石川県・金沢市にある金沢21世紀美術館では、インドネシアの現代アーティストであるアイ・チョー・クリスティン(Ay Tjoe Christine)の日本の美術館での初個展となる「アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」を4月28日から8月19日まで開催。《Too Many Fishes》2013 Oil on canvas 170×200cm©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Artsアイ・チョー・クリスティンはインドネシアの西ジャワ州バンドン出身の、インドネシアで活躍する現代アーティスト。彼女はドライポイントなどの凹版印刷の技術を習得した後、テキスタイルデザイナーとしてキャリアを積み、2000年頃からアーティストとしての活動を本格的にスタートさせた。2001年に、フィリップ・モリス・インドネシアン・アートアワードで入賞したのを皮切りに、2009年には香港アートフェアにおいてSCMP アート・フューチャー・プライズを受賞、また2015年にはプルデンシャル・アイ・アワード(絵画部門)を受賞するなど、着実にアーティストとしての地歩を築いている。キリスト教の説話や精神的主題に基づいて表現を行うアイ・チョーの作品は、人間の不完全性や二面性についての深い洞察に裏付けられている。とりわけ絵画における飛び散るような色彩の断片は自身の揺れ動く感情の在りようを示す一方、カンヴァスの余白との魅力的な調和をみせる抽象化されたイメージには、万物と人間との関係性を探求するアイ・チョーの真摯な姿勢が現れている。本展は、活動初期のドライポイントやドローイング、具象から抽象の間で表現の可能性を探求してきた油彩画群、ソフトスカルプチャーや大規模なインスタレーション、さらに本展のために制作された新作の大型絵画など、約50点の作品を通して、およそ20年にわたる多角的な創作活動の成果を紹介する。《Lama Sabakhtani #01》2010 430x250x400cm ミクストメディア・インスタレーション©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Arts多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域では、じつにダイナミックで多様な文化が育まれてきた。本展では、アジアのまなざしが映し出す多様性を通して、自由の希求、アイデンティティ、成長とその影、コミュニティ、信仰と伝統、歴史の再訪など、東南アジアにおける現代アートの特徴とその発展の一端を垣間見ることができる。また、「世俗の時代」あるいは「理性の時代」と呼ばれる現代において、今に生きるアーティストの多くは自己の理性や感性に基づく作品を次々に生み出している。その一方で、アイ・チョーはキリスト教の聖書、すなわち「外」の世界に着想を求める。宗教に起因するものばかりではないが、宗教という「人」を見つめるまなざしを内包するアイ・チョーの作品は、人間存在の本質や生きるうえで重要な価値や意味を見いだすきっかけを今の時代に与えてくれるのかもしれない。近年、ますます多様化するアートの表現方法。その中において、時に彫刻やインスタレーションに挑戦しながらも、純粋に絵画表現を追い求めるアイ・チョーの姿勢は、現代美術館として常に考えていかなければならない、「芸術とはなんであるか」という問いを我々に投げかけているかのようでもある。《I need your hand #2》2009 135x170cm アクリル・カンヴァス©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Artsアジアとヨーロッパの歴史や文化、宗教のはざまで独自の創作活動を展開するアイ・チョー・クリスティン。彼女の20年におよぶ活動を回顧する展覧会を、東アジアをはじめとするアジア圏の多様な文化を受容し、またその独自の文化を世界に発信してきた国際都市・金沢において開催することは、世界各国の都市に対する理解や協働を絶えず模索するこの街で、多様な文化や宗教について理解を深めるきっかけとなるだろう。初日となる4月28日には、同館レクチャーホールにてアーティスト・トーク「 アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」を開催。アイ・チョーは、自身の作品について語る際に、しばしば「霊性」や「寓意」(あるいは寓話)といった形而上的な言葉を用いる。それらは、彼女自身の宗教観あるいは人間観に基づいて端的に発せられた言葉だと思われるが、気ままで無秩序にも見える彼女の作品の第一印象とは大きなギャップを感じさせる。アーティスト・トークでは、人生の普遍的な問題に常に向き合ってきたアイ・チョー芸術の特質を、本展出品作品を通して作家自身が解き明かす。なお、定員は80名、参加無料。4月6日より、ウェブサイトで先着順にて申込み受付を開始する。【展覧会情報】アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意会期:4月28日~8月19日会場:金沢21世紀美術館 展示室7~12、14住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金曜・土曜は20:00まで、チケットの販売は閉場30分前まで)料金:一般1,000円 大学生800円 小中高生400円 65歳以上800円休館日:毎週月曜日(ただし4月30日、7月16日、8月13日は開場)、7月17日アーティスト・トーク「 アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」日程:4月28日会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール時間:14:00〜15:30料金:無料定員:80名申込方法:ウェブサイトにて4月6日 10:00から申込み受付開始(先着順)※逐次通訳付き
2018年04月06日第90回アカデミー賞の授賞式が5日(現地時間4日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のアリソン・ジャネイが助演女優賞を受賞した。女子フィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングのスキャンダルの真相に迫る同作。一度は栄光を掴みアメリカ中から愛されるも、ある事件をきっかけにフィギュア界からの追放、プロボクサーへ転身・・・・彼女の波乱万丈な半生を描く。ジャネイは、トーニャの鬼母ラヴォナを演じた。ジャネイは受賞のスピーチで「私1人でこれを成し遂げたんですよ」と笑いを誘ってから「それはまったく真実とは異なります」とキャストやスタッフに感謝。また、「ほかの候補者のみなさまも素晴らしいです。見事な演技を披露されてます」とノミネートされた女優たちを称えた。助演女優賞は、アリソン・ジャネイのほか、『マッドバウンド 哀しき友情』のメアリー・J・ブライジ、『ファントム・スレッド』のレスリー・マンヴィル、『レディ・バード』のローリー・メトカーフ、『シェイプ・オブ・ウォーター』のオクタビア・スペンサーがノミネートされていた。WOWOWプライムでは、3月5日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月10日20時からダイジェスト版も放送する。(C)2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018年03月05日マーゴット・ロビーが実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングに扮し、彼女の波乱万丈な半生を描いた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』。この度、本作の特報映像&メインビジュアルが公開された。今回到着した特報映像の冒頭では、マーゴットが4か月に渡って猛特訓し得た見事なジャンプが披露されている。そんな表彰台で笑顔で手を振るトーニャ(マーゴット・ロビー)の姿から一変、バックヤードでタバコを吸い、スケート靴で火を消し、「私に真実を話せって?」と言い、“あきれた!”というジェスチャーをするキラキラした姿とはまるで別人のような彼女が映し出される。