東映の戦後70年記念作品として製作される『おかあさんの木』が先日、クランクアップを迎え、3月17日(火)に主演の鈴木京香を始め、志田未来、三浦貴大、奈良岡朋子、磯村一路監督が都内で記者会見を行い、本作への思いを語った。昭和52年より小学校の教科書にも掲載されている大川悦生の同名小説を『がんばっていきまっしょい』、『解夏』の磯村監督が自ら脚本を執筆し映画化。7人の息子たちを戦地に送り出すたびに無事の帰還を祈って木を植えた母親・ミツの姿を通じて残された者たちにとっての戦争を描き出す。撮影は1月下旬に始まり、ミツの家のシーンの撮影が行われた茨城県かすみがうら市を始め、長野県、静岡県、千葉県などで真冬の寒さの中で進められ、先日3月11日にクランクアップを迎えた。鈴木さんは「スタッフ、キャスト一丸となって優しい物語が完成しました」と充実の表情。最初に脚本を読んだときの印象について「最初に読んだのは短いお話で、脚本になってひとりひとりの息子を送り出す気持ちが描かれていました。漠然とした“息子たちを送り出すおかあさん”から“ミツ”という名前も付いて、ひとりずつを送り出していく――目で字を追っていても涙が出てきて『こんなつらく悲しい思いを7回もしないといけないのか』と難しい役だと実感しました」と明かす。撮影でも「子どもたちがかわいく無邪気に遊んでいるのを見れば見るほどつらかった」と語るが「水っぽくならないよう、母として強くなくてはいけないと自分を律して臨みました」と語った。撮影を通じて自身の母に思いをはせることもあったようで「私自身は子を育てたことはないので、周りの人に『母親の優しさとはどういうものか?』と聞いたり『母ならどうしたのかな?』と何度か思ったりもしました。母を思い出して感謝することもありました」と語った。ミツの五男の五郎に想いを寄せるサユリを演じた志田さんは、戦地に行く人々だけではなく「残された人たちがこんなつらい中にいたのかと知りました」と本作がこれまでに学校や本で見聞きしてきた戦争とはまた違った視点で戦争を捉えるきっかけになったよう。「私も含め、戦争を経験したことのない世代が増えていく中で、日本に残していくべき作品に参加できたことが嬉しいです。いつの時代も母は子を思うものなんだと感じました」と語る。特に映画が完成したら「自分の母に観てもらいたい」とも。「面と向かって『ありがとう』と言ったことないけど、お母さんは子のことをこんなに思っているんだと思ったので、映画を観てもらって『ありがとう』と伝えたい」と語った。次男の二郎を演じた三浦さんも残された者の心情に言及。特に三浦さんは学生時代にライフセーバーとして海での救助活動に従事していた経験があり「助けることができなかった人の残された家族の子を間近で見てきました。人がいなくなるということ、残された人がどう生きるか?昔から考えていました。それを描く作品に携わることができて幸せです」と語った。奈良岡さんは現代を生きるサユリを演じ、語りも担当しているが、奈良岡さん自身も戦争体験者。本作について「いま、こういう映画を撮るべきとき」と強調。「戦争というものは残された人も被害者であるというのが実感としてあります。キナ臭い世の中になってきて、70年経って、この時期に見ていただきたい」と訴えた。『おかあさんの木』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月17日鈴木おさむが作・演出を手がける舞台『美幸 -アンコンディショナルラブ-』に、大島優子、鈴木浩介の出演が決定。2016年5月、東京・本多劇場、大阪・サンケイホールブリーゼで上演する。本作は鈴木が、妻の森三中・大島の学生時代にあったいじめ経験に着想を得て書下ろしたふたり芝居で、2012年と2013年に山崎樹範、鳥居みゆきの出演で上演されている。書道コンテスト優勝をきっかけに学校で執拗ないじめにあい悲惨な学生生活を送った過去を持つ女・美幸が主人公。彼女は会社で出会った元役者の雄星に、自分の過去と同じ境遇を感じ“無償の愛”を捧げることを誓うが、その愛は次第にエスカレートして、雄星を悩ませるすべての人々に復讐を企てていく。今回タイトルロールの美幸を演じるのは、先ごろ映画『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した大島優子。美幸の憧れの存在である雄星をはじめ、男性登場人物5役をひとりで演じ分けるのは舞台、ドラマで活躍する人気の個性派俳優・鈴木浩介。ふたりは出演決定にあたり以下のコメントを寄せている。■鈴木浩介おさむさんの奥様は大島さんですよね。今回ご一緒させていただくのも大島さん。ダブル鈴木、ダブル大島、不思議なご縁を感じております。まさか、僕の名字が鈴木だからキャスティングされたわけではないですよね?おさむさん、優子さん、ご一緒させていただくのを楽しみにしております。全力で頑張ります。■大島優子以前から、作品によって様々な表情を持つ鈴木浩介さんの演技に憧れていました。今回ご一緒できて大変光栄です。舞台上の二人芝居でどういう世界を作れるか今から楽しみで、興奮しています。いかに衝撃的に、そしてリアルに美幸を演じられるか、おさむさんに身を委ねて最後まで喰らいついていきたいです。
2015年03月17日映画『風に立つライオン』の完成披露が2月24日(火)に開催され、主演の大沢たかお、原作者のさだまさしらが登壇。長崎の漁師役を演じた鈴木亮平は役作りや長崎ロケについて語りつつも、大沢さんらと共にアフリカ・ケニアでのロケに参加できなかった無念をにじませた。さださんが、アフリカでの医療活動に従事した医師の話を元に紡いだ名曲「風に立つライオン」の映画化。ケニアで医療に従事する日本人医師が過酷な現実に直面しつつも命を救うためにで奔走する姿を描き出す。大沢さん演じる航一郎の恋人で、彼がアフリカに行くことを知りつつ、長崎の離島の父親の病院を継ぐことを選ぶ貴子を真木よう子が演じた。長崎・五島列島でのロケで、真木さんは地元の年配の方々と共演したそうだが「選りすぐられた地元のおじいちゃん、おばあちゃんで(笑)、素晴らしかったです!」と地元の人々の演技を絶賛する。長崎出身のさださんは、ケニアでのシーンで大沢さんらが英語で会話をし、映画の中で日本語字幕が出ることに触れ「長崎の言葉も字幕が必要だったと思います、三池監督。(長崎)ネイティブの僕でも難解な長崎弁でした(笑)」と地元のお年寄りの会話について語り、会場は笑いに包まれた。鈴木さんは、長崎で真木さんに惹かれていく漁師を演じたが、漁師姿が似合っていたという司会者の称賛に「そう言われるのが一番嬉しいです」と笑顔を見せる。役作りについて「監督にお会いしたら『とにかく、潮の香りをさせといて』と言われました。どうやったら出るんだろう?と思い、1日早く現場に入って、地元の漁師さんにお願いして漁に連れてってもらい、必要以上に魚をくっつけた」と明かすが、三池監督は「生臭かった(笑)」とバッサリ。鈴木さんは「ケニアでのロケが目立って、注目されがちですが、日本の話でもあるということも分かっていただけると思います!」と長崎パートの重要性をアピール。だが、舞台挨拶が終盤にさしかかると「長崎で温泉に入ったんですが『オレもケニア行きたいな』と悔しくなったのを覚えています…」とケニアに行けなかった無念を口にした。鈴木さんは、「世界遺産検定」1級を取得しており、その博識でも知られているが、ケニアにはいくつもの世界遺産があり、現地に行けなかったことが返す返すも残念なよう。「話すと長くなりますが…さださんの曲の歌詞にも出てくる世界遺産が…。いや、やめておきます(苦笑)」と未練をにじませ、会場は笑いに包まれた。『風に立つライオン』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日蒼井優と鈴木杏主演で、岩井俊二が2004年に発表した『花とアリス』。10代の少女の恋と友情を岩井らしい美しい映像で綴った同作は、いまだ根強い人気を誇る。10年の時を超え、中学時代の花(鈴木)とアリス(蒼井)の出会いを描く前日譚『花とアリス殺人事件』が公開。新たにアニメーションという形で姿を見せる主人公たちに、ふたたび命を吹き込んだ、実生活でも親友同士の蒼井と鈴木に話を聞いた。その他の画像「大好きなふたりの出会いを見られて嬉しかった」という蒼井。続けて「なんだろ、でも前から知っていたといえば知っていたような気もするんですよね。私にとってアリスは親友のようでもあるし、私自身でもあるような不思議な存在なんです」と打ち明ける。鈴木も花は自分にとても近いそうで、「自分の中の花ちゃんに居ますか?ってノックする感じでした。あとは岩井さんがOKというなら大丈夫なんだろうなって」と空白の時間も問題はなかったよう。とはいえ蒼井も鈴木も20代後半。10年も前に自分が実写で演じた役の声を出すことに、通常のアニメ作品とは違う難しさはあった。だが同時に「10代から二十歳前後にやった役って、すっごくおもしろかった。それって役もだけど、あの年代そのものに、特有のまぶしさがあったんだと思うんです。実写では戻れないけれど、声優という形でだったら、まだそうした役ができる」と蒼井は顔をほころばす。そして鈴木は「この10年間いろんなことがあったけど、花とアリスという少女に再会できて、なんだかご褒美みたい。有難いです。優ちゃんとの出会いも含めて」としみじみ語り、「おばあちゃんになって、もう1回やりたいね(蒼井)」「そうだね、おばあちゃんになってね(鈴木)」「花婆とアリス婆で(蒼井)」と笑い合った。『花とアリス殺人事件』2月20日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:望月ふみ
