こんにちは、ライターのNANARUKAです。お子さんが小学校に入学すると増える心配事のひとつとして、子どものお留守番をどうするかということがあります。積極的に子どもを一人きりにしようと思わずとも、学校内活動や習い事など、子どもが一人で行動する時間が増えれば、 仕事やきょうだいの送り迎え、日々の用事など、多かれ少なかれ子どもを一人で置いておかなければならない場面に遭遇することもしばしばです。ネットやTVなどで、さまざまな事件や防犯の知識は耳にするものの、住んでいる地域や環境によっても対策は異なり、実際には全く違った問題点が見えてくることも多いのではないでしょうか。そこで今回は、小学生以上のお子さんをお持ちのママさん方に、「子どもに初めてお留守番させたとき」「子どものお留守番中に困ったこと」「子どもが不安を感じないための工夫」などをインタビューしました。何がきっかけで、どんな問題があったのか……などの体験談を知ることで、予測や解決策などを考えるきっかけにしてみてください。●子どものお留守番デビューは小学生。「徐々に慣らすべき」との声多数!『1年生から学童クラブに入っていましたが、学年が上がると習い事の日数が増え、私の仕事復帰もあったため、3年生で学童クラブを辞めてお留守番生活に。お互いの安心のために子ども用の携帯電話を持たせましたが、不安なことがあると何十回でも電話をかけてくる ので仕事中のこちらも困るし、出てもらえないと娘はさらに不安を募らせ、私が帰宅すると泣いている日もしばしば……。いくら携帯を持っていても最初から一人きりで長時間は無理だと考え直し、可能な範囲でおじいちゃんやおばあちゃんに家に来てもらうことにしました。そのうち自分から「もうひとりでも大丈夫」と言ってきたので、こちらも安心して留守番を任せられるようになりました。その後も定期的に防犯対策を話し合い、意見交換をするなどして、娘の不安はつねに取り除く ようにしています』(39歳/3年生女の子のママ)『私が近くのコンビニに買い物に行く間の、数分間程度の留守番は幼稚園のころから何度かさせたことがありましたが、臆病な娘は短時間でも一人きりになることをいつも嫌がっていたので、小学校入学後も、私は娘の下校までには必ず家に戻るようにしていました。しかし、娘が3年生になった際に私がパートに出ることになり、シフトによっては私の帰宅が娘より遅くなることも。そこで娘とよく話し合い、緊急時の対処や来客時の約束などを決め、最初は週に1、2回、30分程度のお留守番から始めました 。固定電話の扱いも教え、時間を決めて電話をかけ合うなどしながら少しずつ慣らし、4年生になった今では週4日は5時まで働けるようになりました』(40歳/小学4年生女の子のママ)『最初は嫌がっていたものの、2か月も経つと、お友達の家や公園にどんどん出かけてしまうようになり、薄暗くなってから私が帰宅しても家の中は空。どこで何をしているのか、何時に帰ってくるのかもわからない日が増えました。気ままに遊び、帰宅後は宿題もしないでテレビの前でゴロゴロ。これではダメだと思い、夫婦で話し合い、お友達の意見も参考にするなどして本人とも時間をかけて話をし、約束事を決めて 軌道修正しました。小学生なんてまだまだ親が管理しなければいけない時期。周りの意見をよく聞いてみて、放っておきすぎたと反省しました』(42歳/5年生男の子のママ)これらの体験談から“お留守番”とは、いつかは経験することではあるかもしれません。けれど、大人の都合で何の前置きもなく、ある日突然に一人きりにさせる、ということは避けるべきでしょう。それまで何の予備知識や経験のない子にとって、「○時まで待っててね!」「インターホンが鳴っても知らんぷりしておいて」「電話が鳴っても出なくていいからね」「地震が来たらテーブルの下に隠れるのよ」などと一気に言われても、すんなり頭に入るわけがありません。かえって不安や恐怖の気持ちが増大し、非常に大きなストレス となって心に残ってしまうかもしれません。「もう○歳なんだから一人で留守番できるでしょ?」「お友達もみんなお留守番してるんだから」……というのは理由になりません。その子なりの成長や経験を見極め、不安を取り除くことから始めましょう。最近では“子どもの防犯”をテーマにした教育番組もあるので、子どもと一緒に見て参考にしたり、意見交換したりするのもよいですね。●声を大にしては言えないけれど……。早いデビューの声も続々『上の子が幼稚園に通っていたときのお迎えは毎日2時半でした。