう。ピーターの場合、すべてがうまくいかなくなる。つまり、彼はいつもそうであるように、世界で最も悪い運を持っているのよ。そして、彼の立場は逆転してしまう。この映画は、最悪の悪夢が起こってしまったことに対して、必死に持ち堪えようとする彼の姿を描いているの」この状況にピーターがどう立ち向かうのかは観てのお楽しみだが、本作はアクションやサプライズをたっぷりと描きながら、同時に誰もが経験する人生の岐路や、観客の胸をうつ感動のドラマも描かれる。ファイギは「ピーターが本当に望んでいるのは、高校生最後の年になって普通の子のような経験をすること。それがヒーローであることと普通の子であることの葛藤になるんだ」と言い、パスカルは「この映画で見られるのは、スパイダーマンのすべてに対するセレブレーションとなるもので、ある意味で私にとって信じられないほど感動的なものになると思う。観客のみなさんもきっと同じように感じてくれると思うわ」と語る。劇中では様々なことが起こるが、今回の騒動は、ファイギ曰く「ピーターはひとりではない。彼には心強い仲間がいて、それを失いたくはない」ことから発生する。これまでのスパイダーマンの映画やアニメーションでは多くの場合、スパイダーマンは単独で行動していた。誰もその正体を知らなかった。しかし、本作では彼には仲間がいる。その正体を全世界が知っている。だからこそピーターは、正体を知られたことで起こった騒動と、仲間を失いたくない気持ちの間で引き裂かれてしまう。シリーズ最大の、最難の問題にピーター・パーカーはどんな決断を下すのか? 衝撃的で、感動必至のドラマが明日、ついに解禁になる。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日(金)公開
2022年01月06日クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務めた感動のドラマ『クライ・マッチョ』より、ロマンチックな展開を予感させる本編映像がシネマカフェに到着した。今回解禁された本編映像は、寄り道した町で出会った女性マルタの優しさが伝わる心温まるシーン。旅先で大雨に遭遇したマイクとラフォは、人気のない礼拝堂で一晩過ごすことになる。翌朝マルタはふたりの様子を伺い、言葉が通じるラフォと親しげに会話。起きがけの挨拶をしたマイクがコーヒーを受け取ると、彼女はラフォにアイコンタクトで「マルタが家の後ろのコテージを使っていいって」と呼びかけさせる。「いかんよ。彼女には面倒をかけすぎている」と応じるマイクに、「もう決めたって。掃除も済ませたと。それに礼拝堂で寝るのはいけないって」とマルタの言葉を伝えるラフォ。それを聞いたマイクは、ふたりの居候を大歓迎するかのように微笑みを浮かべるマルタに「分かったよ。どうせ言い負かされる」と降伏。厚意に甘えることにするのだった。イーストウッドが主演と監督を務め、メリル・ストリープを共演に迎えた『マディソン郡の橋』では、家庭や土地に縛られた女性が生涯に一度の恋をする美しい4日間がとらえられていたが、『クライ・マッチョ』でヒロインとなるマルタを演じたナタリア・トラヴェンは、「マルタはこのへんぴな土地で、4人の孫を抱えて働きづめの人生を送ってきた」と、忙しさの中に孤独を抱える自立した女性だと説明。そして「感動をおぼえる瞬間が何度もあった。心温まるストーリーが展開する。それぞれの過去、冒険、絆、そして淡いロマンスが描かれる」と、イーストウッドが描くロマンチックな描写に魅せられたと語っている。マイクとマルタにはどんなロマンスが待ち受けるのか、ぜひ劇場で確認して欲しい。『クライ・マッチョ』は1月14日(金)新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年01月05日全世界で驚異的なヒットを記録している映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が7日(金)から公開になる。可能な限り内容を知らずに映画館に駆けつけたい人も多いため、本稿でも多くは明かせないが、すでに公開になっている予告編では過去のスパイダーマン映画に登場した悪役たちが出現しており、前2作とは異なる展開になりそうだ。なお、トム・ホランド主演のスパイダーマン映画をすべて監督してきたジョン・ワッツは、本作は“セカンドチャンス”を描く作品だという。どこにでもいる平凡な高校生ピーター・パーカーはある日、驚異的な能力を持つようになり、その正体を誰にも知られることなくご近所のトラブルや事件を解決するようになった。しかし、覆面をしたピーター=スパイダーマンの存在は世界中に認知されるようになり、アベンジャーズの仲間と共に世界の危機にも立ち向かうように。やがて、ある事件が起こり、世界中にスパイダーマンの正体がピーター・パーカーだとバラされてしまう。これが前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までの物語だ。この後、ピーターはどうなるのか? 