2015年02月20日2月20日公開の映画『花とアリス殺人事件』の完成披露上映会が12日、東京・新宿バルト9で行われ、女優の蒼井優、鈴木杏、岩井俊二監督が出席した。本作は、岩井俊二監督が2004年に手掛けた映画『花とアリス』に続く監督にとって初めての長編アニメーション映画。物語は『花とアリス』の前日譚となる花とアリスのエピソードを描いており、声優には実写版と同様に蒼井優がアリス、鈴木杏が花の声を担当している。試写会が行われたこの日は、岩井監督に蒼井と鈴木が登壇。蒼井が「実写の時は杏ちゃんは有名人でしたが、私そこまでではありませんでした。今考えると、青春の最後の1ページだったような気がします。こういう形でまた青春を味あわせてくれた岩井さんに感謝しています」と岩井監督に感謝の言葉を述べれば、鈴木も「また『花とアリス』に再会できたし、こんな風に3人で並べて『頑張って毎日生きてきて良かった』と思います」と感慨深げ。一方の岩井俊二監督は「『花とアリス』の撮影後に取り組み、台本が出来た朝に(『花とアリス』の撮影監督である)篠田昇さんが亡くなったという連絡が来て、書き上げた本を一緒に棺に入れてもらったっということがあって。この映画を作らねばと思っていました。それから足掛け10年、ようやく自分らしいアニメに辿りつけたと今は思っています」としみじみ語れば、蒼井も時折涙ぐみながら「本当ならば篠田昇さんに見ていただきたかったのですが、それは叶わないこと。でもきっと空の上から見てくれると思います。この作品を見終わった後に皆さんの笑顔が篠田さんに届けばと思います」と故人を偲んだ。今から11年前に製作された実写版『花とアリス』の共演を機にプライベートでも仲良くなったという蒼井と鈴木。蒼井が「11年前は2人とも高校生で、高校が一緒で私が1個上だったんですけど、昼休憩に私の教室まで来て昼ごはんを誘ってくれました。その後もずっとずっと友だちというか、家族みたいな感覚。あの作品で出会ってなかったらこういう形で今も続いてないかもしれないので、今では杏のいない人生なんて考えられません」と話せば、鈴木も「優ちゃんはあらゆることを滅多打ちにしていく開拓者のような人で、今までに会ったことがないタイプでした。私の人生に大きな新しい風を吹かせてくれましたよ」と当時を懐かしげに振り返っていた。映画『花とアリス殺人事件』は、2月20日より全国公開。
2015年02月13日岩井俊二監督によるアニメーション映画『花とアリス殺人事件』の完成披露試写会が2月12日(木)に開催され、岩井監督に声優を務めた蒼井優、鈴木杏が揃って舞台挨拶に登壇した。2004年に蒼井さんと鈴木さんの主演で実写映画として製作され、いまなお多くのファンに愛されている『花とアリス』。本作は主人公の高校生の花とアリスの中学時代の出会いを描いている。2人のほかにも相田翔子、平泉成、キムラ緑子、木村多江らが実写版の役のまま声優に参加しているほか、勝地涼、黒木華らも出演している。岩井監督は実写版の公開後、早い段階で本作の本を既に執筆していたが、そこからアニメ化の実現、完成までここまで長い時間を費やすことになり、完成披露を迎え「感無量です」と言葉を絞り出す。特に11年前の実写版でカメラマンを務め、2004年に亡くなった篠田昇氏の存在に言及。「本ができた朝、電話で亡くなったという連絡が来て、お葬式で2人はわんわん泣いてて、書き上げた本を一緒に棺に入れてもらいました。それから『作らねば』という思いはあったけど怠けていたとこもあり(苦笑)。どうやってアニメを作ったらいいのか?とジブリの鈴木(敏夫)プロデューサーに話を伺ってレクチャーを受けたりもした」と完成に至るまでの軌跡をふり返る。蒼井さんは「11年ほど前にやった役をこうしてできるのは幸せ」と微笑み、鈴木さんも「3人でこうして並んでいるのが嬉しいと同時に不思議。夢を見ているようです」と喜びを口にする。11年前の実写版『花とアリス』は2人の知名度を一気に飛躍させることになったいわゆる“出世作”といえる作品。2人にとってはどのような意味を持っているのか?蒼井さんは「当時、鈴木杏は既に有名でしたが、私はそこまでもなくて、この作品をきっかけに知っていただいた方もたくさんいます。街を歩いてて指を指されることがなかった時期で、いま思うと青春の最後の1ページだったんだなと思います。こういう形でもう一度青春を味わわせてくれた岩井さんに感謝してます」と語る。鈴木さんは「岩井さんの作品が好きで憧れの現場で、緊張や気負いもあったけど、優ちゃんや篠田さんがそばにいて、安心できる現場でした。特別な出会いがあり、あそこから出発していまも続いていることがたくさんあります。まだ『花とアリス』が好きと言ってくれる方もいて、自分が思っている以上に大きな作品なんだと思います。また花とアリスに再会できて、3人でこうして並べて、頑張って毎日生きてきてよかったです!」と思いを口にした。当時、2人は現役高校生で、蒼井さんが2年先輩だが同じ高校に通っていた。「撮影中、杏が昼休みに私の教室に来て『優ちゃ~ん!昼ごはん食べよう』って(笑)。その後、撮影があるから2人で早退して、電車に乗って現場に行ってました」と当時の鈴木さんの口調のモノマネまで入れて懐かしそうに述懐する。鈴木さんは「最初はビックリしました。これまで会ったことのないタイプの人で、あらゆるものをメッタ撃ちにして道を開いてた。人生に新しい風を吹かせてくれた」と蒼井さんの存在の大きさを語った。改めて本作が完成し、2人とも中学生の花とアリスの姿が「まぶしかった!」と口を揃える。蒼井さんが「この時期の女子は無敵だなと思った」といえば、杏さんも「バカと思いながらまぶしくて…」と嬉しそうにうなずく。蒼井さんは改めて、篠田さんに見てほしかったと残念そうに語りつつ「空の上から見てると思う。見終わった後のみなさんの笑顔が届けばと思います」と語った。岩井監督は「11年前の撮影中の2人の、カメラが回ってないところでの姿も頭にこびりついてて、(本作に)投影されているのを感じました」としみじみと感慨を口にした。『花とアリス殺人事件』は2月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花とアリス殺人事件 2015年2月20日より全国にて公開(C) 花とアリス殺人事件製作委員会
2015年02月12日井上芳雄と鈴木砂羽。活躍中の俳優ふたりが、蓬莱竜太の作・演出舞台『正しい教室』で初共演を果たす。注目の出会いは、過去に蓬莱作のミュージカル『TRIANGLE』シリーズを経験している井上が「次はぜひ、蓬莱さんの書いたストレートプレイをやりたい」と熱望したことから始まった。その意欲を受けた蓬莱は、かねてより気になる存在だったという女優、鈴木を井上の相手役に指名。かくして、同窓会という興奮のシチュエーションで繰り広げられる、大人の物語が動き出した。舞台『正しい教室』チケット情報「同窓会で再会した人たちの会話を聞くうちに物事がどんどん転がっていって、夢中になるままにクライマックスへと上り詰めます。蓬莱さんの書く台本はどんでん返しの繰り返しで、本当に見事なんですよね。意表をつく展開で、あらためて巧みな作劇だなと感じます」(井上)。井上が演じるのは“かつて委員長だった男”。対する鈴木は“かつてマドンナだった女”。時を経て再会した学友たち、そして当時、生徒に煙たがられていた先生(近藤正臣)も姿を現して……。スリリングで、可笑しくせつない人間模様が描かれていく。「ひさしぶりに故郷に戻ってきた、都落ちした女性ですね(笑)。その人物像は蓬莱さんの見たい鈴木砂羽なのかもしれなくて、どんな新しい発見があるのか楽しみです」という鈴木に対し、井上は「蓬莱さんはいつも“その人のパブリックイメージではないものを演じてほしい”と言っているんですよね。僕の役はかつては委員長で、今は教師になっている男。でも真っ当な道を歩んでいるふうに見えつつ、実は闇がある人物みたいです」と作家の思惑を探る。ひと筋縄ではいかないキャラクター同士のぶつかりあいが期待できそうだ。「井上さんは“華のある人”という印象。蓬莱さんとも初めての仕事になりますが、何かピンとくるものがあったんですよね。インスピレーションによる出会いは大切。必ず新鮮な驚きと勉強を得られますから。私にとって舞台は、たとえ転んだとしても何らかの気づきをもらえる場所ですね」(鈴木)「さまざまな出来事が起こっても最終的には温かい眼差しが向けられる、それが蓬莱さんの生み出すドラマです。同世代なので考えていることがなんとなくわかるんですよね。日々懸命に生きる中、絶望するでもなく、根拠のない希望を持つでもない。でも、どう先に進んでいくか、とにかく自分たちは考え続けよう。そういった蓬莱さんの真摯な視点を感じ取っていただけたらと思います」(井上)ミステリータッチに揺さぶられ、骨太ドラマに泣き笑う。蓬莱ワールドに挑む実力派ふたりの奮闘をぜひ劇場で見届けたい。3月21日(土・祝)からの東京・Zeppブルーシアター六本木公演を皮切りに、東京・PAROCO劇場(4月2日(木)~19日(日))ほかで公演。取材・文:上野紀子
