歌手の浜崎あゆみ(38)が、急性気管支炎と急性咽喉頭炎のため、きょう26日に予定していた「TA LIMITED LIVE TOUR 2016」Zepp Nagoya公演を中止することを、公式サイトを通じて発表した。公式サイトでは、「10月25日(火)の公演終了後、医師の診察を受けた結果、急性気管支炎、急性咽喉頭炎という診断結果でした」と報告し、「スタッフ一同協議のすえ、やむを得ず急遽公演を中止させていただくことにいたしました」と経緯を説明。「公演を楽しみにして頂いていた皆様には多大なご心配・ご迷惑をお掛けしますことを、心よりお詫び申し上げると共に、この度の公演中止に関しましてご理解いただけますようお願い申し上げます」と呼びかけている。なお、振替公演の有無、およびチケットの払い戻しに関する詳細は、現在調整中とのこと。「決定次第改めて、オフィシャルホームページにてご案内させていただきます」としている。
2016年10月26日レオナルド・ディカプリオが20日(現地時間)ニューヨーク州で車の接触事故に巻き込まれた。「ニューヨーク・ポスト」紙は、レオは5月から交際しているモデルのニーナ・アグダルとニューヨーク州ロングアイランドのモントーク・ハイウェイで車と接触事故を起こしたと報じている。20日午後4時30分(現地時間)頃、2人の乗ったSUV車が、女性の運転する乗用車と接触したという。レオはニーナが無事か確認した後、車から降りて、衝突した車に近づき、車内に閉じ込められた女性を助け出そうとしたが、ドアのロックが開かず、別のドライバーがドアを解錠。レオは彼女が車外に出るのを手助けした。女性は事故にショックを受けている様子だったが、レオは彼女をガードレールの方まで連れて行き、休ませてあげていたという。念のために救急車も駆けつけたが、幸いにも負傷者は出ずに済んだそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年08月23日女医でタレントの西川史子(45)、急性胃腸炎で入院していたことが26日、わかった。所属事務所がFAXで発表した。西川は今月24日に体調不良を訴え、都内の病院へ行ったところ、急性胃腸炎と診断され、そのまま入院することになったという。そのため、当日予定していた日本テレビ系『踊る! さんま御殿!!』の収録と、翌日のフジテレビ系『ノンストップ!』の生放送を欠席。大事をとって29日のTBS系『サンデー・ジャポン』の生放送も欠席する。所属事務所は「経過を見ながら復帰する予定」と説明。「関係各位の皆さまには多大なご迷惑 ご心配をおかけして申し訳ありません。今は温かく見守っていただければ幸いです」としている。
2016年05月27日あまり聞き慣れない器官である『胆のう』。これが炎症を起こした状態を胆のう炎と言いますが、炎症が強くなると摘出手術をする必要があるなど、決して油断できない病気です。サッカー元日本代表の中村俊輔選手も、この胆のう炎に悩まされた経験があり、 2013年に除去手術 を受けています。痛みが長時間続いたり、発熱や吐き気を伴うことがあるなど、日常生活にも悪影響を及ぼします。ここでは、胆のう炎の原因や症状、予防法などについて紹介したいと思います。●胆のうとは胆のうは、肝臓で作られた胆汁を一時的に溜めておく器官で、西洋梨に似た形をしています。ここに溜まる胆汁は脂肪を消化するために使われる液体であり、肝臓で作られた後、胆のうに溜められているあいだに濃縮され濃くなった状態で十二指腸へと送られます。胆のうは食べたものの消化を手助けする重要な器官ではありますが、仮に失われたとしても、肝臓が胆のうのない体に順応し自ら濃い胆汁を作り出すようになるため、消化に異常が起きることはない ようです。●胆のう炎になる原因胆のう炎は、胆のうに石ができる胆石症を併発していることが多く、この胆石による刺激や、胆汁に含まれる胆汁酸による刺激で炎症が起こると考えられています。また、胆石の影響により、胆のうに胆汁が溜まって細菌が感染することもあります。40代以降の中年女性 に多く見られる傾向があるようです。●胆のう炎の治療法炎症が軽いものであれば、絶食したり抗生物質を使ったりすることで治すことができます。ただし、炎症が重度になると胆のうを摘出する手術を行わなければならなくなるでしょう。なお、内科的な治療では再発の可能性 もあるため、根本的な治療を求めるのであれば手術を行うのが一般的です。●胆のう炎の予防法胆のう炎のほとんどが胆石が原因で引き起こされることから、いかに胆石を作らないようにするかが重要です。胆石はコレステロールをもとに作られるため、脂っこい食事や偏った食事を控え、適度な運動をする ことが予防になります。----------胆汁が細菌に感染した場合、うまく処置しなければ死に至ることもある怖い病気です。早期発見できればそれだけ負担も軽くなるため、発熱を伴う腹部の痛みや黄疸などの症状を感じたら、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。【参考リンク】・胆のう炎について | 社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院()
2016年05月25日アトピー・ニキビ・かゆみ・皮膚炎など一般社団法人国際統合治療協会が、皮膚トラブルに対する保険適用の漢方治療を案内するサイトを新しく開設した。サイトでは、アトピーやニキビ、皮膚炎、湿疹などをステロイド剤無しに改善する漢方を用いた治療について紹介している。紹介している漢方治療は同協会が提携している大門メディカルクリニックの治療方法。それぞれの皮膚トラブルの悩み、治療、効果、費用について解説する。クリニックに行く前に電話で相談!同協会では、クリニックに行くか判断を迷う際などに、電話での無料相談を期間限定で受け付け中。自分の症状に漢方薬が有効なのか、不安な人は直接質問できるチャンスだ。大門メディカルクリニック大門メディカルクリニックはJR浜松町駅より徒歩2分。月曜~金曜の診療で、午前(11:00~13:00)、午後(15:00~19:00)となっている。院長はベア典子氏。「漢方薬は皮膚疾患に強いといわれている。肌の乱れの原因は内臓の乱れのことも多い。気になる人は気軽に受診して欲しい」と述べている。漢方外来は、完全予約制だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・新規開設のお知らせ!「アトピーでお悩みの方へ」~皮膚の病気に特化した保険適用の漢方治療に関するご案内サイトを開設いたしました~
