シャープと芙蓉総合リースは12月28日、両社が出資する合同会社クリスタル・クリア・ソーラーが同日より福島県の「南相馬小高太陽光発電所」と栃木県の「シャープ塩谷第二太陽光発電所」の商業運転を開始したと発表した。「南相馬小高太陽光発電所」は敷地面積約5万3000m2、設置容量は約2.7MW-dcで年間予測発電量は約291万kWhとなる。この発電量は、一般家庭約808世帯分の年間消費電力量に相当する(1世帯当り3600kWhで算出。以下同)。「シャープ塩谷第二太陽光発電所」は敷地面積約6万4047m2(シャープ塩谷太陽光発電所との合計面積)、設置容量約約1.6MW-dc。年間予測発電量は約171万kWhで、一般家庭の年間消費電力量に置き換えると約475世帯分に相当する。
2015年12月28日2015年11月22日(日)、横浜ブルク13にて劇場版『Fw:ハマトラ』の舞台挨拶が行なわれ、主人公・ナイス役の逢坂良太とその相棒・ムラサキ役の羽多野渉が登壇。作中の舞台にもなっている横浜にて本作の魅力はもちろん、同時上映されたSDアニメーション『ミニはま』について語った。TVアニメ『ハマトラ』は、2014年1月から『ハマトラ THE ANIMATION』、同年7月より『Re:ハマトラ』として2クールにわたいテレビ東京ほかにて放送。横浜を舞台とした特殊能力保持者が巻き起こす新感覚クライムサスペンスで、ノンストップで繰り広げられるアクションと、個性豊かなキャラクターで人気を博した。また、主人公のナイスを逢坂良太、その相棒ムラサキを羽多野渉、さらに、加藤英美里、神谷浩史、福山潤、中村悠一などの豪華キャストが集結したことでも注目を集めた。司会からの呼びこみでステージに登壇した逢坂と羽多野。登壇早々に羽多野は満席の客席に向けて「ハマトラが帰ってきたぞーーー!」と、聖地・横浜で大きく宣言する。新宿での舞台挨拶を終えてからの来場となったが、横浜までの移動時間はノンストップで話し続けていたとのことで、まさに作中のコンビはキャストでも健在であることが証明された。早速、総集編となる本作が公開されたことについて逢坂が「アート目線で語られているなと思いました……(笑)」と話すと、羽多野さんも「僕もなんとなく気づいていたんですけど……」と同じ意見だったことを告白。しかし逢坂さん曰く、アート目線だと別の物語にも見えるから新たな発見があるとも語り、ファンを大きくうなずかせた。また、作中の登場人物がSDキャラになって学園で好き放題する『ミニはま』の話題では、アフレコの際に逢坂が、「Re:ハマトラ」のナイスを引きずっていたため「もう少しコミカルにお願いします」と言われた収録秘話を明かし、羽多野は、登場するキャラクターにムラサキ以外のツッコミキャラクターが居ないため大変だと笑いながら話した。ここで2人に「はまとら学園のこんな先生はイヤだ!」という質問が投げかけられると、羽多野は"モモカ"とのことで、言っていることが難しくて直接的に教えてくれなさそうと回答。一方で逢坂は"はじめちゃんがいない"と、斜め上の回答で会場内の全員を驚かせる。そして「なんで『はまとら学園』には、はじめちゃんが生徒としていないのか! 猫の姿も可愛いけど!」と、ナイスにも負けないはじめへの愛を熱弁した。そして、今回上映された『Fw:ハマトラ』と『ミニはま』のパッケージ化が早くも決定し、2016年2月26日(金)に同時発売されるというファンには嬉しい発表もありつつ、2人による白熱した『ハマトラ』トークも、いよいよエンディングの時間へ。最後にファンへ向けて感謝のメッセージが送られ、横浜での舞台挨拶は締めくくられた。■逢坂良太ここまで『ハマトラ』という作品が長く続けてこられたのも皆さんのおかげですし、これから先もずっと続いてほしいと思うコンテンツだなと思います。ぜひこれから応援よろしくおねがいします。■羽多野渉多くの個性的なキャラクターが数多く登場する本作ですけど、僕はまだまだ続いてほしいなと思います。また聖地・横浜で舞台挨拶ができたことも非常に嬉しく思いました。ぜひこれからも応援よろしくお願いします。『Fw:ハマトラ』は、『ハマトラ THE ANIMATION』『Re:ハマトラ』からなる総集編と、完全オリジナルSDアニメ『劇場版 ミニはま』2本立てで、11月14日(土)より、新宿バルト9ほかにて2週間限定公開中。上映館などの詳細は『Fw:ハマトラ』公式サイトをチェックしてほしい。(C)カフェノーウェア/ハマトラ製作委員会
