テーマパークの経営・運営などを行っているオリエンタルランドは、同社が運営する「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」で、受験生を応援する4種類の合格祈願お菓子を、12月14日より発売した。「受かれー!」という思いを込めた「カレー味」のソフトせんべい(650円)や、桜型のチョコレート(550円)のほか、「星に願いをかける」をテーマにした、ぶどう味の星形キャンディー(500円)を展開。また、個包装に「夢がかないマウスように」や「ステキな未来につながりマウスように」など、6種類のメッセージが書かれたチョコインクッキー(450円)も販売される。いずれの商品も、パッケージには、ミッキーマウスのイラストと「合格できマウスように」という応援メッセージが入っているとのこと。東京ディズニーランドでは、パーク内最大のお菓子専門ショップ「ワールドバザール・コンフェクショナリー」、東京ディズニーシーでは、キャンディーやチョコレート、クッキーなどのお菓子ショップ「ヴァレンティーナズ・スウィート」で販売される。(C)Disney【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日2012年11月18日の日曜日、第175回 TOEIC試験を受験してきた。どうして、TOEICを受けようかと思ったのは、このコラムのネタでもある。連載第6回で申し込んでいた。しかし、試験をいざ受けるとなると真剣にならざるをえない!試験当日は、もう、とてつもなく過酷な2時間だった!何が一番過酷かといえば、休憩なしの2時間の無音状態での試験だ。これは、いくら普段の勉強でも、音楽を聴きながら、リラックスした状況で、コーヒー片手にネットを見ながら、優雅にやっていてはダメなんだと痛感した。試験のテストは、2時間、インターネットなし!音楽なし!トイレなし!休憩なし!の状況だ。当然、その静寂な中での集中トレーニングを積んでおくことの重要さが、今回受験をしてみて、一番よくわかった。考えてみると、会議で2時間なんて普通にあるが、黙々と一言も喋らず、試験をこなすという2時間は体験していない。ボクの場合は2時間黙っているということは苦行に等しい。2時間の試験は、2時間、泳いだり、2時間走り続けるのと同じで、普段から2時間を黙々と試験をこなす耐性を自分の体の中に創っておかなければならないと痛感した。ヒアリングや試験よりも、まずはこの2時間のテストに耐えられるかどうかだった。●受験票にしっかりと目を通そう!TOEICの試験を申し込むと、試験前の2週間ほど前に受験票が送られてくる。ようやくあと試験まで2週間しかないと身がその瞬間だけは引き締まるが、あれよあれよという間に試験前夜となってしまう。マークシート方式だから当然だが、鉛筆と消しゴムしか使用できない。社会人になってからは、鉛筆や消しゴムはほとんど使う必要がない。どこかにあるだろうと思ったが、結局、当日にコンビニで購入することになった…。また、写真と身分証明書(免許や保険)も必須だ。これは、なりすましで受けて高得点を取ってくれるバイトがいたからだ(笑)ボクの受けた教室でも約100名ほどいたが、2名ほど、本人確認で手こずっている人がいた。●試験会場には早めに到着しよう!試験開始は13時より。説明が12:30から開始。受付は11:30より12:30まで。試験会場をiPhoneアプリを頼りに行ったけど、最後の最後でうまく検索できない。11:45分頃到着。試験番号によって貸しホールの階が違う。あわてて試験番号を見直す。飛行機などの場合は、搭乗時間ギリギリの方が待たずに乗れるので、好きだが、TOEICの場合は、早めに行って余裕を持っておくことが大事だと思った。しかし、朝から何も食べずに15時まではきびしいので、試験会場で、シャーペンと一緒に購入してきたパンを食べていたら、怒られてしまった。食事は外で済ましておこう!年に9回行う試験だから、当然会場は貸しホールみたいな場所だから、その会場によってレギュレーションは違ってくる。満腹にしていくと、満腹中枢を刺激し眠たくなる。かといって空腹すぎるのもストレスが貯まる。ボクは、常にお腹の調子があまり良くないタイプなので、受付は早めにいって、自分の座席にとりあえずの荷物を確保し、貴重品を持って、全ての用を足しておくことをオススメしたい。会場に早く到着してから、最後の最後まで勉強するのもありだ。会場の雰囲気に慣れておくのは余裕につながるはずだ。受付は12:00くらいが一番のピークとなった。年齢層は、受験時期にもよると思うが、大学生から社会人30歳くらいまで、男女同数くらいな感じだ。日曜日なのでスーツを来ていないと、最近の社会人と大学生はまったく見分けがつかない。おそらく、ボクが最年長なのは確定(笑)●TOEIC試験の説明12:30になった…時間ピッタリに始まる!TOEICの試験でユニークだと思ったのが、解説はほとんど音声テープ(ディスク?)での解説。全国どこでも同じ条件にするからだろう。当然、ヒアリングテストがあるので、会場のスピーカーの音質なども重要だ。会場は静寂で、音声は非常にクリアだ。そういった意味ではTOEICの会場は、どの場所からもクリアに聞こえるという条件で選んでいるんだろう。会場側にとってもTOEICテストに採用されているホールだとすると付加価値が増しそうだ。TOEICもそのホールをTOEIC使用会場として、認定することをすれば双方にいい関係性が生まれるのではないだろうか?ボクが受けた場所などは、日曜日にはよく右翼の街宣車がまわっているので、その巡回がないように願った。それはそれで、TOEIC側がどんな対応をするのかが見たい気もしたがその日は静寂すぎるほど静寂だった。試験説明で、一番、気になったのが、携帯電話の音声やバイブレーションの注意だ。すべて一度、机の上に置きスイッチ類がオフになっていることを確認する。しかも、音声やバイブを鳴らせた受験者は、すぐにその場で退場となるそうだ。ひえ~!これは、思わず、電子機器類がいつも鳴っているボクとしては恐怖だった。パソコンの電源も落とし、タブレット端末も落とし、もちろんiPhoneの電源も落とし、他のストップウォッチやキッチンタイマーなど、時計もアラームが制止していることを再度確認。……それでも、まだ何か鳴りそうだ。受験生なら当たり前のことだが、会議でも携帯のバイブくらいならば、ちょうどまとめる時間あたりで、そろそろ結論をという意味で鳴らすようにしているのが日常だから、バイブやアラートが絶対に鳴らない設定するのが意外にストレスフルだった。それを考えても、早めの到着は実に正解だ。二番目に気になったのが、答案用紙も回収するという…。それは、持ち帰って出題問題集作られる権利関係もあるからだろう。しかし、その注意の中に、問題用紙にメモ書きなども一切禁止ということだ。ヒアリングの時に消去法で問題に可能性のない解答に×を入れることもできないという…。これは、やばい!何気なく、普段のようになんでもメモるクセがあるのはこういう時に活かされない。●名前もすべてマークシートで記入するとは!センター試験世代には当たり前なのかもしれないが、解答用紙の表面はすべてマークシートで記載することばかりだ。これは説明書を読んで初めて思った。念のためにコンビニで買ったシャーペンの芯は予備に一針しかない。しかも、シャーペンのお尻についているオマケの消しゴムは消しにくい…。消しゴムはちゃんと買っておくべきだった!すべて記載したつもりだったが、名前までTOSHIAKI KANDA を26文字の中から一文字づつ鉛筆で塗りつぶしていかなくてはならない…。どうして人間がこんな理不尽なことを何十年もやっているんだろうと思う。twitterアカウントやfacebookアカウントでもOKにしてほしいものだ。受験番号までも、マークシートで塗りつぶす作業をする。表面をマークシートで塗りつぶすだけで、かなりの神経をすりつぶしてしまった。●いよいよ、TOEIC試験問題が配布される!12:46説明会が終わった。前のホワイトボードに試験終了時刻「15:01」と書かれた。つまり、13:01から始まり15:01までぶっ通しの120分一本勝負の始まりだ。マークシートで塗りつぶした表面から裏面に変え、すべての参考書類、時計とシャーペン1本のみを残して、受験票の半券を回収され、答案用紙が配布される。ふくろ綴じのエロ本のようだ。しかも、日本語はどこにもない様子だ。スピーカーから今から試験開始ですとアナウンスされた。一斉に、エロ本のふくろ綴じを開ける音がした(笑)TOEICTESTのはPart 1~Part 7まである。リスニングはPart 1~Part4までで45分、リーディングは、Part 5~Part 7までで75分だ。その間に休憩がない120分だったとは…。※リスニングセクション Part 1は、写真描写問題10問 Part 2は、応答問題30問 Part 3は、会話問題30問 Part 4は、説明文問題30問 ※リーディングセクション Part 5は、短文穴埋め問題40問 Part 6は、長文穴埋め問題12問 Part 7は、読解問題48問 解説書ではよく掲載されていたが、問題のアナウンスは一回限りということ、問題にメモすら取れないということ。これは実際に試験を受けてみてはじめてわかった。もっとウェブで調べておくべきだった!●Part 1写真描写問題10問最初は白黒の写真がでているPART 1の絵解き問題。PART 1の10問は、楽しい、これなら楽勝!と思えた。想定外は音声の問題は一度きりしか読まれないことだった。ポッドキャストなどの問題では、丁寧に2度読んでくれて、日本語などのレッスンもあるのだが、TOEICのテストは国際テストなので、最初の問題からすべて英語なのだ。あっという間の10問。これは、回答文を見るとある程度想像がついた。よし、この調子でいくぞ!と思ったが…●Part 2 応答問題30問いよいよ、応答問題だ。ヒアリングしながら、質問文を横目で見ながら、応答文を選ぶ。ヒアリングには自信があったつもりだが、アメリカ英語とはアクセントが少し違うかも…しかもかなりスピードもある。質問文が気になる、解答文も目に入ってくるので気になり、ヒアリングに集中できない。最初は、なんとなく追跡できるが、いやこっちかなと迷いだすとヤバい!シャーペンのお尻の消しゴムで消し始めると、なかなか消えない……。さらに、次の問題のヒアリングが聞こえてくる。やばい。次の質問に追いつかなくなる……。消しゴムは必須だ!当たり前だが……。気分を取り直して、ヒアリングの時は目をつぶって、集中!集中!集中!と唱える。それで目を開けて質問のところを指でなぞりながら、直感でマークして追いつく。マークシートと問題番号がズレていないのかも要チェックだ。あっという間に30問終了。こりゃあ、テンションが終わりまで続くかどうか不安になる。●Part3 会話問題30問Part2よりも、会話なシーンのヒアリングなのでイメージしやすい。知らない単語もでてくるが…いや、知っていても発音される単語と一致していない可能性が高い。もう一度聞ければなぁと思うが、一度だけだ。こんなに人の会話に聞き耳を立てるのは生まれてはじめてだ。それだけでもTOEICが英語力の指標となっているのがわかる。このヒアリング問題を受験テクニックで丸暗記することはできないだろう。4つの選択肢があり、その中から選ぶ。もう、この時点で集中力が途絶えてきている。●Part 4説明文問題30問リスニングセクションの45分はまさに地獄の集中力だ。最後のパートだと思えば、ちょっと安堵の気持ちが……。いやいや、気は全く抜けない。このペースでは、ほとんど考えている暇はない。リスニングセクションで感じた事は、すべてテストは天の声に集中することだ。視点は解答用紙なのか、会場のスピーカーなのか、マークシートなのか、色々と想像する。会場を見渡せないが、目の前にいる人たちは黙々と机に視点を落としている。スピーカーを見つめているのはボクだけのようだ。人の話を聞く時に、その方向へ見ていない練習も今後は必要だ。●Part 5 短文穴埋め問題40問さぁ!いよいよリーディングセクションの開始だ。まったく休憩が入らないのがここまで大変だったとは。ここからはヒアリングと違って自分のタイミングで進行できるので、少し安心したい気分だ。しかし、リーディングだけでも、100問ある。最初にざっと試験の物量を確かめてみる。後半のPart 7はeメールのお返事やら招待状やらの、イラストつきでどうやら楽しそうだ。まずは、Part 5の穴埋め問題。ここは文法力が多いにチェックされる。参考にしたのは、小石裕子さんの「新TOEICテスト中学英文法で600点!」と、福田一さんの「中学3年間の英語を10時間で復習する本」もっとしっかり読み込んでおけばなぁ…と後悔先にたたず、文章を読み直し、消去法で考えていくがあまりにも単調でありながらも、頭が回らないので、最後に攻略するとして、次のPart 6へ。リーディングは75分間を自分で好きなように使い方をデザインできるし!●Part 6 長文穴埋め問題12問このPartは、先程のPart 5の一発問題と違って、全体の文脈から判断することができるPartだ。しかし、読解するのには時間がかかる。長文とわからない単語との間に、色々と穴が埋まっている。なんとなくの直感で判断しながら問題を勧めていった。Part 5の文法よりも、全体で何が語られているのかが理解できることが重要だ。●Part 7は、読解問題48問いよいよ、最後のPart 7の読解問題。海外とのやり取りでは、一番よくやり取りをする事例だ。