さらに、棒状のもので殴る様子や、子どもだったトーニャが座っている椅子を足で倒す鬼母ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)の姿、銃に打たれそうなトーニャの姿など、次々と目を疑う映像が登場している。あわせて公開されたメインビジュアルには、「彼女は世界中から愛され、一瞬にして世界中から憎まれた」というキャッチコピーとともに、ふてぶてしい様子のトーニャが。またこの衣装は、1992年アルベールビルオリンピックでトーニャ・ハーディングが披露した衣装を完全コピーしたものとなっている。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月13日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が出版する書籍『シティ・ガイド』と『ファッション・アイ』に最新刊が登場。『シティ・ガイド』(書籍3,400円、モバイルアプリ1,000円/1都市)は、世界29都市の魅力的なアドレスを紹介するガイドブック。ルイ・ヴィトンらしいノマド的なスピリットを反映し、1998年の発刊以来、独自の視点で選んだ1万5,000を超える特別なスポットを掲載。書籍、デジタル版ともに多くのトラベラーにとって手放せない旅のパートナーとなっている。2018年版は、ロンドン、ニューヨーク、東京、香港、北京、ベルリン、ミラノ、シドニーに続き、パリの最新アドレスをアップデート。宮殿や博物館、チャーミングなブティックホテル、レストランや近所のビストロ、地元住民に人気の市場やエピスリー(食材店)、アンティークショップ、デザイナーたちが集まる聖地、そして秘密のスポットまで、旅心を刺激するありとあらゆるアドレスが紹介されている。各都市の魅力を伝えるのは、さまざまな分野で活躍するゲストたち。ユニークな目線でパリのスポットを案内するのは建築家ドミニク・ペロー(Dominique Perrault)。ロンドンはポップアートアーティストのカミーユ・ワララ(Camille Walala)、ニューヨークはキュレーターのナンシー・スペクター(Nancy Spector)、そして東京では、北野武が選んだ個性的なスポットによって、新たな“発見の旅”へと誘う。iPhoneとiPadで利用可能なモバイル版は各都市の全域を網羅し、数千のアドレスを定期的に更新。さらに、ルイ・ヴィトン初のコネクテッド機能付きウォッチ「タンブール・ホライゾン」にもアプリが搭載され、現在地周辺のおすすめスポットを表示するガイド機能によって、旅をさらに刺激的にナビゲートしてくれる。一方の『ファッション・アイ』(5,700円)は、2016年11月に創刊された著名ファッションフォトグラファーによるフォトブック。同書は、初公開、もしくは稀にしか公開されないアイコニックなフォトグラファーの作品を紹介したいという思いから誕生したフォトアルバムで、世界の主要都市や遥か彼方の地を、それぞれのフォトグラファーがパーソナルな視点で捉えた写真によって構成されている。今回は、既存の5冊に新しい5つのシリーズが追加された。モンテカルロは伝説的フォトグラファーのヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)、ニューヨークはカラー写真のパイオニアの1人として知られるソール・ライター(Saul Leiter)によるもの。ベルリンは、現在も第一線で活躍するドイツ人ファッションフォトグラファーのピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)、ノルウェー出身のソルヴァ・スンツボ(Solve Sundsbo)はブリティッシュコロンビアの広大な土地を新鮮な角度から捉えている。そしてモロッコは、ヴォーグ誌の仕事でも知られるドキュメンタリー写真家のフィンセント・ファン・デ・ワインガールト(Vincent Van De Wijngaard)が撮影した。各アルバムでは、厳選された写真を大きなフォーマットで紹介するとともに、フォトグラファーの経歴とインタビュー、批評的エッセイなどを収録。一つの国や都市をファッションフォトグラファーの眼差しを通して浮かび上がらせる、クリエイティブと美の双方の観点から決定的な意味を持つフォトアルバムシリーズとなっている。
2017年11月23日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の書籍『シティ・ガイド』と『ファッション・アイ』から、それぞれ新刊が登場する。世界29都市を網羅する『シティ・ガイド』ルイ・ヴィトンの『シティ・ガイド』は、印刷版、デジタル版ともに発売され、これまでも多くのトラベラーの手放せない旅のパートナーとしてあり続けてきたガイドブックだ。2018年版では、ロンドン、ニューヨーク、東京、香港、北京、ベルリン、ミラノ、シドニーなど29都市の15,000を超えるスポットを紹介。ページを開けば、宮殿、ブティックホテル、グルメなレストランやビストロ、地元住民に愛される市場、アンティークショップ、デザイナーが集まる聖地、博物館、有名なモニュメント、そして秘密のスポットに至るまで、すべてルイ・ヴィトン独自の視点で選んだ特別な場所を網羅できる。また、2018年はパリ版も全面的にアップデートし、最新のアドレスを追加。今まで以上に、旅心を刺激する1冊となった。各都市の魅力を伝えるのは、ジャーナリストや様々な分野で活躍するゲストたち。例えば、東京では北野武の案内で個性的な旅へと導かれる。なお、デジタル版はさらに強化され、iPhoneとiPadに対応するモバイルアプリは、各都市のガイドすべてと定期的にアップデートされる数千のアドレスを収録。さらに、ルイ・ヴィトン初のコネクテッド・ウォッチ「タンブール・ホライゾン」が登場し、ユーザーにあわせたカスタマイズができる機能もプラスした。ルイ・ヴィトンの旅の真髄(こころ)を称える『ファッション・アイ』1854年以来、ルイ・ヴィトンは旅の真髄(こころ)を称えてきた。2016年11月に登場した『ファッション・アイ(Fashion Eye)』と題したフォトアルバムは、それを形にした書籍。アーティストのエスプリに満ちたスケッチが描かれるシティ・ガイドやトラベルブックとは異なり、著名なファッションフォトグラファーたちがルイ・ヴィトンのエスプリを捉え、主要都市や遥か彼方の地をパーソナルな視点で表現する。今回は、5人のフォトグラファーが、新たな旅路へと誘う。モンテカルロはヘルムート・ニュートン、ニューヨークはソール・ライター、ベルリンはピーター・リンドバーグ、ブリティッシュコロンビアはソルヴァ・スンツボ、モロッコはフィンセント・ファン・デ・ワインガールト。1つの都市、地方、もしくは国が、1人のファッションフォトグラファーの眼差しを通すことで浮かび上がってくる。【詳細】『シティ・ガイド』<新刊> 3,400円+税 ※発売中『ファッション・アイ』<新刊> 5,700円+税 ※2017年11月中旬以降発売取り扱い:国内店舗ならびにオンライン【問い合わせ先】ルイ ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2017年11月18日フォーエバー21(FOREVER21)と任天堂スーパーファミコンの限定コラボアイテムが登場。登場するウェアには、スーパーマリオワールド、スーパーメトロイド、スーパーマリオカート、ゼルダの伝説など、スーパーファミコンの人気ゲームのデザインがプリントされている。スーパーマリオカートのシリーズのTシャツには、マリオやルイージ、そしてカーレースのチャッカーフラッグを思わせる柄があしらわれた。また、スーパーマリオワールドシリーズのロングTシャツは、ゲームに登場するスーパースターやハテナブロックなどをスリーブにデザイン。他にもピーチ姫を背面に、「TEMA PEACH」の文字を胸元に施したしたピンク色のボンバージャケットや、背面にスーパーマリオカートのロゴ入りパーカーなどが展開される。任天堂ファン必見のアイテムをぜひチェックしてみて。【詳細】フォーエバー21×任天堂スーパーファミコン発売時期:2017年10月上旬取り扱い:フォーエバー21各店および、公式オンラインサイト価格例:・ マリオカートクロップパーカー 2,790円+税・キャラクタークロップパーカー 2,790円+税・マリオワールドグラフィックTシャツ 2,290円+税・ピーチボンバージャケット 3,490円+税(c)1990 Nintendo(c)1991 Nintendo(c)1992 Nintendo(c)1994 Nintendo-SUPER FAMICON is a trademark of Nintendo.