2015年11月22日エルメス(Hermes)が4日から11日の期間、京都・渉成園で「プティ アッシュ」を開催する。「プティ アッシュ」とは、エルメスのシルク、レザー、ジュエリーなどの異なるメチエ(部門)の至高の技と、アーティスト、デザイナーの感性が出会ったオブジェを生み出す“発想の実験室”だ。10年にエルメス家第6世代のパスカル・ミュサールの思いからスタートした「プティアッシュ」が、エルメスブティック以外の場所で開催されるのは、今回が世界初。国内の開催は、今年4月のエルメス銀座店に続き2回目となる。この度、「プティ アッシュ」が飛び出す場所に選ばれたのは、東本願寺の別邸にあたる渉成園。会場内に足を進めると、淡い青で「h(アッシュ)」と染められた白い暖簾が現れる。高揚感を抱きながらこれをくぐって会場に入ると、「プティ アッシュ」のオブジェたちが我々を迎えてくれるという仕掛けだ。さらにオブジェの向こうには、東山を借景する卯月池と庭園の緑が広がる。この場所は数ある京都の候補地の中から、池が眺められる点や程よい広さの空間が作れることがら選ばれたという。空間構成を手掛けたグラフィックデザイナーの服部一成は、銀座での開催時と同様にハンドタッチの格子が連なるモチーフを採用したファサードを用意。実験室を連想させるクリーンな方眼紙に、書院造の会場にある畳や梁が描く格子がリンクする。会場にはクロコダイルやサンルイのクリスタル、カレやネクタイなど使ったユニークなオブジエがそろう。バッグやカードケース、キーホルダー、置き時計や縄跳びなど、実に多様なアイテムが飾られている。また、日本人アーティストと「プティ アッシュ」のコラボレーションで誕生したオブジェにも注目したい。ひとつは昨年、銀座メゾンエルメスのウィンドウを手掛けたアーティスト・植松琢磨とのコラボレーションで生まれたハリネズミのオブジェ。ハリネズミの表情はホワイトレザーの伸縮で表現され、背中の針部分は豊かな色彩のレザーを六角形に加工した立体で飾られる。エルメスの職人とアーティストが、時間をかけ、各々の納得がいく仕上がりになるまで技と創造性を磨き上げた美しいオブジェのひとつだ。その他にも、日本の金継(きんつぎ)の技を使ったオブジェや扇子とも対峙出来る。金継でエルメスの磁器に新たな佇まいを与えたのは、デザイナーの板坂諭。わずかな滲みや傷などで、そのままでは商品として展開できなかった磁器に金銀の金継技術で大胆にデザインを施したオブジェが並ぶ。また、親骨部分をレザーで包んだ優美な扇子は、坂田文助商店とのコラボレーションによるもの。この他にも、エルメスのレザーを使ったオブジェを藤城成貴が、カレ、レザーと磁器を融合させてジュエリーケースにした河原シンスケが、京都での「プティ アッシュ」に新たなクリエーションで華を添える。かつて人は、新しい素材との出合いを求め、未知の世界へと漕ぎ出した。先人達が生み出した至極の素材が手に入る今日、「プティ アッシュ」はメチエの域を越えた出合いの先に、さらなる美しさを描き出そうとしているのだ。高い次元で融合する巧の技とアーティストらの感性が生み出した遊びに満ちた時空間を、ぜひ渉成園で体感して欲しい。
2015年10月02日NHKで放映中の「マッサン」の妻、リタは「あなたの夢を共に生き、お手伝いしたいのです」と故郷スコットランドを離れ、内助の功で夫を支えるピュアで健気な生き方で私たちを魅了します。このマッサンとリタのように夫婦2人支え合い生きた、純印度式カリーなどで有名な老舗、中村屋の創業者である相馬愛蔵とその妻、黒光(こっこう)のことをご存知ですか?黒光は、リタが生まれる21年前の1875(明治8)年、星良(ほし・りょう)という本名で仙台に生まれました。“アンビシャス・ガール”と呼ばれた少女時代を経て、結婚、出産、起業。