歌舞伎座「六月大歌舞伎」第三部『ふるあめりかに袖はぬらさじ』に出演する坂東玉三郎、喜多村緑郎(思誠塾岡田役)、河合雪之丞(遊女亀遊役)が都内で取材に応じ、意気込みを語った。有吉佐和子の原作で、昭和47年の文学座公演での初演以来、杉村春子による主人公・お園が当たり役として繰り返し上演され、昭和63年からは玉三郎に受け継がれてきた名作舞台。平成19年(2007年)12月、歌舞伎座でついに歌舞伎として初上演され、豪華キャストの競演が話題を集めた。「今は明るい話がいいんじゃないかと思った。深刻にさせないで、人生をしみじみと感じさせる」と演目の魅力を語る玉三郎は、有吉氏の作風について「洞察力が深く、世の中を俯瞰している目がある。芝居上では良いも悪いも、肯定も否定も何も言っていないんですね。笑いの中で転がっていきながら、日本のありようの神髄を突いている」と分析。「有吉先生がお望みになるか分かりませんが、歌舞伎座で演じられるのは良いことだと思いますし、先生は古典様式を使った現代作家でもあるので、歌舞伎座には合うと思います」と話していた。『ふるあめりかに袖はぬらさじ』芸者お園=坂東玉三郎撮影:岡本隆史緑郎・雪之丞とは、両名が研修生時代からの長い付き合いだといい、玉三郎は「気楽にやってもらいたい。昔から一緒なので、何とも特別感もなく、(劇団)新派に移籍したということで、共演できなかったのが不思議」とコメント。「帰ってくればと思うほどで(笑)。僕たちには垣根はないし、いつでも一緒にできればいいなと。役者の数も減っているので、これがいいきっかけになれば」と今後の共演にも意欲を見せた。緑郎の歌舞伎座出演は『修禅寺物語』以来8年ぶりで、「とにかく突然のことでしたが、心の底からうれしい。魂がひどく震えております」と緊張しきり。玉三郎の“気楽に”発言には、「いやあ、気楽というわけには」と苦笑いしつつ、「いい意味で気を抜いてということで」と決意を新たに。移籍によって「いろんなジャンルに触れる機会になったし、視野が広がった。勉強不足も痛感した」といい、「(新しくなった)歌舞伎座に立ち、どう変わるのか、自分自身としても楽しみ」と期待を寄せた。また、『東海道中膝栗毛』以来6年ぶりの歌舞伎座出演となる雪之丞も「緊張と震えが止まらない思い」と心境を明かし、「女方として大々先輩ですから、お稽古場でも本番中でも細かく教えていただけるんですが、また1年生のように勉強させていただける。大切なお役ですし、しっかりお稽古を重ねていきたい」と背筋を伸ばしていた。取材・文=内田涼写真提供=松竹(株)<公演情報>「六月大歌舞伎」2022年6月2日(木) ~27日(月) 東京・歌舞伎座※休演:9日(木)、20日(月)第一部午前11時~第二部午後2時15分~第三部午後6時~※開場は開演の40分前を予定
2022年05月24日女優の貴城けい(45)が13日、オフィシャルブログを更新し、夫で俳優・喜多村緑郎(51)の不倫騒動を謝罪した。先月6日発売の週刊誌『週刊文春』で、女優・鈴木杏樹(50)と喜多村の不倫が報じられ、貴城のブログは1月18日以降、更新が途絶えていた。貴城は、「皆様、なかなかブログを更新できずごめんなさい。そして今回はお騒がせしてしまい大変申し訳ございません」と謝罪の書き出しから、「ファンの皆さんの温かいお手紙やコメントが何よりも力と励みになりました」とファンのありがたさを改めて実感した様子。「早くみんなに会いたいと前向きに思える様にもなって来ました」と少しずつ元気を取り戻しているようで、「自分らしさを出せる場所! 自分自身、一生懸命に積み重ねて来た事だけが、真実に繋がっているはず」と自らに言い聞かせ、「深呼吸をして、自分軸を保ち焦らずに今後の事をしっかりと考えていきたいと思っております」と決意を新たにする。そして、「辛い時に寄り添ってくれた事、忘れません」と感謝し、「これから又、ありったけの愛でお返ししていきます」と誓う貴城。「ありがとうございます。そしてこれからもずっと宜しくお願い致します」と呼び掛け、4月17日に上演される舞台『シスター』に出演することを告知しながら、「この『シスター』は3年前にやらせていただきました。再びこの役に挑戦できる事に縁を感じます。台本を開いた時に私自身の3年分の経験や環境がプラスされ、血となり肉となり、又違った感情やイメージが湧きました。今の私が表現する『シスター』を観ていただきたいです」と気合いをみなぎらせている。