2017年10月15日昨年から大人気のリブ素材アイテムは、まだまだ旬真っ盛り♡GU、UNIQLO、しまむらなどのファストファッションでも、トレンドを押さえたリブ素材アイテムがたくさんGETできます。コスパ満点のアイテムをうまく取り入れて、今っぽコーデに変身しちゃお♡■「ぴたっ×ふわっ」でクラシカルに♡Photo by WEAR @mm960138流行中のピンクも、赤味のある色を選べば大人っぽ♡リブ素材のぴたっとタイトなシルエットと、フレアスカートのふんわりシルエットで、クラシカルに着こなして。■デニムとMIXして女っぷりあげてこ♡Photo by WEAR @chaa0o0chaaメンズライクなデニムにスイートなピンクを合わせれば、一気にトレンドの女っぽカジュアルに。簡単なアイテム合わせでも、リブを取り入れるだけでこなれて見えるから不思議。■淡色をスタイリッシュに着こなして♡パステルコーデは膨張しがちなのが難点。インナーを白リブに変えて、さりげないメリハリで引き締めて♡小物まできれい色で統一したら、季節感も抜群。■ボーダーで今っぽマリンスタイル♡Photo by WEAR @aoaoaoi1003いつものボーダーも、リブ素材で取り入れればトレンド感たっぷりのマリンスタイルに。ワイドな真っ白ボトムスと赤のフラットシューズが、雰囲気をぐっと盛り上げてくれる♡■旬小物と合わせてワザありシンプルボトムスと同色の帽子や、黒で合わせたバッグやシューズ。コーデに使うカラーをシンプルな2色に限定すれば、リブの存在感を引き立てる「ワザあり」な着こなしに。帽子は、こなれ感たっぷりのキャスケットをチョイスして、一気に今年顔に。■プチプラでおしゃれを楽しんで♡リブカットソーの着回し力にも注目。お金をかけずに何パターンものトレンドコーデが楽しめる♡ぜひGETしてみてくださいね!(Kasumi Yamamoto/ライター)(ハウコレ編集部)※写真は全て、本人の許諾を得て使用しています。
2017年04月18日「イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT)」より、「ストリート&アイ(THE STREET AND I)」をテーマにしたSPRING LOOK 2017が2017年1月4日(水)より全国発売開始!早速詳細をお伝えいたします。イヴ・サンローラン・ボーテSPRING LOOK 2017イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT)のNEW LOOKがお目見え!!SPRING LOOK 2017が2017年1月4日(水)に全国発売されます。新しいメイクアップアンバサダーは、「モデル兼ロックスター」という2つの肩書きを持ったLA出身のイットガール「スタッズ・リンデス」を起用。創造的で自由なスピリットを表現したコレクションのテーマはずばり、「ストリート&アイ(THE STREET AND I)」がテーマです。アイコンカラーはポップなグラフィティピンクとオレンジ。アイコンカラーの限定アイテムが多数登場【限定品】 アイパレット ストリート&アイ7,900円+税夕暮れの街を輝かせるようなスパークル&シマーなピンク、まばゆいほど鮮やか なピンクとオレンジ、そして都会のアス ファルトグレイの5色がセットインされたア イシャドウパレット。自由で大胆なカラーと、計算さ れた絶妙なテクスチャーのハーモニーが鮮やかなピンクとオレンジを主 役に、陰影ある目元を生みだす限定アイテム。【限定品】 フェイスパレット ストリート&アイ 7,600円+税きらきらと輝くような楽しさを閉じ込めた ようなはじけるコーラルオレンジが、フ レッシュな血色感をもたすチークパレット。キャッチーな メッセージがロックに映えるグラフィティも乙心をくすぐります。【新製品】 べビードール キッス & ブラッシュ デュオスティック全5色 各5,200円+税No.1 フロム マラケシュ トゥ パリ ムッシュが愛したYSLシグネチャーデュオNo.3 フロム キュート トゥ デヴィリッシュ 気まぐれ小悪魔のオレンジデュオNo.4 フロム ミー トゥ ユー 恋するガールのピンクデュオNo.5 フロム ダーリン トゥ ホッティ ファッショニスタのラズベリーデュオNo.7 フロム マイルド トゥ スパイシー プレイフルガールのルージュデュオリップにもチークにも使えるベビードール キッス&ブラッシュシ リーズからは、何通りものメイクフィニッシュを楽しめる、デュオシェード のバームスティックが新たに誕生。発売前からコスメ業界を賑わせているます。単色で、バイカラーで、そして2色が 溶け合ったグラデーションで、誰でも簡単に立体感のあるメイクアップ が完成します。煌めくゴールドキャップにフューシャピンクが映える、フ レッシュでキュートなパッケージが印象的です。【新色】 ルージュ ヴォリュプテ シャイン新色4色 4,100円+税No.57 ルージュスペンサー “シティマドンナのアイコニックレッド”No.58 オレンジターンオン “プレイガールのジューシィオレンジ”No.59 フューシャジャンプスーツ “気まぐれラバーのカシスピンク”No.60 ローズマルソー “本気にさせるピュアアプリコット”YSLのアイコンリップ 「ルージュ ヴォリュプテ シャイン」からは、グラフィックなストリートの彩りからインス パイアされた新4色が登場。今回のジンクスも強く胸に刺さるものばかり。今回紹介した製品のほかにも(新色)グロス ヴォリュプテ新色2色(No.211 アクリルピンク/No.212 オレンジグラニテ)3,800円+税(限定品)YSL アイライナー アーティデュオ(No.10 オレンジグラフィティ)3,500円+税(新色1色・限定色2色)ラ ラッククチュール(No.80 ブランアーティ/No.81 ヴァンダルオレンジ/No.82 アスファルトグレイ)3,200円+税等を加えた全18製品がSPRING LOOK 2017として登場します。発売日は2017年1月4日(水)です。
2017年01月04日2013年にリメイクされたホラー映画の金字塔『死霊のはらわた』チームが手がけた『ドント・ブリーズ』。悪霊もゾンビも不在ながら、あまりの恐怖にSNSで口コミが広がり、全国33スクリーンでの上映にもかかわらず、公開10日目で早くも興行収入1億円を突破する大ヒットとなっていることが分かった。親元を離れて街を出るための逃走資金が必要だったロッキー(ジェーン・レヴィ)は、恋人のマニーと友人のアレックスと共に、大金を隠し持つとうわさされる盲目の老人宅に強盗に入る。だが、目は見えなくとも超人的な聴覚を持つ老人(スティーヴン・ラング)は、どんな“音”も聴き逃さない!真っ暗闇の家の中で存在に気づかれ、追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く。彼らはここから無傷で“脱出”できるのか――。“元祖”のサム・ライミ製作のもと、『死霊のはらわた』のフェデ・アルバレスが監督を務めた本作。12月16日(金)~18日(日)までの公開3日間では、興行収入3,338万9,460円(動員23,027人)でスクリーンアベレージは、同日公開の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抑えて第2位に(1位は『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』)。そして、2週目となった12月23日(祝・金)~25日(日)3日間合計では興行収入3,881万9,700円(動員26,632人)で先週対比116%の伸び、公開からわずか10日間で累計興行収入1億653万3,200円(動員75,673人)を突破した。盲目の“最強おじいちゃん”に追い詰められる主人公たちと同じ、10代の若いカップルやグループを中心にした鑑賞が目立ち、SNSで「最高に怖くて面白い映画!」「トラウマになりそう」との口コミが広がったことで劇場では連日満席、チケットは完売続きとなっているという。今年は『この世界の片隅に』をはじめ、SNSでの口コミの力が改めて示されているだけに、お正月休みも盛り上がりを見せそうだ。『ドント・ブリーズ』はTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドント・ブリーズ 2016年12月16日より全国にて公開