2015年02月06日モデルの鈴木えみ(29)が、表紙に登場している雑誌『mini』3月号(宝島社/発売中)のインタビューで、結婚・出産後の性格の変化や2015年の豊富などについて明かしている。【誌面カット】ショートパンツで美脚を披露するえみちぃモデル・女優として若い女性から高い人気を集める鈴木は、2013年に長女を出産。産育休期間を経て、モデルに復活した鈴木は、同誌で「今旬スポーツブランドMIX」をテーマに、PUMAやadidasなど人気スポーツブランドのアイテムをメインに、春のトレンドを先取りした着こなしを披露している。インタビューで、子どもができて変わったことを聞かれると「すっごく変わったよ…!!諦めたり、手を抜くことを覚えた」と性格の変化を告白。もともと神経質で完璧主義だったため、「バランスの取り方が最初の1年くらいは大変でした」と振り返りつつ、「少しずつ、人に甘えたり頼ることで、今はだいぶバランスが取れてきたなと思います」と、最近の生活について語っている。また、彼氏ができない女の子へのアドバイスとして「彼氏作る気が本当にあったら、できると思います!!」と、鈴木らしいストレートなエールを送り、進路に迷う女の子へも温かい言葉で応援。最後に今年の抱負を聞かれると、産育休を経た鈴木らしくユーモラスに回答している。そのほか、同誌では佐々木希、有村架純、大島優子、高橋愛なども登場。さらに特別付録として人気ブランド「ミルクフェド」特製のヒョウ柄モコモコがまぐちも付いてくる。
2015年02月02日2016年の年頭にあたり、シスコシステムズの代表執行役員社長を務める鈴木みゆき氏は、以下の年頭所感を発表した。謹んで新年のご挨拶を申しあげます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。クラウド、モバイルなどの普及により、デジタイゼーション (デジタル化) がグローバル規模で急速に進行しています。ITとネットワークを活用して全く新たなビジネスモデルとサービスを提供する新興企業が登場し、既存産業の競争環境を一変させています。デジタル化の波はあらゆる業界で破壊的イノベーションを加速しており、日本においても企業や組織はより果敢に変革を推し進めていくことが求められています。2016年、弊社では、シスコがグローバルで培ってきた豊かな経験と実績を活かし、日本のデジタル変革を支援する最も戦略的なパートナーになることを目指します。そのため、日本市場向けの製品やソリューションの開発、日本企業との連携や投資を通じてより日本に根ざした事業展開を進めるとともに、IoT (インターネット オブ シングス)の実現やセキュリティの確保など、お客様のデジタル ビジネスの実現を全力でご支援してまいります。お客様、パートナー企業の皆さまには、本年もより一層のご高配を賜りますようお願い申しあげます。
2015年01月04日女優の鈴木砂羽が18日、都内で行われたドラマ『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』の放送を記念したトークイベント『「わたプロ」クリスマス会!』に出席した。鈴木は、ドラマ原作者のジェーン・スーとともにトークのほか、質問コーナー、抽選会などを行い、クリスマス目前に会場に集まった"未婚のプロ(予備軍)"の女性たちを楽しませた。CS放送女性向けエンターテインメントチャンネル「女性チャンネル♪LaLa TV」で放送中のオリジナルドラマ『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』のエピソード22~24で、監督に初挑戦した鈴木は、「楽しくてしょうがないということが、たった2日間の撮影でしたけど、印象に残っています。自分の中の獅子を起こしてしまったような感じです」と手ごたえを感じたようで、充実した表情を見せていた。また、自分で演じてみたいと思わなかったか聞かれると、「現場では実際に私が演じて体現しました。主演の川村(エミコ)さん(たんぽぽ)は演技経験がそんなにある人ではないので、『助かった』とおっしゃってくれましたが、俳優経験のある方にはウザい演出なので、そこは考えたいなと思います」と、女優ならではの演出をしたことを明かしつつも反省。さらに、トーク中に"女子力"が話題に上がると、鈴木は「女子力って何なんですか」と発言。これに対しジェーンが「付き合う前にヤラないこと」と持論を展開し、「付き合うって決まる前にヤッて『付き合ってるのかな…』って悩むことは女を下げる」とキッパリ。さらに、「付き合う前にヤッても、そこを詰めない人もいるけど」と続けると、鈴木は「私はそこを詰めないタイプですね」と、女子会ならではのギリギリトークで観客を楽しませた。『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(1stシーズン)はCS放送「女性チャンネル♪LaLa TV」にて(毎週火曜 24:00~)放送中。※鈴木砂羽監督回は12月23日(24:00~)に放送。
2014年12月19日蒼井優と鈴木杏を主演に、鬼才・岩井俊二監督が原作と脚本から手がけた映画『花とアリス』(’04)ーー10年の時を経て、その前日譚を岩井監督が初の長編アニメーションとして描く『花とアリス殺人事件』。すでに蒼井さんと鈴木さんの再共演で話題を呼ぶ本作の声優キャストが発表され、郭智博、木村多江、平泉成、相田翔子ら前作の出演キャストに加え、黒木華、勝地涼、鈴木蘭々といった新キャストの参加も明らかとなった。石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称・アリス)は、1年前に3年1組で起こった「ユダが、4人のユダに殺された」という噂を耳にする。近隣から恐れられている“花屋敷”に住む女の子がユダに関して詳しいと教えられたアリスは、話を聞こうと花屋敷に潜入。そこで待ち構えていたのは、不登校のクラスメイト・荒井花(通称・ハナ)だった…。アリス役の声優には蒼井さん、花役の声優には鈴木さんと前作での役柄と同じとあって、岩井作品のファンには嬉しいニュースとなったが、今回の追加キャストも朗報となるはずだ。アリスの母親役には相田翔子、父親役には平泉成、花の母親役にキムラ緑子、バレエ教室の先生役は木村多江がそれぞれ同じ役柄で出演。前作で、花が恋する落語研究会の宮本先輩を演じた郭智博は朝永先生役で登場する。さらに本作からの新キャストとしては、花とアリスの担任・萩野里美先生役に黒木華、殺人事件の鍵を握る男・湯田光太郎役に勝地涼、黒木華、花の同級生・陸奥睦美役に鈴木蘭々、と個性的な俳優たちが名を連ねている。そんな『花とアリス』の世界に初参加となる3人からはコメントも到着。<勝地涼/殺人事件の鍵を握る男・湯田光太郎>「10代の頃に初めてご一緒させて頂いた時は、岩井さんを怒らせた僕ですが…。今回、久しぶりにお仕事ができ、とても嬉しかったです。わずか10分ほどでしたが、和やかに穏やかに収録ができました(笑)。10代の頃からよ~く知っている蒼井優さんと鈴木杏さんの2人が10年経っても、色あせず、『花とアリス』の世界観を蘇らせていると思いますので、楽しみにしてください」。<黒木華/花とアリスの担任・萩野里美先生>「『花とアリス』が、長編アニメになって、しかも、物語は、2人の出会い…。あの青春の始まりを目撃出来るということが、幸せで、楽しみです」。<鈴木蘭々/花の同級生・陸奥睦美>「私のドラマデビュー作は、岩井監督の『ゴーストスープ』という作品でした。とても久し振りにお会いした監督は変わらなさすぎて笑いました。(笑)。収録はとても楽しく、でも中学生という役どころに冷や汗が出ました」。美しい映像と音楽と青春の生々しい温度…果たして、アニメーションでどう表現されているのか?今回の追加キャストの発表と合わせて到着した予告編で確認してみて。『花とアリス 殺人事件』は2015年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月12日女優の鈴木京香が12月3日(水)、東京都内でNHKBSプレミアムの連続ドラマ「だから荒野」の第1話完成試写会に出席した。作家・桐野夏生の原作小説をベースに、46歳の誕生日に身勝手な夫や子どもたちと決別した主婦の明美(鈴木さん)が1,200キロのあてのない旅に出る中で、人生や家族を見つめ直していく様を描く。劇中で描かれるネットカフェで寝泊まりするシーンで、人生初のネットカフェ訪問を果たした鈴木さんは「色々な設備が充実しているのに驚きました」と目を丸くしながら「飲み物も好きなものをフリーで頂けたり、便利な場所だと思った。撮影で空き時間が出来たら、今度行ってみようと思う」とプライベートでの利用を宣言していた。鈴木さんは実生活では未婚ながら、家族を捨てて旅に出る孤独な主婦役を熱演。ネットカフェの便利さに驚いた一方で、「眠れるようなスペースはあるけれど、家族から離れてそこにいると思うと寂しい。これまで主婦として暖かなベッドを作って来た自分が、寝る場所がないという時にどんな風になるのか、自分と同じ年代の主婦がひとり勇気を出して孤独と戦う気持ちを考えるのが難しかった」と特殊な場所で役柄と向き合えたようだった。放浪先となる長崎県では、現地ロケを4週間ほど敢行。「食べ物にも詳しくなったし、美味しい“チャンポン”を食べて長崎が好きになりました」とご当地グルメを存分に堪能したそうで、「1話を見終わった後に(ドラマの中で)これから長崎に行くと思うと、プライベートでも行きたくなる。長崎の街に感謝しています」とすっかりお気に入りの地になっていた。この日の会見には共演の高橋一生、濱田龍臣も出席した。NHKBSプレミアム連続ドラマ「だから荒野」は来年1月11日(午後10:00)スタート。(text:cinemacafe.net)
