気になるあの人の名前の裏側に隠された秘密は?開運アドバイザーの安斎勝洋先生が、話題のあの人の姓名を鑑定します。新婚で幸せオーラ全開の女優・菅野美穂さん結婚して改姓した後、運気は変わったのでしょうか?これからの活躍は?清楚な女性から迫力ある悪女まで幅広い役柄に挑戦し、演技派女優として知られている菅野美穂さん。今年の春には人気俳優の堺雅人さんと結婚し、幸せオーラ全開と噂されています。入籍後は仕事をセーブして、ご主人の活躍をサポートしているという彼女のお陰か、堺さん主演のドラマも好調。そんな菅野さんのお名前にはどんな要素があるのでしょうか。結婚前と結婚後のお名前を鑑定していただきました。菅野美穂(人20地26外31総51)1977年8月22日生まれ~節目・転機について~36歳のお誕生日を節目に良い時期に入りました。「人運の20」は一般にはあまりよくない面があります。計画性に欠け、後先考えずに行動しがちなので、そこは気をつけたいところ。煮え切らない部分があるため、対人面で誤解を招くこともありそうです。一方で、度胸があるところや、忍耐強くコツコツ努力できる点は芸能界という特殊な世界には向いている画数と言えるでしょう。性格的には「地運の26」を持っているので、ひょうきんでユーモアがあり、気転が利くタイプ。「外運の31」がある人は温厚なため、異性からも同性からも好かれやすくなります。「地運の26」と「外運の31」からはサービス精神が旺盛なところや、周囲に対する気遣いがある人柄がうかがえます。なお、「総運の51」の持ち主には、必ず一度は幸運のチャンスが訪れます。それをつかめるかどうかが大きなポイントなのですが、菅野さんはご自身の力でそれを手に入れたようですね。---------------周りの人に対して気遣いができる方です。もともと人柄がよく、人からの受けもいいでしょう。性格面を見ると、逆境に強く、困難にめげない人であることがわかります。ただ、集中しているようで落ち着きがなかったり、ふて腐れているように見えるのに実は細やかな気遣いをしていたり。人が見ると二面性があるようにも感じられる行動を取りがちなので、つかみどころがないキャラクターとも言えます。自分自身の気持ちにも、人生にも浮き沈みがあるでしょう。恋愛においては自分の良さを抑えてしまいます。存在感が薄くなる傾向があるため、利用されやすいタイプだったかもしれませんね。~改姓後の運勢~堺美穂(人21地26外29総38)結婚後、「人運」が「20」から「21」へ変わったことで、ほわっとした感じからキリッとしたキャラクターになっていくでしょう。向上心が高まると同時に、煮え切らない部分が少なくなり、スパッと決断できるようになります。また、計画性が出て、見切り発車がなくなるので、着実に一歩ずつ歩むことができるようになると思います。「外運」は「31」から「29」へ。ご主人の「総運」が「26」なので、元の「31」だと優しすぎて相手のペースに流されてしまいますが、「29」になったことで上手に手綱を引けるようになるでしょう。アドバイス結婚して姓が変わったことにより、人情味が増しました。いろいろな意味でバランスを取れるようになり、夫の運まで引き上げるお名前になったと言えます。「堺美穂」であることを意識すれば、役者としても幅が広がります。また、妻としては賢婦人タイプとなるので、円満な家庭を築いていくことができます。お子さんに恵まれた際には、夫婦で子育てを楽しみ、より夫婦仲がよくなるでしょう。堺雅人さん、綾野剛さん、安藤美姫さんの姓名鑑定や、自分の名前もチェック!姓名は総運・天運・人運・地運、外運の5つで構成されています。・総運…すべての画数の合計⇒一生を司る総合的な運勢・天運…苗字だけの画数の合計⇒先祖代々から受け継がれてきた、一族が共有する宿命・人運…苗字の最後と名前の頭文字の画数の合計⇒思春期(13歳頃)から、さまざまな影響を受けて形成される性格・地運…名前だけの画数の合計⇒生まれてからの後天的な基本運勢・外運…苗字の頭文字と名前の最後の1文字、または2文字の合計⇒周りから受ける影響。自分を中心とした周囲の吉凶ただし、姓名判断では、天運を除く四運で運勢を判断します。天運は天から授かった先祖代々の宿命を表すものであるため、その人自身の判断には用いません。監修者紹介開運アドバイザー安斎勝洋(あんざいかつひろ)昭和20年東京生まれ古くから伝わる「姓名学」「風水学」「九星占術」等を学び、開運アドバイザーとしての仕事をスタート。 30年以上に及ぶ数々の個人鑑定などで、多くの人間と接することにより、姓名・生年月日・住環境と、その人間の運勢との関係を独自の統計データとしてファイル。時代に沿ったかたちで数のもっているより細やかで深い意味を分析した“安斎流 姓名判断”と中国風水をもとに、日本の風土や生活様式に合ったかたちで日常生活に活用できる“安斎流 風水”を確立。メディアではTBS系「悪魔のささやき」フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを経て、ワイドショーやバラエティ番組内での出演、番組名の鑑定、雑誌「an・an」の人気占い特集など、テレビ・雑誌・新聞・ラジオと多方面で活躍中。インターネットサイト「安斎流 姓名判断」や手軽に活用できる携帯サイト「安斎流 開運鑑定」を監修。モバイルサイト「安斎流 開運鑑定」「笑っていいとも!」をはじめTV出演多数!芸能人の鑑定や著書も多く『開運アドバイザー』として有名な安斎勝洋(あんざいかつひろ)先生の本格姓名鑑定サイトです。名前で分かる恋愛、結婚、仕事のこと、安斎流でアドバイスいたします。子育てに役立つ子どもの姓名鑑定、お部屋の開運度チェックなど新コーナーも続々公開中!
2013年10月17日俳優の堺雅人と女優の菅野美穂が来月にも結婚するのではと、各メディアが報じている。2人の出会いは映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』。本作で堺さんは主人公である大奥総取締・右衛門佐(えもんのすけ)、菅野さんは愛を求め続ける5代将軍・綱吉を演じた。本人たちからの公式なコメントはいまだ発表されていないが、両事務所はこの報道を肯定している。昨年の10月に行われた『大奥』舞台挨拶の際には、堺さんは菅野さんのことを「危険な甘い香りがする。本当にお綺麗な方」と惚れ惚れといった様子で賞賛しており、また、菅野さんも「ニコニコと穏やかな草食系の方だと思ってましたが、マイペースな“植物系”男子でした」と堺さんを分析していた。(text:cinemacafe.net)
2013年03月22日6年ぶりにセクシー美も解禁タレントの矢部美穂が主演した、公開中の映画「ピンク・レディ女はそれを我慢できないッ」で、久々のセクシーな姿を惜しげもなく披露し、話題を呼んでいる。この映画は上野貴弘監督がメガホンをとったもので、かつて戦隊シリーズのヒロインとして女優活動をしていた主人公さくらは、現在では平凡な主婦として生活するひとりの女性となっていた。ところが、かつて好意をよせていた戦隊シリーズ時代の共演者と偶然再会し、再び恋に落ちて……とストーリーが展開していく。トレーニングの成果も劇中、タイトなシルエットのボディスーツ姿など、セクシーさを前面に出したスタイルで演技しているが、矢部がこうした活動をみせるのは、久々のことであり、2006年にリリースした写真集「DEEP AND IMPACT」以来のことになるそうだ。約6年ぶり、35歳となった彼女だが、年齢を感じさせない美しいプロポーションをみせている。撮影には、加圧トレーニングや週2回の筋力トレーニングでシェイプアップにも挑み、ボディメイキングに努めて臨んだそう。美しさには隠れた努力があったようだ。映画は28日まで、池袋シネマ・ロサで公開されている。元の記事を読む