ウェブのマーケティングの話から、レセプションのパーティーのお誘いの文章案についてのやり取りに至るまで。ただ、問題はここでは、辞書もないし、Google翻訳で翻訳させることもできない(笑)一問真剣に説いていたら10分近くもかかってしまった。これはまずい。ここのPartは、さらに集中力が必要だ。そう考えると、ここのPartは捨て、一問あたりの消費時間の少ないPart 5に戻り、Part 6 、そしてPart 7は、もう2列分ほど全部「B」を選択した。4択ということは、25%の確率で当たるということだ。とにかく時間がなくてもマークシートは埋めた。あっという間に時間は終了。「ペンをおいてください!」と試験官のはじめての指示がここで出た。●TOEICは受験してからが勝負だと思った!TOEICの高得点者は必ず、複数回TOEICテストを受けている理由が分かった。自分の得点よりも、まずはこの時間とこのテストの仕組みを知ることのほうが重要だ。まずは、この雰囲気に慣れることが必要だ。運転免許の試験と一緒で、教習所(TOEIC専門の学校)に通っていない人は、まずは、最初は試験会場の仕組みを理解するべきだ。ボクにとっては、まず、ネットもコーヒーも音楽もないところでテスト勉強することが重要だし、基本の文法力がまったくダメな事がものすごく理解できた。もちろん、単語力もだ。特にPart 7は日常業務でもあるので、時間内に処理できる能力をもっと上げる必要があると自己分析し、スコアが出る前に痛感することができた。さっそく、来年のTOEICテストも受けようと思う。年4回受ければ、英語のモチベーションも下がらないはずだ。むしろ、この2時間、無言で戦い続けるという、学生時代の勉強意欲を経験できたことの法が重要だ。すべての邪念をふるいはり、自分のスコアに望む。なんだか、アスリートの気分になれた。早速だが、来年の2013年1月13日(日)の第177回の試験(東京)を受けることを決定!料金は、5,565円(うち消費税等265円)リピーターは、4,950円。クリスマスの忘年会を、ひとつ参加しない料金負担だけで、自分の中のファイターな部分が目を醒ましたことを実感できる。受験勉強だけでなく、英語に対するモチベーションが確実にアップした2時間だった。しかし、こんなに、頭を使ったのは本当に何年ぶりだろう……。TOEIC公開テストは年9回、全国80都市で開催されている。人にTOEICのスコアを言う前には最低でも2回受験しておく必要があると感じた。ということでまた来週!文/Paul toshiaki kanda 神田敏晶神田敏晶 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役 ビデオジャーナリスト / ソーシャルメディアコンサルタント神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピューター雑誌の編集とDTP普及に携わる。その後、 マルチメディアコンテンツの企画制作・販売を経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。1999年に米国シリコンバレーに進出、SNSをテーマにしたBAR YouTubeをテーマにした飲食事業を手がけ、2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬を経験。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日日本能率協会総合研究所は11月15日~22日にかけて、全国の受験生(小学6年生・中学3年生・高校3年生)の保護者1,000人を対象に、子どもの体調管理についてのアンケートを実施した。まず、受験を控えた子どもの体調管理のためにどの程度気を配っているか尋ねたところ、全体で69.5%が気を配っていると回答した。親の性別でみると、父親よりも母親のほうが気を配っているようだ。受験を控えた子どもだけではなく、家族全員の体調管理に気を配っている割合は69.2%で、受験を控えた子どもと同程度の結果となった。受験を控えた子どもの体調管理対策について聞くと、半数以上が「うがい・手洗いの徹底(56.5%)」、「規則正しい生活と十分な睡眠(51.2%)」、「予防ワクチンの接種(51.0%)」、「食事の栄養バランス(50.1%)」を挙げていた。続いて、受験生の子どもの風邪・インフルエンザ予防のために利用したいものについて尋ねると、1位は「マスク」(53.5%)、2位は「ハンドソープ」(45.8%)、3位は「うがい薬」(41.3%)だった。「免疫力を向上させる食品」は33.6%が利用したいと回答している。「免疫力を向上させる効果・効能があること」を知っている食品について聞くと、「ヨーグルト・乳酸菌飲料」が85.4%で最も高かった。受験を控えた子どものために興味がある食品でも、「ヨーグルト・乳酸菌飲料」が67.8%と最も高く、「緑茶」(31.4%)、「バナナ」(30.0%)がそれに続いた。インフルエンザ等感染症予防を目的として子どもに取らせたいものについて尋ねたところ、「明治ヨーグルトR-1」(40.5%)、「明治ブルガリアヨーグルト」(33.8%)、「ヤクルト」(25.9%)と回答した人が多かった。特に「明治ヨーグルトR-1」は、受験生の体調管理への意識が高い母親の半数以上が「取らせたい」と回答している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日テレビなどでよくタレントさんが「教員免許を持っている」や「看護師資格がある」といって紹介されているのをよく見かけます。また、身近な人の中にも、実は教員免許を持っている、看護師の資格がある、という人がいたりしますよね。では、そういった教員免許や看護師の免許を持っている人は実際どれくらいいるのでしょうか?また、毎年どれくらいの人がそういった免許を取得しているのでしょうか?それぞれの免許の管轄である文部科学省と厚生労働省に話を伺い調査をしてみました。■教員免許の取得者は毎年10万人以上文部科学省の統計データによると、小学校、中学校、高等学校の教員免許取得者は、毎年10万~13万人もの数になります。その内訳をおおまかな数字で言うと小学校が約2万人、中学校が約5万人、高等学校が約6万人といった数字になります。例えば、文部科学省が公表している統計データによると、平成18年度は小学校の教員免許取得者が17,198人、中学校が51,912人、高等学校が73,458人となっています。さて、この教員免許取得者数というのが昔より減っているのか増えているのかと言いますと、実は大きく減っているのです。昭和59年度のデータを見ると、小学校が29,171人、中学校が88,339人、高等学校が80,465人となっています。小学校と高等学校については、1万人ほどの減少ですが、中学校が3万人と大きく減っています。教員免許の取得者の減少の理由は、景気の問題、少子化、採用率の低さなどさまざまあると言われています。では、毎年10万人以上もの人が教員免許を取得している訳ですが、採用率が低い中、どれくらいの人が実際に教壇に立つことができるのでしょうか?先ほど取得者数の例に挙げた平成18年のデータでは、●小学校の教員免許取得者17,198人採用者数11,598人競争率4.6倍●中学校の教員免許取得者51,912人採用者数6,170人競争率9.8倍●高等学校の教員免許取得者73,458人採用者数2,563人競争率14.2倍となっています。免許を取得しても採用してもらえる学校がない、なんて話をよく耳にしましたが、本当にそうなのですね。こうした採用率の低さから、取得しても採用試験を受けない人も非常に増えているそうです。また、免許取得者の大半が「持っていると何かの役に立つかも?」と考える人や、「大学で取得できるのなら取っておこう」という人だそうです。■看護師免許取得者も意外と多い?次、厚生労働省に看護師免許について話を伺ったところ、看護師としての登録人数はこれまで累計で164万3,481人に上るとのことでした。簡単に考えると、これだけ多くの人が看護資格があるということですよね。次に毎年どれだけの人が看護師免許を取得しているのか、調査してみました。厚生労働省・医政局看護課からいただいたデータによると、平成21年受験者数……50,906人 合格者数……45,784人(合格率89.9%)平成22年受験者数……52,883人 合格者数……47,340人(合格率89.5%)平成23年受験者数……54,138人 合格者数……49,688人(合格率91.8%)平成24年受験者数……53,702人 合格者数……48,400人(合格率90.1%)といった数字になっています。毎年5万人近い人が看護師免許を取得しているのですね。また、厚生労働省によると、保健師は年間13,000人ほど、助産師は2,000人ほどが免許を取得しているそうです。先生や看護師さんなど、身近な職業の免許。調べてみると、意外なほど多くの方が毎年取得されているようでした。ちなみに、調理師免許は毎年約4万人、美容師免許は毎年約2万人が取得しているそうです。そう考えると、教員免許取得者は際立って多いと考えられます。読者のみなさんの中にも、もしかしたらこういった免許を実は持っている、という人がいるかもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年12月15日日清食品は、「チキンラーメン 受験生応援カップ ぽっかぽかジンジャー風味」と「チキンラーメン 受験生応援カップ スタミナガーリック風味」を12月25日から全国で新発売する。希望小売価格は1食178円。今回発売する2商品は、”頑張る受験生を応援するカップ麺”をテーマに、それぞれジンジャーとガーリックという、寒い冬の受験勉強を元気に乗り切るための具材を使用。「チキンラーメン」ならではのローストじょうゆの香ばしさに、ジンジャーやガーリックの特徴ある香りが加わり、風味豊かなカップ麺に仕上がっているという。さらに、AR(Augmented Reality:拡張現実といわれるデジタル技術)アプリ「ひよこちゃん受験生応援アプリ」を期間限定で配信。同アプリを使って商品パッケージを写すと、ふたの上から飛び出したひよこちゃん神主が、すべらない神社として知られる富山県氷見市の「火神社」から登場し、受験生の合格を祈願してくれるという。アプリの配信期間は、12月25日から3月31日17時まで。ダウンロード方法は、商品のふた裏にあるQRコードを読み取り、キャンペーンサイトへアクセスして行う。携帯電話、スマートフォンに対応しているが、一部の機種では使用できない場合があるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日東洋水産は2013年1月1日より、「マルちゃん がんばれ!受験生 俺の塩で俺は勝つ 丸鶏だし塩焼そば」「同 麺づくりで点づくり 丸鶏だし塩白湯スープ」「同 桜色の鶏だしうどん 丸鶏だし使用」を発売する。価格は各170円(税別)。同商品は、受験シーズンに合わせ、”マルちゃんはがんばる受験生を、特製の焼そば・ラーメン・うどんで応援する”というコンセプトで発売するもの。3品共通で丸鶏のだしを使用し、「丸鶏だしでマルを取ろう」という応援メッセージで、合格へのストーリーを展開する。商品展開のストーリーは、焼そばは、”「俺の塩」から派生させ、力強く「俺は勝つ!」と合格を誓う”。ラーメンは、”「麺づくり」と「点づくり」をかけ、試験で高得点を取る”。うどんは”桜色のパッケージのように、合格して桜の花が満開に”、としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日亀田製菓は17日より”がんばる受験生応援企画”として、「120g合格するぞ! ハッピーターン」「100g合格するぞ! ハッピーターンちょこっとチーズ味」「9枚合格手塩屋」を期間限定で発売する。「ハッピーターン」は、第1次オイルショックの影響を受け、不景気で暗い時代に、「幸せ(ハッピー)がお客さまに戻って(ターン)来る」ように、と願いを込めて作られたという。同社では、今年も多くの受験生にハッピーが訪れますように、との思いで、昨年の「120g合格するぞ! ハッピーターン」に加えて、「100g合格するぞ! ハッピーターンちょこっとチーズ味」を発売する。ラッキーアイテムとして、個包装のパッケージのサイドに描かれている「星」がまれに「桜」に、さらに超ラッキーアイテムとして、ハートの形をした「幸せのハッピーターン」が入っているという。見つけられる確率は秘密とのこと。実勢価格は共に230円前後。「手塩屋」は、こんがりと焼き上げて、かつおと昆布のうま味を効かせた特製の「だし塩味」のお煎餅。「合格手塩屋」は、パッケージに合格祈願の絵馬をあしらい、パッケージの真ん中にある「て」の中に「合格」があることで、「合格を手に入れる」ということを表しているという。個包装には、「手」「塩」「屋」にまつわることわざや熟語を紹介。受験生の勉強の息抜きに、家族で楽しめる。実勢価格は210円前後。また、これらの商品の発売に合わせ、12月17日(予定)に、「合格するぞ! ハッピーターン」受験スペシャルページを期間限定オープンする。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日菓子メーカーの明治は、大きさが通常の約3倍ある”カール”が入った「でかカールコーンポタージュ味」を、12月11日から全国で発売する。参考小売価格は126円。