その時間、午前中に公園遊びや児童館で遊び疲れた下の子はお昼寝の真っ最中。入園したばかりのころは毎日起こしてお迎えに連れて行っていましたが、当然機嫌が悪くてグズりっぱなし。暑い日や寒い日、雨降りの日にもよく泣きわめかれ、相手をするのも大変だったので、その後ちょくちょく、下の子がお昼寝しているときは家に残して出る ようになりました。玄関までの廊下に出られないようにリビングに柵を設置し、危険なスイッチ類に届かない工夫をするなど安全対策は十分なつもりでも、家に戻るまでは気が気ではありませんでした。そのうち、成長とともにお迎えへも連れて行けるようになったので、一時的なものでした』(35歳/1歳男の子、5歳男の子のママ)『3番目の末っ子は現在4歳ですが、今季夏休みの間、上の子2人の習い事の送り迎えが多いときには1日に何度もあったので、家に一人で待っていてもらうことが多かったです。とはいえ、留守中に災害が起きたり思わぬ事故が起きたりすることを考えると、できれば一人にはしたくありません。そのため、お昼寝後におやつとトイレを済ませ、お気に入りのテレビをつけたのち、30分間を限度 に用事を済ませたら大急ぎで戻っていました』(40歳/11歳女の子、7歳女の子、4歳男の子のママ)最悪の事態を想定しつつ、罪悪感を抱きながら少しの時間に限ってお子さんを家に置いているというママさんも多いようですが、どんなに注意を払って予測していても、時に子どもの成長は思いがけない行動を引き起こす、ということも決して忘れてはいけませんよね。“踏み台を使って高い場所にある物に手を伸ばすようになった”、“押す、引く、だけでなく、回すこともできるようになった”……。そんな、本来喜ばしい子どもの成長が悲しい事故を引き起こす ことになってしまわないように、せめて小学生になるくらいまでは、どんなに大変でも一緒に行動した方がいいのかもしれません。●お留守番の子どもには“書き留める”が一番。賑やかな演出で不安も払拭!最後は、子どものお留守番を安全に、円滑に進めるためのアイデアを伺いました。それぞれの家庭で、その子に合ったさまざまな工夫をしているようです。『言い聞かせても忘れ、ささいなことで不安になるのが子どもだと割り切って、チャイムや電話が鳴った場合、地震が起きた場合など、さまざまなシチュエーションを想定して対処を箇条書き にして子どもの目線の高さに貼っておきます。その内容を元に「さらにこんなときはどうする?」「こうなった場合はこうしてね」と会話をし、複数の連絡先も記しておけば、いざというときに子どもも慌てたり困ったりしなくて済みます』(44歳/5年生男の子、2年生女の子のママ)『子どもにお留守番させる日は、いつも寝室に置いてあるぬいぐるみたちを黙ってリビングに置いておき、おやつも多めに。お気に入りのDVDやゲームも自由に使えるようにテーブルに並べておきます 。以前「ぬいぐるみさんたちも一緒なら寂しくないでしょ?」と聞いたとき、「そんなのいらない。一人で大丈夫だもん!」と強がっていて逆に心配になったので、不安になったら何も言わずに置いておくようにしました』(33歳/2年生女の子のママ)『事前に約束事を決め、その約束どおりできるだけ自分で考えて行動するように言いますが、もしものときのために、両親、おばあちゃん、学校、近所のお友だちの電話番号を一覧にして貼っています。一人きりではないという安心感 につながっているようです』(38歳/4年生女の子のママ)わが子の安全を確保することは親にとって当然ですが、特にお仕事をお持ちのママさん方にとっては子どもの時間に合わせてばかりもいられず、悩ましい問題ですよね。私たち親世代が子どもだったころと比べると、環境や社会情勢も大きく変わっています。過去の常識にとらわれず、現在の事例や傾向をよく理解したうえで、冷静に柔軟に対策を考えたいものですね。次第に日が短くなっていくこれからの季節、改めて家族みなさんで話し合ってみてはいかがでしょうか。●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年09月27日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。共働きが多いこの時代、小3までは夏休みでも児童館などに子どもをお願いすることができます。しかし、小4以上となるとそれもかないません。