株式会社柿沼人形は、同社の節句人形「itowa(いとわ)」の新シリーズとしてフランス、イタリアメイドのテキスタイルや、ヨーロッパをイメージさせるテキスタイルを用いた「旅するitowa」を発表いたしました。2024年の「旅するitowa」では、雛人形3商品、五月人形(兜)2商品を新作として限定数にて販売いたします。「旅するitowa」スペシャルページ: オンラインショップ: Instagram : X(旧Twitter) : Facebook : YouTube : 親王飾 柚々(ゆゆ)と生地柿沼利光がパリの街で出逢ったドレス用生地を人形の衣裳に使用。ドレス生地はチューリップの花畑をイメージさせるデザインになっています。パリの店にディスプレイされていた生地■旅するitowaのコンセプト(思い)itowaのプロデューサーである伝統工芸士・柿沼利光が、フランス、イタリア、ドイツなど欧州を旅するなかで、ふと目にした空、街に咲く花、そして赤ちゃんをくるむ一枚の布。それは日本で見るものとは違う色や形ではありましたが、その土地の人々の心を癒す自然の色であり、小さな子どもへの深い愛情を感じる布の色でした。節句人形は日本の文化ですが、わが子の健やかな成長を願う心は、世界共通。欧州を旅した時に心を動かされた空や花の色、一枚の布の色に思いを馳せ、世界中の子どもたちの健やかな成長を願って、新たにitowaに加えたのが“旅するitowa”シリーズです。旅するitowa ロゴ■これまでのitowa商品との主な違い・これまでは日本の伝統的な生地を生産する京都・西陣の生地を主として使用。・「旅するitowa」シリーズではフランス、イタリアメイドの生地やヨーロッパをイメージさせる生地を使用。・これまでよりも、より可愛らしさを演出するため、人形の目の比率をひと回り大きく変更。■商品概要親王飾 湖々(ここ)商品名:湖々(ここ)価格 :101,200円(税込)型番 :ha0512h017生地 :レッドとブルーのバラがプリントされた、イタリア製ジャージ生地サイズ:30×20×19センチその他:屏風は変わり二曲屏風(大小の丸は赤銅色の箔押し)親王飾 瑠々(るる)商品名:瑠々(るる)価格 :102,300円(税込)型番 :ha0512h016生地 :美しい数種類の糸が交差するイタリア製ツイード生地サイズ:30×20×16.5センチその他:天然木で作られた衝立には桜模様で春の訪れを表現親王飾 柚々(ゆゆ)商品名:柚々(ゆゆ)価格 :115,500円(税込)型番 :ha0512s018生地 :プロデューサー・柿沼利光がパリの街で出逢った、フランス製のドレス用生地金糸でチューリップのシルエットが縁取りされた優雅なデザインサイズ:30×20×33.5センチその他:飾り台が収納箱を兼ねた「収納飾り」屏風は二曲屏風で藍色のベースに桜と唐草の金彩を施した兜飾り 陽光(ようこう)商品名:陽光(ようこう)色 :紫価格 :68,200円(税込)型番 :ga05k1h004生地 :西陣の生地をヨーロッパを感じさせる配色にサイズ:30×20×22センチ特長 :飾り台はマーブル柄の紀州塗、屏風は二曲の金屏風兜飾り 光騎(こうき)商品名:光騎(こうき)色 :青価格 :113,300円(税込)型番 :ga05k1h011生地 :紋章をイメージさせる柄の西陣織の生地サイズ:30×25×31センチ特長 :兜の鍬形は天然木製、兜の緒は伝統工芸品の東京組紐エンジ色の屏風は二曲屏風のオリエンタルな模様は手描き杢目を際立たせた矢立には、宝来鈴を添えた【木目込人形とは】木目込とは、衣裳のひだや布切れの境となる部分に細い溝を彫り込み、そこに布を「きめこむ」ことからそう呼ばれています。発祥は、約270年前の元文年間(1736~41)の京都。通説によると、当時の上加茂神社の雑掌の高橋忠重という人が、余技で、神社の祭礼用の道具を作った余りで木彫りの人形を作り、それに神社の衣裳の残り裂を木目込んだのがはじまりといわれています。この人形は当時、加茂人形・加茂川人形・柳人形と呼ばれ、のちに木目込人形と呼ばれるようになります。木目込人形は江戸の発展と共に、京都から江戸に移り住んだ人形師により、「江戸風」に発達していきました。