●就活は、ひとつの能力を試される教科テスト就職活動を通して、自分を模索する大学生たちの姿を描いた映画『何者』(公開中)。俳優・佐藤健が主演を務め、冷静分析系男子・二宮拓人を演じる。原作の朝井リョウは同作で平成生まれとして初めて直木賞を受賞。ともに平成元年生まれとして、プライベートでも交流を深めている。就活を題材にした作品というだけあり、マイナビニュースも注目せずにはいられないが、実際に就活を経験した朝井、映画を撮るにあたって体験した佐藤に、作品のこと、そして互いの仕事について話を聞いた。○タコパきっかけで知り合いに――もともとお知り合いだったというお二人ですが、意外とほかのインタビューでも出会いのきっかけを話されてないのかなと思いまして、伺っても大丈夫なものでしょうか。朝井:全然いいですよ。他の取材でも話しているんですけど、あまり使われなくて(笑)。というのも、私は覚えてるけど、彼は覚えてないんですよ。普通に、タコパ(たこ焼きパーティー)で出会いました。友人の家でたこ焼きを作っていたら、佐藤さんもその友人と仲が良く、深夜0時過ぎくらいにふらっと現れたんです。あまりに自然な登場だったので、「あ! 芸能人だ!」みたいな顔をしないように気を付けました。佐藤健に驚いてませんよ、みたいな顔をしていましたけど、内心大パニックでしたね。そのあと、オセロや人狼ゲームなどを一緒にやっていくうちに仲良くなっていきました。佐藤:人狼ゲーム、はまってたね。朝井:佐藤さんは本当にゲーム的なものに強くて。僕、自分でオセロすごく強いと思っていたんですけど、58対6とかで負けました。文壇でオセロが強いと噂の作家をふたりも差し向けたんですけど、佐藤さんが全勝でしたね。――様々なゲームを通じて交流を深められたと。それだけ、ふだんから仲が良いんですね。朝井:今はいいんですけど、この映画の結果次第でどうなるか……やっぱり友人関係の人と利害関係を結ぶのはよくないですね(笑)。○面接と人狼の関係――佐藤さんは、東宝さんに頼んで模擬就活を体験されたそうですね。佐藤:そうですね、東宝さんにご協力頂いて、体験させてもらいました。さすがに本物の面接ではないですが、リアルな就活生と面接をやらないと感覚がつかめないなと思いました。――朝井さんは実際に就活をされて、一度就職もされていますが、就職活動でひっかかったポイントはありましたか?朝井:マイナビさんにもお世話になりました(笑)。とにかく就活っていうのは人間総合力テストでもなんでもなくて、あるひとつの能力を試されているだけの教科にすぎないんだな、ということです。あとは、1を10にする嘘じゃなくて、0を1にする嘘をつくのはよくない、ということも身に染みて感じました。それこそ俳優とか、大勢の人の前で演技をすることに慣れていないと、0を1にする嘘をついたとき、身体に何かしらの反応が出るんですよ。背中が曲がってしまったり、目が泳いでしまったり。その面接は見事に落ちました。僕が人狼をあまり得意としない原因はそれかなと……。佐藤:わかる(笑)。朝井:佐藤さんはうまいんですよ。佐藤:それは努力の賜物だから。僕も最初顔に出てたけど、顔に出ないために集中してやる。自己催眠ですね。――就活という題材には、どんな理由があったんでしょうか?朝井:当時SNSなどを通して感じていた「若者同士のコミュニケーションの変容」が最も顕著になる舞台は「就活」かな、と勘が働いたんです。あと、実は小説を書くときに、ニッチな場面を細やかに描いたほうが普遍性が出てくるなというのを感じていて。みんなが知っていることを書こうとすると、逆に誰にも刺さらない作品ができあがる。就活という、人生で数カ月しかやらないようなことを緻密に緻密に書くことで、実はどの世代にも広まる話になる予感はしていました。――原作を読んで、佐藤さんの感想はいかがでしたか?佐藤:朝井くんは性格が悪いなと思いました(笑)。朝井:褒めてくれてます。佐藤:朝井くんは、作者として登場人物みんなに愛があるんですけど、全員のことを馬鹿にしてるんですよ(笑)。朝井:なんてことを! してません!佐藤:みんなを否定してる(笑)。でもね、愛があるのは伝わってきます。●菅田将暉はぴったりすぎた? 作品に起こそうとしたバグ○所属事務所の面接も見せてもらった――先ほど就活体験の話になりましたが、体験されてみて、実際の就活生に対してはどんな思いを持ちましたか?佐藤:素直に尊敬します。「これをやってるんだ」と思ったら、偉いなと。実は体験の他に、アミューズにも協力してもらい、本当に面接しているところを見る場も用意してもらいました。内定者を呼んで、実際の面接官の人とのやりとりを見せてもらったんです。朝井:うわ、超やだ!! 呼ばれた人、絶対ドキドキしてますよ。親とかにも「内定した」って言っちゃってるだろうに……。佐藤:それは最後に事情を説明して、僕のために集まってもらったので「ありがとうございました」とお礼を言いました。朝井:よかった……。佐藤:僕は帽子をかぶって、面接の様子を見て。本当に面接をしているから「好きな映画は?」という質問にも、全然僕と関係ない作品の名前が出てきました(笑)。やっぱり芝居って模倣なので、本物の人たちを見て取り入れるものだと思うんです。音楽家の役のときも料理人の役のときも、誰かになるときはいつも実際の現場を見せていただいております。○互いにすごいと思うところは――仲良しのお2人ですが、こうやってお仕事の話をすることはあるんですか?佐藤:きちんとお互いのことを話す場はなかったと思います。だからこうやって取材を受ける場で聞いて、初めていろいろ知ることができました。朝井:俳優同士って、お酒を飲みながら演技論を交わしているイメージがありますけど。佐藤:そういう人もいるのかもしれないですが、僕はあんまりないですね。朝井:それは意外。でも僕も同業者と飲んだりすることがありますが、お互いの作品の話とかはあんまりしないですね。最近面白かったラジオの話とか、お互いの失態を責め合ったりしています。――では、取材や一緒に仕事をしたことを通して、すごいと思ったことは。佐藤:朝井くんは、ほぼ全部すごいです。小説家ですけど、しっかり話せるところもすごいです。話の内容と、話し方と、両立するのはなかなか難しいと思っているので。朝井:佐藤さんはとにかく頭がいい。映像業界の方とお話する機会があると、実は「頭の良い俳優さんは貴重だ」という話を聞いたりするんです。書いてある台本を読んで演じること以上に、掘って演技をできる人は貴重だと。あとインタビューできちんと自分の言葉で話せる俳優も実は少ない、とか。――具体的にここがすごいな、と思ったことはありますか?朝井:実は、光太郎役が菅田将暉さんに決まる前に、誰がいいか話し合ったことがあったんです。光太郎と拓人ってルームシェアをするくらいの友人同士だけど、刺激しあっている間柄で、無邪気と思いきやちょっとした緊張感がある関係性。その役を誰にするかってことはつまり、撮影期間や宣伝期間を合わせたかなり長い時間を共にする俳優を誰にするか、って話でもあるわけです。佐藤健的には、一緒にいて気持ち良い人がいいはずなんです。でも、佐藤さんが挙げてくださった方は、名前は出せませんが、おそらくリアルな関係性でも一種の緊張感が生まれるような方だったんですよね。撮影期間や宣伝期間を過ごす自分自身よりも、作中のキャラクターを優先した自己犠牲精神に感銘を受けましたね。佐藤:思いついたんです。もちろん、今表に出ているのは最高のキャストだと思うんですけど、菅田将暉は誰が見ても光太郎にぴったりで、ど真ん中ストレートすぎるかなとも思ったんです。みんなぴったりすぎるから、"ずらし"が欲しかった。バグがあった時の方が、爆発力ができるんじゃないかなという説があって。朝井:我々の一説が。佐藤:結果的に、そのキャスティングは難しくて、もちろん映画を観たときに菅田で良かったなと思ったんですが(笑)。高度な演技も、まったく違和感なかったですよね。朝井:自分は大変になるかもしれないけど、作品として良くなる方を選ぶ人なんだなと思ったら、一緒にものを作る一員として、なんて誠実な、信頼できる人なんだろうと思いました。映画『何者』(公開中)作家・朝井リョウによるベストセラー『何者』を映画化。大学の演劇サークルに全力投球してきた拓人(佐藤健)、拓人の片思い相手・瑞月(有村架純)、拓人とルームシェア中の光太郎(菅田将暉)、瑞月の友達で意識の高い理香(二階堂ふみ)、理香と同棲中の隆良(岡田将生)。理香の家を"就活対策本部"として集まる5人だが、内定が決まり始めると状況が変わっていく。
2016年10月22日俳優・佐藤健が自身のレギュラー番組「たけてれ」内で、シンガーソングライター・高橋優とハロウィンイベント「JACK-O-LAND」でコラボレーション出演することが発表された。今月29日・30日の2日間にわたり、横浜アリーナで開催される話題のハロウィンイベント「JACK-O-LAND」。今年度初めて開催されるこのハロウィンイベントには、DEAN FUJIOKA、ぺこ&りゅうちぇるなど豪華ゲストが多数出演。早くも超大型イベントとして話題沸騰中となっている。すでに、スペシャルゲストとして29日に出演が決定している佐藤さん。様々な豪華ゲストが出演する中、「何か盛り上げたいなと思って」と心境を述べると、5日前に高橋さんに「イベントで一緒にやろうよ」と電話をしたところ快諾。今回の初のコラボレーションステージが実現することに至ったと話した。さらに「うたいます!新ユニットをつくろうかなと思っています。『JINTAKA』に次ぐ(ユニットを)…インスピレーションをうけまして」と、コラボレーションイメージを語った。佐藤さんは自身のイベントで高橋さんの曲を歌ったことはあるが、一緒に歌うのは今回が初めてとなる。また、「JACK-O-LAND」グッズラインナップも発表。仲里依紗プロデュースのキッズウェアや、「BABYMETAL」のステージ衣裳をモチーフにしたキッズコスチュームが、会場限定で販売となる。そのほか、仮装用アイテム、雑貨等を開場時間から販売する予定。ここでしか手に入らないグッズやアパレルブースも見逃せない。HALLOWEEN’S FES 2016「JACK-O-LAND」は10月29日(土)・30日(日)横浜アリーナにて開催。(cinemacafe.net)