子どもだけで留守番させることは不安になることでしょう。今回、特に注意したい点を5つ挙げました。これは、事故だけでなく、体調不良などさまざまなことを考えての注意点ですので、ご家庭の事情を踏まえて、親子で相談する話のタネとしていただければと思います。●防犯対策夏場だと、玄関は戸締まりをしても窓が開けっ放しになっていたなんてことも少なくありません。子どもが塾などで外出する際は、窓の戸締まり もさせるように注意します。また、子どもの在宅時に訪問客があっても鍵を開けないことが大切です。どうしてもの場合は、インターホンやチェーンロックなどを利用して対応することを徹底させます。電話は留守電にして出ないようにさせるか、親の携帯に転送する機能を使って出させないようにします(子どもだけで留守番していることを悟られないようにするためです)。【まとめ】・窓もドアもしっかり戸締まりを・対応できる場合でもインターホンやチェーンロックのみの対応が必須・電話は留守電か、親の携帯に転送して子どもを出させない●体のこと暑い日が続くと、室内でも熱中症になってしまうことがあります。水分不足もセットと考えましょう。アイスノンなどの保冷剤の使い方を教え、水分補給をするように話しましょう(ジュースではなく水やお茶などが望ましいですが、スポーツドリンクを用意しておくのもいいです)。熱中症の初期症状(頭痛やぼーっとする、体が熱っぽいなど)が現れたときにどうするかを話し合って対処法を教えます。書き記しておく のもいいですね。【まとめ】・熱中症予防の対策を話し合う・体を冷やす物や飲料水の準備をしておく●火のこと火を使いたがる子どもが増えてきます。家庭科で調理を習ったり、理科の実験で火について学んだりしているからです。しかし、火は火事を起こしてしまう原因となるものです。留守番時には火を使わせない(コンロも不可)ようにします。マッチなど火を起こすものについても家に置かないようにしましょう。火事は、家も家財道具も命も奪います。また、他人にも迷惑をかけてしまう危険なもの です。ここについては、しっかり話し合わなくてはいけません。【まとめ】・親のいないところで火を使わないことを徹底させる・なぜ火を使ってはいけないか、子どもと十分に話し合う(火の危険性について)●たまり場について親がいないのをいいことに、留守宅が子どものたまり場になってしまうことがあります。学校で“親が不在の家にはあがらない”という決まりごとがあっても、親のいない自由にできる空間を求めて集まってしまうことがあります。家をたまり場にして、盗みや性的なことを目的としていたなんてことになったら、それこそ大変です。ネットを自由に扱えるようなお宅 は特に注意が必要です。親がいないときは家の中に上げないことを十分に話し合いましょう。時々、様子を見に来る大人(親戚や隣近所、ママ友など)がいれば、たまり場になってしまうことが防げます。【まとめ】・“親が不在の家にはあがらない”を徹底させる・ネットにはセキュリティをかけておく・近所の人やママ友と連携して時折様子見をする(子どもに来ることを伝えておく)●災害のとき2017年4月に起きた熊本地震は夜間でしたが、日中に起こることも考えられます。大きな地震が来たというときにどのようにやり過ごすか、地震がいったんおさまった後はどこへ避難するかなど、いざというときにすぐ行動が取れるようにします。話し合って、ルールを決めておく ことはとても重要です。【まとめ】・地震時に家の中のどの部分でやり過ごすか、避難はどこへするか話し合う・震災だけでなく、何かあったときにどうするかルールを決めておく●おわりに留守番は、子どもにとって一人の時間を楽しく過ごすことであり、ちょっと不安を持ちながら大人気分を味わう勉強の機会でもあります。でも、各家庭で話し合ってルールを決めることは本当に大切です。子どもにとって、守らなければならないルールがあることを学ぶ良い機会となるでしょう。【参考リンク】・夏休みは危険がいっぱい!? 子供の非行・被害を防ぐために | 政府広報オンライン()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年08月02日子ども1人でのお留守番はいつごろから大丈夫なのでしょうか? 多くの人たちが小学生になったのをきっかけに初めているようです。一方で、犯罪や事故に遭う可能性もあることから、いくつになってもなるべくさせたくないと考える親たちもいました。