明治の終わりから大正、昭和初期にかけて多くの芸術家たちをサポートし、中村屋に彼らが集ったその様子は、のちに“中村屋サロン”と呼ばれました。夫を支え、自らの生き方も貫いた彼女の足跡をご紹介します。相馬黒光(そうまこっこう)という鮮烈な生き方黒光の自伝「黙移」には、自伝的要素だけでなく、大正デモクラシーと呼ばれた当時の自由な空気、時代の変化が描かれており、歴史を知るうえでも貴重な史実が満載。女子教育のプロセスとしても実に興味深い書籍です。このころは女性が学問を続けることが、まだ一般的ではなかった時代。しかし、向学心の強い黒光は、生まれ故郷の宮城女学校で学んだのち、当時の女学生たちの憧れの的、ミッションスクールの最高峰で英語教育の名門、フェリス女学院に転校しました。さらには、進歩的かつ芸術的な校風を求めて、作家の島崎藤村や北村透谷が講師を務めていた明治女学校に転校します。その女学校時代だけでも、多彩な友人に囲まれ、ストライキを起こしたりプラトニックラブに翻弄されたりとチャレンジングな日々。彼女のペンネームでもある“黒光”は、明治女学校校長が「あなたの才気溢れる光を黒い色で隠しなさい」と命名したもの。いかに才気煥発であったかがうかがえます。中世ヨーロッパのような芸術支援の殿堂 “中村屋サロン”卒業後、黒光は故郷の知人の紹介で長野の相馬愛蔵に嫁ぎますが、1901(明治34)年に上京します。そこで本郷の「中村屋パン」を居抜きで買い取り、中村屋の店名をそのままに創業します。初めて食べたシュークリームの美味しさに驚き、パンにできないか考え、クリームパンを創案します。そのクリームパンは今でも日本の三大菓子パンのひとつといわれています。その後、新宿に本店を構えてからは、彫刻家の荻原守衛(碌山)、画家の中村彝(なかむら・つね)、ロシアから訪れた盲目の詩人ワシリー・エロシェンコら、多くの芸術家に中村屋の敷地内にあった洋館を解放。彼らを物心両面でサポートします。相馬夫妻や彼らを「安曇野」という小説に書いた作家の臼井吉見は、「まるで中世ヨーロッパのサロンのようだった」と描写しています。この中村屋サロンは日本の近代芸術・文化を牽引し、大きな刻印を残す偉業を果たしたのでした。2014年10月、中村屋は本店を建て替え、商業ビル「新宿中村屋ビル」としてグランドオープンし、3階には「中村屋サロン美術館」という美術館を併設しました。現在は、「開館記念特別展」が開催中(2015年2月15日まで)。黒光の情熱的な意志が、現在も脈々と受け継がれているのを感じます。昭和2年発売の純印度式カリー、ボルシチ、中華まんは現在も人気商品黒光のすごいところは、実業家としての商品開発センスも然り。インドの革命家ラス・ビハリ・ボースとの出会いから、日本で初めて純印度式カリーを発売しました。また、ロシアの詩人ワシリー・エロシェンコとの出会いをきっかけにボルシチやピロシキなどのロシア料理を、中国視察旅行では、月餅や包子(パオズ、現在の中華まんじゅう)と出合い、日本人の口に合うようにアレンジして発売しました。彼女の企画・発想力はとても素晴らしく、それらが現在も中村屋の人気商品として愛され続けているのは、ご存じの通りです。黒光は自らの志を持ち、夫とともに仕事に励みながら、己から溢れ出る光を黒色で消すことなく、周囲を愛の力で照らし続けました。リタより6年早い1955年、79歳でこの世を去った黒光。こんな圧巻な女性が日本に存在していたということに、勇気が湧いてくる気がします。人生の折々に迷ったら、ぜひ彼女の自伝「黙移」を開いてみてはいかがでしょうか。
2015年02月05日相馬光学は1月7日、太陽分光放射計「S-2440 model II(ひだまりmini)」を発表した。1月より発売する。同製品は、独自の測定方式であるイベントトリガ測定モードの搭載により、従来は不可能だったフラッシュタイプのソーラシミュレータの発光スペクトルの評価が可能となった。同測定モードは、光が発光してから減衰するまでを時間の経過とともに測定が可能なことと、トリガがかかった以前のデータも取得が可能なことの2つが特徴となっている。従来の装置では、発光した瞬間から後のデータしか取得ができなかったり、その瞬間のデータしか測定することができず、測定結果にバラつきが生じるという問題があった。同測定モードを活用することによって、それらの問題を払拭することができるという。また、感度の高い検知器、高性能の分光器、低雑音の新設計処理回路、初心者でも使い易いソフトウェアの組み合わせにより、デイリーでの管理が要求される現場で、広い波長範囲において、精度の高い測定を容易に行うことができるとしている。
