ミュージカル史上に燦然と輝く金字塔『オペラ座の怪人』の25周年記念公演が昨年10月、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われ、2日間3公演に約1万5000人のファンが駆けつけた。その模様を収録したブルーレイとDVDの発売を記念し、同舞台に主演したラミン・カリムルー(ファントム役)とシエラ・ボーゲス(クリスティーヌ役)が初のプロモーション来日を果たした。その他の写真数々のミュージカルの名曲を生みだし、トニー賞7回をはじめ輝かしい受賞記録を持つアンドリュー・ロイド=ウェバーと「最も才能にあふれ成功したミュージカル・プロデューサー」と称されるキャメロン・マッキントッシュがタッグを組んだ『オペラ座の怪人』。1986年の初演以来、日本を含む世界27ヵ国以上で上演され、観客動員数は1億人を超える。それだけに、記念すべき25周年公演の舞台に立った二人は、「より次元が上がっていたし、スケール感も増した。すべてが魔法のような瞬間だった」(ラミン)、「それに円形劇場だから、お客さんの熱気やエネルギーに包みこまれるような一体感を感じたわ」(シエラ)と思いも格別だ。二人の共演は『オペラ座の怪人』の続編にあたる『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』以来。ラミンは今回の再共演を通じて、「お互いに成長したと思うし、特に彼女の集中力には改めて驚かされた。また共演したい、いや、共演しなければならないと思っているよ」とシエラへの信頼をさらに強めたという。一方のシエラも「絆がより強固なものになったわね。舞台の上での二人の関係は、やはり特別なものなのよ」と唯一無二のコンビネーションに胸を張った。生みの親であるウェバーをはじめ、オリジナルキャストのサラ・ブライトマンやマイケル・クロフォードらが駆けつけるカーテンコールも大きな見せ場になっており、「彼らは常に僕らを応援してくれるよ」(ラミン)、「そう、決してジャッジを下したりせずに温かく見守ってくれるの」(シエラ)。時空を超えたキャストの共演も、25年の歴史を持つ『オペラ座の怪人』の成せる技だ。怪人と美女の愛憎劇を絢爛豪華に描いた本作が愛され続ける理由とは?「何といっても音楽の素晴らしさ。それにファントムとクリスティーヌ、そしてラウルの三角関係を描くストーリーの美しさに尽きるわ。それらの要素が互いを支え合って、完ぺきなアンサンブルを奏でているの」とシエラ。“怪人”ラミンは「そう、今シエラが語ったすべてが見事なマリアージュ(融合)を果たしているからこそ、世界中の人々の心をつかんで離さないんだ」と力説した。『オペラ座の怪人 25 周年記念公演 in ロンドン 豪華BOX セット』 (初回生産限定)発売中7980 円(税込)ブルーレイ(単品)4980 円(税込)DVD(単品)4480 円(税込)/発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2012年01月24日1997年より毎年劇場公開され、累計400億円を突破する大人気シリーズ、劇場版『名探偵コナン』。子供から大人まで愛されるシリーズの待望の最新作『名探偵コナン11人目のストライカー』で、モデル・女優として活躍する桐谷美玲が初のアニメ声優に挑戦することが明らかとなった。闇の組織によって高校生の頭脳を持ちながら小学生の体にされてしまった名探偵・江戸川コナン。今回、彼の元に舞い込むのは、Jリーグを舞台にした難事件。コナンが居候する毛利探偵事務所にかかってきた一本の脅迫電話をきっかけに、サッカースタジアムを舞台に謎の暗号の解読に挑んでいく姿を描く。昨年12月には、劇中に実在のJリーグチームが登場するということで遠藤保仁選手(ガンバ大阪所属)や楢崎正剛選手(名古屋グランパス所属)など4人の“SAMURAI BLUE”が声優として参加することが発表されたが、これに続き今回、大のコナンファンであり趣味がサッカー観戦と本作にぴったりな桐谷さんに白羽の矢が立った。桐谷さんが演じるのは、スポーツ新聞のカメラマン・香田薫。サッカースタジアムの爆破予告などを行う事件の容疑者のひとりとして登場する。今回の決定を受け、桐谷さんは「小学生2、3年生の頃から大好きな『名探偵コナン』に声優として仲間入りできると知って、本当に嬉しかったです!原作コミックスは全巻持っていますし、劇場版は家族みんなで観に行っていたので、今回声優をやることになったことを家族に報告したら、とても羨ましがられました。アニメの声優は初めてなので緊張しますが、スポーツ紙のカメラマンさんの役なので、いつも取材されていることを思い出しながら頑張りたいと思います」と、筋金入りのコナンファンとあって初挑戦の緊張よりも楽しみで胸いっぱいの様子。さらに、現役のJリーガーたちと声で共演することに関しては、「Jリーグの試合会場に家族で応援にも行っているくらいのサッカーファンなのでとても嬉しいですし、お会いするのを楽しみにしています。コナンファン代表として頑張りますので、楽しみにしていてください!」と興奮のコメントを寄せている。桐谷さんが演じるのは“容疑者のひとり”という役柄だが、ひょっとするとコナンの「犯人はお前だ!」という名台詞を浴びせられる可能性も?『名探偵コナン11人目のストライカー』は4月14日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:名探偵コナン11人目のストライカー 2012年4月14日より全国東宝系にて公開© 2012 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会■関連記事:SAMURAI BLUEが本人役で『コナン』に出演!史上初のJリーグコラボ決定