Q.1人での留守番、何歳から?1.6歳未満(未就学) 11.3%2.6〜7歳(小学1〜2年生) 30.3%3.8〜9歳(小学3〜4年生) 32.9%4.10歳(小学5年生)以上 22.1%3.わからない 3.4%もっとも多いのは小学3〜4年生からで32.9%。続いて小学1〜2年生の30.3%という回答となりました。小学校中学年ころまでには半数以上の子どもたちが留守番をしているようです。■小学生になったころから留守番スタート小学生になったのを機会にお留守番の初体験をする子が多いようです。ですが、その子の性格などにもよるというのが多くのパパやママの意見。小学1年生でできる子もいれば、小学3年生になってやっとできる子も。「子ども3人いますが、その子によって違いました。また留守にする長さにもよります。何れにしても、留守中はインターホンと電話には絶対出ないということを言い聞かせていました」(神奈川県 40代女性)「今年中の娘と来年年少の息子がいます。もちろんまだまだお留守番は無理ですが、するなら小学3年生以上なのかなと」(千葉県 20代女性)「小1になってからかな。最近は数分程度のお留守番なら大丈夫みたいです。1〜2時間かかる時はお姉ちゃんとお留守番するようにさせています。約束事は、鍵を開けない、勝手にお友だちのところへ行かない、火は使わないことです」(千葉県 30代女性)「小3ですが、まだできそうにありません。その子に合わせた年齢がベストだと思います」(埼玉県 30代女性)■何があるかわからないからなるべくさせない子どもが家に1人だと犯罪や事故などに巻き込まれてしまう可能性もあります。親がいれば対処できることも、子ども1人だと避けられないことも。自然災害などが起きやすい地域では不安になるママも多いようです。「自宅の立地が海から1km未満、海抜2m未満なので、不在時に地震が起きたらと不安でいっぱい。もちろん自分が一緒にいたから必ず助かるという保証はありませんが」(茨城県 50代女性)「できる限りは極力お留守番せざるを得ない状況を作らないようにしたいと我が家では考えています。そう思うのは、私たち自身もそれぞれ幼少期に怖い思いをしているからです」(神奈川県 30代女性)■無理強いせずにできるときを待とう!うちの子いつになってもお留守番できなくて困っちゃう! という人もいると思いますが、お留守番は無理してまですることではありません。いつか子どもが「できるよ」というときまで見守っていきましょう。「『出かけるけどどうする?』『留守番してる』って言ったのが5年生でした。それまでは聞いても『一緒に行く』ばかりだったけど、こうして少しずつ親離れして行くんだなって感じました」(埼玉県 40代女性)Q.1人での留守番、何歳から?アンケート回答数:5965件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年12月05日「かわいい子には旅をさせよ」と言いますが、愛する子どもの成長のためには厳しい環境を経験させることも大切ですよね。そんな経験のひとつが、“お留守番”。共働き世帯であれば、どうしても子どもを家に一人にしなければならないこともあるでしょう。危険な目にあう可能性もあるかもしれませんが、「お留守番ができた!」という達成感は子どもの成長に必要不可欠のこととも言えます。そこで、パピマミ読者のみなさまに「何歳から子どもを一人でお留守番させますか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を発表したいと思います!●何歳から子どもを一人でお留守番させますか?・1位:小学1年〜3年生(6〜9歳)……42%(166人)・2位:小学4年〜6年生(9〜12歳)……39%(155人)・3位:中学生(12〜15歳)……12%(47人)・4位:3〜6歳……4%(17人)・5位:高校生(15歳〜)……2%(8人)・6位:0〜2歳……1%(3人)・7位:その他……1%(2人)※有効回答者数:398人/集計期間:2016年8月11日〜2016年8月15日(パピマミ調べ)●6〜9歳からお留守番をさせる人が半数近く『小学生になると通学も親の助けなしでするようになりますし、何かを“一人でやる”という機会は一気に増えるかなと思います』(30代女性/主婦)『このぐらいの年齢になれば、親との約束なんかもきちんと守れるようになるので、ルールを決めて留守番させれば大丈夫だと思いますね』(30代女性/パート勤務)家の中だからといって、必ずしも安全であるとは言えないのがお留守番です。