■これまでのあらすじ12年連れ添ったパートナーと離婚を決意し、シングルマザーとなったポケット。当時息子は4歳。元夫から取り戻した全財産25万を握りしめ地元の関西に戻り、しばらく叔母の家にお世話になることに。保育園や新居を探すため役所に行くも、保育園には空きがなく、市営住宅もすぐには入居できないと言われてしまう。しかし、たまたま通りかかった幼稚園に預かり保育事業があることを知り、すぐに話を聞くと空きがあるとのこと。無事に息子の入園先が決まり安堵したのでした。 ■仕事も新居も決まり、新生活開始!■養育費の支払いも滞り、将来への不安が募る就職先も見つかり、息子とふたり新生活がスタート! 毎日必死に生活し、あっという間に1年が過ぎました。元夫から解放され、息子と穏やかな生活が手に入れられたことで、毎日幸せに暮らしていました。 しかし、元夫から逃げるように離婚したので、公正証書なども交わしておらず、案の定養育費は支払われなくなりました。貯金もできないギリギリの生活が続いていたある日、ふと頭をよぎったのは息子の将来のこと、自身の健康、今後の生活への不安。そんな時、友人からマッチングアプリの存在を聞き、新しい男女の出会い方を知るのでした。次回に続く「バツイチ子持ち、再婚活はいばらの道…!?」(全53話)は22時更新!
2024年01月15日秋も段々と深まり、寒いと感じる日も増えてきました。今は夏に消費したエネルギーを回復し、さらに冷え込む冬に向けて備える大切な季節。ゆったりとリラックスした気持ちで秋の夜長を過ごしたいですよね。今回のテーマはこの時期に気滞体質さんが抱えやすいお悩みである「秋うつ」。漢方の考え方と取り入れたい養生法について、わたし漢方のさっち先生に教えていただきました。秋が深まるにつれて増える「秋うつ」――秋うつとは、具体的にどのようなものなのでしょうか?日照時間の長さが影響する心の不調は、総称して「季節性うつ病」と呼ばれます。特にこの時期に起こるものが「秋うつ」です。夏から秋にかけて日照時間が短くなる季節は、気力がわかなかったり、気分の落ち込みや不安を抱えやすかったりするといわれています。――日照時間が影響するのはなぜですか?私たちの体は、日光を浴びると、脳内で「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを生成します。◎ノルアドレナリン …ストレスを受けると自律神経を刺激して活動的な状態をつくる◎ドーパミン …ストレスを解消した時の喜びや達成感を与えるセロトニンはこのふたつの働きをコントロールして、心のバランスを保ってくれるのですが、秋になって日照時間が減るとセロトニンを作る量が徐々に減ってしまいます。このコントロールが上手くいかなくなると、アンバランスが生じて攻撃的になったり、不安や気分の落ち込みなど、うつの症状が出やすくなったりするといわれているんです。――せっかく夏が終わって過ごしやすくなったのに、体調が良くないのは嫌ですね……。そうですよね。季節の要因としては日照時間の減少以外にも、夏の高温多湿による身体へのダメージが残っていることや急な冷え込みに身体が対応できないことも挙げられます。身体が回復しづらい状態では、心もなかなか安定しないのではないでしょうか。他にも、女性ホルモンが低下するとともにセロトニンも減少するため、特に更年期の女性は注意が必要です。秋うつの症状と気滞体質――秋うつになると、どのような症状が出るのでしょうか?気分の落ち込みや不安感のような精神的な不安定さが目立つようになります。寝すぎてしまったり、だるさを感じるようになる方も多く見られますね。自律神経が弱っている方はこの時期に起こりやすい寒暖差や台風・雨による気圧と湿度の変化にも弱いので、頭痛やめまいのような症状が出るケースもあります。――元気も気力もなくなってしまえば、たくさんの不調が出てしまいますよね。まさにそうです。実際、秋うつの症状を放置した結果、さまざまな不調に繋がってしまうケースがあります。たとえば、気分が落ち込むことで睡眠の質が下がったり、寝すぎてしまうことで規則正しい睡眠が崩れてしまったり、不眠症を発症してしまうという方はこの時期多く見られます。――秋うつになりやすいのはどのような人ですか?漢方には体質という考えがあるのですが、中でも“気滞”と呼ばれる状態になっている方は秋うつを抱えやすいといえます。