2016年12月26日すべて国内産! 「オリジナルチキン」へのこだわりケンタッキーの「オリジナルチキン」は、登録飼育農場で育てた国内産ハーブ鶏を使用し、店舗で手づくりしている伝統のフライドチキンです。1939年以来、創業者である”カーネル・サンダース”から変わることなく受け継がれてきた味です。そんな「オリジナルチキン」には、5つの部位が使われていることを知っていますか? それが”キール、リブ、ウィング、サイ、ドラム”です。そして、部位の特徴がわかるともっと美味しく上手に食べられるんです。リブ(胸肉)はあばら骨の隙間が美味しい!つい敬遠してしまいがちなあばらの骨部分「リブ(胸肉)」。実は”骨と骨の間”に旨味が凝縮されているそう。思い切ってかぶりついて、隅々まで食べるのが美味しくいただくコツです!① ささみの部分を手でほぐして 大きなあばら骨から剥がす② 骨と骨の間の肉を食べる③ あばら骨にかぶりつく胸肉は、脂身が少なくさっぱりとした味わいなので、脂っぽいお肉が苦手な女性にもオススメです。
2016年12月13日ホラー映画の金字塔『死霊のはらわた』(‘13)チームが仕掛ける、全米大ヒットのショッキング・スリラー『ドント・ブリーズ』。このほど、戦慄の予告編映像が解禁となった。親と決別し街を出るため逃走資金が必要だったロッキー(ジェーン・レヴィ)は、恋人のマニーと友人のアレックスと共に、大金を隠し持つとうわさされる盲目の老人宅に強盗に入る。だが、目は見えなくとも超人的な聴覚を持つ老人は、どんな“音”も聴き逃さない。真っ暗闇の家の中で存在に気づかれ、追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く。彼らはここから無傷で“脱出”できるのか――。古い屋敷に住む盲目の老人宅に強盗に入った3人の男女が体験する恐怖と脱出劇を、緊張感たっぷりの映像で描き、『スーサイド・スクワッド』などの大作を抑えて全米で2週連続NO.1に輝いた本作。サム・ライミ監督の名作ホラー『死霊のはらわた』のリメイク作で長編デビューを果たしたフェデ・アルバレス監督がメガホンをとり、ライミは製作に回っている。今回解禁された予告編では、本作のタイトル「Don’t Breathe=息をするな!」の意味が明らかにされている。目は見えないが、聴覚が非常に優れている老人は、どんな“音”も聞き逃さない。そう、誰かが息をする音さえも…。若者たちは大金を奪って簡単に逃げられるはずだったのに、出口を閉ざされ、電気も消された彼らは、形成逆転!暗闇の家の中では盲目の老人の方が圧倒的に強く、彼らはどこまでもどこまでも追いかけられる。生きてここから出るには、息すらもできない?果たして、彼らの運命は!?脱出ゲームのようなスリリングな展開もさることながら、悪霊もゾンビも出ない、スプラッターでもないのに、本国では「20年に1本の恐怖の作品!」と絶賛されるほど。さすが、『死霊のはらわた』のサム・ライミとフェデ・アルバレスのコンビだけある。何より真の恐怖は、悪霊やゾンビよりも恐ろしい、まるで超人のようなおじいちゃんの圧倒的な存在感。演じたのは、『アバター』で超体育会系の軍人を演じていたステファン・ラング。そんな彼だからこそ(?)、その老人が強いのは当たり前。しかも、老人は想像を絶する“異常者”でもあった。さらなる恐怖が待ち受けているという地下室には、いったい何があるのか。思わず震え上がる本作を、まずはこちらから“息を止めて”ご覧あれ。『ドント・ブリーズ』は12月16日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月13日いま、話題の英国俳優トム・ヒドルストンが主演を務め、「ロックの父」といわれた伝説のシンガーを描く『アイ・ソー・ザ・ライト』。このほど、彼が吹き替え一切なしで挑んだという歌唱シーンを含む、待望の予告編映像とポスタービジュアルが解禁となった。本作は、「キング・オブ・カントリー」や「ロックの父」と称されたアメリカのシンガー、ハンク・ウィリアムスの半生を描いた伝記映画。1947年にメジャーデビューし、人々の心をつかむ歌で成功を収め、人気絶頂のまま29歳という若さでこの世を去ったハンク。彼の音楽的成功と、家族との溝、女性関係やアルコールに溺れる姿を、『マイティ・ソー』シリーズや、『アベンジャーズ』の“ロキ様”として世界的にブレイクし、今夏は主演作『ハイ・ライズ』の公開も控える“トムヒ”ことトム・ヒドルストンが熱演してみせる。ちなみに、ハンクが生んだ音楽は、エルヴィス・プレスリー、「ザ・ビートルズ」など偉大なアーティストたちに影響を与え、彼は“ルーツ・オブ・ロック”と呼ばれるほど、時代や国境、ジャンルを超えて、いまなお人々の心に生き続ける伝説的存在となっている。解禁となった予告編では、エリザベス・オルセン演じる妻のオードリーと幸せな時間を過ごしながらも、自身もシンガーとして成功したいと願う彼女の想いに翻弄されるひとりの男ハンク・ウィリアムスの姿が見える。その葛藤や、第二次世界大戦後の暗い時代を生きる人々の悲しみを自ら背負い、歌い上げることで、“希望”を与え続けた伝説のシンガーとしての決意が切なく描かれていく。さらに、音楽プロデューサーの指導のもと、5週間の猛特訓を経て、劇中のハンクの曲すべてを吹き替えなしで歌い切ったというヒドルストンの歌唱力の高さも明らかに!自ら栄光をつかみながら人々に光を差し続けたハンクを、ただ演じるだけではなく、魂が宿るかのように歌い切ったヒドルストンの“奇跡の歌声”に、心が震えずにはいられない予告編となっている。『アイ・ソー・ザ・ライト』は10月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月19日フォーエバー21(FOREVER21)が、ビジョン ストリート ウェアとコラボレーション。全国のフォーエバー21ストアとオンラインショップで取り扱われる。ビジョン ストリート ウェアは、音楽とスケートボードカルチャーを掛け合わせた南カリフォルニア発ストリートファッションブランド。「ビジョン ストリート ウェアコレクション」では、90年代に流行したトレンドを2ブランド独自の形で再提案する。キャップ、アンダーウェア、Tシャツ、パーカーなど、メンズとレディース合わせて全17種類のアイテムがラインナップ。ブラック、レッド、グレーを基調とした落ち着いた配色のアイテムにはビジョン ストリート ウェアのブランドロゴが施されている。【商品詳細】ビジョン ストリート ウェアコレクション発売日:2016年6月22日(水)取り扱い:フォーエバー21ストア、オンラインストア
2016年06月26日デジタルアーツは4月6日、情報漏洩防止と内部統制を推進する企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER」において、ファイア・アイ(FireEye)のWebセキュリティ NX/CMシリーズとの連携オプションにフィルタリングのデータベース登録における新方式を採用し、6月末より提供開始することを発表した。FireEyeのNX/CMシリーズは、単機能型や次世代型のファイアウォール(NGFW:New Generation Firewall)、IPS、アンチウイルス、Webゲートウェイでは検知できず、すり抜けてしまうWebベースの攻撃を防御するための脅威対策プラットフォーム(TPP)で、ゼロデイ攻撃や複数のプロトコルを使用したC&Cサーバ(コマンド&コントロールサーバ:マルウェアに感染した後、攻撃者の指揮のもと、他のコンピューターへの指揮・制御の役割を担うサーバ)へのコールバック通信をリアルタイムで検知し、通信をブロックするというもの。今回、データベース登録における連携方式を「i-FILTER」がFireEyeのアラートを定期的に収集するurllist方式から、新たにFireEyeが最新のアラートを自動的に提供するNotification方式に切り替えることにした。これにより、タイムラグのない脅威情報を「i-FILTER」の利用者に提供することでき、即時的な通信のブロックの実現と、Web上の複合型の高度な脅威による自社の機密情報の漏洩を阻止することが可能となるという。また、4月5日に発売した最新の「FireEye NX Essentials」にも対応する予定となっている。
2016年04月06日システム・テクノロジー・アイは3月29日、マイクロソフトが提供するクラウド版グループウェア・サービス「Office 365」とシステム・テクノロジー・アイの学習管理システム「iStudy Enterprise Server」をクラウドにより連携させるサービスを2016年5月より順次提供すると発表した。。「iStudy Enterprise Server」は集合研修管理やeラーニングの実践、学習結果管理、受講案内など、人材育成に必要な機能をすべてパッケージ化されている。大規模ユーザーへの対応として複雑な組織管理ができることに加え、システム・テクノロジー・アイが持つ200以上の学習コンテンツを利用することが可能。独自のコンテンツを作成することもでき、柔軟な社内教育や研修環境の実現に貢献するという。連携の第1弾となるサービスとして、Excel Online上で学習コース情報の「iStudy Enterprise Server」への一括登録を可能とするモジュールをOffice ストアにて提供する。Office 365ユーザーは同モジュールを無償で利用することができ、教育計画を設計後に個別入力するといった煩雑な作業の軽減を見込める。今後は、マイクロソフトのクラウド型認証基盤 「Azure Active Directory」を利用した、「Office 365」から「iStudy Enterprise Server」へのシングルサインオンによる研修の受講、テストの開催などの予約情報の「Outlook Online」スケジュールへの登録といった連係機能を順次開発していくという。また、「iStudy Enterprise Server」のインフラを、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」へ移行する計画。