2016年10月18日俳優の佐藤健が10月15日、都内で行われた主演作『何者』の初日舞台あいさつに登壇し、「芝居そのものに真摯に向き合えた作品。俳優として実のある時間でしたし、出演できたことを誇りに思える」と新たな代表作に胸を張った。『何者』初日舞台あいさつ その他の写真朝井リョウの直木賞受賞作を原作に、就職活動を通して自分が“何者”であるか模索する大学生たちの姿を描き、現代を生きる若者たちの一筋縄ではいかない青春ドラマを紡ぐ。初日舞台あいさつには佐藤をはじめ、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督が出席した。有村は「1つのシーンにかかる時間がとても長く、1日に撮れても2~3シーンだった」と舞台裏を明かし、「演じながら、これで合っているのかなと考えながら、ここにいる皆さんと一緒にキャラクターを作っていくのが楽しかった」とニッコリ。脚本も手がけた三浦監督は、「小説で描こうとしたことを、いかに映像で表現できるか、ここにいる豪華なキャストの皆さんと邁進した。企画から3年経ち、やっと初日を迎えた」と感無量の面持ち。「ヒット、狙っています!」と自信を示した。映画の内容にちなみ「就活したら、誰が一番早く内定しそう?」の質問に、菅田は「佐藤さんですね。本気出せば何でもできそう。クレバーで人当たりもいいし、このフェイスですから」。二階堂も「絶対欲しい人材」と佐藤の名前を挙げ、当の本人は「今日、人気だな(笑)。就活してみようかな」とまんざらでもない表情だったが、「現実的にまったくモテない」と愚痴る場面も。有村は「すごく知識が豊富で、こちらがいろいろ知りたくなる。それに毎日をとても楽しそうに過ごしている」という理由で、二階堂を選んでいた。『何者』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年10月15日朝井リョウの直木賞受賞作を映画化した『何者』の初日舞台挨拶が10月15日(土)、都内で行われ、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督が出席した。就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生を描いた話題作。主人公の冷静分析系男子・拓人を演じた佐藤さんは、「芝居そのものに、真摯に向き合えた作品。俳優として、身のある時間を過ごし、出演できたことを誇りに思える」と本作への思い入れを語った。また、地道素直系女子・瑞月役の有村さんは、「1つのシーンにかかる時間が多く、1日に撮れても2~3シーンだった。ここにいる皆さんと一緒にキャラクターを作っていくのが楽しかった」とふり返った。「この6人で誰が一番モテる?」という話題があがると、意識高い系女子・理香を演じた二階堂さんは「佐藤さんですね。もう本当に、人間的にカッコいいんですよ。男性にも女性にもモテるはず」と佐藤さん推し。空想クリエイター系男子・隆良役の岡田さんも「一緒にいて楽しい。すごく優しくて、僕に合わせて、レベルを下げてくれるんですよ(笑)」とこちらも佐藤さんにホレボレした様子。さらに映画の内容にちなみ、「誰とルームシェアしたい?」と問われた先輩役の山田さんが、「まったく干渉せずにいられると思う」と佐藤さんの名前を挙げると、当の佐藤さんは「こっちは気を使う!」とバッサリ。共演者からモテモテの佐藤さんだったが、「現実的にはまったくモテない」とこぼしていた。ちなみに佐藤さんがルームシェアしたいのは、天真爛漫系男子・光太郎役の菅田さんだといい「理由ですか?消去法です」とやはり山田さんとの“同せい”には抵抗がある様子だった。『何者』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月15日俳優・佐藤健が15日、都内で行われた主演映画『何者』(10月15日公開)の初日舞台挨拶に、共演の有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督とともに出席した。同作は作家・朝井リョウによる同名のベストセラーを映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。脚本・監督は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』等の作品を送り出した、劇団「ポツドール」の三浦大輔が担当する。共演者の中で「就活をしたら一番早く内定をとりそうなのは誰?」という質問に対して、佐藤が人気を集めた。岡田は「健さんです」と一言。菅田は「健くんって、本気出したらなんでもできる人なんで。クレバーな部分もありますし、人当たりもいいですし。そしてこのフェイス」と理由を挙げると、会場からは拍手が起こっていた。また、二階堂は「健さん。私が採る側だったら欲しい方だなって」と、人事側からの視点でジャッジ。この結果に、佐藤は「就活してみようかな」とまんざらでもない様子だった。一方佐藤が選んだのは二階堂。映画のために行った就活体験のグループディスカッションで同じグループになった際「(二階堂が)空気を支配していたので、こういう子が受かるんだろうなと思いました」と振り返った。有村も「知識が豊富だし、中身を知りたくなるのが魅力」と、二階堂に一票を投じていた。最後に佐藤は同作について「学生さんたちは誰かに共感してもらえると思いますし、上の世代にも、今の若い子たちの間ではこんなことが繰り広げられてると知ってもらえるきっかけになる」とアピール。「何よりも、TwitterなどのSNSをやってる人がいたら、ぜひ観てほしいですね。自分はもしかしたらこんな風に見られてるかもしれないという危機感、味わってみても損はないと思います」と、呼びかけていた。
2016年10月15日旅とグルメをテーマに出演者たちが様々な場所でロケするバラエティ番組「火曜サプライズ」。10月11日(火)今夜は石原さとみ、本木雅弘、佐藤健、有村架純、中井貴一ら豪華ゲストを迎えて4時間スペシャルでの放送となる。石塚英彦とウエンツ瑛士が街の絶品グルメを食べまくる企画「食いしんBOYS」は今回、石原さんをゲストに迎え3人で横浜のびっくりグルメを味わうことに。まぐろや中トロ盛り放題のお店では、その驚きの値段に“びっくり”するほか、変わった形のピザのお店などを巡る。番組の名物企画「アポなしグルメ旅」のゲストは本木さん。ロケ地は本木さんが新婚時代に住んでいたという富ヶ谷。当時奥様と通ったお店や、地元の人に教えてもらった元寿司職人が作るたまごサンドが人気のお店にアポなし交渉。妻の両親である内田裕也&樹木希林の話題や、3人の子供たちの話、またシブがき隊の解散秘話までほかでは聞けない暴露トークが連発する。駅から歩いて3分以内で行ける激うまグルメを探す「3分歩けばウマい店に当たる!」には佐藤さんと有村さんが登場。赤羽の街を舞台に徒歩3分以内で行ける絶品グルメや気になるスポットを巡る。「結婚するなら有村架純!」と公言するウエンツさん、「赤羽の母」と呼ばれる占い師に2人の未来を占ってもらうと予想外の占い結果が…放送をお楽しみに。そして芸能人が思い出の地を旅する「ぶらり旅」に登場するのは中井さん。中井さんの思い出の地は“鎌倉”。中井さんの父・佐田啓二が昔住んでいたという北鎌倉や、学生の頃デートでよく来たという葉山を“ぶらり旅”。さらに「ふぞろいの林檎たち」で共演して以来の付き合いだという柳沢慎吾も参加。柳沢さんに乗せられて思わずはしゃぐ中井さん。当時21歳だった2人の撮影時の裏話や爆笑秘話が連発。かつて父が住んでいた家を初訪問するとそこで思わぬ懐かしい出会いも。感動する中井さんだがその直後、柳沢さんを思わぬハプニングが。一体何が起こったのか。また人気企画「有名人の豪邸訪問」は豪華3本立て。スタジオ生企画もお届けと見どころ満載の4時間になりそうだ。「食いしんBOYS」のゲストで登場の石原さんが主演のドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」は毎週水曜日22時~日本テレビ系で放送中。出版物のクオリティを裏で支える“地味”ながら重要な役割である「校閲」をテーマに、ファッション編集者を目指し出版社に入社したものの校閲部に配属されてしまった石原さん演じる28歳の河野悦子の奮闘ぶりを描く。共演は菅田将暉、本田翼、松川尚瑠輝、足立梨花、曽田茉莉江、杉野遥亮、芳本美代子、ミスターちん、鹿賀丈史(特別出演)ら。「アポなしグルメ旅」にゲストで登場した本木さんは、『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演作となる『永い言い訳』が10月14日(金)より全国にて公開。西川美和監督が直木賞候補となった自著を自ら映画化。妻とその親友が旅先で事故死するもその時、不倫相手と密会していたため世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない本木さん演じる小説家・津村啓こと衣笠幸夫が、妻の親友の遺族でトラック運転手の夫・陽一とその子どもたちに出会い、幼い彼らの世話を買って出ることになるという物語。幸夫の妻を深津絵里が、不倫相手を黒木華が演じている。「3分歩けばウマい店に当たる!」に登場した佐藤さん、有村さんが出演する映画『何者』は10月15日(土)より全国東宝系にて公開。朝井リョウによるベストセラーを原作に就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生を描く作品で、佐藤さん、有村さんのほか二階堂ふみ、菅田さん、岡田将生、山田孝之ら若手実力派俳優陣が集結。演劇界の若き鬼才・ 三浦大輔が監督・脚本を手がけるほか、主題歌と劇中音楽を中田ヤスタカが担当することも話題だ。「ぶらり旅」で鎌倉を訪れた中井さんは最新作『グッドモーニングショー』が全国公開中。『踊る大捜査線』シリーズの脚本家、君塚良一がメガホンをとり共演に長澤まさみ、志田未来、濱田岳、吉田羊、時任三郎らを迎え、中井さん演じる中年の落ち目のワイドショーレポーターが、なぜか立てこもり事件に巻き込まれていくさまをコミカルに描き出す。中井さんと時任さんの18年ぶりとなる共演にも注目。豪華芸能人が各地にロケに繰り出す「火曜サプライズ」秋の4時間スペシャルは、10月11日(火)今夜19時から日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年10月11日俳優・佐藤健と有村架純が6日、都内で行われた映画『何者』(10月15日公開)ガールズ試写会に登場した。同作は朝井による同名のベストセラーを映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。脚本・監督は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』等の作品を送り出した、劇団「ポツドール」の三浦大輔が担当する。約150人の女性が集まったガールズ限定試写会に、観客はそれぞれ自分が「何系女子」かを書いて主張。有村が「私はマイペース女子」と明かし、佐藤からは「『ナマケモノみたいだね』って」と評されたエピソードを披露した。佐藤は「すべての動きが若干遅いんだよね。丁寧なんだよね」と有村の行動を説明し、「現場で本番前とかに水飲んだりして、撮影に行く時に、片付けなきゃいけない時、有村さんだけずっとコップをこう……」と、有村のゆっくりとした動きを再現。「所作の一つ一つが丁寧」と語った。有村は「そんな遅くないです」と抗議しつつ「慌てたりとかはしますけど、慌てるといいことないんですよ」と持論を展開した。「アタフタしてると、早く行きたいのにものを落としちゃったりとか、余計なことしちゃうから、冷静にいようと思って」と訴えた。有村の姿に、客席の女子たちから「かわいい……」と感嘆の声が上がると、佐藤は「面白いね、普通のこと言ったもんね、ありがとう」と優しく語りかけ、有村の味のある語りを「ズルいね、ズルい系女子だね」と表現していた。