2012年01月19日昨年、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの上演を映像化した『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』のブルーレイ&DVDがまもなく発売。これにあわせて本公演でファントム役を演じたラミン・カリムルーとクリスティーヌ役のシエラ・ボーゲスが来日し、1月19日(木)に劇団四季版「オペラ座の怪人」に出演する高井治、苫田亜沙子、鈴木涼太と共に舞台挨拶を行なった。この日は2,500件もの応募の中から選ばれた300人の観客が来場してのDVD上映会となったが、幕が上がると美しいセットの中にラミンとシエラが。2人は劇中の「The Phantom of the Opera」を生で熱唱。楽曲の途中に“劇団四季”版で怪人を演じる高井さんも加わり、日英の怪人の夢の競演が実現した。ラミンは本作の魅力を「音楽とストーリー、美術の完璧な結婚」と表現。短い時間ながらも日本でこうして舞台に立てたことについて「ここをホームとするみなさんが、温かく迎えてくださいまして光栄です。家族の一員になったような思いです」と感慨深げな表情を見せた。シエラも「地球の裏側でこうして25周年を祝福できることが嬉しい」と、この世界的なロングラン・ミュージカルがもたらした“絆”に言及した。本場のキャストとの対面に高井さん、苫田さん、鈴木さんも満面の笑み。これまで1,500回以上にわたって日本で怪人役を演じてきた高井さんは「いつも自分を試される役であり、重圧と戦いながらやってきました」とこの役の重みを明かす。ラミンはそんな高井さんと共演し「短い時間の共演でしたが、インスピレーションをいただきました。ありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』ブルーレイ&DVDは1月25日(水)より発売。<セル>「オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン豪華BOXセット(初回生産限定)」[ブルーレイ]価格:7,980円(税込)「オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン」[ブルーレイ]価格:4,980円(税込)「オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン」[DVD]価格:4,480円(税込)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント発売日:1月25日(水)公式サイト: © 2011 The Really Useful Group Limited. All Rights Reserved.Artwork © 2011 Universal Studios. All Rights Reserved.■関連作品:オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン 2011年10月21日より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開■関連記事:ミュージカル最大の祭典をスクリーンで!『オペラ座の怪人 25周年記念公演』ブルーレイ試写会に20組40名様ご招待
2012年01月19日探偵にお願いしたらクセになりそう!取引先にちょっと気になる男性が現れました。結婚指輪をしていないから、結婚はしていないかもしれないけど、恋人はいるのかしら……。もしそんなときに探偵が現れて、調査してくれたら、アタックするべきか決断できますよね。もしこんな風に探偵に調査をお願いできるとしたら、どんなことを調べてもらいたいか、20代女性593名に聞きました。>>男性編も見るQ.探偵にお願いできたら調べてもらいたいことを教えてください(複数回答)1位探偵にお願いしたいことはない36.1%2位連絡がとれなくなった友人の所在調査11.1%3位昔好きだった人の所在調査10.3%4位働いている会社の経営状況8.8%5位恋人の行動チェック8.3%■探偵にお願いしたいことはない……・「知らないほうが幸せなこともあると思う」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「探偵に、家族や他人のプライベートに踏み込んでもらうくらいなら、自分でなんとか調べたい」(23歳/商社・卸/営業職)・「世の中知らないほうが幸せなこともあるはず。