同商品には、スイートコーンが使用されており、パッケージには、同商品のキャラクターである「カールおじさん」と、実物大の”でかカール”がプリントされている。なお、同社では今年も受験シーズンにあわせ、受験応援商品「ウカール」を、12月18日から期間限定で発売。「ウカール」は”試験に受か~る”を語呂合わせした商品名で、パッケージも「お守り袋」をイメージしたデザインになっている。味は、「チーズあじ」、「うすあじ」、「元祖カレーがけ」の3種類を展開。同社では今後、受験生応援サイト「ウカール合格神社」をパソコンサイト、携帯、スマートフォンサイトに期間限定で開設し、「応援川柳大会」などを通じて、受験生とその家族を応援していくとのこと。詳細は、同社サイトで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日アサヒフードアンドヘルスケアは12月10日、タブレット菓子「ミンティアミラクルパンチ」を期間限定発売する。同商品は、クエン酸配合の甘酸っぱいチェリーソーダ味タブレット。チェリーのさわやかな甘みと、炭酸飲料を思わせる爽快な味わいに仕上げたという。製品には、従来品のタブレット型に加え、さくら色の”桜タブレット”と勝ち星を意味する白色で星型のレリーフ入り”白星タブレット”を用意。”白星タブレット”は”桜タブレット”より出現率が低く、運だめし感覚の楽しさを狙った。パッケージにはピンク色の容器を採用。色とりどりの星を配し楽しさを表現した。また、”受験生応援”企画と題して「勝てそーだ!チェリーソーダ!」の応援メッセージを記載。決戦の時期を迎える受験生を応援していく。価格は50粒入り100円。詳細は「アサヒフードアンドヘルスケア」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日ベネッセコーポレーションは26日、「大学生が振り返る大学受験調査」の調査結果を発表した。同調査は、現役の大学生と専門学校生を対象に、高校生活や受験期の学習の様子などを振り返ってもらうことで、高校時代の学習・生活と入試形式や入学大学のタイプ、受験を通しての成長感や大学での学びとの関係について明らかにするというもの。調査は8月にインターネット上で行われ、大学生(短大生・付属高校推薦による入学者を除く)4,101名の回答を分析した。「高校3年生時の1日あたり学習時間」を聞いたところ、推薦・AO入学者は、高校3年生の1日あたりの学習時間「1時間未満」の比率は、4月が56.4%、9月が45.0%となっており、約半数が1時間未満しか勉強していなかった。12月時点での「1時間未満」は62.2%に上った。対して一般入試による入学者を見ると、「1時間未満」と答えた人は4月が39.9%、9月が16.0%、12月が9.1%だった。入試難易度(進研模試の偏差値基準)別に見ると、偏差値が低いほど「1時間未満」の比率が高まり、偏差値49以下に限ると、4月は75.4%、9月は64.8%となった。「受験対策をしたか」との問いには、推薦・AO入学者の5人に1人(20.1%)が「受験対策をしなかった」と回答した。中でも、入試難易度が低い大学(偏差値49以下)への入学者では29.8%だった。他方、受験対策をした学生であっても、一般入試のための教科学習を経験した学生は半数に満たなかった。「受験に対する態度」を聞いたところ「あきらめずに努力し続けた」は推薦・AO入学者で38.2%、一般入試による入学者で49.2%だった。また、合わせて「大学生活について思うこと」を聞いたところ、「あきらめずに努力し続けた」と振り返っている学生ほど、大学への満足度や大学での学びに対する意欲が高かった。中でも推薦・AO入学者のうち「あきらめずに努力し続けた」学生の大学への満足度や大学での学びに対する意欲は、一般入試による入学者よりも高かった。「あきらめずに努力し続けた」と回答している推薦・AO入学者を分析したところ、早い段階から受験対策を開始し、学習時間を確保する期間も長期であることが分かった。同調査の詳細内容は「ベネッセ教育研究開発ページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日楽天リサーチは11月5日・6日の2日間、日本の英語教育に関するインターネット調査を実施した。調査は楽天リサーチに登録しているモニターの中から、未成年の子供を持つ16歳から69歳の男女計1,000人を対象に行った。「日本の英語教育に満足しているか?」と尋ねたところ、86.6%が「満足していない」と回答した。その理由については、「実用的な英語力が向上しない授業内容(68.8%)」、「英語を話す機会が少ない(66.4%)」、「受験英語と実践英語の乖離(かいり)(60.2%)」がトップ3。勉強しても使えないことへの不満という点で共通しているようだ。次に、「自分の子供にグローバルな視点を持ってほしいか?」と聞いたところ、93.6%が「はい」と回答。「子供に国際競争で戦える能力を身につけさせたいと思うか?」という質問では、「思う」が83.3%だった(やや思う32.0%、思う29.3%、かなり思う22.0%の計)。「子供に国際競争で戦える能力を身につけさせたいと思う」と回答した人を対象に、「そのためにどのような英語教育が必要だと思うか」と質問。すると1位は、「ネーティブや専任教師、国際経験のある教師の積極的な採用(54.4%)」、2位が「受験英語から実践英語に授業・勉強方法を切り替える(52.8%)」、3位が「英会話に重点を置く(51.5%)」だった。さらに、「国際競争に勝てる人材に育てるために、海外留学をさせたい(あるいは、すでにさせている)か」と尋ねると「はい」が33.1%、「いいえ」が17.0%、「分からない」が49.9%。「はい」と回答した人に、海外留学の期間を聞いたところ、「1年以上2年未満」が42.0%で最も多く、次は「半年以上1年未満」(20.8%)だった。最後に、学校以外の教育機関で英語を学ばせているかどうか質問。意外にも、79.5%が「いいえ」と答えており、学校の英語教育に不満はあっても、それ以外の手段で英語を学ばせていない親が多いことが明らかとなった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日日本郵便とネスレ日本は2013年の共同企画商品として、「キットメール」を全国の郵便局と一部の簡易郵便局で12月5日から販売する。同商品は、受験生のお守りとして親しまれている「キットカット」に、手書きのメッセージを添えて郵送できる商品。2009年に販売以来、受験シーズンの人気商品となっている。今回は、「センター試験前に贈りたい」という要望に応えるため、12月から販売を開始する。パッケージは満開の桜をモチーフにデザイン。2013年バージョンの「キットメール」では、初のポップアップ式パッケージを採用した。「キットメール」の箱を開けると満開の桜のポップアップが飛び出し、「キットカット」のリズムで音が鳴る仕組みとなっている。同商品は、キットカットミニ2枚、キットカットミニホワイト2枚入り。販売期間は12月5日から2013年3月29日まで。全国の郵便局(一部の郵便局は除く)と一部の簡易郵便局で、250円で販売する(簡易郵便局での販売価格は、異なる場合があり)。また、郵送の場合は別途140円分の切手貼付が必要。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日通信教育事業などを行っている「ベネッセコーポレーション」の社内シンクタンクである「ベネッセ教育研究開発センター」は、2012年9月、首都圏の公立小学校の子ども(3年生から6年生)をもつ父親・母親5,256名を対象に、「首都圏保護者の中学受験に関する意識調査」を実施した。「お子さまに、中学受験をさせる予定ですか?」と尋ねたところ、小学校3年から6年生全体の17.5%(6年生のみでは23.3%)が「はい(中学受験をさせる予定)」と回答。小学校3年生で、「中学受験をさせない」と回答した保護者は約5割(48.2%)にとどまり、約4割(38.8%)は「まだ決めていない」と保留の回答を得た。小学校6年生で「まだ決めていない」と回答した人も1割弱(9.1%)いることから、小学校6年生まで、「受験する・しない」の検討は長期化していることが伺える。そのうち、52.8%が「私立中学校」を、7.5%が「国立大学の付属中学校」を、33.9%が「公立中高一貫校」を第一志望にしていた。「これまでお子さまの中学受験をやめさせようと思ったことがありますか?」という質問では、「中学受験をさせる予定」の保護者(6年生)のうち4割強(44.3%)が、受験をやめさせようと思ったことが「あった(「何度もあった」、「時々あった」)」と回答。一方で、「中学受験をさせない予定」の保護者(6年生)のうち2割強(22.6%)が、受験をさせようと思ったことが「あった(「何度もあった」、「時々あった」)」と回答している。「中学受験をさせる予定」の保護者が、受験をやめようと思った理由の上位には、「受験勉強が大変だから」、「子どもがやる気にならないから」、「子どもが疲れやストレスを感じるから」、「子どもらしいゆとりある生活を送れないから」など、子どもの負担に関することがあがった。次いで、「受験費用(塾など)にお金がかかるから」、「私立中学校は授業料が高いから」、「親子関係が悪化するから」など、金銭面の負担や、親子関係に関することがあげられている。なお、調査の詳細は、同センター公式サイトの調査・研究データのページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日「結婚したい」と言いながらも、なかなか結婚できない女性を見ていて、不思議に思うことがあります。「見た目も悪くなければ、常識もあるし思いやりもあるし、性格に問題もない。色気がないかというとそんなこともない。なんでこんなに感じの良い女性が結婚できないんだろう?」もちろん、私自身も結婚したいと思いつつできていないので、その私の観察が正しいかどうか、大いに疑わしいところではあるのですが、そういう女性にはあるひとつの共通点があるような気がしてきました。それは、彼女たちがみんな、学生時代は「真面目な優等生」だった、ということです。私自身もそうなのですが、子供の頃は親の言うことを聞く「いい子」でした。そういう子供は親にホメられたくて勉強しますし、言いつけを真面目に守ります。しかし、男女のあれこれについては、親は教えるどころかむしろ禁止してくるのが普通です。「日が暮れる前には帰ってきなさい」「誰と電話してるんだ、いい加減にしろ」など、男女交際を禁止するような家のルールもありますし、もちろんテレビでベッドシーンが流れようものならチャンネルを変えられます。そんな生活の中で、得られる情報といえば少女マンガの中のドリーム全開の男女交際像か、もしくは逆に、父親が隠し持っているエロ全開のエロ本……。本来なら、学生時代に友達とのコミュニケーションの中で、自然に自分の恋愛感情や、それを表現する方法を身につけていくはずなのに、ファンタジーばかりを摂取して現実のコミュニケーション能力が身につかないのです。中学時代は「高校受験でそれどころじゃない」、高校時代は「大学受験でそれどころじゃない」と塾や予備校に通っていた人間が、晴れて大学生になって「さぁいざ恋愛しよう!」と思っても、中高で恋愛修行を積んできた人たちとの間には、もう埋められないほどの恋愛力の格差ができあがっているのです。恋愛をする能力とは、意図してルールを乗り越え、一線を乗り越える能力でもあります。真面目に優等生をやってきた人間には、この「コミュニケーションで一線を越える」ことが、非常に難しい。もちろん、もういい大人ですから「学生時代がああだったせいで、私は結婚できないんだ」なんて嘆いてるヒマなんかありません。自分でどうにかするしかないのです。恋愛の猛者たちの中で、いまさら初陣をやるのは大変なことです。でも、「したい」という気持ちがあるのなら、それは勇気を振り絞って「してみる」べきなのです。真面目な優等生だった人には、いままでさぼってきた「恋愛」や「異性とのコミュニケーション」という科目は非常に難しいものに見えるかもしれませんが、他の科目と同様、学ばなければ伸びないのです。他の科目とは違い、相手のあることですから、思いやりを忘れず、良い関係を築けるように、大事にひとつずつ学んでいけるといいな、と思います。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日日本製粉は“がんばれ、受験生!!”をテーマとした、「オーマイ はぃろうきてぃ!合格パスタ」3品を限定発売する。出荷期間は2012年11月15日から2013年1月10日まで。同商品は、「ハローキティ」にちなんだ「はぃろうきてぃ」を受験応援キャラクターとして起用。スパゲティ2品(1.5mm結束タイプ、1.7mm結束タイプ)、マカロニ1品を発売する。パッケージには志望校合格を祈願した、「はぃろうきてぃ」の絵馬をデザインした。また、同商品の購入者を対象に、「ハローキティ」グッズが当たる「オーマイ ハローキティグッズプレゼント!キャンペーン」も実施する。対象商品3品のバーコード1枚を官製はがきに貼って応募すると、抽選で3,000名にオリジナルストラップやステンレスボトルが当たる。詳細は同社公式サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月16日サッポロビールが設立した日本ビール文化研究会は、第1回「日本ビール検定」を9月23日に開催し、10月下旬に合格者への通知が完了した。