2016年05月11日理化学研究所(理研)、オーガンテクノロジーズ、北里大学は4月2日、マウスiPS細胞から、毛包や皮脂腺などの皮膚付属器を持つ「皮膚器官系」を再生する技術を開発したと発表した。同成果は、理研 多細胞システム形成研究センター 器官誘導研究チーム 辻孝チームリーダー、オーガンテクノロジーズ 杉村泰宏社長、北里大学 医学部 武田啓主任教授、佐藤明男特任教授、東北大学大学院 歯学研究科 江草宏教授らの研究グループによるもので、4月1日付けの米科学誌「Science Advances」に掲載された。皮膚には、皮膚付属器として毛包や皮脂腺、汗腺などの複数の器官が一定の規則性を持って配置されており、体の中で最も大きく複雑な器官系である。皮膚に関わる疾患は、外傷や熱傷、先天性乏毛症、脱毛症、分泌腺異常など数多く知られているが、皮膚器官系が複雑なために皮膚の完全な再生はいまだ実現していない。同研究グループは今回、皮膚疾患に対する新たな再生治療法の確立に向け「Clustering-Dependent embryoid Body:CDB法」を開発した。CDB法は、マウス歯肉の細胞から樹立したiPS細胞株を、1週間低接着培養することにより胚葉体(EB)と呼ばれる凝集塊を形成。コラーゲンゲル内に30個以上のEBを立体的に配置したものを免疫不全マウスの腎皮膜下に移植するというもの。移植されたEBは、移植30日後にはテラトーマ様の組織を形成していた。この移植物を組織学的に解析したところ、移植物は外胚葉や内胚葉性の上皮組織からなる空洞構造(嚢胞)を多数持っており、これは、iPS細胞単独移植や単一のEBを移植した場合と比較して、約4倍の上皮組織からなっていたという。同上皮組織をより詳しく解析すると、移植物の上皮組織の一部に、天然の皮膚と同等の組織構造が形成され、毛包や皮脂腺などの皮膚付属器を持つ皮膚器官系が再生されていることがわかった。この皮膚器官系には、毛穴を介して毛幹が萌出している様子も観察されたという。これら再生皮膚器官系に含まれる付属器官の組織構造を詳しく解析したところ、毛包器官内に毛包上皮性幹細胞や毛乳頭細胞が正常に再生され、毛包に付随する立毛筋も適切な位置に配置されていることがわかった。また再生皮膚器官系が正常な機能を持つかどうかを解析するため、再生皮膚器官系から毛包を10~20本含む全層組織をひとつの再生皮膚器官系ユニットとして外科的に分離し、ヌードマウスの皮下へ移植した結果、移植した再生皮膚器官系は、移植されたヌードマウス(レシピエント)に生着し、少なくとも3カ月にわたりがん化することはなかったという。移植14日後には、再生毛がレシピエントの皮膚表面より萌出し、その後、天然毛と同様に成長していく様子が観察された。この再生毛は、iPS細胞に由来することが実験で確認されている。なお、マウスの体毛はおよそ20日間という一定の毛周期で生え替わるが、再生毛包の毛周期を解析したところ、マウスの天然の体毛と同様に約20日間の毛周期で生え替わることが明らかとなり、機能的な毛包再生が可能であることも示されている。同研究グループは今回の研究について、将来、皮膚の重度の外傷や熱傷などの完全な再生を可能にするとともに、先天性乏毛症などの深刻な脱毛症や皮膚付属器に関する疾患の再生治癒につながることが期待できるとしている。
2016年04月04日鳥取大学は3月30日、カニ・エビ殻を原材料とする極細繊維であるキチンナノファイバー(キチンNF)の塗布によってアトピー性皮膚炎が抑制されることを確認したと発表した。同成果は同大農学部の東和生 助教、同工学部の伊福伸介 准教授らの研究グループによるもので、オンライン科学誌「Carbohydrate Polymers」に掲載された。キチンNFはカニ殻の主成分であるキチンをナノファイバーとして取り出したもので、幅が約10nmの極細繊維。これまでの研究で、肌の保湿効果および傷の修復促進効果などが確認されている。今回の研究では、アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いた実験で、キチンNFを塗布することでアトピー性皮膚炎の症状の進行を抑えられ、かつ皮膚の炎症の進行も抑えられることが確認された。キチンNF塗布により、炎症などの免疫反応で中心的な役割を果たす転写因子NF-KBの働きが抑制され、血液中の免疫グロブリンE濃度が減少したという。これに対し、従来のキチンにはそれらの効果は認められなかったことから、ナノファイバーという形態が皮膚のバリア機能の維持を可能にしていると見られている。同研究グループは、今回の成果によりキチンNFの皮膚炎への応用が期待されるが、実際の使用に向けては今後さらなる検討が必要だとしている。
2016年03月31日皮膚科というと、皮膚炎やヤケドなどの皮膚トラブルに見舞われたときに行く場所というイメージがあるかもしれません。じつは、シミやシワ対策としても活用できることをご存知ですか? 化粧品や医薬部外品よりも効果のある医薬品を処方してくれることもあり、そのなかには保険が適用されるものもあるのです。肌の悩みは皮膚科医へ相談しようシワは老化だけでなく、乾燥によっても生じます。この乾燥が進むと肌のバリア機能が低下し、さまざまな皮膚トラブルに見舞われることも少なくありません。どこまでを「病気」ととらえるかは各人の症状や医師の判断によりますが、皮膚病を招くおそれがあれば、保険適用の治療や医薬品を処方してもらえるものです。また、レーザーなどによるシミ取りにも対応しています。ヤケドなどのシミのできた原因によっては保険が適用されるので、診察を受けてみるのもいいでしょう。たとえ病気とは診断されなくても、皮膚科医はスキンケアのスペシャリスト。肌の状態によって適切なケアの方法を指導してくれるので、悩みがあるときには相談してみては。また、肌に合わない成分を調べるパッチテストを受けておくと、自分に合った化粧品探しの役に立ちます。調べる項目にもよりますが、保険適用の診療になるケースが多いので、一度受診しておくと安心です。ただし、診療方針はクリニックによって異なるので、事前に問い合わせをしておきましょう。ホームページに美容関係の項目が掲載されていたり、女医がいたりすると、美容関係の相談に応じてくれることが多いように感じます。シミやシワを撃退する医薬品も肌の悩みが治療目的と認められれば、保険適用の医薬品を処方してくれます。化粧品はあくまで肌を健やかに保つものなので、美白やシワに効果があるということはできません。医薬部外品には美白効果をうたうものもありますが、改善を目的としている医薬品の効果が上回ることはいうまでもないでしょう。美容マニアのあいだでも知られているのが「ヒルドイド」という医薬品。しもやけなどの症状に処方されますが、非常に優れた保湿効果があることで知られています。美白には「トランサミン」や「シナール」という飲み薬があり、服用し続けることでシミやそばかすを改善できるのだとか。たとえ保険が使えないとしても、確実にシワやシミとサヨナラしたいなら、医薬品に頼る方法もあることを覚えておくと、いざというときに役立ちます。ただし、医薬品には副作用が生じることもあるので、必ず服用する前に皮膚科医へ確認を。ほかにも、大人も悩まされるニキビの治療などに対応しているので、なかなか治らないときには相談してみましょう。もしかしたら、間違ったケアをしていたり、ニキビではなかったりするかもしれません。皮膚科を上手に活用できれば、美肌づくりの選択肢が広がるということを覚えておきましょう。
