若手映像作家の登竜門として注目される“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭”が7月16日(土)から24日(日)の9日間に渡り開催されることが決定し、全上映ラインナップが発表された。2日に都内で記者発表が行われ、主催者で埼玉県知事の上田清司氏は「今年も暑い7月の開催になるが、映像制作に取組む若手クリエイターたちのさらに熱い気持ちを、作品から感じ取っていただきたい」とコメントを寄せた。その他の写真本映画祭は、埼玉県川口市を中心に2004年よりスタートし、今年で13回目を迎える。今年の特別招待作品は、第66回ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した『長江図』を含む中国映画2作品で、上映後には監督やプロデューサーによるQ&Aも行われる。映画祭のメインの「コンペティション」には個性豊かな作品が多数ノミネート。長編部門には過去最多となる88の国と地域から合計919本もの応募があり、第21回ロサンゼルス映画祭で最高賞を受賞した福永壮志監督による『アウト・オブ・マイ・ハンド』をはじめ、日本未公開作を含む厳選した12作品を上映する。短編部門は、高杉真宙、高岡奏輔、津田寛治ら多彩な俳優陣が出演する、若手監督たちによる12作品。アニメーション部門は、国内のアニメーション作家による力作に加え、昨年のヒット作『バケモノの子』『心が叫びたがってるんだ。』が上映される。さらに第39回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した『海街diary』のバリアフリー上映が行われるなど、盛りだくさんの企画が用意されている。オープニング作品は、気鋭監督・熊谷まどかが初長編映画に挑んだ『話す犬を、放す』に決定。本作は映画祭が主体となって製作した作品で、女優としてのキャリアに行き詰る娘と、認知症を発症し、かつての飼い犬の幻視に悩む母との葛藤を描いた人間ドラマだ。熊谷監督は「この作品はレビー小体型認知症を扱っているが、自分ではクスッと笑えるコメディだと思っている。心を込めて作った作品で、手ごたえを感じているのでぜひ期待してほしい」と語っている。開催初日は、本作出演のつみきみほ、田島令子、眞島秀和らがオープニング・セレモニーに登壇する。“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016”会期:7月16日(土)から24日(日)まで会場:SKIPシティ映像ホールほか
2016年06月03日世界最高峰のオーケストラを映画館で堪能できる「ベルリン・フィル・イン・シネマ」が日本初上陸。2016年7月13日(水)・14日(木)の2日間、東京のユナイテッド・シネマ豊洲、大阪・イオンシネマ茨木などで先行上映、その後7月23日(土)から31日(日)まで、東京・恵比寿ガーデンシネマで上映される。2015〜2016シーズンのうち、3つのコンサートのハイライトを映画館の素晴らしい音響と大きなスクリーンで上演。記念すべき第1弾は、現代屈指の指揮者として名高いサー・サイモン・ラトルが指揮するベートーヴェン交響曲第4番と交響曲第7番だ。また、東京・恵比寿ガーデンシネマでは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏の心理や背景に迫る密着ドキュメンタリー「リヴィング・ウィズ・ベートーヴェン」も特別に同時上映する。生粋のクラシックファンだけでなく、普段は「オーケストラコンサートは少し敷居が高い」と思う人も、この機会に世界レベルの素晴らしい演奏に浸ってみてはいかがだろう。【開催概要】■「ベルリン・フィル・イン・シネマ」第一弾演奏曲:ベートーヴェン交響曲第4番と交響曲第7番出演:サー・サイモン・ラトル(指揮)、ベルリン・フィル(演奏)原題:Beethoven Symphonies No. 4&7収録:2015年10月15日 ベルリン・フィルハーモニーにて上映時間:約85分〜90分(予定) 5.1ch サウンド■ドキュメンタリー「リヴィング・ウィズ・ベートーヴェン」※恵比寿ガーデンシネマのみ同時上映上映時間:約45分内容:サイモン・ラトルやオーケストラのメンバーに、ベートーヴェンの曲を演奏する時の心理、そしてどのように曲を解釈して表現しているのかをインタビューし、彼らが実際に演奏に臨むまでを捉えた、秘蔵ドキュメンタリー。【上映劇場及び上映日】■先行上映日程:2016年7月13日(水)・14日(木)上映劇場:・東京 ユナイテッド・シネマ豊洲、イオンシネマ多摩センター・神奈川 イオンシネマ海老名・千葉 シネプレックス幕張・埼玉 ユナイテッド・シネマ浦和・愛知 イオンシネマ名古屋茶屋・大阪 イオンシネマ茨木・京都 イオンシネマ京都桂川・福岡 ユナイテッド・シネマキャナルシティ13・札幌 ユナイテッド・シネマ札幌先行上映料金:一般2,000円(税込)、シニア・学生(高校生以下)1,200円(税込)※先行上映館ではドキュメンタリーの同時上映はない。■本上映日程:2016年7月23日(土)〜31日(日)料金:一般2,800円(税込)、シニア・学生(高校生以下)1,800円(税込)※上記料金にて同時上映のドキュメンタリーも併せて鑑賞可能。※各劇場の座席によっては特別料金が適用されるシートあり。※未就学児のご入場は不可。
2016年05月17日多摩川河川敷にて実施される野外映画上映イベント「ねぶくろシネマ」が、多摩川河川敷にて3月26日(土)に開催。スティーヴン・スピルバーグ監督による1982年作『E.T.』が上映される。地元、調布に住む父親たちが、子どもたちと気楽に映画が観れるようにと、一夜限りの映画館として多摩川河川敷にて開催される同イベント。映画は多摩川に掛かる鉄橋の橋脚に映写され、寝袋などで暖まりながら鑑賞することができる。2回目を迎える今年は、スピルバーグ監督作『E.T.』を上映。内容にマッチしたロケーションでの鑑賞が、気分を盛り上げてくれそうだ。実施会場では、温かいものを提供する出店のほか、物販ブースなども並ぶとのこと。親子で気軽に参加できるイベントとして、ぜひチェックしてみて。「ねぶくろシネマ」は3月26日(土)調布市多摩川河川敷にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日河川敷に会場を設置し、野外で映画を楽しむイベント“ねぶくろシネマ”が3月26日(土)に、東京調布の多摩川河川敷で開催される。今年はスティーヴン・スピルバーグ監督の名作『E.T.』が上映される。その他の写真“ねぶくろシネマ”は、調布で暮らす人々が子どもたちと気軽に映画を楽しもうとはじめたイベントで今回が2回目になる。入場は無料で、参加者は寝袋やブランケット、飲み物を持参して、月夜の下で映画を楽しむことができる。ねぶくろシネマ日時:2016年3月26日(土) 16:00~20:30開場:16:00 (上映時間 : 18:00~20:00)場所:調布市多摩川河川敷 (京王多摩川)※京王多摩川京王稲田堤に架かる京王線鉄橋の足下の調布市側。料金:無料