現代では、「江戸木目込人形」として経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定され、おもに東京・埼玉でつくられています。【柿沼利光】itowaの雛人形・五月人形の作者は江戸木目込人形の伝統工芸士、柿沼利光。25歳より人形師・芹沢英子、2代目・柿沼東光に師事し、技と感性を磨いてきた柿沼利光が、現代的な可愛らしさと本物志向の品格を追い求めてプロデュースしたのが、itowa~いとわ~です。衣裳の柄や色合わせはもちろんのこと、お人形のふっくらとしたお顔のシルエットを「優しさ」「愛しみ」「見守り」「包容」といったコンセプトに合わせて決定。またお人形の「眼」も、それぞれのコンセプトに合った表現とするなど、こだわり抜いたプロデュースを行なっています。【会社概要】商号 : 株式会社柿沼人形事業内容: 節句人形や木目込製品の製造・販売 所在地 : 東京都荒川区西尾久2-13-2(本社) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月01日公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団 岡本太郎記念館(所在地:東京都港区南青山6-1-19、館長:平野暁臣)は、企画展「今がすべてだ!―続・柿沼康二の挑戦状―」を2021年11月18日から2022年3月13日まで開催いたします。マスキング太郎企画展『化け文字 ~書家・柿沼康二の挑戦状~』を開催したのが2010年。このとき柿沼康二は、自身が“トランスワーク”と呼ぶ手法による公開制作で、「まえ」という2文字だけで壁一面を埋め尽くす、という前代未聞のパフォーマンスを見せてくれました。さらに翌2011年には、岡本太郎生誕百年事業の一環として、太郎の言葉を書に作品化するプロジェクトを敢行。その成果が『TRANCE-MISSION』という書籍になります。それから10年。ふたたび柿沼康二が記念館を舞台に唯一無比の表現に挑戦します。用意したのは「なにもない空間」。純度100%のTARO空間に丸腰の柿沼康二を迎え入れ、すべてをインスピレーションのままに即興でつくっていくのです。しかも「墨と筆」という使い慣れた武器だけでなく、マスキングテープというおよそアートとは無縁の素材を取り入れて、かつてない表現に挑みます。なにができるかはやってみなければわからないし、姿は日々変わっていきます。目指しているのは“完成”ではありません。あえて言うなら、作品はモノではなく、アクションそのもの。床・壁・天井……第1展示室の空間全体を“太郎の言葉”が躍動します。さらに第2展示室では『TRANCE-MISSION』プロジェクトの作品をお披露目。このクリエイティブな試みに立ち会ってみませんか?岡本太郎記念館館長 平野暁臣書家である私は、文字や言葉を筆で表現する一方、いつしか現代アーティストとして筆以外のツール、言語以外の表現、パフォーミングアート、インスタレーションなど、書と他ジャンルとの間を平気で行き来するようになった。太郎が絵画のみならず、彫刻、パブリックアート、インテリアデザイン、書道、文筆など様々な表現に果敢に挑み続け境界線を乗り越えて行ったように私もありたいと思う。書とか現代アートとか、それらの概念や限界を超え、誰もやったこともない切り口から誰も見たことのない風景を作り出すのがアーティストとしての本望である。今回は、これまでの太郎との企画展やコラボとは全く違うアプローチから新たな境地へ挑戦したいと思っている。事前から「ああしよう、こうしよう」という概念を極力持たない状態で体ごと太郎の城に飛び込み、太郎の気配に包まれ、その中から生まれたインスピレーションで太郎の言葉をこの世に再び蘇らせる。現場にて即興的に作っていくのだ。完成やゴールがどのようになるのかわからない。作られた物を飾るのではない。現場でのアクションが全てであり、それが作品となる。展示室全体に描き散りばめられ、重なり、空間は様を変え続ける。確かなのは4ヶ月後に終焉を迎えることだけだ。