2015年01月08日LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ(LVMHグループ)は7月2日、東日本大震災の被災者と復興支援の一環として福島県相馬市に「LVMH 子どもアート・メゾン」(福島県相馬市中村2-2-15)をオープンした。被災した子供達の心のケア、学力向上、情操教育と芸術活動の拠点となる場所の提供を企図。施設は相馬市によって運営され、NPO法人相馬フォロアーチームによる心のケア活動や、施設内に所蔵された絵本や書籍の読み聞かせなどを実施する。木造2階建ての施設はドーナツ状で、壁面を利用した菜園や自然と触れ合える中庭を備える。2日のオープニングセレモニーには、施設の設計を手掛けた建築家の坂茂(ばん・しげる)らが参加。市教育委員と音楽プログラムを開始した、一般社団法人エル・システマジャパンによる相馬子どもオーケストラが演奏を披露した。坂は、紙を建築資材に用いて仮設施設を造る復興支援を世界各地で行っている。東日本大震災では女川町に仮設住宅や集会所を設営した。LVMHグループは、岩手県山田町「田の浜地区コミュニティーセンター」再建、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」による宮城県気仙沼の復興と「森は海の恋人運動」支援を行っており、今回のLVMH子どもアート・メゾン建設により特に被害が大きかった東北3県の支援プロジェクトが実現した。
2014年07月04日“オーストリア meets 福島”と題し、ウィーン少年合唱団と福島県南相馬のMJCアンサンブルによるコラボ・ミニコンサートが、5月2日(水)に開催されることが決定した。「ウィーン少年合唱団 2012年 ジャパン・ツアー」の公演情報ウィーンの音楽大使として世界中から愛されるウィーン少年合唱団。昨年の日本ツアーは、東日本大震災の影響により見送られたが、同年4月に地元ウィーンで史上初の全4組合同演奏による「東日本大震災復興のためのチャリティコンサート」を実施。今年の3月11日には犠牲者を悼むミサをウィーンの王宮礼拝堂で開催している。今回共演するMJCアンサンブル(南相馬ジュニアコーラスアンサンブル)は、福島県南相馬の女子中高生たちが中心の女声合唱団。昨年の東日本大震災により一時は活動を断念していたが、“もう一度同じ仲間で歌いたい”という強い想いにより活動を再開。以降、被災地支援イベントなどに出演するほか、視聴者数が全世界延べ10億人以上といわれた昨年の「F1日本グランプリ」で国歌斉唱を務めるなど、その活動は各地で大きな感動を呼んでいる。“天使の歌声”と称されるウィーン少年合唱団と、被災地から羽ばたくMJCアンサンブルによるコラボ・ミニコンサートは、5月2日(水)にサントリーホール前のアーク・カラヤン広場(東京都港区赤坂)にて開催(鑑賞は無料)。また、5月3日(木・祝)から13日(日)まで、同広場の滝エリアでは、ドレミの音階カードを持ったウィーン少年合唱団の大型ポスターとサウンドプレートを設置。地面のサウンドプレートを踏むと、ウィーン少年合唱団の歌うメロディを奏でることができる。ウィーン少年合唱団 2012年 ジャパン・ツアーは、4月28日(土)の岐阜公演を皮切りに7月上旬まで。チケットは発売中。■“オーストリア meets 福島”・ウィーン少年合唱団とMJCアンサンブルのミニコンサート:5月2日(水)16:30~17:30(予定)・大型ポスター掲出期間:5月2日(水・祝)~19日(土)・サウンドプレート設置期間:5月3日(木・祝)~13日(日)
2012年04月25日