怖いので知りたくない!」(23歳/そのほか/秘書・アシスタント職)・「一度探偵という手段を知ってしまうと、次から次へと頼んでしまいそう。知らない方がいいこともあるし、あまり頼りたくない」(26歳/小売店/販売職・サービス系)・「知りたいことは自分で調べる!探偵を使ってまで知りたいことは今のとこありません」(26歳/人材派遣・人材紹介/技術職)■連絡がとれなくなった友人の所在調査……・「中学校の友達に会いたいけど、連絡先が分からなくて会えないので」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「中学生時代の親友が高校を辞めてしまって以来、連絡がとれなくなってしまった。今どうしているのか、心配なので」(20歳/建設・土木/技術職)・「福島の実家に帰ってしまったバイト時代の友人。震災が起きて、今どうしているのか、無事なのか知りたい」(28歳/生保・損保/事務系専門職)■昔好きだった人の所在調査……・「初恋の人が今どこにいるのか知りたい。どんな顔になっているか見てみたい」(28歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「前に好きだった人が今はどうしているのか、結婚しているのかを知りたい。どんな女性を選んだのかを見たい」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「元カレの現在の状況が気になる。悪いふり方をしてしまったので、幸せになっているのか知りたい」(24歳/医療・福祉/専門職)■働いている会社の経営状況……・「会社の経営状況などは切実な問題だからぜひとも知りたい」(25歳/建設・土木/事務系専門職)・「自分では調べにくいし、結果によっては転職した方がいいかもしれないので調べてほしい」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「つぶれないかどうかを見極めたい」(24歳/小売店/販売職・サービス系)■恋人の行動チェック……・「彼氏が男友達だけで飲みに行ったりしているときの行動をチェックしてもらいたい」(28歳/人材派遣・人材紹介/営業職)・「仕事ではどのように振る舞っているのか知りたい」(27歳/食品・機械/販売職・サービス系)・「謎な部分が多いから、安心したいという意味で知りたい」(28歳/情報・IT/クリエイティブ職)総評第1位は「探偵にお願いしたいことはない」でした。「知らない方が幸せ」という声が多く、探偵に頼んで秘密を知ってしまった方が苦しんだり、悩んだりするのではと考える女性が多かったです。また、「プライベートの侵害」、「罪悪感がある」など、探偵に依頼するのはどうしても後ろめたい感じがするのも、理由の一つとして挙げられました。2位にランクインしたのは「連絡がとれなくなった友人の所在調査」でした。進学や就職で、連絡先が分からなくなってしまった友人ともう一度連絡を取り合いたいというコメントが多く寄せられました。3位の「昔好きだった人の所在調査」では、「元カレがどうしているか知りたい」と気になる人は多いようです。元カレのことは、なかなかほかの人にも聞きにくいというのが、その理由のようです。そのほかには、「苦手な上司の弱点。これをお願いして、陰でほくそ笑みたい」、「恋人の誕生日プレゼントに何が良いか調査してほしい。プロの目でみてもらったら参考になりそう」、「うちの犬の行動チェック。一日どんな行動をしているのか気になる」と、こんなユニークな調査を依頼したい方も。実際にお願いできるのでしょうか、ちょっと気になりますね。(文・ペンダコ)調査時期:2011年9月9日~9月26日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性593名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】部屋の中、どこをチェックすれば浮気が見抜けると思うか【ランキング女性編】恋人の浮気を探り、解決してほしいアニメのキャラ【コラム】誰もが探偵になれる!?私が体感したTwitter事件簿完全版(画像などあり)を見る
2011年11月20日先日公開を迎え、初登場1位のヒットスタートを切った『探偵はBARにいる』。主人公の探偵を演じた大泉洋にとっては、初の邦画メジャー作品での主演作となったが、この作品中の大泉さんに対し、観客や評論家からこれまでにはなかったある声が…。それは“大泉洋、まさかのイケメン説”。探偵という人物の内面やキャラクターだけでなく、“見た目”の部分に関しても「かっこいい!」とメロメロになってしまう人が続出しているとかしてないとか…。シネマカフェでは『探偵はBARにいる』特集にて、「探偵さんに聞いてみよう!」と銘打ち、読者から応募した質問に探偵・大泉さんに答えてもらうという特別企画を実施!そこでとある読者から寄せられた「この映画の中で大泉さんが“奇跡的に”かっこよく映っているシーンは?」という質問をぶつけてみた。バラエティなどでの“笑い”のイメージもあって、映画やドラマでもコミカルな印象が強い大泉さん。