果たしてどうなることか今からハラハラドキドキ、ビビって泣きそうだ。書家・現代アーティスト 柿沼康二(協力:カモ井加工紙株式会社)■柿沼康二 書家/現代美術家東京学芸大学教育学部芸術科(書道)卒業、2006-07年、米国プリンストン大学客員書家を務める。2013-14年、現代美術館において存命書家史上初となる個展を金沢21世紀美術館にて開催。東京2020オリンピック・パラリンピック公式ポスターアーティストに選出。2012年春の東久邇宮文化褒賞、第1回矢板市市民栄誉賞、第4回手島右卿賞、毎日書道展毎日賞(2回)他受賞。2007年、NHK大河ドラマ「風林火山」、北野武監督作品「アキレスと亀」等の題字揮毫。 柿沼康二■開催概要会期 : 2021年11月18日(木)~2022年3月13日(日)開館時間 : 10:00~18:00(入館は17:30まで)休館 : 火曜日(祝日の場合は開館)会場 : 岡本太郎記念館(東京都港区南青山6-1-19)アクセス : 銀座線・千代田線・半蔵門線『表参道』駅より徒歩8分入場料 : 一般 ¥650/小学生 ¥300公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月27日毎月くる生理によって、心身ともに不調が現れることや悩みを相談できる場が少ないなど、生理週間を快適に過ごすことができない人も多いのではないでしょうか。女性の生理週間に合わせてライフスタイルを提案するブランド「EMILY WEEK(エミリーウィーク)」は、柿沼あき子さんがアパレルブランドを展開するベイクルーズの社内新規事業提案コンテストで立ち上げました。天然素材で作られるショーツやホルモンバランスの変化に合わせてブレンドされたアロマグッズなど、サニタリーライフをポジティブに変えていくアイテムが揃います。そのような商品を通して、「生理をタブー視せずに自分の身体と向き合ってほしい」とブランドに込められた想いを話してくださいました。■世界共通にある女性の悩みをサポートしたい――「EMILY WEEK」というブランドを立ち上げられたのは、どのようなことがきっかけだったのでしょうか。ベイクルーズの新規事業提案コンテストにおいて、女性の生理をポジティブに変えていきたいと思い、生理週間を軸としてアイテムを揃えるセレクトショップの提案をしました。前職はWEBの企業で働いていたのですが、やはり長時間労働になると「生理が辛くて……」と同僚からの悩みを耳にすることや、女性同士でさえもあまり話さないテーマであると実感していました。でも1カ月の中で一回くる生理週間をネガティブに過ごすことは残念ですし、女性にとっては世界共通の悩みでもあるので、少しでもポジティブな意識に変えていけたらと。――男性社員の方も含めて周りからの反響はいかがでしたか。選考にあたり男性役員にプレゼンをするのですが、PMS(月経前症候群)をはじめ女性ホルモンによるバイオリズムが日常生活にまで影響を及ぼすことなど、「知らなかった」と理解を示してくれました。ベイクルーズではお客さまが女性の7割を占めているからこそ、「ファッションの力で外見だけでなく、内面的な部分もポジティブになるようサポートしたい」との想いを応援していただけたことは、嬉しかったですね。――柿沼さんご自身も10代の頃からPMSに悩まされていらっしゃったとか。生理前になると過呼吸のような症状と貧血になることが多く、学生の頃から本当に憂鬱でした。身体に不調があるのかなと思い、産婦人科に通いましたが異常はなく……それが後からPMSであると知りました。少しでもそんな生理週間を良くしたくて、あるとき「布ナプキン」を使ってみたんです。そしたら、肌触りがとても気持ちよく安心感があり、すごく解放された気分になりました。――女性の生理用品と言えば、紙ナプキンがまだまだ主流です。自分も紙ナプキンを使うことが固定観念のようにありましたが、それ以降ほかのサニタリーアイテムもいろいろと試すようになって。新しいアイテムを試したい気持ちから、今まで見ないようにしてきた生理が少しずつポジティブなものに変わっていきました。