2012年12月26日女の幸せとは何か?母になるということはどういうことか?男性の目線であれこれ勝手なことを考えても大層な答えなど出てこないことは承知しているが、画面の中の菅野美穂の姿を追いかけていると否応なくそんな考えを巡らせてしまう。ドラマ「働きマン」に『パーマネント野ばら』、『ジーン・ワルツ』、そして先日まで放送していたドラマ「結婚しない」然り。まもなく公開となる『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』では男女の役割が逆転した世に君臨する将軍・綱吉に扮したが、ここでも母として、娘として、国を統べる権力者として宿命と欲求の狭間で揺れる女の性(さが)を狂気すら覗かせながら見せつける。ごく普通の人生の中ではとうてい経験することのできない濃厚な女たちの人生を、役柄を通して生きるというのはどういうことなのか?この小さな体の内に彼女はどれほどの思い、感情、経験を積み重ねてきたのか?公開を前に話を聞いた。まずは綱吉という女性について。強さと弱さ、可憐さと妖しさを併せ持つこの女将軍を菅野さんは愛する娘を失った母親という側面から捉えたという。「最初はボーイズラブの話という印象を持ってたんですが(笑)、そういう描写もあるというだけで原作を読ませていただいたら壮大で本格的で『よしなが(ふみ)先生、天才だな!』と思いました。男女逆転で生まれるはずの難しい部分も男女の業が浮き彫りになることで(歴史の)本流に戻すという作りになっていて。綱吉は天真爛漫で支離滅裂だし、お父さん(桂昌院/西田敏行)との血の繋がりが濃くて、男性に対してすぐ興味を持つくせに薄情で…と、いろんな要素をいっぺんに持っている人。だからこそ危なっかしい魅力を持っていると感じました。その中で子を失った悲しみというのが一番印象に残ったので、それを軸にしようとは思いました」。だが「どこを見て私にオファーしたのかと思った(笑)」と語るように、自分から遠いと感じるところが多かったこの役柄とあって演じる上では「綱吉を理解しようとは思わなかった」とも。「親との関係や子を思う気持ちについて女性として共感できても、将軍家の一番上に立つということや大奥で全ての男が私に見てもらいたがってるという状況は想像してもピンと来ないですからね(笑)。理解しようとすれば背伸びが必要になるので。でも、その状況にいる人はそんなこと疑問にさえも思わないと思うんです。だから自分との違いを考えて演技するというよりはなるべく疑問を持たずに、目の前のシーンに集中していけば映画が完成したときに一つの“線”になるかな?という気持ちでした」。行列を従えて美男たちがひざまずく大奥へと続く御鈴廊下をきらびやかな打掛を羽織って練り歩く姿は、まさに権力と自らを一体化させた強く輝く女性。演じていてなかなか気持ちよいものだったのでは?一方で信頼する家臣の夫を寝取り、真夜中の廊下を白い寝間着姿でさまよい歩くさまは妖艶で何とも言えぬ迫力を放っている。「大奥の廊下を歩くのはきっと気持ちいいんだろうなと思ってたんですが、意外と楽しめない自分がいて『あれ?』っと思ってました(苦笑)。作りが大変で夜中の2時に始まって朝の10時にやっと完成という感じだったので、その日のシーンが全部撮りきれるか心配になって意外に委縮してビビってましたね(笑)。人生で絶対に起こらないことなのでいい経験でした。(夜中のシーンは)原作でも『お前は父に似ておるな』と言う姿は、静かだけど狂気を孕んでいる綱吉の象徴のような気がしました。家臣の夫を寝取って、それに飽きてその息子までって…ちょっとひどいですが(笑)、目の前の興味に素直になり過ぎているがゆえの狂気を感じました」。インタビューの最中、菅野さんの口からはたびたび「女の業」という言葉が発せられたが、この女将軍・綱吉の人生を通して菅野さんの胸の中に強く突き刺さったのは、堺雅人演じる右衛門佐との間の「プラトニックな愛」だった。「人生で経験するであろうひと通りのことを経験した上での最後のプラトニックと言いますか。ほかの男たちとは世継ぎ目当ての恋愛だったけど、右衛門佐とはそこが違って…でも互いの立場もあって言い出せなくて。将軍という一つしかない席に座って何でも思い通りになるはずの彼女も手の届くものでは満たされずに、何を本当は欲しがっているのか分かってなかったと思うんです。でも、やっと右衛門佐と心を通じ合せたときに『(本当に欲しかったのは)心から添い遂げられる人だったんだ』と分かった。でも、プラトニックな愛が一番カロリーを使うと思うんですよ。それを人生が下り坂に入ってから分かるというのは哀しいかもしれないけど、ハチャメチャに生きた綱吉だからこそ美しいなと思えました。幸せかどうかは…どう取るかによりますが(笑)、それでも2人の“夕暮れの恋”は美しいと思います」。相手役の堺さんとは初共演だったが、現場での堺さんの姿から受け取った刺激や自分自身を顧みて感じたことも多かったよう。「堺さんはご自分で研究して役作りをなさってて、監督に自分から提案されたりするんです。研究が進み過ぎて鎌倉時代の小説とか読んでましたね(笑)。私が見て思ったのは、堺さんは学者タイプというか、論文をまとめるかのように研究していく役者さんなんですね。私はスポーツ選手のようなタイプで、監督がコーチなんです。言われたことをやるという感じで言われたことに疑いを持たずにやってるんですね。監督は実際にモニターを見て『こうした方がいい』と言ってくださるので、自分の感覚や内側の目で『ん?』と疑問に思っても監督の目の方が正しいことが多いんですよ」。先述の“プラトニックな愛”など作品を通じて感じたことは少し時間を置いた後で自身の内側にジワジワと染み込んでくることが多いとか。菅野さんはそれを「あと役作り(笑)」と表現する。「スイッチを押すようにカチッとではなく、ちょっとずつちょっとずつ役柄に影響された上でのいまの自分なんだろうなと思ってます。だから5年後の40代になってからの方が綱吉の気持ちをよく分かってるかもしれないですね。『ジーン・ワルツ』のこともいまになって思い出すんですよ。あのときも30代だったし十分に身近ではあったんですが、少し年を重ねたいまになってドラマのこともあったりして余計に思い出します。そういう意味では完全に自分のためだけの“あと役作り”ですね(笑)」。「自分のためだけ」と言いつつも、それをしっかりと現在の仕事に反映させてしまうところが彼女の名女優たる所以である。今回、宿命と葛藤の果てに辿り着いた真実の愛の感情が数年後にどのような化学変化を彼女にもたらすのか楽しみだ。(photo / text:Naoki Kurozu)
2012年12月21日映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』のプレミア試写会が12月17日(月)に都内で開催され、主演の堺雅人と菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、桐山漣、郭智博、永江祐貴、三浦貴大、宮藤官九郎、西田敏行に金子文紀監督の総勢12名が和装で舞台挨拶に登壇した。よしながふみの人気漫画を原作に先日、最終回を迎えた連続ドラマ「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」の30年後の元禄の世を舞台にした本作。謎の奇病の蔓延で男性の人口が激減し、男女の役割が逆転した日本の権力の頂点に立つ女将軍・綱吉と公家出身ながら大奥の総取締役まで上り詰めた右衛門佐の究極の愛を描き出す。登壇陣は会場中央にせり出す形で設置されたレッドカーペットを歩き、2階席まで埋め尽くした4千人の観客の大歓声を浴びた。堺さんはドラマ版では3代将軍・家光の側室で慈愛に満ちた有功(ありこと)に扮したが、本作で演じた右衛門佐は正反対の権力への野心に満ちた謀略の男。「自分自身はあまり野心がないので、ありったけの野心を振り絞って、野心MAXでやらせていただきました!」と胸を張る。菅野さんは、魔性を感じさせたかと思えば天真爛漫なかわいらしい部分も持ち、将軍としての勇ましい一面も持つなど多面的な綱吉について「壇蜜さんみたいな役です(笑)」と説明。演じている最中も、そして映画完成後のインタビューなどでも綱吉を簡潔に説明する適切な表現がなかなか浮かばなかったそうで「今日、やっと分かりました!壇蜜さんです!」と嬉しそうに語り笑いを誘っていた。西田さんは壇蜜さんを知らなかったようで、「どういう方ですか?」と不思議そうに質問。さらに要さんが「僕の役は壇蜜さんとは真逆で…」と語るに至って、堺さんは「さっきから壇蜜さんの話しかしてないじゃないですか!」とキレ気味に抗議し会場は再び笑いに包まれた。宮藤さんは綱吉の正室を演じたが「西田さんは女性との絡みがあってエロい感じだったのに僕はそういうのがなかった…」と残念そうにふり返る。その西田さんは「僕の役者のキャリアの中で数少ない濡れ場がありました」と満面の笑み。「四十数年、役者やってきてこれまで3回くらいしかなかった。それを今回、尾野さんとやらせていただきまして」と嬉しそうに報告すると客席からは拍手が沸き起こった。さらに西田さんは三浦さんを見やり「僕は三浦さんが生まれた日にちょうどお父さんの三浦友和さんと仕事でご一緒してたんです。『今日、生まれるかもしれないんです』と仰っていたのを覚えています」と20年以上前のエピソードを明かすなど、劇中のみならず壇上でも千両役者ぶりを発揮し舞台挨拶を盛り上げた。金子監督はこの豪華俳優陣について「みんな予想を裏切ってくれる」と称賛。特に西田さんのアドリブについて「台本のト書きに『怒ってる』とあるのに、いきなりこのシーンについて『泣きたい』と仰って、みんな『えー?』