自分には関係ない?…いえ、あるんです!知ってますか?未来を変える目標。SDGs(エスディージーズ)について、ジャーナリスト・堀 潤さんが解説してくれました。2030年実現に向けて掲げた17の目標貧困や環境、人権などのテーマに関わるが、世の中のほぼすべての課題を網羅している。注目すべきは12の「つくる責任 つかう責任」など、企業だけでなく、消費者にも自分の問題として考えることを促していることだ。1、貧困をなくそう2、飢餓をゼロに3、すべての人に健康と福祉を4、質の高い教育をみんなに5、ジェンダー平等を実現しよう6、安全な水とトイレを世界中に7、エネルギーをみんなに そしてクリーンに8、働きがいも経済成長も9、産業と技術革新の基盤をつくろう10、人や国の不平等をなくそう11、住み続けられるまちづくりを12、つくる責任 つかう責任13、気候変動に具体的な対策を14、海の豊かさを守ろう15、陸の豊かさも守ろう16、平和と公正をすべての人に17、パートナーシップで目標を達成しよう17の目標のうち、日本が抱える課題は…。SDGsは、17の目標が掲げられていますが、それぞれさらに細かく169のターゲットが設定されています。たとえば目標1の「貧困をなくそう」には、「1日1.25ドル未満で生活する人々、極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる」、目標4の「質の高い教育をみんなに」には「全ての若者が、読み書き能力および基本的計算能力を身に付けられるようにする」というようなことが盛り込まれているのです。全項目を数値化し、毎年、世界のSDGs達成度ランキングが発表されています。2019年時点で日本は162か国中15位。ちなみに2017年は11位、’18・’19年は15位に落ちてしまいました。上位3位はデンマーク、スウェーデン、フィンランドなどの、北欧の国々が占め、フランスやドイツが10位以内にランクインしており、アメリカは35位です。日本は、ペットボトルのリサイクル率はとても高いですし、経団連をはじめ、企業がSDGsの目標を掲げていることはとても評価されています。また、「技術革新を進めようとしている姿勢は好ましい」とも言われています。一方、日本の課題と指摘されているのは、5の「ジェンダー平等」、12の「つくる責任つかう責任」、13の「気候変動への具体的な対策」、17の「パートナーシップでの目標達成」などです。ジェンダー問題はなかなか深刻です。まず女性の国会議員が少なく、男女の賃金格差も広がっています。家事やサービス残業など、無償労働も女性に多く負荷がかかっているのが現状です。高等教育を受けた女性の数はOECD先進各国のなかでも、ダントツに多いのに、学んだ専門を仕事に生かしていない率が高い。「女の子なんだから、勉強しなくてもいい」という古い考え方がまだ残っているところがあるからです。これは制度だけの問題ではなく、個々の意識にも大きく関わること。ジェンダー教育そのものを根本から考える必要がありそうです。気候に関する問題としては、日本では近年、大型台風や豪雨災害に見舞われていますね。これらもCO2による気候変動の影響だろうといわれています。川が氾濫し、被害が甚大化したのは、昔のように山を手入れしていないせい。木々の根が細っていたところに、雨によって地盤が崩れて木が倒れる。土砂崩れにより、木々は流され、やがて川をせきとめ、川の水があふれて堤防が決壊してしまったのです。これは11の「住み続けられるまちづくり」や15の「陸の豊かさを守る」にも関わる事柄ですね。また、近年とりざたされている働き方改革問題。不名誉なことに、過労死は英語の名詞(karoshi)にまでなってしまいました。働きすぎを抑え、ワークライフバランスをとろうと努力していますが、日本はこの対策を安易な方法で解決しようとしているので警戒が必要です。不足する働き手を、外国からやってきた人たちでまかなおうとしており、特定技能制度を設けました。しかし、労働条件は悪いまま。日本人だけのための「働き方改革」になっていないか、不平等になっていないか。日本は難民認定率も極めて低く、申請者の1%未満です。難民申請が認められず、強制退去処分になった人たちが、まるで拘置所のような東京出入国在留管理局に何年も収容されています。この扱いは非人道的ではないかと、国連から注意もされているのです。SDGsの17の目標すべてを考えようとしても無理ですから、それぞれが自分にできることをしていけばよいと思います。