2016年03月25日資生堂はこのほど、「敏感肌と花粉に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2015年12月18日~21日、全国の20~50代女性を対象にインターネットで実施し、2,351名から有効回答を得た。自身の肌についてどの程度敏感だと感じるかを尋ねたところ、「常に敏感である」(19.8%)、「ときどき敏感である」(62.9%)をあわせ、82.7%が敏感肌意識を持っていることがわかった。「敏感ではない」と回答した人は17.3%にとどまっている。敏感肌意識を世代別で見ると、20代は86.5%、30代は86.0%で、40代の80.2%、50代の77.9%と比べて、20~30代ほど「自分の肌は敏感である」と認識していることがわかった。同社によると、化粧品に敏感な肌の女性はごく一部とのこと。一方で、睡眠不足やストレス、食事など生活環境の変化に敏感に反応し、肌トラブルが繰り返し起こり、なかなかいい肌が続かないと実感する「生活敏感肌」が増加傾向にあるという。続いて、肌あれになりやすい時期と症状について尋ねたところ、最も多くあがったのは「春のかゆみ」(39.2%)で、次いで「冬の粉ふき」(33.8%)となっている。春の肌あれ症状として多くあげられたのは、「かゆみ」に次いで「ヒリつき」(15.5%)、「赤くなる」(11.3%)で、いわゆる「皮膚炎」の状態であることがわかった。また、春に「かゆみ」を感じている人のうち、「花粉症である」と回答した人は41.5%だった。半数以上の人は花粉症を発症していないにもかかわらず、花粉の季節には肌あれ症状を感じているということが明らかとなった。季節ごとの肌あれはどの部位に現れるか尋ねると、一年を通して「ほお」に回答が集まった。春先の肌あれでは「目まわり」(41.1%)、「鼻」(31.2%)も多くなっており、花粉が多い時期にこすってしまいがちなこれらの部位は、他の時期よりも特に敏感な状態になっていることがわかる。同調査を受けて東松原皮フ科の水野惇子院長は、「近年、春になると肌あれで皮膚科の受診患者数が増加し、混み合う傾向があります。その要因の1つが『花粉皮膚炎』です」と指摘。花粉皮膚炎とは、スギ花粉が飛ぶ春先やブタクサなどが飛ぶ秋口に肌が乾燥したり、ほのかな赤みやチリチリとくすぐったいようなかゆみが出たりする症状のこと。あまり重い症状はなく、上まぶた、ほお骨、あご、首など露出が多い部分に発症するという。原因は、肌のバリア機能が低下すること。春先の肌は、バリア機能が低下して外からの刺激を受けるため、安定した肌に比べて角層の水分量、油分のバランスが乱れた状態になるという。また、バリア機能が低下する要因として「生活環境」をあげる。具体的には、睡眠不足、体調の不調、不規則な食事、便秘、ストレスのほか、生理周期や外界環境(気温・湿度の低下など)も肌ダメージの原因になりうるとしている。水野院長は、花粉皮膚炎の予防策の1つ目に「肌のバリア機能をくずさないこと」をあげ、「そのためにも、日頃からスキンケアは保湿を重点的に行いましょう」とアドバイス。2つ目は「花粉に肌が触れないこと」とし、「外出から帰宅したら肌に付いた花粉を洗い流したり、外出中でも花粉が肌に触れないようにメガネやマスクで肌を覆うと効果があります」と解説している。
2016年02月24日ダイフクは2月12日、コマツリフトとの協力により、非接触充電技術「D-PAD」を用いた電動フォークリフト向けの非接触充電システムを実用化したと発表した。同システムは送電台車による電動フォークリフトへの非接触充電をおこなうことができる。従来のコンセントプラグによる充電と同等の時間でありながら、プラグを接続するといった作業の煩わしさを無くし利便性を向上すると同時に、接触不良などによる障害や事故を低減するとしている。また、非接触のため磨耗による導電部分の交換などのメンテナンスは不要というメリットもある。システムは、送電台車(送電パッド、高周波インバーター)と受電ユニット(受電パッド、200Vインバーター)で構成されており、バッテリーは電動フォークリフトの標準装備のものが使用できる。また、独自の無線技術を用いて送電側・受電側の対向位置を自動認識するため、安定した電力伝送効率を保持することができる。さらに、伝送周波数が10kHz未満であることから、電波法による申請手続きも必要ない。ダイフクは「D-PAD」をはじめとしたワイヤレス給電・充電ソリューションを、2016年4月20日から幕張メッセで開催される「TECHNO-FRONTIER 2016」に出品する予定だ。
2016年02月12日韓国を拠点にアジア各国で展開するオラクル美容皮膚科はこのほど、「オラクル美容皮膚科 東京新宿院」を東京都新宿区にオープンした。「オラクル美容皮膚科」は、アジア最大級のクリニック数を誇る韓国の美容皮膚科。これまで韓国のほか、中国、台湾、フィリピン、タイ、ベトナムとアジア各国で多くのクリニックを展開してきた。このほど、東京都新宿区に日本で初となる「東京新宿院」を開設。これまでアジア各国で実施してきた何万もの治療データをもとに、患者一人ひとりの症状・希望に合わせた治療法を提案するとしている。同院は、美容外科よりも気軽に通えてエステにはない高い効果を得られる、肌のトータル治療を目指す。医師やスタッフの教育プログラムも確立しており、本国と同じクオリティの医療サービスを日本でも受けることができるという。施術メニューの一例としては、しみ・そばかす・あざ・肝斑のブルートーニングは1万5,000円(1回+美白管理)、美肌・くすみ・クマのプラセンタ注射が1アンプル1,000円、レーザー脱毛は背中全体脱毛で1回3万3,000円、エラのボトックス注射は8,000円。なお、イメージキャラクターを務める歌手のGACKTさんがプロデュースした「プレミアムビューティーコース」も提供。皮膚の治療効果をより実感することができるように、複数の治療プログラムを組み合わせて行う10回コースとなっている。価格は50万円。ホームページでは、GACKTさんによるメッセージ動画(YouTube)も公開中。診療科目は、皮膚科・美容皮膚科・美容外科。診療は完全予約制。※価格はすべて税別