今回の合格者は、3級・2級あわせて3,543名。同検定は、ビールの歴史・製法・原料・種類などの基礎から、おいしく飲むための方法など幅広い分野で試験を実施。受検者数は目標を上回り、5,008名だった。受験者数は男女とも31~40歳が最も多く、20~30歳がそれに続いた。受験者数の6割は20~40歳が占める形となった。受験者からのアンケートによると、受検動機は「ビールが好きで知識を深めたい」といったご意見が一番多かった。受験前は、今まで飲んだことのなかったビールを飲んだり、ビール工場を訪ねたりして勉強をした人が多かったようだ。「1級にチャレンジしてみたい」との声も多く、ビールに対する深い知識欲がうかがえる。3級の合格者数は2,327名。合格率は95.3%だった。2級の合格者数は1,216名で、合格率は47.4%。満点合格者は3級で2名、2級の満点該当者はいなかったという。職業別に見ると、酒類・飲食関係者は受検者全体の約2割に留まった。今回の検定は、飲食関係者よりも一般の消費者の方が興味を持ったようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日教学社は2012年3月5日から8月17日にかけて、2012年4月難関大学入学者142人を対象に、スケジュール管理ツールについてのアンケートを実施した。「勉強計画や日々のスケジュールをどのように管理していましたか?」と質問したところ、女性1位は「手帳(69.8%)」、2位が「記憶(25.6%)」、3位が「ノート(23.3%)」。男性1位は「手帳」「記憶」だった(同率32.3%)。いずれも携帯電話の割合は少なく、手帳でスケジュール管理している人が多いことが分かった。また、同社赤本ウェブサイト「受験生・保護者の方」ページでも、受験生を対象に「何でスケジュール管理する?」というアンケートを実施。調査は2010年12月21日から2012年11月17日にわたって行った。投票数は2,261で、ここでも「手帳」が60.7%で1位。「携帯電話・パソコン(17.2%)」「記憶する(14.7%)」「カレンダー(7.3%)」がそれに続いた。同社では毎年、難関大学入学者の合格体験記を集めており、合格者の多くが、時間の使い方や学習計画などの自己管理を重視しているという。「時間を意識的に管理する」「月単位で大まかな学習計画を立て、週単位や日単位で調整していく」などの声も寄せられており、手帳はそれらをうまく実践できるツールとして支持されているようだ。ここで指す難解大学とは、北海道大学・東北大学・筑波大学・千葉大学・お茶の水女子大学・東京大学・東京医科歯科大学・東京外国語大学・東京工業大学・一橋大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・大阪市立大学・神戸大学・広島大学・九州大学・青山学院大学・学習院大学・慶應義塾大学・国際基督教大学・上智大学・中央大学・法政大学・明治大学・立教大学・早稲田大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日年の瀬が近づくと同時に、いよいよ本格的に受験シーズンに突入する。一足先にはじまっている推薦入試などを含めると、受験生は約半年にわたり悲喜こもごもな日々を送ることとなる。その間、ご利益のある神社なんかがあると聞けば祈願に訪れたくなるもの。愛媛県内のとある駅なんかは、受験生なら誰しも、用がなくても下車したくなるとか……。その駅の名前は「ごうかく駅」。松山市と高知市のちょうど間あたりにある、JR「落出(おちで)駅」から四国カルスト方面へ向かって国道440号線を進んだ山中にある。この道はもともとJR四国バスが走っていたのだが、時代の中で営業は廃止に。今はその後を引き継いだ久万高原(くまこうげん)町営バスが、1日4本運行している。それにしても、なぜ「ごうかく駅」というのだろうか。バスを管理する柳谷産業開発公社に問い合わせたところ、「この一帯は郷角(ごうかく)という地区なんです。地名にあやかり、JR四国バス運営当時に合格切符など売り出したところ、人気に火がつきました」との回答。当時の駅長が「受験グッズを作ったら売れるかも!」とひらめいたんだとか。ごうかく駅を走る久万高原町営バスは古味(こみ)線と呼ばれているが、その路線には「大成(おおなる)」という駅もある。読み方は違うが、「合格して大成するように」ということで、毎年受験シーズンが近づくと、この2つの駅を結ぶ専用切符(640円)が売り出されるのだそうだ。さらに、別路線の岩川線に「旭(あさひ)」という駅があるが、この駅とごうかく駅を結ぶ専用切符も用意されている。「2つの切符を合わせると“朝日(旭)が昇れば合格(ごうかく)し、物事を立派に成し遂げることができる”という意味になります」(柳谷産業開発公社)。ちなみに毎年12月初旬になると、この地域にある応神天皇などを祀った「五社八幡神社」で、切符の合格祈願の奉納も行われている。切符以外にも、地域のお年寄りが手作りしているという破魔矢と五角形(ごうかく)の鉛筆、そしてそれらを立てる鉛筆立がセットになった「ミニ破魔矢セット」(1,800円)も用意されている。これらのセットは、もちろん「ごうかく駅」に行けば買える。しかし、駅がかなり不便な場所にあることから、近隣の鉄道駅など3~4カ所でも販売しているそう。ちなみにネットでも購入可能だ。とはいえ、ごうかく駅の近くには、日本三大カルストのひとつに数えられている四国カルストなどの観光名所もある。受験生本人は無理かもしれないが、代わりに親や兄弟などが、観光がてらに買いに行くのもいいかもしれない!【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日検定ポータルサイトを企画・運営する日本出版販売は、第1回「不思議の国のアリス検定」を来年1月27日に、東京、名古屋、大阪で開催することを決定した。申し込みは同社が運営する「検定、受け付けてます」の公式ページにて、12月21日まで受け付ける。受験料は6,500円。第1回は「不思議の国のアリス」ファン初級者レベルの「白ウサギ級」を実施。問題はルイス・キャロル著「不思議の国のアリス」から出題し、知識を公正に審査する。出題形式はマークシート形式で、三者択一方式。全80問中、正答率60%以上で合格となる。来年3月上旬頃に全受験者へ合否通知を送付し、合格者には合格認定証が送られるとのこと。なお、受験者特典として、検定を受検した人全員に、イラストレーター「左」が描くアリスの描き下ろしイラスト入りBOX付きキャンドルグラス(非売品)をプレゼント。また、検定の開催を記念して「左」、「カズアキ」、「serori」などのイラストレーター陣が描く「不思議の国のアリス」描き下ろしイラストが入った、合格認定カードや懐中時計など検定オリジナルグッズを販売する。詳細は、「同検定公式サイト」を参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日ダイヤモンド社の学生・若者向けWebサイト「メンター・ダイヤモンド」は、全国の読者投票による「行きたい学園祭ランキング2012」を実施。1位は早稲田大学の「早稲田祭」という結果になった。同調査は全国の大学100校を対象に、8月1日から10月5日までインターネットを通じて実施した。総得票数約3万4,338票で、1位の早稲田祭は6,606票だった。早稲田祭(早稲田大学)は、例年約16万人が訪れるマンモス学園祭で、学園祭参加団体は約460にのぼる。今年は大隈講堂前でのステージ企画が復活することもあり、例年以上に注目を集めているという。2位は新宿祭(工学院大学新宿キャンパス)で、5,833票を集めた。1階から29階を駆けのぼる来場者参加企画「鉄人29階」、1階アトリウムに設置された240インチの巨大スクリーンを使ったショーなど、校舎の特長を生かした企画を予定している。3位は5,537票を集めた、明大祭(明治大学和泉キャンパス)。同時期に学園祭が開催される同大理工学部の「生明祭」も第7位にランクイン。同大学は受験者数全国1位を誇る人気校であることから、受験前の下見として父兄や高校生が訪れたいという意向もあるようだ。4位は約4万人の来場者があるという創大祭(創価大学)、5位には著名なミュージシャンを招いての音楽ライブが人気の青山祭(青山学院大学)がランクインした。同サイトでは、「行きたい学園祭2012」で20位までにランクインした学園祭に実際に足を運び、審査により全国1位の学園祭を決める「ベストオブ学園祭2012」を企画している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日■TOEICの経済効果は約1028億円2012年の11月18日(日)に行われるTOEIC試験を実際に申し込んでみた。自分の英語力をKPI化(見える化)するひとつの方法として、TOEICテストを受けてみるのはこのコラムもあることだし、いい機会だと思った。また、皆さんにもチャレンジを共有することができる。もちろん、英語のコラムを連載しながら、ひどい得点を皆さんにさらしたくないというモチベーションも働く。一方ではかなり自虐的な結果が待っているのかもしれない(笑)。むしろ、そうでもしないと英語学習のモチベーションはあがりにくいものだ。ボクにとって、このTOEICテストのスコアは、人生の行方を変えるものではない。しかし、これからの新卒採用では、TOEICのスコアが人生の行方を左右する時代になりそうな気配がしている。そもそも、TOEICとは、国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communication)のこと。1979年、日本経済団体連合会と通商産業省の要請に応えて公的テスト開発機関、米国ETS(Educational Testing Service)社が開発した。タイム社の極東総支配入であった北岡靖男と通産官房長の渡辺弥栄司が、文法重視ではなく実際に英語を使うためのテストとして制作を依頼したのがきっかけ。1986年、通産省の認可を受けた財団法人 国際ビジネス・コミュニケーション協会(IIBC)が運営している。コンセプトは「ビジネスの現場で必要とされるコミュニケーション英語能力を測定する、世界共通のテスト」 日本で227万人(2011年)韓国で200万人(2008年)で世界200カ国の9割を占め、受験総数は500万人(2008年)に至る。TOEICの及ぼす経済効果を、ざっとフェルミ推定で計算してみると、市場規模は約1,028億円になる。内訳は、日本だけの試験料金5,565円×227万人の単純計算で126億3,255万円。世界全体500万人では約278億2,500万円の試験料金の市場規模だ。そして、受験者全員が約5,000円の教材を購入し(+250億円)、10人に1人が英語学校などへ10万円分通ったとする(+500億円)で算出してみた。さらに、TOEICの基礎編となる「TOEIC Bridge」などが幼小中高のK12(幼稚園から高卒までの13年間)市場へ向けて普及するとさらにこの市場は拡大するだろう。■2011年大卒新入社員のTOEICスコア平均は494点2011年大卒新入社員のTOEIC平均スコアは494点だった。また、実施企業は954社、受験者数は38,473名だった。意外だったのがこのリスニング(Listening)とリーディング(Reading)のグラフの差だ。日本人はリスニングが苦手だけど、読み書きは得意との先入観を持っていたが、このグラフを見る限りでは、リスニングは得意、リーディングが不得手と見ることもできそうだ。これは、TOEICテストの特徴なのかもしれない。受験する人が、まったく初回だと、日本語が全く使用されない問題に対して不慣れな状況だったのだろう。むしろ、「英語」ではなく「English」の理解度を測るためのテストであり、世界約120カ国で使用されているため、当然日本語はない。当然ながら英訳、和訳なんて問題もない。だからこそ、日本の英語学習の効果がスコアに反映されにくいテストだ。むしろTOEICのReadingでは、中学時代の英文法をしっかり理解しているかどうかで得点の差がでる。4択問題などではそんな問題が多い。■TOEIC、英検、TOEFLその違いは?TOEICは資格試験でも採用試験でもない。しかし、その人の英語力を客観的に判断するための指標としては、わかりやすい。ポイントによるスコア制度なので、合否がなく、10点から990点までに必ず分布されるからだ。英検(文部科学省系)などの指標だと合格寸前でも合格しないことにはその級を名乗れない。英検では3級以上には面接試験があるが、TOEICには面接試験がない等、試験の仕組みが違うので、TOEICのスコアと英検を単純に比較することは難しい。しかし、英検取得者のTOEICスコアという分析では、下記などが目安になりそうだ。あくまでも目安だが。TOEIC 930英検1級 TOEIC 700英検準1級 TOEIC 570 英検2級 TOEIC 450 英検準2級 TOEIC 340英検3級 TOEIC 260英検4級 NCC総合英語学院調べTOEICのほかにTOEFL(トーフル)も有名だ。TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、1964年、英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、TOEICと同じ、米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されたテスト。