2014年12月03日鈴木杏と浦井健治という魅力的な組み合わせによるふたり芝居『星ノ数ホド』が東京・新国立劇場にて開幕。公演初日があと1週間ほどに迫った11月下旬、稽古場をのぞいた。舞台『星ノ数ホド』チケット情報ニック・ペインが発表し、2012年にロンドンで初演された戯曲を昨年、新国立劇場の『OPUS/作品』でも強い印象を残した小川絵梨子の演出で上演する。全員集合し稽古スタート!…と思いきや、冒頭1時間ほどをスタッフ十数人を交えてのゲームに費やす。くじを引いて役割を決め、この中に潜む“主犯”をあぶり出すというある種の「人狼ゲーム」だが、各自のポイントを毎日記録しており全員真剣そのもの。現場の和気あいあいとした空気、各自の驚くほどの距離の近さが伝わってくる。説明が難しい物語だが、ある男女の人生を通じ「あの時、YESと言っていたら」「こちらを選んでいたら…」という無数の可能性を描き出す。例えば冒頭、マリアン(鈴木)がローランド(浦井)に話しかけることで物語は始まり、同じ出会いのシーンが何度も繰り返される。きっかけとなる彼女の最初のひと言は常に同じだが、ローランドのリアクションは毎回異なり、それにより会話の結末、ふたりの立場や関係性が大きく変化していく。出会い、デート後の彼女の部屋、浮気の告白、プロポーズ――様々な人生のシチュエーションで、出てくる言葉がほんの少し違うだけで未来が大きく変わっていくことをふたりは体現し、物語は進んでいく。シーンを終えると鈴木と浦井は小川を交え、演じての感覚や抱えているモヤモヤを吐き出す。小川が繰り返し指示するのは、毎回“強いエネルギー”を持ってリピートのシーンに入ることで、小川曰く「移動している電車から、走っている車に飛び移る」作業。「ふたりで劇場を動かすエネルギーが必要」と途切れることのない熱量を要求する。そしてもうひとつ、小川が徹底するのは「自由」。少し会話のテンポやリズムが狂えば、それは相手にも影響し、全体の歯車を狂わすことにもなるが、小川は「芝居が始まれば、出てきたものが“正解”だから大丈夫。起きてること、見えてるものに意識を移して!」と語る。その言葉を胸に、鈴木も浦井も自信を持って演じていることが伝わってくる。ある時は他人、ある時は恋人、またある時は…と毎回異なる距離感を、鈴木も浦井も巧みに表現。小さなシーンの繰り返しと積み重ねによるマリアンとローランドの人生が、不思議とスリリングに迫ってくる。東京・新国立劇場にて12月3日(水)より上演。撮影・取材・原稿:黒豆直樹
2014年12月02日「GQ MEN OF THE YEAR 2014」の授賞式が11月20日(木)に開催され、今年の受賞者として小栗旬、唐沢寿明、劇団ひとり、坂上忍、鈴木敏夫、園子温、「ウルフルズ」、布袋寅泰が出席。それぞれに喜びを口にした。雑誌「GQ JAPAN」が今年、最も輝きを見せた男性に贈る賞として、2006年に創設され、今年で9回目を迎えるこの賞。4年半ぶりの“復活”を遂げた「ウルフルズ」のトータス松本は、この1年を振り返り「早かったです。『ウルフルズ』に没頭していてあっという間でした」と述懐。活動休止前と再開後の違いを問われると「4人での会話が多くなったと思います」と楽しそうに語り、さらに来年については「ライヴをたくさんやりたい」と抱負を口にした。同じく音楽会から選出された布袋さんは、イギー・ポップ、「ザ・ローリング・ストーンズ」といった世界的なロッカーたちとの共演など、世界を股にかけての活動が評されての受賞となった。受賞の喜びを語ると共に今年1年を表す漢字として、挑戦の「挑」の字を掲げ「ソロになって25年になりますが、殻に閉じこもらず、満足せずに14歳で初めてギターを手にした時の思いで世界に挑み続けたい」とさらなるチャレンジを誓っていた。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『思い出のマーニー』と昨年からの約1年間で過去にないハイペースで3本のジブリ作品が公開されたことに触れ「あっという間に過ぎた」とふり返る。「来年は何もやりたくない(笑)」と語るも、まだまだやらねばならないことがあるようで、この1年を表す感じとして「続」を選択。「宮崎駿の引退でヒマになることを願ったけど、忙しい(苦笑)。やめようと思っても、まだスタジオジブリは続くようです」と語った。坂上さんはTVで引っ張りだこの1年となったが「こんなに働く年はない。休みたいけどそんな身分じゃないので、来年も細々と働きます」とぼやきつつ来年に向けた抱負を口にしていた。(text:cinemacafe.net)
2014年11月21日鈴木京香が主演を務め、三浦友和が共演する映画『救いたい』の本編映像の一部が公開になった。本作は、東北の地で麻酔医として活動する妻と、被災地で地域医療に従事する夫を主軸に、明日に向かって生きようとする人々の姿を描いた感動作だ。本編映像の一部本作は、日本を代表する麻酔科医のひとり川村隆枝のエッセイを原作に、『ハチ公物語』や『ラストゲーム最後の早慶戦』などを手がけてきた名匠・神山征二郎監督が描く感動ドラマ。主人公・隆子は、仙台の医療センターで麻酔科医長を務める女性。目の前にいる苦しんでいる人と真摯に向き合い、痛みを少しでもやわらげるべく最善を尽くす。映画は彼女の周囲の人々に起こる生と死のドラマ、苦境を乗り越えようとする姿を描いており、藤村志保、津川雅彦、貫地谷しほり、渡辺大、中越典子らが出演する。このほど公開になったのは、隆子と貞一と仲間たちが酒を飲みながら、じっくりと語り合うシーン。貞一は病院を閉めて被災地での地域医療に専念しているが、「俺が診た患者さんが元気になって、がんばってこの街ば、東北ば建て直したらいい気分」だと語る。妻の隆子はそんな夫を支え、自らも他人の痛みに向き合うが、実は自身もまた哀しみを抱えたまま懸命に日々を送っている。映画は、演技派俳優たちが演じる登場人物の激動のドラマや、細部にまでこだわった医療シーン、石巻の神輿を再現した祭礼シーンなど、映画館でじっくりと観賞したくなる場面がふんだんに盛り込まれている。『救いたい』11月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年11月19日蒼井優と鈴木杏を主演に岩井俊二が原作・脚本・監督を手がけた映画『花とアリス』の前日譚となる長編アニメーション『花とアリス 殺人事件』。このほど、蒼井さんが演じたアリスと鈴木さんが演じた花の“出会い”が描かれる本作から、特報映像が到着。およそ10年ぶりとなる、2人の声の共演がお披露目された。石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の、アリスこと有栖川徹子(声:蒼井優)は、1年前に起こった「ユダが、4人のユダに殺された」という奇妙な事件のうさわを耳にする。さらに、アリスの隣の家は “花屋敷”と呼ばれ、生徒たちから恐れられていることも判明。だが、その住人がユダについて何か知っていると教えられたアリスは、 “花屋敷”に潜入する。そこには、不登校のクラスメイト・荒井花(声:鈴木杏)が暮らしており…。『花とアリス』は、2004年、花とアリスという幼なじみのふたりの少女が、日常や友情、そして恋に揺れる様を描き、蒼井さんと鈴木さんがともにブレイクするきっかけとなった人気作。そして、岩井監督が再びメガホンを取り、脚本と音楽も担当して、『花とアリス』の前日譚となるふたりの出会いのエピソードを監督初の長編アニメーションとして製作したのが本作だ。特報映像では、主人公となる“史上最強の転校生”アリス役の蒼井さんと、“史上最強の引きこもり”花役の鈴木さんが声で共演を果たしており、アニメーションとなった“花とアリス”に新たな息吹を吹き込んでいる。また、『花とアリス』は当時、「キットカット」とのコラボレーションでも話題となったが、今回も「キットカット」とのコラボが実現。特設サイトでは、実写版のショートフィルムを皮切りにスペシャル映像が登場するという。『花とアリス 殺人事件』は2015年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雄とタレントの鈴木奈々が10日、都内で行われた、映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の女性限定試写会に出席した。11月22日から全国公開する本作は、中村航の同名小説(小学館文庫刊)を犬童一心監督が実写化したラブストーリー。運命の女性に出会った光(相葉雅紀)、幼なじみに恋する杏奈(榮倉奈々)、元彼を忘れられないソヨン(ハン・ヒョジュ)、素直になれない北山(生田斗真)の4人の恋模様に奇跡は起こるのか――というストーリーで、光の友人・夢野を塚地が演じている。"恋に鈍感な男子"を演じた塚地は、「クリスマスの時期にピッタリ。僕みたいな独り身の男子も、この映画を観て勇気をもらって告白しに行って」とアピールし、塚地の"恋愛指南役"として出席した鈴木は、「すっごい胸がキュンとして、ドキドキが止まらなかった!改めて旦那さんの大切さに気付きました」とにっこり。「片想いの経験しかしてない。臆病で超ビビリだから」と言う塚地に、鈴木は自ら"壁ドン"の練習役をかってでたが、緊張で大汗をかく塚地を前に、「ヤダー! 言うんじゃなかった。腕も短いから近くなりそう……」と大絶叫。意を決して、「俺の名字になれよ!」と"壁ドン"を実演した塚地に、鈴木は「タイプじゃないけど、ちょっとドキッとした」と満更でもない様子だった。イベント終了後、報道陣の取材に応じた塚地は、初めての"壁ドン"に、「イケメンがやってこそじゃないですか……」とムクれつつも、「でも、『ちょっとドキッとした』って言われたし、ワイルドにいっても良いかな?と思った」とニヤリ。また、今月2日に結婚式を挙げたばかりの鈴木は、最近の"ミラクル"を聞かれると、「結婚式の誓いのキスで、1年ぶりに旦那さんからキスを求められた」とデレデレで、「求められたいから、サンタさんのコスプレをして、アツアツなクリスマスを過ごしたい。夜は"ミラクル"を起こしたい」と幸せオーラ全開。一方、「(彼女は)いないし、気配もない。仕事が終わればももクロのコンサートに行きたい」と肩を落とす塚地は、地元・茨城のギャル友を紹介しようとする鈴木に、「『塚地じゃね!?何、その鼻の穴!?』とか言われそう……」と苦笑いしていた。