2016年02月01日サイバーエージェントは1月27日、同社が運営する動画広告に特化した調査機関であるオンラインビデオ総研が、慶応義塾大学の研究室と共同で実施した「テレビCMに接触しない層のライフスタイルと、メディア行動に関する調査・研究」の研究結果を応用し、テレビCMに接触しない層に対して優先的に動画広告を配信するサービスを2016年2月から開始すると発表した。同研究の名称は「テレビCMに接触しない層のライフスタイルと、メディア行動に関する調査・研究」であり、2015年11月1日~3月31日の期間で研究を予定している。テレビCMにほとんど接触しない層を「ローテレ(Low TVCM Reach Group)」、一方、テレビCMに多く接触する層を「ハイテレ(High TVCM Reach Group)」と定義し、テレビとの接触頻度を5区分に分類すると共に、人々の代表的なライフスタイル(サイコグラフィック)を9類型に分類するという。これらをクロス配置し整理した計45セルの「ターゲット・アロケーション・マップ(仮称)」では、各種Webメディアの利用率に加え、デモ・グラフィック/居住地/世帯年収/好きな芸能人など各種のデータをプロットでき、具体的なデータを基に、想定ターゲットに対して最適なWebメディアのプランニングやコミュニケーションの方向性を見出すことを可能するという。また同サービスでは、テレビCMにほとんど接触しない層と多く接触する層を見分け、Web動画メディア上でテレビCMにほとんど接触しないユーザーに向けて優先的に動画広告を配信するとのことだ。
2016年01月28日京都大学(京大)とパナソニックは1月20日、離れたところから非接触で高精度に心拍数および心拍間隔を計測できる生体情報センシング技術を開発したと発表した。同技術では、超広帯域(UWB:Ultra Wide Band)レーダーのひとつであるパナソニックのスペクトラム拡散ミリ波レーダーで、呼吸や心臓の鼓動に応じた人体表面のわずかな動きを捉える。同レーダーを用いることで測定範囲を限定し、心拍計測に影響を与えるノイズを除去することで、高感度測定を実現すると同時に、1台のレーダーで複数人の動きの同時計測を可能にしている。計測されるレーダー信号の中には、心臓の鼓動、呼吸、体動などに起因する信号が含まれるが、京都大学はレーダー信号の中の心拍信号について位相特徴点を抽出し、特徴点の時系列パターンから心拍間隔を推定する独自のアルゴリズムを開発。その結果、レーダー信号から呼吸信号、心拍信号を分離して、平均心拍数だけでなく、リアルイムで心拍間隔までを測定することが可能となっている。同レーダーの電波は衣服などを透過するため、着衣時や就寝時に関わらず、呼吸や心拍を常時モニターすることができる。また今回、心拍間隔も正確に測定することが可能になったため、日常生活や仕事の作業を妨げることなく、心拍間隔変動から自律神経の状態を推定することも可能になった。同社は今後、試作機を用いた実証実験を通じて、実生活状態での生体情報のカジュアルセンシングを実現するとともに、得られた生体情報を用いた健康管理、アドバイスなどのシステムに仕上げていくとしている。
2016年01月20日セイコーNPCは11月27日、50dpiの高い解像度を持ち、非接触でも高感度な磁気ラインセンサモジュールを新たに開発したと発表した。同磁気ラインセンサモジュールは、50dpi間隔で高感度ナノグラニュラーTMR型磁気センサ素子をライン状に配置することで、従来ではセンシングが困難であった微細な磁気インクパターンや磁場の変化を高い解像度で非接触センシングすることが可能となった。検出幅は77mm。また、磁気センサ素子に加えて、均一な磁場特性をもったバイアス磁石と高い増幅率の変換アンプICを内蔵したことにより、従来必要であった外付けのバイアス磁石と外部変換回路が不要となった。同社によると、磁気インクの検出、金属の非破壊検査、電流検出などといった幅広い用途に用られるとしている。量産出荷は2016年度を予定。
2015年11月27日Infineon Technologiesは11月16日(独時間)、非接触決済の取引の性能と安全性を向上させたセキュリティコントローラ「SLC 32Pファミリ」を発表した。同ファミリは、MasterCardが自社のブランドの下で発行された非接触型製品に対するカードの処理時間を300ms以下にするといった2016年1月以降に義務付ける要件を満たすために開発されたもの。65nmプロセス技術に基づいた新規セル構造と自社のSOLID FLASH技術を組み合わせて開発されており、支払機能の付いた決済カードや、ウェアラブル機器、非接触トークンなどのメーカーは、新製品の市場投入までの時間を半分以下に短縮することが可能となるとする。また、100MHzで動作するため、従来ソリューション比で3倍高速に情報処理が可能なほか、データ処理は15倍に高速化することができるとする。なお、同ファミリのサンプル出荷はすでに開始されており、認証製品は、2016年以降、大量生産される予定だという。
2015年11月20日熊本大学は11月2日、皮膚がんの一種である血管肉腫のがん細胞では、本来は別々であるはずの遺伝子が融合していて、その融合遺伝子ががんの発生に関わっていることを発見したと発表した。同成果は熊本大学生命科学研究部・皮膚病態治療再建学分野の神人正寿 准教授らの研究グループと、北里大学の共同研究によるもので、11月1日に科学誌「Cancer Research」に掲載された。血管肉腫は血管やリンパ管の細胞から発生し、皮膚上では年配の人の頭部にできることが多い。発見されづらく、リンパ節や内蔵に転移していってしまうが、放射線療法や化学療法などの治療が効きづらいため、新しい診断法と治療法の開発が必要とされている。がんの主な原因としてがん遺伝子の変異があるが、今回の研究では、血管肉腫のがん細胞では通常の遺伝子変異とは異なり、NUP160とSLC43A3という本来とは別々の遺伝子が異常に融合してしまっていることを発見。この「NUP160-SLC43A3融合遺伝子」は染色体の一部が切り取られ、別の染色体にくっついた結果2つの遺伝子が融合して作られると考えられており、融合遺伝子が陰性の患者と比べて、がんの進行が早い可能性があるという。また、NUP160-SLC43A3融合遺伝子をマウスに注射したところ、がん化したため、がんの発生との確認が確認されたほか、NUP160-SLC43A3融合遺伝子を血管肉腫の細胞から除去すると血管肉腫の細胞の数が減少したため、治療につながる可能性も確認された。融合遺伝子はこれまで白血病や悪性リンパ腫などのがんでも発見されており、融合遺伝子を検出することで高精度・高感度の診断が可能となる。肺がんの一部ではすでに遺伝子検査が保険適応となっており、融合遺伝子の働きを阻害する薬剤が高い治療効果を発揮していることから、今回の血管肉腫における融合遺伝子の発見は、皮膚がんの原因の解明だけでなく、簡単な診断や特効薬の開発にもつながることが期待される。
