2016年1月12日 13:30
キヤノン、5,000ルーメンでデジタルシネマを上回る解像度の4Kプロジェクタ
キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンは1月12日、「パワープロジェクター」シリーズの新製品として、5,000ルーメンの明るさで4Kデジタルシネマ(4,096×2,160画素)を上回る4,096×2,400画素の解像度に対応した「4K500ST」を4月中旬より発売すると発表した。
新製品は、5,000ルーメンの高輝度な4Kプロジェクタ。キヤノンの調査によると、世界最小の約470(幅)×533.5(奥行)×175(高さ)mm、世界最軽量の約17.6kgを実現しているという。美術館や博物館、シミュレーションやデザイン現場、大会議室やイベント会場での利用のほか、店舗や企業におけるデジタルサイネージやプロジェクションマッピングへの活用など、幅広い用途に対応した製品だとしている。
今回新たに開発したという短焦点ズームレンズは、大口径非球面レンズやUDガラスなど特殊光学材料が採用されており、これにより、鮮明で臨場感のある、高精細な4K映像投写を実現している。
新製品は、マルチ投写・曲面投写の両方に対して、特長を持っている。
マルチ投写に関しては、キヤノンR&Dの調査によると、映像をスクリーン投写した場合のゆがみとなるTVディストーションが、他社製品と比べて圧倒的に低い数値となっている。