NHK大河ドラマ「龍馬伝」での近藤長次郎や、映画『半分の月がのぼる空』の過去を背負った医師役など、シリアスな演技が求められることが皆無ではないのだが、“イケメン”という印象で捉えられることはこれまでほとんどなかったといっていい(失礼!)。実際、大泉さんも今回のハードボイルドな探偵役に、当初からこれまでとは違った雰囲気を感じ取っていたよう。「僕の場合、どうしても役が固まってきてしまうところはありましたからね。僕がミスをしでかして、大きな事件に発展して、それを主人公のスーパーウーマンが解決するといった具合で(笑)。そういう意味で今回、こういう役をやれたのは嬉しかったです」。その一方で、本作で「かっこいい」と評価されることに対しては若干の戸惑いと困惑も?「まあこれまでの人生、見た目で『かっこいい』と言われたことはなかったので、映画を観た知り合いからも『かっこよかったね』と言われて意外でしたね。新聞などでの評論でも『決して二枚目ではなかったはずの大泉洋がなぜかかっこいい』とか『三の線のはずの大泉が意外にも…』とか素直に『かっこいい』とだけは書いてもらえない(苦笑)。書く人も戸惑いがあるような…。でもそう言ってもらえるのは嬉しいですよ」。ハードボイルドなキャラゆえに“錯覚”してしまうのか?はたまた相棒を演じる“真性イケメン”松田龍平との相乗効果なのか?とにかく大泉さんを「かっこいい」と勘違い(?)する観客が続出しているという。では、そんな中でも大泉さん自身が考える、奇跡的にかっこよく映っているシーンは?「そうですね…(苦笑)。これは僕自身、遺影に使ってもいいんじゃないかって思っているのが電話のシーンですね。僕がバーで受話器を持って(依頼人の)コンドウキョウコと話してる姿はおっしゃる通り、奇跡的にかっこよかったですね(笑)」。本当にかっこいいのか?真偽のほどをぜひ映画館で確かめてみてほしい。『探偵はBARにいる』は全国にて公開中。(photo:Toru Hiraiwa)特集「『探偵はBARにいる』Cinemacafe BAR」特集「『探偵はBARにいる』/探偵さんに聞いてみよう!」■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月10日より全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:日本初の移動映画館「MoMO」が東北映画祭へ大友康平、西田敏行のメッセージも到着小雪「最近、蹴り始めました」と経過を報告!大泉洋らがユーモアたっぷりに祝福格好いい男を特集『探偵はBARにいる』Tシャツ&マスコミ用プレスを3名様プレゼント大泉洋×松田龍平インタビュー探偵と相棒、互いの存在は「妙に落ち着く」大泉洋、松田龍平と小雪に挟まれ「ヘタしたら司会者に見える」とボヤき
2011年09月20日「ぴあ映画生活」調査による9月9日、10日公開の映画・満足度ランキングは、大泉洋主演の探偵映画『探偵はBARにいる』がトップに輝いた。2位にベルギー生まれのキャラクターを映画化した『スマーフ』が、3位にナチス・ドイツと対峙した画商青年のかけひきをスリリングに描いた『ミケランジェロの暗号』が入った。その他の写真1位の『探偵はBARにいる』は、東直己の小説『バーにかかってきた電話』を原作に、ある依頼を受けた探偵(大泉)が事件の真相に迫る姿を描いたハードボイルド。出口調査では「今までとは違うシリアスな役柄の大泉洋がカッコイイ」「バイオレンスシーンもあるが、大泉と松田龍平の掛け合いはコミカルで面白くホッとできる」「登場人物の心情をじっくりと描いていて、最後のシーンでは依頼人を思う主人公の姿に涙が出た」などの声があがり、「大泉洋の当たり役」など配役を絶賛するコメントが集まった。2位の『スマーフ』は、悪い魔法使いによって村を追い出されてしまった青い妖精スマーフたちが、現代のNYに迷い込み大冒険を繰り広げる物語。アンケート調査では、「いろいろなキャラクターのスマーフたちが出てきて可愛かった」「実写とCGを融合させた映像は斬新。何事も恐れずに挑戦することが大事だというメッセージが伝わってきた」「それぞれのスマーフに個性があって、大人も楽しめる作品」などのコメントが寄せられ、子どもからも大人からも好評だった。(本ランキングは、2011年9月9日(金)、10日(土)に公開された新作映画4本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年09月12日大泉洋が“地元”を舞台に、松田龍平と大暴れ!これまでにない探偵映画、バディムービーとして注目を集める『探偵はBARにいる』の特報映像が到着。大泉さんと松田さんの活躍はもちろん、“謎の女”として革のコートを羽織った小雪の姿も!東直己の手による「探偵」シリーズの第2作にあたる「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)を映画化した本作。“コンドウキョウコ”と名乗る謎の女から「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」というごく簡単な依頼を受けた探偵(大泉さん)だったが、ここから彼は何者かに命を狙われるハメに。