資生堂は、同社の宣伝・デザイン部に所属する3名のクリエーティブ・スペシャリストと社内外のクリエーターとのコラボレーションによるグラフィック・デザイン展「ビューティー・グラフィックス展2015"BATTLE"」を開催している。会期は7月13日~9月30日 9:00~18:00(8月10日~14日と土・日・祝日は休館)。会場は東京都・銀座の資生堂銀座ビルの1階ウィンドーディスプレーおよび2階展示スペース。入場無料。この企画展は、現代における平面表現の可能性を追求したグラフィック・デザイン展。資生堂銀座ビル1階のウィンドーディスプレーは、女性たちの美しき闘いの姿をユーモラスに表現した「BEAUTY BATTLE」が掲示されている。同作品は、資生堂のクリエーティブ・スペシャリスト・丸橋桂氏が、資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト計良宏文氏やフォトグラファー金澤正人氏、スタイリスト伊藤佐智子氏らとともに制作したものだ。また、2階の展示スペースには、近未来の女性像やメーキャップを表現した「A GIRL 20XX SHISEIDO」(山田尊康氏)、身体全体から放たれるエネルギーや動きの過程から生まれる軌跡を可視化した「A motion」(佐藤園美氏)、女性モデルの上にファンデーションやアイカラーなどの色や質感を重ね合わせた「vs"IMAGE"」(丸橋桂氏)といった、同社のクリエーティブ・スペシャリスト3名によるグラフィック作品が展示されている。なお、同展の作品はいずれも大日本印刷の協力のもと、同社の出力技術「プリモアート」でプリントされているということだ。
2015年07月16日目黒雅叙園は11月21日~12月28日、園内に現存する東京都指定有形文化財「百段階段」にて、個展「ダウン症の天才書家 金澤翔子×百段階段 ~共に生きる~」を開催する。○目黒で生まれた金澤翔子氏の作品を文化財に展示同展は、NHK大河ドラマ「平清盛」のタイトル題字のほか、鎌倉建長寺での「建長寺展」、京都建仁寺での「建仁寺展」など、精力的に活動をしている金澤翔子氏の作品展。金澤翔子氏は1985年、東京都目黒区に生まれ、5歳の時に母の師事で書を始める。2005年銀座書廊で個展を開催。2009年鎌倉建長寺、京都建仁寺で個展を開催(以後毎年開催)。2011年奈良東大寺で個展を開催した。福島に「金澤翔子美術館」開設。2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」揮毫。熊野大社で奉納の揮毫。2013年銀座に「銀座金澤翔子美術館」を開設。平泉中尊寺で個展を実施。厳島神社で奉納の揮毫。東京国体の開会式で揮毫。天皇の御製の揮毫を行なった。同展では「共に生きる」をテーマに、母・泰子氏の当時の日記を元にした「ことば」と娘・翔子氏の「書」、合わせて約40作品を4つの章に分けて構成し展示する。ダウン症として生を受けた娘と母との軌跡を辿る。多くの感動を与えた書と絢爛豪華な昭和の美空間との共演を体現する機会になるという。開催日時は、11月21日~12月28日 10時~18時(17時30分最終入館)。会期中無休。会場は、目黒雅叙園「百段階段」(東京都目黒区下目黒1-8-1)。入場料(税込)は、当日1,200円。前売り1,000円/学生600円で、小学生以下は無料。
2014年11月07日先頃、「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が通販サイトを解禁した。その裏には、デザイナー・尾花大輔のいかなる思いがあったのか。デジタルの進化がファッションに、そしてマネジメントにも影響を与えている現代。同ブランドを取り扱っているという立場にあるだけでなく、尾花にとって朋友とも呼べるほどの間柄にある、「ステュディオス(STUDIOUS)」代表取締役CEO・谷正人と共に、ウェブとファッションの関係性について語ってもらった。谷(以下T):ちょうど今年の東コレが幕を閉じたばかりですが、最近の東コレってそれぞれの店の顧客が観覧してて賛否両論ありますけど、個人的にはすごくいいと思ってるんです。何でかっていうと、そのブランドの洋服が好きで買ってて、一番感動してくれる人達だと思うから。尾花(以下O):うん。そもそもファッションショーの目的自体が変わってきてるよね。コレクション経験者からしてみたら、ロケーションも選ばずにずっと同じライティングでやるってどうなの?とかあるけどそれは置いといて、日本はそこまでインフルエンサーは成長してはいないけど、多かれ少なかれ人気ブロガーがいて、そういう人達が支持したことによって市場につながるっていう、全く違うシステムに変わってきてるってのはあるからね。