水や火など、使い方を間違えれば子どもの命を脅かすものも多く、外から不審な人物の来訪があることも考えられます。子どもを危険な目に合わせないためには、お留守番に際して約束事をする必要 があり、そのためには親子でしっかりと会話ができなければなりません。言われたことをきちんと守ることができるか が判断の別れ目になりそうです。●次いで、9〜12歳からという人が多数を占める『やんちゃ盛りの男の子だと、高学年ぐらいにならないと安心して留守番させられないかも。興味のあることを見つけると、どうしてもそっちにふらふらーっと行っちゃうんですよね』(40代女性/主婦)『危ない目にあってからじゃ遅いですからね。慎重だとは思いますが、このぐらいの年齢まではさせたくないというのが本音です』(30代男性/編集者)小学生ぐらいであれば個人差も大きく、お留守番をさせられるかどうかは、日頃から接している両親が判断するべきことと言えます。また、子どもが一人でお留守番できるようになれば、いざというときにベビーシッターや家事代行などのお願いをする必要もなくなるため、金銭的なメリットも感じられる はずです。4年生をすぎると子どもたちだけで外へ遊びに行く機会も増えるため、お留守番をさせやすくなる年齢と言えるでしょう。●「中学生から」という回答が1割を超える『部活なんかを始めて、体力的に安心できるようにならないと留守番させるのは不安。物騒な世の中ですし、特に必要がなければあまり一人にはさせたくないですね』(30代女性/主婦)『とっさの判断ができるかというのを考えると、中学生ぐらいかなと思ってしまいます。過保護な気もしますが、後悔してからでは遅いので』(30代女性/アパレル)「中学生から」と聞くとかなり遅い印象を持つ人もいるかもしれませんが、アンケート結果を見る限り必ずしも少数派ではない様子。また、高層階に住んでいる人は比較的お留守番をさせる時期が遅いようで、これも子どもの安全を考えてのことと言えるはずです。近所付き合いが希薄になり、お隣さんの助けを期待することができない ことなども原因のひとつではないでしょうか。----------いかがでしたか?普段しっかりしているように見える子どもでも、初めてのお留守番はきっと心細いものでしょう。数分のお留守番から始めて、徐々に時間を延ばしていくという工夫も必要かもしれませんね。一人だけのお留守番では、いざ困ったことがあっても周りに助けてくれる人はいません。子どもの成長と安全を両立させるためにも、日々のコミュニケーションから大切にしていきたいものです。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜7位)】何歳から子どもを一人でお留守番させますか?()●文/パピマミ編集部
2016年08月17日楽しい夏休みが始まります。長い休みの間には、子どもだけで留守番することもあるかもしれません。当然休みの間だけではなく普段から必要なことですが、どんな防犯や防災のルールを伝えておけばよいのか、今一度確認しておきましょう。玄関を開けない、電話に出ない2015年、住宅に忍び込んだ窃盗事件は全国で約86,000件。その内、家人が在宅であっても忍び込んだケースは15,000件弱と2割近くも発生しています。戸締りの徹底は普段から癖をつけておくことが大切です。帰宅したらすぐに鍵をかける習慣を親子共に身につけましょう。さらに夏は窓を開けることが多いので、注意が必要です。子どもを残して出掛ける際は、窓も含めて戸締りに気を配りましょう。誰か訪問者があっても、玄関のドアを開けさせないことが鉄則です。宅配業者を装っている場合もあります。子どもが対応できる年齢であったり、どうしても対応しなくてはならない場合は、インターホン越しで対応させるようにし、インターホンがない場合は、ドアチェーンをかけたままで対応させるようにしましょう。来客だけではなく、電話も出ないようにしましょう。侵入前に大人がいないかどうかを電話で確かめるケースがあります。可能であれば、留守番中は親の携帯電話に転送設定することがベストです。もし電話に出た場合でも「お母さん(お父さん)はトイレです(手が離せません)。」など、家にいるのが子どもだけではないという受け答えができるようにしておきましょう。