高田と共に事件の背景を探る探偵だったが、浮かび上がってきたのは2つの事件。そこには救いようのない愛が…。探偵が手を縛られたまま巨大な穴に落とされ、雪で埋められる、という過酷なファーストシーンで撮影が開始されたという本作。これまでに、大泉さんと松田さんが敵の本拠地に殴り込みをかける激しいアクションシーンの一端などが紹介されてきたが、今回の特報は探偵の根城とも言える「BAR KELLER OHATA」のシーンからスタート!最近では見かけない黒電話で「パジャマ?」、「何色よ?」、「いやらしいね」と実のなさそうな話に花を咲かせ、名刺を差し出し「何かあったらここに電話してくれ」と決める探偵。毛皮を着こんだ事件のカギを握る“謎の美女”役の小雪さんに、西田敏行演じる、シャンパングラスを持った白いスーツの“大物実業家”と役者は揃った?頼りの“相棒”・高田(松田さん)はボーっとしつつも空手の達人。この特報でもスノーモービルを操り「乗れ」と気のない一言。とぼけた調子で探偵をサポートする。この実力派俳優陣が織りなす“空気感”だけでも必見。さてさて、物語はどこへ向かうのか――?アジア最北の大歓楽街ススキノを舞台に男たちの欲望、女たちの想いが入り乱れる。『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:大泉洋&松田龍平の探偵コンビの壮絶アクションシーンの撮影現場に潜入!イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年05月02日大泉洋と松田龍平のコンビによる探偵映画として先日、製作が発表された『探偵はBARにいる』。いまだ撮影が続く本作だが、北海道で行われた撮影現場に潜入!大泉さん&松田さんの激しいアクションシーンの一端が明らかに…。東直己による「ススキノ探偵」シリーズの第2作「BARにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)を原作に、ある依頼を受けたことから命を狙われるハメになった探偵(大泉さん)が、相棒の高田(松田さん)と共に事件の裏に隠された真相に迫る本作。大泉さんにとっては、地元・北海道を舞台にした邦画メジャー初主演作品となる。雪に覆われた屋根の上でハイキック!撮影が行われたのは2月下旬、場所は札幌から車を北へ少し走らせた石狩市。海に面し、それ以外は一面が雪に覆われた平原に立つ、ログハウス仕立ての喫茶店を、チンピラたちが集う“道場”に変身させ、探偵と高田の2人が乗り込んで行くというシーンが撮影された。特にこの日と翌日で撮影されたのは、道場での“用事”を済ませた2人が、チンピラたちともみ合い、彼らを倒しながらこの場を脱するという、映画の中でも最も激しいアクションのシーン。撮影現場に到着してまず目に飛び込んできたのは、屋根の上にいる、怪しい制服姿のチンピラまがいの男たち。空手の達人である高田が、華麗な技の数々で男たちを倒していく。雪で覆われた屋根の上、という不安定な足場にもかかわらず、身軽にアクションをこなす松田さん。フワリ飛び跳ねてチンピラのひとりにキックをお見舞いすると、男は屋根の上から地面に真っ逆さま!初心者の域を超えたスノーモービルさばき続いて、リーゼント風の頭に革ジャンという、これまでにないいでたちで登場した大泉さんのアクション。男たちに押さえつけられ、地面を転がりつつも相手を蹴り上げ、さらには雪の壁に相手を叩きつけ、殴り殴られ…とまさに大乱闘が展開する。と、そこに登場したのは、スノーモービルに乗った高田!松田さん自身「ここまでスタントなしでやるとは…」と苦笑いを浮かべてふり返っていたが、一部を除いてスノーモービルも自ら運転している。「初心者のコースじゃない!」(松田さん)との言葉の通り、このシーンで求められる運転技術はかなりのものだったが、普段からモトクロスのバイクに乗っている松田さんだけあって、さすがのハンドルさばきを見せていた。「地で演じてる(笑)」大泉洋が松田龍平を絶賛!このスノーモービルのシーンで、大泉さんが横で見ながら楽しそうに笑っていたのが、高田が探偵に「乗れ!」と声を掛けるときの松田さんの口調。男たちをなぎ倒し、追われ…という緊迫したシーンにもかかわらず、どこか常人離れした“空気”を身にまとう高田の、ちょっぴり気の抜けた「乗れ」というセリフに、大泉さんも「『どれだけ抜いて台詞を言うんだ!』という感じ。地で高田を演じてますね」と大絶賛だった。さらに、やっとのことで高田の愛車にたどり着いた2人だったが、なかなかエンジンがかからず、追手はブルドーザーで後ろから車を持ち上げようとする。実際、大泉さんと松田さんが乗った車が目の前でガクガクと縦に揺らされる様子は見応えたっぷり!夕方近くになると風の影響もあってかなり冷え込んできたが、念入りにテストを繰り返しつつ、様々な角度から同じシーンを何度も撮り直す。共演陣の中には、半そで姿で雪原の中で座り込まなくてはいけなかったり、雪の道を自転車で走り、転げ回る、などなどアクションの部分以外でもかなり過酷な要求がなされたが、チーム一丸となって、あたりが暗くなるまで撮影は続けられた。