新作はどこへ転がっていくのか? ワッツ監督はこれまで通りの方法で脚本家チームとアイデアを練ったと振り返る。「輪になって座り、ストーリーを話し合い、一緒になってそれを考え出しながらニュアンスを探す感じだ。コンピューターの前に座って、ページを印刷して、さあこうしよう、というのではなくね。その場にいる全員にとってすごく大切なことなので、彼らと一緒に見つけ出したいと思っていたんだ。その結果すごくクールな、いや、夢のようなという言葉を繰り返してしまうけど、共同作業のプロセスになった」そこでチームが思い付いたのが、時間や空間を自在に操ることのできるドクター・ストレンジを登場させることだった。劇中で彼が何を行うのかは不明だが、予告編を見る限りでは彼が何らかの魔術を使った結果、多次元世界(マルチバース)の扉が開いてしまい、過去のスパイダーマンの映画に登場した悪役たちが出現してしまう。「アルフレッド・モリーナを再び見ることができたら、ウィレム・デフォーをマスクなしで見ることができたら、ジェイミーが出てくれたら、どんなに素晴らしいだろう、とね」サム・ライミが監督したスパイダーマン映画で、アルフレッド・モリーナとウィレム・デフォーはドクター・オクトパスとグリーンゴブリンに扮した。マーク・ウェブ監督が手がけたスパイダーマン映画ではジェイミー・フォックスが悪役エレクトロを演じた。本作では彼らが次元を超越して登場することになる。「これまで多くの素晴らしい俳優が出演しており、彼らを一堂に集め、それぞれのストーリーを別の形で終わらせる方法を見つけることができたと思う。彼らはある意味、事故やテクノロジーのミスの犠牲者のようなものだ。自信過剰からくるものだったり、純粋に偶然によるものだったり。ジェイミー・フォックスが電気ウナギの水槽に落ちたのも単なる事故だったが、そういうことをきっかけとして、セカンドチャンスというストーリーを伝えることができたんだ」人は失敗してしまうものだ。それでも人はセカンドチャンスを得てやり直すことができる。これはスパイダーマンにも言えることだろう。本作の主人公ピーター・パーカーは神でも偉人でもない平凡な高校生で、スパイダーマンとして活動している時に何度も失敗してきたし、何度も誤った選択をしてきた。しかし、私もあなたもピーター・パーカーもやり直すことができる。セカンドチャンスがある。かつてワッツ監督はこう語っていた。「僕が若い人に言いたいのは、“失敗したっていいんだよ”ってことかな。失敗は大人になるための大事なステップだしね。スパイダーマンだって、桁ハズレに大きなミスをするんだから(笑)、少々のことには落ち込まずに頑張れよって言いたいよ」ワッツ監督も本シリーズを手がけた当初は大規模な予算の映画を手がけた経験がなく、撮影前に動画コンテを何度も作り直して事前に失敗を重ねながら準備を積んだという。映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、失敗を繰り返してきたスパイダーマンと、失敗や不幸な偶然から悪の道に走ってしまった悪役たちの”セカンドチャンス”が描かれることになりそうだ。時には“二度と回復できない”失敗だってあるだろう。時間は戻せない。運命は変えられない。それでもこの世界の住人たちは再度、挑戦する。やり直すことを諦めない。本作はおそらく観客の予想外の出来事が次々に起こる作品になりそうだが、その根底にはスパイダーマン映画がこれまで描き続けてきた“失敗しながら前に進む人々の物語”がしっかりと置かれているようだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日(金)公開
2022年01月05日驚異的な記録で全米No.1大ヒットしている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より、2人のプロデューサーがスパイダーマンの魅力について語るコメントが解禁された。最新作が公開されるたびに全世界に大きな熱狂を巻き起こすマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。いまなお多くのヒーローたちが生み出されている中で、60年前の1962年にスタン・リーとスティーヴ・ディッコの2人により生み出され、全世界で愛されているのが、高校生のヒーロー・スパイダーマンだ。それまでのヒーローと言えばキャプテン・アメリカのように自ら志願して超人的な能力を得て国のために正義を信じて戦う戦士だったり、アイアンマンのように億万長者の起業家でありながらその天才的な頭脳を駆使して戦うセレブヒーローだったりと、いわゆる“大人”なヒーロー像だった。しかし、新たに生み出されたスパイダーマンは、高校生でありながら偶然クモに噛まれたことにより超人的な能力を手に入れる。しかも、その能力は多くの人々のためではなく、あくまで高校生活を送りながら自分が助けられる範囲で周囲の人々を守るために使われており、その姿は“親愛なる隣人”として親しまれた。