主に、大学の入学前のテストとして世界標準である。ただ、大学で学ぶ外国人のためのものであり、語彙も学術に関するものが含まれるため、ビジネスを照準としたTOEICとはテストの質が異なる。留学を考えるのであればTOEFLは必須だ。■新卒採用にTOEICスコアを求める企業社内公用語を英語とした楽天の新卒でスコアは650点以上、ユニクロのファーストリテーリングの新卒700点以上となっている。続いて、ソフトバンク、武田薬品工業の新卒は730点以上、楽天の上級管理者は750点以上、NTTコミュニケーションズの新卒は850点以上、外資系のサムソンは900点以上と明確に新卒社員にTOEICスコアを数値化している企業がある。この動きは日本の企業で今後、一段と広まっていくとボクは考えている。それは日本の企業が国際化、グローバル化しないと生き残れないことがわかっているからだ。ゴールドマン・サックスのレポート「more than an Acronym (2007年3月)」によると、2050年(今から+38年後)までに世界の経済規模は現在の約3.2倍に膨らむそうだ。しかし、その時の日本は、なんと、GDP世界比率は12%から3%へと1/4にもシュリンクするそうだ。【参照】連載第3回 10年後のNipponをイメージしてビジネス英語とつきあおう!また、それだけでなく、何万人も応募してくる企業では足切りとしてのTOEIC策もあるだろう。さらに昇進試験などでは、英語とはかかわりのない企業でさえ、新卒と同じ条件を提示すればリストラ対応のリストアップにもつながる。企業に入る障壁が上がり、入ってからもますます障壁が上がる状況だ。さらに、英語の場合は使わないとすぐにサビが現れるからなおさら大変だ!当然、企業が変われば、次は大学が変わる。大学時代から日本の企業を目指すならばTOEICという選択枝に照準を合わせた英語学習が必要となるだろう。いや、むしろ大学への受験勉強が成功したら、英文法主体ではない、TOEIC対策用の授業や講義、ネイティブとの会話の機会などが重要だ。そんな意識改革からようやく、日本人の英語に対する意識が変化してくることだろう。■東大秋入学は、教育改革へとつながるのか?東京大学が9月期秋の入学を検討していることが話題になった。5年の準備期間をかけてだったが、2012年9月26日の東大総長の第二次所信である「総合的な教育改革の加速に向けて」では、「1日も早く」という言葉が新たに織り込まれた。これは大学側が国際的な入学と卒業の基準に合わせるためのものである。9月入学となれば、教授陣の移動時期にも対応できるので、海外から優秀な教授をスカウトできる可能性が高まる。もちろん、ネイティブな外国人教師も増えることだろう。また、海外からの優秀な学生を受け入れることもできる。世界215カ国の大学の約6割が9月入学を採用し、欧米の8割にいたる。すでに、12大学からなる「教育改革推進懇話会」が、東大をはじめ北海道、東北、筑波、東京工業、一橋、名古屋、京都、大阪、九州の国立大10校と、早稲田、慶応の私立大2校で構成(東大と慶応大が幹事役)。■世界の大学、入学時期(1月)シンガポール (1月下旬~2月上旬)オーストラリア、ニュージーランド (2月)ブラジル (3月)アフガニスタン、韓国、アルゼンチン (4月)日本、インドネシア、ペルー (5月)タイ (6月)フィリピン (8月)ハワイ (9月)アメリカ、イギリス、アイルランド、サウジアラビア、カナダ、 カザフスタン、中国、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、 オランダ、エジプト、香港、台湾、トルコ、メキシコ、キューバ、ロシア (10月)ナイジェリア、カンボジアこれを見る限りでも、G8の国で9月始まりでないのは日本だけなのである。これは、入学や卒業だけでなく社会に出るタイミングが主要国からズレているという見方もできる。本来、日本も9月が新学期だった時期があったのだ。1872年(明治5年)から1920年(大正9年)の48年間だ。4月入学になった原因は、国の予算会計年度と一致させたためであり、陸軍の徴兵が9月から4月へと早くなったことにも起因する。さらに、その大元である日本の会計年度は、農業国家であった日本の稲刈りの繁忙時期をはずしたことなどの影響を受けていた(笑)。すでに稲刈りも徴兵もないのだから、いつ9月に戻しても問題はないはずだ。むしろ、問題は、100年近くも4月始まりで育ってきたこの日本の文化だ。もはや、誰も日本人の9月始まりを経験していない。桜が咲くころに3学期が始まるのはピンとこないかもしれないが、これはもう慣れしかない。小学校、中学校、高等学校、大学、企業、役人、国家試験すべてが4月入学体制で動いてきた。一気に国家主導で行うのか、個別に行うのか?東大をはじめ、一流大学が変われば、受け皿となる官僚の国家試験や企業も変わるだろう。4月入社組と9月入社組とに大別するかもしれない。これは、採用活動の一極集中をさける意味でも効果的だ。就職浪人という言葉も緩和されるかもしれない。9月入社があると、海外からの外国人雇用や帰国子女たちにも活路が広がる。企業の中で一気にグローバル化していく。むしろ、日本の企業が発展するのはこの手しかないと思う。日本の文化的な背景は残しながらも、斬新な海外からの空気を取り入れるのだ。すると、英語は本当のコミニュケーションツールとなる。企業が変わり、大学が変われば、あとは簡単だ。高校、中学、小学校と順次変わる。学習指導要綱も見直され、英語嫌いを量産してきた英文法英語からようやく脱却できる時がくる。9月採用が始まり、9月入学が始まるとすると、半年間、半年早まるのか遅くなるのかが問題となる。そのたった半年でグローバルな世界とのリンクが取れるのならば、貴重な半年だと思う。■2017年、新たな外国、日本の登場東大が掲げる5年後と言えば、2017年だ。実質あと4年後となる。4年もあれば学生ならば真剣にTOEFLにトライして留学を視野に入れることもできる。入社時期が緩和されるとカナダやオーストラリアで、半年間(通常1年以内)ワーキングホリデーで語学を習得してから大学へ行く、現地で仕事を見つけるなどと、いろんな人生の選択枝が増えることだろう。日本の官僚システムである国家試験などもすべて4月入学の体制なところも影響している。しかし、どこかで調整せざるを得ないだろう。その半年のために、いろんなメリット・デメリットが協議され、国民全体がその意識に動き出す。そのような意識改革の上で政府や国がどう対応するのか、そして政党はどんな票取りのためのマニフェストを掲げるのか?教育関連ビジネスにとって、これはビッグチャンスだ。教育機関は、国際化に関心を向けるだろうし、受験のための受験勉強から本当の意味でのアカデミックな場を求め、企業側も少子化時代の優秀な人材をさらに欲する。予備校も単なる受験対策だけでなく、グローバル人材育成の素地を作る教育に目覚める。その中で「英語」は一番影響を受ける。英語によるコミュニケーション、そしてスキルやツールだけではなくグローバル人材育成の重要性がさらに重要となる。2017年、新たな外国としての日本が登場するのだ。■TOEICテストは最初の試金石にすぎない。テストの主体は受動的な「リスニング」と「リーディング」だ。英語コミュニケーションにおける、能動的な「ライティング」や「スピーキング」は残念ながらメジャーなテストではない(TOEIC スピーキングライティングテストというのがあるが…)。また、TOEICでは、過去の問題集を、かつての受験テクニックで丸暗記するだけで800点までは取得できると言われている。さらに、4択のマークシートなので、どれかにチェックを入れれば1/4の確率で250スコアは取れてしまう。必ずしもTOEICテストのスコアで英語が使えるという判定にはならない。しかしだ、今までの「英文法」というすべての学生に言語学者のような知識を求める勉強のやり方よりは実践的な事は確かだ。そのために時間を浪費してきたことを、もっとヒアリングやリーディングに置き換えることだってできる。英語を理解するための英文法を覚えるのに「関係代名詞」や「分詞構文」といった漢字を、どれだけボクたちは、覚えてきたのだろう。もうこれ以上、英語嫌いを量産する仕組みで未来の日本を苦しめるのはヤメにしたい。ということで、また来週!文/Paul toshiaki kanda 神田敏晶神田敏晶 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役 ビデオジャーナリスト / ソーシャルメディアコンサルタント神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピューター雑誌の編集とDTP普及に携わる。その後、 マルチメディアコンテンツの企画制作・販売を経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。1999年に米国シリコンバレーに進出、SNSをテーマにしたBAR YouTubeをテーマにした飲食事業を手がけ、2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬を経験。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日みなさんこんには。節約アドバイザーの丸山晴美です。『丸山晴美の節約道場! 年100万円貯めるためのマネーテクニック』では、Q&A方式で、年間100万円を貯めるテクニックを紹介しています。今回は、お金をかけずに勉強したいという方からの質問です。【Q】通勤の電車の中や会社の休憩時間などに、勉強している人を見かけます。自分はそんな時間も携帯電話でネットを見たりしていますが、時々もっと勉強しなきゃいけないのかな? なんて気になってしまいます。仕事に役立つ資格が取れたら、少しは上司も認めてくれるかなと思うし、TOEICが900点台なんて言えたら格好いいって思います。でも勉強をするにはお金もかかるし、通学なんてムリ。何とかお金をかけずに勉強する方法ってないですか?【A】通勤時や休憩時間といった隙間時間があるなら、独学で勉強をするのがおすすめです。独学なら、テキスト代くらいですから通学と比べてお金もそれほどかかりません。しかし独学の場合、通学と違い必ず勉強するという環境が無いために、挫折をしやすいのも確か。せっかく勉強するのであれば、貯金と同じく「目標」を持つことから始めましょう。できれば、「いつまでに何の勉強をするのか?」を明確にしましょう。ただ単に、勉強するだけではモチベーションが上がらないことがあるので、試験があるものを勉強するのがおすすめです。そして肝心の何を勉強するかですが、「その分野に興味がある」、「仕事に役立つ」、「独立可能」どれをキーワードにするかによっても違ってくるでしょう。例えば語学に興味があるなら、NHKの語学講座を録画して、帰宅後に見ながらテキストで勉強したら、通勤中はその復習をする。毎日コツコツと進めていくと良いでしょう。力試しは、その言語が話されている国へ旅行へ行くのも楽しいでしょうし、国内で検定があればそれを受験してみても良いでしょう。語学だけではなく、インテリアが好きならインテリアコーディネーターの勉強をしてみるのも面白そうです。どんな資格があるかいろいろ見てみたいという人は、資格キング.comを参考にしてみると良いでしょう。仕事に役立つ勉強や資格を取得するには、自分自身がどのような業務をしているかをよく考えて、簿記やMOS、基本情報技術者、秘書技能検定など業務に直結するものだけではなく、関連するものでも良いのではないかと思います。一度、先輩や上司がどのような資格を持っているのか、またはどのような勉強をしているのかをリサーチしてみてはいかがでしょうか。参考として、人気の資格ランキングをご紹介します。これからの世の中いつどうなるか分からないから、独立や転職時に有利な資格を持っておきたいと考えるなら、行政書士、社労士、税理士といった、その資格がないとできない業務(独占業務)の資格を狙ってみてはいかがでしょうか。(※社労士、税理士を受験するためには、一定の要件がありますので、受験要項を確認しておきましょう)難易度はどれも高い資格ですので、勉強するならそれなりの覚悟は必要です。しかも、独学となれば、努力も必要となりますので、週末の勉強はもちろんのこと、朝は2時間早く起きて勉強、通勤の電車の中で朝の復習、会社の休憩中には問題を解く、帰宅の電車の中で復習といった生活になるのではないかと思います。こうした資格を取得した方のブログなどがあるかと思いますので、勉強方法などを参考にしてみてはいかがでしょうか。はじめから難しい資格チャレンジするも、簡単に取れそうな資格を取って自分に少しずつ自信を付けてから徐々にハードルを上げて行く作戦もあるでしょう。隙間時間などを上手に使って、あまりお金をかけずにスキルアップできて、それが評価につながったら、節約以上の効果も期待できるかも知れませんね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月18日総合教育・生涯学習機関のECCは、西宮北口駅前(兵庫県西宮市)に大学受験英語専門塾「ECC英語館」を12月18日にグランドオープンする。同塾では、一般的に志望大学のレベル別で展開される授業を、「大学で履修するトピック=受験英語」という観点でカリキュラム(学部系統別カリキュラム)を作成し実施。