っとなったんですが、素晴らしかった」とベテラン俳優の想像を超える演技に賛辞を惜しまない。堺さんも「そのシーンが西田さんとの初めてのシーンでしたが、いま思い出しても素晴らしかったです」としみじみと語った。最後に再びマイクを握った堺さんは、本作について「大きな物語ですが、そこに残るのはひとりの人間の寂しさや愛、一組の人間の結びつきだったり、人肌の温かさがメッセージとしてあると思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月23日(土)より公開。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月17日興行収入23億円を記録し、大ヒットした『大奥』の続編『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』が完成し25日、都内の劇場で堺雅人、菅野美穂、柄本佑、西田敏行、金子文紀監督が出席して完成披露試写会が行われた。作品の画像よしながふみの人気コミックを原作に、本作では前作より過去にさかのぼり、五代将軍綱吉の時代が舞台。謎の疫病によって男女の立場が逆転してしまった江戸時代で、女将軍や女人禁制の大奥が誕生した過程が絢爛豪華に描かれる。映画公開前に放送されるテレビドラマ版『大奥有巧・家光篇』との二部構成。堺は放送中のドラマ版で野心的な主人公・有巧(ありこと)を演じ、映画と合わせて1人2役を務めており「有巧と違って、右衛門佐は包容力があるタイプ」と分析した。一方、“生類憐みの令”で知られる五代将軍・綱吉を演じる菅野は「綱吉といえば、犬将軍ですもんね。お話をいただき、『犬を抱っこできたらいいな~』という下心があったんですが(笑)、台本をいただいて何という大役なんだと震え上がった」と振り返った。そんな菅野について、“お仕えする”堺は「まるで1本の大きなの木のような存在で、僕はそこにまとわりつく“つる植物”のようだった」とコメント。「本当にお美しくて、危険で甘い香りもある」とゾッコンの様子だった。西田は綱吉の父・桂昌院を演じ、「菅野さんがとても素晴らしくて、圧倒されました。(役柄同様)溺愛することができましたし、その気持ちは僕自身もストレートに持っている」と目尻が下がりっぱなし。一方、右衛門佐の右腕を演じ、今作の語り部も兼任する柄本は「ナレーションはほぼ初めてで…」と恐縮しきりだった。前作『大奥』、そして放送中のドラマの演出も手掛ける金子監督は「前作は10代をメインにした青春群像劇で、今回は堺さんが30歳から60歳くらいまでを演じている」と説明。「抵抗できない現実を受け入れて、いかに生き抜くか。登場人物が葛藤する姿は共通している」と両作品に共通するテーマ性を語り、「今まで4本の映画を作ったが、一番気に入っている。正直、反省点がない」と誇らしげな様子だった。映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』12月22日(土)全国ロードショー
2012年10月26日邦画としては異例のオールパリロケを敢行した『新しい靴を買わなくちゃ』が6日、全国で封切られ、主演を務める中山美穂と向井理、共演する桐谷美玲、綾野剛、メガホンも執った脚本家の北川悦史子氏とプロデューサーの岩井俊二氏が東京・有楽町の丸の内TOEIでの初日舞台あいさつに立った。その他の写真パリで暮らす日本人女性(中山)と日本から観光に来た青年(向井)が運命的に出会い、3日間の恋に落ちる淡くてビターなラブストーリー。中山は「撮影をしている間は、まるで魔法にかかっていた感覚。映画が公開され、それが解けちゃうんだなと思うとさみしいですが、今度は皆さんが素敵な魔法にかかってください」と作品の雰囲気そのままに、ロマンチックな言い回しでファンにメッセージをおくった。一方、向井も「初日を迎えて、映画が僕らの手から飛び立つのは複雑な気持ち。どの作品よりも思い入れが深い作品になった」と思いは格別の様子だった。中山と向井が共演するのは今回が初めてで、「次に共演するなら、ハードアクション・コメディかな。どこか異国に行きたい」(中山)、「アクションをやったことはないので、想像つかないですね…。でも、やりますか?」(向井)と早くも再共演に意欲満々。一方、パリで遠距離恋愛カップルを演じた桐谷と綾野は、2度目の共演で「実は2回とも恋人役なんですよ。綾野君は現場でも引っ張ってくれるから、次はお兄ちゃん役がいいですね」(桐谷)、「3回目もぜひ恋人役で」(綾野)とこちらも共演プランに花を咲かせた。本作の企画が立ち上がったのは、今から6年前のこと。北川監督がパリを舞台にしたラブストーリーの構想を、中山にメールで伝えたことが始まりだったという。「そこから私が入院してしまったから、ずいぶん時間がかかってしまった。美穂ちゃんと岩井さんがずっと私を励まし続けてくれた」と北川監督。「ここに並んでいる皆さんと、ケンカしたり、仲直りしたりして心をこめて作りました。きっと皆さんの心に響くことと信じています」と感無量の表情だった。また、岩井プロデューサーも「6年ほど前に北川さんから『手伝って』とお電話をもらい、安請け合い(笑)したが、これだけの時間が経つとは思っていなかった」としみじみ語っていた。『新しい靴を買わなくちゃ』公開中取材・文・写真:内田 涼
2012年10月09日全編フランス・パリで撮影されたこの秋話題のラブストーリー『新しい靴を買わなくちゃ』が10月6日(土)、全国で封切られ、主演を務める中山美穂と向井理、共演する桐谷美玲、綾野剛、メガホンもとった脚本家の北川悦史子とプロデューサーの岩井俊二が東京・有楽町の丸の内TOEIで初日舞台挨拶を行った。中山さんは劇場に駆けつけたファンを前に「みなさんのリアルな笑顔を見られて、これ以上嬉しいことはない」と感無量。一方、向井さんも「とても思い入れが深い作品です」と誇らしげだった。パリで偶然出会った現地在住の編集者・アオイ(中山さん)と、観光にやって来たカメラマンのセン(向井さん)が繰り広げるわずか3日間の恋愛模様をロマンチックに描く。2人の共演は今回が初めてで、中山さんは「すごく演じやすかった」。早くもこの絶妙なコンビネーションによる再共演を望む声が上がっており、「次はどこか異国で、ハードアクションコメディなんてどうかなあ?」(中山さん)、「アクションはやったことないので、想像つかないですけど…、やります?」(向井さん)と本人たちもまんざらでもない様子だ。桐谷さんと綾野さんが演じる遠距離カップルのゆくえも、物語の重要なカギになっており「私もいつか大人になったら、こんな恋愛してみたい」と桐谷さん。こちらのコンビは2度目の共演だが、桐谷さんは「2度とも恋人役なので、次はお兄ちゃんを演じてほしい。綾野くんは現場でも私を引っ張ってくれたから」。一方の綾野さんは「3回目もぜひ恋人で!」と“恋人続行”を宣言していた。北川監督が、本作の構想を一通のメールで中山さんに伝えたのはもう6年前のこと。「その後、私が入院してしまったり、いろいろと完成までに時間がかかってしまった。そんな私を美穂ちゃんと岩井さんがずっと励まし続けてくれた」と今回の“共犯者”への感謝を述べると共に、映画の完成に感慨もひとしお。岩井プロデューサーも「6年ほど前に北川さんから『手伝って』とお電話をもらった当時は、これだけの時間が経つとは思っていなかった」と長い道のりのゴールに、ホッと一安心していた。『新しい靴を買わなくちゃ』は全国にて公開中。シネマカフェSweet「『新しい靴を買わなくちゃ』特集 パリ、恋、4人の場合」■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会