2015年11月02日乳腺炎は、産後のママの約25%で起こるといわれています。乳腺炎は、母乳が停滞・詰まってしまったうっ滞乳腺炎と、細菌感染による化膿性乳腺炎に分けられます。細菌感染症による、化膿性乳腺炎の場合細菌感染による乳腺炎は、乳頭が傷ついたこと(授乳開始後まもなくは、赤ちゃんに吸われることで、乳頭が切れることが多々あります)などがきっかけとなり、ブドウ球菌、連鎖球菌といった皮膚に住み着いている菌たちによって炎症が起こります。・おっぱいが熱を持つ・赤みを帯びる・しこりができる・押さえると痛い・発熱、悪寒・頭痛、関節痛などの全身症状・白い母乳ではなく、黄色っぽい母乳が出るなどの症状が出ます。この場合、授乳はできず、抗生物質での治療が第1選択となります。迷わず病院へ行きましょう!母乳が停滞・詰まってしまった、うっ滞乳腺炎の場合母乳が停滞・詰まった乳腺炎では、胸の張りやしこり、多少の痛みを感じますが、感染をしているわけではないので乳房の赤み、熱感はありません。しかし、母乳の停滞が続くと細菌感染を起こし、結果的に化膿性乳腺炎になることもあります。停滞・詰まった場合は乳房マッサージ、授乳、搾乳を行い、停滞・詰まりを早急に改善しなくてはいけません。そもそもなぜ、乳腺は停滞し、詰まるのか乳腺が詰まる原因は、血液やリンパ液などによる乳管の圧迫、乳汁の凝固、赤ちゃんの吸い方が上手ではない、乳頭亀裂によりオキシトシンが分泌されにくいことなどが考えられます。つまり、血行不良やおっぱいの質が悪い、おっぱいがしっかり飲まれず残っている、ホルモン異常といった感じでしょうか。そこで、第1に「血行を良くする」、第2に「おっぱいの質を良くする」、第3に「おっぱいを乳腺に残さない」、これらを徹底していただくことで停滞・詰まりの乳腺炎を回避しやすくします。乳腺炎予防のステップ(1)血行を良くするおっぱいは鎖骨、わきの下、胸骨、肋骨などの血管から血液が注がれ、作られます。そこでまずは、胸周りの血管の流れを良くすることが大切です。肩こりや肩甲骨が動かない状態では、血行不良が起こりやすくなります。マッサージやストレッチが効果的ですね。もしすでに停滞や詰まりがあったら、しこりをマッサージして小さく砕き、赤ちゃんに飲んでもらうか、搾乳をしましょう。乳腺炎予防のステップ(2)おっぱいの質を良くするおっぱいの質には、食事が大いに影響してきます。ただし、賛否両論があり、一概に「これは良くて、これはダメというものもない」ということを覚えていてください。それを踏まえた上で、食べたほうが良いものとして挙げられるのは・白米・うどん・そば・納豆・鶏肉・白身魚・根菜類 など。避けたほうが良い食べ物としては、・もち米・パスタ・ラーメン・菓子パン・乳製品・牛肉・マヨネーズ・お菓子などがあります。要は水分、たんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどをバランスよく食べることが重要です。産後は忙しく、なかなかこだわった食事を作るのも大変ですが、おにぎりだけ、菓子パンだけなどという食事だけは絶対に避けなくてはいけません。東洋医学では、タンポポの根っこ(ダンディディライオン)、はと麦、ラズベリーリーフが母乳の出を良くするといわれています。これらはお茶としてよく飲まれており、カフェインも入っていないので、試してみてはいかがでしょうか? そのほか、古来より葛根湯が母乳の出を良くするといわれ、使われています。乳腺炎予防のステップ(3)おっぱいを乳腺に残さない「おっぱいを乳腺に残さない」という点については、赤ちゃんが生まれてみないとわからないことがたぶんにあります。赤ちゃんが上手に飲めるかどうかはそれぞれですし、母乳が出すぎて赤ちゃんが飲みきれないことや、逆に乳管が細くて出にくいなど、乳腺に残りやすい状況はそれぞれにありますが、どれも実際に授乳を始めてみないことにはわかりません。そこで、妊娠中から乳頭マッサージをするのは対策のひとつとして有効です。あとは搾乳することでしょうか?日本では搾乳文化はあまりありませんが、欧米では搾乳機は出産グッズのマストアイテムとなっています。もちろん、赤ちゃんがよく飲み、残さないのが理想ではありますが、うまくいかない場合は利用してみましょう。そして、飲ませる時には、乳管にあるおっぱいをご自身の手で誘導し、乳首まで運ぶことも忘れないでください。乳腺が停滞・詰まってしまったら、ステップ(1)と(3)を試し、滞っている塊を取り除きましょう。そして予防を含め、ステップ(2)を心がけましょう。この3つを駆使して、痛い乳腺炎の予防をしましょう。(鈴木元<天使のたまご総院長>)
2015年09月26日凸版印刷は9月16日、非接触リーダライタからの給電のみで表示を書き換えられるバッテリーレス電子ペーパー表示機を試作したと発表した。従来、電子ペーパーを使った表示機は、カードサイズ程度の大きさが多く使用されているが、管理対象物によっては、取り付けられる場所が限定されるため、より小さな表示機の開発が求められていた。同社は今回、これまで培ってきたRFIDの開発・製造技術により、受電・通信回路の小型化に成功したという。同試作機はドットマトリクス型の1.44インチ電子ペーパーディスプレイを搭載し、非接触リーダライタからの無線給電によって書き換えることができる。表示部には電子ペーパーを用いているため、一度表示した内容を保存することもバッテリーレスでできる。外見寸法は34(縦)×52(横)×7(厚さ)mmで、画素数は128×96dotとなっている。
2015年09月16日いよいよ夏本番。連日うだるような暑さが続く暑い夏は肌の露出も必然的に増えるが、それだけ「かぶれ」や「汗も」などの肌トラブルに見舞われる危険も増す。そういった肌トラブルを抱えてしまっては、バーベキューや海水浴などの楽しい機会も心から楽しむことは難しくなってしまうだろう。そこで本稿では、南青山皮膚科 スキンナビクリニックの服部英子医師の解説を基に、初夏に起こりやすい肌トラブルとその症状、対策法などを紹介する。○水虫ができるメカニズムまず、初夏の肌トラブルの代表例としては水虫が挙げられると服部医師は話す。水虫は白癬(はくせん)菌というカビが皮膚の角質層につくことによって発症する。白癬菌はヒトの髪や爪、皮膚などに含まれるケラチンというたんぱく質を栄養素とするが、ケラチンは体の至るところにあるため、水虫は体や手にもできる場合がある。ただ、白癬菌は高温多湿な場所で繁殖しやすいため、靴を履いて蒸れやすい足に水虫が形成されやすい。水虫=かゆいというイメージを抱いている人もいるだろう。だが、実はかゆみを訴える人はそこまで多くないため、自分が水虫だと気づいていない「隠れ水虫」の人も多いのではないかと服部医師は指摘する。「個人の症状にもよるのですが、水膨れみたいなものができている方はかゆがってきます。ただ、私たちのクリニックに来る患者さんで『水虫がかゆい』という方は、実はそこまで多くはありません。皮がむけているからとか、角質がちょっと厚くなっているということで水虫を疑って来られる方が多いです。