2016年03月04日4月20日にDVD&Blu-rayが発売されるVシネマ『ドライブサーガ仮面ライダーチェイサー』の完成披露上映イベントが2月20日、都内・T-JOY大泉にて開催。主演を務める上遠野大洸をはじめとする主要キャストが舞台あいさつに登場した。本作は、2014年10月から2015年9月まで放送された特撮TVドラマ『仮面ライダードライブ』の外伝エピソードとして製作されたもので、ドライブ、マッハに続く第三の仮面ライダー、仮面ライダーチェイサー/チェイスをメインに据えた作品。2015年夏に公開された映画『仮面ライダードライブサプライズ・フューチャー』とテレビシリーズ第41話の間に位置するという物語は、人間に憧れ、人間のような感情を持ちたいと願うチェイスに超進化体ロイミュード・エンジェルが接近し、黄金の羽を用いて彼に人間らしい感情を与えるという筋書きとなっている。人間らしく豊かな表情を見せるチェイスの姿は、このVシネマでしか見られない。そして、仮面ライダードライブ/泊進ノ介と同様「刑事で仮面ライダー」の仮面ライダーアクセル/照井竜(2009~2010年に放送された『仮面ライダーW/ダブル』)がゲスト出演し、2人の刑事ライダーが対面。一緒に戦うというビッグイベントも加えられている。上映終了後、詰めかけたファンからの大きな声援と拍手に迎え入れられて、主要キャスト陣がステージに現れた。主演の仮面ライダーチェイサー/チェイス役・上遠野大洸は、今回のVシネマの話を初めて聞いた時のことを振り返って「喜び半分、驚き半分。けっこう以前から『ドライブ』が終わったあとに『チェイサー』で外伝を作るかもってプロデューサーさんから言われていたけれど、台本をもらうまでの時間が長くて、ポシャったんじゃないかと心配だった」と、自身を主役にした物語ができたことに驚きと喜びを感じていた模様。作品の内容については「チェイスの今まで語られなかったところ、気になっていた謎が一気に紐解けて、スッキリします」と、自信たっぷりに紹介した。1年間『ドライブ』の主演を務めあげた後、テレビ、映画の話題作に次々と出演して俳優としての幅を広げている仮面ライダードライブ/泊進ノ介役・竹内涼真は、外伝エピソードが作られるにあたって「台本を見て、自分の名前があって『ヨッシャ!』と思いました」と語り周囲を笑わせた後、「チェイスのことがもっと好きになる作品。まだ一回しか観ていないので、早くDVDがほしい」と、作品の出来栄えに満足している様子だった。進ノ介の相棒を務め、チェイスの理解者でもある詩島霧子役・内田理央は「久しぶりに『ドライブ』チームが集まって、懐かさと同時に新しさを感じた作品」とコメント。「演技がなかなかうまくいかず、石田秀範監督からすごく怒られていました。でも、怒られているのも楽しいと思うくらい、充実した撮影でした」と振り返った。霧子の弟でフリーカメラマン・仮面ライダーマッハ/詩島剛を演じた稲葉友は、「進ノ介が照井の名前をうっかり間違うくだりは台本になく、テストのときに涼真がマジで間違えた」という撮影秘話を明かし、「(木ノ本が)すかさず『照井です!』と訂正のセリフを入れていて、さすがは先輩ライダー」と感心していた。Vシネマと同じ日に仮面ライダーマッハ/詩島剛を主役にした『小説仮面ライダードライブ~マッハサーガ~』が講談社から発売されることについては、「剛の未来や原点など、いろいろな側面がこと細かに描かれています。共演者のみなさんにも読んでもらいたいですし、何より『ドライブ』を応援してくださるファンの方たちに楽しんでいただきたいです」と小説のアピールも忘れなかった。『仮面ライダーW』のスピンオフVシネマ『仮面ライダーアクセル』(2011年発売)以来、およそ5年ぶりに仮面ライダーアクセル/照井竜を演じた木ノ本嶺浩は、刑事ライダーの後輩にあたるドライブとの共演について、「以前から、警察のライダーであるドライブのことは意識していて、どこかの作品で一緒に絡めたらいいなと思っていました」と率直な喜びを表した。さらに「チェイスともしゃべりたかったですけれど、あの2人のことだから会話が成立しないでしょうね」と今作の主役に触れ、会場の爆笑を誘った。また今回のVシネマでは、照井と妻・亜樹子との結婚生活にも触れられており、「みなさま『アクセル』パート2に期待してください!」と、自身の主役エピソードの続編を熱望するひと幕もあった。人造人間「ロイミュード」のリーダーであるハート役・蕨野友也は、「今回の作品は本編終了後に撮影したのですが、ハートの気持ちについてはテレビシリーズを通して一貫してブレずにいようと思いました」と、自身のキャラクターに対するこだわりをのぞかせる。また、「劇中のとあるシーンで、最初『全裸になれるか?』と言われ、ちょっと考えて、これはもう自分の肉体を見ていただこう!と覚悟したのですが、結局NGになりました」と、役に対する気概を語った。ロイミュードの一人で、ハートに対する愛の力によって超進化を遂げようとするメディック役・馬場ふみかは「メディックはテレビシリーズで超進化を目指していた時期なので、みなさんとはまったく離れたところでのお芝居ばかりでした。恋愛に関する本をひたすら読んでいたり……そんな部分が可愛らしく映っていればうれしいです」と、テレビとは少し違うVシネマならではのメディックの魅力をアピールした。Vシネマのキーパーソンとなる超進化体ロイミュード・エンジェル(羽佐間翔子)を演じた山崎真実は「台本よりセクシーになってました……よね?」と、作品中での「セクシー担当」という部分を共演者に確認。しかし、「私自身はガサツなタイプなので、石田監督に普段の歩き方からエロスを感じさせるように指導されました」と、役作りに苦労があったことをうかがわせた。舞台あいさつの最後、上遠野は「チェイスを軸にした物語を作っていただけたのは、ここにいらっしゃる皆さまをはじめ、多くのファンの方々のおかげだと思っています。Vシネマや小説などいろいろな形で『ドライブ』の物語が続いていくと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします」と締めくくり、さらなる「ドライブサーガ」の発展に期待を寄せた。Vシネマ『ドライブサーガ仮面ライダーチェイサー』は2016年4月20日発売。DVD&Blu-rayは「通常版」のほか、劇中に登場するチェイスの変身アイテム「ブレイクガンナードライブサーガVer.(キャストボイス入り)+ライノスーパーバイラルコア」などが封入特典につく「ブレイクガンナースペシャル版(初回生産限定品)」も発売される。なお、ここで紹介した完成披露上映イベントの模様とVシネマ本編は、携帯アプリ『東映特撮ファンクラブ』で2月20日夜~21日まで配信(有料)される。(C)2016石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映ビデオ・東映
2016年02月21日キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンは1月12日、「パワープロジェクター」シリーズの新製品として、5,000ルーメンの明るさで4Kデジタルシネマ(4,096×2,160画素)を上回る4,096×2,400画素の解像度に対応した「4K500ST」を4月中旬より発売すると発表した。新製品は、5,000ルーメンの高輝度な4Kプロジェクタ。キヤノンの調査によると、世界最小の約470(幅)×533.5(奥行)×175(高さ)mm、世界最軽量の約17.6kgを実現しているという。美術館や博物館、シミュレーションやデザイン現場、大会議室やイベント会場での利用のほか、店舗や企業におけるデジタルサイネージやプロジェクションマッピングへの活用など、幅広い用途に対応した製品だとしている。今回新たに開発したという短焦点ズームレンズは、大口径非球面レンズやUDガラスなど特殊光学材料が採用されており、これにより、鮮明で臨場感のある、高精細な4K映像投写を実現している。新製品は、マルチ投写・曲面投写の両方に対して、特長を持っている。マルチ投写に関しては、キヤノンR&Dの調査によると、映像をスクリーン投写した場合のゆがみとなるTVディストーションが、他社製品と比べて圧倒的に低い数値となっている。また、「サブピクセル補正」機能により、画素単位より小さな色ずれを0.1画素単位で電気的に補正することが可能となっている。ユーザーの調整した5点を元に、ズームやレンズシフトを加味して色収差を最適に補正する「5点調整」や、9×6の格子で表した格子点54点を色別に調整できる「マニュアル調整」が搭載されている。曲面投写に関しては、F値2.6の被写界深度の深いレンズが採用されていることによって、全体のピントが合いやすくなっている。また、ドーム型スクリーンなどの曲面に光学的にピントを合わせる「周辺フォーカス」機能が搭載されており、100型投写時に平面から曲率半径3mまで凹面凸面ともに、光学的にフォーカス調整が可能となっている。そのほか、上下方向±60%、左右方向±10%のレンズシフトが可能なため、多様な設置にも対応している。新製品の販売想定価格は600万円前後(税別)とされている。