スパイダーマンとして活躍しながらも、高校生のピーター・パーカーは学校生活や恋愛、進路など多くのティーンらしい悩みも抱えており、その姿は多くの人の共感を呼んだ。これまでスパイダーマンシリーズを手掛けてきた本作のプロデューサーであるエイミー・パスカルはそんな愛されるスパイダーマンの魅力を「スパイダーマンは、お金はないけど頭が良くて、恋をしていて、私たちみんなと同じだと思う。自分の正体がバレると、ヒーローとしての活動ができなくなるという問題も抱えている。それでも、スパイダーマンであるということは非常に素晴らしいことなので、自分が誰であるかを人々に知ってもらいたいという願望も抱えている。でも、誰かが真実を知る度に、何かひどいことが起こる。それはティーンの成長過程を描いたクラシックな物語だと思う。この世界で善良な市民であり、親切であり、大人であるために行われなければならない犠牲についてのストーリー。そんなとても人間的な話だから、人々はスパイダーマンと共感できると思う」と語る。また、マーベルの社長としてこれまで多くのマーベル作品を手掛け、本作でもエイミーと共にプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギも「スパイダーマンは完璧ではないけど、欠陥があり、共感できるマーベルヒーローの完璧な原型なんだ。スパイダーマンの場合、ピーターの人生はクモに噛まれることによってひっくり返され、困難だけど正しいことをする方を選択する。それが60年後、120年後の世界に、400年後にも響く教訓になることを願っているよ」と明かすように、まさに誕生から60年がたったいまでも、世界中から愛される理由を明かす。そんなスパイダーマンの活躍を描いた最新作では、ついにスパイダーマンの正体が明らかに。平穏な高校生活が一変し、大事な人たちを危険に巻き込んでしまったことで、ピーターは自分がスパイダーマンであるという記憶を世界中からなくそうとする。しかし、その結果、世界中が大変なことに…。その高校生らしい選択や行動も時代に合わせてアップデートされており、現代に生きるティーンたちからも共感を呼ぶピーターの活躍に注目してほしい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月02日トム・ホランド主演、ホームシリーズ完結作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、公開初日となる1月7日(金)の0時より最速上映されることが決定した。全米では、現地時間12月17日に公開がスタートし、週末3日間で興行収入2億6013万ドル(約297億円)という驚異的な記録でNo.1となり、12月26日までで全世界累計興行収入は10億5443万1855ドル(約1202億円)と、早くも10億ドルを突破し大きな賑わいを見せている本作(※12/27付Box Office MojoおよびDeadlineおよびVariety調べ、1ドル=114円換算、12/27現在)。いよいよ日本公開を間近に控えた今回、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国53館の映画館にて、公開日当日の0時より、最速上映が行われる。なお、当日の上映スケジュール、上映バージョン、座席指定券販売に関しては、実施劇場の公式サイトでチェックして欲しい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月28日クリント・イーストウッド監督デビューから50年・40作目の節目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』より、本編映像が緊急解禁された。イーストウッド演じる落ちぶれた元ロデオマン・マイクと、家族の愛を知らない少年ラフォとの旅を通して人生の意味、本当の強さとは何かを描いていく本作。先月、第34回東京国際映画祭(TIFF)のオープニング作品として上映されたが、その際の来場者アンケートの集計がまとまり、観客の満足度が驚異の100%を記録したことがわかった。いち早く鑑賞した観客からは、「とにかく心に沁み渡り、じーんと心が温まる」、「切なくも温かく、ユーモアも忘れずに、私たちに優しく力強いメッセージを届けてくれた最高の作品」、「血の繋がりはなくても、年の差があっても、信じられる人との出会いは宝物だと感じられた」と感動の声が続出している。また、「ラフォに向けられるマイクの力強く優しい眼差しは、まるでイーストウッドに今の私たちを心配しながら見つめられているかのように感じました」、「グラン・トリノとの車の使い方の対比に痺れました。あなたは不死身です」と、退役軍人と移民の少年の交流を描いた2008年の傑作『グラン・トリノ』を引き合いに出す声も多かった。今回、TIFF来場者アンケート「驚異の満足度 100%」を受け、本編映像が解禁された。アメリカ国境への旅の途中、マイクとラフォは寄り道した町で牧場を手伝うことにする。解禁された本編映像は、馬に乗ったことがないラフォにマイクが乗り方を優しく教える場面だ。