ただ、自分の行動が、誰かに負荷をかけていないか、何をするときにも想像してみることは大事だと思います。食品ロスに加担していないか、資源の無駄遣いをしていないか。たとえば難民問題など、自分には関係ないと無関心でいることは、間接的にSDGsに反した行為かもしれません。自分で行動を起こすのは大変ですが、SDGsのアクションを起こしている現場はたくさんあります。NPOやNGOの現場はたいてい資金不足に悩んでいますから、賛同するアクションをしている人たちを応援することも立派なSDGs。支えてあげてほしいなと思います。堀 潤さんジャーナリスト。1977年生まれ。兵庫県出身。元NHKアナウンサー。自ら立ち上げた投稿型ニュースサイト「8bitNews」ほか、テレビ、ラジオ、SNS等で情報を発信。監督した映画『わたしは分断を許さない』が上映中。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀イラスト・サヲリブラウン取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月05日世界中の人々が、未来へより良く暮らし続けていくために必須な目標、SDGs(エスディージーズ)。…って、そもそも何のこと?成り立ちや内容、私たちの普段の生活との関わりまで、anan目線で楽しく学びます。教えてくれたのは、ジャーナリスト・堀 潤さんです。先進国も途上国も皆が豊かな社会にするために。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されます。いま世界では環境破壊、紛争、格差など、様々な問題が起きています。このまま放っておけば、経済が立ちゆかなくなり、格差はますます広がり、生きづらくなる一方です。事態を改善するために、政治経済、環境、教育など多岐にわたる17の目標を設定して、2030年までに加盟国の193か国が協力し合い、達成を目指しましょうと、2015年9月に国連サミットで採択されました。実はSDGsには前身となる「MDGs(Millennium Development Goals)=ミレニアム開発目標」があります。2000年に開かれた国連サミットで、8つの目標を掲げ、2015年のゴールを目指しました。これが成果を示し、10億人以上の人が極度の貧困から脱することができ、子供の死亡率も半分以下に。エイズ感染件数は約40%減らすことができました。ただ、一部の地域で置き去りにされる人たちが出てきてしまい、根本解決には、開発途上国と先進国の両方が協力し、「持続可能」であることが必須だろうとSDGsが生まれたのです。これを後押しするように、2015年の12月には気候変動に関する歴史的合意がなされました。パリ協定です。環境のために、温室効果ガスを減らそうとする先進国と、「さんざん排出しておいて、これから成長しようとする俺たちの開発を止めるのか」という途上国の間で対立していたのですが、ここで削減に向け、合意が叶ったのです(残念ながら後年、アメリカは脱退)。SDGsの必要性を世界が実感した、象徴的な出来事は2013年にバングラデシュで起きた縫製工場の入ったビルの倒壊事故でしょう。低賃金、劣悪な環境で働かされていた労働者が、ビル倒壊により1000人以上が死亡、2500人以上が負傷したにもかかわらず補償もありませんでした。世界のファストファッションが、このように虐げられた労働者たちに支えられていたことが明らかになり、業界の意識を変えるきっかけになりました。SDGsの大事なポイントは、単なる社会貢献ではないということです。豊かになることを我慢する、ミニマリストを目指すものではありません。それでは長続きしません。ちゃんと利益をあげ、環境にも人にも優しく、途上国も先進国もwin‐winの仕組みを知恵を働かせて実現させようというもの。金融業界は、環境や社会、企業管理に配慮した企業経営や投資をすすめる「ESG投資」を謳い始めました。これにより産業界も積極的にSDGsに取り組んでいるのです。堀 潤さんジャーナリスト。1977年生まれ。兵庫県出身。元NHKアナウンサー。自ら立ち上げた投稿型ニュースサイト「8bitNews」ほか、テレビ、ラジオ、SNS等で情報を発信。監督した映画『わたしは分断を許さない』が上映中。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀イラスト・サヲリブラウン取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月04日新しい年が明けて、1ヶ月が経ちました。