2012年10月07日堺雅人、菅野美穂が主演する映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』の主要キャストが揃った華やかなポスター画像がこのほど公開された。その他の写真本作は、2010年10月に公開された『大奥』の続編となる劇場版第2弾。謎の疫病によって男性の数が激減し、男女の立場が逆転してしまった江戸時代を舞台に、五代将軍綱吉(菅野)を頂点とする“大奥”の人間模様を描く。このほど公開されたポスター画像の中心には、才覚と野心で“大奥”の世界をまい進していく右衛門佐(堺)と、将軍綱吉(菅野)の姿があり、ふたりを取り囲むように、側用人として綱吉に使える柳沢吉保(尾野真千子)、右衛門佐の片腕となる部屋子の秋本(柄本佑)、綱吉の側室である伝兵衛(要潤)、大奥の御台所(正室)信平(宮藤官九郎)、そして綱吉を溺愛する父・桂昌院(西田敏行)が並ぶ。キャッチコピーには、“孤独なふたつの魂は、やがて永遠の愛に”とあり、“大奥”での陰謀や愛憎劇が渦巻く中で、右衛門佐と将軍綱吉にどのような運命が待っているのか気になるところだ。このポスターや映画チラシは、29日(土)より本作を上映する予定の劇場に設置、配布される。映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』12月22日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年09月26日日本映画としては異例の全編パリロケで話題の映画『新しい靴を買わなくちゃ』の完成披露会見が行われ、主演の中山美穂と向井理、共演の桐谷美玲、綾野剛、北川悦吏子監督、岩井俊二プロデューサーが登壇した。その他の写真本作はパリを舞台に、ある男女が過ごす3日間を見つめたラブ・ストーリー。恋人に会いに行く妹に付き添ってパリにやってきたカメラマンの青年が、現地で暮らす女性と出会い、心を通わせていくさまをナチュラルな映像で描き出していく。監督は脚本家として数々の名作ドラマを生んだ北川悦吏子氏。また、映画ファンから根強い人気を誇る岩井俊二氏がプロデュース、音楽を坂本龍一が手がけたことも注目を集めている。主演を務めた中山美穂は、長年暮らしているパリでの撮影について、「撮影中はあくまで現場なので気にならなかったのですが、出来上がったものを観て不思議な感じがしました。撮影中もどんな風に撮られているかまったく想像できなかったので、新鮮な驚きがありましたね」とコメント。今回が初共演となった向井理については、「呼吸の相性がいい」と好印象を受けた様子。一方向井は、「中山さんはおっちょこちょい(笑)」と、中山の落ち着いたイメージとは違う意外な一面について語り、会場を和ませた。また、本作の企画は北川氏と中山のメールのやり取りから生まれ、完成までに6年をも費やしたという。「普段ドラマでは12話という長さで視聴者を魅了していくのですが、今回は最初に思いついた3日間のお話を映画という枠でやり切りたかった。脚本家なので、現場でセリフを変えてしまうことも多かったのですが、皆さんが困りながらも付き合ってくれました(笑)。私の脚本は土台でしかなくて、俳優さんがいて、空気が生まれて、やっとひとつの作品になる。今もまるで夢の中にいるみたい」という北川氏の映画への想いに、岩井氏も「時間はかかりましたが、念願のパリで、念願のキャストで、すばらしい作品になった」と感無量のコメント。長年あたためた企画の実現に、しっかりした手ごたえを感じられたようだ。作品のタイトルにちなんで、女性キャストが新しい靴に履き替えるというパフォーマンスも行われたこの日。パリのセレブ御用達ブランド、ロジェ ヴィヴィエが提供した靴が登場すると会場の女性たちからため息が。真新しい靴をまとった中山は「気分が上がります」とにこやかにコメント。会見を華やかに締めくくった。『新しい靴を買わなくちゃ』10月6日(土)全国ロードショー
2012年09月26日映画『新しい靴を買わなくちゃ』の完成報告会見が9月25日(火)、都内で開催され、主演の中山美穂、向井理、桐谷美玲、綾野剛、プロデュースと撮影監督を務めた岩井俊二、そして監督・脚本の北川悦吏子が出席した。北川監督の『ハルフウェイ』に続く2作目の監督作品で、全編パリで撮影された本作。セーヌ河のほとりで偶然の出会いを果たしたアオイ(中山さん)とセン(向井さん)の3日間の恋の物語を優しく、切なく描き出す。6年ほど前に北川監督と中山さんが交わした1通のメールが本作のきっかけ。北川監督が体調を崩して一時、企画が頓挫しかけたこともあったそうだが、無事こうして完成を迎えた。北川監督は「感無量です!」と感激しきり。「私は脚本家なので現場でどんどんセリフを変えていき、みんなパニックになりつつもこなしていってくれました。自分が書いた本は土台でしかなく、そこに人がいて動いて、空気が生まれていったように思います。坂本龍一さんが曲もつけてくださり、いまは夢の中にいるみたいです」と満面の笑みを見せた。中山さんと岩井さんが北川さんの病院を訪れて、そこで見舞いがてらに打ち合わせをしたこともあったという。岩井さんは一時は北川さん以外の監督を立てることも考えたそうだが、「僕がそうポロっと言ったら、美穂ちゃんが『北川さんでやろうよ』と言ってくれたんです。時間はかかりましたが、念願のパリで念願のキャストでできました」と喜びを口にした。中山さんは9年前より生活の拠点としているパリで撮影された本作について「出来上がった作品を観て、パリの風景の中に自分がいるのを見て不思議な気持ちになりました」と明かす。「脚本を読んで、自分で演じてるのに、撮影中はどういう風に切り取られるのか全く分からず、(完成した作品を観て)新鮮な驚きがありました」と語った。向井さんは中山さんの印象を問われ「結構、オッチョコチョイなところがある」とニヤリ。「(役の)アオイっぽいなという感じで、撮影の最後にはアオイとして見てました」と語る。綾野さんは絵を志してパリに留学中の青年・カンゴを、桐谷さんは彼を追いかけてパリへやって来たスズメを演じているが、長回しによる2人の会話シーンは大きな見どころの一つ。桐谷さんは「台本はあるんですが、プラスアルファでやれることがあるならと言われてたので、カンゴとスズメとして綾野くんと会話してました」とふり返る。岩井さんが撮影監督を務めたからこそ実現したとも言える不思議な空気感が漂うこのシーンについて、綾野さんは「ただただ心地よかったです。生きてる実感があったというか、ずっと続けばいいのにと思ってました」と述懐。さらに綾野さんが「(相手役が)桐谷さんでよかったです」と語ると、桐谷さんは嬉しそうに微笑んでいた。会見の終わりには、映画にちなんで劇中で使用されているブランド「Roger Vivier(ロジェ・ヴィヴィエ)」の今シーズンの新作のヒールが登場。中山さんと桐谷さんはそれぞれ向井さん、綾野さんにエスコートされながら壇上で新たな靴に履き替えた。桐谷さんが履いたのは、映画のラストシーンで履いたものの色違いの秋冬の新作「BELLE DE NUIT(ベル・ドゥニュイ)。中山さんは、スワロフスキーが施され日本で1点のみのヒールとなる「Palace(パレス)」を着用。多くの記者が注目する中での靴の履き替えに、中山さんは「恥ずかしい…」と照れつつも、新しい靴に「気分が上がります!」と笑顔を見せていた。『新しい靴を買わなくちゃ』は10月6日(土)より全国にて公開。■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会
2012年09月25日絶対不可能と言われていた“リンゴの無農薬栽培”を実現させたリンゴ農家・木村秋則氏の挑戦を描いた著書『奇跡のリンゴ』が、阿部サダヲと菅野美穂主演で映画化されることが決定した。その他の写真日本最大のリンゴ生産地である青森県を舞台に、一人の農家の挑戦を描いた本作。『ゴールデンスランバー』『チーム・バチスタの栄光』で知られる中村義洋が監督を務め、阿部と菅野が夫婦役を演じる。極貧に耐え、自殺に追い込まれるほど過酷な状況になっても、11年もの年月をかけてリンゴの無農薬栽培を実現させた木村氏。今回キャスティングされた阿部は、「『世界で初めて(リンゴの無農薬栽培)』を成功させて今現在もご活躍中の方を演じるなんて、今までそんな経験はなかった。ステキな秋則を作りたいと思っています」と意気込みを見せている。両親が岩手県のリンゴ生産地の出身ということもあり縁を感じているという菅野は、「農薬アレルギーのある妻を苦しみから解放してあげたいという愛情が(無農薬リンゴ栽培の)きっかけだなんて、なんと素直で優しいんでしょう。猪突猛進の主人を温かく見つめるのが妻の務めでは」と、その献身的な役柄を振り返った。また中村監督は、「あらゆる仕事においてチャレンジを続ける人々の普遍的な物語。今まさに何かを諦めかけている人が見て、この家族に比べたら自分の方が恵まれているな、もう少し頑張れるな、なんて思っていただければ」と語っている。木村氏本人の、「一つのものに狂えばいつか答えは見つかる。とにかく諦めないで」という強いメッセージが込められた本作は、弘前市全面協力のもと、4月中旬からオール弘前ロケを敢行し、2013年に公開される予定だ。『奇跡のリンゴ』2013年ロードショー