先述したようなハードボイルドな容貌の大泉さんに、クールなスタイル&映画でメガネを掛けるのは初めてという松田さんにオールドタイプの愛車など、ファッションや美術、小道具も見どころ。どこかルパンと次元のような2人の掛け合いにも注目だ。『探偵はBARにいる』は現在も関東近郊にて撮影中。公開は9月を予定。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年04月04日大泉洋と松田龍平が現在撮影中の映画『探偵はBARにいる』で、探偵とその相棒という役柄で初共演することが明らかになった。原作は、2001年に「残光」で日本推理作家協会賞を受賞した東直己が長年手掛けてきたススキノ探偵シリーズ(これまでにシリーズ10巻刊行)の2作目にあたる「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)で、物語の主な舞台はアジア最北の大歓楽街・札幌のススキノ。酒好きで美人に弱く、街と仲間を愛する主人公の探偵を大泉さんが、そして彼の相棒であり、北海道大学農学部助手で、華奢な見た目ながら空手の達人で寝るのが趣味というマイペースの相棒・高田を松田さんが演じる。物語の始まりは探偵(大泉さん)の元に届いた“コンドウキョウコ”と名乗る女性からの電話。「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」――簡単な依頼のはずだったが、直後に探偵は命を狙われるハメに!自分の命を狙った奴らを探すべく、高田と行動を開始した探偵。そこで浮かび上がったのはススキノで起きた2つの事件。コンドウキョウコに翻弄されつつ、事件の核心に迫り、真相を解き明かそうとする探偵の活躍が描かれる。須藤泰司プロデューサーは、自身も札幌育ちであり、16年ほど前に原作を読んで以来、ずっと映像化を志していたという。今回の映画化にあたり、主演に大泉さんを起用した経緯について「原作は札幌が舞台ですから、東京の人を連れてきて撮るっていうのは考えられなかったんですよ。そんなときに、たまたまスタッフに勧められてあるDVDを見たら、むちゃくちゃ面白くて!それが『水曜どうでしょう』です。それから中毒のようにはまって…『もしかしたら、この人…』と思うようになったんです。それが8年以上前ですかね。その頃からこの企画は大泉さんありきで考えてました。だから、大泉さんが東京に出てきたら…と思っていたら、あっという間に売れてしまって(笑)。そしたら、逆に頼んでOK出るまで時間かかってしまいました…(笑)」と明かす。さらに、大泉さんと松田さんの探偵コンビについては「探偵と高田のコンビのイメージは、ルパンと次元といえば1番分かりやすいかも知れません」とも!大泉さんは主演としての地元凱旋にも、力むことなくマイペース。「北海道で映画を撮ってくれるだけで嬉しいです。次の日のロケ地を言われても、東京だと分からなかったりするんですが、地元なのですぐ分かるんです。『あ、あそこなら何分で着くな』みたいなね(笑)。地元ならではといえば、僕は北海道では、すごく身近な存在なので『洋ちゃん、お疲れ!』みたいな感じで、普通に声をかけられるんです。あまりに自然だから、もしかしたら知り合いの方かな?と思い『あ、どうも』って挨拶するんですけど、結局、知らない人だったりするんですよ(笑)」。また、松田さんとの初共演についても「龍平くんに最初にお会いしたとき、淡々とした空気を持っていらっしゃって、ものすごく魅力的だったんです。なので、一体、どんな高田をやってくれるんだろうって、楽しみにしていました。実はクランクイン前に、監督から、高田との掛け合いのテストや本読みの話もいただいていたんですけど、練習をしない方が、龍平くんとの絡みはなんとなく良いような気がしてやらなかったんです。その上で、実際、現場で一緒に演じてみたら、絶妙に面白い!緊迫した状況で『どれだけ抜いて台詞を言うんだ!』っていうような演技をするんです。あれは僕にはない発想ですね。徹底してキャラクターを作り上げるのは素晴らしいと思います。でもそれがとても自然で、龍平くんは高田を地でいってるんじゃないかと思うぐらいです。掛け合いもすごく面白くて、探偵は高田と話していたら、こんなふうにイラッとするだろうなと思いながら演じています(笑)。2人の絡みは最高に面白いですよ」と楽しんでいる様子。一方の松田さんも「一緒にやってみて、すごくあったかい人だなと思いますね。芝居面も初めて共演させてもらうんですけど、大泉さんが壁をうまいこと超えてくれるから、とてもやりやすいです」と大泉さんの印象を語る。空手の達人ということでアクションにも果敢に挑戦しているようだが「雪もありますし、そこが不安でもあり楽しみでもある。どうなるのかな?と。アクションは奥が深いですよね。やればやるほどそう感じます。実はアクション練習はそこまでびっちりはやれてないんです。でもまさかここまでスタントを使わずにやるとは、思ってなくて(笑)」とその激しさをうかがわせる。ちなみに、今回解禁となった写真を見ても分かるように、高田はメガネをかけている。実は、松田さんが役でメガネをかけるのは初めてのこと。「喧嘩が強いんです。こんな風貌ですけど(笑)」と語るが…見た目とのギャップも楽しみなところだ。北の大地で結成された新たなコンビに期待!2人の掛け合いやいかに?『探偵はBARにいる』は3月末にクランクアップを予定。その後、9月、全国にて公開。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会