2014年11月11日女優の鈴木京香、俳優の高良健吾が5日、都内で行われた、連続ドラマW『平成猿蟹合戦図』の完成披露試写会に出席した。15日からWOWOWでスタートする本作は、吉田修一の同名小説(朝日文庫刊)を、行定勲監督が実写化した復讐エンターテイメント作品。チェロ奏者の敏腕マネージャー・夕子(鈴木)、歌舞伎町のバーテンダー・純平(高良)を中心に、ホストやクラブのママ、元ヤクザらが、日本を揺るがす大騒動を繰り広げる――というストーリーで、ドラマは毎週土曜22時から放送予定(第1話は無料放送)。黒のシックな装いで登場した鈴木は、「人と人の関わりを信じて、怖がらずにいたいと思った作品」と本作をアピールし、高良も「復讐劇って言ってるけど、見終わった後、自分の中に爽やかな風が吹いた」と自信の表情。鈴木と高良は、本作が初共演だが、鈴木が「素敵な青年のイメージを裏切ることは微塵も無かった。『横道世之介』のまま、周りから愛される人」と称賛すると、高良は「京香さんはすごく可愛くて、品があって、とてもお茶目。現場で楽しそうにしているので、後輩の僕たちはすごくうれしい。京香さんのような大人になりたい」と心からの褒め言葉を並べていた。また、イベントには、鈴木、高良のほか、連続テレビドラマに初めて挑んだ行定監督、主題歌『それでも世界は美しい』を担当した歌手の塩ノ谷早耶香も出席。「僕らの気持ちを代弁しているような作品」と胸を張った行定監督は、「300分の映画を撮ったつもり。(自身が監督を務めた)映画『世界の中心で愛を叫ぶ』の時でも泣かなかったのに、6話を観た時は泣けてきて。初めてかもしれない」と熱い想いを吐露。そんな行定監督と同い年だという鈴木は、「クセになるような大変さでしたが、手応えバッチリの現場でした」と撮影を振り返って笑顔を見せた。一方、「行定監督の作品で主演を張れるのは夢だった」と言う高良は、「試されている気分になるような、でも、負けたくないとも思う」と"行定組"に刺激を受けた様子。撮影現場での高良について、行定監督は、「非常にナイーブ。いなくなったと思ったら、隅で落ち込んでいて、ドラマでも良い意味で引きずってる」と明かしつつ、「僕は複雑なフリをする俳優が嫌いだから、とても分かりやすくて良い」と高良を気に入ったようだった。
2014年11月06日「悪人」「横道世之介」の吉田修一の人気小説を原作にしたWOWOW連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」の完成披露試写会が11月5日(水)に開催。主演の鈴木京香、高良健吾に行定勲監督が舞台挨拶に登壇した。過去に映画『パレード』、携帯用ドラマ「女たちは二度遊ぶ」で吉田作品を映像化している行定監督が初めて連続ドラマに挑戦した本作。歌舞伎町で働くバーテンダーの純平はひき逃げ事件を目撃し、犯人の有名チェロ奏者から金を脅し取ろうとするが、話は次々と奇妙な方向へと流れていき、やがて、なぜか国政選挙に立候補することに…。ひき逃げ犯のチェロ奏者の敏腕マネージャーで純平の“才能”を見出す夕子を演じた鈴木さんは、第1話を見終わった観客の反応に満面の笑み。「冬の寒さの中、みんなで頑張ったのを思い出しました」と嬉しそうに語った。高良さんとは初共演となったが「素敵な青年のイメージでしたが、それを微塵も裏切ることがなかった!周りのみんなが応援したくなる。もし本当に立候補したら応援します」と大絶賛。一方の高良さんは、同じ熊本出身の行定監督の映画『GO』を高校時代に観たことを明かし「監督の作品で主演を張るのが夢だった」と感慨深げ。鈴木さんについては「年下の自分がこういうこと言っていいのか分かりませんが、すごくかわいくて、品があってお茶目です。京香さんみたいな大人になりたいし、こういう歳の重ね方をしたいです。本当に立候補することになったら、秘書は京香さんにお願いしたい(笑)!」と語り会場を沸かせていた。行定監督は原作者の吉田さん、鈴木さんと同い年であることを明かし「京香さんも同い年ってことにすごくこだわってくれて(笑)、プレゼントで(生まれ年の)68と書かれたTシャツをもらいました(笑)」と嬉しそう。初めての連続ドラマについて「なじみのないものでしたが、吉田さんの小説を読んで吉田さんに『映画化したい』とお願いし、『してよ』と言われたんですが、なかなか企画が進まなかったのはこれだけ長くなるから。約300分(50分×全6話)の映画を撮るつもりで臨みました」とふり返る。さらに「第6話を見て自分で泣いてしまいました。初めてのことで『世界の中心で、愛をさけぶ』でも涙は落ちたことなかったんですが…。どこかで僕らを代弁しているという気持ちになったからだと思う」と手応えを明かした。この日は、主題歌「それでも世界は美しい」を歌う塩ノ谷早耶香も登壇し、舞台挨拶の終わりに生歌を披露。「緊張しましたが気持ちよく歌うことが出来ました」と笑顔で語る塩ノ谷さんに温かい拍手が送られた。WOWOW連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」は11月15日(土)スタート(全6話) 毎週土曜夜10:00<第1話無料放送>。(text:cinemacafe.net)
2014年11月05日ソニーは10月30日、ソニーモバイルコミュニケーションズの鈴木国正代表取締役社長兼CEOが11月16日付で退任し、十時裕樹氏が新社長に就任すると発表した。鈴木氏は2012年5月にソニーモバイルコミュニケーションズの代表取締役社長兼CEOに就任。約2年半に渡り同社を指揮してきた。ソニーは代表執行役兼取締役CEOである平井一夫社長の号令の下、モバイルを中核事業の1つに据えてきたが、販路やラインナップ拡大の費用などがのしかかり、2014年度第1四半期(2013年4月1日~6月30日)におけるモバイル・コミュニケーション(MC)分野の営業損益は△27億円の赤字となっていた。加えて、スマートフォンの競争激化により、2014年度通期(2014年4月1日~2015年3月31日)での年間出荷計画を当初の5,000万台から4,300万台へ下方修正。これに伴い、従来の想定より将来キャッシュフローが低く見積もられる形となり、2012年のソニー・エリクソン子会社化時に計上されたMC分野の営業権1,800億円全額を減損処理することが9月17日に発表されていた。これによる影響で、2014年度通期での連結最終損益は、当初見通しの△500億円(損失)から△2,300億円(損失)へと下方修正される見込みだ。ソニーの2014年度第2四半期(2013年4月1日~9月30日)連結業績発表は、10月31日に行われる。
2014年10月30日高崎聖子、倉持由香、鈴木咲による洋画宣伝のためのユニット、ポニーキャニオン グラドル映画宣伝部が映画『放送禁止 洗脳~邪悪なる鉄のイメージ~』の公開を記念し10月19日(日)、都内劇場でファンと一緒に映画を鑑賞するイベントを行なった。その他の写真ポニーキャニオンの作品を宣伝するために結成されたグラドル映画宣伝部だが、ファンの前に登場し、イベントを行なうのはこれが初めて。彼女たちの「ファンと一緒に怖い映画が観たい」という要望から、2003年にフジテレビで放送されて大反響を呼んだ『放送禁止』シリーズの劇場版第3弾で、強い洗脳を受けた主人公の元主婦の洗脳を解いていく過程とその裏に隠された真実を描いた本作を観客と鑑賞することになった。上映後、小悪魔風の衣裳でトークイベントに登場した高崎、倉持、鈴木は、まさに“放送禁止”ギリギリのセクシーポーズでファンを悩殺!高崎は、残念ながら物語のカラクリやオチを完全には理解できなかったようで「難しかったです…」と苦笑い。それでも、主人公が辿る衝撃的な変遷を見て感情が高ぶり「もらい泣きしちゃいました」と明かした。スクリーンの端々に映し出される映像が様々な示唆を与えるが、倉持は「画面から目が離せなかった!」と語り「洗脳されるシーンは鳥肌が立ちましたし、途中のどんでん返しはビックリでした!」と興奮した面持ちを見せた。鈴木も途中で知らされる真実に驚き、思わず倉持と目を見合わせてしまったそうで「もっちー(=倉持)も『え?』って顔になってました(笑)。裏切られました…」と衝撃を口にする。また、詳細な説明があってもなお、なかなか理解できない高崎を見やり「たかしょー(=高崎)は洗脳しやすそう(笑)」と語り、会場は笑いに包まれた。グラビア映画宣伝部として初の公開イベントだが、高崎は「どうなるかと思ったけど、みなさんと一緒に見られて嬉しかった!」と満面の笑み。倉持も「集まってくれるか不安だったけど、感謝です」とホッとした様子。倉持は本作を観ると、様々な謎や仕掛けについて「語り出すと止まらなくなっちゃう!」とまだまだ語り足りないようで、鈴木も「次はぜひ映画を観てみなさんと語り合う場を設けたいですね!」と次なるイベントに向けて乗り気だった。『放送禁止 洗脳~邪悪なる鉄のイメージ~』公開中