2016年10月07日佐藤健と有村架純が10月6日(木)、映画『何者』の女性限定試写会に出席。約140年の女子の赤裸々な本音に切り込んだ。朝井リョウの直木賞受賞小説を映画化した本作。就職活動を通して自分が何者であるかを模索する若者たちの姿、葛藤や裏切りを描き出す。佐藤さん、有村さんが登場すると、女性で埋まった客席からは「カッコいい!」「カワイイ」と歓声が飛ぶ。佐藤さんは「たまらんですな」とニンマリ。映画の中で、佐藤さんは「冷静分析系男子」と分類される拓人を、有村さんは「地道素直系女子」の瑞月を演じているが、有村さんは、自身について「マイペース系女子」を自称!「健さんには『ナマケモノみたいだね』と言われるんですが…(笑)」と語るが、佐藤さんは「すべての動きが丁寧で、若干遅いんです(笑)」と説明する。MCから「普段、慌てることはないのか?」と尋ねられると、有村さんは「慌てたりはしますけど、慌てるといいことないんですよ。アタフタしちゃうので」とゆる~く語り、この姿にも会場から「かわいい!」と声援が飛ぶ。佐藤さんはそんな有村さんは「ズルい!ズルい系女子ですね(笑)」と冷静分析系男子らしい、鋭い分析でカテゴライズしていた。この日は、集まった女性142名に「YES」「NO」で回答してもらう「本音恋愛トーク」を展開。物語にちなんで「付き合ってすぐに同棲するのはアリ?」という質問に32人が「YES」と回答したが、佐藤さんは「絶対無理でしょ!」と否定的見解を示す。「お互いに苦しい!見せられないところがある」という佐藤さんの意見に有村さんも「私もすぐには無理ですね」と同調する。「友情よりも恋愛が大事!」という質問には19人が「YES」と答えたが、佐藤さんは「100人を超えると思ってた」と驚いた様子。「どっちって比べられないけど、友情はわがままがいくらでも通る。友達は理解してくれるから。だから、恋愛をちょっと重視するくらいがちょうどいいと思う」と恋愛重視の持論を口にする。また、用意された質問を脱線して佐藤さんは「三角関係に悩んでいる人?」と質問すると、15人が「YES」。さらに佐藤さんがその15名に対し「(三角関係の)相手がいま、隣りにいる?」と畳みかけると3名から「YES」との反応が返ってきて、これには佐藤さんも「おいおい!」と興奮気味。「ガールズトーク、楽しい!」とこの場で唯一の男子として女子たちの本音を楽しんでいた。『何者』は10月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月06日朝井リョウの直木賞受賞作を映画化した『何者』の女性限定試写会が10月6日、都内で行われ、佐藤健、有村架純が出席した。会場には約150人の女性ファンが駆けつけ、佐藤は「たまらんすなあ」と華やいだ雰囲気にご満悦。有村は「女性限定というのは初めて。新鮮ですし、緊張しないでいいですね」と安どの表情を浮かべていた。その他の写真就職活動を通して自分が“何者”であるか模索する大学生たちの姿を描き、現代を生きる若者たちの一筋縄ではいかない青春ドラマを紡ぐ。就活に加えて、イマドキの恋愛事情にもスポットをあてる本作にちなみ、佐藤と有村は「2回以上同じ相手に、告白したことがある?」「友情よりも恋愛が大事?」など恋愛をテーマにそれぞれの持論を展開。客席は2人の発言にうなずいたり、「え~」と反論したり、大盛り上がりだった。好きな相手への告白に話題が及ぶと、佐藤は「本来、男からするべきでしょう」と男気コメント。一方、有村は「できれば、男性からしてもらいたいけど、伝えたいなと思ったら(自分から)伝えたい」と乙女心を垣間見せた。また、友情と恋愛のバランスについて、「恋愛重視のほうがいいと思いますけど…。友だちなら、分かってくれるはずだし」(佐藤)、「恋愛を重視して、壊れるような友情は本物ではないと思う」(有村)と話していた。『何者』10月15日(土)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年10月06日先日、次男の1歳6ヶ月健診に行ってきました。長男はもうすぐ6歳のため、久しぶりの健診です。1人目のときは健診のたびに必ず一度は落ち込んだり、モヤモヤしていました。2人目になり分かったことも増え落ち込むことはなくなりましたが、やはりどうしても違和感が残るのです。子育て支援も経験したことから、健診で違和感を感じるその正体に気付きました。「ママへの信頼」が足りていない?健診に行くたび落ち込むのはなぜか…それは全体(保健師さんや会場作りなど)的に、ママへの信頼が足りないからではないでしょうか?筆者は元転勤族のため、3つの地方で健診を受けていますが、それはどこでも共通で感じました。ママの話から、「間違ったこと」「周囲と違うこと」を問題にしているような空気感が、悩みを相談したいママの口を閉じてしまっているのではないか…とも思います。そもそも育児は個人差の大きいもので、画一的に決められるものではありません。日々悩みながら子育てをしているママにとって「それは違う」と一刀両断されてしまっては、落ち込むのは当たり前。具体的にご紹介しましょう。アドバイスが「ちょっと違う…」次男は断乳していません。断乳・卒乳に関しては個人差ありますが、一度長男で断乳を試したものの違和感を感じ、長男は4歳で自然卒乳。WHOでは2歳まで母乳をあげることを推奨していますし、世界の卒乳平均は平均4.2歳。次男も自然卒乳でいくつもりです。ですが健診ではやはり、断乳を勧められました。「ぐずるたびにおっぱいは止めて」など一見アドバイス的なものをいくつかされたのですが、それが全て当てはまるかといえばちょっと違うのです。「こんな例もあって、それはどうかと思うのね」など保健師さんは懸命に話しているものの、聞いてる側からすると「それは私も違うと思うけれど、私も同じことをすると疑われているのでは…?」という気持ちに。「目の前にいるママへの信頼」よりも「ダメなママを是正しないと」という姿勢が優先されているように感じてしまいました。たとえ断乳を勧めるにしても、最初に「どういう時におっぱい飲ませてるの?」と聞いてほしい。最初に質問してママの話を傾聴しておけば、ママも安心して相談できますし、保健師さんも適切なアドバイスができるのではないかと思うのです。張り紙からの圧迫感健診では様々な張り紙が貼ってあったり、チラシも貰います。一例としてよく見かけるのが、『スマホに子守りをさせないで!』。職業柄か、表現が断定的なために「スマホに子守りをさせてるでしょ?絶対ダメだよ!!︎」という疑いと圧迫感を感じてしまいます。それがイヤで、続きを読むのをやめる人もいるようです。子育て支援の経験上、「ラクだから毎日2〜3時間はスマホを見せてまーす☆」というママは少数派。みんな「罪悪感を感じながら、迷いながら、それでもいっぱいいっぱいで」見せています。私も1人目のときは、できるだけスマホを見せたくありませんでした。しかし次男の産後2ヶ月目頃、毎日長男が幼稚園から帰ってくる夕方になると決まって、次男が激しい黄昏泣きを2時間以上…。のけ反りギャンギャン泣く次男をあやしながら、「あと1人大人がいてくれたら、長男に寂しい思いをさせないのに…。そうか、人がいなくなった代わりにテレビやスマホがあるのかな」と思いました。夫の帰りが遅く、『孤育て』状態の多い現代。今ではスマホを使う時があっても仕方ないと思います(子どもが執着するので適切にですが)。『スマホで育児もう一度考えてみませんか』などソフトな表現にすることで、ママの心の負担も軽くなるのではないでしょうか。信頼がないとママの心は開かない健診では違和感を感じましたが、ママが1番悩みを相談しやすいのもまた健診。ママの心を開き、相談してもらうためには、まずは保健師さんの対応や張り紙などにおいてもっとママを信頼してほしいと思うのです。確かに、育児を軽く見ているママもいるかもしれません。ですが真剣に子育てをしている大多数のママからすれば「すべてのママがそうではない」というのが本音。まずは目の前のママと向き合って、信頼してほしいと思います。信頼してもらえない人に、相談はできないのが人間ですから。ママにとって健診が、「ずっと悩んでたことを相談できて良かった」と思えるような場になることを願っています。ライター:メオトーク編集部