2016年01月12日映画史上もっとも“紳士なクマ”・パディントンが、クリスマスプレゼントを持ってシネマカフェ編集部を訪問!来年1月の『パディントン』公開に向け、作品をアピールした。舞台は、イギリスの首都・ロンドン。ペルーのジャングルの奥地からパディントン駅にやってきたのは、真っ赤な帽子を被った“小さな紳士”。丁寧な言葉づかいで道行く人に話しかける彼だったが、なぜか誰からも相手にしてもらえない。それは、彼が“クマ”だから…!?世界40か国語に翻訳され、全世界3,500万部以上の売り上げを誇るロングセラー児童小説「パディントン」シリーズを初めて実写映画化した本作。オリジナル版では『007 スペクター』のベン・ウィショー、日本語吹き替え版には松坂桃李が声優として配役され、悪役と思しき謎の美女を演じるニコール・キッドマンなど、豪華俳優陣の出演も話題の本作。すでに公開された本国イギリスでは、『アナと雪の女王』を超えるオープニング成績を記録し、アメリカを始め全世界で321億円を超える大ヒットを記録。映画批評サイト「RottenTomato」では「98%Flesh!」という高評価を得ている。このほど、クリスマスシーズン真っ只中、パディントンがシネマカフェ編集部を訪問!熊ならではのその大きな体躯に驚きの声が上がりつつも、英国紳士ならではの慇懃さに編集部からは「かわいい!」の声が。クリスマスにちなんで、プレゼントを手渡すパディントン。さらに、ひとりひとりに丁寧に挨拶して回り、女性に対しては手の甲に口づけでジェントルマンっぷりを発揮!次々と女性の心を鷲掴みしていった。また、ジャングル出身のパディントンは見慣れないオフィスに興味津々。電話やパソコン、コピー機に触れてみるも、手を挟んだりかじってみたりと使い方がわからない模様…。代表ともがっちり握手をしたパディントン。最後に、英国紳士らしく丁寧に挨拶するパディントンに拍手が沸き、映画史上もっとも“紳士なクマ”は編集部を後にした。『パディントン』は2016年1月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月25日歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が主演を務めるシネマ歌舞伎 『歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉』が2016年6月25日に公開されることが決定した。シネマ歌舞伎第24弾となる本作は、今年7月に東京・新橋演舞場で上演。もともとは2002年、染五郎が、2002年に劇団☆新感線とタッグを組み、神話や史実をモチーフとした時代劇シリーズ・いのうえ歌舞伎『アテルイ』として上演した。それから13年の時を経て、再び染五郎が歌舞伎化したものが新橋演舞場での公演で、映画では演劇の可能性を広げた、新たな歌舞伎誕生の瞬間をも捉えているという。タイトルにもなっている、阿弖流為の役を務めるのは、染五郎。苦悩しながらも蝦夷を率いる若いリーダーを演じる。そんな阿弖流為に奇妙な友情を感じながらも蝦夷征伐へと向かう坂上田村麻呂の役は、映画および舞台『真田十勇士』(2016年9月公開)でも主演を務めることが発表された勘九郎が、阿弖流為を導く謎の女・立烏帽子の役は七之助が、それぞれ務める。このほか、坂東彌十郎、市村萬次郎、片岡亀蔵らの出演も決定している。染五郎は本作を、「自分の夢でもある歌舞伎と映像の融合の第一歩になる、さらなる可能性を感じる作品」と形容。「舞台では表現できない編集によって生まれ変わりました」とした上で、「映像ならではの魅力が詰まった、歌舞伎NEXT『阿弖流為』を多くの方にご覧いただくことを心より願っています」とアピールしている。
2015年12月24日シネマカフェがおすすめするサウンドトラック紹介。大作の公開に沸く12月、2015年を締めくくりに、日本が誇る巨匠による一枚と、話題の新星映像作家の初作品のサントラをご紹介。■『母と暮せば』山田洋次監督の最新作『母と暮せば』。来年には『家族はつらいよ』の公開も控え、ほぼ毎年のように作品を発表し続ける山田監督にとって83作目となる本作では、坂本龍一が音楽を手がけている。『男はつらいよ』や『学校』、『虹をつかむ男』など、これまでのシリーズ作などにおいては山本直純、池田勝、冨田勲といった巨匠がスコアを手がけ、近作『東京家族』『小さいおうち』では久石譲が音楽を担当。山田監督のフィルモグラフィーを見渡すと、常に一貫して実力派の作曲家を起用しているのが見て取れ、今回の坂本龍一は納得であり、満を持しての起用に多くに期待が寄せられたのではないだろうか。映画音楽家として国内外の数多くの作品を手がける坂本龍一は、大島渚監督作『戦場のメリークリスマス』では英国アカデミー賞作曲賞を受賞、『ラストエンペラー』においてはアカデミー作曲賞、『シェルタリング・スカイ』においてはゴールデングローブ賞にノミネートされ、来年公開のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督最新作『レヴェナント:蘇えりし者』では、本年度ゴールデングローブ賞へのノミネートが報じられたばかり。日本が誇る映画音楽家の受賞には、期待感が募るばかりだ。坂本氏の起用が発表された際に山田監督が「ぼくの頭の中にはすでに坂本龍一の美しい音楽が鳴り始めています」と語った通り、全編を通して響く氏の旋律はどれも美しく、優しくも悲しい本作の叙情性をドラマチックに盛り上げている。坂本龍一の凜とした水気を含んだピアノの音色が、陰翳を強く感じる美しい画に染み渡り、流れるような力強いストリングスの旋律は観るものの涙を誘う。「核のない世界を望んでいるぼくとしては、これはやるしかありません」と坂本氏が語るように、冒頭のB29のシーンなど、胸が張り裂けそうになるようなトラックも収録され、氏の力強い意思を感じるのも本作の大きな魅力だ。ほかにも、ノスタルジックな小松亮太のバンドネオンが響く楽曲や、印象的なラストシーンの鎮魂歌など聴きどころは満載。本年度邦画作品の映画音楽の中でも屈指の力作としてあげられる一枚だろう。■『COMET/コメット』スパイク・ジョーンズ、ミシェル・ゴンドリーを彷彿とさせる注目株として話題のサム・エスメール監督作『COMET/コメット』。惹かれ合い、やがて離れていくふたりの6年間を、パラレルワールドのように描く本作は、かつての『エターナル・サンシャイン』や『(500)日のサマー』のような、音楽と映像で魅せるユニークなラブストーリーとして独自の存在感をもつ作品だ。映像作家出身の監督による映画の多くのサントラが魅力的であるのと同じく、本作においてもダニエル・ハートによるサウンドトラックは、夢を見ているような感覚にさせる劇中を美しく演出している。透明感と濁りを同時に感じさせるような映像に色を足すストリングスやピアノの響きは、「Sigur Ros」や「The Album Leaf」といったアーティストを彷彿とさせ、アンビエント的なシンセサイザーの旋律は、不思議さと不気味さを同時に感じさせるシーンを見事に彩っている。ほかにも、電車の中でデルがキンバリーの手を引く印象的なシーンでかかるSharon Van Ettenの「Love More」のカバーや、パリのホテルで流れるノスタルジックな味わいのワルツ「Ma Patite Livellule」といったボーカルトラックも聞き応えがあり、音楽自体が強い存在感を発揮している曲ばかり。今後が期待できる新鋭によるサウンドトラックとして、ぜひおすすめしたい。