2014年10月20日爆笑問題の太田光が10月17日(金)に行なわれた『かぐや姫の物語』のブルーレイ&DVD発売に際しての宣伝コピーを決める“公開会議”にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと共に出席。太田さんは自身が初監督を務める映画作品の企画が水面下で進行中であることを明かした。高畑勲監督の『かぐや姫の物語』のブルーレイ&DVDのための宣伝コピーを考える“特命コピーライター”に任命された太田さん。本業のお笑いの世界にとどまらず、これまでに小説「マボロシの鳥」を発表するなど多彩な分野で活躍するが、以前から映画に対する意欲はたびたび口にしてきた。高畑監督のファンを公言する太田さんだが、改めてその魅力や自身が受けた影響について、まず「想像力」をポイントに挙げる。「僕らのお笑いは時事ネタを扱っていて、実際の事件をちょっとズラして(漫才にして)やっていたりしていて、ゼロから作っているわけじゃない。ジブリの作品は空想することに手間暇をかけるのがいかに大事なのかを教えてくれる」と語る。気になる“太田光初監督作”については「始まっていると言うと語弊がある」という段階だそうだが、「自分の中で脚本は出来ている」と語るなど、作品の方向性などは固まり、着々といることをうかがわせる。高畑作品のファンである一方で、太田さんはジブリのもう一人の巨匠・宮崎駿監督に対しては否定的。この日も宮崎監督に対して過激な厳しい意見を口にしていたが、監督として宮崎監督を超える自信があるか?と問われると「興行収入という点では超えられないと思います(苦笑)。ただ、中身に関しては自分のものが一番面白いと思わなきゃ作れない。その意味で自信はあります」と頼もしい言葉を口にした。ジブリの数々のヒット作品を手掛けてきた鈴木プロデューサーは、太田さんに対し「この業界にはそれぞれにプロがいるけど、プロの意見を無視すること。そうでないと新しいものは生まれない」と常に常識破りの作品作りや宣伝でアニメ界、映画界に革新をもたらしてきたプロデューサーならではのアドバイスを送っていた。『かぐや姫の物語』ブルーレイ&DVDは12月3日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
2014年10月17日女優の鈴木砂羽が、CS放送・女性チャンネル♪LaLaTV(ララ・ティービー)のオムニバスドラマ『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』で監督デビューを果たし、主演をお笑いコンビ・たんぽぽの川村エミコが務めることが15日、明らかになった。ジェーン・スーの同名著書を実写化した本作は、結婚できない女性が知らず知らずにやってしまっているエピソードを描くオムニバスドラマ。101話のドラマが2シーズンにわたって放送され、1話につき3エピソードを収録。11月4日からスタートする1stシーズン(毎週火曜24時~)には、主人公である"未婚のプロ"役で、女優の市川実和子、小島聖、酒井若菜、谷村美月、平山あや、渡辺真起子らが出演する。12月23日の放送回で初監督に挑戦した鈴木は、「最初は不安で考え過ぎていたけど、性格的に『なんとかなるっしょ』という気持ちで現場に入った」と振り返り、「一人では何も出来ないことを形にしてくださったみなさんに感謝します」とコメント。また、鈴木は、来年1月6日の放送回では主演も務めており、「役者の立場でも、私としてはとっても満足した良いお芝居と良い画が撮れたと思います。これも一重にみなさんのおかげです」と感謝を語っている。一方、壇蜜主演の連続ドラマ『アラサーちゃん』で"非モテちゃん"を演じた川村は、本作が単独での初主演となり、「砂羽さんは女優さんとしても、とても分かりやすく教えて頂きました。正直、どこまでついていけたかは不安ですが、楽しく撮影を行うことが出来ました」と"鈴木監督"に感謝。「普段はあまりしゃべらないので、今回は1週間分くらい話したんじゃないか」と会話劇に悪戦苦闘したようだが、長セリフに葛藤する川村の姿に、鈴木は「120%のスキルを引き出した!」と太鼓判を押している。
2014年10月15日●『風の谷のナウシカ』後にアニメーターに戻ることを望んでいた宮崎駿監督スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏とAKB48の総合プロデューサー秋元康氏が23日、都内で「将来のエンターテインメント」をテーマにした公開対談イベントを行った。同イベントはアニメーション映画『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』Blu-ray&DVD発売を記念したもの。1時間半にわたる対談の中で、秋元氏は「マーケティングは何も生まない」「才能も磨かないといけないが、大事なのは人間力」、鈴木氏は「次の才能はアジアから出てくる」とそれぞれ持論を展開した。この対談のために『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』の2本を観てきたという秋元氏は、両作品について、「思いが伝わってきて面白かったです。僕はTVでやってきたので、子どもからお年寄りまで楽しませられる最大公約数なものを考えます。この表現は伝わるだろうかとか、こういう言葉だとどれくらいわかるだろうかとか。例えば『フライングゲット』という言葉をタイトルにしても、フラゲって言葉をどれくらいの人がご存知なのかとかを考えます。もちろん『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』もオーディエンスを考えたものかもしれないけど、まず監督からのメッセージがシンプルにあって素晴らしいと思いました」と絶賛。これを受けて鈴木氏は「もうずいぶん昔のような気がするけど、去年だからまだ1年なんだね。色々あったからね」と答えた。鈴木氏が言う「色々」とは両監督の年齢的なものと、今後のスタジオジブリについての話だ。「宮崎駿は73、高畑勲は79になります。おそらくこれが最後かなという予感があり、最後は本来やりたいものをやってもらおうと思いました。ジブリという会社を運営してきて、僕としては好きなだけお金も時間も使ってもらうのが退職金のつもりでした」両監督がやりたいものをやりたいように作ったという『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』だが、特に高畑監督に関しては苦労が多かったと鈴木氏は語る。「『かぐや姫の物語』に関しては予算ありきではなかったんです。完成したときに世の中に出す。何が起きても驚かない。興行の問題はあるけど、僕としてはこの作品はそういうことを考えずにやるという覚悟があった。『かぐや姫の物語』は8年かかりましたが、それも想定内でした」(鈴木氏)こうした鈴木氏の仕事ぶりに秋元氏は、冗談混じりに「どう考えてもマゾですよね(笑)」と笑いを誘い、鈴木氏も「たしかにそうですよね(笑)」と応じた。ここから話は、『風の谷のナウシカ』製作時のエピソードへと移った。当時、雑誌の編集者としていた鈴木氏にとって、『風の谷のナウシカ』の製作に携わることは非日常であり、「一種のイベントだった」という。公開された本作は大ヒットし、「その後、色々な人から第二作を求められる」ようになった。しかし、宮崎監督はこの時点で、「二度と映画は作らない」と言っていたという。というのも、映画を作るにあたり「仲間にも言いたいことを言わなきゃいけなくなり、作品はできても友だちを失った」からだ。アニメーターに戻ることを望んでいた宮崎監督だが、そこで思わぬ出来事が起こる。「『風の谷のナウシカ』のヒットで宮崎駿のもとに6,000万という大金が転がり込んできたんですよ。それで僕が宮崎駿から相談をうけた。『家も欲しいし、車も欲しい。でもそんなことをしたら後ろ指を刺される。どうしよう』と。それで、たまたまそのとき高畑監督が作っていたドキュメンタリー映画があったので、そこに出資したらどうかと提案したんです。ドキュメンタリーなら3,000万円もあればできますからね」(鈴木氏)この提案に乗った宮崎監督は、高畑監督の映画に出資。ところが、高畑監督が「とにかく凝り性」だったため、映画の半分もいかないうちに6,000万円を使いきってしまう。困り果てた宮崎監督に鈴木氏が告げた言葉が、「もう一本やりますか」だった。「この提案に宮崎駿は『わかった』と答えて、『天空の城ラピュタ』の企画を5分で説明してくれたんです。あまりにも手際が良いから聞いてみたら、小学生のときに考えた企画だというんです」(鈴木氏)こうして『天空の城ラピュタ』が誕生し、スタジオジブリの歴史がスタートすることになった。「大きなビジョンがあってやってきたわけではなく、行き当たりばったりでした。もし高畑さんが予算と期間通りに映画を作っていたら、『ラピュタ』の誕生はなかったんです」(鈴木氏)こうした鈴木氏の発言に、秋元氏も同調する。「AKBも何も考えていないんです。流れだと思いますよ。もともと劇団みたいなのが、少しずつ人が増えてくるってことをやりたくて、秋葉原に劇場を作りました。何も考えていなかったから、22人の女の子が歌ったり踊ったりして、土日は3公演もやっていました。そのうち皆が疲れた顔になって、さすがに365日を回すのは無理だということになり、チームができてきたんです。先に計画があってやっていったわけじゃなく、行き当たりばったりでした。そういう作り方はどこか後ろめたかったんですが、今鈴木さんの話を聞いたら、それでいいんだなと(笑)」(秋元氏)●鈴木氏「アニメ業界の宮崎&高畑時代は終わる、次の才能は日本からは出にくい」これまでは常にヒットを期待され、それに応えてきた秋元氏。