気滞は身体のエネルギーになる「気」が身体の中で滞って巡っていかない状態を指します。元気の「気」であると同時に、気力や気持ちの面もコントロールする役割があるので、気滞の状態になると精神は不安定になりがちで、苛立ちや怒りの感情、気持ちの落ち込みを感じやすくなります。気滞の特徴的な症状としては、のどに何かが詰まったような違和感やお腹の張り、胸やみぞおちの苦しさなどが挙げられます。女性の場合は生理周期が乱れたり、生理前に胸が張るという方も多いです。――そういえば、漢方は「体質にあったものを使うのが大事」と聞いたことがあります。同じ症状でも、体質が違えば原因も変わってきます。「体質に合ったものを使う」とはつまり、身体に足りていなかったり、循環していなかったりする要素を補って巡らせてあげるということです。たとえば、「気」が足りない方には滋養強壮の働きがある「気」を補う漢方薬を。一人ひとり違うお悩みや体質に寄り添ってアプローチを考えていけるのが漢方の強みですね。秋うつを改善するには?――秋うつにならないために、私たちはどうすれば良いのでしょうか?やはり、なんといっても大切なのは生活習慣の改善ですね。日常生活が乱れていては、いくら身体に合った漢方を使っても効果を半減させてしまいます。普段から整った生活をして、季節の変化に強い健康な身体を作っていくのは、一番の近道だと思います。秋に不足しやすい幸せホルモンを不足させない生活を心がけていきましょう。――幸せホルモンを増やすにはどうしたら良いですか?セロトニンの生成には日光の力が不可欠なので、就寝・起床時間をきちんと決めて規則正しい生活をしましょう。まず、起床時にカーテンを開けることから始めてみてください。朝に時間の余裕がある方は、ウォーキングなどの軽い運動をおこなうのもおすすめですよ。慢性的なストレスを感じているという方は、元となるストレスを減らす工夫や環境づくりを心がけていきましょう。親子やペットとのふれあいやマッサージ、入浴など、自分に合った癒やしのアプローチもセロトニンの生成にとても効果的です。――なるほど! 日常生活に少しずつ取り入れていけそうで安心しました。いきなり生活リズムの全てを変えるといった無理をしすぎても、長く続かないと思います。「気づかないうちに無理をしていないか?」と客観的に自分を見つめ直す時間をゆっくりと取ったり、趣味に時間を使ったり、生活の中に気持ちの余裕を持つことが大切ですね。がんばりすぎてしまいがちな方は「気」を消耗しやすい傾向にあり、気滞の状態が続くとエネルギーが不足した「気虚」の状態も招いてしまいます。私たちの身体のはたらきは、お互いに影響し合って成り立っています。どこかひとつが崩れた状態を放置してしまうと、症状が慢性化したり、より多くの不調を抱えたりしてしまいます。回復させるどころか健康からどんどん遠ざかってしまいますよね。いま身体で起こっている不調を改善するのはもちろん大切ですが、不調が悪化・慢性化しないようにすることも同じくらい大切です。食からもエネルギーを得て巡らせよう――他に取り入れやすいおすすめの生活習慣はありますか?やはり食生活ですね。季節や体質を問わず、整った食事は身体にとって良い影響を与えてくれます。気滞の方には気を巡らせる効果のある食材がおすすめです。また、旬の食材はおいしいだけでなく、その時期に自然から与えられる恵みを最も吸収しているので、新鮮で栄養価がとても高いです。免疫力やバランスの整った身体をつくるうえでとても相性が良いですよ。★気を巡らせる食材・ジャスミン茶・カモミール茶・シソ・香草など★旬の食材・さつまいも・里芋・ぶなしめじ・ごぼう・長芋など★セロトニンの生成を手助けする食材・大豆製品・乳製品・牛レバーや鶏肉などの肉類・マグロやカツオなどの魚類・バナナ・ごまなど――ご飯が美味しい季節なので、つい食べ過ぎてしまうことが多いのですが……。食欲の秋ともいいますし、お気持ちはわかります。秋うつになると、食欲がなくなるケースもありますが、ストレスのせいで過食が目立つという方も多く見られます。丈夫な体をつくることは大切ですし、ストレスのたまらない程度に楽しむのは良いのですが、この時期の体は寒い冬に備えて栄養を蓄えようと働くので、過剰な食事量は肥満の原因にもなります。――そうですよね、なるべく食べ過ぎないように気をつけます。