非常時のルールを定めておくいつ起こるかわからない災害については、起こった時の対処法を決めて、事前にしっかりと伝えましょう。大地震の時の高台や避難所へのルートを教え、普段から時々その道を通るなどをしておくと良いでしょう。家の中は転倒対策などもしていると思いますが、日頃から安全な部屋を確保しその部屋へ行くように話しておきましょう。留守番させるのは何歳から?一人で留守番できるかどうかは年齢で決めるのではなく、その子の理解力や性格で判断しましょう。約束やルールを守れるかどうかはその子により異なります。ルールは、いざという時に混乱することのないように、大事なことだけをシンプルに決める方がいいでしょう。ルールを伝える際も「こうしなさい」などと一方的に言うのではなく、なぜそうしなくてはいけないのかを子ども自身が理解できなければ意味がありません。言われなくても自分で判断し行動できるようにすることが重要です。成長に応じてルールを見直すことも忘れずに。留守番を終えて帰宅する際は、「一人でえらかったね」など褒めてあげましょう。こういったルールは、数日伝えたから身につくというものではありません。日ごろからの親子のコミュニケーションがなければ、ルールを理解することも守ることも難しくなります。年齢を追うごとに留守番する機会も増えると思います。普段から非常時の対応なども含め親子で会話をしておくといですね。
2016年07月21日過度な親の干渉が、忘れ物の多い子供を作る の続きです。お留守番小学生になってもまだ1人でお留守番するのを嫌がる子どももいます。それをわがままと断じてしまえばそれまでですが、子どもなりに1人でお留守番するのが嫌な理由があるはずです。そうした理由に目を向けずに、子どもに無理矢理お留守番させたりしても問題の解決にはなりません。まずは、その子どもがなぜ1人でお留守番ができないのかをつかむことから始めましょう。もしかすると、1人でお留守番をしているときに泥棒が来るかもしれなくて怖い、と考えているのかもしれませんし、1人の時に誰かが来たらどうすればいいんだろう、と不安なのかもしれません。そういった子どもの不安に対して、「鍵がかかってるから泥棒は入って来れないし大丈夫よ」であるとか、「誰か来ても出なくていいわよ」などと言ったところであまり意味はありません。そういう子どもは感性が鋭かったり想像力が豊かなことが多く、「そうは言っても相手が窓やドアを壊して入ってくるかもしれない」などとどんどん怖くなってしまいがちだからです。いくら口で「怖くない」と言いきかせてもあまり効果はありません。どうしたって怖いものは怖いからです。こうやって怖がっている子どもを逆に励まして留守番させようとする親もいますが、これも逆効果です。親が期待や信頼をかけてくれているのに、怖くてどうしようもないということで、さらに自信を失ってしまい、自分はダメな子なんだと感じてしまいかねません。では、一体どうすればよいのでしょう。こういったケースの場合、叱ったり励ましたりしないで、まずは子どもが感じている怖さに親が共感してあげることが大切になります。子どもが感じているのは「不安や怖さ」ですから、親がそれに寄り添ってあげるのが一番なのです。「自分の思いを分かってもらえた」と感じることで、安心感を得ることができるからです。子どもの不安や怖さに共感を示したなら、次は「どうやればお留守番ができるのか」ということを、子どもと一緒になって考えるようにします。子どもと一緒に家中を回り、入り口や窓など鍵がかかっているかを全部チェックして回ってもいいかもしれません。その上で、「テレビやラジオを大きめの音でつけておいて、中に大人がいるんだぞということが分かるようにしたら、泥棒もはいってこないんじゃない?」といったふうに、子どもの不安を軽くできるような方法を示してみます。子どもがある程度、怖さを克服してきたら、まずはほんの数分のお留守番からチャレンジしてもらうようにするといいでしょう。たとえば親がゴミ捨てをしに行く数分間だけお留守番をすることから始めて、それができるようになったら今度は近くのお店に買い物に行っているだけお留守番をさせ、というかたちでだんだんと慣らしていくのです。もちろん、帰宅した後は子どもの不安を解消するために抱きしめてあげて、頑張りを褒めて感謝を示してあげるようにすることも必要です。(子育ての達人)「自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方」特集をまとめて読む・ その1 ・ その2 ・ その3 ・ その4 ・その5・ その6(最終回)