(Text:Toshihiro Horiai)■関連作品:母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2015年12月18日全国にイオンシネマ83劇場を展開するイオンエンターテイメントは、12月19日(土)公開予定の『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』とコラボレーションした、イオンシネマ限定品「USAピョンのドリンクボトル」を、11月28日(土)から全国のイオンシネマで販売する。価格は1,300円(Rサイズ ドリンク付き/税込)。今年ニューキャラクターとして登場以来、人気急上昇中の"アイドル妖怪"USAピョン。本製品は、中にストロー付きのドリンクボトルが入っていてそのまま飲むことが可能で、ストラップ付きとなっており携帯にも便利だ。もちろん持ち帰って、自宅で水筒代わりに使うこともできる。イオンシネマでしか手に入らないキュートなUSAピョンのドリンクボトルをしっかりチェックしておきたい。記「USAピョンのドリンクボトル」は、2015年11月28日(土)より数量限定で、イオンシネマ・劇場売店(全国83劇場)にて発売。価格は1,300円(Rサイズ ドリンク付き/税込)。(C) LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2015
2015年11月18日遠藤商事・Holdings.は11月13日までの期間内、平日19時~限定で、シネマシティ運営の「Cinema Cafe(シネマカフェ) PIZZERIA BAR NAPOLI」(東京都立川市)にて、「赤白ワイン時間無制限飲み放題1,000円」を開催している。○赤白ワインが時間無制限飲み放題で1,000円に都会と自然が融合した多摩最大のターミナル駅「立川」で、エンタメ&アートをつむぐ映画館として誕生した"CINEMA TWO"。同店はその施設内にオープンしており、提供する窯焼きピッツァ、パスタ、タパスなどのメニューは「PIZZERIA BAR NAPOLI」の本格イタリアンだという。今回は、期間内平日19時~22時限定で「赤・白ワイン飲み放題」を1,000円(税別)にて提供する。 開催期間は、10月27日~11月13日の平日のみ。時間は、19時~22時(Loまで)。
2015年10月28日東京国立博物館で10月2日と3日に、移動映画館のキノ・イグルーと共催で「博物館で野外シネマ」が開催される。昨年行われた第1回目では、2日間で計8,600人の来場者を迎え、大好評を博した「博物館で野外シネマ」。第2回目となる今年は、宮沢賢治による名作を、ますむらひろしによる猫のキャラクターで長編アニメーション化した、杉井ギザブロー監督作『銀河鉄道の夜』を上映。より多くの人々が楽しめるよう、前回よりも大きなスクリーンで上映される予定だ。なお、同作の上映日限定で、夜間開館も実施。特別展「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」などを、映画鑑賞後に観覧することが出来る。その他、当日は「博物館でアジアの旅」も開催しており、アジアの展示やイベントとともに、アジア料理やアジアビール、コーヒーなども楽しめる。【イベント情報】「博物館で野外シネマ」会場:東京国立博物館本館前住所:東京都台東区上野公園13-9会期:10月2日~3日時間:19:00~料金:無料 ※当日の入館料は有
2015年09月28日10月2日(金)と3日(土)、東京国立博物館にて野外上映イベント「博物館で野外シネマ」が開催。杉井ギサブロー監督作のアニメーション『銀河鉄道の夜』が上映される。今年で2回目の開催を迎える「博物館で野外シネマ」。第一回目開催時には、『バケモノの子』が公開中の細田守監督作『時をかける少女』を上映し、8,600人もの来場者数を記録した。昨年と同様、移動映画館として活動する「キノ・イグルー」との共催で実施される今年は、1985年公開のアニメーション『銀河鉄道の夜』を上映。本作は、猫のキャラクターを登場人物に、多くの宮沢賢治原作の漫画化を手掛けるますむらひろしの漫画原作を、『タッチ』『あらしのよるに』などの杉井ギサブローが映画した作品。来年生誕120周年を迎える宮沢賢治は、東京国立博物館を愛し、足しげく通ったことが短歌や手紙に残されていることから、本作がセレクトされた。また、開催日の2日間は特別展「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」を含め、22時までの特別夜間開館を実施。さらに、同じく特別展の「博物館でアジアの旅」期間中つき、アジアの展示やイベントとともに、アジア料理の屋台やアジアビール、コーヒーなども楽しむことができる。秋の夜長のお出かけ先としてチェックしてみて。「博物館で野外シネマ」は、10月2日(金)、3日(土)東京国立博物館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月10日シネマカフェがおすすめする、“いま”聞いて欲しいサウンドトラック紹介「シネマカフェ的サントラのすすめ」。夏休みならではのラインナップで映画館が賑わう中、残りの夏のBGMとしてもオススメの3枚を紹介する。■『バケモノの子』日本を代表するアニメ映画監督として新作が待望される細田守監督作『バケモノの子』のサウンドトラックは、前作『おおかみこどもの雨と雪』に引き続き高木正勝が音楽を担当している。劇場公開作品の音楽を高木正勝が担当しているのは、前述の『おおかみこども』をはじめ、蒼井優主演の『たまたま』や、ジブリのドキュメンタリー『夢と狂気の王国』など。その中でも特に『おおかみこどもの雨と雪』での、どこか母性的でやわらかいピアノを基調とした美しいメロディの数々は、映画を確かに感動的に彩っていた。これまでの細田守監督作の中でも、冒険譚として大きくファンタジー映画への舵取りをしたような本作のサウンドトラックは、ファンファーレのように鳴り響く管楽器や流麗なストリングスがめまぐるしく展開し、高木正勝のディスコグラフィの中でも屈指の力作と言えるほど素晴らしい一作。オーケストラを全面にフューチャーしたサウンドは、冒険譚をドラマチックに演出し、前作で感じられた母性から、本作では少年性が表現されているような、わくわくさせられるような楽曲ばかりだ。コンピューターを用いたエレクロニカ路線から、生演奏中心のアコースティックへとシフトしていった高木正勝だが、『バケモノの子』では電子音楽的な粒だったメロディや散りばめられたようなリズム感覚を、生楽器で演奏しているのが面白い。さらには、物語の舞台となる「渋天街」の、どこかオリエンタルな雰囲気を彩る笛の音色やお囃子のようなリズム、さまざまなパーカッションの音色やハンズクラップに至るまで、色彩豊かな本編と同様にカラフルな音色が楽しめる。そしてなにより高木正勝ならではピアノの旋律は、とにかく暖かい。今年の映画音楽の中でも、傑作に数えられる一枚だろう。■『躍るアイラブユー♪』陽光眩しいリゾート地を舞台としたミュージカルという点では『マンマ・ミーア!』を彷彿とさせる本作は、80年代ヒットソングの数々がフューチャーされたとにかく楽しい一作。以前紹介した『イミテーション・ラブ』のサウンドトラック同様、80年代の楽曲はリアルタイムで聞いたことがなくても、映画やドラマ、テレビなどで耳にしたことがあるようなものばかり。俳優たちの歌声が何よりの聞きどころなのがミュージカル映画のサントラだが、セリフ的な歌唱であったり、シーンの中での感情とともに表現されたりといったものが多い中、本作はほとんどが歌そのものをきっちり聞かせる作りで、サントラだということを忘れて聞くと、オムニバスアルバムを聞いているような感覚が味わえる。レオナ・ルイスの参加がひとつの聞きどころではあるが、特に本作は演奏がいい。80年代的なシンセサイザーに、切れのあるエレキギターやパーカッションなど、歌の背景になることなく80年代の雰囲気が現代的な演奏で楽しめる。遅めに起きた休日の朝を、マドンナの”Holiday” からはじまる本作はきっと気分を晴れやかにしてくれる。