2020年03月13日鈴木杏樹(50)との不倫関係が『週刊文春』で報じられた劇団新派の俳優・喜多村緑郎(51)。連日、喜多村には批判の声が寄せられているが、ある舞台関係者によると“一連の報道で真実と違うことも多い”と悩んでいるという。「もちろん全て彼の責任。それでも噂に尾ひれがつきすぎていると。たとえば、杏樹さんの謝罪コメントは喜多村さんが指示して書かせたと一部で報じられていましたが、連絡を一切絶ったので書かせられるわけがありません」新春の舞台『明日の幸福』の楽屋に訪れた貴城けい(45)に「邪魔だ、出て行け」と怒鳴り、その声が廊下まで聞こえたという報道もあった。「あの日は貴城さんの母親もいらしていて2人は遠慮して彼の楽屋に入ろうとしなかったんです。この劇場は廊下が狭く、彼は『邪魔だから入りなさい』と2人を招き入れた。『出て行け』とは真逆です。この前日の舞台に関してスタッフには怒ったようですが、なぜ貴城さんを怒鳴ったとすり変わったのか。奥さんに手を上げたことなんか一度もないと聞いています」また、喜多村のもう一人の“不倫相手”と一部で報じられている尾上松也(35)の妹・春本由香(27)との関係についても、事実と異なる部分が多すぎるという。「今の緑郎さんが言っても説得力は限りなくゼロですが、本人は『ない、ない、ない』と全力で否定していました。彼はモテるので、ほかの劇団内の女優さん全員と噂を立てられていますよ(苦笑)。春本さんに『俺の子を産んでほしい』と言ったと書かれていますが、あれは皆が集まる飲みの席で、誰かが“緑郎さんは声がいい。春本さんも清元の祖母の才能を受け継ぎ声がいい。2人の子供ができたらすごいはず”と言っていた話が歪曲されて伝わってしまったそうなんです」(前出・舞台関係者)彼が劇団新派に移籍したのは4年前。古参劇団員には彼を面白く思っていない人がいるという。「彼が来た当時のお稽古は自分の出番が終わるとお菓子を食べたり、その場面に関係ない者同士でおしゃべりしたり、ゆるい雰囲気でした。それをある人から公演中に指摘されてしまったそうなんです。とても口惜しく思った喜多村さんはあるとき、たまりかねて稽古中に『ちゃんと稽古見ろ!』と劇団員を一喝した。若い人たちの多くはやる気になったのですが、疎ましく思った者もいたんでしょう。あれで敵をつくってしまったのかもしれません」(演劇関係者)「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載
2020年03月10日女優の鈴木杏樹(50)との不倫が発覚した俳優の喜多村緑郎(51)が16日、東京・新橋演舞場で開幕した劇団新派特別公演「八つ墓村」(3月3日まで)に出演した。喜多村は今月6日発売の「週刊文春」で不倫が報じられて以降、報道陣の前に姿を見せたのはこの日が初めて。各スポーツ紙によると、劇場入りする際、乗り込んだタクシーの窓は閉めたまま。終演後はタクシーの窓を開けたものの、報道陣に向かってお辞儀を連発したが、言葉は発しなかったという。「不倫発覚後ですら、周囲に逆ギレするぐらいだったようだが、報道陣が集まっているのを見て、ようやく現実を突きつけられたのでは。そのことが当日の演技にも影響を与えたと思われます」(演劇担当記者)喜多村は同舞台で、探偵の金田一耕助のほか、過去から現在につながる悲劇の発端になる重要人物など3役を演じたという。一部スポーツ紙によると、騒動の影響があったのか、終盤に金田一が謎解きをするシーンではセリフを噛んでしまい、カーテンコールでは目をやや潤ませていたという。「渦中の人物が出ている公演のチケットは飛ぶように売れることが多い。そのため、今回、松竹は喜多村さんの騒動でチケットの売り上げが伸びると期待したが、17日から千秋楽の公演のチケットはまだどの公演も完売になっていない。もともと、劇団新派は観客の年齢層が高く、歌舞伎役者から転身して16年に入団した喜多村の名前も、まだまだ一般には浸透していないんです」(前出の演劇担当記者)喜多村は18日に都内でトークショーを行う予定だというが、自らの醜聞より、まだまだ自らの演技に励む必要がありそうだ。
2020年02月17日2月6日発売の『週刊文春』が報じた鈴木杏樹(50)の不倫愛。彼女が「4千円ラブホ」でデートした不倫相手・喜多村緑郎(51)は、国立劇場歌舞伎俳優研修所出身の苦労人だった。「研修生時代は家賃1万円のアパートに住み、水道を止められ、公園で体を洗ったことも。主食は国立劇場の食堂の200円の定食で、白米に塩やソース、醤油をかけて食べていたそうです。30歳を過ぎて、ようやく食べられるようになったと安堵していました」(舞台関係者)いっぽう、22歳で女優デビューし、ドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系)でブレイクした鈴木は、CM14本に出演してCM女王に輝くほど、一躍超売れっ子に。「杏樹さんは高校時代にスカウトされ、イギリス留学して歌手デビューするなど、華やかな人生を送っていました。