高校生にとってなじみの少ないテーマ(言語論、比較文化論、国際社会問題など)について通年で取り組んでいく。また、単語と背景知識を一度に理解させるため、各テーマのキーとなる英単語はワードツリー(図式化)で学習。最新のテーマを予測してピックアップし、根本的な理解により安定した得点力を養うという。なお、同塾のオープンに先駆け、10月より高1・2年生を対象とした入試分析ガイダンス「ECC受験英語の秘密」を実施。受講料は無料とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日一般消費者を対象とした酒類の知識検定「酒検定」を実施するFBOは、このほど新カテゴリーの「ビール検定」を10月にスタートすることを発表した。酒検定は消費者向けの酒の知識評価検定。酒の歴史や文化を含めての知識はもちろん、酒類に関する法律、飲酒マナー・モラルなどの理解指標となっている。また、健康被害や飲酒運転、未成年飲酒などの危険性に関する知識も問われる。現在、日本酒検定、焼酎検定など様々なカテゴリーがあるが、このほど10月に「ビール検定」がスタートする。「ビール検定」は1級から5級まで級を設け、20歳以上であれば、職業、学歴、性別を問わず誰でも受験可能。受験方法は会場受験の他に「ネット検定」もあるため、受験申し込みから決済・受験・採点・結果発表まで、ネットを通して受験ができる(1級・2級は会場受験のみ)。検定料は、ネット検定2,835円~、会場受験3,150円~(級によって異なる)。詳細はビール検定の公式サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月12日■成果が見えにくい学習に指標を作ろう!英語学習の一番の問題点は、成果が見えにくいところだ。どれだけ勉強をし、努力をしてもすぐには結果が出にくい。試験などに置き換えると、年にたった数回の機会しかそのチャンスは訪れない。昇進や受験などの試験に至っては、年に一度で、そのすべてが決まってしまう。就職試験では、その人の人生そのものを左右してしまうほど。通常、ビジネスの世界では、ROI率(return on investment:投資利益率)として、投資に対してどれだけの利益があったのかが重用視されている。これを、語学に例えると「ROT率」に適用できると思う(returnon time:時間利益率)。つまり、投資した時間に対しての利益だ。英語学校や英会話に投資する金額と共に、そのために費やした時間。移動やそのための準備の時間。膨大な時間をかけて学習しているが、利益のあまり見えない時間となっていることが、学習のモチベーションをもさげている。しかも、モチベーションは一番最初が高く120%以上はある(笑)。そこからモチベーションは上がることなく右肩下がりの一方だ。そこで、そのモチベーションをどうやって持続させるかが今回の課題だ。年に一度しかない試験からは、自分の「利益」はなかなか見えてこない。これでいくら「頑張ろう!」と思ってもがんばりようがない。しかも、この「利益」は金銭的な利益でなく、英語によって人生の機会が得られるという「過程=process」にすぎない。本当の目標はもっと、遠くにある。しかも「過程=process」は目標にしにくく、目標にしにくいものは、モチベーションを持続しにくい。そこで、「KPI=key performance indicator」という「重要業績評価指標」というプロセスをモニタリングするための指標を用いてみたい。簡単に言うと、「努力の見える化」だ。いま、自分がどこの位置にいるのかが、日々わかれば、進化が喜びとなるからだ。昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも明後日と…人間は上達しなければモチベーションを維持できない。だから、自分の学習パフォーマンスをKPI化(見える化)しなければならない。■英語の学習はギターの練習と似ている。最初にギターを始めようと思った動機はなんだろうか?純粋にギターがうまくなりたいだけの人は実は少ない。ギターを弾けるあの人のようになれれば。きっと、おいしい事があるというヨコシマな発想がほとんどでは?特に男性の場合は…(笑)。それでギターを買うには色々調べる。よくわかっている人に付き合ってもらってお店にいく。ケースも買って購入した日は、愛おしくてベッドにまで抱えこんで寝てしまうほどだ。英語教材や学校探しも、それによく似ている。練習しはじめると、すぐに指が痛くなるけれども、ゼロから一になる瞬間、人間の習熟度の進化の加速度ほど激しいものはない。チューニングを覚え、コードを3つばかり覚えるとすでに曲を弾いている。弾けない人が弾ける人に変わった瞬間だ。これは快感だ!英会話でもゼロから一になる瞬間は、とても楽しい。話せた!わかった!通じる!この感覚はいくつになっても嬉しいものだ。文化のまったく違う外国人とのコミュニケーションは学習ではなく、エンタテインメントでもある。他の言語も、まったくダメな人から見れば、ロシア語や中国語やインドネシア語で挨拶できるだけでもゼロから一の進化は雲泥の差である。日本では義務教育から大学を合わせて10年は英語を学んでいるが、会話に関してはゼロという人が残念ながら非常に多い。しゃべる機会がないからゼロのままである。まずは、ゼロを一にすることが大事だ。ギターも「F」というコードが押えられると次のフェーズへ向かう。英語も「単語」で喋るのではなく「アクセント」で喋ることによってようやく次のフェーズだ。問題はそこからだ。今まで、毎日、進化していた自分の習熟度がある日、突然スピードダウンするのだ。むしろ、練習してもうまくならず、もしかするとヘタになっているような気さえする。英語も同じような状態になる…。ギターの場合のスランプ脱出方法は、1人で練習するのではなく「バンド」を組むことだ。ギターの場合は、バンドという運命共同体が登場することによって、否が応でも練習日までに仕上げなければならないという「目標」が生まれる。また、自分の役割とバンドのアンサンブルを考えてプレイするようになる。CDとあわせてうまく弾ける人でもバンドとなると、人に合わせることができないという人が多い。バンドはそこを教えてくれる。さらに練習から本場のライブ舞台があるとその目標に合わせて努力できる。自分だけがうまくなることよりも、バンドとして良くなることの方が重要となる。英語の場合、バンドを組むという訳にはいかないが、一緒に学習している仲間か、むしろライバルがいたほうが望ましい。もちろん、英会話学校でマンツーマンという体制が理想である。しかし、時間や金銭的な負担も伴う。無理やり外国人のいる場所、英語が聞こえる場所を選んで、自分の環境を変えることであれば、今ではそんなに難しくない。インターネットがあるからだ。■英会話でバンドを組む感覚なのが、「スカイプ英会話」と「TED.com」ネットで「スカイプ英会話」で検索してみて欲しい。ありとあらゆるスカイプによる英会話教室がヒットする。英語が公用語であるフィリピン人の大学生たちが先生役を務めているケースが多いスカイプによる英会話教室だ。それはフィリピンの物価が安いから成立しているビジネスモデルでもある。月額5,000円で毎日や、1レッスン500円(20分程度)からというのがある。無料の体験レッスンも多いので、Skypeが使える環境にある人はぜひ一度はチャレンジしてみてほしい。最低、USBのヘッドセット(2,000円程度)くらいは必要だ。それがないとノイズとハウリングに苦しむこととなってしまう。目と手だけで無理やり覚えた学校英語よりも、耳と口で自然に覚えた英語のほうが忘れないし、身につくことだろう。ただ、ビジネス英語まで期待すると先生に学生が多いので、先生を選ぶ必要もあるだろう。むしろ、実際に習ってみて感じたのが、自分の中で1日に20分程度でも英語を話す時間を課すことのメリットだ。自分にアポイントを取ることがとても重要なモチベーションだと感じた。週に2~3回レッスンを受けようとすると、自分の中でも、夜の時間を英語のためにスケジュールするようになる。飲み会参加を極力減らしたり、もう一軒飲みにいくのを自分で律するようになった。スカイプ英会話によって、夜の遊びの早退で月謝も捻出でき、体も快調になる(笑)。フィリピン側は、ほとんどADSLなので、日本ほどの帯域がでていないので、いつもいい回線状況とも限らない。むしろ、そんなハプニングも合わせて、余裕を持って、自分の人生の中に「英語」の学習時間をスケジュールするクセのほうが大切だ。そして、スカイプ英会話でフィリピン先生のアジアン・イングリッシュの発音で理解できれば、同時にヒアリングのトレーニングとして、欧米ネイティブな「TED」の視聴をオススメしたい。1日1本、YouTubeの「TED」を視聴する時間をぜひ割いてほしい。どんなに長くてもTEDのコンテンツは20分以下だ。世界のありとあらゆる専門家が多岐に渡るテーマでプレゼンテーションを行なっている。しかも、最後には必ず、何かを起こそうというモチベーションや感動を与えてくれる。【1】最初に日本語翻訳バージョンの字幕を見る。【2】2度目は英語の字幕で…【3】3度目は字幕なしで…それでも60分以内だ。陳腐化しないユーモアとウィットに富んだプレゼンテーションが展開されているし、国際色も豊かだ。みんなが英語で意見を共有している。ビジネスの会議でもプレゼンテーションはとても重要だ。ストーリー化のスキルや話題の展開のユニークさの習得は、英語以上に為になる。特に話をする「間」にも注目してもらいたい英語はあくまでもツールであり、伝えるコンテクストを同時に鍛えるには「TED」は最高の教科書だと思う。さらに、TEDのコンテンツには、コメントを寄せるだけでなく、自分のページを持てることはあまり知られていない。自分が聞くだけでなく、自分の意見を述べ、今度は自分がTEDに与えることができる情報をアップロードできるようになっている。そこで興味あるビデオについての意見を世界を超えディスカッションできるのだ。そう、TEDのコンセプトは、「ideas worth spreading=広める価値のあるアイデア」だからだ。英語で世界中の人が、地球上で広める価値のあるアイデアを共有している。誰もがそこに参加できる。これはもう「バンド」と同じ概念ではないだろうか?※「TED」はNHKのEテレの「スーパープレゼンテーション」でも放送されている。■英語による人生力のアップTOEICテスト(国際コミュニケーション英語能力テスト)でさえ、年に9回(1・3・5・6・7・9・10・11・12月※地域にもよるが)も受験のチャンスがある。自分の英語能力を客観的に認めてもらういい機会だろう。入試や就職にも資格としても人気がある。ただ、受験テクニックやTOEIC対策だけで高得点を狙うという人も増えてきた。もちろんTOEICポイントが高いことはいいことだが、そこがゴールになってはいけない。あくまでもTOEICはプロセスであり、現在最良のKPI化のための測定ツールである。そのスキルを活かしてこそ価値が生まれる。まずは、現在の自分の英語力をKPI化するためにも受験をしてみるべきだと思う。恥ずかしながらボクのTOEICは400点くらいだったと思う。1985年あたりに受験した記憶が微かにある。そういえば、英検も4級までしか持っていない。名誉挽回の為にも、今回は受験してみたいと思う。現在であれば2012年11月・12月にむけての申し込みに間にあうだろう。このコラムで何度も繰り返しているが、日本人が英語が話せないのは、機会がなかっただけである。話す必要性のないのに学習しろということのほうがおかしいとボクは思う。しかし、これからは確実に違う。話せるか話せないかは死活問題にまで発展すると思う。そこで、悲観的ではなく、楽観的に考えてみよう。英語が話せ、理解でき、世界の人と自由にコミュニケーションできている自分の姿を…。映画が字幕に頼らず、原語で理解できる。外資系会社でも問題なく、海外に渡航することも問題なく、国をまたいで仕事ができる。彼女、彼氏が外国人で、いずれ結婚し、子供はハーフ。子供は国籍を2つくらい持てる。その子どもはさらに外国人との子供を生む。もはやあまり国籍は意味をなさなくなる。人種や、差別や区別とかを最初から超越した社会がやってくる。インターネットでは、もはや国境はないにも等しい。存在しているのは、時差と言語の壁だけだ。時差があると「愛」は語れない。言語に壁があると「理解」できない。「宗教」や「人種」「国籍」の壁はリアルな世界では色濃く残るが、インターネットで会話している人が増えれば増えるほど、カルチャーがダイバーシティ(多様性)化すればするほど、あまりそれぞれの宗教や人種、国籍は重要でなくなってくる。その殆どが、本人の意思とは関係なく、生まれ授かった地を背負っているからだ。人類は、生まれ授かった地よりも、本来の自分が宿る場を求めて自由に動ける時代になってきているような気がしてボクはならない。そのためのパスポートが「英語」であると信じている。ではまた来週!文/Paul toshiaki kanda 神田敏晶■著書プロフィール神田敏晶 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役 ビデオジャーナリスト / ソーシャルメディアコンサルタント神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピューター雑誌の編集とDTP普及に携わる。その後、 マルチメディアコンテンツの企画制作・販売を経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。