■『奇跡の2000マイル』アリス・スプリングスからインド洋まで、オーストラリア西部の砂漠を4頭のラクダと一匹の犬と共に2000マイル横断した女性の実話を、ミア・ワシコウスカ主演で描く本作。ロードムービーと言えばフォークソングやロックンロールなどの軽快なサウンドトラックが全編を彩る、というのが映画のひとつの定番としてあるが、カナダのダブルベース奏者であるGarth Stevensonが手がける本作の音楽は、どちかといえばアンビエントと呼ばれるような、空間的で広がりのある美しい音楽が全編で展開される。肌を焼く太陽のオレンジや、途方もなくどこまでも続いていくような砂漠、そして巻き上がる砂塵に汚れていく衣服、そんな美しいも険しいオーストラリアの景観の中で映画全体に漂う“渇き”に、すっと透き通るようなみずみずしいGarth Stevensonの音楽は、映画そのものに潤いをもたらしているような感覚をもたらす。そして、映画ではあまり明確にされることのない”旅にでる理由”や、登場人物たちが抱く感情や孤独に、この音楽は神秘的なまでの美しさを与えている。優しく控えめなピアノや繊細なフルート、ストリングス、そしてぼろりとならされるダブルベースの音色は、夏の午後に差し込む夕日との相性もきっといいはず。(text:Toshihiro Horiai)
2015年08月26日イオンシネマを展開するイオンエンターテイメントは28日、エイガウォーカーが発行する映画の電子前売券「ムビチケ」を2015年8月4日から本格導入すると発表した。○映画チケットが最大400円お得にイオンシネマ全劇場では、2014年6月より「ムビチケ」を試験的に窓口でのみ提供していたが、同社システムとの連動が完了したため、本格導入を決定。これにより、イオンシネマのインターネット予約購入サービス「e席リザーブ」において、「ムビチケ」を利用した座席指定が可能になる。「ムビチケ」を利用した場合、当日券(一般1,800円)を購入するより最大400円安い1,400円で鑑賞することができる。また、「e席リザーブ」で予約すると、鑑賞日当日は劇場に設置されている自動発券機で発券するだけで入場できるため、チケット売場窓口に並ぶ必要がなくなるという。導入劇場はイオンシネマ全国81劇場。イオンエンターテイメントは、今後もより多くの人々に映画鑑賞を楽しんでもらえるよう、利用者の要望に対応し、利便性・サービスの向上を図っていくとしている。
2015年07月29日複合施設「CLASKA」にて、屋上のウッドデッキで映画鑑賞するイベント「キノ・イグルー × CLASKAルーフトップシネマ 2015 vol.1」が7月27日(月)、28日(火)、29日(水)の3日間開催。上映作品に『フランシス・ハ』が決定した。目黒通りでかつて人々に親しまれた古いホテルをリノベートして生まれたホテル・ダイニングや、カフェ、レンタルスタジオ、ギャラリー&ショップからなる複合施設「CLASKA」が、さまざまな場所で移動映画館として上映イベントを行う「キノイグルー」とのコラボレーションとして開催される「ルーフトップシネマ」。CLASKAの屋上=ルーフトップのウッドデッキで映画鑑賞ができるイベントとして、今年で7回目の開催を迎える。vol.1の上映作品としてはノア・バームバック監督最新作、グレタ・ガーウィグ主演の『フラシンス・ハ』が決定しており、8月開催のvol.2~4のの上映作品は順次発表される。1ドリンクに加えて「出来たてポップコーン食べ放題」が付き、カレー屋台「sync」による出店など、フードも充実。夏の夜風に吹かれながら、ビールとポップコーン片手に映画鑑賞ができる本イベント、ぜひチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2015年07月03日6月24日にVシネマ『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』がBlu-ray&DVDで発売された、同シリーズのムック本『烈車戦隊トッキュウジャー 公式完全読本』が、6月20日にホビージャパンより発売された。価格は2,300円(税別)。本書は、2014年2月~2015年2月まで放送されていたTVシリーズ(全47話)や劇場版、Vシネマで復活を果たした『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』まで、シリーズの魅力を完全網羅。キャスト、スタッフ、スーツアクター、デザイナーへの取材を極限まで敢行し、『トッキュウジャー』の出発から終着駅まで、関係者の証言で振り返る一冊となっている。『烈車戦隊トッキュウジャー』は「スーパー戦隊」シリーズの38作品目で、初の"列車"モチーフを取り入れた特撮TVドラマ。世界を闇で包み込もうとする悪の路線「シャドーライン」から人々を守って戦う、正義の路線「レインボーライン」の戦士たちの戦いを描いている。Vシネマでは、大人に成長したライトたちと子供の頃のライトたちの共闘する、ゼットとの決戦から10年後の世界が舞台となる。(C)2014 テレビ朝日・東映AG・東映
2015年06月25日イオンは6月11日、全国の「イオンシネマ」約30会場をインターネット回線で接続し、約1,000名の管理職が参加するダイバーシティ研修を実施する。○「介護」「育児」などをテーマに展開同社はダイバーシティ経営の実現を目指し、グループの女性管理職比率を2016年までに30%、2020年までに50%にするという目標を掲げている。2014年には国内グループ企業各社にダイバーシティ推進組織を設置し、実現に向けた基盤固めを行ってきた。2015年は、各社が策定したアクションプランを着実に実行する年と位置付け、キーマンとなる管理職を対象に、ダイバーシティ研修"ダイ満足"カレッジ「マネジメントコース」を開催する。同研修は、管理職一人ひとりにダイバーシティ経営の必要性の理解と参画意識の向上を促すことをねらいとしている。全国の「イオンシネマ」約30会場をインターネット回線で接続し、様々な企業で働く従業員が同じカリキュラムを受講する。同時に学び、互いの意見を共有することにより、新たな気づきを生み出すことをめざすという。研修は、「違いを活かす」「介護」「育児」など、ダイバーシティ経営を進める上で重要となるテーマを年間4つ設定する。その分野に造詣の深い有識者を招いての講演やテーマに沿った映画鑑賞、ディスカッションを行う。1テーマについて3回ずつ日を分けて開催する。6月11日には、第1テーマ「社会環境の変化とイオンの変革」を開催。7月は第2テーマ「違いを知り、違いを活かす」、9月は第3テーマ「『働く』と『介護』を両立できる会社へ」、11月は第4テーマ「『働く』と『育児』を両立できる会社へ」を予定している。(※画像は本文とは関係ありません)
2015年06月11日今年も“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭”が7月18日(土)から26日(日)まで開催されることが決定し、3日(水)に都内で記者発表が行われた。この映画祭は埼玉県川口市を中心に2004年から毎年開催され、第12回目を迎える。若手映像クリエイターの登竜門として注目され始め、今年も世界74の国と地域から約700本もの作品が集結する。その他の写真映画『最強のふたり』のプロデューサー陣が手がけた新作や、今年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した、キューバ・レバノン・セルビアの代表作品など日本未公開の注目作品も一挙公開される。この日、主催者であり埼玉県知事の上田清司氏は「デジタルシネマが主流でない頃から始まったこの映画祭を誇りに思います。『世界の今』を映画というツールを通じて見ることができる貴重な機会だと思います」と挨拶した。また、総合プロデューサーの八木信忠氏は「世界で行われている大きな映画祭を目指すのではなく、年齢関係なく若手の人たちを応援しよう!という映画祭です」と本イベントを紹介。今年も長編部門、短編部門、アニメーション部門のコンペティション3部門、そのほか特別上映・関連企画など多彩なプログラムが開催される。本年は初の試みとして、川口を飛び出し、埼玉県内2カ所でのサテライト上映の他、オープニング上映ではオリジナル映画として、過去本映画祭ノミネート経験もある福山功起監督が地元川口を舞台に撮影した映画『鉄の子』の制作を行った。親の再婚でキョウダイになった小学生ふたりによる離婚大作戦を描いたという『鉄の子』。主演の田畑智子は、ビデオメッセージで「『舞子はレディ』の際にオープンセットがSKIPシティに造られていたのですが、撮影の際に通っていた場所で、またこうして作品に関われるのはとても嬉しいです。心温まる家族の話なので、是非楽しみにしていてください」とコメントした。“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015”会期:7月18日(土)から26日(日)まで会場:SKIPシティ 映像ホールほか(埼玉県川口市)取材・文・写真:小杉由布子