馬具をつけるのに苦戦するラフォに「ちょっと待て」と声をかけると、慣れた手つきで頭絡を装着する。「今のはとても簡単だ」というマイクに、「今のが簡単なの?」とラフォは素直に驚く。再び馬具の装着に挑戦するが、腹帯を締めた拍子に馬が暴れだしてしまう。大きく前足を上げていななく馬に慌てる姿に「落ち着け」とマイクが声をかけ、優しく頭を撫でて馬を落ち着かせる。「どうやったの?」と、“尊敬と憧れ”のまなざしを向けるラフォに、マイクは「一緒にやった。お前と二人で」と微笑みながら応じる。まるで『グラン・トリノ』を彷彿とさせるような、孤独な男と少年の交流の様子をとらえた本編シーンとなっている。『グラン・トリノ』のウォルトとタオから、『クライ・マッチョ』のマイクとラフォへ…。イーストウッド集大成にして新境地となる新たなマスターピースである本作への期待がますます高まる。『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年12月25日クリント・イーストウッドの監督デビュー50周年を飾る話題作『クライ・マッチョ』の公開を記念し、12月24日に東京・新宿ピカデリーで代表作『許されざる者』のデジタル上映が行われた。上映を前に、同作の日本版リメイクで監督を務めた李相日(『悪人』『怒り』)と、遊女・なつめ役で出演した忽那汐里が登壇し、それぞれの視点からイーストウッド作品の魅力を語った。李監督は「(クリスマス)イブに見るには、ハードな映画ですけど」と観客に感謝し、「黒澤明と今村昌平、そしてイーストウッドは勝手に心の師匠だと思っている」と改めてリスペクトの念。魅力を問われると「うーん、何でしょうね」と思案に暮れ、「ハッキリ言えるのは、今後こういう監督が出てくるのかなということ。監督としてだけじゃなく、主演をしながら、こういう映画を撮り続けている。たった一言で表すなら、人間の良心って何なのかをずっと見つけている」と分析した。第65回米アカデミー作品賞、監督賞ほか4部門を受賞した傑作西部劇を、イーストウッドによって唯一許諾され、日本版『許されざる者』(2013年公開)としてリメイク。オリジナル版の魅力については「答えはないけど、紛れもない真実が映っている。小難しくなく、勧善懲悪でもないが、ハッキリとはつかみ切れない、いろんな答えがある」と語り、「もともと北海道の開拓時代で何か撮りたいという発想があり、結果的にたどり着いたのが『許されざる者』だった」と振り返った。現在、ハリウッドでも活躍する忽那は「すべての人に平等な、温かい現場だとよく聞きます。やはりすごいレジェンド」と現地のイーストウッド評を披露。出演した『許されざる者』では、顔を刀で切りつけられる壮絶なシーンがあり、「今までの出演映画で一番記憶が鮮明に残っている。昨日のように思い出される」と明かし、「李さんの現場ならではの、贅沢に時間をかけた撮影で、プレッシャーを感じていました」と回想した。また、オーディション時の思い出にも触れ、「まったく私の顔を見ていなくて、手応えがなかった」(忽那)、「皆さんに、ある女性像について聞いたら、忽那さんが『母性の強さが女性を美しくする』と答えてドキッとした。(顔を見ないのは)皆さんのものすごい眼力に耐えられなくて(笑)」(李監督)と語り合っていた。1975年に発刊されたN・リチャード・ナッシュの小説を映画化した『クライ・マッチョ』は、イーストウッドにとって40本目の監督作で、主演・製作も務めたヒューマンドラマ。落ちぶれた元ロデオスターの男(イーストウッド)が、親の愛を知らない少年とともにメキシコからアメリカ国境を目指す旅路を通して、「本当の強さ」の新たな価値観に目覚めていく。イベントの司会を映画評論家の森直人が務めた。取材・文・写真=内田涼『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年12月25日先週金曜日、北米を含む世界各国でデビューした『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が大ヒットしている。最初の3日間の北米興行収入は、予測を大きく上回る2億6,000万ドル。パンデミックが始まって以来、ダントツでトップの成績だ。北米外の興行収入は3億4,000万ドルで、世界興収は6億ドル。これはソニー・ピクチャーズの歴史で最大の全世界デビュー成績だ。また、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の5億2,900万ドルを抜き、12月で史上最大のオープニング成績も打ち立てている。シネマスコア社の調査によると、観客の感想はAプラス。この最高の成績をライブアクションのスーパーヒーロー映画が獲得したのは、史上たった4度目のこと。口コミの影響もあり、今後ますます成績を伸ばしていくことが期待される。文=猿渡由紀『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』日本公開日:2022年1月7日(金)
2021年12月21日