2012年04月06日中山美穂が10年ぶりにTVドラマに帰ってくる女優、中山美穂が俳優、佐藤浩市とのW主演でTBSドラマ「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」に10年ぶりに出演する。2002年に作家・辻仁成氏と結婚、フランスに移住した中山は、今回のドラマ出演の為に帰国。フジテレビ2002年の「ホーム&アウェイ」以来のドラマ出演となり、TBSは総力を挙げて制作に臨んだ。大人のラブストーリーが展開「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」は、大阪発札幌行き寝台特急「トワイライトエクスプレス」が舞台となる。不倫関係にある中山と佐藤が別れを決意し、最後の旅行に出かける。エクスプレスのスイートルーム内で揺れ動く感情を二人が演じる。今回の撮影は、JR西日本が全面協力、実際のダイヤの合間をぬってトワイライトエクスプレス内で撮影を敢行。ドラマとしては異例の力の入れようだ。現在、活躍中の多くの女優や歌手が憧れる中山の久々のドラマ出演に、大きな期待が寄せられている。TBSドラマ特別企画「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」は3月20日 後9:00より2時間放送。元の記事を読む
2012年02月17日映画『ジーン・ワルツ』(大谷健太郎監督)の初日舞台挨拶が2月5日(土)、東京・銀座の丸の内TOEI1で行われ、主演の菅野美穂、共演の田辺誠一、原作者の作家で病理医の海堂尊氏らが出席した。大学病院を舞台に顕微授精のスペシャリストの産婦人科医、曾根崎理恵(菅野さん)の国家の医療体制に反発する戦いを通じ、代理母出産など日本の産婦人科医療の現実を描く医療ミステリー。命を扱ったデリケートなテーマに菅野さんは「いま30代で、いつか母親になりたいと思っている。こういうタイミングで、こういう映画に参加させていただき幸運でした」と深い関心を持って捉えた様子。「出産のいいところだけ見て夢のように産みたいと思っていましたが、産科医療がどれだけ大変か、胎児が10か月体内にいる間にどういうことが起こりうるかシビアな面も知って、だからこそ赤ちゃんを抱っこできる喜びを知り得るとわかった。改めて赤ちゃんを産みたいと思いました」と強い母親願望を口にした。一方の田辺さんは、大学病院で理恵の上司にあたるエリート医師役。劇中では、さまざまな事情を抱えながら出産に立ち向かおうとする女性たちが登場しており「いろいろな生き方の女性を見て、女性は命がけで“命”を産むんだと、感動しました」としみじみ。また長年の不妊治療の末に39歳で妊娠をした荒木浩子役の南果歩は、出産シーンをふり返り「美術さんが新生児ロボっていうのを作ってくれて、何体かあったんですが、やっぱりウチの子が一番かわいい!と思って、親バカでした」と実生活でも母親だけに出産に思い入れもひとしおの様子で、観客の笑いを誘った。『ジーン・ワルツ』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集「『ジーン・ワルツ』 現場が伝える女性の『生き方』&『働き方』」■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:天才医師が新医療の闇に迫る『ジーン・ワルツ』オリジナルバッグを5名様にプレゼント菅野美穂インタビュー“天才女医”から見つめる、女性の生き方『ジーン・ワルツ』海堂尊インタビュー納得の出来に原作者も「危険な映画(笑)」菅野美穂「ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出す」就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑
2011年02月07日思わず支えたくなるような純粋無垢な女性から、目的のためには手段を選ばない悪女まで、女優・菅野美穂の演技には毎度驚かされる。そんな彼女が『チーム・バチスタの栄光』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』などの映像化で知られる医療ミステリー作家・海堂尊の新シリーズ『ジーン・ワルツ』の映画化で演じるのは、クール・ウィッチ(冷徹な魔女)と言われ、権力に屈しない行動力を持つ、産婦人科医であり顕微授精のスペシャリスト・曾根崎理恵だ。“史上最強の女医”を演じたことで彼女自身の人生はどう変化したのか――。曾根崎の芯の強さに「羨ましい」「原作の曾根崎先生は、どこまでもクール。内側にある情熱はポーカーフェイスで一切表面に出さず、水も漏らさないような計画を立てる完璧な女性。そういう女性を私が演じるってどうなんだろう…という不安はありました。でも、映画の台本を読んで、彼女の揺らぎとか葛藤を膨らませていることに気がついて、私の役割は原作の曾根崎先生と映像化にあたっての曾根崎先生のニュアンス、その両方を繋ぎ合わせることだと思ったんです」と語るように、信念を貫きながらも揺れ動く心情を丁寧に表現している。菅野さんが20代の頃からカメレオン女優と言われるゆえんはそこにある。物語の舞台となるのは、とある理由で閉院間近となったマリアクリニック。曾根崎と彼女がサポートする4人の妊婦それぞれの出産に至るまでが描かれ、多くの女性は出産について深く考えさせられる。もちろん菅野さんもそのひとりだ。作品から受けた衝撃を「頭をガツンと叩かれたようだった」と説明する。「いままでは、赤ちゃんを産むことに関してどこか夢見がちだったというか、早いか遅いかの違いはあっても、いずれ母親になるだろうと思っていたんです。けれど、そうではなかった。現代の女性にとっては、産む人生も産まない人生も選択できる。赤ちゃんを産むにしても、十月十日の間にどれだけ大変なことが待っているのか──その大変さを知り、その先にあるであろう自分の赤ちゃんを抱くことの喜びを考えることができた。いまは夢見がちではなく、現実的な大変さも含めて、いつか赤ちゃんを産みたいと思っています」。また、今回は菅野さんをはじめ浅丘ルリ子、南果歩、風吹ジュン、白石美帆、桐谷美玲など女性キャストが多かったこともあり、現場でも出産トークが繰り広げられた。「風吹さんが現場にお茶のセットを持ってきて中国茶を入れてくださったんです。そのお茶を飲みながら、出産のときはね…と話をしたこともありますね」。監督の実体験から演技のヒントを得るそして、和気あいあいとしたオフタイムの雰囲気とは一変、劇中で曾根崎が代理出産という大胆な計画を遂行するために、上司である帝華大学准教授の清川と火花を散らし、繊細さと強さを武器に清川を振りまわす一幕も。菅野さんはそんな曾根崎を「羨ましい」、「あっぱれな女性」と称える。「曾根崎先生のやろうとしていること、言っていることは正しいけれど、拳をあげた瞬間に意味が変わることってありますよね?でも、彼女の場合は正々堂々と正義をきっちり貫き通している。もちろん、その自信の裏には努力があるわけですが、私は彼女ほど自分に自信を持てないし、嫌われたらどうしよう?って考えてしまう。ほんとにあっぱれな女性ですよね」。クール・ウィッチと呼ばれながらも同性から頼られるキャラクターでいられるのは、彼女に観客が希望を託したいと願うからなのかもしれない。続けて、何日もかけて撮影したという、曾根崎と清川が一緒に手術を行うシーンが印象深く記憶に刻まれているとふり返る。「赤ちゃんが生まれるだけでなく、曾根崎先生と清川先生の本音がぶつかるシーンでもあって、さらに帝王切開の術式を手際よく演じなければならなくて…いろいろなものがギュウギュウに詰まっているシーンでした。私自身は子供を産んだ経験がないので分からないことだらけだったんですが、この作品の撮影に入る前に大谷監督はイクメンをされていたので、監督の(実体験からくる)何気ない言葉の一つ一つが演技につながりました。何よりも“映画を観たあとにあったかい気持ちになれる、そういう映画にしたい”という監督の言葉が支えになりましたね」。「私もいつか赤ちゃんを産みたい」と菅野さんが熱い思いを胸に刻んだように、多くの女性が曾根崎先生のような産婦人科医の下で、出産したいと思うことだろう。温かな気持ちを抱きながら──。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集「『ジーン・ワルツ』 現場が伝える女性の『生き方』&『働き方』」■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:『ジーン・ワルツ』海堂尊インタビュー納得の出来に原作者も「危険な映画(笑)」菅野美穂「ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出す」就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリ矢田亜希子インタビュー「いまだからできる」母親役で見せた強さ