2015年06月03日6月24日にBlu-ray&DVDで発売されるVシネマ『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の完成披露試写会が16日、東京・港区の日本消防会館(ニッショーホール)で開催され、メインキャストが舞台あいさつに登場した。本作は「スーパー戦隊」シリーズ初の"列車"モチーフと、イマジネーションで大人の姿になった子供たちが戦うという、斬新な設定が好評を博した『烈車戦隊トッキュウジャー』の完全新作。物語はゼットとの決戦から10年後からスタートし、大人に成長したライトたちと、子供の頃のライトたちによる、夢の共演が実現する。また、明を見守ってきた意外な相棒や新たな「トッキュウ7号」の活躍など、予測不可能な仰天シーンも目白押しだという。舞台あいさつには、トッキュウ1号/ライト役の志尊淳、トッキュウ2号/トカッチ役の平牧仁、トッキュウ3号/ミオ役の梨里杏、トッキュウ4号/ヒカリ役の横浜流星、トッキュウ5号/カグラ役の森高愛、トッキュウ6号/虹野明役の長濱慎、荒川史絵監督が登壇。さらに、子供トッキュウ1号/鈴樹来斗役の馬渕誉、子供トッキュウ2号/渡嘉敷晴役の永瀬圭志朗、子供トッキュウ3号/夏目美緒役の石井薫子、子供トッキュウ4号/野々村洸役の山﨑光、子供トッキュウ5号/泉神楽役の清水ららも応援に駆けつけ、ファンは大きな拍手でメインキャスト陣を出迎えた。本作の見どころについて志尊は、クライマックスで全員が揃って変身するシーンを挙げ、「12人が並ぶシーンは圧巻。鳥肌が立ちました」と語り、「誉(馬渕)はプライベートで手紙をくれるんです。初告白ですが、僕の家の棚には、彼と撮った写真やメッセージが飾ってあります」とトッキュウ1号同士の仲良のよさをアピール。また、平牧は「今回、圭ちゃん(永瀬)がペットボトルを落とすシーンがありますが、実は本当のハプニングです。でもそのままアドリブを続け、周りもそれに対応して、とてもトカッチっぽかった」と、永瀬を絶賛していた。梨里杏も同様で、石井について「普段から『おねえちゃん』と慕ってくれて、本当の妹のようです。でも、お芝居を始めるとみんなを引っ張るミオになる。その姿を見て、私も気を引き締めることができました」とそれぞれの子役にベタぼれの様子。また、清水を妹のように慕っている森高も「あるシーンで、私にシュークリームをくれるんですが、その時のららちゃんがとってもかわいいのでぜひ見てください!」と、"子供カグラ愛"を爆発させた。また、山崎は「お兄ちゃん(横浜)は映画ではクールだけど本当はお茶目さんな人」と横浜に目線をやると、「じゃあ、モノマネしてあげようか?」とデレデレの返答。その後、謎のポーズで披露したモノマネは不発に終わるが、山崎は「こんなところも大好きです」と大人顔負けのフォローで会場を和ませた。さらに「僕も子供の頃がほしかったな」といじけてみせた長濱も「Vシネマの収録もそうですが、久しぶりに合うと子供たちがやけによそよそしい。でも、撮影が進むとすぐになついてくれた。それがピュアで子供っぽくていい」と子供たちに癒されたことを告白。そして長濱は、着用している顔のついたタンクトップをドヤ顔で披露し、「本編を見てもらえれば、この意味がわかると思います」と説明した。最後に志尊は、荒川監督の初作品に参加できたことを感謝したほか、「今回先生役としてトッキュウ1号のスーツアクターをやっていただいた押川善文さんが出演していて、戦隊に携わった皆さまの愛を感じられる作品に仕上がっています。これからも烈車戦隊トッキュウジャーの応援、よろしくお願いいたします」とアピールし、イベントは幕を閉じた。
2015年05月17日女優の藤原令子が主演する映画『シネマの天使』(11月7日公開)のポスタービジュアルが、このほど公開された。本作は、昨年8月に、122年の歴史に幕を閉じた広島県福山市の映画館「シネフク大黒座」で撮影された、映画館の閉館をめぐって織りなされるノスタルジックで心温まる物語。『ラジオの恋』(2012年)などで知られる時川英之監督が、「シネフク大黒座」の運営担当者から「大黒座の雄姿を映像に残したい」と相談を受け、オリジナルの脚本を執筆して制作した。公開されたポスターでは、映画ポスターをバックに、年代物とおぼしき椅子が置かれ、そこにだけスポットライトが当たっている。椅子にはミッキー・カーチス演じる謎の老人のものと推測されるハットがかかっているが、それは果たして何を意味するのか。「映画館が街から消えるとき 思い出が あふれ出る」のコピーに象徴されるように、映画館がこれまで積み上げてきた歴史を振り返るとともに、閉館の名残惜しさと寂しさを表現したポスターに仕上がっている。さらに、ポスターの公開と合わせて追加キャストも発表。ベテラン映写技師役を俳優の阿藤快。そして、登場人物の夢の中に出てくる不思議な人物を、広島県出身の及川奈央が妖美に演じている。老舗映画館・大黒座が閉館することになった。新入社員の明日香(藤原)は、ある夜、館内で謎の老人に出会うが、彼は奇妙な言葉を残し、こつぜんと消えてしまう。劇場の壁という壁が、町の人の思い出をつづるメッセージで埋め尽くされていく中、ついに閉館の日を迎える。スクリーンに最後の映画が映しだされ、観客たちがそれぞれの思い出に浸っていた時、明日香の前に再び謎の老人が現れ…。(C)2015 シネマの天使製作委員会
2015年05月13日ケイ・ウノはこのほど、4月25日公開のディズニー映画最新作「シンデレラ」をモチーフにした新作ジュエリーをイオンシネマ5劇場にて販売開始した。○映画「シンデレラ」「アナと雪の女王」「マレフィセント」モチーフジュエリーを展示販売観賞直後の感動と余韻をかたちあるものとして残せる映画館でのジュエリー販売は、イオンシネマ5劇場限定となる。公開前から話題の映画「シンデレラ」をモチーフにしたジュエリーはもちろん、昨年公開され話題となった「アナと雪の女王」「マレフィセント」のジュエリーも同時販売を行う。映画館展示販売用に特別にデザインされた什器にはそれぞれの映画のアートがあしらわれ、ジュエリーの持つコンセプトをより引き立てる演出になっているという。期間は4月17日より、イオンシネマ5劇場での販売。対象のイオンシネマは、関東2劇場(板橋、みなとみらい)、東海1劇場(大高)、関西2劇場(大日、茨木)。