2016年09月29日映画『何者』の主演・佐藤健と原作者の朝井リョウが、9月26日(月)に開催された学生限定試写会に登壇。サプライズゲストとして、メイクアップアーティストのIKKOも来場し、その場で学生たちから募ったお悩みに答えた。朝井さんの直木賞受賞作を佐藤さんをはじめ、菅田将暉、有村架純、二階堂ふみといった旬のキャストを迎え実写化。就職活動の中で嫉妬や葛藤を味わいながら、自分が何者であるかを知ることになる若者たちの姿を描き出す。佐藤さんと朝井さんは、実は本作に携わる以前からの友人。朝井さんは映画化が決まった後、主演が佐藤さんになってかなり驚いたそう。「映画になると決まったくらいの頃、食事をして『もしオファーが来たら?』と話をしたんですけど、この作品は、決して主演が得をする映画でもないのに佐藤さんは『ちょっとね…』とか言ってたんですよ(笑)」とふり返る。佐藤さんは「僕もオファーが来たとき、驚きました」と述懐。「難しい役で『やりたい!』というタイプの役じゃないし、キャスティングの段階でいろんな荒波を越えて、ここしか行くところがないと僕のところに来たのかな…と(笑)」と自身のところにこの役がたどりつくまでに思いを馳せつつ、ある種の運命を感じて受けたよう。その上で朝井さんは、佐藤さんによる主人公の拓人について「観客を共感させないといけないので、すごくカッコいい人だとだめだよな…と思ってたらカッコいい人になっちゃった(笑)。でも、普段、というかいまも佐藤さんからは“妖気”のようなものが出てますけど、それを撮影では削ぎ落として、自然と観客が乗ろうと思うような舟になっていてくれました」と佐藤さんの就活生への変身ぶりを絶賛する。この日は、会場の学生から直接、お悩みを募ったが、佐藤さん、朝井さんに加え、IKKOさんという力強い味方も加わる!IKKOさんは人を雇い、使う側の経験もあり、映画について「経営者の立場で見ても納得できた。特に健さんの目で語る演技がグイグイ来ました!」と称賛を送る。就活を控え、自己PRが苦手だというある学生の言葉に、佐藤さんは「僕も就活未経験者ですが、自己PRのシーンはリアルに『やれ』と言われたらできないと思った」と深く頷く。朝井さんは、現在では専業作家として活動するが、就活、就職経験があり、そのときの体験をもとに「コミュニケーション能力って文章力です。主語と述語がねじれている人が多いけど、本をいっぱい読んで文章力を身に着けて」と作家ならではのアドバイス。IKKOさんは、自身がキャビンアテンダントに憧れ、JALの採用試験を受けたつもりでその場で自己PRを披露し喝采を浴びた。また、「友達と話していても、聞き役に回ることが多いけど盛り上げ役になるには?」という学生の悩みに、佐藤さんはまたも「僕も舞台挨拶ですら完全に聞き役です!」と同調。もはや、学生と同じ目線で朝井さん、IKKOさんにアドバイスを求めるが、朝井さんは「聞き役であることが周りに浸透してるなら、無理に盛り上げ役に回らなくていい」とアドバイス。IKKOさんは「私も実は場を盛り上げるのは苦手だった」と告白し「社会人になると、どうやったら相手が喜んでくれるかを考えるのが大事で、そこに徹するのも必要」と相手に臨機応変に合わせることの重要性を説いていた。また、大学で打ち込めることがないという女子学生に佐藤さんは「ダンスをやったらいい!」とアドバイス。理由を問われると「ダンスができる女性が僕の好み(笑)」と明かし、会場の笑いを誘っていた。『何者』は10月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月26日俳優・佐藤健と、小説家・朝井リョウが27日、都内で行われた映画『何者』(10月15日公開)の学生限定イベントに出席。会場にはサプライズゲストとして美容家・IKKOが登場した。同作は朝井による同名のベストセラーを映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。脚本・監督は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』等の作品を送り出した、劇団「ポツドール」の三浦大輔が担当する。佐藤と朝井はともに平成元年生まれで、映画の主演が決定する前から知り合いだったという。朝井は、佐藤と食事をしている時に「もし主演のオファーを受けたらどうする?」と聞いたところ、「ちょっとそれはね」と返されたエピソードを披露。主演が佐藤に決定した際には「驚きました」と語り、佐藤は「朝井くんが言ってくれたんだったらという気持ちでやらせていただきました」と説明した。会場には約380名の学生が集まり、3人に悩みをぶつけた。「高校時代はバスケに熱中していたが、大学に入ってから熱中するものが見つからない」という女子学生に、佐藤は「ダンスやったらいいよ」とアドバイス。「女性はダンスできると僕の好み。ダンスできる女性が好きなので」と理由を明かすと、朝井から「あなたの好みじゃないですか!」とつっこまれていた。しかし、回答に対して女子学生はバツマークを掲げ、「ダンス、バツいただきました」と確認した朝井が「じゃあ、バレーボール」と答えると、今度は佐藤が「バレーボールやってるんでしょ!」と朝井にツッコミ。佐藤が「地元のママさんバレーで、朝井リョウってことを隠してやってるんですよ! そういうところだからね!」と責めると、朝井は「別に言う機会がなかったんですよ、偶然!」と言い訳した。佐藤は朝井について、なおも「絶対そういう人たちを研究対象として見ているんですよ!」と客席にうったえかけ、最終的に「そういうところだからね!」ともう一度言ったが、朝井は「いいところがでしょ?」とすまして返し、絶妙なコンビネーションを見せた。また、IKKOは「この先まだまだ何十年も拓けていますから、男の人に頼っていかなくても生きていけるような、そういう部活に入るといいんじゃないかな」と真剣にアドバイスし、「料理がいいかな」と具体的に上げると、学生も「料理好きなので頑張りたいです」と納得していた。
2016年09月26日俳優の佐藤健が17日、東京・新丸の内ビルディング開催された写真展「"reflect""recollect"」のトークイベントに出席した。今年で俳優デビュー10周年を迎えた佐藤健が、17~23日に新丸の内ビルディングで写真展を開催。同写真展では、ボリビア・ウユニ塩湖で撮影した写真集+DVDブック『X(ten)』の未公開カットなどを展示されている。トークイベント前に、報道陣向けの囲み会見に応じた佐藤。「芸能生活10周年を記念してもらいまして、ずっと行きたかったボリビアに連れてってもらいました。こんなに素敵な写真展でうれしいです。10年やってきて良いことあったなと思いますね」と感慨深げで「5年ぐらい前からいつかボリビアのウユニ塩湖に行きたいと言っていて、今回行くことができて本当に良かったです。僕が行った4月は観光客も少なくて、本当にいい時期に行けて幸運でした」と笑顔。お気に入りのカットをウユニ塩湖で撮影した写真をあげて「空に立っているような感じでした。風が吹くと波紋が広がるので、5分ぐらい水の揺れが収まるのを待ちました(笑)」と明かし、「もう一度行きたいと思いましたね。30時間以上かかるし簡単には行けませんが、いつかまた行きたいです」とウユニ塩湖を気に入った様子だった。そのウユニ塩湖で「結婚式とかやったら素敵だと思います」と語った佐藤に自身の結婚する時期を問うと「予定はないですね。30代の内にできたらいいなという感じです」とまだまだ先と言わんばかり。結婚と言えば、事務所の先輩にあたる福山雅治が吹石一恵と結婚して第1子が妊娠中だが「最近はお会いする機会がないのでお話が出来ていません」と話すも「お子さんが出来たらパパらしく変わるのかなとは思いますけど、想像がつきませんね。あまりそういう姿を見せなさそうですよ」と話していた。
2016年09月17日佐藤健がデビュー10周年を記念して写真集&DVDブック「X(ten)」を発売。こちらの未収録カットやデビュー10年間の秘蔵写真の展示会が丸ビル、新丸ビルの2会場で9月17日(土)に開幕し、オープン前に佐藤さんが報道陣の取材に応じた。写真集は佐藤さんが「いつか、死ぬ前に行きたい場所No.1」と常々語っていたというボリビアのウユニ湖で撮影。こちらの写真集に収めきれなかったカットを新丸ビルにて「reflect」というタイトルで展示するのに加え、お隣の丸ビルでは「recollect」というタイトルで、デビューから10年間の秘蔵写真が展示されている。念願かなって訪れたウユニ湖の風景、その壮大さに佐藤さんは強く心打たれたよう。お気に入りのカットとして、水面に空が映し出されている中を佇んでいる1枚を指し「壮大なんです。本当にこの写真のままの光景で、感動しました」と興奮した口ぶりで語る。よほど気に入ったのか「結婚式をここでやったら素敵だと思います!」と提案! すかさず報道陣からは「予定は?」などと質問が飛んだが、佐藤さんは落ち着いた口調で「予定はないです(笑)。いつになるかわかんないし、ちょっと先の話になるかと…。30代のうちにできたらいいですけどね」と矛先をかわす。事務所の先輩の福山雅治が、昨年の結婚に続き、先日、妻の吹石一恵が第一子を妊娠中であることを発表したが、佐藤さんはここしばらく、福山さんと直接、顔を合わせる機会がなかったと明かし、その上で福山さんがどんなパパになるかについて「あまり変わらなさそうですけど…さすがの福山さんもパパらしく変わるのか…(笑)?そういう姿を見せなさそうですけどね」と思いを巡らせていた。改めて、デビュー10周年について「実感がない。もう10年か? という感じ」と語る佐藤さん。「支えてくださる方がいるから続けてこられた」と周囲やファンへの感謝を口にするが、これからの10年については「あまり未来のビジョンを考えるタイプじゃない。目の前の、今すべきことに全力を尽くしたい」と静かに語っていた。佐藤健 デビュー10周年記念写真展“reflect”は新丸の内ビルディング3F「アトリウム」にて、“recollect”は丸の内ビルディング3F「マルキューブ回廊」にて9月23日(金)まで開催(入場無料)。(text:cinemacafe.net)