同時に「あらゆる選択肢から、自分の身体にあった生理期間中のスタイルを見つけることができたら、毎月楽しく過ごすことができるんじゃないか」と考え始めたんです。(写真左から)女性ホルモンのバイオリズムを4つのWEEKに分けて時期ごとにブレンドされた精油と、リニューアルしたロールオン2種類。イライラを鎮静したりリラックスしたりと、ブルーな日こそ香りの力を借りて。「HONEY & HERB」とEMILY WEEKのオリジナルブレンドハーブティー。花束をイメージして作られたティーバッグは、「気持ちが沈んでしまうときも、お茶を入れる時間が癒しとなるように」と考案したもの。■女性ホルモンのバイオリズムに寄り添った商品を――そのような経験も踏まえて生まれた「EMILY WEEK」ですが、女性ホルモンのバイオリズムを4つの時期に分けて、商品の提案をされているところがユニークですね。生理週間だけに着目するのではなく、女性ホルモンのバイオリズムに寄り添った商品をセレクトしています。「RESET(月経期)」は生理に関するアイテムを中心に、「ACTIVE(月経後1週目)」はダイエットやスポーツのアイテム、体の調子がだんだんと下り坂になる「NEUTRAL(月経後2週目)」は眠りが深くなるものを、PMSの症状が出やすくなる「BALANCE(月経後3週目)」は幸福感を得られる香りや素材にフォーカスしたアイテムを取り扱っています。ベイクルーズはファッションカンパニーなのでファッションに特化したアイテム――体を締め付けない下着や心地よい素材を使ったルームウェアなどは今後も増やしていく予定です。ファッションの力で気持ちよく過ごせる商品のラインナップを心がけています。女性ホルモンのバイオリズムを4つの周期に分けた図。(画像提供:EMILY WEEK)――期間限定で青山の路面店にオープンされましたが、生理週間に着目した新しいショップとして話題となりました。プレスリリースやSNSでご覧になられた地方からのお客さまも多くいらっしゃいました。また、カップルでお店に来られて、男性が彼女の悩みを聞いてプレゼントされた方まで!今まで生理用品はドラッグストアで購入する機会が多い中で、洋服を買うときと同じようにサニタリーアイテムを選べるお店は、日本だとまだ珍しいものなんだなと実感しました。――海外と日本のサニタリー事情の違いはありますか。海外では「生理をポジティブにしよう」と、生理用品だけではなく概念自体をチェンジする動きがあるほか、NYのブランド「THINX(シンクス)」はトランスジェンダーの方も意識した経血吸収下着を生み出して注目されています。日本だとサニタリーアイテムのデザインが、ファンシーで可愛らしいか、またはベージュや黒の味気ない色合いが多く、身につけてテンションが上がるものが主でした。けれど私は、スタイリッシュでミニマムなアイテムを作りたいと思ったんです。肌が敏感になりやすい時期だからこそ、コットンやシルクなどの天然繊維の素材でバックアップして、おしゃれで心地よさを感じられるデザインに重点を置いています。■私たちの世代から選択肢を広げていくこと――EMILY WEEKは来月に一周年を迎えられますが、今後の展開を教えてください。9月で一周年を迎えることもあり、9月14日~9月30日までアトレ恵比寿にてポップアップを開催します。新商品や限定アイテムを置く予定なので、ぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです。生理用品や生理に対する意識は主に、母から娘に伝わるものだから母親世代の選択肢が変わらない限り娘世代も変わりにくいもの。だからこそ、私たちの世代で生理をポジティブに捉えて、より選択肢の幅を広げていきたいですね。これからも女性がもっと生理や女性特有の悩みについて相談しやすい環境や快適に過ごせるアイテムを、EMILY WEEKが提供していければと思っています。柿沼あき子さんプロフィール「EMILY WEEK(エミリーウィーク)」ブランドコンセプター。2017年9月にベイクルーズの新規事業提案コンテストで同ブランドを事業化。生理週間を軸とした女性のバイオリズムに寄り添うライフデザインを提案。
2018年09月03日