2016年03月29日日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイは28日、両社の製品を用いてセキュアな企業内教育をサポートする両社サービスの共同販売を開始することを発表した。業務効率化や働き方の多様化など、自宅や出張・外出先と働く場所を選ばないワークスタイル変革に取り組む企業が増えている。かたや、IT環境の変化や新事業への取り組みなど、企業内での教育環境の重要性も、従来以上に増している。そんな中、企業が社員に対してどこからでも充実した研修を実施できるように日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイが提携し、互いのメリットを活かせる共同販売を4月1日から開始する。日本ユニシスが提供する「SASTIKサービス」はUSBメモリ型認証キーを挿すだけでセキュアな認証と通信を確保してクラウド環境への接続を実現する。認証には、格納されたデバイスID + 鍵情報(アカウントID、パスワード)による二要素認証、通信にはSSLやリバースプロキシを使ったアクセスを用いる。SASTIKキーを抜くと自動的にローカルPCのキャッシュを削除、特定グループに登録したWebのみに利用を制限できるなど、手軽にセキュアなクラウドへのアクセス環境を構築する。システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」は、独自のe-ラーニングコンテンツも作成できる総合学習管理システムでスキル診断、管理から学習までトータルに企業内教育をサポートできるシステム。オプションでのIT系資格取得コンテンツを200以上揃えるなど大規模な企業での導入事例も数多く、同社Webサイトに掲載してある。今回の共同販売により、日本ユニシスの「SASTIKサービス」から、システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」へと接続する環境を提供。自社のサービスやノウハウを含む機密事項が含まれた場合であっても、充分にセキュアな社外環境での企業内研修が可能になる。
2016年03月28日ファイア・アイは2月1日、ネットバンキングを狙ったマルウェア「URLZone」が日本国内で増えていることを受けて注意喚起を行った。URLZone(別名「Shiotob/Bebloh」)は、ネットバンキングのユーザーを標的としたトロイの木馬で、2009年に初めて発見された。URLZoneが端末に感染すると、金融機関の情報を含む構成ファイルをダウンロードし、Webインジェクションによって、ユーザーの銀行の認証情報を窃取する。攻撃方法には特徴があり、攻撃者は一定の期間、特定の地域を標的としている。また、メールは対象地域の言語で書かれており、アカウント・ドメインもその地域に属したものが使われる。最近は日本のネットバンキングユーザーを標的にしたものが多く、同社の調査では、2015年12月16日、21日に大量のスパムメールが送信されている。メールの内容には複数のパターンがあり、件名は英語と日本語、本文は短い日本語で記述されているものがあった。メールの多くは、日本国内の無償のWebメール・アカウントを送信元としており、ドメインはsoftbank.jpとyahoo.co.jpが大半を占めた。メールには、ZIPファイルが添付されてり、その中にはURLZoneのバイナリを格納していた。バイナリはDOCやJPGを偽装しており、二重拡張子が使用されていた。マルウェアは、プロセスホローイング(正規のプロセスをマルウェア自身に置き換える手法)によって、自身が実行されていることを隠蔽する。コマンドライン・パラメータとして「_section」を追加することで、explorer.exeまたはiexplorer.exeを装うプロセスが、マルウェア本体の子プロセスとして生成される。このプロセスは、一時停止の状態で起動され、エントリポイントに悪意のあるコードが書き込まれる。必要なコードが書き込まれると、一時停止中のプロセスを再開して、悪意あるペイロードを実行する。続いて、偽装したプロセスが64ビットの場合や、ウィンドウがある場合(iexplore.exeを偽装している場合)、このプロセス内で、悪意あるルーチンを実行する。別のパターンは、システム上で実行中の正規のexplorer.exeに自らをインジェクトし、悪意あるルーチンを実行する。マルウェアは端末に感染した後に「コンピュータ名」「OSのメジャー/マイナー・バージョンと、インストール日」「偽装しているプロセスの名前、バージョン、タイムスタンプ」「IPアドレス」「キーボード構成」を取得する。また、Windows Address Book(WAB)内に保存されているメールアドレスを窃取する。その際、まずレジストリ内のwab32.dllとWABファイル名の両方を検索し、次にライブラリを使用してWABファイルを解析し、ランダムに生成されるレジストリキーとレジストリ値、/SOFTWARE//内に情報を保存する。さらに、一般的に使用されているネットワーク接続用プログラムに悪意あるコードをインジェクトさせて、WebやFTPの情報を窃取する。プログラム上で特定の悪意あるルーチンをインジェクトし、ネットワーク・トラフィックの送受信で使用される特定のライブラリをフックする。Internet ExplorerやFirefox、SmartFTPなどのアプリケーションの存在を常に確認し、プロセス名に応じて、特定のフック関数をインジェクトする。FTP/電子メール・アプリケーション(WinSockのフックを実施)の場合、ws2_32.dllから「ws2_32_send」「ws2_32_connect」「ws2_32_close」と3つのAPIをフックする。具体的には、ws2_32_connectに渡されるパラメータに対して、「FTP」と「MAIL」の文字を確認して、FTP/MAILトランザクションを監視する。FTP/MAILサーバのアドレスと接続ハンドルは、このフックによって窃取される。ws2_32_sendフックは、ユーザーの認証情報を窃取するため、「USER」と「PASS」の文字列を確認して、認証リクエストをキャプチャする。WinInetを使用するWebアプリケーションの場合、付録で示されたAPIをフックし、HTTP/Sセッションを監視する。フックによって、マルウェアの構成ファイルで指定された文字列を探す。そして、これらの文字列から金融機関の情報が見つかった場合は、マルウェアは情報をC2サーバに送信する。ドメイン生成アルゴリズム(DGA)が使用されており、最初のシードとなるC2のURLにはマルウェア本体内に暗号文字列としてハードコードされている。ハードコードされたURLと通信が確立しない場合、マルウェアはDGAを使用して適切なURLを見つける。まずgoogle.comに接続してインターネットに接続し、次にSSLv3ハンドシェイクを通じて生成されたURLが証明書に対応しているかを確認する。これは有効なURLが見つかるまで継続して行われる。DGAは、前回使用したURLをシードとして、別のドメイン名を生成する。持続性を保持するために、レジストリ構成を消去する方法がログオフ、再起動、シャットダウンの時に限られる。その際、「WM_QUERYENDSESSION」のウィンドウメッセージを監視するウィンドウプロシージャが用いられる。レジストリの消去は、次のような方法で行われる。まず所定の文字列リストからランダムに生成されたファイル名を使用し、%ProgramFiles%(Windows XPの場合)、%AppData%(Windows Vistaの場合)にコピーを作成する(以下%dropfilepath%)。次にウィンドウメッセージの監視用にウィンドウプロシージャを登録し、最後にウィンドウプロシージャがシステムに送られるウィンドウメッセージを確認し、悪意のあるルーチンを実行するため、WM_QUERYENDSESSIONのウィンドウメッセージを待機する。また、ランダムなファイル名の生成が行われており、ユニークなアルゴリズムを使用していることもわかった。多くのトロイの木馬は、ドロップされたファイル名に、でたらめな文字列を使うが、URLZoneの場合、ドロップされたファイルの名前の生成には、文字列の配列が使われている。ランダム文字列の生成アルゴリズムにエントロピーを付加するため、RDTSC命令と他の算術演算を組み合わせてランダムバイトを生成するサブルーチンを用意している。URLZoneの攻撃を検知するため、setupapi.dllから事前に計算した文字列のハッシュにより、SetupDi APIを解決する、これらのAPIを使用することで、デバイスの情報を取り出す、取得したデバイス名に「vm」の文字列が含まれているかを確認するといった方法がある。