2016年09月17日今年俳優デビュー10周年を迎える人気俳優・佐藤健。『世界から猫が消えたなら』『何者』と出演作の公開が立て続く中、「佐藤健10th ANNIVERSARY YEAR」企画として、9月12日(月)より発売の写真集+DVDブック「X(ten)」の未公開カットを展示する写真展“reflect”と、活動10周年の軌跡を追う写真展“recollect”の、大規模写真展の同時開催が決定した。2007年ドラマ「仮面ライダー電王」(テレビ朝日)での初主演で一躍脚光を浴びた佐藤さん。それ以降も「ROOKIES」「メイちゃんの執事」「龍馬伝」「Q10」「ビター・ブラッド」と話題ドラマに多数出演。また、2015年放送のTBSドラマ60周年特別企画日曜劇場「天皇の料理番」では主演を務め、今作で「東京ドラマアウォード」の主演男優賞を受賞するなど、名実ともに実力派俳優のひとりとなった。映画界での活躍も目覚ましく、『るろうに剣心』シリーズの緋村剣心役で海外での人気・知名度も急上昇。宮崎あおいと共演した『世界から猫が消えたなら』での好演も記憶に新しく、さらに10月には有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之ら最旬俳優と競演する『何者』の公開が控えている。今年で俳優デビュー10周年を迎え、「佐藤健10th ANNIVERSARY YEAR」企画を実施中。先日第1弾として、ボリビア・ウユニ塩湖で撮影した写真集+DVDブック「X(ten)」と「たけてれDVDvol.3」の同時発売を発表。そして、写真集+DVDブック「X(ten)」と「たけてれDVDvol.3」をアスマートにて同時購入した人の中から抽選で、9月19日(月・祝)に開催される「佐藤健トークイベント(予定)」に参加できることが決定していた。この度、本企画第2弾として、丸の内にある丸ビル・新丸ビルの2会場で大規模写真展の同時開催が決定。新丸ビル会場の写真展のタイトルは“reflect”。ボリビア・ウユニ塩湖にて撮影された写真集+DVDブック「X(ten)」の、壮大なスケールを感じられる未公開カットが展示される。一方、丸ビル会場のタイトルは“recollect” 。デビュー当時からの、ここでしか見ることのできない貴重な秘蔵写真満載で、佐藤さんの10周年の軌跡を堪能できる内容となるようだ。写真集+DVDブック「X(ten)」は9月12日(月)より発売。佐藤健デビュー10周年記念写真展は、9月17日(土)~9月23日(金)11時~21時まで、新丸の内ビルディング3F「アトリウム」にて“reflect”を、丸の内ビルディング3F「マルキューブ回廊」にて“recollect”を、それぞれ開催。(※入場無料)佐藤健トークイベント(予定)は9月19日(月・祝)に開催。(text:cinemacafe.net)
2016年09月01日映画『何者』の完成披露試写会が8月30日(火)に開催。佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督が舞台挨拶に登壇し、劇場内に敷かれたレッドカーペットを歩いた。映画化され日本アカデミー賞最優秀作品賞にも輝いた「桐島、部活やめるってよ」で鮮烈な作家デビューを飾った朝井リョウの直木賞受賞の同名小説を映画化。一見、互いを励まし合い、協力して就職活動に臨んでいるように見える5人の大学生たちの葛藤や裏切り、彼らが自分が何者であるかを探し求めるさまを鮮烈にリアルに描き出す。この日、予定されていた舞台挨拶の前には屋外でのレッドカーペットイベントは、台風接近の報を受け、安全に配慮して中止になったが、劇場内にレッドカーペットイベントが敷かれ、佐藤さんらは客席通路の間を通り、観客と触れ合いながら、レッドカーペットイベントを歩いて壇上へ!登壇陣は、黒を基調にしたフォーマルな衣装に、それぞれ異なるカラーを挿し色に用いた粋なコーディネートで登場。佐藤さんは「現場で5人(=佐藤さん、有村さん、二階堂さん、菅田さん、岡田さん)でいることが多くて『ゴレンジャーじゃね?』『戦隊じゃね?』と話してたんです(笑)。こういう場で、同じ色の挿し色をすることは多いけど、『何者』の場合、役の個性がみんな違うので、色を変えて立った方が合うんじゃないかと思ってやってみました」と意図を説明した。ちなみに、佐藤さんは赤、有村さんはピンク、二階堂さんはオレンジ、岡田さんは紫、山田さんはゴールドだったが、異彩を放っていたのは“ミドレンジャー”を自任する菅田さん。黒のフォーマルの左足に緑色のスカーフを巻いており、佐藤さんから「君の生き様を表してて好き(笑)。足を折ったのかと思うけど」と茶々を入れられ、会場は笑いに包まれる。佐藤さん演じる拓人と菅田さん演じる光太郎はルームシェアしている友人で、有村さん演じる瑞月は光太郎の元カノ。だが、実は拓人は瑞月に想いを寄せており、微妙な三角関係が展開する!菅田さんは「大変でしたよ。みんなのタケルンよりもモテる設定ですから」とプレッシャー(?)を明かし「本読みに有村さんに『光太郎のどこが好き?』という愚問をしたら『まっすぐなところ』と言われて、あまり考えずにやろうと思った」と述懐。これに佐藤さんが「それはのろけ?」と再度ツッコミを入れると、菅田さんは「演技論です!」と返し、会場は再び、笑いがわき起こった。二階堂さんは、“意識高い系女子”の理香を演じており、キャスティングが発表されると、ネット上で「ピッタリ!」という声が続出したそう。二階堂さんは「ありがとうございます」と笑顔を見せつつ、自身との共通点は「意外となかったです(笑)」とふり返る。岡田さんは、理香の恋人で、就活からは距離を置いている隆良を演じており、役柄的には“一匹狼”的な立場。撮影について「僕は数日だったので、あまりみんなと話はしなかったので…」と語ったが、これに佐藤さんが「結構、遊んだ覚えあるけど、僕らとの思い出は忘れちゃったんだなぁ…」と噛みつき、岡田さんは慌てて「菅田くんと二階堂さんがとにかく元気で、その元気に巻き込まれてワイワイしてました(笑)」と思い出を語っていた。『何者』は10月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月30日朝井リョウの直木賞受賞作を映画化した『何者』の完成披露試写会が8月30日(火)に開催。主演の佐藤健をはじめ、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督がそろって舞台あいさつに登壇した。『何者』完成披露その他の写真就職活動に臨む若者たちが、互いに協力し合いつつも、内心では嫉妬や葛藤、焦燥に駆られ、複雑な感情を交錯させていくさまを描き出す。この日は、屋外でのレッドカーペットイベントが開催される予定だったが、台風の接近の状況を受けて、安全に配慮し中止となった。代わりに劇場内での舞台挨拶でも会場内にレッドカーペットが敷き詰められ、佐藤らキャスト陣は観客の間を通って登場し、大歓声を浴びた。登壇陣は全員、黒を基調としたフォーマルな衣裳だが、それぞれに異なるカラーをワンポイントの挿し色として取り入れている。佐藤は「現場で(佐藤、有村、二階堂、菅田、岡田の)5人でいることが多くて『戦隊っぽい』『ゴレンジャーじゃね?』と話してたんです。(舞台挨拶で)同じ色を挿し色にすることは多いけど、『何者』の場合は役の個性がみんな違うので、色を変えて立った方が合うと思ってやってみました」と意図を説明した。佐藤は赤、有村はピンク、二階堂はオレンジ、岡田は紫、菅田はスーツの左足の膝の部分に緑のスカーフを巻くという独特のセンスで、佐藤から「君の生き様が表れてる(笑)。足を折ったのかと思われそう」と突っ込まれていた。ちなみに佐藤演じる拓人と菅田が演じる光太郎はルームシェアしている親友同士で、有村演じる瑞月は光太郎の元カノ。しかし、拓人は瑞月にひそかに思いを寄せていて…という複雑な三角関係にある。菅田はこの関係性について「大変ですよ! みんなのタケルン(=佐藤)よりもモテる設定ですから!ドキドキでした」と述懐。光太郎は天真爛漫系と称される明るい男子だが「読み合わせで、有村さんに『光太郎のどうゆうところが好き?』と聞いたら『まっすぐなところ』と言われて、あまり考えずに演じようと思った」と振り返る。ここで佐藤が「それはノロケ?」と再びツッコミを入れ、菅田が「演技論です!」と返し、会場は笑いに包まれた。三浦監督は「企画が始まって約2年。やっと完成しました」と万感の思いを口にすると同時に、作品の出来栄えに関しても自信をうかがわせていた。『何者』10月15日(土)全国公開
2016年08月30日俳優・佐藤健が、都内で行われた主演映画『何者』の完成披露試写会に、共演の有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督とともに登壇した。平成生まれとして初めて直木賞を受賞した作家・朝井リョウ氏による同名のベストセラーを映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。脚本・監督は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』等の作品を送り出した、劇団「ポツドール」の三浦大輔が担当する。この日は、全員が黒で固めた衣装に、撮影中に盛り上がったというそれぞれのイメージカラーをさし色として使用した。佐藤は赤のネクタイ、有村はピンクの靴、二階堂はオレンジのリボン、岡田は紫のチーフ、菅田は緑のバンダナ、そして山田は金色のネクタイで臨んだ。作中では、佐藤演じる拓人、有村演じる瑞月、菅田演じる光太郎の三角関係も繰り広げられるが、菅田は「みんなの”たけるん”よりモテるって設定ですから、けっこうドキドキしてました僕は」と告白した。菅田はセリフ合わせの際、有村に「(瑞月は)光太郎のどういうところが好きなのかなあ」と聞いたエピソードを披露。有村から「まっすぐなところじゃない?」と言われ、「それからはあまり考えずやろうと思えた」と感謝を表した。2人のいい雰囲気を見た佐藤が「なにそれのろけ? 今の」とジェラシーを見せると、菅田は「いやいやいや、演技論です」と苦笑した。また、27歳の佐藤や岡田など、すでに大学を卒業する年齢の役者もいたが、山田は「大学生に見えましたよそれはもう」と太鼓判。さらに「そんなことより『何者』のフォントがすごいいいよなあって。なんでこんなにいんだろうかって思ってました。はい!」と映画のタイトルフォントに着目し、絶賛していた。