2015年04月25日2011年に閉館した映画館「恵比寿ガーデンシネマ」が、名称を「YEBISU GARDEN CINEMA」と変更し、恵比寿ガーデンプレイス内にリニューアルオープンする。オープン日は3月28日。このたびリニューアルオープンする「YEBISU GARDEN CINEMA」は、2011年に閉館した恵比寿ガーデンシネマを超える文化芸術の情報発信を行うことを目的として開業する。館内は、デザイン家電「amadana」の元クリエイティブディレクターで、「HOTEL CLASKA」「ユナイテッド・シネマ豊洲」などを手がけた鄭秀和が率いる建築デザイン事務所「インテンショナリーズ」がデザイン。2スクリーンに合計280席を設け、シートにはカップホルダー付きのワイドタイプとラグジュアリータイプを採用。4Kデジタルプロジェクターと7.1ch サウンドにて上映可能な環境を備える。また、オープニング第1弾となる上映作品は、『ダラス・バイヤーズクラブ』で2014年アカデミー賞3冠を獲得した注目の監督・ジャン=マルク・ヴァレが手がけた『カフェ・ド・フロール』。そのほか、イザベル・ユペール主演の『間奏曲はパリで』(4月4日公開)、『ラスト5イヤーズ』、『MOMMY/マミー』(どちらも4月25日公開)、『ゼロの未来』(5月公開)といったラインナップとなっている。今後はアート系映画の上映のほか、演劇やミュージカル、ファッション、クラシックコンサートなどの「ライブビューイング」などの取り組みも行い、恵比寿ガーデンプレイスや施設内テナントが企画するアートイベントなどとも連動していくとのことだ。
2015年02月10日TOHOシネマズの新劇場“TOHOシネマズアミュプラザおおいた”が4月16日(木)にオープンすることが決定した。劇場には巨大スクリーン“TCX”や、最新音響設備“ドルビーアトモス”が九州で初導入される。その他の画像“TOHOシネマズアミュプラザおおいた”は、大分駅ビル“JR おおいたシティ(アミュプラザおおいた)”内にオープンする10スクリーン、約1800席のシネマコンプレックス。劇場内には巨大スクリーン“TCX”や、立体音響“ドルビーアトモス”、米国クリスティ社製の映画館向けスピーカーシステム“ヴィヴ・オーディオ”、TOHOシネマズの他劇場でも好評を博しているプレミアボックスシート(R)が九州で初めて導入される。なお、TOHOシネマズは3月13日(金)にTOHOシネマズ六本木ヒルズをリニューアルし、4月10日(金)にTOHOシネマズ ららぽーと富士見を、4月17日(金)にTOHOシネマズ新宿をオープン。2016年春にTOHOシネマズ仙台(仮称)を、2017年秋には上野に新たな劇場をオープンさせる。TOHOシネマズアミュプラザおおいた4月16日(木)オープン
2015年01月14日先日発表されたVシネマが大きな話題となっている『鎧武外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン』の『DX禁断のリンゴロックシード(フェイスプレート付)』が付属するBlu-ray&DVDの予約受付が、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2015年4月発送予定で、価格はBlu-rayが8,640円(税込)、DVDが7,560円(税込)。本商品は、今年9月までテレビ朝日系で放送された特撮TVドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』に登場した、仮面ライダー斬月と仮面ライダーバロンを主役とした新たな2つの物語をBlu-ray&DVDに収録。TVシリーズ同様、仮面ライダー斬月/呉島貴虎役を演じる久保田悠来、仮面ライダーバロン/駆紋戒斗を演じる小林豊だけでなく、仮面ライダー鎧武をはじめとする主要キャストも総出演。TVシリーズ20話後相当を舞台として、今まで描かれることのなかった真実が明らかになるという。さらに、新たな仮面ライダーや新フォームの登場も予定しており、初回限定生産ロックシード版に付属する『禁断のロックシード』は、Blu-ray&DVD本編に登場するVシネマオリジナルのロックシードとなる。もちろんこれまでの「DXロックシード」と同様に、別売の『DX 戦極ドライバー』などの玩具と連動して遊ぶこともできる。なお、Blu-ray&DVDの初回生産限定の『ロックシード版』には、Vシネマオリジナルの「DX 禁断のリンゴロックシード」とスペシャルライナーカードを同梱。商品価格は、Blu-rayが8,640円(税込)、DVDが7,560円(税込)で、予約締切は2015年2月22日23:00。商品の発送は、2015年4月を予定している。なお、一般店舗では2015年4月22日より発売。(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映(C)2015石森プロ・テレビ朝日・ADK・バンダイ・東映ビデオ・東映
2014年12月18日イオンシネマによる忙しい主婦向けの新サービスとして開始された新企画「ママコンシェルジュ」がスタート。第1回イベントとして、14日にイオンシネマ板橋にて、絵本の読み聞かせと“ママの学校”と称した主婦向けの講座が開催された。その他の画像全国に74劇場を展開する「イオンエンターテイメント」と生活支援サービス事業を手掛ける「株式会社カジタク」の共同プロジェクトとして始まった同企画。忙しい母親たちを支援すべく、イオンシネマの劇場ロビーに「ママコンシェルジュ」カウンターを設置し、自宅へのハウスクリーニング出張や、家事代行サービス、ベビーシッターなどの相談や受付を行なう。それと同時に映画館を子育てのためのコミュニティの場として活用し、無料のプログラムで子どものためのイベントや母親のための様々な講座を展開していくという。この日のイベントは満員。子どもたちを連れた母親のほか、父親も含め家族全員で参加する人々の姿も見られた。通常の映画上映とは異なり、子育て中の母親と子どもたちのためのイベントということで、たとえ赤ちゃんがイベントの最中に泣き出すようなことがあっても気にしないでよいとの告知や、映画館に慣れない子どもたちのために真っ暗にするのではなく薄明りのままイベントを行うなど、様々な配慮が施されていた。絵本をスクリーンに映し出すという方式で5冊の本の読み聞かせが行われたが、クイズ形式の絵本では子どもたちが身を乗り出して答えるなど大盛況。子どもたちを飽きさせぬため、手遊びのゲームを交えるなど工夫が凝らされており、客席からは「楽しかった!」といった声が上がっていた。その後の「ママの学校」では家事を効果的に行い、時間を短くするための様々なアイディアを伝授。洗濯や食生活、健康などの知恵や知識についてクイズ形式で展開され、熱心に耳を傾ける母親たちの姿が見られた。今後、片づけをいかに効果的に行うか? 夫をイクメンにするにはどうしたらよいか? キャラ弁の作り方など各回ごとにテーマを設定し講座を展開予定。「ママの学校」の校長を務め、この日も講師として講座を行なった楠見敦美氏は子育て中の母親を取り巻く現状について「特に小さな子供を持つお母さんにとって、映画を映画館で楽しむというのはすごくハードルが高いんです」と語り、今回のプログラムを通じて「家事の代行サービスの存在や家事を効率よく行なえるいろんな技術を伝えることで、子育て中のママにも映画などを楽しんでもらえるようにしたい」と語った。特に地域の映画館を媒介することによって「単発のイベントとしてではなく、ママたちが交流できる場となれば」とコミュニティとしての役割にも期待を寄せていた。