あとは足指の間がふやけてきたり、切れてきたりすると、『何かまずいのではないか』と思ってくる方もいらっしゃいます」。白癬菌は、水虫の人からはがれ落ちた角質の中でもまだ生きている。その角質を素足で踏むなどして菌が付着すると感染する。菌が付着しても生育環境などの条件がそろわなければ水虫にはならないし、付着してから24時間以内に洗い流してしまえばほとんど問題はない。ただ、「隠れ水虫」が家族にいるとバスマットで感染する恐れもあるし、多数の人が利用する大衆浴場やスポーツ施設などでも感染の危険はある。注意するにこしたことはないだろう。○水虫になりやすい人の特徴水虫は日ごろからのケアをしっかりしていれば、ある程度は予防できる疾病だ。■足のケアをあまりしてない■毎日長時間にわたり靴を履く■足の指が太く、くっつきやすい■汗をかきやすい体質これらの項目が当てはまる人は、日ごろから体や足を清潔に保つなどして、白癬菌が住みづらい環境を作るように心がけよう。ただ、どれだけ予防に努めていても、水虫になってしまうケースもある。そのときは、きちんと水虫と診断してもらったうえで根気よく治療するのがよいと服部医師は解説する。「足の皮がむけたとかで心配して、市販の水虫の塗り薬を買う方もいらっしゃるのですが、水虫でなかった場合はかぶれるケースもあります。きちんと皮膚科などでチェックして、水虫であれば使って治療するようにしましょう。薬をぬるときは、周辺すべてが栄養素で高温多湿な状態ですから、患部だけではなくかかとから足の裏全体、足の指、指の間にぬってください。ぬる期間は、自身で『きれいになったな』という時点から、さらに1カ月くらいぬるとよいでしょう」。○汗もの予防と対策夏場は汗をかきやすいため、汗もも初夏に起きがちな肌トラブルといえる。汗もにも複数の種類があるが、直径1~3ミリ程度の水泡が出る「水晶様汗疹」(白い汗も)と、赤い丘疹(きゅうしん: 皮膚から隆起する発疹)が出て、軽いかゆみなどを伴う「紅色汗疹」(赤い汗も)がほとんどのケースだ。前者は特別なケアをしなくても数日以内に治り、後者は皮膚科を受診してステロイドクリームなどをぬるとよい。予防法としては汗をかいたらシャワーを浴びたり、通気性の良い衣類を普段から着用したりするといったことなどが挙げられる。○20~30代は金属アレルギーにも注意また、初夏頃からはかぶれが多くなってくるのも特徴だと服部医師は話す。かぶれの原因の一つは植物だ。初夏はハイキングやガーデニングなど、植物に接触する機会も増える。ウルシ科の植物やサクラソウ、キク、ヨモギ、アロエなどもかぶれやすいとのことなので、肌を露出した状態で近づく際は注意しよう。そして、意外かもしれないが金属によるかぶれも夏に多くなるという。汗によってアクセサリーなどから溶け出した金属イオンが体内に侵入し、アレルギーを引き起こすアレルゲンとなってかゆみやかぶれなどの症状につながってしまう。「金属アレルギーの原因は免疫反応ですので、大人でも突然なる可能性はあります。最初は問題なくても、汗などで溶け出した金属がイオン化してたんぱく質と結合し、何度か体内に蓄積されるとアレルゲンとして発症します。アレルギーになりやすいものはコバルト、ニッケル、クロムなどの金属です。アクセサリーを着けだすようになってから一定の年月がたつ20~30代は、アレルギー反応に気づきだす人が多いかもしれません」。夏場は汗をかきやすいということもあり、今回紹介した症例も汗にまつわるものが多い。毎日必ずシャワーを浴びるなどして、肌をできるだけ清潔に保つことが初夏の肌トラブルを避けるための第一歩になりうると言えそうだ。写真と本文は関係ありません○記事監修: 服部英子(はっとり ひでこ)東京女子医科大学卒業。皮膚科専門医。日本皮膚科学会、日本レーザー学会、日本臨床皮膚科学会、日本アレルギー学会に所属。大学卒業後に東京女子医科大学病院やJR東京総合病院の皮膚科に勤務した後、2005年より南青山皮膚科 スキンナビクリニックの院長を務める。
2015年07月29日九州大学(九大)は7月21日、アトピー性皮膚炎に伴う慢性的な痒みのメカニズムに、「アストロサイト」と呼ばれる細胞が関わっていることを発見したと発表した。同成果は同大学大学院薬学研究院ライフイノベーション分野の津田誠 教授、白鳥美穂 学術研究員らの研究グループによるもので、7月20日(現地時間)に米科学誌「Nature Medicine」オンライン版に掲載された同研究では、アトピー性皮膚炎モデルマウスを用い、マウスが引掻く皮膚と神経でつながっている脊髄後角で、神経系を構成する非神経細胞であるグリア細胞の一種「アストロサイト」が長期にわたって活性化していることを発見した。さらに、このアストロサイト内では、遺伝子の発現を促すタンパク質「STAT3」が働いていて、その働きを阻害することで、アストロサイトの活性化と引掻き行動が抑えられることを確認した。また、アトピーマウスの脊髄の遺伝子を調べたところ、活性化アストロサイトが、炎症に応答して産生されるLCN2というタンパク質を作り出し、それが脊髄後角ニューロンでの痒み伝達物質の作用を強めてしまうことも判明した。慢性的な痒みはこれまで主に皮膚を中心に研究されてきたが、今回の研究でアストロサイトの重要性が明らかになったことで、痒みのメカニズムの解明だけでなく、アストロサイトを標的とする新たな治療薬の開発につながることが期待される。
2015年07月22日サンワサプライは14日、レーザーで測定箇所がわかる非接触温度計「CHE-TN430」を発売した。直販サイト「サンワダイレクト」での価格は税込7,980円。CHE-TN430は、測定対象に触れずに-38度から365度までの温度を測定する放射温度計。放射率は、測定対象の素材や表面状態に合わせて2段階から選択できる。測定時に安全基準クラス2のレーザー光を照射させ、測定箇所を明確に表示する。60分間連続で温度計測できる「連続測定モード」のほか、暗所での使用に役立つバックライト機能、電池残量表示機能、オートパワーオフ機能を用意している。本体サイズはW153×D114.3×47.6mmで、重量は177g(電池含む)。
2015年07月14日シャープは6月25日、人や動物などの心拍・呼吸・体動などの生体情報を非接触で検知できるマイクロ波センサモジュール「DC6M4JN3000」を開発したと発表した。同製品は、人や動物に対してマイクロ波を照射し、心臓や肺の動きでわずかに振動する体表面から反射するマイクロ波の変化をもとに、心拍や呼吸数などの生体情報を検知するもの。同社が長年培ってきた衛星放送用アンテナ技術や、独自の信号処理回路技術、生体情報検出アルゴリズムなどを組み合わせることで実現したとする。最大検知距離は約3mで、その際の誤差は心拍数の場合で、一般的な医療用パルスオキシメータ比で±10%。また、マイクロ波の特性を活用することで、マットレスやドア、壁などの電波を通す遮蔽物越しの検知も可能なため、プライバシーの保護が求められる浴室やトイレなどでの生体情報の把握もでき、これにより介護や見守りといった分野でのサービスを向上させることができるようになると同社では説明している。なお、同製品はセットメーカー向けに販売を計画しており、サンプル価格は1万8000円(税別)。2015年7月末より提供を開始する予定で、月産1000台規模を計画しているという。
