男性の顔のタイプが「しょうゆ顔」「ソース顔」と分類され、市民権を得たのがおよそ25年前。あれから時代と共に女子の好みのタイプも徐々に変化していきますが、今年の流行の顔は「ヘビ顔」「塩系」なんだとか。平均的な日本人らしい顔立ちの「しょうゆ顔」よりも、さらにあっさりした「塩系」男子。その特徴は・ 一重、または奥二重の涼しげな目・ 全体的に色素が薄く、ひげもなさそう・ ひ弱そうに見えて、ゴツゴツしたのど仏や鎖骨などが男らしいだそうです。芸能人でいうと、加瀬亮さんなどがその典型。一方で、ネーミングからしてちょっと怖そうな「ヘビ顔」はというと、塩顔と同系列でありながらも、どこか危険な魅力を感じさせるのが特徴。・ 切れ長の三白眼・ 目と目が若干離れている・ 大きめの口や鼻・ ミステリアスで、どこかセクシーさを感じる綾野剛さんや松田翔太さんなどがその代表とされているようです。これらを人相学的に見ていくと、今求められている男性像が浮かび上がってきましたよ!切れ長で涼しげな目は、頭のよさや芸術的なセンスを表すのだそう。あまり感情を表に出さないため、ミステリアスな印象を与えます。また、目と目が離れているのは大物の証。三白眼は独立心や出世欲が旺盛で理想家、しかも強運の持ち主なんだとか。大きめの口や鼻は、大いなる生活力を表しているんですって。お金の出入りは激しいけれど、そのぶん働き者、ってことでしょうか。それと性欲も強い相とのことで、肉体面でも満足させてくれそう。余談ですが、鼻の大きさとモノの大きさは比例する、という説は、特に根拠がないそうです。ちょっと前までは草食系と呼ばれる「優しくて」「欲がなく」「従順な」男性がもてはやされていましたが、どうやらそれでは物足りなくなった女子が、肉食系とまではいかなくとも、ほどよい男らしさを求めるようになった結果なのではないでしょうか?淡白な中でこそ光る、自己主張や個性、独立心などピリッとしょっぱいところ…。うーん、おいしそうです!確かに、頭が良くて大物で生活力も精力もあり、寡黙でセクシーで…なんて、かなり理想的!そんな男が身近に実在するのか?というと甚だ疑問ではありますが、見た目塩系とかヘビ顔男子って、周りを見渡すと結構いるみたい。まぁ、そういう旬な男子は得てして彼女持ちなので変な詮索はできませんが、彼らのポテンシャルをちょいと覗いてみたいものです。もうひとつ、注目を集めているのが「仙人男子」。こちらは草食系とか絶食系を超越し、悟りを開いちゃったみたいに飄々としているのだそう。芸能人で言うと、奥田民生さんや、三村マサカズさんなど。あ、確かにどこか超越しちゃってる気がしますね。彼らの特徴としては、肉食・草食・雑食どちらにも属せず、いつでもニコニコ楽しそうなこと。加えて、肩の力が抜けていておおらか、精神的にも安定していて、包容力や気持ちの余裕など、大人の男の魅力を感じさせます。趣味や仕事など、自分の好きなことを追求するマイペースな生き方もまた、憧れの対象となっているよう。恋の駆け引きに疲れたオトナ女子が求める究極の男性像、と考えると、かなり納得できちゃいます!しかし、そんな仙人男子は、自分の世界をちゃんと持っていて、その生活に満足度が高いがゆえに、恋愛への興味は絶食系以下という点がネックなのだとか。競争率の高さも容易に想像できますが、それ以前に当の本人へのハードルの高さが気になります。こうしてみてみると、もてはやされる男性像って、時代の流れとともに年々さっぱり・あっさり化しているような気がします。女のご都合、といってしまえばそれまでですが、それだけ女子の中身が濃くなってきた、ということでしょうか。あなたの周りには、塩系&仙人男子、どれくらいいるでしょうか?もし彼氏がそのタイプだったら、将来性も含めて幸せになれそうですね。うらやましー!(文=石村佐和子)
