2012年10月1日 16:24
センター試験出願開始! 安定志向をベースに多様化する今どき大学選び
2013年度のセンター試験の出願スタート。
本格的な入試シーズンへ向けての助走が始まった。
長引く不況の影響等から、安定・内向き志向と言われる近年の受験生。
ベネッセコーポレーション高等教育研究所の村山和生氏は、今年も同様の傾向としながらも、大学選びの多様化についても指摘している。
そこで同氏に、センター試験の予測データや現場での実感を踏まえ、今どきの大学選びの傾向を分析して頂いた。
2013年度は久しぶりの18歳人口の増加(対前年でおよそ6万5千人増)により、センター試験の出願者数も増加が予想されている。
また学部別では、引き続き理系学部は志願者増、文系学部の志願者はあまり増えないとの予想。
近年続く受験生の理系志向について、村山氏は「理系の子ども自体の増加傾向」を指摘する。
理系増、文系減のわかりやすい例は、最近の進学校のクラス編成。
かつては文系クラスが半分以上を占める学校がほとんどだったが、現在では文系と理系のクラスが半々、あるいは理系クラスの方が多い学校もあるという。
「高校生の時点で、大学受験を理系に選択するようになったわけではなく、もっと前の段階の中高受験時から理系志向の子どもが増えている。