2015年10月06日1日中1人ぼっちで留守番するストレスから、抗うつ剤を処方されるペットが急増中であることが判明した。イギリスで飼われている犬のおよそ80パーセントが行動性の問題で悩まされており、その多くが誰もいない家に何時間も取り残されることと関連しているようだ。飼い主との長時間離れていることは、活動過多、強迫性行動、不安神経症といった症状につながると獣医は警告する。こうした問題をうけて専門家は、人々がペットの犬や猫たちに人間の抗うつ剤を与えたり、獣医から動物用の薬剤を処方してもらっていることに懸念を示している。ウィンチェスター大学で動物の福祉と倫理を教えるアンドリュー・ナイト教授は、「動物病院では犬や猫などのペットの問題行動の件数が膨大な数に上っています」と話す。「優しく接したり、おやつを与えたりと、最善を尽くしていますが、攻撃的だったり、やたらと怖がったり、手に負えなかったりする動物たちをいつも見ています。ストレスを受けた動物を薬で落ち着かせるのではなく、愛情を注ぎ、関心を向けてあげるべきでしょう。そのときになって初めて、本当に動物に優しい国と言えるようになるはずです」クロミプラミン、セレギリン、リコンサイルなど、英国の市場には動物用の抗うつ剤がいくつか出回っているが、どれもプロザックという製品名で発売されている人間の抗うつ剤フルオキセチンと同じような作用を示す。ピープルズ・ディスペンサリー・フォー・シック・アニマルズが最近実施した調査によれば、犬の飼い主の4分の1が、平日は5時間以上彼らを家の中に置き去りにしており、散歩に連れて行ってもらえない犬が250,000匹もいる。これは深刻な問題行動を引き起こす要因になりうる。ナイト教授は、犬には愛情と関心が必要だと注意を促す。「犬には毎日の散歩が大切なのです。飼い主が仕事に行っている間、家で孤独を強いられ、何もすることのない子がたくさんいます」こうした状況を鑑みると、関心を向けてもらうために、吠えたり、家具を破壊したりする犬が増えても不思議ではないそうだ。ペットのいる家庭にはこうした状況が蔓延しており、目立ちはしないが重大な動物の福祉問題となっているという。英国小動物獣医協会では、薬の処方は獣医の診断を受けてからと、注意を喚起している。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年04月03日子どもだけでお留守番できるのは何歳からでしょうか?いろいろな意見があるかと思うのですが、初めてのお留守番、ママはとても心配です。安心して留守番させるためにも親が先回りして回避できることは実践、子どもの成長に合わせてルールを決めることが大切です。今回は我が家の実体験から子供だけでお留守番中に、気をつけるべきポイントについてお伝えします。我が家は上のお姉ちゃんが小学校2年生の夏休みから、1人でお留守番を始めました。小学校に併設される学童保育が、どうしても嫌だと言うことで「1人でもちゃんとお留守番できる」という言葉を信じ、鍵っ子に。私も主人も埼玉から都内へ通勤していて、不安の嵐でしたが、以下のような対策を講じています。■子供だけのお留守番をさせる対策・注意点1.近所の方たちに「お留守番を始めた」ことを伝えるお友達の家を含め4軒ほど、そのうちの1軒には合鍵も渡して、何かあればすぐ駆けつけてもらえるようにしました。また、災害時には、誰のおうちに行けばいいかも子どもに話してあります。2.親の留守を悟られないようにする子どもが帰宅した際には、家に誰かいるように必ず「ただいま」を言わせる、電話がかかって来ても出ない、もし出てしまったら「ママは料理中です」など近くにいるように振舞うように教える、など子供を犯罪から守る工夫をしています。3.子どもの成長に合わせてルールを作る私のうちでは、下記のようなルールを決めています。・家に着いたら必ずママの携帯にメール連絡する・お友達の家に行く時には必ず携帯と鍵を持っていく・火は使わない・宅急便は受け取らないなどとはいえ、子どもは親からの注意は忘れることも多いです。具体的になにが危険なのかわかるように話して、根気よく教えることが大切です。さらにセキュリティシステムを導入する方法もあります。今年春にNTTの「お帰りサポート」というサービスにモニター参加したのですが、これは家にネットワークカメラを設置して、外にいるママやパパが子どもの様子を把握できるというもの。