2016年08月30日佐藤健や有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉らいま人気を集める俳優たちが勢ぞろいした映画『何者』。この度、本作のポスタービジュアルが解禁となった。原作は、平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した朝井リョウによるベストセラー「何者」(新潮文庫刊)。「桐島、部活やめるってよ」で等身大の高校生を描き切った朝井氏が、就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生を描いた話題作だ。主人公の冷静分析系男子・拓人役の佐藤さんを始め、拓人がほのかな恋心を抱き続ける地道素直系女子・瑞月役に有村さん、偶然にも拓人の部屋の上に住んでいた意識高い系女子・理香役に二階堂さん、拓人のルームメイトの天真爛漫系男子・光太郎役に菅田さん、理香と同棲している空想クリエイター系男子・隆良役に岡田将生、拓人が所属していた演劇サークルの先輩で5人を冷静に観察している達観系先輩男子・サワ先輩役に山田孝之が、演劇界の若き鬼才・三浦大輔監督のもとに集結した。このほど到着したのは、「恋愛、友情、就活、裏切り。これが僕たちのリアル。」というコピーが添えられた、本作の本ポスタービジュアル。ティザービジュアルで公開されたスーツ姿&真面目な表情で就活の履歴書用証明写真のようなビジュアルからは一変、今回は大学生らしい日常のふとした一瞬を切り取ったかのような自然な表情を見せる各キャストが切り取られている。ティザーポスターと同じ構図ながら、全く違う印象を感じさせる今回のビジュアルには、「面接の1分間は、ツイッターの140字のようなもの」「拓人くんの分析って説得力あるよね」など、登場人物たちのツイートも埋め込まれ、佐藤さん、有村さん、菅田さんの三角関係や、二階堂さん、岡田さんの意識高い系カップルの心の内がのぞける仕掛けが。ストーリーの要となるSNSの要素が色濃く感じさせるものとなっている。さらに今回は理香の家でくつろぐ5人、寄り添う瑞月と光太郎、意味深な表情で一点を見つめる拓人や隆良など、貴重な劇中の場面写真も併せて公開。なお、本作の劇場前売券は明日27日(土)から発売となっている。『何者』は10月15日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月26日佐藤健と宮崎あおいが初共演を果たす映画『世界から猫が消えたなら』のBlu-ray&DVDが発売されることがこのほど決定した。主人公は30歳の郵便配達員。愛猫・キャベツとふたりぐらし。母を病気で亡くしてから、実家の父とは疎遠になってしまった。別れてしまった彼女のことをまだ想い続けている。趣味は映画鑑賞。友だちは映画マニアの親友が1人だけ。そんな彼はある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまう。ショックで呆然とする彼の前に、突然自分と同じ姿をした悪魔が現れてこう言った。「世界から何かひとつ、ものを消すことで、1日の命をあげよう」。悪魔のささやきに乗せられた主人公は、次々とものを消していく。電話、映画、時計、そして、猫。ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうのだった――。原作・川村元気による感涙ベストセラー「世界から猫が消えたなら」。2013年に本屋大賞にノミネートされ、その後、文庫化・コミックス化、そして中国・韓国・台湾で出版もされて累計130万部を突破。さらに本作は、すでに海外からリメイクのオファーもあるという。キャストには、「僕」と「悪魔」の2役に挑む佐藤さん、そのかつての恋人に宮崎さんほか、映画マニアの親友を濱田岳、疎遠になった父を奥田瑛二、死別した母を原田美枝子。さらに奥野瑛太、石井杏奈、そして僕の愛猫=キャベツとレタスもかわいらしく共演。また、監督には数々のCMで広告賞を受賞し、映画デビュー作『ジャッジ!』が高い評価を得た映像界の鬼才・永井聡が務める。今回発売されるBlu-ray&DVDは通常盤と豪華版を用意。豪華版にはBlu-ray&DVDでしか見ることのできないスペシャルメイキング ビジュアルコメンタリーなどオリジナルコンテンツ満載。初回生産限定で全編未公開カットブックレットが封入されている。そしてこの度、豪華版の特典映像として永井監督、佐藤さん、宮崎さん、原作者・川村氏によるスペシャルメイキングビジュアルコメンタリーの収録が都内で行われた。 2年前に行われた本作の撮影。今回久々に顔を合わせた4人は、通常ビジュアルコメンタリーは本編を見ながら撮影秘話などを語り合うものが多いが、本作ではメイキング映像を見ながら作品を振り返るという新しい形式で収録を行った。メイキング映像は4人とも初めて見る映像で、ビジュアルコメンタリー収録を何度か経験している佐藤さんも「すごく新鮮で、ついつい見入ってしまう」と初めての試みを楽しみ、宮崎さんも「こんな風に撮影されていたんだぁ」と興味津々。本作の撮影で初めて南米を訪れたという佐藤さんは、アルゼンチンの街中での撮影映像を見て「実際に初めて行く街だから本当に観光しているみたいで楽しかった」と当時をふり返り、宮崎さんも「撮影終了後に(イグアスの滝の)滝つぼツアーに行った」など撮影時の楽しい思い出も語っていた。そして収録を終えた4人は、「原作を読み直して、イメージした映像がそのまま形になっている、丁寧に撮れた作品。観てくれた人にも大切な作品になって欲しい」と永井監督が語り、川村氏は「この映画がみんなの記憶とつながって残ってほしい」と想いを語った。また、佐藤さんと宮崎さんは「個人的に特別な作品。思い入れも強いし、俳優人生の中でも特別な勝負作。ぜひ手元に置いて、何度でも観てもらいたい」(佐藤さん)、「大事なテーマが詰まっている作品で、何かを考えるきっかけになると思うし、誰かの何かを変えるきっかけになる作品なので、ぜひ何度も見て欲しいです」(宮崎さん)とそれぞれメッセージを寄せた。『世界から猫が消えたなら』Blu-ray&DVDは11月16日(水)発売。(cinemacafe.net)
2016年08月19日長編ドキュメンタリー映画『健さん』が2016年8月20日(土)から全国公開される。2014年11月10日、俳優・高倉健が惜しくもこの世を去った。これまで『幸福の黄色いハンカチ』『鉄道員(ぽっぽや)』など邦画史上に残るヒット作に出演してきた名優は、スクリーンからにじみ出る圧倒的な存在感のみならず、彼の考える俳優のあり方や人生哲学によって、多くの人を惹きつけてきた。本作は生前に限られたインタビューしか受けなかった高倉健の素顔を明かす、初のドキュメンタリー映画。監督はニューヨークを拠点とし、写真家としても活躍する日比遊一だ。海外の名優、名匠のインタビューからは、映画そして日本の美学を紐解く。また、日本映画の黄金期を彩り、今日もなお活躍し続けるクリエイター陣の証言からは、高倉健の輝かしいキャリアとともに、古き良き日本映画の歴史も辿っていく内容となっている。解禁された予告編では、ジョン・ウー監督がトム・クルーズを撮影する時に健さんのスタイルを意識し、「ブラック・レイン」で共演したマイケル・ダグラ スが高倉健から多くを学んだと語る。またマーティン・スコセッシ監督は、高倉健は本物のアーティストであったとコメント。その他、国内からは降旗康男監督や山田洋次監督なども登場するほか、高倉健の実妹、森敏子が母親のエピソードを語るなど、大変貴重な映像が使われている。【作品詳細】『健さん』公開日:2016年8月20日(土)全国公開監督:日比遊一エグゼクティブ・プロデューサー:李鳳宇出演者:マイケル・ダグラス/ポール・シュレイダー/ヤン・デ・ボン/ユ・オソン/チューリン/ジョン・ウー/マーティン・スコセッシ (50音順)阿部丈之・真子/石山希哲・英代/今津勝幸/梅宮辰夫/遠藤 努/老川祥一/川本三郎/佐々木隆之/澤島 忠/関根忠郎 立木義浩/中野良子/西村泰治/降旗康男/森 敏子/八名信夫/山下義明/山田洋次/中井貴一(語り)音楽:岩代太郎 / 写真提供:遠藤努 今津勝幸 立木義浩 操上和美 高梨豊 2016年/日本/95分/5.1ch/ビスタカラー・モノクロ 製作:ガーデングループ、レスぺ制作・配給:レスぺ / 宣伝協力:ブラウニー / 後援:読売新聞社(c)2016 Team "KEN SAN”
2016年08月08日お笑いコンビ・千鳥の大悟が、5日(23:30~24:00)に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(レギュラーは毎週金曜23:00~23:30)に出演したものの、終始タレントで歌手のDAIGOとして振る舞うように強要される災難にあった。この日の放送は、スタッフがDAIGOと間違えて大悟にオファーを出してしまったということで、冒頭から、メインキャスターのアリタ哲平(有田哲平)が「今回は完全にわれわれのキャスティングミスです」と謝罪。岸博幸、吉川美代子ら全力解説員たちが、北川景子との結婚祝いプレゼントを用意していたり、VTRで「この後スタジオでDAIGOが北川景子の魅力を語る!」と盛り上げてしまったりと、事前の予定が大きく狂うことになってしまった。そこで、アリタは「あの方法しかないのかな」と思いつき、大悟に、DAIGO仕様のカツラとグローブを装着するよう指示。おなじみのDAI語も強要され、大悟は「寝る前に北川景子はどんなお肌ケアをしてる?」との質問に「KPN(=キュウリ パック ぬりぬり)です」、「北川景子が使っているシャンプーを教えて?」には「OT(=大手)です」と、次々に回答していった。そして、エンディングでは、DAIGOが結婚披露宴で披露した「KSK」を熱唱することに。この歌を知らない大悟は、出演者全員が失笑する中、アドリブと勘で何とか乗り切ったが、どうしようもない空気にたまらず「二度と呼ぶな!」と言い放ち、スタジオを後にした。
2016年08月06日2016年10月17日からリニューアル!ノエビアグループ常盤薬品工業株式会社の化粧品ブランド『ノブ』は、30周年の節目にあたり、リニューアルしたメイクアップシリーズを2016年10月17日から発売することを発表。肌への負担軽減だけでなく、ベースメイクやポイントメイクで気持ちの面からも美しさに働きかけることを広義のスキンケアとして捉え、これまで『ノブ』が提唱してきたスキンケアの3つの柱「洗浄」「保湿」「遮光」に、4つ目の柱として「メイク」を加えたシリーズとなっている。リニューアルポイントは「肌の悩みにやさしく対応」新シリーズでは、エイジング肌に対応した商品(ベースコントロールスムースUV、ルースパウダーUV)が新たに追加。さらに肌にやさしく対応するため、つけ心地の良さアップし、簡単に仕上がるつけ方にこだわることで肌への負担を軽減。また、一部の商品(リキッドファンデーションUV、プレストパウダーUV)では紫外線カット効果もアップしている。デザインもコーラルピンクとヴェールのデザインに一新され、やさしさや気持ちの高揚感、機能とつけ心地の軽さが表現されている。商品ラインナップ商品ラインナップは、化粧下地、コンシーラー、パウダリーファンデーション、リキッドファンデーション、プレストパウダー、ルースパウダー、アイブロウ、アイカラー、チークカラー、口紅、の10商品。全国の医療機関(皮膚科等)・調剤薬局・バラエティショップ・ドラッグストア等で販売されるほか、ノブのブランドサイトからも発売日から購入が可能。(画像はプレスリリースより)【参考】※ノエビアグループプレスリリース(@Press)※ノブ ブランドサイト