2016年02月02日ファイア・アイは12月21日、2016年のセキュリティ予測を発表した。記者説明会にはファイア・アイ 執行役副社長の岩間 優仁氏が登壇し、詳細な説明を行った。予測の多くはここのところ、盛んに言われている「経営と情報セキュリティ」に関するもの。会社が保有する個人情報や重要情報が漏えいし、それが報道されることで会社の信用が低下し、回復するための費用も大きくかかってしまう。つまり、インシデントが発生することによってバランスシートに影響を与えかねないという。このため、情報セキュリティはIT部門だけが関わるものではなく、「CISO(Chief Information Security Officer:最高情報責任者)を通じて経営課題として検討しなければならない」という経営リスクになりつつある。一方で、CISOやIT部門がただ存在するだけでなく、彼らの説明能力やIT部門が「どれほどの事態になったら、経営層に対してどのようにわかりやすく情報を説明するか」といったことを事前に検討する必要があるとしている。また、セキュリティ関連の人材不足から、自社で人員を抱える事ができず、必然的に専門家に頼ることになるため、Security as a Serviceのニーズが高まるという。特に日本ではセキュリティ人材の不足が取り沙汰されており、2020年の一大イベントも控えているため、大きな問題になるとのことだ。当初に指摘したインシデント関連の問題としては、「サイバー保険」がある。この保険に加入することで、インシデント発生時の追加負担を抑えられるようになる。単に復旧費用だけでなく、顧客や広報対策費用や裁判のための証拠集めの費用などがかさむため、保険の認知度は上がりつつあるという。さらに、最近多いM&Aとセキュリティ侵害にも話は及んだ。M&Aは相手が抱える知財を取得する手段として有効だが、重要知財が流出していれば価値が落ちる。このため、買収前に対象会社のセキュリティ状況を確認する必要性を説いていた。○攻撃手法が"移り変わり"?具体的な攻撃の話では"パターン"が変わりつつあるという。比較的セキュリティレベルが高いとされるiOS/OS Xデバイスも、シェアが高まってきたことや、「(重要情報を持っている)エグゼクティブが使っている」ことで攻撃の対象になりつつある。さらに、IoT機器の普及が進みつつある現状だが、現在のIoT機器は"非統一な開発下"にあることから、セキュリティ上の危険性があるという。一方で、セキュリティが担保された統一環境を用意する動きもあることから、「杞憂に終わるかもしれない」という観測も示している。また、「クラウド時代」というキーワードを引き合いに出し、攻撃グループが1カ所に集まって攻撃用機材を用意していた過去とは異なり、ソーシャルメディアを使ってチームを地理的に分散し、攻撃機材も盗んだVM管理キーを悪用してパブリッククラウドサービスを使う可能性もあると指摘していた。
2015年12月22日アイ・ラーニングは12月16日、米Pluralsightと戦略的業務提携を開始したことを発表した。アイ・ラーニングでは、企業のIT研修から人財開発研修まで幅広い研修サービスを提供しており、テクノロジーの進歩に合わせてペーパーレス、バーチャルクラス、サテライトクラス、e-ラーニング、モバイルラーニングなど、新しい研修スタイルの創出に取り組み、「自ら学び・考え・行動する人財」の育成をモットーに、専門教育を誰もがどこからでも受けられることを目指している。新たに業務提携を開始するPluralsightは、IT、デザイン、ゲーム、3D CAD、ビジネスなど幅広い分野の4,500以上のコースを150カ国以上、200万人を超えるユーザーに向けて提供している。Pluralsightが提供する「Pluralsight」は、すべてのコースを英語で受講できる定額制オンライントレーニングサイト。すべてのコースは、各分野の専門的な技能・知識を持ったエキスパートにより作成され、受講者はスキルレベルに合わせて自分のペースでどこからでも好きな時に学習ができる。本提携により、Pluralsightが展開している4,500以上のオンラインコースとアイ・ラーニングのクラス・ルーム研修を組み合わせて、日本企業向けのトレーニングコースを提供する。また、先端技術やトレンドに基づき、最新のコースを追加していく予定。
2015年12月16日ファイア・アイは12月11日、OS起動前に実行されるマルウェアを使用してカード決済情報を狙う攻撃を確認したと発表した。攻撃は、「ブートキット(bootkit)」と呼ばれる特殊な手法を使用しており、下位レベルのシステムコンポーネントにマルウェアを感染させるというもの。端末によるマルウェアの特定・検出は非常に困難であり、万が一端末が感染した場合、OSの再インストールを実施してもマルウェアを削除できないという。同社は、「システム管理者がブートキットで感染したシステムの完全な物理的消去を実行してから、OSを再ロードする必要がある」と説明している。攻撃は「FIN1」と呼ばれるグループによって行われている。このグループは、悪意あるファイルやユーティリティを多数展開しており、「Nemesis(ネメシス)」と呼ばれるマルウェア・エコシステムの構成要素となっている。マルウェアが端末に侵入すると、まずシステムチェックを実施する。BOOTRASHインストーラのコピーがシステム上で実行されていないか、マルウェアの必須コンポーネントであるMicrosoft NET 3.5フレームワークがシステムにインストールされているかをチェックする。インストーラがすでに実行中の場合や、.NETフレームワークがインストールされていない場合、マルウェアは停止するという。システムチェック後に問題がないようなら、BOOTRASHは独自のカスタム仮想ファイルシステム(VFS)を作成して、Nemesisエコシステムのコンポーネントを保存する。マルウェアはファイルシステムの位置を特定し、ファイル構造に見合うだけの十分な領域がシステムに存在するかを確認する。インストールに必要な領域スペースを特定するため、マルウェアはWindows Management Instrumentation(WMI)を使用して、システムの起動ディスクとパーティションに問い合わせる。その後、32ビットまたは64ビットのコンポーネントの合計サイズを計算し、システムのパーティション間の空き領域の中に、カスタムファイルシステム用の十分な領域があることを確認する。ここからブートセクタのハイジャックを実施する。インストーラは、まず正規のブートセクタをメモリに読み込み、パーティションの開始から0xEのセクタにVBRコードの符号化されたバックアップコピーを保存する。続いてマルウェアは、その後のインテグリティ・チェックのために、正規のブートセクタに2つのアルゴリズムを適用する。正規のブートセクタが保存されると、マルウェアは組み込みリソースの1つから新たなブートストラップ・コードを解読し、既存のブートストラップ・コードを上書きすることで、感染システムの起動プロセスを効果的にハイジャックする。今度はNemesisコンポーネントのインストールする。ブートキットの作成とインストールを担当する3つのコンポーネント(vbr.bin、vbs.bin、bootldr.sys)の保存に際して、インストーラは仮想ファイルシステムを使用する。それ以外のコンポーネントについては、仮想ファイルシステム内に保存される場合と、HKCU.Default\Identitiesレジストリキー内のバイナリデータとして保存される場合がある。これらのコンポーネントは、ファイル転送、画面キャプチャ、キーロガー、プロセス・インジェクション、プロセス操作、タスク・スケジューリングなどを担当している。感染した端末を起動すると、システムのMBRによって悪意あるBOOTRASHブートストラップ・コードによって上書きされている起動パーティションのVBRのロードが試みられる。このコードは、カスタム仮想ファイルシステムから、Nemesisブートキット・コンポーネントをロードする。