腹八分目を心がけていきましょう!考えすぎも良くないですし、仮に食べすぎてしまっても、「それなら運動をしよう!」と前向きに考えるのも大事だと思いますよ。食べすぎたからといって、極端に炭水化物を抜いたダイエットをおこなうのはNGです。たしかに炭水化物を抜くと、糖質の摂取量が抑えられるのでダイエットには効果的かもしれませんが、エネルギー源である炭水化物を全く食べないというのは長い目で見るとやはり良いとはいえませんからね。セロトニンの生成にも影響が出るので、適切な量と栄養バランスが保てるように心がけていきましょう。生活習慣を見直して「秋うつ」対策を――今回は、わたし漢方のさっち先生に秋うつの対策についてお話いただきました。さっち先生、ありがとうございました!こちらこそ、ありがとうございました。秋は食欲の秋だけではなく、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋……など、楽しみが盛りだくさんな季節ですから、身近にある秋を感じて素敵な毎日を過ごせるように、自分に合った養生法を見つけていきましょう。自分を見つめ直す良いきっかけになればとても嬉しいです。***わたし漢方では、忙しかったり、近くになかったりといったさまざまな理由で、なかなか病院や漢方薬局に行けない方でも、LINEで薬剤師へ漢方相談ができます。ご興味があれば、ぜひご相談くださいね。初回限定で無料の体質診断もおこなっておりますので、お気軽に友だち追加していただければと思います。■「わたし漢方」で自分のための漢方をオーダーしよう「わたし漢方」は、LINEで身体の悩みを薬剤師に相談すると、自分にあった漢方薬を自宅に配送してくれるオンライン漢方相談サービス。カウンセリングはすべてLINE上で、最初の問診は24時間相談可能。漢方の専門家が直接お悩みにお答えいたします。初回の問診はすべて無料。体質改善の相談と漢方薬の服用を希望する場合は有料プランとなります。※ こちらは2022年10月28日に公開した記事内のリンク切れなどを修正した上で再掲載したものです。
2023年11月15日簡単に人間関係を崩してしまうお金。お金があれば不自由はしませんが、トラブルの元になることも。 今回は実際に募集した金銭トラブルエピソードをご紹介します!携帯代の支払い20代の頃に付き合っていた彼氏との話です。ある日、仕事中に彼から電話がかかってきました。携帯の支払いが滞っていて、給料日までまだ先で手持ちのお金がなく、このままだと今日で携帯を止められてしまうので一旦お金を立て替えてほしい、とのこと。大好きな彼氏と連絡が取れなくなってしまうのは悲しいと思い、給料日に返してもらうという約束で、3万円ほど立て替えることにしました。私が立て替えたことにより、無事携帯が止まることなくその後も楽しく彼との電話を楽しみましたが…給料日になっても言い訳をして返してくれることはありませんでした。(女性/主婦)給料を入れない夫元夫は結婚当初から自分の給料を家計に入れることが嫌な人でした。共働きだったときも、私は給料の8割は家計に入れているのに、夫は半分ほどしか入れてくれませんでした。子どもが産まれて私は仕事を辞めたのですが、それからも給料の7割ほどしか家計に入れてくれず、残りは自分の貯金として持っていたようです。家を購入するとき、夫の実家から200万円の援助がありました。私の実家は両親は年金暮らしで、そこまでの援助はなかったのですが…。家を購入して3年後、お金の問題だけでなく、性格の不一致もあって夫と離婚することにしました。子どもは私が引きとったのですが、ケチな夫から養育費なんてもらえるわけがありません。専業主婦の私と子どもの当面の生活費だけを少しもらっただけ…。家をどうするかという話になったとき、ローンは夫が働いて払ってきた、購入時の頭金として夫の実家から200万円の援助があったということで、家はすべて夫のものとなってしまいました。出典:lamire私の言い分としては、夫が働いてローンを払ったけれど夫と子どもの生活を支えてきたのは私、夫の実家から援助があったとしてもそれは夫だけでなく私たち夫婦に援助してくれたもの、と思うのです。今でも納得いっていませんが、そんな夫と別れて正解だったと思っています。(女性/主婦)いかがでしたか?お金はトラブルの元になりやすいみたいです。