2011年03月07日浮気調査、別れさせ工作……。自分には縁遠い言葉たち。でも、気になりませんか?その実態。だからといって、探偵事務所ってよっぽど思い詰めないと行く機会もないし……。そんな私にうってつけのお店が六本木にありました。探偵バー「Answer」。普段は現役の探偵をしている人たちがバーテンダーとしてカウンターに立つという、なんとも変わったバーなのです。潜入取材してみました。ビルの看板には「探偵BarAnswer」の文字が。恐る恐る、お店の中へ足を踏み入れます。さほど広くはない店内ですが、ブルーのライトがオシャレな感じ。一見普通のバーのようですが、カウンター席のテーブルには、盗聴器や小型カメラ、調査報告書のサンプルなどがズラリと並んでいます。「おぉ、これが本物の……!」テレビで見かけることはあっても、日常生活を送るにあたって出会う機会のないものたちに、心が躍ります。ひと通り店内を物色した後、メニューを見てみると……「ノスタルジックスウィート」という名前のカクテルだとか、「イタリア旅行ででき上がった二人の恋……。あさりとエビのスープリゾット」など、ストーリー性高く、かつ妄想力をかきたてるメニュー名。なかでも、ひときわ異彩を放っていた「愛憎関係」というペアカクテルを頼んでみました。グラスが2つに分かれた枝のようになっています。一方は愛を表現したものと思われる甘いカクテル、他方には甘さの中にもパンチの効いた少々きつめのカクテルが入っており、これが憎しみというわけです。愛と憎しみは隣り合わせ、ということを表現しているのでしょうか?さて、カクテルもそこそこに、いよいよ探偵である店員さんに話を伺ってみました。――どんな案件が多いのですか?「出会い工作なんか、最近は多いですよ」――出会い工作!?誰と出会うための工作ですか?「たとえばですけど、スポーツインストラクターに恋をしたけれど、自分では連絡先すら聞けない人がいたとします。そしたら、そのジムに探偵が通ってインストラクターと仲良くなって合コンをセッティングする……」――おぉ!もし合コンに参加した、ほかの子を気に入ってしまったらどうするんですか?「ほかは全員仕かけ人なので、そうならないように仕向けるんですよ」仕組まれた出会い……。ちょっと怖い!でも、そこから先は当人次第なので、自分でどこまで頑張れるか、その力量にかかっています。あくまでも、きっかけづくりのみとのこと。真相の明かされない、壮大なドッキリとも言えそうです。――職業病みたいなものはありますか?たとえば、人を信じられなくなったりとか……。「いや、特にはないですよ。目に映るそのままを信じるので。でも、面が割れたので、その街に行くのはしばらくやめておこう、とかはありますよ」――行動も自制しないといけないですね。それにしても、恋人の浮気が判明したときなど、真実を依頼者に伝えるのって心が痛んだりしませんか?「知らない方が幸せだということも多いですからね。オブラートに包んだ表現をするなどの工夫はします」すべてを知ったからといって、幸せには結びつかないのですよね。ほかにも「これまでで一番つらかったのはどんな調査?」とか、「もし後をつけられていることに気付いたら、どうすればいいの?」など矢継ぎ早に質問攻め。ここで明かしてしまうとお仕事に支障が出てしまうようなのでやめておきますが、気になる方はぜひ、行って直接聞いてみてください!ちなみに、店に入った瞬間「あいつを懲らしめたい!!」というような、物騒なお客さんもたまにくるらしいのですが、報復の依頼は受けていないそうです……。探偵というと、筆者の中ではアニメの主人公が「犯人はお前だ!」なんて言っているようなイメージでしたが、やはりイメージで決めつけるのは良くないですね。数々の修羅場をくぐり抜けた彼らは話題が豊富で、とても楽しかったです!もし、なにかあったらお願いしようかな……などと思いつつ、やっぱり平穏な日々を送れるように、小心者の私は願うのでした。<「探偵BarAnswer」の場所>東京都港区六本木6-8-8ゴーディビル2F(栗本千尋+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】気になる職業『探偵』の実態に迫る【コラム】誰もが探偵になれる!?私が体感したTwitter事件簿【コラム】高級車勢ぞろい!意外に知らない、漫画・アニメのキャラの車