ブートキットは次に、インストール・プロセス中にディスクに保存された、正規のブートセクタにコントロールを渡す。この段階から、起動プロセスはOSのソフトウェアのロードと実行を継続する。ブートキットは、いくつかのシステム割り込みを傍受することで、起動プロセス中のNemesisの主要コンポーネントのインジェクションを手助けする。ブートキットは、さまざまなシステムサービスを担当するBIOS割り込みをハイジャックし、関連する割り込みベクターテーブルのエントリーにパッチを適用することで、OSローダーがコントロールを得た後のメモリのクエリを傍受できるようになる。ブートキットはその後、正規のVBRにコントロールを渡し、起動プロセスの継続を許可し、OSのロード中にも、ブートキットは割り込みの傍受を行い、リアルモードからプロテクト・モードへとCPUを移す固有の命令を探して、OSのローダメモリをスキャンする。これにより、CPUがリアルモードからプロテクト・モードへと変わるその都度、ブートキットは記述子テーブルにパッチを適用できる。このパッチには、修正版割り込みハンドラーが含まれており、特定アドレスが実行されるたびにブートキットにコントロールをリダイレクトする。この結果、ブートキットは、OSのローダー実行の特定ポイントを検出・傍受して、通常のカーネルのロードの一環としてNemesisコンポーネントをインジェクトできる。
2015年12月14日ファイア・アイは11月12日、次世代MVXアーキテクチャと、セキュリティ情報提供ツール「FireEye Threat Intelligence Engine」「Forward Deployed Analyst」の2サービスを発表した。ファイア・アイのMVXアーキテクチャは、サンドボックス型の仮想環境を採用するセキュリティ対策ソリューション。サンドボックスは、外部から侵入した未知の脅威を保護された仮想環境の中で動作させ、その脅威の挙動を解析し、解析から得られた情報を基に的確な駆除を行う。次世代MVXアーキテクチャでは、侵入した脅威への対応にかかる時間を短縮し、検出精度向上を図った。ファイア・アイによると、従来品と比べ、セキュリティ侵害から保護にかかる時間が3分の1に短縮した一方で、脅威が最も弱い初期段階で検出する能力が従来より5倍に向上したという。また、フロントライン・インテリジェンスの自動化機能も搭載した。インテリジェンスドリブンの検出フレームワークは、同社の「FireEye Threat Intelligence(DTI)」機能と連携して、新たな検出モジュールの早期リリース・調整が可能になった。ほかに、新種マルウェアへの対応も強化しており、多数のセンサーからなる同社ネットワークの能力や、インシデント・レスポンスから得られたインテリジェンス、ファイア・アイの脅威研究と、機械学習やビッグデータの分析機能などを活用して対処する。顧客は脅威アクターのツール、手法、手順(TTP:Tools, Techniques and Procedures)の変化に迅速・正確に対応できる。これ以外にもMVXエンジン・アーキテクチャは、社内のネットワーク環境で利用しているAndroid/iOSデバイスの感染によるコールバックの検出と防御も可能となっている。ファイア・アイは同時に、セキュリティ情報提供ツール「FireEye Threat Intelligence Engine」も発表している。これは、脅威情報を検知・処理・分析したセキュリティデータを顧客に提供するもので、今後の同社の脅威対策製品・サービスの基盤になるという。これにより、導入企業は脅威情報が管理・利用しやすくなる。このFireEye Threat Intelligence Engineの提供に合わせて、「Forward Deployed Analyst」という、同社のアナリスト経由で情報提供を受ける個別対応型のサービスもスタートする。アナリストはサイバー脅威をコンテキスト化し、ソースデータをファイア・アイの脅威情報と相互に関連付け、戦術・運用・戦略に関する知見を顧客に提供する。
2015年11月13日ITホールディングスグループのアイ・ユー・ケイは10月19日、バックアップ自動化ソリューション「IUKSYNC(アイ・ユー・ケイシンク)」バージョン1を10月20日より販売開始すると発表した。価格はオープン。同ソリューションは、「設定した時間」や「ファイル更新時」などの運用に合わせたタイミングで、対象のフォルダの状況を自動で検知してバックアップ先に送信する。送受信モジュールと管理モジュールだけでファイルの送受信が行えるなど、簡素化されたシステム構成により顧客の課題を解決し、ファイルのバックアップ運用に関するワークロードを軽減。また、バックアップソフトウェアの二重投資や運用の複雑性を排除して使用ネットワーク環境を有効活用するため、動的・静的帯域制御にはプロトコル「Skeed Silverbullet Protocol」を高速ファイル転送テクノロジーとして採用している。同ソリューションはWindowsとLinuサーバ環境で利用でき、使用可能帯域の上限により100Mbps、1Gbpsの2種類から選択可能だ。さらに、新ソリューションブランド「INeS :IUK New era-Solution」としてインフラソリューションとサービスの組み合わせにより、現場に近いソリューションを提供していく。2015年度は10社、来年度以降は年間50社への提供を目指す。
2015年10月20日今冬にリリース予定となっているiOS/Android向けゲームアプリ『I -アイ-』を、『ニブンノワン! 王子』の中村世子氏が「花とゆめ」でコミカライズすることが決定した。スマートフォン用ゲームとコミカライズ企画が同時期に連動するのは業界初の試みという。iOS/Android向けアプリ『I -アイ-』は、"個性豊かなキャラクターと共に島でスローライフを送りながら、隠された謎を解き明かす…"という、KEYROUTE開発のミステリーゲームで、主題歌は、映画『ゲド戦記』や『コクリコ坂』の主題歌などで知られる歌手・手嶌葵が、このゲームのために書き下ろした「輝きの庭~ I’m not alone~」となっている。一方、中村世子氏によるコミカライズは、『I -アイ- はこにわぐらし』として12月5日発売の「花とゆめ1号」より連載スタート予定。本企画の詳細は、10月20日発売「花とゆめ22号」や『I -アイ-』公式サイトなどをチェックしてほしい。(C) KEYROUTE CO.,LTD(C) KEYROUTE CO.,LTD /中村世子・白泉社
2015年10月15日MediBangは、カジ・コーポレーションが運営する複合カフェ「アイ・カフェ グループ」41店舗のPC1,000台に、同社の無料イラスト・マンガ制作ソフト「MediBang Paint Pro(メディバンペイント プロ)」が搭載されると発表した。導入開始は9月15日から。このたび「MediBang Paint Pro」を「アイ・カフェ」グループへ提供した狙いとして、同社は「インターネットカフェに同ソフトが導入されることで、パソコンを持っていない若い世代がデジタルでイラスト・マンガが描くことができる」、「家では作品を集中して描けない人でも、外出先で創作活動ができるため、より効率的に創作活動を進めることができる」といった理由を挙げている。また、同ソフトと併せて使用する想定の上、同日よりワコムのペンタブレットが店舗に設置される。なお、「MediBang Paint」では、今後ユーザーが制作したブラシやトーンの素材を、無料で共有できるサービスを実装予定ということだ。
2015年09月15日博報堂アイ・スタジオは9月8日、ネット動画マーケティングソリューション「再生商店」と、livepassが提供するパーソナライズド動画制作サービス「livepass Catch」が連携し、動画を活用して顧客一人ひとりのコンバージョンを最大化する「One to One 動画マーケティングソリューション」として新たにサービスの提供を開始した。同サービスは、顧客一人ひとりに最適化されたネット動画を配信することで、コンバージョンの最大化を目指すもの。ネット動画とCRMデータなどのパーソナルデータを組み合わせることで、個人のステータスにあった動画を生成する。また、マルチプラットフォームへの対応も可能なOne to One 動画マーケティングソリューションとして、戦略立案・KPI設計からコンテンツの企画制作、効果測定、改善提案までをワンストップで提供する。活用例としては、航空会社が飛行機のフライト予約状況を知らせる音声付き動画を予約者一人ひとりに配信し、ビジネスクラスへのアップグレードや提携クレジットカードの利用を勧めるなどが考えられるという。