2020年は新しいことにチャレンジしたり、自分磨きしたいなーなんて思ってるけど、まだ。。の人いませんか?そんな人におすすめしたいのが、月に1度開催するエシカルガールの女子会。その名も「kanatta salon(カナッタ サロン)」です!「 kanatta salon」は…• 自分と社会の未来を考えるマジメなエシカル女子会•「SDGsの目標 5: ジェンダー平等」に貢献するというミッションを掲げ•「女性が輝くコミュニティ」を創っていく、月に一度限定でオープンするサロンです。※SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称で、【持続可能な行動目標】のことです。2015年に国連サミットで採択された全世界共通のグローバルな目標で、2030年までに達成すべき17の目標があります。その5番目のゴールが、「ジェンダー平等を実現しよう」なのです。「kanatta salon」では、様々なゲストスピーカーを迎え『SDGs』や『女性の輝き方』などをテーマにトークイベントなどを開催する予定。さらに、環境に優しいエシカルなライフスタイルを送るエシカルガールを増やすべく、エシカルをより身近に感じられるような様々なコンテンツを用意しているんだとか。過去の開催の様子 ~あなたに合わせた遺伝子レベルのダイエット~kanatta salon のコンテンツ◯ 様々なゲストスピーカーによるトークイベント◯ オーガニックの食材を使用したフードワークショップ◯ 遺伝子レベルダイエットのセミナー◯ エシカルファッションショー◯ 「食育ソムリエ」による温活セミナーなどなど。過去の懇親会の様子かしこまった講演会じゃなく、同世代の女性たちと意見交換できたり、これなら楽しそう!SDGs をキーワードにした活動が広がる中、SDGs やジェンダー平等を気軽に楽しく体感できる女子会なんて素敵ですよね。では、今後の気になる開催予定はこちら↓「 kanatta salon2020」3月・4月・6月の予定2020年は、ジェンダー平等+育児を平等をテーマに様々なイベ ントを開催。<3月>国際女性デーにミスワールドの準グランプリによるジェンダー平等をテーマにしたトークステージ“ わたしのジェンダー平等”( ジェンダー平等に取り組む女性によるトークステージ)SDGs 5 番目の目標である「ジェンダー平等」について、事業活動から、NGO から、そして全く違う分野から、それらに取り組み、発信をする女性ゲストたちを招き、「わたしのジェンダー平等」についてのトークイベント。<4月>エシカルファッションショー開催“ わたしのエシカル”(大学生によるエシカルファッションショー)世界の現実を知り今私たちが着ている服の向こう側にある問題、「エシカルファッション」について、マジメに、ポップに、大学生が主体となり、ファッションショーを開催。<6月>ママ経営者によるエシカルビジネスについて“ わたしの働く姿”(ママとして、1人の夢持つ人として、自分らしく生きるゲストによる対談)日本13 %、世界27 %( アジア太平洋22.5% )。この日本と世界における女性管理職比率の中、ママとして、1 人の夢持つ人として、自分らしく生きるゲストを招き、自分らしく生きるには?というテーマについての対談。どの内容も興味深いですね。輝いている女性たちのライフスタイルや働き方から学べることってたくさんありそう。早速、スケジュールをチェックしないと!※ちなみに5月はまだ未定とのこと。●イベントの詳細は、kanatta salonのWEBでチェック↓エシカルなライフスタイルって憧れるけど、ちょっと敷居が高そう。。なんて思ったりしません?でも、このサロンに参加したらその考えがちょっと変わるかも!kanatta salonが、あなたの夢を実現したりチャレンジするきっかけを与えてくれるはず。まずは、kanatta のポータルサイトへ。はじめの一歩を踏み出そう!