1999年に米国シリコンバレーに進出、SNSをテーマにしたBAR YouTubeをテーマにした飲食事業を手がけ、2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬を経験。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日2013年度のセンター試験の出願スタート。本格的な入試シーズンへ向けての助走が始まった。長引く不況の影響等から、安定・内向き志向と言われる近年の受験生。ベネッセコーポレーション高等教育研究所の村山和生氏は、今年も同様の傾向としながらも、大学選びの多様化についても指摘している。そこで同氏に、センター試験の予測データや現場での実感を踏まえ、今どきの大学選びの傾向を分析して頂いた。2013年度は久しぶりの18歳人口の増加(対前年でおよそ6万5千人増)により、センター試験の出願者数も増加が予想されている。また学部別では、引き続き理系学部は志願者増、文系学部の志願者はあまり増えないとの予想。近年続く受験生の理系志向について、村山氏は「理系の子ども自体の増加傾向」を指摘する。理系増、文系減のわかりやすい例は、最近の進学校のクラス編成。かつては文系クラスが半分以上を占める学校がほとんどだったが、現在では文系と理系のクラスが半々、あるいは理系クラスの方が多い学校もあるという。「高校生の時点で、大学受験を理系に選択するようになったわけではなく、もっと前の段階の中高受験時から理系志向の子どもが増えている。少し前まで“理系離れ”と言われていたのに何故?と思われるかも知れないが、文系では具体的な就職や資格がすぐには想起しにくいことや、法学部の進学先として期待された法科大学院の司法試験合格率も期待ほどには上がっていないなど、文系進学への不安を煽る要因になっている。そのため理系の方が将来安定するのではという考え方が、中高受験の段階で芽生え、理系志向の高校生が増えていることが、今の理系人気の一番の要因。この傾向はしばらく続くと予測される」(村山氏)■理系の傾向について村山氏は薬学人気に注目しているという。「理系の人気が高くなりすぎ、同時にレベルも上がっているため、比較的受験のトライがしやすい薬学部に改めて光が当たったと考えられる」と分析するが、「ただし、薬剤師の供給量はすでに十分になる見込み。資格を取得したからと言って、全員が研究職につけるわけでもない。そういった状況をよく調べたうえで判断してほしい」とも。また、医者志向の増加に伴い、歯学部の志望者も増えている。天井感のある医学部よりも合格しやすく、具体的な資格もイメージできるという点が高い人気の理由だそう。■文系の傾向について「文系も将来の就職を見据えた学部選びの傾向がある」と村山氏。グローバル人材育成と言われるなかで、語学系統の志望者数が増えており、教育系も安定した人気。一方で、人文系や社会科学系は比較的人気が低くなっている。「特に社会科学系は受験生にとってしばらくはチャンスが広がる学部になると思われる」不況と言われる中、国公立大学は今年も非常に人気が高い。だが注目したいのは、国公立志望者の伸びが都市部よりも地方で顕著であることだ。「無理に首都圏や近畿圏などに出ず、自分の地元で勉強を進めていきたいという、広い意味での安定志向の表れ」(村山氏)一方、首都圏や近畿圏では以前にも増して「自宅志向」が顕著に表れている。受験生、あるいは保護者が自宅からアクセスしやすい大学を選ぶ傾向が高まっているのだ。「かつては郊外に広いキャンパスを持つのが大学のトレンドだったが、今後は立地の良さなど、受験生にとってのアクセスや利便性を重視する流れになると思われる」(村山氏)とはいえ、秋田の「国際教養大学」や大分の「立命館アジア太平洋大学(APU)」など、地方部にキャンパスを構える学生寮が充実した大学も注目を浴びている。両大学とも“親が行かせたい大学”として全国的に有名だ。自分の見える範囲で育って欲しいという親もいれば、大学進学をきっかけに自宅とは異なる新たな環境の中で異文化を持った人たちとの密なコミュニケーションを望む親もいる。今どきの親の希望も、一色ではない。「大学を選ぶ視点として、何が学べるかだけでなく、どう学べるかに注目し始めている保護者や受験生が増えていることは、個人的には非常に心強い」と話す村山氏。例えば、前述の秋田の「国際教養大学」が非常に人気を集めている理由のひとつに、敷地内に併設する「24時間眠らない図書館」がある。24時間365日勉強し続けることができる画期的な学びの場だ。「これまでのような大教室での一方向的な授業ではなく、プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL。少人数でグループを組み、様々な課題を、議論などを通じて解決していく課題解決型授業のこと)やグループワーク、アクティブ・ラーニング(学習者が主体的に考えたり議論したり分析、意思決定する能動的学習や参加型授業のこと)などといった学び方を推進している大学を志す受験生も多い。事実、文科省が示した“大学改革実行プラン”の中でも、クリティカル・シンキング……いわゆる論理性や、批判的に資料を読み解く力の重要性が多く語られている」(村山氏)今後は学問の内容だけでなく、学び方の充実した大学により光が当たっていくだろうと、村山氏は予想する。「何を学ぶかも大事だが、どう学んでいくかを、受験生や保護者の方には見て欲しい。どのような学び方を提供しているかを含めて志望大学を改めて検討することで、合格後さらに充実した大学生活になるはずだ」(村山氏)名の通った総合大学で友達が大勢いて……という大学生活に憧れる人が多かったのは昔のこと。最近は「より少人数」の学び環境が歓迎されると村山氏は言う。「最近のお子さんの傾向として、大人数の中でひとりになる、いわゆる“ぼっち”と呼ばれる状況を極端に嫌う向きがある。だから大学選びでも、より少人数で名前と顔が一致するような環境で学びたいと、単科大学といった比較的規模が落ち着いた大学を目指す受験生は意外と多い。それに伴い、かつてのブランド志向……首都圏もしくは近畿圏の伝統がある大学は重視されなくなり、価値観が多様化し始めている」(村山氏)例えば新生活が始まって間もなく、ネットの掲示板に「この時期になってもぼっちな俺ワロスwwwww」なんて書き込みを見かけることがある。友達づくりが実は「入学式がスタートではない」ことが背景となっている。例えば、推薦入試で早く合格が決まった学生たちが中心となり、○○大学合格者集まれ!板を立ち上げたり、LINEなどのSNSを使って早々にネットワークを作り上げる。結果、入学式時にはすでにグループが出来上がっており、輪に入れない学生が出てくるのだ。こういった状況の中、大学側が「ぼっち対策」を講じるケースも出てきているという。「例えば、入学前教育では、大学合格者に対し、高校履修範囲の補習や復習をおこなう“リメディアル”をおこなう大学もある一方で、いかに友達を作らせるか、いかに居場所を作らせるかを重視するところも出てきている。大学がやることか?という疑問の声もあるようだが、いかに“ぼっち”になるような状況を崩すかが、実はその後の学生の積極的な学びに大きく貢献しているのは事実」(村山氏)大学選びにおいて、偏差値がひとつの目安であることは間違いなく、より偏差値の高い大学への志向性があることは今も昔も変わっていない。だが、今の傾向として偏差値の次に重要視されるのは、他ならぬ「就職実績」である。キャリアセンターの取り組みや、卒業時にどのようなスキルが身につくのかという点にこだわる人が、今後はより増えていくと村山氏は予想する。つまり、泣く子も黙る超難関大以外においては、○○大卒という肩書きよりも、将来に直結するより現実的な「学びの効果」が求められているということ。就職安定志向の高校生が多様な大学選びが行っている現在において、受験生も大学も転換期を迎えているのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月01日首都圏の有名私立小学校・幼稚園受験指導を中心に、幼児教室を運営するジャック幼児教育研究所は、9月20日、幼児教育のプロフェッショナルが執筆する”考える”小学校受験情報メディアサイト「JACYARD」をオープンした。同サイトでは、小学校就学前の子どもを持つ保護者に向け、同研究所が長年にわたり蓄積した有名私立小学校受験に関する知見や育児の視点を配信する。主なコンテンツは、保護者が関心・疑問を持っていることをテーマとした特集記事「働くお母さまの小学校受験」や、同研究所理事の大岡史直氏による小学校受験向けブログ「Yardage Post」、1歳から3歳向け育児ブログ「いんふぁんとぱーく」など。さらに、同じく理事の吉岡俊樹氏が新設校や注目されている学校を紹介する「学校訪問-みんなキラキラ-」も掲載されている。同研究所では、心身共に充実した子どもを育てる「幼児教育」の延長線上に「小学校受験」があると考え、そのための「正しい情報」や「教育」について知ってもらいたい内容を、同サイトを通じて積極的に発信していきたいと考えているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月01日TOEIC対策の勉強法を指導するのみならず、TOEICの分析など、17年にわたり研究を行っている東洋英和女学院大学教授高橋基治さん。多くの学生に支持され、TOEICに関する著書も数多い高橋さんに、長年の研究に取り組んできたからこそ知り得るスコアアップのノウハウや、最近の傾向、効果が上がる勉強法などをお聞きしました。――長年TOEICにかかわっていますが、最近の傾向はいかがでしょうか。最近は大手薬品メーカーが新卒採用でTOEIC 730点以上の取得を義務づけたように、グローバルな企業では、かなり高いレベルのスコアを求められるようになりました。以前は就活で必要とされるのは600点でしたが、社会のニーズが730点に移行したことになります。この130点の違いは大きいですね。地方の中堅企業などでも、社員に対し高いスコアの取得を希望しています。実際に仕事で英語を使っているビジネスマンに聞くと「800点以上は必要だと思う」と言いますね。しかし実際どの程度の人が730点取得するかといえば、昨年の受験者では、比較的英語が好きな人、意欲の高い人が受験する公開テストでも730点以下が82%。8割が730点取得できていません。IPテストでは730点以下は93%。730点以上取得できているのは10人に1人いないのです。平均が400~500点ですから、600点取得できていれば、最低限の英語力があるということで履歴書に書けるでしょう。ただし、求められているハードルはもっと高いところにあることを忘れないでください。――高いスコアを目指すには、まず何が必要でしょうか。初級者の場合は、TOEICのスコアが本当に自分に必要か、点数のメリットがあるのかを考えてみましょう。「取りあえず受験」組はモチベーションの維持が難しいですし、スコアも伸びません。多いのは学生が就活を始める直前になって、周囲の友達が就活のために取ろうとしている姿を見て、「取りあえず受験」するパターンですが、これではスコアもやる気もついてきません。何点取得できればこの職業に就ける可能性が高まるとか、どうしてもグローバル企業で海外勤務を経験してみたいとか、スコアのメリットによって自分の将来像がイメージできれば、強い動機づけとなりますし、生活のなかで英語に接触する仕掛け作りもするようになります。まずは必要性、そして必要なら何点必要なのかを考え目標設定しましょう。――初級者はどのように勉強すればよいですか。全体像を知らなければなりませんから、まずは公式問題集を使い、本番のように2時間で200問解いてみます。恐らく最初は最後まで終わらないと思いますが、どの程度の問題の量があるのかを把握できますし、正答数から予想得点が出るので、自分の現在の実力、目標スコアとの差や弱点がわかります。これをやらない人が意外に多いのですが、それでは走ったこともないのにマラソンのレースに出場するようなもの。ちゃんと、一度完走してみることが大切です。それから基礎を学びましょう。多くの人は書籍を購入するのですが、買うだけでは本はスコアには貢献してくれません。一番いけないのが購入するだけで安心し、少し問題を解くだけで満足してしまうこと。これでは本を使いこなしていません。本とどうかかわるかでスコアが伸びるのです。テキストは文字の見やすさなどでなじむものを選べばいいと思いますが、初級者には文法が大事なので、TOEICに特化した中学レベルの文法の本をおすすめします。私は初級者の方には「新TOEIC(R)テスト中学英文法で600点!」というテキストを勧めていますね。これを最低3回、問題を見たら解答がすぐわかるまで徹底して取り組みます。記憶するくらい1冊を短期間に繰り返したほうがいいのです。基礎がないまま公式問題集に取り組んでも、解説の意味がわからないので、ある程度で伸び悩んでしまいます。マラソンでいえばまずはジョギングで基礎体力をつけるようなイメージです。問題と解答を覚え、どのページを開いてもわかるようになれば、次の問題集に進むのです。問題集を1回取り組んだだけでほかの情報が気になり違う教材を買い、それも数ページ解いただけでさらに違う教材を買う、ということをしがちですが、それでは教材にかけた時間とお金の無駄になります。――ほかに教材の効果的な使い方はありますか。おすすめは公式問題集を使いこなすことです。