2015年06月25日慶應義塾大学(慶大)は4月21日、マウスを用いた実験で、アトピー性皮膚炎は黄色ブドウ球菌などの異常細菌巣によって引き起こされることを解明したと発表した。同成果は慶大医学部皮膚科学教室と米国National Institutes of Healthの永尾圭介 博士(元慶應義塾大学医学部専任講師)との研究グループによるもので、4月21日(現地時間)に米科学誌「Immunity」電子版に掲載された。アトピー性皮膚炎は気管支喘息、食べ物アレルギー、花粉症などのアレルギー疾患を合併することがあるため、アトピー性皮膚炎そのものもアレルギー性の疾患だと考えられている。しかし、生体が何に反応して皮膚炎を発症しているかはわかっておらず、原因となるアレルゲンは特定されていない。血液検査で強い抗体が検出されることからダニやホコリが原因と考えられているが、それを裏付ける臨床的な証拠は存在していない。一方、アトピー性皮膚炎がひどくなると皮膚表面の細菌の種類が減少し、過半数が黄色ブドウ球菌によって占められることは知られていたが、黄色ブドウ球菌がどのようにアトピー性皮膚炎に関係しているかはわかっていなかった。同研究では、アトピー性皮膚炎を発症するマウスに皮膚細菌巣を培養したところ、生後4周からC. mastitidisという菌の出現に続いて黄色ブドウ球菌が出現し、最終的にはC. bovisという菌と黄色ブドウ球菌が皮膚細菌巣を支配することがわかった。このモデルマウスに対し離乳直後から、異常細菌巣に効果を発揮する抗生物質2種類で持続的な抗菌治療を行ったところ、正常な皮膚細菌巣を保ち、皮膚炎を発症しなかった。さらに、離乳後無治療で10週目に抗菌治療を開始したマウスと、離乳直後から抗菌治療を実施し10週目で抗菌治療を中止したマウスの症状の推移を観察したところ、前者は皮膚炎がほぼ治癒したのに対し、後者は正常だった細菌巣が一気に黄色ブドウ球菌とC. bovisに置き換わり、激しい皮膚炎を発症した。そこで、治療を止めて皮膚炎を発症したマウスの細菌を、治療により一時的に炎症が寛解していたマウスに接種した結果、黄色ブドウ球菌が最も強い皮膚の炎症を誘導した。また、C. bovisはIgEという抗体の上昇をもたらす免疫反応を誘導し、それぞれの細菌が異なった役割を果たしていることがわかった。今回の成果は、偏った異常細菌巣を正常化することでアトピー性皮膚炎を治療する新しい治療法の開発につながる可能性がある。研究では抗生物質を使用したものの、腸内細菌への悪影響もあるため、今後、抗生物質に頼らずに正常な細菌巣を誘導する方法の検討が期待される。
2015年04月22日富士フイルムは4月14日、マウスに経口で摂取させた抗酸化成分「アスタキサンチン」が皮膚まで到達していることを確認したと発表した。同成果は、同社ならびに京都大学 大学院農学研究科 海洋生物生産利用学分野の菅原達也 教授らによるもの。詳細は5月14日からパシフィコ横浜で開催される「第12回アジア栄養学会議(ACN2015)」にて発表される予定だという。これまでの研究にて研究グループは、アスタキサンチンをマウスが経口摂取すると、紫外線による肌のシワ形成と表皮からの水分蒸散が抑制されるという研究結果を報告していたが、この仕組みとして、経口摂取したアスタキサンチンが消化吸収され、皮膚まで到達。紫外線(UVA)により皮膚の真皮に発生した活性酸素を除去したことで、シワ形成抑制効果が生じたと推察したほか、経皮水分蒸散量の抑制効果も同様に、皮膚に到達したアスタキサンチンが、表皮のバリア機能を維持するのに必要なセラミドの産生や維持に影響を与えていると考え、今回、研究を行ったという。その結果、経口摂取したアスタキサンチンが皮膚まで届いていること、ならびにナノ乳化した場合はさらにその量が増加することを確認したという。なお同社では、美容ドリンクやサプリメントでアスタキサンチンを摂取することで、肌のシワ形成や経皮水分蒸散量が抑制されることが期待できるとしており、今後もアスタキサンチンの美容・健康における効能効果やメカニズムについての研究を進めていくとしている。
2015年04月15日子どもが急に「耳が痛い」と言ってきたり、いきなり耳のあたりを押さえて泣いたりする時は、中耳炎の疑いがあります。中耳炎は、大人よりも子どもに多くみられる病気の1つ。乳幼児の頃はまだ耳管が十分に発達していないため、細菌が入りやすいことが原因です。今回は、子どもの中耳炎について、詳しくチェックしておきましょう。■中耳炎ってどんな病気? 中耳という、耳の鼓膜から奥にあたる部分が炎症を起こし、痛みや熱などの症状が見られるのが中耳炎です。耳に直接菌が入り込むというよりは、菌を含んだ鼻水が耳に入ることで発症することが多いようです。鼻と耳は繋がっているので、鼻づまりや鼻水などがひどい時には、中耳炎になりやすい傾向があります。■耳を清潔にしていても中耳炎にかかるつまり、耳自体を清潔にしていたとしても、中耳炎になる可能性はあるということです。「耳掃除をすれば大丈夫」というわけではなく、耳掃除では触れることのできない部分の問題なので、耳掃除による清潔さとは関係ありません。それよりも、風邪をひいた時、鼻水が出る時などに早期に対処して、そうした症状をひどくさせないことが、中耳炎にかからない秘訣です。■中耳炎になった時、子どもはどうやって痛みを訴えてくる? 中耳炎になると、ほとんどの子どもは「耳が痛い」と言って激しく泣くようです。言葉を話せない小さな子でも、耳や頭あたりを手で押さえて、いつもとは違った泣き方をするので、きっと「何か違う」と感じられるはずです。ただ、まれに痛みを訴えてこないケースもあります。中耳炎の痛みは、炎症による腫れが原因で耳管の通りが悪くなり、鼓膜に圧がかかることが発生するのですが、鼓膜に抜け道ができ、圧を回避することがあります。この場合だと、痛みはなくなりますが、耳から膿や血が流れてくることがあるので、「様子が変だ」と思ったら、耳の中を確認してみましょう。■中耳炎の時、病院に連れて行くまでの応急処置中耳炎の症状があると思ったら、病院に行くまでの間は耳あたりを冷やしたり、鼻づまりを解消できるよう対処したりして、応急処置をしておきましょう。また、寝ている状態よりも、座っている、立っている状態のほうがまだ痛みが軽いので、痛みがひどそうな時は、なるべく横にさせないほうがよいようです。一度発症すると、何度も繰り返す可能性のある中耳炎。子どもの様子をしっかりと確認して、早期発見、早期治療に繋げられるようにしておきましょう!