2020年02月05日「みんな家族には見せない一面を持っている。そう考えると家族ってちょっと怖い存在なのかも(笑)。今回のドラマは、その危うさがよく描かれていると思います」そう語るのは、ドラマ『向かいのバズる家族』(日本テレビ系・木曜23時59分~)に出演中の高岡早紀(46)。母親役を演じているが、実生活でも2男1女の母だ。「娘がいま8歳。私より全然、女子力が高いんです。外食しようというときに、『ちょっと待って!』と言って、よそ行きのかわいい洋服に着替えてきたり、少しメークをしたり、ネイルを一生懸命やっていたりして。私はもともと、プライベートではあまりそういうところにかまわない人間なので、娘を持ってから、初めて“ちゃんとしなきゃ”と思うようになりました。娘から『今日はキレイ』『今日は汚ない』なんて言われたりするんです(笑)。私のクローゼットまでついてきて、『これ着てほしいな』なんて言ってくるので、鏡の前に一緒立って『お洋服、どうしましょうね』なんて言いながら2人で選んでいます。そこはやっぱり息子だけだったときと違うところですね。いまは娘が14歳になるのが楽しみ。たとえばホテルとか、13歳以下だと入れないところもありますから。もっといろんなところに一緒に出掛けられるようになるし、2人で女子旅もしたいなぁと思っています」息子たちについては次のように話す。「息子たちは、私のことをなんでもわかってくれているんですよ。長男なんか22年間一緒にいるから、私のことを誰よりも理解してくれています。私の怒りポイントもわかってくれていて、ほうっておいてほしいときは、そうしてくれますね。この前も舞台で地方を回っていて、久しぶりに家に帰ったときに、私の顔を二度見して『老けた?』って一言だけ(笑)。きっと私、すごく疲れていたんだと思います。そういうときに『何かしようか?』なんて聞いてこないほうがうれしい。黙っていてくれるのが一番なので。そういう心配りができるんです。夕食を外で食べるときも『僕、運転するよ』って言ってくれるので、私は安心して好きなお酒が飲めます(笑)」そして、彼女はこう続ける。「子どもたちが成長してもう少し手が離れたら、自由な時間ができるというのも、いまから楽しみですね。新しい恋?恋愛をするというより、ラストパートナーになってほしいと思えるような人と出会えたらいいな、と思っています。いずれ子どもたちがみんな結婚していなくなってしまったら、一人で生きていくのは無理だなと思っているので、そのときに一緒にいてくれる人。年下の人はないかな。息子たちと年が近い人なんてありえないですから。それだったら息子たちといたほうが楽しいです!」
2019年04月29日女性にとって、大きな節目ともなる妊娠。結婚はしていないけど子供はほしい方や、結婚はしているけれど仕事や家計の都合で子供を検討中の方、子供は要るけど2人目以降を考えている方など、妊娠に対する考え方や状況はさまざまですね。妊娠前に女性が持つ様々な気持ちや悩みについて、女性のカラダとココロの健康情報サイト『ルナルナ』が、出産経験がある人、未経験の人両方に対して行ったアンケート調査を紹介します。■ 今回の調査は、20~40歳代まで幅広い層のユーザーが回答「現在の年齢を教えて下さい」ときいたところ、年齢は、「25~29歳」が最も多く34.4%、続いて「30~34歳」が24.4%、「20~24歳」が17.9%となりました。5年前、10年前と比較して、晩婚化、生活スタイルの変化により、出生年齢も変化してきていることはもちろん、医療技術の向上も妊娠に大きな影響を与えていることから、出産時の年齢の幅も広がっています。こうした背景から、今回の調査には「35~39歳」「40~44歳」の回答者も多くいらっしゃいます。■ 4人に1人は、妊娠経験あり! 「既婚・未婚、出産経験など、現在の状況を教えてください。」と聞いたところ、未婚、既婚の割合は、ほぼ半数という結果でした。最も多かったのは「未婚、彼氏あり」と回答で34.9%です。ついで、多かったのは「既婚、子供あり」で25.6%、アンケート回答者の4人に1人は妊娠経験ずみという結果でした。■ 約半数が妊娠希望! 妊娠に備える女性も多数「現在、妊娠希望 or 避妊希望ですか?」と聞いたところ、「妊娠希望」の人が45.8%、「避妊希望」の人が37%という結果で、調査では約半数の方が、今回の調査でも妊娠を希望していることがわかりました。■ 妊娠に対するイメージは「幸せ」「喜び」がTOP2「妊娠に対してのイメージを教えてください。」と聞いたところ、最も多かったのが「幸せ」23.6%、ついで、ほぼ同率で「喜び」23%でした。1位、2位の結果から、多くの人は妊娠について良いイメージを持っていることがわかります。以降「大変」18.1%、「お金がかかる」11.7%と続きます。多くの人は、赤ちゃんを授かることは、とても嬉しいことだと思う一方、「大変」という現実的な一面も感じているようです。