AKB以前の仕事について秋元氏は、「バットを短く持つ」と野球に例えて話す。「僕らはヒットを出さないといけないから、当てていかなきゃいけないんです。そうすると長打が出なくなる。でもAKBのときはTVや映画のようなプレッシャーがなかったので、バットの一番先を持ってぶんぶん振り回せたんです」(秋元氏)そんな秋元氏は、高畑監督の『かぐや姫の物語』を次のように評価する。「始めは綺麗すぎて入り込めなかったんですよ。それがだんだん引きこまれていく。昔、ある京都の和食屋さんで最初に出された料理が、極限まで出汁を抑えてあって、薄味すぎて味がわからないんです。だけど、だんだん舌がそれに慣れて敏感になると、後の料理でどんどん敏感になっておいしくなっていく。『かぐや姫の物語』も同じで、最後には敏感になっていて感動しましたね」(秋元氏)これに対し、高畑監督と長年向き合ってきた鈴木氏は、過去の高畑監督作品を振り返って次のように語った。「高畑監督とは何回もぶつかったことがあるけど、何でも受け入れることにしています。刺激がないとダメになっちゃったんですよね。宮さんから聞いた話なんですが、高畑さんが作った『アルプスの少女ハイジ』というTVアニメがあるんです。この製作を1年前からやっていたのに、公開直前になってストックが7、8本しかなかったんですね。それで高畑さんがプロデューサーと議論していたそうなんですが、宮さんが何を話しているか聞いてみると『なんで一週間に一本やらなきゃいけないんだ!』と(笑)」「そういうことがあるので、高畑さんとやる時はあらゆるケースを覚悟しておくようにしているんです。あまりにも高畑さんの御無体が過ぎたので、唯一ヒットさせまいと思った作品があって、それが『となりの山田くん』でしたね。耐え切れなくて、この作品だけはどんなことがあってもヒットさせないぞと。やり方はヒットの法則を逆にするだけで、日本人が嫌いな宣伝をやってみるということ。で、うまくいきましたね(笑)」「ただ、人間というのは複雑なもので、ニューヨークでジブリ作品を全上映したときに、部屋に呼ばれて『一本すごいのがある。永久陳列させてほしい』と言われて、それが『となりの山田くん』だったんです。……うれしかったんですよね(笑)。日本では絶対にヒットさせるかとまで思ったのに、一方でそうやって選ばれるとやっぱりうれしかったですね」(鈴木氏)ここで逆に、鈴木氏から秋元氏に「秋元さんの仕事は見えにくいよね」という質問が飛んだ。AKB48グループの総合プロデューサーでありながら、作詞家としても数々のヒット曲を生み出し、一方では映画を製作したりもする秋元氏。さらに自分自身が出て行くことも多く、それを鈴木氏は高く評価しているという。「僕は自分が作るというよりも、いろんな方に協力していただいて作る方が好き。だけど人間力というか、周りを巻き込む力が欠如しているんです。鈴木さんから本をいただいたりしたときに手紙が入っているんですが、その中身が面白くて、人を惹きつけますよね。だから宮崎さんや高畑さんも離れようとしない。この信頼関係を作るのは難しいんです。人間には二通りあって、こんがらがった糸をほぐすタイプと切るタイプ。鈴木さんはほぐすタイプですよね。鈴木さんはトラブルを待っているんですよ」(秋元氏)それぞれ違う立場からエンターテインメント業界の最前線で活躍してきた鈴木氏と秋元氏。二人は今後のエンターテインメント業界をどう見ているのか。「アニメ業界に関しては新しい時代を迎えるでしょう。宮崎と高畑の時代は終わったし、終わらせたい。次の才能は諸般の事情により、日本からは出にくいんじゃないでしょうか。(出るなら)たぶん、アジアかな。たとえばピクサーというアニメスタジオがあるのですが、そこに入るには年月がかかるんです。指定された高校に入らないといけない。そうなると、日本からはピクサーには入らないんです」(鈴木氏)「どうやったらピクサーに入れるのかって聞いてくるのは、大学を卒業した人ばかりですからね。しかし、アジアからは高校からその学校に入る人がどんどん増えていて、色々なものを身につけてそれぞれの国へ帰って、タイやマレーシアにスタジオを作って後進の指導にあたっている。だから、世界のすごい短編アニメーションは、今やほとんどがタイやマレーシアなんです」(鈴木氏)「もちろん、才能は磨かなきゃいけないんだけど、一番大事なのは人間力かなと思います。へんてこな人がいなくなっていて、物足りないというか。どうしても技術は平均化してしまうし、突出した人というのは皆と違うところを見ていて、そこが面白いですよね。皆がこう言っているからとか、皆がやっているからと言っているうちはダメ。スタジオジブリがなぜここまで来られたかというと、やっぱり皆が変人だからですよ。(秋元氏)「将来のエンターテインメントについては、マーケティングしている限りはダメだろうと思います。マーケティングは何も生みません。宮崎さんや高畑さんになりたい人も多いし、それを探している人も多いでしょう。でも、そこには鈴木さんのように化学反応を起こす出会いが必要です。計算するだけでなく、魔法の粉のようなセレンディピティがないと、面白いことは生まれないのです」(秋元氏)業界を作り上げてきた二人のプロデューサーが語った、次なるエンターテインメントの世界。果たして日本から今後、どんな才能が出てくるのだろうか。
2014年09月23日園子温監督が鈴木亮平、窪塚洋介、佐藤隆太、染谷将太ら豪華キャストたちとともに、世界初の“バトル・ラップ・ミュージカル”に挑む最新作『TOKYO TRIBE』。このほど、主人公のひとりで、「ブクロWU-RONZ」を名乗る“トライブ”のヘッド、メラを演じる鈴木さんが、黒のTバック一丁という姿で激しい雄叫びをあげる “筋肉”ビジュアルがシネマカフェにて解禁!現在、NHK連続テレビ小説「花子とアン」で演じている“村岡印刷さん”とはとても同一人物に思えないほど、全女性必見のギラついた肉体美を披露していることが明らかになった。本作は、井上三太による90年代の伝説的コミック「TOKYO TRIBE2」を、鬼才・園子温が“セリフをラップで奏でる”バトル・ラップ・ミュージカルとして実写映画化。近未来の“トーキョー”を舞台に、トライブ(族)と呼ばれるストリートギャングたちの壮絶すぎる抗争を描き出していく。“トーキョー”に跋扈するトライブのひとつ、「ブクロWU-RONZ」のトップに君臨するのが、いま「花子とアン」の村岡英治役で人気急上昇中の鈴木さん扮するメラだ。ラッパーのYOUNG DAIS演じる「ムサシノSARU」の中心人物、海(カイ)を、ある理由から異常なまでに敵視する、日本刀と二丁拳銃を使いならす最凶の男として知られている。この度解禁となった場面写真は、ブクロを裏で操る悪の帝王・ブッバ(竹内力)に従うメラが、黒のTバック一丁で、ブッバの屋敷内で繰り広げられるアクションに参戦していくひとコマ。園監督から“女性を喜ばせる”肉体改造のリクエストを受けた鈴木さんは、Tバックでも強そうにみえる体としてプロレスラーを思い浮かべながら、メラのキャラクターづくりに臨んだという。「欲望の限りをつくした不良の男」の体を目指し、なんと1日8食、実に自身の標準体重から15キロも増量をし、“筋肉の上に脂肪をのせる”という肉体改造を敢行。このシーン以外にも、「この映画で一番脱いでるのは僕ですよ!」と豪語するほど、上半身裸の上に毛皮のコート姿など鍛え上げられた肉体を幾度となく披露し、スクリーン上で暴れ回っている鈴木さん。海を睨むときの目つき同様、メラのギラついたその筋肉美にも、ぜひ酔いしれてみて。『TOKYO TRIBE』は8月30日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOKYO TRIBE 2014年8月30日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
2014年08月14日俳優の鈴木亮平が7日に東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた主演作『TOKYO TRIBE』の記者会見に、園子温監督、共演するYOUNG DAIS、清野菜名とともに出席。外国人記者を前に「以前から園監督の大ファン。現場でのひらめきで次々とシーンが加わるエキサイティングな経験だった」と流ちょうな英語であいさつし、拍手喝さいを浴びた。その他の写真鈴木にとって、園監督とのタッグは初めてで「現場ではとても集中しているので、こちらから話しかけられる雰囲気ではなかった。ある意味、無言のバトルといった感覚で、監督の要求にいかに応えられるかというスリルを味わった」と振り返った。井上三太の同名コミックを映画化。近未来の都市“トーキョー”を舞台に、それぞれのトライブ(族)に所属し、暴力で街を支配しようとするストリートギャングたちの壮絶な抗争を描く。「出演者がセリフをラップで奏でる」という手法を用いた“バトル・ラップ・ミュージカル”というジャンルについて、園監督は「最初の台本は普通の青春映画という感じで、ラップの台詞のごく一部だったが、結果的にどんどん(ラップが)増えてミュージカルになっていた」と明かした。また、「ミュージカルであると同時に、アクション映画でもある」といい、「役者はみんなアクションなしで自分のアクションをやっている。特に清野のアクションは素晴らしかった」と絶賛。清野は「オーディションでは怖い方だなと思ったが、現場ではアクションに失敗した私を『大丈夫?』と励ましてくださって、印象がガラリを変わりました」と話していた。北海道を拠点に活動するラッパーのYOUNG DAISは、一般オーディションで抜擢され「演技は初めての経験なので、一生懸命に打ち込む以外なかった」。園監督は「本物の役者とミュージシャンをミックスるするのが面白いと思った」と異色のキャスティングにも自信を示した。『TOKYO TRIBE』8月30日(土)から全国で公開取材・文・写真:内田 涼