2013年09月15日女子なら誰もが一度は、女優やモデルのような小顔に憧れたことがあるのでは。隠したくても隠せないフェイスライン。顔が大きく見えると太った印象を与えることにもなってしまいます。顔を小さく見せるメイクテクで、憧れの立体的な小顔を手に入れましょう。 ■01. 「ハイライト」でメリハリ小顔に小顔メイクに欠かせないのが、メリハリのある立体感。ハイライトで部分的に光を与え、立体感のある小顔を演出します。入れる位置は、おでこから鼻筋にかけてのTゾーン。鼻筋に入れたハイライトが、鼻をスッと高く見せてくれます。また、おでこ部分はあまり広げすぎない方がリフトアップ効果が高くなります。さらに立体感を出したいときには、目の下にもハイライトを。メリハリとともに、顔がパッと明るく、垢抜けた印象になります。ハイライトをのせるときは薄めを心がけて。白を使うと浮いてしまう、という人は、白みがかったイエローやゴールド系がおすすめです。■02. 「シェーディング」のシャドー効果で小顔にハイライトで光を与えたら、今度はシェーディングの影でフェイスラインをスッキリとシャープに見せましょう。カラーは、肌の色より1~2トーン暗いものを使います。まずは大きめのブラシで、こめかみから頬骨のあたりまで、ふんわりと色をのせていきます。軽くなでるようにブラシを何度か動かして、肌に色をなじませましょう。顔の輪郭を小さく見せたいときは、こめかみからあごのラインに沿って入れると効果的です。面長の人や、前髪をアップにしたときにおすすめのテクが、前髪の生え際へのシェーディング。おでこの中心からこめかみに向け、ブラシを細かくジグザグに動かすようにして影をつけていきます。鼻筋には、小さめのブラシで軽くシェーディングを。眉頭から鼻筋までつなげるようなイメージで影をつけて、鼻筋を通し顔立ちをくっきりと見せます。■03. 「チーク」で顔全体を引き締めるチークは、血色をよく見せるだけでなく、顔全体を引き締めてくれる、小顔メイクに欠かせないアイテムです。入れる場所は、頬の一番高いところを基本に。笑顔をつくったときに一番高くなる場所を目安にするとよいでしょう。チークを入れる位置が低いと顔の重心も下がって見え、メリハリ効果も低くなってしまいます。小顔効果を狙うためは、チークはややシャープに入れます。頬とこめかみの間を何度かブラシを動かして色をのせていきましょう。カラーは、健康的な血色を与えつつ引き締め効果の高い、オレンジやベージュ、ゴールド系がおすすめ。また、少し暗めのカラーの方が小顔効果は高くなります。小顔メイクのポイントは、引き締めと立体感! ぜひ、普段のベースメイクにプラスしてみてください。
2013年02月20日人気劇団“THE SHAMPOO HAT”の傑作戯曲を映画化した『その夜の侍』で、堺雅人と山田孝之が初共演を果たした。お互いを「いろいろな顔を持っている人」(堺)、「本当の顔が分からない人」(山田)という印象を抱いた撮影を回想する演技派同士が、演じる役柄を通じてむき出しの感情をぶつけ合い、人間の本質をつまびらかにする重厚なドラマを作り上げた。その他の写真「『その夜の侍』はカオスです(笑)」と堺が評する本作は、妻をひき逃げ事故で失い、復讐を誓う中村(堺)と、出所した犯人の木島(山田)の因縁関係を主軸に、孤独な男たちを取り巻く人々の内情や葛藤までも炙り出す。ストーリーこそシンプルだが、人間の心の奥底まで立ち入った濃密なドラマは、観る者に“人間とは何か?”“生きていくこととは?”“他者との関係は?”という身近で深遠なテーマを問う物語に仕上がった。復讐を誓うが、その是非に葛藤する主人公を演じた堺は、「言葉にしてしまうことが難しい作品で(笑)。でも、僕には決して遠い世界には感じなかったです」と本作のリアル感を説明する。暴力的だが、深い孤独を抱えた木島役を怪演した山田も、「僕にはすごく普通の世界で、全然遠くない世界の話だと思いました」とリアルに根差した世界観であることを強調する。忌まわしい事件が起こらなければ中村も木島も出会わず、被害者、加害者の関係にも転化しなかった。緊迫した対立軸の中で、人は予想もしなかった“いろいろな顔”に変わり、“本当の顔”が分からなくなってしまう事態に陥ることがある。その意味で、リアルなのだ。「僕たちは“この中にいる”と思いました。皆、そう感じると思う。それと、木島を演じて、完成した映画を観て、そもそも人には本当の自分さえもないような気がしましたね」(山田)。“人間とは何か?”と本質を問うということは、“自分とは何か?”と自問自答することも意味するはず。逃げ場を失くした孤独な男たちがむき出しの感情をぶつけ合い、やがて辿り着く結末で何を知り、何を想うか。「難しいですよね(笑)。ただ、僕たちだけでなく、それぞれの人たちの人間模様、感情、状況を観てもらえれば。人の、“整理されない気持ち”が分かると思いますよ」(堺)という本作。公開後、大きな反響を集めそうな注目の一作だ。『その夜の侍』11月17日(土)より全国ロードショー取材・文・写真:鴇田崇
2012年11月16日