2016年07月28日お笑いコンビ・千鳥が、テレビ東京系バラエティ番組『NEO決戦バラエティ- 「キングちゃん」』(7月18日スタート 毎週月曜25:00~)で、東京キー局初MCを務めることが、このほどわかった。同番組は、芸人たちがオリジナル競技で芸能界で生き抜くスキルを競い合い、新しい王者=キングちゃんを生み出す。第1回目は「エキストラプロデュース王」としてエキストラとペアを組み、面白い人にプロデュースできるかを対決。また、第2回目の放送では、嫌われ芸人たちが「メンタル強い王」を目指す。関西を中心に活躍する千鳥の2人。ツッコミのノブは「第1回目は千鳥を紹介するコーナーだったり、千鳥のなじみのメンバーとトー クとかそういうのかと思ったら、いきなりゴリゴリの企画で始まって(笑)。びっくりしましたけど、楽しかったです」と収録を振り返った。ボケの大悟は「ゲストで来てもらう方にすごく負担がある番組だなぁと(笑)」と番組の印象を語る。そして「今日はドランクさんがきてくれてドランクさ んがうまくやってくれたのでよかったんですけど、今後下を向いて帰るゲストもいるんじゃないかとちょっと思いました(笑)」と今後のゲストの負担を心配した。テレビ東京の佐久間宣行プロデューサーは「急に枠がもらえて面白いことができそうだとなった際に、スタッフ皆で誰でやりたいって話をして、真っ先に名前が出てきたのが千鳥でした。それだけでもうワクワクしました」と赤裸々に内実を明かす。「ネタを作りこむタイプの番組じゃなくて、千鳥をはじめとする芸人の皆さんが現場で楽しみながら奇跡を起こす、そんな番組にしたいです」と抱負を語った。(C)テレビ東京
2016年07月18日日本が生んだ稀代の映画俳優、高倉健の知られざる姿を、マーティン・スコセッシ監督やマイケル・ダグラスら、国内外20名以上の証言で綴る長編ドキュメンタリー映画『健さん』。このほど、その大スターの魂にふれ、力強さと温かみを感じさせる予告編が解禁となった。2014年11月10日、日本映画のひとつの時代が幕を下ろした。“最後の映画スター”高倉健が逝った。1960年代に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱させ、時には男泣きさせた俳優。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼びかけた――「健さん!」。しかし、我々は“健さん”を本当に知っているのだろうか?生前に限られたインタビューしか受けなかったこの不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていない。彼は何を考え、どう行動し、何を成し遂げてきたのか?本作は、そんな疑問への答えを提示した、高倉健初のドキュメンタリー映画。 ニューヨークを拠点とし、写真家としても活躍する日比遊一が手がけ、その輝かしいキャリアはもちろん、今日もなお活躍し続ける国内外のクリエイター陣の証言から、高倉健の魂とともに、古き良き日本映画の歴史をも辿っていく。解禁された予告編では、在りし日の健さんにゆかりのある、国内外の映画人、関係者が多数登場し、知られざるスターの姿を浮かび上がらせる。ジョン・ウー監督が、『ミッション:インポッシブル2』でトム・クルーズを撮影する際に健さんのスタイルを意識したことを明かせば、『ブラック・レイン』で共演したマイケル・ダグラスも健さんから多くを学んだと語り、マーティン・スコセッシ監督は、「高倉健は本物のアーティストであった」と評する。さらに、国内からは降旗康男監督や山田洋次監督など巨匠監督たちも登場するほか、高倉健の実妹、森敏子氏が母親のエピソードを語るなど、大変貴重な映像が使われている。「漫然と生きる男ではなく、一生懸命な男を演じたい」「どんなに大声を出しても、伝わらないものは伝わらない。むしろ言葉が少ないから伝わるものもある」――。そんな健さんの人生哲学が貴重な証言で綴られ、知られざるスターの姿が浮き彫りとなる予告編を、こちらから確かめてみて。『健さん』は8月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月24日この度、故・高倉健の長編ドキュメンタリー映画『健さん』のポスタービジュアルが完成。そして、本作が上海国際映画祭「2016上海・日本映画週間」に出品されることが決定した。2014年11月10日、日本映画のひとつの時代が幕を下ろした。“最後の映画スター”高倉健、逝く――。1960年代のプログラム・ピクチャー全盛期に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱させ、時には男泣きさせた。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼びかけた、「健さん!」。しかし我々は“健さん”を本当に知っているのだろうか? 生前に限られたインタビューしか受けなかったこの不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていない。彼は何を考え、どう行動し、何を成し遂げてきたのか?監督はニューヨークを拠点とし、写真家としても活躍する日比遊一。そして『ブラック・レイン』で高倉さんと共演したマイケル・ダグラスが当時の思い出や撮影秘話を初披露し、またジョン・ウーら海外の名優、名匠が出演している。映画、そして日本の美学を紐解き、日本映画の黄金期を彩り、今日もなお活躍し続けるクリエイター陣の証言からは、高倉さんの輝かしいキャリアとともに、古き良き日本映画の歴史をも辿っていく。そしてこの度、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞の『グッドフェローズ』や、『カジノ』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などを手掛けるハリウッドの名匠マーティン・スコセッシ監督も出演することが決定。マーティン監督は、劇中で長年連絡を取り合いながらも、共に仕事をすることがかなわなかった無念や、高倉さんとの出会いなどの思い出を語り、偲ぶ姿が映し出されるようだ。このほど解禁されたのは、マイケル、ヤン・デ・ボン、山田洋次など、上段には在りし日の高倉さんゆかりの映画人、関係者の名前が綴られ、下段には過去に数々の高倉さんの肖像を世に発表し、話題を呼んだ福山小夜の絵が使用されているポスタービジュアル。そして本作のタイトル“健さん”という文字を書いたのは、日本を代表する書家であり、「旭日小綬章」を受章した中野北溟、デザインは長友啓典が手掛けた。高倉さんの力強さと温かみを感じさせると同時に、彼を偲び本作に出演する面々から、未だに高倉さんが我々の心の中で生き続け、胸を熱くさせていることに圧倒させられるビジュアルとなっている。なお本作は、「第19回上海国際映画祭」の正式イベントである「2016上海・日本映画週間」にて、本作の出品が決定。本作のほかにも、オープニング作品として『人生の約束』をはじめ、『暗殺教室』『HERO』『呪怨-ザファイナル‐』『図書館戦争 THE LAST MISSION』『ギャラクシー街道』『縁 The Bride of Izumo』と、魅力溢れる8作品が勢揃い。また、熊本で発生した地震の復興を願い、今回は熊本県をロケ地とした行定勲監督の『うくつしいひと』が特別上映される。そして、上海国際映画祭レッドカーペッド、日本映画週間オープニングセレモニーなどに当日、日比監督の参加も予定されている。『健さん』は8月20日(土)より公開にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月03日佐藤健と宮崎あおいが5月24日(火)、映画『世界から猫が消えたなら』のヒット御礼舞台挨拶に登壇。公式サイトで募集された映画の感想を発表した観客のお悩みに答えた。「本屋大賞」にもノミネートされ、累計120万部を突破したベストセラーの映画化。余命わずかと宣告された“僕”は、世界から大切なものをひとつ消すごとに1日の命を与えられるという契約を悪魔に持ち掛けられるが…。撮影から地方をも含めたプロモーション活動と長い時間をともにしてきた佐藤さんと宮崎さんだが、その距離は微妙にまだ縮まっていないよう?この日も、佐藤さんが話している間に宮崎さんが目立たないようにジワジワと後方に下がろうとし、すかさず佐藤さんから「気づくと後ろにいるのやめてもらっていい(苦笑)?」と抗議が!宮崎さんは「ついついシャイな部分が出ちゃう…(笑)」と申し訳なさそうに語る。とはいえ、宮崎さんにとっては佐藤さんは「頼りになる青年(笑)」だったそうで「いろんなところを見てて、何を必要とされているのか?何を求められているのか?を考え、それを表現するのもお上手。ありがたかった」と自身が引っ込み思案なだけに佐藤さんの存在が「ありがたかった」と語る。さらに宮崎さんは「気さくでツンツンしてない」と佐藤さんの親しみやすさについて語るが、会話のラリーが長く続かず、年下の佐藤さんも「いつになったらスムーズにコミュニケーション取れるの?何なの?」と苦笑い。佐藤さんは改めて「どこまで心を開いてるのか最後までつかめなかった。そんな人、あんまりいない。深い人です」と宮崎さんの謎めいた魅力に言及。さらに「(原作者で東宝のプロデューサーである)川村元気さんと、撮影のときから話してたんですが、最終的にはカラオケに行って、宮崎さんにB’zの『ultra soul』を歌ってもらうのが夢!今回は持ち越しとなりましたし、道のりは遠いけどあきらめない!」と宮崎さんの「ultra soul」熱唱に向けた再チャレンジを誓っていた。本作の公式サイト上では映画の感想を募集しており、この日は、その中から選ばれた2名が劇場で感想を発表。小学6年生の少女は、映画を観て、過ぎていく毎日の時間の尊さについて考えさせられ、中学受験のための塾をやめて家族との時間を作るべきか悩んでいると告白。これを聞いた佐藤さんは「これは困りました…僕の手には負えない(苦笑)」と困惑するも、宮崎さんは彼女が医者か警察官になりたいという夢があると聞き「いまを大切に生きるのも大事だし、なりたいものに向かってどう生きるかも大事。