2014年08月08日鈴木亮平とラッパーのYOUNG DAISのW主演に加え、染谷将太、窪塚洋介、竹内力ら錚々たるキャストがラップバトルを披露しながら、とてつもない大乱闘を繰り広げる、園子温監督の最新作『TOKYO TRIBE』。このほど、本作の出演者でもあるラッパー「練マザファッカー」のD.Oがナレーションを務めるマナー予告映像、名づけて<不良式劇場マナー講座>が、劇場での上映よりひと足早く解禁。鈴木さん演じる主人公・メラに対しても「携帯電話はOFFメ~ン!」とすかさずラップで注意を呼び掛けている。本作は、90年代ストリートカルチャーを牽引した井上三太による伝説的コミック「TOKYO TRIBE2」を、鬼才・園監督が映画化。トライブ(族)と呼ばれるストリートギャングたちが街を暴力で支配する近未来の“トーキョー”を舞台に、「ブクロ WU-RONZ」や「ムサシノ SARU」といったトライブが、一大抗争を繰り広げていく…。今回の劇場マナー予告映像<不良式劇場マナー講座>でナレーションを務め、本作に近未来の練馬エリアを牛耳るトライブ「練マザファッカー」の一員として出演しているラッパーのD.O。冒頭から、「What’s up メ~ン!Dogsに劇場マナーを教えてやるって話!」と、独特のリリックからスタートし、鈴木さん扮する「ブクロWU-RONZ」のヘッド・メラがケータイの着信を受ける本編シーンに、「携帯電話はOFFメ~ン!」と一喝。さらに、D.O自身がYOUNG DAIS演じる「ムサシノ SARU」の海にケンカをふっかけるシーンでは、「喧嘩は売るんじゃねぇぜメ~ン!」とセルフツッコミ。大きな兜を身にまとう「シンヂュクHANDS」のヘッド・巌(大東俊介)の登場シーンに対しては、「デカイ帽子は取りやがれメ~ン!」と、劇場でのバッドマナーに対して、絶妙なテンポで次々とツッコミを入れていくユニークな映像となっている。しかも、用意された原稿をベースにD.Oがアレンジを加えたという、このナレーションは要チェック!このマナー予告は、7月26日(土)より全国のT・ジョイ系、ユナイテッド・シネマ系の劇場にて上映される予定(※一部作品は除く)。『TOKYO TRIBE』は8月30日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOKYO TRIBE 2014年8月30日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
2014年07月25日朝ドラ「花子とアン」で人気急上昇中の鈴木亮平が、一般オーディションから選ばれたラッパーのYOUNG DAISとW主演を務める『TOKYO TRIBE』。このほど鬼才・園子温が放つ“バトル・ラップミュージカル”の全貌が明らかとなる予告編が到着した。本作の舞台は、様々なトライブ(族)が街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを奪い合う、近未来の“トーキョー”。「ブクロ WU-RONZ」のトップ・メラ(鈴木亮平)と「ムサシノ SARU」に所属する海(YOUNG DAIS)が、“トーキョー”中のトライブを巻き込みながら一大抗争を繰り広げていくという、壮絶なストーリー。累計250万部超、90年代のストリートカルチャーを牽引した井上三太による伝説的コミック「TOKYO TRIBE2」の映画化となる。鈴木亮平、YOUNG DAIS、窪塚洋介、佐藤隆太、染谷将太や叶美香、中川翔子、でんでん、竹内力ら登場人物がほぼ全員、ラップに挑戦している本作は、HIPHOPに乗せてフリースタイルラップを披露しながら闘いまくるという、世界初の“バトル・ラップミュージカル”だ。「誰か音楽かけろ音楽!」というセリフと共に幕を開ける予告編では、上半身裸の鈴木さん扮するメラと、本作でデビューを果たすYOUNG DAIS演じる海の一騎討ちがまさに始まろうとする瞬間を捉えている。刀を持ったメラに対して、金属バットで立ち向かう海がラップで取り巻きたちを挑発。ラップは染谷さん演じるMC SHOWへと引き継がれ、「TOKYO TRIBE NEVER EVER DIE」の掛け声へと広がっていく…。「うるせぇ!」と一喝するメラの叫びと共に、その刀の先にいたのは佐藤さん演じるテラだった。6月に行われた完成披露試写会に参加した園監督は、今年の映画を象徴する1本となったミュージカル『アナと雪の女王』に対して「蹴散らします!」と挑戦状を叩きつけたことでも話題となっている本作。映像のラストには、HIPHOPアーティストのANARCHYとSIMON率いるWARU軍団たちが東京を殲滅しようとする不穏なシーンと共に、鈴木さんの放送ギリギリ(!?)ワードを放ち締めくくるが、この先、どんなドラマが待ち受けているのか?独特な世界観を持つ“園ワールド”にますます期待が膨らむ。『TOKYO TRIBE』は、8月30日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOKYO TRIBE 2014年8月30日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
2014年07月16日(画像はプレスリリースより)「鈴木ちなみ」さんが、ゲストとして登場した「フォーエバーマーク」のプレスイベント!フォーエバーマークは、オープン1周年記念で作られた、特別のダイヤモンド ティアラを披露するプレスイベントに、人気モデルの「鈴木ちなみ」さんをゲストとして招待した。また、フォーエバーマークはダイヤモンドのブランドで、オープン1周年記念として作られた、「フォーエバーマーク ダイヤモンド ティアラ」を一般に公開する、WISP対象店舗の巡回展示イベントを実施するという。「フォーエバーマーク」について、世界にあるダイヤモンドのわずか1%未満といわれる、とても貴重なダイヤモンドで、ダイヤモンドの表には、厳選されたダイヤモンドの証明として、ブランドアイコンおよび個別認証ナンバーの印がある。鈴木ちなみさんは、「フォーエバーマークに関係する方々の正しく、清く、美しい気持ちが感じられ、誇りを持って身につけられるダイヤモンド。普段からダイヤモンドを着こなせる女性になりたい」(Forevermark株式会社 プレスリリース PR TIMESより)と、笑顔で述べた。「ティアラの展示」と、クイズイベントの内容は?1周年記念によって作られた、スペシャルなフォーエバーマーク ダイヤモンド ティアラを一般に公開する。ティアラの展示期間について、「WISP銀座本店」は7月24日~8月3日で、「WISP心斎橋本店」は7月9日~7月13日までとなっている。そして実施される「個別認証ナンバー末尾あてクイズ」について、WISP心斎橋本店や、WISP銀座本店などで実施され、期間は7月18日~8月17日までで、クイズに正解した方には、「フォーエバーマーク オリジナルミラー」が贈られる。さらに、クイズ参加賞ではステキなプレゼントが用意されており、アイテムを購入された方には、ステキな特典が付いてくるという。(クイズや展示についての詳細は、フォーエバーマークまで)【参考】・Forevermark株式会社 プレスリリース (PR TIMES)・Forevermark株式会社
2014年07月10日鈴木亮平、窪塚洋介、佐藤隆太、染谷将太ら豪華俳優たちを迎え、90年代のストリートカルチャーを牽引した井上三太による伝説的コミックを、園子温監督が実写映画化した『TOKYO TRIBE』。このほど、メインキャスト総出演&ギラギラなド派手なポスターが解禁された。若者たちが様々な“トライブ(族)”を形成し、街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを奪い合う、近未来のトーキョー。メラがトップに君臨する「ブクロWU-RONZ」、海が所属する「ムサシノSARU」、さらに「シブヤSARU」、「シンジュクHANDS」といったトライブたちは、いまにも暴発寸前!やがて、トーキョー中を巻き込んだ、想像を絶する一大抗争が勃発する…。世界初のバトル・ラップ・ミュージカルという新たなジャンルで描かれる本作。今回、解禁となったポスター・ビジュアルでは、鈴木亮平演じる主人公・メラとオーディションで役柄を勝ち取ったラッパーのYOUNG DAIS扮する海のバトルシーンが中央を飾り、その周りには佐藤さん、窪塚さん、染谷さんを始め、大東駿介、市川由衣、叶美香、中川翔子、でんでん、竹内力ら濃い面々がずらり!さらに、レンコンシェフ役の座をいとめ、今回役者としても出演、参加した原作者の井上三太氏の姿も!また、このポスター・ビジュアルはモザイクアートになっており、全体を引いてみると“ドクロ”が浮かび上がってくるという凝ったデザインとなっている。このビジュアルが掲載されたポスター、チラシは公開劇場にて7月上旬から配布される予定。『TOKYO TRIBE』は8月30日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOKYO TRIBE 2014年公開予定(C) 2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
2014年06月26日