解答を確認するだけでなく、出題の文章も書いてみましょう。TOEICは使われるテーマがいつも似ているのでテーマも頭に入りますし、話の流れをつかむ力や語彙(ごい)力もつくなどさまざまな効果があります。ポイントは、まず日本語で文の意味を理解しておき、それから文の構造を意識して書くこと。これを何度も繰り返すことで、文章を自分のものにでき、語彙(ごい)力や文の構造を見抜く力がつきます。そして音読です。単語をまとまり(チャンク)でつかむことができ、文章を見たときにすぐに意味がわかるようになります。初級者は単語を左から右へ一語一語追っていることが多いんですね。だから時間がかかるし、疲れます。上級者は意味のかたまりをチャンクで追っていくので、早いし、ラクなんです。音読は、語彙(ごい)や文法を取り込め、「話す・聞く・書く・読む」の4技能も向上するという効果があります。声に出した量に比例してリーディング力がつきます。リスニングでは、似た音の識別、例えば「work」と「walk」の聞き取りでひっかかることがありますが、それも声に出すのが少ないからです。自分で言うことができれば聞き取りは容易になります。できれば音声テープと同じ速度で音読しましょう。そのためには単語と単語のつながりを言えなければならないし、消える音は消さなければなりません。英語を聞いていて速くてわからないという人は速くしゃべることもできないんです。バッテイングセンターで、球速90キロで練習している人は120キロのボールを打てないでしょう。逆に、120キロで練習している人は90キロのボールは止まってみえるかもしれません。それと同じことです。――教材の選び方にはポイントがありますか。公式問題集とTOEICに特化した教材がいいでしょう。目指すスコアにもよりますが、600点を目指すなら問題を総括している塚田幸光先生の教材がおすすめです。各パートの攻略方法が書いてあり、問題の見方を教えてくれます。公式問題集を解き、別の教材でポイントを知り、また公式問題集に向かうと、見えないところが見えてきて、勘が働くようになります。TOEICに関係のない教材を使ってもあまり効果はありません。英字新聞の時事的な記事も、800点を超えるような人には有意義ですが、TOEICはあまり時事に関係する問題は出題されないので、試験対策としては必要ないでしょう。――TOEICの問題に傾向があるということでしょうか。TOEICはテストである以上、ルールがあり、似た型・テーマが出るのがお約束なのです。ですから公式問題集を繰り返すことで、質問と選択肢を見るとどのようなパターンかわかってくるんですね。例えるなら、手品のタネ明かしと一緒です。タネを知っていれば問題の手口が容易に見えてきます。質問に「most likely」とあれば「恐らく」という意味なので「ズバッとは言いませんよ」というサインです。つまり、関係のある単語や語句を最初で言うか、それらを文全体にちりばめていますよ、という合図。文章全体を追ってようやく「ああ、ここはレストランなのか」「ホテルなのか」と場所がわかるような文章だったり、「受付係だったのか」「旅行代理店の人だったのか」と人物が特定できるということですから、こういう難しい問題に初級者は安易に手を出さない方が無難ですよね。また、「男性は何を提案していますか?」という問題の場合、「『提案』がある」のだと既に教えてくれているわけですから、「why don’t you~」や「You should」などと聞こえてきたら耳をすませればいいのです。選択肢を見ればそこに答えが書いてありますから。リスニングで質問に関連した単語が聞き取れても、選択肢にそれがない場合もあります。例えば設問文で「architect (建築家)」という単語が聞き取れたが、選択肢にその単語はなく、「building designer」に言い換えられているようなケースです。音声では「The power was out. (停電していた)」だったのが選択肢では「There was no electricity.」になっているとか。この言い換えに瞬時に気がつくかどうかが、730点を超えるか超えないかの違いです。公式問題集に取り組んでいると、こういうパターンがわかってきます。英語力があるのにスコアが伸びない人はすべての問題に同じエネルギーを注いでしまいがちですが、TOEICは難易度が一問一問違うので、難しい問題はスルーし、易しい問題を落とさないのが大切です。全問正解はしなくていいのですから。リスニングならパート1は10問のうち8問正解すればよく、パート2~4は30問中20問取れれば730点は達成できます。――英語が楽しく上達できるコツはありますか。この人のように英語が喋(しゃべ)れたらいいな、というお手本を一人見つけることです。できれば自分と同じ性別で、声質や音域が似ているといいですね。海外のスターでもYouTubeなどでいくらでもインタビュー動画などを見ることができますから、その人になった気分で同じように喋(しゃべ)る練習をするのです。そうすれば英語特有の間や、アクセント、イントネーションなどもつかめるようになります。僕は80年代に『ベストヒットUSA』で司会をしていた小林克也さんにあこがれましたね。当時、彼は洋楽最前線で、番組で欧米のヒット曲を紹介したり、マドンナなどの大物シンガーが来日するとインタビューをしたりしていました。見かけは全くの日本人なのに海外のスターとも対等に話せるほど英語が堪能なので、一時は克也さんのようなDJやナレーターを目指しました。今も、ノラ・ジョーンズなどにインタビューしてみたいですね。バンドでコピーをしていたくらいビートルズも好きだったので、ポール・マッカートニーともぜひ直接話をしてみたいです。英語ができると楽しみが広がるんですよ。――仕事で英語を使う機会のあるビジネスマンにアドバイスをお願いします。ビジネスマンはこれから英語でプレゼンをする機会が増えると思います。ですからYouTubeで、様々な分野の人物がプレゼンを行うTEDというサイトを見て練習してもいいでしょう。また、良いプレゼンの見本としてガー・レイノルズ氏もおすすめします。言葉と映像の両方を上手に使いますから、右脳と左脳の両方に入ってくるんです。TOEICで自分が必要なスコアを取得したら、あとはスコアを伸ばすことを目指すのではなく、プレゼンのスキルを磨くことが大切です。これがあれば営業スキルが上がりますし、いいプレゼンは商品だけでなく自分も売り込めます。英語でプレゼンができれば、さらに可能性が広がります。世界に自分がつながっていける。考えただけでもワクワクしませんか?■お話を伺った人高橋基治さん。サンフランシスコ大学大学院修士課程修了。東洋英和女学院大学教授。TOEICに関し、17年に渡りTOEICの研究を行い、授業のほか講演活動、著作などでTOEICの得点を引き上げる効果的な勉強法を伝授。ノウハウの豊富さと熱い指導で高い人気を誇る。■著書聞いて覚える英単語キクタンTOEFL(R) TEST イディオム編(アルク) 新TOEIC(R)テスト スーパー模試600問(アルク) TOEFL(R)テストリーディング・リスニングの解法基礎編(アルク) TOEFL(R)テストリーディング・リスニングの解法応用編(アルク) 『これ、英語でなんて言う?』(中経出版)※10月末発売予定 『TOEIC(R)テストムダな勉強はやめなさい! がんばっているのにスコアが伸びない人のための最速最短学習法』(小学館) 『TOEIC(R)テスト本番攻略模試』(学研/共著)他多数【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日世の中には、転職に役立つ資格だけではなく、ユニークな資格が数多く存在します。そこで今回は、取得資格数270を超える資格マニア・鈴木秀明さんに、オモシロ資格・検定についてインタビュー!なお鈴木さんには、取得の難易度を5段階評価で表していただきました。■キャリアアップが期待できそう!な資格――鈴木さんが取得された検定の中で、まず気になったのは「会議エキスパート検定」です。これはどのような資格ですか?「会議参加者からの効果的な意見の引き出し方や、効率的な進行ノウハウなどの会議ファシリテーションスキルを身につけてもらうために生まれたのがこの検定です。難易度は★★★☆☆。実は私も試験委員に名を連ねており、JTBなどの大手企業が共同で進めているプロジェクトです」(鈴木さん)――学べば、ムダな会議も減らせそうです!「ニュース時事能力検定」というのは、時事やニュース内容をいかに理解しているかということでしょうか?「簡単に言えばそうです。ただ、5級は時事に詳しい小学生でも合格できるレベルですが、1級合格率は20%前後と狭き門。放送局などでは受験が奨励されているようです。難易度は★★★★☆」――「現代キーワード検定」も気になります。「これは専門的な知識より、政治・経済をはじめ、医療・福祉や科学・技術・情報といった幅広い分野の専門用語やキーワードを問われるといった感じです。難易度は★★★☆☆ですね」最近は昇進・昇格試験で時事問題が出題されることも多いので、これらの資格を取得することでキャリアも収入もアップすることが期待できそうです。■サービス業の人に役立ちそう!な検定――さて、この「日本さかな検定」というのは一体……?「『ととけん』ですね(笑)。企画委員長は服部幸應氏、難易度は★★★☆☆。受験者は、魚屋や飲食業の方はもちろん、釣り好きの人も多いそう。接客中に『認定カード』をつけて、売り上げが伸びた飲食業の方もいるそうですよ」――思わず「何それ?」と聞きたくなる検定ですものね!続いて「お好み焼き検定」……まさか実技もあるとか?「マークシート方式で、実技はありません。これは、お好み焼きファンの方が主に受験しているようです。地域によるお好み焼きやソースの違いを知っておくと良いですよ。難易度は★★☆☆☆」――受験中におなかが鳴りそうです……。次の「夜景鑑賞士検定」とは、また不思議な検定ですね。「1級に合格者すると、『夜景鑑賞士マイスター』に認定されます。旅行会社や展望台勤務の方、また電力会社の方などが受験されていて、観光や街づくりといった仕事に生かしているようです。難易度は★★★★☆かな」視覚が研ぎすまされそうな資格ですね!■趣味レベルで楽しめそう!な検定――「消費者力検定」とは、一体何を試されるのですか?「主に衣食住の知識について問われます。ただ、保険や売買など契約に関する問題も出ますので、ちょっとした法律知識なども問われますね。難易度は、★★★☆☆です」――学びながら、賢く暮らせるようになれそうです。そして、私が最も気になったのは「ダイエット検定」と「銭湯検定」。大好きなジャンルなので、すでに合格できそうな気が……。「いやいや、いずれも専門性を問われる出題内容ですよ。『ダイエット検定』は、エステティシャンやトレーナーなどの方が受験しているようです。二級は基礎知識が問われるレベルですが、一級はプロとして活躍できるレベルの深い知識が求められます。『銭湯検定』も、銭湯の歴史や建築などの問題が出ますが、この検定は自宅で受験でき、さらに追試も受けられます。いずれの検定も、難易度は★★☆☆☆です」努力なくして勝利なし、ですね!■ところで鈴木さん、なぜそんなに資格を……?――前述の通り、270以上の資格をお持ちの鈴木さん。資格を取るのって、そんなに楽しいですか?「はい(笑)。まずコレクター的な動機で、とにかくたくさん集めるのが好きでして。合格するたび、達成感やレベルアップ感も得られますしね。そもそも勉強とは、自分の知らない世界を知ることです。新しい世界を知ることは、理屈抜きに楽しい。もちろん、僕だって失敗や挫折をすることもありますよ。でも、それをいかに成功につなげるか、あらためて考えて計画を立て直して……という一連の流れが、ゲームに似ていて楽しいんです」資格取得や勉強は、もはや生活の一部という鈴木さん。学ぶ楽しみ、あなたも体験してみては?鈴木秀明。東京大学理学部、東京大学公共政策大学院を経て、2009年、資格アドバイザー、ライセンスアセッサー、学びのコンシェルジュとして独立。現在、総合情報サイト「オールアバウト」で資格に関するガイドを務める。著書に「ラクして受かる勉強法」など。メディア出演、多数。(OFFICE-SANGA 百田カンナ)
2012年09月23日私立大学の明治大学は、来年4月に新たに「総合数理学部」を開設。同学部は、2008年開設の国際日本学部に続く、明治大学10番目の学部(理系)となる。同大学では、新学部において、数理科学と情報技術の最先端を学ぶカリキュラムを提供。「現象数理学科」、「先端メディアサイエンス学科」、「ネットワークデザイン学科」の3学科を設け、あらゆる現象を解明する力と、新たなモデルを創造・発信する力を身に着けた人材を育てるという。なお、同学部は「数理科学」と「情報技術」をカリキュラムの中心に据えた理系学部であるものの、「数理科学に興味がある」という文系の受験生のために、数ⅢCや理科を受験する必要が無い「3科目方式(国語・外国語・数学ⅠAⅡB)」を全学部統一入試において実施するとのこと。入学定員は学部全体で260名。内訳は、「現象数理学科」が80名、「先端メディアサイエンス学科」が100名、「ネットワークデザイン学科」が80名。また、キャンパスは新学部に合わせてオープンする中野キャンパスとなる。中野駅から徒歩8分。「総合数理学部」の他に、和泉キャンパスから移転する「国際日本学部」と複数の大学院研究科、および研究機関が教育研究を展開する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日