2015年09月09日セブン&アイ・ホールディングスとNECは8月6日、全国45店舗の「イトーヨーカドー」「Ario」「そごう」「西武」に合計3380台の電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHV)用充電器を設置し、有料充電サービスを提供すると発表した。「イトーヨーカドー」「Ario」「そごう」「西武」の駐車場には、NEC製EV/PHV用壁掛け型普通充電器のほか、複数の充電器の利用者認証や課金管理、監視・制御などを一元的に行う壁掛け型充電コントローラが設置される。NECはセブン&アイ・ホールディングスから充電インフラを借用し、EV/PHV利用者に有料充電サービスを提供する。同サービスは、国内自動車メーカー4社が設立した日本充電サービスが発行する充電カードやセブン&アイ・ホールディングスの電子マネー「nanaco」を用いた決済に対応する予定。同サービスは2015年11月以降、充電器を設置完了した店舗から順次提供開始を予定している。
2015年08月06日ファイア・アイは8月6日、市区町村向けマイナンバーの情報流出を防止する標的型攻撃対策製品として、「市区町村向けマイナンバーパッケージ」を提供すると発表した。このパッケージはキャンペーンで、通常よりも安い価格で提供される。キャンペーンは2015年10月1日より開始し、2016年6月30日の(受注分)まで実施する。同社の「市区町村向けマイナンバーパッケージ」は、「インターネット出入口対策パッケージ」と「LGWAN対策パッケージ」の2種類が提供される。インターネット出入口対策パッケージはNXシリーズ、EXシリーズ、CMシリーズで構成され、インターネットからの標的型攻撃を防御するための出入口対策として、Webおよびメールを経由した庁内ネットワークへの悪意あるトラヒックを監視する。 参考標準価格(税別)は480万円~。LGWAN対策パッケージはNXシリーズで構成され、ネットワークがインターネットから切り離されている環境においてもWeb経由のマルウェアの脅威から基幹系システムを防御する。参考標準価格(税別)は180万円~。
2015年08月06日ファイア・アイとPFUは5月12日、エンタープライズ向け次世代サイバー攻撃対策で協業すると発表した。FireEyeでは、入り口・出口対策ソリューションを提供しており、FireEye NXシリーズがマルウェアを検知してアラートを出す。一方で、PFUのiNetSecがそのアラートに基づいて、感染端末からの通信を遮断することで、内部ネットワークにおける感染拡大の防止を行う。PFUはかねてより社内ネットワークのセキュリティ強化ソリューションを提供。北米でもセキュリティアワードを獲得するなど、日本発の数少ないセキュリティベンダーとしても展開している。両社の協業は、日本だけでなく、北米やその他地域においても、5月末より製品の展開を行う。なお、13日から15日に東京・有明の東京ビッグサイトで行われるJapan IT Weekの情報セキュリティExpo(春)でソリューションの参考展示を行う予定。
2015年05月12日牧野フライス製作所(マキノ)は4月8日、リブ形状の荒加工時間を65%短縮する形彫り放電加工機向け電源「ES100A」を開発したと発表した。同電源は、主電源と副電源を設け、放電のタイミングを新開発のNC制御装置「Hyper i」で同期することにより、理想的な放電波形を生成し、結果として最大65%の荒加工時間短縮に成功したという。同社では、スマートフォンや補聴器、車載カメラといった磨きが不可能な狭小リブの離型性に効果を発揮すると説明している。また、次世代型となった「Hyper i」はフルHDを採用したワイド21.5型カラーLCDを搭載し、マルチタッチに対応したタッチパネルならびにスクリーンキーボードにて操作が可能(ABC配列/NC配列切り替え可能)。スクリーンはメインがプログラム/段取り/運転の3画面、補助が準備/記録/保守/オプションの4画面が用意されているほか、プログラム記憶容量(NCプログラム専用域)は10GB(1回の加工の最大プログラムサイズは40MB)、登録プログラム個数9999個となっている。さらに、今回の電源の開発に伴い、同社の形彫り放電加工機「EDAFシリーズ」ならびに「EDNCシリーズ」の外観も一新されたという。なお、同電源を搭載した加工機について同社は2015年4月15日より営業の開始、ならびに同9月からの出荷開始を予定している。また、販売価格は全機種において従来価格を据え置くとしている。
2015年04月09日博報堂アイ・スタジオは2月26日、昨年末から実施していた「チャリティー年賀状 学生デザインコンテスト 2015」の受賞者を対象に表彰式を行った。この「チャリティー年賀状」は、全国の学生が作った年賀状デザインを商品化し、東北の被災校の児童を支援することを目的に博報堂アイ・スタジオが、同社のCSR活動として一般社団法人ウェブベルマーク協会の協力を得て実施したもの。2015年度の募集作品テーマは「メッセージや写真で近況を伝えられ、受取った方を元気にする年賀状のデザイン」。30校461作品(前年度の224%増)の応募作の中から106点を商品化し、サイト上で販売した。はがきへの印刷は1枚あたり78円、基本料金などはかからない。また、1枚利用するごとに10円をウェブベルマークへ支援金として寄附。岩手、宮城、福島の震災被害を受けた小中学校の設備、備品、教材の購入に充てられる。今回の売上枚数は11万642枚(前年度の172%増)。110万6,420円が一般財団法人ウェブベルマーク協会へ寄付された。博報堂アイ・スタジオ社長、平林誠一氏は「本年度は枚数、募金金額、デザインの質ともに大きな成果が出たと思う。年賀状は人と人との思いをつながるツール。日本が元気を取り戻し、復興するまで活動を継続しつづけることが大切だ。来年度以降も地道ではあるが被災地の、そして子供たちの生の情報も合わせて発信し続けていきたい」とコメント。続けて、「近年はPCだけではなく、スマホを使った年賀コミュニケーションも大きな広がりになっている。そんななかで若いデザイナー達が、年賀状という古来からのツールをさまざまアプローチから使用することにより、デザインの力で被災地との絆を深めていけるというのは大変意義のあることだと思う。この受賞経験をこの後の活躍に大いに役立ててほしい」と語った。○受賞作品紹介同コンテストにおいて、「大賞」を獲得したのは、松江総合ビジネスカレッジの向井ちひろさん。総販売枚数は2万4,266枚。雲を羊になぞらえて作った作品となっている。向井さんは「今回、大賞に選んでいただきとても嬉しい。震災は自分が高校生の時で、絆の大切さについて考えさせられた。こういう形で役に立てて本当によかった」とコメントした。続く、「準大賞」には山形デザイン専門学校の前田夢花さんが選ばれた。二匹の羊が正面で正座をしている作品で、総販売枚数1万524枚だった。前田さんは「素晴らしい賞をいただき感謝している。たくさんの人に自分のデザインが認められ、それが義援金となって東北を支援できるのは嬉しい」と緊張した面持ちで挨拶した。ほか、「日本郵便賞」は穴吹デザインカレッジ 坂元麻美さん、「ゲッティ イメージズ賞」には麻生情報ビジネス専門学校北九州校 末綱麻衣子さん、「CG-ARTS賞」は東京工芸大学 本田葵さんが、それぞれ受賞した。○「チャリティー年賀状」に込められた想い東日本大震災から5年目を迎えたが、震災で校舎に被害を受けた小中学校のうち、約7割がいまだに元の校舎に戻れていないのが東北の現状だ。プレハブ校舎や廃校となった学舎、企業からスペースを間借りして授業を行っているところも依然として多く、復興には長い時間が必要な上、被災校における子どもたちを取り巻く教育環境は復旧にはほど遠い状況ともいえる。現状を伝える情報が日に日に少なくなっている今、「チャリティー年賀状」には記憶を風化させず、一日でも早い復興を願い、被災地の小中学校の現状を伝えていきたいという想いが込められている。ネットショッピングで支援金を寄附できるウェブベルマークを運営する一般社団法人ウェブベルマーク協会の今宿裕昭氏は、「ベルマークは学校で集めるものなので、ベルマークを通じて、すべての学校の現状を把握している。昨年は震災で流されてしまったボールやマット、運動着、楽器、ストーブなどを支援でき、これも皆さんのご支援のおかげだ。災害支援というのは「緊急期(72時間)」、「復旧期(6カ月)」そして「復興期(1~20年)」にわたり行っていくことが大切で、今は「復興期」にあたる。復興というのは「元よりも良くしていこう」という支援であるため、単発ではなく長く継続的な活動が必要だ。そのためウェブベルマークのWebサイトでは、クリックするだけで気軽に3円の支援ができる「1クリック募金」も始めている」と説明する。「支援」と言い切ってしまうと何やら大変なことのように感じるかもしれないが、「チャリティー年賀状」やウェブベルマークなど、このような活動をきっかけに自分が被災地のためにできることを、今こそ考えてみてほしい。撮影:伊藤圭
2015年03月11日