2011年02月03日海堂尊原作の同名医療サスペンスを映画化した『ジーン・ワルツ』の完成披露試写会が1月30日(日)、東京・千代田区の帝国ホテルで開催され、主演を務める菅野美穂をはじめ、白石美帆、桐谷美玲、片瀬那奈、南果歩という日本を代表する豪華女優陣が勢揃い。原作者の海堂氏、そしてメガホンを取る大谷健太郎監督と共に本作の完成を報告した。主人公は顕微授精のスペシャリストで“遺伝子(ジーン)の女神”の異名を持つ天才医師・曾根崎理恵(菅野さん)。医療の最高峰である帝華大学病院で働く彼女が院長代理を務める廃院寸前の小さな産婦人科医院「マリアクリニック」には、禁断の“治療”が行われているとうわさが囁かれていた。真相を確かめるべく、同僚のエリート医師・清川吾郎(田辺誠一)は理恵の周辺を探り始めるが…。映画化もされた「チーム・バチスタの栄光」で華々しい作家デビューを飾った現役医師の海堂氏が、日本の産婦人科医療の現実を描く原作が菅野さん主演で映画化された。菅野さんは「クールでポーカーフェイスな役柄。普段の自分とは違うので頑張りました。参加できて光栄ですし、女性が多い現場で楽しかった」と“美の競演”が実現した現場にニンマリ。海堂氏も「全ての登場人物が予想以上に美しくなった。こんなにたくさんの美女に囲まれるのはこれが最後だと思うので、人生の短い頂点として楽しみたい(笑)」と映画の出来栄えはもちろん、華やかな雰囲気にご満悦だった。難病を抱える子供を持った母親を演じる白石さんは「妊娠も出産も経験したことはありませんが、いつか自分の身にも起こりうること。女性目線で心の痛み、命の奇跡を実感した。自分が出産するときに、もう一回この映画を観たい」と母性に目覚めた様子。南さんは不妊治療を経て、自然分娩を希望する女性を熱演し「自然だけでは立ち行かない現実がある。医療があったからこそ生まれた命もあるはずだし、自然志向に偏り過ぎる風潮に一石を投じる作品になれば」と自身の経験を踏まえて、真摯にコメント。さらに「今後ないとは思うが、子供を産むときは菅野さんにとり上げてほしい」とアピールする場面も。この日、客席には夫で俳優の渡辺謙の姿もあった。自称・ヤンキー妊婦役の桐谷さんが役作りの参考にしたのは「八王子のヤンキーです。監督が参考にしろって(笑)」。先輩女優との共演に、「みなさん優しかったし、女優としてたくさん勉強することができた」とふり返り、「命を扱った作品。ぜひ同世代に観てもらえば」と語った。そしてジャーナリストを演じる片瀬さんは「一般的にジャーナリストは客観的に情報を伝える仕事だが、テーマがテーマだけに、女性としての感情を抑えずに、女性目線で伝えたい気持ちを優先させた。生きることの素晴らしさ、女性のすごさを感じてほしい」とこちらも“女性が主役”と熱弁した。母性がテーマの本作に、菅野さんも「改めて母親になりたいと実感しました…なかなかなれませんけど(笑)」と少々自虐的に語ったほか、帝王切開の施術シーンを演じる際、資料DVDを見たといい「それ以来、ピザマルゲリータを見ると帝王切開を思い出しちゃうんですよ!」と珍発言も飛び出した。この日は、会見当日にあたる1月30日が「女性医師の日」に制定されたことを記念し、なんと65名の女医が菅野さんらと写真撮影に臨んだ。「うわぁ、圧巻ですね。みなさんお美しい」と菅野さん。主題歌「こたえ」を歌う小田和正からビデオメッセージが届くと、「普段は自分の演技に反省しながら、映画を観るんですが、小田さんの主題歌を聞いた瞬間、自分でも感動してしまい、涙が出ました。優しい気持ちになれる曲」と感謝感激していた。『ジーン・ワルツ』は2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会■関連記事:就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリ矢田亜希子、出産後初の5年ぶり主演ドラマで母親役!出産シーンでは思い重ね涙
2011年01月30日映画『パーマネント野ばら』(吉田大八監督)の初日舞台あいさつが5月22日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の菅野美穂、共演の江口洋介、小池栄子らが顔を揃えた。母と娘のなおこ(菅野さん)が営む小さな美容室に集う大人の女性たちが抱える恋とそれにまつわる悲しみを描く物語で、原作は漫画家、西原理恵子の同名作品(新潮社刊)。8年ぶりに映画主演した菅野さんは、江口さん演じる高校教師を恋人に持つ役どころ。「江口さんがもう本当に素敵で、栄子ちゃんと『江口さん、カッコイイよね』って言ってたんです。ね!」と小池さんに語りかけ、小池さんも「言ってたね」とガールズトーク。「そしたら水が落ちてきて、バチが当たったのかな?って」と観客の笑いを誘った。江口さんは「監督から『理想の男でお願いします』って言われ、理想の男って?どういうポジションで演じればいいのかな?と思いながらやっていました」と自信なさげだった。一方、母親役の夏木マリは、菅野さんについて「普段から、なおこになっていて本当に演技が上手で、改めて天才だなと思いました」と大絶賛。菅野さんは「いえいえ、そんなことないです」と喜びと照れが入り混じったような笑顔を見せた。放蕩者のなおこの父親役は宇崎竜童で「人生が真夜中のスナックみたいな、訳のわからない人。監督の指示を聞いて一生懸命やりました」と苦笑い。MCから「でも素敵でしたよね」と褒められると、「本当?あんなダメな男とばかり付き合ったら、みんなダメになっちゃうでしょ」と自分の役にダメ出しし、会場を沸かせていた。『パーマネント野ばら』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パーマネント野ばら 2010年5月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010映画「パーマネント野ばら」製作委員会■関連記事:初恋に別れに遠距離恋愛…忘れられない恋の投稿エピソードを大公開!西原理恵子がモデルデビュー?『パーマネント野ばら』の意外なシーンで…夏木&菅野がさばけた恋愛指南「だめんずとは行くだけ行ってグチャグチャに」菅野美穂×夏木マリトーク付『パーマネント野ばら』女性限定試写会に40組80名様ご招待菅野美穂ら女優陣があの言葉を連発?原作者・西原理恵子「下品ですみません(笑)」
2010年05月22日先日より公開され、大ヒットを記録している『サヨナライツカ』主演の中山美穂による凱旋舞台挨拶が2月6日(土)と7日(日)の2日間にわたって東京、名古屋、大阪、福岡で行われた。途中、共演の西島秀俊も加わって開催されてきたが、最終回となる7日(日)の夜の東京・丸の内TOEI2での回では、中山さんが感激のあまり涙を見せる一幕も!この日の中山さんの衣裳は、劇中、沓子(中山さん)が、初めて豊(西島さん)の部屋を訪れる際に着ていたもの。元々、中山さんの私物だったということだが、中山さん曰く「友人のデザイナーのところで見つけたもので、きれいに透けて、脱ぎやすくて(笑)、あのシーンにぴったりだと思って監督に提案したら気に入ってくれたんです」とのこと。西島さんにそのシーンの思い出を尋ねると「あのシーンは緊張しました。僕は普段、緊張することはないんですが、あのシーンに関しては『カット!』という声が掛かったときに、手が震えていたのを覚えています」と明かした。ちなみにこの日も「舞台袖で、美穂さんがこの衣裳で現れたとき、緊張しました。いまも緊張してます…セクシーで素敵ですよね」と少し照れくさそうに語った。これに、中山さんも「ありがとうございます」と笑顔で返した。この日は、観客から2人に質問する時間も設けられたが、最初の質問は男性の観客で「僕はいま、彼女がいるんですが、それと別に忘れられない女性がいます。どうしたらいいんでしょうか?」という悩みの相談。中山さんはちょっと困った顔をしつつも「そうですね…。大切な思い出としてずっと胸にしまっておくとか…。いまの彼女と別れて、(その女性のところに)帰るというのもありますが…。迷いますよね。頑張ってください!」と励ましの(?)言葉を贈った。一方の西島さんは「困りますよね(苦笑)」と同調しつつ「いいんじゃないですか、忘れられない人がいるということは。(想いを)大切に持っていていいと思います」とのお答え。続いての質問は女性から。「自分にも付き合ってる人がいて、別れるつもりはないんですが、それでもほかの人を好きになってしまうことがあります。(これと同じような状況の)劇中の沓子と豊は幸せだったのでしょうか?」という深〜い質問。中山さんは「想いが深ければ深いほど、その想いに忠実であるなら幸せだと思います。人を好きになるということは幸せなこと。それだけは否定してほしくないです」と答えた。西島さんも「豊と沓子がいきなり恋に落ちるのは、互いを理解し合っていたから。豊は、ほかの人には見せないけれど、虚無感を抱えていて、沓子はそれをすぐに理解した。理解し合う2人だったからこそ恋に落ちた」とさすがの解説で会場を唸らせた。この日は凱旋舞台挨拶を記念して、くす玉が用意された。2人が引っ張り、くす玉が割れると、会場からは大きな拍手がわき起こったが、中山さんはこれに感極まって思わず涙!すると、西島さんがすかさずハンカチを差し出し、客席からは一層大きな拍手と歓声が。中山さんは「年をとったのか…涙もろくてしょうがない」と涙交じりに笑顔を浮かべ歓声に応えた。そして「末永くこの映画をみなさんの胸の中で育ててください。私も、25年後に観てどう感じるのか楽しみにしています」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂がフランスから緊急帰国!『サヨナライツカ』日本横断凱旋舞台挨拶が決定中山美穂、ファンの「おかえり」に笑顔西島秀俊は劇中の浮気に「しょうがない」連発【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ
2010年02月07日先日公開され、10億超えも視野に入る大ヒットスタートを切った『サヨナライツカ』。この大ヒットを受けて、本作で12年ぶりの映画復帰を果たした中山美穂が、現在の住まいであるフランスから緊急帰国し、2月6日(土)、7日(日)の2日間で東京、名古屋、大阪、福岡の4都市8か所にて開催される大ヒット御礼凱旋舞台挨拶に出席することが急遽決まった。興行面での好調のみならず、本作は様々な映画サイトでのアクセス数、話題度で1位を獲得。加えて中島美嘉による主題歌「ALWAYS」も各チャートで1位、中山さんの夫である辻仁成の原作小説も紀伊国屋文庫本週刊ベストセラーを始め各ランキングで1位を記録するなど、“社会現象”という言葉が決して大げさではない盛り上がりを見せている。これを受けて、中山さんが再びフランスから帰国することが決定!今週末の2月6日(土)、7日(日)の2日間で東京、名古屋、大阪、福岡の4都市、8つの劇場で行われる舞台挨拶に登壇することになった。フランスから日本、さらに各都市をめぐる総移動距離は推定22,200キロ!およそ3,000人の観客動員が見込まれるこちらの舞台挨拶だが、実施の詳細については2月1日(月)の23:00ごろ、公式サイト上で発表されるとのこと。公開初日の舞台挨拶では、ファンから「おかえり!」という言葉と大声援で迎えられ、感無量といった面持ちで「海外映画なのに、日本のみなさんにいち早く届けられることが本当に嬉しい」と喜びを語っていた中山さん。今回の舞台挨拶ではどのような言葉をファンに向けて発するのか?『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。『サヨナライツカ』映画公式サイト■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂、ファンの「おかえり」に笑顔西島秀俊は劇中の浮気に「しょうがない」連発【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」
2010年02月01日女優の中山美穂が、1月19日(火)、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた主演映画『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアで、主題歌「ALWAYS」を担当する歌手、中島美嘉のナマ歌披露に感極まって号泣した。タイ・バンコクを舞台に、自由奔放に生きる女性・沓子(中山さん)と、婚約者・光子(石田ゆり子)のいるエリートサラリーマン・豊(西島秀俊)の25年越しの恋を描くラブストーリー。サプライズゲストとして来場した中島さんの歌を、舞台脇の椅子に座って聴いていた中山さんは、歌が終わったところで大粒の涙をボロボロ。ハンカチで拭いながら隣にいた西島さんに何かを囁きかける姿を見せていた。歌い終わった中島さんが「緊張しました、すいませんでした、でも楽しかったです。この曲もこの映画も本当に好きなので、邪魔しないよう気持ちを前面に出して頑張りました」と照れ笑い。すかさず中山さんは「すごくよかったです。涙が出てきちゃいました」とまた涙をポロリ。“愛する”西島さんが差し出したハンカチで涙を拭うと「映画にピッタリで彼女(中島さん)の歌声が心に響いてきて、いいなと思いました」と中島さんに笑顔を向けた。一方、演じた役柄について西島さんは「ひどい男ですね、一般的には」と苦笑いしつつも「一生に一度の溺れるような恋に落ちた男の話。どこか憧れますね」と“不倫願望”をポロリ。小悪魔的であり一途という沓子について「(豊は)どちらの面にも惹かれたと思います。ウエディング姿の沓子もベッドシーンの妖艶な姿の沓子もどちらも本当に美しいです」と絶賛した。中山さんは「25年は短い時間ではないですね。でも愛する心を秘めて生きていくと決めた、孤独を選んだんだと思います。人ってなかなか強く人を愛して生きるってできないですよね。沓子の強さが好きですし、強さをもらえました」と共感と思い入れタップリ。左肩を出しボディラインがクッキリ出るデザインのピンク色のドレスを着こなしたセクシーな装いと表情で、終始カメラマンのフラッシュ放射を浴びていた。『サヨナライツカ』は1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?チョン・ウソンが中山美穂主演『サヨナライツカ』を絶賛3月来日イベント開催も決定中山美穂&西島秀俊も登壇!『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアに80組160名様ご招待
2010年01月19日韓国のトップ俳優、チョン・ウソンからまもなく公開を迎える『サヨナライツカ』を絶賛する応援メッセージが到着した。辻仁成の同名小説を原作に、辻さんの妻である中山美穂が12年ぶりに映画主演を果たした作品として注目を浴びる本作。なにゆえ、韓国の名優からメッセージが到着が届いたのか?本作でメガホンを取ったのは韓国の名匠イ・ジェハン。ジェハン監督の名を韓国のみならず日本にも知らしめ、いまなお日本国内で上映された韓国映画の中で歴代1位の興行記録を持っているのがウソンが主演を務めた『私の頭の中の消しゴム』なのである。韓国ではウソンのみならず、ジェハン監督の次回作へ出演予定のクォン・サンウや、昨年の日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得し日本でも人気の「Big Bang」のT.O.Pや俳優のチャ・スンウォンらが、映画の完成をいまいまかと待ちわびていたとか。また、今回のメッセージ発表とあわせて、ウソンの3月の来日も決定。3月27日(土)には単独来日イベントが開催されることも決まった。ウソンは『サヨナライツカ』について「完成前に、編集室で少し拝見する機会があったのですが、イ・ジェハン監督のオリジナリティあふれる映像美がとても素晴らしかったです!映像の一部を観ただけで、さらに先を観たくなる、気になる映画でした」と手放しで絶賛。続けて「韓国でも、『私の頭の中の消しゴム』以来、みなが待ち焦がれていたイ・ジェハン監督の作品!監督が時間をかけて温めてきた大切な映画です。日本のみなさまには、とても感動的で素敵な時間を過ごしていただけると思います。映画の成功を願うとともに、祝福いたします」とのコメントを寄せてくれた。2010年の初泣きはこの映画?『サヨナライツカ』は1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。チョン・ウソンイベント 情報日時:3月27日(土)14:00開場/15:00開演場所:日比谷公会堂チョン・ウソン公式サイト:■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂&西島秀俊も登壇!『サヨナライツカ』ジャパン・プレミアに80組160名様ご招待中山美穂、久々にファンの前へ!石田ゆり子と舞台上で西島秀俊の取り合い?中山美穂、撮影現場よりも久々の会見に緊張?現場では西島秀俊に嫉妬も!中山美穂×西島秀俊『サヨナライツカ』主題歌に中島美嘉!切ない詞に涙必至?中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2010年01月08日中山美穂の12年ぶりの映画主演作となる『サヨナライツカ』の完成記者会見が10月27日(火)に開かれ、中山さんと共演の西島秀俊、石田ゆり子にメガホンを握った韓国人監督のイ・ジェハンが出席した。