2013年09月17日名作映画をオーケストラの生演奏とともに鑑賞できるコンサート「名作シネマとオーケストラ」(通称:シネオケ)のリハーサルが、7月17日、東京・上野の東京文化会館 大ホールで行われた。「名作シネマとオーケストラ」の公演情報シネオケは、最新のデジタル技術により、映画から台詞や歌以外のオーケストラ楽曲部分のみを完全に取り除き、その映画全編をオーケストラの生演奏とともに巨大スクリーンで鑑賞できるコンサート。昨年、佐渡裕が指揮をとった『ウエスト・サイド物語』で日本初上陸し、東京・大阪で2万人を超える観客が大絶賛した。今回は、ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマン主演のロマンス映画『カサブランカ』(2011年7月アメリカで初演)、ミュージカル映画の傑作『雨に唄えば』(2013年3月ロンドンで初演) 、アルフレッド・ヒッチコック監督のホラー映画の代表作『サイコ』(2010年7月アメリカで初演)の3作品が上演される。本公演で指揮を務めるニール・トムソンは、バーンスタイン、小澤征爾、クルト・ザンデルリングに師事し、ロンドン交響楽団などの指揮やコンクールの審査員を務めるなど、多才なイギリスの指揮者。シネオケの海外公演では『サイコ』『雨に唄えば』などで指揮を務めている。自身も『サイコ』楽曲のファンだというトムソンは、リハーサルで東京フィルハーモニー交響楽団の演奏者たちに情熱的に指示を出した。『サイコ』は、オープニングから音楽によって観客に緊張感を与え、全編を通して不安と恐怖心をあおる。トムソンは実際にメロディを口ずさみながら、音の強弱、メロディの抑揚などを細かく確認し、背筋が凍るようなドキドキ感と、張りつめた緊張感を演奏に吹き込んでいった。特に、クライマックスの「キッキッキッキッ」という鬼気迫るバイオリン演奏から押し寄せる恐怖は、生のオーケストラ演奏による臨場感があってこそ生まれるもの。これらの演奏が映画とひとつになったとき、これまでに味わったことのない感動を覚えるだろう。また7月19日(金)18時よりフジテレビのエンタメ情報番組『男おばさんL』の軽部真一と笠井信輔の両アナウンサーによるスペシャルトークショーも行われる。「“シネオケ”とは何か?」など、見る前に知ると一層面白くなるポイントを紹介する予定。同18時30分開演『サイコ』公演のチケット購入者のみ入場可能。取材・文:門宏■名作シネマとオーケストラ7月19日(金) 14:00開演 vol.2「カサブランカ」7月19日(金) 18:30開演 vol.4「サイコ」7月20日(土) 12:00開演 vol.2「カサブランカ」7月20日(土) 16:30開演 vol.3「雨に唄えば」7月21日(日) 12:00開演 vol.3「雨に唄えば」7月21日(日) 16:30開演 vol.4「サイコ」会場:東京文化会館 大ホール指揮:ニール・トムソン管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
2013年07月18日2013年5月に閉館する銀座テアトルシネマが、映画『声をかくす人』を皮切りに、名作を上映するクロージング上映会“さよならカウントダウン5”を27日(土)より実施することが発表された。その他の画像銀座テアトルシネマは1987年に開館し、27年間愛されてきた銀座一丁目に建つ映画館で、銀座テアトルビルの売却決定に伴う譲渡先と協議の結果、その歴史に幕を閉じることとなった。銀座エリアでは、新作だけでなく“今月の名画座”として古きよき作品を上映する映画館・銀座シネパトスも来年3月に閉館することが決まっており、単館系映画館が続いて消えてしまう結果となった。27日(土)より実施されるクロージング上映会の1本目の作品は、リンカーン大統領暗殺に加担した容疑でアメリカで初めて死刑になった実在の女性、メアリー・サラットの人生を軸に、大統領暗殺事件の新たな真実を描く『声をかくす人』。ほか、ジャン・レノが主演する、由緒あるレストランを守るために奮闘する姿を描いた人間ドラマ『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』や『塀の中のジュリアス・シーザー』『アムール(原題)/Amour』『エンジェルズ・シェア(原題)/ The Angels’ Share』が上映されるという。また、27日(土)から来年5月3日(金)の期間中に、対象作品の鑑賞券半券で応募すると、映画のポスターやプレスシートなどのプレゼントがもられるキャンペーンも実施される。この機会に、銀座の文化を支えてきた歴史ある劇場に、足を運んでみてはどうだろうか。『声をかくす人』10月27日(土)より銀座テアトルシネマ他全国ロードショー『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』12月22日(土) 銀座テアトルシネマ他全国ロードショー『塀の中のジュリアス・シーザー』2013年1月26日(土)銀座テアトルシネマ他全国ロードショー『アムール(原題)/Amour』2013年3月公開『エンジェルズ・シェア(原題)/ The Angels’ Share』2013年4月13日(土)公開
2012年10月26日武蔵野興業株式会社が5日に東京・新宿に新しい映画館“シネマ・カリテ(仮称)”を、今年11月にオープンさせる準備を進めていることを発表した。同社が発表したプレスリリースによると、新しい劇場は新宿三丁目の新宿NOWAビルの地下1階にあり、110席と78席の2スクリーンの劇場になるという。劇場名(現在は仮称)の“シネマ・カリテ”は、同社が運営している新宿武蔵野館(3スクリーン)が、1994年から2002年まで使用していた名称で、2012年に場所を移して“シネマ・カリテ”が復活することになる。近年、新宿武蔵野館は他館が上映していない貴重な作品や意欲的な企画を多く手がけ、映画ファンから熱い支持を集めており、武蔵野館の路線がシネマ・カリテに引き継がれるのか、さらに新たなラインナップが用意されるのかも気になるところだ。新宿エリアは、新宿プラザや新宿ジョイシネマが閉館するなど一時期は興行規模の縮小も懸念されたが、現在は新宿バルト9、新宿ピカデリーを中心に大きな集客を集めている。さらに、2015年春には新宿歌舞伎町にTOHOシネマズ新宿の開館も予定されており、同エリアが再び“映画の街”として復活するのか注目したい。
2012年09月06日出産後、映画館から足が遠のいてしまっている女性映画ファンに朗報!シネマカフェではママとベビーのための上映付ランチイベント、シネマカフェ「baby cafe」の開催が決定。第1回となる8月27日(月)は、注目の海外TVドラマ「PAN AM/パンナム」を9月のDVDリリースに先行して上映する。本イベントはお子様連れのお母様を対象に、おしゃれな空間で非日常を味わいながら、お料理と映画鑑賞を楽しんでいただくことを目的としたもの。映画館に行く機会は減ってしまったが、時には家ではなく大きなスクリーンで映画を観たいという女性読者の声が多く寄せられたことを受け、同内容のイベントとしては今回初めて実現した。上映作品は、お母様向けの最新話題作と親子で観たい良質作品、両方を軸にラインナップ。今後、ハロウィンやクリスマスなどの季節イベントも予定している。会場となる「COPON NORP」は食とアート、映画、音楽の融合を追及した表参道の隠れ家的なレストラン。お子様連れでは敬遠しがちな落ち着いた雰囲気のレストランを気兼ねなく利用できるのも本イベントならでは。とはいえ、場内にプレイスペースを設けたり、おむつ替えスペース、授乳スペースなども完備されているので、小さなお子様連れでも安心である。第1回目上映作品は最新海外TVドラマ「PAN AM/パンナム」。パンアメリカン航空(通称パンナム)で働く客室乗務員4人を主人公にした本作は、いつの時代も女性の憧れである華やかな空の世界を覗けるだけではなく、恋愛ドラマや60年代ファッションなど、女性が楽しめる見どころが満載。特にコンサバかつフェミニンな装いは“良き母”ファッションのお手本に!4人のリーダー格であるマギー役を演じるのは、ガーリーな魅力がキュートなハリウッド女優、クリスティーナ・リッチ。当日は第1話をDVDリリースに先駆けていち早く上映する。ハイブランドが軒を連ね、ファッションタウンとしてのイメージが強い表参道自体、近年キッズ・フレンドリーな街としておしゃれママからの注目度が上昇中。お子様とのお出かけに、子育ての息抜きに、ぜひ参加してみては?詳細・参加申し込みは特設ページから。cinemacafe.net baby cafe日時:8月27日(月)12:00開場会場:COPON NORP(東京・表参道)人数:親子20組、先着受付中料金:ランチお一人様3,000円(未就学児無料)■関連作品:PAN AM/パンナム [海外TVドラマ]© 2011 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
2012年08月09日