T:ですね。そういえば、こないだの東コレでびっくりしたんですけど、フロントローに座ってるブロガー達の中に中学1年生の女の子がいたんですよ。時代は本当に変わってきたなって感じましたね。O:海外だとそのブロガー達にスポンサーがついてて、ブロガー1人ひとりにお金が落ちてくる仕組みができあがってて、誌面にも登場させてお金に換えていくんだけど、日本ってそういうことがビジネスにまで昇華されてないよね。できればその中学生にも高校に入った時点で起業してほしいくらい。オフラインがオフラインのままで終わっちゃってるもんね。T:オフライン・オンラインでいうなら、最近ファッション業界もフェイスブック、ツイッター、タンブラーなどオンラインに力入れてるイメージはありますよね。O:やっぱり情報の見やすさとか速さとかに気を配ることは大切なことで、それは僕らコレクションブランドにもできることかなって思ってる。日本人もスマホ持つようになってきたからそんなに気にしなくていいとはいえ、地方に行ったら未だにガラケー率がすごく高くて、その人たちとの差を埋めるにはどうすればいいかってことを考えるよね。一昔前だと、NIGO(R)さんがやってた頃のベイプ(ア ベイシング エイプ)のホームページなんてすごかったんだよ。クリックするとメニューの表示なんかも全部ベイプのキャラクターに変わって、あっという間に画面全体がキャラクターに埋め尽くされちゃうみたいな。ウェブの専門家が見ても驚くような仕掛けがあった。反面、Macが「Performer」のころくらいのフォントで書かれたメニューをクリックして、ただ内容を見るだけっていう、マルタンマルジェラの(当時の)ホームページみたいなのもあって、それはそれでそういうスタイルだったんだけど。でも今って、「いかに速くて便利か」ってことが最も重要で、情報も生っぽいものが速く伝わるほどいいじゃない?多分あともう1年くらいしたら、ウェブ制作会社とか存続が危うくなると思うんだよね。俺とか谷君でも、「これとこれコピペしてここ書き換えたらたらこうなる」って感じで簡単にホームページ作れちゃうと思うし、コーディングの知識なんて必要ない時代がくるんじゃないかって。既に海外のアグレッシブなブランドなんかだと自分達でタンブラーレベルで情報出してるけど、それで十分かっこいいんだし。エヌハリ尾花大輔×STUDIOUS谷正人が語るファッションデジタルマネジメント--2/2【対談】に続く。
2014年10月31日資生堂銀座ビル3階花椿ホールにて、写真展「7人のヘア・メーキャップアーティストと、TOKYOファッション展。」が、12月21日から25日まで開催される。資生堂ビューティークリエーション研究センター所属のヘア・メーキャップアーティスト7人、原田忠、鎌田由美子、計良宏文、西島悦、岡元美也子、大久保紀子、鈴木節子らによる創作写真21点を展示。モデルが着用する衣装は、資生堂が協賛している毎日新聞社主催「毎日ファッション大賞」の「新人賞・資生堂奨励賞」受賞歴を持つ、「ネ・ネット(Ne-net)」「ソマルタ(SOMARTA)」「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」「トーガ(TOGA)」「アグリ・サギモリ(AGURI SAGIMORI)」「タロウ・ホリウチ(TARO HORIUCHI)」の7ブランドのもの。撮影を手掛けたのは資生堂制作部のフォトグラファー、金澤正人と伊東祥太郎。会場ではメーキングムービーも公開する。また、22日には14時・17時の2回にわたり、今年毎日ファッション大賞に選出された「ファセッタズム(FACETASM)」の2014年春夏コレクションを使用したファッションショーを開催する。本展は、12月1日からスタートする資生堂の創業地・銀座を楽しく彩るクリスマスイベント「メリーメリーメーキャップ(Merry Merry Makeup!)」の一環。資生堂パーラーでは、4種の赤いベリーを使用した「メリーメリーパフェ」(1,780円)、リップをモチーフにしたチョコレート「メリーメリーショコラフリュイ」(1,260円)を用意。その他、メーキャップショーやアドバイス、スタンプラリーなどを開催し、公式サイトでもプレゼントキャンペーンを実施する。【イベント情報】「7人のヘア・メーキャップアーティストと、TOKYOファッション展。」会場:資生堂花椿ホール住所:東京都中央区銀座7-5-5資生堂銀座ビル3階会期:2013年12月21日から25日時間:11:00から19:30(最終日は17時閉場、入場は閉場30分前まで)入場無料
2013年11月25日