お金の貸し借りをするときは慎重にしないといけませんね。以上、金銭トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年06月18日子育てをしていると思い通りにならないことも多く、ついついイライラしてしまいませんか? 仕事や家事で手一杯だと気持ちに余裕もなくなり、ますますイライラしがちです。そして、そんな自分に余計落ち込む負のループに陥ってしまいます。そんな時、手軽で簡単なセルフケアを知っていれば、イライラも解消できるかも。いつも自分のことが後回しになってしまいますが、たまには自分をいたわってみませんか? 子どもだってママが元気で笑顔なのが一番のはず! 2児のママでもある鍼灸(しんきゅう)師の高橋みど里先生にイライラを解消するお手軽ケアを教えてもらいました。■魔法のツボ その1:まずはよどんだ「気」をめぐらせる、足の甲にある「太衝」イライラが日常化している場合は、体内で「気」がうまくめぐらず停滞している「気滞(きたい)」の状態になっている場合が多いそう。気持ちの緊張状態が続き、体内にたまったよどんだ気は、心だけでなく体にも大きな負担がかかるそうなので、まずは気を上手にめぐらせてイライラを解消しましょう。例えば、カッ―と頭に血がのぼってついつい子どもを怒鳴りつけたくなる時。足の甲で、親指と人差し指の骨が交わるところにある「太衝(たいしょう」というツボをイタ気持ちいいくらいの強さで押しましょう。ここは、「気」と「血(けつ)」の流れをスムーズにするツボなので、イライラした気持ちを静めてくれます。■魔法のツボ その2:心に余裕がない時はさすってみよう、胸の間の「鳩尾」「ストレスがたまっているなあ」と感じたら、胸の真ん中あたりを手のひらでさすったり押したりしてみましょう。そのあたりには精神安定に効果的な「鳩尾(きゅうび)」というツボがあるので、やさしくさすることで心が落ち着きます。 ■魔法のツボ その3:疲労から来るイライラには足の指を広げようイライラの原因は、「気滞」による気のよどみだけでなく、心身ともに疲れて元気の出ない「気虚(ききょ)」からくる場合もあるそうです。体が疲れていると「いつもは気にしないのに…」と思うようなことでもついイライラしてしまいます。そんな時は、足の指をグッと広げるのが効果的。ペディキュアを塗る時に使う足の指を広げるグッズなどを利用すると便利です。足の指を開くと、足の裏がしっかりと大地につき、足裏の「湧泉(ゆうせん)」というツボから大地のエネルギーを吸い上げることができます。■番外編:嗅覚からリラックス! 香りもイライラ解消に効果的ちょっと強めの香りも、よどんだ気をめぐらしてくれるのに効果的です。いつもの食卓にちょっと香りをプラスしてみませんか? 例えば、サラダにグレープフルーツを足したり、香りの強いコショウをふってみたり、吸い物にみつばを入れたり……。それ以外でも、レモンなど柑橘系は料理にも取り入れやすく、気のめぐりをよくしてくれるのでおすすめです。お気に入りの香りを生活に取り入れてみてはいかがでしょう?子どもは可愛いけれど、子育ては本当に大変で、時にはイライラしてしまうもの。そんな時に効果的なツボ押しなどのケアを知っておけば、「あっ、今イライラしそう…」と思った時に、すぐ気持ちを落ち着かせることができますね。逆に、「あれ? なんか子どもがイライラしているな」と思った時にやってあげるのも効果あり。ぜひ試してみてください。もちろん、子育てに家事に仕事に…とがんばり過ぎず、「ちょっとさぼる日」を作ってみるのもおすすめです。参考図書: 「子育てをラクにする魔法のツボ」 (Kindle版)高橋みど里著。今日から簡単に自宅でできる、子どもの心と体を元気にするケアを紹介した一冊。親子の心と体を元気にする、手軽な東洋医療ケアを使った育児の入門書。高橋みど里 プロフィール鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師。国家資格取得後、オーストラリアや日本国内で鍼灸マッサージに従事。現在は障がい児向けの訪問医療マッサージ『cocoroll』も手がける。著書に『お灸で冷えとり』『子育てをラクにする魔法のツボ』、共著に『とつきとおかの安心ママ手帳』がある。イラスト:すずきあさこ
2017年12月31日