映画は辻仁成の小説を原作に、25年にもわたる男女の愛を描いており、中山さんは自由奔放な女・沓子を、西島さんは沓子と燃えるような恋に落ちる豊を、そして石田さんは豊の貞淑なる婚約者・光子を演じている。左肩を大胆に出したシックなドレスで登場した中山さん。「現場では不思議とブランクを感じなかったんですが、いま、この瞬間、(会見への出席が)すごく久しぶりだな、という気がしてすごく緊張してます」と語った。そんな彼女に質疑応答では質問が集中!12年ぶりに映画に出演する気になったきっかけを尋ねられると「以前からこの作品を映画化するというお話は伺ってました。沓子という女性に魅力を感じていましたが、まさか自分が演じるなんて思ってもみなかったです。ただ、監督からお話をいただいて、眠っていた感情が甦って、どうしても演じたい…沓子のような自由奔放な女性の役をやりたいって思ったんです」と語った。相手役の西島さんは撮影をふり返り「一番大変だったのは、監督がシーンごとに説明をしてくださるんですが、そこで要求される感情がひとつじゃないんです。喜びと悲しみとあきらめと…という感じで。全シーンがそうで、それを表現できるまでOKを出さないんです。辛く、やりがいのある現場でした」と充実した表情を見せた。が…一方で中山さんは「私には、大きな注文はなかったです。(厳しい要求を受ける)西島さんにちょっと嫉妬しました」といたずらっぽく笑った。石田さんは自身の役について「武家の妻のようですね。家庭を守り、夫を支えるのが自分のやるべきことであるという揺るぎない気持ちを持っている女性です。私なりに、彼女の美学を考えて演じました。監督には『優しく、やわらかく、包み込むように』という注文をいただきました」と説明した。劇中では2人の全く違うタイプの女性の間で揺れ動く男を演じた西島さんだが、個人的にはどちらに惹かれるか?という質問に西島さんはかなり困った表情。「両方が一番いいんですが…(苦笑)。豊が揺れ動く気持ちがよく分かります。僕が豊の立場でも揺れると思います。そうですね…映画を観ていただいてそれぞれに感じていただければ…」と何とか逃げ切った。逆に女性陣2人に沓子と光子、どちらに魅力や共感を感じるか?と尋ねると、石田さんは「本来、全ての女性は沓子と光子の2人の部分を少なからず持っていると思います。気持ちの上で、この2人は表裏一体なのかな、と。でも完成した映画を観たら『沓子、魅力的だな…。男ならこっちを選ぶかな』と正直、思いました(笑)」と明かした。中山さんもこれにうなずき、「光子には共感しますし、沓子のような女性への憧れの気持ちもあります」と答えた。さらに、中山さんには(現在、住まいのある)パリでの7年の生活が何か影響を与えたことは?という質問が投げかけられたが「ブランクが明けて、演じる上で、このブランクの間に変わった部分が演技ににじみ出ればいいな、という思いでした。ただ、自分の中で(ブランクが)どのように影響したか、ということは私にも分かりません」という答えが返ってきた。『私の頭の中の消しゴム』を手がけた鬼才として日本でも人気の高いイ・ジェハン監督は「原作を読んで、光子が書く詩に感動し、“岐路”というワードを見たときにこれを映画化したいと思いました。別れたくても別れられない、2人の胸の痛みを映像にしたかったんです」と作品に込めた思いを明かした。『サヨナライツカ』は2010年1月23日(土)より、新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂×西島秀俊『サヨナライツカ』主題歌に中島美嘉!切ない詞に涙必至?中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2009年10月27日辻仁成の同名小説を中山美穂主演で映画化した『サヨナライツカ』の主題歌を中島美嘉が担当することが決まり、中山さん、中島さんからそれぞれコメントが発表された。中山さんにとって12年ぶりの映画復帰作であり、『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督の手による本作。タイのバンコクでの出会いを皮切りに25年の時を超え、東京、ニューヨークと舞台を移しながら、燃えるような一瞬の恋が切なくも美しい永遠の愛へと昇華していくさまが描かれる。中山さんの相手役を務めるのは西島秀俊。大人のラブストーリーにふさわしい2人がどのようなやり取りを繰り広げるのか?楽しみなところ。中島さんが映画の主題歌を歌うのは『永遠の詩』以来2年ぶりのこと。今回の「ALWAYS」では、昨年TVドラマ「流星の絆」の挿入歌として話題を呼んだ「ORION」でも中島さんとタッグを組んだ百田留衣が作詞・作曲を担当。「キミが笑うだけで、明日が見える。例え過ちだとしてもかまわない。今はただ…」と、この映画の情景にぴったりの切ない愛が紡ぎ出される。中山さんは「忘れたことにしない、なかったことにしない、愛すること、愛したことに一生懸命向き合う沓子の切なさや、想いの深さが存分に込められていて『一瞬の恋が、一生の愛へと続いていく』という映画の世界観を、音楽という別の側面で表現していると思いました」と中島さんが歌い上げる世界観を絶賛。「この作品のテーマとも言える『愛されること、愛すること』の愛することは永遠でありつつも、いつまでも感じることだと思います」とこの主題歌と合わせて、映画に込められたメッセージを改めて強く感じた様子。中島さんも「切ないシーンにも合う楽曲に仕上がっていますので、ぜひ映画と共に音楽も楽しんでいただけたら嬉しいです」と喜びのコメントを寄せてくれた。『サヨナライツカ』は2010年1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。「ALWAYS」も来春リリースを予定。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2009年10月07日大ヒット映画『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハンの熱烈なラブコールにより、中山美穂が12年ぶりに完全女優復帰!中山さんの夫である辻仁成による小説を原作に、切ない永遠の愛を描いた『サヨナライツカ』が2010年1月23日(土)に公開されることが決定した。待望のスクリーン復帰を前に、中山さんがその変わらぬ美貌を放つ、本作の作品画像が初披露された。本作で中山さんが演じる主人公・沓子(とうこ)は、「愛することがすべて」と思っている自由奔放で欲望に忠実な女性。バンコク、東京、ニューヨークと、25年の時を超えて交わされる、恋人・豊(西島秀俊)との切ない恋愛模様が描かれる。日本アカデミー賞優秀主演女優賞に輝いた『東京日和』(’97)以来12年ぶりの映画主演となる中山さんは、作品をふり返り「この物語は二人(豊、沓子)の出会いによって始まりますが、私が演じさせていただいたということも大きな出会いになりました。出会うということには、計り知れない可能性が秘められていて、想像もつかない未来が訪れたり、自分を成長させてくれます。『いつか』のために『いま』が用意されている。そのことをこの作品を通してずっと考えていました」とコメント。さらに、「沓子は、愛すること、愛したこと、すべてを体当たりで受け止めようとする彼女に、真の女性像を見たような気がした。彼女が泣いたり笑ったりするたびに、演じている私が壊れてしまうのではないかと思うときも」と、体当たりで演じあげたことをうかがわせる。12年ぶりの主演ということに加え、中山さんはイ・ジェハン監督のもと、韓国語、タイ語、英語が飛び交う現場を経験したが、「必ずまた一緒に作りたい!もう二度と仕事をしたくない!こんな極端な思いをしたのは初めて。それほど監督もスタッフも私も、特別な時間を共に過ごしたのだと思う。笑ったり泣いたり怒ったり、励ましたり励まされたり。演じるということ以外にもたくさんの愛情があふれた現場だった」と充実した日々をふり返る。念願のタッグとなったイ・ジェハン監督も、「美穂さんから感情を準備するために多くの質問を受け、よく話し合った。現場で演技について話すときは、信頼が積み重なれば重なるほど、目を見ただけで、何が言いたいか分かるようになった」と深い信頼を感じさせるコメント。中山さん渾身の演技に注目の『サヨナライツカ』。公開は、2010年1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2009年09月24日