バランスよく上手にやりくりして家族との時間を作って」とアドバイス。また、本作を見た就活中の女子大生の感想を聞き、就活に向けたエールを求められた佐藤さんは「(就活を)したことないっすわ(苦笑)」とまたも困惑。宮崎さんも「アドバイスできる立場にないです」と語ったが、佐藤さんは少し前に、就活生を演じる映画『何者』の撮影に参加しており「自分には絶対できないと思った(苦笑)」と語り、映画を観て、就活を頑張ろうと思えたとあたる女子大生の言葉を素直に喜んでいた。『世界から猫が消えたなら』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日黒柳徹子が司会をつとめるトーク番組「徹子の部屋」の19日(木)放送回に俳優の佐藤健さんが出演する。ドラマ「ブラッディ・マンデイ」や「メイちゃんの執事」、映画『ROOKIES-卒業-』『BECK』でのフレッシュな演技で若い世代からの絶大な支持を得ると、その後は主演を務めた『るろうに剣心』シリーズを大ヒットに導き、「ビター・ブラッド」や『バクマン。』などコンスタントに主演作を世に送り出している佐藤さん。最近ではドラマ「天皇の料理番」で代役なしで料理シーンを演じ切るなど実力派俳優としても評価が高まっている。今回は14日から全国公開中の主演最新作『世界から猫が消えたなら』から、劇中で共演したタレント猫のパンプくんと一緒に登場。パンプくんは現在13歳ということで人間だと70歳ぐらいの“年配”猫。そのためこの出演を最後に引退するという。さすが“ベテラン”だけあって収録中も非常に落ち着いた様子で、佐藤さんのトーク中も騒ぐこともなくおとなしく抱かれたり横で座って話を聞いていて、黒柳さんもその可愛らしさにメロメロだったという。トークでは、子どもの頃から周りの誰もが認める美少年だった佐藤さんが、上級生にはモテモテでも同級生にはなぜかモテなかったというエピソードや、ブレイクダンスに夢中になっていた高校時代の思い出なども語られる。佐藤さん主演で現在公開中の『世界から猫が消えたなら』は「電車男」『告白』『悪人』などを手がけた映画プロデューサー・川村元気の小説を原作に、宮崎あおいや濱田岳、奥田瑛二、原田美枝子、奥野瑛太、石井杏奈らが出演。“僕”は生きるために消すことを決めた30歳郵便配達員、余命あとわずか。そんな僕の前に僕と同じ姿をした悪魔が現れた。大切なものと引き換えに1日の命を与えるという。何かを得るためには、何かを失わなくてはならない。電話、映画、時計…そして猫。失われていく世界のなかで、僕はかつての恋人に再会する。かつて愛し、別れたときを思い出していく。親友そして疎遠になってしまった父の想いに触れていく。果たして僕が見つけたのは亡き母が残した手紙だった。そして人生にとって最後の日、僕はある決断をする……というストーリー。「徹子の部屋」は19日(木)正午からテレビ朝日系で放送。(笠緒)
2016年05月18日俳優の佐藤健が5月14日に、都内で行われた主演作『世界から猫が消えたなら』の初日舞台あいさつに登壇。この6月で俳優デビュー10周年を迎える佐藤は「この作品が結果的に集大成になった。誇りに思います」と語り、「皆さんのおかげでここに立てている。これからも頑張ります」と背筋を伸ばした。初日舞台あいさつ・その他の写真数多くのヒット作を放つ映画プロデューサー・川村元気が執筆した同名小説を実写化。佐藤健&宮崎あおい共演で実写映画化したヒューマンドラマ。脳腫瘍で余命わずかと宣告された郵便配達員の青年(佐藤)が、自分とそっくりな悪魔と出会い「大切なものを失う引き換えに1日の命を与える」契約を交わす。余命と引き換えに、電話や映画、時計といった大切なものを失うなかで、元恋人と再会し…。舞台あいさつには佐藤をはじめ、共演する宮崎あおい、濱田岳、奥田瑛二、原田美枝子、永井聡監督が出席。また、劇中に登場する猫のパンプくん(13歳)が登場すると、客席からは歓声が起こり、佐藤は「みんな猫しか見ていない」と苦笑い。「ほとんどNGも出さない。勝てないですよ」ともらすと、永井監督が「佐藤くんの方が、NGが多かった」と暴露する場面もあった。佐藤と初タッグを組んだ永井監督は、「クールな人かと思っていたが、実際には背伸びせず、等身大の男の子という雰囲気」と佐藤の印象をコメント。「現場では“健ちゃん”“たけるん”と呼ばれるほど、愛される存在。健くんはいい子です」と語ると、佐藤も「そう、いい子なんです」とドヤ顔だった。『世界から猫が消えたなら』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年05月14日『世界から猫が消えたなら』の主人公を、佐藤健が演じたなら…。同名のベストセラー小説の著者である一方、映画プロデューサーとしても活躍する川村元気が、自身の小説の主人公と佐藤さんを重ね合わせたのは『バクマン。』の時だという。昨年公開された『バクマン。』で、両者はプロデューサーと主演俳優の関係にあった。「佐藤健という俳優は、画面の全体を見ながらお芝居をするようなところがある。動物的な俳優が多い中、客観的な視点を持っていて、世界を立体的に見ているんですよね。それが『世界から猫が消えたなら』の主人公に似ているなと思っていました」。その主人公、「僕」は愛猫と暮らす郵便配達員。彼の名が、劇中で明かされることはない。そこにも、佐藤さんを主演に望んだ理由が関係しているそうだ。「いい意味で、だんだん透明になってくる俳優。もちろん間違いなく佐藤健がそこにいるわけなんですが、それなのに物語にすっと溶けこんでいき、観客が自分を重ね合わせられる存在になってくれるんです」。「主人公に名前がないのは、演じる上ですごく重要なことだと考えていました」と、佐藤さん。物語の中心には「僕」、さらには別れた「彼女」が存在する。「例えば、彼らがタカシくんとユミちゃんだとしますよね。でも、タカシくんとユミちゃんのラブストーリーを見て感動するのではなく、『僕』と『彼女』を通し、観ている人自身の人生を思い起こす映画になったらいいなという思いがありました。分かりやすく言うと、みんながすんなり観られる。色で言うと、透明。そうイメージし、『僕』という人を作っていきました」。そんな「僕」が脳腫瘍を患い、余命を宣告される冒頭。ショックを受ける彼の前に“悪魔”が現れ、「大切なもの1つと引き換えに、1日の命をやろう」と囁く。「僕」と同じ姿形をした悪魔を演じるにあたり、佐藤さんは「それはもう、長く険しい道のり(笑)」を歩んだそうだ。「悪魔をどう演じるのが正解か、なかなか見つけられなくて。クランクインの前に2日間ほど、『僕』と悪魔が話すシーンのリハーサルをしました。“もう少し普通に”とか、“嫌な奴っぽさをなくして”とか、監督と話し合いながら調整していきました」。こうして「僕」と悪魔を演じ分けた佐藤さんだが、川村さんは「今回の彼は1人2役と言わず、1人3役をこなしたようなもの。『僕』の芝居と悪魔の芝居とモノローグの芝居があって、大変だったでしょうね」とも。「僕」の心情が切々と語られていくモノローグも、作品に欠かせない要素だ。「長い手紙という設定上、原作は1人称の文章になっています。映画の方も、モノローグを多用していることで物語に対する親近感がより増しました」。「どの作品の時も、モノローグは超重要視しています」と佐藤さんも明かす。「大抵はアフレコで録るのですが、その日はほかに仕事を入れないようにしてもらっています。軽い気持ちではできない作業なので…と言いつつ、『天皇の料理番』のアフレコ後に、この作品のアフレコの予定が入ったことがあったんです。しかも、『天皇~』の方は妻を罵倒するシーンで。“お前みたいな女なんか、こっちからごめんだ~!”みたいな(笑)。だから、声がガラガラになってしまい、その節はご迷惑をおかけしました」。そんなハプニングはあったにせよ、「心をこめてやりました」と語る佐藤さんの言葉に納得。淡々としているようでいて、その一言一言がやるせない「僕」のモノローグが胸にぐっと迫ってくる。実は、この感動にも理由があるようだ。「“倍音”ってご存じですか?」と佐藤さんが解説し始める。「単純に言うと、人が耳にした時に心地のいい周波数というものがあるそうなんです。その周波数で話す人が一般に“いい声”とされているのですが、『僕』のモノローグでは倍音を感覚的に意識しました。どの役でもそれをやると違ってきちゃうから、逆に外さないといけない時もあるのですが」。「テクニカルですよね(笑)」と隣で脱帽する川村さん。「俳優ってエモーショナルな仕事ですけど、テクニカルな仕事でもあるんです」と続ける。「それを今回の作品で一番感じたのが、海辺のクライマックス。役なのか、佐藤健自身なのか、よく分からなくなったんです。フィクションにドキュメンタリーが急に入ってきた感じがして。でも、それってテクニカルなものがしっかりしているからこそ、生み出されたエモーショナルな感動でもあると思うんです」。クライマックスに至るまでの間、「僕」は大切なものを1つずつ差し出し、その分生き永らえていく。しかし、ものが消えることで、ものを通じて知り合った大切な人たちとの関係も消失。映画ならではの恐ろしく切ない設定に、川村さんが触れる。「小説の場合、“何かが消える”って観念的でいいと思うんです。読者が頭の中で世界を作ってくれるから。でも、映画はもっと具体的なメディア。電話が消えたことで、間違い電話をきっかけに出会った『彼女』との関係が消えたように、実際に描くことでより切迫感が出ました。もがれている感じがしましたね。映画的な発明をしてくれた監督たちに感謝しています」。演じた佐藤さんも、「ものすごくショックでした」とふり返る。「撮影が始まってからも議論したんです。ものが消えて、記憶はどこまで消えるんですか?相手は忘れるけど、『僕』は覚えているんですか?って。何日もかけて熟考し、監督や僕の中で答えを統一しました。人との関係も消えるなんて、怖いし、哀しいことですよね。大事な人たちに自分のことを忘れられた瞬間を演じた時は、何だか本当に苦しい気持ちになりました」。結局、大切なものは人とのつながりを生み、逆に言えば、つながりを生むからこそ大切なものとなる。それを踏まえ、佐藤さんに聞いてみた。今、消えてしまうと困るものは?「その答えって時期によって変わるんだろうけど…。でも、やっぱり映画かな。映画が消えたら、今ここにいる人もみんないなくなっちゃうし」。(photo : Nahoko Suzuki / text : Hikaru Watanabe)
2016年05月14日