他にも、妊娠は「神秘的なこと」「希望」「責任感」「つわりが大変」「痛い」「楽しみと不安」「自由がきかなくなる」という結果もあり、不安と希望の入り混じった複雑な心境がうかがえます。妊娠・出産は女性ひとりで背負うものではありません。妊娠したときのために、日頃からパートナーともよく話し合っておくことが大切ですね。■ 約9割がいつかは妊娠したい!「いつかは妊娠したいですか?」と聞いたところ、「はい」と答えた人は88.3%で、なんと9割近くの人は「いつかは妊娠したい!」と思っていることがわかりました。やはり女性として、妊娠・出産に興味や憧れを持つ人が圧倒的に多いようです。将来、妊娠して赤ちゃんを授かるために、妊娠前から自分のカラダの状態を知り、妊娠について正しい知識を身につけることはとても大切です。また、妊娠のメカニズムを正しく理解することで、排卵のタイミングなども、うまくつかめるようになり、スムーズな妊娠にもつながりやすくなります。■ 第一子妊娠は、生活の落ち着いた30歳前後が理想的! 「 第一子を妊娠した、もしくは妊娠したいのはいつですか ?」と聞いたところ、最も多かったのは「25~29歳」35.8%、ついで「30~34歳」29.3%、「20~24歳」13.4%でした。厚生労働省の人口動態統計によると、女性の初産の平均年齢は、2011年に30.1歳と初めて30歳を超えました。初産年齢は上昇傾向が続き、2000年時点に比べると2.1歳上昇しています。今回の調査にも同様に見られ、30歳前後で生活も落ち着いてから、妊娠を考えたいと思う人が多いようです。■ 妊娠を意識し始めるのは、半数以上の人が20歳代と回答「妊娠を考え始めたのはいつごろですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「25~29歳のとき」で25.1%、続いて「20~24歳」24.5%でした。20代半ばから後半になると、友人や知人など周りでも結婚、出産する人が増えてくる時期です。こうした状況の中、徐々に意識を強める人が多いのかもしれません。妊娠には「卵巣年齢」が大きくかかわっています。卵子のもとになる原子卵胞は、お母さんのお腹にいる胎児期に500~700万個作られますが、生まれるときには200万個、思春期には10万~30万個、30代では5万個と、生理周期ごとに1,000個ずつ減少していきます。卵巣の機能も徐々に低下、閉経間際には、原子卵胞はほとんどなくなってしまいます。このように、いくら見た目が若々しく健康でキレイであっても、卵巣には寿命があり、一般的には50歳前後で閉経を迎えます。「今はまだ…」と思っていても、生まれながらに卵子の個数は限られているため、欲しいと思ったときに、すぐに妊娠できないことも多く、不妊は決して他人事ではありません。■ “年齢”や“パートナーとの出会い”などの環境変化が妊娠を考えるきっかけに妊娠を考えるきっかけとして最も多かったのは「年齢とともに欲しくなった」で19.7%、ついで「彼の子供が欲しかった」17.2%、「結婚した」16.5%、「友人など身近な人が妊娠した」15.2%と続いています。やはり年齢やパートナーとの出会い、結婚といった環境の変化などから意識するようになった人が多いようです。また周囲の人が、妊娠・出産したりすると、赤ちゃんと触れ合う機会が増え、「いつかは私も…」と意識することも多いようです。■ 妊娠するために、5人に1人が「基礎体温をつける」と回答「妊娠するために何かしましたか?」と聞いたところ、最も多かったのは「基礎体温をつける」で21.5%でした。妊娠する可能性を高めるためには、自身の排卵日を把握しておくことが重要です。基礎体温は排卵日だけでなく、排卵の有無もチェックすることができます。ついで、多かったのは「タイミング法を試す」14.4%。基礎体温に続いてこちらもポイントは正確な排卵日を知ることです。他にも、「ストレスを貯めないようにする」「産婦人科を受診した」「排卵検査薬を使用した」「体を動かすようにする」「身体にいいお茶(ルイボスティー・たんぽぽ茶)を飲むようになった」などの答えがありました。自然に妊娠できれば一番良いですが、日ごろから自分のカラダに気をくばり、妊娠しやすいカラダづくりを心がけている方も多いようです。※ 調査実施時期 : 2013年7月~2013年8月 調査方法および人数 : 『ルナルナ』サイト内にて会員1,475名※『ルナルナ』は(株)エムティーアイの登録商標です。記事引用元: PRTIMES
2013年09月18日