2015年03月28日森永乳業が日本農芸化学会で発表森永乳業はアロエステロール(R)を含むアロエベラ葉肉粉末(AVGP)を経口摂取することにより、紫外線による皮膚弾力性の低下が予防されることをマウスで確認したと発表した。研究成果は、日本農芸化学会2015年度大会(2015年3月26日~29日:岡山)で発表。背景アロエベラの食用として認められている葉肉部分であるアロエベラゲルの成分がアロエステロール(R)。森永乳業は既にヒト臨床試験および皮膚光老化モデルにて、アロエステロール(R)経口摂取による、皮膚水分量の低下予防ならびにシワ形成予防・シワ深度の改善効果を報告している。研究成果アロエステロール(R)経口摂取による皮膚弾力性低下に対する予防効果と、そのメカニズムについて検討。皮膚光老化モデルマウスにアロエステロール(R)を経口摂取させると皮膚弾力性の低下は有意に予防されることが明らかとなった。そのメカニズムに関しては紫外線によって真皮のコラーゲンやエラスチンあるいは表皮と真皮の間に存在する基底膜の構成成分であるIV型コラーゲンを分解する酵素が増加するのを抑制することが判明した。皮膚組織中のヒアルロン酸は紫外線によって減少するが、アロエステロール(R)経口摂取によってその減少が予防されることも明らかとなった。(画像はプレスリリースより)【参考】・森永乳業プレスリリース
2015年03月28日丹平製薬はこのほど、子ども用口内炎治療スプレー「コウナキッズ」(7ml / 税別1,000円)を発売した。同社では2014年7月、直近1年間で口内炎になったことのある3~9歳の子どもを持つ母親1,022人を対象に口内炎に関する調査を実施した。その結果、母親の80%以上が「子どもの口内炎により日常生活で困ることがある」と回答。中でも、「痛がって食事を満足に取れない」(51.8%)、「患部がしみて歯磨きを嫌がる」(39.1%)が上位を占め、多くの母親が口内炎によって日常生活に不便を感じている実態がわかったとのこと。同商品は、子どもに適した工夫が施された口内炎治療スプレー。濃度処方で薬液が患部にしみにくく、広角噴射ポンプにより患部にやさしく届くのが特徴とのこと。また、ぶどう味のため、子どもでも嫌がらずに口内炎を治すことができるという。口内炎のほか、のどの炎症によるのどの痛み、のどのあれなどにも作用するとしている。
2015年03月13日ヤフーは3月12日、架空の4人家族それぞれの1日のスケジュールを追いながら、どのシーンでどのメディアに接触しているかがわかるインフォグラフィックを公開した。このインフォグラフィックは、東京都・大阪府在住の20歳以上の男女を対象に、メディアの利用実態調査を行った結果に基づくもの。マクロミルモニタを利用したインターネット調査で、調査実施期間は2014年11月1日~2014年11月5日、有効回答数は3,652サンプルだった。家族は50代の会社員である父と、同じく50代の専業主婦である母、20代会社員の娘と20代大学生の息子の4人家族。親が普通利用するメディアはパソコンが95%以上、ついでTVだが、娘と息子がもっとも利用しているのはスマートフォン。通勤通学中、昼食中、帰宅中はスマートフォンの利用が多く、寝る直前まではテレビやスマートフォンを利用する家族の姿が描写されている。
2015年03月13日皮膚保護剤のアンケート調査輸入日用品等を扱っているKura Kenは、花粉による皮膚の不快感に対する皮膚保護剤(ファムズベビー:製品名)のアンケート調査を行った。花粉症で目や鼻に不快感がでる人が多くなってきたが、花粉症が重要化していると肌が露出している部分に不快感を覚える。調査内容実施時期は2014年2月~4月、実施方法は実際に目の周り、鼻の周り、唇、首筋、耳、腕・足に製品を使用して、とても良い・良い・あまり良くない・良くないの4段階のアンケート調査。サンプル数は50名で、対象者は花粉症を有する20~50代の男女。花粉症は軽度が18人、中度が17人、重度が14人。(判断は自己申告)総合評価は50例中28人が「とても良い」と答え、残り22人も「良い」と回答。「かゆみが軽減した、和らいだ」というコメントが多かった。なかには、「香りがよくない」、「香りが良いともっと嬉しい」とのコメントもあった。ファムズベビーファムズベビーは、角質層の中に保護層を形成することに初めて成功した皮膚保護剤。肌を傷める様々な原因(水、お湯、洗剤、 汗、分泌物、乾燥、摩擦、雑菌)から皮膚を遮断し、保護するという新しいタイプのスキンケア製品。保護層は肌の水分蒸発を防ぐことから、保湿作用にも優れている。赤ちゃんの乳児性脂漏湿疹、あせも予防、保湿によるアトピー性皮膚炎の予防に一定の効果が得られている。また、老人の乾燥肌対策にもよく使われている。看護師の手荒れ、くつずれ、院内感染予防、介護の分野でも乾燥肌対策、おむつかぶれ予防などで評価されている。保護層の力を最大限高めるために品質の安定性を重視し、香料を省いている。販売価格は2,400円(35g)、米国からの輸入品。(画像はプレスリリースより)【参考】・Kura Kenプレスリリース(PDF)・Kure Kenホームページ
2015年03月04日アトピー性皮膚炎は30万人以上の人が悩まされている症状です。かゆくて困るだけでなく、湿疹ができてしまうのが気になるという人もいるかもしれません。実は、寝ることによって症状が改善すると言われていますが、必要な睡眠時間はどのくらいなのでしょうか?アトピー性皮膚炎の患者数は約36万9千人厚生労働省が発表した『平成23年患者調査』によると、アトピー性皮膚炎の患者数はおよそ36万9千人いると言います。アレルギー性疾患のひとつであり、何らかの原因に対して皮膚が過剰に反応し、肌が炎症を起こしてしまっているんです。アトピー性皮膚炎は全身がかゆくなってしまうので、不快な気持ちになる人も少なくないと思います。また、湿疹ができてしまうのでコンプレックスに感じてしまう人もいるかもしれません。実は、睡眠によってアトピー性皮膚炎は改善すると言います。ぐっすり眠ると皮膚がキレイになるメカニズムについてご紹介します。7時間以上の睡眠を確保しよう人間は、睡眠によって体力や身体の機能を回復します。このとき、成長ホルモンを分泌しますが、まず身体の内側からケアすると言います。でも、お肌の改善は後回しになってしまいます。アトピー性皮膚炎をキレイにしたいと思うのであれば、最低でも7時間から8時間以上寝るのがいいという意見があります。また、できる限り横になっていたほうが、眠れなくてもお肌の調子は回復するのだとか。これは、直立歩行は人間にとって無理な姿勢であり、身体にさまざまな負担がかかっているからだそうです。アトピー性皮膚炎が気になるなら、お休みの日は横になっているのもいいかもしれません。ゴールデンタイムにぐっすり寝てアトピー改善アトピー性皮膚炎が気になるというアナタ。お肌の調子を改善するなら8時間以上の睡眠がおすすめですが、寝る時間帯に注意するともっと効果的かもしれません。成長ホルモンは、昼間よりも夜に寝るほうが分泌されるそうです。夜10時から深夜2時まではお肌のゴールデンタイムと言われていますが、昼夜逆転すると回復力が衰えてしまう可能性があります。せっかく同じ時間眠るのであれば、できるだけ早めに寝てしまうのがベター。アトピー性皮膚炎を改善するためにも、睡眠時間を夜のうちにたっぷり確保して、ぐっすり眠るようとよいでしょう。Photo by Insert Magazine
2015年02月13日