2010年12月16日探偵と言えば足を使っての聞き込み調査が身上ですが、携帯一つで探偵になれるかもしれないのがご存じ「Twitter」です。浜田幸一容疑者の逮捕前の最後のつぶやきが、自身の逮捕を予告した暗号メッセージだったのではないかというニュースがネット上で急速に拡大したことはまだ記憶に新しいと思います。ちなみに、話題となった浜田容疑者の最後のつぶやきは「熱帯夜、熱帯魚、熱帯雨林、渡り廊下走り隊」という意味不明なものでした。浜田容疑者が「渡り廊下走り隊」を認識しているという事実にも軽くビックリしましたが、取材記者や多くのネットユーザーがそのつぶやきの"解読"に頭を悩ませました。「『熱』が三つで『熱三=ねつぞう』、『帯』、『隊』と、読みが『タイ』の漢字が4つで『タイフォー=逮捕』、あわせて『捏造(ねつぞう)逮捕』を予告したメッセージではないか」なんていう説もありました。ま、真相は闇の中です。本人の口から語られる日は来るのでしょうか。そんな浜田容疑者ほどのビッグネームではなくとも、われわれがフォローしている知人・友人のつぶやきから思わぬ展開や解決を見せるドラマが潜んでいるものです。今回は、そんなプチ探偵気分になれるエピソードを探ってみました。■Twitterで浮気調査?それまでTwitterにまったく興味のなかった都内在住のある女性は「好きなタレントがつぶやいているから」という理由でTwitterに登録しました。早々に好きなタレントのつぶやきには飽きてしまい、ふと彼氏の名前を検索してみると、彼氏のアカウントが出て来ました。彼氏のフォロワーは63人、それに対して258人をフォローしているというアンバランスさにちょっと不信感を覚え、しばらくフォローせずフォロワーにもさせずの「静観」と言う名の張り込みが始まりました。女性は、毎日のように彼氏のつぶやきをチェックし一つの法則を発見しました。「今日お会いした○○です!覚えてますか??」女性ユーザーへのリプライの多くに見られたパターンでした。どこで会った女性に向けてのつぶやきなのかは定かではありませんが、明らかに出会いをきっかけに親交を深めたいようなリプライでした。その女性からのリプライ返しがあり、数回のキャッチボールがあった後「フォローしたので、ここからはダイレクトメッセージで^^」な誘導で決定的なやりとりは内密にことを進めるという用意周到さでした。その女性は、疑わしいすべてのつぶやきをコピー&ペーストで収集し彼氏に突き付けたと言います。■返済能力の有無を確認?「貸したお金、早く返してよ!」ある社会人の男性は、昨年、学生時代の友人に30万円を貸していました。その友人は学生時代から続ける劇団で役者の道を志しながらのアルバイト生活。割の良いバイトを、と思い引っ越しのバイトをしたいと思ったのですが運転免許がありませんでした。「毎月少しずつ返すから」という約束で免許を取るための資金として、30万円を友人に貸した、この男性。友人の夢を応援したい気持ちとお金を貸せる社会人であることの優越感、その両方に酔っていたと言います。しかし、お互いの生活が忙しくなり、連絡も滞るようになっていきました。気になるのは貸した30万円の返金です。それとなくメールで聞いてみると「本当にごめん……。今きつくて……。もう少し待ってください」という切実な懇願メール。本当に懐が厳しいのだろうと思い、気長に構えようとした矢先、友人が所属する劇団のTwitterアカウントの存在を知りフォローしました。どうやら劇団員が持ち回りでつぶやいているらしいのです。すると、その友人が「わが家も地デジに買い換えました!」というつぶやき。地デジのテレビをバックにうれしそうなピースサインを決める友人の写真付きでした。返済能力があることを確信した男性は返金の催促に踏み切りました。■上司へのプレゼントと、ここまでは殺伐とした話が多かったのですが、ここで心温まるTwitterエピソードも。ある女性は職場の上司(男性)をフォローしていました。「あと1週間で40代も終わる」という上司のつぶやきから、誕生日が近づいていることを暗に知ってしまいました。そんな女性と同様に同僚の何人かも気付き、せっかくなので何かプレゼントを贈ろうという話に。しかし、間もなく50歳になろうとしている男性がいったい何を欲しがっているのか誰も分かりません。そこで、彼のつぶやきをプロファイリングすることから最適なプレゼントを導き出そうということになりました。それまで特に注目していなかった上司のつぶやきを一から振り返るといろいろなことが分かって来ました。・FC東京の熱狂的なファンであること・最近、短大生である娘との会話が少ないこと・柴犬(シバイヌ)を飼っていること・ダイエットが続かないこと・たまに村上春樹を意識した文体になることやや強引ではあるものの一つの答えが出ました。二つ目の娘さんとの会話が少ないことはどうにもなりませんが、FC東京のサッカー観戦に役立ち、シバイヌの散歩に役立ち、ダイエットのジョギングに役立ち、さらには村上春樹のようにマラソンにも挑戦してほしい気持ちを込めて、スニーカーを贈ることになりました。あえて上司が自分では選ばなさそうな派手なスニーカーを選んだところ、上司はとても喜んでくれたと言います。Twitterも使い方次第では、不要なコミュニケーションを省略し身近な諸問題を解決してくれることもあるようです。今後もまだまだ広がって行きそうなTwitter。上手に付き合っていきたいものですね。(フルタジュン/劇団フルタ丸×プレスラボ)【関連リンク】【コラム】Twitterって本当におもしろいの?ヘビーユーザーに聞いてみた【コラム】mixi,Twitter,etc.ネットでの出会いって本当にあるの?【コラム】今だからこそ始めたい、Twitterとその成功活用事例
2010年10月15日