子どもが帰ってきた時に「おかえり」と声をかけることができ、2番目の子はこれで留守番ができるようになりました。我が家でも導入検討中です。鍵をなくしたなど、想定外の問題も発生しますし、子どもの性格や居住環境によって状況も異なるため、これをすれば対策は万全ということはありません。必要に応じて外部のサービスも利用しつつ、上手にお留守番ができるようになるといいですね。その際、やはり一番大事なのは「地域とのつながり。最近は近所の人間関係が希薄になっていると言われていますが、日ごろから良好な関係を築き、コミュニケーションをとっておくことがとても重要です。
2014年07月08日ペットを飼っている皆さん、旅行の際、ペットはどうしていますか?答えは2つ、同伴かお留守番。けれど、同伴させるにも、「一緒に泊まれる宿の情報が乏しい」、またお留守番といっても、「なんとなく心配」なんてお困りの方、多いと思います。そうですよね。その気持ち、よく分かります。一般社団法人ペットフード協会の「2013年全国犬猫飼育率調査」によると、全人口の約26%が犬か猫を飼っているのに対し、ペット同伴を受け入れている宿の数は全体の5%以下、とまだまだ限られています。 さらに、ペット同伴OKの宿に対する「汚い」「サービスが劣る」といったマイナスのイメージから、ペット同伴で宿泊する場合、宿のクオリティは妥協せざるを得ない、という飼い主の声も少なくありません。移動の手続きが面倒な海外旅行は仕方ないけれど、国内旅行であれば、家族の一員としてペットも同伴させたい!との思いから、私も以前はお宿に期待を抱かずにペット同伴旅行をしていた飼い主の一人でした。ところが!そんなネガティブな思い込みを払拭させる、とっておきのお宿があったんです。自然の恵みと美味しい食事、心のこもったおもてなしなど、旅の醍醐味、最高の非日常をペットと一緒に過ごすことができる、ステキなお宿が!秘密にしたいホテル「stellar」「愛犬とサイパンにて。これからプライベートビーチでひと泳ぎ」 なんて浮かれてSNSに投稿したくなる、まるで海外のリゾート地にでも来たかのような写真が撮れるお宿がこちら。昨年の夏、千葉県南房総のプチホテル「stellar」に滞在した時の一枚です。 開放感のあるダイニングルームで潮風にあたりながら、フルコースのディナーをいただき、深い眠りから目覚めた翌朝は、プールサイドで朝日を浴びながらゆったりと朝食を堪能。広大な敷地に大興奮の愛犬と走り回り、疲れたらハンモックでしばし休憩。絵に描いたような夏の一日です。そしてなんと、一日限定二組まで、という贅沢なおもてなしのすべてを、愛犬と一緒に楽しむことができるホテルです。目の前にあるビーチで日が暮れるまで遊んで、プールでクールダウン。日本にいることを忘れてしまうくらい、パーフェクトな休暇が愛犬と実現できるのです!秘密にしたい旅館「渓山荘」ホテルもいいけど旅館もね、という方にオススメしたいのは、群馬県の北部、塩河原温泉にある「渓山荘」。クラシカルな建物と、モダンなインテリアが調和する、スマートなたたずまいが印象的な旅館です。300年前の諏訪神社の舞殿を移築したという、特別室と別館にて、ペット同伴の宿泊が可能。清潔に整えられたお部屋と行き過ぎないサービス。さらにお食事は、全国各地の自然農法園から取り寄せたお野菜や、飼料からこだわって生産された肉や卵が丁寧に調理されてふるまわれるという贅沢さです。冬の雪見、夏の森林浴、秋の紅葉など、四季を通じて自然の憩いを満喫できる露天風呂も魅力の一つで、星空を眺めながら、また鳥のさえずりを聞きながら、時間を忘れて何回入浴するも良し。旅館のホームページには、「自然と静寂、あるのはこれだけです」とのメッセージが。 自然と静寂を引き立てるお宿のおもてなしにすっかり魅了された私は、これまでに4度もこちらを訪れています。ホテル「stellar」、旅館「渓山荘」。ペット同伴OKながらよい意味で期待を大きく裏切るこの2軒。ともにオススメの決め手は、もし、ペットを飼っていなかったとしても、宿泊したいと思えること。本当は秘密にしておきたいくらいの場所なのです。今度の旅行は「ペットは同伴?お留守番?」。答えはもちろん「同伴」で。愛するペット、愛する家族、パートナー、友達。大切な誰かと、最高の時間を共有できるとっておきのお宿で、ゆっくり至福の時を過ごしてみてはいかがですか。
2014年03月12日