ですから、海岸にシートを広げてコンビニで買った軽食を食べたり、4千円のラブホで過ごしたりすることが逆に新鮮に映ったんでしょう」(前出・舞台関係者)この関係者によれば、喜多村は近年、夫婦仲に溝ができていたという。「確かに2~3年前から喜多村さんの結婚生活はうまくいっていないと聞いています。聞けば、奥さんは実家に戻って自宅に帰ってこないことも多かったそうです。彼も杏樹さんと親密になるなかで身勝手に“違う人生”を思い描いていたのかもしれません」杏樹をよく知る仕事関係者も、こう証言する。「7年前に旦那さんと死別してしばらくしてから『自分の今後の人生を、ようやく考えられるようになった』と話していたことがありました。『このまま、今後私1人で生きていくのかな?』と淋しさを感じることも多くなっていたようです」夫婦問題研究家・岡野あつこさんは言う。「死別の場合、再婚せず、いい思い出を残して独り身で過ごす人は多いです。次の恋愛に移るとしても死別から5年以上はかかるのが一般的ですね」岡野さんは「不倫は絶対に許されないこと」と断じる一方で「死別した女性は恋愛に疑いを持ちにくい」とも説明する。「離婚と違って男性の“ネガティブな部分”を見ていないので、男性を信じやすく騙されやすい面があります。だから不倫男の常套句『妻とうまくいっていない』、『もうすぐ離婚する』といった言葉も信じやすい傾向があるんです」彼女の50歳という年齢も大きく関係しているのではという。「40代ではまだ感じなかった“衰えていく自分”を意識する年齢なんですね。自分の中で人生の焦りを感じて“女性としてこのまま誰とも付き合わず、人生を終えるのか”と考えてしまうんです。『もう一度、恋を……』という心境になったのかもしれません」悩む2人が出会い、禁断の恋にのめり込んでいったのか……。「女性自身」2020年2月25日号 掲載
2020年02月11日女優の鈴木杏樹(50)が俳優の喜多村緑郎(51)と不倫交際していることが、2月5日に『文春オンライン』で報じられた。喜多村には、13年に結婚した妻で元宝塚歌劇団宙組の貴城けい(45)がいる。鈴木は同年に夫の山形基夫さん(享年57)と死別していた。スポニチアネックスによると、貴城は鈴木に対して「人生を…返してほしい」と吐露したという。鈴木と喜多村は報道を受けて、6日に所属事務所を通じて謝罪コメントを出した。喜多村は鈴木との関係を認め、こうコメントした。「今回の出来事は全てわたくしの責任です。今後は、もう一度一から自分を深く見つめ直します。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。いっぽう、鈴木はこうコメントした。「今回、報道されております、喜多村緑郎さんとは、昨年10月の舞台で共演させていただきました。その後、舞台の共演者の皆様とお食事をご一緒させていただきました。」と経緯を説明。続けて「今年に入って、お相手から独り身になるつもりでいるというお話があり、お付き合いを意識するようになりました。しかし、まだお別れが成立していない現状、今回の軽率な行動を真摯に反省し、今後皆様に御迷惑をおかけすることのないよう慎みます」そして、「この度の事で、たくさんの関係者の皆様に多大な御迷惑をおかけいたしました。本当に申し訳なく、心からお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と締めくくった。この鈴木の謝罪コメントが物議を醸しているのだ。ハリセンボンの近藤春菜(36)は7日に、レギュラー番組『スッキリ』(日本テレビ系)でこう発言した。「一番大事なことは、喜多村さんの奥さんにどう謝罪するべきかだと思う」とし、「喜多村さんから『独り身になるつもりでいると聞かされた』ということを書くことで、いっそう奥さんが傷つくことになる」と指摘した。ネットでも鈴木に対して苦言が上がっている。《鈴木杏樹さんの件、謝罪文に 相手が別れるつもりってほのめかしてたからってとこいらなかったよなあ。 自己保身しつつ相手の奥さんに爆弾投げつけてる辺りがなんかもーしたたかというか それで喜多村さんも自分が全部悪いって言っちゃってるから結局鈴木さん守ってるような形にもなっちゃってるし》《鈴木杏樹のコメント、事務所の人なんで誰も止めなかったんだろ。。あんなこと言うなんてイメージダウンは必至だし、それに、相手の奥さんは浮気のことこの報道で知って、さらにこのコメントを聞いたら…死にたいくらい辛いと思う…ほんとに余計な一言だったよ》《鈴木杏樹にはがっかり「別れるつもり」なんて不倫や二股きっかけの常套句じゃん》謝罪文を出したことで、一層ひんしゅくを買ってしまったようだ。
2020年02月07日